ニャアンの盾になりたい(なった)(完全妄想11)

  • 1二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 22:55:02

    これは、1人の少女の傷から盾になった若きMS乗りのお話。

    ※このスレは『(完全妄想)ニャアンの傷になりたい』の続きです。

    元々はニャアンに恋した1人の連邦軍スパイのMS部隊特務隊員による傷になりたいスレだったものがあにまん民達の神の一手で生存ルートを切り開き奇跡的に生き延び、本編後世界でニャアンとジャンク屋をやったりデートしたり事件に巻き込まれたり戦ったり、時にはライバルと共に辛い過去を乗り越えたりもする結構ハッピー寄りな物語空想まとめとなってこのスレに至ります。

    遂に始まった本編よりも先に地球に行ったり本編でどうなってるかわからぬ人々も出てたりしてますが一緒に物語を空想して楽しんで頂けたら幸いです。


    ↓初代スレ

    (完全妄想)ニャアンの傷になりたい|あにまん掲示板普段はスラム街のジャンク屋の兄ちゃんとしてニャアンに合法的な商品運んできて貰ってお得意さんとして顔馴染みでありたい「今度デートしようぜ!!」ってヘラヘラ笑いながら手を振って見送って、困った顔になって欲…bbs.animanch.com

    ↓前スレ

    ニャアンの盾になりたい(なった)(完全妄想)10|あにまん掲示板これは、1人の少女の傷から盾になった若きMS乗りのお話。※このスレは『(完全妄想)ニャアンの傷になりたい』の続きです。元々はニャアンに恋した1人の連邦軍スパイのMS部隊特務隊員による傷になりたいスレ…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 22:57:45

    登場人物
    ジュン・ファンボイ
    サイド6コロニーの繁華街でジャンク屋をしている青年。陽気かつ気さくな性格をしており、合法の機械整備部材を配達してくれるニャアンに対して何度もアプローチしている。軟派に見えがちだがニャアンに対する想いは真剣で、何かと彼女に接し、悩みを聞いているうちに信じて貰えるようになる。
    しかしその正体は地球連邦軍MS特務隊に務めるコロニー6潜伏隊員。上層部からの指示を受けて戦争犯罪者や敗残兵崩れのテロリストなどの抹サツを務める、いわば軍人にとってのコロし屋。後述のブルキャノンを駆り、既に相当の数の危険因子の始末を遂行している実力者。任務時は上記の性格が嘘のようにどこまでも冷酷に任務を遂行する活躍から、内部の人間に『公爵家の蒼い騎士(ノーブルブラウリッター)』の名で恐れられている。
    かつてのコロニー落としで両親と妹を失いスペースノイドへの怒りから連邦軍へ入隊、MS操縦の才能を認められ特務隊に配属され、そのままサイド6のスパイとしてコロニーを訪れる。しかし実際にコロニーで生活をしていくうちに生きていれば妹と同い年のニャアンに出会い、宇宙でも一生懸命に生きている命がある事を痛感。ニャアンへの想いが強くなっていき今の自分が本当に正しい事をしているのか悩むようになる。
    紆余曲折あってニャアンとの初めてのデートを約束した直後に上層部からの命令でジークアクス及び赤いガンダムの破壊命令を受け、クランバトルを装った作戦行動を開始、特務隊の仲間達と彼の上官である指揮官と共にジークアクス達に挑むが、コロニーを巻き込む指揮官のやり方を目の当たりにして反旗を翻し、緊急発進した エグザベ君も味方に加えて連邦軍を迎撃。
    激戦の末コロニーに突っ込み見せしめにニャアンをコロそうとした指揮官の猛攻を身を挺して防ぎ戦タヒ…したかに見えたがブルキャノンの重装甲と咄嗟の判断が相まって奇跡的に生存。
    コロニーの被害を最小限に留めた功績で恩赦を受けて釈放され、現在はニャアンと一緒にジャンク屋をしつつ、刑務作業として愛機のブルキャノンと共にサイド6の治安維持活動に努めている。
    日系とベトナム系のハーフであり、名前のジュンは漢字の『盾』、ファンボイはベトナム語で『反逆者』を意味している。

  • 3二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 22:58:24

    ブルキャノン
    連邦MSの中でも一際発達したキャノン系の技術と01ガンダムをベースとした連邦としてのガンダムの技術を複合して新たに設計された最新鋭の重武装MS。
    モチーフはブルG。
    ジオン製のガンダムに対抗すべく連邦の技術力を注ぎ込み作り出されており、上層部は次期量産化も視野に入れた上での実践データ回収の為の試験機を特務潜入隊のジュン・ファンボイにこの機体を託した。
    キャノン系とガンダム系を複合した新型の重装甲に加え凶悪さを感じさせるガンダムヘッドを搭載しており、従来のキャノン系よりも威圧感を出しつつも白と青のカラーリングによってどことなくヒロイックな雰囲気をも醸し出す。
    主な武装はライフルブレード(高出力ビームサーベル内蔵型ビームライフル)、ビームサーベル、ヘヴィシールド(実体刃フレーム、二連装バズーカ内蔵シールド)、両肩部ビームキャノン砲、胸部両脇多連装ミサイルポッド。
    高火力の射撃兵装による射撃戦は勿論、重武装重装甲でありながら背中のパワードブースターによる加速によって高い機動力を発揮し、搭乗者のジュンは射撃兵装で敵を翻弄しつつブレードまたはビームサーベルのビーム刃と盾の実体刃を駆使した二刀流で仕留める戦法を最も得意としている。
    エル・サルバトーレ・コアとの戦闘でニャアンを庇って中破するがイズマ・コロニー繁華街市長の指示で修繕され、彼の刑務作業で軍警察配下で活動したり平和公園でオブジェになったりとコロニーで親しまれるようになる。
    2度目の連邦軍の攻撃の際ブルキャノンⅡとの戦闘で更に中破するが、市長が秘密裏に進めていた強化改修計画によりブルキャノン・ブラウリッターへと生まれ変わる。

  • 4二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 22:59:04

    ブルキャノン・ブラウリッター
    ブルキャノンⅡα及びβとの戦いで損傷したブルキャノンをサイド6市長の指示によりジュン・ファンボイ専用の最適化改造を施して強化した高速機動戦対応型重武装MS。
    機体本体の形状は殆ど従来のブルキャノンと変わり無く青と白がベースのヒロイックな配色だが、高速機動に適応する為に装甲の一部分が流線的になっており、パワードブースターの代わりにエル・サルバトーレのメインブースターのデータを流用して作られたハイパワーブースターを装備する事によって基礎機動力が上昇。駆動系にもジュンの白兵戦技術に適応しうる最適化が施された。
    武装面ではライフルブレードとビームサーベルが出力を強化したライフルブレード改とビームサーベル改へ、ヘヴィシールドは小型ブースターと伸縮ウイングを内蔵され手動遠隔操作が可能となり二連装バズーカを外して弾速を強化された二連装カノン砲を搭載したエアロシールドへと改修され、ジュンが得意とする白兵戦武装の強化に加えて盾投げから遠隔操作でより三次元的な派生攻撃や連携補助が出来るようになった。
    また、キャノン系最大の特徴である両肩部キャノン砲はハイパワーブースターと連結する事によって起動する後述の『リッターモード』によりエネルギーをブースターの加速燃料にする事によって既存のフルアーマータイプを遥かに上回る圧倒的な機動力を会得する事に成功した。
    怒りの為に敵を撃つのではなく、コロニーに浮かぶ造られた青空の輝きを守れるように、そこで暮らす最愛の人を守れるようにという願いを込め、そしてかつての忌み名である『青の騎士』を背負う覚悟を込めてジュン自身がブラウリッターという名を与えた。

  • 5二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 22:59:34

    武装一覧
    ・ライフルブレード改
    近接戦闘能力を強化されたブルパップ式ライフルブレード。
    内蔵された高出力ビームサーベルの出力を更に強化し、最大出力でMAの大型ビーム兵器をも真正面から受け止めて焼き切る事も可能な程の出力を発揮する。

    ・ビームサーベル改
    既存の武装を強化改修したビームサーベル。出力調整の幅が既存のサーベルより広く、最大出力で高出力ビームサーベル並の火力を発揮する事が出来る。

    ・エアロシールド
    ヘヴィシールドの改良型装備。投擲の瞬間に取り付けられた小型ブースターと伸縮ウイングを起動させ、投擲後リモート操作で突進や二連装カノン砲の高速射撃を活かしたビットのようなより三次元的な立体攻撃を仕掛ける事が出来る。また、元々ジュンが得意とする剣と盾の二刀流に用いる際にも相手の防御の瞬間にブースターをふかせて速度と威力で相手のガードを打ち抜くなどの使い方も出来るようになった。

    ・両肩部キャノン砲
    伸縮式両肩部キャノン砲。ハイパワーブースターに連結する事でビームエネルギーをブースターに回す事で更に加速する事が出来、その際にはブースターの炎と特殊なビームエネルギーが混ざる事で放出される青い炎がマントのように広がる。この状態は『リッターモード』と呼ばれ、機動の軌跡に残像を作り出す程の速力を発揮する。また、青い炎を操り後方からの攻撃を迎撃、或いは白兵戦中に急旋回する事で炎の軌跡で相手を焼き切る事も出来る。因みにリッターモードを起動しない通常の状態はキャノンモードと称されている。

    ・多連装ミサイルポッド
    胸部両脇に搭載された多連装ミサイル。オールレンジ攻撃対策で射出速度とホーミング性能が強化されている。

  • 6二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:00:24

    この時空における本編キャラ達

    ニャアン
    (本編では扱わないのかもしれないが)合法的な機械パーツの配送を通じてジュンに出会う。
    初めは難民の自分にやたら接してくる兄ちゃんを不思議に思う程度であったが、合法の販売ルートの提供や困った時に相談に乗ってくれるジュンに次第に心を開いていき、本編後半では兄ちゃんのジャンク屋でのお手伝いを始め、違法パーツの販売などからは足を洗った。
    本編後は改札の前で車椅子に乗ったジュンと再会して笑い泣き、エル・サルバトーレ襲撃で半壊したジャンク屋の立て直しを手伝いつつ、本格的にジャンク屋のお手伝いに転職する事になった。
    尚、クラバなんてまともな奴がやることじゃないという考えは一貫しており、お金が必要でこっそり修繕したブルキャノンでジュンがクラバに参加した時は夫のキャバクラ通いを知った妻レベルでジュンを締め上げており、この時ばかりはジュンも頭が上がらなかった。
    前スレの地獄を乗り越えてジュンに想いを伝え、2度目の連邦軍戦に伴い連邦軍とのクランバトルに挑む事になったジュンと共に戦う為、イズマ・コロニーの新型MSガンダム・オイランゼンに乗り込む事を決意する。

    マチュ&シュウジ
    連邦軍の任務で破壊対象だった赤いガンダムと最新型のガンダムのパイロットだったが、終盤までそんな事を知らずに仲良くなってしまった二人組。
    本編後は2人にブルキャノン修繕の為のパーツ集めを手伝って貰っており、後々それがニャアンにバレて3人+修繕案通した演歌のおっちゃん+設計図を流した看守のおっちゃん共々仲良く怒られた。
    本編での試練を乗り越えて現在はサイド6名物の恋仲になっており、ジオン公認でジークアクスと赤いガンダムの試験パイロットになった。

    エグザベ
    本編中1番スパイのジュンと交戦している、ある意味ジュンのライバル。
    機動力と反応速度に特化したXカスタムを操り、火力と馬力を極めたブルキャノンを相手にさながらサイコザクVSフルアーマーガンダムのようなタヒ闘を何度も繰り返した。
    お互い互角の実力でタヒ闘を繰り返した結果それぞれの技量が飛躍的に上がり、この経験値のおかげでジュンはエル・サルバトーレ戦での戦タヒを免れているため、ある意味命の恩人である。
    本編後はコロニー6で互いに正体を知らぬまま生身で出会い、なんやかんや仲良くなる。

  • 7二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:01:07

    ガンダム・オイランゼン
    サイド6にて独自開発されたガンダムタイプ。
    形状はジークアクスに極めて近いものの外装フレームが軽量化に伴い一際細く、カラーリングは黒紫が基調となっている。
    『MAV戦術におけるブルキャノンとの連携』に特化して作られており、ブルキャノンが苦手とするオールレンジ攻撃や特殊弾及びジャミングの無効化、力押しの白兵戦で生じる僅かな隙を埋めるピンポイント攻防を得意とする。
    しかしこの機体の最大の特徴は武装よりもエル・サルバトーレの擬似サイコミュを基礎として作られた全く独自の制御補助システムにある。ブルキャノン試作1号機のパイロットであるジュン・ファンボイの戦闘データを組み込んだ戦闘補助機能は乗り手によって性能が大きく変化してしまい、優れたパイロットやニュータイプでも特定の適性が欠けている場合独自の兵装が全く使い物にならないという乗り手を選ぶ仕組みになっている。サイド6MSパイロットに対して行われた適正試験によって判別した平均適性率が25%を下回る程に低い中、ジュンと共に苦難を乗り越えて来たニャアンは適性率98.9%という驚異的な数値を叩き出しており、ジュンとの連携によって数字以上の機体性能を引き出す事に成功した。
    機体名のオイランゼンはベトナム語のオイ・ラン・ゼン(隣人)から来ており、ジュンの隣で戦う事を決めたニャアンが名付けた。

  • 8二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:01:35

    武装一覧
    ・ヒートシミター
    歪曲した細身のヒートソード。
    細身ながらもかなりの強度を誇り、刺突によるピンポイント攻撃や相手の防御をすり抜けるスナップを効かせた斬撃など、テクニカルな白兵戦を行う事が可能。

    ・リトルシールド
    ジークアクスの盾を一際小さくしたような小型の盾。
    ヒートシミターとの併用を前提に極限まで軽量化されており、更には後述のペタルビットを連結して実体剣として扱う事によってブルキャノンのような剣と盾の二刀流を可能にする。

    ・ペタルビット
    腰回り後ろに4機、背部スラスターに4機搭載された合計8機の小型シールドビット。腰に搭載されている時には追加ブースターとして使用可能。いずれもやや縦に長い紫色の水晶のような六角形の形状をしており、中央のブースター付きの黒いフレームに内蔵された擬似サイコミュとマニュアル操作の併用で一枚一枚が自在に宙を舞う。
    紫色の水晶を思わせる特殊金属は純粋な物理強度が極めて高く単体でも自在に操れる盾となり、場合に応じては遠距離の対象を切り裂く剣にもなり得る。
    更にはビットそのものがビーム、電撃、ジャミング機能などのあらゆる障害に対して高い耐性を誇り、複数のビットでフォーメーションを組む事で攻撃を受け止めるバリアフィールド、ビームを反射するリフレクトフィールド、ホーミング機能を無力化する電磁波を生成するジャミングフィールドなどを展開出来、ブルキャノンが不得手とする広範囲からの波状攻撃や特殊兵器の影響を防ぐ事を可能にしている。
    また、ニュータイプのオールレンジ攻撃に対してもブルキャノンと連携する事によって放ったビームをリフレクトフィールドで反射、拡散して攻撃の1発1発を撃ち落とすような超波状迎撃ビームを放ち圧倒的な制圧力を誇る。
    武装名のペタルは「花びら」を意味している。

  • 9二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:08:08

    ライラ・ミラ・ライラ
    反連邦勢力の主力であるベトナム軍所属のMSパイロット。かつては連邦軍に所属していたが、敗戦後同じ地球圏への無差別な侵攻と搾取を行う統一機構に愛想を尽かして連邦軍を辞職した。連邦軍所属時代から口の聞き方で上官に疎まれていた反面さっぱりとしながらも面倒見のいい性格故に部下達からは信頼されており、ベトナム軍でも部下達からは「あねさん」と呼ばれて慕われている。
    連邦軍辞職の際に中将閣下から最後の仕事として強襲揚陸艦ロード・ノアをベトナム領の無人島に隠す事を依頼されており、辞職後も中将への義理から部下達と共にロード・ノアの整備をしており、中将からの連絡があればいつでも動かせるようにしていた。
    統一機構に狙われる身となったジュンとニャアンを中将閣下領に届ける為、並びにロード・ノアを返却する為にジュン達を乗せて古城を目指す事になる。
    ロード・ノアの臨時艦長を務め、有事の際には愛機のガルバルディ改と共に出撃する。
    
    ヘリス
    ライラの部下の1人。縦横に大柄で気は小さい。
    整備士兼通信士。

    アグラ
    ライラの部下の1人。中肉中背で真面目。
    副艦長兼オペレーター。

    ガレス
    ライラの部下の1人。小柄で喧嘩っ早い。
    操舵師。

    ロン
    元統一機構内通者。内側から統一機構を変える為に武功目当てでジュンと戦うが敗北するも、その志を中将閣下の元で活かしたいと考えたジュンに誘われて旅に同行。
    クルー内では最年長の頼れるベテラン。

  • 10二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:08:54

    ジェリド・メサ
    地球連邦軍所属統一機構所属のエースパイロット。ジュンとは同僚であり、出会い方こそ最悪だったものの真正面からぶつかり合った事で互いを認め合い肩を並べて修羅場を潜り抜けた戦友でもある。
    ロード・ノアによるジュンとニャアンを阻む為に地球横断を阻もうとする統一機構によって友人のカクリコン、恋人のマウアーと共に刺客としてホーチミンへ渡来。統一機構最新鋭の黒いガンダムに乗ってジュンと互角の戦いを演じる。
    連邦からガンダムが盗まれた関係から本来の次元より若い段階で戦場に駆り出され、その時点で失言によりジュンにぶん殴られるトラブルや44バンチの悲劇と呼ばれる事件、その他様々な修羅場を潜り抜けた結果本来の時空よりも早く人間的に成長しており、常にバイアランに乗ってハマーンの戦艦を追い詰めた時並みの実力を発揮出来るようになった。

    ガンダムMk-Ⅱ統一機構仕様
    統一機構によって開発された最新鋭のガンダムタイプ。高い機動力を誇る01ガンダムをベースに機動力、装甲強度、総合火力を飛躍的に強化させた次世代エース機の試作品であり、現在は3機製造されている。
    装甲強化に伴って外見は01ガンダムから大幅に変更され、別次元のガンダムMk-Ⅱとほぼ同じ形になったが、シールドだけが後述の特殊兵装を内蔵する為に既存のものより大型化している。
    武装はビームサーベル、ビームライフル、ハイパーバズーカ、頭部バルカン、各機体専用大型盾内蔵の特殊兵装。ブースターで操作可能な3つの盾を使い分けて連携する事でより高い戦術性を発揮する、力と数を活かす連邦ならではの戦い方を得意とする。

    ジェリド専用シールド
    切先にクローアームが内蔵されており、殴打を防御した相手を掴み、至近距離からアーム中央のメガ粒子砲を叩き込む事が出来る近接戦用シールド。また、シールド内蔵のスラスターが他の盾よりも一際強力。モチーフはバイアラン。

    マウアー専用シールド
    スライドしてロングライフルに変形する遠距離戦用シールド。防御されると強力なプラズマを撒き散らし相手を怯ませる事が出来る。モチーフはフェダーインライフル。

    カクリコン専用シールド
    シールド表面からバリュートを応用した対ビーム防壁を展開する、防御特化シールド。耐熱、耐寒性能が極めて高く、普通にバリュートとして使う事も可能。モチーフはバリュート。

  • 11二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:16:14

    前スレのあらすじ
    ロード・ノアの移動許可申請が通るまでアラビアの港湾都市ムカッラーにある山沿いの民宿に泊まる事になったジュンとニャアン。ちょっとした観光を楽しむ中で迷子の少女の兄を探す事になるが、その子はジュンを悪魔と憎む少年リーフの妹であり、ジュンは彼の言葉によってより深く己が過去にした事の重さを実感して罪の意識を感じるが、ニャアンに支えられてどうにか持ち直す。
    その途中でだいぶいい雰囲気になり危うく一線を越えそうになった途中で武装した男達が雪崩れ込んできたおかげで事なきを得るが、その男達は『嗤う幽霊(ラフィン・ゴースト)』と呼ばれるかつてジュンが殲滅した筈の部隊の首飾りを持っており、更にそれと同時に街中の子供達が所属不明のザク達に攫われる事件が発生する。
    ザク達を追いかけるジュンとニャアンはその途中で同じくザク達を追いかけるジェリドに遭遇、一時休戦して子供達を助ける為手を結ぶ事になるが、敵MS部隊との戦いの最中突如乱入したアッシマー隊がオイランゼンを拘束、更にはジェリドに対してすぐさまブルキャノンを落とすように指示が下る…

  • 12二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:20:52

    (書くのは明日遅くからだと思うけど)11スレ目突入&次回本編5話がニャアンメインになりそうで楽しみな予感とニャアンがキラキラを知ってしまいそうな恐怖心で心の中のジュン兄が寝不足になっております

  • 13二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 00:30:50

    立て乙です

  • 14二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 00:51:42

    新スレ乙です。
    傷から数えて十二代目のスレ…続きましたね。
    あ、あちらの穴埋めにゴップさん劇場突っ込んどきました。
    今回はゲストも豪華ですw

  • 15二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 07:11:24

    >>14

    おかげさまで11(12)スレ目です…!!

    すっかり後半のゴップさんもある意味レギュラーとして定着していただいて嬉しいですw

  • 16二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 11:36:14

    >>12

    ニャアンがニュータイプだった場合ガンダム乗りメインキャラでニュータイプじゃないのジュン兄と指揮官だけになる…(カクリコンはメインと準の間ぐらいの絶妙な塩梅)

  • 17二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 17:42:37

    >>16

    なんならブルキャノンもエル・サルバトーレもガンダムとキャノンのハーフと考えると純粋なガンダムに乗ってるオールドタイプがカクリコンしかいない…!!

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 18:45:36

    前スレの200、断定形じゃなくて疑問形なの草
    クソボケェ…

  • 19二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 19:21:34

    >>18

    ジュンニャアンが旅してる間は古城で待機してるんだろうけどその間に進展があるかというとうん…

  • 20二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:14:22

    北部油田跡地
    …ジェリドは自身の耳を疑った。だが、特務隊用の暗号化された無線音が意味する内容は、何度聞いても同じ意味を含んで鳴り響いていた。
    ジェリド(…このタイミングで…ジュンを撃てというのか…?こんな、最悪のタイミングでニャアンちゃんを鹵獲してまで…)
    だが、そう思う反面ジェリドはこのタイミングこそが最大の好機である事も理解していた。
    今のブルキャノンはリッターモードが使えず、誘爆の危険から火器も使えず、更にはニャアンの身柄をアッシマーが抑えている状態で砂漠戦仕様のMSを相手取るためにジェリドに背中を預けている…綴れば綴る程に好都合な状態だ。
    ジュン「おいジェリド!!無線の続きはどうした!?おい!!」
    盾を構えながら射撃を防ぐブルキャノンの背中はガラ空きだ。いかに重装甲とは言え、背後からビームサーベルで一刺しされて無事で済むMSは殆ど無い。ジュンが仕留められた事にすら気付かず葬り去る事も容易だろう。
    ジェリド「………」
    ジェリドはまるで下手な人形遣いが操る人形のように震える手でゆっくりとサーベルを操る為のレバーに手を伸ばし…

    『それならまぁ…応援してやるよ。宜しくな、ジェリド』

    …次の瞬間、初めて出会い殴り合った後に便所掃除をしながら仲直りの為に握手したかつてのジュンの姿が脳裏に浮かんだジェリドは平手打ちをされたようにハッと目を見開いて咄嗟に盾を操るレバーに手を伸ばし、更には思い切りペダルを踏んでブルキャノンの前に飛び出す。
    ジェリド「俺のフライングアーマーを使え!!地上の奴らは俺が抑える!!その隙にアッシマー隊を!!」
    ジュン「っ…!!ありがとよ親友!!!!」
    オートでブルキャノンの元へ飛んできたフライングアーマーに飛び乗ったブルキャノン目掛けてザメル達は一斉射撃を放とうとするが、それよりも早く斬り込むジェリドの接近によってそれは妨げられ、ザメル達は後方へ飛び退く。
    ジェリド「やらせんぞ…!!貴様らのような屑どもに俺の親友は…!!」
    目の前のMS達に、そして今も尚響く無線に向かって吐き捨てるように叫ぶジェリドに呼応するように、MK-Ⅱの緑の眼光が鋭く煌めく…

  • 21二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:15:30

    >>20

    ジュンがフライングアーマーに飛び乗ったその頃、上空ではオイランゼンを取り押さえるアッシマー2体、そしてそれらを守るように浮遊する4体のアッシマーが、2体のMK-Ⅱと対峙していた。

    マウアー「ジュン・ファンボイの始末…!?今このタイミングで撃てと本当に上層部が言ったのか!?」

    カクリコン「馬鹿な…どう見ても今はそんな状況では無いのが見て分からんのか!!今俺達は所属不明の部隊との交戦の為に…」

    隊員1「敵部隊の所属に関しては任務完了後に上層部から説明をされると言われています」

    隊員2「彼らの目的に関しても、今我々が解決すべき問題ではないというのが上層部の判断です」

    マウアー「……まさか…上層部は今回の拉致事件について何か知っているのか…!?」

    ニャアン(っ…!?)

    ニャアンはアッシマー達と2人の会話を聞いて激しく動揺するが、今は何よりもジュンを援護する為にペタルビットを操作してオイランゼンを押さえ込む2体に攻撃を仕掛けようと操作する。


    しかし、その動きを検知するように左右のアッシマーの両肩からアンテナのようなものが飛び出し、その直後起動しようとしていたペタルビットは急に動かなくなってしまう。


    ニャアン「えっ…なっ、なんで…!?」

    隊員1「アンチサイコミュフィールド、正常に稼働しています」

    隊員2「ビットさえ潰せばただの軽量型だ。暴れられる前にスタンバトンで中のガキも…」

    組み付くアッシマーの片方がスタンバトンを取り出したその瞬間、


    その片方の頭部が下から飛んできたエアロシールドの突進によって吹き飛ばされ、それに気を取られたもう一体はビームの一撃で頭部を撃ち抜かれ、オイランゼンの拘束は解除される。


    隊員1「ぐあっ!?」

    隊員2「飛行シールド…!?まさか…!!」

    4体のアッシマーが下を見ると、


    フライングアーマーを足場に跳躍し、濁った空色の煙幕から抜け出した事で再び青い炎のマントをはためかせる、凶悪な赤い眼光が煌めく青いガンダムが搭乗者の怒りを体現するように迫っていた…

  • 22二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:39:02

    >>21

    青い炎のマントをはためかせて迫るブルキャノンを発見した4体のアッシマーは慌てて変形して編隊を組みつつ、一旦オイランゼンの鹵獲を断念するように間合いをとる。

    隊員3「ブルキャノン…!?地上部隊を振り切ったのか!?」

    隊員4「…奴め…MK-Ⅱのフライングアーマーを使って粒子の射程圏外へ逃れたのか…!!やむをえん、ブルキャノンは我々で撃ち落とす!!オイランゼンの鹵獲はその後だ!!」

    隊員5「何をしているマウアー少尉、カクリコン中尉!!裏切り者の蒼い騎士を落とす為に手を貸…」


    無線連絡の為に少し遅れて間合いを取り始めていたアッシマーの1機の目の前に、回り込んだブルキャノンが赤い眼光を煌めかせて立ち塞がる。


    隊員5「ひっ!?」

    慌てて可変しようとした所にブルキャノンは盾を投げて空いた左腕を伸ばして真正面からニードルガンの銃身を掴んで受け止め、その機体腹部に膝蹴りを叩き込んでから思い切り投げ飛ばす。投げ飛ばされたアッシマーからオートで起動したパラシュートが展開され命に別状はなさそうだが、失神した搭乗者の怪我は軽い打撲程度では済まないだろう。

    隊員6「よくもっ!!」

    残りの3体のアッシマー達は変形して両腕に内蔵されたミサイルポッドから、ザメルが撃ったのと同じ粒子を撒き散らすミサイルを放つ。

    それを見たジュンは後方へ飛び退きながら胸部ミサイルを連射し、相手のミサイルと交差する瞬間にライフルでそれを撃ち抜いて発生させた爆風によって相手のミサイルに内蔵された粒子を吹き飛ばし、その爆風を突き抜けて突っ込んだブルキャノンは右手のブレードと左手に構えたビームサーベルの二刀流で左右のアッシマーの首を跳ね飛ばす。

    隊員6「こっ、この…!!裏切り者があ!!!!」

    背中を見せるブルキャノンに向かって銃口を構えたアッシマーは、


    投擲後の遠隔操作で飛行するエアロアーマーのカノン砲によって真上から頭部を破壊されて、左右の2体同様にバランスを崩して落下する。


    カクリコン「…噂には聞いてたが…本当に1分足らずでこれだけのアッシマーを瞬殺とはな…」

    マウアー「…キレた騎士様はおっかないもんだね…」

  • 23二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:46:36

    >>21

    「アンチサイコミュフィールド」って凄いモン出してきたな…

    でもゼクノヴァ特攻恐怖症で必死で開発しただろう背景と心情は分かる。

  • 24二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:57:21

    >>23

    (多分)ジオンの方がサイコミュ兵装開発進んでるだろうし、こういうメタ装備的なの作るのはまぁありそう、オイランゼンみたいなのを一介の兵士が操れて量産なんてされたらたまったもんじゃないし

  • 25二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:59:32

    >>22

    瞬く間に蹴散らしたアッシマー隊の機体が全てパラシュートを作動させ、落下による誘爆の心配はないと判断したジュンは、アッシマー達が落ちてペタルビットのスラスターで姿勢を維持出来るようになったオイランゼンがブル・フライヤーに飛び乗ったのを確認してから飛行するエアロシールドを左手に戻しつつカクリコンとマウアーに無線を繋ぐ。

    ジュン「カクリコン、マウアーさん。悪いがジェリドの援護を変わってやってくれ。連中どういう訳かリッターモード対策の兵装を仕入れてやがる。リッターモード無しでも多少は動けるがあの場所でキャノンぶっ放す訳にもいかねぇし、単純な連携なら2人の方が得意だろうからな」

    マウアー「…私達を疑わないのかい?アッシマー隊の奴らと私達は話を…」

    ジュン「ばーか、ジェリドみてぇな奴についてくダチと女がそんな事考えるかよ」

    カクリコン「…すまなかったな、ジュン。奴らがニャアンちゃんに手を出すのを止められなくて…」

    ジュン「いいよ、間に合った訳だし…ニャアン、無事か?」

    ニャアン「う、うん……っ!?待ってジュン!!また別のアッシマー隊がこっちまで来てる!!それも凄い数!!」

    ニャアンの叫びを聞いてレーダーを確認したジュンは、確かに30機相当のアッシマーと同等の反応が迫っている事に気付く。

    ジュン「げっ…あの空飛ぶカップ焼きそばどんだけ量産されてんだよ…!!」

    ただでさえ地上での戦いは誘爆の危険があるにも関わらず更に敵が増えるとなればこれ以上の戦いはいよいよ子供達の命に関わる、そう判断したジュンは2体のMK-Ⅱと共に、オイランゼンの乗るブル・フライヤーとブルキャノンを連結させて今も陽動を務めるジェリドの元へと向かう…

  • 26二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:18:35

    >>25

    ジェリド「うおおおおおお!!!!」

    その頃地上のジェリドはホバー移動で撹乱するように射撃するザメルと高機動型ザクを相手にスラスター全開のMK-Ⅱで果敢に接近戦を挑んでいた。誘爆を防ぐ為に大型盾で可能な限り攻撃を受け止めながらも速力を落とす事なく攻め立てるジェリドは直衛のザク達2体の右腕をビームサーベルで切り伏せて蹴り倒し、遂にはザメルの懐に潜り込んでビームサーベルを突き立てようとする。


    しかし、刺突するよりも前にザメルの両脚部から伸びたサブアームが側面に納刀していたヒートソードを掴んで真下からジェリドのコクピット目掛けて突きを放つ。


    ジェリド「うおっ!!!?」

    ジェリドは咄嗟に飛び退きつつ盾を構えてこの奇襲を弾き、着地を狙って斬りかかるザメルの追撃を真正面から盾を構え直して受け止め、鍔迫り合いに持ち込む。

    ジェリド「くっ…ザメルにこんな白兵戦装備があるとは聞いてないぞ!?」

    ???『…貴様…その声には覚えがあるぞ…』

    突然MK-Ⅱの接触通信から響いた声音は、怨嗟に満ちたしわかれた男の声だった。

    ジェリド「何者だ貴様…!!貴様も嗤う幽霊だとでも言うつもりか!?」

    ???『よく覚えている…ジェリド・メサ…連邦の腐敗を粛清する我らの希望の灯火をかき消した罪深き男…!!』

    ジェリド「希望…!?あんなテロじみたやり方が希望だとでも言うのか!?」

    ???『…義憤に満ちているとでもいうのか…?


    あの時腐り果てた奴らの指示に従って引き金を引いた貴様にそんな資格があるとでも思っているのか!!!?』


    ジェリド「っ…!!!!」

    男の言葉にジェリドは思わず動きを止め、その一瞬の隙をついてザメルは強烈なタックルをMK-Ⅱに喰らわせて盾のガードを崩す。

    ジェリド「ぐあっ…!!」

    ???『終わりだ…連邦の腐敗そのものよ!!!!』

    男の叫びと共にザメルのサブアームの刃がMK-Ⅱのコクピットへ迫る…

  • 27二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:31:17

    >>26

    ガードを崩されたMK-Ⅱ目掛けてザメルのサブアームの刀身が迫ろうとしたその瞬間、


    空中からスラスターをふかせて飛んできた2枚の大型盾のうち1枚が間に入って攻撃を防ぎ、もう1枚がザメルの脇腹に直撃して機体を大きく吹き飛ばす。


    ???『ぐおっ!?』

    カクリコン「ジェリド、無事か!?」

    マウアー「この間合いで追い詰められるなんてアンタらしくもない!!」

    ジェリド「っ…マウアー…俺…は…俺は…」

    マウアー「…?ジェリド…?」

    ジェリドのMK-Ⅱのカバーに入った2人の後から、ブルキャノンとオイランゼンも空中旋回しながらザク達を引きつけて援護に回りつつ、無人のフライングシールドもジェリドの足元へ戻る。

    ジュン「ジェリド撤退だ!!アッシマー隊が30機も来てやがる!!こいつら相手に真正面からドンパチやってたらマジで油田跡地に誘爆しかねねぇ!!なんとかやり過ごしてから再度踏み込むぞ!!」

    ジェリド「…分かった…」

    ジェリドは力無い声で答えつつもフライングアーマーに飛び乗り、それを確認した4機はアラビアの空へと飛び上がり油田跡地を離れる。

    ザク1「敵部隊、撤退していきます!!」

    ザク2「追撃しますか!?」

    ???『…深追いはよせ。それよりも我々にはやらねばならぬ事がある。


    今度こそ、あの時果たせなかった悲願を…


    奴らの腐敗を粛清する希望の灯火を照らさねばならん…』


    ザメルが上空を睨む頃には、5体のガンダムは夜空に溶けるようにその姿が見えなくなっていた…

  • 28二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 23:07:43

    元々良くも悪くも真っ直ぐだったジェリドの気質がいい具合にジュンと波長合ったんだろうけれどその分似たような苦しみを背負う事になってそうだ…

  • 29二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 06:33:15

    朝保守andいよいよ今夜アニメでのニャアンが大きく動きそうで緊張

  • 30二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 09:49:25

    >>19

    シイコさん(赤いガンダムが居ない普通の人妻のすがた)とリリー(本音を抉って楽しむSっ気NT)に干渉されて、少しは進展せんかのう。

    え? ぼうや構ってたら勘違いされてスイカバー喰らうオチが見える? それは…うん…まあ…

  • 31二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 10:04:11

    >>30

    最初はジオン所属だからと警戒してたけれど気がついたら何故か女子会になってコモリさんの愚痴を聞く事になったリリーとシイコさん…


    コモリ「ホンッッットにエグザベ君は鈍くて!!この前思い切って抱きついた時も『立ちくらみ?』とか言って!!」

    リリー「う、うーん…ジュンと戦ってた時のエグザベさんを見る限りニュータイプとしての技量はフツーに高い筈なんだよね…なんで戦闘で発揮出来るような深読みが日常で使えないんだろう…???」

    シイコ「能力を戦闘のみに集中して使ってるから普段はびっくりする程鈍い…とかかしら…?」

  • 32二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 10:15:12

    >>31

    ぼうや「おかあさーん。またあたらしいのかいたー」

    シイコ「あらあら、今度はどんなせっけいず?…は?」

    (ウェイブライダー形態っぽい何かが謎のお相撲さん体型MSに突っ込む絵とその”変形前後”の三面図)

    ぼうや「へんけいしてはやくとぶのー」

    シイコ「そ、そう。面白いわね。でもMSってこんなに形変えられないのよ?」

    ぼうや「モスクはかせが”おかあさんががんばってるおしごとがうまくいけばもしかしたらできるようになるかもね”っていってたよー?」

    コモリ「(小声)これ…もしかして」

    リリー「(小声)どー考えても少尉の頭突きの悪影響だよね…」

    シイコ「…あ、あとで工房のお爺ちゃんにも見てもらおうね」

    ぼうや「うん!」

  • 33二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 11:45:49

    >>32

    ?「ここからいなくなれェーッ!!」

  • 34二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 12:29:58

    (GWも年中無休なジャンク屋のある日)
    ジュン「GWだけど休まなくて良いのか?どこか行きたいなら1000ハイトで日帰り観光とかできるけど」
    ニャアン「大丈夫。それにGWこそ書き入れ時なんだから」
    ジュン「ん、そうか(家に居ながらのんびりできる方法ないか……あ)」

    ジュン「取り敢えず近所のレンタル屋で面白そうなアニメ借りてきたぜ」
    ニャアン「ん?何これ……主役機がゲルググ?」
    ジュン「よくわかんないけど有名な作品らしいぞ?取り敢えず劇場版2部作借りてきた」

    二人はまだ知らない……この映画は色々な意味でジュンにブッ刺さる内容であることを……

  • 35二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 13:00:12

    >>34

    そうかこっちの世界だとジム神様じゃなくてゲルググ様になるのか…

  • 36二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 13:38:41

    >>34

    マチュ「祝日だから遊びに来てみたら」


    ジュン「…………」←両手で顔を覆ってうなだれてる


    ニャアン「…………」←体育すわりしてシクシク泣いてる


    シュウジ「『ニーアオートマタ』プレイ後より落ち込んでるね」


    ジュン「妊婦と子供は……ダメだろ……」


    ニャアン「どうして……どうして……」


    マチュ「え、えーと……お、美味しいもの食べにいこっか!私達が奢るから」

  • 37二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 14:38:26

    >>36

    MS戦で騎士だの化け猫だの呼ばれている割にはメンタルが年相応に普通過ぎるせいで脆い…!!

  • 38二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 17:15:01

    >>36

    分かり合えてたかもしれないのに恨み妬みで戦い止められずに両者滅亡エンドだもんな…

    嘗ての自分に重ねて苦しむやつ

  • 39二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 19:18:48

    アラビア砂漠北部
    5体のガンダムと子供達を攫ったジオニック製MS、そして統一機構のアッシマー隊による戦いが一時中断されてほんの一瞬静寂を取り戻したアラビア砂漠だが、そのすぐ後に30機ものアッシマーが一同の戦地跡へ向かう轟音が轟き、一時撤退した5体のガンダムを追う為に散会する。
    隊員1「こちらβチーム。ブルキャノン及びオイランゼンの機体反応は確認出来ません」
    隊員2「そこまで遠くへ逃げれてはいない筈だ。陸上部隊の情報からによるとMK-Ⅱの3体が寝返ったとの報告もある、注意しろ」
    隊列を組みながら空を飛び前方の機体反応を追うアッシマー部隊。

    彼らは電磁力によって景色に同化したペタルビットを一つに連結して大きな盾のように構えて自身とブルキャノンを隠すオイランゼン、そしてカモフラージュ用の防塵布を上から被った3体のMK-Ⅱの存在に気付かず彼らを通り過ぎる。

    ニャアン「…行った?」
    ジュン「…みてぇだな…でも動くのはもう少し待とう。油田跡地に被害を出さずに戦う為には作戦を立てないとな」
    カクリコン「しかし…その新型には毎度毎度驚かされるな…元々ホーミングミサイルやオールレンジ兵装の誘導を歪める電磁波を放つとは聞いていたが…MSのレーダーの誤認にビットの透明化とは…」
    ニャアン「わ、私もついさっきオイランゼンのモニターでこの機能が使えるって教えて貰ったばっかりで…でも、レーダーへの誤認と透明化をしてる間は普通のビットとしては使えないみたい…」
    マウアー「充分過ぎるよ。一度嘘のレーダー反応で誤魔化してしまえば相当の時間撹乱出来るさ…ね、ジェリド」
    ジェリド「………」
    ジェリドはコクピットで俯いたまま何も言わないが、その直後ジュンが放った提案を聞いて思わず顔をあげる。
    ジュン「…あー…なぁ皆んな、だいぶ長い事空飛んでたから疲れたろ?一旦機体から降りて休もうぜ?」
    ニャアン「え、だ、大丈夫かな…?」
    ジュン「交代制で何人かは機体に乗って待機すりゃいいだろ。ジェリド、マウアーさん、カクリコン。3人で先に休んでくれよ」
    マウアー「……いや、私とカクリコンはいい。ファンボイさんとニャアンちゃん…それから、ジェリドの3人が先に休んでくれよ」
    ジュン「…ん、分かった。ジェリド、降りてこいよ」
    ジェリド「……ああ」
    ジェリドはコクピットを開いて力無くMK-Ⅱから降りる…

  • 40二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 19:19:42

    >>39

    先に機体のコクピットから降りたニャアンは、後から降りてきたジェリドの顔を見て、そのあまりにも衰弱し切った様子に思わず狼狽える。

    ニャアン「ジェリドさん…?大丈夫…ですか…?」

    ジェリド「…ああ…」

    力無く答えるジェリドはMK-Ⅱの足元にもたれかかり、そのまま力無く俯いたままその場にへたり込む。何があったのか、声をかけるべきかとニャアンがおろおろとしていると、最後に降りてきたジュンがジェリドの元まで歩み寄り、彼の前で胡座をかきながら声をかける。

    ジュン「……ザメルに乗ってる奴らと、話をしたのか?」

    ジェリド「……恐らくお前の言う通り、原理は分からんが奴らは本当に嗤う幽霊のようだな…」

    ジュン「だよなぁ…地獄にいるのが悪魔か閻魔様かは知らねぇけど、ちゃんと取り締まって欲しいもんだよなぁ?」

    ケラケラとたたく軽口に対して俯くジェリドが何も答えないのを見たジュンは、静かに問いかける。

    ジュン「…連中に、何か余計な事吹き込まれたか?」

    ジェリド「…強いて言えば…事実だ…奴らに対して言われた事に、俺は何も反論出来なかった…」

    ジュン「…44バンチの事か?」

    ジェリド「それだけじゃない…俺は…俺はさっきも…統一機構のパイロットとして後ろからお前を撃とうとした…」

    ニャアン「え…」

    ジェリドの告白にニャアンは思わず息を呑むが、ジュンは落ち着いた様子で聞き返す。

    ジュン「…アッシマー隊と誘拐犯共はグルなのか?」

    ジェリド「恐らくな…戦闘中に下ったのは地上部隊と連携してブルキャノンを撃てという指示だったが…あの場で連携出来る地上のMS部隊は奴らしかいなかった…俺は…統一機構にいながらそんな腐敗にも気付かなかった…


    あの時と何も変わっていない…!!」


    自身の無力さと不甲斐なさを悔いるように、ジェリドは泣きながらより深く俯く…

  • 41二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 19:21:11

    >>40

    弱々しく俯いたままのジェリドを見て、彼の前で胡座をかくジュンは頭を掻きながら呟く。

    ジュン「変わってない…か…そうだよなぁ…変わるのって難しいよなぁ…」

    ジェリド「…お前は…上手い具合に変われたんだろ?」

    ジュン「んな都合よくいくかよ。俺ぁ今だってコロニー落としなんぞ考えた奴らは全員地獄に落ちろって思ってる…けど…最近はその上で心がいてぇ事ばっかりだよ」

    ジェリド「…?」

    ジュン「…ムカッラーに住む子供がさ、俺の事蒼い悪魔って呼びやがんのよ。油田滅茶苦茶にした俺の事をマジで憎んでて、そういう風に言われて…俺ぁ取り返しのつかねぇ事したんだなって…痛い程理解した…それに…俺はまだニャアンに44バンチでの出来事を話せてないんだ」

    ジェリド「そう…なのか…?てっきり知ってるものかと…」

    ニャアン「そのっ…何かあったのは知ってるけれど…ジュンが話すの辛そうだから今はまだいいかなって…」

    ジェリド「…ホントにいい女を捕まえたなぁ、お前は」

    ジュン「おおいやめろや、17の女の子恋人ってだけでもまぁまぁ怪しいのに捕まえたとか言われるとなんかアレだろうが」

    少しだけ元気を取り戻したように笑うジェリドを見て、ジュンは静かに息を吐いて言葉を続ける。

    ジュン「…だからよ、ジェリド。


    俺もニャアンに話すわ、44バンチの事」


    ニャアン「!!」

    ジェリド「っ…大丈夫…なのか?」

    ジュン「お前だってマウアーさんには話したんだろ?だったら俺もそろそろ腹括らないとって思ってさ…その、ニャアン。ちょっと長くなるし、あんま聞いてて面白い話じゃねぇと思うんだけど…俺達の昔話、聞いてくれるかな」

    ニャアン「…うん…私も聞きたい。ジュンが話したいって思った今なら、ジェリドさんとの過去の話も、聞きたい」

    ジュン「ん…ありがとな…ジェリド、降ろしといてなんだけど聞きたくなかったら…」

    ジェリド「…いや、俺も聞きたい。もう一度、はっきりと俺がした事に向き合いたい」

    やっぱりお前は強い奴だよ、と、ジュンは思いながら頷き、かつて自身とジェリドが挑み、口にする事を恐れていた事件の全容を、隣人に告白する…

  • 42二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 20:45:54

    >>41

    …4年前、ドイツ領古城

    ジュン「…新型コロニーの護衛…ですか?」

    1年戦争終結から1年と数ヶ月が過ぎた頃、まだブルキャノンを託されてから数ヶ月程度のジュン達4人のブルキャノン試作機のパイロット達は中将閣下の居座る古城に呼び出され、ジュンは中将閣下の言葉を訝しげに反復する。

    中将「ああ。そのコロニーは戦後から地球連邦軍を主体に一部の連邦側のスペースノイドの協力を得て作られた戦後支援特化のコロニーでね。ここ最近支援対象者の受け入れが可能になったのだけれど、現在連邦軍は皆の知る通り今でも多くの兵士達が戦後処理の為に奔走している。常勤で護衛を務める筈だった連邦MS隊本隊員達を呼び戻さねば人手が足らぬ程にね」

    リリー「その埋め合わせで…私達がコロニーの護衛を…?」

    中将「その通り。あくまで常勤部隊達が戻ってこれるようになるまでの間だけれど…」

    ジュン「………」

    中将「…不服そうだね」

    ジュン「…どういう面での支援コロニーなのかは知りませんが…拠点防衛にブルキャノンは向いてませんよ。常勤部隊のMS隊の任務が残党狩りだとしたら、俺達がそちらの任務を受けた方がいいと私は思います」

    中将「ふふっ…驚いたな。君は指揮官と全く同じ意見のようだ…だが、こうも考えられないかい?緊急時の護衛任務に慣れる為にも、また、防衛戦のデータをとる事でブルキャノンの後継機体を強化する為にも、護衛任務を務めるというのは対ジオンという面で中々有益な経験だと言えるのではないか?」

    ジュン「………」

    ジュンは中将の提案を否定こそしないものの、最前線から離れる事に対してあからさまに不満げな様子を見せ、中将はそれを察しながらも笑いながら続ける。

    中将「この任務を受けるのは君達4人だけではない。連邦軍本隊からもジェリド准尉含む3人のパイロットが派遣される予定だ…本体で次期主力機として運用予定の新型試作機を引き連れた上でね」

    ジュン「ジェリドが…この任務に?」

    中将「任務中何もなければ彼らとの演習も出来る。彼らとの切磋琢磨で技術を磨く事が出来るのは君にとっても良い経験になるだろう?」

    ジュン「………」

    少し考え込んだ後、結局ジュンは渋々ながらも中将からの護衛任務を受ける事を決めるのであった…

  • 43二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 20:46:32

    >>42

    44バンチコロニー港

    中将閣下からの依頼を受けて宇宙へ飛び立ったジュン達が船を降りると、白い制服を着た役員達に出迎えられる。

    役員1「中将閣下からお話はお伺いしております。この度はこのコロニーの警備を引き受けて頂き、誠にありがとうございます」

    フィン「あ、いえいえそんなご丁寧にどうも…」

    ディル「本日付けで護衛を務める事になりました、何卒宜しくお願い致します……おいジュン、お前も挨拶しろ。一応お前が部隊長だろうが」

    ジュン「……どうも」

    リリー「も、もー、ヘソ曲げないでよぉ…」

    未だに最前線を離れた事に不満を抱きそっぽを向くジュンの元へ、同じタイミングで入港した船からジェリド、カクリコン、そして当時彼らとチームを組んでいたエマ・シーンが降りて4人の元へ声をかけてくる。

    ジェリド「ようジュン!!相変わらず尖ってるみてぇだな!!」

    ジュン「ジェリド…お前もお前でよくこんなつまんねぇ任務引き受けたな…」

    エマ「ちょっ、ちょっとジュン!!役員の方々の前でそんな…」

    カクリコン「まぁ、確かに最前線で暴れ回る蒼い騎士からすりゃあ面白い任務じゃないだろうなぁとは思うが…」

    ジェリド「まぁ俺も任務自体には然程興味はないが…44バンチにいる間は付近の宙域で新型の試験も出来るだろ?ここで経験を積んでおけば新型の正式採用機のパイロット任命もされやすくなる。上層部の奴らもこのコロニーに力を入れてるみたいだし、ここで点数を稼げるだろうからな」

    ジュン「相変わらず上を目指す為の野心は中々なもんだなオメーは」

    リリー「す、すいません、その、2人とも悪気はないんです、戦場にいる時間の方が長かったといいますかえっとその」おろおろ

    役員1「あ、あはは…ファンボイ准尉の事情は概ね中将閣下から聞いております」

    役員2「ジェリド准尉も最前線で戦い続けたと聞いてます…ですから、中将閣下はあの2人をこのコロニーに派遣されたのでしょうな…」

    困ったように笑いながらもどこか納得するそぶりを見せる2人の役員に、リリーは思わず首を傾げる…

  • 44二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 20:48:09

    >>43

    44バンチ内部

    役員達に案内され、一同はコロニーの中央道路を走る送迎バスに乗りながら街並みを眺める。ただ、完成直後のコロニーのためなのか街並みと呼ぶには建物は少なく、目立った建物は大きな時計塔を中心にした学校のようなものと、その周辺に並ぶ幾つかの小さな四角い建物、そして今このバスが向かう先にある巨大な教会のような建物ぐらいであった。

    ジュン「…教会…?コロニーの中になんであんなもんが…」

    役員1「出資者様の意向です。無論各地の子供達の宗教観は異なるかもしれませんが、集団で過ごすにあたっては何かしら1つの価値観があった方が良いだろうというお考えのようでして」

    ジュン「は?子供?」

    ジェリド「お前…まさかこのコロニーがなんの為に作られたか聞いてなかったのか?」

    リリー「い、一応事前に資料は貰ったんだけど…コロニー外部での戦闘に関わるようなページ以外は見てないみたいで…」

    ジュン「どうせ俺らがやる事なんざ外敵の駆逐なんだから中身見たってなんも意味ねぇだろ」

    エマ「相変わらず清々しい程に戦闘の事しか考えてないのね…」

    役員2「あ、あはは…そろそろ着きますよ」

    バスが巨大な教会の前に止まると、教会の入り口が開き、そこから何人もの子供達が役員達の方へわっと駆け寄る。

    少年1「せんせーおかえりなさい!!」

    少女1「あのねあのね!!今日のお昼はカレーなんだよ!!私達もおてつだいするの!!」

    役員1「あはは、ホントかい?楽しみだなぁ」

    ジュン「……本当に子供だ……戦後支援って、まさか…」

    ジェリド「…ああ、


    このコロニーは、戦争で親を失った子供達の為に作られたコロニーだ」


    ジェリドの言葉を聞いたジュンは、かつてコロニー落としで両親を失った自身の過去を思い出して、何も言えなくなってしまう…

  • 45二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 22:08:35

    正史でライラのタヒを目の当たりにして思わず泣き叫ぶぐらい直情的な男なので地獄じみた過去があるとしたら思い出して泣くだろうし野心の為に進みながらも心で泣き続けるタイプだよねジェリドは…

  • 46二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 23:48:15

    >>36

    >>37

    最後が悲しい映画見たら2人揃って引き摺るタイプではありそう、その日の夜は寝付けなくてソファで寄り添ってどうにかこうにか寝落ちする

  • 47二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 00:18:48

    >>46

    壮絶な人生送ってきたはずなのに哀しいくらいに真人間のままなんだよなぁ…二人とも

  • 48二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 01:01:08

    >>46

    >>47

    この時空のニャアンだったら今夜の本編のニャアン見てジュンの隣で頭抱えてそう


    ジュン「…いや…まぁ…ニュータイプの可能性ぐらいは考えてたけどさ…なんかニャアンのキラキラだけ禍々しくない…???」

    ニャアン「ひ…人…向こうの私あんなあっさり人を斬って…」

    シュウジ「向こうのニャアンは僕のことシュウちゃん呼びなんだね」

    マチュ「なんか…私まで頭痛くなってきた…」

  • 49二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 01:02:37

    シュウジが本当に盾になってて草

  • 50二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 01:07:45

    さてまた救済対象が二人出ちまいましたねぇ。
    人妻は助けて正史古参のオッサン二人は助けねえ、ってえのは人情がねぇ。
    シュウちゃん「…と、ザクが言っている」
    演歌軍警「俺のザクそんなこと言ってんの?? つかそんなヒョロガリだから風邪ひくんだよ。ウチ寄って女房の飯食ってけ。好き嫌いなんぞ許さねぇからな」

  • 51二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 01:13:48

    >>50

    救助パターンとして1番無難なのはシイコさん生存やらなんやららのエフェクトでマチュ達が取り調べされずに済んでフツーにクラバ参戦出来るようになったとかかな…

    というかここでニャアンに乗られると下手したらジークアクス乗ってるニャアンとブルキャノン乗ってるジュンがやり合うとかいう地獄絵図の極みみたいな事になるからこの世界だとニャアンがジークアクス乗らないようにしないとアカン…

    (因みにこっちの世界だとおっさん2人は大怪我するも無事生存してなんやかんやあってまた3人で仲良くしてたらいいなぁ、なんて思ってます)

  • 52二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 01:16:46

    ニャアンがジークアクスに乗ったら盾になりたいじゃなくて盾にされた展開になっちまうー!!

  • 53二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 06:39:25

    >>51

    或いは以前話してた「NT主義過激派」と絡めるとか?

    クラバ直前にマチュが襲われる(エグザべ君のカットで難を逃れる予定)

    →時間になってもマチュが来ないのでニャアンが焦る、ジュンに相談→

    「あ、そういや『黒い三連星の身柄確保』の任務あったな……」

    →「クラバの相手は……『黒い三連星』!?」

    →ジュン、急遽ブルキャノンでクラバ参戦。お茶吹くゴップ

    で三連星の身柄は連邦に引き渡される、とか(以降コメディリリーフ枠担当へ)

  • 54二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 07:27:32

    >>53

    似たような事があって定期的にジュン兄とブルキャノンがクラバに乱入する事になりそうだ…なんならその辺でクラバで本当に危険な事態になると出現して鎮圧する青いガンダムとして知名度上がってそう

  • 55二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 07:30:14

    >>53

    (もしジュンが代打で出てたら)

    ジュン『よ、今日は俺が臨時で出ることになったから。よろしくな』


    シュウジ「…………」←(彼相手に身元を明かすのは危ない)とガンダムに警告されているので無言


    ジュン『おーい、聞こえてんだろ?返事しろよ』


    シュウジ「…………」←あと返事するほどの元気がないので無言


    ジュン『ちっ、無視かよ。まぁいいや。あいつらは俺一人で片付けるからアンタはそこで眺めてな』


    シュウジ「…………」←ぶっちゃけ操縦するのもしんどいのでそうしてもらえると助かる、と思ってる



    その後、ブルキャノンは単騎でドム2機を撃墜(クラバ史上最速記録)、ダルマにされたドム達はパイロットごとブルキャノンにお持ち帰りされた

  • 56二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 08:08:59

    >>55

    変なトコに脚生やしてんじゃねえ!

    くらい言ってそう

  • 57二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 10:21:25

    シュウジに熱があるじゃないか!?今日は休め!したらサイコミュ不使用ガンダムか修理したザクに乗るしか無い奴

    ザクに乗ったらニャアンに盾にされて死亡することでニャアンの心の傷になる奴!!

  • 58二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 10:33:53

    >>57

    言っててなんだがMS持ってるからその時だけ故障して出せないとかにしなきゃいけなかったわ

  • 59二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 10:47:10

    >>53

    後々アンジャッシュ的な勘違いが起こるためにはここで

    〇ジュンがマチュとシュウジにまだ直接会っていないし名前も知らない(ニャアンに友達がいる、ということは聞いてる)

    〇ニャアンは「クラバはまともな奴がやることじゃない」という考えなので、「知り合いがクラバに遅刻しそう」とは伝えるが名前(あだ名)は無意識に喋ってないのでジュンは「誰が出場するのか」ということは知らない

    〇ニャアンはジュンがブルキャノンのパイロットであることを知らない、知らないけど違約金破産が怖いので遅刻の件をつい喋っちゃった

    〇シュウジがクラバ中終始無言、ジュンがオールドタイプなので勿論キラキラ空間は発生しないのでお互い誰なのか知らないまま

    〇この時点で「ジークアクスと赤いガンダムのパイロットを討伐せよ」というミッションが発生していない

    〇ジュンが直接マチュやシュウジに会うのはこの1件の後

    という条件を満たす必要がありそう

  • 60二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 11:46:41

    このスレのニャアンってイズマに流れ着いた直後にベインおじさんに助けられて、おじさんがいなくなってからはジュンに面倒見られてたから、本編ほど爆発的な狂暴性はなさそう
    それはそれとして心の拠り所がジュンになっているので彼を貶められると義憤モードになる(人命は奪わない)

  • 61二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 12:26:36

    >>59

    その時はまだ時間差で赤いガンダムやらジークアクスやらが指揮官の耳に入ってなかったり後にエル・サルバトーレ作る為に戦闘データ欲しいとかの理由があったりしたら本編中ジュン兄がブルキャノンでクラバ参戦はフツーにありそう

    エントリーネームなんだろう、ど直球に青騎士とかかな

  • 62二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 17:05:20

    >>56

    ジオンMSに対しては何かと文句言って戦ってそう(ジュン兄)

  • 63二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:58:52

    >>57

    初期スレに出ていた「クラバ用ザクの伝手」がファンボイだった仮説を用いて

    「ニャアンの友達が困っているしニャアンの為にも出てやるか」で伝手から借りたザクでろくに動かないシュウジの赤ガンを囮や盾にしつつリックドム相手に辛勝(ブルキャノンから拝借した楯で首潰すだけ爆発無し)。

    結果ニャアンはジークアクスに乗らずNT覚醒も(この時点では)しない。

    ニャアン「ジャンク屋さんの呼んだ助っ人…勝っちゃった。”Aokishi"って誰なんだろ? 青木さん?」(←ファンボイと気付いてない)

    マチュも曇らないが、シャトルへの道が少し遠のいて凹む程度。

    マチュ「あー、賞金貰えない~」

    シュウジはマチュニャアンが保護して解熱剤その他の投薬治療は受けられた(不法難民には医者は高い)。

    なお連邦からの確保命令は出てないので黒い二連星はジャンク屋のままドムの修理代でますます困窮するハメに…クラバ見てた別の「市長」が「ヲイヲイアイツらここまで落ちぶれちまったのかよ…しょーがねぇ助けてやっか」と動き出す模様。


    …つかドムって首跳ねるの凄く面倒くさそうじゃない?

  • 64二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:00:52

    >>49

    >>52

    なにげに続いてるシリーズスレなせいでひどい事故に遭ったなぁ…

  • 65二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:09:52

    >>64

    なるほど、だから漂着直後に優しさやいたわる心を忘れないうちに保護者代わりとなる人物に保護させる必要があったんですね(>>60

    ジュンも下手ながら3年前からデートに誘っていたのはファインプレー、じゃないと「ニュータイプの修羅場が見れるぞ!」状態になっていた


    あとここのニャアンは間違ってもシュウジの前で下着姿にはならなそう

  • 66二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:20:42

    >>65

    結果的にこの2人(ベイン爺さんとジュン兄)をスパイとして派遣した中将閣下の采配がこの世界のニャアンを優しくしてくれたんだな…


    ベイン「…時に蒼い騎士よ、お前さん3年前にニャアンに一目惚れしてプロポーズ続けたと言っとったな」

    ジュン「ん?なんだよ藪から棒に」

    ベイン「……3年前のニャアンは14歳なんじゃが当時19のお前はその時のニャアンに一目惚れしたのか???」

    ジュン「……ッスゥー」目逸らし

    ベイン「こっっっのロリコンがぁ!!!!」組み付き

    ジュン「違いますぅ!!!!惚れた時のニャアンが幼かっただけですぅ!!!!幼いから惚れたわけではないですぅ!!!!」全力対抗

    ベイン「黙れ小僧!!!!ニャアンが許しとるからいいものをお前は下着姿のあの子を見るわ人目も憚らずいちゃつくわ大概にせいよケダモノめが!!!!」

    ジュン「うるせぇ!!!!こちとらありのままの姿見せ合ってんだから別に下着ぐらい……いや今でも下着姿見たらだいぶ恥ずいけど…」

    ベイン「おぉい貴様今しれっと何抜かしおった?ワシ全然余裕でぶちころがすぞ???」

  • 67二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:25:49
  • 68二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:37:15

    この世界線だとニャアンがジークアクスに乗らないからマチュの脳破壊が起こらない…本編マチュが見たら羨ましがりそうだなあ

  • 69二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:12:30

    中央教会
    44バンチコロニー。1年戦争終結後、ジオンの手によって多大な被害を受けながらも地球連邦軍が戦後特に力を入れて建造された地球領の新設コロニー。その役割は戦後家族を失った子供達の受け入れ先であり、その支援に特化した施設を有するコロニーであった。
    居住区としての役割は勿論、年齢に合わせた教育支援、更には幾つもの職業訓練を本人達の意思を優先した上で受ける事が出来る、まさに『宇宙世紀の孤児院』であり、連邦軍に限らず中立コロニーの出資者達もこの活動を強く支援していた。
    そして戦後から1年経ち正式に子供達の受け入れが決まった今、国の垣根を超えて家族を失った多くの子供達がコロニーに集められ、現在は居住区でありコロニーの中枢設備でもある中央教会の食堂にて昼食の準備が進められている。年長の子供達がてきぱきと用意をする周りで幼い子供達は楽しそうに走り回ったり、人形の取り合いをしていたり、そんな様子を見て泣いてしまったりと、規模こそ大きいものの、治安の良い孤児院といった具合の風景が一同の前に広がる。
    リリー「わっ…ホントに子供達が沢山いるねぇ…」
    ディル「これでもこの施設で面倒を見れる最大人数の2.3割程度らしい。出資者達の支援や人員の確保が進めばより多くの子供達の支援が出来ると閣下は言っていたな」
    フィン「いいねぇ。孤児院っていうとちょっと辛い雰囲気もあるけれど、これだけ子供達が賑やかなのはいいかも。先生達も皆んな優しそうだし」
    ジュン「……」
    賑やかさに押されつつも子供達の元気な様子を見て少し微笑ましくなるリリー達だったが、ジュンだけはいつものぶっきらぼうな様子で踵を返す。
    リリー「え、あ、あれ?ジュン?」
    ジュン「ブルキャノンの整備をしてくる。俺達の任務は護衛だからな」
    リリー「で、でもこれからご飯…」
    ジュン「いらねぇ」
    短く吐き捨てながら、ジュンは子供達から目を逸らすようにして教会を後にする…

  • 70二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:13:49

    >>69

    間も無く食事が始まる事を伝えてくれる役員達に目を合わせず、何も答えず、ジュンは教会の外に出て、港へ戻る為に適当に動かせそうなバイクでもないかと駐車場の乗り物を物色し始める。そんな彼に、1人様子を見に来たジェリドが声をかけてきた。

    ジェリド「よう。何してんだジュン?」

    ジュン「…港に戻る。俺達はコロニーの護衛の為に来たんだ。ガキのお守りは仕事じゃねぇよ」

    ジェリド「そうは言うがなぁ。コロニーの護衛という事はつまりこのコロニーに住む子供達の護衛だ。子供達と触れ合うのだって立派な任務だろ?」

    ジュン「……本音は?」

    ジェリド「ここでガキ共から泣き言言われて施設役員共に何か吹き込まれたら評価に関わるからな、お前もきちっとしとけよ」

    ジュン「暫く会って無かったが変わりなく野心家で何よりだよ」

    ここで初めてジュンはふっと笑い、それを見たジェリドも笑いながらジュンと肩を組み引き寄せる。

    ジェリド「俺だってこんな繁華街もなさそうな孤児院なんぞ面白くはないさ。だが来ちまったもんは仕方ない。飯代だってタダじゃないんだし、ご相伴に預かろうじゃないか?な?」

    ジュン「…いや…俺は…」

    悩むように俯くジュンだったが、彼は背後から気配を感じてジェリドと共に振り返る。

    するとそこには何人かの子供達が緊張した様子で2人の事を見ていた。

    ジュン「お前ら…施設の…?」

    ジェリド「…?どうした?迷子…じゃないよな、俺達よりもずっと長くここにいるんだろうし」

    少年1「あ、あの…」

    少女1「お兄さん達って、軍人さん?MSのパイロット?」

    ジュン「あ、ああ…」

    ジェリド「確かにそうだが…」

    ジュンとジェリドは、どことなく緊張している子供達を見て不思議そうに顔を見合わせる…

  • 71二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:34:08

    ニャアンと出会う前のジュンほんとに尖ってるなぁ……
    だからニャアンに慈愛の心を持たせる必要があったんですね

  • 72二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:47:14

    >>70

    リリー「子供達が何人かいない…?」

    昼食前になって慌てている役員達の話を聞いたリリーは不安そうにしながらディルとフィンの方を見る。

    ディル「…子供なんだ。迷子になる事だってあるとは思う…が…」

    フィン「ここって彼らの家みたいなもんだろう?そんな場所で迷子になる?」

    役員1「家とは言っても年少の子達が過ごすのは殆ど教会内ですので…」

    役員2「もしも気付かないうちに外に出てしまっていたら…」

    リリー「た、大変…!!すぐに探しに行かないと…!!」

    エマ「…?ねぇ、ジェリドはどこに行ったのかしら」

    カクリコン「何?おいおい、アイツも迷子か…?」

    一同が戸惑っていると、別の役員が慌てて教会内に駆け込んでくる。

    役員3「た、大変です!!


    ファンボイ准尉とジェリド准尉が何人かの子供達を乗せて港に!!!!」


    リリー「!!!?」

    役員1「な、何!?バスの鍵の管理は君がしてる筈だろ!?」

    役員3「昼休みをしていたら2人に挟まれて鍵をカツアゲされました…」半泣き

    役員2「2人とも背ぇ高いし厳ついからそれは怖いな…」

    ディル「あの馬鹿何を考えているんだ…!?」

    リリー「……もしかして…」

    リリーはジュン達に何があったのかを察し、それから暫くして別のバスで港に向かって見つけた彼らの様子を見て、優しく微笑む…

  • 73二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:48:14

    >>72

    44バンチMSドッグ

    ジェリド「ほーれ、見えるか?あれが俺達の乗るMSだぞ」

    少年1「すっげぇ!!本物だ!!あれ2体ともガンダムだよね!?」

    少女1「ファンボイお兄ちゃんはどっちに乗るの?」

    ジュン「俺は、青い方だ」

    バスを降りた2人は、子供達を連れて港にあるMSドッグにて点検を行う自分達の機体を子供達に見せていた。2人とも子供を肩車しており、そんな彼らの周りで他の子供達はわいわいと騒ぎながらガンダムを眺めている。

    少年2「じゃあ、黒い方がジェリド兄ちゃんのガンダムなんだ!!」

    ジェリド「ああ、俺が乗ってるのは正真正銘連邦軍最新のガンダムだ」

    そう言って自慢げにジェリドが見つめる黒いガンダムの形状は、概ね01ガンダムと同じではあるものの、背中と足部スラスターが一回り大きいものに強化され、右腕には二連装ビームライフル、左手には先端に高出力ビームブレード発生装置を内蔵したカスタムシールドを搭載されている。

    ジュン「01ガンダム速攻型…噂に聞いてた最新鋭高機動型か。よくテストパイロットになれたよなお前」

    ジェリド「なれるだけの努力はしてきたって事さ…お前こそまさか中将閣下から最新鋭のフルアーマータイプを授かるとはなぁ」

    ジュン「ああ…もう一年早く貰えてりゃジオンにだって負けなかったのにな…」

    少女2「ねぇねぇ、あのガンダムってどっちが強いの?」

    ジェリド「そりゃあ俺の01に決まってる」

    ジュン「俺のブルキャノンの方が強いに決まってるだろ」

    ジェリド「…よーし分かった、思い上がりは粛正せんとな!!」

    ジュン「へっ、吠え面かかせてやるぜ…!!」

    役員1「い、いた!!」

    役員2「こらこらこら何してるんですか2人揃って!?」

  • 74二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:49:30

    >>73

    役員からバスの鍵をカツアゲして子供達を港へ連れていったジュンとジェリドは、互いの愛機の足元で役員達に囲まれながら詰められる羽目になった。

    役員1「こ、困りますよお二方!!」

    役員2「そうです!!勝手な判断で子供を連れていかれては…!!」

    ジュン「…鍵を貸してくれた野郎には黙ってるようにクギ刺したんだがな…」

    役員1「や、やめて下さいそんないかにもケジメをつけさせようとする雰囲気を出すのは!!」

    役員2「囲んで説教してる筈なのになんで我々の方が縮こまってるんだ…」

    エマ「ジェリド、貴方までなんでまたこんな事を…!!」

    カクリコン「そうだぞ?こんなんで減点されたらどうするんだ?」

    ジェリド「これぐらいなら始末書程度で済むかと思ってな…」

    少年1「あ、あの!!」

    2人が詰められていると、子供達が役員の間に入って頭を下げる。

    少女1「ごめんなさい!!私達がお兄ちゃんに頼んだの!!」

    役員1「き、君達が…?」

    少年2「僕達ずっとこのコロニーにいて…ここはいいところだけれどずっと退屈だったから…外から軍人さんが来たって聞いて…」

    少女2「それで、軍人さん達が新しいMSに乗って来たって聞いて、見てみたくなって…2人にお願いして見せて貰ったの…ごめんなさい…」

    ジェリド「…どうだ?少しは退屈もマシになったか?」

    少年1「うんっ!!」

    少年2「どっちのガンダムもすげーカッコよかった!!」

    役員2「…確かに…まだこの施設は遊具やレクリエーション施設が少ないですから、子供達が退屈してしまうのも仕方ないかもしれませんね…」

    リリー「…ジュン、子供達のお願い聞いてブルキャノン見せてあげたんだ?」

    ジュン「…どうせ港に寄るからな、ついでだ」

    リリー「そっか」

    そっぽを向くジュンを見て、リリーは昔のジュンを思い出しながら微笑む…

  • 75二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 21:45:20

    >>68

    性格的な面は勿論パイロットとしての能力適正も本編ニャアンとこっちのニャアンだと180度ぐらい違うタイプっぽい形になったのが好き。マヴをも盾にして世界を自分に応えさせる本編ニャアンと、マヴの盾になってたった1人の騎士に応えるこっちの世界のニャアン…

    本編ニャアンをオイランゼンに乗せたらペタルビットを全部敵を切り刻む為の接近戦用の武器にして戦いそう(補助AIは使わず唯のサイコミュで起動させたものとする)

  • 76二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:06:39

    本編ニャアンがこの世界の自分見たら間違いなく困惑する

  • 77二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:23:20

    >>76

    なんかのバグが起きて本編ニャアンとこの世界のニャアンが出会ったら互いに色々言いた過ぎるのに戦闘以外なら控えめなのは共通だろうから絶妙に会話が進まなそう


    本編ニャアン(えっだっ誰向こうの私の隣にいる癖っ毛の男の人???なんか距離違くない???えっ軍警所属!?なんで軍警の人とあんな距離感なの!?えっ繁華街のジャンク屋!?元連邦のスパイ!?どう考えても隣にいたら不安しかないような肩書き過ぎる!!!!)心なしかハイライトオフなマチュの背中に隠れながら様子を見てる

    こっちのニャアン(…?なんで向こうの私マチュのパイロットスーツ来てるんだろう…?心なしか隣にいるマチュの目が怖いような…)ジュンの後ろに隠れながら様子を見てる

    本編マチュ「……何?」本編エグザベ君に対するようなむすっとした感じ

    ジュン「い、いや別に…(向こうのマチュ何があったんだよ…)」

  • 78二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:32:16

    本編マチュもいるって事は本編シュウジも来てるなこれ
    本編シュウジとこの世界線のシュウジの会話…

  • 79二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:45:37

    >>78

    最早ニュータイプが極まってるから会話しないかもしれないけれどまだ底が読めない願い1つの本編シュウジとマチュ大好きなこっちのシュウジは下手したらニャアン並に別人かもしれない


    本編シュウジ「…」

    こっちのシュウジ「…」

    ジュン「…あれヤバい、どっちがこっちのシュウジだっけか?」

    ニャアン「2人とも全く喋らないで見合いながらやり取りしてるから分からない…」

    こっちのマチュ「あっ、シュウジみーつけた!!」片方のシュウジを指差し

    こっちのシュウジ「マチュ」ぱっと嬉しそうに笑ってこっちのマチュの頭を撫でる

    こっちのマチュ「えへへー♪」

    ジュン「おー、流石マヴ」

    ニャアン「よく見分けられるね…」

    本編マチュ(5話直後)「………」ハイライトオフでじっとこっちのシュウマチュを見てる

    ジュン「……マジで向こうの世界はどうなってんだよ」ヒソヒソ

    ニャアン「わ、分かんないよ」ひそひそ

    本編ニャアン(ち、近いなぁ向こうの私とあの人の距離感…)

  • 80二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:50:21

    やっぱりシュウマチュは良いのお
    …本編マチュからしたら地獄だけどね…本編はニャアンにシュウジとのキラキラを取られた(と本人だけが思ってる)だから

  • 81二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 23:03:59

    おまけ、機体設定
    01ガンダム速攻型
    01ガンダムのデータをベースに開発された高機動戦闘用MSの試作機。
    モチーフは高機動型ガンダム。
    中将閣下の指示を受けて中将閣下がブルキャノンの開発に着手した同時期に連邦軍本体で開発された最新鋭の高機動型であり、ブルキャノン同様に連邦軍の次期主力機として高性能を追求して開発され、ジェリド、カクリコン、エマの3名がテストパイロットとして指名された。
    大元となるガンダムのデータがブルキャノン同様01ガンダムである事を考えるとブルキャノンにとってはある意味兄弟機とも呼べる存在であるが、連邦本体の上層部は連邦内部の粛正をも執行する中将閣下のブルキャノンに対抗するという目的でもこの機体を開発している為、単純な兄弟機というだけではなく一部武装やスラスターの構造にも類似点が幾つか見られる。
    形状は概ね01ガンダムと同じではあるものの、機動力強化の為に背中と足部スラスターが一回り大きいものに強化され、右腕には二連装ビームライフル、左手には先端に高出力ビームブレード発生装置を内蔵したカスタムシールドを搭載されており、既存の連邦軍MSとは一線を画する高火力、高機動力を発揮する。
    また、後に統一機構ではこの機体の戦闘データをベースとしてガンダムMK-Ⅱの基礎部分を開発する事になる。

  • 82二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 02:39:55

    >>75

    それはもうCファンネルなんよ

  • 83二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 05:55:24

    >>79

    こっちのマチュもジュンも本編ニャアンの「シュウちゃん」呼び聞いたら衝撃強すぎてフリーズしそう

  • 84二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:09:21

    劇場先行分から導き出せる世界観キャラ関係性で構築してるからこのスレのシュウマチュはガチガチに堅いからなぁ。
    で、それを(本編始動前に)ファンボイに多少浄化されたニャアンが一線置いて見ている。

  • 85二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:29:43

    >>84

    まさか5話の段階でここまで修羅場めいた事になるのは思わなんだ…

  • 86二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:35:02

    本編マチュがこの世界観に来たら溜まってたのが爆発して思いをぶちまけるやつ

  • 87二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 08:56:14

    >>86

    「ワタシこっちの子になる!」ってこっちのマチュと大喧嘩しそうw

  • 88二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 11:47:33

    >>82

    パイロットが凶暴なせいで首じゃなくて直にコクピット狙ってくる上にビーム反射機能自体は盾としてそのまま使えるタイプのAGE-FXとか脅威過ぎる…

  • 89二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 12:34:07

    >>87

    でもこっちのマチュはシュウジが過激派研究所に自爆特攻仕掛ける覚悟キメるくらいの関係築いてるんだよな(連邦幼馴染編参照)

    ……彼に何したの?キミ

  • 90二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 12:53:17

    >>89

    そりゃあれでしょ

    熱出して汗かいたシュウジが寝冷えしないように人肌で温めてあげたんでしょ(ラブコメ脳)

  • 91二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 13:30:39

    …あれ?今のこの状況って赤いガンダムとジークアクス、それぞれ二機存在してない?
    本編世界とこっちの世界合わせて

  • 92二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 14:13:16

    >>91

    おっちゃん二人て漫才開演不可避やんw

  • 93二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 17:49:12

    >>83

    こっちのニャアン「…ジュンちゃん(ボソ」

    ファンボイ「()」

    本編シュウジ「へんじがない」

    こっちのシュウジ「ただのしかばねのようだ」

    マチュ×2『なんでそこまでユニゾンしてんの!?』

  • 94二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 19:23:30

    これが放送されてる世界だと間違いなくジュン×ニャアンのファンアート沢山描かれてるんだろうなあ

  • 95二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 19:27:00

    >>93

    赤面して照れながらジュンの耳元で呟くこっちのニャアン

    自爆するウィングガンダム並に顔面発光するジュン

    これホントに私???と宇宙猫になる本編ニャアン

    一方本編エグザベ君はこっちの自分はただでさえ忙しいのにそれに加えて連邦のフルアーマーと7回はやり合わないといけないのかと戦慄していた

  • 96二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 19:38:25

    >>95

    その分踊る大捜査線(違 任務は若干免除されているかも知れない


    「エグザベ君」と「青島君」って響き似てるよね…

  • 97二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 19:51:54

    こっちの世界の自分とシュウジがイチャイチャしてるのを見て嫉妬ゲージが溜まるマチュ…

  • 98二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 20:17:09

    現在、アラビア砂漠北部
    ジュン「いやぁ…思い返すとアレだな、俺らも若かったよなぁ」
    ジェリド「民間人から車の鍵取り上げて子供達をMS格納庫まで連れていくなんぞ今なら始末書じゃ済まんかっただろうなぁ、あっはっは」
    ニャアン「今でも昔でも始末書どころじゃないと思うけど…よく無罪放免になったね…」
    昔の悪戯を懐かしむように笑う悪童達を見ながらニャアンは呆れたようにため息をつくが、先程まで元気のなかったジェリドが少し元気を取り戻し、彼と共に懐かしげに笑うジュンを見て、少しずつ昔のジュンを知れている事を嬉しくも思っていた。
    ニャアン「…聞いてはいたけど、昔のジュンって本当にツンツンしてたんだね。フィンさん達も苦労してそう」
    ジェリド「なんせ初対面で俺をぶん殴った男だからなぁ。同年代ならぶっちぎりの問題児だよこいつは」
    ジュン「アレはほぼほぼオメーのせいだろうがよぉ」
    ジェリド「よく言えたもんだな、中将閣下配下で女だからと甘く見てリリーに突っかかってきた連中全員の顔面殴り抜いて酷い奴は歯ぁへし折ったりしてたろ」
    ジュン「あ、あー…あったなそんな事も…」
    ジェリド「態度こそぶっきらぼうだが幼馴染の事は大切にしてたよなぁお前は。俺はてっきりお前はリリーとくっつくもんだと…」
    ジュン「お、おい馬鹿!!」
    ニャアン「………」ムスーッ
    ジェリド「…あ、す、すまんつい…」
    ジュン「お前この場を切り抜けた後マジで覚えとけよ…え、えーとニャアン、ほら、話の続きするけど、いいか?」
    ニャアン「…」
    ニャアンは不機嫌そうにしながら立ち上がり、胡座をかくジュンにすっぽりと収まるように座り込んでジュンの腕を自分の前に持ってくるように掴む。
    ニャアン「…話してる間はこうしてて」
    ジュン「へいへい」
    ジェリド(随分でかい子猫をあやしてるな…)
    ジェリドがいらん事を言った結果少し配置が変わったものの、再びジュンは44バンチでの記憶を遡り隣人に語る…

  • 99二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:11:28

    >>98

    4年前、教会中庭

    少年1「ジェリド兄ちゃん、パスパス!!」

    ジェリド「よし来た!!ってこらこら遠過ぎるだろ!!」

    少年2「あはは、ジェリド兄ちゃん足速いねぇ」

    子供達と共に教会へ連れ戻されたジュンとジェリドは結局子供達に囲まれて昼食を食べる事になり、その後ジェリドは男子達に誘われて中庭で子供達とサッカーをしていた。

    ジェリドと子供達の様子を中庭にある大木にもたれかかりながら退屈そうに眺めているジュンに、こっそりと教会を抜け出したリリーが声をかけてくる。

    リリー「…ジュンは、子供達と遊ばないの?」

    ジュン「馬鹿言え、そんな子供じゃあるまいし…」

    ジェリド「よっと!!ほーれ取れるもんなら取ってみろ!!」

    少年1「あっずるい兄ちゃん!!頭にボール乗っけてる!!」

    少年2「髪型が平べったいから乗せやすいのズルいよぉ」

    リリー「ジェリドさんは、楽しんでるよ?」

    ジュン「あいつぁ基本的に誰とでも仲良くなれるなら特別だよ」

    少女1「あ、あのっ、ファンボイさん」

    ふと、リリーの後ろに隠れてた何人かの女の子達がが少し恥ずかしそうにしながらジュンの元へやってきて、そのうち1人が紫の押し花をジュンに渡す。

    少女1「さっきはありがとうございました。大きな船とMSが見れて、楽しかったです」

    ジュン「あ…」

    そんな少女を見たジュンの脳裏に、かつて満面の笑みで紫の野花をジュンに手渡してくれた幼い日の妹の姿がよぎり、ジュンは自然と頬を緩ませて片膝をついて目線を合わせながら押し花を受け取る。

    ジュン「…ありがとな。すげー嬉しい」

    優しく微笑むジュンを…本当に久しぶりに優しく微笑むジュンを見て、リリーの心に懐かしい暖かさが広がっていく…

  • 100二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:29:41

    >>99

    4年前同刻、ドイツ領古城

    指揮官「…療養…ですか」

    中将の言葉を反復する指揮官は、どことなく不満げな様子で中将と対面しながらワインをあおりながら、頷く中将の言葉に耳を傾ける。

    中将「表向きは戦後支援コロニーの護衛だけれどね。実際MSを用いた警備作業もして貰う訳だから完全に休みという訳ではないけれど、それでも彼には少し最前線から離れてもらう必要がある」

    指揮官「…定期的に取り行うパイロット用のバイタルチェックでの数値は4人とも異常は見られません。ブルキャノンを操る彼らを…特にジュン・ファンボイを最前線から遠ざけるのは勿体無いかと思われますが」

    中将「確かにファンボイ准尉と医者との対面で行うバイタルチェックでの数字は良好だ…だがそれはあくまで数字の話。多分、異常があれば前線から遠ざけられると思って対面の時だけ正常に振る舞っているんだ…結構、スパイの才能があるかもね」

    指揮官「……考え過ぎではありませんか?それに、そういう細工が出来る態度に冷静ならば充分戦場に出しても戦果はあげる筈です。目立った問題がないのであれば奴は最前線に戻すべきです。戦後になってからジオン公国軍の経済状況の悪化から宇宙海賊だの自称公国軍の過激派だのが連邦領でのさばっている今こそ少しでも兵力を…」

    中将「蒼い騎士とて人だ。偶には休ませないと壊れてしまうよ…彼は戦時中からずっと戦い続けだからね。子供達と触れ合って、少しでもかつて戦争を知らなかった頃の気持ちを取り戻して欲しいんだよ」

    指揮官「……騎士を名乗らせるのであれば、より戦地での経験を積ませるべきなのでは?」

    中将「そうかな?…そうかもね…でもまぁ、警備任務の経験も必要だろう?」

    指揮官「…まぁ…治安維持後にはそういう任務も需要はあると思いますが…」

    渋々と認める指揮官を見て、中将は静かに笑いながらグラスをあおる…

  • 101二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:24:24

    >>96

    ジュン兄がサイド6周りで危険因子コロしまくってるせいでそもそもソドンがこっち来てる理由が赤いガンダムの調査と青いガンダムの討伐になってる可能性があるからワンチャンこっちのエグザベ君は釈放後はジュン兄戦メインで動いてる可能性あり、コレならマチュロッカーに閉じ込めてクラバ遅れさせたりしなくていいから一石二鳥よ

  • 102二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:27:04

    >>100

    旧世紀のボルドーの左岸も何本もあるんだろうな…

    ソドンと共に降りてきた緑のおじさんにこれを振る舞って歓迎する公爵という構図もあるかな。

  • 103二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:33:04

    >>101

    コモリ少尉が代わりに駆けずり回った挙げ句ロッカーへ閉じ込めてたりして…

    なお「ジークアクスを乗っ取った女子高生?」の情報を細かく聞き出された後平手打ち喰らったエグザベ君

    (そりゃまあ下から見た情報で細かく伝えたら、ねぇ?)

  • 104二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:36:28

    この世界だとマチュの脳破壊はないという
    今のところ本編でのバッド要素は無いようになってるけどいつか本編でのバッドがこっちにも起きそう…

  • 105二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 23:11:34

    >>94

    ブルキャノンのパイロットがジュン兄って判明するのが中盤とかだとしたらパイロットバレの日にはめっちゃ今後の生存の安否を不安がられそう

  • 106二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 07:34:37

    >>102

    大佐の事を思い出しながら飲んでそうだ…

  • 107二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 12:14:55

    >>104

    次週に起きると思われる暗サツ計画とか嫌な予感しかない要素がてんこ盛り過ぎる…!!

  • 108二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 12:20:19

    恐らくジオン組はソドンごと降りてきてる(そうしないとMS持ち込めない)だろうから、連邦としては忸怩たる思いだろうなぁ。
    ”公爵領”の演習場に直行で降りてきているから無事だけど、下手な場所に降りてたらロード・ノア並の旅路になっていただろう。
    そして地球の旧世紀時代から続く「本物の貴族」の居城(数百人の配下と共に来る客人をも受け容れ可能)に圧倒されるコロニー生まれ育ちの面々。地球は勿論リアル馬とか見るの初めてとかそういうのもいそうだな。

  • 109二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 12:23:24

    >>63

    そういえば初期のスレで「ジャンク屋再建のためにブルキャノンをザクに偽装してクラバに出るジュン」概念があったな

    ……まさかそれの伏線だったりする?>ザクで出場


    >>90

    それはそれとして湯たんぽ代わりにシュウジと同じ布団にくるまって寝てるマチュを見て赤面しつつ取り敢えず風邪ひかないように毛布だけ被せて静かに退場するニャアンはいる

    (なおその後やらかす『豪華客船大浴場で大欲情事件』)

  • 110二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 14:28:15

    >>109

    ニャアン「ハ、破廉恥……///」

    マチュ「生乳押し当てたニャアンには言われたくないけどなぁ!?」

    コモリ(え、えーと……私もそれくらいしないとダメかな……?)

  • 111二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 14:35:21

    これが放送されてる世界の感想見てみたいわ
    きっと砂糖吐いてる人達いるぞ

  • 112二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 14:38:29

    >>111

    多分スピンオフの漫画は矢吹先生かミウラタダヒロ先生が作画してる

    なんなら大欲情(誤字にあらず)のシーンは出版コードのギリギリを攻める

  • 113二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 16:15:22

    >>111

    正体バレまで→クソッ爆発しろ!!

    正体バレ後→本当に爆発する可能性出たじゃん…

    エル・サルバトーレ戦後→爆発してないけど何もそこまで…

    最終回改札前再会→(歓喜する外人4人組)

  • 114二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 20:19:47

    …44バンチの護衛に任命されてからのジュン達は、暫くの間最前線での日々が嘘のように穏やかな時間を過ごす事になった。
    コロニーの護衛としてMSに乗っての周辺警備はローテーションで行われる為に全員が半日以上の自由時間と充分な休日を取ることが出来、暇をしている間はジュンですら子供達と遊ぶようになる程の余裕が出来始めていた。元々は自由時間中はブルキャノンの整備に力を入れていたジュンだったが、そもそも任務中戦いが全く無い為消耗するものもなく整備もすぐ終わってしまうのと、何かとジェリドが子供達を引き連れて整備をするジュンにちょっかいをかけて来た結果、どうせする事もないからとジュンも少年達の輪に入ってサッカーをしたり、時にはリリーと一緒に少女達の輪に入って中庭から詰んだ野花で花の冠を作るのを手伝ったりするようになっていた。
    ジュン「……」だいぶ不恰好な花の冠を眺めてしかめっ面している
    少女1「ファン兄ちゃんへたー」
    少女2「ぶるきゃのんのお手入れは出来るのにねー」
    ジュン「う、うっせぇな。MSの配線と違ってすぐ切れるから繋ぎにくいんだよ」
    少女3「でもリリー姉ちゃんはじょうずだよー?」
    リリー「…」黙々と綺麗な花の冠を作ってる
    ジュン「随分また打ち込んでるな…そんなに綺麗に作って誰に被せんだ?」
    リリー「…」黙々作業中
    黙々と打ち込むリリーを見て柄にもなく悪戯心が湧いたジュンは、自分の作った不恰好な花の冠をリリーの頭に乗っける。
    リリー「わっ!?…あ…これ…冠…?」
    ジュン「やるよ。今日はそれつけて過ごしたらどうだ?」
    困ったようにしながら怒るだろうな、とジュンはからからとリリーへ笑いかけるが、彼の予想とは裏腹にリリーは恥ずかしそうにしながらもにへらと笑みを浮かべる。
    リリー「え…えへへ…」
    ジュン(…?よくそんな不恰好な花の冠かぶって嬉しそうにしてんな…)
    ジェリド「おぉいジュン!!サッカーしようぜ…って嬢ちゃん達どうした?そんな通せんぼして?」
    少女2「いまいいふんいきなの」
    少女3「邪魔しちゃダメなの」

  • 115二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 20:23:46

    >>114

    (お前もうエグザべ君のことクソボケって言えないぞお前)

  • 116二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 20:52:55

    >>115

    最前線で戦いまくって気付かぬうちに色々すり減らしてる男が急に前線から離れて穏やかな空間に放り込まれた為、当時のジュン兄は多分過去一レベルで女心とかを察する力がないです、なんならニャアンに出会わなかったらそういう気遣いを覚える事なく気が付いたらリリーとくっついてたりしてるまである恐れアリ


    ジュン「…今思えばまぁまぁ酷な事してたよなぁ…」

    ニャアン「今思うまでもなく酷だよ」ジト目

    ジュン「う…反省しております…」

    ニャアン「…女誑し、鈍感、くそぼけ、14歳の私が初恋の癖に生意気」

    ジュン「ボロクソいうじゃん…」

    ジェリド「やはり何度聞いても酷いな、初恋の少女が当時14歳って」

    ジュン「うるせい」反論不能

  • 117二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 21:15:10

    >>114

    44バンチでの穏やかな日々の始まりから1ヶ月が過ぎた頃、機体メンテナンス時には最早恒例となりつつあった子供達とのガレージの散歩中に、ジュンとジェリドは何人かの子供達が少しの間このコロニーを離れるという事を子供達自身から聞く事になった。

    ジュン「コロニー外学習…?」

    少年1「うん!!もっと大きな中立のコロニーの学校で勉強するんだ!!先生の中には有名な学者さんとか博士さんがいて、学校で習うよりもせんもんてき?な事も少し教えてくれるんだって!!」

    少女1「このコロニーからだけじゃなくて、地球からも私達と同い年ぐらいの子達がくるの。地球には戻れてないから、地球のお話を沢山聞きたいなぁ」

    ジェリド「地球かぁ…お前達も地球に戻りたいと思うか?」

    少年2「うん…」

    少女2「パパもママもいないけど…せめてお墓参りとかはしたい…」

    辛そうに俯く子供達を見て、同じように家族を失ったジュンはどのように声をかけたものかと躊躇うが、そうしている間にジェリドがにっと笑って屈みながら子供達に目線を合わせる。

    ジェリド「よし分かった。俺がうんと偉くなったら、いつかお前達全員で地球に帰ったり出来るような機会も作ってやる。コロニー外学習の一環とでも言えば通るだろ」

    少年1「ホント!?」

    ジェリド「ああ、ホントさ。だからお前達もそれを認めて貰えるぐらいにうんと頑張れよ?頑張って力を見せてこそ、認められるってもんだからな」

    少女1「うんっ!!私達勉強頑張ってくるね!!」

    嬉しそうに笑う子供達の頭を撫でるジェリドを見ながら、そういえば自分も妹を励ます時にこんな風に約束をしたっけな、と思い出しながら微笑んでいた。


    …しかし、結局この約束が果たされる事はなかった。


    ジェリドと約束して学習の為にコロニーへ向かった選ばれた子供達が、彼らの乗るシャトルごと行方不明になった為に…

  • 118二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 21:46:52

    >>117

    中立コロニーへ向かう子供達が行方不明になった事を聞いたジュンとジェリドは、静止する役員達を振り切ってそれぞれの愛機で飛び出し、シャトルの反応が最後に確認されたポイント周辺からMSでの活動許可申請が通っている宙域ギリギリまで徹底的に探し回ったが、丸一日探し回ってもシャトルの反応は見つけられず、それでも操作を続けようとした2人は後から駆けつけた仲間達の説得と上層部からの捜査停止命令を受け、全く納得出来ないまま44バンチへと引き戻される事になる。

    ジュン「……」

    無理な出撃をした結果44バンチ管理の上層部達から自室での謹慎を言い渡されたジュンはベッドに腰掛け、小型ラジオで行方不明となったシャトルの情報を探ろうとするが、芳しい情報を一向に得られない苛立ちから思わずラジオを壁に向かって投げつけ、丁度それが壁に激突したタイミングで部屋に入って来たリリーがその衝突音に怯えて縮こまる。

    リリー「っ…じゅ…ジュン…ご飯…持ってきたよ…?」

    ジュン「……置いといてくれ」

    ジュンはバツが悪そうに目を逸らしながらラジオを拾い、リリーは少しでも会話して貰おうと声をかける。

    リリー「あの、ね…?ジェリドさんもジュンも、もう少しで謹慎は解除させる筈だよ…中将閣下がそう言ってて…」

    ジュン「…謹慎が解かれたら…またアイツらを探しにいけるのか…?」

    リリー「それ…は…」

    あれだけ2人が探しても見つからない。それが意味する事を悪い方に捉えざるを得ないリリーとしてはその問いに答える事が出来ず、その沈黙がリリーの答えだと察したジュンは苦々しい表情を浮かべて完全にそっぽを向いてしまう。

    ジュン「警備の任務があるだろ。早く行けよ」

    リリー「っ……うん…」

    俯きながらリリーが踵を返すと、突然部屋のドアが開いて何やら焦った様子のディルとフィンが部屋へ飛び込んでくる。

    ディル「おいジュン!!謹慎は解除された!!すぐに来い!!」

    ジュン「…?」

    ジュンは思わず戸惑った様子でリリーを見るが、リリーも突然の謹慎解除に戸惑っている。

    フィン「ジェリド達も港に集められてる!!早く支度して!!」

    ジュン「ま、待てよフィン。一体何が…」

    フィン「上層部だよ!!この宙域の管理者達が緊急任務を持ってやって来たんだ!!」

    ジュン「…緊急任務…?」

  • 119二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 22:11:20

    >>118

    突然謹慎を解かれたジュンとジェリドは状況を飲み込めないまま急遽44バンチ港に入港したペガサス級戦艦前に辿り着き、そこで険しい表情をしたライラに出会う。

    ライラ「…久しぶりだね、2人とも。元気には…出来てなかったろうけれど、とりあえず顔を見れて良かったよ」

    ジェリド「ライラ…!?何故貴女がこんなところに…?」

    ライラ「今回の作戦におけるMS部隊の指揮を務める事になったのさ…戦争が終わったってのにまたアンタらの命を預かる事になるとはね…」

    ジュン「作戦…?こんな中立コロニーまでペガサス急を引っ張って来ないといけないような事があったんですか?」

    ライラ「詳しくはブリッジで話す、来な」

    ライラに案内されてブリッジへ通された一同はこの宙域を管理する上層部達と彼ら直属のパイロット達と対面させられる。

    上官1「来たか、ファンボイ准尉、ジェリド准尉」

    上官2「貴殿らは本来謹慎処分中であるが、本作戦において謹慎を一時的に解除する。まずはそれ程までにことは深刻だと理解して欲しい」

    未だに事情が飲み込めない2人に対して、上官の1人が問いかける。

    上官3「貴殿らは、嗤う幽霊と呼ばれるジオンの特殊部隊を知っているかね?」

    ジェリド「はっ、公国軍の中でも過激派に属する者達で構成された部隊であり、戦時中も中立コロニーで民間人を巻き込みかねないテロじみた作戦を幾つも遂行したと聞いております」

    ジュン「戦後はジオンの軍縮に伴って弱体化し、特殊任務そのものの需要がなくなり解体されたと…」

    上官3「表向きはその通りだ。だが、彼らは未だに水面下で動いており、我々はその動きを監視していた…結論から言おう。


    奴らはこのコロニーを狙っている。


    このコロニーを消し飛ばす程の戦術兵器を携えた状態で、だ」


    …ジオンがまた牙を剥く。

    そう告げられたジュンの身体を沸騰させるように、久しく忘れていた激しい憎しみが駆け抜ける…

  • 120二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:26:35

    このレスは削除されています

  • 121二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:27:29

    >>113

    本編で生き延びたのを見届けた後に連邦幼馴染編ぶち込まれる事になるの情報量の暴力で殴られる感じがあって好き

  • 122二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:28:21

    >>104

    >>89の自爆未遂絡めると、



    『それまで強力すぎるNT能力故に人の心が見えてしまい、更にその容姿と雰囲気で無自覚に悪意なく人を誑かしてきた天然魔性の妖精シュウジがマチュと信頼を深めて行っていい感じになった時にマチュが自分のことをどう思ってるか気になって普段より心の奥深くまで踏み込んでみたら自分に恋愛感情を持ってることがわかったので自分からキスをして

    真っ赤になって慌てるマチュに「やっぱりマチュもそう思ってたんだね」って笑顔で悪気なく言ってしまってそこから人の心を覗いていたことが発覚しマチュに「勝手に心を見るなんてひどいよ!」と拒絶されてしまい、そこで初めて自分がしてきたことはもしかして悪いことだったんじゃないか、マチュに嫌われてしまったんじゃないか、と考えた矢先にマチュが研究所連中のせいで意識不明になり、「どうせ嫌われてるんだ、マチュが助かるなら自分の身なんかどうなってもいいや」って敵研究所があるコロニーに単身特攻してゼクノヴァしようとするんだけど、間一髪で間に合ったマチュのおかげで命拾いしてそのあと30ビンタ事件されたあとそこから紆余曲折を経てお互いに想いを伝えあって本当の意味で心の通じ合ったマヴラブなシュウマチュになるのが見たい!!!!』



    的な展開はある(某スレの闇の研究員のセリフを改変した上で引用)

  • 123二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:39:44

    >>122

    マチュに出会う前から過激派と度々戦ったりしててニュータイプを利用しようとする輩に嫌気がさしてた時期に自分のアートをキラキラした目で見てる少女に出会ってより強く心惹かれたりしてたのかもしれない…

  • 124二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 00:05:25

    本編でのマチュとシュウジはどうなるのか…

  • 125二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 05:42:39

    >>122

    30バンチ事件みたいに言われてて草>30ビンタ事件

  • 126二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 07:22:24

    >>122

    この過程を経た結果あの激甘バカップルが生まれた訳か…

  • 127二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 09:29:09

    >>122

    好きな女の子に嫌われた(と思い込んだ)からヤケクソになる、というのは思春期の男子っぽさがある

  • 128二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 10:42:55

    >>126

    あと一時的に心を読むのが恐くなってて、それですれ違いが解消できないまま自爆キメようとしてたらさらに美しい

  • 129二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 12:15:42

    >>127

    劇場版でラクスに見捨てられたと勘違いされたキラ並にショックも受けてそうだ…

  • 130二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 13:49:22

    すっごい今更気付いたんだけどさ、>>26でザメルに『隠し腕』が『脚部』に付いてたのってまさか……

  • 131二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 13:56:38

    木製帰りチューンの可能性⋯?

  • 132二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 16:59:50

    >>110

    なんなら最近(事故だけど)押し倒されて抵抗ゼロだったのでバレたら1ヶ月以上はマチュにいじられる

  • 133二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 19:34:33

    >>132

    ニ:じゃあシュウジに押し倒されたら抵抗する?

    マ:えっ!?…そりゃ、まあ、その…あの…(脳内にキラキラ)ふつつか者ですがよろしくお願いいたします

    シ:マチュ、飛躍しすぎてない?

  • 134二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 19:58:55

    >>133

    よし、実際シュウジに押し倒されてみようか

  • 135二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 20:14:26

    >>134

    なおその時のシュウジの体温:39.8度

    目はトロンとしてるし息は荒いし気怠げで艶めかしいし、自分も心臓がΩサイコミュ起動状態で気付けないマチュ。

  • 136二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 20:35:13

    >>135

    高熱で朦朧としてるシュウジ

    心臓音で何も聞こえない爆発四散手前のマチュ

    (両者別々の理由で)熱が限界になり倒れる2人

    焦るニャアンに呼ばれて慌てて担架担いでやって来るジュン兄andジャンク屋のハロ達

  • 137二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 20:36:31

    連邦軍本隊所属ペガサス級MSカタパルト
    元ジオン公国軍特殊部隊『嗤う幽霊』が戦略兵器を用いて44バンチコロニーへの襲撃を目論んでいる。そう聞かされたジュン達44バンチ護衛隊はそれぞれの機体共々連邦軍本体上層部達の率いるペガサス級戦艦に搭乗し作戦実行の為に嗤う幽霊達が潜むとされているデプリ宙域へと向かい、既にカタパルトに固定された機体の中で出撃の時を待っていた。
    エマ「…廃コロニーの残骸が散らばるデプリ宙域…確かにMSで身を隠すのにはうってつけの場所ね」
    カクリコン「しかし、この廃コロニーもだいふ44バンチの側だってのにずっと放置されてたのか…衝突でもしたらどうするんだ?」
    フィン「聞いた話だと近々完全に解体するつもりだったらしいけど、こういう事になる前にやって欲しかったなぁ……ん?リリー、どうかした?」
    リリー「…その…なんで嗤う幽霊の隊員達は44バンチを狙うような行動に出たんだろうって思って…だって、あそこには子供達がいるだけなんだよ…?」
    ディル「それは…分からんな…上層部達もリリーがそれを聞こうとした途端に話を切り上げて出撃準備をするように急かす上に、後はライラ隊長から具体的な作戦を告げられただけだからな…」
    ジュン「どうでもいいだろ、ジオンの連中が考える事なんざ」
    吐き捨てるように呟きながらジュンはブルキャノンのレバーを握り締める。
    ジュン「連中が何考えてようが知った事じゃねぇよ。どうせ連中は全員この残骸の仲間入りするんだ、考えるだけ無駄だ」
    ジェリド「違いない。少々過激だが軍人としては満点だ。連中をぶちのめせばガキどもに降りかかる火の粉を消す事にも繋がる。わかりやすくていいと思うがね…強いて言うならジュン、油断はするなよ。連中の機体は殆どザクと聞いているが、逆に言えばそんなポンコツでコロニー襲撃を仕掛けるような気がふれた連中だ、何をしでかすか分からんからな」
    ジュン「分かってるさジェリド…標的は全員本気で始末する」
    ジュンはコクピットの中で、今か今かと出撃の時を待つ…

  • 138二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 20:52:07

    >>136

    取り敢えずジャンク屋の屋根裏にて布団と毛布と水枕で保護されるシュウジ

    ファンボイとニャアンが作ったおかゆを凄い勢いでかっ込まれ補給が追いつかず、看守と演歌の両軍警オヤジ(のカミさん)から大鍋or特大タッパー五段重ねの差し入れが届きあっという間に平らげるも早々に回復

    一方風邪を移されて自宅療養するマチュ

    但し熱の半分は思い出しての恥ずかタヒによるものなのでタマキおかんからは少し訝しがられている模様

  • 139二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 21:06:17

    >>138

    なんやかんやでマチュは普段ぐいぐいくるけどここぞと言う時にへたれそう

    逆にニャアンは普段人前で照れる割にここぞという時に周囲が恐れ慄くレベルでぶっちぎりそう、なんならメイン女子達3人の中であらゆる事を1番最初に体験するまである

    コモリさん?…頑張れ…

  • 140二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 21:07:02

    >>137

    ジュン達が控えるペガサス級が廃コロニーの跡地の戦艦が近付ける限界の距離まで接近すると、周囲のデプリに隠れていた複数隊のザクが飛び出し、ザクバズーカや対艦ミサイルによる集中砲火を放つ。対するペガサス級がこの奇襲を搭載火器と直衛MSによる迎撃で撃ち落とし、ここでようやくジュン達の控えるカタパルトに出撃を知らせるスクランブルが響き、それと同時に直衛隊を指揮するライラからの指示が飛ぶ。

    ライラ「出撃進路は確保した!!攻撃の要はアンタらガンダム部隊だ…気合い入れて行きな!!」

    ジェリド「了解した!!そろそろアンタが酒に誘ってくれるような活躍を見せてやるさ!!」

    ライラ「全く、気の早い坊やだよ…ジュン、先陣はアンタとジェリドが斬る形になるが、やれるかい!?」

    ジュン「ああ…いつでもいけるぜ…」

    ライラ「良し…発進しな!!」

    ジュン「了解!!


    ジュン・ファンボイ!!ブルキャノン、出るぜ!!」


    ジェリド「ジェリド・メサ!!01ガンダム速攻型、出るぞ!!」


    ライラの指示によりカタパルトから射出された青と黒のガンダム。発進の瞬間を狙撃しようとした2体のザクは引き金を引いた瞬間に高速旋回した2体を見失い、慌ててその姿を捉えようとした次の瞬間に2体揃って死角から撃ち込まれた両肩部キャノン砲と二連装ビームライフルをコクピットに撃ち込まれて爆発四散、その爆風を突っ切って2人はペガサスを狙うザクの群れへと突き進む。

    ザク1「ぶ、ブルキャノン…!?本当に公爵家の蒼い騎士が護衛をしていたのか!!」

    ザク2「向こうの黒いのは何だ…!?連邦の新型か!?」

    ジュン「退けよ鉄屑共が!!!!」

    ジェリド「速攻で終わらせるぞ!!!!」

    デプリを縫うように駆ける青と黒の閃光が、瞬く間に無数のザクを蹴散らしていく…

  • 141二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 21:36:56

    >>140

    …作戦決行の為に集った嗤う幽霊所属のザクの総数は30を超え、現在その半数以上がペガサス級から飛び出したジュンのブルキャノンとジェリドの01速攻型を撃ち落とす為に集中砲火を放っていた。

    だが、2体のガンダムはこの集中砲火をものともせずにデプリを縫うような縦横無尽の軌道で飛び回り、1つ、また1つとザクを撃ち落としていく。

    重装甲と突進力を活かしたブレードと盾の二刀流で斬り込むブルキャノンが先陣を切り、高機動力を活かして追従する01速攻型が二連装ライフルによる狙撃とビームサーベルで的確に止めを刺す。一見すると死角を補い合うマヴ戦術に見えなくもないが、2人の戦法はそんな上等なものではなかった。機体スペックを極限まで引き上げてただただ前に突き進み、目に見える敵を片っ端から撃ち落とす。2人揃って尋常ではない速さで前に突き進む故に、結果として敵は前にしかいないのだ。

    ザク1「このっ、猛牛どもが!!!!」

    ザク2「いい加減に沈め!!」

    デプリを影に潜むザク達が狙撃用の砲台型ビームライフルでの狙撃を放つが、2体のガンダムは発射の瞬間の僅かな発光から狙撃を察知して飛び退く。その直後ブルキャノンは飛び退くのと同時に放った多連装ミサイルを放ち、それを01速攻型が撃ち抜く事で爆風による煙幕を発生、ザク達は完全に2体を見失う。

    ザク1「き、消え…」

    次の瞬間、見失ったガンダムを必死で探そうとするザクのうち一体が二連装ライフルにコクピットを撃ち抜かれて爆発し、悲鳴をあげて滅茶苦茶にビームを撃つもう一体のザクは背後から迫るブルキャノンの突き立てたヘヴィシールドの刃にコクピットを押しつぶされて沈黙した。

    ジェリド「無様なもんだなテロリスト共!!」

    ジュン「テメェらはデプリの巣穴に引き篭もってねぇと戦えねぇのかよ!!!!」

    凶悪な笑みを浮かべる若きエース達を乗せて、2体のガンダムは更に激しさを増して暴れ回る…

  • 142二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:00:08

    >>141

    デプリ宙域を駆け巡りザクの群れを撃ち落としながら突き進む青と黒の閃光は、後続として援護を行うリリー達、そしてさらにその後ろねペガサス級の直衛を務めるライラ率いるMS本隊の目にも映る程に鮮烈な爆発を引き起こしながら宇宙の闇の中で一際激しく輝く。

    隊員1「あ…あれが中将閣下の開発した最新のフルアーマータイプの力…」

    隊員2「高機動型も引けを取らない速さだ…やはりガンダムの性能は他のMSとは桁違いだな…」

    ライラ「よそ見してるんじゃない!!2人が敵の布陣を崩しているうちに体勢を立て直しな!!」

    本隊のパイロット達がガンダムの性能のみに戦慄している横で、唯一ライラはパイロットとしての腕前を格段に上げた2人の成長に内心ほくそ笑みながらも本隊に指示を出して陣形維持に務める。

    ディル「…よし、本隊の陣形も安定してきたな」

    フィン「僕らはもう少し前に出て2人の援護に回ろう!!」

    リリー「分かっ…」


    突然、リリーの脳裏に凄まじいノイズと、それに混じって幾重にも重なった悲鳴のようなものが響く。


    リリー「っ…!?何…今の…?」

    リリーが原因不明のノイズに戸惑っていると、ペガサス級とすれ違い流れていった大きなデプリの一つが突然爆発する。

    エマ「なっ…何事!?」

    一同が動揺する中、爆発したデプリの中から何かが飛び出し、44バンチの方向へと飛んでいく。

    …それはミリタリーグリーンの重装甲で補強されたような、それこそMSの何倍もの巨大なミサイルのようなものであり、無理矢理取り付けたような大型のブースターでその巨体に凄まじい加速を与えている。

    カクリコン「あの形状…


    ブリーフィングで見た戦略兵器と同じものだ!!」


    ジュン「っ!!ジェリド!!」

    ジェリド「分かっている!!」

    それを聞いたジュンとジェリドは即座に蹂躙を止め、子供達のいる44バンチへと向かう戦略兵器を止める為に急遽Uターンしてより鋭い閃光となって宇宙の闇を切り裂く…

  • 143二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 01:05:47

    めちゃくちゃ勝手な妄想なんだけど個人的にジュンのイメージがこの右の頬傷ちょんまげ兄ちゃんなんだ…

  • 144二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 05:44:41

    >>143

    目の色と髪型を弄れば年齢的にまぁ違い容姿…かも…?(癖っ毛、青い目、浅黒い肌などなど)

  • 145二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 08:24:24

    フルアーマーと高機動型でデプリ飛び回りながらザク蹴散らしてるのはまぁまぁサンダーボルト
    サンボルBGMが似合いそう

  • 146二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 12:22:59

    プチ補足、因みに当時のライラさんはこの時点でガルバルディ改に、本隊の人達は本隊仕様で強化された軽キャノンに乗ってる設定です
    よくよく考えるとあの世界でギャンとゲルググを原案に開発されたガルバルディが存在出来るのかちょい怪しいですが、その辺はまぁガンダム開発でやむなく地球側に流れてきたジオニックが頑張ったという事で…(まさかゲルググがあんな形になるとは思わなくて…)

  • 147二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 12:54:01

    >>146

    ジオンの技術者が終戦後に連邦へ亡命して技術が流出……とかそんな感じはあるかも

    下手したらTR計画が裏で進んでいる可能性も否定しきれないのがなんとも

  • 148二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 17:14:08

    >>147

    流石にBUNNySみたいな非人道的OSは搭載されないことを祈る

    そこら辺どうにかなりませんかね?オイランゼンさん

  • 149二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 18:42:08

    >>109

    ファンボイ「うーん、やっぱ急場凌ぎでブルキャノンから盾だけ借りたけどバランスも威力もgdgdだったな。これをどーにかするとなると…やっぱザクの基本フレームじゃほぼ丸ごと改造になっちまう。となると…ブルキャノンをザクに見せかける方が早いか? ダミー装甲はジャンクででっち上げて防御力ゼロのガワだけ作ればいいか。いや、これむしろ隠密作戦や偽装の幅が広がるのでは?」

    …と言う事で現地改造の特別予算を(ほぼ公爵家のポケットマネーから)ゲットしたファンボイは見事「重装甲型ザク」の名目でクラバに参戦し勝利した…が、結局ニャアンの前で正座するハメになったというw

    公爵中将「彼のメカニックとしての技術は得難い才能だよ。ジャンク屋というカバーを演じながらMSを運用・整備し外装とは言え改造まで自分でやってのけた。何より"無ければ作る"の精神を忘れないのが素晴らしい。…ふむ、彼とその連れ合いがここ(工房)に来たら駄目元でもう一回誘ってみるか」

    工房親方「パイロットとはいえそれなりに見込みがあったので基礎だけはしっかり仕込んだつもりでしたが…あれは思った以上の逸材だったかも知れませんな。あの小僧が洋の東西を問わぬ音楽を持っていたのも懐かしい思い出ですわい」

    指揮官「そう言えばあの頃は工房の仕事上がりの酒の席で、毎日毎日違う音楽が流れていたね」

    親方「折角なので良い音を出せるよう端材と余り物で急拵えのアンプとスピーカーを作ったモンがおりましたでの。お屋敷まで響いていたとはこれは失礼を」

    中将「どうも私の部屋の隠し通路が上手く音を伝えていたようでね。この城を建てた旧世紀の石工達は良い仕事をし過ぎてくれたよ」

  • 150二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 19:16:47

    デプリに偽装されて戦艦を横切り発射された大型ミサイル状の戦略兵器は、その巨体からは想像もつかぬ程の速度を発揮して44バンチ方面目掛けて突き進む。突貫工事で作られたのか、目に見えて無理矢理取り付けられたと分かるブースターの接続部分は加速による振動で本来ならありえないような揺れ方をしており、兵器を保護する為と思われる装甲も追跡する2人からしても目に見えて軋んでいる。
    ジュン「アレがコロニー1つ消し飛ばせる戦術用ミサイルか…!!本隊に作戦がバレて急遽ここから飛ばす事にしたらしいとは言え随分またずさんなもん作りやがって…!!」
    ジェリド「ただでさえ懐の厳しいジオンで解体されかけてるような連中の急場凌ぎだ!!この程度が限界なんだろうさ!!」
    ジュン「懐に余裕無いなら大人しくしとけよ…!!射程圏内に入ったら撃ち抜くぞ!!」
    ジェリド「了解した!!」
    2体のガンダムは全力の加速によって少しずつ戦略兵器へと間合いを詰め、後一歩踏み込めば間合いという所まで接近する。
    だがその直後、2人の背後から迫る熱源反応から無数のバズーカの弾道が迫るのを察知した2人はすんでの所で横に飛び退きこれを避け、回避の為に再び戦略兵器との距離が開けてしまう。
    ジェリド「っ!?ザクでどうやって俺達の機体に追いついたんだ!?」
    戦略兵器を追いかけつつ2人が後方を見ると、確かに2人を追うのはザクであった。ただし、その背面にはドムのものと思われる脚型ブースターがとりつけられ、元々の両足のスラスターと連結した巨大ブースターとなって本来のザクでは得られない加速によって2機へと接近していたのだ。
    ジュン「ザクがドムの真似事かよ!!」
    ジェリド「ジュン!!奴らに構っている暇はない!!まずは戦略兵器から落とすぞ!!」
    ジュン「了解!!」
    先頭をいく戦略兵器、それを追う2体のガンダム、そして更にそれを追う宇宙型高機動ザク部隊。追う者も追われる者にも時間がないデットヒートが始まる…

  • 151二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 19:17:27

    >>150

    ジュン達が戦術兵器を追う中、ライラの指揮する本隊と5体のガンダムは行手を阻むザクの軍勢と交戦しており、真っ先に戦術兵器を追ったジュンとジェリド以外は2人を追う事が出来ずにデプリ宙域で戦う事を強いられていた。

    ライラ「リリー!!あまり前に出過ぎるんじゃない!!この宙域であんな滅茶苦茶な突撃戦法が取れるのはあの2人だけだ!!」

    リリー「で…でも…!!急いで2人の援護に行かないと…!!何か凄い嫌な予感がして…!!」

    ライラ「…なんだって…?聞こえるか、ジェリド、ファンボイ!!」

    ニュータイプとしてのリリーの潜在能力に一目置いていたライラは、そんな彼女の言う嫌な予感という言葉に眉を顰めながら2人に呼びかける。既に2体のガンダムが駆ける閃光はペガサス級の周辺からは殆ど見えなくなっているが、今も尚2人と戦術兵器、そして改造ザク達の追跡は続いており、混戦状態でありながらも2人の機体に辛うじて無線が届く。

    ジュン「悪い姉さん!!急ぎじゃなけりゃ後にしてくれないか!?」

    ジェリド「コイツらリミッター解除してるとしか思えん速さで迫ってきやがる!!戦術兵器を追いながら奴らを振り切るのは骨が折れるぞ…!!」

    連邦最新鋭の2機にすら喰らいつく改造ザク達もまた、急場凌ぎの戦術兵器並みに装甲を軋ませる程の無茶な加速で迫る。その鬼気迫る様子は、それどころではないジュン達ですら決して無視出来ないほどのプレッシャーを放っている。

    改造ザク1「あの2体のガンダムを止めろ!!」

    改造ザク2「我らの…ジオンの平和を脅かしかねんあのコロニーをなんとしても破壊せねばならん!!」

    ジェリド「…何…?」

    混線により聞こえた嗤う幽霊の兵士と思われる者達の叫びを聞いて、ジェリドは思わず困惑してザク達の方を見るが、その一瞬の隙を付いて後方に控えた改造ザクが放つバズーカの砲撃が01速攻型のコクピットへ迫る。

    ジュン「ちぃっ!!」

    ジュンは咄嗟にジェリドの前へ飛び出し、直撃寸前で斜めに構えた盾を振り抜きバズーカの弾道を狂わせて直撃を防ぐ。

    …そして、弾道を狂わせた砲撃は先を行く戦略兵器の手前で爆発し、その衝撃が急場凌ぎの装甲の軋みを本格的なものにした…

  • 152二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 19:18:07

    >>151

    爆風を受けた戦略兵器の装甲は、兵器本体の加速に置いていかれるようにばらばらと散らばり、後方のジュン達へと迫る。2人は慌てて盾を構えて散らばる装甲の直撃を弾くが、更に後方の盾を持たないザク達のうち数体は飛び散る装甲に直撃して失速、或いは明後日の方向へと吹き飛ばされる。

    盾で分離物を防ぎながらも前進するジュンは、追従するジェリドを叱咤する。

    ジュン「何ボサッとしてんだジェリド!!お前らしくもない!!」

    ジェリド「す…すまん…だが奴ら妙な事を言っていたんだ、お前は聞こえなかったのか?」

    ジュン「ジオンの連中に貸すような耳なんぞ削り取って捨てろ!!今はあの戦略兵器を…止め………」

    突然、前方を行くブルキャノンが減速し、慌ててジェリドもそれに合わせてジュンに問いかける。

    ジェリド「っ…!?どうしたジュン!!何……が……」

    …2人は、装甲が完全に剥がれ剥き出しになり、無理矢理取り付けられたブースターで加速する戦略兵器を…否、


    数日前子供達諸共行方不明になった筈のシャトルの姿を見て、思考が停止しかけた。


    ジュン「…なん…で…アイツらのシャトルが…?」

    ジェリド「奴らが鹵獲して…改造したのか…?なら子供達は何処に…」

    リリー「2人とも聞いて!!!!」

    止まりかけた2人の思考を現実に引き戻したのは、無線から響いたリリーの叫びだった…だが、その叫びの後に続く彼女の知らせが更に2人を混乱させる。

    リリー「あの戦略兵器に攻撃しないで!!


    あの中から…子供達の悲鳴が聞こえる…!!」


    …その叫びを聞いた2人が唖然としている今も尚、シャトルは子供達が帰る家へと向かって進み続ける…

  • 153二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 19:20:38

    やりやがったな⋯

  • 154二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:03:46

    >>152

    戦術兵器に積まれていたのは、子供達の乗るシャトルだった。一瞬リリーからの無線の内容を聞き間違えたのかと錯覚した2人だったが、どうにか脳がその内容を処理出来たジェリドは大慌てでペガサス級メインブリッジへ無線を繋ぎ、上層部への連絡を行う。

    ジェリド「っ…!!ジェリド・メサより報告!!現在追跡中の戦術兵器と思われたものは行方不明だった子供達の乗っているシャトルだ!!それどころか子供達が乗っている可能性もある!!急いで44バンチに待機するMS隊に緊急停止用のネットの準備を…!!」

    上層部1「その必要はない。


    それこそが、奴らの開発したコロニー破壊用の戦略兵器だ。


    『特殊な燃料』によってゼクノヴァに似た現象を引き起こす…通常『クレイドル』。


    工作部隊が入手した信号パターンからそのシャトルにクレイドルが内蔵されているのは間違いない…シャトルごと撃ち落とせ」


    ジュン「撃ち…落とせ…って…ガキども諸共やれってのか……!?」

    あまりの事態に2人の動揺が激しくなる中、減速した2人に対して勢いを止めずに突っ込む改造ザク達が追い付き、無数のザク達は2人を追い抜いて弾幕を展開、動揺しながらも2体のガンダムは盾で身を守る。

    ザク1「装甲はやられたがまだクレイドルは動く!!」

    ザク2「何としても食い止めろ!!着弾さえさせればあのコロニーを潰せる!!」

    ジュン「ふっ…ざけるなテメェらあああああああああああ!!!!」

    怒りか、焦りか、それすら判別がつかない程の動揺を露わにしながらもブルキャノンは乗り手の操作に応えて盾を構えながらザクの群れへ突っ込み、改造ザク達は蜘蛛の子を散らすように逃げながら射撃を続ける。

    ジュン「ジェリド!!コイツらは俺が食い止める!!お前はシャトルを止めろ!!機動力だけなら速攻型の方が上だ!!早く!!」

    ジェリド「………」

    …ジュンが死に物狂いでザクの攻撃を散らす中、状況を理解したジェリドの脳裏に、考えたくもない残酷な解答が浮かび上がっていた…

  • 155二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:11:24

    (……これまさか44バンチも単なる孤児保護コロニーじゃない……?)

  • 156二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:09:34

    >>154

    ライフル、盾内蔵の二連装バズーカ、胸部ミサイル、両肩部キャノン砲…ブルキャノンの放つ全ての火器によるフルバーストを避ける為にザク達が散らばる。

    ジュン「包囲がほつれた…!!ジェリド行け!!ガキどもを…!!」

    ジェリド「………


    すまない、ジュン」


    ジュン「…っ…?ジェリド…?」

    戸惑うジュンに対して何も答えず、01速攻型はブルキャノンが作った包囲のほつれへ飛び込み、シャトル目掛けて加速し…


    右腕の二連装ライフルを、シャトル目掛けて構える。


    ジュン「っ!?何考えてるんだジェリド!?リリーが言ってただろ!?あのシャトルにはガキ共が…!!」

    ジェリド「コロニーまでの距離もかなり近付いている!!いくら速攻型でも直衛を避けてシャトルに接近してこれを止めるのは無理だ!!破壊手段がゼクノヴァだというのなら規模も計り知れない…


    コロニーを確実に守る為にはここで撃ち落とすしかない!!!!」


    …ブルキャノンの全速力でクレイドルを追ったジュンだからこそ分かる。ジェリドの判断に間違いはない。事実、ジュンが囮役を買って出たのもブルキャノンの全力ではシャトルに追いつけないと悟ってせめて少しでも速度の出せる01速攻型を先行させる事を選んだ…そのジェリドですら追いつけないと言うのであれば、止めるのは至難の業だ。

    ジュン「っ…!!早まるなジェリド!!俺も斬り込む!!シャトル直衛の奴らを倒せればまだ…!!」

    ジュンはジェリドの援護に向かおうとするが、布陣を立て直した改造ザクの群れが行手を阻む。

    ジュン「クソッ!!退けよ!!」

    上層部1「…クレイドルの推定破壊範囲の到達まで後数分だ。急げ、ジェリド准尉」

    ジュン「黙れ糞野郎!!!!」

    ジュンが怒りに任せて上層部達へ叫ぶ中、ジェリドは冷静に…しかし、震える手でグリップを握り…


    一生の中で一番重い引き金を、


    引いた…

  • 157二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:10:41

    >>156

    …引き金を引いた瞬間、


    ジェリドの目の前に広がる景色が、変わる。


    ジェリド「…なんだ…これは…?」

    宇宙の闇に深い青が混ざったようなダークブルーの景色に、煌めく星のような不規則な輝きが無数に散らばるそれは、明らかに只の宇宙の景色ではなかった。

    コクピットにいた筈のジェリドは、その暗い青色の輝きの中に身を投げ出していた。


    …それは、本来ならニュータイプとしての能力が決して高い方ではないジェリドには本来見えない筈の『向こう側』であった。


    たが、子供達の命とコロニー全ての安全を天秤にかけねばならない極限状態が彼の精神の波を尖らせ、クレイドルに搭載された擬似ゼクノヴァ発生装置を介して子供達に共鳴…


    その結果彼は一時的に『向こう側』の景色にて…泣きながら蹲る子供達と出会う。


    ジェリド「っ…!?お、お前達…」

    少年1「…?ジェリド…兄ちゃん…?」

    少女1「え…?ジェリド兄ちゃん…!?」

    呆然とするジェリドの元へ、子供達が泣きながら駆け寄る。泣きながらも、迷子を見つけて貰えたように安堵した様子で駆け寄る。

    少年2「怖かった…怖かったよ…!!」

    少女2「ありがと…ありがと兄ちゃん…助けに来てくれて…!!」

    ジェリド「っ!!!!ち…違う…違う…!!俺は…お前達を…!!!!」

    必死で言葉を吐き出そうとするジェリドを見た子供達は顔を見合わせて、何かを察したように優しく笑い、皆でジェリドを突き飛ばす。

    ジェリド「待っ…」

    …次の瞬間、


    元の景色に戻った宇宙空間にて、01速攻型が撃ち抜いたシャトルが凄まじい爆発を引き起こし、その爆風に飲まれた直衛と01が吹き飛ばされ…


    ジェリドの絶叫が、宇宙に響き渡る…

  • 158二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:29:15

    >>157

    …クレイドルの爆発の輝きは、デプリ宙域で戦うライラ達の目にも届く。

    ライラ「っ…かなりの規模の爆発だ…まさか…やったのか…?」

    リリー「……子供達の声が…消えた…ジェリドさんの悲鳴が…止まらない…」

    能力によって何が起きたのかを察したリリーは心の痛みを抑えきれず俯くが、その直後ノイズのように響く激しい怒りの感情を察知して思わず動きを止める。

    リリー「あ…この…怒りは…


    ジュンの怒りだ……」


    ザク1「くっ…くそっ…!!クレイドルが!!」

    ザク2「連邦の犬がよくも!!」

    爆風によって吹き飛ばされた01目掛けて怒り狂ったように狙いを定める改造ザク達。


    その背後から迫ったブルキャノンはそれと比較にならぬ程の乗り手の怒りを表すようにブレードと盾の刃で2体のザクのコクピットを貫いて斬り上げる。


    ジュン「…この…この…!!!!鉄屑乗り回すだけの肉の塊どもがあああああ!!!!!!」

    爆風を受けて加速するブルキャノンは凄まじい勢いで残るザク達に向かって突っ込み、嗤う亡霊のパイロット達は悲鳴をあげてこれを迎え撃つ。だが、完全に防御を捨て、尚且つ気を回すべきクレイドルが無くなった今、それは最早勝負にすらならない戦いであった。

    フルアーマーの重装甲でザクマシンガンを弾き、ザクバズーカを盾で受け流し、真正面から突っ込んで斬り伏せ、無謀にもヒートホークで迫るザクには零距離でキャノン砲を浴びさせて爆散させ、その爆風で怯んだ最後の一体のコクピットを盾で刺し貫き、痙攣するザクをブルキャノンは怒りに歪んだ赤い瞳で睨む。

    ザク3「がっ…お…愚か者どもが…お前達が…守ったものは…」

    ジュン「喚くんじゃねぇよ…鉄屑の付属品が…!!!!」

    血濡れた盾を引き抜き、蒼い騎士はザクの群れを全滅させた…

  • 159二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:42:07

    >>158

    …01速攻型がクレイドルを撃ち抜き、ブルキャノンが全ての改造ザクを蹴散らした頃、既に作戦の失敗を察したデプリ宙域のザク達はコロニーの残骸を盾にしながら後退し、戦闘区域から逃げ出していた。

    フィン「この宙域での戦いに慣れてるな…追い辛い…!!」

    ディル「…どうする…追撃するか…?」

    カクリコン「止めた方がいい。連中の作戦は潰したんだ。追撃で痛い目を見たくはないだろう」

    エマ「…ええ…それに…もうこれ以上戦いを続けたくないわ…ジェリドが…限界よ…」

    完全に標的が沈黙し、クレイドルとザクの残骸が浮遊する宙域で、乗り手が完全に操縦を放棄して浮遊するだけとなった01速攻型の腕を、ブルキャノンがライフルを腰にマウントして空いた右手で掴んで姿勢を保たせる。

    ジェリド「っ…ジュン…俺…は…俺は…!!あの子達を…!!」

    ジュン「……ジェリド…」

    ジュンはジェリドの悲痛な声を聞いて、何も言えなくなってしまう。コロニーを守る為に最適解を出し、引き金を引いた。どんなに辛い選択だろう。どんなに重い引き金だろう。きっと、目の前で止められなかった自分にはジェリドが抱える事になった本当の苦しみが分からないのだろうという事が、ジュンを更に苦しめる。何を行ってもジェリドの傷は癒えないかもしれない。

    それでも、ここで声をかけなければ友人ではない、そう思う気持ちがどうにかジュンを突き動かして、ジュンは言葉を発する。

    ジュン「……帰ろう。ジェリド。俺達は44バンチを守り切ったんだ…あのガキどもの帰る家を…守り抜いたんだ」

    ジェリドに呼びかけながら、ジュンは自身を殴り倒したい衝動に駆られていた。もしも先陣を切るのが自分なら、もしも他に上手いやり方があったなら、と、後悔が浮かんでは消え、また浮かぶ。それでも、必死でジェリドに呼びかける。

    ジュン「皆んなを守ったお前が…そんなひでぇ有様じゃそれこそカッコつかねぇよ…帰ろうぜ、親友」

    ジェリド「っ…すま…ない…」

    01速攻型はブルキャノンの手を握り返し、自力で体勢を立て直し、並んでペガサス級へと帰る。

    その足取りは、殆ど無傷でありながら満身創痍のように重いものだった…

  • 160二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:14:25

    おぉ⋯重い⋯重いよぉ⋯⋯

  • 161二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:37:00

    正史でカミーユの母がいるとは知らずにカプセルを撃ってしまった時にも得体の知れない不愉快さに動揺してるぐらいなので多分覚悟した上で引き金を引いて子供達を撃った上に向こう側で子供達を撃った実感をより強く感じた時のショックは正史の比じゃないかもしれない…

  • 162二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 06:11:23

    ジェリドが引き金を引いた瞬間からシャトル爆破までの間のBGMは本編でシイコさんが刺された時のやつが流れてそう、あのBGM悲しさと美しさ兼ね備えてて好き

  • 163二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 11:42:46

    完全にオールドタイプのジュンからするとジェリドの見た向こう側の話を聞いたとしても幻覚か何かかとしかし思えないかもしれないから本当の意味でジェリドが見たものを察せないのも辛み

  • 164二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 16:53:56

    アラビア砂漠北部地区
    …ジュンの語る44バンチを巡る攻防の全容を聞いたニャアンは、そのあまりにも壮絶な端末に思わず押し黙り、聴き終えた直後はあぐらをかくジュンの胸元に収まりながら彼の手を握る事しか出来なかった。しかし、ジュンにとって思い返すのも苦しい過去を語る事が出来たのは寄り添う隣人の温もりを感じる事が出来たからであり、それを対面しながら聞いていたジェリドもまた親友は本当に心の支えとなる女性に出会えたのだと悟っていた。
    ジュン「…俺とジェリドは…嗤う幽霊の戦略兵器を止める事に成功した…でも…その為に何人もの子供達が犠牲になった…ジェリドは引き金を引く事を強いられ…俺はそれを止められなかった…」
    ジェリド「…思い返す程酷い話だったよな、アレは…我ながら若い頃によくやったもんだ…」
    ジュン「ははっ、ホントにな」
    力無く笑うジェリドに対して弱々しく返すジュンの手を握り続けたまま、ニャアンは自分自身が思った事をそのまま声にして伝える。
    ニャアン「…そんなの…そんなの2人とも何も悪くないよ…ジェリドさんは一緒に過ごした子供達の住処を守る為に決断をして…ジュンもその道を切り開く為に力の限り戦って…誰も責められないよ…」
    ジェリド「…いや…俺は今でも俺自身を責め続けている…

    あれだけの犠牲を出して…44バンチは解体されたんだからな…」

    ニャアン「……解体……?なんで…?だってコロニーを襲った嗤う幽霊は2人が止めて…」
    ジュン「…奴らがの出撃から一週間後、俺達は44バンチの護衛任務から外された。俺は元いた場所として、ジェリドも一時的に次の派遣先が決まる迄の仮の所属として、リリーやカクリコンを含めた7人で中将閣下のドイツ領の護衛を務める事になった…護衛を務めてからその数日後に、俺達は閣下から44バンチの解体を知らされた…その経緯と…原因も添えられた上で…」

  • 165二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 16:55:20

    >>164

    4年前、ドイツ領古城

    ジェリド「…44バンチが…解体…?」

    ジュン「どういう事ですか閣下!!」

    呆然とするジェリドの隣で、ジュンは怒鳴るように問い詰める。中将の後ろに控える指揮官が顰め面で嗜めようとするが、中将に無言で手を伸ばして制され、渋々と引き下がる。

    中将「…言葉の通りだよ。44バンチコロニーは戦後支援施設としての維持が困難な状態になり、今週いっぱいで解体される事になった…監査部の手によってね」

    ジュン「維持が困難って…まさか取り逃した嗤う幽霊の奴らが攻撃を…!?」

    ジェリド「…監査部…?待って下さい、どうして連邦内部の監査に関わる奴らがコロニーの解体を…?」

    嫌な予感を覚えたジェリドの眼差しから、中将はやるせない表情で目を逸らしながら2人の問いに答える。

    中将「…君達の戦いの後、生き延びた嗤う幽霊の部隊員達はアラビアの油断地帯に逃げ込んだようだ。元々向こうの反連邦勢力はジオンとの繋がりがあると噂されていたからね、場合によっては宇宙よりも安全だったのだろう。彼らを捕えることは出来なかったが、彼らが拠点にしていたデプリ宙域にてクレイドルを製造したと思われる工房からその足取りを推測出来たんだよ。何故44バンチを狙うに至ったかの経緯を記されたデータと共にね」

    リリー「データ…?」

    中将「そこには、連邦本体の中でも一部分の上層部達によって秘密裏に遂行されていた最新鋭のMS開発計画の記録の一部が記載されていた。一機で戦局を変えるどころか、戦争を終わらせる程の破壊力を秘めた究極の兵器開発…


    その研究が、44バンチにで行われていると、データにはあったそうだ」


    エマ「っ…!?待って下さい!!44バンチは戦後支援コロニーです!!何故そんな場所でMSの開発を…!!」

    カクリコン「……いや…逆か…」

    フィン「逆って…つまり、44バンチは元々MS開発の為のコロニーで…」

    ディル「……孤児院は…施設を隠蔽する為に用意された表向きのダミーだった…?」

    俯く中将の無言が後ろの一同の推察を否定していない、その事実に、ジュンとジェリドは言葉を失う…

  • 166二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 16:56:23

    >>165

    …44バンチが狙われた真の理由を中将から告げられたジュンとジェリドは、重い足取りで古城から少し離れた場所にある墓地に向かい、その中でまだ墓石の用意されていない一角の前に立ち尽くす。コロニーが解体されると同時に撤去される犠牲者達の墓地を中将が引き取ると聞いた後、彼らは自然とその場所へと向かっていたのだ。

    ジェリド「……は…はは…こんな形で…子供達が地球に帰ってくる事になるとはな…」

    ジュン「……」

    乾いた笑みを浮かべ、がくりと膝をつくジェリドに対してジュンは何も言えず、笑い続ける彼の声が、泣き声と怒りの叫びが入り混じった凄まじいものになって地面を叩き出した瞬間も、彼を見守り続けていた。

    ジェリド「…ふざ…けるな…ふざけるな!!!!上層部の奴らは…あの子達を計画を進める為の盾にしたのか!!!?そうだとしたら…子供達を兵器にしたジオンの連中と何の違いがある!?それに仕えていた俺達は…なんなんだ一体…!!!!」

    ジェリドの叫びが、ジュンに突き刺さる。戦いに身を投じた時から自身が彼らと同じ人殺しになる事自体は覚悟していた。それでもこれが争いをなくす事に少しでも繋がればとも思っていた。それが、知らぬとは言え子供達を盾にするような輩の思うがままに戦い、子供達を撃つまでに至った。自分は何をしているのだと、悔しさのあまり血が滲むほどにジュンは強く拳を握って俯く。

    泣き叫び続けたジェリドの声が、息を切らして途切れた所で、ジュンはようやく口を開く。

    ジュン「…俺は…これからも閣下と指揮官殿の元で戦う。ジオンどもも…内部の癌どもも叩き潰してやる…近々アラビアに逃げた嗤う幽霊の始末もつける事になるだろうしな…お前は、どうする?」

    肩で息をするジェリドは、息を整え、静かに立ち上がりながら涙を拭い、ジュンに向き直って答える。

    ジェリド「俺は…俺は本隊で武勲をあげる。何年かかってでも上層部に食い込んで…組織の力をものにしてみせる…腐った上役どもがもう二度とあんな真似を出来ないように…それを止める力を手に入れてやる…!!」

    ジュン「…お前なら出来るさ…頑張ろうぜ、ジェリド」

    ジェリド「…ああ…!!」

    2人は固い握手を交わし、異なる形でありながらも連邦を変える為の誓いを立てる…もう2度と44バンチの悲劇のような事態を起こさぬように…

  • 167二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 18:03:34

    >>166

    アラビア砂漠北部

    命懸けで44バンチを守った2人とってはあまりにも酷い現実にニャアンは思わず言葉を失うが、彼女は辛うじて言葉を搾り出して2人に問いかける。

    ニャアン「……44バンチに住んでた…無事だった子供達は…どうなったの…?」

    ジュン「中将閣下が新しく受け入れ先の孤児院を見つけてくれたよ。数が数だから全員一緒って訳にもいかなかったみたいだけどさ」

    ジェリド「何度か施設の管理者達から様子を知らせて貰って、皆元気に過ごしているのは確認出来ている。お前は地球に戻れてなかっから、様子は見れてなかったろ?」

    ジュン「…そっか…良かった…」

    少しだけ安堵するジュンの手を優しく握りながら、ニャアンはジェリドに問いかける。

    ニャアン「…子供達には、直接会ってはいないんですか?」

    ジェリド「…会える訳ないぜ…俺は…彼らと共に暮らした子供達を撃ち殺しているんだ…会う資格なんて…」

    ニャアン「っ…!!私の育ての親だった人は、中将さんの送ったスパイでした!!」

    ジェリド「…?」

    ニャアン「私を育てる合間にスパイとしてジュンと同じように処刑任務をしてたり、表には出せないような仕事もしてたらしくて…でも…今でもその人には感謝してます。捕まった後も何度も会ってます…幼い頃に守ってくれた人を、子供は嫌な風に思わない筈です…だから…」

    ジェリド「…恋人が公爵家の蒼い騎士で…育ての親も閣下の配下か…本当に凄い人脈だな、君は」

    しどろもどろになりながらも必死で言葉を紡ぐニャアンを見てジェリドはふっと笑い、ジュンに向き直る。

    ジェリド「…ありがとよ、ジュン。久しぶりにあの事件と真っ直ぐ向き合えた気がする」

    ジュン「おう。俺も気合い入れ直せたわ…今度はちゃんと、皆んな助けようぜ」

    2人は目を合わせて頷き、それと同時にいつの間にか夜が明けた空から降り注ぐ日の光が砂漠へと差し込む…

  • 168二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 19:21:01

     不完全燃焼で終わった戦争の燻りと怨讐がそこかしこで残っている。
     これは「諸々あるとしても、少なくとも最高レベルにマシ」だった戦後を基準に考えて比較してしまう現代日本人の根底にある錯覚か…。
     ところで、その中でかなりどころか最高レベルにまっとうな連邦軍高官やっている公爵中将は一体なんなんだ。金持ち喧嘩せずの極みか? 「古の蒼き血」が囁く高貴なる者の義務の結晶体か? 後者なら公爵の爪の垢を煎じて連邦軍施設の空調から散布してまえw

  • 169二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 20:28:24

    >>167

    同刻、ムカッラー港湾都市部病院

    東から登った朝日が砂漠を照らし、その光がムカッラーの港湾都市を照らし始めた夜明けの時間、普段ならまだ寝静まる患者とごく数人の非常勤の医者が数名いる程度の都市病院では、都市部から山部住宅街まで、至る場所から担ぎ込まれて来た子供達の手当の為に殆どの医者が緊急出動して忙しなく病院内を駆け回っており、その騒ぎに患者達も寝れずにいた。

    患者1「おお、また子供が担ぎ込まれたか…これでもう50人目は超えたんじゃないか…?」

    患者2「基地からは蒼い悪魔が飛び出したと噂にもなっているし…何があったんだ…?」

    戸惑う患者達は、ふと待合室で祈るように俯くリーフの父親、そして彼に寄り添う民宿の夫妻を見つける。

    患者1「あっ、旦那…!!それにアリババの隠れ家のお二人…!!リーフ君は無事ですかい!?」

    商人父「…ええ…命に別状はないと言われているんですが中々目を覚まさなくて…」

    患者2「そ、そうでしたか…他の子供達も怪我はしてるものの命に関わる程ではないらしいですね…しかし、連れ去られた子供達は無事なのか…」

    医者「リーフ君のお父様!!リーフ君が目を覚ましました!!」

    それを聞いた商人父は慌てて駆け出し、他の面々も彼についていき、頭に包帯を巻いたリーフに再会する。

    リーフ「あ…父ちゃん…」

    商人父「無事かリーフ!!…よ…良かった…」

    リーフ「…ごめん父ちゃん…マタルが…連れてかれちまったんだ…俺、必死で奴らを止めようとしたけど…殴られて…気を失って…」

    商人父「大丈夫だ…!!今アラビア支部の人達が…それに…ファンボイさんもマタル達を助ける為に頑張ってる…!!だからリーフは今は休んでいいんだ…!!」

    ファンボイの名を聞いた途端、リーフは何かを思い出したように父親に訴える。

    リーフ「…そうだ…父ちゃん、アイツら変な事言ってたんだ…ええと確か…


    『四年前に我らを滅ぼした蒼い悪魔との決着をつける。今度こそ揺籠による安寧にてジオンの平和を守る』…って…」


    オーナー「…揺籠…?」

    オーナー妻「なんのことだい一体…?」

  • 170二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 20:29:39

    >>169

    同刻、アラビア砂漠北部

    カクリコン「ジェリド、聞こえるか?アッシマー隊の距離が充分に離れた。そろそろ仕掛けるか?」

    ジェリド「…ああ。だが戦闘になれば奴らも気付くだろう。こちらも二手に分かれた方がいいかもしれん」

    マウアー「その方がいいね…それはそうと、ジェリドの方は平気かい?ニャアンちゃんみたく私が胸元に収まってやろうか?」

    ジェリド「ば、馬鹿、茶化すな…」

    ジュン「二手に分かれるとしたら…連携を考えるなら俺とニャアンの2人、ジェリド達3人の2組に分かれた方がいい筈だが…」

    ニャアン「でも…油田跡地のMSのミサイルはブルキャノンのリッターモードを封じてくるし…アッシマー達はオイランゼンのペタルビットを封じてくる…」

    ジュン「そうなんだよなぁ…俺ら2人で行って両方装備封殺されたら命取りだよなぁ…」

    ジュンが頭を抱えていると、突然油田跡地の方から轟音が轟く。

    ニャアン「わっ…!?ま、またMSの起動音…!?」

    ジェリド「いや…いくらMSのエンジンの起動だとしても油田跡地方面からこの距離で届くとは思えな…」

    その直後、


    油田跡地から、ジュン達の位置からでも見える程の何かが、凄まじい煙を吐き出しながら空へと向かって飛んでいく。


    ニャアン「っ…!?何あれ…シャトル…まさか宇宙に逃げて……ジュン…?」

    飛び出したミリタリーグリーンの装甲を纏ったシャトルを見て、ジュンとジェリドは絶句する。

    ジュン「……なんで…だよ…予備のパーツは全部俺達が破壊した筈だぞ…!?」

    ジェリド「…馬鹿な…アレは…!!


    クレイドル…!!!?」


    4年前、2人に消えない傷を刻んだ嗤う幽霊を象徴する戦略兵器が、アラビアの空へと登っていく…

  • 171二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 21:48:21

    >>170

    油断基地から飛び出したクレイドル。かつて何人もの子供達を乗せてその命を奪い去っていった戦略兵器を見たジュンは、殆ど反射的にブルキャノンのコクピットへ飛び乗り、空へ飛び出そうとする。

    ジェリド「待てジュン!!奴らの装備の事を考えたら今お前が飛び出すのは危険過ぎる!!最新のリッターモードの対策もしているような奴らだぞ!?ブル・フライヤーのデータを持っていない筈がない!!」

    ジュン「だからって放っておけるかよ!?速度だけなら俺が…!!」

    ジェリド「直線での加速なら俺のMK-Ⅱの奥の手の方が出せる!!」

    ジュン「…奥の手…?」

    ジェリド「本当はお前との再戦に備えて隠しておきたかったんだが…もうその必要もなさそうだしな…お前は油田地帯で対空砲撃の為に待ち構えているであろう嗤う幽霊どもの相手を頼む!!」

    コクピットから見える真剣なジェリドの眼差しを受けて、ジュンは頷く。

    ジュン「…分かった…今度こそお前を子供達の元へ届けさせてやる!!」

    ジェリド「…ありがとよ、親友…ニャアンちゃん、ジュンの事頼んだぜ?」

    ニャアン「っ…はいっ!!」

    カクリコン「となると…俺とマウアーがアッシマー隊の迎撃か?」

    ジェリド「いや、こうなった以上短期決戦でいこう。アッシマー隊が駆けつけるよりも先に油田跡地の敵を殲滅、その後停止させたクレイドルから救助した子供達を連れて戦線から離脱する。2人はジュン達の援護に回りつつ油田跡地に子供が取り残されていないかの確認を!!」

    マウアー「それなら私が気配を探るよ…それに、そういう事が出来そうな子ももう1人いるみたいだしね…」

    ニャアン「…?」

    ジェリド「よし…作戦開始だ!!行くぞ!!」

    ジェリドの掛け声と共に、5体のガンダムの瞳が一斉に輝く…

  • 172二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:03:30

    多分44バンチの悲劇の回想回のエンドカードは教会の中庭で子供達と遊ぶジェリドとそれを眺めながら木陰に座ってリリーと一緒に花の冠作ってるジュンの一枚絵

  • 173二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 00:13:20

    戦略兵器くんこいつかと思いきや大気圏内もイケるクチなのな

  • 174二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 00:18:07

    色的にも近いのはコイツやろ

  • 175二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 00:25:19

    重力下で飛ばせるかは知らんけどこんなんもおるで

    >>174

    お前は年代が違い過ぎるやろがい

  • 176二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 07:36:45

    朝保守and結構それっぽいミサイル的兵器が意外にも多くて震えるand多分今夜か明日には新スレ作るかもです

  • 177二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 09:49:21

    >>174

    MAというかシャトルか艦艇っぽく見えるな

    灰色に塗ったら銀河帝国の戦艦と説明されたら信じそうだw

  • 178二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 10:03:49

    >>165

    これ絶対後々出てくる奴だ・・・>一機で戦局を変えるどころか、戦争を終わらせる程の破壊力を秘めた究極の兵器

  • 179二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 13:31:55

    >>178

    統一機構側が使うのか、はたまた極秘に建造していたソレを誰かが奪って悪用するのか……

  • 180二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 14:16:59

    もしこのスレが映像化されたら、1期のジュンは多分この画像の赤丸の辺りに立ってると思う
    こっちに背中を向けて

  • 181二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 17:14:45

    >>180

    opの最後の方にブルキャノンのシルエットが映りそう、話が進むとシルエットじゃなくて全体像が映るやつ(AGE2ダークハウンドみたいな感じ)

  • 182二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 20:18:13

    >>172

    なんでそんなひどいこと思いつくの⋯と思ったけど本家からしてシイコさん回のエンドカードが人の心案件でしたね

  • 183二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 20:23:05

    >>182

    エンドカード妄想も楽しいですね

    プチモビ回はエグザべ君とコモリさんのツーショット写真の隣にくじ引き屋で当ててもらったぬいぐるみが置いてあるのとか良いかな、と思ってる

  • 184二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 21:30:36

    新スレ作りました、こっちの残りは多分今夜の感想語る時に使える、かも?


    https://bbs.animanch.com/board/4976166/?res=12

  • 185二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:09:35

    ネタ回でのほっこりするエンドカードもなんぼあっても嬉しいですからね…(カメラマンは緑のおじさん)

  • 186二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:25:56

    >>185

    演歌軍警の家でカラオケやってる軍警勢(看守アララゴ班長等々)のエンドカードもありそう(なお演歌オヤジが法被着てまつり熱唱中w)

  • 187二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:48:31

    >>184

    更新お疲れ様です。

    元帥「今日は連絡役は来てないかね?(ふむ…演習場に特殊部隊を? 別の部隊で抑えさせるか)」

    副官「本日は出頭予定はありません」

    元帥「そうか。では今日は”ゴップキャノン”の出撃はなさそうだね(ペガサス級の弱点を突く? 既に対策済みだろうに何を今更)」

    副官「一回の出撃で十数枚の湿布を要するDD(ダイレクト・ドライブ)軽キャノンの出撃はありませんよ」

    元帥「ここでどこかのブラックユーモア漫画のネタを持ち出すかい? それに修理は完了しているよ(これを機に旧世紀の封建的支配を続ける連邦高官に革命の鉄槌を? 南極条約を自爆的に破る気か? そもそもそんな思想の方が危険だろうに)」

    副官「軍医のドクターストップを受けているのではありませんか?」

    元帥「孫と戯れるくらい爺の気晴らしに許してくれないかねぇ。(公爵”所領”の接収? あの土地の所有権は私有財産だというのに…それに彼の庇護する研究施設や高精度電子機器・機械製造技術者の意味と価値を理解していない。私が言うのも何だが)連邦には人が居ないのかねぇ」

    副官「は?」

    元帥「いやなんでもないよ(どうしてこうも裏工作でろくでもない事を考えつく輩ばかりなんだろうねぇ)…はぁ」

  • 188二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 01:02:52

    >>187

    6話見たら本当にろくでもないのが来た予感がヤバい


    6話視聴メタ視点ジュンニャアンandシュウマチュ

    ジュン「……あれ?もしかして俺下手したらサイコガンダムとやり合わないと駄目な感じか???」

    ニャアン「なんか…予告見た感じコロニーでやり合ってるような…というかあの女の子大丈夫なのかな…」

    マチュ「……向こうのシュウジ、ニャアンに好きって言ってた…」むすっ

    シュウジ「言ってたのはガンダムだよ」宥める為になでなで

  • 189二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 01:11:03

    >>188

    正直変な力(ティターンズの後ろ盾)なければあのゴーグルメガネのオッサンがかなりマシな方に思えるのは錯覚か? 声が違うせいか?

    と言うか予告にホンコンシティみを感じたの気のせいじゃ無いよね。

    でも威力はまるで第一次直上会戦(対サキエル戦)を彷彿とさせるが。

  • 190二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 01:18:42

    >>189

    やたら声が良かった感じがするのは凄く分かる…こっちの世界でもグラサンなのはやっぱ目ぇやられてるんだろうか…


    演歌「というかオイ!!しれっとこっちの刑事うちやがったぞあのヒゲ!!!!」

    シャリア「いやぁ、間に合ってホッとしましたよ」

    エグザベ「い…生きた心地がしなかった…」

    コモリ「中佐は当分エグザベ君に無茶振りしないで下さいね!!!!」

    ジュン「…向こうも大変そうだな…」

    ニャアン「…なんか…ジュンがどうこうしなくてもそのうちジオンって自滅しそうな気がしてきた…」

  • 191二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 01:25:07

    >>190

    この世界観から本編を鑑賞してるけど、実際には「セキュリティサービス」だかに証拠隠滅されてるから軍警が知るのはもう少し後。

    …というか、エグザベ君の業務配分が「捜査<蒼い重キャノン対策」になってるなら…撃たれそうになってるのはコモリ少尉の可能性もあるのよね。

    フラ校で普通と違う士官教育(というかパイロット養成?)のエグザベ少尉と違って、普通の士官学校教育受けているコモリ少尉の方が情報収集活動適性がありそうだからあんな事態にはなってないかも知れない。

  • 192二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 05:48:56

    >>188

    サイコガンダム登場のタイミングを1期じゃなくスレ時空(地球横断編以降)にずらす、とかの裏技で何とかならんかなぁ…

  • 193二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 06:47:56

    >>192

    或いは事前に閣下がバスクの動きを察知して搬送中に鹵獲するとか…?

  • 194二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 08:16:39

    或いは物語開始前にそういった連中をジュンが裏でコツコツ始末してて、1期時空の>>122でシュウジが研究所で暴れ、ジュンが研究者達を処刑したことが決め手になってサイコガンダム投入が中止された、とか


    その場合1組の男女の痴話喧嘩が結果的にイズマ・コロニーを滅亡の未来から救ったことになるけど

  • 195二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 09:20:59

    >>194

    推定開発主体が地球・極東(恐らく日本)のムラサメ研なんだけど…

    イズマかサイド6近傍コロニーor小惑星基地の技術連携先を潰したバタフライエフェクト狙うとか?


    でも、この時空ならそれくらいエエ話でもいいと思う。

    …のV8讃えたくなりそうなコの安否と救済が気になるけど

  • 196二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 12:09:18

    >>191

    足を使っての調査で命の危機が迫るかブルキャノン戦で命の危機が迫るかの違い…!!


    エグザベ「…こっちの時空だと運が悪かったら僕もサイコガンダムとやり合う可能性ある…?」メタ時空なのでジュン兄に正体バレてる扱い

    ジュン「いやぁどうだろ…?コロニー内に突っ込む前に止められりゃ1番いいんだけどなぁ…」

    シュウジ「大変そうだね2人とも」

  • 197二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 13:20:38

    >>191

    もしコモリさんがピンチになったらエグザベ君に助けに入ってもらって、目の前でかっこいいところ見せてもらおう

    (なお中身はクソボケ)

  • 198二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 17:01:01

    >>197

    おじさんから借りた飛行ユニットで助けに来たりしてくれるかもしれない…

  • 199二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 17:06:59

    >>198

    二対二(軍警刑事二人vs緑のおじさん&エグザベ君)ならパラライザーなり後ろから一撃なりで生かしたまま仕留めるテもある。

    そこに刑事の言動記録を加えたらジオンとしては交渉カードとして持てるな。

  • 200二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 17:44:30

    >>200なら餃子パーティーinジュンのジャンク屋

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