- 1二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 20:24:05
🐤「お友達がミントすきだって､だからいっぱいとって」
🐤「花壇に植えてふやんすんだー」
☕「やめてくださいやめてくださいやめてください」
👻「まだかむすこー､はよしろむすこー」
☕「ミントを植えようとしましたか？」
👻「そんなテロ行為するわけねえだろ何いってんだ」
👻「はやくあそびいこーぜー」 - 2二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 20:29:49
🐤「ねえねえかへ､たっきおーん」
🧪「おやおやどうしたんだい？」
☕「どうしましたか？ 難しい顔をしてますが」
🐤「今のお話､何回め？」
☕「？？」🧪「？？？」
🐤「さっきね､目覚ましなって､起きて」
☕「そうですね」🧪「君はいつも朝早くて偉いね」
🐤「うん､でもこの話何度もしてる気がしてね」
☕「……？」
🧪「おやおや､まだ寝ぼけているのかな？」
🐤「うーん､それもお話して､このあとパパが歯ブラシ咥えて出てきて」
「おう､おはようカフェ､おはようマイサン､おはようタキオン」
🐤「やっぱり――同じ話してる､やっぱりあの目覚ましで時間が―――」
――じりりりりり
🐤「んぅ､もう朝だ…………変な夢見た気がする」
☕「おはようございます｡息子さん」
🐤「……んー」
🐤「ねえねえかへ､たっきおーん」
🧪「おやおやどうしたんだい？」
☕「どうしましたか？ 難しい顔をしてますが」 - 3二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 20:33:34
☕「雨､やみませんね」
「そうだなあ､ちょっとトレーニングは室内のにしようか」
🐤「ねえねえねえ､寒い寒い」
「雨降るたびに冬が戻ったみたいに寒い日あるよな」
☕「息子さん､あったかいカフェオレのみますか？」
🐤「飲むけど､お友達どこ？ ぎゅーってする」
☕「今日､寒いですから｡ 『ひんやり』はつめたいですよ？」
🐤「ううん､今日寒いからお友達を僕があっためてあげるの」
「優しい子にそだったなあ息子は､パパちょっと涙でてきちゃった」
☕「トレーナーさん､ほらティッシュありますから､ちーんしましょうねちーん」 - 4二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 20:36:52
👻「……いいのかね､あったかいけど｡お前つめたくないの？」
🐤「つめたい､ひんやり｡ だからお友達あっためるの」
👻「いいっていいって､寒くなっちゃうぞ」
🐤「暑いとき､いつもひんやりだったからいいの！ 僕がぎゅーするのいやなの？ 」
👻「い､い､い､いやなわけねえだろ一生ハグしてたいわ！」
🐤「ぼくもお友達ぎゅーすると気持ちいいよーすきーまぶだちまぶだちすきー」
👻「お､お､おうっ」
☕「襲っちゃだめですからね？」
👻「すすすすするわけねえだろお子様だぞこいつそんな事するわけねえよなあ俺様！」
「お父さんの前でそういう話するのほんとやめてほしいなあ」 - 5二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 20:40:00
「あー､でもさ｡……って息子ちゃんと寝たよね？」
👻「おう､お昼寝モードだよく寝てるぞ」
「よしよし……ちょっとお友達くんこっちにきなさい」
👻「なんだよなんだよ､大事な話か？」
☕「息子さんに言えない話って珍しいですね」
「いや､そんな大した話じゃないけどさ――息子ってえっちな本読んだりする？」
☕「！？」
👻「――はあ？ お前お前お前このエンジェル息子がそんな事するわけお前お前お前」
「いやまあ分かる分かる分かるけど落ち着け！落ち着いてちょっときいて！！」 - 6二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 20:44:32
👻「あー､子供の成長ってやつか」
☕「たしかに､子供でも少年誌とか子供用の雑誌でもちょっと性的な描写のある漫画ってありますもんね」
「そうそうそう､親からしたらそういうのにちゃんと興味あったほうが安心するの｡ 別に露骨にR18を読んでるかとかじゃないよ」
👻「まず言い方と聞き方を考えろ､一応俺様も女だぞ女」
☕「実際私なんかがいたら見なくなっちゃうと思いますがどうなんですか？」
👻「いやあ､全然興味なさそうだぞ｡というか俺様カフェよりおっぱいあるけど抱きついてる時おっぱいに頭あたっててもぜんっぜん気にしてなさそうだし｡ そういうのに興味津々な頃っておっぱい当たったら逃げたり嫌がったりすんじゃね？」
☕「………………」
「わ､わたしはカフェの顔も性格も走りも身体も全部好きだよ！？大好きだよ！？」 - 7二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 20:45:23
- 8二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 20:48:39
🐤「ねえねえカフェ」
☕「どうかしましたか？」
🐤「僕も『血に飢えた猟犬』になりたい」
☕「ぶふっ！？」
👻「うお､カフェがコーヒー吹くのはじめてみた｡大丈夫かカフェ､いた血に飢えた猟犬！大丈夫か！？」
☕「あつつ……だ､大丈夫です｡」
🐤「ねえねえねえ血に飢えた猟犬かっこいいから僕もなりたいーねえねえねえ」
👻「ほらあ､大好きな息子くんがお願いしてるよかっふえ～？」
☕「」 - 9二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 20:55:07
☕「あの､トレーナーさん､息子さんとオトモダチの事ですが」
「うん？」
☕「気づいてます､よね？ オトモダチが息子さんの事――その､友情じゃない意味で好意を抱いてることに」
「うーん……まあ､うん｡でもそれはあの二人の問題だからね」
☕「……いいんでしょうか､オトモダチが幽霊なのもそうですし､息子さんはまだ子供ですし」
「心配なことは多いんだけど――うーん､でもそこらを否定しちゃうと､妻が君を推薦しちゃったのも否定しちゃうようでね｡ ほら､妻はあの時――幽霊だったろ？
流石に､不純異性交友まで大っぴらにOKはできないけど､お友達もそういうの我慢してるように見えるし､正直ガールフレンドとお医者さんごっこみたいな事あるのは男の子ってないわけじゃないから｡」
☕「お友達と､ガールフレンドボーイフレンドでも良いんですか？」
「うん？ そこは勿論｡ 彼女は悪霊じゃないし君のお友達だろう？ だったら大丈夫さ」
☕「よかったです――ところで､トレーナーさんもお医者さんごっこしたんですか？ 小さい時」
「……………………」
☕「どこまでシたんですか？ トレーナーさん？」 - 10二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 21:14:30
🐤「ろーれる！ ぶーちゃん！」
🍀「……ぶーちゃんじゃない」
🌸「うふふ､ぶーちゃんですよね？」
🐤「ねー」🌸「ねー」
🐤「何してたの？」
🌸「聞いて下さいよ息子くん､ブーちゃんってばまた野菜残したんですよ？」
🐤「あー！ ブーちゃんめっ､だ！めっ！」
🍀「うるさい､お前が食え」
🐤「ぱくん､もぐもぐ｡おいしい♪」
🍀「偉いぞ､強いぞ､すごいぞ？」
🐤「え？ ほんと？ほんと？ ぼくすごい？すごい？」
🍀「すごいぞ､もっと食えほら」
🌸「――」がしっ
🍀「！？」
🌸「なにをしてるの？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
――ブライアンちゃんはね
強くて､かっこいいの
それは子供が憧れる存在じゃなきゃいけないの
絶対の最強のヒーローなの
それがブライアンちゃんなの
――ブライアンちゃんはね､子供をおだてて自分の野菜を食べてもらうなんてことしないの
そうだよねブライアンちゃん
ブライアンちゃんはそんな卑怯な真似しないよね？だよねブライアンちゃん
ブライアンちゃんが野菜を食べるトコみて､子供はブライアンちゃんも食べてるんだから頑張ろうってなるの
それが――最強ってことだよね？ ブライアンちゃん
👓️「今日は野菜を食べたんだな！偉いぞブライアン！」
🍀「………………ﾊｲ」
👓️「どうしたんだブライアン！？」 - 11二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 21:24:14
🐤「ぱぱー！かへー！おともだちー！！ねえねえねえねえねえ！！」
👻「なんだあ？ 随分自己主張つよいな」
☕「珍しいですね､どうしましたか？」
🐤「今日ね､作文書いたの！ 家族とどこに行きましたかっての！」
「あぐっ！？ む､息子よ､すまない､すまない――土日はレース､夏は合宿､年末はG1戦線……すまない」
👻「パパが死にそうだが､普通に考えてこのテンションの息子がネガティブな話題を言うわけねーだろ落ち着け」
☕「そうですよトレーナーさん｡ それで何を書いたんですか？」
🐤「うん､僕が天皇賞春のレースについてった話を描いた！ かへが一着になったって」
🐤「そしたら､僕がサブトレーナーなのすごいって､天皇賞・春いったのすごいって言われた！ みんなから褒められた」
「…………そっか､そっかそっか､よかったなあ､偉いぞサブトレーナー」
👻「パパさんよ､こいつにとって大事なのはパパと一緒になにかをしてるってことなんだから普通に喜べよ｡」
☕「よかったですね､息子さん｡ 月曜日､嫌いでしたもんね」
🐤「うん､今は月曜日も好き！ あとね､マンハッタンカヘがママなのすごいって！！」
「！？」☕「――///」
👻「息子のクラスでも公認の仲かーお熱いねえヒューヒュー」 - 12二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 21:32:58
🐤「てんのーしょーって名前かっこいいよね」
👻「響きも漢字の綴りも確かにちょっとかっこいいな」
🐤「がんせんもんしょーもかっこいい」
☕「確かに凱旋門って漢字は子供が好きそうですね」
「かっこいいレース名かあ､個人的には中山大障害だな」
👻「大障害って響きロマンだな」
☕「響きだと､マイルチャンピオンシップ……とか？」
👻「やっぱジャパンカップだろ､なんか日本最強が集まる響きだ」
🐤「でもあれも好き､えーと､ばんえいのレースので見た」
🐤「もういい俺が走るってレース」
👻「！？」☕「！？」 「走ったの！？」
🐤「ううん､ばんえいのウマ娘しかいなかったよ」 - 13二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 21:38:36
「あー､協賛レースかびっくりした」
👻「ほんとだよ俺って誰だよって思ったわ」
☕「てっきり……テレビの企画かと」
🐤「きょうさんレースってなに？」
「うーんと､地方レースとかでお金を払って､レース名をつける事が出来るんだ」
👻「アホみたいな名前つけてもいいんだな」
☕「田中記念とか鈴木特別とかもありますけど……ウツボの唐揚げ特別？」
👻「もうなんでもアリじゃねえか……」
🐤「ねえねえねえねえ僕もレース名つけたいつけたいつけたい」
「お､これ1レースだと最低1万か……よし､応募だけするかなんてつける」
🐤「パパとかへ結婚記念！」
「はい却下！おとなになって自分でお金だして協賛レースにしようねー！！」
🐤「えーーーなんでーーーーー」 - 14二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 21:58:05
🐤「じょーだんじょーだんじょーーーだーーん！」
💅「おやおや息子くんじゃんどしたんどしたん」
🐤「たすけて！じょーだんしかできない！」
💅「え"ぇ"？あーし馬鹿だしあーしじゃなきゃできないことってなによ」
🐤「きて！きて！」
🔮「ふあえーこれがネイルマジシャン様のネイルですかあ」
💅「爪が薄いとかじゃなく乾燥してんなーって｡ 保湿パックを爪にしてネイルで保護したよ」
🐤「ありがとージョーダン」
💅「ところでマジシャンってなに？」
🔮「この子が言ってるんです！ ジョーダンさんのネイルは魔法だって､いやあこんなすごいのは確かに魔法です！ありがたやありがたや」
💅「あー､うん｡ あたしも爪がよわくてさ､割れちゃうんよね｡ 原因はそれとは違うんだけど｡ だから爪が割れる痛みとか苦しみは分かるかも｡ 裂爪なくなるといいね」
🐤「ありがとねジョーダン」
💅「魔法かあ､ふふんこいつう､おだてるの上手かーウリウリ」
🐤「爪が割れちゃって困ってる人っているんだね｡ ジョーダンはみんなのお医者さんだ」
💅「あたいがお医者さん！？ そ､そんな事ないってーあはは」 - 15二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 22:08:16
――ざわ､ざわ
――これなに？ 特別レース？
――模擬レースじゃないの？ え？ なにこのメンバー
――なにがあったの？ 全員G1取ってる猛者ばっかじゃん
🍼「手加減しませんよ～うふふ」
🍀「……くだらん､早くするぞ」
🍌「ブライアン､手加減はしないぞ」
🌸「ふふ､ブライアンちゃん全力でやりましょうね」
🔮「長距離なので私も挑戦しますよ！」
🎒「よろしくお願いします､皆さん」
👑「余の相手としては十分だろう､童､褒めて遣わす」
☕「あのあの､息子さんこれなんですか？」
🐤「きょうさんレース！ レースに名前つけれないからみんなにレースしてもらうの！」
👻「お前えげつない人脈してるな､こいつらだけでG1何勝のレースだこれ」
🐤「パパとかへ結婚記念､出走ー！」
☕「っ！？！？」
🐤「勝った人は結婚式に招待しまーす！」
☕「わ､わ､私もでます！ もし勝ったらレース名無しに､どうか､どうかこのレースはなかったことに……！！」 - 16二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 22:09:28
スレ画ぶっこ抜きじゃん
- 17二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 22:12:03
☕「……勝たせてもらいました」
👻「暴君と怪物にまで気を使ってもらったじゃねえか､最後明らか追い比べで忖度されたな」
☕「…………息子さん」
🐤「いひゃいいひゃいいひゃい」
☕「だめですよ､トレーナーさんとの結婚は内緒です､まだ内緒です」
🐤「なんでー､なんでー」
☕「そ､それは……その､みんなをびっくりさせるためです！」
🐤「おおっ？わかった！ ないしょもちだ！」
👻「もう色んなことでバレバレなんだが」 - 18二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 22:18:59
🐤「ねえねえまぶだち､ベッドきてー､一緒にねよー」
👻「おーうもう寝るのか？ しょうがねえなあお姉ちゃんが一緒にねてやろう」
🐤「お姉ちゃんじゃないよ､まぶだち」
👻「はいはい､ほらぎゅーしてやる」
🐤「ぎゅー､ふしぎだねー､幽霊なのにぎゅーできる」
👻「まあお前以外さわれないけどな､不思議なもんだ俺様もお前さわれるし」
🐤「それにぎゅーするといい匂いする｡ ちょっと甘いけどすーっとする匂い」
🐤「ハッカのキャンディの匂いする」
👻「お前もなんかいい匂いするな……あれ俺様なんでお前の匂いわかるの？ あとお前なんで俺様の匂いわかるの？」
🐤「わかんない､でもマブダチの匂い大好き……んぅ､すぅ､すぅ」
👻「あーもう寝ちまった｡ まったく」