【P佑芽SS】“来年も、あなたと”

  • 1二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:26:56

    前スレの最後でボヤいていた後日談が完成したのでまた投稿していきます。前作のラストから地続きのお話なので、先にそちらを読んで頂けると助かります!

  • 2二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:27:40
  • 3二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:28:17

    ────HIF決勝後、帰路にて─────

    「そうだ。佑芽さん、HIF優勝のご褒美は何がいいですか?」
    「⋯⋯え?それならもう、ほら。この指輪が♪」
    「それは、俺個人が贈る貴女への想いです。プロデューサーとして、頑張ったアイドルにはまだ何も渡していませんので」
    「う〜〜ん⋯⋯⋯急に言われてもなぁ⋯⋯あ!今日もぎゅ~ってしながら寝る、とか!」
    「それは昨日、毎日しようと約束したでしょう?」
    「⋯そ、そうでした⋯⋯//」
    「まぁ、今すぐ考える必要もありません。ゆっくりと──」

    「──それじゃあ、プロデューサーさんとデートがしたいです!!」

    「⋯⋯わかりました。どこに行きたいですか?例え地獄の果てであろうとお供しますよ」
    「そんな物騒な所行かないですよ〜!⋯え〜っと、遊園地に水族館、プラネタリウムもいいし、温泉も捨て難いな〜⋯⋯」
    「一つに絞って下さいね⋯?」
    「う〜〜〜ん、難しいなぁ⋯⋯。どうせなら今しか出来ない事がしたいし⋯⋯⋯」
    「──ならば、花火大会はどうでしょうか?少し離れた所ですが、丁度今日が開催日のようですし」
    「花火大会⋯⋯!行きましょうプロデューサーさん、今すぐに!!」
    「ちょっ⋯待って、袖を引っ張らないで──!」

  • 4二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:29:26

    「あ、見て下さいプロデューサーさん。ひこうき雲ですよ!」

    そう言われ彼女が指を指す方を見やればそこには、青と橙の混じった広大なパレットに一筋の白線が描かれていた。

    「⋯これは実に、風流ですね」
    「フーリュー?って何ですか?」
    「⋯⋯改めて言われると、よくわかりませんね」

    俺達は河川敷に沿った歩道を、急ぐことなくただ歩いていた。道中、様々なものに興味を示す彼女の相手をしながら先へ進むと、周辺には浴衣姿の人の数が少しずつ増えていった。それが道しるべとなり俺達を更に先へと導いてゆく。

    「あ!あんな所に屋台がありますよ、プロデューサーさん!」

    再び彼女が指し示す方を見れば、川沿いの開けた土地で、頭にハチマキをした法被姿の男性がキッチンカーに提灯をぶら下げていた。その光景は得も言われぬ風情と、祭りの匂いを感じさせるには充分なものだ。チラ、と俺の隣に視線を移すと、今にも駆け出しそうなのを何とか堪えている佑芽さんの姿があった。それが何とも愛おしくて、堪らず抱き締めてしまいそうな気持ちを抑え、二人並んで歩みを進めた。

  • 5二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:34:09

    石造りの階段を登った先の景色は、花火「大会」というよりも「夏祭り」の様なものだった。川沿いにどこまでも続いて見える屋台は色とりどりに装飾されており、人々のざわめき、焦げたソースの香り、場内のBGM、そのどれもが俺達を浮足立たせる。

    「あたし、お腹空いちゃいました〜。何か食べましょう!」
    「では、屋台の探索も兼ねて色々見て回りましょうか」
    「たこ焼き、金魚すくい、焼きそば、射的、輪投げにカタヌキ⋯⋯これぞ祭り!って感じですね!」

    普遍的だが実際、祭りを祭りたらしめるのはこういった御馴染みの出店があるからこそなのかもしれない。ひとまず屋台でたこ焼きを購入し、手頃なベンチへと移動した。

    「ん〜〜♪たこ焼きおいしい〜♪」
    「買ったばかりで熱々なのによく食べられますね」
    「これくらいへっちゃらですっ!プロデューサーさんもお一つどうぞ!」
    「お気持ちは嬉しいですが、箸も爪楊枝も俺は持ってませんし──」
    「はい、あ〜ん♪」
    「いやいや、流石にそれは⋯⋯」
    「⋯あ〜ん」ジトー
    「⋯⋯いただきます。⋯!ふんわりとしていて出汁がよく効いている、美味しいですね」
    「ですよね!何個でも食べられちゃいそうです!」
    「何個でもは止めて下さい。俺ももう少し欲しい──」
    「っっ〜〜//こ、これ以上は自分で買って下さい!!」

    (今気付いたけど、あたし達間接キスしちゃってる〜///プロデューサーさんは気付いてないみたいだけど⋯⋯)

    「どうしました?顔が赤いようですが」
    「何でもありません!⋯きっと、あの夕日のせいですよ」
    「そうですか?ならいいんですが」

    そう言われ来た道を振り返ると、地平の彼方に日が沈んで行く真っ最中だった。それを遮る様な建造物もないので、朱色の柔らかい光がこの会場を包んでいる。日が沈むのを横目に、彼女がたこ焼きを頬張る姿をただ見つめていた。

  • 6二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:37:01

    「ごちそうさまでした♪」
    「⋯ん、食べ終えましたか。次はどうします?」
    「それなんですが⋯⋯⋯あたしと勝負しませんか?」
    「勝負、ですか?」
    「はいっ!色々な屋台で勝負をして、最終的に勝った数が多い方が勝ちです!」
    「──面白い。その勝負、受けて立ちましょう」
    「言っておきますが、あたしは今日既に、あのお姉ちゃんに勝ってるんです。今のあたしは、最強無敵ですよ!!」
    「ならば、手加減は不要ですね。本気で貴女を捻り潰します」
    「望むところですっ!!!」
    「それで、最初は何で勝負しますか?」
    「射的にしましょう!大きなクマさんのぬいぐるみがあったので、それを先に落とした方が勝ち、でどうでしょうかっ!」
    「構いませんよ。では順番を⋯⋯⋯あれ?佑芽さん?」

    つい数秒前まですぐ目の前にいた少女の姿が無い。俺が周囲を見回していると、射的屋の方角から『早いもの勝ちで〜〜す!!』と、聞き馴染みのある声が会場中に響き渡った。⋯⋯急いで俺も行こう。


    俺が射的屋に到着すると既に、彼女は目標のぬいぐるみに銃口を向けていた。それもかなり弾を撃った後のようで、今銃に込めているのを含め、弾は二発しか残されていなかった。

    「こ゛れ゛て゛と゛う゛た゛ぁ゛ぁ゛ー!!」

    そんな渾身の一撃はぬいぐるみのクマには当たらず、少しばかりずれて空を切る。

    「ぐぬぬぬ⋯⋯⋯!!」
    「佑芽さん、これには少しコツがあるんです。お借りしても?」
    「ぷ、プロデューサーさん⋯!それはいいですけど⋯⋯弾はあと一発しか残ってませんよ?」
    「大丈夫です」

    コルク銃を受け取り、目標を見据える。呼吸を整え、周りの音さえ聞こえぬ程集中が高まった刹那、引き金を引く。直後、聞き心地の良い音が鳴り響き、一撃で目標を仕留める事に成功する。

  • 7二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:38:13

    「す⋯⋯すご〜〜い!!まさか本当に落としちゃうなんて!!」
    「佑芽さんのおかげですよ。貴女が撃った弾の軌道からこの銃のクセを見抜いた。俺はそれに合わせて撃ったまでです」
    「ちょっと凄すぎて意味わかんないです!」
    「⋯⋯実は、一時期アメリカに住んでいまして。父親から銃を教わっていました」
    「えぇ〜〜!?そ、そ゛う゛た゛っ゛た゛の゛か゛〜!」
    「──まぁ、冗談ですけどね」
    「もうっ!信じちゃったじゃないですか〜!!」
    「すいません、つい。このぬいぐるみは差し上げますから」
    「ありがとうございます⋯⋯⋯でも、まだ許してないです」
    「困りましたね⋯⋯俺はどうすればいいでしょうか?」
    「⋯⋯いで⋯⋯⋯」
    「今なんと──」

    「手を繋いでくれたら、許してあげます」

    「なっ⋯⋯!?」
    「⋯⋯したくないんですか?」
    「い、いえ。決してそう言う訳では⋯⋯無いのですが⋯⋯」
    「⋯⋯⋯⋯⋯」
    「⋯で、では失礼して──」

  • 8二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:39:19

    恐る恐る、左手を彼女の右手へと近づけていく。互いの手の距離が近くなるほど、俺の心臓は煩く高鳴ってしまう。そのせいか肩に余計な力が入り、互いの手は繋がることなく甲の部分のみが触れ合ってしまう。

    「す、すいません⋯⋯」
    「⋯⋯⋯⋯⋯」

    再度俺は手を伸ばし、今度こそ彼女の手を握る。するとあちらからも握り返され、確かな温もりが伝わってきた。暖かく、力加減を間違えると壊れてしまいそうな細い指、少し汗ばんだ掌。それら全てが俺の胸を締め付けて離さない。顔から火が出そうなほどに熱い。

    「これで、いいでしょうか⋯⋯」
    「はいっ!恋人らしくなってきましたね、プロデューサーさん♪」
    「⋯改めて言われると、何と言いますか、その⋯⋯」
    「──ひょっとして、照れてます?」
    「っっ〜〜〜///そ、そのようなこと、断じて⋯⋯」
    「あたしは⋯⋯⋯ドキドキしてますよ?」
    「え──」
    「さぁ、次行きましょ〜!」

    ⋯⋯今の俺達は傍から見れば、ただのカップルだと認識されるんだろう。それが気恥ずかしくもあり、何よりも嬉しくある不思議な感覚に身を委ね、手を引かれるまま、会場の喧騒の中心へと進んでいった。

  • 9二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:40:07

    「──そこのお若い二人。ちょっとこっちへ来てご覧」

    声のする方に振り向けば、屋台の手前に座布団を敷きそこに座っている妙齢の女性が佇んでいた。言われるがまま、お婆さんの方へと歩いていく。すると、俺達が充分近づいた事を確認した瞬間、どこに隠し持っていたのか浴衣を取り出し、それを佑芽さんにあてがった。

    「わっ⋯!かわいい⋯⋯!」
    「だろう?ワタシの目に狂いは無いんだ」
    「⋯⋯なるほど。ここは、浴衣のレンタルを行う屋台、と言った所ですか」
    「御名答。どうだい。浴衣、着ていかないかい?」
    「是非っ!!!」
    「では、俺はここで待っていますから着てきて下さい」

    俺の言葉を聞くやいなや、彼女はお婆さんから受け取った浴衣を持って屋台の奥へと消えていった。⋯⋯⋯佑芽さんの浴衣姿、か。どんな風になるんだろう。

    「なぁ〜にボサッと突っ立ってんだい。アンタも着るんだよ、浴衣」
    「⋯え、俺も?」
    「当たり前だろう?ほら、好きなの選んでいいからさっさと中に入りな」

    お婆さんにトンと背中を押され、半ば強制的に店内へ。見た目以上に広い店内は、四方の隅に取り付けられた扇風機と吊り下げられた裸電球により一定の雰囲気が演出されていた。

    「選べと言われても、たくさんあるしな⋯⋯⋯」

    迷った挙句、深い紺色の物を手に取りカーテンで仕切られた着替え用のスペースへ向かう。なるべく早く着替えよう、彼女を待たせないように。

  • 10二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:42:23

    「おぉ⋯⋯これは⋯」

    鏡に写るのは見慣れない自分の姿。つい先程までスーツを着ていたのもあり、浴衣の快適さを実感する。いつまでも自分の浴衣姿を眺めていても仕方ないので、店内に置かれている数々の浴衣の海を抜け、屋台の入り口に辿り着くとそこに佑芽さんの姿は無く、件のお婆さんしか居なかった。

    「おぉ、アンタ中々男前じゃないか。よく似合ってるよ」
    「それはどうも。ところで、一緒に来た女性はまだ来ていませんか?」
    「まだだね。まぁ、女は身支度に時間がかかるもんさ。気長に待てば良い」
    「それもそうですね」
    「待ち時間ついでに、質問いいかい?」
    「俺に答えられる範囲であれば、どうぞ」
    「⋯⋯アンタもあの子も左手の薬指に指輪をしてる様だけど、結婚してんのかい?にしてはちと若すぎる気もするが」
    「これには少し訳がありましてね。将来の為の先行投資、とでも言いましょうか」
    「なるほどね⋯⋯⋯大事にしなよ、あの子のこと」
    「──百も承知です。彼女は生涯を賭けて、俺が支え続けますよ」

  • 11二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:42:54

    「お待たせしました〜!!」

    一頻り会話が終わると気を見計らったかのように、屋台の中から彼女がやって来た。

    「すみません、ちょっと手間取っちゃいました。どうでしょう、プロデューサーさん。似合って⋯⋯ますか?」

    全体的に薄いピンク色で、所々にあしらわれている花が印象的な浴衣に身を包んだ彼女がそこにいた。普段の可愛らしさやあどけない子供の様な雰囲気に加え、若干の落ち着きも感じる。俺の目はそんな彼女に釘付けになっていた。

    「とてもよくお似合いです。少々⋯⋯いや、かなり見惚れてしまいました」
    「そ、それは良かったです⋯⋯///プロデューサーさんも、とってもステキだと思いますよ♪」
    「⋯⋯ありがとうございます。それで、次は何をしますか?」
    「歩きながら考えましょう!はいっ、手♪」
    「⋯はい」

    今度は佑芽さんの方も手を伸ばしていたのもあり、先程よりすんなりと手を繋ぐ事に成功する。恥ずかしくてすぐに手を離してしまいたいのに、ずっと手を繋いでいたいとも思う。⋯⋯それはきっと、こうしていると確かな温もりと安心感を憶えるからなんだろう。

  • 12二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:44:05

    気づけば空は闇に呑まれ、そこに数多い星々が各々の輝きを放ち始めており、それまでに数多の屋台を踏破した俺達は手頃な休憩スペースで時間を潰していた。

    「一回もプロデューサーさんに勝てなかった〜!悔しすぎます〜!!」
    「まだまだですね」
    「もう一回!もう一回やりましょうプロデューサーさん!」
    「⋯⋯その気持ちはわかりますが、もうじき花火が打ち上がるでしょう。だから、また今度です」
    「くっ⋯⋯!約束ですからね、プロデューサーさん!!」

    そう言って彼女は繋いでいた手を離し、小指だけを突き立ててくる。一瞬何をしているのかと戸惑ったが、なるほど。

    「指切りですか。いいですよ」

    差し出した小指はすぐさま結ばれる。子供の様だが、これはこれで小っ恥ずかしい。

    「ゆ〜びき〜りげ〜んまん嘘ついた〜ら針千本飲〜ます♪ゆ〜びきった♪」
    「⋯⋯それは大変だ。何としても守らなければいけませんね」
    「絶対ですよ〜?」
    「はい、絶対。⋯⋯さて、少し奥の方に移動しましょうか。どうやら神社がある様です。そちらで花火を見ましょう」
    「いいですね、行きましょ〜!!」

    もはやどちらからでもなく、互いに手を伸ばしてぎゅっと握る。
    随分とこの所作も板についてきた。けれど、横目に見る佑芽さんの表情はまだ少し物足りなさそうで、その正体が何なのか今の俺にはわからなかった。

  • 13二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:49:25

    「⋯やっと着きましたね」

    花火大会の屋台が並んだ所から少しだけ離れた小さな山の中、何段も石造りの階段を登った末に大きな鳥居をくぐった先、目標の神社に辿り着いた。そこは俺達以外に人がいないが、決してさびれている訳ではなく、厳かな雰囲気を放っていた。

    「⋯⋯せっかくですし、参拝しませんか?」
    「いいですね。ついでに何か願っておきましょうか」
    「よ〜〜っし!!あたしのお願い、全力で届けるぞ〜〜!!」

    本殿と思わしき社に向かい、二拝二拍手一拝の作法通りに参拝を行う。願い事は─────

    「プロデューサーさんはどんなお願いをしたんですか?」
    「⋯⋯俺の願い事は───」

    言葉が形になるより先に、後方から空気を切り裂かんばかりに大きな音がした。振り返ると視線の先、手の届かない遥か上空で、まばゆい煌めきを纏う閃光の花が、闇夜に咲き誇っている様が視界に収まる。次々と打ち上がる大輪はまるで魔法の様で、観る者の心を掴んで離さない。

  • 14二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:50:03

    「わぁ⋯⋯!!キレイ⋯⋯⋯!!」
    「えぇ⋯⋯本当に綺麗です」

    自然と体が彼女に近付き、無意識的に手を伸ばす。それはあちらも同じようで、二本の腕が交わり先程までと同様に───否。
    今度のものは、互いに指を慎重に一本ずつ絡めていき、先程まで以上にぎゅっと強く結ばれたもので───

    「えへへ⋯⋯⋯ついにしちゃいましたね、恋人繋ぎ」

    そう言う彼女の顔は、幸せを体現した様な満点の笑顔で溢れていて、俺はそれに見覚えがあった。────そうだ。入学式のあの日、俺は今のと同じ笑顔を見た。あの瞬間から、俺はこの人に焦がれていたんだ。

    「──俺は、今日という日を絶対に忘れません。明日も、明後日も、来年も。貴女が隣にいるこの幸せを、決して忘れない」
    「プロデューサーさん⋯⋯」

    繋いだ手を引き、彼女を自分の体へと引き寄せ抱き締める。互いの体温だけが伝わる静寂の中、遠くで花火だけが輝いていた。


    ────花火大会後、某ホテル内─────

    「ふぅ⋯⋯今日は予想以上に濃い一日でしたね。流石に疲れました」
    「でも、とっっっっても!!楽しかったです!!!」
    「同意見です。⋯⋯さ、明日も遅くありませんからもう寝ましょう」
    「はい♪⋯⋯⋯あ、そう言えばプロデューサーさんの願い事って、結局何だったんですか?」
    「確かにまだ言っていませんでしたね。きっと、佑芽さんと同じですよ」
    「それじゃあ、せーので一緒に言いましょう!──せーのっ!」

    「「来年も、あなたと花火大会に行けますように」」

    〜〜〜〜〜完〜〜〜〜〜

  • 15二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 17:06:01

    後日談故に短めですが、以上でこのお話はおしまいです!
    書いていて思いましたが、姫崎さんの親愛度コミュ20とコンセプトがダダ被りでした。もし気分を害された方がいらしたら、本当にすみません。
    次回作は本当に未定です。ここまで読んで頂いた皆様、ありがとうございました!!

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