まどマギの魔法少女とその他キャラを戦わせるスレ

  • 1二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 18:44:46

    スレタイの通りです、AIを使って戦ってもらいます。
    少し前にマミさんを戦わせたりしてました。
    希望があればリクエストして下さい。
    ただマギレコはそこまで詳しくないので、まどマギ勢は見滝原とみかづき荘までにしてくれると嬉しいかな、対戦相手は何でもいいです、ただ概念的なレベルで強いと戦いにもならない時があるのでご了承を。

    参考程度に前に希望があったキャラを戦わせたのを上げます、スレ絵はAIです。

  • 2二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 18:46:02

    魔法の森のはずれ? あるいは境界空間?
    そこが幻想郷の魔法の森のはずれなのか、あるいは次元の狭間に一時的に形成された空間なのか、判然としない場所。
    ただ、魔法の訓練や腕試しにはうってつけの、広々とした空間が広がっていた。

    箒に乗り、黒いとんがり帽子とエプロンドレスに身を包んだ霧雨魔理沙が、挑戦的な笑みを浮かべて巴マミの前に降り立つ。
    その手には、年季の入った魔法の小道具「ミニ八卦炉」が握られている。

    「よぉ! あんたが、こっちの世界(?)で結構やるって噂の魔法使いか? 見た感じ、なかなか綺麗な魔法を使いそうだぜ!」

    魔理沙は、初対面の相手にも物怖じせず、実に馴れ馴れしい口調で話しかける。

    「どうだい? 私と、いっちょ派手に魔法の撃ち合い、してみようじゃねぇか! 腕試しだぜ!」

    突然の、そしてあまりにも率直な挑戦。
    マミは少し面食らったが、目の前の少女から感じる、純粋で強力な魔力と、そのカラリとした裏表のない性格に、悪い気はしなかった。
    むしろ、自分の知らない魔法体系に強い興味を引かれている。

    「まあ、ずいぶんと威勢の良いお嬢さんね。私は巴マミ。……いいでしょう、その挑戦、受けさせていただくわ、霧雨さん」

    マミは優雅に微笑み、リボンとマスケット銃を構える。

    「ただし、あくまで腕試しよ?」

    「おう、了解だぜ! あたしも、あんたを殺しちまうほど野暮じゃねぇからな!」

    魔理沙はニッと歯を見せて笑い、ミニ八卦炉を構え直した。

    「それじゃあ、始め!」

    どちらからともなく、試合開始の合図のように魔力が高まる。

  • 3二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 18:49:30

    「まずは挨拶代わりだぜ! 食らいな!」

    魔理沙が先手を取った。箒でふわりと空中に舞い上がり、ミニ八卦炉をマミに向ける。
    色とりどりの光を放つ、星型の魔法弾が、数えきれないほどの数、マミへと降り注ぐ。まさしく弾幕(だんまく)

    「星の弾幕…!? 綺麗だけど……魔法ね!」

    マミは感嘆しつつも、冷静に対処する。
    マスケット銃を複数召喚し、高速で飛来する星弾を次々と精密射撃で撃ち落としていく。

    撃ち漏らした弾は、展開した金色のリボンで巧みに受け流し、あるいは絡め取って霧散させる。

    同時に、マミも反撃を開始。
    マスケット銃から放たれた弾丸が、空中の魔理沙へと向かう。

    「へぇ、やるじゃないか! 当たんねーけどな!」

    魔理沙は楽しそうに笑いながら、箒を巧みに操り、マミの銃弾をひらりひらりと回避する。
    そして、さらに攻撃の手を強めた。

    「まだまだ行くぜ! 『マジックミサイル』!」

    追尾性能を持つ光のミサイルが、星弾の雨に混じってマミを襲う。さらには、薙ぎ払うような細いレーザー、回転しながら迫る星の塊。
    魔理沙はフィールドを縦横無尽に飛び回りながら、多彩な魔法弾を次々と放つ。

    マミはリボンを駆使し、防御壁を作り、空中に足場を形成して回避に専念する。マスケット銃の数を増やし、弾幕の薄い箇所を見極めて反撃。

    時には、リボンを魔理沙の飛行ルート上に罠のように仕掛け、動きを阻害しようと試みる。

    色とりどりの星とレーザーの光。黄金のリボンと銃弾の閃光。二人の魔法が空間を埋め尽くし、華やかで激しい応酬が繰り広げられる。

  • 4二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 18:52:22

    二人の魔法が空間を埋め尽くし、華やかで激しい応酬が繰り広げられる。
    幻想郷の魔法使いと、見滝原の魔法少女。異なる法則の下で磨かれた力が、互いを高め合うようにぶつかり合っていた。

    「へへっ、なかなか楽しませてくれるじゃないか! よーし、もうちっとだけ本気出すぜ!」

    魔理沙は不敵な笑みを浮かべ、ミニ八卦炉に込める魔力を一段と高めた。
    彼女の前方に、先ほどのレーザーとは比較にならないほど太く、眩い光の奔流が形成され始める。熱量と魔力の密度が、周囲の空間を歪ませる。

    「喰らいやがれ! 『スターダストレヴァリエ』!」
    (※星屑狂想曲。魔理沙がその場のノリで命名したかもしれない、ちょっと強化されたレーザー)

    マミは、そのレーザーから放たれる尋常ではないプレッシャーに、即座に最大級の警戒をする。

    並の防御では押し切られる。

    霧雨魔理沙が放った、一段と威力を増したレーザー「スターダストレヴァリエ」が、巴マミへと迫る。
    熱と光の奔流が、空間を歪ませながら突き進む。

    マミは、その圧倒的なエネルギーを前にして、ただ防御するだけでは押し切られると判断した。

    ならば、こちらも全力で応えるまで。

  • 5二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 18:54:26

    彼女の右腕に、先ほどよりも明らかに大きく、荘厳なマスケット銃の形態が形成される。
    銃口に収束するのは、彼女の持つ最大級の魔力。黄金色の輝きが、周囲の闇を払うほどに増していく。

    「私の全力も見せないと、失礼よね…!」

    マミは静かに呟き、そして、その技の名をはっきりと告げた。

    「『ティロ・フィナーレ』!!」

    黄金色の極太魔力砲が、マミの構えた魔法の銃門から、咆哮と共に解き放たれた。
    それは、魔理沙の放った星屑のレーザーと、フィールドの中央で真正面から激突する。

    キィィィィィン!!!

    二つの巨大なエネルギーがぶつかり合い、世界が白く染まるほどの閃光が発生。
    爆音ではない。高密度の魔力が拮抗し、空間が軋むような、甲高い共鳴音が響き渡る。

    レーザーの白光と、ティロ・フィナーレの黄金色が、互いを打ち消さんと激しくせめぎ合い、壮絶で、しかしどこか美しい光景を作り出していた。

    観客席からも、息を呑む声が聞こえる。

    拮抗。互角。どちらか一方が、すぐさま押し切る気配はない。

    「へっ! やるじゃないか、あんた! 面白い! 最高に面白いぜ!」

    自身のレーザーが押しとどめられているのを見て、魔理沙は不敵な笑みをさらに深めた。相手の強さを認め、それを超えることに喜びを感じる、彼女らしい反応だ。

    「なら! これならどうだぜ!? あたしの十八番だ!」

    魔理沙はミニ八卦炉を胸の前に、強く構え直す。

  • 6二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 18:56:40

    八卦炉が灼けるような光を放ち、凄まじい量の魔力が注ぎ込まれていく。七色の魔力光が渦を巻き、周囲の空間から魔力が炉へと吸い寄せられていくような、圧倒的なプレッシャー!

    それは、彼女の代名詞にして最大最強の恋符(スペルカード)――「マスタースパーク」の輝き!

    (なんて魔力…!? あれは、まずいわ…!)

    マミは、目の前で生成されるエネルギーの桁違いの規模に、本能的な危機感を覚える。
    ティロ・フィナーレの出力を維持しつつも、防御用のリボンを自身の周囲に展開させ、最悪の事態に備えようとする。

    魔理沙が、その全霊を込めた破壊の光を、今まさに解き放とうとした、その瞬間――。

    「そこまでっ!!」

    凛とした声と共に、フィールドに強制停止のシグナルが響き、見守っていた者たちから、試合終了の声がかかった。
    これ以上の技の応酬は、もはや「腕試し」や「特訓」の範疇を遥かに超える、と判断されたのだ。

    「あーあー、止められちまったぜ。一番いいところだったのによ」

    魔理沙は、マスタースパークの発射を中断させられ、少し口を尖らせながらも、どこか満足げにミニ八卦炉を下ろす。額には汗が光っていた。

    マミもまた、ティロ・フィナーレの構えを解き、ふぅ、と安堵の息をついた。

    魔理沙の最後の技のプレッシャーは、相当なものだった。

  • 7二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 18:58:31

    「いやー! マミ、あんた最高だぜ!」

    箒に乗ってマミの近くまで飛んできた魔理沙は、屈託のない笑顔で叫んだ。

    「マスタースパークを撃つ前に止められちまったのは残念だけど、すっげぇ楽しかったぜ! 次は最後までやりあおうぜ!」

    「ふふ…ええ、望むところよ、霧雨さん」

    マミもまた、魔理沙の底抜けの明るさと、その圧倒的なパワーに、一種の清々しさを感じていた。

    「あなたの魔法、とてもダイナミックで刺激的ね。本当に面白い経験をさせてもらったわ」

    「だろ? 今度はあたしのマスタースパーク、避けられると思うなよ!」

    「ふふっ、その時は、こっちも全力で応じるだけよ」

    二人は互いに笑い合い、激しい撃ち合いの後とは思えないほど和やかな雰囲気で、健闘を称えあった。

    異なる世界の魔法使いと魔法少女。その華麗で苛烈な魔法の「腕試し」は、互いの奥の手の片鱗を見せ合ったところで、興奮冷めやらぬまま、友好的に幕を下ろしたのだった。

  • 8二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 19:01:42

    こんな感じです。今回は勝敗が明確につきませんでしたが、AIの気分次第で勝ったり負けたりします。勝敗は強さというより気分要素が大きいです。

    今回は腕試しというシナリオの導入にですが、希望があればリクエストの時に言ってください(勘違いによる本気の戦い等)
    基本的に希望が無ければ特訓等の形で平和的に終わるようにします。

  • 9二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 19:04:01

    リクエストいいですか?
    調査でも見滝市にそのキャラがやってきてマミを敵だと思って戦いに挑むとかの冒頭で

  • 10二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 19:29:03

    >>9

    大丈夫ですよ、キャラ名とか言ってくれたら適当なタイミングで投稿します

  • 11二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 19:31:45

    >>10

    なら、獄寺隼人

    できたらSISTEMA_C.A.Iを使える未来編後にして欲しいけどAIでそこまで細かく設定できる?

    無理ならスルーで

  • 12二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:20:15

    見滝原市・港湾倉庫地区の夜
    月明かりだけが頼りの、寂れた港湾倉庫地区。潮風が、錆びたコンテナの間を吹き抜けていく。
    獄寺隼人は、ボンゴレの極秘任務を受け、この地に潜入していた。目的は、過去の抗争で散逸したはずの特殊兵器、あるいはそれに関わる未知のエネルギー反応の調査。

    手に持った小型デバイスが、すぐ近くで強力、かつ異質なエネルギー反応を探知し、警告音を発している。

    (なんだぁ? この反応…死ぬ気の炎とは違う…だが、尋常じゃねぇぞ…)

    物陰から現れたのは、フリルとリボンで飾られた、場違いなほど優雅な衣装の少女――巴マミだった。

    彼女もまた、この地区に漂う異様な気配――獄寺が纏う「死ぬ気の炎」の波動と、彼が使用するであろうボックス兵器の気配――を察知し、パトロールに訪れていたのだ。

    「おい、てめぇ」

    獄寺はデバイスの反応が示す方向…マミを見て、即座に戦闘態勢に入る。腰のベルトにはC.A.I.ボックスが装備され、指には嵐のボンゴレリングが輝く。

    「こんな夜更けに、こんな物騒な場所で何してやがる? その妙なエネルギー…只者じゃねぇことは確かだな。どこのファミリーの手の者だ? あぁん!?」

    マミは、目の前の少年から放たれる、剥き出しの敵意と、炎のように揺らめく未知のエネルギーに眉をひそめる。

    (この気配…魔女とも違う、もっと…攻撃的な…? ファミリー…?)

    「ここは私の管轄区域よ。あなたこそ、その危険な気配…ただのチンピラではなさそうね。何者なの?」

    マミはリボンを周囲に展開させ、マスケット銃を召喚する。一触即発の空気。

    「質問に質問で返すんじゃねぇ! 怪しい奴は、10代目に仇なす前に排除するまでだ!」

    問答無用。獄寺は指に嵐の炎を灯し、懐から取り出した小型の棒状ダイナマイトに瞬時に点火! 複数本を、正確なコントロールでマミへと投げつけた!

  • 13二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:23:38

    同時に、ベルトのバックルが展開し、赤く輝く炎を纏った小型キャノン「フレイムアロー」の射出口が出現する!

    「まあ、なんて野蛮な…!」

    マミは、飛来するダイナマイトに対し、リボンを鞭のようにしならせて空中で叩き落とし、爆発させる。あるいは、リボンで瞬時に盾を作り、爆風と破片から身を守る。

    そして即座に反撃! 召喚したマスケット銃が火を噴き、的確に獄寺の心臓部を狙う。

    「ちっ、やるじゃねぇか、このアマ!」

    獄寺は舌打ちしつつ、フレイムアローを発射! 嵐の属性を持つ、分解効果を宿した赤色の炎の矢が、マミへと高速で突き進む!

    マミはリボンで足場を作り、空中へと回避。マスケット銃でフレイムアローを迎撃しようとする。

    しかし、獄寺は攻撃の手を緩めない。C.A.I.のボックスを開匣(かいこう)! 雨の炎による鎮静効果を持つシールドを展開し、マミの銃弾を防ぐ。
    さらにダイナマイトを時間差で投擲し、マミの足場や退路を破壊しようとする。

    嵐の炎の矢、魔法の弾丸、爆炎、そして夜空を舞う金色のリボン。
    死ぬ気の炎と魔法。異なる世界の力が、港湾地区の暗闇で激しく交錯する。
    獄寺はC.A.I.を駆使し、戦況に応じて炎の属性を使い分ける。
    雲の炎でフレイムアローを増殖させ弾幕を形成したり、雷の炎で硬化させた弾丸を混ぜたりと、多彩な攻撃を仕掛ける。
    マミもまた、リボンで獄寺のボックス兵器を一時的に封じたり、地面にリボンの罠を仕掛けたりと、冷静に状況を見極め、的確な対応を試みる。

    「しつけぇ女だ! いい加減、うっとおしいんだよ!」

    獄寺は苛立ちを隠さず、C.A.I.のボックスを複数同時開匣!
    バックルのフレイムアローに、嵐を核とした5属性全ての炎をチャージし始めた!
    赤、青、緑、黄、紫…五色の炎が複雑に絡み合い、凶悪な輝きを放つ矢が形成されていく。SISTEMA C.A.I.が誇る、コンビネーション・フレイムアロー!

  • 14二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:29:31

    マミは、相手が放とうとしている攻撃から、これまでのものとは比較にならない強大なエネルギーを感じ取る。

    全身の神経が警鐘を鳴らしていた。

    彼女はリボンを自身の周囲に集束させ、黄金色の光を強く放つ、考えうる限り最も強固な防御壁を形成し始める。

    同時に、マスケット銃の数を最大限制限まで増やし、全力での迎撃、あるいは…ティロ・フィナーレの発動準備を示唆するような、壮絶な構えを見せた。

    五つの属性の炎を宿した、獄寺隼人の必殺の矢。
    それが今、巴マミへと狙いを定め、放たれようとしていた――!

  • 15二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:31:06

    SISTEMA C.A.I. (スィステーマ シーエーアイ) の真価。
    獄寺隼人のバックルから放たれるのは、五つの属性――嵐・雨・雷・晴・雲――の炎が複雑に絡み合い、渦巻く必殺の矢。

    「てめぇがどこの誰だろうが関係ねぇ!」

    獄寺は吼える。

    「10代目に仇なす奴は、俺がここで消し炭にしてやる!!」

    ゴォォォッ!

    五色の炎を纏ったフレイムアローが、空間を歪ませるほどのプレッシャーと共に、巴マミへと向けて発射された!
    対するマミ。彼女もまた、この一撃が尋常でないことを肌で感じ取っていた。
    全魔力を振り絞り、自身の前面に黄金色のリボンを幾重にも重ね合わせ、考えうる限り最も強固な防御壁を形成する。

    召喚した全てのマスケット銃から、防御援護、あるいは相殺を狙った最後の一斉射撃が放たれる!
    あるいは、最後の望みを託し、ティロ・フィナーレの輝きを解き放ったか――!
    だが、獄寺の複合炎は、単一のエネルギーによる攻撃とは根本的に異なっていた。
    ズドドドドンッ!! バチバチッ! ジュワァァッ!
    フレイムアローがマミの防御壁に接触した瞬間、凄まじい現象が連鎖的に発生する!
    雨の炎がリボンの魔力を鎮め、その結合力を奪い!
    雷の炎が硬質な貫通力で防御壁そのものに亀裂を入れ!
    晴の炎が活性の力で周囲のエネルギーを誘爆させ、防御構造を内側から破壊し!
    そして、核となる嵐の炎が、劣化した箇所からリボンを原子レベルで分解していく!

    さらに、雲の炎の増殖効果が、防御の隙間から無数の小さな炎の矢となってマミ本人へと襲いかかる!

  • 16二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:33:42

    マミの渾身の防御は、五つの炎がもたらす複雑怪奇な相乗効果の前に、成すすべもなかった。
    黄金のリボンの壁は、まるで腐り落ちるかのように崩壊し、マスケットの抵抗も空しく霧散する。
    もしティロ・フィナーレを放っていたとしても、その黄金の奔流は、五色の炎の中に飲み込まれ、かき消されていただろう。

    「きゃああああああっ!!」

    防御壁を失ったマミの身体に、嵐の分解炎を主体とした破壊のエネルギーが、容赦なく直撃した!

    マミの絶叫が、倉庫街の夜空に悲痛に響き渡る。

    彼女の身体は、炎と衝撃に包まれ、まるで木の葉のように吹き飛ばされ、背後のコンテナの鉄壁に激しく叩きつけられる。そして、ずるずると力なく地面に崩れ落ちた。

    コスチュームは焼け焦げ、全身に火傷と打撲を負い、もはや指一本動かすこともできない。

    胸元でかろうじて存在していたソウルジェムも、その輝きを完全に失い、ただの石ころのように色を失っていた。
    獄寺は、フレイムアローを放った反動で少し肩で息をつきながらも、冷徹な目でその結果を確認する。
    もうもうと立ち上る硝煙の向こうで、先ほどの少女が完全に戦闘不能になっていることを。

    「…………これで、終わりだ」

    彼は静かに呟く。そこに感情はない。ボンゴレの脅威となりうる、未知のエネルギーを持つ敵対者。それを排除した。ただそれだけだ。
    獄寺は素早くデバイスを取り出し、周辺のエネルギー反応が消滅したこと、他に敵影がないことを確認する。

    任務は完了した。

    彼は、地面に倒れ伏したマミに一瞥もくれることなく、背を向けた。感傷も、疑問も、今は不要。彼はボンゴレ嵐の守護者。ただ、任務を遂行するのみ。

    夜の闇に紛れ、獄寺隼人は音もなくその場を立ち去っていく。彼の姿が完全に闇に溶けた後、破壊された倉庫街に残されたのは、無残に打ち倒され、動かなくなった一人の魔法少女の姿だけだった。

    異なる世界の理(ことわり)を持つ者同士の邂逅は、容赦のない、そしてあまりにも一方的な結末を迎えたのだった。

  • 17二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:37:53

    魔法少女側の指定が無かったので勝手にマミさんでやりました、こんな感じでやります
    変な所があれば知ってる範囲で直しますが、基本はaiに丸投げなので変な所あったらごめんね

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:43:30

    その他キャラって人外(まどマギでいう魔女とかゆゆゆのバーテックスとか)でも大丈夫ですか?

  • 19二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:46:45

    >>18

    いいですよ

  • 20二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:46:55

    >>17

    ありがとうございました。マミさん指定しなくってすいません

    マミさん限定だと思いました

  • 21二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:03:40

    >>19

    ありがとうございます!

    それならさやかvsゆゆゆのスコーピオン・バーテックスが見たいです!

    学校帰りにさやかが魔女の結界を発見、キュウべえから「何か普通じゃない嫌な予感がする」と言われて意気揚々と入ってみたら元々いた魔女を串刺しにして放り捨てる謎の怪物(スコーピオン)が。

    死にかけの魔女を放置してさやかに狙いを定めるスコーピオン。魔女が完全に死んで結界が消えるとこの怪物が外に出るかもと、他の魔法少女の加勢を待たずにさやかは怪物に挑む……みたいな感じでお願いします!

  • 22二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:14:04

    見滝原市、学校帰り・魔女結界にて
    学校からの帰り道、美樹さやかは見慣れた空間の歪み――魔女の結界の入り口を発見した。
    肩に乗ったキュゥべえが、赤い瞳をその歪みに向け、珍しく警告めいた声を出す。

    『おや…? これは妙だね。確かに魔女の気配は濃厚だ。でも、それだけじゃない。何か異質で、とても強力な…そして、ひどく不吉な何かの気配が混じっている気がする』

    「へぇ、普通じゃないって? 面白そうじゃん!」

    キュゥべえの不吉な予感を、さやかはむしろ挑戦と受け取った。いつものように、少し軽率に、しかし持ち前の正義感と自信を胸に。

    「どんなヤツが出てきても、アタシが一発で解決してやるって! 見てなさい!」

    ソウルジェムを輝かせ、青と白の魔法少女姿へと変身!
    さやかは意気揚々と、歪んだ空間の中へと飛び込んでいった。
    結界内部は、魔女の歪んだ精神を反映した、悪夢のような風景が広がっている。

    しかし、その中心部でさやかが目にしたのは、予想だにしなかった光景だった。

    この結界の主であるはずの魔女が、巨大な、白亜の如き輝きを持つサソリの「尾」に、無残にも串刺しにされていたのだ。

    魔女は弱々しく痙攣し、その存在が急速に希薄になっていくのが分かる。

    そして、その尾の主――

    天を衝くほどの巨体を持つ、神々しくも禍々しい、サソリに似た異形の怪物。

    後に「スコーピオン・バーテックス」と呼ばれる存在が、そこにいた。

  • 23二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:16:02

    スコーピオンは、もはや抵抗もしない魔女を、まるで邪魔な虫でも払うかのように、尾から弾き飛ばした。魔女の身体は力なく地面に転がり、急速にその形を失っていく。

    スコーピオンは、消えゆく魔女には一瞥もくれず、その複数の赤い複合眼を、新たに出現した魔法少女――さやかへと向けた。

    明確な敵意。純粋な破壊衝動。

    巨大なハサミが持ち上げられ、尾の先端が、次の獲物であるさやかを正確に捉える。

    (な…、なに、こいつ…!? 魔女を…一瞬で…!?)

    さやかは、目の前の存在が放つ、圧倒的なまでのプレッシャーと、その規格外の巨体に息を呑む。魔女とは比べ物にならない。これは、もっと根源的で、強大な「敵」。

    『まずいよ、さやか!』

    キュゥべえが、さやかの肩の上で警告を発する。

    『あの魔女が完全に消滅すれば、この結界も崩壊する。そうなれば、この巨大な怪物が、外の世界に解き放たれてしまう…!』

    その言葉の意味を、さやかは瞬時に理解した。マミさんや、他の魔法少女たちの助けを待っている時間はない。

    この化け物を、絶対に外に出すわけにはいかない。
    ここで、アタシが、一人でやるしかない…!

    「……上等じゃん…!」

    恐怖を振り払い、さやかは唇の端を吊り上げる。いつもの強気の笑みだ。

    「どこの誰だか知らないけどね! この見滝原市で、アンタの好き勝手にはさせないんだから!」

    両手に瞬時にカットラスを召喚。さらに、その周囲に十数本の剣を宙に展開させる。

  • 24二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:30:24

    狙うは、巨大な敵の動きを少しでも止められそうな、脚部の関節か、あるいは比較的装甲が薄そうに見える箇所。
    青い閃光のように、さやかは巨大なバーテックスへと突貫する!

    迎え撃つように、スコーピオン・バーテックスの巨大なハサミが、空気を切り裂く轟音と共に、さやかへと振り下ろされた――!

    轟音と共に地面が砕けるが、さやかは青い閃光と化し、その一撃を紙一重で回避していた。

    「でかいだけじゃ、あたしには当たらないって!」

    強がりを口にしながらも、内心では冷や汗が止まらない。
    回避と同時に、空中に展開させていた数本のカットラスを、バーテックスのハサミの付け根、装甲が薄そうに見える関節部分へ向けて撃ち込む!

    キィン! ガギン!

    硬質な音を立てて剣は弾かれるか、あるいは僅かに突き刺さるが、バーテックスの巨体には、まるで蚊に刺された程度のダメージにしかならない。

    バーテックスは、鬱陶しげに、今度は長大な尾を鞭のようにしならせた。

    先端の鋭利な針から、先ほど魔女を貫いたのと同じ、破壊的なエネルギー光線が一条、さやかへと向けて放たれる!

    「うおっと!」

    さやかは咄嗟に、結界内の歪んだオブジェの陰へと跳躍し、光線を回避する。

    直後、背後のオブジェが、光線に触れただけで跡形もなく消滅したのを見て、さやかは息を呑んだ。

    (冗談じゃない……! あんなの、掠っただけで消し飛ぶ……!)

    正面からの攻撃は無意味。圧倒的なパワーを持つ相手だ。

  • 25二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:36:41

    さやかは戦術を切り替える。持ち味であるスピードを最大限に活かし、巨大なバーテックスの周囲を高速で駆け巡る、ヒットアンドアウェイ戦法だ。

    脚部の関節、ハサミの付け根、あるいは複眼のように見える赤い発光部分。
    弱点かもしれない箇所を狙い定め、カットラスによる斬撃と投擲を、嵐のように叩き込んでいく。

    ガギン! ギン! バシュッ!

    無数の剣戟が、バーテックスの白亜の外殻に火花を散らす。少しずつではあるが、確かにダメージは蓄積しているはずだ。外殻の表面に、細かいヒビが入り、僅かに内部構造のようなものが見え隠れする箇所もある。

    だが、バーテックスの動きは鈍らない。時折、鬱陶しそうにハサミや尾を振るい、さやかを薙ぎ払おうとする。

    その薙ぎ払いの一つを、さやかは完全には回避しきれなかった。バーテックスの尾の側面が、高速で移動するさやかの脇腹を強かに打つ。

    「ぐっ…! ぁ…!!」

    凄まじい衝撃。肋骨が数本、砕けたような激痛と共に、さやかは壁まで吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。
    口から血が溢れ、視界が霞む。常人ならば、即死か、それに近いダメージ。

    だが、さやかは魔法少女だ。そして、彼女の願いは「治癒」。

    傷口から淡い光が漏れ、折れたはずの骨が軋みながら繋がり、裂けた傷が急速に塞がっていく。

  • 26二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:40:19

    傷口から淡い光が漏れ、折れたはずの骨が軋みながら繋がり、裂けた傷が急速に塞がっていく。

    「…っ…たぁ……! けど…こんなんで、アタシが…止まるわけ、ないでしょぉ!!」

    さやかは激痛に顔を歪めながらも、不屈の闘志で即座に立ち上がり、再びカットラスを構える。

    その時、結界全体が、断末魔のような叫びを上げて激しく揺れた。

    先ほどバーテックスが打ち捨てた魔女が、完全に消滅したのだ。足元の地面が崩れ落ち、歪んでいた空が砕け散り始める。結界の崩壊が最終段階に入った。

    もう時間がない!

    崩壊する結界の混乱の中、巨体のバーテックスも僅かに体勢を揺らがせる。

    さやかはその一瞬を見逃さない。そして、気づいた。

    度重なる攻撃によって、ヒビが大きく広がっていた右前脚の付け根の関節部分。あるいは、その巨体の中央付近、脈打つように明滅する、コアらしき赤い輝き。
    (あのどっちかに……かけるしかない!)
    残された時間は、あと僅か。

    この一撃に、全てを賭ける!

    さやかは残る魔力の全てを振り絞り、自身の周囲に、召喚できる限りのカットラスを展開させる!
    その数は、数十本、あるいは百本に届こうかという、まさに剣の嵐。

    バーテックスが、崩壊から逃れるためか、あるいは最後の抵抗を試みるさやかを排除するためか、巨大なハサミを振り上げ、薙ぎ払うような最後の一撃を繰り出そうとする!

  • 27二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:45:34

    さやかは、その攻撃を紙一重で屈み込みながら回避し、全ての意識を、召喚した剣へと集中させる。

    狙いは一点――あの、赤く脈打つコア!
    「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

    さやかの絶叫と共に、無数のカットラスが、青い流星群となって、巨大な敵の急所目掛けて殺到する!

    美樹さやかが最後の魔力を振り絞って放った、百にも及ぶカットラスの嵐。

    青い流星群は、スコーピオン・バーテックスが振り下ろそうとした巨大なハサミの軌道を掻い潜り、一直線に、さやかが見定めた弱点――赤く脈打つコアへと殺到した!

    キィン! カン! ヂュガガガッ!

    いくつかの剣は、コアを覆う強固な外殻や、漏れ出す正体不明のエネルギーによって弾かれ、砕け散る。
    だが、大多数の剣は、一斉攻撃の勢いを保ったまま、バーテックスの守りの薄い一点へと突き進む!

    バキィィィッ! メキメキッ! グシャァッ!

    ついに、無数のカットラスが、バーテックスの外殻を貫通。そして、その内部で不気味に脈打っていた、赤い核心そのものを、深々と、そして容赦なく貫いた!

    『GGGGGYYYYYAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』

    バーテックスは、この世のものとは思えぬ、空気を震わせるほどの甲高い断末魔の叫びを上げた。
    貫かれたコアから、制御を失った眩いほどの白い光が奔流となって溢れ出し、その巨大な身体に、内側から無数の亀裂が走る。

    コアを破壊され、存在の根幹を砕かれたバーテックスの巨体が、急速に崩壊を始める。

    白亜のように輝いていた身体が、まるで風化した砂のように、光の粒子となってボロボロと崩れ落ちていく。

    絶対的とも思えた巨大な存在が、目の前で消滅していく光景。それとほぼ同時に、さやか達を包んでいた魔女の結界も、完全にその存在限界を迎えた。

  • 28二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:47:12

    歪んでいた風景がガラスのように砕け散り、ねじれた法則が解き放たれ、世界が急速に「現実」の色を取り戻していく。

    結界の消滅と共に、さやかは支えを失い、現実世界の夜空から地面へと落下。
    最後の力を振り絞り、空中で体勢を立て直し、なんとか受け身を取って地面に着地…というよりは、叩きつけられるように転がった。

    ゴロゴロと数回地面を転がり、ようやく動きを止める。
    そこは、先ほど彼女が結界へと足を踏み入れた、見滝原市の、人通りの少ない寂れた一角だった。

    さやかの目の前では、巨大なバーテックスが完全に光の粒子となって霧散し、後には破壊された地面や瓦礫を除いて、その存在を示すものは何も残っていなかった。

    「……はぁ……っ…はぁ……はぁ……っ……」

    さやかは、荒い息を繰り返しながら、地面に大の字に倒れ込む。
    全身が、まるで鉛を引きずっているかのように重い。魔力は、完全に底をついていた。
    先ほど再生したはずの脇腹の傷も、魔力枯渇のためか、ズキズキとした鈍い痛みを主張している。

    それでも、勝ったのだ。

    あの、途方もなく巨大で、絶望的に強いと思えた化け物を、この街から、外の世界に出すことなく、倒し切った。

    『やったじゃないか、さやか。見事な戦いぶりだったよ』

  • 29二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:47:54

    いつの間にか、さやかの傍らにキュゥべえが座り、感情の読めない、しかしどこか賞賛するような声で言った。

    『単独でバーテックス級を殲滅するとは、君の潜在能力はやはり計り知れないね。……でも、魔力の消耗が激しすぎる。早くグリーフシードで浄化しないと、君のソウルジェムは完全に濁りきってしまうかもしれないよ』

    「……るさい……わかってるって……の…」

    さやかは、キュゥべえに悪態をつく気力もほとんど残っていない。

    ただ、ぼんやりと夜空を見上げる。結界が消え去り、そこにはいつもの、見慣れた見滝原の星空が広がっていた。

    たった一人で、街を守った。

    その事実に、疲労困憊の極みにありながらも、ほんの少しだけ、誇らしい気持ちと、確かな達成感が、さやかの心に灯るのだった。

  • 30二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:48:43

    さやかの勝利で終了、割と容赦なく負けて死ぬ時もあるので良かった。

  • 31二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 22:27:48

    アルティメットまどかvsヌル(マーベル)は可能でしょうか
    さすがにマミさんvsセレスティアルズよりかはAIも想定しやすいと思います

    ヌル
    ヴェノムを始めとするシンビオートを創造した暗黒の神。光あるもの全てを憎み、神の命をも奪うオールブラック・ザ・ネクロソードを武器とする

オススメ

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