ここだけ、火炎放射により消火活動を行うゲヘモブちゃんがいる世界線

  • 1サモエド25/04/28(月) 22:05:39

    ごうごうと赤くゆらめく火が建物を包んでいる。
    「クソッ、火事だ!火事が起きたぞー!」
    みるみるうちに火の手は上がり、多くの悲鳴と共に数多くの生徒たちが外へ逃げだす。
    その時、そこに近づく一台の車があった!サイレンをけたたましく鳴らすそれは燃え上がる建物の前で急停止し、一人の少女がホースのようなものを抱え降りてきた!
    「安心しろ!消防部部長の私が来たからにはこの火もすぐ消える!」
    「消防部!?なんだそれ聞いたことないぞ…でもまあ、この火を消してくれるなら何でもいい!」
    「よし、いくぞ…ファイアー!」
    ホースのようなものは火炎放射器だった!建物はより一層赤い炎に包まれやがて炭となるだろう!
    「何やってんだァァァァァァ!」
    ここだけ、火炎放射により消火活動を行うゲヘモブちゃんがいる世界線です。本人的には
    「火元も消せば火も消える。つまり火元を消し炭にするのは消火活動の一環だ!」
    ということです。

  • 2二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:06:57

    火 に 油 を 注 ぐ

  • 3二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:07:45

    メグかな?

  • 4二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:08:52

    >>2

    文字通り炎に火を注いでるんだよなぁ

  • 5二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:09:02

    ゲヘナならいっか

  • 6二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:10:05

    メグの妹かな

  • 7二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:11:58

    江戸時代かな?

  • 8サモエド25/04/28(月) 22:16:22

    「ふぅ…これで消火活動は終わりだ!無事火は消えたぞ!」
    火炎放射器を構えた少女は額の汗をぬぐい、ほっとして胸をなでおろす
    「火どころか建物も消えたけどね?ほんと何やってくれてるの??」
    「?消火活動だ!無事で良かったぞ!」
    「確かに私や他の人は無事だけどね?建物が無事じゃないんだよ、荷物とかもう黒焦げじゃん」
    「それは…そうだな…すまない、私に火力がないばっかりに…」
    「火力があったからだよ!!!」
    「?それはそれとして、私はまた別の火事を消火しに行ってくる!また火事が起きたらその時は助けてやるぞ!じゃあな!」
    そういって少女は車を走らせる。次の火事現場に向かうために__
    「二度とくんなー!」

  • 9サモエド25/04/28(月) 22:23:11

    メグさんの妹ですか…確かに、考え方は似ているのでありえそうですね。ところで。どうしてこの子は消火活動を始めるようになったんでしょうか?そこを考えてなかったので今から考えてみようと思います。

  • 10サモエド25/04/28(月) 22:34:07

    考えてみました。

    1.幼いころに火事から助け出され、消防士に憧れを持った。(なんで火で消そうとするんだ?)


    2.姉の影響を受け、火事の方面にそれが向いた。(下倉メグさんを姉に持つ設定になる。)


    3.なんかかっこよかったから。


    4.風紀委員とは違うベクトルで人助けをしてみたいと思ったから(悩みの種になってそうですけれど)

    dice1d4=4 (4)

  • 11サモエド25/04/28(月) 22:35:30

    というわけで、風紀委員とは違うベクトルで人助けをしてみたかったから消火活動を行うようになったようです。悩みの種を増やしてどうする…

  • 12サモエド25/04/28(月) 23:00:32

    ~翌日~
    「はぁー…まったく、昨日はひどい目に遭った。」
    建物が炭となってもあんな高熱にさらされても無事で寒い財布を片手に、この後どう生きればいいのかと苦悶の表情を浮かべながらゲヘナの街を歩く。しばらく歩いていれば、お気に入りのモーニングカフェの店が目に入る。
    「…いやいや、流石にダメでしょ。稼ぐ手段もないし、残りだって少ないんだしさぁ……」
    そんな独り言を、大きな腹の虫が遮る。昨日の夜から何も食べていないのだ。
    「…ま、今日くらいはね?」
    ドアベルに歓迎されながら、店員に人数を伝えて店内を見渡す。すると…
    「ゲェーッ!あの格好は!」
    昨日見かけた消防部部長を名乗る放火魔を見つける。
    「む?おお、君は昨日の!元気にしてるか?」
    建物一つ炭にしたのになんとのんきなのだろう。いや、ここではそんな奴当たり前にいるのだが
    「元気なわけないだろ、おかげで寝どこも金もねぇよ」
    「そうか…そうだよな、すまない。朝ごはんくらいは奢らせてくれないか?」
    「えっ?」
    予想だにしない答え。もしかしたら、常識が欠けてるだけで根は良い奴なのだろうか…?そんな考えが頭をかすめる。まて、そもそも常識が欠けてる時点で善人じゃねぇ。でも…
    「ああ、じゃあ、頼む…」
    腹の虫には勝てねぇ…
    「お待たせしました、モーニングセットAで~す」
    「どうも…」
    トースト一枚とベーコンエッグというシンプルなセット。これが一番好きなんだ。
    「それで…なんか悪いな、奢ってもらって」
    「いやいや、もとはといえば私の火力不足のせいさ…消防部部長として不甲斐ない」
    「火力は十分だったけどな????」
    「?」
    「…はあ、まあ、いい。…一つ聞きたいことがあんだけど」
    「ああ、なんだ?」
    「あんたなんで消防部なんて名乗って__」
    そう言いかけた時、キッチンの方から悲鳴が聞こえる。そちらを見れば、かすかだが黒い煙がもくもくとたっていた

  • 13サモエド25/04/28(月) 23:13:02

    「っ!火事か!?」
    一番最初に動いたのはアイツ。どこにしまってたのか、火炎放射器を持ってキッチンに駆け込んでいった。
    …火炎放射器を持って?
    「は!?おい待てよ、キッチンならそんなデカいもんでもねぇだろ!何事にも程度ってもんが__」
    結果から言うと、店は爆発した。火炎放射とガスが最悪のコンビネーションを発揮しやがった。私の食べかけのモーニングセットは瓦礫に食われちまったし、危うく私もセットの一部になるところだった。クソが。そんでもって、今はアイツのせいで広がった火事をアイツが"消火"してやがる。とんだマッチポンプだ。
    「__ふう、これで消火活動は終わりだ!大丈夫か?」
    アイツは満足げに額の汗をぬぐいながらこっちに喋りかけてくる
    「火事が広がった原因お前だけどな????危うくモーニングセットになるところだったわ、クソが」
    「無事で良かったぞ!」
    「耳つまってんのか」
    そう私が文句を垂れてると、後ろから複数の足並みそろった足音が聞こえる。そんでアイツは目をキラキラ輝かせてる。何事かって思って後ろを振り返ったが…
    「そ、その制服は!風紀委員さんではないか!」
    終わった。最悪だ
    「この辺で爆破事件が起こったと通報があった。どうやらここで間違いないようだな。」
    「ああ!ああ、そうなんだ!この店のキッチンが火事を起こして、それで爆発した!私たちはさっきまでその消火活動を行っていたんだ!」
    私を巻き込みやがったこのクソ野郎!
    「…そうか。ところでこの近辺に放火犯がいるとの通報もあったんだが…」
    「放火犯だって?それはひどいな…私が消火しに行かなければ!」
    「いや、十中八九お前だろ」
    ~牢獄~
    「捕まっちゃったー!?」
    「当たり前だろバカが」
    クソが。私も共犯だと思われてまとめて収監されちまった。

  • 14サモエド25/04/29(火) 00:22:30

    何とか誤解を解いて抜け出さねぇと…そんでコイツには未来永劫捕まっててもらわねぇと…
    「…そういや」
    「えっ何!?」
    「さっき聞きそびれたんだけどよ、あんたなんで消防部なんて名乗ってんだ?」
    さっきまで焦っていたアイツの顔は、まるで付箋をはがしたみたいにまるっきりツヤツヤのドヤ顔に変わった。殴りてぇ
    「それはな!風紀委員にあこがれたんだ!」
    「今その憧れに捕まってんだけど」
    「それはな…まあともかく!悪をくじき、人を助ける…そんな姿にあこがれたんだ!」
    「…なら風紀委員に入ったらよかったんじゃねぇか?」
    「確かに一度はそれも考えた。けどな、風紀委員だって対応できないことがある。」
    「それは災害だ。いろんな災いがあるが…私はその中で火災に目を向けた!一番身近だからだ!」
    「私は身近な災いから人々を守るために奔走し!消火活動を行う!そのために消防部部長を名乗っているんだ!」
    「そうか…」
    この無垢な思いから出力されていい行動と結果じゃねぇだろ…
    「…そんで、なんで火炎放射器なんだ?」
    「?火元を消し炭にすれば火も消えるだろ?」
    「お前バカなの?」

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