- 1◆gcl0vH/Ss.25/04/27(日) 20:38:31
- 2二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 20:40:07
モチーフモンゴル?中央アジア?
- 3◆gcl0vH/Ss.25/04/27(日) 20:52:48
キヴォトスの東側には広大な高原が広がっている、中央部は乾燥地帯で、寒暖差が激しく、北は山脈を境界としてdice1d6=2 (2) と接している。
かつてそこには遊牧民達の学園が存在していたとされていて圧倒的な武力を持ち、一時期はキヴォトスの大半を支配していたという。継承戦争等で力は大幅に減少し、最終的には跡形もなくなってしまったが、草原に残された校舎や城塞は確かに彼女達が存在していたということを感じさせる。
1 トリニティ
2 レッドウィンター
3 山海經
4 DU
5 ゲヘナ
6 アビドス
- 4二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 20:56:05
タ タ ー ル の く び き
- 5◆gcl0vH/Ss.25/04/27(日) 21:19:41
今高原はどの学園の領域でも無く、そこには例えばヘルメット団だったり、矯正局やヴァルキューレの牢獄から逃げ出してきた不良だったり、或いはブラックマーケット関連の企業だったり、とにかくそれらが独自の勢力を作り覇権を握るため戦いを繰り広げているらしく、内情は連邦生徒会も把握出来ていないと言う。ちなみにレッドウィンター事務局は過去何回もここへの進出を行おうとしてきたが、その度にクーデターが起き、失敗している…これが今向かっている場所について私が把握している情報だ、私含めて四人とウマやヒツジ、そしてヤギ等の家畜dice1d60=19 (19) 頭だけで向かうのは多少危険な気がするが、きっとなんとかなるだろう…そんな事を考えていると私達を乗せた列車は止まり、家畜達を降ろす作業が始まった。
- 6◆gcl0vH/Ss.25/04/27(日) 21:27:48
- 7◆gcl0vH/Ss.25/04/27(日) 21:35:32
私達は特に何かに巻き込まれること無く、移動を続けていた、そしてdice1d10=10 (10) 時間後、水源があり、素人の私でも絶対にここにすべきだと分かる場所が見つかった為、暫くはここを拠点とする事にした。ゲルを組み立て終わると、私は遊牧生活をこれから始めるんだという実感が湧いてきた
- 8◆gcl0vH/Ss.25/04/27(日) 21:57:01
第一週目 春
早速だがヤギが子を産み、dice1d5=2 (2) 頭増えた。恐らく前々から身籠っていたのだろうが、やけに成長が早い気もする、動物とはそういうものなのだろうか?まぁとにかく早く数を増やしたい物だから助かりはするが少し気になる所ではある。そしてそれに関わることだが子を産んだということは乳を出すようになるという事で、それを加工して見ることにした、幸いチーズ等を作るための酢や道具は持っている。遊牧生活では物資の調達の為に貿易を行う事は重要で、今は私の貯金があるが、それもいつまでも保つ訳では無いから早めに利益を上げれるようになる必要がある。
実のところ他の集団が襲撃してくるか分からない、とずっと気を張って過ごしていたが、今週そういった事に巻き込まれることはなく平和に過ごせた、案外危険な場所という訳でも無いようで皆は安心しているようだ。
- 9二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 21:57:57
このレスは削除されています
- 10二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 21:58:38
このレスは削除されています
- 11二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 01:00:24
あにまんにエアプじゃない遊牧民なんているのか‥?
- 12二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 01:08:28
- 13二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 01:09:51
エアプではあるがモンゴル人ならここにいるぞ
- 14◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 07:15:02
一応今日の4時以降に更新予定です
- 15◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 17:08:03
第二週目 春
同志の中に乳製品だとか、そう言った物に詳しい奴がいて、是非任せてくれと言って来た、話を聞いてみるとどうやら彼女はそれらが盛んな地域に住んでいたとの事でとりあえず私は彼女に任せ、他の作業を行う事にした。そこから何時間が経っただろうか?突如破裂音が草原に響き渡った。それは明らかに銃声で、恐らく今戦闘が近くで起きている筈だ、ここで初めて聞く銃声に私達は少し興奮しながら一人を拠点に残し、3騎で音の鳴る方へと向かった - 16二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 17:08:15
気になる話だ
- 17◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 17:14:23
そこではヘルメット団とオートマタの兵士達が戦闘を繰り広げていた、かなり小規模で今のところ勝負は拮抗しているようだ、恐らく私達が与した方が勝つだろう。
dice1d3=3 (3)
1 ヘルメット団を援護する
2 オートマタ達を援護する
3 見なかったことにし、拠点へ戻る
- 18◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 17:24:31
よくよく考えてみれば練度も低ければ人数も少ない今は、勢力争いに関わるべきでは無い様に思えてきた。私達はそれを見なかったことにし、仲間が待つ拠点へと戻った。それから数分後には銃声は止んでいたが、どちらが勝ったかを私達は知る事は無いだろう。
翌朝チーズが完成したと言うのでそれを少し食べてみた、かなり酸味が強かったがかなり上出来でこれなら売れるだろう。どうやらホロートと言うチーズらしく、これから木型で形を整え、乾燥させるらしい。近くで戦闘が起こりはしたがこの週も何かに巻き込まれることはなく、平和に終わった。 - 19◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 18:12:15
第三週目 春
家畜達はあっと言う間に数が増え、dice1d34=29 (29) (最低24)頭にまで増え、持ってきた食料も底を着きかけて来た為羊を1頭屠殺する事になった。これの方法はここに来る前に学んでいた為、苦しみを与える事も無く、私はそれを済ませた。腹腔に溜まった血を汲み取り、皮剥ぎを終わらせ、解体を行った。最後に残ったのは鍋一杯の内臓と1週間分の食料となる肉で、これを通して私達が何を食べ、どうやって生きているのかと言う事を改めて実感した。
その後はブラッドソーセージを作ったりだとかをしている内にだいぶ時間が発っていたから、食事を取り、1日を終えた。
- 20◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 18:22:12
次の日の昼、とうとう他の集団と接触をした。恐らくヘルメット団系だろうか?彼女達はどうやら弾丸を求めているらしい、一体どうするべきだろうか…?
dice1d3=1 (1)
1 弾薬を譲る
2 拒否する
3 攻撃する
- 21◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 18:32:57
弾薬にはかなり余裕があった為、少し譲ってやる事にした、すると恐らく彼女達のリーダーであろう大柄な生徒が「もし襲撃を受けたり困り事があったりしたらこれを吹くと良い。」と言って角笛を私に渡した、どうやらこれを吹けば彼女達が駆けつけてくれるらしい。土煙を上げながら草原を駆けていく彼女達の背中を見送った後、それを仕舞い、食事を取った後仕事に取り掛かった。
この週も戦闘に巻き込まれることもなく、私達は遊牧生活を順調に送ている。 - 22◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 18:51:12
第4周目 春
この生活を始めてからそろそろ一ヶ月が経とうとしている、私の元いた学校はどうなっているだろうか…?そう、dice1d8=3 (3) は。
そこまで愛着があるわけでもないが、クラスメイト達がどうしているかは気になるものである。
1 ミレニアム
2 トリニティ
3 ゲヘナ
4 山海經
5 レッドウィンター
6 百鬼夜行
7 ワイルドハント
8 オデュッセイア
- 23◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 19:02:09
ゲヘナ学園…常に銃声や爆発音が響き渡っていて、そこで飲食店を営もう物ならすぐに爆破…いや、飲食店じゃ無かったとしても結局温泉開発と称して爆破されるが、とにかく正にそこはゲヘナという名に相応しい場所であった。
私が入学した頃はエデン条約調印式が数カ月後までに迫っていたと記憶している、もっともそれを気にしている一般生徒なんて居なかったが。 - 24◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 21:52:43
そんな風に私が母校へ思いを馳せていると仲間の一人がこちらへ走ってきた、一体何があったのだろうか?
dice1d2=1 (1)
1 5騎程度の集団が向かってきている
2 囚人服を着た生徒が助けを求めて来た
- 25◆gcl0vH/Ss.25/04/28(月) 21:58:49
私達を襲いに来たのか、それともたまたまなのか、とにかく私達は警戒しながらそれに近づいた。するとそれの正体はdice1d3=1 (1) だった
1 都市へ向かう途中の商隊
2 略奪を行いに来た他の遊牧民
3 たまたま通りかかっただけの遊牧民
- 26二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:15:53
銃は何使ってんだろ?
- 27二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 06:58:10
ゲヘナっ子だったのか
- 28◆gcl0vH/Ss.25/04/29(火) 07:46:46
どうやら都市へ向かう途中の商隊らしく、私達は彼女達らに作っていたソーセージやチーズ、そして羊やヤギを1頭ずつ売り、dice6d9999=2942 5061 877 4832 5920 34 (19666) 円を得た。商人達だったから良かったものの、もし仮に誰かが私達を襲いに来たら、その時それを撃退出来るほどの戦力を今持っているのだろうか…?私の使っている銃だってかなり古いdice1d5=4 (4) だし仲間達の物も大体同じような物だろう、それに人数も少ない。と言っても何か具体的な解決策が思い浮かぶ訳もなく、そうこうしている内にこの週は終わった。
1 ボルトアクションライフル
2 ショットガン
3 リボルバー
4 機関銃
5 コンポジットボウ
- 29◆gcl0vH/Ss.25/04/29(火) 07:49:21
(マキシム機関銃という事でお願いします)
- 30二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 17:46:29
保守
- 31二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 18:39:05
タチャンカ!?
- 32◆gcl0vH/Ss.25/04/29(火) 18:44:22
>>30保守感謝ぁ
第5週目 春
私達が今何をするべきかを考える為に、この土地について知っている事を挙げていってみる事にした。
ここはキヴォトスの東側に位置する。
北部の山脈を境とし、レッドウィンターと接している。
様々な勢力がここにおける覇権を握ろうと日々戦闘を繰り広げている。
寒暖差が厳しく、冬が長い。
…こんな所だろうか?他の勢力との関わりを極力避けてきたからこの土地について知っている事がかなり少ない気がする…とりあえずはdice1d3=3 (3) から始めてみよう
1 情報収集
2 他勢力の制圧
3 他の学園の都市を襲撃
- 33◆gcl0vH/Ss.25/04/29(火) 19:25:19
まずは人数不足を解消しようということで他学園等の都市を襲撃し、名声を上げたり、囚人を解放して仲間にする事になった。
他学園の都市と言っても拠点の見張りを1人残すとして3人で攻撃を行わなければならないからその自治区の中でも治安部隊の数が少ない田舎を襲う事になるだろう。
この近くで良さげな場所は確かdice1d4=1 (1) だった筈だ
1 百鬼夜行
2 山海經
3 レッドウィンター
4 DU
- 34◆gcl0vH/Ss.25/04/29(火) 19:56:28
今百鬼夜行は百花繚乱が活動を停止しているらしく、襲撃を行うには丁度いいだろう、私達は馬を走らせ、2〜3時間で目的地へ着いた、まず目に入ったのはヴァルキューレの拠点で、そこの攻略から始める事となった。
仲間が謎の爆発物を建物の中に投げ込み(後から聞くとてつはう?と呼ばれているものらしい)その後粉塵の中へ銃を乱射しながら突入した、どうやら駐屯していたのは2人で最初の爆発で伸びてしまったようだ、彼女達から牢屋の鍵を回収し牢屋の中に居たdice1d4=3 (3) 人を助け出した、その後近くの店には目ぼしいものは無かった為穀物類だけを掻っ攫い、帰路へと着いた。
- 35◆gcl0vH/Ss.25/04/29(火) 20:02:15
今回はかなり楽に成功させることが出来たが、恐らく次は"失敗"する可能性もあるだろう。
この襲撃で私達は3人の仲間と少しの穀類、それからdice1d5=2 (2) 程度の名声を得た。(名声が高いほどdiceの結果に補正が掛かり、襲撃や戦闘に勝利すると上がり、逆に負けたり残虐な行為を行うと下がってしまう)
- 36◆gcl0vH/Ss.25/04/29(火) 21:54:48
週の後半は3人に乗馬だとかを教えていた、それの途中になぜ彼女達があそこに捕まっていたかを聞くとどうやら銀行強盗に失敗して収監されていたらしい、後数時間で釈放の予定だったというが、まぁ大した問題でもないだろう。私達の集団は合計で7人まで増えはしたもののやはりこれだけだとかなり心細い気がする、もっと勢力を拡大していく必要がありそうだ。
- 37二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 07:22:45
保守
- 38二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:48:19
ちょっと有名になったぞ
- 39二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:51:18
定住して封建化しよう(パラド脳)
- 40◆gcl0vH/Ss.25/04/30(水) 17:42:13
第6週目 春
近くの牧草を家畜達が食べ尽くしてしまいそうだからそろそろ移動する事になった、ここで暮らしていて知ったがどうやら家畜によって好む草が違うらしい。その点を踏まえて良い野営地を探すとなると、かなり時間が掛かるだろう…それに移動中に他の勢力の襲撃を受ければひとたまりもない。急いで移動の準備を済ませ、私達は昼前には移動を開始した。
dice1d10=1 (1) 移動に掛かった時間
- 41◆gcl0vH/Ss.25/04/30(水) 18:07:08
幸いな事に1時間程度で最適な場所を見つけることが出来た、他勢力との戦闘も起きなかったし、かなりツイている。ゲルや柵を組み終えた頃にはすっかり空は赤く染まっていたので、私達は食事を取ることにした。その途中新入りの一人が「ていうか思ったんだけどちょっと家畜とか少ないんじゃないの?」と言い出した、よくよく考えてみればそうである、最初から数は増え50頭近くにはなった物のこれでもかなり少ない方だ、私が「確かにかなり少ない、遊牧民同士の交易にも使われる事もあるし数を増やすべきだろう…ただどう増やすかが問題なんだ。」と答えると彼女達は「ならどこから盗んでくれば良いじゃん、何なら私がやって来ようか?」と。…なるほど、収監されていただけのことはある。ただそれ以外の案があるわけでも無いから近くに他の遊牧民の拠点があるかを確認して、その日の夜に盗みに行くことになった
- 42◆gcl0vH/Ss.25/04/30(水) 18:47:57
近くにはdice1d4=4 (4) つの勢力が拠点を構えており、一番近い所から盗み出す事になった。
dice1d3=3 (3)
1 成功、dice1d1000=604 (604) 匹の家畜を盗み出した
2 失敗 だが追っ手は来ず、私達の仕業とはバレていない
3 失敗 カンカンに怒ったオートマタ達が私達の拠点へ!
- 43◆gcl0vH/Ss.25/04/30(水) 18:53:41
一番恐れていた事が起きてしまった!彼女は失敗し、敵を拠点へと連れてきたのだ…敵はdice1d15=12 (12) (最低7)人程度だろうか…?
- 44◆gcl0vH/Ss.25/04/30(水) 19:11:05
dice1d100=85 (85) (65以上で勝利)
- 45◆gcl0vH/Ss.25/04/30(水) 19:31:55
私達はこちらへ突撃してきた敵を3人で迎え撃った、私は射撃を行うがやはり敵の馬は弾丸が当たったのをもろともせず突進してくる、ここで私たちは撤退を開始した、ここまでは作戦通りだ。私が冷却水を入れ替えている途中に距離はかなり縮まり、射程距離に入ったのか敵も銃撃を行う。殆どは土埃を上げるだけだったが何発か私と馬に当たった、馬の方は大丈夫な様だが私はかなりきつい、危うく銃を落としかけたが何とか体勢を立て直せた。仲間の方はと言うと、何回か被弾はしたものの戦闘には支障はない。私達は十二人からの銃撃を受けつつ、たまに後方へ射撃を行いながら"目的地"へと向かった。
- 46◆gcl0vH/Ss.25/04/30(水) 20:18:57
そこへ着くと、私達は踵を返し敵へ突撃を行う、敵は呆気にとられていたが銃撃を再開する、そろそろだろうか、なんて事を考えていると肩、みぞおち、そして膝に銃弾を受けた、恐らく7.62mmだろうか?何にせよ痛いことには変わりない、これはかなり堪え私は手を滑らせてしまった。唯一の攻撃手段を失ってしまった私は自らの拳でそれを撃退するしか無いかと覚悟したその刹那、鉄の雨が敵を襲った。左右から放たれる銃弾は正確で、敵を一人、また一人と気絶させて行った。
気絶したオートマタ達を縄で縛りながら「少し遅れたかな」と笑う彼女に私は内心この草原三週目引きずり回してやりたいと思いながら「少しどころじゃない」と返した。
この戦いで私達はdice1d10=5 (5) の名声と家畜dice1d1000=900 (900)
頭を得た
- 47◆gcl0vH/Ss.25/04/30(水) 21:51:14
一日三回の保守
- 48二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 04:09:31
いや多いな
- 49◆gcl0vH/Ss.25/05/01(木) 08:03:14
保守
- 50◆gcl0vH/Ss.25/05/01(木) 18:00:43
どうやらオートマタ達が意識を取り戻したらしい、彼らをどうしようか?
dice1d3=2 (2)
1 解放する
2 縛ったまま川へ放り投げる
3 そのまま置いていく
- 51◆gcl0vH/Ss.25/05/01(木) 18:06:32
このまま置いておくのも難しいし、解放した途端攻撃されてはたまらないから私は彼らを川へ放り投げる事にした、きっと誰かに助けてもらえるだろうし、命に関わることはないだろう。それにどちらにせよ今後会うことなどないのだから私達が気にする必要も無い。彼らが下流へ流れていくのを見届けてから、私達は大量の家畜と共に野営地へ戻った
- 52◆gcl0vH/Ss.25/05/01(木) 21:57:04
第7週目 夏
夏がやって来た。今年は例年よりもかなり遅かったと聞くが私には良くわからなかった、草は育つしきっとこの草原だと一番いい季節に違いない。家畜を沢山奪ったお陰でかなり余裕もある。まぁ結局やる仕事だとかは変わらず大変ではあるが…ただ少なくとも私はゲヘナに居た頃よりも楽しく過ごせているような気がする。 - 53◆gcl0vH/Ss.25/05/02(金) 07:55:49
少し発ってからやる事も大体終わったので近くの偵察も兼ねて見て回る事にした、と言っても草原が広がっているだけだが。まぁとにかくそこら中を歩き回っていると何が物が落ちていた、もう少し近づくとそれは人だと言うことに気づき、私はそれに駆け寄った。良く見てみると何とも珍妙な格好をしている、所謂オトガンとかいう奴なのだろうか?
- 54二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 17:27:24
容赦ねえな
- 55◆gcl0vH/Ss.25/05/02(金) 19:22:10
彼女は種類はわからないがどうやら鷲だと言うことが分かった。
暫く眺めていると意識を取り戻したのかそのオトガンはむくりと起き上がり、こちらを見つめている…何とも気まずい時間なのだろうか、この状況から脱する為に、私は「あなたは一体?」と言ったが彼女は何も答えない。不気味だ、本当に不気味だ…一言も言葉を発さない上にピクリとも動かない、そもそもこいつは本当に生きているのか?等と訳の分からない考えが浮かんでくる、確かに彼女は生きていて、そこに存在しているのだ。だが一体なぜ私はこいつをこんなに恐れているんだ?分からない、とにかく分からない、そもそもなぜ私は彼女が鷲だと分かった?顔は覆い尽くしているし、体の露出は無いのに。今すぐ逃げ出さなければ行けないという思いが頭の中を埋め尽くす。彼女と目を合わせたまま、一歩、二歩と後ろへ下がる。気づかない間に私は走っていた、早く仲間の元へと戻る為に、伝えなければいけない、一体あれは何だったんだ。そんな事を考えていると景色が一回転し、頭に激痛が走る。私はひどい頭痛の中意識を手放した。 - 56◆gcl0vH/Ss.25/05/02(金) 20:10:23
ここは一体どこだろうか?ドンドン、と力強い太鼓の音が私の周りで鳴り響いている。頭は痛いし目も見えない、誘拐でもされたのだろうか、体を動かそうと、藻掻いて見るが成果は無かった。するとあのオトガン?が現れ、ゆっくりと私の前へ歩いてきた、不思議な事に目はまだ見えないが何故かそこへいると言うことがはっきりと分かる。彼女が喋り始めた、"汝草原を支配する者とならむ、その気無くとももそは定めに、汝の成しし偉業は未来永劫語り継がるる事となる。されど最果てやうに汝のがり何かの残る事は無し。汝は人の子孫に、後継者なれど何かが欠如せり。その座にゐるべけれど、約目成し遂げきいと、一人の生徒にて質素に暮らす覚悟すべくばまたここへ来べし。"太鼓の音にかき消されることもなく、はっきりと聞こえるが何を言っているのかは私には分からなかった、やけに古めかしい喋りするのだから。彼女が喋り終えると視界は急に明るくなり、視界は見覚えのある天井に移り変わった。どうやら私はこけた拍子に頭を打ち、半日間目を覚まさなかったらしい。帰ってこないので心配した仲間達が探しに行くと少し離れた所で倒れていたと言う、どうやらあれは夢だった様だが妙にリアルで、それが現実だったような気がしてならない。この事を仲間に伝えようか悩んだが結局私はそれを心の奥深くの方へと押し込み、誰にも口外しないことを決めた。
- 57◆gcl0vH/Ss.25/05/02(金) 22:57:29
頭痛はその日の内に治ったから翌日には元通りの生活に戻ることが出来た、だがやはり昨日のことが気になる、言ってしまえば不思議な夢を見ただけなのだがどうも忘れることが出来ない。そんな事を考えていると突如どこからか誰かの悲鳴と銃声が聴こえてきた、正直な話いつもの事ではあるからわざわざ見に行く程の事では無いのだがやけに気になった物だから行ってみることにした。
- 58二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 01:25:35
イェケ・キヴォトス・ウルスを作るのか
- 59◆gcl0vH/Ss.25/05/03(土) 09:24:51
このカキ大ハーンなるよ(笑)
出かけようとすると仲間に咎められた、何処かに行くならせめて誰か一人でも連れて行けと言う。確かにあんな事になったばかりだから分からないこともないが少し過保護すぎやしないだろうか…仕方が無いので仲間一人を連れて音の発生源と思われる場所へと向かう事となった。近づくにつれてはっきりと声が聞こえるようになってくる、恐らくあの坂を越えたあたりだろう。
- 60◆gcl0vH/Ss.25/05/03(土) 09:46:35
坂を越えるとそこには恐らく背丈を見るに中学生だと思われる四人組と若干頭髪が薄くなりかけているどうも頼りなさそうな大人が遊牧民に追いかけられていた。「どうしてこんな事になるのさ!」と口が栗みたいな生徒が叫んでいる。その様子がとても面白かったので、仲間と共に眺めていると、とても可愛らしい黒髪の生徒が「このまま逃げていても埒が明きません!アリスがやっつけます!」と背負っていた不釣り合いな大きさの大砲…?を構え、チャージを開始した。一体何なんだ?明らかに数トンはあるであろう大砲を何故あの細い手足で支えれるのだろうか…アレは船に付けるような代物だろうに…とそんな事を考えていると彼女の「光よ!」と言う掛け声と共に青白い光が放たれたと思えば、ものすごい爆風と爆音が辺りを襲った。どうやら遊牧民達はあの一撃で気絶させられたらしい、私達はその恐るべき威力にあんぐりと口を開けるしか無かった…彼女達と接触するべきだろうか?dice1d2=2 (2)
1 接触を行う
2 見なかったことにし、拠点へ戻る
- 61◆gcl0vH/Ss.25/05/03(土) 09:48:04
私達は彼女の放った光線の威力に恐れをなし、そそくさと逃げるしか無かった、もしアレが私達に向けられたら成すすべも無くやられてしまうだろう…
- 62二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 19:12:58
まぁ、怖いしな…
- 63◆gcl0vH/Ss.25/05/03(土) 22:54:07
その日の夜、私はこちらへ近づいてくる誰かの足音で眠りから。きっと誰かが早く起きてウロウロしているのだろう、私はそれについて文句を言おうとしたが私以外には誰も起きていない事に気づいた、しかもよく聞くとそれは外から聞こえてくるような気がする。人数は恐らく4〜5人だろうか?私は仲間を起こし、銃を構え勢いよく入り口の扉を開いた。
それとどこで会ったのかを思い出すのに時間は掛から無かった、なにせ昨日会ったばかりだったのだから。それと同時に私は神に祈った、どうか私たちがどうにか生き残れますようにと、生まれて初めて神を心から信じたのだ。 - 64◆gcl0vH/Ss.25/05/03(土) 22:59:48
私が立ち尽くしていると髪の薄い大人が口を開いた。"えっと…大丈夫?急に押しかけてごめんね"と…良かった、本当に良かった私達に敵意がある訳ではなさそうだ。というかそもそも私達を襲う為に来たのなら、わざわざ近づかなくてもあの良くわからない光線を撃つだけで済むのだから。「貴方達は一体?何が目的でここに?」と私が、"私はシャーレの先生、この子達はミレニアムのゲーム開発部の子達だね。目的を話すとちょっと長くなるんだけど、少し中に入れてもらっても良いかな?"ふむ、今私の目の前にいるこれがどうやらあのシャーレの先生らしい、とにかく身の安全のためにも彼らを中へ入れることにした。