- 1二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:25:56
- 2二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:26:52
ナギサ「どうしましたか?」
「すみません、緊急の用事がありまして……」
ナギサ「しかし、今はシャーレから協力の要請を……」
先生「大丈夫だよ、ナギサ。こっちは状況は不透明だからとりあえずは様子を見るような感じだからね。無理はしないよ。」
ミカ「それに私もいるしね☆」
ナギサ「しかし……」
セイア「時には分業も必要になることはある。そちらを任せてもいいかい?」
ナギサ「………わかりました。先生、ミカさん、セイアさん、気を付けて。」
先生「うん、ナギサも気を付けてね」
先生(よし、他の生徒にも声をかけて……) - 3二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:33:18
車内
ミカ「あっ、コハルちゃん!」
コハル「み、ミカ様?」
ミカ「コハルちゃんも一緒なんだ!頑張ろうね☆」
コハル「は、はい!それに……」
ツルギ「………ヒャハッ」
コハル(ツルギ委員長とも一緒に肩を並べて戦えるなんて……)
セイア「先生、他の正義実現委員会は?」
先生「ああ、ハスミに声をかけて集合してもらっている。とりあえずはここにいる人数で様子を見てみよう。救護騎士団のセリナとハナエも支援に来てもらってるから怪我した時には言ってね。」
セリナ「先生に呼ばれてきました!」
ハナエ「注射も用意してますので、怪我をした時には私達に任せてください!」 - 4二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:35:02
ミネ団長も来てくれ!!
念の為デバフ役を - 5二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:43:31
……………
先生「……ここら辺のはずだけど……」
コハル「何か聞こえる………ピアノ?」
セイア「……注意して行こう」
タッ
グレゴリオ「……………」
ミカ「うわっ、何これ!?」
ハナエ「首の無い……バケモノ!?」
ツルギ「………コハル、支援は任せた」
コハル「っ……はいっ!!」
セリナ「っ……先生、周囲に倒れている方を確認しました!」
先生(この感じ………まさか) - 6二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:44:35
マエストロ『……肉体という檻は、いずれ朽ちるのが運命である。
万物は衰退するもの。死と消滅――それは生あるものが受け入れるべき宿命。
いずれ消え去るものに、意味などない。
だが芸術は――そこに在り続ける。
作り手の肉体が朽ち果てようと、芸術はこの世界に存在し――
「芸術(かれら)」は、ここで其の価値を――存在を――その境地を証明し続けるのだ。
肉体の檻から解き放たれ、「不滅」に手を伸ばすことができる唯一の方法――「有限」が「無限」に近づくための軌跡。』
先生(……ゲマトリア!!)
先生「みんな、十分に注意して!!セリナとハナエは倒れている人の救護を優先!」 - 7二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:50:51
グレゴリオ「ッッッ!!!」
ミカ「何か召喚されたよ!」
セイア「彼らも首が無い。しかし歌が聞こえてくる……聖歌隊、なのか?」
ツルギ「ヒャハハハ!!」
コハル「つ、ツルギ委員長、援護します!」
ミカ「よーし、セイアちゃん。私達も行くよ!」
セイア「ああ、私は聖歌隊をやるからミカは親玉を頼む!」
先生「みんな、相手の出方がわからない以上無理はしないで!」 - 8二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:53:18
コハル「でも先生、この聖歌隊みたいな奴ら、どんどん増えていくんだけど!」
ミカ「セイアちゃん大丈夫?私もそっちに回ろうか?」
セイア「……ああ、頼む」
セイア(何か妙だ……この音楽、嫌な予感がする……)
ツルギ「きゃははははは!!」
ミカ「……?先生、何か力が溢れてくるよ!」
コハル「よ、よーしっ、一気にここで畳み掛けるわよ!」
先生(聖歌隊が増えるにつれてみんなが元気に……?不安だけれども畳み掛けるなら今か!)
セリナ「せ、先生!!」
先生「っ、セリナ、倒れてる人の救助は終わった?」
セリナ「はい!でも何かおかしいんです」
先生「え?」
ハナエ「みんな怪我をしてるワケじゃなくて、気が抜けているようにボーっとしてるみたいで……」 - 9二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:58:51
先生「なんだって!?………みんな、よくわからないけど一旦引こう!」
ツルギ「きえええええええええ!」
ミカ「あははっ、みんな、みんな吹き飛んじゃえ!」
コハル「私だって……私だって正義実現委員会として活躍できるんだから!」
先生「っ……!?みんな興奮して指示が……!セイアっ!」
セイア「っ、先生!?」
先生「みんな歌を聞いておかしくなってる!一旦引こう!」
セイア「歌……?っっっ!!!」
タッ
先生「セイア!?みんなも連れてこなきゃ……」
セイア「先生っ、耳を塞ぐんだっ!!!」
(駆けつけて来たセイアに耳を塞がれる)
ミカ「……あっ」
ミカ「曲が………終わる」
♪〜 - 10二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 00:00:22
(セイアに覆いかぶされて前が見えない)
(耳も塞がれて周りの音も聞こえない)
先生「せ、セイアごめん、どいて……」
ズルッ
ドサッ
セイア「……………」
先生「…………セイア?」
(セイアはピクリとも動かなかった) - 11二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 00:02:26
ミカ「……………」
先生「ミカ……?」
ツルギ「…………」
コハル「…………」
先生「ツルギ……?コハル?」
セリナ「…………」
ハナエ「…………」
先生「セリナ……、ハナエ……っ!」
(みんな、動かない)
(まるで、死んでしまったみたいに) - 12二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 00:06:05
さっさと撃退しないとどんどん人が減っていくぞ~?
- 13二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 00:10:35
ハスミ「先生、正義実現委員会増援に………っ!これは……!!」
マシロ「コハルさんに……ツルギ先輩まで……!?」
先生「………ハスミ、すぐに倒れてるみんなを連れて退避しよう」
先生「私のミスだ……ゲマトリアを、甘く見ていた……!」 - 14二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 07:24:32
救護室
ヒフミ「コハルちゃん!コハルちゃん!!」
コハル「…………」
アズサ「……駄目だな、全く起きない」
ハナコ「目は開いていますが焦点が合っていませんね……まるで魂が抜けてしまったような……」
ミネ「倒れている方々のメディカルチェックを行いましたが脈拍や呼吸に異常はありません。しかし、刺激を与えても反応はありませんでした……」
マリー「先生、これは一体……」
先生「わからない……でも、何かに気が付いたセイアが耳を塞いでくれたおかげで私は何とか回避できたんだ……」
サクラコ「つまり、その者は『音』を使って攻撃していたということですか?」
イチカ「みんな音楽を聞いて興奮状態になってたみたいっすね。何かしらの精神攻撃を受けていた可能性は高いっす」
ヒナタ「こ、これ……治りますよね?しばらくしたらみんな目が覚めますよね?」
ミネ「………わかりません」 - 15二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 16:28:54
守るよー
- 16二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 17:02:16
最後のってあの全範囲即死攻撃だよね多分