【ホラー注意】時計の針が進むたびに、俺たちは壊れていく【5:00】

  • 1スレ主25/04/28(月) 20:15:15

    ――目が覚めたら、そこは廃病院だった。

    時計の針が刻むのは、“時間”ではなく、“精神の崩壊”。

    目に見えないものが、確かにこちらを見ている。

  • 2スレ主25/04/28(月) 20:15:40

    このスレは、ブルーロックの登場人物による参加型ホラーSSです。
    舞台は謎の“廃病院”。彼らは気づけば、そこに閉じ込められていました。

    ※プレイヤーの選択(安価)や運命(ダイス)によって、ストーリーの進行・視点・結末が大きく変化します。
    ※選択肢次第で“発狂”“精神崩壊”“絆”に分岐します。
    ※正気度(SAN値)管理あり。
    ※取り返しのつかない選択も……あるかもしれません。

  • 3スレ主25/04/28(月) 20:16:27
  • 4スレ主25/04/28(月) 20:17:43

    ■キャラヘイトを目的とするものではありません
    ■キャラsage、腐発言、アンチコメはお控えください
    ■荒らしはスルーします
    ■SS初心者です、ゆっくり進行ご容赦ください
    ■感想、質問、イラスト等何でもスレ主は喜びます
    ■広域ホスト規制に巻き込まれがちです、保守して頂けると幸いです

  • 5スレ主25/04/28(月) 20:22:12

    【登場人物紹介】

    潔 世一(いさぎ よいち)/SAN値:17→15

    熱意と直感で動くエゴイスト。
    感情に振り回されがちだが、仲間のことも決して見捨てない。

    前作「13:00遊園地ホラー」のクリア経験者。精神に“ある記憶”が刻まれている。

    ■固有能力
    【直感の導き】一度だけ、最善の選択肢を自動で選べる。
    【共鳴の記憶】SANチェック1回を自動成功扱いにできる(使用後破棄)。


    烏 旅人(からす たびと)/SAN値:19→17

    関西弁の現実主義者。冷静かつ合理的、でも仲間には情が深い。
    よくツッコミ役になるが、誰よりも状況を読んでいる苦労人。

    ■固有能力
    【精神肩代わり】仲間のSAN減少を1回だけ引き受けられる。
    【ツッコミの業】全員暴走時に選択を1回だけ修正可能。

  • 6スレ主25/04/28(月) 20:23:29

    御影 玲王(みかげ れお)/SAN値:16→14

    明るくてコミュ力抜群な王様気質。実は繊細で、精神耐久はやや低め。
    ピンチでも誰かを励ます力を持ち、周囲の士気を支える存在。

    ■固有能力
    【励まし】仲間のSANを+1回復できる(1回のみ)。
    【???】未発動の“もうひとつの力”が眠っている気配がある。


    二子 一揮(にこ いっき)/SAN値:20→18

    寡黙で沈着な分析家タイプ。目元は前髪で隠れていてほとんど見えない。
    オタク気質でカードゲーム好き。無表情に見えて、実は誰より熱い。

    ■固有能力
    【精神遮断】1度だけ、恐怖イベントを“無視”して情報として記憶する。
    【???】ポケットには、まだ表を見せていないカードがある。

  • 7スレ主25/04/28(月) 20:30:13

    【取得済みアイテム・情報共有一覧】

    ・デジタル時計×4:SAN値・時間管理アイテム
    ・避難経路図:病院全体の簡易マップ(ただし一部情報欠損)
    ・隔離病棟の内部地図:地下の詳細判明
    ・非常口マニュアルの断片:A-7通路へのルート確定
    ・看護師休憩室の鍵:看護師休憩室開放用(休憩可能エリア)
    ・医師の手書きメモ:看護師休憩室が"閉鎖"された情報が記載
    ・B-1病棟解放用の鍵:???
    ・古びた手帳:"D号患者"と"A-7通路"情報あり
    ・異常患者のフィルム記録:異常存在の資料
    ・A-7通路・出口プレート:脱出ルート(A-7)の存在証拠
    ・幽霊の証言:病院支配者、地下情報、A-7情報共有
    ・小型救急セット:チーム全員SAN値+1
    ・精神安定剤:使用時:自身or他者SAN値+3

  • 8二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 20:43:12

    たておつです
    こうしてみるとそんなにSAN値が削れてるわけじゃないんですね…

  • 9二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 20:52:14

    たておつ
    前スレの197、どっちが怪異かわからないは草

  • 10二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 20:53:44

    たておつ
    質問だけど固有能力とか回復系アイテム使いたい時って安価
    取ってる時に宣言すればいいのかな

  • 11スレ主25/04/28(月) 21:41:20

    準備していたメモのデータが消し飛んだので、復旧に時間がかかっております。直し直し投稿再開しますので、どうぞよろしくお願いします。


    保守ありがとうございました!


    >>8

    SAN値は特殊条件発動でしたりで、何だかんだ減りは少ない状況ですね。ただこの先どうなるか…まだ分かりません。


    >>9

    凪や凛が来ると病院側もビビって追い出してしまうでしょう…。


    >>10

    固有能力、回復形アイテムは、使用を推薦する時、適切なタイミングでこちらからアナウンスさせていただきたいと思います。その際は是非、ご選択をお願いします。

  • 12スレ主25/04/28(月) 21:44:57

    ──D号室の扉を抜けた4人。

    不安と希望を胸に、非常通路【A-7】を目指して廊下を進んでいく。


    薄暗い中、緑色に光る「A-7通路」の表示板が見えた。

    烏「出口……!」

    烏が一歩前に出る。
    その声に、玲王が少し冷静に返す。

    玲王「でも、開いてるとは限らないだろ。」

    烏「ぐっ……そりゃそうやけどな。」


    慎重な様子で、潔がドアに手を伸ばす。

    全員が固唾を呑んで見守った、その時──


    ガチャン!!!

    重く、無情な金属音が廊下に響き渡った。

  • 13スレ主25/04/28(月) 21:46:35

    潔「……ダメだ、鍵がかかってる。」

    玲王「やっぱり……そううまくはいかないか。」

    烏「……まぁ、非凡な脱出なんざ、そう簡単にいくわけないわな。」

    苦笑しながら、烏が肩をすくめる。


    二子も少し俯きながら、冷静に状況をまとめた。


    二子「現在、未探索エリアは【手術室】と【看護師休憩室】の二箇所。」

    二子「……順当に行けば、次は【手術室】です。」


    潔「手術室か……」

    玲王「気ぃ引き締めて行こうぜ。」

    全員がうなずき、再び歩き出す。


    手術室へ向かう彼らの背中には、
    かすかに冷たい風が吹き抜けた─

  • 14スレ主25/04/28(月) 21:55:09

    4人は病院内をさらに奥へと進んでいった。

    やがて、薄暗い廊下の先に、「手術室」と書かれたプレートが見えてきた。

    烏「ここやな……手術室。」

    烏がぼそりと呟く。

    玲王「……妙に静かだな。」

    玲王が苦い顔をする。
    その表情を、ちらりと見た二子が低い声で続けた。

    二子「手術室は、病院の中でも"特別な場所"です。
    ……何があっても不思議じゃない。」

    潔「……だから、慎重に、だな。」

    全員が無言でうなずき合う。

    手術室の前には、鈍く光る金属の扉。
    取っ手に手を伸ばすと、ほんの少し冷たさが指先に伝わった。


    烏「……開けるで?」

    潔「──ああ。」

    4人は息を合わせ、静かに、そして確かに──
    手術室の扉を押し開けた──

  • 15スレ主25/04/28(月) 22:03:42

    【探索進行】5:00


    ──ギィィィィ……

    手術室の扉が、ゆっくりと開いた。


    中に足を踏み入れた瞬間、4人は思わず息を呑んだ。

    室内には、大型の手術台。
    その上には、古びた手術器具が無造作に散らばっている。

    部屋の隅には、金属製のワゴンや、
    機械音を立てる壊れかけたモニターが置かれていた。

    蛍光灯はちらちらと瞬き、
    薄暗い光が、無機質な空間を照らしている。

  • 16スレ主25/04/28(月) 22:23:44

    烏「……うわぁ、えっぐい雰囲気やな。」


    ぽつりと漏らした烏の声が、やけに大きく響く。


    玲王「……サクッと探して、サクッと出よう。長居したらヤバい。」


    玲王も、どこか落ち着きなく周囲を見渡した。


    二子「……同感です。」


    潔「よし、探索開始だ。」



    潔が静かに指示を出し、

    4人は各自、手術室内の探索に向かう。



    ①手術台周辺:血痕や異常な痕跡が残されているかもしれない

    ②ワゴン(器具置き場):散乱する器具の中に、隠された情報やアイテムがあるかも

    ③モニターと操作パネル付近:破損した機械類の中に、病院の内部情報が保存されている可能性。

    ④奥の壁に立てかけられたキャビネット:鍵付きの引き出しがある。重要な資料が保管されているかもしれない。(※異常発生リスクあり(小))


    【選択肢:誰がどの場所を探索しますか?】

    1:潔 2:烏 3:玲王 4:二子


    4人まとめてお願いします。

    (例:1が① 2が② 3が③ 4が④など)

    >>17

  • 17二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:39:23

    1が②、2が④、3が①、4が③

  • 18スレ主25/04/28(月) 22:53:34

    >>17 選択ありがとうございました。



    【手術室探索:①手術台周辺・御影玲王】


    【探索開始:5:00】



    ──手術室内部は、どこを見渡しても不気味な静寂に包まれていた。


    玲王は、真ん中に鎮座する手術台へと、慎重に歩み寄る。


    手術台には、今にも朽ち落ちそうな古びた手術器具と、黒ずんだシミが点々と残されていた。


    玲王「……血の跡か。だいぶ昔のもんみたいだが……」


    小声で呟きながら、玲王は器具をそっと避け、

    シミの周辺や台の下を、細かく探りはじめる。


    その表情は、真剣そのものだった。



    玲王「(油断するな。……何か見逃すな……!)」


    背後では、烏、潔、二子もそれぞれ探索を開始している。


    緊張感が、重く、空気を支配していた。


    dice1d2=2 (2)

    1:成功 2:失敗

  • 19二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:57:20

    玲王ほんっと探索成功せんな……

  • 20二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:58:21

    玲王の探索成功率いまのとこ0%…?

  • 21二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 23:02:50

    現時点の探索成功率まとめた
    潔 5/7
    烏 3/7
    二子 2/7
    玲王 0/8
    総合成績 10/29

  • 22二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 23:04:45

    成功率高いの烏のイメージだったけど潔が1番成功率高いのか

  • 23スレ主25/04/28(月) 23:07:36

    【探索失敗】6:00
    【SAN値:-1】(14→13)


    手術台の下──

    玲王は、しゃがみ込み、慎重に手を伸ばした。

    しかし、
    その瞬間──

    ザザザザザ……ッ!!

    壊れたモニターから、
    ありえないノイズ音が弾け飛んだ。

    玲王「っ……!」

    思わず肩を震わせ、手を引っ込める。

    同時に── 手術台の上に置かれていた、
    ひとつの器具が、勝手に"カチリ"と動いた。

    誰も触っていない。
    なのに、確かに「そこに意思」があるように──
    玲王を見て、動いた。

    背中に、冷たい汗が流れる。

    玲王「(──クソ……また、"きた"かよ……)」

  • 24スレ主25/04/28(月) 23:09:36

    手術台の異様な動きに、息を呑んだそのとき。

    玲王の手首のデジタル時計が、
    低く、鈍く──
    ブツ……ブツ……と音を立てた。

    【──カチ。】

    表示された時刻が、【6:00】へと進んでいた。


    玲王「……また、進みやがった。」

    声は低く、僅かに震えていた。

  • 25スレ主25/04/28(月) 23:13:45

    >>19 何でなんでしょうかね…。

    >>20 功績は戦闘のクリティカル1回だけですね。

    >>21 ありがとうございます!助かります!

    >>22 烏は2連続で鍵ゲットしてたのもありますね。



    そんな皆様にお知らせです。


    【警告文】


    精神限界に注意

    ・SAN値が【13】に到達しました

    ・【10】を下回ると軽度発狂の可能性があります


    ※今後の行動・言動に慎重さが求められます


    【Warning】

  • 26二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 23:16:29

    わーおやばそう…

  • 27二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 23:16:57

    おっと……
    まだ余裕あるならもうしばらく様子見してもいける?
    それともすぐ対処すべきか

  • 28スレ主25/04/28(月) 23:35:17

    >>26 >>27 まだ様子見で大丈夫です、ご安心を。



    【手術室探索:②ワゴン周辺・潔世一】


    【探索開始】6:00



    玲王の異変に、小さく目を向けながらも──


    潔は、自分の担当するワゴンへと向かっていた。


    手術器具が無造作に散乱し、

    あちこちにサビや腐食の痕が見える。



    潔「(……こんな中に、役立つものが隠されてるかもしれない……)」


    慎重に手を伸ばし、

    錆びたメスや割れたガラス瓶を避けながら、

    探りはじめた。


    ちら、と視線を巡らせる。


    潔「(──俺たちは、進まなきゃいけないんだ。)」


    その瞳に、迷いはなかった。


    dice1d2=2 (2)

    1:成功 2:失敗

  • 29スレ主25/04/28(月) 23:41:18

    【探索失敗】6:00
    【SAN値:-1(15→14)】


    慎重に、
    手術器具をどかしながら探っていたそのとき──

    ガシャァァン──!!!

    突然、ワゴンの上に積まれていた器具の山が、
    自然崩壊した。

    サビたメス、折れたハサミ、砕けた瓶が
    一斉に床に叩きつけられ──

    甲高い金属音が、手術室に響き渡る。


    潔「っ……!」

    思わず、肩を跳ねさせて後退った。

    そして──

    散らばったガラス片に、うっすらと、
    "誰かの顔"が映っているのを、見た気がした。


    その顔は、誰よりも──
    潔自身に、似ていた。

  • 30スレ主25/04/28(月) 23:48:05

    【手術室探索:③モニター・操作パネル付近・二子一揮】


    【探索開始】6:00



    古びたモニターと、ホコリをかぶった操作パネル。


    二子は、静かにそこへ歩み寄った。


    モニターには、

    断続的に映る"ノイズ"だけ。


    操作パネルは、ところどころキーが外れ、

    無残な姿を晒している。



    二子「(……動作不良。だけど、情報は……まだ、残っているかもしれない。)」


    慎重に、指先でパネルをなぞり、

    起動の反応を探る。


    二子「(……機械とは、論理の集積だ。)」



    そう心の中で呟きながら──


    二子は、壊れたモニターの前にしゃがみ込んだ。


    dice1d2=2 (2)

    1:成功 2:失敗

  • 31二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 23:49:05

    成功率50%のはずだよね??

  • 32二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 23:54:10

    ま、まだ烏がいるから…

  • 33スレ主25/04/28(月) 23:57:36

    >>31

    ええ、不正はしておりません。

    ダイスを振ってるスレ主が言えたことではないですが、みんな探索下手くそすぎますね(またはダイスの女神が超絶意地悪なのか)。


    >>32

    烏………………、さて、どうでしょうか。



    いい所ですが、スレ主限界なので寝ます。

    明日の朝、更新を再開します。

    皆様、万が一の場合に備えて、SAN値回復のアイテムまたは固有能力使用についてご選択の準備をお願いします、嫌な予感がします。

  • 34二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:10:46

    楽しみ

  • 35二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 04:20:31

    ダイス運悪いなスレ主

  • 36二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 07:58:03

    不穏だ…

  • 37スレ主25/04/29(火) 08:07:47

    >>34 ありがとうございます!

    >>35 厄年ではないんですがね…、なぜなのか。

    >>36 祈りましょう。


    ホスト規制解除されましたので投稿を再開します。

    本日は予定があるので途中何度か抜けたりしますが、戻れるタイミングで更新して行きますので、よろしくお願いします。

  • 38スレ主25/04/29(火) 08:09:42

    【探索失敗】6:00
    ※特殊条件発動のためSAN値減少なし


    二子は、モニターと操作パネルを細かく調べた。


    しかし──

    反応なし。


    電源ケーブルは千切れ、
    内部は焦げた痕跡で真っ黒に焼けている。

    二子「(……完全に破損。データ回収、不可。)」

    小さく息を吐き、手を止めた。


    (──収穫、なし。)

  • 39スレ主25/04/29(火) 08:11:58

    【手術室探索:④キャビネット付近・烏旅人】

    【探索不可】6:00


    一方、奥にあるキャビネットへと近づいた烏。

    取っ手を握り、
    力を込めて引こうとしたが──


    ガチャン。


    頑丈な鍵が、それを許さなかった。


    烏「……チッ。鍵、かかっとるわ。」

    低く舌打ちしながら、
    諦めて後ろへ下がる。


    (──これ以上、ここで得られるものはない。)

  • 40スレ主25/04/29(火) 08:28:58

    手術室内の探索を終え──

    4人は、中央に集まった。


    しかし。

    成果は、──なかった。


    玲王「……クソ。やっぱ、そう簡単には……いかねぇか。」

    烏も苦笑しながら首を振る。

    烏「凡には凡の戦いやな。しゃーない、次や次。」

    そのとき。

    潔が、ふと玲王を見た。


    眉間に汗。
    かすかに震える手。

    玲王の顔色は、明らかに悪化していた。

  • 41スレ主25/04/29(火) 08:37:30

    潔「……おい、玲王。大丈夫か?」


    玲王「……問題、ねぇ。」


    声は、かすかに掠れている。



    二子もすぐに状況を察した。


    二子「……今、彼の精神は危険領域に接近しています。このまま放置すれば、──精神に異常をきたす可能性も。」


    烏「アホか、お前は無理すんなや。」


    烏が軽く玲王を小突きながら、苦笑いを浮かべる。



    潔「……どうする?」



    【選択肢:アイテムを使用しますか?】

    ①「小型救急セット」を使用する

    チーム全員のSAN値が【+1】回復する。

    ②「精神安定剤」を玲王に使用する

    玲王単体のSAN値が【+3】回復する。

    ③ 今はまだ何も使わない


    (この部屋を出れば、看護師休憩室に向かうことが出来ます。ですが、そう簡単に出られるでしょうか。)

    >>42

  • 42二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 08:49:40
  • 43スレ主25/04/29(火) 09:06:21

    >>42

    ご選択ありがとうございました。



    四人が対策を相談していた、そのとき。



    ギィィィィ……ギィィィィ……ッ……。


    手術室の奥から、

    不自然な機械音が、響き出した。



    直後──


    ガシャァァァァン!!!


    背後で、入り口のドアが乱暴に閉まる。



    ガチャリ──ッ!!


    イヤな音を立てて、

    自動ロックがかかった。



    烏「……知っとったわ、ボケ。」


    苦笑交じりに呟きながらも、

    烏はすでに身構えている。

  • 44スレ主25/04/29(火) 09:10:28

    手術室の奥──


    薄暗がりの中から、

    ズルリ、ズルリと何かを引きずる音。



    見えたのは── 人型の影。


    だが、それは"人間"ではなかった。


    肩は異様にねじれ、足の向きがおかしい。


    それはまるで、「壊れた手術人形」のように、

    引きずるようにこちらへと迫ってくる。



    玲王「……チッ。来やがったか。」


    烏「逃げ道、ないで……。」


    潔「──構えろ。」


    二子「敵、接近。」



    【戦闘開始:30以上の場合、成功】

    潔 dice1d100=56 (56)

    烏 dice1d100=88 (88)

    玲王 dice1d100=58 (58)

    二子 dice1d100=98 (98)

  • 45スレ主25/04/29(火) 09:13:38

    スレ主は頭脳派を選んだつもりですが、もしかして全員武闘派だったんですかね。

  • 46二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 09:20:09

    そりゃ全員スポーツマンやしな……
    体格もいいし、物理も強いんだろ
    あと、二子前日譚でいじめっ子に反撃してたし、玲王はZ vs Vでエルボーしてたし、烏も(おそらく)フランスで凛と士道にもまれてる
    ……この中だと物理が一番弱いの潔だったりする?

  • 47スレ主25/04/29(火) 09:36:11

    >>46

    よくよく考えたら、彼らは腹筋バキバキの元気いっぱいな高校生スポーツマンでした。潔はバスミュンで揉まれているので、どうなっているのか気になりますね。

  • 48二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 09:40:34

    戦闘では勝率高いけど探索へたっぴなのニコニコしちゃう

  • 49スレ主25/04/29(火) 09:41:29

    壊れた手術人形──

    不規則に蠢く異形の存在が、
    這うように近づいてきた。


    その瞬間。

    潔が、先陣を切った。

    潔「っらああああッ!!」

    拾ったメスを振りかざし、怪異の片腕に突き刺す。


    続けざまに──

    玲王が駆けた。

    玲王「ぶっ倒れろ、クソがッ!!」

    鋭い蹴りを叩き込み、胴体を大きく弾き飛ばす。


    烏も、一拍遅れて飛び込んだ。

    烏「甘ぁいッ!!これが非凡やッ!!」

    力任せの正拳突きが、
    ぐにゃりと歪んだ胸部にめり込む。

  • 50スレ主25/04/29(火) 09:43:55

    >>48 ついつい応援したくなりますよね。



    そして──


    最後に、


    二子が、静かに拳を握った。



    二子「……終わらせる。」


    無言で、

    壊れたモニターの電源ケーブルを引きちぎり──


    高圧の火花を、

    怪異の頭部へと叩きつけた。



    ジュウゥゥゥゥッ──!!!!


    壊れた肉体は、悲鳴すらあげず、

    ゆっくりと崩れ落ちた。

  • 51スレ主25/04/29(火) 09:48:28

    ──静寂が訪れた。

    手術室の空気が、
    少しだけ、軽くなる。


    二子は、ゆっくりと立ち上がった。

    玲王「二子……やるじゃねぇか……!」

    玲王が、二子の頭を撫でながら、
    嬉しそうに笑う。

    烏「いやぁ~、冷静なもんやなぁ、非凡や非凡!」

    潔も、小さく笑って頷いた。

    潔「……助かった。ナイスだ、二子!」

    二子は、ほんの僅かに、
    恥ずかしそうに前髪から覗く目を逸らした。


    二子「……当然、です。」

    (でも、耳までほんのり赤かった。)

  • 52二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 09:55:49

    力で全て解決できそうな気がしてきた!!

  • 53スレ主25/04/29(火) 10:08:25

    >>52 戦闘イベントに期待が高まりますね!



    手術室に、再び静寂が戻った。


    崩れた怪異の体を見下ろしながら──


    4人は、無言で深く息を吐いた。



    玲王「……ふぅ。今のは、マジでやべーな。」


    烏「まぁ、でも勝ったらええねん。勝てば官軍や。」


    二子は、黙って頷く。



    そんな中、崩れた肉体の下から、何かが光った。


    潔が近寄り、慎重に拾い上げる。


    潔「…2階階段の鍵だ、薬もある。」


    玲王「マジかよ!これで鍵を開けて2階に進めるな!」


    二子「回復薬は大切に使いましょう。」


    全員に希望が見えつつあった。

  • 54二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 10:10:48

    また戦闘でクリティカル出してる…失敗しても暴力で全てを解決させる勢いだぞこれ

  • 55スレ主25/04/29(火) 10:11:20

    烏は、奥の壊れたワゴンに目を向けた。

    壊れた隙間から、
    小さな鍵が覗いている。


    烏「──見っけ。」

    すっと手を伸ばして拾い上げ、
    鍵を手に、烏はキャビネットへと向かう。

    ガチャリ──ン。

    鍵穴に差し込むと、
    驚くほどスムーズに錠が開いた。


    キャビネットの中には──

    【院長専用通達文書(断片)】

    玲王「……なんだ、これ。」

    烏「見た感じ、なんかエグい話が書いてそうやな。」

    二子「後で、内容を精査しましょう。」

  • 56スレ主25/04/29(火) 10:16:25

    >>54

    やはり暴力、暴力は全てを解決する、ですね。



    そのとき──


    手術室の天井に設置された古びたスピーカーから、

    ひび割れた機械音が鳴り響いた。


    『……■■■……────■■■■────。』


    ノイズまじりの文字化けした声。


    『……ニガサナイ……ドコマデモ……────。』


    4人は、ぎくりと身を固めた。



    潔「……聞こえたか、今の。」


    玲王「……ああ、聞こえた。……クソッ、マジでシャレになってねぇ。」


    烏「やる気マンマンやん、あっちも……。」


    二子「……急ぎましょう。ここは、もう安全ではない。」

  • 57スレ主25/04/29(火) 10:41:41

    【取得アイテム、情報】
    ・小型SAN値回復薬:任意キャラ1名にSAN値+2)
    ・院長専用通達文書(断片):(要解析)


    手術室を後にした四人は、階段へと向かった。

    階段のチェーンロックは、
    手に入れた【2階階段の鍵】によって、
    すぐに解除された。

    ガチャン!!
    重いチェーンロックが外れる。


    古びたドアを開くと、そこから先は──

    未知の領域だった。


    烏がふと、後ろを振り返った。

    烏「……なぁ、ホンマにこのまま行くんか?」

  • 58スレ主25/04/29(火) 10:45:53

    その声に、

    他の三人も立ち止まる。


    烏「休憩室、1階にあったやろ?

     ──今なら、まだ間に合うで。」


    玲王も、無意識に手首の時計を確認する。


    二子「……休憩すれば、

    精神状態の回復が可能です。」


    潔は、少しだけ考え込んだ。



    潔「……確かに、体力が尽きたら終わりだ。

     休めるときに、休むべきかもしれない。」


    4人の間に、すっと重たい緊張が走った。



    【選択肢:どこに向かいますか?】

    ①【1階の看護師休憩室】へ向かい、休憩を取る

    (SAN値回復チャンス・まだ安全)

    ②【このまま2階へ進む】

    (リスク覚悟で探索優先)

    >>59

  • 59二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 10:53:21

    時間気になるけどリスクは怖い……
    ①で!

  • 60スレ主25/04/29(火) 11:22:46

    >>59

    ご選択ありがとうございます。


    皆様、14時頃まで離脱しますので、看護師休憩室描写、楽しみにお待ちくださいませ。物語もおおよそ残り半分です。

  • 61二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 11:28:37

    >>60了解です。ワクワク

  • 62スレ主25/04/29(火) 14:17:57

    まだかかりそうなので、用事終わり次第更新開始します。お待たせしており申し訳ありません。

  • 63スレ主25/04/29(火) 18:42:15

    大変お待たせしました!物語を再開します。


    烏「──ほな、決まりやな。」

    潔「休める時に休んどかないと、絶対後で後悔する。」

    二子「……看護師休憩室、向かいましょう。」

    玲王は小さく頷き、目を伏せる。


    4人は無言で頷き合い、
    【1階・看護師休憩室】を目指して歩き出した。

  • 64スレ主25/04/29(火) 18:43:08

    廊下は静かだった。
    いや、

    正確には──

    「まだ静か」だった、のかもしれない。


    受付を横切り、奥まったエリアへと進む。

    看護師休憩室の前に辿り着くと、
    ドアには堅牢なロックがかかっていた。

    だが、
    手に入れた【看護師休憩室用の鍵】を差し込むと──

    ガチャリ。

    あっさりと、鍵は回った。


    ドアを開けると、
    柔らかい空気がふわりと漂ってきた。

    烏「……ホンマに、奇跡かもな。」

    玲王も、小さく息を吐く。

    その空間は、どこか懐かしく──
    安心できる香りが、した。

  • 65スレ主25/04/29(火) 18:47:03

    【休憩開始】6:00

    【看護師休憩室】── そこは、
    他のどの部屋とも違った。

    柔らかい空気。

    仄かに漂う、ハーブティーのような香り。

    ソファ、クッション。
    少しへたった絨毯。


    烏「……奇跡やな、マジで。」

    玲王「……ここだけ、普通じゃねぇか……。」

    それぞれが、思い思いの場所に腰を下ろす。


    潔は、ソファに深く座り込んだ。

    玲王は、壁にもたれて呼吸を整える。

    烏は、絨毯の上で足を伸ばして座る。

  • 66スレ主25/04/29(火) 18:51:07

    そして──
    静かに、だが確信的に──

    二子がカバンの中から、
    厚みのあるカード束を取り出す。


    二子「……遊戯王、あります。」

    烏「おいィ!? どこから出してきたんやソレ!」

    玲王「ちょ、待て!?それ今やる流れじゃねぇだろ!!」

    潔「……マジで始める気か!?」

    二子は黙ってデュエルディスク(紙製)を展開し、
    テーブルの上にカードを並べる。

    二子「──状況がどうであれ、デュエルは逃げません。ここで勝ち越しておかないと、現実世界での連勝記録が止まるので。」

    烏「やばいって!!この病院の空気より怖いわ!!」

    玲王「──わかったよ!やりゃいいんだろ!勝てばいいんだろ!!」

    潔「俺……手札事故ってないよな……」

    こうして、
    廃病院の看護師休憩室で──

    まさかの【本気のデュエル】が始まった。

  • 67二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:05:28

    二子さん?!

  • 68スレ主25/04/29(火) 19:58:51

    >>67 お待たせしたお詫びに、デュエル描写増量(オリジナルカードあり)でお届けします。



    【看護師休憩室・本気のデュエル】

    〜死の病院でカードを引け!魂の一戦〜



    二子「……始めます。」


    諦めたように、4人は円になって座る。

    廃病院の休憩室で──まさかのデュエル・スタート。


    潔「俺のターン、ドロー!……モンスターを守備表示で召喚!」


    烏「ほな、俺のターンや。いきなり《お笑いの化身・ハリセン鬼》召喚や!!」


    二子「それ、非公式カードですね。」


    烏「夢くらい見させろや!!」


    玲王「お前らマジか……。よし、オレは《ブレイジング・リザード》召喚!そして装備カード《富豪の気まぐれ》発動!!」


    潔「名前、完全にお前っぽいな……」

  • 69スレ主25/04/29(火) 20:06:14

    二子「……融合。

    《異次元の探求者》+《影武者兵》を素材に──

    《黒光りする異界王》を融合召喚。」


    烏「名前の癖すごっ!?出てくるモンスターぜったい影踏んだら呪われる系やん!」


    玲王「攻撃力は!?」


    二子「3,400です。戦闘破壊耐性、直接攻撃可能、ドロー加速。」


    一同「壊れかよ!!!!」



    潔「……って言いつつ、まだ逆転の芽はある……俺のターン!ドロー!」


    烏「くっそおもろなってきたやん!!あかん、笑ってまう!!」


    玲王「フルドローで返すッ!!逆転狙うぞッ!!!」


    二子「──僕のターン。」


    4人が黙る。

    カードに手を伸ばすその一瞬、場の空気が変わった。


    【勝利を手にするのは…】

    dice1d5=3 (3)

    1:二子 2:二子 3:二子 4:二子 5:潔

  • 70二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:09:47

    さすにこ

  • 71スレ主25/04/29(火) 20:18:15

    >>70 納得の結果ですね。



    二子「──カードを1枚セット。ターンエンドです。」


    潔「……行けるかもしれない……!俺のターン!」


    烏「キタキタ……!ここが勝負所や!!」


    玲王「逆転あるぞ、マジで──ッ!!」


    潔「……ドロー!!!」


    その瞬間。二子の目がわずかに動いた。


    二子「……チェーン発動。リバースカードオープン。

    《復活の福音》発動──

    墓地より──《青眼の白龍》、特殊召喚します。」


    潔「なっ……!? ブルーアイズ!!」


    烏「えっ!?えっ!?そのカードホンマに持っとったん!?しかも出すん今なん!?」


    玲王「……ガチかよ。これは──」


    二子「……バトルフェイズ。青眼の白龍、ホワイト・ライトニング。」


    その咆哮は、一瞬、廃病院の闇を断ち切ったようにさえ見えた。


    勝者:二子一揮(完全勝利)

  • 72スレ主25/04/29(火) 20:29:50

    玲王「……まじかよ……ブルーアイズとか反則だろ……」


    烏「反則とかいうレベルちゃうわ……神の領域や!!」


    潔は苦笑いしながら、そっとカードを片付けていた。


    潔「……でも、楽しかったな。ちょっと、本気で勝てると思ったし。」


    二子は、無表情のまま軽くカードを整えると──

    二子「ありがとうございました。……これで、現実世界での公式戦含めて、82連勝です。」


    烏「なんでここで戦績更新すんねん!!」


    玲王「いや、マジで認めたくねえ……。けど……」

    彼は頬を掻いて、悔しそうに笑った。


    玲王「ちょっと楽しかったわ……クソッ……」


    潔「……こんなに笑ったの、いつぶりだろ。」


    烏「笑うっちゅーか、泣きそうやったけどな!腹よじれて!」


    廃病院の、唯一あたたかい空間。

    今だけは──“何も起きないでほしい”と、心の底から願える時間だった。


    【休憩によるSAN値回復】 ※最低保証2

    潔:dice1d4=3 (3)

    烏:dice1d4=2 (2)

    玲王:dice1d4=1 (1)

    二子:dice1d4=1 (1) (デュエル勝利のため+1)

  • 73二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:31:13

    玲王さん?!
    って思ったけど最低保障合ったわよかった

  • 74スレ主25/04/29(火) 20:44:40

    >>73 今までのダイス結果を鑑みて、最低保証つけて正解でした。



    デュエルが終わり、全員がカードを片付けたあと、休憩室には、穏やかな沈黙が流れていた。


    潔は小さく伸びをし、笑みを浮かべる。


    潔「……少しだけ、疲れが取れた気がする。次の探索も、大丈夫そうだ。」


    【SAN値:14 → 17】


    烏はソファの背もたれにぐでーっと寄りかかり、大きく息を吐いた。


    烏「は~~~ぁ、非凡な時間やったわ……。けど……ちょい休んだだけで、ちゃうもんやな……」


    【SAN値:17 → 19】


    玲王は口をへの字にして、俯いていたが── ふと顔を上げ、微笑を浮かべる。


    玲王「ま、こんくらいのリラックスは……悪くねぇな。」


    【SAN値:13 → 15】


    二子はカード束をそっと仕舞い、立ち上がって制服の裾を整える。


    二子「……ありがとうございました。また、機会があれば。」


    烏「もうええって、次やったら胃がやられるわ!!」


    【SAN値:18 → 21】

  • 75スレ主25/04/29(火) 20:49:03

    空気は温かく、一時の休息は──

    彼らの心に、確かな"余裕"を与えていた。


    だが。

    静寂がふと、張り詰めたものに変わる。


    潔「……行こうか。」


    玲王「もうちょっと……居たかったけどな。」


    烏「名残惜しいけど、探索ってのは進んでナンボや。」


    二子「時間、進みますから。」


    4人が再び立ち上がり、ドアノブに手をかけた──

    その瞬間。


    【小さな風が吹いた。】

    どこからか、何かが"届くような感覚"がする。


    烏「──ん? なんや今の……」


    潔「……まさか。これは──」



    【???】

    潔:dice1d100=56 (56)

    烏:dice1d100=5 (5)

    玲王:dice1d100=15 (15)

    二子:dice1d100=8 (8)

  • 76スレ主25/04/29(火) 21:03:41

    風が、再びふわりと、休憩室を撫でた。

    4人が無言で周囲を見渡すと──
    それは、
    清掃用のロッカーのすみに、静かに置かれていた。

    小さな瓶。

    どこか手作り感のあるラベルには、
    【ナースブレンド:ティアドロップ・エッセンス】
    とだけ書かれていた。

    烏「……んん?なんやこれ……」

    二子「──おそらく、回復系アイテム。名称と香りの系統からして、鎮静・集中回復型かと。」

    玲王「いや、なんでお前そんな詳しいの!?」

    潔はラベルを見つめて、ふと呟く。

    潔「……誰かが、置いてってくれたのかもしれないな。俺たちが、また笑えるように──ってさ。」

    瓶を大切そうにポーチへとしまい込んだ。


    【新アイテム獲得】
    ■ ナースブレンド:ティアドロップ・エッセンス:使用でSAN値+3回復

  • 77スレ主25/04/29(火) 21:09:49

    ドアを開ける。

    廃病院の空気は、
    少しだけ、冷たさを取り戻していた。

    烏「……ええ空気吸ったのに、すぐこれや。」

    玲王「この病院、マジで性格悪すぎ……」

    潔は首元を軽く押さえながら、
    ポーチから【避難経路図】を取り出した。

    その時だった。

    避難経路図が、再び微かに震え出す。

    二子「更新……されます。」

    紙の上で、インクが滲むようにして──
    新たな【2階マップ】が浮かび上がった。


    ① 院長室(※異常ロック中)
    ② 謎の部屋「K-4」
    ③ 書庫(旧資料保管室)
    ④ 点滴調整室
    ⑤ 屋上通路(※封鎖中)

  • 78スレ主25/04/29(火) 21:12:58

    潔「……行ける場所、増えたな。」


    烏「増えた、っちゅーか。増やされた、っちゅーか。」


    玲王「“K-4”? また変な名前の部屋が……」


    二子「……院長室と屋上通路は、開かないようです。」


    4人は地図を囲み、しばし無言になる。



    【選択肢:どの部屋に向かいますか?】

    >>79

  • 79二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 21:14:15
  • 80スレ主25/04/29(火) 21:30:44

    >>79 ご選択ありがとうございました。



    【探索進行】6:00


    静かな足音が、階段を抜けて2階へと進む。


    薄暗い廊下。天井の照明は、一部が明滅を繰り返していた。


    目的の部屋は、廊下の突き当たり──

    ドアプレートには、こう書かれていた。


    「K-4」


    それ以外に、何の記載もない。

    医師名も、目的も、部署名も──すべて不明。


    玲王「……マジで、何の部屋だよ……」


    烏「『K』っちゅー文字が、もうアカン気するわ……」



    潔は、慎重にドアノブに手をかける。

    少し、ぬめりがある。


    二子「……開きます。」


    ギィィ……


    ゆっくりとドアが開き、4人はK-4の内部へと足を踏み入れた。

  • 81スレ主25/04/29(火) 21:37:36

    部屋は、まるで空き部屋のようにガランとしていた。

    備品のほとんどは撤去済。
    机やロッカーが歪んだ形で配置され、
    シーツの掛けられた医療器具がポツンと1台。

    床には微かに乾いた黒い染み。
    壁には、削られた跡。

    空気は冷たく──
    それでいて、“観察されている感覚”があった。

    烏「……非凡な空気してんな、ここ……」

    玲王「なんか……どっかから見られてる気がしないか?」

    潔は無言で周囲を見回す。
    背中に、じっとりと嫌な汗が流れていた。

    二子「監視装置……ありません。この感覚、明確な"敵意"です。」

    誰もが一歩、無意識に後ずさる。

    だが──
    逃げては、進めない。

  • 82スレ主25/04/29(火) 21:41:39

    潔「……探索、しよう。長居はできない。速攻で片付けて出る。」


    烏「…うっしゃ!全力でいくで。」


    玲王「つーかさっさと終わらせて、次の部屋行こうぜ……!ここ、マジで落ち着かねぇ……!」


    二子「探索ポイント、4箇所。分担します。」



    ①歪んだロッカーの中:誰かが手で無理やりこじ開けた形跡あり。不自然な傷と跡が残る。

    ②床の黒い染み周辺:古いものだが、染みの中に何かが埋まっているかもしれない。

    ③医療器具台の下:カバーの下に隠された何か。異音がした気がする(異常発生リスクあり(小))。

    ④削られた壁面:削られた痕跡の奥に、文字のようなものが薄く残っている。


    【選択肢:誰がどの場所を探索しますか?】

    1:潔 2:烏 3:玲王 4:二子


    4人まとめてお願いします。

    (例:1が① 2が② 3が③ 4が④など)

    >>83

  • 83二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 22:25:22

    1が②、2が③、3が④、4が①

  • 84二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 22:30:10

    1が②、2が④、3が①、4が③

  • 85スレ主25/04/29(火) 22:37:01

    >>83 >>84

    おっと、ご選択ありがとうございました。

    うーん、今回はミックス出来ないので、83さんの方を採用しますね。84さんまたよろしくお願いします。

  • 86スレ主25/04/29(火) 22:51:03

    【K-4部屋探索:①歪んだロッカーの中・二子一揮】


    【探索開始】6:00



    ロッカーの扉は、

    無理やりこじ開けられたように歪んでいた。


    二子はしゃがみ込み、

    ゴム手袋をはめながら、静かに扉を開けていく。


    二子「……金属腐食、軽度。施錠解除ではなく、外部破壊。内側に──破片?」


    小さな光が、彼の手元で反射する。


    錆びた何かが──転がり出た。


    二子は眉を寄せ、

    慎重に光の角度を変えながら確認する。


    二子「……医療器具の残骸。……これは……鋏、か。」


    彼の指先に、わずかに赤黒い汚れが滲んでいた。


    dice1d100=80 (80)

    (1〜25:大失敗 26〜50:失敗)

    (51〜75:成功 76〜100:大成功)

  • 87スレ主25/04/29(火) 23:01:21

    【探索大成功!】6:00


    錆びついた鋏の奥に──
    もうひとつ、薄い紙束が差し込まれていた。

    二子は慎重にピンセットを使い、それを引き出す。

    表紙のラベルには、
    かろうじて読み取れる文字があった。

    【症例記録 K-4:意識誘導被験体 No.02】

    二子「……記録、です。この部屋は、症例研究施設だった可能性が高い。」

    ページをめくると──そこには。

    『精神誘導剤:第3段階投与により、
     被験体は他者の意識に侵食される傾向が増大。
     投与5日目──“目覚めないまま、動いた”。』

    烏「うっわ……そら非凡やわ……」

    潔「他者の意識に“侵食”……?これって──俺たちにも関係あるかもしれない……」

  • 88スレ主25/04/29(火) 23:04:57

    ホスト規制がかかるまで更新続けます。



    【K-4部屋探索:②床の黒い染み周辺・潔】


    【探索開始】6:00



    潔は、部屋の中央へゆっくりと歩を進めた。


    足元に広がる、古びた黒い染み。


    乾いている。けれど、その形は……妙に生々しい。


    潔「血痕……なのか……? いや……違う……もっと、深い“痕跡”だ……」


    手袋越しに床へ触れた瞬間──

    ゾクリ、と背中に寒気が走った。


    「ここ、やばいかもしれない……」


    dice1d100=43 (43)

    (1〜25:大失敗 26〜50:失敗)

    (51〜75:成功 76〜100:大成功)

  • 89スレ主25/04/29(火) 23:14:02

    【探索失敗】7:00
    【SAN値:-1(17→16)】


    潔「……くっ……!」

    指先に、冷たい何かが触れた気がした。

    その瞬間──
    脳裏に、光景が"滑り込んだ"。

    誰かが倒れている。
    真っ暗な床に、手だけが見える。
    視界がぐらついて、何も見えない。

    潔「──っ、はあ……はぁっ……!!」

    額に滲んだ汗を拭い、思わず後ずさる。


    烏「おい、潔……!顔、真っ青やぞ……」

    潔「……ちょっとだけ、記憶を……引っ張られた。なんだったんだ、あれは……」


    二子「……探索を続けますか?」

    潔「……大丈夫。まだ行ける。」

  • 90スレ主25/04/29(火) 23:19:33

    【K-4部屋探索:③医療器具台の下・烏旅人(異常発生リスク(小))】


    【探索開始】7:00



    医療器具台には、

    白いカバーがかけられていた。


    けれど、下から──何かが動いたように見えた。


    烏「……非凡やわ、マジで。なんで俺、よりによってコレ引くねん……」


    カバーの端をつまみ、めくる。


    目を細め、暗がりを覗き込む。



    烏「……っ!!」


    何かが“瞬間的に動いた”──気がした。


    dice1d100=91 (91)

    (1〜30:大失敗 31〜60:失敗)

    (61〜85:成功 86〜100:大成功)

  • 91スレ主25/04/29(火) 23:27:43

    【探索大成功!】7:00


    カバーの下。

    一瞬だけ、空間が“うねった”ように見えた。

    烏は拳を固めかけ──だが、直後。

    「これ、やな──」

    彼の指先が、小さな装置を掴んだ。


    玲王「なんだそれ……銃?」

    二子「違います。“ノイズ発振器”。近距離音波で、精神異常を起こす影響を遮断するものです。」

    烏「よう知っとるな……ま、要はアレや。次、誰かがヤバいときにコレ使うたるわ!」

    潔「……頼もしいな。烏がいて助かるよ。」


    【アイテム情報】
    ・精神遮断ノイズ発振器(1回使い切り)
    →使用で次回SAN値減少を“2人まで無効化”

  • 92スレ主25/04/29(火) 23:30:52

    【K-4部屋探索:④削られた壁面・御影玲王】


    【探索開始】7:00



    壁の奥、

    一部だけ"爪で抉られたような"跡があった。


    けれどその奥に──


    ごく薄く、何かが彫られている。



    玲王「……ラテン語か……?なんでこんなとこに……」


    玲王は目を細め、慎重に読み解き始めた。


    dice1d100=10 (10)

    (1〜25:大失敗 26〜50:失敗)

    (51〜75:成功 76〜100:大成功)

  • 93二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 23:39:46

    玲王さん!?

  • 94スレ主25/04/29(火) 23:46:42

    >>93

    ダイスの女神は玲王曇らせガチ勢みたいです。


    そろそろホスト規制がかかるため、睡魔が限界なスレ主は寝ます。また明日の朝更新開始します。

    全員無事で出られるよう、引き続き物語を見守り下さい。

  • 95二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 00:08:44

    続き楽しみにしてます!
    ゆっくり休んでください!!

    あの…玲王ー!!!!

  • 96二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 02:35:47

    今までも武力で何とかなったし今回も何とかなると思いたい…それにしてもこのメンバー、探索失敗しても力でごり押して解決することが多いの本当エゴイストだなあ

  • 97二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 07:33:11

    玲王さんの探索成功率よ…

  • 98スレ主25/04/30(水) 10:03:09

    >>95 ありがとうございます!

    >>96 廃病院でもエゴさを貫いております。

    >>97 成功率0パーセントです…。


    お待たせしました、更新再開します。

    本日もよろしくお願いします。

  • 99スレ主25/04/30(水) 10:08:03

    【探索大失敗】7:00
    【SAN値:-1(15→14)】


    玲王「“Somnus perpetuus”—……」

    指でなぞった瞬間──

    何かが“中から”跳ね返ってきた。


    頭の奥に、強制的に押し込まれる。

    誰かが笑っている──

    どこかで、誰かが泣いている──

    誰かが「まだ終わってない」と、お前に語りかけてくる。

    玲王「や……め、ろっ……!……俺は……俺は“俺”だ……!!」

    バンッ!!

    玲王は壁を叩きつけ、膝をついた。


    額からは汗が流れ、
    その眼は、焦点が合っていない。

  • 100スレ主25/04/30(水) 10:10:59

    二子「玲王くん……リンクしましたか。……“そろそろ来る”かもしれません。」

    潔「リンクって……つまり──」

    二子「“意識を、奪われかけている”ということです。」


    玲王の肩が、小刻みに揺れていた。

    目は虚ろで、唇が、かすかに震えていた。

    烏「……非凡やな、マジで……あいつ、“中に入りかけとる”……」


    その瞬間だった。

    【ギイイイイ……キイィィィ……】

    医療器具が、
    ゆっくりと床を引きずられて移動した。

    空気が、“重くなった”。

    そして──

    天井から、
    白衣の“何か”が這い降りてきた。

  • 101スレ主25/04/30(水) 10:14:37

    頭部は黒く塗り潰され、顔が見えない。

    全身にコードが刺さっている。


    足元にはタグがある── 【K-4 / 被験体 No.02】



    二子「……来ました。」


    潔「烏、二子──頼む。玲王は……今、戦えない。」


    烏「任せぇや。あいつが戻ってきたとき、“何も起こってなかった”ように見せたるわ。」


    二子「戦闘行動、実行します。」



    【戦闘開始:35以上の場合、成功】

    潔 dice1d100=84 (84)

    烏 dice1d100=58 (58)

    【玲王:戦闘不能/行動不可】

    二子 dice1d100=31 (31)

  • 102スレ主25/04/30(水) 10:30:00

    潔は、低く踏み込み──

    まるでサッカーのような“ステップ”から、
    足元に転がっていた器具を掴んだ。


    潔「──っ、もらった!!」

    鋭く踏み込み、怪異の脇腹へ一撃。

    白衣が裂け、管が1本千切れた。


    「──次は俺や!!」

    烏は笑っていた。

    医療スタンドを両手で構え、
    真横から回転するように──

    「名探偵の一撃、見さらせェッ!!」

    鈍い金属音が響いた。

    怪異の頭部が傾き、片腕がだらりと下がる。

  • 103スレ主25/04/30(水) 10:32:50

    二子も突撃した──


    けれど、その直前。


    怪異が“顔のない顔”を、彼に向けた。


    二子「……ッ──」


    脳が、ざわめいた。

    視界が歪んだ。


    わずかに動きが遅れ、

    怪異の首筋をかすった器具は、何も傷つけられなかった。



    【回避開始:35以上の場合、成功】

    潔 dice1d100=8 (8)

    烏 dice1d100=50 (50)

    玲王:dice1d100=7 (7) (意識混濁のため50以上成功)

    二子 dice1d100=25 (25)

  • 104二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 10:36:14

    回避能力!?!?
    ってか玲王の出目が軒並み低い!!!なんで!?!?!?

  • 105スレ主25/04/30(水) 10:41:41

    >>104 意識混濁…だからでしょうかね…(謎)



    烏が咄嗟にノイズ発振器を取り出す──


    烏「これ、使うか……!?」



    【選択肢:アイテムを使用しますか?】

    ※使用すると2人分のSAN値減少を無効化できます。


    【1】使う(潔・玲王に適用されます)

    【2】使わない(このまま3人ダメージを受ける)

    >>106

  • 106二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 11:17:18
  • 107スレ主25/04/30(水) 11:37:53

    >>106 ご選択ありがとうございました。



    怪異が、音もなく動いた。


    まるで、空気の層を割くように──

    その白衣が、無数の“手”のように広がる。



    烏「──っ、避けろッ!!」


    烏だけが、咄嗟に横へ転がる。

    他の3人は、明らかに間に合わなかった。


    烏「──これ、使うっきゃないやろッ!!」


    烏はポケットから、銀色の装置を乱暴に引き抜いた。



    【精神遮断ノイズ発振器──起動】


    烏「ッしゃあああああ!!!」


    キィィィィィィン──!!!


    甲高い超音波が空間に広がり、怪異の“触手のようなもの”が、ピタリと止まる。


    潔「っ、くそ……助かった……!」


    玲王は床に倒れたままだったが、微かに、身体の痙攣が止まったように見えた。

  • 108スレ主25/04/30(水) 11:41:55

    【回避失敗】8:00

    【SAN値:-1(21→20)】



    二子「──っ……」


    しかし、二子だけは、

    怪異の“目のない顔”を正面から見てしまった。


    その瞬間──

    世界の色が、一瞬だけ裏返った。



    烏「──すまん、間に合わんかった!」


    二子「大丈夫、です。視覚ノイズ……問題、なし。次は──仕留めます。」



    【反撃開始:35以上の場合、成功】

    潔 dice1d100=23 (23)

    烏 dice1d100=80 (80)

    【玲王:戦闘不能/行動不可】

    二子 dice1d100=7 (7)

  • 109スレ主25/04/30(水) 11:58:01

    怪異の影が、うねる。

    潔は走りながら腕を振りかぶったが──

    怪異が、“まるで意志を持って”後退した。


    潔「くっ……動きが……読めない……っ」

    ──カラン。
    手にした金属器具が、空を切る音だけが残った。


    烏「よっしゃあああ!!ここやろ!!」

    カウンターのように走り出すと、
    床の破片を拾い上げ──

    烏「ほらよォ、“名探偵の反撃”や──!!」

    ゴッ……!!!

    怪異の背中に、破片が突き刺さった。

    管が千切れ、床に液体が滴る。


    怪異が、よろめく。

  • 110スレ主25/04/30(水) 12:00:26

    怪異の頭が、微かに振り向いた。


    その“目のない顔”に、

    一瞬、赤いノイズのようなものが走る。


    二子の脳裏に、

    “一度見た風景”がフラッシュバックした。



    二子「……あれは……K-4の……」


    ほんのわずかな間。


    その“記憶の再生”が、動きを鈍らせた。



    【回避開始:35以上の場合、成功】

    潔 dice1d100=63 (63)

    烏 dice1d100=37 (37)

    玲王:dice1d100=59 (59) (意識混濁のため50以上成功)

    二子 dice1d100=40 (40)

  • 111スレ主25/04/30(水) 12:11:12

    再び、怪異が身体を歪ませた。

    今度は、天井から“黒いコード”が垂れ下がり──
    それがまるで意志を持ったように、襲いかかってくる。


    潔は、素早く足を蹴り出し、
    飛び込んでくるコードの“間”を抜ける。

    潔「……遅い。こっちはもう、慣れてきてる……!」


    烏「わっ、またかい!!」

    烏は、転がるように回避し、
    医療台を盾にしてコードをやりすごす。

    烏「はは、こいつ、動きだけは俊敏やな!!」


    二子は、ただ一歩、横にズレただけだった。

    だが、そこが“死角”であることを彼は読んでいた。

    二子「予測完了。無傷です。」

  • 112スレ主25/04/30(水) 12:13:29

    倒れ伏していた玲王の身体が、

    微かに、軋んだように動いた。


    “コード”が襲いかかったその瞬間──


    偶然、玲王の首が傾き、

    コードが床に当たり弾かれた。



    潔「……避けた……!?」


    烏「いや……違う。身体が“勝手に動いた”んや。あいつ……中で、まだ戦ってるわ……」



    【反撃開始:35以上の場合、成功】

    潔 dice1d100=100 (100)

    烏 dice1d100=50 (50)

    【玲王:戦闘不能/行動不可】

    二子 dice1d100=97 (97)

  • 113スレ主25/04/30(水) 12:52:11

    烏「──準備運動はここまでやッ!!」

    医療トレーを投げつけるように放る。

    ガンッ!!!
    怪異の頭部が傾いた。わずかに、ほんの一瞬──


    その隙を、“仲間”が見逃すはずもなかった。

    二子「リンク情報、解析完了──」

    いつの間にか、
    二子の手には“金属製の鋏”が握られていた。

    彼は、一歩、怪異の懐に踏み込むと、

    二子「精神侵食体、切断。」

    音もなく──その“管”を、鋏で“切った”。

    怪異の体が、ピクリと止まる。

  • 114二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 12:58:00

    うーん殺意高いね!!

  • 115スレ主25/04/30(水) 13:02:03

    >>114 完全にオーバーキルです…。



    潔「──終わりだ。」


    その時、潔の姿は、“誰よりも冷静”だった。



    脇に転がっていた“金属バット”のような器具を、

    自然に拾い上げる。


    彼の目は、“完全に怪異の動きを読み切っていた”。


    一歩踏み込み、二子の開けた隙間へ滑り込む。



    潔「──眠ってろ。」


    渾身の一撃が、怪異の胸部を、正確に叩き割った。


    ビシィィィン!!!!!


    怪異の身体が、

    まるでスローモーションのように崩れ落ちていく。


    白衣が焼け、管が千切れ、静かに、

    “人間らしいシルエット”へと戻っていく。

  • 116スレ主25/04/30(水) 13:03:07

    烏「──お、おぉおおぉぉ……!? 決まったァァ!!!」

    潔は息を整えながら、金属器具をそっと床へ置いた。


    烏「二子ぉぉ! お前、なんやその冷静すぎるスナイパーっぷりは!?」

    二子「……事前予測通りの展開です。」

    烏「出たぁァァ!! 凄みを逆に感じるやつやぁ!!」


    烏は、興奮したまま潔を見る。

    烏「いや、ちょっと待てや!最後のそれ、バチクソ完璧やったぞ!?」

    潔「……、みんなが繋いでくれたから……“見えた”。ありがとな、烏、二子。」

    二子「いえ、あの角度、あのタイミング…… あれは“潔くんにしか出来ない”最適解です。」

    烏「そうそう! 俺がパス、二子が隙作ってで、“潔が決める”! 完璧な連携やったな!!」

    潔「はは……俺たち、ちゃんと“チーム”になってるな……」

  • 117スレ主25/04/30(水) 13:08:23

    【玲王復活】8:00
    ※リンク解除のため、SAN値1回復(14→15)


    崩れ落ちた怪異の“頭部の残骸”から、
    微かに、煙のような何かが浮かび上がった。

    それが──まるで“誰かの記憶”であるかのように、

    玲王の意識の中へ、流れ込んでいく。

    玲王「……どこ……ここ……?」

    玲王の目が、ゆっくりと開かれた。

    そして、

    玲王「……院長、は…………」

    かすれた声で、意味不明な言葉を呟いた。

    潔「……玲王!? 聞こえるか!」

    玲王「……“院長”じゃない……“あの声”……ずっと誰かに、“おかえり”って……言ってた……」

    烏「“おかえり”……?誰に対してや……?」

    玲王「わかんねえ……けど……“何かが戻るのを、ずっと待ってる”……そんな感じだった……」

    二子「……人格の分離、あるいは記憶の回帰……?院長が“誰かの帰還”を目的としていた可能性があります。」

  • 118スレ主25/04/30(水) 13:36:19

    崩壊した怪異の身体は、
    医療器具台の下にまで崩れ落ちていた。

    その“音”を聞いた潔は、
    ふと床を見つめる。

    潔「……さっきの音、あそこからだったよな。」


    医療器具台のカバーをめくると──

    そこに、一冊の革張りのノートが落ちていた。

    表紙には、
    【K-4室:管理医師ログ(私的記録)】の文字。


    二子「……このページ……“被験体 No.02”の記録です。」

    烏「どれどれ……えっと、“記憶侵食による多重人格発生”……? やばいな。」

    玲王「その“人格”、全部誰かから奪ってきたやつだったんだろうな……」

    二子「“繰り返し観察”“誰かを待ち続ける”── ……自我の崩壊は、“待ち人”が戻らない限り、終わらない。」

  • 119スレ主25/04/30(水) 13:39:48

    そして──

    そのすぐ近く、歪んだロッカーの中から、
    金属ケースに入った1本のカプセルが発見された。

    烏「これは……“メンタルリバースカプセル”。SAN値+1やな。誰に使うかは相談や。」

    4人は、互いの顔を見合わせ、
    わずかに笑みを浮かべる。

    それは短くも、確かな“勝利の余韻”だった。


    潔は、視線をフロアマップに移した。

    潔「次……“何かが見える”気がする。」

    玲王「お前、マジで頼れるわ。」

    烏「ほんまやな……いや~非凡通り越して、なんかもう、潔様やわ!」

    二子「潔くんの精度、戦闘補助にも応用可能です。次戦闘、僕たちにも恩恵があります。」


    【潔クリティカル特典】
    → 次回探索:自動成功
    → 次回戦闘:全員判定+10補正

  • 120スレ主25/04/30(水) 14:00:56

    烏「ふぅ……終わったな。」

    静かに吐かれた息と共に、
    一つの部屋に渦巻いていた狂気が、
    確かに消えた。


    潔「……それにしても、玲王が無事でよかった。」

    二子「意識を飛ばすのは危険ですが……今回の成功でリンクの制御も安定するかも。」

    玲王「……悪ぃ、迷惑かけたな。」

    烏「なに言うとんねん。気にすんな、玲王。お前が戻ってきてくれたんが一番や。」

  • 121スレ主25/04/30(水) 14:06:08

    そして、誰からともなく、ふと時計に視線を落とす。


    潔「……っ!? “8:00”……!?」

     

    数分しか経っていないはずなのに、

    デジタル時計の数字は確かに“2時間”を刻んでいた。


    玲王「また、時間が進んだ……」


    烏「これ、ちょっとヤバいペースちゃうか……?」


    二子「もし進行速度が変化したら……、僕たちは。」

     

    四人の間に、一瞬、沈黙が落ちる。


    だが。


    潔「──でも、まだ、動ける。」


    玲王「ああ。終わらせよう、全部。」


    烏「ほな、行こか。俺らの出口、掴みに──」



    【選択肢:どの部屋に向かいますか?】

    ① 院長室(※異常ロック中)

    ② 書庫(旧資料保管室)

    ③ 点滴調整室

    ④ 屋上通路(※封鎖中)

    >>122

  • 122二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 14:46:06

    ② 書庫(旧資料保管室)

  • 123スレ主25/04/30(水) 15:00:13

    >>122 ご選択ありがとうございました。



    廊下に静寂が戻った。


    激闘の名残が、まだ空気に色濃く残るなか、

    4人は地図を睨み、次に進むべき場所を確認する。


    潔「行こう、“書庫”だ。まだ何か、手がかりがあるかもしれない。」


    玲王「……院長室はまだ開かない。ここで止まってるわけにはいかないな。」


    烏「書庫っちゅー名前やけど、どうせロクでもないモンが眠っとるんやろなぁ……」


    二子「ですが、資料保管室という名からして、“過去の記録”が集められていた可能性が高いです。怪異発生の根本に近づけるかもしれません。」


    4人は静かに頷き合い、足音を忍ばせながら、

    書庫のある廊下へと向かっていく。

  • 124スレ主25/04/30(水) 15:01:19

    ──書庫、旧資料保管室。

    プレートが斜めに傾き、
    ドアには古い錆が浮いていた。

    潔がそっとノブに手をかけ、
    ゆっくりと押し開ける。


    ギイィィィィ……

    開いた隙間から、
    埃の混じった空気がふわりと漏れ出した。


    烏「……なんや、紙の腐った匂いやな。」

    中は薄暗く、照明はほとんど機能していない。
    だが、その奥に何かがある。

    記録、記憶、過去。
    この病院の秘密を解く鍵が、
    眠っているかもしれない。

  • 125スレ主25/04/30(水) 15:14:39

    【探索進行】8:00

    開かれた扉の向こうは、
    まるで時が止まったかのようだった。

    積み上がった書類の山。崩れかけた棚。
    破れたファイルや黄ばんだ帳簿が、
    乱雑に散らばっている。


    潔「……ここも、長く放置されてたんだな。」

    足元に紙が舞い、
    古びた書類が風にめくれる音だけが、
    静寂を破っていた。

    玲王「……でも妙だ。埃の積もり具合が場所によって違う。」

    烏「つまり、最近誰かが触っとる場所があるっちゅーことやな。」

    二子「誰が、何のために……」

  • 126スレ主25/04/30(水) 15:17:40

    天井の蛍光灯は半分が点滅しており、

    不規則な明滅が部屋の奥を不気味に照らし出す。


    書庫の壁の一部には、“立ち入り禁止”と書かれた

    古びたロープが、外された跡もあった。


    カタン……


    棚の奥から、小さな物音が響く。



    潔「……誰か、いるのか?」


    だが、返事はない。

    音の主は、人か、あるいは──



    ①崩れかけた棚:書類の山に何かが埋もれているかも。倒壊リスクあり(異常発生リスクあり(小))

    ②破れた職員記録ファイル:個人情報や過去の行動履歴が残されている可能性

    ③鍵付きロッカー:書庫の奥。鍵が必要。見つかれば貴重な資料が入っているかも

    ④立入禁止区域の境界:封鎖されていたが、今はロープが外されている。奥に何か痕跡が…?


    【選択肢:誰がどの場所を探索しますか?】

    1:潔 2:烏 3:玲王 4:二子


    4人まとめてお願いします。

    (例:1が① 2が② 3が③ 4が④など)

    >>127

  • 127二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:05:30

    1が①、2が④、3が③、4が②

  • 128二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:18:31

    >>127 ご選択ありがとうございました。


    【書庫(旧資料保管室):①崩れかけた棚・潔世一】

    【探索開始】8:00

    【クリティカル100特典:ダイス自動成功】



    潔「じゃあ……俺は、この棚を見てみる。」


    潔が向かったのは、今にも崩れそうな書類棚。

    角が歪み、書類が傾いて落ちかけている。


    二子「気をつけてください、潔くん。

    あれ、倒れてきたら普通に怪我します。」


    潔「大丈夫、さっきの戦いで“流れ”は掴んだから。」


    そう言って、潔は慎重に、

    でもためらいのない手つきで棚に手を伸ばす。

    崩れそうな束を支えながら、

    書類の隙間を探っていく。



    潔「……これは……?」


    棚の奥、封筒に包まれた、

    小さな銀色の鍵を見つけた。

    タグにはこう記されている。


    『書庫ロッカー3B──保管資料』

  • 129二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:23:51

    【探索自動成功】8:00


    潔「これ……
    あっちの鍵付きロッカーのやつじゃないか?」

    二子がすぐに反応する。

    二子「そのラベル形式、1階で使われていたものと一致します。可能性は高いです。」

    玲王「ロッカー、開けられるならありがたいな。」

    烏「お、やるやん潔。“非凡”やな!」

    潔は小さく笑い、鍵を握った。


    潔「……まだ何が出るか分かんねぇけど、
    これも“繋がってる”。進むしかねぇよな。」

    書類棚は、今にも崩れそうな状態だ。

    けれど、その中から見つけ出した鍵──
    それは、この先の真実をひとつ開く鍵となるかもしれない。

  • 130二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:34:10

    【書庫(旧資料保管室):②破れた職員記録ファイル・二子一揮】
    【探索開始】8:00


    ファイルの束が崩れ、
    紙が床に散乱している一角で、二子は膝をついた。

    二子「……紙質が古い。昭和中期~後期……
    もしくはそれ以前のものも混在していますね。」

    広げられた書類には、明らかに一般の職員情報ではないものがいくつか含まれていた。

    封筒には、“処遇未定”“特例雇用”など、
    あまり見慣れない分類ラベルが貼られている。

    二子「……やはり、この病院には“内部的に問題を抱えた人物”が複数在籍していた可能性があります。」

    彼は慎重に手袋越しにページをめくりながら、
    ある記録に目を留めた。

  • 131二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:37:21

    二子「……この書類、変です。名前が“消されている”。──黒いインクで“塗りつぶされた”跡があります。」


    ペンで塗られたように見えて、よく見ると違う。

    インクの濃淡が異常で、

    “上書きされたような違和感”がある。



    そのとき、

    棚の奥からひときわ古びたファイルが目に入る。


    二子「……これ、表紙だけで崩れそうですが……

    中に何か残っていれば……」


    彼は息をひそめ、そっと指を伸ばした。


    次の瞬間、書類の隙間から

    “何か”がポタリと落ちる──


    dice1d100=74 (74)

    (1〜25:大失敗 26〜50:失敗)

    (51〜75:成功 76〜100:大成功)

  • 132二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:49:51

    【探索成功!】8:00


    二子が手を伸ばしたファイルは、
    乾いた音を立てて崩れた──が、
    中心に1枚だけ、比較的新しい紙が挟まっていた。


    二子「これは……別紙が後から綴じられている?」

    二子は丁寧にその紙を取り出し、表面を確認する。


    ──《B-1病棟患者記録:被験体B17号》──

    二子の目が細められる。


    二子「B-1……また出ましたね、この病棟名。」

    そこには奇妙な記述が並んでいた。


    “当病棟では通常の精神鎮静処置が効かない事例が多発。”
    “B17号の自我崩壊は進行しており、現実感覚の遮断が観測された。”
    “B-1エリアは原則閉鎖。対象への接触は“計画的観察”が許可された者に限る。”


    二子「つまり……“意図的に観察されていた”んですね、この患者たちは。」

  • 133二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:55:10

    その瞬間──

    【院内放送が流れる】


    ──ピ──……
    ザ……ガ……ガ……ァ……

    『……関係者ハ、速ヤカニ、B-1病棟へ……
    ……コレハ、最終通告デス……──』


    ガ、ガ……ザ────ピ──……。



    空気が一変した。

    烏「……うわっ、なんや今の……!?
    音声、歪んどったやん……」

    玲王「“B-1へお越しください”って……
    ふざけんな。誰が行くか……」

    潔「……これ、ヤバい“合図”かもしれない。」

  • 134二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:57:38

    【書庫(旧資料保管室):③鍵付きロッカー・御影玲王】
    【探索開始】8:00


    玲王「……オーケー。じゃ、俺の番ってわけだな。」

    潔が見つけてくれた鍵を手に、
    玲王は奥のロッカー“3B”を開く。


    重たい鍵を差し込み、ゆっくりと回すと、
    中には埃っぽいファイルボックスが、
    ぎっしり詰まっていた。


    玲王「“職員評価記録”か……?」

    手前の箱には、
    手書きのラベルで「S1〜S50 管理記録」とある。

    適当に一束引き抜くと、
    中から一枚だけ、封筒に入った記録が出てきた。

  • 135二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 17:08:21

    【探索自動成功(鍵発見のため)】8:00


    玲王「“特別雇用職員 No.16──
    准医師/院長代理任用候補”?」

    中には、古びた顔写真と、
    名前が塗りつぶされた経歴書。

    玲王「名前が消されてる……でも、この顔──」

    玲王の手が止まる。


    二子「どうかしましたか?」

    玲王「──この顔、“夢の中で見た”ことある……」


    写真の裏には、
    《Dフロア認可/B-1準観察立入許可》の押印。


    玲王「“院長の影武者”か……? 
    それとも、“本物”か……」

    4人の間に、また一つ、
    不気味なピースが嵌め込まれた。

  • 136スレ主25/04/30(水) 17:26:30

    ※途中からスレ主外れてましたが私です。


    【書庫(旧資料保管室):④立入禁止区域の境界・烏旅人】

    【探索開始】8:00



    書庫の奥、かすかに開いた仕切りの向こう。

    「立入禁止」と赤字で書かれたロープは、誰かの手で外されたまま地面に落ちていた。


    烏「……ここやな。“なんかあかんで”って空気出とるもんな。」


    部屋の空気が、他とは違う。

    埃っぽさではなく、まるで“誰かが最近までそこにいた”ような感触が残っている。


     

    潔「ロープ、最近切られた跡だな。……気をつけろよ、烏。」


    烏は軽く片手を上げて返す。


    烏「安心せえって。俺、怪異にもボケかませる自信あるわ。」


    二子「……逆に怒らせる確率が上がりそうですが。」


    ロープの先には、破れた掲示板やひび割れた棚、そして壁に小さくペンで殴り書きされた、“何か”の跡が残っている。


    烏は深く息を吸い、そこへ足を踏み入れた。


    dice1d100=50 (50)

    (1〜25:大失敗 26〜50:失敗)

    (51〜75:成功 76〜100:大成功)

  • 137二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 17:49:30

    ああああああ烏ー!!!!

  • 138スレ主25/04/30(水) 17:49:51

    【探索失敗】8:00
    【SAN値:-1(19→18)】


    ロープを跨ぎ、封鎖された空間へと足を踏み入れた烏。だが──踏み出した瞬間、烏の視界が一瞬、揺れた。

    烏「……っ!?」

    壁に貼られていたはずの掲示板が、ぐにゃりと歪んで見えた。まるで、“誰かがこちらを覗き込んでいる”ような錯覚。

    気配──ではない、“視線”だ。

    背筋に冷たい汗が伝う。

    烏(……なんや……なんやねんこれ……)

    彼が手を伸ばしかけた瞬間、棚の裏側で、“カタ”と何かが動いた音がした。


    だが、その音を追おうとした瞬間──


    「……アハ……アハハハハ……」

    笑い声。だが、反響も、発生源もなかった。
    耳元で直接“囁かれたような”音。

    烏「っ……!」

    振り返るも、そこには何もない。

  • 139スレ主25/04/30(水) 17:57:06

    >>137 めっちゃ惜しかったですね!残念!



    潔「烏ッ!」


    声が飛ぶ。


    烏「……ああ、平気や。けど、ここ……なんか、見えへん“もん”がおるかもな。」


    二子「現象としての干渉は微弱。でも、精神側への影響は避けられませんね。」


    玲王「──ここも、病んでるってことか。」



    烏は額を押さえながら戻ってくる。


    烏「すまん、今回は空振りや……でも、あの空間、なんか嫌なもん引きずってるわ。……たぶん、次は来んほうがええ。」


    静かに頷く3人。

    だが、それ以上に──今回得られた“情報”が、彼らを緊張させていた。



    二子「僕が見つけたファイル……《B-1病棟患者記録:被験体B17号》と記されていました。“自我崩壊”“観察対象”という、明らかに異常な単語が並んでいます。」


    二子はそっと、封筒の中からもう一枚の記録を取り出す。


    二子「病院には“内部的に問題を抱えた人物”が、複数名雇用されていた形跡がありました。」

  • 140スレ主25/04/30(水) 18:01:42

    玲王「……それ、たぶん俺が見つけたこいつのことだ。」


    封筒から取り出された、古びた顔写真。

    その裏にはこう記されていた。



    『特別雇用職員 No.16──准医師/院長代理任用候補』《Dフロア認可/B-1準観察立入許可》


    玲王「……この顔、俺、“見た”ことある。たぶん夢で。リンクしたあいつとは違う。けど──“あいつの近く”にいた気がする。」


    静かな緊張が、再び4人を包んだ。



    潔「情報が集まってきてる。地下、B-1、あの“顔のない職員”。全部、繋がってる──」


    二子「B-1病棟……今までは地図にもなかった。ですが──今なら“場所が開いた”可能性があります。」



    【選択肢:どこに向かいますか?】

    ① 院長室(※異常ロック中)

    ② 点滴調整室

    ③ 屋上通路(※封鎖中)

    ④ B-1病棟(⚠危険⚠)

    >>141

  • 141二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 18:18:04
  • 142スレ主25/04/30(水) 19:10:38

    >>141 ご選択ありがとうございました。



    潔「……次は、“点滴調整室”か。」


    二子「病室や手術室と密接に関係する部屋ですね。薬剤・生理食塩水・静脈注射の濃度調整……」


    烏「要するに、“体内に入れるもん”を扱う場所やな。……つまり、何が出てきてもおかしくあらへん。」


    玲王「薬……だけじゃないかもな。“別の何か”を混ぜてた可能性もある。」


    静かにうなずき合いながら、4人は廊下を抜けて、

    点滴調整室のある区画へと足を進める。


     

    廊下の壁には、

    【消毒済】の札が無造作に貼られていた。

    だが、それは明らかに数年前のもので、

    色褪せ、テープも剥がれかけていた。


    ドアの前に立ったとき──

    潔の手が、すっと止まった。

  • 143スレ主25/04/30(水) 19:13:25

    潔「……誰か、最近この扉を開けてる。」

    ドアノブに、新しい指紋のような跡。
    うっすらと、埃の上に手の形が残っている。


    玲王「……誰が?」


    答えは、ない。

    だが、確かに“つい最近”まで、
    この部屋に誰かがいた──
    そんな気配が残されていた。


    潔「行こう。まだ“間に合う”なら、手を打てる。」

    烏「えらい不穏なこと言うなぁ……。
    まぁええ。中に“非凡”な情報あること、
    祈っとくわ。」


    ──カチャリ。

    潔がノブを回すと、
    わずかに重い音を立ててドアが開いた。

    暗がりの中から、
    ひんやりとした薬品の匂いが漂い始める。

  • 144スレ主25/04/30(水) 19:23:21

    【探索進行】8:00


    扉を開けると、薬品と血が混じったような、
    鼻を突く異臭が漂ってきた。

    部屋は縦長で、
    中央に点滴液のパックや機材が並ぶ金属台。
    壁際には冷蔵保管用のストッカーや、旧型の注射器、記録用のファイルボードが所狭しと並んでいる。


    二子「管理が……雑ですね。
    器具の配置に統一性がありません。」

    烏「なんや、点滴調整室っちゅーより、
    実験室みたいやないか……」

    蛍光灯のうち、半分は点滅しており、
    ときおり、パチンと電流が走る音がする。


    玲王「……“誰かが使ってた”感じ、するな。
    しかも最近まで。」

    潔は棚の端に貼られた、手書きのメモに目を留める。

    潔「“同意書取得済”……? 何のだよ……」

  • 145スレ主25/04/30(水) 19:27:34

    そして奥の角。


    使用済みの点滴パックが何十枚も破棄されており、

    その山の底に──何かが“蠢いた”ように見えた。


    その場にいた誰もが、息を飲む。



    静かすぎる部屋の中、

    4人の鼓動だけが確かに響いていた。



    ①冷蔵ストッカー内部:薬品や資料が封入された保冷棚。開けるには少し時間がかかる構造(異常発生リスクあり(中))

    ②点滴廃棄物の山:無数の空パックの底に、何かが埋まっているように見える(異常発生リスクあり(小))

    ③記録ファイルボード:職員用の記録台帳が乱雑に束ねられている。内容によっては病院の方針・研究目的が判明する可能性あり

    ④奥の実験台の下:使用済み器具と薬品瓶が散乱。ガラスの破片が床一面に広がっている


    【選択肢:誰がどの場所を探索しますか?】

    1:潔 2:烏 3:玲王 4:二子


    4人まとめてお願いします。

    (例:1が① 2が② 3が③ 4が④など)

    >>144

  • 146スレ主25/04/30(水) 19:28:31

    安価ミスです。

    >>147 お願いします。

  • 147二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 19:29:25

    1が③ 2が② 3が④ 4が①

  • 148スレ主25/04/30(水) 19:44:01

    >>147 ご選択ありがとうございました。


    【点滴調整室:①冷蔵ストッカー内部・二子一揮(異常発生リスク中)】

    【探索開始】8:00


    冷蔵ストッカーの前に立った二子は、冷静な表情のまま、指先でその縁を撫でた。


    二子「……モデルは旧式。鍵付きではないですが、重たい防湿機構が付いているタイプですね。」


    扉の外側には、手書きでこう記されていた。


    『常温禁止/試薬・投薬サンプル──生理的拒絶反応確認済』


    烏「おいおい……拒絶反応って書くか、普通……」


    二子は冷蔵扉に手をかける前に、じっとストッカーの下部に目を落とした。


    二子「……“霜が降りていない”。」


    冷蔵機能はすでに停止している。それなのに、扉の合わせ目からは、微かに“冷気”のようなものが漏れていた。


    潔「開けるか?」


    二子「……ええ。何があっても不思議じゃない部屋ですが、“ここにしかない情報”がある確率は高いです。」


    彼は息を静かに吸い込み── 冷蔵ストッカーの取っ手を握った。


    dice1d100=36 (36)

    (1〜30:大失敗 31〜65:失敗)

    (66〜85:成功 86〜100:大成功)

  • 149二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 19:54:37

    大失敗は回避できたからヨシ!!…ヨシ…

  • 150スレ主25/04/30(水) 20:10:23

    >>149 危なかったですね…。


    【探索失敗】9:00

    【SAN値:-1(20→19)】

    【精神安定中及び通常失敗のため、異常発生リスク回避】


    ストッカーの扉を開けたとき、中から吐き出されたのは冷気ではなく、“感情”だった。



    二子「……っ……!」


    押し返されるように、彼は一歩だけ後退する。


    視界の端に、白く染まった“点滴パック”が見えた。

    だが、ラベルの文字はすべて塗り潰され、代わりに油性ペンでこう記されていた。


    『─B-1─ 侵蝕済』


    と、次の瞬間──


    ギギ……ギチ……ギチチ……


    ストッカーの奥から、無数のチューブが“這い出してくる”幻影。脳内でだけ、確かにそれを“見た”。


    声が聞こえた気がした。


    『いらない。いらない。これじゃ、終わらない。』

    『戻ってくる……何度でも、戻ってくる……』


    ──音もなく、冷気だけが二子の全身を包み込む。

  • 151スレ主25/04/30(水) 20:11:32

    二子「……“リンク”──しかけた。」


    潔「二子、無理すんな!」

    玲王「くそっ……またかよ……」

    だが、今回は彼自身が“踏みとどまった”。

    手のひらに小さな震えを残しながら、
    彼は静かにストッカーを閉じた。


    二子「……情報は、得られませんでした。
    ただ……“B-1の影”がここまで届いているのは、
    確実です。」


    時計が静かに1つ、音を刻んだ。

    カチ……カチ……

    【現在時刻:9:00】

  • 152スレ主25/04/30(水) 20:15:01

    【点滴調整室:③記録ファイルボード・潔世一】

    【探索開始】9:00



    潔は部屋の角、

    壁際にある記録ファイルボードの束に目を向けた。


    薄茶色のバインダー、

    血痕のような染みが付いたスプレッドシート、

    “手で破り取られたカルテの残骸”が散乱している。



    潔「……情報、埋もれてるだけって可能性もあるな。」


    彼はしゃがみこみ、

    散乱する紙を指で丁寧にすくい上げた。

    紙の角に付着した乾いた薬液に、ほんのかすかな匂い──


    消毒薬ではなく、“精神安定剤の揮発成分”が残っている。


    潔「やっぱり……“精神系の治療”に、

    ここ、使われてたな。」


    他の3人に視線を送ることなく、

    彼は静かに紙束を整理し、

    隠された“断片”の手がかりを探り始める──


    dice1d100=24 (24)

    (1〜25:大失敗 26〜50:失敗)

    (51〜75:成功 76〜100:大成功)

  • 153二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 20:18:15

    あ、

  • 154スレ主25/04/30(水) 20:20:04

    順番烏と逆になってました、お許しください。
    ダイス振っちゃった(大失敗)ので、このまま続けます。

  • 155スレ主25/04/30(水) 20:33:07

    >>153 潔はダイスの出目が極端ですね。


    【探索大失敗】9:00

    【強制戦闘イベント発生可能性上昇】

    ※特殊条件発動のためSAN値-1(15→14)


    束ねられたファイルをめくるたびに、潔の指先が冷たくなっていく。


    一枚──また一枚──破られ、塗り潰され、

    変形させられた“記録”たち。


    そのなかで──潔の手が、ふと、

    あるページに触れた。


    『症例:0049-A(精神誘導剤投与後観察)』

    『錯視・自己視点混濁・“役割埋没”傾向強まる』

    『※最終段階:識別不能。意識、他者へ“拡散”確認』

    『以下、音声記録──』

    『──僕ハ潔世一。俺ハ、潔世一。お前ハ──だれだ?』

    『“オレノ、ナカニ、オマエガイル……”』


    その文字を見た瞬間。

    視界が──暗転した。


    潔「っ……!」


    ゴゴゴ……


    頭の奥で、何かが“削られる音”がする。

    まるで、脳の中心に“別の人格”が入り込もうとしているかのような──

  • 156スレ主25/04/30(水) 20:35:01

    『“オレノ ナカニ オマエガイル”』

    自分の声が、まるで別人のもののように響いた。
    思考と感情がズレていく。

    “潔世一”という存在が、“自分”の外側ににじみ出ていく──


    潔「──っ……!」

    烏「……潔!?」
     
    玲王「……やばい、これ、リンクだ!」

    だが次の瞬間、
    潔は自分の頬を「バシンッ!」と叩いた。


    潔「……大丈夫だ。“まだ”俺は、俺だ。」


    手のひらがじんじんと痛む。
    冷や汗がこめかみを伝い、
    ファイルの角が落ちて床をコツンと鳴らす。

    潔「……けど、これ……“ヤバいレベル”まで来てるぞ。たぶん、“人格の外側”に触れかけた。……これが、“病院の正体”かもしれない……」

  • 157スレ主25/04/30(水) 20:39:35

    【点滴調整室:②点滴廃棄物の山・烏旅人(異常発生リスク小)】

    【探索開始】9:00


    烏「うわ〜……見た目でもうヤバいわコレ。絶対アカン匂いしかしとらへん。」


    大量の使用済み点滴パックが無造作に山積みにされていた。半数は中身が残っており、何本かは破れ、床に液体が染み出している。


    その液体は透明ではなく、ほんのり赤黒い色をしていた。



    烏「……これ、血混じってんか?いや、ちゃうな……鉄の臭いもアルコールもない。」


    彼は鼻を鳴らして、液体の成分を推測しながら手袋をキツく締め直す。


    二子「微量の精神感作剤が混入されていた点滴記録がいくつかあります。この部屋なら、確率は高いですね。」


    烏「おおこわ……。せやけど、こっちも“何かある”臭いはプンプンや。」


    慎重に、一歩ずつ山に近づいていく。


    だが、その瞬間──

    パックの山の下から、“コトッ”と何かが転がった。


    烏「……おっと。これは“お宝”か、“地雷”か……」


    烏はしゃがみ込み、手を伸ばす。


    dice1d100=43 (43)

    (1〜30:大失敗 31〜60:失敗)

    (61〜85:成功 86〜100:大成功)

  • 158スレ主25/04/30(水) 20:49:18

    【探索大敗】10:00
    【強制戦闘イベント発生“確定”】
    【SAN値:-1(18→17)】

    烏が掴みかけたその“何か”──
    それは、使用済みの点滴チューブに絡みつく形で、“人間の指”のようなものだった。

    烏「──あ゛っ!? ……!」

    だが、それはすぐに形を崩した。
    “粘土のように”ぺたりと潰れ、液状化して消える。


    だが。


    それと同時に、頭の奥で「パリッ」と音がした。

    ──脳の奥、誰にも触れられたことのない領域を、“何か”がノックしたような感覚。


    烏「ッ……く……ッ!」

    一瞬、視界が白く染まる。
    額に冷たい汗が浮かび、腕が勝手に震える。

  • 159スレ主25/04/30(水) 20:51:09

    潔「烏!? ……まさか!」

    二子「──これは、同調現象。……複数の精神リンクが、短時間に“接触”を受けすぎた。」

    玲王「この空間自体が……“喰らいつこうとしてる”!」


    そして。

    ガンッ──!

    背後のロッカーが勝手に開き、中から“無数の点滴用チューブ”がだらりと落ちてくる。

    それらはまるで“触手”のように床を這い、ガラス片を巻き込み、床に刻まれた“何かの印”をなぞるように動き出す。

    烏「……非凡やなコレ……非ッッ凡やぞ……!」

    部屋の空気が濁る。

    この時点で、4人は全員確信する──


    この部屋は、“もたない”。


    また、時計が静かに1つ時を刻む。

    カチ……カチ……

    【現在時刻:10:00】

  • 160スレ主25/04/30(水) 20:54:54

    【点滴調整室:④奥の実験台の下・御影玲王】

    【探索開始】10:00


    玲王は部屋の隅、薬品瓶や壊れた器具が散らばる実験台へと向かっていた。


    玲王「……ガラス、ぐっちゃぐちゃだな。これだけ割れてんの、誰かが暴れたあとか?」


    うず高く積まれたアンプルの殻、瓶詰めされた“かすかに揺れる液体”──


    その奥に、何かのファイルか金属製の箱のようなものが見えた。



    玲王「よし……一発当てて、取り返すぞ……!」


    彼は片膝をついてしゃがみこむと、そっとガラス片を手でかき分け始めた。


    そのときだった。


    “誰かの指先が、背中を撫でた気がした”。


    玲王「ッ──……ッ!」


    後ろを振り返る。誰もいない。

    ……でも、何かが“いた”感覚だけは、確かに残っていた。


    玲王「……ああもう、ここもかよ……! 来いよ、“非凡”な収穫──!」


    dice1d100=51 (51)

    (1〜25:大失敗 26〜50:失敗)

    (51〜75:成功 76〜100:大成功)

  • 161二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 20:57:26

    玲王が成功してる……!?

  • 162二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 20:57:39

    初成功おめでとう!!

  • 163二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 21:07:23

    うおおおお玲王ー!!!

  • 164スレ主25/04/30(水) 21:11:28

    >>161 >>162 >>163 やったー!おめでたいので、特別に超強力アイテムあげちゃいます!



    【探索成功】10:00


    ガラス片の隙間に埋もれていた“金属ケース”を、玲王は手探りで慎重に引き寄せた。


    カチリ──


    蓋を開けると、中には数枚の紙と、小さなスプレーボトルのようなものが収納されていた。


    二子「……それ、隔離職員用の“精神遮断スプレー”じゃないですか?」


    玲王「へぇ……“においでごまかす系”かと思ったけど、違うらしい。」


    ラベルは擦れて読めないが、横に挟まれた説明カードにはこう書かれていた。


    『対深層認識暴露・一次遮断噴霧剤』

    使用対象:1名のみ使用可能

    発動タイミング:使用宣言後、即時発動

    有効時間:1探索フェーズ+1戦闘イベントまで(連続行動を1単位とみなす)



    玲王「──“絶対におかしくなる前に使え”ってことだな。」


    確かにこの病院で手に入る“対抗手段”の1つ。


    その貴重な品を、彼は震える手で握りしめる。

  • 165スレ主25/04/30(水) 21:15:56

    玲王「よし……やっと、当てた。」

    潔「……ナイス。玲王、マジで“助かる”やつ引いたな。」

    烏「おおお〜〜!? これは非凡すぎやろ! お前、何者や!」

    二子「成功率からして、そろそろ引いてもおかしくないタイミングでした。」

    玲王「いや、そこはもっと褒めろって!」

    全員が微笑んだ──ほんの、束の間だった。


    ガガガ……チッ……バリバリッ……

    突如、部屋の天井スピーカーから不明瞭な音声が流れ出す。
     

    『……──お戻リクダサイ……──“B-1──”……メイレイ……サレタ……』
    『……侵蝕、進行率:46%……エラー、サイセイ、不可……──』


    烏「ッ、来るッ──ッ!!」

    次の瞬間、点滴廃棄物の山が“盛り上がった”。

    液体の染み出した床を這うように、
    チューブが蠢き──それが1本、2本、十数本と繋がり──形成される“人型”──

    だけど、それは“人間ではなかった”。

  • 166スレ主25/04/30(水) 21:19:32

    肉のかわりに管が、骨のかわりに支柱が、

    声帯のかわりにスピーカーが──


    それでも、確かに“何か”が生きていた。



    潔「構えろ──!」


    二子「……知覚型怪異、“全身点滴結合体”。攻撃範囲、広域です。」


    玲王「来いよ、てめぇ──今の俺は、簡単には喰わせねぇぞ……!」


    烏「……この病院は、ほんまに“人間を人間に戻す気がない”んやな……」



    【戦闘開始:35以上の場合、成功】

    潔 dice1d100=87 (87)

    烏 dice1d100=73 (73)

    玲王 dice1d100=71 (71)

    二子 dice1d100=42 (42)

  • 167スレ主25/04/30(水) 21:22:19

    潔のクリティカル特典使うの忘れましたが、普通に圧勝したので次に使いますね(4人揃うと強いな…)。

  • 168二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 21:22:37

    皆戦闘だけは成功率高いの何??
    頭脳派じゃなくて脳筋集団だった???

  • 169スレ主25/04/30(水) 21:36:35

    >>168 流石はエゴイスト集団(殺意マシマシ)ですね。



    【戦闘開始】10:00


    異形の怪異──点滴と管で作られた“人のカタチをした何か”が、ビキビキと音を立てて膨れ上がる。


    だが、それを前にしても、誰一人退かなかった。



    まず先陣を切ったのは──二子。


    二子「……人型であるなら、“関節の可動域”に偏りが出るはず。可動制限部位、首・腰──狙います。」


    小走りで距離を詰め、床の破片を蹴り上げて目眩しに。その隙に──二子の“ジャストキック”が、腰部関節を貫いた。



    「……──ジ……ガ……」



    玲王「二子、ナイス!次は、俺だ!」



    迷いのない動きで走り込む玲王。チューブの隙間から露出していた“スピーカー部”を、拾った鉄パイプで叩き潰す。


    パアァァンッ!!という火花。

    怪異の“音声機能”が、一瞬で沈黙する。



    玲王「“静かにしてろ”っての、聞こえなかったか?」

  • 170スレ主25/04/30(水) 21:38:50

    烏「よっしゃ! トドメ、繋げんでぇぇ!!」


    烏は軽くステップを踏み、上半身を捻るようにして、廃材を投げる!

    狙うは……管の束を繋ぎとめる“結節部”!

    ブンッ──
    ゴチャン!!!

    命中と同時に、チューブの中を走っていた液体が一気に吹き出し、怪異の“体のバランス”が崩れた。


    潔「……でも、まだ立ってる。なら──“最後は俺が決める”。」


    潔が床を蹴る音は、他の誰よりも軽かった。
    一直線に駆ける姿は、まさにブルーロックの申し子。


    潔「──繋いでくれて、ありがとな。全部、預かった。」

    右足が、怪異の“中心核”に叩き込まれる。
    潔のスパイクが叩きつけたのは、“この病院の不条理を象徴する装置の心臓部”──


    ズドォォン……ッ!!

    全ての管が千切れ、体液が床にぶちまけられ、怪異は“完全に沈黙”した。

  • 171スレ主25/04/30(水) 21:43:14

    【戦闘終了】10:00

    全員、息を吐いた。

    玲王「……やっっっっっっっっっっっと勝てた……!マジで!」

    二子「連携、完璧でした。」

    烏「非凡っ!非凡すぎるわ皆ァァ!!潔なんやお前、今の一撃、演出入ったやろ!!」

    潔「いや……マジで、みんなの攻撃があったから。“見えた”だけだよ。」

    玲王「うっせー! ナイスだって言ってんだよ!」

    4人の間に、間違いなく“確かな勝利”の手応えが残っていた。


    【1ターン撃破特典/撃破報酬】

    ──崩壊した怪異の中心部から、
    未使用のアンプルと金属の小箱が転がり出た。

    【防衛用精神安定剤(軽度)×1】
    →使用者の次回SAN値減少を1回無効化

    【破れた指令ファイル】
    → 『B-1病棟:臨床試験第2段階/対象個体:複数精神リンク構築可能体』
    → 『リンク数:上限解除/職員No.16……適応率上昇中』
    → 『……対話記録(断片):“……君ハ、戻ル。必ズ──”』
    →「B-1病棟の怪異」に対する+10ダイス補正(全員)

  • 172スレ主25/04/30(水) 21:52:54

    二子「……“B-1病棟にいる”のは、“適応してしまった人間”の可能性が高いです。」

    潔「“誰かに戻される”って……じゃあ、“自分の意思じゃない”のか。」

    玲王「なんにしても……もう後戻りはできねぇってことだな。」

    烏「けど、行かなアカンねん。“あそこ”が、病院の核の1つやろ……」


    全員が、黙って頷いた。


    ──覚悟は、もう決まっている。


    そのときだった。

    二子「……“10:00”になっています。」

    玲王「ッ…、誰も……何も、まだやってねえのに……」

    烏「……“この時計”が、止まらん言うこっちゃな。」 

    潔「……動いてるんじゃない。俺たちが、“削られてる”。」

    沈黙のなか、時計の針が再び“カチリ”と刻む。
    不気味に、静かに──まるで“終わりの時”を知らせるように。

    その音に背中を押されるように、4人は“B-1病棟の扉”へと向かっていった。

  • 173スレ主25/04/30(水) 22:02:01

    通常は使われていない通路の突き当たり。
    そこに、ひときわ重厚な“鉄扉”がある。

    ──プレートには、擦れかけた赤い文字でこう記されていた。

    『B-1病棟:精神適応観察区画』
    ※許可なき進入は、“再起不能”の恐れあり。

    その扉の前で、4人は思わず足を止めた。


    玲王「……これが“B-1”か……想像以上に、ヤバそうだな。」

    二子「“戻れなくなる”という表現、複数の資料で使われていました。この先、“何かが待っている”のは確定です。」

    烏「……せやけど、行くしかないやろ。」

    烏は静かにポケットから鍵を取り出し、ガチャリ、と重い音を響かせて錠を回す。

    ──すると、扉の隙間から、ふっと冷気のようなものが漏れた。

     
    潔「……中の空気が、違う。……やっぱり、ここは“特別”なんだ。」

    烏「よう言うたな凡──いや、“非凡”なセンサーやわ。」

    扉はまだ開いていない。
    だが、全員の呼吸が自然と浅くなっていた。

    ──何かが“向こう側”にいる。扉の奥には、きっと、この病院の“歪みの中心”がある。

  • 174スレ主25/04/30(水) 22:08:05

    玲王「……っし、入る前に確認しとくか。」

    二子「“使用する手段”があれば、今です。アイテム・能力、選択を。」

    烏「ここから先は、冗談抜きで死地や。使えるもんは使っとこや。」

    ──4人の視線が、それぞれのポケット、腕の時計、
    そして互いの目へと移っていく。


    ここでの選択が、命運を分けるかもしれない。

  • 175スレ主25/04/30(水) 22:13:34

    【選択肢:アイテム、固有能力を使用しますか?】


    ※戦闘イベント+10補正があります。

    ※SAN値減少時や回避不可時にも使用可能です。

    ※事前に使用したいものがあれば、>>178まで教えてください。なければ「なし」と教えてください。

    ※この場面で使いたい!等も教えてください。

    ※固有能力は登場人物紹介をご確認ください。

    ※アイテムは下記の通りです。


    ■小型救急セット:SAN値+1(チーム全員)

    ■メンタルリバースカプセル:SAN値+1(個人)

    ■小型回復薬:SAN値+2(個人)

    ■精神安定剤:SAN値+3(個人)

    ■ナースブレンド:ティアドロップ・エッセンス:SAN値+3(個人)


    ■対深層認識暴露・一次遮断噴霧剤

    →使用対象:1名のみ使用可能

    →発動タイミング:使用宣言後、即時発動

    →有効時間:1探索フェーズ+1戦闘イベントまで

    ■防衛用精神安定剤(軽度)×1:使用者の次回SAN値減少を1回無効化

  • 176二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 22:28:38

    SAN 現在/初期
    潔 14/17
    烏 17/19
    玲王 15/16
    二子 19/20
    潔のSANが若干不安だな
    15はあった方がいい気がするから個人回復のメンタルリバースカプセル(SAN値+1)使うか?

    上まで戻るのがめんどくさい人向け固有能力一覧

    【直感の導き】一度だけ、最善の選択肢を自動で選べる。
    【共鳴の記憶】SANチェック1回を自動成功扱いにできる(使用後破棄)。


    【精神肩代わり】仲間のSAN減少を1回だけ引き受けられる。
    【ツッコミの業】全員暴走時に選択を1回だけ修正可能。

    玲王
    【励まし】仲間のSANを+1回復できる(1回のみ)。
    【???】未発動の“もうひとつの力”が眠っている気配がある。

    二子
    【精神遮断】1度だけ、恐怖イベントを“無視”して情報として記憶する。
    【???】ポケットには、まだ表を見せていないカードがある。

  • 177二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 22:39:07

    小型救急セットを使って全員のSAN値を回復したい…!

  • 178二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 22:40:50

    小型救急セット使っとく?
    全員1回復するから今のうちに整えとこ
    潔のSAN値が気になるなら玲王の【励まし】で回復してもいいかもしれない(カプセル温存できるし)

  • 179スレ主25/04/30(水) 22:47:43

    >>176 >>177 >>178 ありがとうございました。

    それではご意見を集約し、小型救急セットを使用し、潔のSAN値減少時には玲王の固有能力を使用しましょう。物語はあと3分の1…苦しい展開が続きます。

    引き続きよろしくお願いします。

  • 180スレ主25/04/30(水) 22:55:28

    【アイテム使用→小型救急セット】10:00


    扉を開く前。
    玲王がジャケットの内ポケットから、
    白い小さな救急ポーチを取り出した。

    玲王「……ここで使う。中身は精神安定剤と軽い鎮静処置ツール。全員、1回ずつな。ケチんなよ?」

    潔「助かる……少しでも、冷静にいたいからな。」

    二子「感情安定剤の作用は短時間ですが、“瞬間の判断精度”を高めます。」

    烏「ありがたや〜ありがたや〜。“病院の中で使う救急セット”、ほんまにええ皮肉やで……!」


    ──4人は順番に、安定剤の錠剤を噛み砕き、
    額と首元にクールパッドを当てていく。

    冷たい刺激が、意識を研ぎ澄ませる。
    全員の呼吸が揃い、足元の揺らぎが消えていく感覚。


    【全員:SAN値+1】
    潔:14 → 15
    烏:17 → 18
    玲王:15 → 16
    二子:19 → 20

  • 181スレ主25/04/30(水) 22:57:49

    ──準備は、整った。


    潔「じゃあ──開けよう。」

    烏「……“地獄の一丁目”へ、いらっしゃいやで。」


    ギィィィ……ガコン……

    重く錆びた扉が横にスライドし、その隙間から、まるで霧のような白い気体が流れ出す。


    中は、異常なほど静かだった。

    一切の物音もなく、機械の起動音もない。
    あるのは、湿った床に落ちる水滴の音だけ。

    空気が重い。まるで、“空間そのものが眠っている”ようだった。


    床は血液のような茶褐色に汚れ、
    壁には黒いペンで書かれたメモがいくつも貼られている。

    『“もう戻れない”』
    『お前ハ、誰ダ?』
    『“起きたまま、夢ヲ見続ケルナ”』
    『ボクノ体ヲ返シテ……』

  • 182スレ主25/04/30(水) 23:01:11

    玲王「これ……全部、入院患者の“手書き”か……?」

    二子「記録映像によれば、B-1病棟の被験体は自我の境界が曖昧になり、“自身を職員だと誤認する”症例が多数報告されていました。」

    烏「……やばい部屋やなぁ、ここ……」

    潔「でも、何かが“呼んでる”。……ここで終わりにしないと、戻れない。」


    4人の視線が、病棟内部の扉に向かう。
    部屋は複数存在し、その先に"何がいるか"は誰にもわからない。


    ① 鎮静観察室:精神安定処置が行われていた部屋。記録資料あり。
    ② 隔離居室A:重症者が1名のみ使用。扉に爪痕のような跡。
    ③ 記録保管端末室:デジタル化されていない紙記録が保管されている。鍵が必要かも?
    ※④以降の部屋はまだロック中。一定の探索進行で開放予定。

  • 183スレ主25/04/30(水) 23:03:15

    二子「“ここ”で集めた情報が、おそらく“院長”や“リンクの中枢”に繋がります。」


    烏「最奥におる“アレ”に会う前に、少しでも材料集めんとな……」


    玲王「さぁて……どこから攻める?」


    潔「選ぼう。“ここから先”は、後悔しないように。」



    【選択肢:どこに向かいますか?】

    >>184

  • 184二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 23:13:04
  • 185スレ主25/04/30(水) 23:19:00

    >>184 ご選択ありがとうございました。


    4人は、B-1病棟の中央通路をゆっくりと進む。

    足音すらも吸い込まれるような静寂の中、天井に取り付けられた古い監視カメラが、かすかに揺れた。



    その奥に、プレートが吊り下がった扉がある。



    『鎮静観察室』

    記録用コード:No.7-RK/精神鎮静補助個体 記録管理室


    扉の表面はくすんだ銀色。

    中央に1枚だけ貼られた紙切れには、

    震えるような字でこう書かれていた。



    『まだ、目を開けないで』

    『……見つかる』



    烏「フラグやん。絶対なんか出るパターンやん。」


    二子「“意識操作実験”に使われた観察室です。記録が残っていれば、貴重な情報が得られるはず。」


    潔「……行こう。」



    ──ゆっくりと扉を開ける。

  • 186スレ主25/04/30(水) 23:20:30

    部屋全体が“真っ白”だった。

    床、壁、天井、ベッド、記録台。
    すべてが“無機質な白”に包まれているのに、そこに漂う空気は──あまりにも濃い“不在感”で満ちていた。


    ベッドは2つ。
    その片方には、人の形に“凹んだ痕”が残っている。


    点滴スタンドには、空になったバッグが3つ吊るされ、天井の四隅には監視カメラがそれぞれ設置されていた。

    壁には、記録用のスイッチパネルと、小さな“観察ログ用メモホルダー”が備え付けられている。


    潔「……人がいた痕跡が、残ってる。でも……気配が“無さすぎる”。」

    玲王「ここ、マジで“眠ってたやつ”がいたんだな……」

  • 187スレ主25/04/30(水) 23:24:17

    そのとき──


    ギィィ……チ……パァン……


    一瞬、照明が明滅し、

    空気の圧力が変わったような気がした。

    誰かが、まだこの部屋に“残っている”ような錯覚。



    二子「“痕跡”を洗い出せば、何が行われていたか分かるはずです。」


    烏「よっしゃ、なら探そか。“出てこんうちに”な……」



    ① 白いベッド下:凹みのあるベッドの下部。血痕のような影が薄く残る(※異常発生リスク小)

    ② 記録台引き出し:過去のログが残っているかもしれない。鍵はかかっていない。

    ③ 点滴スタンド周辺:空バッグの中に、何かの異物が混ざっている可能性。

    ④ モニタースイッチパネル:操作は可能。録画映像が残っているかもしれない(※異常発生リスク中)


    【選択肢:誰がどの場所を探索しますか?】

    1:潔 2:烏 3:玲王 4:二子


    4人まとめてお願いします。

    (例:1が① 2が② 3が③ 4が④など)

    >>188

  • 188二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 23:34:15

    1が③ 2が① 3が② 4が④

  • 189スレ主25/04/30(水) 23:43:53

    >>188 ご選択ありがとうございました。


    【鎮静観察室探索:①白いベッド下・烏旅人(異常発生リスク小)】

    【探索開始】10:00


    烏「ほな俺は……ベッドの下、いってみよか。」


    部屋の隅に置かれた、凹みのある白いベッド。“誰かが長時間ここにいた”ことは明らかだった。


    烏はしゃがみこみ、低く体を滑り込ませる。空気はこもっていて湿気が強く、埃の臭いが鼻をつく。


    烏「ったく……病院のベッドの下って、ほんま何か出そうやねんな……“この怖さ、ベッド下ナメたらアカン”っちゅー話や。」

    独り言をぼやきながら、目を凝らす。


    ──ベッド下、奥の隅に何かが突っ込まれている。それは、薄汚れたレポート用紙の束のように見えた。だが、何枚かの紙がベタリと床に貼り付いており、その周囲には、赤黒い染みが広がっている。


    烏「……こらまた、“不穏”やなぁ……」


    ベッドフレームの下を這いながら、手を伸ばした──そのとき。


    ゴン……!

    背後で、ベッドの金属部分が自然に軋んだ。誰も触れていないはずなのに、“重み”が乗ったような音。


    烏(……今、誰か乗ったか?)


    ──嫌な汗が背中を伝う。だが、ここまで来た以上、もう後には引けない。


    dice1d100=100 (100)

    (1〜30:大失敗 31〜60:失敗)

    (61〜85:成功 86〜100:大成功)

  • 190スレ主25/04/30(水) 23:52:48

    【探索大成功!】10:00
    【ダイス100報酬付与(取得×2)】


    烏(これ……めっちゃ古い紙やな……ただのレポートやない……)

    貼りついた紙束をそっと剥がし取ると、
    その裏に──小型の記録装置がガムテープで貼り付けられていた。


    それは、デジタルボイスレコーダーの旧式型だった。
    記録日:数年前──それは、この病院の“外部閉鎖”よりも前のもの。

    烏「……録音、されとるやん。しかも、メモの内容……これ……マジでヤバいやつや。」

    手に取った紙束の先頭には、こう記されていた。


    『最終観察報告書──対象No.16』
    『現時点で、“被験体の意識”はもはや回帰不能』
    『脳波データは、病院システム“中央演算機”とリンクしたまま』
    『この病院の中枢システムは、すでに“彼”の夢に“組み込まれている”』
    『私たちは、いつから“自分の意思で動いていた”のか……』
    『……次に目が覚めたら、“私”はもう、“私じゃない”。』

    烏(これ、“院長”だけの話ちゃう。病院そのものが、“誰かの夢の中”ってことか……?)

  • 191スレ主25/04/30(水) 23:55:00

    手元の録音装置も──
    再生ボタンを押せばすぐに動作しそうだったが、
    烏は一度止めた。

    烏「……今は、まだ早いか。みんな揃ってる時に聴いた方がええな。」

    彼はレコーダーと紙束を大事そうに懐へ仕舞い込んだ。


    ──その瞬間、ベッドフレームが再び軋んだが、烏はもう、怯えずに目を細めた。

    烏「──悪いな。“もう、上には誰もおらん”って知ってるんや。せやから、俺は、進ませてもらうで。」


    【獲得アイテム・情報】
    ・《記録装置:No.16音声ログ》:重要録音ファイル。再生でイベント進行可能。
    ・《最終観察報告書》:病院の“中枢システム”が夢とリンクしている記録。
    → “誰か”の意識が病院を支配し、夢を構成している可能性が浮上。

  • 192二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 00:05:11

    一気に核心に迫る情報が出てきた!?

  • 193二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 00:45:43

    さすが烏!頼もしい!!

  • 194二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 00:50:01

    さすが100、強いな

  • 195二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 05:13:14

    保守

  • 196スレ主25/05/01(木) 07:35:21

    >>192 物語も終わりに少しずつ近づいております。

    >>193 >>194 烏のお陰でいい夢が見れました。

    >>195 保守ありがとうございます。助かりました。


    ホスト規制に巻き込まれておりました。

    次スレ立てて来ますのでお待ちくださいませ。

    物語は残り3分の1…の予定でしたが、廃病院って色々盛りたくなるので、また続きます。残り半分切ったくらいかな。

  • 197スレ主25/05/01(木) 07:50:59
  • 198スレ主25/05/01(木) 07:53:25

    【余談⑥:探索】

    本当は10部屋くらいで終わる予定でしたが、思いつきで増やし続けた結果2倍くらいになりました。引き続きサクサク進めていきます。

  • 199スレ主25/05/01(木) 07:55:07

    【余談⑦:デュエル】

    休憩室に入ったら絶対やろうと思っていたイベントです。二子が(他の3人も)楽しそうで書いててこちらも楽しかったです。

  • 200スレ主25/05/01(木) 07:56:36

    【余談⑧:???】

    今後ボーナスイベント用意してます!お楽しみに!それではPart3もよろしくお願いします。

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています