- 1 ◆o4UP.SnF3o25/05/07(水) 23:58:47
流石にこれ以上立て直したら迷惑なので次落ちたらエタるかハメに移行します。
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picrew.me - 2二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 00:54:43
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- 3二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 01:15:35
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- 4 ◆o4UP.SnF3o25/05/08(木) 01:25:31
まず最初に、しまった、と思った。
ここにいる人たちはあの怪物に好き好んで集まっている人たちで、私が話しているこいつと同類なわけだ。
その時点で今の私の発言はとても不適切。喧嘩を売っているに等しい。
「なんだと…? ペロロ様が、侵略者…?」
「あっ…いや…今の発言は…。」
慌てて取り消そうとするが、無駄なあがきだった。
先ほどまで目の前のマスコットに夢中になっていた人だかりが、一斉に私の方を向き始めた。
「貴様…ペロロ様を侮辱したな…?」
一斉に銃を構える。彼女らの動きに迷いは一切無かった。 - 5 ◆o4UP.SnF3o25/05/08(木) 01:31:36
「あの…トウカちゃん…どうする?」
ミカの声には困惑と、僅かな怒り――おそらく余計なことを言った私に対して――があった。
「ど、どうするも何も…。」
答えは一つしかない。ミカもきっと同じことを思っているだろう。
「逃げるッ!」
私はミカの手を掴んで適当な方向に駆け出した。
「撃てーーーーーっ!!」
無数の銃声と衝撃が、私とミカの後ろに轟き始めた。 - 6二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 01:33:22
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- 7 ◆o4UP.SnF3o25/05/08(木) 01:37:16
どれだけの時間走っていただろうか。
私たちはずっと、いまどこにいるかもわからないまま走り続けていた。
ようやく撒けたころには、もうすっかり走り疲れてしまった。
…もっとも、ミカは未だ元気いっぱいという様子だが。
「あ、トウカちゃん! こっちジェットコースターあるよ! 乗ろう乗ろう!」
「切り替え早いな…流石に今すぐに乗るのはちょっと…。」
さっきまで追われていたというのにいつもと変わらない笑顔だ。
そんな姿を見て、何故か少し懐かしい気持ちになった。 - 8 ◆o4UP.SnF3o25/05/08(木) 01:48:21
「あれ、もしかしてジェットコースター怖い?」
「…はっ?」
ミカは、私が乗ることを渋ったのを怖がっていると解釈したらしい。
「うんうん、しょうがないよね、トウカちゃんはまだまだ子供だもんね~。」
挑発するような言い方をしながら頭を撫でてくる。
「それじゃあ、別のとこ行こっか。怖いんだからしょうがないよね~。」
そう言って歩き出すミカに衝動的に叫んでしまった。
「ま、待てよ! こ、怖いだなんて一言も言ってないぞ!」
その言葉の意味も深く考えずに…。 - 9二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 02:19:35
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- 10二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 02:21:01
たておつです、頑張れ
- 11 ◆o4UP.SnF3o25/05/08(木) 02:21:05
列に並ぶ。だいたい20分待ちくらいらしい。
なんだ結構待たされるなと思いながら、これから起きることについて考えていた。
一般的にジェットコースターというアトラクションが『怖い』ものとして扱われているのはなんとなく知っている。高速移動する乗り物に乗って、そのスリルを味わう…というものだ。
どれくらいの速度のものだろうと、ちょうど坂を下りだしたそれに目を向ける。
その瞬間、耳をつんざくような悲鳴が幾重にも重なって私の耳に飛び込んできた!
角度を変えながら何度も聞こえてくる意味を持たない声たち。まるで、地獄が音を立てて動いているように思えた。
そして、一通り暴れて満足したかのように停止すると、そこからは死んだような眼をした人々がふらふらと降りてくる。
…私は今から、アレに乗るというのか!? - 12二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 04:17:59
ほっしゅ
- 13二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 10:05:44
草
- 14二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 18:21:47
保守
- 15二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 01:05:13
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- 16 ◆o4UP.SnF3o25/05/09(金) 06:42:53
私はすっかり恐怖に支配されてしまった。
悲鳴が響くたび、足を進めるたびにその恐怖が現実に近づいていく。
「その…ミカは怖くないのか?」
ただ黙って待っていることに耐えられず、ミカと話していることで恐怖を紛らわせることにした。
「怖いよ~だってそれを楽しむ乗り物だもん! …やっぱりいや?別の乗る?」
「いや、それは別に…。」
ミカは心配している風に話すが、その目は小さな女児を愛でる時のそれだった。
…こいつ、私が怖がっているのを見て愉しんでる!