- 1二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 10:13:34
「・・・うまだっち伝説下さい」
今年もこの時期がやって来た。
人気の少ない時間に当たり障りのないお菓子などを買いに来たウマ娘が、おずおずとレジで追加の注文を告げてくる。
「何番ですか?」
聞き返すと慌てたようにウマホを確認しだす。
「二番で・・・」
「少々お待ちくださいね・・・」
購買部のバックルームに物を取りに行く。
ソワソワと落ち着かない様子の彼女を尻目に、見えないように濃い色の袋に標準サイズのものを納めていく。
お菓子と一緒に袋詰めして、商品を渡す。
電子マネーで払った後に足早にそのウマ娘は去っていった。
・・・確かあの子は未勝利を抜けられず、地方に転校するかサポート科に転科するかの瀬戸際に居たはずだ。
華々しいクラシックの陰で未だ踠いているウマ娘の中にいる一人だったが、恐らく諦めがついたのだろう。
あるいは諦めをつけにいくのかもしれない。
毎年のことではあるが、楽しい気分にはならない。
同僚の一人は下衆の勘繰りを楽しんでいる様だが、気がしれない。
学園の購買にあんな物を置いていて、それを売っている自分も人のことは言えないのだけれど。
また別のウマ娘がやってきた、気持ちを切り替えて仕事に励むとしよう。 - 2二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 10:34:39
変にコンビニとかで買わせるよりは安全なのか?
- 3二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 12:31:52
パパラッチとかは居ないだろうが・・・