回歴する紫風信子 chapter2

  • 1125/04/30(水) 21:53:37

    名もなき神々の王女が覚醒した世界戦から本編世界戦に転移したミドリが世界を救うために戦う話
    chapter2

  • 2125/04/30(水) 21:55:06

    はい。落ちましたので続き
    需要あるかは分からないけど、もう少し書かせてください

    このスレ内で大きくストーリーが進展するはず

  • 3125/04/30(水) 21:57:12
  • 4二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 21:58:02

    建て乙、笛とかpixivに載せるのは考えてる?

  • 5125/04/30(水) 22:01:10
  • 6二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 22:01:39

    朝起きれなかったよスレ主……

  • 7125/04/30(水) 22:04:00

    >>4

    初めてSS書いてるからいまいち分かんないけど、ここに書いたのってPixivとかに上げるのってあり何ですか?

  • 8125/04/30(水) 22:05:49

    あらすじ1
    パヴァーヌ2章、要塞都市で名もなき神々の王女が覚醒してしまった世界線。才羽ミドリは姉のモモイ、特異現象捜査部部長のヒマリと共に神々の王女と化したかつての仲間、アリスと戦い続けてきた。が、抵抗虚しく、母校は王女を構成するパーツとなり、大切な仲間すら無残に散っていった。それでも、希望のため、かつての日常のため、ミドリ達は戦った。
    キヴォトス中に魔王の手が蝕んできたころ、ヒマリの指示でミドリ達はトリニティ跡地へと向かい、対抗手段である『ヒエロニムス』を手にして王女と最後の戦いを繰り広げた。
    ヒエロニムスの力により善戦はしたものの、王女の主砲がヒエロニムス、ミドリを庇ったモモイを貫き、敗北。
    モモイが死に際に遺した祈り、願い。この世界の無念の思い。それが奇跡を起こしたのか、倒れたはずのヒエロニムスがミドリを転移をさせた

  • 9二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 22:07:47

    >>7

    自分でスレ立てたんですしいいんじゃないですかね?

    より安全を望むならスレ主だという証拠を出すとか

  • 10125/04/30(水) 22:07:57

    >>8

    あらすじ2

    エデン条約を前に、通功の古聖堂に下見に来ていたミカは、壁に倒れている少女を発見する。その少女こそが転移してきたミドリであった。

    ミドリはミカの対応によって一命を取り留める。帰る場所がないことから、ミカの提案により、彼女の家に住ませてもらう事になったミドリは、桃園ムスカリという偽名を使い、トリニティへと編入しようたする。その途中、ナギサに疑いを向けられるがセイアの手助けによって何とか編入に成功し、新しい生活を送り始めた。

    その翌日、ミドリはミカの計らいで部活の体験をし、救護騎士団、正義実現委員会の見学をしていた。だが、トラブルがいつもより多いみたいで…?

  • 11125/04/30(水) 22:14:03

    登場人物1

    才羽ミドリ(回歴)
    (偽名:桃園ムスカリ)
    トリニティでミカと共に生活している少女
    名もなき神々の王女との戦いの末、本編世界に転移してきた。本人は過去だと思っている(あながち間違いではないが)
    仲間を失い、学校を失い、姉を失い、絶望を味わっているが転移してきた世界で出会ったミカ、世界をやり直せるかもしれないという希望を拠り所に生きている。メンタルは何度も壊れかけたからか、逆に強くなっている。
    転移後、ミカと出会い、彼女の家に住まわせてもらっている。
    武器はミカが修理したユズの遺品
    素性を隠しながら、かつて掴めなかった希望のために戦い続けている

    聖園ミカ
    ティーパーティーパテル派のトップ
    古聖堂で倒れているミドリを見つけ、それ以降彼女を気にかけている。素性、過去を話せない上、家すらない彼女を放っておけず、ミドリを自分の家に迎えて、一緒に生活を始めた
    ミドリはトリニティと関係がなく、立場も気にしなくていいため、彼女と関わるときのミカはすごく楽しそうである。
    ミドリを編入させようと提案した人。そのせいでナギサとは対立している

    桐藤ナギサ
    ティーパーティーフィリウス派トップ。
    エデン条約が迫ってきているのもあって、精神的に余裕がない。そのせいで、編入希望のミドリを疑い、編入処理を破棄しようとした。ミカとは子の件で対立している

    百合子セイア
    ティーパーティーのホスト
    ミカとナギサの対立を抑えて、ミドリの編入を許可した。予知夢で、ミドリがトリニティのために戦う姿を見た。具体的な内容こそ分からないがミドリが世の理を超えていることに気づいている。

  • 12125/04/30(水) 22:45:27

    登場人物2

    青森ミネ
    救護騎士団団長
    転移してきたミドリの治療、入院中の看護を担当した。
    部活体験中ミドリと共に行動したが、ミドリは想定していないミネの『救護』に驚かされた

    仲正イチカ
    正義実現委員会の一員
    正義実現委員会の部活体験に来たミドリの案内、及び付き添いを担当した。
    本人の統率力、後輩との連携を生かして初対面のミドリとも連携をとって暴動の鎮圧をした

    剣先ツルギ
    正義実現委員会委員長。トリニティの戦術兵器
    ミドリのピンチに現れ、1人でアリウスの兵数十人を蹂躙した。

  • 13125/04/30(水) 23:29:12

    Tips:才羽ミドリ(回歴)3

    戦闘
    転移前は彼女自身のスナイパーライフルを使っていたが、転移前の戦いで壊れてしまったため、ユズの遺品のグレネードランチャーをメインで使っている
    戦闘方法は前の過酷な世界での経験からか、近接、銃撃、狙撃と幅広い対応が可能。使えるものは何でも使い、取れる戦術は出し惜しみなく出すため多彩な戦闘スタイルが脅威となるほど。
    過剰気味な火力で戦ったり、敵の攻撃の回避に敵を利用するなど、戦いにおいては、死線をくぐり抜けた影響で慈悲はあるが容赦がなくなる。
    壁を駆けることのように一部の戦闘テクニックはネルを模倣しており、ある程度動きを再現してることから、少なくともネルに劣りこそしても、彼女のテクニックは本編のキヴォトスにおいても、最上位の上澄みに当たるだろう。体力や純粋なパワーでは流石にネルたちのものには及ばない

  • 14125/05/01(木) 06:31:11

    「ヘルメット団のリーダーに尋問していたら、主犯を見つけてしまい追いかけたと」

    イチカはため息をもらしながらミドリを見る。

    「結果として勝てたからいいけど、どうなるか分からない以上、せめて誰かに伝えてほしいっす」

    …確かに、ツルギさんがいなければ今回は勝てたか怪しかっただろう。もう、1人で戦ってる訳ではないもんね。そう自分に言い聞かせ、イチカちゃんに謝罪する。

    「あ~そこまで謝らなくても。分かってもらえれば。それに、ムスカリさんのお陰で大事になる前に処理できたのも事実ではあるし。後は私達で対応するんで休んでてください」

    そう言うとイチカは、捉えた兵士たちの方を向いて問いただしはじめた

    「…アリウス分校。何が目的っすか?」

    そう言ってイチカちゃんはアリウスの生徒に詰め寄る。トリニティの小さな乱れ。まだ大きくはないけど、このまま続いてはトリニティ全体に関わるかもしれない
    しかも、外交問題にもなりかねない他校によって引き起こされた問題。それゆえにイチカちゃんは聞き出そうとする

    だが、それも許されなかった。私達の目の前に何らかが数個落ちてくる。それに気づいた直後、爆ぜた。煙幕が辺り一帯に広がり私達の視界を遮る

    「煙幕弾!?」

    イチカちゃんが叫ぶ。まだ敵が残っていたのだろうか。煙の中、私は再度銃を持ち直す

    しかし、敵は現れなかった。…それどころか、煙が晴れてきて周りを見ると縛られていた敵すらいなくなっていた

    「詰めが甘かったっすね…」

    イチカちゃんはそう呟いて、天を仰ぐ

    そうして、戦場には私と正義実現委員会だけが残る。私達は心にもやを抱えながら、拠点へと戻っていった

  • 15125/05/01(木) 10:08:25

    数十分後 談話室にて
    「怪我、大丈夫っすか?」
    「何とか。すぐに治療できたので。」

    帰還した2人は談話室に入り、ミドリは怪我を確認しながら腰を下ろす。イチカは怪我を心配しつつ、現場でできなかった対応のために作業を始める
    「イチカちゃん」
    「どうかしたっすか?」
    「アリウス分校ってどんな場所ですか?」

    落ち着けたからだろうか。現地では聞けなかった事を聞いてみた。ミレニアムにいた頃、名前だけは聞いた事がある場所。確かユウカがいつだか話してた気がする。
    「確か、トリニティができる前の1つの大きな派閥だったような?」
    「トリニティができる前?」
    「トリニティは元々沢山の学園、派閥に別れていたんすけど、それが併合してできて作られた学校らしいっすよ。アリウスはそれに反対を続け、次第に表舞台から姿を消していった。これが私の知っている話っす」

    そう説明をされる。こうやって次第に忘れ去られることは歴史的にみれば多々あるはず。でも、なぜ、今になって?その疑問が強く残った。
    「もしかしたら、エデン条約の噂を耳にしたのかもっすね。トリニティへの嫌悪はあるだろうし、その妨害が目的かも」

    同じ疑問を抱いていたのかイチカちゃんはそう考察し、私に向き直る
    「もしかしたら今後もアリウスはトリニティに現れるかもしれないっす。そうなると、今日の復讐も兼ねてムスカリさんが標的にされる可能性もあるかもっすね。」

    それは…そうかもしれない。そうなると、アリスちゃんの対応に割ける時間も減るし、困ったことになったかも。
    「そこで、1つ提案なんですけど、正義実現委員会に入りませんか?流石にアリウスでもトリニティ屈指の組織を襲う事はだろうし。あ、もちろんムスカリさんが良ければっすけど」

    元より、何かしらの部活には入るかもしれないとは考えていたのだ。なら、イチカちゃんの提案もあり、名もなき神々の王女の対策に時間を割けるこの提案には乗らない理由がない。

    「そうですね。では、よろしければお願いします。」
    私は頷いて、提案に乗る。
    「決まりっすね」

    そうしてイチカちゃんの元で軽く手続きをし、私は正義実現委員会の一員となった。

  • 16二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 10:52:11

    どうストーリーが変わるかな

  • 17二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 19:05:09

    保守じゃぁ!!

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 00:06:39

    これからどうなるか楽しみや

  • 19125/05/02(金) 00:33:41

    正式な活動は明日からと聞き、私は傷を癒やすために帰路につく。例のトラブルと入会の話で遅くなってしまい、屋敷についた時にはもう日は沈みきっていた。

    「ただいま」

    屋敷に入って手を洗い、部屋へと戻ろうとする

    「あっ、お帰り!ずいぶん遅かったね。」

    私の帰宅に気づいたミカさんが部屋の扉に手をかけようとしたタイミングでわたしに声をかけてくる。

    「ちょっとトラブルに巻き込まれちゃって、すぐに料理しますね。」

    そう言って部屋で着替えようと扉を開く

    「大丈夫だよ。それに、今日は私が作ったから!よかったら食べてみて」

    そう言われるがままに、食卓へと行って料理の前に座る。

    「いただきます」

    ナイフとフォークを持ち、料理を口へと運ぶ
    おいしい。味もいいけど、料理に込められてる想いが伝わってくるような暖かさ。昔風邪を引いた時、お姉ちゃんが下手くそな癖に看病しようと必死に料理を作ってくれたその時と同じような温かみ…そういえば、こんな料理を食べるのはいつぶりだったっけ。少し泣きそうになった

    「ねえ、どうだった?」

    料理に夢中なミドリにそわそわとしたミカが話しかける

    「おいしいですよ。ミカさん。それと、ありがとうございます」

    その言葉にミカさんは跳ねて喜ぶ。その様子に笑みがこぼれながら、私はまた料理に向かい合った。

  • 20125/05/02(金) 01:08:37

    食後、ミカさんと私は軽く雑談をして部屋へと向かう。
    正義実現委員会に入ったことを伝えた時はちょっとびっくりしていた。まあ、転校してきた人が治安維持組織に入るのは珍しいだろうけど。
    それと、左手も心配された。アリウス分校の件もティーパーティーのトップのミカさんなら何か知っているのではないかと思って聞きながら今日の事件を話したが、「あ~アリウスかぁ…」と何とも言えない表情で話を聞いていた。
    何か知っているのかもしれないけど、無闇に聞くことではないかな。あの感じは何かは知ってるだろうけど無理に聞くもの悪いし…

    そんなことを考えながら部屋の扉を開く。
    部屋に入って、今日起きた事を日記にまとめてアリウス分校について軽く調べてみた。

    アリウス分校
    トリニティの前身であった学園があった時代に存在した学園。授業の形式、ゲヘナとの確執等現トリニティに類似する点も多かったが、トリニティ総合学園の形成には反対を貫き通し、第一回公会議の際、トリニティ総合学園からの侵攻に敗北。そのまま歴史から姿を消した
    今もなお、トリニティから隠れた場所に自治区があるという噂も流れているが、審議は不明である。

    …なるほど。この学園の負の歴史と言ってもいいところだね。ミカさんが言葉を濁したのはこれも関係あるかも?
    今日見たところ、アリウス分校は今も存在はしている。恐らく、第一回公会議の復讐だろう。エデン条約が憎み合う学園同士の和平なら、アリウスにとっては歴史が悪い方向へと傾いた公会議の再現とも取れるかもしれないから。

    これも日記に考察として書いておく。いずれ役にたつかもしれない。

    そうして私は、日記を閉じ、銃の整備、怪我の軽い処置を済ませてベッドに入った。

    屋敷の照明が落ち、ミドリの意識が夢に入った頃、屋敷内で軽い物音がなった。

    ーー
    トリニティ郊外
    人々が寝静まり、町から灯りと音が消えた頃。少女は1人町を歩き、路地へと入っていった。
    路地の奥ではもう1人の少女が銃を片手に待機し、入ってきた少女に気づく。

    「…待っていた」

  • 21二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 06:56:22

    踏み込めないよなぁ

  • 22125/05/02(金) 11:21:07

    「来たよ。で、私も色々言いたい事はあるけど…先にそっちから聞かせて貰おうかな?」
    「百合園セイアの襲撃は延期だ。正義実現委員会の邪魔が入った。人員が足りない。」

    そう淡々と告げる少女にやってきた少女は反論する

    「…その事。セイアちゃんの襲撃にトリニティの騒動は必要かな?分かってるとは思うけど、私は和平を結びたいだけ。トリニティ内部で不安を抱かれたら面倒な事になるだけだよね?」
    「………」
    「無視かな?それに、セイアちゃんの襲撃自体、この和平に反対してる分ちょっと痛い目に遭って貰いたいだけ。」
    「ああ。だが、腐ってもティーパーティーホスト。厳重な警備がついているだろう。騒ぎを起こす事で、一時的に警備を手薄にすることは可能だろう。無論、騒ぎが大きくなれば、逆に警備が強くなるが。」
    「そう。ならやってもいいけど、あまり一般人に危害加えないでね?」

    そう釘を刺して続きを話す

    「…それじゃあ1週間後。正義実現委員会は私が根回しして動けないようにしとくね」

    そう言うと、2人の少女は別れ、それぞれの帰路についた

  • 23二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 11:28:21

    ミドリ……気づいて…………

  • 24才羽ミドリ25/05/02(金) 12:54:02

    2日目
    今日はミカさんの勧めで、部活を体験して回った。世話になったミネさんのいる救護騎士団、治安維持組織の正義実現委員会の元で体験をした。今日はトラブルが多くて大変ではあったけど、何とか対応できて良かった…
    正義実現委員会の体験入部中に、騒ぎを起こしている元凶と対峙したけど正直、ツルギさんが来なければ負けていた。…もっと鍛えておかないと。もし王女と戦闘になった時のために。
    そして、イチカちゃんの勧めで、正義実現委員会に入った。後ろ盾にはなるだろうから、アリウスの脅威にさらされないで名もなき神々の王女の対策ができるだろう。それに、ツルギさんから盗める技術もあるかもしれない。
    明日から委員会。頑張ろう


    追記
    アリウス分校についての考察をこの日記にも書いておこう。もし何かあったら役にたつかも
    アリウスの目的は恐らく、第一回公会議の復讐。エデン条約が憎み合う学園同士の和平なら、アリウスにとっては歴史が悪い方向へと傾いた公会議の再現とも取れるかもしれないから。
    こっちも警戒しておいて損はないだろう
    …もし、何かあったときはこのことを皆に

  • 25125/05/02(金) 19:28:06
  • 26125/05/02(金) 20:30:11

    目が醒める

    …久しぶりにすっきり起きれた気がする。ここ最近は昔の事がよく夢にでたからなぁ。

    そんなことを思いながら着替えて、身支度をする。銃の整備を進めて、料理を始める。3日目ともなるとこの生活が体に馴染んできたらしい。
    軽く料理を作って食器に盛り付けた位でミカさんが起きてくる。ルーティンの違いで、私たちは1時間ほど睡眠時間が違うから、こうやって寝起きのミカさんに料理を出すのも私の新しい日常。料理の時間の分、ミカさんはよく寝れてるといいな。と、思いつつも、なんか今日はいつもより眠たそうだけど。

    「おはようございますミカさん。眠たそうですけど大丈夫ですか?」
    「おはようミドリちゃん。ちょっと寝つきが悪くてね」

    そう答えてミカさんは椅子に座る

    私はミカさんに料理を出して一緒に食べたのち、屋敷内の家事をすませる。

    家事をしながらミカさんを見送って、家事が終わりしだい正義実現委員会の建物へと向かった。

    ーー
    建物に到着すると、イチカちゃんが私の事を出迎えてくれた。どうやら、今日の始めは軽く顔合わせをしておくらしい。集団戦において、統率は1,2を争う上で重要だ。そのために、お互いの顔を知っておくという配慮だろう。私たちは、まずは委員長、副委員長に会いにいった。

    「ハスミ先輩。連れてきたっすよ。例の転入生っす。」
    「ありがとうございますイチカ。」

    副委員長。ハスミさんはイチカちゃんにお礼を言って私にむかって自己紹介をしてくれた

    「正義実現委員会の副委員長の羽川ハスミです。これから共に活動する者同士、よろしくお願いしますね。そしてあちらにいるのが、委員長のツルギです。彼女の事もよろしくお願いしますね。」

  • 27二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 02:37:19

    顔あわせは大切なこった

  • 28二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 08:35:15

    ミカのこと見送ってらぁ、仲良し

  • 29125/05/03(土) 09:12:21

    ハスミさんの指を指した先には、ツルギさんがいた。どうやら出撃の直前らしく、銃の手入れをしている。一応、昨日あってはいるから忙しいだろうし、挨拶は後にしておこう。私はハスミさんに向きなおり、自己紹介をした。

    「桃園ムスカリです。2日前にトリニティに編入してきました。これからよろしくお願いします、ハスミ…先輩。」

    まだ、この学園の人に先輩と呼ぶのは慣れてないかも。少しぎこちなくなってしまった事を不安に思った。幸いハスミ先輩は気にはしてないようだけど。

    「ムスカリさん、よろしくお願いします。それとお礼が遅れました。ツルギと共に昨日のトラブルを鎮圧したと。体験入部中にもかかわらずありがとうございました」

    そう言われ、嬉しくも昨日の事を思い出す。ちょっぴり苦笑して軽く返事を返した。その後は他の人ともあわなければならなかったから、ハスミ先輩に別れを告げて次の所へ向かう

    「次は後輩の所っす。みんな熱意があっていい子たちっすよ」

    イチカちゃんがそういいながら私に部屋を示す。扉を開けて、であった子達と紹介し合った

    そんななか、1人の後輩が自己紹介と共にとある質問をしてくる

    「こんにちは、静山マシロです。これからお願いします。」
    「私は桃園ムスカリ。よろしくね。マシロちゃん」
    「ムスカリ先輩、急で悪いんですけど1つ聞きたいのですが、あなたの中の正義とは何ですか?」

    …難しい質問。正直いままで考えてきた事はなかった。正義とは少し外れるかもだけど私の中で大切なのはこれかな。

    「物語をハッピーエンドに導くもの…かな。大勢を助けて、できるだけみんなを救いたい。趣旨とは外れるかもだけどこれが私の信念だよ」
    「ハッピーエンド…ですか。」
    「うん。平穏に日常を送れる事が、私にとっては1番の幸せだから。」

    ミレニアムやトリニティ、いやキヴォトスのみんなが、この世界でそんな日常が続くには先を知ってる私が頑張らなきゃだしね。

  • 30二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 16:48:19

    正義とはでその返しはあまりにも重いね、仕方ないけど

  • 31二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 23:04:23

    さ!寝落ちそうだから保守だ!!

  • 32125/05/04(日) 00:10:07

    「壮大な、それでいて身近な物を守るための正義なのですね。一つの学びになりました」

    真剣な眼差しでマシロちゃんはこちらを見る

    「まあ、何が正義かは人によって変わるだろうし、私のものが正しいとは限らないけどね。」

    そう軽く注意を言って、マシロちゃんと話を続けているとサイレンが鳴った。
    …事件、だろうか。対応を追加で求める際このようにサイレンがなるようだ
    考えながらおいていた銃を拾うと、隣にいたマシロちゃんは既に準備ができているようだ

    「ムスカリ先輩、行きましょう」
    「北西5km先。マシロちゃん、援護は頼むね。」
    「了解です。任せてください」

    簡易的な指示を出して、窓を開けて飛び降りる。そのまま事件の起きた場所へとかけていった。

    閃光弾を取り出し、それを投げて暴動を起こしている生徒たちへ威嚇をする

    「正義実現委員会だよ。…これ以上、暴れるなら戦闘も辞さない。」

    低い声でそう諭そうとするが、暴動を起こすだけあってそんな簡単には降伏しないようだ
    私はため息をついて、グレネードランチャーに擲弾を装弾する。

    暴動を起こしているのは7人。ならば制圧は用意かな。
    私は1人に近付き蹴りを食らわし、分断のために遠くの生徒へ擲弾を打つ。蹴りをくらわせた相手に背中にむかって攻撃をたたきつけ、気絶させる。そして、気絶した生徒の拳銃を奪って残弾で他の生徒を狙う。
    2人に当たり、その生徒達はよろける。だが、仲間の武器を奪われた怒りか、私に向かって1直線に向かってくる。
    が、その時、遥か遠くから銃弾が飛んできて、突っ込んできた生徒の脳天に当たる。当たった生徒たちは地面に頭から突っ込んで落ちていく。マシロちゃんの狙撃かな。恐らく、射程範囲まで到着したのだろう。それにしても…すごい精度。きっとここまで練習し続けたのだろう。
    マシロちゃんと連携して暴動の鎮圧の続きに当たる。私が、陽動して相手の集中が私に向いた時、マシロちゃんが、打ち抜いて、逆にマシロちゃんに集中した敵には私が重い一撃を食らわせる。初めての連携の割には綺麗に戦い、圧倒的な速度で鎮圧に成功した

  • 33二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 03:25:19

    完璧やん

  • 34二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:44:16

    このレスは削除されています

  • 35二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 20:24:41

    ささ!今度こそ落とさせはしませんよぉ!!

  • 36125/05/04(日) 23:20:44

    「お疲れ様でした。」
    「お疲れ、マシロちゃん。よく私の動きに合わせてくれたね。」

    暴動を起こした生徒を縛り上げながら、お互いに労いの言葉を掛け合う。

    「ハスミ先輩やツルギ先輩とも行動することがあるので、お二人に引けを取らないように努力してましたので。…ツルギ先輩は狙撃する前に鎮圧してしまうこともありますが」

    マシロちゃんの狙撃の精度の高さはそこにあったのか。正義実現委員会の2トップ。ツルギ先輩の動きに合わせ、ハスミ先輩の隣で戦っていたら私の動きを見切るのも容易なのかもしれない。
    それに加えて、マシロちゃん本人の真面目さ。普通なら、ツルギ先輩の動きについて行こうなんて思えないだろうし。…少なくとも、昔の私じゃネル先輩を超えようとはしなかった。
    あの異次元とも言える強さを目指して努力を続けたなら、1年生ながらここまでの技術があるのも頷ける。

    「すごいね、マシロちゃん。私は前の学校にいた頃はそこまで熱心に向上心を持って行動できなかったから。」
    「そうなんですか?てっきりずっと、治安維持組織に努めてたと。何と言うか、責任感や雰囲気がそんな感じを醸し出してるといいますか」
    「まあ、いろいろとあったからね。結果として、今の私があるんだと思うよ。」

    意外だ。と言わんばかりの表情で私のことをじーっと見つめてくる。どうなんだろ。周りから見たらそう見えるのかな?
    でも、本当に色々とあったからね。エリドゥの1件以降、ずっと戦いに身をおいていたから、マシロちゃんがそう思うのもあながち間違ってはないのかも
    物思いにふけながらふと、目線を下げると、気絶している、生徒たちが目に入った。あ…。忘れてた。

    「っと。この人達が目覚める前に運んじゃおうか。起きたら厄介だし」
    「そうですね。話は移動しながらでもできますし。」

    その後、捉えた生徒をちょっとだけ急ぎながら委員会の牢へと運び、看守へと引き渡した。
    マシロちゃんとは、軽く昔の思い出を話ながら委員会の建物へと帰って、1度別れた
    初めての後輩だけど、今回の騒動で結構打ち明けられたかも。

    いつかまた一緒に行動できることを楽しみにしつつ、私は次の仕事を確認しにいった。

  • 37125/05/04(日) 23:23:12

    >>35

    ほんとに感謝


    今日はリアルが忙しすぎてかけなかった。

    その分今夜書いてきます

  • 38二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 09:08:38

  • 39125/05/05(月) 09:48:09

    建物の中に入り、元々いた部屋に向かう。部屋にはイチカちゃんからの書き置きが残されていた、
    『鎮圧お疲れさまっす。私もこの後任務が入ってて一緒に行動できないから、ここに書いておくっす。この後は任務の指示は出てないんで、トレーニングするも、町をパトロールするも自由にしていいっすよ。14時からは訓練があるんでそこに間に合いさえすれば後は自由に。
    追記
    書き忘れてたんで追記させて貰うっすよ。押収物管理室にまだあっていない後輩がいるんで、よかったらそっちにも、とハスミ先輩から』
    読んだメモを机に置いて押収物管理室へと向かった。

    押収物管理室の扉を開ける。中には、その名の通り色々な物が置かれており、兵器から、生活用品まで、幅広い物が置かれていた。置いてある物を眺めながら部屋の奥へと向かっていくと、本棚の前で1人の少女が本を読んでいた。どうやら本に夢中になっているみたいで、私には気づいてはいないようだ

    「おーい」
    「……っ!だっ、誰!?」

    声をかけると、少女は私に気づいたみたいで、慌てて本を閉じて本棚の奥へとしまった。
    すごい焦りようだ。押収物というだけあって、あまり人には見せられないものなのだろうか?

    「えっと、大丈夫…?」
    「大丈夫だけど…」
    「ならよかったけど…ちょっといい?」
    「……」
    「いいかな?」 
    「………何よ」

    少女は警戒した目で私を見てくる。人見知り…だろうか?それに加えて出会い形も何とも言えない形だったし、警戒するのも当然か。

    「正義実現委員会に編入してきたムスカリです。今は挨拶で色んな場所を回ってて、それでここに来ました。これからよろしくね」

    自己紹介をして、正義実現委員会であることも伝える。

    「…下江コハル。ここの管理をしてる。その、よろしく。」 

    多少は警戒が落ち着いたのかぎこちない様子ではあるが彼女も自己紹介をしてくれた。けど、まだ不安そうだし、今日はこれくらいにして戻ろう。そう思い、きた道を戻って、管理室を出て行った

  • 40二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 16:30:43

    まあぎこちないよねぇ…

  • 41二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:59:59

    このレスは削除されています

  • 42125/05/05(月) 22:03:35

    部屋を出た私は、今度はパトロールへと向かい、トリニティの街を歩きながら異変が起きてないか見逃さないようにしっかりと周辺を確認する。幸い、昨日のアリウスのトラブル以降、起きるトラブルは減っているようで、大した事件も起きないまま街を歩いて行く。
    街の建物にも特にトラブルの起きた形跡もなく、人々も各々が楽しそうに日常を過ごしているようだ。おしゃべりをしている人々、喧嘩をしてるけど仲はよさそうなグループ、水着で噴水の前に立っている少女。店で買っただろう食べ物を食べ歩きしている子達。店の呼び込みをしている店員さん…

    …ん?待って…何か変なのが混じっていたような?
    思わず、その違和感へと目を向ける。いた…。なぜか人の集まる大噴水の前に水着でいる少女が。
    夢であって欲しいと思い、1度目を瞑って見るが、目を開けてもその少女はしっかりと瞳に映り込んでいた。脳がエラーをはきそうになるが、思考を整理して何とか状況を理解した

    はぁ。…行くしかないよね。本当は見ないふりをしたいところだが、生憎いまは、正義実現委員会としてのパトロール中。この問題を放っておいたら他にも迷惑をかけるだろう。
    私は諦めをつけて、嫌々とその変人の前まで歩いていって事情を聴きにいった。

    「…正義実現委員会です。一応聴いておくんですけど、何をしているんです?」
    「何ってこの通り涼んでいるのですよ。よろしければあなたもどうでしょうか?涼しいですよ」

    そう悠々と言う少女にペースを乱されそうになるが、私も少女に聞くべきことをきく

    「い、いえ、私は結構です。って、そうじゃなくて何で水着なんですか!?」
    「あら。これでもこの学校の正装だとは思うのですが…。学校指定の物ですので、こちらを着るのは普通のお話かと…」
    「いや、それは違うかと」
    「もしかして、プールで水着を着ないで泳いでいたりしますか?」
    「なんでそうなるの!?」

  • 43125/05/05(月) 23:49:15

    その後は放送禁止用語のオンパレードだった。
    そんなことになるとは全く思ってもおらず、目を点にしながら彼女の話を聞くが、その勢いは収まることがなく、放送禁止用語も次第に過酷なものとなっていく。
    頭を抱えながら、その人をいさめようとする。
    全然正しくはないのに妙に理論っぽく話してくるのと、下ネタを巧みに使ってこちらを話辛くせいで、説得するには少々時間を要した。何とか制服に着替えて貰うことはできた

    「もう!これ以上はこんなことしないでくださいね?」

    怒りをはらんでいるだろう声で私は少女に釘を刺し、その場を離れた。
    …そういえば、こんなことが前あったような。過去の記憶を呼び起こそうと数分考えていると、光輪大祭の記憶が蘇る。開会式でトリニティの代表がとても中継できるような内容でない話で選手宣誓をしていた事を思い出した。…もしかしたらその人かも。そう感じ、今回の光輪大祭は絶対にこの人に宣誓はさせないと心に誓った

    そんなこんなで過ごしているうちに時は過ぎていたみたいで、近くの時計を見ると、13時半を指していた。
    あ、まずい。このままだと訓練に送れる

    時間に気づいた私は急いで駆け出し、道中のコンビニでパンと飲み物だけ買って委員会の建物へと走っていった

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