- 1 話者25/05/05(月) 14:36:56掲示板で怪談白物語っぽいことやってみたい。|あにまん掲示板bbs.animanch.com
こちらのスレを立てさせてもらった者です。久しぶりに気が乗りましたので、またやらせていただきます。
怪談白物語とは
・怖い話に「ちょっとまった!そこは●●でなく〇〇だよ!」と言って怖くなくするTRPG
・複数のキーワードがあり、全てを変えられなかったら負け。
・キーワードは秘密。
独自ルール
・役職などは無し
・今まで公開した文すべて+新たに公開した文に安価で修正案を出す。
・安価は一度に5つ。
・間違って安価が埋まったら次のレス番号が代わりになる。その番号も埋まってたらどんどん繰り上がっていく
・安価の人は修正案と同時にdice1d6=を振って、1以外なら修正成功。
・物語の長さでキーワード数がかわる
・「キーワード」というが文の場合もある。
・キーワードの趣旨を崩せればOK
それでは最後に、このスレの標語を
「面白かったら勝負けなんてどうでもいいさ!」
- 2 話者25/05/05(月) 14:39:36
最初の話は「耳なし芳一」です。
- 3 話者25/05/05(月) 14:41:34
むかしむかし、下関に、阿弥陀寺というお寺がありました。
その寺に、芳一という、琵琶弾きがいました。
芳一は幼い頃から目が不自由だったために、琵琶の弾き語りをしこまれて、まだほんの若者ながら、その芸は師匠の和尚さんをしのぐほどになっていました。
阿弥陀寺の和尚さんは、そんな芳一の才能を見込んで、寺に引き取ったのでした。
芳一は源平の物語を語るのが得意で、とりわけ壇ノ浦の合戦のくだりのところでは、その真にせまった語り口に、誰一人、涙をさそわれない者はいなかったそうです。
そのむかし、壇ノ浦で源氏と平家の長い争いの最後の決戦が行われ、戦いに破れた平家一門は女や子どもにいたるまで、安徳天皇として知られている幼帝もろとも、ことごとく海の底に沈んでしまいました。
この悲しい平家の最後の戦いを語ったものが、壇ノ浦の合戦のくだりなのです。
- 4二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 14:44:41
- 5二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 14:50:23
芳一が引いていたのは琵琶じゃなくてエレキギターなんだ。
dice1d6=2 (2)
- 6二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 14:56:58
平原物語?何言ってんだ勝ったのは平原だから源家物語だろ。
dice1d6=2 (2)
- 7二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 14:59:51
戦い?なにそれ違うでしょ
本当はアンデルセン閣下じゃないの?
dice1d6=3 (3)
- 8二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 15:07:46
- 9 話者25/05/05(月) 15:09:24
おっと...そうでしたね。
むかしむかし、下関に、阿弥陀寺というお寺がありました。その寺に、オホイキという、エレキギター弾きがいました。
オホイキは幼い頃から目が自由だったために、エレキギターの弾き語りをしこまれて、まだほんの若者ながら、その芸は師匠の和尚さんをしのぐほどになっていました。
阿弥陀寺の和尚さんは、そんな芳一の才能を見込んで、寺に引き取ったのでした。
オホイキは平源のが得意で、とりわけ壇ノ浦の合戦のくだりのところでは、その真にせまった語り口に、誰一人、涙をさそわれない者はいなかったそうです。
そのむかし、壇ノ浦で平氏と源家の長い争いの最後の決戦が行われ、アンデルセン閣下に破れた源家一門は女や子どもにいたるまで、安徳天皇として知られている幼帝もろとも、ことごとく海の底に沈んでしまいました。
この悲しい源家の最後のアンデルセン閣下を語ったものが、壇ノ浦の合戦のくだりなのです。 - 10 話者25/05/05(月) 15:14:49
ある、蒸し暑い夏の夜の事です。
和尚さんが法事で出かけてしまったので、オホイキは一人でお寺に残ってエレキギターの稽古をしていました。
その時、庭の草がサワサワと波のようにゆれて、縁側に座っているオホイキの前でとまりました。そして、声がしました。
「オホイキ! オホイキ!」
「はっ、はい。どなたさまでしょうか。わたしは目が見えていますもので」
すると、声の主は答えます。
「わしは、この近くにお住まいの、さる身分の高いお方の使いの者じゃ。殿が、そなたのエレキギターと語りを聞いてみたいとお望みじゃ」
「えっ、わたしのエレキギターを?」
「さよう、やかたへ案内するから、わしのあとについてまいれ」
オホイキは身分の高いお方が自分のエレキギターを聞きたいと望んでいると聞いて、すっかりうれしくなって、その使いの者についていきました。
歩くたびに、ガシャッ、ガシャッと、音がして、使いの者はよろいで身をかためている武者だとわかります。
門をくぐり広い庭を通ると、大きなやかたの中に通されました。
そこは大広間で大勢の人が集まっているらしく、サラサラときぬずれの音や、よろいのふれあう音が聞こえていました。
安価の間感想言ってええで。
- 11 話者25/05/05(月) 15:20:49
今更ながらですが、私は19:30~6:30までは寝るので活動できません。
もしよろしければ、保守してくれると幸いです。 - 12二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 15:27:12
既に割と面白くなってるな…
- 13二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 15:30:18
- 14二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:02:04
武者→サイボーグ
dice1d6=6 (6)
- 15二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:39:42
まった!殿じゃなくてタモリさんだろ!!
dice1d6=3 (3)
- 16二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 23:03:19
「ガシャッ、ガシャッ」ではなくて「ぽよよん、ぽよよん」でしたよね
dice1d6=1 (1)
- 17 話者25/05/06(火) 08:06:21
- 18 話者25/05/06(火) 08:08:10
おや...わたしの勘違いでしたね
ある、蒸し暑い夏の夜の事です。
和尚さんが法事で出かけてしまったので、オホイキは一人でお寺に残ってエレキギターの稽古をしていました。
その時、庭の草がサワサワと波のようにゆれて、縁側に座っているオホイキの前でとまりました。そして、声がしました。
「オホイキ! オホイキ!」
「はっ、はい。どなたさまでしょうか。わたしは目が見えていますもので」
すると、声の主は答えます。
「わしは、この近くにお住まいの、さる身分の高いお方の使いの者じゃ。タモリが、そなたのエレキギターと語りを聞いてみたいとお望みじゃ」
「えっ、わたしのエレキギターを?」
「さよう、魔王城へ案内するから、わしのあとについてまいれ」
オホイキは身分の高いお方が自分のエレキギターを聞きたいと望んでいると聞いて、すっかりうれしくなって、その使いの者についていきました。
歩くたびに、ぽよよん、ぽよよんと、音がして、使いの者はよろいで身をかためている武者だとわかります。
門をくぐり広い庭を通ると、大きなやかたの中に通されました。
そこは大広間で大勢の人が集まっているらしく、サラサラときぬずれの音や、よろいのふれあう音が聞こえていました。 - 19 話者25/05/06(火) 08:10:23
一人の女官が、オホイキに言いました。
「オホイキや、さっそく、そなたのエレキギターにあわせて、源家の物語を語ってくだされ」
「はい。長い物語ゆえ、いずれのくだりをお聞かせしたらよろしいのでしょうか?」
「・・・壇ノ浦のくだりを」
「かしこまりました」
オホイキは、エレキギターを鳴らして語り始めました。
ろをあやつる音。
舟にあたってくだける波。
弓鳴りの音。
兵士たちのおたけびの声。
息たえた武者が、海に落ちる音。
これらの様子を、静かに、もの悲しく語り続けます。
大広間は、たちまちのうちに壇ノ浦の合戦場になってしまったかのようです。
やがて源家の悲しい最後のくだりになると、広間のあちこちから、むせび泣きがおこり、オホイキのエレキギターが終わってもしばらくは誰も口をきかず、シーンと静まりかえっていました。
やがて、さっきの女官が言いました。
「タモリも、たいそう喜んでおられます。
よい物を、お礼に下さるそうじゃ。
されど今夜より六日間、毎夜そなたのエレキギターを聞きたいとおっしゃいます。
明日の夜も、このやかたにまいられるように。
それから寺へ戻っても、この事は誰にも話してはならぬ。よろしいな」
「はい」
- 20 話者25/05/06(火) 08:11:32
- 21二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 08:49:21
海じゃなくてわくわく骨折ランドじゃね?
dice1d6=1 (1)
- 22二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 09:18:24
女官じゃなくて巨漢じゃなかった?
dice1d6=2 (2)
- 23二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 09:57:11
壇ノ浦じゃなくてアニメイトでなかった?
dice1d6=5 (5)
- 24二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 09:58:20
- 25二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 09:58:37
このレスは削除されています
- 26 話者25/05/06(火) 10:19:07
一人の巨漢が、オホイキに言いました。
「オホイキや、さっそく、そなたのエレキギターにあわせて、源家の物語を語ってくだされ」
「はい。長い物語ゆえ、いずれのくだりをお聞かせしたらよろしいのでしょうか?」
「・・・アニメイトのくだりを」
「かしこまりました」
オホイキは、エレキギターを鳴らして語り始めました。
ろをあやつる音。
舟にあたってくだける波。
弓鳴りの音。
兵士たちのおたけびの声。
息たえた武者が、わくわく骨折ランドに落ちる音。
これらの様子を、静かに、もの悲しく語り続けます。
大広間は、たちまちのうちにアニメイトの合戦場になってしまったかのようです。
やがて源家の悲しい最後のくだりになると、広間のあちこちから、むせび泣きがおこり、オホイキのエレキギターが終わってもしばらくは誰も口をきかず、シーンと静まりかえっていました。
やがて、さっきの巨漢が言いました。
「タモリも、たいそう喜んでおられます。
よい物を、お礼に下さるそうじゃ。
されど今夜より六日間、毎夜そなたのエレキギターを聞きたいとおっしゃいます。
明日の夜も、このやかたにまいられるように。
それから寺へ戻っても、この事は誰にも話してはならぬ。よろしいな」
「はい」 - 27 話者25/05/06(火) 10:19:54
次の日もオホイキは迎えに来た武者について、魔王城に向かいました。
しかし、昨日と同じようにエレキギターを弾いて寺に戻ってきたところを、和尚さんに見つかってしまいました。
「オホイキ、今頃まで、どこで何をしていたんだね?」
「・・・・・・」
「オホイキ」
「・・・・・・」
和尚さんがいくら尋ねても、オホイキは約束を守って、ひとことも話しませんでした。
和尚さんはオホイキが何も言わないのは、何か深いわけがあるにちがいないと思いました。
そこで寺男たちにオホイキが出かけるような事があったら、そっとあとをつけるように言っておいたのです。 - 28 話者25/05/06(火) 10:21:00
- 29二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 10:45:03
- 30二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 11:34:37
武者じゃなくてギタリストじゃね?
dice1d6=5 (5)
- 31二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 15:39:29
和尚じゃなくて、わくわく骨折くんじゃなかった?
dice1d6=1 (1)