- 1二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 20:22:03
- 2二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 20:36:36
契約してようがしていまいがヤンデレマミは拘束してくるヤンデレなのはありえそう
(契約してたらリボンで物理的に拘束) - 3二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 20:58:40
杏子のヤンデレはめっっっっちゃくちゃ執着してきそう
「独りぼっちは寂しいもんな?」を原作でやってきた女だ、面構えが違う - 4二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 21:12:36
クーほむは学校だとちゃんとクールぶってるけど放課後になって二人きりになるとめちゃくちゃ怖くなるタイプ
話した人や時間をちゃんと数えてるし、話した人の中に女性がいたら怖い顔で問い詰められて運が悪いとほむホームに強制連行されて愛を教え込まれる - 5二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 21:22:28
マギレコのかえでは徐々に私物を増やしてきて最終的に”ふゆぅ、もうあなたも私の物なんだよ”っていうタイプのヤンデレ感がある
- 6二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 21:23:13
まどかが一番予想できない
- 7二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 21:23:53
本編のさやかへの献身ぶりを見ているとそれがヤバい方向に転換してしまったら……
- 8二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 22:24:45
さやかちゃんは足か腕を切って監禁してきそう
杏子の言ってたことを思い返して…… - 9二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 22:25:37
外伝だとみたまさんとかヤンデレになったらガッチガチに束縛してきそう
- 10二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 22:34:51
杏子は原作からしてちょっとヤンデレ入ってると思うさやかに対する感情が重すぎるし
- 11二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 01:12:24
灯花ちゃんはめちゃくちゃ孤立誘導型のヤンデレな気がする
- 12二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 07:05:59
- 13二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 09:58:58
- 14二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 10:00:37
- 15二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 10:04:47
まばゆちゃんに都合よく記憶を消されてぇ〜
他の女とギクシャクするようにされた後慰めてくれるんだ
まばゆちゃんはそんなことしねぇー!!!!
と思ったけど罪悪感と愛と独占欲とかで狂ったまばゆちゃんは"良い"と思ったので提出させて頂く - 16二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 13:58:34
ヤンデレももこは惚れた男に対して”ほら、アタシだって女の子なんだよ”と言って自分の体を押し付けて既成事実を作ろうとしたり”アタシに全部任せて、何もしなくていいから”と言って監禁したりしそう
こういう姉御肌の女の子がじっとりとした愛情を向けてくるのはいいよね - 17二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 15:33:17
こういうのは固有魔法の使い方も想像できるよね
わりと凶悪なのも多いし確か感情で強くなるから愛によってすごい効果になりそう - 18二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 19:34:28
どこぞの悪魔も言っていたけど愛ほど強いものはないからね
という訳で私は病みメガほむの「相手を押し倒しながら時間を止めて二人きりの空間でただ愛を捧げる」というシチュエーションを推薦する - 19二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:12:57
アザレア組のヤンデレを想像したいが、ヤンデレが思いつかないから誰か考えて
- 20二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:18:46
- 21二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:20:07
- 22二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:22:50
- 23二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:24:56
まどか以外の本編のキャラは全員ヤンデレ適正がある
特にマミさんとかやばそう - 24二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:24:57
- 25二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:54:30
ニコニコのイラストで見かけたけど、れんぱすのヤンデレもいいかもしれない
いつものように屋上から飛び降りそうになっているところを停めて話を聞いて説得して惚れられて崇拝されたい - 26二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:56:28
みたまさんは水名から帰ってきた時に彼氏に受け入れられたらだいぶどっぷりはまる気がするんだ
神浜はそういうちょっと退廃的なシチュが似合う娘が多いよね - 27二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:59:49
- 28二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:00:29
- 29二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:08:08
- 30二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:54:27
逆に魔女から愛されたい
オクタヴィアと一緒に使い魔の演奏を聴いていたい、逃げようとしても大きい手で強く強く握られて膝元に戻されたい…… - 31二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 00:46:38
- 32二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 00:59:30
- 33二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 02:59:19
- 34二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 06:40:36
- 35二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 06:42:07
意外と団地組のヤンデレってあまりない印象がある
けど、イベントストーリーを見る限り3人の愛が重いのが確定しているのがわかる
纏めると
せいか→れいらが魔女に操られて屋上から転落したのを目撃、その後れいらの蘇生を願い契約、契約後も2人に知られないように魔女を狩っていた
れいら→契約するまで自分が死んだことは忘れていたが、契約と同時に思い出す。せいかと屋上で喧嘩をし、魔法少女の魂がソウルジェムになっていることをせいかと一緒に知る
みと→その2人を追って、団地からの引っ越しで離れ離れになるのを願いで変えようともせず、危険も承知で「心を繋げる力」を願い魔法少女になり、屋上で喧嘩をしている2人の心を繋げる
結構重い - 36二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 06:45:19
- 37二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 07:46:26
- 38二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 08:33:43
- 39二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 08:36:51
- 40二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 08:41:43
一応YouTubeにボイス転がってるよ、wikiも残ってるから見ればどんな台詞言ってたかわかる
ゲーム性が余りにも皆無なのに目を閉じればいいアプリだった、百合系の作品でもガッツリボイス付きでしかもほぼ明確に男と確定してる自分にデレるからな、なんならさやかもデレるし彼氏持ちキャラも容赦なくデレる闇深いアプリ
【嫁コレ】佐倉杏子(魔法少女まどか☆マギカ)【ボイス集+α】
- 41二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 08:48:21
- 42二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 08:48:49
ありがとう、助かる
- 43二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 08:59:59
- 44二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 09:02:33
- 45眼鏡ほむら25/05/06(火) 09:31:22
ち、違いますっ! ――さん! 言わされてるなんて、絶対に、絶対にありません!(涙目で必死に首を横に振る)
私が……! 私が、あなたに生きていてほしいって、心の底から、そう願って、そう思って、言ってるんです……!
あなたに、気を遣わせたくて言ってるんじゃないんです……! だから…… 謝らないでください……! 私の方こそ、ごめんなさい、何か、重くさせてしまったなら……
(しかし、続く彼「死んでしまえば楽になれる」という言葉に、先程とは違う種類の、冷たい恐怖が背筋を走る。ほむらの息が止まりそうになる)
………っ!!(顔がさっと青ざめる)
ら、楽……!? し、死んでしまったら……!? そ、そんなこと……!
絶対に、言わないでください! お願いですから!
(声が震え、涙が再び溢れそうになるのを必死で堪える)
死んでしまったら…… 全部、終わりなんですよ……!?
今、――さんが感じている苦しいことも、悲しいことも、ですけど…… でも、これからあったかもしれない、嬉しいことも、楽しいことも……! ――さんが、これから出会うはずだった、たくさんの綺麗なものや、温かい気持ちも…… 全部、全部、なくなってしまうんですよ!?
それが、楽なはずなんて…… 絶対に、絶対に、ありません……!
(彼の「俺が死んでも誰にも影響はない」という言葉に、カッとなったように)
っ……! 影響がないなんて、嘘ですっ!!
(思わず声が大きくなり、はっとして口を押さえるが、すぐに続ける) - 46二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 09:32:09
ほ、他の人のことは…… 私には、本当のことは分からないかもしれません……。 でも……!
(衝動的に、震える手で、あなたの腕を掴む)
わ、私にとっては……!! 大ありです!! 影響、ありすぎるんです!!
――さんがいなくなったら…… 私の世界は…… 多分…… 耐えられないくらい、暗くて、寒くて…… どうしたらいいか、分からなくなります……! 色なんて、きっと、全部なくなってしまいます……!
(掴んだ腕に力を込め、必死に訴える)
今、私が……! 不安なことばっかりでも、少しでも前を向こうって思えるのは……! ――さんが、こうして、そばにいてくれるからなのに……! あなたが、いなくなっちゃったら…… 私……!
だから…… お願いです……。 お願いですから……!
死ぬ、なんて…… 考えないで…… ください……。
私じゃ、何の力にもなれないかもしれないし…… 頼りない、ですけど……!
でも、絶対、あなたのそばにいますから……。 独りには、しませんから……! 話なら、いくらだって聞きますから……!
ね……? お、お願い……っ。
(掴んだ腕を見つめ、涙をぽろぽろと零しながら、懇願する)
眼鏡ほむら、ヤンデレとはちょっと違うけどこういうの好き - 47二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 10:28:26
- 48二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 10:39:14
Different Storyでそんな双子の姉妹がいたな
序盤でマミさんにグリーフシード譲るとかしない方が良いよーって忠告して、後半さやかと戦ってた時に襲ってきた魔女
その魔女の結界の中にもう1体魔女が潜んでて襲ってきた
- 49二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 12:08:13
ヤンデレこじらせて半魔女化しておめかしの魔女っぽい格好をしたマミにしこたま絞られる概念を思いついた
- 50二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 14:31:33
たるマギのヤンデレ思いつかないから誰か書いて
- 51二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:44:11
- 52二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 17:09:55
- 53二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 17:59:17
このレスは削除されています
- 54二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 18:30:18
- 55二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 19:51:33
ありがとう、タルトはこうゆうヤンデレが似合う魔法少女よ
- 56二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 21:04:51
- 57二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 21:28:06
ssありがとう
- 58二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 23:18:09
クオリティの高いSSに混ざって投稿するのは気が引けるけど俺も書いたので提出する
駄文失礼
病みさん | Writening「こんな時間にどこへいくつもり?また、私以外の女の子と会いにいくの?」 「○○のこと、逃がさないって何度も言った筈よ?」 「懲りてくれないのね……」 「……謝罪の言葉なんて聞きたくないわ」 「○○に逃げられ…writening.net - 59二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 07:53:07
- 60二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 09:23:05
- 61二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 15:51:33
織莉子は未来予知で自分の恋人になる人を見て、まだ知り合ってもないのにこの人が運命の人だとグイグイくるんや
その事に不満を持ったキリカが度々ワイになんで君なんかが織莉子と……と突っかかって来るけど、なんやかんやで色々あるうちにキリカと仲良くなるんや
それを見た織莉子がキリカに嫉妬してキリカを縛り付け尋問する、それを見たワイはキリカを助け出すと同時に織莉子に失望する、織莉子は必死になって弁解するけど突き放すんや、ワイはキリカを助け出した事で彼女と一気に急接近するんやけど、それを見た織莉子は……
見たいなの誰か書いてくれると信じてる - 6241 25/05/07(水) 16:10:42
そうなんだよ、そして灯花ちゃん以外から見放されて一人になったところにやって来て、他人に拒絶される恐怖から灯花ちゃんからも離れようとするけど、抱擁されて慰めの言葉を掛けて、相手を自分に一気に依存させるって感じ
- 63二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 16:23:04
駄文ながらもヤンデレももこを書いてみた。でも正直ヤンデレか怪しい出来。ヤンデレって文章にすると難しいね
ヤンデレももことその彼氏 | Writening「んちゅ・・・むちゅ・・・」 二人っきりの家で互いにキスをしている男女。十咎ももことその彼氏である いつ頃からかももこは自分と付き合っている彼氏に対して病的な愛情しめす、所謂ヤンデレとなったのだ …writening.net - 64二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 17:52:46
- 65二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:15:59
ssありがたい
- 66二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:22:59
- 67二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:31:18
- 68二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:36:24
- 69二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:36:43
- 70二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:40:39
ありがとう!
- 71二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:43:57
- 72二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:03:29
- 73二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:05:48
- 74二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:06:34
なにその鬼ごっこは、面白そう(勝てる確率はほぼ0だが)
- 75二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:10:15
さなやまさらが本気出したら誰も認識できないからどうしようもないやんけ
- 76二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:18:01
- 77二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:51:02
ドクズちゃんとかって、双樹姉妹やさささささのこと?
- 78二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 21:07:23
杏さやはヤンデレ系が多いよね
- 79二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 21:20:10
個人的魔法少女危険度ランキング(入れ忘れや、違っていたらごめん)
安心(?)→あやめ、みと、れいら、うい、まなか、みかげ、時雨、はぐむ、月出里、かごめ、那由他、トヨ、れん、麻友、塁、沙優希、ゆきか、みくら、つむぎ、萌花、めぐる、夏希、このみ、ゆま、
不味い→美雨、あきら、このは、葉月、こころ、フェリシア、月夜、月咲、みたま、かなえ、まどか、なぎさ、静香、ちはる、旭、樹里、アオ、ひかる、うらら、サーシャ、ヨヅル、ラビ、リヴィア、露、オルガ、ヘルカ、アマリュリス、郁美、涼子、ちか、さくや、らんか、ひみか、理子、潤、紗枝、あかり、明日香、あやか、蛍、ほとり、ささら、小巻、かずみ、あいり、双樹姉妹、黒江
ほぼ詰み→織莉子、衣美里、ななか、キリカ、せいか、かりん、あいみ、鶴乃、やちよ、みふゆ、ももこ、レナ、かえで、メル、十七夜、みこと、さやか、すなお、結菜、ひめな、燦、ミユリ、まばゆ、エボニー、千鶴、ガンヒルト、ひなの、令、みつね、帆奈、ゆうな、アシュリー、クシュ、梨花、せいら、てまり、莉愛、真里愛、りおん、かのこ、さささささ、海香、カオル、ミチル、サキ、里美、みらい、メリッサ、エリザ、ラピヌ、コルボー、ミヌゥ、イザボー、亜里紗、千里、遥香、茉莉、椿
詰み→ほむら、さな、まさら、ねむ、灯花、アリナ、マミ、杏子、雫、ニコ、カンナ、昴かずみ、タルト、リズ、鈴音、華々莉
- 80二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 21:28:01
杏子ちゃんはさやかちゃんの死体保管してるし…ヤンデレ創作しやすすぎる子
- 81ワイが望んでるやつ25/05/07(水) 21:50:18
「見つけたわ、私の運命の人……」
美国織莉子のその一言が、すべての始まりだった。君の日常は、彼女の強引なアプローチによって一変する。
「――君、おはよう。今日もいい天気ね。一緒に登校しましょう?」
キミは戸惑いながら、美国さん?と言う。
「織莉子、と呼んでちょうだい。私たちは結ばれる運命なのだから」
戸惑う君の腕に、織莉子は当然のように自分の腕を絡める。そんな二人を、苦々しい表情で見つめる影があった。呉キリカだ。
「……おい、キミ」
放課後、人気のない校舎裏。キリカは低い声で君に呼びかけた。
「なんでキミみたいなやつが、織莉子と一緒にいるんだ」
キミも何が何だか……と困ったように反応を示す。
「っ、ふざけるな!何もしていないのに織莉子から愛を一身に受けておいて……私はキミを認めない!」
それからというもの、キリカは君に何かと突っかかってきた。
「キミ、また織莉子と一緒にいたのかい?」
自分の意思では無い事を伝えるがキリカは納得がいかない。
「前の言った筈だよ、馴れ馴れしくするな。織莉子はキミなんかのものじゃない」
- 82二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:01:27
おおう…これはこれで猛烈に最高だ…
- 83ワイが望んでるやつ25/05/07(水) 22:10:57
そんなつもりではないと君は伝えるが、まるで望んでいないかのような態度にキリカの不満は爆発する。
「っ、ふざけるな!キミは何も分かっていない!織莉子からの愛を……!!」
そんな日々が続いていたある日のこと。その日、キリカは朝からどこか体調が悪そうだった。顔色が悪く、時折こめかみを押さえている。君が声をかけようか迷っているうちに、不運にも二人は魔女の結界に迷い込んでしまった。
「ちっ、最悪だ……!」
キリカが忌々しげに舌打ちする。
その声もいつもより覇気がない。
君はキリカの体調が悪い事を察していた。心配から声をかける。
「うるさい! キミはさっさと逃げろ!」
キリカはそう言い放ち、ふらつきながらも変身し、次々と現れる使い魔に立ち向かっていく。しかし、元々の体調不良が祟ったのか、動きにいつものキレがない。攻撃をかわしきれず、ついに一体の使い魔の鋭い爪がキリカの脇腹を浅く切り裂いた。
「ぐっ……!」
苦痛に顔を歪め、キリカの体がぐらりと傾ぐ。そこへ、さらに別の使い魔が追い打ちをかけようと迫る。
危ない!君は叫んだ。
君は咄嗟にキリカの前に飛び出し、その衝撃を体で受け止めた。そのまま倒れそうになるキリカの体を抱きとめる。
「え……?な、なんで……?」
君はキリカを背負い、結界の出口と思われる方角へ無我夢中で走り出した。背後からは使い魔たちの追う音が聞こえる。 - 84ワイが望んでるやつ25/05/07(水) 22:14:22
しっかりしろ!と君は背中にいるキリカに声をかける。
「……悪い……キミに、借りを作るなんて……」
キリカの声がどんどんか細くなっていく。そして、君の背中で完全に意識を失ってしまった。
どれくらい走り続けたのだろうか。ようやく結界を抜け出し、人気のない路地裏にたどり着いた時には、君も全身傷だらけで、息も絶え絶えだった。
次にキリカが目を覚ました時、そこは見慣れない、しかし清潔で上品な部屋のベッドの上だった。
「……ここは……?」
体を起こそうとすると、脇腹に鈍い痛みが走る。
「気がついたのね、キリカ」
声のした方を見ると、ベッドサイドには織莉子が心配そうな顔で座っていた。そして、その隣の簡易ベッドには、包帯だらけの君が苦しそうに寝息をたてていた。
「――……!?それに、ここは織莉子の家……?」
「ええ。――君が、あなたをここまで運んできてくれたのよ。彼も深手を負っているわ……あなたを庇って、ね」
織莉子の声には、キリカを気遣う優しさの中に、どこか複雑な感情が滲んでいるように感じられた。君がキリカを助けたという事実が、彼女の中で小さなしこりとなっているのかもしれない。
キリカは、眠る君の傷だらけの横顔をじっと見つめた。
(――が……私を……)
胸の奥が、ちくりと痛んだ。それは傷の痛みだけではない、今まで感じたことのない種類の痛みだった。 - 85ワイが望んでるやつ25/05/07(水) 22:19:00
この一件以来、キリカの君に対する態度は、明らかに変化した。以前のような刺々しさは影を潜め、どこかぎこちないながらも、君を気遣うような素振りを見せるようになった。
「……おい、――。その傷、まだ痛むのか?」
まだ痛みはするものの、マシにはなった事を話す。
「……そう。……無理、するなよ」
君はキリカがいなければ自分が危なかった。助かったと感謝を伝える。
「……別に。礼を言うのはこっちだ」
顔をそむけながら言うキリカの耳は、少し赤くなっていた。
だが、その変化を、織莉子が見逃すはずもなかった。
「キリカ……最近、あの子と親しいのね」
穏やかな声色とは裏腹に、織莉子の瞳の奥には、冷たい光が宿り始めていた。
そして、運命の日は訪れる。
キリカの姿が見えない。胸騒ぎを覚えた君は、旧体育館の倉庫へと足を運んだ。
「なぜなの、キリカ。あなたは私のものだったはずでしょう?」
扉の隙間から聞こえてきたのは、織莉子の静かで、しかし底知れぬ怒りを秘めた声だった。 - 86ワイが望んでるやつ25/05/07(水) 22:29:23
中を覗くと、そこにはロープで縛られたキリカがいた。
「まさか、あなたがあの子、――に心を移すなんて。私の未来を邪魔するつもりなの?」
「違う! 私はただ……――とは、その……!」
「言い訳は聞きたくないわ」
君は扉を蹴破るようにして中へ飛び込んだ。
「――君……なぜ、ここに……?」
織莉子が愕然とした表情で君を見る。
君は無言でキリカのロープを解き始める。
「違う、これは誤解なのよ! 私はただ、キリカと少し話がしたかっただけで……! 未来は……あなたと私が結ばれる未来は変わらないのよ!」
織莉子が必死に叫ぶ。だが、その言葉は君の耳には届かない。
もう、キミの言うことは信じられない。
君はキリカの手を引き、倉庫を飛び出した。
夕焼けに染まる校庭。君とキリカは、並んで歩いていた。キリカは俯きがちで、その表情は夕闇に隠れてよく見えない。
「……助けてくれて、ありがとう。――」
ようやく絞り出したような、掠れた声だった。
君は当然だと返事をする。 - 87ワイが望んでるやつ25/05/07(水) 22:33:39
キリカは一度だけ君の顔を見上げ、そしてまたすぐに視線を落とした。その一瞬見えた瞳は、潤んでいるように見えた。
(織莉子……でも、それでも、私は……)
キリカの胸中は嵐のようだった。織莉子への想いは、簡単に消せるものではない。彼女こそが、キリカにとっての光であり、すべてだったはずだ。
しかし、今、隣を歩く彼の温かさ、自分を命がけで助けてくれた彼の存在が、キリカの心を大きく揺さぶっていた。
(……キミは、なんで……)
感謝の気持ち。そして、それだけでは説明できない、胸の奥で疼くような甘い痛み。それが恋というものに近い感情だと、キリカはまだ気づいていないのかもしれない。
ただ、織莉子への絶対的な忠誠と、彼へと向かうこの新しい感情の間で、彼女はどうしようもなく立ち尽くしていた。
君が心配そうに声をかけると、キリカはハッとしたように顔を上げた。
「な、なんだよ……」
キリカが心配で声をかけた事を告げる。
「ぁ…………っ///」
キリカは何かを言いかけて、しかし言葉を飲み込んだ。そして、また俯いてしまう。繋がれたままの君の手を、無意識にか、きゅっと握り返していた。
その二人を、校舎の窓から見下ろす織莉子がいた。その瞳は、冷たい炎を宿して揺らめいていた。
「許さない……私の未来を、私の――君を奪うなんて……絶対に」
からの修羅場がワイは見たいんよ、誰か書いてくれ
何か凄いキリカ推しみたいになったわ
多分原作のキリカじゃここまでしても恩人止まりで織莉子信のままやろうけど - 88二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:38:42
このリンクをお前に預ける
Writening テキストページを一瞬で作成ユーザー登録不要。テキストを入力すると、共有可能な専用URLが即座に発行されるテキスト共有サービスです。writening.net81〜87までの愛の詰まった文をここにコピペし校正&推敲してから提出してこい……立派な小説になってな
- 89二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:39:07
- 90二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:43:47
- 91二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 23:06:29
- 92二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 05:45:47
- 93二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 05:59:05
- 94二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:31:28
すずマギのヤンデレ考えてみた(少し本編ネタバレ含む)
天乃鈴音→依存型
(過去に大切な人を亡くしていて、もう二度と亡くしたくないから)
詩音千里→ストーカー型
(風紀委員と言う立場を使って色々とできる)
成見亜里紗→攻撃型
(自分の意にそぐわない事があったら、力でねじ伏せられる)
奏遥香→独占型
(過去に自身の姉を願いで消しているのと、自分からもう二度と離れられないようにするなめ)
日向茉莉→依存型
(本編見る限り圧倒的光主人公属性だけど、みんなを喪った本編後だとこうなりそう)
美琴椿→崇拝型
(この人も茉莉と一緒、学生時代に復讐に囚われて自分の大切な人を亡くしているので、その時にメンタルヒーリングをした場合はこうなる可能性大)
日向華々莉→排除型
(本編見る限り、素でのヤンデレ度合いが凄く高い人。近づく人達を裏で淡々と処理してそう)
茉莉と椿さんは結構難産だった、どっちとも光属性が強すぎる - 95二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 12:12:40
ここまでアルまどと悪魔ほむらなし
アルまどには救済という名の監禁生活を
悪魔ほむらにはおはようからおやすみまでずぅーーっと監視されるというのはどうです? - 96二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 13:50:07ワイが好きなやつ | Writening「見つけたわ、私の運命の人……」 美国織莉子のその一言が、すべての始まりだった。君の日常は、彼女の強引なアプローチによって一変する。 「――さん、おはよう。今日もいい天気ね。一緒に登校しましょう?…writening.net
折角勧められたからガッツリ作ったよ、織莉子とキリカとワイの三角関係、キリカの話し方が分からなすぎて困った
多少直したけど誤字脱字及びおかしな描写がしっかりあると思う、ssとか二次創作滅多にしないから許してね
最初は織莉子のデカパイエンドにする気満々だったけど描いてるうちに思ったよりキリカに心惹かれた
badかhappyか、キリパイか織莉パイか悩む
もし万が一読んだ人がいて、どっちがいいとかあれば言ってくれると嬉しい、個人的にハーレムは無しなんや
- 97二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 14:10:49
- 98二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 14:21:44
意見と指摘サンガツ、スーパーどうでもええやろうけど新一はワイのリアルネームやで、よく工藤言われてたわ
名前バレはええけど名前があると皆が感情移入出来なくなるからね、助かったわ
皆も読む時は――の部分を自分の名前と思って読んでね
- 99二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 15:46:48
お、良いねそれ最高
- 1003525/05/08(木) 16:26:48
を書いたものです、団地組のヤンデレを考えてみました
相野みと→独占型
(一度親友二人が離れ離れになりかけたので重い、固有魔法の心を繋ぐ力で強制的に記憶を覗け、相手が浮気してないか探れる。していた場合、「オシオキ」をする)
伊吹れいら→暴力型
(1回死んでいるので、その分相手に向ける感情が重くなっている。相手が浮気をしたら魔法少女に変身して、持っている剣でたくさん傷を負わせてから、固有魔法の浄化の炎で傷を浄化する。相手が謝るまで続ける)
桑水せいか→監禁型
(固有魔法の水から水に移動するで、海の中に自分にしか行けない部屋(?)的なものを作り、そこに監禁する。定期的に監視してくる。意にそぐわないことをしたら、海の中に放り込んで水責めをし、溺死寸前まで苦しんだら回収する。他二人と違い比較的まだ重くはないが、他二人と違い浮気したら容赦はしないと思う(それもう重いってことですやん))
以上が個人的な団地組のヤンデレです
(あわよくばこれを使ってssを描いて欲しいです)
- 101二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 17:07:01
書きたいけどワイは見滝原勢とおりマギとみかづき荘ぐらいしか知らんからなあ、多分それをそのままgeminiとかchatgptに投げ込めばそれっぽいの出来るんちゃうか
ワイが好きなやつ | Writening「見つけたわ、私の運命の人……」 美国織莉子のその一言が、すべての始まりだった。君の日常は、彼女の強引なアプローチによって一変する。 「――さん、おはよう。今日もいい天気ね。一緒に登校しましょう?…writening.netキリカ バッドエンド | Writening君は、一歩、織莉子へと踏み出した。その顔には、苦渋の色と、悲壮な決意が浮かんでいる。 分かった。君の望む通りにする。だから、キリカを解放してくれ。 「まあ、――さん! 本当に? ああ、嬉しいわ……! …writening.net97がキリカ勧めてくれたからキリカエンドにしたわ、全く運命は打ち破れてないけど、前のに追記して分岐点みたいな感じには一応したから作ろうと思えば作れる
気が向いたら他のエンドやらヤンデレ書く
- 102二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 17:08:47
このレスは削除されています
- 103二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 17:10:12
urlの表示タイトル変わらんのね、中身わかりにくいけど織莉子とキリカの三角関係やで、連投マジですまん
- 104100(35)25/05/08(木) 17:12:37
おう、そうする
- 105二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 17:53:05
- 106二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 20:52:04
思った以上にクソ長くなったのに読んでくれてサンガツ
見直したら1万文字越えてたっぽいわ
やっぱ台詞以外も入れるとやたら長くなるな
台詞のみにしたいけど基本喋らない貴方タイプだとどうしても地の文ないとオウム返しと説明口調になりがちで難しいわ
- 10735(100)25/05/08(木) 21:23:39
- 10835(100)25/05/08(木) 21:23:50
ねぇ、−−。今日も一日、お疲れ様。
私のこと、ちゃんと考えていてくれた? ふふ、もちろん、考えていてくれたよね? だって、私はいつもあなたのことばかり考えているから。朝起きた瞬間から、夜眠るその瞬間まで、あなたの声 、あなたの笑顔 、あなたの全てが、私の頭の中を駆け巡っているの。
ねぇ、−−。時々、不安になるんだ。こんなにあなたのことが好きで好きで仕方ないのに、あなたは同じように思ってくれているのかなって。だって、あなたは優しいから、誰にでも優しくするでしょう? それが、私をとても心配させるの。
だからね、ごめんね。少しだけ、あなたの心の中を見せてもらったんだ。「心を繋ぐ力」……私の固有魔法。あなたと私の心を繋ぐ、 温かい温かい魔法。でもね、時々、その温かい繋がりを辿って、奥の方を覗いてしまうの。あなたの記憶の、 秘密の場所。
ドキドキしたよ。あなたの日常を覗くのって、まるで宝箱を開けるみたいで。あなたが誰と話して、どんな顔をして、何を考えているのか……全部知りたくなっちゃうの。
そしてね……見ちゃったの。あなたの記憶の奥深くで、私じゃない誰かの笑顔が、 温かい光を放っているのを。その人の 甘い声が聞こえた瞬間、あなたの頬がほんのり ピンク に染まったのを見た時、私の胸はね、 冷たく鋭い刃物で 心臓をまるで突き刺されたみたいに、ズキンって痛んだの。息が詰まって、世界がモノクロームに塗り替えられたみたいだった……。
ねぇ、−−。あれは誰? その人は、あなたにとってどんな存在なの? なんで、私だけに見せるはずの 温かい 顔を、その人にも見せるの?
許せない。絶対に、許せない。あなたは私のものなのに。私の光なのに。私の世界の中心なのに。他の誰かの影が、あなたを少しでも掠めるなんて、考えられない。
だからね、−−。ごめんね。少しだけ、「オシオキ」が必要みたい。だって、あなたは悪い子だから。私の心をこんなに心配させるんだもん。
大丈夫。痛くしないから。ほんの少しだけ、あなたが永遠に 私のものだってことを、あなたの心に深く深く刻み込むだけ。そうすれば、もう二度と、私以外の誰かに温かい視線を向けることはなくなるでしょう?
ねぇ、−−。これで、私たちは永遠に一緒だよ。私のこの世界 で、二人きりで、ずっとずっと……。 - 10935(100)25/05/08(木) 21:29:08
少し文が多く連投になってしまった、すまない
- 110二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 23:32:21
このレスは削除されています
- 111二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 03:23:46
わかっている……つもりだった。あなたが一人前の魔法少女になるために、私がどれほど厳しく接してきたか。
全てはあなたを守るため、この過酷な運命の中で生き残らせるため。そう、信じていた。
あの日も、あなたの動きは私の要求する水準には程遠かった。
魔力の制御も、何度指摘すれば改善されるのか。
私は内心で沸騰しそうな焦燥を押し殺し、静かに、だが一分の隙も見せない声であなたに問いかけた。
「……なぜ出来ないのか、説明できる?」
あなたの顔から血の気が引いていくのが見て取れた。何か答えようと口を開きかけては、言葉にならないまま閉じる。その躊躇いが、私には許容できないものだった。
「はぁ……思考が追いついていないのね。それとも、理解することを放棄したのかしら。どちらにしても、魔法少女として致命的よ」
私は一歩、あなたに近づく。あなたは無意識に後ずさった。
「これまでの訓練結果を振り返ってみましょうか。あなたの成長速度は、他の魔法少女と比較して著しく低い。これは客観的な事実よ。それについて、あなた自身はどう分析しているの?」
淡々とした私の声は、訓練場に冷たく響いた。あなたの肩が小さく震えている。
「感情論や言い訳は不要よ。必要なのは現状認識と、それに基づいた具体的な改善策。それすら提示できないというのなら……」
私はそこで言葉を切り、あなたの目を真っ直ぐに見据えた。その瞳の奥に揺らめく微かな希望の光を、見逃しはしなかったけれど、あえて無視した。
「…これ以上、あなたに時間を割くのは非効率的だと判断せざるを得ない。あなたは、魔法少女としての適性に欠けていると言わざるを得ないわ。残念だけれど」 - 112暁美ほむら25/05/09(金) 03:25:56
あの訓練の後、一人になった部屋で、私は自分の発した言葉を反芻していた。
「非効率的」「適性に欠けている」
事実を突きつけたつもりだった。
でも、あなたのあの時の表情。凍りついたように動きを止め、瞳から急速に光が失われていく様が、脳裏に焼き付いて離れなかった。
あれは指導だったのだろうか。それとも、ただの断罪だったのか。
私の冷静さは、あなたを追い詰めるための道具に過ぎなかったのではないか。
言いようのない不安と後悔が、じわじわと私の心を侵食し始める。謝らなければ。
取り返しのつかないことをしてしまったのではないかという恐怖に駆られ、謝罪のために、震える足であなたの部屋へ向かった。
そう思って、あなたの部屋へ向かった。
ドアをノックしても返事はない。
胸騒ぎがして、私は躊躇いながらもドアを開けた。
そして、見た。
部屋の中央で、静かに揺れる、あなたの姿を。
首には、ロープ。
足は、床についていない。 - 113暁美ほむら25/05/09(金) 03:28:09
時間が止まった。呼吸ができない。理解が追いつかない。違う。何かの間違いだ。だって、あなたは、ついさっきまで……
「……なん、で……?」
か細い声が漏れた。返事など、あるはずもないのに。
ふらふらと近づき、あなたの足元に落ちていたノートに気がついた。日記だった。震える手でそれを開く。
あなたの足元に、見覚えのあるノートが落ちているのが目に入った。あなたがいつも大切にしていた日記帳。震える手で拾い上げ、最初のページを開いた。
そこには、魔法少女になれた喜びと、私への無邪気な憧れが、弾けるような文字で綴られていた。
『今日から私も魔法少女!ほむらちゃんみたいに、カッコよくて強くて、みんなを守れる魔法少女になるんだ!特訓は大変だけど、ほむらちゃんが教えてくれるから頑張れる!』
『初めて魔女の使い魔を倒せた!すっごく嬉しくて、ほむらちゃんも褒めてくれた!もっともっと強くなって、いつかほむらちゃんと肩を並べて戦いたいな!』
ページをめくるたびに、胸が締め付けられる。こんなにも純粋な期待を、私は……
次のページからは、少しずつ影が差し始めていた。
『今日の特訓、ほむらちゃんの言葉がいつもより冷たかった。「あなたは他の子と比べて成長が遅い」って。分かってる。分かってるけど…やっぱりちょっと、辛いな』
『最近、ほむらちゃんが私を見る目が怖い。何か間違ったことをしてるのかな。私が弱いから、イライラさせてるんだよね。ごめんなさい。もっと強くならなきゃ』
『眠れない夜が増えた。目を閉じると、ほむらちゃんの「なぜできないの?」っていう声が聞こえてくる。私、本当に魔法少女に向いてないのかもしれない。でも、諦めたくない。ほむらちゃんに認めてもらいたいから』
私の言葉が、ナイフのようにあなたの心を切り刻んでいたのだと、今更ながらに理解した。ページをめくる手が、鉛のように重くなる。
そして、最近の日付のページは、黒々とした絶望で塗りつぶされていた。 - 114暁美ほむら25/05/09(金) 03:30:49
『もう無理かもしれない。何をやってもダメ。私はほむらちゃんの期待に応えられない。私は出来損ないなんだ』
『毎日が苦しい。特訓も、生きていることも。もう、楽になりたい。消えてしまいたい』
『ごめんなさい、ほむらちゃん。私に才能が無くて、私のせいでイライラさせてしまって、私が全部悪いの、全部私のせいなんだ。私が駄目だから。ほむらちゃんは悪くない。ほむらちゃんは悪くないのに、私はほむらちゃんを嫌いになってる。そんな自分が、大っ嫌い』
そして、最後の日付のページ。そこには、今日私が浴びせた言葉が、何度も、何度も、力の限り書き殴られていた。
「適性がない」「考える事も出来ない」「時間の無駄」
その文字の歪みが、あなたの絶望の深さを物語っていた。
「あ…あぁ…あああああああああっ!!」
日記が手から滑り落ち、私はその場に崩れ落ちた。 - 115暁美ほむら25/05/09(金) 03:32:17
日記が手から滑り落ち、私はその場に崩れ落ちた。
私が殺した。
私が、この手で、あなたの希望を、あなたの未来を、あなたの命を奪ったのだ。
守りたかった?何を馬鹿な。
私はただ、自分の理想をあなたに押し付け、その重圧であなたを押し潰しただけ。この残酷な運命から救うどころか、私自身があなたにとっての最大の絶望になっていたなんて。
後悔。自責。絶望。
言葉にならない感情の濁流が、私を飲み込んでいく。あなたのいない部屋で、私はただ嗚咽を漏らすことしかできない。
あなたの明るかった笑顔、私を信じて見上げていた真っ直ぐな瞳、そして、最後に見た恐怖に歪んだ顔。
全てが私の脳裏で繰り返し再生され、心を抉る。
ああ、まただ。また、私は救えなかった。それどころか、最も残酷な形で、未来を閉ざしてしまった。何度繰り返しても、私はこの愚かな過ちを繰り返す。
もう、何も見たくない。何も聞きたくない。何も、感じたくない。
あなたのいないこの世界に、私が存在する意味なんて。
光が、遠のいていく。思考が、停止していく。
私の心は、もう、二度と浮上することはない。
深い、深い絶望の底で、あなたの名前を呼び続けることしかできないのだから。 - 116二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 07:13:50
- 117二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 07:33:38
これ、魔女化しそうな雰囲気がする(でも、ほむほむなら自力で立ち上がって、時間逆行しそうな気がする)
- 118二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 16:16:41
なんとなくの偏見だけどみふゆはポンコツなヤンデレになりそう
- 119二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 19:16:30
安易なのは嫌だけどずっとバッドやビターエンド描き続けるとハッピーエンド描きたくなってくるよね
- 120二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 20:45:35
ヤンデレssで思い出したのは杏子がさやかの観察日記つけるみたいなの昔見たな
日記に書かれるさやかの様子がおかしくて意味が分かると怖い話みたい感じのやつ
内容は結局さやかが四肢を切られて杏子に監禁されてたって内容 - 121二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 22:37:47
もしかしてなぎさちゃんに愛されたい人はそんなにいない?
なぎさちゃんの中でチーズよりも美味しい存在になって独り占めされたくないんですか!?
チーズよりドロドロな愛のカタチを捧げられたくないんですか!? - 122二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:08:22
わかる〜〜〜〜
わかるけど難しいんよ
脳が設定を守れと囁いてくるから生前か円環かになるけど円環だと想像しづらいし生前だと闇も闇なんよ
なぎさちゃんの固有魔法がサーチとかいう噂があるからそれ前提にするのもよさそうなんよ
生前のなぎさちゃんに光のない目で「なぎさの物なのです」って跨られて縋られるのが夢なんよ
無理 流れが難しいんよ
- 123二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 03:05:51
ヤンデレいろはちゃんが見たい…
- 124二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 07:15:07
- 125二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 08:47:45
さやかちゃん…杏子ちゃんに手足切られすぎ…
- 126二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 08:57:26
ねぇ、――さん……?
この前、やちよさんとお話ししてたよね……? ふふっ、勿論見てたよ。
私。ずっと、ずーっと、――さんのことだけを見てるから、わかるんだ♪
ね、どんなお話してたの……?
私には聞かせられないような、そんなに楽しいお話だったのかなぁ……?
やちよさんと話してる時の――さん、なんだか私と話す時と……ちょっと違ったよ?
優しくて、楽しそうで……ね?
もしかして……やちよさんのこと、私よりも大切だったりするのかな……?
そんなことない……よね? ……そんなの駄目。
だって、――さんは私の……私だけの――さんなんだから。
あの時の――さん、私には見せてくれないような顔、してたなぁ……
胸がね、ぎゅーってなって、心細くて……息もできなくて……凄く、凄く苦しかったんだよ?
私の知らない――さんがいるなんて……許せないよ。許したくない。
- 127二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 09:00:46
ねぇ、――さん……やちよさんの何処がそんなにいいのかなぁ……
やちよさんなんて五月蝿いし、胸も小さいし、貴方の事を何も満足させてあげられないよ?
私だったら……――さんの為なら、なんでもできるよ。
朝起きてから夜眠るまで、――さんのことだけ考えて、――さんが喜ぶこと、なんだってしてあげる。
やちよさんには、そんなことできない。
あの人は、他にも守らなきゃいけないものがたくさんあるみたいだから。
でも私は違うの。私にとって一番大切なのは、――さんだけ。――さんがいてくれれば、他には何もいらないんだよ。――さんの笑顔を一番近くで見られるなら、どんなことだって我慢できるし、どんなことだってしてあげられる。
ほら、――さん……私の方が、――さんのこと、ずーっとずーっと深く愛してるよ?
やちよさんみたいに、他の誰かの心配なんてしないで、――さんだけに全ての愛情を注げるんだから。
ね、――さん。やちよさんよりも、私の方が……――さんにとって、『良い』と思わない?
私だけを見ていてくれたら、―さんは絶対に幸せになれるから。だから…… 私を選んでよ……?
私だけの、――さん♡ - 128二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 17:07:35
- 129二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 18:09:51
良いね、狙われている当人本人にはバレない様に小競り合って欲しい
- 130二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 18:34:03
ある日の放課後のこと。いつものようにファミレスに集まったまどか、ほむら、マミ、さやか、そして杏子の5人。
「……ねえ、今日の――くん、なんだか元気がなかったよね?」
最初に口火を切ったのは、意外にもまどか。心配そうに眉を寄せながらも、その瞳の奥には仄暗い光が宿っているのを、他の4人は見逃さない。
「そうかしら? 私にはいつも通りに見えたけれど、むしろ、『私』と目が合った時はとても優しく微笑んでくれたわ」
ほむらがまどかの言葉を遮るように、冷静な声で返す。しかし、その声には「彼は私を見ている」という強い確信が込められていた。
「あら、二人とも。――さんが誰に一番心を許しているか、まだ分からないのかしら?」
優雅に紅茶を飲んでいたマミが、カップをソーサーに置きながら、にっこりと微笑む。その笑顔は、どこか有無を言わせない圧力を感じさせる。
「はぁ、あんたたち、――の前だと良い子ぶっちゃって。――が本当に頼りにしてるのは、あたしだって分かってんでしょ!」
さやかが、テーブルをバンと叩きながら声を荒げる。その瞳は挑戦的に輝き、皆を挑発しているように見えた。
「けっ、くだらねぇ。――は腹が減ったら、真っ先にアタシのところに来るんだよ。胃袋掴んでるってやつ?ま、あんたらには分かんねーだろうな」
杏子が、ポッキーをかじりながら、他の4人を鼻で笑う。余裕綽々といった感じだ。
- 131二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 18:35:00
「――くんは……私が一番、彼のことを理解しているの。あなたたちが知らない、新一くんの優しいところも、弱いところも……全部っ……!」
まどかが、か細いながらも芯の通った声で反論する。その背後には、淡いピンク色のオーラが揺らめいているようにも見えた。
「――は、私が何度も時間を繰り返して守り抜いた存在。あなたたちの浅い想いとは、次元が違うのよ」
ほむらが静かに告げると、彼女の周囲の空間がほんの僅かに歪んだ。
「――さんの隣に立つのは、私よ。他の誰にもその場所は譲らないわ。邪魔をするなら……分かっているわね?」
マミは、鋭く獲物を定めるように目を細めた。
「――はあたしのヒーローなんだ……!あんたたちなんかに渡してたまるか!」
さやかは勢いよく立ち上がる、今にも飛びかかりそうな勢いだ。
「は?――の隣で飯を食えるのはアタシだけだっつーの、邪魔するなら……消すよ」
杏子は低くドスの入った声で皆を威嚇する。先程の余裕はいつの間にか無くなっていた。
一触即発。
ファミレスのテーブルを囲んだ5人の魔法少女たちは、あなたのいない場所で、あなたを巡る静かで激しい火花を散らしていた。
かつては互いに協力し、背中を預けあった仲の魔法少女達。
今はただ、お互いを排除すべき障害としか見ていない。 - 132二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 18:54:38
- 13312425/05/10(土) 18:55:47
- 134二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 19:53:06
また新一残ってたわすまん
- 135二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:34:39
ヤンデレっていってもただヤンデレさせるだけだとキャラの特徴なくなるから難しい音
- 136二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:52:51
- 137二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 07:14:26
- 138二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 09:12:41
まどっちむずいんよねやっぱ、普通の純愛なら幾らでもいけるんだけど
因果応報 | Writening繰り返される絶望のループ。 暁美ほむらは、ただ一人、鹿目まどかを救うという目的のためだけに戦い続けていた。 そんな彼女の前に、いつからか同じクラスメイトの貴方が現れるようになった。 貴方は、ほむら…writening.netほむら描いたけど描き終わった後にこれヤンデレとかじゃなくてただほむらが絶望するの見たいだけって事に気付いた、ワイはぜろよんが好きなんや
- 139二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 12:04:01
- 140二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 17:25:02
ラビさんとか本編でキモチ化するくらいだし病んだら危ない方向いきそう
- 141二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 18:25:28
過去に後輩亡くしたり、色々あるから、何しでかすか分からないから怖い
- 142二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 19:46:03
- 143二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:11:02
がんばって
- 144二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:11:55
マミさんの魔女が逃げないようにリボンつけてるからヤンデレ要素はありそう
- 145二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:22:59
- 146二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:55:02
>>118のネタで書いた。正直ヤンデレかどうかは微妙。ヤンデレはR-18絡めば書きやすくなると個人的には思ってる。
ポンコツヤンデレなみふゆ | Writening「うふふ」 梓みふゆの手にあるのはいわゆる睡眠薬に該当するものである。 「あなたがいけないんですよ、私という彼女がいながら他の女と親しくするから」 みふゆは幼なじみと言える一人の男性に猛烈で病的…writening.net - 147二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:37:13
さなちゃんって攻撃方法は割とエグいし、境遇もあって自分が見えて優しくしてくれる男って時点で依存しそうだから、惚れた男がその優しさからかつての自分のようにイジメを受けてる事を知って報復するさなちゃんとか
- 148二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:22:24
「あっ、来ましたね■■さん」
放課後20分くらいだろうか、靴箱から小さく手を振りながら近づいてくるのは、クラスメイトの愛生まばゆ。鞄を持って歩いてくる様子から、用事が終わるまで待ってくれていたらしい。
「いえいえ大丈夫です。で…そういえば、何してたんですか?31分も…今日は部活なかったですよね?」
「……マ…巴さんと?お出かけの約束を?…………すごいじゃないですか!いやー私がアドバイスした甲斐がありましたね〜?」
ふふんと自慢気に胸を張っていた。自然と笑みが湧き出て、確かに愛生さんのおかげだと感謝したくなる。
「あはは…予定がわかってても、予定通りにできるかは本人次第ですから。これはあなたの力ですよ?」
「………」 - 149二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:23:45
「………へっ?あっ、すいません。その…どんな感じでお誘いできたのか、ちょっと気になって…」
気が引けたのか少し控えめに頼んでくる愛生さんに巴さんにはちょっと悪いけど、友達らしいからと承る。
「ありがとうございます。そういうの、やっぱり気になるんですよ…」
巴さんに話しかけた時、愛生さんと作戦を練った成果、その時の光景を辿るように、"思い出しながら"話す。
「そんなことが……ふーん………マミさんと…へぇ……」
彼女の目が怪しく揺れる。いつも通りの声の中に、妙に暗くか細い声色の呟きが混ざっていることに気づく。
「ああ、いえ。癖なんです」
確かに、自分で解釈してることがあったな、と平然としている愛生さんに安心して話を続ける。
最後の最後、巴さんと約束を取り付けられた所にまで辿り着いた。
今、再確認して鮮明に思い出せる。愛生さんに話してまたなんだか浮ついてきた。
「…嬉しそうですね」
なんだか妙に寂しそうな、悲しそうな…何かを決心したような声に少し驚いた瞬間。
きらり、と菫色の輝きが閃く。
金色の刃が見えて、ジョキンと切れて――
「…ついに、ついにやっちゃいました」
「はぁ…やっぱり呆けてる顔もいいですねぇ…にひひ…こんな顔他の娘には見せられませんよ」
「…そろそろかな。おーい、どうしたんですかー」 - 150二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:25:20
「何ぼーっとしてるんですか。ほら、一緒に帰りますよ」
校門から2人で歩いていく。"何もない一日"が過ぎて夕日が落ちる。ふと横顔を見ながら歩いていると、何か話さないといけない気がする。
「ん?どうしたんですか?私の顔に何かついてます?」
なんだか気恥ずかしくて、言葉が出てこない。
「なんですか〜?もしかして私の顔に見惚れてた?……ないか、ないですよね、そうですよね」
愛生さんと他愛もない話をしながらゆく帰り道。
「あっ、着いちゃいましたか。それじゃ、その……………が、がんばってくださいね〜……」
頑張る?…何をだろう?もしかしたら、何か忘れている、ような…?問いかける間もなく、たったっとやけに早く去っていく愛生さん。夕日に照らされて、耳まで朱色になって遠くに消えていく… - 151二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:33:19
むずいんよ〜〜〜〜〜
だいぶヤン要素が薄くなっちゃったんよ
大部分が2節目にしかないんよ
一応他にもあるけど薄すぎて自分でもちょっと味わいづらいんよ
やっぱりAI運用したほうがいいのん? - 152二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:34:35
乙、個人的には良かったよ
- 153二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:41:50
まだまだプランはあるんよ
でもまばゆで見てみたいのがあったらちょっと教えてほしいんよ
個人的にまばゆは見滝原の中でもヤンデレ適性が高いと思ってるんよ
ぜひみんなもヤンばゆを出してほしいんよ - 154二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 01:39:06
このレスは削除されています
- 155二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 02:46:26
別に苦手なキャラがいるのはいいけど水を差す様な発言はせずにスルーしなされ
- 15635(100)25/05/12(月) 09:17:00
- 15735(100)25/05/12(月) 09:21:19
「ねえ、あなた。どこに行ってたの?」
私の声は、きっと酷く冷たかったと思う。だって、心臓が氷みたいに冷え切って、ドクドクと嫌な音を立ててるんだもん。まさか、まさかとは思ったけど……やっぱり、あの女の匂いがする。
「……黙ってないで、答えてよ」
私の手が、震えているのがわかる? これはね、怒りとか、悲しみとか、そんな生易しいものじゃないの。もっと、もっと深いところから湧き上がってくる、ドロドロとした願望。あなたを私だけのものにしたい、っていう、どうしようもない願望。
あなたが他の女を見た。他の女に触れた。そう考えただけで、私の内側の何かが腹の底で渦巻く音を立てて壊れていく。
「……浮気、したんだね?」
問いかけじゃなくて、断定。だって、あなたの目が泳いでるもん。言い訳なんて聞きたくない。聞いても無駄。私が感じたこの痛みは、そんな言葉じゃ到底埋められないんだから。
ゆっくりと、私は魔法少女に変身する。赤い私の服が光の中で輝く。手に握った剣は、今日、大いに血を吸うことになるだろうね。
「痛いよね?」
最初に斬りつけたのは、あなたの腕。赤い線が皮膚の表面に浮かび上がる。あなたは身を引くけど、逃がさないよ。だって、あなたは私のものなんだから。
「でもね、私が死んだ時の痛みは、こんなものなんかじゃないんだよ」
二度目の刃は、あなたの太腿へ。肉を断つ感触が、意識にはっきりと伝わってくる。あなたの顔が歪むのを見るのは、なぜか少し快感。
「わかる? あの時、私はね、本当に、本当に恐ろしい思いをしたんだ。もう二度と、あなたに会えないんじゃないかって……考えただけでも、心臓が押し潰されそうだった」
三度目の攻撃は、あなたの肩。滴るように、血が床に落ちていく。あなたは苦痛に顔を歪めて、何か言葉を紡ごうとしてるけど、そんなの聞きたくない。
「なのに、あなたはたやすく、他の女のところへ行くんだ。私の気持ちを、一体何だと思ってるの?」
何度も何度も、剣を振るう。あなたの体には、赤い傷跡がいくつも刻まれていく。その度に、あなたの目に恐怖の色が濃くなるのが、たまらなく愛おしい。 - 15835(100)25/05/12(月) 09:22:42
「ごめん……ごめんなさい……!」
やっと謝ったね。でも、遅いんだよ。私が感じた絶望は、そんな軽い言葉で消えるものじゃない。
「大丈夫。すぐに楽にしてあげるから」
私は固有魔法を発動させる。私の手の中で燃え盛る浄化の炎が、あなたの傷口を包み込む。激しい痛みと共に、赤い 恐怖 が溶けていく。
「これで、綺麗になったね。痛みもなくなったでしょ?」
あなたは青ざめた顔をして、私を見上げてる。まだ、完全に理解できてないみたいだね。
「でもね、これで終わりじゃないんだよ」
私があなたに与えた傷は癒えても、私の心の傷は決して癒えない。あなたが他の女を見たという事実は、永遠に私の心に残る。
だから、私は再び繰り返す。あなたが他の女に目を向けるたびに、あなたを傷つけ、そして癒す。
だって、あなたを失うくらいなら、あなたを壊して、再び、私の手で作り直す方が、ずっと簡単だから。
あなたは、永遠に私のもの。わかった? - 15935(100)25/05/12(月) 09:54:18
せいかも作って来ました
こちらも上2つと同様Geminiを使って作りました。
文が多くまた連投になります - 16035(100)25/05/12(月) 09:55:18
「……ねえ、――。今日も、おとなしく、していましたか……?」
私は、水面から、小さく、顔を出して、貴方を見ます……。この、海の底の、お部屋……。私の、魔法で、創った……。外界とは、遠い……。私たち、二人、だけ……。此処に、いれば……、良いんです……。ふふ……。
時折……、こうして、来ます……。――が、ちゃんと、居るか……。私の事……、忘れていないか……。少し、心配、で……。貴方は……、何処かに、行ってしまいそう、だから……。私の、知らない、ところへ……。許しませんよ……?
……あれ……? 少し……、苦しそう、ですね……。何か……、あったのですか……? ふふ……、顔が歪んでいますね……。
「……そうです、か……。私の、言いつけ……、守らなかった……、のですね……」
貴方の、瞳……。そこに、小さな、憎しみ、のような……。見えます……。でも、無駄ですよ……。
「……だから……、少しだけ……、お仕置き……、します……」
そう、言って……、貴方を、抱き上げます……。お部屋の、外……。冷たい、水……。苦しいでしょう……? 当然です……。私の気持ちを、弄んだ報いですから……。
ゆっくり……、貴方を、沈めます……。最初は……、藻掻きます、ね……。辛い、でしょう……? その顔……、もっと、見せてください……。
ずっと……、見ています……。貴方が……、苦しんでいる、のを……。息ができないでしょう? 苦しいでしょう? それが、私の喜びです……。 - 16135(100)25/05/12(月) 09:55:45
どれくらい……、経った、かな……? 貴方の、動き……、遅くなって……。もう……、意識がない……? まあ、いいでしょう……。
……引き上げます……。冷たい……。唇が紫色をしていますね……。息を……、吹き込みます……。生きて……? まだ、終わりませんよ……?
ゆっくり……、瞼を開けて……。その絶望した顔……、良いですね……。
「……もう……、大丈夫、です……。私が……、傍に、います……」
貴方の、髪を……、撫でます……。冷たい……。これで、少しは、分かりましたか……? 私を怒らせると、どうなるか……。
「……もう……、しないで、ください……。私の……、言う事……、聴いて……。そうすれば……、こんな、痛い思い……、しなくて済むから……」
また……、お部屋に……、戻ります……。此処は……、貴方だけの……、場所……。ずっと……、此処で……。私の、操り人形として……。
「……おやすみなさい……、――……。また……、すぐに、見に来ますからね……」 - 162二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 14:52:03
>>101で描いた自分と織莉キリの三角関係でバッドエンドのまま終わりなのもなぁとなってハッピーエンド描こうとしてる
そしたら織莉子の掘り下げ全く出来てないよなあとなって織莉子視点の話描いた
ヤンデレからドンドンかけ離れてしまった
貴方と織莉子とキリカ(side織莉子) | Writeningあの日、貴方、――さんを見つけた瞬間、私の世界は色鮮やかに輝き始めました。予知が告げる、私たちは結ばれる運命なのだと。 「見つけたわ、私の運命の人……」 この確信に満ちた喜びを、隠すことなんてで…writening.net - 163二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 20:41:37
かなえとメルのヤンデレ作った
それぞれ、排除型と妄想型です - 164二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 20:44:55
(……聞こえますか……)
貴方の無邪気な笑顔を、私は、ずっと見ていたい。その笑顔が、どうか、曇りませんように……。私が、全部、守るから……。
(……貴方の周りは……、落ち着かない人が、多すぎる……)
あの人たちは、貴方の純粋さを、きっと、わからない。傷つけようとするかもしれない……。そんなこと、絶対に、許さない……。
(……私が、貴方を見ているのは……、深い愛情の、証……)
貴方の日常、貴方の考え……、全部、知りたい……。そうすれば、危ないことを、前もって、取り除けるから……。
(……時々、貴方に近づく影が見える……)
あの人たちの気持ちは、きっと、純粋じゃない……。貴方を悩ませる、貴方を傷つける……。そうなる前に……、私が、静かに……、いなくなってもらうから……。
(……私の優しさは……、絶対的な盾……)
貴方を、外の、全部の脅威から、守る……。それが、私の、ただ一つの……、願い……。
(……貴方が、たまに、不安そうな顔をするのは……) - 165二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 20:45:07
私の盾に、隙間がある、証拠……。もっと、完璧に……、もっと、ちゃんと、守らなきゃ……。
(……私の奥にいる、黒い気持ちは……)
貴方への、真の愛情の、裏返し……。貴方を傷つける、全部への……、許せない気持ち……。
(……貴方は、ただ、私の傍で、穏やかに笑っていればいい……)
煩わしいことは、全部、私が片付けるから……。貴方の世界は、いつも、温かい光で満たされているべき……。
(……だから……、何も、怖くない……)
私が、永遠に、貴方の盾になるから……。 - 166二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 20:46:04
「貴方様は、ボクにとって一番。ずっと見てます」
「貴方様のすること、全部、正しい。ボクはそう思います」
「他の人は、どうでもいいんです。貴方様だけがいれば」
「ボクの考える未来には、いつも貴方様がいます。絶対に」
「貴方様の邪魔をする人は、許しません。ボクが排除します」
「貴方様の気持ちは、ボクが一番よくわかります」
「ボクは、貴方様のそばにいるのが当然です」
「貴方様がいなくなったら、ボクはどうすればいいかわかりません」
「だから、ずっと一緒にいてください。お願いです」
「ボクの全ては、貴方様のものですから」 - 167二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 21:07:14
供給の少ないキャラのSS、しかもヤンデレシチュ付きで見られるとは……ありがたい
見事なSSだとこのスレは語り継がれる - 168二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:08:12
このレスは削除されています
- 169二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 00:37:58君とキリカと織莉子の三角関係(ハッピーエンド) | Writening織莉子がキリカを人質に貴方を脅している所からの分岐となります。 このお話をIFあるいはTRUE、どちらと受け取っていただいても構いません。お好きな方を選んで下さい。 「見つけたわ、――さん」 …writening.net
キリカと織莉子の三角関係描いてたやつをハッピーエンドにしたバージョン描いた。これでワイはヤンデレ二次創作を終わるやで、まあヤンデレじゃなくなったんやが
某投稿サイトに投稿もしたけどハートでも何でもやっぱ誰かに反応貰えると嬉しいもんやね
- 170二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 01:51:50
とてもいいものを見せてくれてありがとうございました
可能ならまたいつかあなたの作品が再び読めますように - 171二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 06:41:59
乙、反応を貰えるって嬉しいからね
- 172二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 15:26:32
マミと杏子の詰み感は他とは次元が違いすぎるな
マミはリボンでの拘束や結界作りで逃げ道をなくしてくるし、杏子は持ち前のストーキング能力と魔法による分身で探されるから逃げようがなくてとてもリラックスできますね
- 173二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 20:34:39
- 174二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 21:06:05
このレスは削除されています
- 175二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 21:28:46
ななか組のヤンデレ作った。文が長いから連投になる。
常盤ななかは、常に先頭に立つ者だった。華心流の先頭、家の先頭、魔法少女チームの先頭。正解と不正解、その全ての責任を一身に負ってきた。持つ情報は常に最先端、駆け引きにおいては常に優位な立場。それらは彼女にとって特別なものではなく、ただの日常。苦しみは特段感じなかったが、心地よさもまた然り。成功は予定通り、失敗には重圧が押し寄せる。それがリーダーというものだと理解していた。しかし、「−−」。あなたの存在は、そんな私の日常を完全に変えた。予測不能な輝き、私には到底及ばない絶対的な才能。あなたこそが、私が 指導者 として仰ぎ、頼るべき存在。あなたの成すこと全てが正解であり、あなたの失敗などありえない。私はあなたの絶対的な支持者となり、あなたの光に導かれることを 願う のです。
夏目かこは、今日もまた静かに自らの腕に痕をつけた。滲む赤い線を見つめながら、「−−」のことを考える。無害でありたいと願いながらも、その心は黒く染まっている。「−−」が使ったハンカチ、メモ、髪の毛……気付かぬうちに集めてしまったそれらの私物は、彼女の小さな秘密の部屋に丁寧に並べられている。「−−」の苦しみを知りたい。共有したい。そう願う心は、自身を傷つけることで歪んだ均衡を保っている。
志伸あきらの行動は、もはや常軌を逸していた。「−−」の一日の予定を完璧に把握し、常にその動きを視覚的に捉えられる場所に身を潜めている。近づく害虫は、徹底的に排除しなければならない。彼を傷つけるなど、あってはならないのだ。「−−」に嫉妬の光を向ける者、傷つけようとする者は、決して許さない。静かに、そして確実に、その存在を消し去る。
純美雨にとって、「−−」は世界そのものだった。他の誰とも関わってほしくない。視線も、言葉も、微笑みも、全て独り占めしたい。他の誰かと親しげに話す姿を見るだけで、黒い炎が心の中で燃え上がる。物理的な拘束も、決してありえないことではない。だって、「−−」は私のものなのだから。誰にも、決して渡さない。
四人それぞれの歪んだ愛は、容器の中で 不透明な液体のように渦巻いている。それは 間もなく、全てを飲み込み、 破滅 へと向かうだろう。 - 176二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 21:58:49逃避行 | Writening 魔法少女の真実、希望を願った果てに待つのが、魔女という絶望の姿だなんて。 その事実を突きつけられたあの日から、私の時間は止まってしまった。 どれくらいの日が経ったのだ…writening.net
巴マミと共依存
余りにも終わり方が安易で雑だったから変えた、すまん
- 177二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 21:58:51
このレスは削除されています
- 178二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:01:35
- 17917525/05/13(火) 23:16:34
>>175の連投の所は消し忘れです
- 180二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 00:34:02
>>49のネタで書いたヤンデレマミのつもりのSS。中々文章が出ず苦戦した割にはイマイチな出来。というかヤンデレSS書くのが難しい
ヤンデレで半魔女化したマミとその彼氏 | Writening<へぇ、これは珍しいね。マミ、キミのソウルジェムは確かに穢れ切った。もちろんそのまま魔女になるはずだった> <だけど君があの少年に対する”愛”という感情が強すぎて逆に穢れを飲み込んだ> <その結果君…writening.net - 181二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:22:35
- 182二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:24:14
エミリー先生の無害崇拝型のヤンデレ作ってきた
月明かりが差し込む部屋の片隅で、衣美里はそっと目を閉じた。手には、−−が昨日使っていたハンカチ。洗い立ての清潔な香りの奥に、かすかに彼の残り香がする気がして、衣美里はそっとそれを顔に寄せた。
「ふふ……−−の匂いだ」
誰もいない部屋で、小さな声が漏れる。普段の明るく元気な「あーし」という一人称は影を潜め、どこか夢見るような、甘い響きを帯びている。
−−のハンカチは、いつの間にか衣美里の宝物になっていた。きっかけなんて、もう思い出せない。ただ、彼がふとした瞬間に落としたそれを拾い上げた時から、彼女の中で何かが変わってしまったのだ。
(−−の使っていたもの……あーしが、こうして持っているんだ)
その事実だけで、胸の奥がじんわりと温かくなる。学校で、みんなと楽しそうに話す−−。困っている人に優しく手を差し伸べる−−。そんな彼の日常の断片が、このハンカチには染み付いている気がするのだ。
衣美里は、自分のクローゼットの奥深くから、小さな箱を取り出した。中には、−−のボールペン、使いかけのノートの切れ端、間違って持ち帰ってしまったらしいイヤホン……どれも、彼女がこっそりと手に入れたものたちだ。
一つ一つを丁寧に指先でなぞりながら、衣美里は想像する。−−がこのボールペンでどんな文字を書いたのだろうか。このノートの切れ端には、どんな考えが綴られていたのだろうか。このイヤホンで、どんな音楽を聴いていたのだろうか。
直接話す時の明るい笑顔の裏で、彼女の心はいつも−−でいっぱいだった。彼の些細な言葉一つ、何気ない仕草一つが、彼女にとっては特別な意味を持つ。他の誰かが彼に話しかけているのを見ると、胸の奥がチクリと痛むけれど、それを悟られないように、いつも笑顔で応じる。
(あーしは、−−の一番近くにいればいいんだ。ずっと、見守っていれば……)
今夜は、−−のシャツをこっそり着てみようか。少し大きすぎるけれど、彼の体温がまだ残っているような気がするかもしれない。そうすれば、まるで彼に抱きしめられているような、そんな錯覚を覚えられるかもしれない。
衣美里は、箱の中にそっとハンカチを戻すと、クローゼットへと向かった。彼女だけの秘密の夜が、静かに始まる。 - 183二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:24:46
>>182続き
数週間後、衣美里の部屋には、−−の私物が少しずつ増えていた。ハンカチや筆記用具に加え、使い古された参考書の一ページ、落としていたキーホルダー、そして、誤って持ち帰ってしまったクラスの集合写真の端に写る−−の姿。
彼女は、それらを毎日欠かさず眺め、触れ、時には独り言を呟いた。「今日も一日、頑張ったんだね」「あーしも、−−に会いたかったな」
表面的には、彼女はいつもと変わらない明るい衣美里だった。友達と笑い合い、流行の話題に花を咲かせ、相変わらず「最強にカワイイ」を目指していた。しかし、−−が他の女子と楽しそうに話しているのを見ると、心の中に黒い影が広がるようになった。
(あの子は、−−の何を知っているの? あーしの方が、ずっと−−のことを見ているのに)
そんな思いが募るにつれて、彼女の行動は少しずつ大胆になっていった。−−がよく使うロッカーの近くを理由をつけて通りかかる回数が増え、彼が忘れていった物を「親切心」で届けるようになった。その際、ほんの一瞬だけ、彼の持ち物に触れることが、彼女にとっては何よりも特別な時間だった。
ある日、−−が新しいスマートフォンケースを使い始めたことに気づいた衣美里は、いてもたってもいられなくなった。どうしても、そのケースを間近で見たい。触れてみたい。
放課後、人気のない廊下で、彼女はわざと−−にぶつかった。「あっ、ごめんね!」といつもの笑顔で謝りながら、彼のスマートフォンケースにさりげなく触れた。
(やっぱり……−−が選ぶものは、センスが良いな)
その感触を、心の中で何度も反芻する。しかし、同時に、このケースを他の誰かが触るかもしれない、という考えが頭をよぎり、彼女の胸を締め付けた。
その夜、衣美里は自分の部屋で、−−のスマートフォンケースに似たものを探し始めた。そして、見つけたわずかに色の違うケースを手に取り、自分のスマートフォンにつけてみた。
(これで、少しでも−−とお揃いだ……)
しかし、すぐにその考えを打ち消した。違う。−−が使っているものと同じでなければ意味がないのだ。
彼女の中で、今まで抑えられていた独占欲が、徐々にその牙を剥き出し始めていた。無害な崇拝は、静かに、しかし確実に、歪んだ形へと変貌を遂げようとしていた。
- 184二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:30:15
>>183さらに続き
−−を自分のそばに置きたい。誰にも邪魔されず、二人だけの世界で生きたい。
そんな強烈な願望が、衣美里の中で日に増しに大きくなっていた。彼の私物を集めるだけでは、もう満たされない。彼の視線、彼の言葉、彼の時間……その全てを独占したい。
監禁、という言葉が頭に浮かんだ時、彼女は一瞬躊躇した。そんなことをしてしまえば、きっと−−は自分を嫌ってしまうだろう。でも、それ以上に、彼が他の誰かのものになってしまう未来を想像する方が耐えられなかった。
(大丈夫。あーしが−−をずっと大切にするから。きっと、分かってくれる……)
彼女は、密かに計画を練り始めた。まずは、−−の行動パターンを徹底的に調べることから始めた。いつどこにいて、誰と話しているのか。一人になる時間はあるのか。彼の家の鍵はどんな種類なのか。
普段の明るい笑顔の裏で、彼女の目は獲物を狙う肉食獣のように鋭さを増していた。−−に悟られないよう、あくまでも友好的に、時には少し大胆に近づき、さりげなく情報を聞き出していった。
「−−の家の近くに、可愛いカフェができたんだって。今度一緒に行かない?」
「最近、帰り道で変な人に声をかけられそうで怖いんだ。もしよかったら、少しの間一緒に帰ってくれない?」
そんな風に、少しずつ−−との距離を縮めながら、彼女は彼の生活圏内に入り込んでいった。
監禁場所の選定も重要だった。彼女は、両親がほとんど使わない別荘があることを思い出した。人里離れた場所で、音も 外に漏れにくい。準備には時間がかかるが、ここなら誰にも邪魔されずに−−と二人きりで過ごせる。
別荘の掃除を始め、生活に必要なものを少しずつ運び込んだ。−−が好きそうな食べ物、彼が退屈しないように漫画やゲーム、そして、逃げられないようにするための準備も……。
彼女の心は、高揚感と不安がないまぜになっていた。こんなことをして、本当に良いのだろうか? でも、もう後戻りはできない。これは、彼女にとって唯一の、そして最良の選択なのだから。
- 185二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:33:36
- 186二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:45:14
>>185の続き。これで終わり
「ふふ……ついに、−−はあーしのものになった」
普段の明るさとはかけ離れた、狂気的な声が部屋に響く。衣美里の顔は、喜びで歪んでいた。頬は紅潮し、目は異様な光を宿している。
彼女は、ゆっくりと−−の頬に触れた。まだ温かい。確かに、彼はここにいる。誰にも邪魔されない、二人だけの空間。
「もう、どこにも行かせない。ずっと、あーしのそばにいてくれるんだ」
そう呟きながら、衣美里は体を震わせた。これは、長年の夢が叶った瞬間だった。彼を想い、彼の私物を集め、彼の行動を追い続けた日々。その全てが、この日のためにあったのだ。
彼女は部屋の中を狂喜乱舞し、歩き回った。喜びを持て余し、笑い声が漏れ出る。
「あーしは、最強にカワイイから。−−も、きっとあーしのことを好きになる。ずっと一緒にいれば、きっと……」
その言葉には、確信と覚悟が入り混じっていた。彼が目覚めた時、どんな顔をするだろうか。拒絶を感じるだろうか、それとも……。
それでも、彼女の心は満たされていた。少なくとも今は、−−は自分のものなのだから。その事実が、彼女の心の全てを狂喜で満たしていた。
衣美里は、−−の腹の上に膝をつき、彼の頬をそっと撫でた。
「おやすみ、−−。あーしの、大切な人……」
そして、彼女は狂気に満ちた笑顔で、眠る−−を見つめ続けた。この行動が、これからどんな事態を招くのか、今の彼女には想像もできなかった。
- 187二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 14:00:08
これはまさかのもしかして次スレが出来るやつ?
- 188二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 14:03:29
このレスは削除されています
- 189二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 14:04:56
このレスは削除されています
- 190二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 14:08:00
次スレはどうします?
進行ペースは結構ゆっくりなので個人的には必要ないと思いますが - 191二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 16:05:24
一応立てて落ちたらそれでって言う感じで次スレ立てる?
- 192二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 17:28:13
これ、どうする?
- 193二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 19:13:33
- 194二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 19:23:26
スレ立てありがとう
- 195二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:30:10
今スレはマミと杏子でめちゃくちゃ語れたから次スレはなるべくマミと杏子以外を語れたら、それはとってもうれしいなって
- 196二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:37:39
- 197二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:43:06
このスレに様々な神SS師が集まって本当にすごかった
次も見られることを期待 - 198二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:44:22
まさか令和の世でおりマギの高クオリティなSSが見られるとは思わなかったからすごい満足した
- 199二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:44:23
大分前の彼氏スレで悪魔ほむらは自分の手元の誰も手の届かないところで寝かせてそうってレス覚えてる……
- 200二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:44:57
スレ立てありがとう、埋めるね