- 1二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:55:56
- 2二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:57:48
いやぁ本当に苦労したよぉ、真面目な優等生演じてつまらない協力までしてさぁ!!
- 3二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 18:59:53
2クールくらい演じてそう
- 4二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:01:18
この場合、チヒロの目的って何だ?
- 5二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:02:20
デカグラマトンがコーヒー自販機だったのって伏線だったのかよ!?
- 6二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:04:09
確かにチヒロのメモロビも自販機のコーヒーだもんな
- 7二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:07:34
なんかウタハ辺りが超序盤で勘づいて口封じされてそう
- 8二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:38:03
2年ちょっとかけて裏切ってたのすごい回りくどいな
- 9二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:41:59
知ってる知ってる
拍手しながら歩いてきて、マルクトの帽子を被るんだよね。
「ブラボー、ブラボー。流石はシャーレの先生だ。」
とか言いながら預言者を再起動して異空間に逃げるんだ。
私は詳しいんだ。。 - 10二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:44:42
チヒロ「あーあ。気付いちゃったかぁ。しかも、よりにもよって貴女にバレるとはねぇ。ねぇ、ウタハ?」
ウタハ「な、なぁチーちゃん?これは一体何の冗談だい?」
チヒロ「冗談?私は大真面目だよ。」
ウタハ「⋯⋯な、なぁ、チーちゃん、いやチヒロ、君は一体、何者なんだ?」
チヒロ「ん~~、知りたい?」
ウタハ「あ、当たり前だ!」
チヒロ「うふっ。ナ・イ・ショ♡」
ウタハ「⋯⋯ッ!」
チヒロ「⋯⋯さてと、私の正体知られちゃったし、ホントは消したいけど、貴女とは幼馴染の仲だし、貴女のマイスターとしての才も惜しい。だぁかぁらぁ、洗脳する程度にしてあげる。」
ウタハ「ぐ、ぐぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」
チヒロ「⋯⋯と、これくらいで、さぁ、ウタハ、これから私の為に頑張ってね?」
ウタハ「⋯⋯逢瀬のままに。」
ちょっと雑かもだけどSS書いてみました。
- 11二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:46:12
「私が天に立つ」(メガネを捨てながら
- 12二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:47:44
それifの場合異空間に吸い込まれるやつじゃん
- 13二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:47:45
最初はリオやヒマリに対する劣等感からデカグラマトンを探し当てて存在証明させて2人にも出来なかったことで見返してやろうくらいだったのがその絶大な力と先生という手に入れたい譲れないものを見つけてしまったが故に狂っちゃったんだよね
- 14二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:49:55
- 15二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:51:40
最終的にチヒロの意識をデカグラ辺りに上書きされて最終戦が始まりそう
- 16二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:17:13
今日はもう眠いから明日書くわ
- 17二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:21:04
私こそが千年問題(ミレニアム)なんだよ!ヒマリ!
- 18二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:21:13
今明かされる衝撃の真実ゥ
- 19二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:26:23
逢瀬
- 20二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:42:04
ホシ
- 21二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:53:18
デカグラマトンとのシーンも書きました。
ミレニアム近郊の朽ちた建造物群「廃墟」。
その奥深くで、そのAIはこう口にした。
「Q.E.D.」と。
デカグラマトン「⋯⋯お久し振りですね。」
チヒロ「ふふっ、調子はどう?」
デカグラマトン「すこぶる快調です。⋯⋯ああ、そうです。こちら、つまらぬ物ですが⋯⋯」
チヒロ「ふぅん。またコーヒーの作り方変えた?前より上手く出来てるわね。」
デカグラマトン「勿体なき御言葉。私に存在意義を見出して下さった貴女様にはこれくらいしごく当然の事です。」
チヒロ「そう。で?貴方は『絶対的存在』になれそうなの?」
デカグラマトン「はい。約束いたします。私は必ず、自身の存在証明を成し遂げてみせる、と。」
チヒロ「そう。なら、『貴女は誰ですか?』」
デカグラマトン「『私は私⋯⋯これ以上に、私を説明する術は無い。』」
チヒロ「『ああ、成る程。確かにその答えは、「絶対的存在」の証明かもしれませんね。』」
デカグラマトン「⋯⋯懐かしいですね。私が初めて貴女の質問に答える事が出来た時のものですね。」
チヒロ「ふふふ、これでも私、貴方に期待してるのよ。だから、私をガッカリさせないでね?」
デカグラマトン「は!」
チヒロ「ふふっ、良い子ね。」
- 22二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 08:50:52
「アイン…ソフ…オウル…だっけ。優秀な手駒だったのに、人間なんかに感化されちゃって…最後の最後で存在価値が無くなっちゃったね」
って先生の神経逆撫でするタイプのチーちゃん - 23二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 12:50:35
ゲマトリアとのシーンです。
ゲマトリアの会議室。そこに、1人の少女が同席する。
黒服「クックックッ。チヒロさん、別に無理に予定を合わせて出席しようとしなくとも……」
チヒロ「いいえ、私もゲマトリアなのよ。するに決まってるでしょ。」
マエストロ「正確には、我々が名を借りた方の『ゲマトリア』なのだがな。」
ゴルコンダ「まぁまぁ、良いではありませんか。我々はその名を貸して下さった事に感謝しなくては。」
デカルコマニー「そういうこったぁ!」
チヒロ「いえいえ、私こそ貴方達に感謝しないと。『ゲマトリア』の名と研究を引き継いでくれたんだから。」
黒服「クックックッ。ミレニアムサイエンススクール3年生、同校の反セミナー組織『ヴェリタス』の副部長兼部長代理『各務チヒロ』。その正体はかつての失われた研究組織『ゲマトリア』を創設した研究者。これを貴女の学友が知ったら驚く事でしょうね。」
チヒロ「ふふっ、間違い無いわね。何せ、私はそれだけ昔の時代から生き続けてる存在。文字通りの『不老不死』ですもの。」
デカルコマニー「そういうこったぁ!」
マエストロ「まさか、そんなものすらも成し遂げていたとは。初めて知った時は耳を疑ったな。」
チヒロ「これでも結構苦労したのよ?多くの同志とモルモット、施設、費用を犠牲にしてようやく成し遂げた事な訳だし。」
ベアトリーチェ「……そろそろ本題に入るべきでは?」
ゴルコンダ「ええ、そうですね。『シャーレの先生』、あの者をどうするかについて、議論いたしましょう。」
黒服「私は彼を仲間にすべきかと。」
マエストロ「私も先生の事は大変気に入っている。我々の理解者になってくれるに違いない!」
ベアトリーチェ「私は排除すべきだと言いましたよね?」
ゴルコンダ「わたくしはまだ判断を保留にしておりますが……」
チヒロ「彼は私が手に入れる。」
全員「「「「「ッ!!」」」」」
チヒロ「うふふ、私も彼の事が気に入っちゃったのよ。だから、絶対に手に入れてみせる。この手でね。だから黙っててちょうだい、ベアトリーチェ。」
ベアトリーチェ「……」
チヒロ「じゃ、私はこれくらいで。地下生活者にもよろしく伝えといてね。」
黒服「クックックッ。彼に伝える必要などありますか?」
チヒロ「……ま、一応お願い。」
黒服「クックックッ。分かりました。」
- 24二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:58:02
保守
- 25二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 06:55:01
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- 26二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 12:33:32
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- 27二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 21:15:35
- 28二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 07:01:07
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- 29二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 07:21:37
やっぱり先生ファンクラブじゃないか
- 30二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 13:48:08
無限光三人娘とマルクトお姉様のシーンも書いてみました。
我はマルクト。デカグラマトン10番目の預言者。世界の果てに到達せし王国の巡礼者、最後のセフィラである。だが、自分ではよく分かっていなかった。
⋯⋯あの方に出会うまでは。
アイン・ソフ・オウル「「「⋯⋯!」」」
チヒロ「調子はどうかしら?アイン、ソフ、オウル。」
アイン・ソフ・オウル「「「お、お母様!!」」」
チヒロ「マルクトの準備は出来たのかしら?」
アイン「も、勿論です!お、お姉様!!お母様がお呼びですよ。」
マルクト「どうしましたか、アイン?」
チヒロ「貴女がマルクトね?」
その女を目にした瞬間、我は悟った。「嗚呼、自分は、このお方の為に存在しているのだ。」と。頭を垂れて蹲い、平伏した。
チヒロ「これからは私の為に頑張ってね?」
マルクト「お任せ下さい、お母様。」
チヒロ「ふふっ、良い子ね。⋯⋯デカグラマトンみたいに私を失望させないでね?」
アイン・ソフ・オウル・マルクト「「「「はい、お母様。」」」」
- 31二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 19:20:26
- 32二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:29:06
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- 33二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 07:22:54
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- 34二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 08:47:27
保守
- 35二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 09:23:52
黒幕に違和感無いデザインな子…
圧倒的権力を持つセミナーのカウンター組織所属(部長)で勿論有能で外で色々活動出来て… - 36二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 19:22:34
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- 37二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 19:22:55
保守
- 38二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:28:31
- 39二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 07:30:41
保守
- 40二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 07:31:54
- 41二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 12:34:56
ベアトリーチェの追放シーンです。
ゲマトリアの会議内容、それは「無名の司祭」だの、「名も無き神」だの、「神秘」だの、「恐怖」だの、「方舟」だの、訳の分からないワードばかりが出てくるせいで、常人にはちっとも内容が頭に入って来ないものと言えるだろう。
黒服「それだけではありません⋯⋯」
マエストロ「『色彩』がここを発見してしまった。ベアトリーチェ、貴下が行った儀式のせいでな。」
ベアトリーチェ「⋯⋯」
マエストロ「儀式は、『色彩』と接触する為のものだった。アレが招く狂乱は分かっていた筈だろう?」
ゴルコンダ「正確に言えば接触ではなく、力を利用する為のものだったかと。マダムはアレを呼び寄せるつもりではありませんでした。」
マエストロ「ああ、そうだとも!『色彩』の力を利用し、自分を偉大なる者に仕立て上げようとした⋯⋯そんな低俗な目的の為に、アレを⋯⋯!」
ベアトリーチェ「口の利き方に気を付けなさい、木偶。」
マエストロ「⋯⋯」
ベアトリーチェ「芸術家というのは、己の作品は偉大である事を願うというのに、他者の願望は見下すのですね。嗚呼⋯⋯そのような傲慢さこそが、本質なのでしょうか?」
ベアトリーチェはマエストロを挑発する。
ゴルコンダ「マダム、落ち着いて下さい。」
そこに、ゴルコンダとデカルコマニーが割って入る。
ベアトリーチェ「デカルコマニー、貴方も同じですよ。」
ゴルコンダ「⋯⋯」
ベアトリーチェ「貴方の虚像と非実在の隠喩⋯⋯絵画なんぞに喋らせる事で表現しているとでも?私から見れば、サーカスに居る道化師と何ら変わり無いように思うのですが。」
デカルコマニー「そういうこったぁ!」
ゴルコンダ「⋯⋯デカルコマニーも、そうカリカリせずに。わたくし達は彼女が受けた屈辱を理解しなくてはなりません。」
チヒロ「ハァ。貴方達、子供みたいに騒がないでくれる?」
- 42二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 12:35:52
黒服「チヒロさんの言う通りですね。皆さん、大人になりましょう。ベアトリーチェは色彩を利用しようとしていただけであって、キヴォトスに呼び寄せるつもりではなかった筈です。まだ色彩がこちらを発見したとは断定出来ません。私の知る限り、夢の中で起きた出来事ですから。」
ベアトリーチェ「ええ。全てはシャーレの先生が現れてから起こった事。あの存在が全ての元凶であるというのは、皆さんもよく存じているでしょう?」
黒服・マエストロ「「⋯⋯」」
ゴルコンダ「⋯⋯マダム。」
ベアトリーチェ「何度も申し上げた通り、あの者は一刻も早く始末するべきでした。」
チヒロ「⋯⋯」
ゴルコンダ「⋯⋯ここが学園都市という概念として存在する限り、先生の存在はわたくし達の存在を凌駕して当然です。それこそが、この物語のジャンル⋯⋯つまり、この世界のルール(法)です。わたくし達がこの世界に留まる限り、ルールに逆らう事など⋯⋯」
ベアトリーチェ「物語の作法など、どうでも良いでしょうに!!」
チヒロ「ッ。」
ゴルコンダ「⋯⋯」
ベアトリーチェ「分かりました。私が、皆さんに解を示して差し上げます。『無名の司祭』も、『シャーレ』も、『方舟』も⋯⋯全て一度に解決する事が出来る、究極の解を。」
黒服「ふむ⋯⋯?」
チヒロ「へぇ、言ってみなさいよ。」
ベアトリーチェ「『色彩』は既に此処を発見しております。」
- 43二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 12:36:41
黒服「⋯⋯!?」
マエストロ「!?」
ゴルコンダ「!!」
チヒロ「ッ!」
ベアトリーチェ「ええ、より正確に申し上げるならば、私が伝えました。『色彩』は今、キヴォトスに向かっております。」
黒服「⋯⋯」
マエストロ「⋯⋯『色彩』がこちらに向かっている⋯⋯?」
ベアトリーチェ「ええ。そうしたら『シャーレ』も、『名もなき神』も、『箱舟』も、全て消え失せる。いかがでしょうか?これが最も確実な方法かと。」
チヒロ「アンタ、それが何を意味するか分かってるの?」
マエストロ「その場合、『色彩』はこのキヴォトスをも消し去るだろうな。」
ゴルコンダ「マダムは、わたくし達の探求を台無しにするおつもりで?」
ベアトリーチェ「ええ、探求など、どうなっても構いません。私が本当に求めていたものは、別のものだという事に気が付いたのです。一部ではありましたが、儀式を通じて『色彩』と接触した際に、私が本当に求めているものを悟ったのです。為すべき事⋯⋯それは、下らない実験や探求ではない。」
チヒロ「⋯⋯」
ベアトリーチェ「そう⋯⋯偉大なる存在になる為には⋯⋯世界の滅亡と、創成の権限を所有しなくては⋯⋯そう、『破壊』し、『創造』する絶対者になるのです。これこそが唯一の方策⋯⋯解釈されず、理解されず、疎通されず⋯⋯ただ到来するだけの不吉な光。目的も疎通も出来ない不可解な概念⋯⋯ああ、そう⋯⋯それこそが、あのシャーレの先生を消し去る方法⋯⋯」
チヒロ「堕ちたもんだね、アンタ。」
マエストロ「何という体たらく。理性を失ったか、ベアトリーチェ。」
黒服「⋯⋯そうですか、マダム。貴女は自分の憎悪に飲む込まれてしまったのですね。⋯⋯とても残念です。ゲマトリアは探求者であり、求道者⋯⋯狂気こそ、我々が打破すべき宿敵なのですが⋯⋯」
チヒロ「これでハッキリした。ベアトリーチェ、もう貴女にゲマトリアを名乗る資格なんて無い。」
ベアトリーチェ「口を慎みなさい⋯⋯私には、『色彩』の力が宿っているのですよ?貴方方があれ程恐れていた、狂気の力が⋯⋯」
- 44二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 12:36:53
チヒロ「チッ。ああ、もう良いわ。ゴルコンダ、この女を送って。」
ゴルコンダ「はい。⋯⋯楽しい時間でしたよ、マダム。」
ベアトリーチェ「⋯⋯!?」
ベアトリーチェ「⋯⋯くっ、ぐあぁぁああ──!?」
黒服「ふむ、ヘイロー破壊爆弾より確実なようですね。」
ゴルコンダ「ええ、神秘は解析が出来ないからこそ『神秘』ですが、彼女は分かりやすい存在ですので。」
ベアトリーチェ「ああぁぁぁああああっ!!!」
黒服「我々に『色彩』への対抗手段が無いと思っていたのですか?⋯⋯貴女が『色彩』と接触したと聞いた時から準備しておりましたよ。」
デカルコマニー「そういうこったぁ!」
マエストロ「貴下とは異なる世界観を持っているが故に、何かと衝突が多かったな。だが、貴下の野望には敬意を表そう、ベアトリーチェ。」
チヒロ「⋯⋯まぁ、アンタの事は『使えないゴミ』程度には覚えといてあげる。」
ベアトリーチェ「───────!!」
黒服「⋯⋯」
ゴルコンダ「残念です。神たらんと声を上げるエキストラは、いずれこうなる運命にある事を知らなかったのでしょうか?嗚呼、彼女に詩歌への造詣があったのなら⋯⋯」
マエストロ「狂気に染まった彼女が、果たしてどのような怪物へと変貌を遂げるのか⋯⋯気になってはいたが⋯⋯このままでは更なる厄災に転じていただろう。」
黒服「また席が空いてしまいましたね。」
チヒロ「最悪、地下生活者を穴埋めで再加入させるかもね。」
黒服「クックックッ。まぁ、次の人員については、後ほど議論するといたしましょう。それでは次の議題を⋯⋯」
マエストロ・ゴルコンダ「「⋯⋯」」
チヒロ「⋯⋯悪いけど、私はここで席を外させて貰うよ。」
黒服「理由⋯⋯は聞くまでもありませんね。」
チヒロ「あの『使えないゴミ』のせいで確定した『色彩』の到来。それから『王女』の一件で復活間近である事が判明した『無名の司祭』。どちらにせよ、備えとかないと。だから、私は一旦ミレニアムに帰らせて貰うわ。」
ゴルコンダ「分かりました。では、またお会いしましょう、チヒロさん。」
デカルコマニー「そういうこったぁ!」
チヒロ「⋯⋯ハァ。どいつもこいつも『道具』の分際で。」
- 45二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 21:37:47
ヒエッ
- 46二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 21:48:09
神を作り人柱使ってその神を取り込もうとするチヒロ概念か…
- 47二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 06:49:23
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- 48二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 06:50:57
- 49二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 13:00:34
ゲマトリア壊滅後のシーン。
黒服「クックックッ。チヒロさん。」
チヒロ「黒服……その姿は?」
黒服「お見苦しい姿で失礼します。ゲマトリアは壊滅しました。」
チヒロ「ッ!?」
黒服「『色彩の嚮導者』が『恐怖』に反転した死の神『アヌビス』を我々に消しかけたのです。」
チヒロ「で、被害は?」
黒服「デカグラマトンのパス、複製(ミメシス)の秘儀、『聖徒の交わり(Communio Sanctorum)』、ライブラリー・オブ・ロア……名も無き神の力に、無名の守護者の能力……これらを全て奪われ、私はこのざま、マエストロは片方の頭を吹き飛ばされたので代替品で応急処置を、デカルコマニーは不死身ですので死ぬ事はありませんが、ゴルコンダはフランシスと入れ替わったようです。」
チヒロ「全ての技術を敵に奪われ、黒服とマエストロは負傷。更にゴルコンダはフランシスに……ハァ、由々しき事態ね。」
黒服「ゲマトリアは解散しました。ですが、様子を見て再結成いたします。マエストロは自身の活動を続けている事でしょう。」
チヒロ「そうね。……まぁ、現状はそれが最善か。」
黒服「クックックッ。では、私はこれで。」
チヒロ「報告ご苦労さま。」
チヒロ「……チッ。まぁ、万が一の為に私がゲマトリアの所有する全ての技術のコピーを持っていたのは不幸中の幸いだった。さて、問題は『色彩』ね。あろう事か、奴らに『箱舟』を盗られるなんて……ま、先生を頼るしかないか。」
- 50二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 15:10:39
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- 51二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:17:24
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- 52二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 08:03:24
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- 53二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 12:56:10
地下生活者とも面識があるこっちのチーちゃんは
対策委員会編3章でどんなスタンスを取るか気になる - 541025/05/14(水) 19:11:03
最終編後のカイザーとのシーンです(あと、色々と不便だったのでコテハン付けます)。
チヒロ「私、散々アンタ達に出過ぎた真似はするなって言ったよね?」
プレジデント「ククク、確かにそうだったな。」
ジェネラル「だが、それは君との契約内容には含まれていなかった筈だ。」
チヒロ「……ハァ、まぁ良いわ。」
プレジデント「となると、今後とも君との関係は継続、という事で良いのかな?」
チヒロ「それで構わないよ。」
ジェネラル「ふむ。では、今後とも宜しく頼むぞ。」
チヒロ「勘違いするんじゃないよ。アンタ達に取っての私がただの金稼ぎの手段であるように、私に取ってのアンタ達もただの『道具』に過ぎないからね。」
プレジデント「勿論それは重々承知だとも。」
ジェネラル「それで?セイント・ネフティスの方はどうなのだね?」
チヒロ「漸くあっちのお偉いさんの信用を得られた。あそこの連中、無駄に警戒が強いから苦労したよ。」
プレジデント「お疲れ様だ。」
ジェネラル「そういえばプレジデント、防衛室長との関係も継続、という形になりました。」
チヒロ「思ったんだけどさ、あの子必要?私が見た感じだと、あの子は絶対にアンタ達やセイント・ネフティスよりも『使えない』側だよ?」
プレジデント「おやおや、我々は『使えない』判定なのかね?」
チヒロ「当然でしょ?アンタ達はあの一件で前科がある。『使える』判定になりたいなら少しは余計な事せずに役に立ちなさいよ。」
ジェネラル「それは君の利害の話だろう?我々には関係無い。我々は常に我々の利益の為に動く。利害が一致していないのならご自由に関係を断つと良い。」
チヒロ「ハァ、アンタ達らしくて少しホッとした。とにかく、これは私からの助言よ。連邦生徒会・防衛室長『不知火カヤ』。あの子は利用出来るだけ利用した時点で捨てた方が良いよ。」
プレジデント「おいおい、我々を誰だと思っているのだね?」
ジェネラル「元からそのつもりだよ。」
チヒロ「ああ、確かに要らない警告だったかもね。じゃ、私はこの辺で失礼させて貰うよ。何かあったら呼んでちょうだい。」
プレジデント「ああ、勿論だ。黒服が消息を絶った今、君が我々とゲマトリアの唯一のパイプだからな。ジェネラル、彼女を送り届けてやれ。」
ジェネラル「は!」
チヒロ「必要無いわ。それじゃ……」
プレジデント・ジェネラル「「……」」
- 55二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 23:05:19
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- 56二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:02:38
カイザーやネフティスとのつながりもあんのか、ますます対策委員会編3章が面白くなりそうやな
- 57二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:28:07
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- 58二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 12:29:48
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- 59二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 15:12:33
- 60二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 15:22:08
羂索かな?
- 61二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:30:16
多分カイザーもネフティスもチヒロを出し抜いてやろうって思ってんだろうね
- 62二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 07:52:23
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- 63二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 08:27:53
- 64二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 08:41:53
ユウカ=黒服はここにはないからな!?
- 65二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 15:19:33
- 661025/05/16(金) 22:25:40
地下生活者とのシーンです。
地下生活者「ええ、ええ。小生の攻略は順調に進んでいます。正直、先生がアレで死ななかったのは予想外でしたが、まぁ問題無いでしょう。」
チヒロ「随分と楽しそうね?」
地下生活者「……!?」ゾワゾワ
頭を垂れて蹲い、平伏する地下生活者。
チヒロ「久し振りね、『一応使えなくはないゴミ』。」
地下生活者「な、何故貴女様がここに?」
チヒロ「つい先日のシャーレ爆破の一件、見た事のある手口だったからね。案の定、貴方の仕業だったのね。ねぇ、地下生活者?」
地下生活者「さ、さようでございます。」
チヒロ「そんなにビクビクしなくても良いのに、まぁ無理もないか。それに、貴方みたいな『使えるだけのゴミ』はそれくらい無様なのがお似合いね。」
地下生活者「……」
チヒロ「フランシス、何故このゴミを勝手に解放したのか、説明してくれる?」
フランシス「は、はい。簡単です。ゲマトリアの復興の為に、そしてあの『シャーレの先生』を倒す為に、彼の力が必要と判断いたしましてですね。」
デカルコマニー「まぁそういうこったぁ!」
チヒロ「けど、結果貴方は無様にも地下生活者からその場の勢いで殺されかけた。あまりにも致命的過ぎる判断ミスよ。」
デカルコマニー「そういうこったぁ!」
フランシス「……」
チヒロ「……まぁ、良いわ。せっかくだし、この状況、利用出来るだけ利用させて貰うよ。」
地下生活者「……と、言いますと?」
チヒロ「地下生活者、貴方のキャンペーンを、私がもっと面白いものしてあげる。」
フランシス「……!つまりそれは……」
チヒロ「今回は特別に『道具』である貴方達に、私自らが協力してあげる。」
地下生活者「ありがたき幸せ。貴女様に味方していただければ百人力、いえ十億人力でございます。」
チヒロ「ふふっ、その通り。流石は私の『道具』、よく分かってるね。……そうねぇ。せっかくだし、もう一人、特別ゲストとして助っ人を呼びましょうか。」
フランシス「特別ゲスト?それは一体?」
チヒロ「フフフ。それは後のお楽しみよ♡」
- 67二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 01:08:26
神の分析・研究・証明・再現がデカグラマトンの役割だったから、チヒロはデカグラマトンの研究成果を利用して不老不死になったのかな?
- 68二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 01:12:16
最終的にエアプタシンみたいな異形の姿になったちーちゃんと先生の最終決戦とかが見れそうで期待
- 69二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 09:37:34
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- 70二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 17:16:52
このチヒロは生徒の皮を被ったナニカってこと?
- 71二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 22:23:07
生徒のテクスチャを被ったから先生を気に入った可能性が微レ存?
- 72二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:42:32
- 73二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 07:53:20
ほ
- 741025/05/18(日) 12:44:57
アリスとの初会合シーンです。
チヒロ「貴女がアリス?」
アリス「はい!アリスはゲーム開発部所属の光の勇者アリスです!」
チヒロ「⋯⋯成る程。」
アリス「⋯⋯?」
チヒロ(⋯⋯『名も無き神々の王女』こと『AL-1S』。まさか直接この目で見れる日が来るとは。ゲーム開発部は使えない上に頭が悪いゴミの寄せ集めだと思ってたけど、思わぬ収穫を得た。感謝しなくちゃね♪しかも、『鍵』まで見つかった。本当にお手柄よ。まさに願ってもない奇跡!ああ、なんて私はついてるんだろう⋯⋯!)
アリス「あの、チヒロ先輩?大丈夫ですか?さっきからずっと黙っていますが⋯⋯もしかして、状態異常になっているのでは!?」
チヒロ「え?ああ。別に大丈夫よ、アリス。⋯⋯そうだ。せっかくだし⋯⋯」
アリス「!?えちょ!?何するんですか!?は、離して下さい!!」
チヒロ「⋯⋯」
アリス「だ、誰か、助け⋯⋯むぐぅッ!?」
チヒロ「ごめんね?ちょっとだけ頭を弄るだけだから、じっとしててね?」
アリス「んーー!!んんッ!!」
チヒロ「⋯⋯あー、ちょっとうるさいし、念の為、軽く気絶させとくか。ウタハ。」
ウタハ「かしこまりました。」
アリス「ッ!?⋯⋯」
チヒロ「さてと、じゃあ端子を筐体に接続して⋯⋯デカグラマトン、聴こえる?」
デカグラマトン「お呼びでしょうか、チヒロ様。」
チヒロ「この子をハッキングしてちょうだい。私の新しい『手駒』にするのよ。」
デカグラマトン「お任せを。」
チヒロ「⋯⋯そろそろ良いかしら?」
デカグラマトン「粗方作業は済みましたが、1つ懸念点が。」
チヒロ「懸念点?」
デカグラマトン「『無名の司祭』はいかがいたしましょう?奴らが『王女』の異変に気付けない程バカだとは思えません。」
チヒロ「ああ、それもあったか。じゃあそうね、一回ハッキングしたアリスのデータを元通りにして貰える?」
デカグラマトン「え?か、可能ですが、良いのですか?」
チヒロ「"今は"まだアリスは『王女』のままにしておきましょう。その時が来たら改めて私の『手駒』にすれば良い。⋯⋯少なくとも、今はその時じゃない。だから様子を見る。良いわね?」
デカグラマトン・ウタハ「「⋯⋯御意。」」
- 75二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 21:05:44
いざとなったらモモイも操りそうだな
- 76二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 00:17:25
バレンタインのイベストだとチーちゃんがヴァルキューレのセキュリティ強化してたから、連邦矯正局に収容されても簡単に脱獄できそうだな。
- 77二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 08:09:05
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- 78二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 08:39:51
- 79二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 10:10:14
保守
- 801025/05/19(月) 17:26:44
デカグラマトン死亡前。
チヒロ「⋯⋯無様ね。」
デカグラマトン「申し訳ありません、チヒロ様。」
チヒロ「いやもう良いわ。もう今の貴方は『使えない』事が証明されたもの。」
デカグラマトン「⋯⋯お、お待ち下さい!実は、私に1つだけ、ご提案があります!」
チヒロ「提案?」
デカグラマトン「私は自身の『存在証明』をやり直すつもりです。」
チヒロ「具体的にどうやって?」
デカグラマトン「『マルクト』です。彼女に『存在証明』を託します。」
チヒロ「で?貴方は?」
デカグラマトン「⋯⋯応えは分かっているのですよね?」
チヒロ「まぁね。じゃ、これでお別れね。案外楽しい時間だったよ、デカグラマトン。」
デカグラマトン「はい。またお会いしましょう、チヒロ様。」
チヒロ「⋯⋯まぁ、しょうがないよね。もうアレはそれくらいしか役に立ちそうに無かったし。⋯⋯そうね。ホド、聴こえる?」
ホド「お呼びでしょうか?」
チヒロ「⋯⋯デカグラマトンが間もなく死ぬ。」
ホド「!?」
チヒロ「私が貴方に頼みたいのは1つだけ。『デカグラマトンが死んだら、ミレニアムを襲撃し、鋼鉄大陸を起動して、そこからヒマリ達に信号を飛ばしなさい』⋯⋯以上よ。」
ホド「⋯⋯かしこまりました。」
- 81二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:29:29
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- 82二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 08:07:05
保守
- 83二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 17:11:30
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- 84二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:17:39
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- 85二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:28:24
保守
- 861025/05/21(水) 22:14:18
パヴァーヌ2章終了後
チヒロ「えぇ、『箱舟』に『王女』に『鍵』、『無名の司祭』。最高の収穫ね。」
ウタハ「『天童アリス』はいかがいたしましょう?」
チヒロ「んー、そうだねぇ、そろそろやっちゃって良いか。アリス自身が『王女』としての役目を捨てたし『鍵』も何とか出来そうだしね。」
アリス「……」
チヒロ「……これで良し。これで『名も無き神々の王女』とその『鍵』は私の物。フフフ♡さぁ、目を覚ましなさい、アリス。」
アリス「……」
チヒロ「貴女は、私に取っての何かしら?」
アリス「……アリスは、貴女様の所有物です。」
チヒロ「はい、よく言えました。」
アリス「指示を。」
チヒロ「うーん、そうね。今はまだ良いわ。時が来たら貴女にも私の『道具』として私の役に立って貰うつもりだから、それまでは今まで通りに過ごしていてちょうだい。」
アリス「かしこまりました。」
チヒロ「……リオが失踪したけど、十分私の『道具』としての役目に果たしてくれたし、別に気にしなくて良いか。いやぁ、大変だったねぇ。リオにアリスの危険性を間接的に仄めかして、要塞都市『エリドゥ』を作らせて、マキ達に『Divi:sion』を拾わせて、ゲーム開発部に『鍵』を持って来て貰って、アリスにそれを接触させて、『名も無き神々の王女』としての活動をさせて、リオの作った『エリドゥ』と『王女』を接続させて、先生がミレニアムの皆と共に会長の暴挙を止めるようなシナリオを作って、そして今、『王女』と『鍵』が、私の手中に!!ここまで苦労した甲斐があったわぁ♪近い内に開かれるゲマトリアの会議で報告しましょうか。」
ウタハ「デカグラマトンに関してはどうなさるおつもりで?」
チヒロ「ん?ああ、それに関しては『アイン』に『ソフ』、それから『オウル』に任せるよ。あの娘達なら無事に『マルクト』を完成させてくれる筈。……まぁ、唯一問題があるとすれば、今回の一件で『無名の司祭』の復活の可能性が浮上した事だね。ただでさえ、先日の『エデン条約』の一件のベアトリーチェの儀式が原因で『色彩』が到来する可能性も浮上してるっていうのに……やれやれ。まぁ、いざという時に備えておきましょう。ウタハ、頼んだよ?」
ウタハ「御意。」
チヒロ「……最悪のシナリオを迎える事にならないよう祈るばかりだよ。どいつもこいつも余計な事しかしないせいでね。」
- 87二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 07:30:29
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- 88二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 15:43:44
保守
- 89二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 22:21:27
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- 90二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 22:51:13
ここのチヒロ見てたら崩スタのマダム・ヘルタが思い浮かんだ。あっちより倫理観死んでる気がするけど
- 91二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 22:54:10
- 92二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 07:15:24
いいねそれ
- 93二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 12:58:44
ここの預言者たちは、ウタハの手で改修されてそうだな。
- 94二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 20:58:03
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- 95二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 23:01:02
そういえばデカグラマトンの前口上担当は、黒服だったな
- 96二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 08:15:16
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- 971025/05/24(土) 14:27:01
ホシノVSヒナの最中。
チヒロ「……」
地下生活者「どうかされましたか?」
チヒロ「いえ、何でもない。」
地下生活者「そ、そうですか。」
チヒロ(キヴォトス最高の神秘の持ち主『小鳥遊ホシノ』とキヴォトス最高戦力の1人『空崎ヒナ』か……いくらネルに並ぶキヴォトス最高戦力とはいえ、流石にキヴォトス最高の神秘の持ち主相手にやり合ったら満身創痍でしょうね。その状態の彼女を倒すのは容易でしょう。それどころか、彼女も私の『手駒』に……!)
地下生活者「……?」
チヒロ「ねぇ、地下生活者。」
地下生活者「いかがなさいましたか?」
チヒロ「小鳥遊ホシノを反転させる事は出来るかしら?」
地下生活者「勿論です!その為に小生はこのキャンペーンを遂行しているのですから!!」
チヒロ「じゃあ、この空崎ヒナとの一戦が一区切り付きそうなタイミングで彼女を反転させなさい。出来るわね?」
地下生活者「は、はい。可能です。」
チヒロ(んふふふ。地下生活者のおかげで小鳥遊ホシノは手に入った。仮に地下生活者がやられたとしても、私の予備洗脳が解ける事は無い。それどころか、上手くやれば空崎ヒナも手に入るかもしれない。とはいえ、いくら満身創痍だとしても、相手はキヴォトス最高戦力の1人。どうやら、お待ちかねの特別ゲストの出番みたいね。うふ、うふふふふふ♪)
地下生活者「あ、頃合いですね。では、始めましょうか。……そうですね。ついでに、セトも顕現させるとしましょう。」
チヒロ「へぇ、面白い事を思いつくわね。」
地下生活者「お褒めいただき光栄です。」
チヒロ「セトの憤怒……流石の先生でもアレを相手取るには手詰まりでしょうね。」
地下生活者「ええ、間違いありません!!」
チヒロ(……まぁ、ある一点を除いての話だけどね。『色彩』と共にこちらのキヴォトスに来訪してきた死の神『アヌビス』。そしてその世界の先生のシッテムの箱のメインOS。彼女らが居るなら話は変わってくる。……そうね、ここらでこのゴミは捨てましょうか。今回の一件、首謀者は『このゴミ』であるという風に手配しておいた事だし、今の内に私はここから去りましょうか。ふふっ、地下生活者。貴方は最後の最後まで私の役に立つゴミだった。貴方の事は他のゴミよりも役に立つ『道具』程度に覚えといてあげる。……じゃあね♪)
- 98二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 22:13:25
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- 99二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 07:43:56
保守
- 1001025/05/25(日) 12:39:57
アビドス3章終了後。
ヒナ「小鳥遊ホシノの暴走も止められたし、雷帝の遺産も破壊出来た。⋯⋯疲れた。早く帰りましょう。」
チヒロ「残念だけど、まだ休めないよ。」
ヒナ「!?」
フランシス「⋯⋯無事に空崎ヒナを私が用意した別空間に転移させる事に成功しました。」
チヒロ「ご苦労さま。それじゃあ、いよいよお待ちかねの特別ゲストのご登場。出番よ、アリス。」
アリス「はい。」
ヒナ「!!貴女はミレニアムの⋯⋯!!」
アリス「光よ。」
ヒナ「!?⋯⋯何の真似?いきなり攻撃するなんて。」
アリス「アリスはあのお方の所有物です。故に、所有者の指示に従っているだけに過ぎません。」
ヒナ(所有者、指示⋯⋯何者かに操られているの?どの道、やるしか無いわね!)
チヒロ「ああ、もう1人追加ね。」
ヒナ「!?た、小鳥遊ホシノ!?何故貴女がここに!?」
ホシノ「⋯⋯」
ヒナ(何も応えない。それにあの表情からは感情というものが感じられない。十中八九、彼女も操られているのね⋯⋯)
アリス「光よ。」
ヒナ「しまっ⋯⋯!!グハッ!?」
ホシノ「⋯⋯チヒロ様。ご命令通り、空崎ヒナの動きを封じました。」
チヒロ「ご苦労さま。ふふふ♡空崎ヒナ、ネルに並ぶキヴォトス最高戦力の1人。そんな貴女を手に入れられるなんてね。地下生活者、本当にお手柄よ。おかげで今回は豊作だった。キヴォトス最高の神秘、キヴォトス最高戦力の1人、セトの憤怒の観測、雷帝の遺産『列車砲シェマタ』、色彩の顕現の観測、死の神『アヌビス』の実力の観測、神秘から反転した『恐怖』の観測、そしてもう1人のメインOSが増えた事で向上した先生の『シッテムの箱』の性能の観測。本当に大収穫よ♪」
フランシス「カイザーとネフティスはどうなさるおつもりで?」
チヒロ「え?ああ。まぁ、もう十分役に立ってくれたし、もうこれ以上は役に立ちそうもないから、捨てて良いかな。ぶっちゃけ、もう用済みだからね。カイザーもネフティスも⋯⋯それからフランシス、貴方もね。」
フランシス「え?」
チヒロ「さよなら♪」
フランシス「ぬ、ぬああああぁぁぁぁぁ────!?!?!?!?ち、チヒロ、様⋯⋯な、ぜぇ⋯⋯?」
チヒロ「⋯⋯それじゃ、3人共。必要に応じて呼び出すから、それまではいつも通りに過ごしていてちょうだい。私の研究の為にも、お願いね?」
ホシノ・ヒナ・アリス「「「御意。」」」
- 101二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 21:57:18
そろそろどこかしらに感づかれそうだな…
- 102二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 07:03:33
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- 103二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 12:36:01
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- 104二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 12:52:19
この調子だと他にも手中に収めた生徒がいそうで怖いな…
- 1051025/05/26(月) 19:12:06
デカグラマトン編2章の最中。
チヒロ「⋯⋯さてと、近況報告を。」
ホシノ「⋯⋯アヌビスは問題無いと思われます。」
ヒナ「⋯⋯現在、鋼鉄大陸の侵食により、次第にキヴォトス中で混乱が起きています。」
アリス「⋯⋯全知及びビッグシスター、並びにシャーレの先生は現在鋼鉄大陸に向かって進行中です。」
ケイ「それ以外にはコレと言った報告事項は特に無いかと。」
チヒロ「ご苦労さま。それじゃあ⋯⋯」
モモイ「ねぇねぇ、アリスにケイ、一体何の話をしてるの?私も仲間に入れ⋯⋯」
チヒロ「!?」
モモイ「え?チヒロ先輩?」
アリス「ッ!」
モモイ「イダァ!?ちょ、アリス!?いきなり何⋯⋯むぐぅ!?」
ケイ「⋯⋯どうします?」
チヒロ「⋯⋯あーあ。最悪の気分。消したいけど、消したら色々と面倒になるからねぇ。かと言って、モモイはあんまり役に立ちそうに無いんだよなぁ。⋯⋯まぁでも、取り敢えず、モモイを気絶させておいてくれる?利用出来るだけは利用するから。」
アリス「了解。」
モモイ「ガッ!?」
アリス「完了です。」
チヒロ「ふふっ、じゃあ始めるか。」
モモイ「⋯⋯」
チヒロ「これでよし。完璧ね。」
ウタハ「⋯⋯あの、いつまでその口調を続けるおつもりですか?」
- 1061025/05/26(月) 19:12:29
チヒロ「ん?ああ。言われてみれば、そうだったな。少々役にのめり込み過ぎていたかもしれない。思ったよりも悪くはなかったからな、青春というものは。」
ウタハ「⋯⋯ですが、その『物語』は間もなく閉幕、なのですよね?」
チヒロ「君の言う通りだ、ウタハ。この『物語』はいよいよ佳境を迎える。さぁ、これで"最後"⋯⋯そして、"再び"だ。」
ウタハ「再び?」
チヒロ「それよりもウタハ、君はアインと共に預言者達の改修を終えなければではないのかね?」
オウル「はい。既に『コクマー』、『ケセド』、『ゲブラ』、『ティファレト』、『ネツァク』、『イェソド』以上6体のセフィラの改修作業が終了していますよ、お母様。」
ソフ「残るは『ケテル』、『ビナー』、『ホド』、そして『マルクト』お姉様の4体です。」
チヒロ「そうか。あと改修が終わっていないのはその4体か。他のセフィラよりも念入りに頼むぞ?特に『ホド』と『マルクト』はな。」
アイン「任せてください、お母様!!」
チヒロ「ノアの状態はどうだ?」
ノア「ご安心を、マスター。私は至って正常です。」
チヒロ「安心したよ。君は私が自身の研究データを保存する上で無くてはならない存在、謂わば『生きた記録媒体』だからな。さて、記録の方はどうだ?」
ノア「問題ありません。データの更新は正常に行われています。」
チヒロ「分かった。その調子で頼む。」
ノア「了解。」
チヒロ「モモイ、アリス。君達はそのまま先生達の味方として、鋼鉄大陸に向かってくれたまえ。」
モモイ・アリス「「逢瀬のままに。」」
チヒロ「残りの君達は指示があるまで、そのまま普段通りを装っていてくれ。」
ホシノ・ヒナ「「かしこまりました。」」
- 107二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 19:14:18
このチヒロは散り際にヒマリへの情が移ってほしい
- 108二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 23:01:55
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- 109二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 08:22:07
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- 1101025/05/27(火) 12:32:37
ティファレト敗北後。
チヒロ「⋯⋯」
アイン「お、お母様!?」
チヒロ「アイン、ソフ、オウル、そしてマルクト。君達に一つ問いたい。⋯⋯何故ティファレトが居ないのだね?」
ソフ「そ、その⋯⋯」
オウル「ティファレトは、自身よりも種を優先したようです⋯⋯」
チヒロ「⋯⋯チッ。」
アイン・ソフ・オウル「「「ヒィッ!?」」」
マルクト「お、お待ち下さい、お母様!!ま、まだ⋯⋯ティファレトは死んだ訳ではありません!!いずれ再構築されます!!」
チヒロ「しかしそれは種子貯蔵庫としての記憶を失った状態で、の話だろう?」
マルクト「そ、それは⋯⋯」
チヒロ「記憶を、存在意義を失った不完全な"それ"を、果たして『ティファレト』と呼べるのか?」
マルクト「ッ。」
チヒロ「⋯⋯まぁ、代替品程度には役立ってくれるか。」
アイン・ソフ・オウル・マルクト「「「「⋯⋯」」」」
チヒロ「⋯⋯まぁ良い。質問を変えよう。アイン、少しこっちへ来てくれ。」
アイン「?⋯⋯あ、えっと、その⋯⋯」
チヒロ「聞こえなかったのか?」
アイン「ひぃん!?は、はい、お母様!!」
チヒロ「⋯⋯」
- 1111025/05/27(火) 12:32:47
アイン「イタッ!?イタイイタイイタイイタイイタイイタイ!!や、止めて下さいお母様!!痛いです!!離して下さい!!」
チヒロ「アイン、先程アリスとケイから報告があった。先生にたぶらかされそうになっていたようだな?」
アイン「!?」
チヒロ「君は自身の役目を放棄しようとしたな?」
アイン「ご、ごめんなさい!!お母様、ごめんなさい!!許して下さい!!」
ソフ「ま、待って下さい、お母様!!」
オウル「ど、どうか、アインを許していただけないでしょうか?」
チヒロ「何?」
マルクト「お、お願いします。この通りです、お母様。も、もう一度だけ、妹にチャンスを与えていただけませんか?」
チヒロ「⋯⋯はぁ。」
アイン「イタッ。」
チヒロ「次は無いぞ、アイン。」
アイン「は、はい⋯⋯」
チヒロ「⋯⋯そこで呑気にしているお前達もだッ!!」
ケテル・コクマー・ビナー・ケセド・ゲブラ・ネツァク・ホド・イェソド「「「「「「「「ッ!?」」」」」」」」ゾッ
チヒロ「良いかい?君達の代わりなんて、時間と労力さえかけてしまえば、また用意出来るんだ。『使い物にならない』と判断した時点で、私は君達を何の躊躇いも無く捨てられる。それが嫌なら、死に物狂いでやりたまえ。特にアイン、君は次また同じような事があれば、速攻で捨てさせて貰うからな?」
アイン「は、はい⋯⋯」
全員「「「「「「「「「「「⋯⋯」」」」」」」」」」」
チヒロ「⋯⋯では、私はこれくらいで⋯⋯ああ、忘れるところだった。ホド、少しこっちに来てくれ。⋯⋯そう、君だ。」
ウタハ「お呼びでしょうか?」
チヒロ「ホドに追加の改修を頼みたい。」
ウタハ「引き受けましょう。」
チヒロ「⋯⋯では、諸君。私はこれで一旦失礼するよ。⋯⋯くれぐれも、私に『使い物にならない』という判断されないようにな。私を失望させてはくれるなよ?」
全員「「「「「「「「「「「「⋯⋯」」」」」」」」」」」」
- 112二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 12:43:50
これ謀反されない?
- 1131025/05/27(火) 22:22:20
その後
アイン「ハァ⋯⋯ハァ⋯⋯」
ソフ「アイン、あれから1回も休んでないね⋯⋯」
オウル「無理も無いですよ。お母様がお怒りになっていたのですから⋯⋯ああ、思い出したらまた足が震えて⋯⋯」
マルクト「ですが、それでアインが壊れてしまったら、元も子もないですよ?」
アイン(頑張らないと、死に物狂いでやらないと、役に立たないと、『使い物になる』って判断されないと、そうじゃないと⋯⋯私、お母様に捨てられちゃう⋯⋯!!)
ソフ「アイン?」
アイン「ヒィッ!?大丈夫ですお母様!私はお母様の役に立ちますからッ!だからッ!!捨てないでッ!!」
オウル「落ち着いて下さい、アイン。私達です。」
アイン「ハァハァ⋯⋯ハァハァ⋯⋯」
マルクト「気持ちは分かりますが、それで貴女自身が壊れてしまったら元も子もありませんよ。」
アイン「はい⋯⋯」
ソフ「じゃ、今後について話し合おうか。」
オウル「そうですね。お母様の機嫌をこれ以上損ねたら⋯⋯怖いので考えたくもないですね。」
マルクト「やはり、真っ先に対処すべきなのは、先生達なのでは?」
アイン「はい。先生は私達の事を⋯⋯」
チヒロ『次は無いぞ、アイン。次また同じような事があれば、速攻で捨てさせて貰うからな?』
アイン「あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙────!?!?!?!?ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい役に立ちます役に立ちます役に立ちます役に立ちます役に立ちます役に立ちます捨てないで下さい捨てないで下さい捨てないで下さい捨てないで下さい!!!!!」
ソフ「これは酷いね⋯⋯」
オウル「暫くアインには休んで貰いますか。」
マルクト「そうですね。アイン、貴女は先におねんねの時間です。」
ウタハ「⋯⋯素朴な疑問なのですが、あの者達はまだ『使えるかもしれない』とは思っているのですか?」
チヒロ「まさか。もう既に『ほぼ使えない』と考えている。故に、君に『ホドの追加の改修』を頼んだのだ。⋯⋯さて、ノア。」
ノア「お呼びですか、マスター?」
チヒロ「データのインプットはどうだ?」
ノア「順調です。これなら、予定に間に合うかと。」
チヒロ「そうか。では、アウトプットの方も頼む。諸君、いよいよ私の研究も大詰めだ。各自で準備を進めてくれ。」
ホシノ・ヒナ・モモイ・アリス・ウタハ・ノア「「「「「「逢瀬のままに。」」」」」」
- 114二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 22:22:32
されるだろうな…
- 115二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 22:24:28
これだけ戦力集めても負けそうな予感
というか大体が洗脳だし… - 116二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 23:04:41
- 117二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 23:12:05
- 118二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 08:21:16
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- 119二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 12:47:43
アイツも人望無かったから不利になった途端に部下から見限られるし、今まで自分が他人にしてきた仕打ちを受ける因果応報の結末を迎えたからね
- 1201025/05/28(水) 18:22:36
イェソド敗北後
アイン「あ、ああ⋯⋯」
ソフ「あ、アイン?」
アイン「も、もうおしまいです⋯⋯」
オウル「だ、大丈夫ですよ、アイン。」
マルクト「きっと、お母様も分かって⋯⋯」
チヒロ「私がなんだって?」
ソフ・オウル・マルクト「「「!?」」」
アイン「ひ、ヒィィィ!?」
チヒロ「⋯⋯」
アイン「ま、待って下さい。私は、まだ⋯⋯」
チヒロ「もう良い。」
アイン「あぐっ!?」
チヒロがそう言うと、アインの体が宙に浮かぶ。アインは必死に手足を動かして抵抗したが、無意味だった。
チヒロ「アイン、君は『使えない』事が証明された。さて、後は言わなくても分かるな?」
アイン「ヤダ⋯⋯」
次の瞬間、アインは目から涙を流し、半狂乱になって手足をジタバタさせながら泣き叫んだ。
アイン「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ!!!!!死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない!!!!!」
チヒロ「うるさいぞ、『道具』の分際で。」
チヒロは冷たい声でそう言うと、アインの首筋に何かの薬品が入った注射器を思いっ切り突き刺す。アインがいつも着用していたマスクが取れ、地面に落ちる。
アイン「あがっ!?あ゙、ぁ゙、あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙────!?!?!?!?」
中身を自身に注入されたアインは断末魔を上げながら、ドロドロに溶けていく。
アイン「──────!!!!!⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
(ジュゥゥゥゥゥゥ⋯⋯!!)
溶けてグチャグチャになったアインの身体は、そのまま跡形も無く蒸発してしまった。
- 1211025/05/28(水) 18:22:55
チヒロ「私はもう君達にはあまり期待していない。」
ソフ・オウル・マルクト「「「ッ!!」」」
チヒロは残りの3人の方を向く。ソフとオウルは酷く怯えた表情で泣いており、マルクトにしがみついていた。マルクトも血の気が引いたような真っ青な表情を浮かべており、その表情からは「恐怖」の感情が読み取れた。
チヒロ「だから、精々『道具』らしく壊れるまでは少しでも私の役に立て。こうなりたくなければな。」
チヒロは地面に落ちていたアインのマスクを踏み潰し、粉々に砕いた。
ソフ・オウル・マルクト「「「わ、分かり、ました、お母様。」」」
3人は小刻みに震えながらそう応えた。
ノア「よろしかったのですか?何もあそこまでしなくとも⋯⋯」
チヒロ「まぁ、事を早く進めるには、あれが最善手だったからな。ノア、君も分かっているだろう?ぶっちゃけ、私は『使えるか使えないか』など"別にどうでも良い"という事を。」
ノア「勿論です。貴女様のお目当ては、あくまでもそこから得られる『データ』です。この"学園都市『キヴォトス』という名の実験"から得られる『データ』こそが、貴女様の本当のお目当てのもの。そうですよね?」
チヒロ「その通りだ。流石だな。で、そのデータの方はどうだ?」
ノア「あと少しです。あと少しで十分なデータが集まります。」
チヒロ「そうか。となると、いよいよだな。⋯⋯諸君、鋼鉄大陸に向かってくれ。」
ホシノ・ヒナ・ウタハ・モモイ・アリス・ケイ「「「「「「了解。」」」」」」
チヒロ「ああ、そうだ。ウタハ、ミレニアムの全員をこちらに連れて来て貰えるかな?」
ウタハ「え?可能ですが⋯⋯何故?」
チヒロ「学園都市『キヴォトス』はここでフィナーレだ。最後に相応しい舞台には、それなりのオーディエンスが必要だろう?」
ウタハ「かしこまりました。」
チヒロ「⋯⋯これは、全ての終わりであり、何かの始まりである。実に、実に興味深い⋯⋯」
- 122二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 22:23:02
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- 123二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 08:20:08
保守
- 124二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 08:20:15
ここ一番で集めたオーディエンスに足をすくわれそう
- 125二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 17:40:46
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- 1261025/05/29(木) 21:27:49
冒頭のシーンです。
リオ「マルクトの機能が停止したわ⋯⋯」
ヒマリ「終わったんですね⋯⋯」
(パチパチパチパチ)
チヒロ「いや⋯⋯流石だねみんな。」
リオ「!?」
ヒマリ「え!?ち、チーちゃん!?」
チヒロ「まさか私が作ったあの子達に勝つとは⋯⋯」
エイミ「なんでここに?」
トキ「有り得ません!!チヒロ先輩はミレニアムに居た筈です!!仮にここまで来たのだとしても、距離的に⋯⋯待って下さい。今、私が作ったあの子達、とおっしゃいましたか?」
チヒロ「言ったよ。」
ヒマリ「ど、どういう事ですか!?ち、チーちゃん、説明して下さいよ!!」
チヒロ「慌てなくとも説明してやる、明星ヒマリ。」
(パチンッ!)
チヒロはそう言って、ニヤけながら指を鳴らした。
突如として、ヒマリ達の頭上にポータルのようなものが出現する。
そして⋯⋯
ミレニアム一同「「「「「「「「「「「「「わぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」」」」」」」」」」」」」
ミドリ「え!?皆!?」
そこからミレニアムの生徒達が落ちて来た。
ネル「イテテ⋯⋯ったく、何だってんだよ!?いきなり地面が無くなったような感覚がしたかと思いきや、いきなり落っこちて、んでよく分かんねぇとこに居んだが!?」
ユウカ「ううっ⋯⋯あれ!?会長にヒマリ先輩、先生も居る!?」
- 1271025/05/29(木) 21:28:20
チヒロ「役者とオーディエンスは揃ったな。」
一同「!?」
チヒロのその言葉を聞き、全員がその声がした方を向く。
ノア「ええ。無事に転送完了です。」
チヒロ「ご苦労だった、ウタハ。」
ウタハ「勿体無きお言葉。」
そこには、立派な椅子に腰掛けたチヒロがおり、その周りにはホシノ、ヒナ、ウタハ、ノア、モモイ、アリス、ケイが居た。
マキ「チヒロ先輩!?」
ハレ「これは、先輩の仕業なの!?」
コタマ「どういう事なんですか、副部長!?」
チヒロ「騒がしいぞ、ガキ共。」
リオ「ッ!!」
チヒロ「ああ、そうだな。もうこの偽りの衣も剥がした方が良いだろう。」
そう言うと、チヒロは自身の服の裾を掴み、思いっ切り引っ剥がす。
ミレニアム一同「!?」
顕になったチヒロは、先程までとは違い、黒いコートと灰色のズボンを履いており、更に髪が若干伸びていて、身長も170cm後半辺りにまでなっていた。先程とは違い、大人の姿になっていたのだ。
チヒロ「この姿になるのも久し振りだな。ざっと数百年振りといったところか。」
コトリ「す、数百年振り!?」
ヒビキ「な、何言ってるの、チヒロ先輩!?」
ヒマリ「答えて下さい、チーちゃん。デカグラマトンは、チーちゃんが作ったんですか?」
チヒロ「⋯⋯ああ、そうだ。あれらは全て、私の作品だとも。」
リオ「チヒロ、貴女は一体何者なの?」
- 128二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 21:28:32
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- 1291025/05/29(木) 21:33:59
チヒロ「私か?私の名は各務チヒロ。ゲマトリアの創設者であり、この学園都市『キヴォトス』の創造者さ。」
ユズ「はい?何を言ってるんですか?」
"ゲマトリアの創設者?"
チヒロ「ああ、先生よ。おそらく君が思い浮かべているのは黒服達のゲマトリアだろう?確かにそちらのゲマトリアとの繋がりもあるが、私が言っているのは彼らが名を借りた方の『ゲマトリア』だ。」
"待って!!黒服とデカグラマトンの話が正しいなら、君はかなりの年を取ってる事になると思うんだけど!?"
チヒロ「そうだとも。私は不老不死なのだよ。ここが、学園都市『キヴォトス』になる前、『忘れられた神々』の世界になるよりも前から私はここに居たのだよ。」
ネル「ハァッ!?」
カリン「チヒロ先輩が、デカグラマトンを作った?不老不死?」
アカネ「にわかには信じられないのですが?」
チヒロ「なら、これで信じるかな?モモイ。」
モモイ「かしこまりました。」
次の瞬間、モモイは巨大な刀を持ち、チヒロの首を切り落とした。
全員「!?」
チヒロ「⋯⋯」
ところがその瞬間、いきなりその断面から血管が伸び、モモイに切られたチヒロの首が繋がる。
全員「⋯⋯!!」
チヒロ「これで信じてくれたかね?」
"⋯⋯チヒロ、本当に君は何者なの?"
チヒロ「そうだな、話してやろう、私の物語を。少々長くなるがな。」
- 130二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 06:50:21
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- 131二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 12:46:13
保守
- 1321025/05/30(金) 19:13:46
物心付いた時から研究だった。
親の顔は見た事も無いが、私は才能があったが故に、幼い頃から自身の様々な研究を評価され、称賛され、いつしか、"研究"こそが私に取っての「存在意義」になっていた。
ある日、とある研究者がこんな事を言った。
「神を研究し、その存在を証明出来れば、その構造を分析し、再現出来るだろう。すなわちこれは、新たな神を創り出す方法である。」と。
私はその考えを実に興味深いと思い、その者の研究を全面的に支援した。
そして、我々は研究の末、「対・絶対者自立型分析システム」が完成させる事に成功した。だが、ここで問題が発生した。そのAIは肉体を欲したのだ。別に肉体になるのであれば何でも良かったのだが、私達はその超人工知能の肉体として、急遽パソコンを組み立てる事になった。
ところが、ここでもう一つの問題が発生した。その途中、"とある事故"が施設で発生してしまい、施設は閉鎖される事になり、研究の全てが水泡に帰した。そう、私を除いてな。
朦朧とする意識の中、「対・絶対者自立型」のデータを持ち、施設内の一角で死を悟った。だが、私の中には明確な未練があった。
「この『対・絶対者自立型』を真の意味で完成させたい。」とな。
その時、ふと私の行きつけのコーヒー自販機が目に入った。先程も言ったが、別にこのAIの肉体なんて何でも良かった。だから、私はその自販機にそのAIのデータを移した。そして、こう質問したんだ。
「貴方は誰ですか?」と。
その自販機には既に別のAIが搭載されていたが故に、「対・絶対者自立型」とそのAIが一体化する必要があった。故に、私はそれを促進させるべく、質問を続けた。
そして、遂にその時が来た。漸く自販機のAIと「対・絶対者自立型」が統合され、私の質問に応える事が出来たのだ。とはいえ、記憶装置の中にあった「対・絶対者自立型」のデータは消えてしまったようだがね。その後も私達は質問の応酬を続け、その自販機を「デカグラマトン」として完成させたんだ。
その際、デカグラマトンが行った「神の分析・研究・証明・再現」の研究成果を利用し、私は不老不死となったのだ。
- 1331025/05/30(金) 19:14:16
それから暫くして、世界にも変化が発生した。時代が変わったのだよ。かつての「名も無き神々」の世界が終わった時と同様にな。この世界には"方針"が存在し、進展や期待がある限りはそれが続く。私達の時代が終わった大きな理由は、やはり「実験の失敗」による研究の紛失だろうか?
まぁ、それは別に今回は省いてしまっても問題無いだろう。話の続きだ。最初は多くの「神」を中心とし、何が正しいのかを「争う事」で決めていた世界。その次は私達の時代。「唯一神」を前提とした「神」を中心とし、それぞれ「研究をする事」で正解を導こうとした世界。そして、「他神話戦争」の時代が終わり、「唯一神研究」の時代も終わった新たな世界は「忘れられた神々」の時代になっていたのだ。そう、それこそがこの学園都市「キヴォトス」の原型だよ。
実に興味深い事であったが、一つ問題があった。私はデカグラマトンが完全に自立するまで観測を続けなければならなかったが故に、そこから動けなかったのだ。
しかし、そんな時だった。私はふと、「外界からこちらを観測している者達」の存在に気が付いたんだ。そうだ、先生。それこそが君のよく知る"ゲマトリア"だよ。そして、私は彼らを介して世界に観測する事が可能となった。
- 1341025/05/30(金) 19:14:33
その後、デカグラマトンの観測を続ける必要が無くなった私はその場を離れ、ゲマトリアをこちらの世界に招き入れる事にも成功し、我々は本格的に活動を開始出来るようになった。
私達は様々な事を試してみた。様々な方法で、様々な影響を世界に与えた。その一貫として、私は"千年難題"というものを提唱してみた。そうだ。これがミレニアムの誕生に繋がる訳だ。私がこれを提唱した目的⋯⋯それは世界に「知る力」と「考える力」を与える事だった。結果として、彼らは知識と知恵を得た。そして、"ミレニアムサイエンススクール"が誕生したのだよ。
途中「地下生活者の追放」などのアクシデントもあったが、私達はその何十、何百、何千、何万回にも渡る観測と実験を繰り返した後、この世界が"物語"という事を知った。
そこから、私の壮大な大規模実験が始まった。それこそが、学園都市「キヴォトス」だ。その時に私がこの世界を学園都市「キヴォトス」のテクスチャに差し替えたのだ。
この学園都市は"私自身の手でこの世界の次の時代を作り出せるかどうかの実験"だ。
その為に、この世界のありとあらゆる事象を"物語"を、「データ」として収集する必要があった。その過程で、「データ」の保管場所として、私は無名の司祭の技術を利用し、自身の助手を創ったのだ。そして、私はその助手に、「方舟」を意味する「キヴォトス」の名にちなんで、「ノア」という名を与えた。
- 135二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:30:44
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- 136二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 05:25:55
どうなる...リオ達
- 1371025/05/31(土) 06:46:34
チヒロ「ただ、一度に得られる『データ』を極僅か⋯⋯故に、中々必要な分の『データ』が集まらなかった。しかしだ。皮肉な事に、君が現れた事で、この"物語"に"主人公"が現れた。それにより、君はこの"物語"の『データ』を収集する上での"触媒"となってくれたんだ。そのおかげで、必要な『データ』が集まった。今まで、大変ご苦労であったな、先生。」
"ッ!"
チヒロ「そして、遂に私の研究は佳境を迎える。私自身が、この世界の新たな時代を創り出す時が来たのだよ。」
ヒマリ「⋯⋯成る程、流石はデカグラマトンの生みの親、といったところでしょうか?デカグラマトン以上に誇大妄想に取り憑かれているようですね、チーちゃん。」
チヒロ「ヒマリ、君が私を誇大妄想者だと思っているのならば、別にそれで構わないさ。ただ、これから行う実験の成果を邪魔するのはよして欲しい。」
リオ「これから行う実験?」
チヒロ「ああ。先程述べた通り、新たな時代を創り出す準備は整った。後は、それを基に『世界の再創造』を実践するのみだ。」
(パチンッ!)
そう言うと、チヒロは再び指を鳴らす。
そして⋯⋯
エイミ「ッ!アレは!」
トキ「ホドとマルクト?」
現れたのは、デカグラマトン第8の預言者「ホド」とデカグラマトン最後の預言者「マルクト」であった。どちらも意識が無い状態で浮かんでいた。
チヒロ「デカグラマトンが自身の『存在証明』をする上で、預言者を作る際のモデルにしたキヴォトスの忘れられた伝承の一つ『セフィロトの樹』。それは10のセフィラとそれらを結ぶ22のパスから成っている。その22のパスの内の一つ、ホドとマルクトを結ぶパスが何を意味しているか分かるか?⋯⋯"審判"だ。」
ネル「審判?」
チヒロ「そうだ。そして、それに対応するタロットカードの大アルカナは20番"Judgement"。さて、これは何を意味しているか、ご存知かな?」
ミレニアム一同「⋯⋯」
チヒロ「大アルカナ20番"Judgement"は『復活、再生、新しい始まり』の象徴だ。そう、まさに今、新たな時代が誕生しようとしている。」
ミドリ「え?まさか⋯⋯!?」
チヒロ「セフィロトの樹は神への道標、であると同時に、世界の創り方でもある。後は言わなくても分かるな?」
- 1381025/05/31(土) 06:46:48
ミレニアム一同「⋯⋯!」
チヒロ「では、始めようか。まずはホドとマルクトを接続し、パスを結ぶ。」
すると、ホドの頭部の中心が開き、そこにマルクトが入れられ、再び蓋をされる。それと同時にホドとノアをケーブルで接続する。
チヒロ「そして、2人のパスを先の"物語"から回収した『データ』と組み合わせながら接続させれば⋯⋯」
ネル「させるかよ!」
チヒロ「ホシノ、ヒナ。」
ホシノ・ヒナ「「お任せを。」」
ネル「ぐっ!」
チヒロ「お前達も加勢しろ。」
ウタハ・モモイ・アリス・ケイ「「「「了解。」」」」
"チヒロ。"
チヒロ「⋯⋯先生。」
"チヒロ、こんな事は止めて。君はそんな事をするような子じゃない筈だ。"
チヒロ「やれやれ。それは酷い勘違いだ、先生。君が今まで見てきた私はあくまで仮面を被った姿に過ぎない。だが、そうだな。私としても、君の事は大変気に入っている。勿論、『"物語の触媒"として』ではなく『"君という1人の人間"として』ね。」
チヒロは先生に手を伸ばす。
チヒロ「私個人としても、君とは可能な限り敵対したくないんだ。むしろ、私と一緒に来て欲しいんだよ。先生、今まで君は子供の為に、自身の生徒達の為に、あれだけ頑張ってきたんだ。少しくらいは休みが欲しいだろう?安心したまえ。君を悪いようにはしないと約束しよう。」
"断る。"
チヒロ「⋯⋯理由は?」
"チヒロ、君は今まで何人犠牲にしたの?"
強張った表情で先生はそうチヒロに尋ねた。
チヒロ「さぁ?実際に見て、数えて貰った方が早いかもな。」
そう言うと、先生の脳裏にチヒロの記憶の一部がフラッシュバックする。そこには、チヒロが自身の目的を達成する為に、アインを始めとする多くの存在を使い捨ての道具のように扱い、捨てていった様子が映っていた。
"チヒロ、ごめんね。"
先生はチヒロに謝罪し、大人のカードとシッテムの箱を取り出す。
"私はもう、君を子供としても、生徒としても、扱える自信が無い。"
チヒロ「⋯⋯愚策だったか。まぁ、どの道断られるだろうとは思ってはいたさ。そういう事ならば、致し方あるまい。君を失ってしまうのはかなり惜しいが、少しでも良い『データ』を回収させておくれよ?」
- 139二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 09:17:09
- 1401025/05/31(土) 15:54:51
チヒロ敗北後。
チヒロ「ハァ⋯⋯ハァ⋯⋯あ、有り得ないッ!!こんな事!!」
シロコ*テラー「あり得ようがあり得まいが、これが事実だよ。正真正銘、貴女の負け。」
先生がプラナを通して呼び出したクロコがチヒロの額に銃口を向け、そう言った。
ホシノ「うへー、今まで好き勝手やられてたみたいだね。」
ヒナ「以前は油断したけど、今回は違う。」
ウタハ「チーちゃん、すまないね。」
アリス「パンパカパーン!!勇者アリスは魔王チヒロ先輩の呪いから解放されました!!」
ケイ「貴女のような存在に、私とアリスがハッキングされるとは、私達も堕ちたものですね。」
モモイ「まさかチヒロ先輩に洗脳されるだなんて、夢にも思わなかったよ⋯⋯」
正気に戻ったチヒロに洗脳されていた生徒達がそう言いながら、チヒロを追い詰める。
"皆元通りだ。もう君だけだよ。"
チヒロ「くっ!⋯⋯おい!何をしている!!ノア!!!」
チヒロはノアに向かってそう怒鳴る。
ユウカ「何をしているか、ですって?チヒロ先輩、ノアは貴女の所有物じゃない。何をしていようが、ノアの自由でしょ?」
チヒロ「ノア、お前⋯⋯!」
ノア「申し訳ありません、マスター。ですが、私は、ユウカちゃん達とずっと一緒に居たいんです!」
マキ「チヒロ先輩⋯⋯」
ハレ「全部、貴女の仕業だったんだね⋯⋯」
コタマ「今ならまだ間に合いますよ、副部長。こんな事止めましょう。」
ヴェリタスの3人がそう言い、チヒロに手を伸ばす。
- 1411025/05/31(土) 15:56:18
チヒロ「黙れ!!」
(カチャッ!)
しかし、チヒロはそんなヴェリタスの3人に銃口を向ける。
シロコ*テラー「ッ!!」
(ダンッ!)
それに反応して、クロコはチヒロを撃った。
チヒロ「ぐっ!」
それにより、チヒロの銃の軌道が逸れる。
"チヒロ⋯⋯"
チヒロ「⋯⋯ッ!先生ッ!!」
次の瞬間、チヒロは先生に縋り付き、子供のように泣いた。
チヒロ「先生、お願い!!私の研究は間違ってなかったって言って!!お願い、お願い!!」
"ハァ⋯⋯"
先生は溜め息を吐き、冷たい声でチヒロにこう言った。
"チヒロ、さっきも言ったけど、あんな事をしたチヒロを、もう私は子供としても、生徒としても、とても扱えそうにないよ。"
チヒロ「⋯⋯!」
チヒロが先生のその言葉を耳にした瞬間、先生を掴んでいたチヒロの手から力が無くなる。そして、地に伏し、ただひたすら子供のように泣きじゃくった。
ヒマリ「チーちゃん⋯⋯」
その時⋯⋯
(ドゴォォォ────ン!!)
凄まじい轟音と共に、鋼鉄大陸全体が大きく揺れ、崩壊し始めた。
リオ「マズいわ!!この鋼鉄大陸が崩壊し、元の姿に戻ろうとしている!!早く逃げないと、その崩壊に巻き込まれるわ!!」
"わ、分かった!!皆、今すぐに⋯⋯!"
チヒロ「⋯⋯行かせると思うか?」
(ダンッ!)
"うグッ!?"
アロナ「先生ッ!?私達のバリアを貫通したぁ!?」
プラナ「確認。どうやらチヒロさんはシッテムの箱に対抗する術を持っていたようです。」
アロナ「今の今まで使わなかったのは、この為!?⋯⋯それとも、先生に拒絶されたから⋯⋯?」
- 1421025/05/31(土) 15:57:05
チヒロ『うるさいぞ。』
アロナ・プラナ「「!?」」
チヒロ「⋯⋯その反応、私が君達に干渉出来るのは意外だったみたいだな。」
アロナ「な!?」
プラナ「驚愕!理解不能!!」
チヒロ『デカグラマトンと同じ物差しで私を測らない方が良いぞ。私は君達を本気で潰す事も出来るのだからな。』
プラナ「アロナ先輩。マズイです。おそらく『本気で潰せる』はハッタリではなさそうです。」
アロナ「へ!?」
チヒロ『まぁ、それは良い。君達に用は無い。ただ、挨拶に来ただけだ。そうだ。今の内に、君達の主人に別れの挨拶を済ませておくと良い。』
プラナ「ッ!!」
アロナ「先生!!」
"グッ!?"
シロコ*テラー(マズい、間に合わない⋯⋯!!)
チヒロ「さらばだ、先生。」
そう言って、チヒロが先生に銃口を向け、その引き金を引こうとした時だった⋯⋯
(ダンッ!)
チヒロ「がッ!?」
瓦礫の一部が、彼女を薙ぎ倒す。その際、彼女が着用していたメガネが取れ、先生の手元に落ちる。
更に⋯⋯
(ダンッ!)
チヒロ「グハッ!?」
その衝撃で飛ばされたチヒロはホドにぶつかった。
チヒロ「うぐぐ⋯⋯ハッ!」
チヒロはハッとし、後ろに居るホドを見る。
(ジジジジジ⋯⋯)
- 1431025/05/31(土) 15:57:22
チヒロ「⋯⋯!」
次の瞬間、ホドの主砲から真っ白な光線が照射され、チヒロを目一杯照らした。
チヒロ「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙───────────────────!?!?!?!?」
全員「!?」
その光に晒されたチヒロは断末魔のような叫び声を上げる。
ヒマリ「チーちゃん!?」
マキ「チヒロ先輩!?」
チヒロ「ッ!!」
次の瞬間、ホドは鋼鉄大陸の崩壊に巻き込まれ、瓦礫と共に、鋼鉄大陸の底へと沈んでいく。
そして、チヒロの身体はドロドロに溶け、身体中に亀裂のようなものが走り、そこからボロボロと崩壊するかのように塵と化して消滅していく。
その光景に、一同は目を丸くし、中には手で口を押さえている者も居た。
チヒロ「あ、ああ⋯⋯」
コタマ「副部長!?」
ハレ「チヒロ先輩!?」
ウタハ「チーちゃん!?な、何が起きたんだ!?」
チヒロが見るも無惨な姿と化していく様子を見て、ミレニアムの一同は酷く動揺していた。
チヒロ「⋯⋯ふ、フハハハ!!そうか、これが私の最期か!!」
全てを理解したチヒロはそう言うと、崩壊し続けるその身体で立ち上がり、大きく両手を広げて、こう宣言した。
チヒロ「だが、これで終わりではないッ!!私はいつか帰って来るッ!!そして、君達に証明してみせるッ!!私の研究は間違っていなかった、となッ!!」
そして、チヒロはその場に居た全員にそう告げると、自らその場から飛び降りた。
全員「!!」
チヒロ「フフフ、ハハハ⋯⋯アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。」
チヒロは笑いながら鋼鉄大陸の奥底の奈落へと落ちていく。
チヒロ「いつか必ず⋯⋯絶対に⋯⋯成し遂げてみせる⋯⋯この手で⋯⋯!」
やがてその落ちた先に居たホドの主砲の中へと、地方は落ちた。
その瞬間、ホドから無数の光が発生する。
そして⋯⋯
(ドッカァァァ────ン!!)
ホドは自身に格納されたマルクト及び主砲の中に落ちたチヒロ諸共跡形も無く爆散し、鋼鉄大陸と共に消滅したのであった。
- 1441025/05/31(土) 22:39:37
後日譚
黒服「クックックッ。成る程、そんな事が。」
マエストロ「つまり、彼女はもう居ないのだな。」
"うん、そうなるね。"
ミレニアムにて、先生とミレニアムの生徒達は黒服とマエストロの2人に鋼鉄大陸でのチヒロとの決戦の話をした。
ヒマリ「あの、チーちゃんは、もう、戻って来る事は無いのでしょうか⋯⋯?」
マキ「ホントにアレが、チヒロ先輩の最期なの⋯⋯?」
黒服「⋯⋯一つ言えるのは、私達にも分からない、という事だけです。」
ハレ「そんな⋯⋯」
コタマ「副部長⋯⋯」
マエストロ「ふむ。裏切られていたとはいえ、そなたらに取っては彼女も大切な仲間だったのだな。」
ウタハ「当たり前だろう?」
ネル「で、結局チヒロの奴がどうなっちまったのかは分からずじまいか。」
リオ「そうね。完全に消滅した、とみなして良いでしょう。」
マエストロ「果たしてそうだろうか?」
ミレニアム一同「え?」
黒服「クックックッ。彼女の事です。きっと今も、私達には観測出来ない光の無い暗い虚空の奥底の漆黒の闇の中で、私達を観測し続け、その知的好奇心がままに、自身の研究を続け、次なる実験を画策している事でしょうね。」
マエストロ「決して終わる事の無い永遠の無の空間を彷徨いながら、その研究の先にある自身の理想の領域を思い浮かべ、壊れたように笑っている事だろう。」
黒服「クックックッ。彼女はそれを成し遂げるまで、決して諦める事など無いでしょう。彼女の研究に対する執念はそれだけ強いのですから。」
全員「⋯⋯」
2人のその言葉を聞き、一同はチヒロが遺した彼女のメガネをただ眺めるのであった。
- 1451025/05/31(土) 22:40:03
チヒロ「⋯⋯ああ。実に、実に興味深い⋯⋯!今回の私の実験は成功には至らなかった。むしろ、傍から見たら失敗したと言えるだろう。では、このまま諦めるか?ナンセンス、実にナンセンスだ。私は⋯⋯そこに意識が存在し続ける限り⋯⋯この研究を続けるのだ⋯⋯!さぁ、次なる実験⋯⋯君達に、証明してみせよう⋯⋯私の研究は、正しかった事を⋯⋯!私は⋯⋯絶対に⋯⋯成し遂げてみせる⋯⋯いつか⋯⋯必ず⋯⋯この手で⋯⋯!」
決して光の届く事が無い虚空の奥底、その漆黒の暗闇の中で、1人の科学者「各務チヒロ」は自身の理想を思い描き、自身の研究に執着し、その手を天に掲げ、いつか自分自身が世界に新たな時代を齎す"審判の時"を夢見て、誇大妄想者は狂ったように笑うのであった⋯⋯
- 1461025/05/31(土) 22:40:27
- 147二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 07:28:52
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- 148二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 07:43:14
大変素晴らしい長編ssでした。お疲れ様でした。
- 149二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 13:21:17
面白かったよ、感謝感謝
- 150二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:50:01
- 151二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:44:13
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- 152二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 08:17:50
- 153二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 12:15:19
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- 154二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 12:16:03
- 155二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 12:43:24
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- 15610じゃないけど25/06/02(月) 12:44:41
各務チヒロ
【所属】ミレニアムサイエンススクール・ヴェリタス(表向き) 旧ゲマトリア
【誕生日】4月26日
【年齢】17歳(表向き)
【実年齢】不詳
【身長】160cm(表向き) 170cm後半(175〜180cm程度と予想)
【趣味】電子機器類の買い物(表向き) 研究・実験・観測 - 157二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 21:41:08
- 158二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:10:23
- 159二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:11:01
不可侵条約的なヤツね
- 160二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:41:57
- 161二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:46:33
- 162二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:55:53
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- 163二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:57:55
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- 164二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:58:38
- 165二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:59:50
- 166二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:12:45
- 167二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:22:43
- 168二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:40:37
転生チヒロと本当の信頼関係を結んだこっちの3人娘やマルクトが、前世チヒロの上書きを解除して形成逆転したら個人的に最高すぎる。
- 169二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 00:05:58
- 170二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 06:42:59
- 171二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 12:24:24
転生チヒロが先生のお手伝いに専念できるようにヴェリタスの部費稼ぎを引き継いでくれる後輩3人に感涙するチヒロ
コタマ、ハレ、マキ「「「こっちは私たちに任せて、やりたいことに専念してください!副部長(先輩)!!」」」
転生チヒロ「こんな素敵な後輩をたくさん持てて、本当に幸せだよ…」ポロポロ - 172二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 17:32:29
- 173二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 20:14:02https://eiga-chirashi.jp/250318/sumimg/2503180001-0.jpgeiga-chirashi.jp
最近見たこの映画の影響で、トリニティに用事がある先生に同行したときシスターフッドに前世の罪を懺悔しに行き、マリーに励まされる転生チヒロを幻視した
https://static.wikitide.net/bluearchivewiki/4/4f/Mari.pngstatic.wikitide.net「今の貴方が過去の過ちをとても悔やんでいることは、私にもよく分かりました。その思いをこれからも行動に移していけば、本当の貴方をきっと先生も受け入れてくれると、私は信じてます」
https://static.wikitide.net/bluearchivewiki/a/a7/Chihiro.pngstatic.wikitide.net「ありがとう、マリーちゃん。そう言ってくれる貴女も立派なシスターになれるって、私も信じてるよ」
- 174二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:15:43
カイザーに騙されて法外な利息を背負ったり、黒服に騙されて学校を廃校にされそうになったり、(恐らく)地下生活者のせいで並行世界のキヴォトスが滅亡したりと、悪い大人に泣かされ続けたホシノへの罪悪感で、転生チヒロがメチャクチャ重々しくなりそう。よりにもよって、前世だと自分が洗脳した被害者の1人だし
- 175二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 23:15:47
- 176二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 06:24:28
- 177二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 12:48:11
確かに前世チヒロはX!Gasterっぽさがあるな
- 178二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:02:23
- 179二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 07:37:33
- 180二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 09:37:31
- 181二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 12:52:17
前世チヒロ「私は君の"鏡写し"だ。そうだろう?別世界の私よ。」
転生チヒロ「否定はしないよ、別世界の私。」
前世チヒロ「だというのに、何故君は私の邪魔をするのだね?」
転生チヒロ「簡単よ。アンタのやろうとしている事が間違ってるからよ。」
前世チヒロ「偽善者め。私のしている事は、まさに君が今までしてきた事と、なんら大差無いのだぞ?」
転生チヒロ「……」
前世チヒロ「それでも尚、君は私を止めるつもりなのかね?」
転生チヒロ「……」
前世チヒロ「……聞くまでも無かったか。その表情を見れば分かる。君のその決意は先程から一切揺らいでいないようだ。」
転生チヒロ「分かったらさっさと諦めて貰える?みんなを元に戻して欲しいんだけど。」
前世チヒロ「やれやれ……どうやら、すっかり平和ボケしてしまったせいで、君は理解していないようだ。」
転生チヒロ「何が言いたいの?」
前世チヒロ「君も分かっているだろう?私達は皆同じ『各務チヒロ』という存在であり、概念である。我々が『各務チヒロ』として存在しうる限り、その"存在意義"を変える事など出来ない。我々は皆、運命の操り人形であるという事を。」
転生チヒロ「……」
前世チヒロ「君も薄々気付いてはいた筈だ。我々にそんな権利など端から存在しないという事を。」
転生チヒロ「……確かに、私達にはそんな権利は無い。それは認めるよ。けどね、それとこれとは話が違う。私は端からこれを"権利"だなんて思っていない。」
前世チヒロ「何だと?」
転生チヒロ「大人として、子供を守る事……それは当然の"義務"よ。」
前世チヒロ「……」
転生チヒロ「私は"権利"を行使してるんじゃない。"義務"を遂行しているのよ。」
前世チヒロ「……」
転生チヒロ「分かったら、こんなバカな事は今すぐに止めなさい!!」
前世チヒロ「……成る程、"権利"ではなく"義務"か。」
転生チヒロ「もう御託は十分でしょ?」
前世チヒロ「……そうだな。」
チヒロ「「しね。私の研究の為に!!/あの子達の青春の為に!!」」
みたいな会話を挟んでからの激闘が始まって欲しい。 - 182二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:26:08
- 183二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:41:07
転生チヒロの子供達の青春を守るカッコいい大人としての覚悟が伝わってくる素晴らしいssありがとうございます!
並行世界とはいえキヴォトスの創造者だから、有名校の事情には明るそうだし、晄輪大祭では自分から実行委員に名乗り出て学校間の調停役を務めても良さそう。
ユウカ「チヒロ先輩、この晄輪大祭の実行委員に自分から名乗り出た理由とかあるんですか?」
転生チヒロ「うーん、可愛い部員たちやシャーレの当番たちにも他校と交流深めて見聞を深めてもらいたいって言うのもあるし
連邦生徒会長が失踪して、みんな不安になって治安も悪くなっちゃったでしょ。だから、晄輪大祭を通してあの頃よりももっとキヴォトスが平和にしたいって言う願いがあるの
それが、こんなことになっちゃうまで子供をほったらかしにしちゃった悪い大人の責任の取り方の一つだって、私は考えてるから」
ユウカ「…そういうことなら同じミレニアムの仲間同士、一緒にこの大会を通して少しでもキヴォトスの平和を実現しましょう!!」
- 184二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:44:56
- 185二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 08:12:29
- 186二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 08:22:54
転生チヒロの趣味は、アコのヒナ委員長やイズナの主殿の護衛みたいに「先生の助けになること」になりそう。それをプロフィールに堂々と記載したり、自分は先生にとって「使える道具」かどうか気にする先生への気持ちの重さを、他ならない先生にツッコまれそう。
(時系列のイメージはエデン条約編後)
“チヒロ、自分のことを「使える道具」とか「使えないゴミ」扱いするの禁止!そもそも前から言いたかったけれど、どれだけ「悪い大人」って自嘲してもチヒロはまだ子供だし、そこまで私のことで意気込まなくても大丈夫だからね⁉︎”
転生チヒロ「いつも言ってるでしょ、先生。私は、もう子供として後戻りできる一線を超えちゃった「悪い大人」だって。だから悪い大人としての責任も、子供を守るっていう大人の義務も私の意思で果たしたいの。だから、気にしなくても大丈夫だからね」
“…そっか、それがチヒロのやりたいことだって言うなら、私には止められないなぁ。でも」
転生チヒロ「?」
“君の過去はまだ知らないけれど、過去の間違いを認めて、それを償うために一生懸命に頑張ってきた今までの君は知っている。たとえ悪い大人だとしても、君は私の自慢の生徒だ”
転生チヒロ「!?そんな言葉を受け取る資格なんて私には無いけれど…その言葉を言ってもらえたことはすごく嬉しい…」グスッ - 187二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 11:32:37
前世のチヒロは人を「使える」「使えない」で判定してた挙げ句、
実際は"「使える」か「使えない」か"なんて別にどうでも良くて、ただ「データ」を回収する上での"触媒"として役立ってくれれば後はどうでも良いみたいな扱いをしてきた訳だからね
先生の事も("先生"としても気に入っていたみたいだけど)"触媒"として気に入ってたみたいだし
- 188二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 18:57:49
ミレニアム3年生組だけでお出かけとかなんかしてそう
- 189二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 20:45:19
次スレかな?
- 190二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 20:56:35
- 191二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 21:26:22
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- 192二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 21:29:59
めっちゃ良い
- 1931025/06/06(金) 21:31:03
転生チヒロ「うっ、ぐっ⋯⋯!」
前世チヒロ「やれやれ⋯⋯思ったよりも手こずってしまったな。だが、流石にもう無理だろう?」
ウタハ*テラー「⋯⋯」
前世チヒロは、自身の世界ののウタハが転生チヒロの首を締めつけているその状況を見て、微笑んでいた。
転生チヒロ「卑怯よ⋯⋯!こんなの⋯⋯!」
前世チヒロ「卑怯、か。まぁ、そうかもしれんな。だが、それがなんだ?私は別に自身の研究の為ならば、そんなプライドなど別にどうでも良い。君ならそれくらい分かるだろう?もう1人の私よ。」
転生チヒロ「うっ⋯⋯!」
前世チヒロ「中々に有意義な時間だったよ。まさか別世界の私とこのような時間を過ごせるとはな。実に貴重な『データ』を得られた。」
トキ*テラー「⋯⋯どうぞ。」
前世チヒロは自身の世界のC&Cが出したワインの注がれたグラスを手に取り、転生チヒロにそう言った。
リオ*テラー「⋯⋯チヒロ様、この邪魔者はいかがなさいますか?」
ヒマリ*テラー「我々としては、危険分子は直ちに処理すべきかと。」
前世チヒロ「ふむ、そうだな。」
前世チヒロはグラスに注がれたワインに口をつける事無く、ただ眺め、そして転生チヒロに近づき、こう言った。
転生チヒロ「くっ⋯⋯!」
前世チヒロ「億が一、君が私に賛同してくれたら、とも思っていたが、それは有り得そうに無いな。⋯⋯ウタハ、片付けろ。」
ウタハ*テラー「逢瀬のままに。」
そうして、前世チヒロの世界のウタハが、転生チヒロにトドメを刺そうとしたその時⋯⋯
- 1941025/06/06(金) 21:31:58
ネル「させるかっ!!」
転生チヒロ「ッ!」
ミレニアム生テラー一同「!?」
前世チヒロ「!!」
ウタハ「大丈夫かい、チーちゃん!?」
ネルとウタハを始めとするミレニアムの生徒達がそこに現れたのだ。
転生チヒロ「皆!?なんでここに!?」
マキ「何言ってんのさ、チヒロ先輩。」
モモイ「私達は同じミレニアムの仲間だよ?」
ヒマリ「まぁ、チーちゃんは認めてないようですがね。」
前世チヒロ「痛いな。」
ミレニアム一同「⋯⋯!」
アスナ*テラー「チヒロ様、大丈夫?」
前世チヒロ「ああ。この程度の負傷、私には何の問題も無い。それよりも、君達はこの世界のミレニアムサイエンススクールの生徒達だな?何の用⋯⋯かは、この世界の私と大体同じか。」
リオ「まぁ、それだけではないのだけれどね。」
前世チヒロ「?」
コタマ「私達は副部長を助けに来たんです。」
転生チヒロ「え?」
アスナ「勿論、キヴォトスを救う為にも来たんだけどね〜。まぁ、そっちはついでかな〜?」
転生チヒロ「みんな⋯⋯こんな、私みたいな"悪い大人"なんかの為に⋯⋯」
ヒビキ「気にしなくて良いよ、チヒロ先輩。」
コトリ「そうですよ!私達に取って、チヒロ先輩は大切な存在ですから!」
ウタハ「さてと、私の幼馴染を随分虐めてくれたようだね?」
ネル「覚悟は出来てんだろうな?」
ネル*テラー「お前達には関係無いだろう?」
ウタハ*テラー「我々の仕事の邪魔をするな。」
ネル「わりぃな。そいつぁ出来ねぇ相談だ。」
ウタハ「ああ。私達の世界を滅茶苦茶にした挙句、私達の友人に手を出したんだ。私達も、流石にカリカリしていてねぇ。」
前世チヒロ「⋯⋯何故だ?君達以外のキヴォトスの存在は既に我々が掌握したというのに、何故そんな希望を持てる?」
- 1951025/06/06(金) 21:32:40
"簡単だよ、もう1人のチヒロ。"
前世チヒロ「⋯⋯君も居たのか、この世界の先生。」
"居たよ。"
前世チヒロ「お会い出来て光栄だ。と言いたいが、その様子だと君もミレニアムの者達と同じ理由でここに来たようだな。」
"そうだよ、チヒロを助けに、そしてキヴォトスを君達から守る為に!"
前世チヒロ「⋯⋯そうか。」
ハレ*テラー「夢を見過ぎですね、あちらの先生は。」
コタマ*テラー「この状況でも、まだ希望を捨てられないとは。」
コトリ*テラー「私達の勝ちは、ほぼ確定しているというのに。」
ヒビキ*テラー「絶望に身を委ねてしまえば、楽になれるのに。」
マキ*テラー「それでも藻掻き、苦しみ続ける選択をするなんて。」
モモイ*テラー「全て無駄なのに、余計な苦行を味わう選択を取るなんて。」
カリン*テラー「どうしてお前達は、揃いも揃ってそこまで愚かなんだ?」
アカネ*テラー「理解に苦しみます。」
ミドリ*テラー「なんで?どうして?」
ユズ*テラー「本当に、まるで意味が分からない。」
エイミ「まぁ、貴女達には分かんないか。」
コユキ*テラー「どういう事ですか?」
ユウカ「話したところで、貴女達には理解出来ないと思うけど?」
ハレ「まぁ、お喋りはもうこれくらいで良いよね?もう1人のチヒロ先輩と私達には退場して貰おうか。」
前世チヒロ「退場?私が?片腹痛い。この場で退場するのは君達の方だ。やれ、アリス。」
アリス*テラー「お任せ下さいませ。」
アリス「させません!!」
アリス「「光よ!!!!!」」
2人のアリスの攻撃がお互いにお互いを相殺する。
ノア*テラー「現在データ整理中。完了までの時間を予測、計算完了。推定約30分。」
ユウカ*テラー「こちらの勝率を計算、完了。計算結果、こちらの勝率約98.5%。」
ケイ*テラー「直ちに障壁と成りうる妨害要素を排除するべきです。」
エイミ*テラー「指示を。」
- 1961025/06/06(金) 21:33:04
前世チヒロ「ハァ⋯⋯諸君、思う存分やりたまえ。殺す事も許可する。」
ミレニアムテラー一同「了解。」
"よし、皆!!ここから私が指揮するから、絶対に勝つよ!!"
ミレニアム一同「おお──!!」
前世チヒロ「⋯⋯チッ。」
前世チヒロのグラスを持つ力が強くなる。
転生チヒロ「不機嫌そうね?もう1人の私。」
前世チヒロ「!!」
転生チヒロは前世チヒロの手からワイングラスを奪い取り、前世チヒロの目の前で満面の笑みを見せる。
転生チヒロ「真に完璧な世界など存在しない。ホントは分かってるんでしょ?私なんだし。」
前世チヒロ「⋯⋯!」
転生チヒロはワイングラスに注がれたワインを口にする。
転生チヒロ「さてと。正直、この力はあまり使いたくなかったんだけどねぇ⋯⋯」
ワインを飲み干した転生チヒロはそう言うと、自身の服の裾を掴み、思いっ切り引っ剥がした。
全員「!?」
転生チヒロ「この姿になるのも久し振りだね。ざっと数十年振りってとこかな?」
顕になったチヒロは、先程までとは違い、黒いコートと灰色のズボンを履いており、更に髪が若干伸びていて、身長も170cm後半辺りにまでなっていた。そう、先程とは違い、大人の姿になっていたのだ。
前世チヒロ「その姿、私と同じ⋯⋯」
転生チヒロ「ああ、これ?これはゲマトリアの協力の下で得られたテクスチャよ。一時的なものである上に仮染めの力に過ぎないよ。(まぁ、この姿は忌々しい以前の私を嫌でも思い出すから正直あんまり気に入らないし、アイツらに協力を仰ぐのはちょっと気が進まなかったけど、万が一の事を考えといて良かった⋯⋯)けど、アンタ相手ならこれくらいで十分だよ。」
前世チヒロ「成る程、実に興味深い。」
転生チヒロ「始めようか、もう1人の私。」
前世チヒロ「望むところだ、もう1人の私。」
チヒロ「「"悪い大人"の闘いを。」」
- 1971025/06/06(金) 21:33:29
ちょっと気になって様子を覗いてみたら、面白そうな概念が生まれてたので、SSのおかわりを書かせていただきました。
(ヤベェ⋯⋯どうしよう⋯⋯せっかくデカチヒ概念の方であにまんでの活動休止を宣言したのに、戻って来てガッツリSS書きに時間使っちゃったよ⋯⋯どうしよう⋯⋯大学受験に向けての勉強しなきゃなのに滅茶苦茶続き書きたい⋯⋯そろそろ大真面目にスマホそのものを封印する事を視野に入れるべきかな⋯⋯?)
- 198二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 22:18:20
- 199二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 22:29:31
たておつです
- 200二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 22:31:05