- 1二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 23:33:28
- 2二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 23:40:37
トリカス「ねぇ庶民」
私「は、はい!庶民ですがなんでしょうか…?」
トリカス「この部屋、どうしてベッドがありませんの?」
私「そ、それは元々この部屋は一人部屋だからで…」(そもそもこんな小さな部屋にベッドはどう考えても無理…)
トリカス「ふーん、じゃあ貴女でてってくださいまし」
私「…ぇ」
トリカス「早く出ていきなさい!この私が命令しているのよ?!」
私「ひぃ…」
私に抵抗も出きる筈がなく、泣く泣く部屋を出ていく
うぅ、グスッ、やっぱり怖かった
これからどうすれば… - 3二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 23:46:48
私「うぅ、寒い…」
(スマホの着信音)
トリカス「ちょっと庶民!!どこほっつき歩いてるのよ!!!」
私「ぇ、だ、だって…でていけ~!って言われて…」
トリカス「早く戻ってきてくださいまし!!!」
(通話終了)
私「…ぇえ?ど、どう言うこと?」
寮に戻ると、私達の部屋が違法改築されていた
なんかもう、元のなん倍どころの騒ぎじゃなかった
私「本当にどう言うこと!!??」 - 4二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 23:53:13
トリカス「遅いですわよ庶民!グズ!のろま!」
私「な、なにこれ…」
トリカス「なにって、私達の部屋ですわよ?この私が住むのですからそれ相応の設備を整えるのは当然!」
私「あ、あの、怒られたりは…」
トリカス「寮長でしたらとうに買収済み…ではなく、話し合いで解決させましたわ。」
この人…いろんな意味で怖い! - 5二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 23:55:41
金髪縦ロール感のあるトリニティお嬢様
- 6二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 23:56:42
ドストレートに好意を伝えられたら
めっちゃツンデレ発揮しそうなお嬢様だな…… - 7二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 23:56:49
トリカス「寝室はあちらですわ!」
私「ベッド…一つだけだけ」
(あ…私は地べたで寝ろってことだこれ絶対…)
トリカス「…まさかとは思いますが、嫌だとは思っておりませんわよね?」
私「お、思ってないです…」
トリカス「ま、当然ですわよね。さて、もう遅いですし寝ますわよ愚民」
私(庶民から愚民になった…) - 8二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:01:02
なんだろうこの感じ…言う事はアレだけど多分世話焼きタイプだし、なんだかんだ気にかけてくれてる
- 9二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:01:25
私(床…)
私(でもまぁ、外よりはましだよね)
トリカス「ちょっと愚民?まさか貴女ベッドというものを知りませんの?」
私「………へ?」
トリカス「床は寝る場所ではありませんと言っているのですわ!このポンコツ愚民!!」
私「でもそれ…貴女のですよね?」
トリカス「はぁ?何をお考えなのかしら貴女?」
トリカス「このベッドは私と愚民のですわよ!」 - 10二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:02:24
私「…え、い、いいの?」
トリカス「ふぅん。愚民貴女、私と一緒に寝たくないと言いたいのですわね?」
私「ち、ちがいます!」 - 11二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:08:47
消灯
私(なんだか今日…すごい疲れたかも…)
私、はじめてベッドで寝てる
すごい暖かい…
…チラッ
トリカス「……スゥ」
…これからこの人と一緒に生活するんだ…
この人……怖いけどやさしい
なんだか…お母さんに似てる… - 12二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:12:05
どれだけ口があれでも優しさが漏れ出ててすごくいい、、、
- 13二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:18:48
トリカス「すぅ…」
………寝れませんわね
やっぱり生活環境が180度変わってしまったからかしら…
本当に最悪ですわ。
まさか仇討ちで家を燃やされるとは…
しかも挙げ句一人部屋を相部屋だなんて…
………うぅ
トリカス「…!」
私「お母…さん…お母…さ……」グスッ
………ギュッ
トリカス「…私がいますわよ。愚民は安心して眠りについてくださいまし。」
私「………すぅ」
トリカス(…………寝顔は貴族顔負けですわねこの子) - 141◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 00:28:50
- 15二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:46:07
- 16二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:49:58
いいぞもっとやれ!
- 17二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 01:22:59
スレタイ気になって覗いて見たが良かった、寝る前に神スレに出会えて
- 18二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 01:46:49
ツンデレ令嬢シリーズはなんぼあったっていいですからね。
- 191◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 10:10:42
これは、周りに馴染めず正義実現委員会でも馴染めず、驚くほどトロい『私』と、ひょんなことから私の部屋に住むことになった怖いけど優しいトリカスさんによる楽しく優しいドタバタ劇です
トリカス「そういえば貴女のこと、何て呼べば良いかしら?」
私「……トロとかでしょうか?トロいから、『トロ』って略称つけられてます。」
トリカス「ふぅん…面倒ですし一旦『ポチ』にしますわね!」
私(い、犬みたいなアダ名…)
トリカス「ポチ!お手!」
私「っ!?」
トリカス「早くお手しなさいポンコツ駄犬!」
私「わ、わん…!」(厳しいブリーダー…?)
トリカス「偉いですわねぇ~おーよしよし」ナデナデ~
私(甘やかす人だった…しかもなで方まで優しい…!) - 201◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 10:16:00
トリカス「…ポチ」
私「は、はい」
トリカス「…返事はわん!ですわよ!」
私「わん!」
トリカス「よろしい。貴女勉強はできますの?」
私「………」
トリカス「目をそらさないでくださいまし。なによこれ赤点手前じゃない!ダサいですわね!」
私「ガーン!」(だ、ダサい…ださい…)
トリカス「仕方ないからこれから夜一時間は私がみっちり教えてあげることにします!覚悟なさいこの駄犬!!」
私(…優しい) - 211◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 10:21:45
私「そ、そういえば私、貴女のことを何て呼べば…いいでしょうか?」
トリカス「は?貴女そんなことも分からないのですか?」ギロリ
私「ひぃっ…」
トリカス「そんなことも分からないから勉強も疎かになって、誠実でも馴染めないのてですわよ!もう本当にダメダメですわね…」
私「ご、ごめ…なさい…」
トリカス「お姉さま」
私「…へ?」
トリカス「今日からわたくしのことはお姉さまと呼びなさい!」
私「…………ぇ?お、おね、えぇ?」
トリカス「オネエじゃないですわよ失礼ね!!
いい?お!ね!え!さ!ま!ですわよ!」 - 22二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 10:23:56
なかなか走ってから投げたな!?
- 231◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 10:28:21
トリカス「ほらポチ、言ってごらんなさい。おねえさまって。」
私「いいの?」
トリカス「わたくしの命令を無視する気?」
私「い、言います…!」
お、…お、
私「お姉…様…?」(半泣き+上目遣い)
トリカス改めてお姉様「っ///」(かわ…ハッ!…まさかこの私がドキドキしているとでも言うの?!)
私「お姉様?ど、どうしたの?」
お姉様「~っ!!そ、その魔性さとあざとさは貴族にも劣りませんわね貴女…///」なでなで
私(な、なんだかよく分からないけど褒められた…?) - 24二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 10:32:41
とりあえずもっと二人の百合畑を見せてくれ
- 251◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 10:36:35
別の日、正義実現委員会にて
正実モブ「ねぇ聞いた?トロルの部屋にティーパーティーの生徒が住むようになったんだって」ヒソヒソ
ゞ「あれ?あいつって確か一人部屋じゃ…」
ゞ「しかもそのティーパーティーの人問題児らしいよ?トロルきっと病んじゃうね。
ほら見てよ、今日も立ち振舞いがビシッとしてない」
お姉様「ポチ!お昼休憩ですわよね!?
命令!この私と一緒に昼食を食べなさい!」
私「は、はいお姉様!あ、はいじゃなくって…わん!今すぐ行きます!」
お姉様「よろしい!」
ドタバタドタバタ
正実モブ「あ、あれ?」
ゞ「寧ろ生き生きしてたね」
ゞ「ポチって呼ばれてなかった?」 - 26二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 10:44:05
トても
リょうしんにあふれた
カなりツンデレだけど
スごくやさしい - 271◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 10:46:08
ハスミ「どうかしたのですか?」
正実モブ「ハスミ先輩!」
ゞ「あの、トロルがティーパーティーのひとに連れてかれちゃった」
ハスミ「ティーパーティー?あぁ、あの人ですか…」
ゞ「というかまだこっち訓練中だし、お昼休憩じゃないですよね?」
ハスミ「……あの人に不用意に関わると100%痛い目を見ます」
正実モブ「そ、そうなの?」
ハスミ「そうですね…できるだけ無茶振りを回避してもらうようにするしかないですね。」 - 281◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 10:54:31
ハスミ「貴女達は本来の時間通り、業務に勤めてください。」
正実モブ「行っちゃった…」
ゞ「聞いた?いつも通りだってさ」
ゞ「でもトロルだけもうお昼休憩」
ゞ「あのトロルがだよ?あのさ…ズルくない?」
ゞ「ねー、ティーパーティーの人がいなきゃいつも通り独りぼっちで射撃訓練だったのに…ズルすぎ」
ゞ「ポチってアダ名可愛くなかった」
ゞ「確かに。しかも命令したら従ってくれそう」
ゞ「私達もポチって呼ぼうよ。そしたらパシリに出きるかもだし」
ゞ「確かに!パシリできそうだよねアイツ!」
お姉様「楽しそうですわね…ねぇ…愚民。わたくしも混ぜてくださいませんか?」
「「「っ!!!!?」」」 - 29二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 11:02:30
いじめっ子終了のお知らせ
- 301◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 11:21:35
正実モブ「ま、まだいた」
ゞ「アイツとお昼ごはんを食べに行ったんじゃ…」
お姉様「ポチには待てをさせていますわ。あの子従順だから私が離れていても絶対に待ちますの。これもティーパーティーでも次期ホスト候補として名高い私による訓練の賜物」
正実モブ「そ、それはすごいですね」
スン…
「!?」
スン…スンスン
正実「っ!?」(に、匂いを嗅がれてる?)
お姉様「臭う…臭いますわね。これはそう、溜まりにたまった生ゴミの腐敗臭、鼻をつんざく臭いですわ。
私のポチ、私の所有物に対する虐め、嫉妬、悪口…私への怯え、私がやってきたから態度をよくしないとというやましい心
どれもこれも、全くもって正義とは言いがたい」 - 311◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 11:40:48
お姉様「貴女達みたいな端くれ、何人いても支障は出ませんわよね…」
正実モブ「た、誰か助け…」
恐怖に負けた一人の生徒が、遂に尻尾を巻いて逃げ出そうとする。
幸いにも彼女がドアから一番近い
バァン!!
だがそんなことまるでお見通しだといわんばかりに、ドアノブに手が掛かった瞬間、お姉様は銃を抜き引き金を引いた。
手はドアノブから弾き飛ばされ、貫通、彼女たちは分からないだろうけれど、銃弾は床をも貫通していたから、その威力は計り知れなかった
痛みによろけたモブ生徒に、すかさずお姉様は首を掴む
親指で喉を押し込み、苦しそうに踠く - 321◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 11:44:39
「っ!っ……っ!」
声にならない声、足掻く力もだんだんと弱り始めてきた
正実モブ「や、やめて、死んじゃうって!」
お姉様「私先ほど言った筈ですわよ。貴女達みたいな端くれ何人いても支障は出ませんって。」
私「お、お姉様!」 - 331◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 11:53:10
あぁ…言っちゃった。叫んじゃった。
戻ってきちゃった。止めに来ちゃった…
ドア越しでも分かる。お姉さま、すごい怒ってる。
でも、伝えなきゃ
お姉様「失望しましたわよ、ポチ!この駄犬!私は待てって言った筈ですわよ!?」
怯みながらも、怒った顔を見たくないけど、私はゆっくりとドアを開ける。
その惨状を見て、やっぱりお姉さまは怖いけど優しい。
そう再認識した。
私「その、お姉さま…ポチが戻ってきた理由、言ってもいい?」
お姉さま「よろしくてよ!しかし変な理由でしたら…『コラ!』って怒りますから覚悟してくださいまし!」
私(こ、こんな状況でもやさしい…) - 341◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 11:59:17
許して、お姉さま。
私「さ、寂しくって…早くお姉さまの作ったお弁当食べたくて…!は、早く食べたいの!お姉様のお弁当!」
だって私、始めてだから。
誰かと一緒にお弁当食べられるの…始めてだった…から
私「へ、変な理由ですよね。コラって!叱って大丈夫です…ご、ごめんなさいお姉様。ポチは悪い犬です…」
許してもらえるかな、そう思ってお姉様を見ると
お姉様は掴んでた首を離して、一直線に私に向かって
すごい、ほんとにすごい沢山ナデナデし始めた
お姉様「……ほ、」ナデナデ…
お姉様「ほんとーにしょうがないですわねぇ~//////」ナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデ
私「?????」 - 351◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 12:03:18
お姉様「ほんとに…もうほんっとうに駄犬!バカ犬!しょうがないくらいしょうがなくってよ!」ナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデナデ
私「お、お姉様大丈夫?語彙力が消えてるよ?」
お姉様「今日はそのやさしさに免じて生ゴミの処理は許してあげましょう!
それにしても本当に可愛いわねこのダメ犬!ハグもしてあげる!」ムギュー
私「あ、あわわわわ///」(お…おっきいマシュマロががががが…) - 361◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 12:16:58
お姉様「いいかしら生ゴミ達?金輪際私のポチへの接触、固く禁じますから!
もしまた指1本でも触れたら、その時は覚悟してくださいまし!」
私「あ、あの…お姉様が痛くしてごめんなさい。」
お姉様「こらポチ!こんな奴らに謝罪など不要ですわよ!」
ドタバタドタバタ
正実モブ「た、」
「たすかった…?」
その後正実モブちゃん達は、私に謝ってきた。
別に私は、そこまで嫌だとは思ってなかったんだ…
だって事実だし。周りはパトロールや訓練してるけど、私はまだ、的に弾を当てることすら出来てなくって。
そういえばお姉さまの銃弾、ドアノブに当たってた。
私(お姉様って強いんだ。)
お姉様「ポチ、ほっぺにこめ粒が付いてますわよ」
私「ほ、ほんと?」
お姉様「ほら、取れましたわ」
私「あ、ありがとう、お姉さま」パクッ - 37二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:18:24
パクッ!?!?
お姉さまぶっ倒れるぞ - 38二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:19:38
トリカス(トリニティ・カスタマイザー)
- 391◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 12:20:35
お姉様「ヒュッ………」
私「んふ?んふーふふ?(おねーさま?)」
お姉様(ぽ、ぽぽぽちが、私の指…)
ちゅぷ、
私「んふっ、ありがとおねーさま」
お姉様「………ほんっとうにそういうところ、金の卵ですわね貴女///」ナデナデ
私「あ、ありがとう?」 - 401◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 12:25:27
私「お姉様のお弁当…すごい豪華。焼き鮭に五目ご飯、ひじき、ほうれん草、ミートボール」(和風だ…)
お姉様「そうかしら…、一般的ではありませんこと?」
私「一般的……
だけど×10箱は規格外、お姉様」
お姉様「そうかしら?」ガツガツガツガツ
どこに入ってるんだろう…
お姉様の謎がまた一つ増えた。 - 41二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:26:55
お姉さまサイヤ人か何かでして?
- 42二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:27:27
お姉様……実はヘイローがピンクの円に赤い小さな楕円が2つくっついたような形してたりしないかな?
後は他人のスキルコピーしたり - 431◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 12:33:45
お姉様の謎
そう、お姉様にはいくつもの謎がある
お姉様「ポチ、嗅がせて」
私「!…わんっ!」
これも、お姉様のなぞの一つ
お姉様は、私の匂いを定期的に嗅ぎたがる
お姉様「生ゴミの臭いを沢山嗅いだから埋め直さないといけませんの。」
私「つ、つまり?」
お姉様「ポチ吸い一時間コースですわ!」ずううぅぅぅ
私「お姉様っ、弁当が、この姿勢だと弁当が溢れちゃう…!」 - 44二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:47:11
嗅覚が敏感なのかな
- 45二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:51:47
焦りは恐怖で汗が過剰分泌されたり、多少の成分の違いを嗅ぎ分けてたり?
医学的にそんな違いがあるのかは知らん - 461◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 12:58:58
お姉様は私に抱き付いて後頭部の臭いを嗅ぐ
それが落ち着くみたい
お姉様は生まれつき鼻が良いんだって。
それも、感情が読みとれるほど
きっとさっきも、臭いがしたんだと思う。
待てって言った時のあの表情、ずっと同じ視線を向いてた。
私(お姉様…カッコよかったなぁ…)
お姉様「あら?良い匂いが一段と濃くなりましたわね」 - 47二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 13:02:02
炭治郎かな?
- 48二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 13:18:04
感情で匂いが変わるって言うのはなんか聞いたことあるよね
- 49二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 13:49:10
幸せの供給過多で倒れそうですほんとうにありがとうございm
- 501◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 14:00:30
ほんわかした時間が暫く続いた
目の前にあの人が来るまでは
私「………?」
だれか、近づいて…早くない?…!?
私「ヒュッ…」
誰か分かった瞬間、滝のような汗が吹き出した感じがした。
お姉様ごめんなさい…ちょっと臭うかも…です
お姉様「…焦ってますわね……うっ!?
…この臭いは!」
私「つ……つつつ……ツルギ委員長…」
ツルギ「…………ひひひ」
ツルギ委員長が目の前にやって来ました…。 - 511◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 14:07:59
お姉様「それ以上近寄らないでくださいまし!血生臭い!獣臭い!狂喜臭い!」ズズズズズ
お姉様の吸引が一段階上がった…!
やっぱり鼻が良いんだ…
ツルギ「ずいぶんと楽しそうだなぁ…」
私「お、お姉さま…吸いすぎ…やめてぇぇ~」
ツルギ「おい、吸いすぎじゃないか?消えるぞソイツ。」
お姉様「だったらもう少し離れてくださる!鼻が曲がりそうなのですわ!
しかも貴女、サミュエラの新作を振り掛けましたわね!?いい匂いしてやがりますわよコンチクショー!」
私「お、お姉さま…言葉が変になってる…」
ツルギ(仲良いなコイツら) - 52二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 15:03:24
えっ?
ツルギって香水(?)とか使うんだ
意外
いや、多分キマってさえいなければトリニティでもトップの清楚感かもしだしてるもんな
うん、納得 - 531◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 18:37:36
ツルギ「おい」
私「は、ひゃい!?」
ツルギ「……訓練はどうした?」
私「そ、それはぁ…その」
私は忌々しそうに委員長を睨み付けるお姉さまに目配せした。
委員長も分かっていたのか、ため息をついてお姉様を諭す
あれ、もしかして委員長って、怖いけどいい人?
いつも近くにいたら避けてたけど、避けれない状況だから気付けた。
なんなら今日が初かも…委員長と喋ったの…
いい人って知れてよかった…これもお姉様のおかげ…
お姉様「むむ、匂いが良くなりましたわね!ありがとうポチ!お手柄ですわよ!」ズズズズズぅぅぅぅぅぅぅーーー!
私「うひゃぁぁ…!お姉様の吸い込みが一段と激しくなったぁぁぁー!!」
ツルギ(やっぱり仲良いなコイツら) - 541◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 23:32:49
ツルギ「そういえばもうすぐ射撃訓練のテストが近いが…銃の扱いはマシになったのか?」
私「……ぎく」
お姉様「ご安心を、ツルギ。ポチがくっそよわいことは知ってます。ですので明日からこの私が教育を施してあげますわよ。」
私「…え」(い、いま…くっそ弱いって…言ったよね…)
お姉様「あら、私に歯向かう気なの?」
私「な…ないです」
お姉様「ではツルギ、ごめん遊ばせ」
ツルギ「おい、そいつまだこの後部活が…」
………
ツルギ(行ってしまったか…)
ツルギ「……いやまて、アイツ…ポチって呼ばれてるのか?」 - 551◆3MZY4UWjIZXr25/05/04(日) 23:36:55
わたしはおんぶされた状態で、お姉様にどこかに連れてかれた。
私(………くっそ弱いって言われた…うぅ…)しょんぼり
お姉様(くっそ弱いって言ってしまいました…)どんより - 56二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 07:19:10
保守
- 571◆3MZY4UWjIZXr25/05/05(月) 09:09:17
その後私は、寮の裏庭で特訓をすることになった
お姉様「構える手が震えてますわよ!優しさで正義実現委員会をやっていけると思わないでくださいまし!」
私「はひぃ…」プルプル
正実モブ「やってるね」ヒョコ
ゞ「頑張ってるね」ヒョコリ
ゞ「今から間に合うのかな…。それよりも手震えすぎ…チワワみたい」ヒョコッ
あれ?…あの手に持ってるのって…確か…!
ゞ「…ねえやばくない?鞭持ってるよティーパーティの人…」
ゞ「うわ…絶対痛いよ」
お姉様「お仕置きですわ!」
ペシャン!
私「あう…痛い…」
正実モブ「いや違うあれバラバラに裂いたビニールテープで出来たバラムチだ」
ゞ(優しい…) - 581◆3MZY4UWjIZXr25/05/05(月) 09:19:35
次の日
お姉様「皆んなを護る正義実現委員会なれば…運動神経も秀でてなくてはいけないはず…、ということですので本日は筋トレをしますわよ!」
私「そ、そんなっ…」
お姉様「あら、まさか嫌だといいますの?」
私「…頑張ります!」
正実モブ「今日もやってるね」ヒョコ
ゞ「今日も頑張ってるね」ヒョコリ
ゞ「入学式に大事件起こしたっぽい人の運動なんてついて来れなさそう」ヒョコッ
お姉様「さあ先ずは腹筋3回!終わりましたら休憩にしますわよ!」
私「うぐ…っくぅ〜!」
正実モブ「甘すぎない…?」
ゞ「甘さにも限度があると思うんだけど」
ゞ(やっぱり優しい…) - 591◆3MZY4UWjIZXr25/05/05(月) 09:31:49
私「んっ…ひんっ…///」
お姉様「どうしたのかしら…震えておりますわよ?」
私「やぁ…こえ…でちゃいますぅ…」
お姉様「私の知ってるポチならもっと頑張た筈ですわよ。ほら、もっと強くするから覚悟なさい♡」
私「んひゃうっ!?」
正実モブ「……」
ゞ「……」
ゞ「……」
お姉様「それー!」ぐぐぐぐぐ〜
私「うあああああ!足攣りそう!!痛いですお姉さまーーーー!!!!」
正実モブ「…柔軟体操で喘いでる人初めて見た///」
ゞ「きっと昨日の筋肉痛が響いてるんだ…」
コハル「ねぇ!さっきからそこでエッチな声を出してる人いない!??」 - 60二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 09:33:51
柔軟で喘ぐな()
それはそれとして仲むつまじくて良い! - 61二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 12:15:15
筋トレは少しずつ増やすものだから、最初から沢山やっても体壊すだけだよ。3回でひいひい言ってるのは大丈夫か心配になるけど…
- 62二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 12:40:45
どこから湧いてきたコハルって思ったけどそう言えば正実だった
- 63二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 18:43:58
保守
- 64二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 00:18:27
もう少しこのてぇてぇ見てたいなー
- 65二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 00:19:31
3回でそれは貧弱すぎるぞ
- 661◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 00:29:53
一定数見てくれる人いるみたいで嬉しい
基本朝夜更新心がけてやってますのでもっと好きになれ - 671◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 00:38:42
私「………」
お姉様「………」
正実モブ「な、なんか…すごい真剣な表情で正座してる」
ゞ「まるで歴戦の猛者」
ゞ「何かすごい特訓でもしたのかな…」
お姉様「行きますわよ!」
私「はい…!」
「お手!」「ワン!」ペチ
「おかわり!」「ワン!」ペチ
「お座り!」「ワン!」シュタッ
「「………」」
お姉様「…完璧ね。特別にこの私が褒めて差し上げますわ!」
私「やった…っ!」
正実モブ「犬の躾…」
ゞ「…これもう完全にポチじゃん。あだ名が〜とかじゃなくってもう犬そのものじゃん…」
ゞ「幻覚かな…何だか犬の耳が見える気がする」 - 681◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 00:45:03
正実モブ「…帰ろっか」
ゞ「そうだね」
ゞ「見てるこっちが馬鹿みたいだね」
てちてちてち
お姉様「………
行きましたわね」
私「ですね…」
お姉様「では、特訓の再会といたしましょう。」
私「頑張ります…!」
本当はもう少し、私達を観察してほしいと私は思ってた。
だって…、あの3人が近づくのをお姉様が匂いで察知したら、訓練が中断されるから。
それくらいお姉様の訓練は…泣きたくなるほど辛かった。 - 69二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 00:47:49
てぇてぇ〜
そして泣きたくなる特訓も気になる - 701◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 00:52:23
- 71二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 00:54:31
- 72二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 01:02:16
お姉様コルトパイソンでお願いします
- 73二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 01:02:29
ロケットランチャーにサイドアームとしてハンドガン
てのはありですか? - 741◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 01:07:08
じゃあポチはAK-47
お姉様メインRPGサイドアームコルトパイソンにしよう
別に変じゃないよね - 75二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 01:09:01
まさかお姉様……ロケランブッパしてリロード中にハンドガン全射したりしない?
- 76二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 01:10:45
なんかみんな一つしか持たないけど武器なんて使いこなせるならいくつ持っててもいいもんね
- 77二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 01:12:08
どっちかと言うと普段はコルトパイソンのみでスマートかつ冷徹に片付けるけどキチゲ溜まるといきなりRPGぶっぱして高笑いする(その後ポチを吸う)パターンじゃねえかな
- 781◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 01:12:32
いや、逆にします
メインでコルトパイソン使ってたまにRPG撃ってた方がお姉様っぽい気がする(?)
お姉様との特訓内容
『一発でもお姉様に銃弾を当てる』
AR使ってる私なら、簡単にいけると思ってた
でも、全然駄目だった
お姉様、前段避けてくる - 79二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 01:13:05
アバンギャルド君もそうだそうだと言っています
- 80二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 01:14:46
- 811◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 01:27:48
訂正
前段→全弾
お姉様、銃弾全〜部避ける。
私が照準合わせたらすぐに横ステップ入れて回避してくる。
それを読んで動きを合わせても、それすらも余裕を持って回避してくる。
リロードをすると、隙があることを示唆するコルトパイソンの一撃が、私の手を穿つ。
実弾じゃなく訓練用なのが幸いだった。もしも実弾だったら、私の手は今頃穴の空いたチーズよりも穴が空いていたと思う。
つまり完全に、私がどこへ撃ち込むのかどう行動するのか、全部読まれてた。
あのお姉様の切れ長な目、私の行動を全て見通してる…
つい、考えてしまう
どうやって?読唇術?もしかして未来予知?はたまた未来からやってきたタイムトラベラー?
ああまずい…また一つお姉様の謎が増えた。
お姉様をもっと、知りたくなっちゃう。
私「ふふ…あはは」
ニヤニヤしちゃった、嬉しくなっちゃった私。
その顔を見たお姉様もまた、昔話に出てくる冷徹な令嬢そのもののような微笑を見せる。
そして油断した罰として、鉄槌という名のロケット弾を、私に放った。 - 821◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 01:40:00
私「けほ…けふっ…」
視界がぼやける、耳鳴りもすごい。
もう動けないや…
何日もこの繰り返し。
「うぅ…」
やっぱり弱いのかな…私。
お姉様「ねぇポチ、貴女この私に向かって考え事なんて随分余裕があるじゃない」
私「…ぐすっ…」
お姉様「貴女は、正直すぎる。優しすぎる。本当は出来る子なのに、もっと強い筈なのに…凄く勿体ないわよ。」
私「お、お姉様…」
私「耳鳴りがすごくて…何言ってるか殆ど聞き取れない…です…」
お姉様「あーってしなさい!大きく口を開けて『あーー』って」
私「あ、あーーー〜」 - 831◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 01:54:30
お姉様「ポチもノックアウトのようですし、訓練はここまでにしましょう。
明日のテスト、頑張ってくださいまし」
結局…射撃訓練のテストまでに、お姉様に一発も当てられなかった。
モヤモヤしたまま、次の日
正実モブ「ねえ…やばくない?」
ゞ「嘘…本当に全弾命中?」
ゞ「ズルじゃない…よね?」
ツルギ「…合格だな」
ハスミ「正直意外です…こんな才能があったなんて思いませんでした」
ツルギ(元々素質はあった。アイツのおかげで開花した…か。)
射撃テストは、百点満点の合格だった。あっけないほど簡単だった。
的の速さは固定だし、銃の反動も覚えたおかげで。
嬉しい、凄い嬉しい。
けど、心の底から嬉しくはなかった。
心残りがありすぎて。 - 841◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 09:52:24
お姉様「あら、帰ったのね。
テストはどうだったかしら?」
私「ん、」
お姉様「あら満点…、偉いわねポチ。特別にナデナデしてあげますからこっちに来なさい」
この時初めて、ポチって呼ばれるのが、私は恥ずかしいと感じた
お姉様に一発の銃弾すら当てられなくって
なのに好成績おさめて可愛がられてるのが
この上ない屈辱に感じた
「っ……~///」
でも嬉しかった、もっと褒めてほしいって思った
だから今日は、恥ずかしさを隠すためにも全力で私の頭頭を、お姉さまのお腹にグリグリしてやりました。
私「もっと褒めてください」グリグリグリグリ
お姉様「ちょっ、そ、そんなに嬉しかったの?!」 - 85二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 10:57:21
わんこ……
- 86二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 13:46:34
ああもう!このポチ可愛すぎるでしょ!
- 87二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 21:48:22
可愛いですわねえポチ
- 881◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 22:42:51
一通り満足した私は、お姉様に言ってやった。
私「お姉様。」
お姉様「あら、不機嫌ね」
私「そうなの、ポチは不機嫌、全然嬉しくないの。」
お姉様「それはどうして…?」
私「だって…お姉様の課題…まだクリアしてない」
そう言うとお姉様は驚いた表情をした
けど次の瞬間、初めて聞くお姉様の笑い声が、私を貶し嘲笑った。
お姉様「ぷふっ…ぁっははは…!」 - 891◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 22:51:32
私「ぇ、な…何で笑うの?」
お姉様「悪気はないわ…悪気はないの。
でもね…正直者すぎるんだもの、ポチのその匂い…ふふっ…
だって…まさか…本気で勝とうと思ってたなんて思わなかったんですもの…この私に…ふふふっ」
そう言われて、今度こそお姉様を見れないくらい、顔を上げられないくらい私は恥ずかしくなってしまった。
井の中の蛙って、きっとこう言うことを指すんだろう。
私結構…いやかなり頑張ってたでも、多分お姉様は逆立しても今の私に勝てるんだ。
身の丈なんて弁えてたつもりだったけど、全然分かってなかったみたい。
顔が『…カァァ///』って熱くなる。耳から蒸気が、ヤカンみたいにピーピー吹き出してきそう。
お姉様「ポチは可愛いわねぇ…あっはははは!」
私「っーー〜〜!!!」
恥ずかしさに耐えられなくなった私はその後、お姉様にずっと抱きついて、そしてそのまま寝てしまった。 - 901◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 23:03:06
私「……くぅ」
ふふっ、抱きついたまま寝ちゃってる
ポチの匂い嗅ぎ放題だし最高ですわね
お姉様「…〜、はぁ〜…あどけない処女のスメル…、最高ですわ…」
それにしても、ポチと一緒に過ごしてから…結構過ごしてきましたわね。
まだ1週間な気分ですけど…カレンダーは正直者。
そろそろティーパーティに顔を出さないと…
久しぶりにあのお方にでも会いに行ってみるとしましょう - 911◆3MZY4UWjIZXr25/05/06(火) 23:09:23
pipipipi…pipipipi
私「…朝」
…
私「おはよう、お姉さま…」
……
私「…ーお姉さま?」
………
私「……… お姉さまが、いない。」
……まさか…まだ昨日のことで私を揶揄ってる…?
ご主人様が忽然と消えて、私は悲しくなると思われてるんだきっと…!
これはそう…実験…!私は試されてる…!
私「ふんっ…いーもん。ポチはお姉さまがいなくてもやることあるし…」 - 92二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 23:54:34
朗報!! ポチ処女確定!!
というか臭いで分かるのかお姉様っ!? - 93二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 23:57:10
お姉様中々に危ない能力をお持ちで
- 941◆3MZY4UWjIZXr25/05/07(水) 01:47:55
お姉様「お邪魔しますわよ〜」
ティーパーティモブ「ちょっとあなた待ちなさい!ここは生徒会長以外は入室を禁じられている場所ですよ!?」
お姉様「それくらい分かってますわよ。だから入りますのよ。」
ティーパーティモブ「いやあなた生徒会長ではありませんよね!??」
お姉様「未来では生徒会長ですので入る資格はありますわよ。貴女…失礼にも程があるんじゃないかしら?」
ティーパーティモブ「どの口が…っ!」
ミカ「はいごめんね〜…あなたが普通に一番失礼だから」チョップ
お姉様「あう…。…美園様ごきげんよう。本日はお日柄もよくとても痛い1日ですわね。」
ミカ「雨だけどね。はぁ…ま〜た先輩に舐めた態度とって…
暫くいなかったからついに咎められたのかな〜って思ってたのに全然変わってなかったみたいじゃん?そうやって相手を見下すからまた周りからの信用との戦いになるじゃんもう〜」チョップチョップチョップ…
お姉様「美園様。痛い。頭蓋骨。凹みそう。」 - 95二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 07:03:49
そんな冷静にいうな!
- 96二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 07:32:19
おや、パテル分派だったのか?
- 97二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 12:44:13
保守
- 981◆3MZY4UWjIZXr25/05/07(水) 16:49:14
ティーパーティモブ「ミカ様…申し訳ございません」
ミカ「ううん、そんな謝らなくって大丈夫だよ⭐︎」
ティーパーティモブ「お気遣いありがとうございます。ところでミカ様、今日は外出予定だったのでは?」
ミカ「うん、そうだったんだけどね…。本当は今日、先生とお買い物する予定だったんだけど…あいにくの雨だし彼女が『どうしても言わないといけないことがあります』って意味深なメール送ってきたから、先生との約束蹴っちゃった…」
お姉様「雨だと万全のコンディションではなくなりますものね。どうりでいつものサミュエラの匂いがしないと思ってましたのよ。ミカ様もしかしてすっぴん?」
ミカ「相変わらずデリカシー死んでない?!」
お姉様「それで、すっぴんなの?」
………
ミカ「……すっぴんだけど!!」
ティーパーティモブ(すっぴんなの!?いつもと変わらない気がするのだけど…さすがミカ様ですわね!) - 991◆3MZY4UWjIZXr25/05/07(水) 20:24:50
ミカ「はぁ…もういいよ座っちゃって。ナギちゃんの席だけど別にいいよね。あ、ロールケーキ食べる?そろそろ全部食べないと捨てさせなきゃいけなくってさ。」
お姉様「あら嬉しい、わたくしロールケーキが大好物でしてよ」
ミカ「じゃあ用意するね。あ、君はもう戻っていいよ、ありがとね⭐︎」
ティーパーティモブ「…失礼致します」
………イライラしてきました💢
どんな育ち方をすれば、生徒会長を顎で使うような胆力を宿せるのかしら…心底不思議ですわあの女。
しかも今日、別に大雨でもなければ、予報ではこの後晴れるとされてるのに…
ミカ様もなぜあんな後輩の連絡に応じて…折角の御予定を踏み倒すなんてことを…
『未来では生徒会長ですので入る資格はありますわよ』
ティーパーティモブ(まさかあの女…本当にそれほどの権力を有して…?) - 100二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:30:54
お姉様……貴方は一体……
本気ではないだろうとしても、ミカの攻撃を「痛い」程度ですませるなんて
(あとお姉様、ミカが処じ)
「砲手、支援を」(ドガンッ ドガンッ ドガンッ - 101二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:31:01
何者?…
- 1021◆3MZY4UWjIZXr25/05/07(水) 20:32:47
一方その頃
私「まっかろーん♩まっかろーん♩まかまかろんろんまっかろーんろん🎵」
お姉様がいない間にいろんなことやっちゃえ〜♩
私「ふんふふーん♩」
暫くした後
私「かんせー!お姉様のレシピで作ったマカロン〜(裏声)」
早速…いただいてみよう。ぱく
私「…ん〜、うん…美味しい…!お姉様もいる?」
………あ
私「お姉様いないの忘れてた…。でもそれはつまりマカロンは全部私のもの…!」
マカロン食べ放題…!嬉しい…!!!
ということでもう一個。ぱく
私「………?」
も、もう一個。ぱく
私「………な、なんで…?」
さっきと変わらないのに…美味しく…ない…
私「…もういいや、残りはお姉様に……ううん、明日食べよ」 - 1031◆3MZY4UWjIZXr25/05/07(水) 20:50:31
一方、ティーパーティ
ミカ「〜〜♩」カパリ
お姉様「あら、ダージリンね?」
ミカ「流石に早くない?
…って…うわ、丁寧に目隠ししてるし、 …じゃあこれは?」パカ
お姉様「アッサム」
ミカ「ふーん…やるじゃん。じゃあ…次はこれとこれ。」カポ…カポ
お姉様「…え?…そ、そば茶と…抹茶?」
ミカ「うん、正解」
お姉様「以前から紅茶以外のもの取り寄せてましたかしら…」
ミカ「ナギちゃんの最近のトレンドは百鬼夜行産の茶葉なんだ〜⭐︎
ちなみに今日いないのは茶摘みの体験に行ってるから」
お姉様「へぇ〜それは………」
お姉様「………すぐにバテそうですわね」
ミカ「うん、私もそう思う」 - 104二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:52:49
実はお姉様、ミカとナギサ様の幼なじみって言われても信じるぞ
- 105二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 21:04:23
お姉様能力高いですわね…
- 1061◆3MZY4UWjIZXr25/05/07(水) 21:29:41
ミカ「さて、ティーブレークの用意もできたし、早速聞いてもいい?」
お姉様「ええ、よろしくてよ」
ミカ「どうしても言わなきゃいけないことって…なに?」
お姉様「そうねぇ…発言はもう少しお茶菓子を楽しんでからでもよろしくて?」
ミカ「のらりくらりすればするほど自分の首を絞めてるって自覚があるなら別にいーよ?
まあ、ぶっ飛んだ思想を持ってる貴女が、まさか私の期待を裏切るようなこと言うはずないって信じてるけどねー⭐︎」
お姉様「期待を裏切るって…まさかこの私が?」
ミカ「そう、そのまさかだよ⭐︎」
お姉様(殺気…っ!?……嗚呼ほんと、ミカ様は何て素晴らしく恐ろしいお方なのかしら)スンスン
ミカ「まさかまさか、私達を裏切る…そんなわけないよね?」 - 1071◆3MZY4UWjIZXr25/05/07(水) 21:35:34
お姉様(殺気の匂い…剣先とはまた違うけれどクセが強い…)
お姉様(そこに処女の匂いも加わってたまらないですわ〜ハァハァ)
ミカ「ねぇ…キモい顔しないでよ、ちょっと聞いてる?!」
お姉様「聞いてます聞いてますとも!ですのでもっと私のために怒ってちょうだ」
ゴチーン⭐️
ミカ「ちょっと調子乗りすぎ」
お姉様「っ…〜!!!こ、今度こそ頭蓋骨逝きました…めきょって言いましたわ…!」 - 108二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 21:53:00
わ~…なんと言うか、お姉さますごいな
- 109二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 21:58:36
あぁ〜、わかった
お姉様って凄いんじゃなくて俺らと同類なんだ - 110二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 00:29:01
- 111二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 00:38:55
玄関で伏せしたりその場でグルグル回りだす留守番中の犬みたいになってるポチ
- 112二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:08:28
あまりにもわんこすぎるな
- 113二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 08:22:42
ポチちゃん頭にケモノミミ生えてない?あと尻尾
- 114二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 16:45:28
保守ですわ!
- 115二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:21:09
このポチはほっとくと悪化し続けるタイプだと思うから気をつけてねお姉様
- 116二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 04:38:14
忠犬ポチ公
- 117二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 12:59:55
保守でしてよポチ!
- 118二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 21:17:26
待ては出来てますか、ポチ?
- 119二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 01:47:22
「めきょっていいましたわ…!」じゃないよ!それで済ませるな!
- 120二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 08:56:37
なんかこう、めきょって言うなんともいえない効果音?オノマトペ?を表現できて感じ取れる日本語に感動した
- 1211◆3MZY4UWjIZXr25/05/10(土) 11:14:39
やっと規制解除されました…更新します
- 1221◆3MZY4UWjIZXr25/05/10(土) 11:28:23
一方ポチはというと…
私「……………」
【かち…こち…かち…こち…】
私(時計の音、こんなに……うるさかったっけ?)
べつに寂しくなんてない
寂しくなんてないけど、お姉さま朝からいなかったの…すごい気になる…
どこかへ行ったんだと思う…
私「よし、探しに行こう」
もう一度言うけど、寂しくなんかないよ?
でも、もし、お姉さまが朝からいなかったのが、なにか危険な目に遭っていたって理由なら…
その時に脳裏に浮かんだのは、まだ2ヶ月も経ってないけど、すごい楽しかったお姉様との毎日
奪われたくない…もっとお姉様と過ごしたい…
だって私、お姉さまが大好きだから…
厳しくて怖いけど、なにもかもやさしい
私「…消えちゃうの……ぃやだ…。消えちゃうのは…それだけは絶対に嫌だ…!…おねぇさま……グスッ」 - 1231◆3MZY4UWjIZXr25/05/10(土) 11:40:08
私を強くしてくれたお姉さま…
お姉さまが居ないと私はなにも出来ない…
でも、逆は?
正実モブ「………どこか遊びにいかない?」
ゞ「いいね」
ゞ「………まって、誰か泣いてる…」
………!!??
正実モブ「トロちゃんが泣いてる!!!??」
ゞ「何があったの…もしかしてお姉さんに捨てられた?」
ゞ「ちょっと、縁起悪すぎだよ!」
私「朝起きたら…お姉さまが居なかった…」
正実モブ「え"っ」
私「…だから……やばい」
「「「やばい…?」」」
私「私の存在価値無さすぎて…劣等感に押し潰されそうで…やばぃ…」
正実モブ「ネガティブモードになっちゃった!!」
ゞ「わぁ…また泣いちゃった」
ゞ「いつもの泣き虫トロちゃんに元通りになっちゃった…お姉さんサイテ~」
私「お姉さまを悪く言わないで!」
正実モブ「ご、ごめん…」 - 124二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 11:45:54
依存してるじゃんね
- 125二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 12:04:19
ふふふ、貴方のお姉様なら今私がすっぴんでかつ処女な事をあにまんで暴露しやがってくれたじゃん!! とりあえず早急に引取りに来てくれないかな、お願いだから
- 126二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 20:13:39
ぽーちー!
- 127二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 00:37:06
ポチ、ベッドに入りなさい
- 128二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 00:44:39
お姉様!コントしてる場合じゃないよ!早く!
- 1291◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 01:11:46
私「おねぇさま〜!どごいっだのぉ〜!」
正実モブ「泣きながら叫んでる」
ゞ「…仕方ない、みんなで探しに行こっか!」
ゞ「ええぇ〜トロちゃんのお手伝い〜?」
私「…ぇぐ…手伝って…くれるの?」
正実モブ「仕方なくだからね?こんなこと提案しておいてあれだけど…私だってポンコツなんかの手伝いはしたくないよ」
私「うぅぅ酷い…じゃあなんで手伝うなんて…」
正実モブ「ん〜なんでだろうね。手伝う気は無いのに、手伝いたくなっちゃった。
みんなも別にいいよね?どうせ暇だし。」
ゞ「まあね〜。」
ゞ「トロちゃんをパシリにしようとしてた罪滅ぼしってことで」
三人から垣間見た優しさに、私から涙が消えた。
いつも一人ぼっちだった私にできた初めてのお友達 - 130二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 01:19:27
おっと?
これはモブ3人のルートある可能性が - 131二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 01:28:49
もうあんた店長だよ
- 1321◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 02:04:48
私「えへへ…」
正実モブ「笑ってる」
ゞ「今度は笑ってる…というかにやけてる?」
ゞ「どうして笑ってるの」
私「だって…嬉しいから」
正実モブ「嬉しい?」
私「うん。だって手伝ってくれるの、私のために。
それってつまり、みんなと私は…お友達ってことでしょ?」
正実モブ「そ…それは…そうなのかな?」
ゞ「飛躍しすぎじゃ…」
ゞ「まあいいんじゃない?嬉しそうだし」
私「えへ…えっへへへぇ〜、初めてのお友達…です」テレテレ
(((か…可愛い///)))
嬉しさに浸っていたその時、みんなのスマホから通知音が鳴った
その通知は、私からも - 133二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 02:06:24
おっ?
正実の仕事かな? - 134二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 02:07:27
可愛いかよ、健全な総受けか?
- 1351◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 02:16:47
正実モブ「部活から…@全員宛にメッセージ…?」
ゞ「しかも…ツルギ委員長からだ!」
ゞ「スマホ使えたんだ…というか文字知ってたんだ」
私「………え?」
正実モブ「「「…え“」」」
「「「「えええええ!!???」」」」
その驚きの内容に、私たちは顔を見合わせて、目をぱちくりさせた
だって内容があ、あまりにも奇跡的だったから
それこそ、さっきまで泣いてたことを忘れてしまうほどで… - 1361◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 02:37:25
一通り驚いて笑った四人は、お姉様を探しに行った。
視点は戻り、ミカとお姉様。
ミカはあいも変わらず殺気を、お姉様の愛も変わらずにいた。
お姉様「よし、一通り楽しんだことですし、本題に入りましょうか。」
ミカ「はぁ…やっとだね」
お姉様「先に申し上げておきますけど、私は貴女を裏切りませんわよ。
もっと、別の理由ですわ」
ミカ「なになに?もしかして私の『口添え』が上手くいかなかった?」
お姉様「いいえ?そもそも実家を燃やされて精神的に疲弊している真っ只中に貴女様のお口添えなんていただいたら…その決断を思考するほどの余裕…お父様にはなくってよ
今回ミカ様を呼びましたのはね…自慢話ですわ!」
ミカ「へぇ…自慢話ねぇ…」
………
ミカ「………へ?自慢話?」
お姉様「ええ!わたくしミカ様に自慢話がしたくってここに参りましたの!」 - 137二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 02:59:04
……ん?
お姉様……まさか
ポチとの惚気を聞いて欲しいが為だけにミカにアポ取ったのかよ!? - 138二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 03:56:11
一周回ってミカがゲラゲラ大笑いするやつじゃんね!
- 139二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 08:02:03
飼い犬(人)との惚気……
- 1401◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 11:19:31
ぷふっ
お姉様「?」
ミカ「あっはははははは!」
お姉様「……!?」
ミカ「後輩が飼い犬の話をしたいからってだけで私を呼び出す…だなんて
貴女ほんっと…面白すぎ…あはははははっ!!」
お姉様「あらあら、腹のそこからミカ様に褒められるだなんてわたくし嬉しいですわ!」
ミカ「いやもうほんとに凄いよ、それに嬉しい。皆私の前では媚びへつらうからさ、新鮮でいいかも。
それで、貴女は私にどんなエピソードを語ってくれるのかな?」
三十分後
お姉様「あれこれで、それこれでーポチがね凄いのですわ!悔しくって泣いたり、わたくしに怒られたら尻尾とお耳がペタンってするの!」
ミカ(ほんとに凄い喋るな~、ポチってワンちゃんが可愛いこと以外ぜんぜんなに言ってるか分かんないや)ニコニコ - 141二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 11:23:13
ワンちゃん…うん、まあ…そうだね。うん。
- 1421◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 11:29:07
ミカ「ダメ犬だけど可愛いんだ」
お姉様「そうですのよ!ほんっとーに使えない駄犬ですけど、甘えかたが貴族顔負け!」
ミカ「私よりも可愛い?」
お姉様「んーー~…どっこいどっこい!」
ミカ「えー?そこは気を使ってよ~」
お姉様「まぁ『殆ど』わたくしやミカ様以下ですので、ポチには頑張ってほしいものですわ!」
ミカ「へぇ………『殆ど』?」
お姉様「えぇ、『殆ど』でしてよ。逆に言えば、わたくしやミカ様に勝っている要素がポチにはありました。
それも確実に、明確に。」
ミカ「へぇ…それって何かな?」
お姉様「……匂いですわ」 - 1431◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 12:05:45
ミカ「匂い?」
お姉様「そう匂い!
単純です、ポチからは嫌な匂いが一切しないの」
ミカ「それは、……それは確かに凄いね?」
嗅覚のすごさは間近で見たし、その凄さをミカは再認識してした。
事実お姉様は、嗅覚が鋭い。
それも嘘やホント、感情までもかぎ分けられる。言うなればカラーコードのように細分化されているの。
例え1パーセントだけ匂い(色)が違ってても、それを違うコード(カラーコード)として認識できる。
お姉様は全てを把握出来る
故にお姉様に、嘘は通用しない。 - 1441◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 12:21:32
ミカ「代々そういう家系だもんね。本当に凄いや。」
お姉様「そこまで褒められたことではありません、わたくしからしたら黒歴史よ。」
ミカ「話戻すけど、要するに私は臭ってるってことだよね?」
スンスン…
お姉様「申し訳ありませんが…そういうことでしてよ。
ですがそれは勿論わたくしにも当てはまりますけど
だってわたくし達…ねぇ?」
ミカ「………まぁね」
……スン
はぁ、臭いますわ…
罪悪感、後悔、勇気、嫌気、嘘、虚無感、
少々と嘘をつきましたわたくしも例外ではない。
以前と比べて少々どころではありませんわよミカ様。 - 1451◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 13:06:08
わたくしはその臭いを知っている
実家での暮らしは、その臭いと隣り合わせだったから
あぁ、見える、見えてしまう。
死神が、後悔という名の鎌をミカ様の首にピタリと当てているのが見える。
あの鎌が振り下ろされる時は、罪悪感に負けたとき。押し潰されたらおしまい。
わたくしはそれを知っている
わたくしも、それと共に今を生きているのですから
ミカ「…あのさ」
お姉様「御安心くださいミカ様。言わなくても分かりますから。」
ミカ「………」
お姉様「同族として、同じ過ちを犯してしまったものへ、わたくしから助言を一つ。
……決して、諦めてはなりません。
『やらなければ良かった』と、踵を返してはなりません。」
ミカ「ぇ……あ、貴女…も…?」
お姉様「……わたくしには、妹がいました。」
ミカ「っ…!」 - 1461◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 13:12:56
お姉様「まだ幼い頃でした」
そう、それは雷雲に怯えてた夜___
ポチ「お姉さまああああああぁぁぁぁ!!!!!」
お姉様「___えええぇぇぇぇ!!???」
ドンガラガッシャーン!!!!
ミカ「わ、わーお…テーブルがぐちゃぐちゃだ」(これ…ナギちゃんに何て言おう) - 1471◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 13:21:43
数分前
正実モブ「み、見つからないね」
ゞ「やっぱりティーパーティーのところにいるんじゃない?」
ゞ「もう少し具体的に言ってみたら?やっぱりお姉様だけじゃ分かんないかも。」
ゞ「もっと分かりやすい特徴とかないの?」
私「え、えっとぉ…えっとぉぉ…あうぅ」
私「え、偉そうな態度をとるティーパーティー所属の人の行方を知ってる人はいませんかぁ~ーー…なんて…」
ティーパーティーモブ「!その御方ならミカ様とお話をしておりますわよ!」
私「!!!…あ、ありがとうございます!」
正実モブ(伝わるんだ…) - 1481◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 13:36:10
私「うあ"あ"ぁ"ぁぁぁ!!!お姉さまやっどみづげだあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
お姉様「ぽ、ポチ!どうしてここに!!?ステイしなさいステイ!!あと鼻水汚い!!!!」
私「おねぇさま!!!!!」
お姉様「は、はい!!?」
私「聞いてください!!!おねぇさま!!!!!」
お姉様「な、なにかしら?」
私「………」チラ
ミカ「?」
私「うぅ"ーーー~」
ミカ(い、威嚇されてる?)
私「こんなところでこんな人と喋ってないで私に構え!撫でろ!匂い嗅げ!」
お姉様「ちょっ…ポチ、あの人どなたか御存知?」
私「知らない!あとそんなことどうでもいいから!!」
お姉様「ちょっとポチ!!???」 - 1491◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 13:53:07
ミカ「…………し、知らない?どうでもいい?」
お姉様「こ、……この駄犬!!」ゲンコツ
私「いっ…だぁぁぁい……!!」
お姉様「ミカ様にそんなこと言ってはいけませんわよ!」
私「……頭蓋骨めきょって言ったあぁぁぁぁ!!お姉さまが私のことぶったあぁぁぁぁ!!!」
ミカ「………へぇ~あれがポチちゃんねぇ
私のこと知らないんだ、へぇー」
正実モブ「…終わったなぁトロちゃん」
ゞ「私達でも知ってるのに…」
ゞ「というか私達もここにいたら不味くない?」
ティーパーティーモブ「いまどんな状況ですの?」
「「「色々と壊れた」」」
ティーパーティーモブ「ヒュッ…」失神 - 150二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 13:57:40
ポチ、あなた以外とアグレッシブね
- 151二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 15:50:45
あーあ、ほっとくなって言ったのに
- 152二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 15:58:40
大型犬は嫉妬深いってどっかで聞いたな
- 153二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:26:40
もっとしっかり手綱をにぎれ!
- 1541◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 23:33:53
ミカ「この子がポチちゃんかぁ〜」
お姉様「ミカ様、この駄犬が申し訳ありませんわ」
ミカ「んー大丈夫、気にして無いよ」ヒョイッ
お姉様「…?」
私「ううぅ〜…持ち上げるなぁ〜…!」ジタバタ
………スンスン
お姉様「なっ…!??」
私「ひぅっ…!?」(こ、後頭部、嗅がれてる…?)
ミカ「へぇ…よくわからないけど…優しくていい匂いじゃん…?
この子私のお気に入りにしてもいい?」
お姉様「お断りですわ!」
ミカ「えーひどい、私の命令に背くんだ?」
お姉様「………だって」チラリ
私「…?」
お姉様「ポチは私だけのものですから…誰にも渡したくありません///」
私「お姉様…っ!!!」ウルウル - 155二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:34:55
ミカ……お前もスンスンするタイプだったのか
- 1561◆3MZY4UWjIZXr25/05/11(日) 23:55:20
ミカ「あはは、いいね。もっと欲しくなっちゃったかも。力ずくで奪いに行ってもいい?」
お姉様「…あら、貴女をその椅子から引きずり下ろす手間が省けていいですわね」
ミカ「私に勝てると本気で思ってるの?」
お姉様「ええ、本気で思ってますわ。」
ミカ「ふふ…それにしてもポチちゃんは可愛いねー」ナデナデ
私「ううぅぅ…はーなーしーてー…!」ジタバタジタバタ
ゴゴゴゴゴ…
正実モブ「え、なにこれ」
ゞ「トロちゃん争奪戦始まっててウケる」 - 1571◆3MZY4UWjIZXr25/05/12(月) 00:20:27
事態の収集がつかなくなりそうになった時だった
ミカのスマホから通知音が鳴る
ナギサからのメールだった
ミカ「あ、まずい。ナギちゃん帰ってくる…」
お姉様「あら、もうそんな時間……」
そろそろ退出しなければ不味いと感じた二人は、辺りを見渡す。
・ティーパーティしか入れない部屋にティーパーティ以外の者が侵入
・テーブルは倒れ、床はぐちゃぐちゃ
・一触即発の空気
・あとドア付近で何故か倒れてるティーパーティの生徒
ナギサの胃に穴を開けるには十分すぎる証拠が散乱しており
二人の顔は下剤を飲んだかのように急激に血の気が引いていくのだった - 1581◆3MZY4UWjIZXr25/05/12(月) 00:23:09
ミカ「急いで片付けるよ!」
お姉様「不味い不味い不味い!このままでは退学もありえますわよ!
貴女たちも手伝いなさい!!!」
正実モブ「えぇ〜?」
ゞ「しょうがないなぁ…退学嫌だし」
ゞ「起きろー」ガッガッ
ティーパーティモブ「うぐっ…な、何事ですの?!」
正実モブ「「「カクカクがシカジカであーだこーだ」」」
ティーパーティモブ「それは大変じゃない…!?
……ミカ様!間に合いそうになかったら私がナギサ様の注意を引きつけますのでご安心くださいませ!」
その後、なんとか部屋は元通りにすることができ、
私達は無事に帰れたのでした。 - 1591◆3MZY4UWjIZXr25/05/12(月) 00:29:29
帰り道
正実モブ「危なかっったね」
ゞ「ナギサ様が部屋入ってきちゃっ時は死ぬかと思った」
ゞ「あのティーパーティの人が視線誘導してくれなかったら終わってたね。また会ったらお礼言わなきゃ」
お姉様「………ところで」
お姉様「なぜわたくしたちの後をついて来ますのかしら生ゴミトリオ?」
正実モブ「ひっど!?」
ゞ「今思えば、ティーパーティとは思えない発言ばかり」
ゞ「ほんとうにティーパーティ?」
お姉様「ちゃんとバッジ付けてますわよ失礼ね!!?」
お姉様(……て、あら?)
……スン
お姉様(臭いが消えてる…ポチが何かしたのかしら…?) - 160二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:31:40
おっと?
きちんと心入れ替えた感じかな
これからはお姉様いない時にポチの事よろしくね
……えっと〜……元生ゴミガールズ - 1611◆3MZY4UWjIZXr25/05/12(月) 00:48:35
正実モブ「ちなみに…一緒にいるのには訳があるんだよね〜」
ゞ「そうそう」
ゞ「あるよね、トロちゃん」
私「う、うん…!」
お姉様「訳とは一体…」
正実モブ「今日部活から連絡があったんだ」
ゞ「前回の射撃訓練で好成績を収めたトロちゃんは、サブリーダーに任命」
ゞ「立ち位置的には委員長→ハスミ先輩→イチカ先輩ときてその次くらいらしいよ」
お姉様「へえ…凄いじゃない」
私「えへへ。これもお姉様のおかげ、ありがとうお姉様…!」
お姉様「ふふ…それで?」
正実モブ「それでね〜」
ゞ「そのトロちゃんの下につく部下がなんと」
ゞ「なんとなんと〜」
「「「私達三人でした〜」」」パチパチパチ〜
お姉様「………!!?」
私「初めてできた友達でも…あるもんね…!」
四人「ね〜♩」
お姉様「な…ななななな…そんなこと断じて認めませんわよ!!!」 - 162二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:50:33
なん……だとっ!?
ポチが副リーダー?
出席したなぁ、今夜は赤飯炊かないと - 1631◆3MZY4UWjIZXr25/05/12(月) 00:59:41
お姉様「ちょっとポチ!!!この生ゴミどもと付き合うの即刻辞めなさい!!臭いが移りますわよ!!」
私「お姉様…私の友達に生ゴミって言わないで…」
正実モブ「そうだぞー私達悲しむぞー」
ゞ「トロちゃんも悲しむぞー」
ゞ「悲しむの嫌だろ〜」
お姉様「こいつらっ…いけしゃあしゃあとよく言えるわね影口叩いてたくせにっ…💢」
正実モブ「もう謝ったし」
ゞ「ちゃんと謝ったし。実際、トロちゃんの射撃の良さ…見惚れちゃったのも事実」
ゞ「トロちゃんも許してくれたもん」
私「うん…許した。それと別に陰口なんて…だってあの時はドジばかりだったし…
というか今も…トロいところは治ってないし」
正実モブ「ちなみにお姉さん」
お姉様「軽々しくお姉さんと呼ばないでくださる?」
正実モブ「じゃあなんて呼べばいい?」
ゞ「多分きっと、これから会う機会増えるだろうし」
お姉様「そうねぇ…姉御なら許しますわよ」
私(姉御ならいいんだ…) - 164二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 01:02:09
なら自分はお義姉さんって呼びますね
- 165二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 01:06:26
この会話がクロメカクレから出てるの想像するとめちゃ可愛いなぁ
- 1661◆3MZY4UWjIZXr25/05/12(月) 01:16:19
正実モブ「姉御…忠告だけど覚悟してね」
お姉様「覚悟…?この私が?まさか貴女達に??」
正実モブ「うん」
ゞ「ミカ様はトロちゃんのこと気に入ってたけど」
ゞ「別に注意するのは、ミカ様だけじゃない」
お姉様「……は?」
正実モブ「さっきも言ったけど、明日から私達はトロちゃんの部下」
ゞ「トロちゃんといろんな行動するの」
ゞ「一緒に訓練したり、パトロールしたりそれはもう色々
トロちゃんこっち来て」グイッ
私「わわっ…どうしたの?」 - 1671◆3MZY4UWjIZXr25/05/12(月) 01:17:08
「だから覚悟してね姉御」
「私達三姉妹もトロちゃんのこと、私達のモノにしたいって思ってるから」
「こんなふうに取られないようにね〜」
ぎゅーー〜…
私「えへへ…なんだかよくわからないけど、優しいの嬉しい///」
三姉妹「「「……好き」」」
私「うん…!ポチもみんなのこと、だーいすき。勿論お姉様の次にだけど…」
三姉妹「「「……♡」」」
(((…本当にそういう優しいとこ、好き///))) - 168二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 01:17:28
とりあえず親睦を深めるために4人でお風呂だね
- 1691◆3MZY4UWjIZXr25/05/12(月) 01:17:45
三姉妹「………」チラリ
お姉様「…?」
三姉妹「「「……ふっw」」」
お姉様「…は?💢」ピキピキ
あっそ、一枚上手のつもり?
………認めません、認めませんわよ
断じて認めるものですかああぁぁぁーーー!!!!!! - 170二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 01:18:45
姉妹だった!?!?
- 171二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 07:34:21
やっぱポチ総受けじゃないですか!
愛されまくってるじゃないですか!! - 172二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 15:42:36
愛され系ポチ
- 173二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 19:11:25
ポチ、みんなから存分に愛されなさい
- 174二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 00:20:37
ポチー、お手、
- 175二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 00:22:03
正実に合宿とかあったら楽しそうだな
- 176二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 07:53:55
朝保守
- 177二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 12:40:49
いろいろと愛され系だねぇポチは
- 178二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 18:25:41
- 179二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 18:51:45
そして密偵から
三姉妹とお風呂で洗いっこしたり
その後朝方までパジャマパーティをして、朝起きれずにイチカに説教されたり
自由時間に行った遊園地では三姉妹がポチをリードし、
最終日には楽しそうにショッピングをしていた
と報告を受け、無事自爆するお姉様
もちろんショッピングはお姉様へのお土産探し
- 1801◆3MZY4UWjIZXr25/05/14(水) 00:37:33
「「「じゃーねー、明日よろしく〜」」」
お姉様「朝ごはんのシリアルが当たって休めばいいのに…」
私「…ふふふ」
お姉様「ポチ、さっきから笑いすぎ…、駄犬のくせに不敬ですわよ」
私「ご…ごめんなさい。ポチは調子に乗りすぎました…」シュン…
私「……でも、初めてできたの…お友達
すごく嬉しかった…
こうなったのも…全部お姉様のおかげです…///」
お姉様「はーもう…///…そういうところが本当貴族顔負けでしてよ…」(早く寮に帰ってつむじを嗅ぎてーですわ〜) - 1811◆3MZY4UWjIZXr25/05/14(水) 00:48:34
お姉様「本当は嫌ですけど…いいわ。あの三馬鹿達とつるむの許可してあげる。光栄に思いなさい!」
ポチ「本当!?ありがとうお姉さま!ぽちはね…お姉さまのそういう優しいところ本当に大好き!!!」
お姉様「うっ…強烈な純粋無垢の匂い…!早く寮に戻って1時間ポチ吸いをキメなければなりません…!」
私「……………りょ、う?」ピタリ
お姉様「…ポチ…?」スンスン
私「寮に、帰るのですか?」
お姉様「家よ?当たり前じゃない」
スンスン…
お姉様「ポチ…貴女まさか…」
私「な、なにもしてないよお姉さま!
私はキッチンなんて触ってません!
姉さまに言いつけられていた『勝手にキッチンを触らない』という約束…ずっと守ってました!」 - 1821◆3MZY4UWjIZXr25/05/14(水) 00:53:04
お姉様「………ふぅん?私まだ何も言ってないわよ?」
私「あっ……、ご、ごめんなさい」
寮に戻ると…
お姉様「……………」
私「……………」
流しっぱなしの水
開けっぱなしの冷蔵庫
点けっぱなしの電気
あっちこっちにホイップクリーム
トドメは焦げてしまったボウルいっぱいの何か
まるで本物の犬が荒らしたかのような惨劇に、お姉さまは絶句…
やがて全ての状況を理解したお姉様は
脳面のような冷ややかな顔で、静かに怒気をこちらに浴びせ続ける…
お姉様「…………」
私「…………」
お姉様「………ポチ」
私「……………はぃ」
お姉様「正座💢💢💢」
私「…はひぃぃぃ(泣)」
当分の間、お姉様の接し方が振り出しに戻ってしまいました… - 183二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 04:33:22
うーん、これは駄犬w
- 184二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 04:37:48
早朝にとんでもなくてぇてぇものを見つけてしまった...。ポチ、存分に愛されまくるのです...。
- 185二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 10:09:05
ポチぃぃ~
- 186二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 18:48:50
ポチ、水の出しっぱなしと冷蔵庫開けっ放しはほんとに良くない…
- 187二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 22:35:57
メンタル弱ってたけどもちゃんとお片付けしようねポチ
- 1881◆3MZY4UWjIZXr25/05/15(木) 00:11:54
早めだけど次スレ
トリカス「さすが駄犬ですねwテーブルマナーを知らないなんてw」私「うぅ…」|あにまん掲示板お姉様「全く駄犬は情けないですわね…、はいあーん」私「あーん」お姉様「美味しい?」私「美味しい!」やっぱりお姉さま…優しい…!bbs.animanch.com予め言っておきます、次スレで容姿などを決めて締めるつもりです。
以降こっちのスレの残りは二人についての質問
- 189二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:27:55
ポチちゃんとお姉様、好きなお菓子は?
- 190二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:41:33
少し思ったんだけどカスやめない?