- 1「虫」25/05/04(日) 18:14:53
ここは完全匿名(そこまで匿名でもない)サイトです
翼に不利益な情報を交換しても爪にピンポンされる事はありません
皆さんばんばん交流していきましょう
>>185へ指令です
踏んだ場合は次スレを立てること
前スレ
【閲覧注意】【世界観崩壊】 巻き戻された後の「都市」Part176|あにまん掲示板ここは完全匿名(そこまで匿名でもない)サイトです翼に不利益な情報を交換しても爪にピンポンされる事はありまん皆さんばんばん交流していきましょう…>>185へ指令です踏んだ場合は次スレを立てる…bbs.animanch.com - 2第三眷属 シズル25/05/04(日) 18:15:10
乙
- 3「虫」25/05/04(日) 18:15:18
- 4「虫」25/05/04(日) 18:15:37
規約事項
1.頭もとい調律者は絶対的な存在であり、打ち倒すことは不可能である。
2.爪は都市の最高戦力であるため基本勝つことは不可能である(特色クラスであれば相手にすることは可能)
3.EGOは各々の匙加減で発現してもらって構わない。ねじれも同様である(ただしランクはWAW相当に抑えること)
4.L社の話題は基本触れない。時々イベントのようなものでなら可(イベントを起こしたい場合は確認を取る。)
5.EGOやねじれの能力に関して無法なものは禁ずる(絶対勝てないようなものはNG)
6.特色キャラも控える(特色は単純計算で爪と同等であるため)
7.折れた翼の特異点については好きに捏造してもらって構わないが規約5と同じように無法なものは禁ずる、外郭の遺跡の道具も同様。
8.そして何よりインフレを起こさないこと - 5「虫」25/05/04(日) 18:15:49
埋め
- 6クロイツ2級 アレクサンドラ25/05/04(日) 18:17:57
立て乙です
- 7二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 18:19:20
立て乙です
- 8二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 18:48:49
このレスは削除されています
- 9「虫」25/05/04(日) 18:49:24
埋め
- 10二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 18:53:11
10
- 11事件混合体『No.8-ビル』25/05/04(日) 21:42:25
『あっはは!!』
〖電線の鞭が弾丸を弾き、それらはまとめて腐食しそれを投げ捨てると〗
『いいねっいいねっ…私をとらえてごらんよ…ねっ?』
〖とおもいっきり天井に向かって飛び立ち、何十物布団と毛布を繋ぎ会わせた巨大な一枚のそれを広げ辺り一面の光を遮断する〗
『さっ、探してごらん!』
〖暗がりの中、その声だけが響き彼女の赤い瞳が貴方達を見つめ消える〗 - 12「虫」25/05/04(日) 22:12:29
- 13『二級職員』『マタタビ』25/05/04(日) 23:22:32
- 14第三眷属 シズル25/05/05(月) 00:13:52
魚ー来ないなー
- 15「虫」25/05/05(月) 11:15:55
- 16『二級職員』『マタタビ』25/05/05(月) 11:33:23
- 17「虫」25/05/05(月) 11:52:25
- 18第三眷属 シズル25/05/05(月) 13:42:39
そろそろ釣りも終わりかなぁ
- 19第三眷属 シズル25/05/05(月) 19:51:29
なんか他に話したい事とかまだここで釣り続ける予定ある?
- 20クロイツ2級 アレクサンドラ25/05/05(月) 20:16:28
- 21第三眷属 シズル25/05/05(月) 20:29:14
- 22事件混合体『No.8-ビル』25/05/05(月) 21:22:22
- 23「虫」25/05/05(月) 21:52:44
- 24クロイツ2級 アレクサンドラ25/05/05(月) 21:55:37
- 25第三眷属 シズル25/05/05(月) 21:59:41
- 26『二級職員』『マタタビ』25/05/05(月) 22:03:33
- 27「虫」25/05/05(月) 22:23:04
(前後の態度のあまりの変わりように、軽く握った拳を顔の前にやり、少しそっぽを向いてくすくすと笑い出す。)
「...ごめん、ちょっとふふってなっちゃって...」
(そう言いながら、ポケットに残っていた一人の腕くらいに残っている包帯と、料理店で女性にもらった短刀...は長さ的に無理だったので改めて収納し、その辺に落ちていた棒状になっている棚の残骸で当て木する。)
「激しく動いても大丈夫なよう、血が止まらない範囲できつめに閉めてあるけど...ずれるかもしれないから、なるべく安静に。」
(優しげな微笑みには、わずかに先ほどのあなたの滑稽さを嘲笑う笑みの余韻が残っていた。)
- 28クロイツ2級 アレクサンドラ25/05/05(月) 22:27:17
- 29第三眷属 シズル25/05/05(月) 22:33:38
- 30クロイツ2級 アレクサンドラ25/05/05(月) 22:36:47
- 31第三眷属 シズル25/05/05(月) 22:41:30
私達の場合は親譲だけど、君達のも多分あると思うよ。最近知ったねじれの血鬼には薔薇の血液操作術使いがいたみたいだしね。技を増やす分には生きるのに活かせるさ。
ほいよーどうぞー
【雑にバケツから一匹取り出し袋に入れ渡す】
【その後一匹掴み、自身の口の中に放り投げ噛み砕く】
うーん。新鮮なのはいいね!
それじゃ私もコレで帰るから、何かあったら電話してね。その釣竿はあげるよー
- 32事件混合体『No.8-ビル』25/05/05(月) 23:16:02
『……ついに一人もいなくなってしまいましたねぇ』
〖と言いながら、またもアナウンスが響く…〗
『いやはや……まさか私が出向くことになるなんて…』
『……とりあえず…そこのエレベーターに乗ってください…』
〖そして突如としてエレベーターが地面から現れ、がしゃんっと貴方達を招き入れる〗
『最上階で…お待ちしております』
〖そうアナウンサーがいい放つと、アナウンスは切れ〗
『…ついに最後ですか…長かったなぁ…』
『さて乗りましょう、ここまで来たんですから…大丈夫ですよ』
〖マタタビは貴方の手を引き、エレベーターに乗り込むと〗
『あっこれ8階行きのボタンしかありませんね…とりあえず』
『押しますか!』
〖エレベーターは登り始め、しばしの静寂が訪れた〗 - 33「虫」25/05/05(月) 23:29:47
- 34『二級職員』『マタタビ』25/05/05(月) 23:36:46
- 35「虫」25/05/05(月) 23:44:43
「...うん。ともだち。いつか、この都市の素敵な景色を、二人で回り『たかった』...ずっと覚えてる、大事な友達。」
(瞬きを皮切りに、どこか遠いところに向けて視線を移す。ただ静かな、懐かしむような、それが全て過去であったような口調から、きっと故人であるとわかるだろう。)
「...でもキャシーはね、消えちゃったんだ。
初めての、外の朝日を見てから。」
(語る途中から、ぽつぽつと涙が出てくる。それは一滴ニ滴のものだったが、句点を境に、一粒ずつ増えていく。声を震えさせていないのは、きっと本人の今までの人生と、これを聞いているであろう友達に、泣いていることを悟らせぬようにという決意の賜物だ。)
「ただ、一枚の...チラシになった。」
「キャシーはね、人間じゃ、なかったの。」
- 36『二級職員』『マタタビ』25/05/06(火) 00:07:33
『……人間…友達………ですか』
〖マタタビはゆっくりとオルトロスを抱き寄せ〗
『そのチラシになったのも、人間じゃなかったのも…良くわかりませんが』
『お友だちになれたなら、貴方とわかりあえて…人間の感情を持っていたなら、それは人間だったって言えると思うんです。』
『人間は何で決まると思いますか?人間は産まれたときから人間と言えるんでしょうか……私はこう思います』
『人間は産まれたときは、ただの動物に過ぎない。
人間を人間足らしめるのは、この大きな文化と、我々が積み上げてきた蓄積によってやっと人間足らしめるって』
『…良くわかりませんでしたけど…人間の抱くべき感情を彼女が抱いていたならば、それは…立派な人間立ったんじゃありませんか?』
〖緩やかな登り、少しずつ数字が増えていく〗
『…私も実はおなじなんですよ…一緒に未来を歩みたい人が、都市を歩みたい人が、そんな人たちがいました』
『古くの友人たち…私を守り、そして私が守れなかった友人たち』
『震えていた私に、暖かさをくれた人』
『未来が見えなかった私に、壮大な夢心地を語ってくれた人』
『簡素な隠れ家を、豪華に飾り付けてくれた人』
『か弱かった私を、なんどもすくって戦ってくれた人』
『そして……名前のなかった私に、マタタビって付けてくれて…私に生きるチャンスと、生きなければならない鎖をくれた人』
『それら全て…都市の狂った歯車に、捻り潰されてもてあそばれて…………死んじゃったんですけど』
- 37「虫」25/05/06(火) 00:39:27
「...そっか、それなら...人間、か。」
「キャシーは人間だったんだ。」
(納得の度合いを指し示すように階層は上がっていく。)
(涙を拭き取り切ったオルトロスは、あなたの話を、目を見て聞き続ける。何か口を挟むことなく、ただ真剣に。)
「...」
(聞き終えた頃。)
(言葉は出ない。いや、出せない。)
(ただ言葉を聞くだけで、想像さえ烏滸がましいほどの凄惨な心情が伺えて、そして、オルトロスはそれほどの心に対する慰めの言葉など、まだ何も、知ってはいなかった。)
(それでも何か、せめて慰めでもしなければ。そんな使命感、正義に駆られ、ただそっと肩を寄せる。)
「...ここに私はいるから。好きなだけ、言って。私は何も言えはしないけど、聞いて、一緒に泣くことはできるから。」
- 38『二級職員』『マタタビ』25/05/06(火) 01:51:01
- 39事件混合体『No.8-ビル』25/05/06(火) 01:59:17
〖…エレベーターは進む、〗
〖4階、様々な泣き叫ぶピエロ達が、首を括る光景を〗
〖5階、楽しいメリーゴーランドの馬達が縦横無尽に華々を踏み潰す光景を〗
〖6階、キグルミを外そうとお互いのチャックを明け、脱ごうとするが、すぐさまキグルミに飲み込まれる光景を〗
〖7階、肉感的なピエロ達が、カーテン越しから貴方達を見つめる光景を〗
〖エレベーターはその階に止まることなく、上へと昇る〗
『…そして』
「コーン 8階です、ドアに手を挟まないよう、注意してください」
〖エレベーターのアナウンスと共に、ドアが開き〗
〖無機質な、そして淡々と永遠と続くような〗
〖長い長い廊下に出た〗 - 40「虫」25/05/06(火) 02:07:19
「...そっか。」
「...」
「やっぱり、マタタビさんもおとななんだね。」
「...私はまだ、次に切り替えられてないから。」
「でも...いなくなった人との向き合い方を、新しく知れた。」
「...ありがとう。私もいつか、次に繋げられるといいな。」
「...」
(最上階を待つ。)
(サーカスを、緑一色のカーテンで閉じるために。)
(コッキングレバーを引いて薬室確認。弾は正常に入っている。)
(銃先端のサイトを、構えて確認。まだ目印として機能することを把握してライフルの銃口を降ろす。)
(幕引きの準備は整った。)
(寄せていた肩を離す。)
「道具は片付けてくれてるみたい。あとはカーテンコールだね。」
「いこ、マタタビさん。」
(あなたに移動速度を合わせて進む。物騒なワンダーランドの締めくくりが、どうか静かなものであることを、心の中でそっと祈りながら。)
- 41事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/06(火) 02:36:06
『…ようこそ、8階肉の輪へ』
〖アナウンスが響く〗
『ゲームクリアおめでとうございます…貴女々は様々な試練を乗り越えた…!!寛大な拍手を!!ぜひ!!』
〖とアナウンスがわざとらしそうな声で言うが…回りは静寂に包まれている〗
『…ふぅむ、どうやら…観客の皆様はこの結果に納得していないようで…』
『………ふふっまぁ良いでしょう』
『…さぁ、貴女々には逃げ道などないのは、もうおきずきでしょう?』
『…どうぞ、前に進み出ください、そして…』
〖エレベーターが消え、背後からも大きな廊下が現れ〗
『どうか、最後のショーが肉で満たされますように』
〖それだけ告げると、プツリとアナウンスが消えた〗 - 42「虫」25/05/06(火) 02:53:14
- 43事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/06(火) 11:54:41
- 44「虫」25/05/06(火) 12:25:20
- 45事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/06(火) 12:58:23
- 46「虫」25/05/06(火) 14:38:23
- 47事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/06(火) 19:03:26
- 48「虫」25/05/06(火) 19:42:16
- 49第三眷属 シズル25/05/06(火) 21:15:47
それじゃ私は帰るねー
- 50「虫」25/05/06(火) 22:16:01
「...」
(廊下の中。静かな硬質の床に二人分の足音は響く。)
(先へ、進む。
無言だが、恐れはない。
自信と希望、明日を迎える覚悟を胸に抱き、オルトロスはライフルを握りしめながら奥へと向かう。) - 51事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/06(火) 22:23:40
「タッタッタッタッ…」
〖ただ、鳴り響く…静かな廊下、あまりにも普遍な世界〗
「タッタッタッタッ……」
〖終わりがないのではないかと、思ってしまいそうなほど〗
「タッタッタッタッ………」
〖…終わりは見えず…そして〗
『ピンポンパンポーン、ハズレ!ヒントとして我々からのプレゼント!』
〖と意地悪そうなアナウンスが響き渡ると、ビル全体が振動し始め〗
『さぁ…緩やかな歩みはもうおしまい……ピエロは止まってくれないよ?』
〖背後の壁から次々と資料の山が降り注ぎ、その中から大量のピエロ達が現れ、仮面超しから笑い声が響き渡る〗
『…さぁクイズのこたえはなんなのかなぁ?さ!廊下をもう一度!』
〖そして彼らは一斉に様々な武器をとりだし〗
『走り抜けて!!答えを見つけよう!!』
〖一斉にあなた達に向かって走り始めた〗
- 52「虫」25/05/06(火) 23:19:34
- 53『二級職員』『マタタビ』25/05/06(火) 23:59:12
- 54「虫」25/05/07(水) 00:33:48
- 55事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/07(水) 00:58:54
- 56事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/07(水) 01:02:20
『君たちが今…走る理由は?!』
〖見たことがあるような気がする空間に出るものの…だが一つの道は大きな肉塊のピエロに塞がれている〗
『2前に進む勇気』
『3単なる生存本能…!!』
〖背後からは少しずつピエロ達が迫ってくる……そしてまた同じようにその分かれ道に数字が浮き上がった〗 - 57「虫」25/05/07(水) 01:23:10
「...くっ...」
(直接その光景を目にはしないまでも、増えた足音などから、明らかにピエロの数が爆発的に増えたのを感じる。)
(オルトロスの速度が増加する。それは余裕を見せつけるものではなく、歯を食いしばり、少しでも距離を稼ぐためのものだった。)
「...あの別れ道...正しいのを見つけないとずっと追われるってこと...!?」
「...」
「2。2に行こう、マタタビさん!」
「...多分ここは数字の8みたいな構造になってるんだ。まっすぐに見えて、道が若干曲がってるのも。それが延々続いているように見えるのも、さっきと同じ形の別れ道があるのもそう言うことなんだと思う。」
「もし仮に8の形になってるなら...真ん中の道は、どことも繋がってない。だから、2が多分正解の道なんだ!」
「...前に進む勇気は、きっと正面が正解だって言うヒントだったんだ!」
(そう説明しながら、オルトロスは2の道へと疾走する。マタタビに時々目をやり、一緒にいることを確認しながら。)
- 58事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/07(水) 09:20:59
- 59事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/07(水) 18:53:06
『さあ最後の問題!!朝には赤く、昼には業火のように燃え!夜には炭となり捨てられ!残り火僅かの深夜となればその存在を実感するだろう!』
『けれどそれは何微たりとも我々と共にある!お前を生かし!お前を動かし!そして突き動かす!!』
〖アナウンスの声が響き渡る…背後からは大量のピエロ、二つの道は大きな肉塊が腫れ上がり、あなた達を見下すように笑顔を向ける〗
『それは何だ!!?それは…一体なんだ!!』
〖肉の調和、ピエロ達の体はグシャグシャになり、一つの大きな手となって、あなた達を包もうと迫るだろう〗
『さぁ行け…!わかるだろう!さぁ…!!』 - 60「虫」25/05/07(水) 18:57:59
「...どうすれば...」
(別れ道に辿り着いたオルトロスの視界に、一つ、光が差し込んだ。)
(それは外部の戦闘によって生じたわずかなもので、全神経で感覚を使っていなければ、きっと気付かなかったことだろう。)
(光が差す場所などないだろう。四方は壁とピエロに囲まれている。ではどこから?)
(一縷の希望を抱いてオルトロスは、その碧い瞳を上に向ける。)
「...あれは...」
(光が漏れ、やってきていたのは、天井だ。オルトロスはライフルを即座に構え、真上に向け、発砲する。敵に用意された道を辿る理由など、初めからなかった。道は己で切り拓くものだったのだ。)
(鉛の縦断がガラスに向かう。何度も、何度も、完膚なきまで撃ち砕くために。)
- 61「虫」25/05/07(水) 19:04:44
[鉛の縦断→鉛の銃弾]
- 62事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/07(水) 19:07:18
『…時間切れだ』
〖そうそれが呟いた瞬間、最後に残された道から巨大な肉の手が現れ〗
『……全ての答えは単純明快……』
〖それらがあなた達を押し潰そうと迫ってくる〗
『死だ』
『君の信じる未来も』
『君の今走るための勇気も』
『そして…その君たちの側にいる生存すらも』
『全ては真っ黒で…つまらないカーテンコール』
『死と言う虚無でくくり、いつまでも君たちの側に立っている』
〖ガラスの砕ける音が響く、そしてガラス窓の上から覗いていた巨大なピエロの像の瞳が、大きくその瞳孔を細めていく〗
- 63事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/07(水) 19:50:36
「ガッシャァンッ!!」
〖ガラスが砕け散る、天井から崩れ落ちる〗
『っ!そう言うことですね!!オルトロス!!』
〖そうしばしの静寂の中、マタタビの声が鳴り響き〗
〖ドンッとオルトロスを背負い込み、EGOの爪を、最大まで伸ばしきった〗
『……答えは死!!依然…変わることなく!!正解は!!』
〖目論みに気づいたのか、その手が激しく貴方達を捕らえようと、大きく肉の手を広げる〗
「ジャキンッ!!」
〖だがその肉塊は細切れになって崩れ、そしてその天井に向かって舞い上がっていく影が二つ〗
『迂闊ですよ…こう見えても、何人もこの手で切り裂いてきたんですから!!』
『強化手術の施されてない!単なる肉塊なんて…!私にとっては単なる足場ですよ!!!』
〖マタタビがそう高らかに叫ぶと、細切れになった肉塊に飛び付き、踏み潰すように飛び上がっていた〗 - 64「虫」25/05/07(水) 20:04:48
「...私たちのエンドロールはまだ先なんだ。だから...」
「_腐って、死んで!」
(マタタビの背中から顔を出し、ライフルを構え、銃弾を5発放つ。苔むした弾丸は螺旋状にクローバーを撒き散らしながら、その巨大な瞳に向けて突っ込んでいく。)
「まだ終わらないよ...!あなたの足一本残らず腐り切るまで私は満足できないんだ!!」
(ライフルの引き金を引き絞り続けて、しばらくしてから指を離す。放たれた、苔むした弾丸は通常よりも長く、鋭い。それはまさに、20cmの鉄板まで貫けそうなほどに。)
(鋭い弾丸は着弾と同時に弾け、無数の小さい苔の玉となってピエロの像の全身を転がり回り、通り道から腐らせていく。)
- 65事件混合体『No.8-肉の輪』25/05/07(水) 20:28:34
『っ!!!ギャァァァァァァアアアッッ』
〖ピエロの像の瞳に五発の弾丸が撃ち抜かれ、大量の腐食した物へ変化し崩れ落ち、断末魔がアナウンスから響き渡る〗
『終わりを…!!終わりをただ見続けたかったのに…!!』
〖像は目を押さえるように勢いよくのけぞり、手の猛攻が一時やむと〗
『今です!!』
〖マタタビが高く高く天井に爪を突き立て、そして〗
「ガラガラガラガラガラガラガラ!!」
〖高い高いビルの上、明るい色彩が貴方達を包み込む〗
「ガラガラガラガラガラガラガラ!!!」
〖ビルの屋上、その風景に見えるのは様々な遊覧の目的からことはずれた、醜悪の遊具の塊、とても幼稚で大きな宝箱…〗
「ガラガラガラガラガラガラガラ!!」
〖貴方達が下を見下すように見つめると、底にはこの幼稚な夢を延命させ続ける巨大なゼンマイが、高速で雑音をならし回り続ける様が見えるだろう〗
- 66「虫」25/05/07(水) 20:38:38
- 67事件混合体『ランドエイト』25/05/07(水) 21:32:43
『っ!!』
〖風が靡く、それを防ごうとするように、千切れた肉片が、空を舞うピエロ達が、ジェットコースターの車両が、大量の花火達が〗
『ギィイイイイイイッ!!』
〖とまるで悲鳴のように鳴り響くゼンマイの音と共に、一斉に貴方達へと手を伸ばし、様々な異音が鳴り響く〗
〖肉はあなたを掴もうと、それぞれが別の手となって伸び〗
〖背後の崩れかけた石像が、あなた達に向かって手を振り下ろし〗
〖ジェットコースターのレールから外れた車両と、様々な遊具達が、一目散に貴方めがけ大量に射出され〗
〖空に舞うはずだった花火達が、一気に方向を変え、貴方達に向かうようロケットのように次々と軌道を変え〗
〖あちらこちらに残ったピエロ達が、貴方達に向かって走り、手を伸ばし〗
『やめろぉぉぉぉおおおおっ!!!!!!』
〖アナウンスからまるでこの事件混合体の気持ちを代弁するように、巨大な叫びが響き渡るが〗
「カチッ…バンッ!!!」
〖弾丸は全ての妨害を、くぐり抜け、そしてその叫びよらも、早く、早く、早く………〗
『「ッバギィィッ!!」』
〖ゼンマイを貫ぬき、腐り落ち…〗
- 68事件混合体『ランドエイト』25/05/07(水) 21:41:02
『ガラガッ…ぎぃぃい………』
〖ゼンマイは腐り落ちるのと同時に、一斉に大量の資料に変わり〗
『ギィイイイ……バサァンッ!!パラパラ…』
〖肉が、花火が、ピエロが、車両が、遊具が、貴方に届くことはなく〗
「パラパラパラパラ…」
〖と音を立て、貴方達へ向かっていた全ての物が一斉に崩壊し始め、資料、チラシ、新聞、カセットテープ、映像媒体に分解されていく〗
『…あぁ……わ…■■だけの……スポット■■ト…わたし…だけの……』
〖アナウンスが響く、それも、ゆっくりと崩壊しながら〗
『わたし…だけの…永久に続く…飢えた夢だった…の…に』
〖そうアナウンスが伝えると、それも直ぐ様大量の資料に変貌し〗
『……わっ!!このビル…!!大量の資料に戻っていってますよ!!』
〖貴方達の足場は無数の資料と新聞、チラシに分解され〗
〖タワーが崩れ落ちるのと同時に、まっ逆さまに落ちていった〗 - 69事件混■体『■ンドエ■ト』25/05/07(水) 22:00:36
『ガァァアッ…』
〖落下していく中、事件混合体は次々と大量の資料になって崩れ始めた。〗
「ギギギッ…ギッ……ドッバッサァッ…!」
〖遊具は下から徐々に、資料になって崩れ、倒れたのと同時に弾けるように大量の資料が舞い散り〗
〖ランドエイトの明るい色彩は、一斉に冷たい灰色に包まれていく〗
「ギぃい……ガンッガンッっバサンッ」
〖ライトが次々と消え去り、外れ地落ちていく〗
「グゥゥゥウッ……」
〖そして大きなコーヒーカップのような、回転する遊園地は〗
ゆっくりと崩れ去り、大量の紙切れの山となって
パサッ…と紙が擦れるような音がなるのと共に
終演を迎える - 70事件混■体『■■■エ■ト』25/05/07(水) 22:01:45
『ど…■■う■…ぞ…■しくだ■い』
- 71■件混■体『■■■■■ト』25/05/07(水) 22:02:46
『ふ■……な…ふしぎな……ゆ■■■ち…』
- 72「虫」25/05/07(水) 22:02:47
- 73■■■■『■■■■■■』25/05/07(水) 22:03:40
永久に続く、盛宴の…ランドエイトへ
- 74『二級職員』『マタタビ』25/05/07(水) 22:13:45
- 75資料の山25/05/07(水) 22:31:49
『うわっぶ!!!』
マタタビの小さな悲鳴のあと、一気に視野が真っ黒に変わる
衝撃は特にはなく、ただ暗く、無音
死とはここまで呆気ないのかと、貴方は一瞬思考する
走馬灯も流れず、ただあるのは小さな体の鼓動、重い体、冴えきった脳ミソ
…凄まじい疲労を感じる、目を閉じればどこまでも行けてしまいそう
ただたんたんとした安心感 それがあなたを… - 76資料の山25/05/07(水) 22:35:40
『………てあれ?』
〖マタタビの声が響くと共に、その意識がくっきりと戻ってくる〗
〖開け忘れていた瞼を開けると、広がるは資料の山の隙間から漏れた光が、資料を照らす真っ白な風景〗
〖手を振れると、それはパサッと紙の質感〗
〖…気付けば貴方達は資料の山の中、それがクッションと安心する重みの布団変わりになって安眠を誘っていたようだ〗 - 77『山に戻っていくピエロたち』25/05/07(水) 23:04:23
『ぁぁ…』
〖遊園地が崩れ山へと変わった瞬間、それらが緩やかに崩壊していくのがわかる〗
『あはは…まさか……本当にやられたの?他のみんな何やってのかな…』 - 78「虫」25/05/07(水) 23:04:28
(迫り来る死に怯えるように、弱いながらも全力でマタタビを抱き締める。真っ白な地面が近付き、地面にぶつかる数刻前に、意識は、途切れた。)
「...わたし、たち、いきてる...?」
(眠たげに目を擦りながら、まるで落ち葉のように資料一枚を頭に被って起き上がる。)
「...マタタビさん、だいじょぶ...?」
(先程落ちだばかりであることを思い出し、取ってつけたような安否確認を行う。素っ頓狂な声で起きたので、どうせ無事なんだろうと思いながらも。」
「...ふぁ、あー....」
(疲れ切った身体に、まるで羽毛布団のようなこの感触はまさに劇薬で。これがかつて敵のものだったとて、オルトロスはここで寝たがっていた。)
- 79事件混合体『共鳴する物語』25/05/07(水) 23:19:05
あ ?
【崩壊する建物を見る】
あ、 あ たは ここ なの 。
さ なら また まし う
【ノイズ塗れの人型がノイズ塗れの声で呟く】 - 80『二級職員』『マタタビ』25/05/07(水) 23:32:25
- 81事件混合『メインクイーン』25/05/07(水) 23:40:59
- 82「虫」25/05/07(水) 23:44:10
- 83『二級職員』『マタタビ』25/05/07(水) 23:48:10
- 84事件混合体『共鳴する物語』25/05/07(水) 23:52:42
こ とど し ?
【ノイズ人型が変化し、肉体を本に戻し始める】 - 85事件混合『メインクイーン』25/05/07(水) 23:52:47
- 86「虫」25/05/07(水) 23:58:30
- 87事件混合体『共鳴する物語』25/05/08(木) 00:01:42
- 88事件混合『メインクイーン』25/05/08(木) 00:28:51
- 89「虫」25/05/08(木) 00:48:35
- 90事件混合『メインクイーン』25/05/08(木) 01:55:11
- 91事件混合体『共鳴する物語』25/05/08(木) 06:34:31
- 92「虫」25/05/08(木) 08:23:26
- 93事件混合『メインクイーン』25/05/08(木) 19:10:20
『……きゃしー…ね、少し…懐かしいような響き』
〖メインクイーンは安心させるように、強く抱きしめ〗
『…今は ゆっくり眠りなさい、 きっと……』
〖ゆっくりと片手で頭を撫でながら、静かな時間が流れるだろう〗
- 94『二級職員』『マタタビ』25/05/08(木) 21:08:00
〖数時間後〗
『……うーーーん…熱いです…なんか…すごい…無茶苦茶蒸し熱いです…』
〖マタタビのうめき声が響き、それがだんだんとひどくなっていく〗
『あっこれは……もっもしかして…鍋!?やめてくださぁい…!!マタタビちゃんは…もっもうこんな……りょっ料理なんて…』
〖放っちゃっかめっちゃか…な夢に思えるが…案外あり得そうなラインの夢をうなされながら見続け〗
『あっ…あっ…汗が……だっだれか………』
『うっうぎゃぁぁぁぁぁぁあっ!!!』
〖と汗だくとなったマタタビが勢いよく、ホカホカになりきった布団をひっぺはがす〗 - 95事件混合体『共鳴する物語』25/05/08(木) 21:18:59
- 96『二級職員』『マタタビ』25/05/08(木) 21:29:16
『…ひぃ…ひぃ…ひぃ…鍋に煮詰まれる夢見ました……ってあっつ…汗だくなんですけど…』
〖とマタタビが浅く息をしながら、ゆっくりと目を擦り開けると〗
『…ってお布団……と…デカイ蒸しタオ…』
〖オルトロスをホールドするのに巻き込まれるように、ぎゅっときつくホールドされており〗
『……違います!これデカデカなうでですぅ!!柔らかいけど力強すぎません!?全然抜けられませんよぉ!!』
〖と動いてもびくともしない腕の中でモゾモゾとうごきまわっていた〗
『あっ!ありがとーございます!!助かります!!』
〖涼しい風が熱波をどうにか吹き飛ばし、熱気をすこし抑えていく〗
『……三人で密着して寝てたんですね そりゃ熱くなるわけです』
- 97事件混合体『共鳴する物語』25/05/08(木) 21:33:24
- 98『二級職員』『マタタビ』25/05/08(木) 22:11:00
- 99事件混合体『共鳴する物語』25/05/08(木) 22:14:38
- 100アルカ工房25/05/08(木) 23:17:03
【いつも通り閑古鳥が何故か泣いている11区のアルカ工房】
- 1016級フィクサー『ファルコ』25/05/08(木) 23:29:50
〖ガンッガンッ!!と鉄が打ち立てるような音が部屋から鳴り響いている〗
『うーん…最近ガントレットを酷使しすぎたな…』
『炎の出も悪いし、温度上がる速度の低下…そして劣化による腕への負担もやべぇな…』
『最悪…次の使用で俺の腕が粉々になっちまうかも……工房性のやつって使い勝手いい反面…メンテナンスを怠ると自分の武器のせいで自分が死ぬなんてざらだからなぁ…』
〖ごまかしごまかしで使い続け、少し変形と回線がおかしくなったガントレットを見ながら、遠い目で空を見上げていた〗 - 1026級フィクサー『ファルコ』25/05/08(木) 23:44:24
『エディスはどうだ?その斧ここの事務所来てからずっと使ってるだろ?そろそろガタが出てきそうなもんだが…』
『……てか、エディスの斧って何の工房性なんだ?いやそもそも工房性なのか…?工房カタログでも見たことない外見だが…』
〖と言いながら、大量のメンテナンス道具片手に見つめる〗 - 103竹垣事務所フィクサー エディス25/05/08(木) 23:57:19
- 1046級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 00:12:09
- 105竹垣事務所フィクサー エディス25/05/09(金) 00:17:39
- 1066級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 00:38:07
『すっすまん……つい興奮しちゃってな…』
『昔はそういうすごい武器に選ばれた相当昔のフィクサーの本を読み漁ってたから…』
〖と言いながら、にこりとすぅ…と後ろへ後退していき〗
『…まぁそうだよなぁ…大体の遺物って…そんな伝説的な武器まみれな分けねぇよなぁ…』
〖とぽけーと上を見つめていると〗
『………伝説的な遺物……伝説的な武器………』
『……アルカ工房!!!』
〖突如立ち上がり、大量のお金を取り出すと〗
『エディス!今暇か?暇ならアルカ工房で武器の改造とかまたは副武器みたいなのつくってもらわないか!!』
『あそこの工房…値段のわりにすげぇ性能だろ?だからあそこにそこそこの金額を渡せば…!俺たちも伝説まではあかなくともそこそこ強くなれるんじゃねぇかって!!』
〖と言いながらエディスをキラキラとした眼差しで奇妙な動きでよってきている〗
- 107竹垣事務所フィクサー エディス25/05/09(金) 00:45:03
- 1086級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 00:54:57
- 109竹垣事務所フィクサー エディス25/05/09(金) 01:17:58
- 1106級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 01:26:53
- 111竹垣事務所フィクサー エディス25/05/09(金) 03:16:08
- 1126級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 03:42:33
『……さすがに無理だよなぁ…てかそもそもA級の伝がねぇしな…あぁ言うところって客見定めても良い余裕があるから半端者相手じゃ売らなかったりするだろ?』
『強い武器をもらっても、実際のところはそいつの技量が重要だからな。弱いやつがその武器を持ったところですぐ死ぬし……んでもしかするとそいつを守りきれなかったうんぬんやらで評価も落ちかねねぇから…』
『…俺たちの一週間の稼ぎ=兄御姉御の1依頼の稼ぎみたいなところあるし…』
『……代理たちには…まぁ自分で買うだろ、あの人ら』
『後輩たちにたっぷりそこそこよいの買ってやる…てことにしようか』
- 1136級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 04:59:15
- 114アルカ工房11区担当職員25/05/09(金) 06:09:06
- 115竹垣事務所フィクサー エディス25/05/09(金) 17:19:11
- 1166級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 18:06:50
- 117アルカ工房11区担当職員25/05/09(金) 18:25:15
- 1186級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 18:31:39
- 119竹垣事務所フィクサー エディス25/05/09(金) 18:41:43
- 1206級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 18:46:00
- 121竹垣事務所フィクサー エディス25/05/09(金) 18:54:38
- 1226級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 19:11:52
- 123アルカ工房11区担当職員25/05/09(金) 19:13:08
- 1246級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 19:38:10
- 125アルカ工房11区担当職員25/05/09(金) 19:45:23
- 126竹垣事務所フィクサー エディス25/05/09(金) 19:45:32
- 127アルカ工房11区担当職員25/05/09(金) 19:49:31
- 1286級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 20:09:08
- 129竹垣事務所フィクサー エディス25/05/09(金) 20:30:31
- 130アルカ工房11区担当職員25/05/09(金) 20:31:32
- 131アルカ工房11区担当職員25/05/09(金) 20:42:54
了解した
- 1326級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 21:12:05
- 133アルカ工房11区担当職員25/05/09(金) 21:14:37
- 1346級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 22:56:14
- 135アルカ工房11区担当職員25/05/09(金) 23:15:28
- 1366級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 23:25:55
- 137竹垣事務所フィクサー エディス25/05/09(金) 23:32:12
- 1386級フィクサー『ファルコ』25/05/09(金) 23:45:07
- 139アルカ工房11区担当職員25/05/10(土) 07:01:13
- 140「虫」25/05/10(土) 10:29:28
- 141事件混合『メインクイーン』25/05/10(土) 15:14:23
- 142『二級職員』『マタタビ』25/05/10(土) 15:18:06
- 143事件混合体『共鳴する物語』25/05/10(土) 19:07:01
みん きた!
よか 。 - 144事件混合『メインクイーン』25/05/10(土) 19:15:42
- 145事件混合体『共鳴する物語』25/05/10(土) 19:20:39
- 146事件混合『メインクイーン』25/05/10(土) 19:22:26
- 1476級フィクサー『ファルコ』25/05/10(土) 19:24:02
- 1486級フィクサー『ファルコ』25/05/10(土) 19:25:35
- 149アルカ工房11区担当職員25/05/10(土) 19:28:56
- 150竹垣事務所フィクサー エディス25/05/10(土) 19:56:26
- 151「虫」25/05/10(土) 20:06:45
「...大丈夫、だよ。きっと、いい夢だった。」
「...それ...は、っ...へ、変な夢だったね。大変、だったね。」
(あなたの顔を見ながら話を聞こうとして、顔を向け、顕になっていくその体を見た瞬間、どこかそわそわしながら顔を背ける。ついでに銃を持つ手の方向も変え、顔を銃身に近付けて、さも見ていなかったようなアピールをする。)
「...マタタビさんも変な夢を見たんだ。現実が夢に影響を与えることもあるのかな...」
(平常心を取り戻し、落ち着いて銃の点検を続けながら、オルトロスはマタタビにも返答する。随分滑稽な夢だったので、口元に少し笑みが浮かんでいた。)
(銃の傷をしっかりと見て、切り傷のある箇所に人間用の傷薬を少し塗る。治りますように、どうか永く使っていけますように、という半ば祈りに近いものだが、実際こうすると寝て起きた時に傷が塞がるのを、オルトロスは観測していたが故に。)
「...わ、私は...いい。このライフルの手入れしないとだし....」
(少し言い淀みながらも、断る意思を示し、作業を続ける。自らが生きている理由の5割くらいはこれのおかげと言っても過言ではないほど、これに助けられたのだからこそ、できることはしたいのだから。)
- 152アルカ工房11区担当職員25/05/10(土) 20:25:17
- 153『二級職員』『マタタビ』25/05/10(土) 20:52:24
- 1546級フィクサー『ファルコ』25/05/10(土) 21:33:34
- 155アルカ工房11区担当職員25/05/10(土) 21:40:42
- 156「虫」25/05/10(土) 22:20:16
- 157『二級職員』『マタタビ』25/05/10(土) 23:33:56
- 158「虫」25/05/11(日) 00:47:32
「...そういえば、なんでここに来たっけか。」
(誰もいない席に座り、背もたれにもたれ掛かって、天井を見上げる。近くに何も物音はなく、微かに風呂の水音がするだけ。)
「...」
(目を、閉じる。)
「...そうだ。あそこの店で休んで、久しぶりに、仲良かった人と会おうと思って、ここなら、キャシーに会えるんじゃないかって思って...」
「それで、ここに入って...ピエロに襲われて...あのサーカスと戦って...」
「...」
「...でも、キャシーはここにいて、無事なのかな...」 - 1591級フィクサー「スサノオ」25/05/11(日) 01:10:40
あーッ暇だなぁ〜
(久しぶりに鏡機関車の駅から出てきたようだ…) - 160事件混合体『???』25/05/11(日) 01:18:28
- 161二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 01:23:09
このレスは削除されています
- 162「虫」25/05/11(日) 01:25:50
- 163事件混合体『朝日の子供たち』25/05/11(日) 01:25:54
『やぁ?覚えてるかな?』
『多分絶対覚えてないよ』
『まぁわかってたけどさ…』
『仕方ないよね…まともに喋れなかったし、あの斧男と一心同体でお飾りみたいだったし…』
『感謝してるんだよ?』
〖と、気が付かないうちに首の代わりに朝日が浮かんだ数人の子供たちが、あなたを取り囲んでいた〗
『とりあえず自己紹介しよっか?』
『個体?それとも群体?』
『ややこしいし群体で!』
『『賛成!』』
〖とこそこそとなにか話し始め〗
『『と言うわけで!僕ら、朝日の子供たち!』』
〖と綺麗なフォーメーションを決めたのだった〗 - 164事件混合体『朝日の子供たち』25/05/11(日) 01:29:15
『正解!』
『大正解!』
『偉い!』
『よかった…覚えてられてた』
〖と安堵と称賛を浴びせながら、ゆっくりと全員で席を独占する〗
〖その顔らは男の首にかけられていた子供たちの顔と酷似しており、絶望に歪んだ顔とはかけ離れたにこやかな顔である〗
『そうそう!あのときのね!!』
『やっと最近思い出したんだ~!』
『グッドタイミング!』
- 165事件混合体『朝日の子供たち』25/05/11(日) 01:41:11
『さてと、本題に戻るね』
『私たち事件混合体は不死だよ、死んでも資料になるだけだし』
『また集まって新たな事件混合体になるだけだからね』
〖彼らはそう言いながら、パタパタと回っていく〗
『そして事件混合体はなるべく元の形に戻ろうとする性質があるから』
『生まれ変わっても全く同じ事件混合体になることも多いんだよ』
『私たちみたいな事件の結末…つまり一連の現象の再現をする、つまりストーリー仕立ての事件混合体とかね』
『…こう死んでも無敵な私たちだけど』
『蘇られなくなる方法があるの』 - 166「虫」25/05/11(日) 01:50:03
- 167事件混合体『朝日の子供たち』25/05/11(日) 02:00:50
『…正解』
『キャシーは最後、異なる事件混合体と混ざってこの輪廻から抜けた』
『故に、続けていた輪廻…つまり私たちが殺されて、あの男の首になる運命に大きな綻びができたの』
『…そう、僕たちも逃げられるようになった。あの男からね』
『新しい選択肢…つまりストーリー仕立て立ったのが最後らへんに大きな空白ができて…自由に描けるようになったかんじかな』
〖と言いながら、くるくるとまわり、回る〗
『んで次の生で私達、キャシーみたいに協力して男を倒したんだ~』
『そして僕たちがまた崩壊していく前に、その男だけが抽出された資料を跡形もなく燃やしたの』
『資料が跡形もなく燃やされればさすがにもう蘇れないしね!』
『こうしてあの男の呪縛から解き放たれたって訳』
- 168事件混合体『朝日の子供たち』25/05/11(日) 02:08:29
『…資料の損傷以外にももうひとつ』
『甦れない方法があるよ~』
『どっちかって言うと…顕現できないってのにちかいけどね』
〖と嬉しそうにいいながら、安心させるように背中を座する〗
『それは…ここ記憶の灯籠から離れちゃうこと』
『つまり自分達の構成する資料が外から出ちゃうことだね!』
『自分達は記憶の灯籠じゃないと存在を維持できないから』
〖と言いはなった〗
『キャシー…多分記憶の灯籠からいなくなってるよ』
『斧男は燃やした残視はのこってるし、粉々に粉砕された資料は一様不十分な残骸として実体化することもあるからね』
『それがキャシーには一切のその痕跡が見つからないんだ~』
〖と言いながらあまり悲観そうには見えない態度でかこみこんでくる〗
『…だけど安心して、それは多分死ではないから』
『この前間違って外に出て、資料になったあとそよ風から中に戻れた事件混合体がいるんだけど』
『どうやら一度実体化した存在が外に出て資料になっても、内部に戻れば元の事件混合体そのままで再生されるらしいよ!』
『おまけに意識を凝らせば外の様子とか見れたらしいしね』 - 169「虫」25/05/11(日) 02:43:03
(背中をさするその手に抵抗することはない。自身に彼らを倒すことのできる自信があるのもそうで、彼らに自分を殺す気がないと言うことも理由だが、何よりこの手に、善意以外の何物も籠もっていないと確信していたからだ。)
(ただ真剣に、目を見て話を聞く。度々変わる発言者に次々と視線を合わせて、話を聞くついでに顔と声を一致させようと努力しているのだろう。)
「...そっか。キャシーは、生きてるんだ。」
「私が外に連れ出しても...きっと、強く。」
(胸に手を当て、その言葉を、事実を、噛み締めるように言う。)
(今生の別れではあれど、しかしあなたは何処かにいるならば、それはオルトロスにとって十分救いだったのだ。)
「...最近の話、もっと聞きたいな。教えてくれる?」
(にこにこと愉しげに笑いながら、あなた方を見上げて言う。)
「席、変えよう。あなたたちも座りたい、よね。」
(そう言って、少しずつ端へと臀部を滑らせてゆっくりと椅子から立ち上がり、6人分、少なくとも座れる場所のありそうな所へ移動して座る。)
- 170事件混合体『朝日の子供たち』25/05/11(日) 03:01:03
『……うん、あの子は…毎回毎回最後まで…逃げ続けてきた子だから』
『強いよ、とっても 最後は本当にあのループから抜け出せたんだから』
〖彼らも、キャシーとは長く…本当に何年のループも共にした存在だからだろう、物思いにふっけている〗
『ありがたく座らせてもらうね!』
『全員分の席あってよかった』
〖と言いながら座り込み、最近の話を考え始める〗
『…そうだな、最近起こったことですごかったのは…』
『事件混合体達の住む町がどこか遠くにできたって話しと』
『その町の事件混合体を狙う混沌体との間で戦争が起こってたことかな』
『あれはすごかったねー!結局相討ちだったけど!』
『あとは…メインクイーン?って知ってる?あれの子分達が総勢200体はいるって話だよ』
『あれって全員別の事件混合体だよね…無茶苦茶コニュミケーションがうますぎるよ』
『自分達は複数いるように思えて本当はみんなでひとつだからね』
『さすが王女、赤いブーツの似合う女!』
〖と色んな話をする中で…こんな話が出た〗
『…そうだそうだ 知ってる?最近記憶の灯籠を出入りし続けてる人間の話』
『変な服を着て、変な装置を持ってたなぁ…何体か事件混合体を捕まえてたっけ?』
『そうそう!じつはそいつらが最近、最深部近くの空間を根こそぎ奪い差って行っちゃったんだって!』
『それのせいで記憶の灯籠は大ダメージ!そのせいで夜も昼もなくなって、常時危ない時間になっちゃったわけだ!』
〖と言う…ここが変容してしまったのと、あの強大な事件混合体が発生している原因だと思われる話の話題が出た〗
『……その中でも、注意しないといけない人間がいるの、知ってる?』
『うん知ってる、Dっていう文字が刻まれた、初老のおじさんでしょ?』
『うん、あの化け物みたいな人間をつれたあのおじいちゃん』
『………なんだっけ?なんとか…丸々貝殻の……創立者?だとかなんとかね』
『怖いよねー』
〖…そういった話だった〗
- 171「虫」25/05/11(日) 03:21:14
- 172事件混合体『朝日の子供たち』25/05/11(日) 13:56:37
- 173「虫」25/05/11(日) 16:11:53
- 174竹垣事務所フィクサー エディス25/05/11(日) 17:19:05
- 175事件混合体『朝日の子供たち』25/05/11(日) 18:24:56
『うん、是非気よつけてね』
『私達は君の旅路、応援してるよ』
『それじゃ、僕たちは目的は果たしたから』
『帰るねー!バイバーイ!』
〖彼らは列をなしながら、ドア、窓、床の下へと入り消えていった〗
『……ふぅ上がりましたよー!マタタビちゃん到来でーす!』
〖そして入れ替わるようにマタタビがやって来て〗
『そういえば誰と話してたんですか?Dだの喪服だの…て…』
〖と今さっきの話を断片的に聞いていたらしく、オルトロスの顔を覗き混んでいる…〗
『……まっまさか……』
〖マタタビは何かに気づいたように、ふるふると震え始め…〗
『ワ■■■スのお話ですか!?』
〖と誤魔化す暇もなく明後日の方向に解釈を伸ばし、誤魔化す必要はなくなった〗
- 176アルカ工房11区担当職員25/05/11(日) 18:33:12
特異点装備についてはそうですね。
質の良い武器を作る理由は規模がデカすぎるからでもあります。
アルカ工房ほど規模の高い工房はそうそう無いですしそれを理解しているので質の良い武器を作ったり協力できる事務所と契約したりしてここを壊すよりも生かす方が利益があると考えてもらうのもありますから。
- 177「虫」25/05/11(日) 18:45:34
- 178『二級職員』『マタタビ』25/05/11(日) 19:07:30
- 179事件混合『メインクイーン』25/05/11(日) 19:19:24
『……よいしょっと、仕事しないとね…』
〖帰り道、あなたの倒したランドエイトの資料の山にメインクイーンがいた〗
『……えいっ』
〖手に持っていた何かの資料と、白紙の紙をばら蒔き、それを均一に混ぜているようだ〗 - 180「虫」25/05/11(日) 19:24:00
- 181事件混合『メインクイーン』25/05/11(日) 19:32:33
- 182「虫」25/05/11(日) 19:40:15
- 183事件混合『メインクイーン』25/05/11(日) 19:45:41
- 184事件混合体『共鳴する物語』25/05/11(日) 20:21:41
【ふわふわと浮かんでいる】
- 185事件混合『メインクイーン』25/05/11(日) 20:44:45
- 186事件混合体『共鳴する物語』25/05/11(日) 20:47:55
- 187「虫」25/05/11(日) 20:54:43
- 188事件混合『メインクイーン』25/05/11(日) 22:30:59
- 189事件混合体『共鳴する物語』25/05/11(日) 22:35:45
- 190「虫」25/05/11(日) 22:43:04
(言われた通りに離れ、蠢く書類を見つめる。ただ静かに、敵対存在が生まれた瞬間撃ち殺せるように、肩にストックを押し当てて、ライフルの銃口を向けながら。)
- 191『事件混合体』25/05/11(日) 23:37:25
『…くるよ』
〖全員が見守るなか、小さな繭のインクが完全に繭を黒く染め〗
〖パッ!!と明るい光線が辺りを照らし、目を擦り開けてみると〗
「…ひゅぅぅぅっ!!!」
〖と小さな繭から次々と花火がうち上がり始め、それらが空まで達すると〗
「ッパァァァッ!!ッドォンッ!!」
〖空中にきらびやかな猫型の花火の痕跡を残し、まるで空中をキャンバスのように空へ大きな模様を描いていく〗
『……ほっ、どうやら…安全なやつだったみたい。小規模でほのぼのとしてるわね』
〖彼女はそう言いながら地面に座り込み、その光景を眺めている〗 - 192『事件混合体』25/05/11(日) 23:55:46
- 193「虫」25/05/11(日) 23:58:49
「...綺麗。」
(光を見上げて、まず発したのは素朴な感想だった。花火の光が見えた瞬間、反射的にライフルでそれを撃ち落とそうとし、しかしそれをやめ、銃口を下ろしたのが、正しかったと信じることができるほどそれは美しく。蒼い宝石のような瞳に、その光景は、瞬きで遮られることなく焼き付く。)
「...」
(気がつけば座り込んでいた。ただその光を、もっとゆっくり眺める為に。隣にキャシーがいれば、それはもっと楽しかったろうにと、オルトロスは心の中でそっと嘆いていた。
一人で見上げるその背中は、もう一人をどこまでも欲す。それを表すように、肩は誰かの邪魔にならないよう、可能な限り縮こまっていた。)
- 194『二級職員』『マタタビ』25/05/12(月) 00:38:56
『おーー!!たしかに!!マタタビちゃん花火なんてまともに見たことなかったですよぉ!!』
『たしかリゾート地とか、翼の一定区画だとかでしか空に打ち上げる花火って見れないんでしたっけ!!ふふっ!今回で良いもの叶えちゃいました!!』
〖その孤独な背中を埋め合わせるように、元気いっぱいの彼女があなたの隣に座り込む〗
〖その細い瞳孔はキラキラとそのうち上がる花火を目に焼き付けていて、彼女の満身の笑顔はどこまでも純粋だった。〗
『……オルトロスさん?どうしたんですか?目疲れちゃいました?』
〖彼女は貴方の様子を不思議そうに見つめる、孤独なども知らず、別れも知らない。ただ純粋な心配と、貴方とこの光景を共有したいが為に〗
『あっもしかして…圧倒的な規模に圧倒されて少し驚いちゃいましたね!!全くも~!』
〖毎回毎回、謎の納得をしながらも、彼女は自分に出来る精一杯をやろうとする〗
『…よいしょっと』
〖貴方を軽く持ち上げ、膝に座らせて、まるでぬいぐるみのように抱き抱える〗
『私がついてますから、安心してくださいね』
〖…今での経験から、あまり安全の安心はできないものの…〗
〖その体はたしかに、人の温もりに溢れていた〗
- 195「虫」25/05/12(月) 03:50:41
「...?」
(オルトロスは隣に座る何かの音が聞こえて、ゆったりと、そちらを向く。)
(わちゃわちゃと騒ぐあなたの声はうるさいが、今は花火の音がある。そんなに気にならない。感傷に浸り切った孤独な心にズカズカと踏み入って、不安なんて消し飛ばされたような気がした。)
(真剣に花火を鑑賞するあなたが、その、花火を映す瞳が、ただ純粋に美しく感じる。)
「...いや、すごい規模だとは思ったけど、別にそんな...
わあっ」
(あなたの解釈を否定し切る前に膝上に持ち上げられ、大人しく腕も足も、テディベアのようにだらりと伸ばして膝上に座る。)
(服越しに僅かに脈拍を感じる。どこかそわそわとした、走り出したい情熱は、自覚せぬまま無表情、その上へ滲み出した幸せそうな笑顔として処理した。)
「...こういうのも、いいなぁ...」
(目を閉じて、マタタビの鎖骨あたりに、そっと頭を擦り付けながら噛み締めるように言う。)
- 196『二級職員』『マタタビ』25/05/12(月) 21:31:39
- 197「虫」25/05/12(月) 22:13:45
- 198事件混合『メインクイーン』25/05/12(月) 22:21:18
『…ふぅ、花火、終わっちゃったみたいね』
〖メインクイーンは耳を塞ぐのをやめ、二人を見送っていく〗
『…気よつけて帰るのよ、あんたらに帰る場所があるかわからないし…』
『それに、あれの討伐でお金が貰えたわけでも、よいものが貰えたわけでも…何かが残ったわけでもないけれど…』
〖二人の歩に足並みを揃え、二人の顔を覗き混み〗
『生きて帰れた、それだけで大体のことは+だから。』
『その命、大切にして生きてね』
〖出口の付近まで、メインクイーンはついて回り〗
『それじゃ、またどこかで……小さな英雄さんと、大きいけど心が小さなねこちゃん』
〖手を軽く降りながら、ただ出ていく貴方達を〗
〖見送っていた〗
- 199事件混合体『共鳴する物語』25/05/12(月) 22:39:22
- 200「虫」25/05/12(月) 23:41:00
(外に出る。)
(出迎えるのが朝日か夜月か。それは、関係ない。)
(ただ生き延びるのだ。どんなことがあろうと。)
(メインクイーンから受けた言葉を、心の中で反響させながら、外の玄関先を進んでいく。)