ここだけ実はゲマトリアの手先だった⋯⋯ (Part2)

  • 1前スレの2225/05/04(日) 12:38:11

    ユウカ・マキ・ユキノ

  • 2前スレの2225/05/04(日) 12:38:39
  • 3前スレの2225/05/04(日) 12:38:53

    ちなみに、
    本スレ主=前スレでSSを書いていた22レス目≠前スレ主
    なのでご注文を⚠。

  • 4二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:39:45

    立て乙、

  • 5前スレの2225/05/04(日) 12:40:13

    大雑把なあらすじ
    物語の始まりはパヴァーヌ2章の終盤。ミレニアムサイエンススクールの2年生、セミナーの会計「早瀬ユウカ」と同じくミレニアムサイエンススクールの1年生、ヴェリタス所属の「小塗マキ」がゲマトリアの手先である事が判明する。その正体を露わにした2人は「名も無き神々の王女」こと、ミレニアムサイエンススクールの1年生、ゲーム開発部所属の「天童アリス」を連れて行こうとするも、彼女らの友人でもあるミレニアムサイエンススクールの1年生、同じくゲーム開発部所属の「才羽モモイ」に妨害される。2人は正体がバレてしまった事もあり、モモイを倒してでもアリスを回収しようとする。しかし、そこで2人を止めに入った者が居た。後ろを向いているシルクハットの男性の絵画のような姿をしているゲマトリアの構成員の1人「ゴルコンダ」と、彼の身体を代行しており、片手にステッキを持ち、コートを身に纏っている首無し男「デカルコマニー」である。ゴルコンダは2人に、「才羽モモイの『記号』からはシャーレの先生と同じ『テクスト』が読み取れる。彼女とは敵対すべきではない。」と2人に告げた。当然、2人は納得がいかなかったが、渋々ゴルコンダの言う通りにした。
    それから月日が経ち、才羽モモイはミレニアムで早瀬ユウカと小塗マキの帰りをいつも通り待っていた。そんな彼女に1人の男の声が聴こえた。その男は「待つだけではダメだ。自分自身が行動すべきだ。」と告げる。結果、彼女はその声の主を信じた。声の主の名は「地下生活者」。かつて思想の違いからゲマトリアを追放された浮浪者のような見た目をした男である。彼は同じくゲマトリアの構成員である正面を向いた不気味な肖像画「フランシス」と「デカルコマニー」と共に、才羽モモイを自分達が使役する怪物に育てようとしているようで⋯⋯?

  • 6二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:40:39

    このレスは削除されています

  • 7前スレの2225/05/04(日) 12:41:47

    大まかな登場人物

    早瀬ユウカ⋯黒服の助手で、元ミレニアムサイエンススクールの生徒会「セミナー」の会計を務めていた2年生。ゲマトリア解散後は自身の上司である黒服と共にデカグラマトンの研究を行っている。

    黒服⋯その名前の通り黒いスーツを着込んでおり、体は影の様に黒く無機質で、右目にあたる箇所には発光部があり、そこから顔全体に亀裂が走っている。また、黒い手袋を着用しているが、手袋と袖の間の地肌のような部分にも同様に亀裂が存在している。頭部の亀裂からはモヤのようなものが出ている。丁寧かつ達観した様なその口調と立ち振る舞いは、外見と相まって不気味な雰囲気を漂わせる。ゴルコンダ曰く、「彼に取っての早瀬ユウカ」は「頼りになる助手」。彼はユウカの「ミレニアムに戻りたい」という思いを理解しており、その思いを尊重しようとしている。

    小塗マキ⋯マエストロの弟子で、元ミレニアムサイエンススクールの反セミナー組織「ヴェリタス」所属の1年生。ゲマトリア解散後は自身の師匠であるマエストロと共に「聖徒の交わり」の制作活動を行っている。

    マエストロ⋯ゲマトリアの構成員の1人で、タキシードを身に纏った双頭のマネキン人形のような姿をしており、動くと軋む音がする。ちなみに本人は自身の外見を好ましく思っていない模様。難解で古めかしい言葉を多用し、どこか芝居めいた口調の、自称通りの芸術家らしい語り口が特徴。ゲマトリア解散後は自身の弟子である小塗マキと共に「聖徒の交わり グレゴリオ」を完成させていた。ゴルコンダ曰く、「彼に取っての小塗マキ」は「自分を慕う弟子」。彼も黒服同様、マキの「ミレニアムに帰りたい」という思いを理解しており、その思いを尊重しようとしている。

  • 8前スレの2225/05/04(日) 12:42:09

    >>7

    七度ユキノ⋯新SRT特殊学園の生徒会長。そのやり方からはかつての主であるベアトリーチェの面影が感じられる。「匿名の行人」こと、フランシスの頼みで才羽モモイを新入生として迎え入れた。その後、才羽モモイとの戦いに敗北している。

    ベアトリーチェ⋯七度ユキノのかつての主である貴婦人のような見た目をした異形の女性。ゴルコンダ曰く、「彼女に取っての七度ユキノ」は「扱いやすい道具」。他のメンバーに比べて、彼女は「七度ユキノ」を「手駒」としてしか見ていないという事がよく分かる。他のメンバー達とは違い、シャーレの先生を排除すべき対象として捉えており、自身の野望を実現すべく、「色彩」をキヴォトスに呼び寄せた事で「別次元に追放する」という形で処刑された。

  • 9前スレの2225/05/04(日) 12:42:20

    >>8

    才羽モモイ⋯ミレニアムサイエンススクールの部活「ゲーム開発部」所属の1年生。ゲマトリアの構成員の1人であるゴルコンダからは非常に気に入られており、黒服とマエストロからは「ゴルコンダのお気に入り」として知られている。黒服曰く、「早瀬ユウカに取っての娘のような存在」。マエストロ曰く、「小塗マキに取っての初めての友」。ベアトリーチェ曰く、「排除すべき危険分子」。ゴルコンダとフランシス曰く、「この『物語』におけるもう1人の主人公」。地下生活者曰く、「自身のキャンペーンにおける必要不可欠なPC」。地下生活者とフランシスに利用されているのだが、当の本人はそうは思っていない。

    地下生活者⋯過去に思想の違いからゲマトリアを追放された存在。地下牢に引きこもる浮浪者のような見た目をしており、「混沌の領域」という名の空間から実在の世界に干渉出来る能力を持っている。才羽モモイを唆し、自身が使役する怪物に育て上げるつもりらしい。

    フランシス⋯死の神「アヌビス」によるゲマトリア壊滅の一件でゴルコンダと入れ替わった。現在は地下生活者と行動を共にしており、才羽モモイを理想の怪物に育てている。

    デカルコマニー⋯「ゴルコンダ」及び「フランシス」の身体を代行している存在。コートを身に纏った首無し男で死の神「アヌビス」でさえ殺せない不死身の存在。黒服曰く、彼が本体らしい。今はフランシスの身体を代行している都合上、地下生活者に協力している。

    ゴルコンダ⋯死の神「アヌビス」によるゲマトリア壊滅の一件でフランシスと入れ替わった。才羽モモイを自身に取っての「友人」にしたかったらしい。

  • 10二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:43:14

    このレスは削除されています

  • 11二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 12:52:16

    そーいや、ユウカとマキはどこで黒服とマエストロに出会ったんだろ

  • 12前スレの2225/05/04(日) 19:39:24

    前スレの190の続きです。
    [ユウカ・マキの裏切り発覚の翌日]
    リオ「⋯⋯」
    ヒマリ「⋯⋯」
    チヒロ「どうやら、最初から2人は私達の事を裏切るつもりだったみたいだね。」
    ウタハ「2人の所持品は全て片付けられていた。正真正銘のもぬけの殻だったよ。」
    コタマ「捜索を行っていますが、全く足取りを掴めそうにありません。」
    チヒロ「それもこれも全て、その『ゲマトリア』って組織に仕業かな?」
    ウタハ「『ゲマトリア』⋯⋯先生曰く、私達が持つ『神秘』の研究を行っているキヴォトスの外からやって来た探究者達の組織。」
    コタマ「先生の話だと、かなり危険な組織なのが分かりますね。エデン条約の一件も、その組織が裏で糸を引いていたようですし。」
    ネル「⋯⋯まぁ、どの道あの2人を追うのは難しいって事だろ?その『ゲマトリア』って組織がバックについてる訳だしな。」
    モモイ「あ、居た居た!!先輩方!!どうですか?ユウカとマキ、見つかりそうですか?」
    ネル「あー、チビ。その、悪いんだが、その件については行き詰まってる状況だ。」
    モモイ「ああ、やっぱりそうですよね。」
    チヒロ「その、モモイ、貴女、大丈夫なの?」
    ウタハ「何気に君はあの2人とはかなり仲が良かったからな。」
    ネル「つれぇなら、なんか相談に乗るぞ?」
    モモイ「ううん、大丈夫です。でも、ありがとうございます。じゃ、私はこれで。」
    ネル「⋯⋯あのチビ、ぜってぇ無理してるよな。」
    ウタハ「そっとしといてやれ。」
    チヒロ「そうね。モモイも気持ちの整理をしたいだろうし。」
    コタマ「ほら、部長も会長もいつまでもそっぽを向いてないで、今後について議論します。」
    ヒマリ「⋯⋯はい。」
    リオ「⋯⋯分かったわ。」

  • 13二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:02:55

    このレスは削除されています

  • 14二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 01:33:11

    今のモモイってクロとシロとクロカゲの能力持ちだよね、領域展開使えるのかな?

  • 15前スレの2225/05/05(月) 07:24:39

    >>12

    モモイ「ハァ⋯⋯なんかミレニアムがつまんなくなっちゃったなぁ。いっつもうるさかったユウカが居ないし、マキが居なくなってゲーム開発部のみんなも落ち込んじゃったし、先輩方もなんか暗いし。」

    モモイ「ああ、止め止め!暗い事ばっかり考えてもしょうが無いよね!ゲームしよっと!」

    [2時間後]

    モモイ「う〜ん、飽きた。やっぱ1人でやるゲームも良いけど、みんなでやるゲームもしたいなぁ。」

    ゴルコンダ「こんにちは、才羽モモイさん。こんな時間にお1人でゲームですか?」

    モモイ「え?うわっ!?えっと、貴方は昨日の⋯⋯!」

    ゴルコンダ「⋯⋯そういえば、自己紹介がまだでしたね。わたくしの名は『ゴルコンダ』と申します。以後、お見知り置きを。」

    デカルコマニー「まぁそういうこったぁ!」

    ゴルコンダ「ああ、そうでしたね。ちなみに、こちらはわたくしの身体を代行してくれている『デカルコマニー』です。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    モモイ「⋯⋯何の用?」

    ゴルコンダ「まぁまぁ、そんなに警戒しなくとも大丈夫ですよ。わたくしは貴女に危害を加えるつもりは一切ありません。むしろ貴女とは友好的な関係を築きたいと思っていますので。」

    デカルコマニー「まぁそういうこったぁ!」

    モモイ「⋯⋯悪いけど、ユウカとマキを連れて行った貴方達と仲良くする気は無いよ。」

    ゴルコンダ「⋯⋯そうですか。では、このまま帰らせていただきましょうかね。」

    モモイ「待って。」

    ゴルコンダ「ん?まだ何か?」

  • 16前スレの2225/05/05(月) 07:24:56

    >>15

    モモイ「⋯⋯せっかくだから一緒にゲームして。どうせこのまま帰られてもつまんないから。」

    ゴルコンダ「⋯⋯分かりました。」

    [数時間後]

    ゴルコンダ「ふむ。負けてしまいましたか。」

    モモイ「ちょ、超ギリギリで勝てたぁ。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    ゴルコンダ「おや、もうこんな時間ではありませんか。モモイさん、続きはまた明日にしましょう。早く帰らないとミレニアムの皆さんが心配しますよ?」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    モモイ「え?うわっ!マジじゃん!!じゃ、じゃあ、ゴルコンダさんにデカルコマニーさん、また明日ぁ!!」

    ゴルコンダ「気を付けて帰るんですよぉ。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    ゴルコンダ「⋯⋯さてと、では我々も帰るとしましょうか。中々に有意義な時間でしたよ。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    [その夜]

    ユウカ「ゴルコンダさぁん、黒服がお呼びですよ?」

    ゴルコンダ「ああ、すみませんユウカさん。少々遅れるとお伝え願えますか?今、良いところなので。」

    デカルコマニー「まぁそういうこったぁ!」

    ユウカ「⋯⋯ゲームしてる。なんかモモイみたい。」

  • 17二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 12:41:47

    >>14

    使えるんじゃないかな?

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:41:08

    仲良しじゃねえか!!!

  • 19二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:52:55

    先生からしたらユウカもマキもゲマトリアに騙されていいように使われてるように見えるんだろうか?

  • 20二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:58:11

    >>19おそらく

  • 21二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 05:21:47

    このレスは削除されています

  • 22前スレの2225/05/06(火) 12:49:00

    >>16

    フランシス「いやはや、猫鬼クロカゲをたったの1日で倒してしまうとは。だが、それだけ彼女が成長しているという事を確認出来た。苦労してあの花鳥風月部の怪談家から奪った甲斐があったな。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    地下生活者「言う程の苦労、してませんけどね。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    フランシス「どの道、楽しみだ。才羽モモイよ。お前は一体、どのような怪物に成り果ててくれるのだろうな?」

    地下生活者「ヒヒッ!非常に気になりますねぇ。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    モモイ「フランシスさん、何してるの?」

    フランシス「ん?ああ。地下生活者に近況報告、それから今後についての議論を行っていたのだ。」

    デカルコマニー「まぁそういうこったぁ!」

    モモイ「ふぅん。」

    フランシス「さて、明日はまた遠出になる。今日は早く寝なさい。」

    モモイ「はぁい。」

  • 23二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 12:54:06

    次の狙いはゴズとかなのかな?

  • 24二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 19:29:37

    あくまで黒服たちは悪い大人であって悪役だと思ってないから解釈違い

  • 25二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 20:23:58

    地下生活者、ベアトリーチェは明確に悪役って感じする、フランシスはよく分からん

  • 26二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 05:25:18

    デカグラマトン陣営にも手を出す気か?

  • 27前スレの2225/05/07(水) 13:02:53

    >>22

    [ミレニアムサイエンススクール]

    ヒマリ「思ったより時間がかかりましたね。」

    ウタハ「だが、これで上手くいく筈だ。」

    リオ「ええ。問題無いでしょうね。」

    チヒロ「ミドリ、出来たよ。」

    ミドリ「ありがとうございます。……お願い。どうか、ユウカとマキに繋がって。」

    ミドリは3年生の先輩達が数週間かけて用意した通信機を起動する。

    [ミレニアム近郊の『廃墟』]

    黒服「では、行きましょうか。」

    ユウカ「はい。……ん?電話?」

    [トリニティ・カタコンベ]

    マエストロ「これで全ての準備が整った。さぁ、先生の元へ行くとしよう。」

    マキ「はい。……ん?電話?」

    ミドリ「……もしもし、マキ、ユウカ!!」

    マキ「え!?ミド!?」

    ユウカ「どうやって私達の電話に?」

    ミドリ「3年生の先輩方のおかげ。今のキヴォトスに存在する全てのネットワークから2人と思わしきものを数週間かけてあぶり出してくれたんだ。」

    マキ「ふぅん。で?何の用?」

    ミドリ「えっと……」

    ユウカ「一応言っておくけど、『ミレニアムに戻って来て欲しい』って言うんなら、答えはNOよ。」

    マキ「あたしも。」

    ミドリ「あ、いや、その……」

    ユウカ「もう切るわよ?」

    マキ「あたし達、今忙しいから。」

    ミドリ「ま、待って2人共!!お願い!!力を貸して!!お姉ちゃんが居なくなっちゃたの!!」

    ユウカ・マキ「「!?」」

    通信を切ろうとした2人の手が止まる。

    ユウカ「え?モモイが?」

  • 28前スレの2225/05/07(水) 13:03:03

    >>27

    ミドリ「多分大体1ヶ月くらい前、お姉ちゃんはいつもみたいに2人の帰りを待ってたんだろうけど……いつまで経っても帰って来なくて。調べてみたらスマホも部室に置いて行ったまま居なくなったみたいで。それで、ミレニアムの皆で捜し続けてるんだけど、ちっとも見つかりそうに無い……」

    ミドリは涙を流し、土下座をして2人にこう頼む。

    ミドリ「お願い!!もうミレニアムに戻って来てなんて言わないから!!だから!!お姉ちゃんを捜すのを手伝って!!お願いします。お願いします……」

    ユウカ・マキ「「……」」

    2人は迷っていた。いずれにせよ、ミレニアムには一旦戻らなくてはいけない。しかし、彼女らにはまだ心の準備が出来ていなかった。だが、モモイが心配という気持ちもあった。

    黒服「お待ちを。1つご質問してもよろしいでしょうか?」

    その時、黒服がそう口にする。

    リオ「…何かしら?」

    黒服「行方不明、と言いましたが、ミレニアムサイエンススクールはキヴォトスでも最先端の技術者達の学校の筈です。なのに手がかりすら掴めていないのですか?」

    ウタハ「ああ、その日のミレニアムのセキュリティは全てダメにされていた。」

    ヒマリ「より厳密に言うならば、何故かモモイに関する部分だけが書き換えられていました。」

    チヒロ「それもハッキングされた跡も無かった。まるでその日にモモイは居なかったと言わんばかりの有り様よ。」

    黒服・マエストロ「「!!」」

    今度は黒服とマエストロが反応する。

    黒服「……ユウカ、予定変更です。大至急ミレニアムに向かいましょう。」

    マエストロ「……マキ、こちらも予定変更だ。急いでミレニアムに行くぞ。」

    ユウカ・マキ「「!?」」

    黒服「そうです、ミドリさん。先生も呼んで下さい。」

    マエストロ「想定以上に厄介な存在が裏で動いているかもしれん。早くしなければ手遅れになるぞ。」

    ミドリ「!……は、はい。」

    ユウカ「……」

    黒服「ユウカ、状況が変わりました。」

    マキ「……」

    マエストロ「気持ちは分かるが、こうなってしまった以上、致し方無いだろう。」

    ユウカ・マキ「「……」」

    黒服「現時刻を以て我々の次なる目的地は……」

    マエストロ「ミレニアムサイエンススクールとなった。」

  • 29二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 13:15:25

    結果的にセミナーの重要業務全部1人で指揮することになったノア可哀想

  • 30二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:12:26

    このレスは削除されています

  • 31二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:10:21

    >>29

    業務過多

  • 32二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:13:05

    >>31

    ノアにとってユウカは親友だったろうし精神病んでるんじゃないか?

  • 33二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:41:14

    >>32

    精神は病むだろうけどそれを理由に業務を放り出すような子じゃない

    ノアは生徒会の一員としての意識かなり高い

  • 34二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 17:07:49

    それはそれとしてお労しい

  • 35二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:50:45

    このレスは削除されています

  • 36二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 07:26:52

    このレスは削除されています

  • 37二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 07:57:10

    このレスは削除されています

  • 38前スレの2225/05/09(金) 07:59:06

    >>28

    [アビドス砂漠の外れ]

    モモイ「フンフフンフフ〜ン♪」

    フランシス「粗方片付いたか。」

    モモイ「うん、そうみたいだね。」

    フランシス「では、そろそろ⋯⋯」

    ビナー「──────────ッッッ!!!」

    モモイ「⋯⋯次の相手はアレ?」

    フランシス「そうだ。

    課題その3『ビナーを"コレ"を使って一撃で倒せ』

    ⋯⋯以上だ。」

    モモイ「何これ?」

    フランシス「ヘイロー破壊爆弾だ。」

    モモイ「ッ!」

    フランシス「良いか?一撃で倒さなければ失敗だからな?」

    モモイ「⋯⋯分かりました!行って来ます!」

    フランシス「健闘を祈る。」

  • 39二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 08:02:17

    ビナーくーん!!!!

  • 40二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 16:11:36

    ビナーの能力ってなんだ?ビーム出せるようになるのか砂漠を泳げるようになるのか

  • 41二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 22:35:26

    シロ&クロ、クロカゲときて、今度はビナーか

  • 42二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 07:48:55

    待機ですよ

  • 43前スレの2225/05/10(土) 13:53:28

    >>38

    [約1分後]

    モモイ「⋯⋯終わった。今までで1番簡単だったかも。」

    フランシス「だろうな。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    モモイ「ただビームを打とうとしてる時に口の中に爆弾を投げ入れちゃえば良いだけだもん。簡単過ぎるよ。拍子抜けだった。」

    フランシス「⋯⋯ふむ。では、ちょっと場所を変えるぞ。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    モモイ「え?」

    シロコ*テラー「⋯⋯ん。気のせいかな?こっちから妙な気配がした気がするけど⋯⋯」

    シロコ*テラー「⋯⋯まぁ、誰も居ないし何も無いから気のせいか。」

  • 44二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 18:47:35

    >>43

    ビナー倒された事に黒服とユウカが不審に思ってそう

  • 45前スレの2225/05/10(土) 22:23:45

    お知らせ
    明日は僕個人の都合により、投稿が出来ません。
    なので、僕の代わりにこのスレを保守していただけると幸いです。

  • 46二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:29:28

    朝は起きれないので保守できるか分からねぇが…
    昼以降ならどうにか保守して見せますよ

  • 47二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 05:08:46

    このレスは削除されています

  • 48二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 07:05:52

    このレスは削除されています

  • 49二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 15:13:37

    これってアビドス3章後?地下生活者クロコに吹っ飛ばされるんじゃねえの?

  • 50二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 15:54:41

    パヴァーヌ後から最終章の間の話だと思ってたけど違うのか

  • 51二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 17:22:24

    フランシスの登場が最終編以降だから、地下生活者がアドビス3章後に懲りずにやらかしているか、もしくはホシノじゃなくてモモイに目を付けた別の世界線じゃないかなあ。

  • 52二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:40:42

    どの道クロコに見つかったらぶっ飛ばされるのかな

  • 53二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 07:03:29

    どうなるのかな

  • 54二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 08:26:08

    このレスは削除されています

  • 55二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 16:57:08

    ss待機保守

  • 56前スレの2225/05/12(月) 22:42:59

    >>43

    フランシス「ふむ。ここなら問題無いだろう。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    モモイ「えっと、一応質問して良いですか?」

    フランシス「何だ?」

    モモイ「まさか、コレを食え、とは流石に言わないですよね?」

    フランシス「そのまさかだ。」

    モモイ「ムリムリムリ!!絶対ムリ!!機械だし!!滅茶苦茶デカいし!!絶対ムリだってばぁ!!」

    フランシス「大きさに関しては軽く飲み込めるくらいに小さく細かく砕いておくから問題無い。」

    デカルコマニー「まぁそういうこったぁ!」

    モモイ「いや!だとしても⋯⋯!」

    フランシス「⋯⋯仕方が無い。では、少々乱暴するとしよう。悪く思うなよ?」

  • 57前スレの2225/05/12(月) 22:43:14

    >>56

    モモイ「え?⋯⋯アガッ!?」

    突如としてモモイはデカルコマニーにステッキで殴られる。

    モモイ「フ、ラン、シス、さん?」

    フランシス「では、口を開けて貰おうか。」

    モモイ「や、やめ⋯⋯」

    フランシスは細かく砕いたビナーの残骸をモモイの口に突っ込む。

    モモイ「アガッ⋯⋯あ゛⋯⋯お゛、ぇ゛⋯⋯」

    数十時間後、フランシスはビナーの残骸を全てモモイの口に入れ終えた。

    モモイ「うぷっ⋯⋯おぇ⋯⋯ひ、酷いですよぉ⋯⋯」

    フランシス「すまんが、こうでもしないとお前は食べそうになかったのでな。」

    デカルコマニー「まぁそういうこったぁ!」

    フランシス「だがまぁ、よく食べ終えたな。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

  • 58二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:20:31

    1億歩くらい譲って金属食べるのは良いとしても単純に量多いから大変だろうな

  • 59二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 08:21:47

    このレスは削除されています

  • 60二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 15:27:23

    鉄分摂取できたね(遠い目)

  • 61二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 16:05:42

    >>60

    鉄そのものなんスけど

  • 62二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:20:39

    このレスは削除されています

  • 63二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:27:57

    続き待ち保守

  • 64二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 14:39:40

    今頃アインソフオウルの3人大慌てだろうなぁ...

  • 65前スレの2225/05/14(水) 18:01:26

    >>57

    [ミレニアムサイエンススクール]

    チヒロ「マキ⋯⋯」

    マキ「えっと、その⋯⋯た、ただいまです、先輩方。」

    ヒマリ「ハァ⋯⋯全く。心配したんですよ!!」

    コタマ「後輩が居なくなってしまったあの喪失感は、出来る事なら2度と味わいたくないものですね。」

    ハレ「うん。私としても、マキはヴェリタスで唯一の後輩だもん。居なくなった時はホントに寂しかったし心配した。」

    マキ「ヒマリ先輩、チヒロ先輩、コタマ先輩、ハレ先輩⋯⋯」

    マエストロ「だから言ったであろう?『お前の先輩方』はお前が自分達を裏切った事なんて二の次だ。『お前が帰って来た』という事の方が遥かに重要なのだよ。」

    マキ「はは⋯⋯いやぁ、やっぱり師匠には敵わないや。」

    リオ「ユウカ、お帰りなさい。」

    ユウカ「えっと、ただいま戻りました。あの⋯⋯の、ノア?」

    ノア「ユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃんユウカちゃん⋯⋯」

    ユウカ「は、離してくれる?」

    ノア「嫌です。もう絶対に離しません。私、ユウカちゃんが居なくなったあの日からずっとユウカちゃんの事心配してたんですよ?」

    コユキ「そ、そうですよ!あの日からノア先輩はずっとユウカ先輩の事ばかり口にしてましたよ。酷い時なんて、ノア先輩が自分の記憶を基にした『イマジナリーユウカちゃん』なんてもので虚空に向かってブツブツと独り言を呟いてる日なんかもあったんですよ!?」

    ユウカ「そ、そうなのね⋯⋯」

    黒服「クックック、どうやら私の計算が正しかったようですね、ユウカ。⋯⋯まぁ、ノアさんのその反応は流石の私にも計算外でしたが⋯⋯」

    ユウカ「く、黒服。た、助けて下さい⋯⋯」

    黒服「無茶言わないで下さい⋯⋯」

  • 66前スレの2225/05/14(水) 18:01:38

    >>65

    "やぁ、ユウカ、マキ、それから黒服にマエストロも。"

    マエストロ「おお、先生よ。また会えるとはな。」

    "えっと、マエストロ。その体は?"

    マエストロ「?⋯⋯ああ、この姿か。元より好ましい外見ではなかったが、更に醜悪なモノとなってしまった。致し方無い事であるが故、申し訳無いが、今は目を瞑ってくれ。」

    黒服「クックックッ。先生、お久し振りですね。」

    "ミドリに呼ばれて来たけど、まさかホントに黒服とマエストロも居るだなんてね。"

    黒服「事態が事態ですので。」

    "それで、どうなの?その状況は?"

    ネル「まとめるとだ。まずモモイの奴が一ヶ月くらい前にミレニアムから消えた。」

    ウタハ「そしてその日のミレニアムの全システムは原因不明の機能不全に陥っていたんだ。」

    チヒロ「しかも、ハッキングされた跡も無い。まるで自然現象みたいに。」

    黒服「見せていただけますか?」

    コタマ「えっと、どうぞ。」

    黒服「ッ!?」

    マエストロ「⋯⋯黒服よ。」

    黒服「ええ。これでハッキリしました。今回の一件、『彼』が裏で糸を引いていると見て間違いないでしょうね。」

    リオ「彼?」

    ヒマリ「今回の一件を引き起こした張本人に心当たりがあるのですか?」

    マエストロ「まぁな。元とは言え、ヤツは我々と同じゲマトリアだからな。」

    "まさか⋯⋯"

    マエストロ「そのまさかだ、先生。」

    黒服「おそらく今回の一件、黒幕は『地下生活者』でしょう。」

  • 67二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 18:48:10

    >>66

    先生が地下生活者のこと知ってるなら3章後か

  • 68二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 23:06:40

    このレスは削除されています

  • 69二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 06:56:41

    三章後か

  • 70二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 14:40:16

    このレスは削除されています

  • 71二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 21:26:21

    他3人がミレニアムに固まってるせいで仕方ないとはいえユキノが完全に放置されてんなぁ

  • 72二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 03:51:58

    このレスは削除されています

  • 73二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 08:04:20

    >>71

    モモイに負けてから全然出て来ないからな…

  • 74二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 08:12:33

    ところでユキノ達って別に死んではいないよな...?

  • 75二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 17:39:24

    このレスは削除されています

  • 76二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:28:00

    このレスは削除されています

  • 77二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 23:02:58

    >>74

    そうなのか?頭にナイフぶっ刺さってたけど

    まあキヴォトス人の耐久力なら生きてそうではある

  • 78前スレの2225/05/17(土) 07:56:44

    >>66

    マキ「『地下生活者』?」

    ユウカ「えっと⋯⋯誰ですか、それ?」

    黒服「そういえば、貴女達にはまだ話していませんでしたね。」

    マエストロ「地下生活者。かつてその思想の違いからゲマトリアを追放された元ゲマトリアの構成員の1人だ。」

    マキ「⋯⋯!そういえば、黒服さんがベアトリーチェを追放した時に言ってましたね。"また"席が空いた、って。」

    ユウカ「もしかして、それが⋯⋯」

    黒服「クックック、ええ。その地下生活者の事です。」

    ヒマリ「あの、その『地下生活者』という方は、具体的にはどういう方なのですか?」

    "ゲマトリアの中でもかなり危険で碌でも無い部類には入るかな?正直、ベアトリーチェよりも厄介な奴だったよ。"

    マエストロ「間違い無いな。加えて、ヤツの思考回路は未成熟な点が多い。故に、我々よりもずっとタチが悪いぞ。」

    リオ「ちょっと待ってちょうだい。先生、今『だった』っていう過去形だったのだけれど、既に面識があるのかしら?」

    "うん。本当に碌でも無い奴だった。アビドス対策委員会のホシノを唆して暴走させたり反転させたり、カイザーやネフティス、ハイランダーを操って他のアビドス対策委員会や私の邪魔をしたり、後はシャーレにガス爆発を引き起こして私を殺そうとしたりするような奴だった。"

    ウタハ「⋯⋯その説明だけども相当だな。」

    チヒロ「よく勝てたね、先生。」

    "⋯⋯まぁ、さっきマエストロが言ってた通り、アイツは精神面で未成熟な所がある奴だったからね。私の事を見誤って排除し損ねたり、異世界からやって来た『もう1人のシロコ』の事を知らなかったりしてたから勝てた。"

    ネル「なんか急に大した事無さそうな感じになったな。」

  • 79前スレの2225/05/17(土) 07:57:21

    >>78

    "⋯⋯だけど、変だな。"

    アスナ「え?変って、何が?」

    "いや、実は『あっちのシロコ』によるとね、相当脅しが効いたみたいで、地下生活者は完全に無気力になってもう何もしそうに無いって言ってたんだけど、それなのに今回の一件が起きた。"

    黒服「⋯⋯彼に何かあったのかもしれません。もう一度彼が行動を起こそうと思えるような何かが⋯⋯」

    マエストロ「それに、ヤツがわざわざ『才羽モモイ』に目をつけた点も気になるな。彼女は元々ゴルコンダのお気に入りだったが、それも関係しているのだろうか?」

    その時、いきなりミレニアムの全ての電源という電源が落ちた。

    全員「!?」

    ユウカ「な、何事!?」

    マキ「も、もしかして、その地下生活者って奴の攻撃!?」

    マエストロ「⋯⋯いや、違う。」

    黒服「これは⋯⋯」

    次の瞬間、いきなりとある人物のホログラムが現れた。

    ???「ふむ。皆さんがコレを認識出来ているという事は、どうやらわたくしの遺したこのメッセージは無事に動作したようですね。」

    先生・黒服・マエストロ・ユウカ・マキ「「「「"!?"」」」」

    先生とゲマトリアの4人はそのホログラムの人物を見て驚く。

    突如として映し出されたホログラム、その人物の正体は⋯⋯

    先生・黒服・マエストロ・ユウカ・マキ「「「「"ゴルコンダ!?"」」」」

  • 80二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 16:36:05

    モモイは次に何と戦うんだろ

  • 81二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 16:59:25

    ゴズとかペロロジラ辺りだったりして…

  • 82二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:10:32

    このレスは削除されています

  • 83二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 08:48:06

    このレスは削除されています

  • 84二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 16:14:02

    このレスは削除されています

  • 85前スレの2225/05/18(日) 23:00:43

    >>79

    ゴルコンダ『さて、先生、黒服、マエストロ、ユウカさん、マキさん、お久し振りですね。そしてそれ以外のミレニアム生の皆さんに関しては初めましてでしょうか?わたくしの名は「ゴルコンダ」と申します。ちなみにこちらはわたくしの身体を代行している「デカルコマニー」です。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『おそらくわたくしの事を知っている5人に関しては疑問に思っている事でしょう。何故居なくなったわたくしのホログラムがミレニアムにあるのか?と。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『⋯⋯わたくしは過去何回かに渡って「才羽モモイ」と接触してきました。どうしても、彼女を仲間に引き入れたかった為です。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    マキ「ああ。そういえば、ゴルコンダさんって何回かモモと一緒に遊んでたっけ?」

    ゴルコンダ『しかし、何度も彼女と接触していく内に、わたくしはもう1つ、ある事に気が付いたのです。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ユウカ「ある事⋯⋯?」

    ゴルコンダ『ミレニアムサイエンススクールそのものについてです。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ミドリ「ミレニアムサイエンススクールそのもの?」

    ゴルコンダ『その違和感に気が付いたわたくしは、ミレニアムサイエンススクールに纏わる全ての「記号」を別の観点から解釈し直してみる事にしたのです。』

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    マエストロ「『記号』を解釈し直した、だと?」

    ゴルコンダ『そして、その解釈の末、わたくしは"とある仮説"を立てたのです。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    黒服「仮説?」

    ゴルコンダ『そう。正直な話、もっと早く気付くべきでした。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    "どういう事?ミレニアムの『記号』を解釈し直したゴルコンダは、一体どんな仮説を立てたの?"

    ゴルコンダ『その名も⋯⋯






    "ミレニアムサイエンススクール=「The Library of Lore」説"。』

  • 86二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 23:06:07

    >>85

    止め処無い奇談の図書館…

  • 87二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 06:55:28

    このレスは削除されています

  • 88二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 14:07:38

    このレスは削除されています

  • 89二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:06:02

    才羽モモイが活躍する「ミレニアムサイエンススクール」という物語か…

  • 90二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 23:50:15

    このレスは削除されています

  • 91二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 08:01:45

    これは難易度の高い

  • 92前スレの2225/05/20(火) 16:26:02

    おそらく大半の方が察して下さっている事でしょうが、ここから先は僕個人の「独自設定」や「独自解釈」が含まれています。
    原作設定と食い違っている点もあると思いますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。

  • 93前スレの2225/05/20(火) 16:31:33

    >>85

    先生・黒服・マエストロ・ユウカ・マキ「「「「"!?"」」」」

    ネル「らいぶらりーおぶろあ?何だそれ?」

    ゴルコンダ『おそらくわたくしを知らないミレニアム生の皆さんは「The Library of Lore」って何?と思っている事でしょう。その方達の為にも説明いたしましょう。分かりやすいように、ホログラムを利用したVRを使って。少々酔いやすい方はお気を付けを。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    突如として部屋がまた暗くなったかと思うと、眼の前に巨大なコインが現れる。

    ゴルコンダ『さて、「The Library of Lore」について説明するには、まず「神秘」と「恐怖」、そして「崇高」についてお話しなくてはなりませんね。』

    デカルコマニー『まぁそういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『所謂「崇高」というものには「神秘」と「恐怖」、2つの側面が存在します。例えるとすれば、それはコインの表と裏のようなもの。互いに切り離せないものです。イメージとしては、コインそのものが「崇高」であり、表面が「神秘」、裏面が「恐怖」のような形です。より詳しく説明したいところですが、流石に長くなり過ぎてしまうので、今回はこの辺りで先に進みます。』

    デカルコマニー『まぁそういうこったぁ!』

    すると、巨大なコインのホログラムが消え、新たに何かが映し出される。

    ゴルコンダ『では次に、「The Library of Lore」についてご説明いたしましょう。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『皆さん、「ペロロジラ」という存在をご存知でしょうか?ある日を境にキヴォトスに度々現れるようになった「モモフレンズ」のキャラクター「ペロロ」のような見た目をした怪獣です。』

    デカルコマニー『まぁそういうこったぁ!』

    ゴルコンダの説明が始まると同時に、ペロロジラのホログラムが現れる。

  • 94前スレの2225/05/20(火) 16:33:45

    >>93

    ゴルコンダ『このペロロジラが、まさに「The Library of Lore」に当たる存在です。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『先程までの説明を聴いていた皆さんは少々混乱されるかもしれませんが、このペロロジラを始めとする「The Library of Lore」は「記号」の変種となります。「記号」についてですが、これはキヴォトスに存在するもの全ての通称だと思って下さい。こちらも詳しい説明をすると、時間がどれだけあっても足りなくなってしまいますからね。そして「記号」の変種、つまり「神秘」も「恐怖」も無いままに胎動した、新たな「崇高」。無限に繰り返される中で偶然に意味を孕んで誕生した、稀有なテクストを持ち得る記号⋯⋯ああ、「テクスト」についてですが、ここでは特定の「記号」に対する解釈、と思っていただければと思います。例に漏れず、こちらも時間の問題で詳細な説明を省かせていただきます。』

    デカルコマニー『まぁそういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『さて、皆さん。今わたくしがした「The Library of Lore」の説明の中に、おかしな部分があった事にお気付きでしょうか?』

    ヒマリ「簡単ですね、矛盾しています。先程の説明では『崇高』は『神秘』と『恐怖』があって成り立つものと言っていたのに対し、『The Library of Lore』も『崇高』の説明では、その2つを必要としていないように語っていました。変ではありませんか?」

    ゴルコンダ『このメッセージを聴いているという事は⋯⋯「明星ヒマリ」さん、先程までの「崇高」と「The Library of Lore」の「崇高」に矛盾がある事に気が付いたのですね。流石は「全知」の「テクスト」を持つ「記号」といったところでしょうか。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『そうです。「The Library of Lore」の「崇高」は本来の「崇高」と原理が異なっているのです。果たして、それを同じ「崇高」と呼べるのか?という方も居るでしょうから、以降は「The Library of Lore」の「崇高」を「空の崇高」と呼ばせていただきます。』

    デカルコマニー『まぁそういうこったぁ!』

  • 95前スレの2225/05/20(火) 16:35:43

    >>94

    ゴルコンダ『先程のペロロジラについてですが、あれは元々「ぬいぐるみの魂が唐突に暴れるという怪談」が「空の崇高」に至った存在となります。所謂「The Library of Lore」に当たる「記号」の変種⋯⋯それはパロディ、オマージュなどとも言えるかもしれませんが、それだけではありません。現代の「都市伝説」や「怪談」⋯⋯俗に言う「クリーピーパスタ」などといった本来無意味なお話が自ら「空の崇高」の境地へと至った非常に稀なケースなのです。』

    デカルコマニー『まぁそういうこったぁ!』

    リオ「話が見えないわね。『The Library of Lore』については分かった。だけど、何故それがミレニアムに繋がるのかしら?」

    ゴルコンダ『⋯⋯ふむ。このメッセージが聴こえているという事は⋯⋯「調月リオ」さん。貴女はこう疑問に思ったのですね?「では、それとミレニアムサイエンススクールにどのような関係があるのか?」と。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『ではここで、いよいよ本題の"ミレニアムサイエンススクール=「The Library of Lore」説"について触れていきます。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    すると、先程までのペロロジラのホログラムが消え、新たに映し出されたのはミレニアムのマークだった。

    ゴルコンダ『ミレニアムサイエンススクール。その歴史は浅いにも関わらず、今やこの学園都市「キヴォトス」の最先端技術を有する学校として名を馳せ、歴史あるマンモス校「ゲヘナ学園」と「トリニティ総合学園」に並ぶ三大校になっています。最初はなんとも思いませんでしたが、今思うとこれは不自然です。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ウタハ「不自然?何がだ?」

    ゴルコンダ『言い方が少し悪くなってしまいますが、ミレニアムは謂わば「歴史も格式も無いぽっと出の学校」です。にも関わらず、他の追随を許さぬ技術力を有していたが故に、いきなり三大校に数えられるようになった。こんな事、有り得ますかね?』

    チヒロ「要は、短い時間しか経っていないにも関わらず、ミレニアムが技術だけでここまでのし上がった事を疑問に思っている、ってとこかな?」

    ゴルコンダ『御名答です、「各務チヒロ」さん。「白石ウタハ」さん、これで先程の疑問はスッキリしましたかね?』

  • 96前スレの2225/05/20(火) 16:37:33

    >>95

    ウタハ「⋯⋯なぁ、さっきから思ってたんだが、何故私達の誰がどんな発言をしたのか分かっているんだ?」

    チヒロ「ああ、それは私も思った。なんでホログラムなのにAIみたいな認知能力に近い事が出来てるんだろう?って。」

    ゴルコンダ『その答えは簡単です。貴女方という「記号」がわたくしのこの話を聞いた時、どのような反応するのかという「テクスト」をわたくしが解釈したからです。要は、先読みとでも言いましょうか?単にそういった予想を立てた上で、そういったメッセージを遺したのですよ。所謂「未来予知」に近いですかね?』

    デカルコマニー『まぁそういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『⋯⋯話が脱線しましたね。ミレニアムの有り得ないような発展の仕方に疑問を持ったわたくしは、そのあまりにも短いミレニアムの歴史に目を付けました。そして、ミレニアム誕生の秘話「セミナーの前身組織」について知りました。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    マキ「え?『セミナーの前身組織』?何それ?」

    ユウカ「ミレニアムが誕生したきっかけよ。元々は"千年難題"を解き明かす事を目的に結成された技術ある研究者達の組織だった。そしてそれが今のセミナーで、その組織が"千年難題"に取り組む実験や検証の過程で研究機関が増えてきた結果、誕生したのがこの"ミレニアムサイエンススクール"よ。」

    ゴルコンダ『ご説明ありがとうございます、ユウカさん。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ホログラムが消え、再び部屋が真っ暗になる。

    ゴルコンダ『そう、"千年難題"。それこそが"ミレニアムサイエンススクール"が誕生させたのです。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

  • 97前スレの2225/05/20(火) 16:38:40

    >>96

    ゴルコンダ『"千年難題"、それは現代の技術では証明不可能な7つの難題であり、セミナーの起源にも繋がるもの。

     問1:社会学/テクスチャ修正によるオントロジーの転回

     問2:天文学/物質の可逆的な遡行素粒子化の証明、或いはウォッチマン予測の反証

     問3:言語学/『ユートピア28』の終了

     問4:生物学/黄金の非物質化の発明

     問5:認知科学/364の言語的解析法

     問6:物理学/多次元解釈論におけるシュレディンガー干渉機の製造

     問7:数学/シモンの蟻の存在証明

    接頭に付く学問はその難題を解き明かす重大なヒントとされていますが、気が遠くなる程の時間と数多の天才達があってさえなお未だ誰一人として解き明かせた者は居なかった7つの難題。謂わば「世界の謎」に等しいそれらに対して「問8:千年難題は証明可能なのか」などいう皮肉交じりの冗談さえ流れる始末です。⋯⋯わたくしもこれを期に少し触れてみたのですが、わたくしの場合、見るのは問題そのものではなく、問題そのものという記号です。そして、そこからわたくしが導き出した「テクスト」。⋯⋯結論から言うと、「不可能」と「無意味」です。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ヒマリ・リオ・チヒロ・ウタハ「「「「!?」」」」

    ゴルコンダ『おそらくですが、この"7つの難題"は"解ける事を前提に作られていません"。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『もっと言ってしまうと、"そもそも問題として成立しているかどうかも怪しい"のです。』

    デカルコマニー『まぁそういうこったぁ!』

    リオ「ちょ、ちょちょっと待ってちょうだい!本当に待ってちょうだい!!どういう事!?」

    ヒマリ「い、意味が分かりません!!」

    ウタハ「"千年難題"が、問題としてそもそも成立していない?」

    チヒロ「え?だ、だけど⋯⋯えぇ?」

  • 98前スレの2225/05/20(火) 16:41:04

    >>97

    ゴルコンダ『⋯⋯やはり貴女方は困惑しているようですね、「明星ヒマリ」さん、「調月リオ」さん、「白石ウタハ」さん、そして「各務チヒロ」さん。まぁ無理もありませんね。貴女方は今となっては珍しいこの"千年難題"に本気で取り組んでいた技術者であり、研究者だったようですから。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『しかし、わたくしは敢えてそれを根本から否定させていただきます。勿論ですが、これはわたくし個人の解釈から立てた仮説、謂わば一種の妄想です。なので、1個人の見解程度に聞いてくれれば良いのです。』

    デカルコマニー『まぁそういうこったぁ!』

    ヒマリ・リオ・チヒロ・ウタハ「「「「⋯⋯」」」」

    ゴルコンダ『何故わたくしが"千年難題"はそもそも問題として成立していないと考えたのか?理由は簡単です。「問題」いう概念は「出題者」と「回答者」、立場が違うこの両者が揃う事で初めて成立します。「出題者」が居なければそもそも「問題」は生まれませんし、「回答者」が居なければ生み出されたところでその「問題」は意味を失くします。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『"千年難題"における「回答者」はまさに貴女方「ミレニアムサイエンススクール」の研究者達と言えるでしょう。では、"千年難題"の「出題者」とは一体誰なのでしょうか?』

    ヒマリ・リオ・チヒロ・ウタハ「「「「!!」」」」

    ゴルコンダ『そう、「出題者」が存在しないのです。いえ、問題自体は存在しているので、厳密には居ないという訳では無いのでしょうが。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ゴルコンダ『では何故、"千年難題"は「問題」だけが独り歩きしているのでしょう?わたくしはこう考えました。』

    ローマ数字の「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」「Ⅳ」「Ⅴ」「Ⅵ」「Ⅶ」のホログラムが円を成してデカルコマニーに抱えられているゴルコンダのホログラムを囲う。

  • 99前スレの2225/05/20(火) 16:41:38

    >>98

    ゴルコンダ『この"千年難題"は元々はただの無意味なお話だったのではないのでしょうか?では、何故そんなお話が生まれたのかについてですが、その点についてわたくしが目を付けたのがミレニアム近郊に位置している廃都市エリア「廃墟」です。ここは元々「名も無き神々の王女」とその「鍵」が眠っており、更には「デカグラマトン」本人が居た場所でもあります。おそらくセミナーの前身組織もかつてはここを拠点として活動していたのでしょう。』

    その瞬間、今度は「廃墟」のホログラムが映し出された。

    ゴルコンダ『これだけ大きな施設です。どんな研究をしていてもおかしくない。「対・絶対者自律型分析システム」なんかがその代表例と言えるでしょう。しかし実際はそんな物は出来ていませんでした。それに、もしも「対・絶対者自律型分析システム」を作ろうとした研究者もセミナーの前身組織から派生したものなのだとしたら、「大人」ではなく「生徒」が研究を行っていた事になりますよね。おかしくありませんか?いえ、勿論ですが、貴女方のような頭の良い「生徒」が当時にも居た可能性はありますので無くはないです。ですが⋯⋯わたくしはこう考えてみたのです。もしも閉鎖された研究が「対・絶対者自律型分析システム」だけではなく、セミナーの前身組織を始めとする研究の全てだとしたらどうでしょう?』

    デカルコマニーのホログラムはある物のホログラムの上に腰掛ける。それは研究服に身を包んだ白骨死体の山だった。

    ゴルコンダ『そうなると、後に残ったのは「廃墟」のみになります。こうなると、人々の間では「閉鎖された謎の研究施設」として噂されるようになります。そしてもしも、セミナー前身組織が本当に研究していたものが"千年難題"ではなく別の何かだとしたら?そもそもその時点で"千年難題"という概念そのものが存在していなかったら?こうは考えられませんか?』

    そして、ゴルコンダのホログラムがデカルコマニーの手元から離れ、プカプカと浮遊し出す。

  • 100前スレの2225/05/20(火) 16:42:17

    >>99

    ゴルコンダ『「廃墟」の存在を知った第三者の誰かが身も蓋も無い噂話として"千年難題"を作ったのではないか、と。その結果、噂が噂を呼び、"千年難題"という「7つの空っぽの無理難題」が独り歩きをし始める事となったのです。そして何も知らない研究者達はそれに魅了され、解ける筈も無いその無理難題に取り組んできたのです。そうまさに、「The Library of Lore」の「無限に繰り返される無意味なお話」のように、「出題者」の居ない「問題」としての意義を成していない無意味な無理難題に「回答者」達は無限に取り組み続けてきた。そして、それが偶然意味を持った事で「空の崇高」へと至った結果、「ミレニアムサイエンススクール」が生まれた。つまりは「無意味な問題の繰り返しからこの"ミレニアムサイエンススクール"という学校が生まれた」訳です。しかし、そうなるとある意味皮肉かもしれませんね。"千年難題"を解き明かす為の学校。ですが、それを解き明かした先には何が待っているのでしょうか?「一度解けてしまった問題」はそれこそ意味がありません。解き方が既に解っているのなら、それは「問題」ではありませんから。すなわち、「"千年難題"を解き明かす」というのは、言い方を換えれば、「"ミレニアムサイエンススクール"の"存在意義"の損失・消失」と言えるでしょう。なんとも皮肉ですね。「無意味なお話」から生まれ、「無意味なお話」を存在意義とし、そして「無意味なお話」の為に消えていく。果たして、「"千年難題"を解き明かす事」に意味はあるのでしょうか?「出題者」の居ない「無意味な問題」に「回答者」が解を示す事は、本当に可能なのでしょうか?私はただこうとだけ告げさせていただきます。「例え、"出題者の居ない無意味な問題"だとしても、その先に待つのが"存在意義の消失"だとしても、"The answer is still ongoing(回答はまだ続いている)"と。」⋯⋯まぁ、随分と可笑しな話だと思われるかもしれませんがね。「才羽モモイ」であれば、また違った解を示してくれたかもしれません。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ヒマリ・リオ・チヒロ・ウタハ「「「「⋯⋯」」」」

  • 101前スレの2225/05/20(火) 16:44:14

    >>100

    ゴルコンダ『⋯⋯さて、では最後に「才羽モモイ」についてもお話いたしましょう。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    そして映し出されるモモイのホログラム。

    ゴルコンダ『「才羽モモイ」。先生とは別に存在するこの「物語」における「もう1人の主人公」。彼女の存在が「The Library of Lore」であった「ミレニアムサイエンススクール」の「テクスト」を書き換えてしまったのです。どういう事か?と疑問に思われている事でしょう。本来「The Library of Lore」の無意味なお話であった筈の「ミレニアムサイエンススクール」に、偶然「主人公」と呼べる存在が現れたのです。これにより、今まで意味を持っていなかった「ミレニアムサイエンススクール」が「物語」として初めて意味を持つようになったのです。つまり彼女が"千年難題"という「非実在」から生じた"ミレニアムサイエンススクール"という「虚像」を、初めて「意味のある"物語"」として成立させたのです。「ミレニアムサイエンススクール」は「The Library of Lore」の「無限に繰り返される無意味なお話」から「才羽モモイ」という「主人公」の「物語」となった。初めて"千年難題"とは別の「存在意義」を持ったのです。』

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

    ミドリ「どういう事?お姉ちゃんが、ミレニアムの存在意義?」

    アリス「話が意味不明過ぎます!」

    ゴルコンダ『⋯⋯難しい話ばかりで申し訳ありませんが、もう少々お付き合い下さい。そして、このメッセージが作動しているという事は、やはり「才羽モモイ」が消えた事で"ミレニアムサイエンススクール"の"存在意義"が元の「The Library of Lore」の「無限に繰り返される無意味なお話」に戻ってしまったのでしょう。「才羽モモイ」は謂わば"ミレニアムサイエンススクール"という「物語」の「鍵」です。彼女の居ないミレニアムはもはや「物語」とは言えないでしょう。⋯⋯わたくしから1つ忠告です。もし仮に、「才羽モモイ」が消えた原因に「目的を持った第三者」が干渉しているのだとしたら、それは「物語の歪曲」を意味します。』

    そう告げると同時に、ゴルコンダとモモイのホログラムが消え、残ったデカルコマニーのホログラムが最後にこう告げた。

    デカルコマニー『そういうこったぁ!』

  • 102前スレの2225/05/20(火) 16:46:39
  • 103二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 20:44:25

    一気に更新きちゃあ

  • 104二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 03:39:05

    このレスは削除されています

  • 105二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:45:16

    コメントが...無かったことになってる!?

  • 106二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 22:30:56

    >>105

    サーバーが逝ってロールバックしたのですよ()

  • 107二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 01:44:26

    このレスは削除されています

  • 108二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 08:08:15

    このレスは削除されています

  • 109前スレの2225/05/22(木) 17:21:45

    >>101

    フランシス「ビナーも無事にクリア、か。鋼鉄大陸からここまで誘導するのが大変だったが、それよりもアヌビスの方が危なかったな。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    地下生活者「ええ。ですが、無事にビナーも倒せる程の彼女の成長ぶりを確認出来た事です。良しとしましょう、ククク。」

    フランシス「⋯⋯ふむ。そろそろ頃合いかもな。才羽モモイを『アレ』と接触させるとしよう。」

    地下生活者「⋯⋯ヒヒッ、確かに良い頃合いですね。」

    モモイ「フランシスさん、また地下生活者さんに近況報告?」

    フランシス「⋯⋯ああ。ちょうど今終わったところだ。」

    デカルコマニー「まぁそういうこったぁ!」

    モモイ「ふぅん。」

    フランシス「さて、明日の目的地が決まったぞ。」

    モモイ「え?ホントに?次は何処に行くの?」

    フランシス「アリウス自治区だ。」

  • 110二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 17:59:38

    保守だけのコメントが消されてるみたいだけどスレ主さん?やめた方が良いのか?

  • 111二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 22:22:50

    このレスは削除されています

  • 112二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 06:12:29

    ベアトリーチェの怨霊でもいるのか?

  • 113二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 14:17:36

    このレスは削除されています

  • 114二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 14:18:30

    もしかして:ベアおばが呼び寄せた色彩の残滓

  • 115前スレの2225/05/23(金) 22:04:49

    >>109

    [アリウス自治区]

    フランシス「⋯⋯ユスティナ聖徒会、バルバラ、アンブロジウス、順調だな。」

    モモイ「取り敢えず、そうですね。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    モモイ「だけど⋯⋯」

    フランシス「だけど、何だ?」

    モモイ「倒した奴らを片っ端から食べろって言われるから凄く吐きたい!!」

    フランシス「⋯⋯ふむ、あと少しだ。故に、お前にはもう少しだけ頑張って貰うぞ。」

    デカルコマニー「まぁそういうこったぁ!」

    モモイ「ううっ⋯⋯」

    フランシス「⋯⋯さて、着いたな。」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    モモイ「⋯⋯ここは?」

    フランシス「バシリカだ。ここはかつて"とある儀式"が行われていた場所だ。まぁ、『かつて』とは言ったが、割と最近の出来事なのだがな。」

    フランシスはそう説明しながら、祭壇の上にある瓦礫の山を掻き分け、何かを掘り起こす。

    フランシス「見つけた。コレだ。今回ここに来た目的、お目当ての物を見つけたぞ。」

    フランシスがそう言うと、デカルコマニーはソレを手で直接触れないようにペンチを使って取り出し、モモイの方に戻って来た。

    モモイ「何これ?何かキレイな石だね。しかもなんか光ってる。」

  • 116前スレの2225/05/23(金) 22:05:49

    >>115

    フランシス「コレは『色彩の残穢』だ。」

    モモイ「え?『色彩』ってあの⋯⋯?」

    フランシス「ああ、その『色彩』だ。しかし、コレはあくまでも『残穢』。謂わば『不完全な色彩』なのだ。」

    モモイ「不完全⋯⋯?」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    フランシス「だが、いくら不完全とはいえ『色彩』は『色彩』。お前に凄まじい力を与えてくれる事だろう。さぁ、掴み取るのだ、その力を!!」

    モモイ「えっと⋯⋯う、うん。」

    モモイはデカルコマニーに突き付けられたその石に、恐る恐る手を伸ばす。

    そして⋯⋯

    モモイ「!?あ、あ。あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?!?!?!?」

  • 117前スレの2225/05/23(金) 22:06:07

    >>116

    その石に触れた瞬間、想像を絶するような苦痛が全身に走る。

    フランシス「⋯⋯大方予想通りといったところか。やはり不完全とはいえ『色彩』は『色彩』。その絶大な力に、『才羽モモイ』はおそらく耐えられるだろう。だが、当然副作用はある。この様子だと、今から丸3日はこの苦痛が続く事であろう。」

    デカルコマニー「まぁそういうこったぁ!」

    フランシス「では、また3日後に迎えに来る。くれぐれも、死なないようにな?」

    デカルコマニー「そういうこったぁ!」

    モモイ「ま゛、ま゛っでっ!!ぶ、ラ゛ん゛、ジズ、ざん゛っ!!い゛が、な゛い゛でっ!!だず、ダズげで、ぐだざい゛っ!!」

    モモイはそう言って、フランシスに手を伸ばすが、当のフランシスとデカルコマニーは気にも留めず、そのままその場から立ち去って行った。

    モモイ(行っちゃった⋯⋯ああ、苦しいよぉ、痛いよぉ、怖いよぉ⋯⋯みんな、今頃ミレニアムで元気にしてるかな?ミドリ、アリス、ユズ、先生⋯⋯アレ?みんなの顔が思い出せない。どうして⋯⋯?ねぇ、誰か助けて⋯⋯!なんか変だよ⋯⋯!みんなの事がどんどん思い出せなくなってる⋯⋯ヤダ。ヤダヤダヤダ!!私が私じゃなくなっちゃうよぉ!!ああ、もう、意識、が⋯⋯)

    朦朧とする意識の中、モモイは最後に心の中でこう呟いた。

    モモイ(ユウカ、マキ、なんで帰って来てくれなかったの⋯⋯?私、2人に会いたい、会いたいよぉ⋯⋯)

  • 118二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 22:28:08

    >>117

    フランシス明らかにモモイを化け物にする気マンマンやん

    しかも後戻りできないし自分が化け物になっているという自覚すらないタイプの

  • 119二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 06:41:10

    ユウカとマキが罪悪感で死ぬぅ!!

  • 120二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 14:18:18

    色彩ってやっぱえぐいわぁ

  • 121二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 14:57:31

    既に色んなものが付属してるからただテラー化するだけじゃ済まないな

  • 122二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 22:18:51

    このレスは削除されています

スレッドは5/25 08:18頃に落ちます

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