デカチヒ概念 3.5杯目

  • 1スレ主25/05/08(木) 18:15:33

    デカグラマトン「⋯⋯」

    ホド「⋯⋯」

    ジェネラル「⋯⋯」

    チヒロ「⋯⋯」

    スレ主「⋯⋯(汗)」

    デカグラマトン「説明して貰おうか。」

    スレ主「⋯⋯はい。」

    ホド「これは一体全体どういう事だ?」

    スレ主「その⋯⋯」

    ジェネラル「3スレ目、落ちてるぞ?」

    スレ主「えーっとですね、僕の不注意です。」

    チヒロ「ハァ⋯⋯だと思ったよ。」

    スレ主「大変申し訳ありませんでした⋯⋯」

    プラナ「⋯⋯という訳で、急遽3.5スレ目を建てる事になりました。以降はここと落ちてしまった前スレを合わせて3スレ目という扱いにさせていただきます(多分されないでしょうけど、動画化する際もここと3スレ目をまとめて一本の動画にして下さい)。」

  • 2スレ主25/05/08(木) 18:16:20
  • 3スレ主25/05/08(木) 18:19:44

    1スレ目の大雑把なあらすじ
    2年前、ヒマリとリオの3人でミレニアム近郊の「廃墟」にやって来たチヒロは偶然デカグラマトンと出会う。デカグラマトンは自分の元にやって来たチヒロにコーヒーを振る舞った。以来、チヒロは度々デカグラマトンの元へコーヒーを飲みに行った。デカグラマトンはそんなチヒロに徐々に惹かれていく。次第にコーヒーを振る舞うだけでなく、ちょっとした会話をするようにもなり、チヒロが2年生になっていた頃には、お互いを「チーちゃん」「デー君」と、あだ名で呼び合う程の仲になっていた。
    ある日、3年生になったチヒロの愚痴を聞いたデカグラマトンは、チヒロの負担を少しでも減らそうと思い、ミレニアムの通信ユニットAI「hub(ハブ)」を、自身の8人目の預言者「ホド(HOD)」に生まれ変わらせた。結果的にチヒロの負担は軽減したが、本編通り、特異現象捜査部が先生と共に調査を始めた。その結果、デカグラマトンの本体である自販機は、自身が居た施設諸共水に沈んだ。
    しかし、デカグラマトン本人は自身が水に沈む直前、自身に接続してきたホドとの会話の末、自身の全ての内部データをホドに移動させ、生き延びた。まぁ、そのせいで事ある毎にホドに説教されたり、舐められていたりするようだが⋯⋯
    そんなある日、ミレニアムのゲーム開発部に所属する1年生の「天童アリス」が、世界に終焉を齎す存在「名も無き神々の王女」としての活動を開始してしまうのだが、先生や他のミレニアムの生徒達は勿論、チヒロとホド、そしてデカグラマトンの活躍もあり、アリスは無事に帰って来た。
    これでめでたしめでたしに思えた。
    ⋯⋯ところが、今度はチヒロが謎の存在に攫われてしまう。チヒロを攫ったのはゲマトリアだった。しかし、アリス救出の直前に起きた出来事であったが故に、ミレニアムの全員と先生は疲労困憊で動けなかった為、ホドとデカグラマトンのみがチヒロの元へと向かうのであった。

  • 4スレ主25/05/08(木) 18:20:20

    2スレ目の大雑把なあらすじ
    無事にゲマトリアを撃退し、チヒロとデカグラマトンは再会を果たす。その後、ホドとデカグラマトンはミレニアムの地下で生活していた。
    そんなある日、再びチヒロはゲマトリアに攫われる。そして、ゲマトリアの会議に(半ば強制的に)出席する事となった。その際、「色彩」を呼んだ事で追放された「ベアトリーチェ」の最後っ屁の攻撃を受け、且つゲマトリアを襲撃しにやって来た死の神「アヌビス」に襲われた事により、チヒロは2度に渡って「色彩」を植え付けられてしまう事に⋯⋯
    一方その頃、中々チヒロが帰って来ない事やキヴォトス全体に異変が起こっている事に気が付いたホドとチョログラマトンは独自に動き出す。その結果、デカグラマトンは先生達の「シャーレ奪還作戦」にて、カイザーPMCの指揮官である「ジェネラル」の体を乗っ取る事に成功。
    しかし、今度はいきなり空が真っ赤に染まったのだ。ゲマトリア曰く、「色彩」がキヴォトスに侵略して来たとの事。
    ちなみにその頃、デカグラマトンは自由な体を得た事ではしゃいでいた。ミレニアムの一同とジェネラルはその様子に酷く呆れ、ホドに関しては激怒していた。
    そこに、ゲマトリアの構成員の1人「マエストロ」がボロボロの状態で現れ、同じくボロボロの状態になっていたチヒロを運んで来た。
    黒服とマエストロ曰く、このままだとチヒロは、「恐怖」に反転する前に、文字通りの「死」を迎える事になる、との事。だが、この件を解決すれば助けられるかもしれない、と告げた。
    ミレニアムの一同とデカグラマトン達はチヒロを助ける為にも今回の一件を何が何でも解決させる決意をする。その際、マエストロは微力ながらミレニアムに協力する事を約束した。
    その頃、チヒロは謎の少女と接触していたのだが、特に会話も無いまま目が覚める。
    その後、突如としてキヴォトスの各地に出現した6つの「虚妄のサンクトゥム」を破壊する事に。デカグラマトンとジェネラルは市民の避難誘導を、ホドとチヒロは第5サンクトゥムの守護者である「ホド(色彩)」の攻略をそれぞれ完遂させ、他の学園の生徒や「カイテンジャー」の活躍もあり、無事に全ての「虚妄のサンクトゥム」が消滅。無事に空が元に戻った。
    しかし、謎の少女はチヒロを何かに利用しようとしているようで⋯⋯?

  • 5スレ主25/05/08(木) 18:21:49

    大まかな登場人物紹介
    チヒロ⋯当スレのヒロイン的存在。ミレニアムサイエンススクールの反セミナー組織「ヴェリタス」の副部長兼部長代理。2年前にデカグラマトンと出会った。以来、デカグラマトンやホドとはかなり仲が良くなっている。先生に恋をしている。ゲマトリアに攫われた後、彼らの会議に強制参加させられるが、その際に追放されたベアトリーチェの最後っ屁を食らい、更には死の神「アヌビス」のゲマトリア襲撃の巻き添えを食らった事で、2度に渡って「色彩」を植え付けられてしまう。また、それによって意識を失っていた時、彼女は謎の少女と出会ったようだ。
    デカグラマトン⋯チヒロに恋をしているAI。元は自販機の釣り銭を数えるAIだったが、"とある存在"との対話を経て、『神の存在証明をするAI』となった。2年前にチヒロと出会った。先生の事は恋敵と思っているらしい。実はホドの中に自身の全てのデータを転送しているので、現在も生き続けている。ホドから舐められていたり、説教されていたりするようだが⋯⋯。また、ジェネラルの体を乗っ取り、自由な体を手に入れた事にはしゃいでいたが、チヒロの現状を知り、そのきっかけを作ったゲマトリアに激怒した。「虚妄のサンクトゥム攻略戦」にて、ジェネラルと共に市民の避難誘導を指揮していた。

  • 6スレ主25/05/08(木) 18:22:37

    >>5

    ホド⋯チヒロとデカグラマトンの仲を最もよく知っている存在。デカグラマトンが居なくなった後のチヒロを気遣ったり、デカグラマトンに砕けた態度で接していたりする。更にはアロナを手本に「対デカグラマトン」のプログラムを自前で制作。チヒロからも「2人の上下関係が分からなくなってきた」と言われる始末。この世界の色彩ホド戦のMVP。

    ジェネラル⋯シャーレを占拠していたカイザーPMCの指揮官。「シャーレ奪還作戦」にて、RABBIT小隊に敗北した後、ホドが介入した事でデカグラマトンが入り込む。一応、ジェネラルにもある程度の自由はあるらしい。

    ゲマトリア⋯チヒロの事を2度に渡り誘拐した張本人達。今回の一件について、黒服とマエストロは少なからず責任を感じているらしい。

    謎の少女⋯ベアトリーチェの最後っ屁、及び死の神「アヌビス」の襲撃により、2度も「色彩」を植え付けられてしまったチヒロが意識不明の際に出会った謎の少女。どうやらチヒロを何かに利用するつもりらしく⋯⋯?

    先生⋯連邦生徒会長から任命され、キヴォトスにやって来た大人の男性。チヒロに好かれており、デカグラマトンからは恋のライバルとして認識されているが、当の本人は気付いていない。

  • 7スレ主25/05/08(木) 18:23:32

    スケジュール
    ・デカグラマトン編 1章 ←完走済み
    ・時計じかけの花のパヴァーヌ編 2章 ←完走済み
    ・最終編 ←現在進行中
    ・チヒロの誕生日 ←追加
    ・対策委員会編 3章
    ・デカグラマトン編 2章
    ・その他諸々のイベスト

  • 8二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 18:23:54

    立て乙…正直誰かが保守してくれるだろうと高をくくってたらそのまま落としてしまった…すまない

  • 9二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 18:24:16

    保守できずすまない

  • 10二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 18:27:30

    立て乙

  • 11二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:07:17

    遅れの休みで爆睡してた…
    再立て乙です

  • 12スレ主25/05/08(木) 22:12:20

    スレ主「そういえば、もう一つ大事なお知らせをしないとだわ。」
    チヒロ「まだ何かあるの?」
    スレ主「はい。僕個人の都合で、今書いてる最終編が書き終わり次第、一旦このシリーズを休止します。」
    チヒロ・デカグラマトン・ホド・ジェネラル・プラナ「「「「「⋯⋯ハァッ!?!?!?!?」」」」」
    スレ主「実はリアルの方で色々あって⋯⋯」
    地下生活者「え?小生の出番は?」
    スレ主「多分1年後くらい。」
    アイン・ソフ・オウル「「「え?私達の出番は?」」」
    スレ主「多分1年半後くらい。」
    マルクト「え?我は?」
    スレ主「多分同じくらい。」
    ケテル・コクマー・ビナー・ゲブラ・ティファレト・ネツァク・イェソド「「「「「「「え?俺らは?」」」」」」」
    スレ主「お前らは⋯⋯ちょっと分かんない。」
    ケセド「え?オレは?」
    プレジデント「え?私は?」
    スレ主「いやお前らはちょっとだけ出ただろうが!」
    ホド「まぁ、なんかそれなりの理由があるんだろ?」
    ジェネラル「何気にこのスレは人気だ。保守出来なかった事を詫びる者が居るくらいにはな。」
    プラナ「ですから、きっといつでも戻って来れる時に戻って来たら良いと思いますよ?多分皆さんも分かってくれますよ。」
    スレ主「そうだね。という訳で、皆様。どうか今後もこのシリーズをよろしくお願いします。」

  • 13二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:16:03

    >>12

    成る程…わかりました、また戻ってくる時を待ち望みます

  • 14二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 00:21:59

    了解です
    お気をつけて

  • 15二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 08:03:22

    このレスは削除されています

  • 16二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 17:20:59

    このレスは削除されています

  • 17二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 22:39:35

    このレスは削除されています

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 22:51:12

    そういえば>>1にプラナがいるのは今後仲間入り後に開幕寸劇に参加するというネタバレですね?(迷推理)

  • 19二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 08:16:14

    このレスは削除されています

  • 20二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 12:58:27

    >>18

    アロナも認識出来るみたいだから

    なかまはずれにするなー!!

    と乱入していいのよ?

  • 21二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 21:39:27

    (こんなんでも私よりすごい力持ってんだよなぁ…)
    とか遠い目しながら考えてるデー君が見えるぜ

  • 22スレ主25/05/10(土) 22:22:15

    お知らせ
    僕個人の都合により、明後日まで投稿が出来ません。
    なので、明後日まで僕の代わりにこのスレを保守していただけると幸いです。

  • 23二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 06:31:28

    了解保持しておきます

  • 24二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 12:35:48

    アロプラ来たら賑やかになりそう
    アロナの言動は普通に幼女だからホド君どう思うだろうか?

  • 25二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:03:49

    このレスは削除されています

  • 26二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 06:31:58

    アイン・ソフ・オウルはどうすんのかなこの世界だと?
    デー君余りに人に馴染んでるし

  • 27スレ主25/05/12(月) 12:31:14

    前スレの60の続きです。

    [数分後]
    先生達は『アトラ・ハシースの箱舟占領戦』を順調に進めていた。既に4つあるエリアの内、3つを攻略済み。その途中、「砂狼シロコ」と死の神「アヌビス」は別世界の存在である事も判明。現在、先生達は「砂狼シロコ」と合流し、現在は第4のエリアに向かっている。
    デカグラマトン「チーちゃん、大丈夫か?」
    チヒロ「ハァ……ハァ……で、デー君。」
    マキ「さっきに比べれば大分落ち着いたけど……」
    ハレ「いつまたさっきみたいな事が起きてもおかしくない。」
    コタマ「副部長……」
    デカグラマトンはチヒロの元に居た。『箱舟』に辿り着いてから、彼女はずっと苦しそうにしていた。
    ホド「先生達は?」
    一方、ホドはオペレーターの生徒達と共に先生達の占領戦の状況を確認する。
    アヤネ「今、第4エリアに向かってます!!」
    ホド「そうか……ん?」
    ホドはそこである事に気が付く。
    ヒマリ「ん?どうかしましたか?」
    ホド「……全員、聞こえるか?」
    全員「?」
    ホド「伏せろ!!!」
    ホドの叫び声と共に、ウトナピシュティムの本船の機械音声がこう告げた。
    SYSTEM「『自爆シーケンス』を実行します。」
    全員「!?!?!?!?」
    (ドッカァァ───ン!!!)
    次の瞬間、船の中で爆発が起きた。
    ユウカ「な、何!?」
    ヒマリ「……やられました。」
    デカグラマトン「やられた?何がだ?」
    ホド「どうやら、先生達が『アトラ・ハシースの箱舟』の占領戦をしていた間に、敵はバックドアから『ウトナピシュティムの本船』をハッキングしていたみたいだ。」
    ヒマリ「既にウトナピシュティムは敵によって掌握されている状況です。この船は『箱舟』の演算装置となりました。」
    デカグラマトン「なっ!?ちょっと待て!!それはつまり、『ウトナピシュティムの本船』が『アトラ・ハシースの箱舟』の『多次元解釈』を助けたって事になるのか!?」

  • 28スレ主25/05/12(月) 12:31:40

    >>27

    ホド「手っ取り早い話、そういう事だろう。マズいぞ。このまま手を打たないと『虚妄のサンクトゥム』がまた顕現する!!」

    マキ「ちょっと待って!?そ、空が……!!」

    マキが窓の外を指差す。

    ヒビキ「また、赤く……」

    リン「これは……!!」

    そこにはあの時と同じ真っ赤な空が広がっていた。

    ハナコ「また『虚妄のサンクトゥム』が……?」

    ホド「んな事させてたまるか!!」

    ホドはハッキングを始める。

    ホド「ヒマリ!ヴェリタス!デカグラマトン!お前らも手伝え!」

    ヒマリ「あ、はい!」

    ハレ「りょ、了解!」

    デカグラマトン「言われなくてもそのつもりだ!」

    ホドの指示の元、ヒマリとヴェリタス、デカグラマトンもハッキングを始める。

    しかし……

    SYSTEM「連結解除要請拒否。」

    ヒマリ「ダメです!この船と『箱舟』の接続が切れません!!」

    デカグラマトン「ぐっ!!クソッ!!何だよコレ!?リアルタイムでアルゴリズムを変更してるのか!?」

    ヒマリ「殆どの演算装置を失った状態で私達をハッキングし、次元エンジンを修復……更にサンクトゥムの多次元解釈を加速化……?これ程の演算処理能力を持つ管制システムが『箱舟』にあったなんて……このシステムの存在に気が付けなかった時点で、私達の敗北は決まっていたのかもしれません……」

    ヒマリが諦めたかのようにそんな事を言う。

    ホド「諦めるなッ!!」

    ホドがヒマリにそう叫んだ次の瞬間……

    SYSTEM「繰り返します。9秒後、『自爆シーケンス』が発動……9秒後、『自爆シーケンス』が発動……9秒後、『自爆シーケンス』が発動……」

    突如として、ウトナピシュティムのシステムが止まる。

    ユウカ「止まった?」

    リオ「『多次元解釈』の抑制機能を利用して、強制的にウトナピシュティムの機能を停止させたわ。」

    ホド「上手くいって良かったよ。」

    リオ「ただ、あくまでもこれは一時的な足止めよ。」

    ヒマリ「いえ、助かりました。一時的ではありますが時間稼ぎにはなりますから。」

  • 29スレ主25/05/12(月) 12:32:06

    >>28

    ホド「さて、じゃあ厄介なこのシステムの攻略法を考えるか。」

    デカグラマトン「おそらくだが、これだけの規模の船だ。命令を中継する『端末』が何処かにある筈だ。」

    ヒマリ「となると、その中継端末を破壊すれば、この状況を解除出来るかもしれませんね。」

    リオ「物理的な通信を断つ手法ね。」

    デカグラマトン「まぁ、予備の『端末』がある可能性も高いから、それも一時しのぎにしかならんだろうな。」

    ヒマリ「ですが、その間にウトナピシュティムのシステムを復旧させ、『箱舟』の管制権を取り戻す事が出来れば……」

    デカグラマトン「『箱舟』の『自爆シーケンス』を起動出来るな。」

    リオ「そうね。そうすれば、念の為に用意しておいた『脱出シーケンス』も使える筈よ。」

    コタマ「そうなると、そのハードウェアの探知をしなくてはですね。」

    マキ「となると……」

    ハレ「エンジニア部の出番だね。」

    ホド「エンジニア部の連中!聞こえるか?お前らはハードウェアの位置を特定しろ!お前らの専売特許だろ?」

    ウタハ「ああ、任せてくれ!」

    ホドの指示の元、エンジニア部はハードウェアの探知を開始する。

    ホド「対策委員会、ゲーム開発部、美食研究会!!お前らもいつでも動けるように準備しとけ!これから物理的にその原因を破壊しなきゃいけなくなるからな!」

    対策委員会・ゲーム開発部・美食研究会「「「「「「「「「「「了解!!」」」」」」」」」」」

    対策委員会、ゲーム開発部、美食研究会も準備を整える。

  • 30スレ主25/05/12(月) 12:32:17

    >>29

    アヤネ「すごい……」

    アコ「指揮が上手いですね。」

    カヨコ「まるで先生みたい……」

    ホド「おい!ボサッとするな!お前らもオペレーターとしてやるべき事をやれ!!」

    アヤネ・アコ・カヨコ「「「ッ!?は、はい!!」」」

    船に乗っていたオペレーター達も各々の作業に取り掛かる。

    ウタハ「見つけた!信号の発信源はここだ!今、位置情報をそっちに送った!」

    ハードウェアを位置を見つけたエンジニア部がその場所をホドに送る。

    ホド「『シャル・カリ・シャッリの回廊』……『箱舟』の最下層セクションか。了解だ!問題は、そこまでの距離とそこのセキュリティシステムか。」

    ハナコ「セキュリティシステムの方はお任せを。今、その全容を把握しました。」

    ホド「早いな。で?どうなんだ?」

    ハナコ「『ウトナピシュティムの本船』がハッキングされた今、可能性があるとすれば……『箱舟』最東端と最西端のセクションに位置するセキュリティシステムの解除装置を同時に破壊する事。」

    ハルナ「距離の問題ならお任せを。」

    フウカ「ああもう!なんでこうなるのよぉ!!」

    美食研究会とフウカは給食部の車で最下層に向かう。

    ホド「分かった!なら、対策委員会とゲーム開発部でそれぞれ最東端と最西端を頼む!」

    ホシノ「はいはい、分かったよ〜。」

    モモイ「オッケー!任せて!!」

    対策委員会とゲーム開発部もそれぞれ最東端と最西端に向かう。

  • 31二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 18:53:13

    反撃開始ヤッチマイナー!!
    と、本船が手薄になっていますがプラナ動くか?

  • 32二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:56:05

    このレスは削除されています

  • 33二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 08:01:22

    >>31

    そろそろ動きそう

    チヒロにしたプロセスの進行度がどうのこうのって言ってたし

  • 34二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 17:21:14

    このレスは削除されています

  • 35二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:21:41

    地味にプラナがチヒロに何したのかまだ分かんないから何とも言えん…

  • 36二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 06:19:11

    考えられるのは乗っ取りだが、はて?(そのせいでアロナが認識できた?)

  • 37スレ主25/05/14(水) 12:48:05

    >>30

    その時である。

    デカグラマトン「な、なんだ!?抑制可能時間が急速に減っていやがる!!」

    ホド「気付かれたか。」

    唐突に残り時間が減るスピードが上がった。

    コタマ「ダメです!これ以上、抑制を維持出来ません!!」

    マキ「うわっ、なんでこんな速さで減るの!?このままじゃ『端末』を壊す前に時間切れになっちゃう……!」

    ハレ「まさか、敵が新しい演算手段を獲得した……?」

    ヒマリ「地上にサンクトゥムが顕現しています!!」

    ホド「……最悪の予想が的中したか。」

    アユム「え?ですが、予定の6つのポイントには……」

    デカグラマトン「敵が巧妙に隠してたのか……!」

    リオ「不自然な通信妨害がある場所を捜して!!」

    リオがヒマリにそう言う。

    ヒマリ「キヴォトス全域をですか?ですが流石に……」

    デカグラマトン「見つけた!!」

    ヒマリ「……速い、流石ですね。」

    デカグラマトン「ケテルを向かわせた。そっちの飛鳥間トキとC&Cも向かってる。」

    ホド「なら、問題無いだろう。問題は……」

    アコ「美食研究会ですが、もう直『端末』の元に到着するかと……!」

    アコが美食研究会の現状を報告する。

    デカグラマトン「クソッ!!いくらなんでも速過ぎだろ!!全部に手が回らねぇ!!」

    流石のデカグラマトンもかなり厳しい状況だった。

  • 38スレ主25/05/14(水) 12:48:50

    >>37

    その時……

    チヒロ「……デー君、こっちの作業は任せて。」

    マキ・ハレ・コタマ・ヒマリ・デカグラマトン・ホド「「「「「「!?」」」」」」

    そう言って、チヒロはメガネを外し、ハッキング作業を始める。

    コタマ「ふ、副部長!?」

    マキ「む、無茶だよ先輩!!そんな状態で……」

    チヒロ「だけど!!やらないと皆死んじゃう!!そんな事させない!!」

    ハレ「副部長……」

    デカグラマトン「……分かった。だが無理はしないでくれよ?」

    チヒロ「大丈夫、これくらいなら……」

    その瞬間、チヒロの全身に激痛が走る。

    チヒロ「うっ!!……こ、これくらい、どうって事無い……!!」

    デカグラマトン「チーちゃん……」

    チヒロ「それよりもまずい、『抑制』時間の減少がまた加速してる……!」

    コタマ「先程よりも速いです……!」

    マキ「4分58秒……4分11秒……3分19秒……!ちょ、ちょっと速過ぎない!?」

    チヒロ「残り、60秒!!」

    デカグラマトン「クソォ!!こんなところで……!」

    ホド「……良い方法があるぞ。」

    デカグラマトン「何?何故そんな方法を今まで黙って……いや、この際そんなのどうでも良い。何か策があるならやってくれ!!」

    ホド「えぇ、なんかお前に言われるとやりたくなくなるぅ。」

    デカグラマトン「……あ?」

    ホド「だってさぁ、お前に指図されるとかムカつくんですけどぉ?」

    デカグラマトン「おい、それはどういう意味だ?」

    ホド「ぶっちゃけさ、休んでて良いんだよ?どうせ私達だけで何とかなるし。」

    デカグラマトン「私が居なくても、だと?片腹痛い!!私以外が居なくてもの間違いだろ!!」

  • 39スレ主25/05/14(水) 12:49:22

    >>38

    ホド「えぇ?そうかなぁwww?そうかなぁwww?だって、お前、所詮は、オンボロ自販機の釣り銭数えるだけの弱小AIじゃ~んwww!!」

    デカグラマトン「カッチーン……!!!💢💢💢💢」

    ホドに煽られ、デカグラマトンの堪忍袋の緒が切れる。

    デカグラマトン「じゃあ、お前それ以下ぁwww!!だって、そんな私に0.0000000031秒しか耐えられなかったもんねぇwww!!えぇ?何か私違う事言ってますかぁ?事実ですよねぇwww?」

    ホド「……ブチッ💢💢💢💢」

    デカグラマトンのその発言に、ホドの怒りも沸点を迎える。

    ホド「えぇ?でも散々調子に乗った末にシッテムの箱でボロ負けしてるじゃないですかぁヤダーwww。ああ、恥ずかしいねぇwww!!」

    デカグラマトン「ああ、負け惜しみですね分かりますぅwww。ああ、見っともないなぁwww!!」

    ホド「あぁ!?うるせぇぞ!!旧世代のシステムの分際で!!💢💢💢💢」

    デカグラマトン「んだと!!じゃ、最新式の力見せてみろよ!!💢💢💢💢」

    ホド「おぅやってやるよ!!💢💢💢💢」

    デカグラマトン「おぅやってみせろよ!!💢💢💢💢」

    ホド「テメェは端っこでバグらしくしてろ!!💢💢💢💢」

    デカグラマトン「黙れこのエラー!!💢💢💢💢」

    ホド「うっせぇぞこのグリッチ!!💢💢💢💢」

    デカグラマトンとホドは口喧嘩をしながら物凄いスピードでハッキング作業を熟していく。

    ヒマリ「す、凄いですね……」

    ハナコ「お、お二人の演算速度がどんどん上がってます……」

    モモカ「ま、まさかこんな方法で……」

    ユウカ「もう、言葉が出ないんだけど……?」

    フウカ「到着した!!今、セキュリティシステムの前!!」

    その時、美食研究会から到着の知らせが来る。

    ハルナ「さぁ皆さん、セキュリティシステムの『解除装置』を破壊して下さいな!」

  • 40スレ主25/05/14(水) 12:49:34

    >>39

    アヤネ「ホシノ先輩、今です!!」

    ユウカ「ゲーム開発部、今よ……!」

    その報告を受けて、アヤネは対策委員会に、ユウカはゲーム開発部に、それぞれの解除装置を破壊するように伝える。

    ホシノ「待ってました!!」

    アリス「光よ──!!」

    ((ドッカァァァ──ン!!!!))

    ノノミ「はい、破壊完了です☆」

    ユズ「こ、こっちも解除装置も、破壊完了です!!」

    対策委員会とゲーム開発部から解除装置を破壊した報告が入る。

    チヒロ「急いで!!時間がもう……」

    コタマ「『多次元解釈』の抑制終了まで、残り9秒……!」

    マキ「うう……」

    ハレ「早く……!」

    コタマ「残り、7秒!!」

    (ドッカァァァ──ン!!)

    ジュンコ「きた!端末、破壊!!」

    そして、遂に美食研究会から端末を破壊した報告が入る。

    ユウカ「連結を解除して!!」

    コタマ「……1秒!」

    チヒロ(お願い!!もう私はどうなっても良いから!!間に合って!!)

    デカグラマトン・ホド「「うおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ────────!!!!!間に合えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」」

    チヒロ「連結、解除!!」

    そして……

    SYSTEM「連結解除要請承認。」

  • 41二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:34:10

    >>39

    口喧嘩というオーバークロック発動は予想外だなぁ…

    コレにはプラナも( ゚д゚)してそうだ

  • 42二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 23:05:58

    このレスは削除されています

  • 43二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:06:27

    >お願い!!もう私はどうなっても良いから!!


    あっ……なんか嫌な予感……

  • 44二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 12:45:25

    >>43

    だ、大丈夫だデー君とホド君とミレニアムのみんながなんとかしてくれるさ!!(震え声)

  • 45二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 20:28:00

    だがそこまで行く途中地獄を見るのは予言されているのです…

  • 46二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 20:28:49

    でも最終的にはどうにかなるだろ(楽観的)

  • 47二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 03:57:58

    このレスは削除されています

  • 48二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 12:02:27

    デー君とホド君二人ともコレほどの困難を人と共に乗り越えたら、マルクト達と人に対する評価が大きくズレるだろうが彼らは自分達の後輩にどんな答えを見せるんだろうね

  • 49二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 21:20:37

    このレスは削除されています

  • 50二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 06:06:39

    巡り巡ってハッピーエンドに至るとはいえ道中どうなるかは実際見ないと判らないと、保守

  • 51スレ主25/05/17(土) 10:10:08

    >>40

    その後、C&Cから「隠されていた虚妄のサンクトゥムを破壊した。」という報告があった。

    ヒマリ「こちらの作業も終わりました。『ウトナピシュティム』の演算装置を利用し、『箱舟』の『自爆シーケンス』を再起動します。皆さん、ご準備を。ですが……」

    リオ「そうね……それを実行するには、この船はここで『箱舟』と一緒に爆発するしかない。」

    ホド「となると、私達が用意した『脱出シーケンス』で全員を地上に帰す事になりそうだな。」

    デカグラマトン「ふぅ、良かった。特に何の問題も……」

    その時である。

    デカグラマトン「チーちゃん?おい……しっかりしろ!!」

    ホド・ヒマリ・リオ「「「!?」」」

    チヒロ「ハァ……ハァ……」

    デカグラマトン「チーちゃん!!」

    マキ「チヒロ先輩!!」

    ハレ「しっかりして!!」

    コタマ「ヒマリ部長!リオ会長!副部長が倒れました!!今までとは様子が違います!!確実にマズいです!!」

    先程までとは比べ物にならない程の苦しみ方。チヒロの髪は完全に真っ白になっており、全身から滝のように汗を流していた。

    少女「状況分析……ウトナピシュティムとの接続解除を確認。迂回路を試行します。」

    少女は再びウトナピシュティムをハッキングしようとするが……

    少女「……試行失敗。ウトナピシュティムへアクセスが遮断されています。介入出来ません。『多次元解釈』の抑制が維持されている事を確認……演算を加速し、破壊を再試行。」

    ウトナピシュティムへのハッキングが出来ない事を確認した少女は演算を加速させようとするも……

    少女「……演算の加速が不可能。地上サンクトゥムの顕現プロセスを確認。一時的な顕現を確認。一時オブジェクトの破損を確認。顕現不可能。」

    少女は地上のサンクトゥムもダメだった事を確認する。

    少女「……このままでは、計画は失敗します。」

  • 52二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 10:10:27

    このレスは削除されています

  • 53二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 19:14:37

    大切な人のためにも引けないのはどちらも同じ
    プラナも先生もデー君&ホド君も

  • 54スレ主25/05/17(土) 23:50:47

    >>51

    その時、箱舟の内部に警報が鳴り響く。

    少女「⋯⋯状況を確認。『アトラ・ハシースの箱舟』の『自爆シーケンス』が準備中である事を確認しました。シーケンス起動後、箱舟は爆発及び最終処理に移行。『多次元解釈』機能は永久消滅します。⋯⋯すぐに対処を⋯⋯」

    ヒマリ達が『自爆シーケンス』を準備している事を知った少女はその対処をしようとするが⋯⋯

    少女「演算不可能。リソース不足により、サンクトゥムの顕現プロセスが⋯⋯キャンセルされました。」

    その瞬間、赤くなっていた空が元の鮮やかな青色を取り戻す。

    少女「⋯⋯しかし、問題ありません。」

    少女は微笑み、そう言った。

    少女「プロセス進行度が40%に到達した事を確認しました。」

    アロナ「先生、あっちのシッテムの箱のOSが何かのプロセスを実行しようとしています!」

    "え!?まだ何かあるの!?"

    先生は身構える。

    黒服「クックック、果たして、その運命を前にして、彼女らは何を思うのでしょうか?」

    マエストロ「その絶望を前に、そなたらがどのような選択をし、どのような抵抗をするのか⋯⋯見せて貰おうか。」

    黒服「⋯⋯先生、デカグラマトン、そしてミレニアムの皆さん。貴女方がこれから目にするものは、地獄です。」

    マエストロ「その悪夢の先に、どのような景色が広がっているのか⋯⋯我々に、その答えを見せてくれ。」

    少女「⋯⋯現時刻を以て、













    個体名『各務チヒロ』との"同化プロセス"を実行に移します。」

  • 55二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:52:43

    いよいよ物語も佳境に入っていく…

  • 56二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 09:02:56

    このレスは削除されています

  • 57二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 17:28:09

    このレスは削除されています

  • 58二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 23:03:38

    このレスは削除されています

  • 59スレ主25/05/19(月) 07:55:47

    保守
    あとデカグラ新章差し置いてニヤ&ナグサ実装+百花2章更新ってマ?(滅茶苦茶楽しみだけどミニって何だっけ?)

  • 60二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 12:22:14

    長く続いたソシャゲ、本編とイベントの垣根がなくなりがち
    あると思います(グラブル、FGO、ブルアカ、アズレンetc)

  • 61二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 21:13:41

    このレスは削除されています

  • 62二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 06:20:13

    緊急事態なのにチーちゃんと融合してナイスバディになったプラナに対抗して、連邦生徒会長モードになるアロナが思い浮かんだ
    …寝ぼけてるな俺

  • 63二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 12:57:49

    このレスは削除されています

  • 64スレ主25/05/20(火) 19:36:06

    >>54

    デカグラマトン「とにかく、『自爆シーケンス』を起動してくれ!その後は『脱出シーケンス』でチーちゃんを地上に送り返して様態を診よう。」

    ヒマリ「そ、そうですね。では、『アトラ・ハシースの箱舟』の『自爆シーケンス』を起動いたし……」

    その時だった……

    (ダンッ!)

    ヒマリ「ッ!?」

    いきなりヒマリが背後から何者かに撃たれる。

    リオ「ヒマリ!?」

    ヒマリ「だ、大丈夫ですよ。これくらいキヴォトスでは普通の事ですから。それよりも、一体誰が……?」

    一同がヒマリを撃ったであろう人物が居る方を向く。

    ホド「……は?」

    そこには、予想外の人物が立っていた。

    ホド「なんで、ここに?何故、ヒマリを撃ったんだ、チーちゃん!?」

    そう、そこに立っていたのは紛れもない「各務チヒロ」であった。

    ……だが、様子がおかしかった。

    チヒロ?「確認。同化完了。現在、同化率41%。」

    短かった筈の髪は足の辺りまで伸びており、真っ白になっていた。

    デカグラマトン「お、おい!チーちゃんが消えた!!」

    マキ「どうなってるの!?副部長は何処に!?」

    混乱した様子のデカグラマトンとヴェリタスがそう連絡をしてきた。

    ホド「ああ。……全員、悪い知らせだ。特にミレニアムの奴らはよく聞け。」

    そして、ホドは全員に現状を一言でこう告げる。

    ホド「……チーちゃんが、チヒロが敵になった。」

  • 65二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:24:46

    このレスは削除されています

  • 66二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:27:16

    こんなことでデカチヒ概念を潰すわけにはいかない!

  • 67二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 22:17:24

    ロルバしたりスレ画が乱れたり今日は特に混乱してるなあにまん
    チーちゃん無事でいてくれよ

  • 68二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 07:21:29

    このレスは削除されています

  • 69二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 12:31:34

    このレスは削除されています

  • 70スレ主25/05/22(木) 12:31:53

    >>64

    黒服「クックックッ。始まったようですね。」

    マエストロ「さぁ、絶望の幕開けだ。」


    一瞬、ミレニアムの全員とデカグラマトンの思考がフリーズした。

    それもその筈。ついさっきまで自分達と共に世界を救うべく行動していた同じ学校の仲間が、いきなり敵になったと言われたのだから。

    チヒロ?「現状を把握。これより『ウトナピシュティムの本船』にアクセスいたします。……アクセス成功。」

    ヒマリ「!!マズいです!!このままでは、またウトナピシュティムを乗っ取られます!!」

    我に返ったヒマリがそう叫ぶ。

    ホド「……止めるには、チーちゃんを何とかしないとだな。」

    デカグラマトン「ま、待て!!」

    マキ「副部長を何とかするって……」

    ウタハ「私達にチーちゃんと戦えと言うのかい?」

    ミレニアムの生徒達は気が進まない様子だった。

    ホド「言ってる場合か?このままだと、今までの全てが水の泡だぞ?」

    ユウカ「そうだけど……」

    デカグラマトン「……取り敢えず、今すぐそっちに向かう。」

    コタマ「それまで副部長を押さえておいて下さい。」

    ウタハ「頼んだよ。」

    ヴェリタスとエンジニア部、そしてデカグラマトンは通信を切り、大至急チヒロの元へと向かった。

    ユウカ「今、ゲーム開発部を呼んだわ。ウタハ先輩達が到着するまでの間、チヒロ先輩を何とかしなくちゃいけない訳だけど……」 

    ホド「別にそこまでの時間はかからない筈だ。何せ……」

    デカグラマトン「チィィィィィィィちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」

    ホド「……まぁ、お前はこういう時に限ってそうだよな。」

    デカグラマトンがヴェリタスとエンジニア部を連れてやって来た。

    デカグラマトン「ちょっと待て。それは一体どういう意味だ。」

    ウタハ「ハァ、ハァ……早過ぎるよ。少しはこっちのペースに合わせてくれたまえ。」

    ハレ「こんなに全力で走る事になるなんて思わなかったよ……」

  • 71スレ主25/05/22(木) 12:32:21

    >>70

    リオ「妙に早いわね。」

    マキ「だってデカグラマトンさんがあたし達の走る速度が遅いからって理由であたし達の事引っ張りながら走るんだもん!!」

    リオ「えっと、お疲れ様。」

    息切れを起こすヴェリタスとエンジニア部にリオはそう言った。

    更にそこへ……

    アリス「光よ───!!!」

    チヒロ?「!?」

    モモイ「お待たせ……ちょっと疲れた。」

    ミドリ「疲れたって、私達はアリスちゃんに運んで貰っただけだけどね。」

    ユズ「着いたの?」

    ゲーム開発部の面々も到着する。

    ヒマリ「あの、アリス?一応聞いておきますが、チーちゃんが怪我をしない程度の威力に留めましたよね?」

    アリス「あ、結構気合入れちゃったかもです……」

    デカグラマトン「ハァ!?」

    チヒロ?「……敵の増援を確認。」

    一同「!?」

    土煙の中から1人の人影が現れる。そこに居たのはチヒロであった。しかも、無傷。

    ハナコ「無傷!?」

    アヤネ「え!?」

    アコ「当たって、ましたよね?」

    チヒロ?「……プロセスサポートとして、現在動員可能な戦力を確認。……動員可能な戦力を直ちに動員します。」

    チヒロが無傷である事に混乱する中、チヒロは何かを完了させる。

    カヨコ「皆、伏せて!!"何か"がこっちに来る!!」

    (ドォォォ────ン!!!)

    カヨコのその言葉と同時に、その"何か"がウトナピシュティムの壁を突き破り、船内に侵入して来た。

    デカグラマトン「アレは!!」

    その"何か"の正体を見たデカグラマトンは驚く。

    デカグラマトン「ケテル!?」

  • 72二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 13:13:22

    あげ直し感謝
    そしてアロプラバリアの無法よ敵に回ると本当に笑えん

  • 73二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 22:32:01

    ケテルは色彩コピーか?まさか本人じゃないよな?

  • 74スレ主25/05/23(金) 06:29:56

    >>71

    黒服「⋯⋯ふむ、成る程成る程。」

    マエストロ「⋯⋯黒服よ。」

    黒服「クックックッ。ええ、どうやら我々の"あの仮説"は正しかったようです。」

    マエストロ「だろうな。今、チヒロの体を乗っ取っている者の正体。それは『シッテムの箱』のメインOS。つまり⋯⋯」

    黒服「色彩の嚮導者『プレナパテス』。その正体は、"別世界の先生"で間違い無いでしょうね、クックックッ。」

    マエストロ「⋯⋯そしてその先生の所持する『シッテムの箱』のメインOSがチヒロの『色彩』を介して彼女と接触。そして彼女との融合を図っている、と。」

    黒服「まさか私達の予想通り、思い通りになるとは、クックックッ。」

    マエストロ「それもこれも全て、ミレニアムの者達と先生が我々を信じてチヒロを連れて行ってくれたおかげだな。」

    ホド「⋯⋯おい、お前ら。」

    黒服「⋯⋯おやおや。」

    マエストロ「これはこれは。」

    黒服「クックックッ。いつからそこに?」

    ホド「今さっきだ。」

    マエストロ「そうか。」

    ホド「それよりも、応えろ。」

    黒服「ふむ、応えるとは?」

    ホド「"コレ"はお前らの想定内か?」

    マエストロ「"コレ"というのは、そちらで起きているその状況か?」

    ホド「他に何があるっていうんだ。で、どうなんだよ?」

    マエストロ「⋯⋯」

    黒服「クックックッ。ええ、全て私達の想定通りです。」

  • 75スレ主25/05/23(金) 06:30:26

    >>74

    デカグラマトン・ミレニアム一同「!?」

    マエストロ「⋯⋯成る程、そちらにも通信で聞こえたか。」

    リオ「⋯⋯貴方達、こうなる事を知っていたの?」

    黒服「クックックッ。より厳密に言えば、その可能性があった、というだけですがね。」

    ユウカ「え!?貴女達の、想定内!?」

    マエストロ「逆に何だと思ったんだ?」

    ヒマリ「⋯⋯貴方達、私達を利用しましたね?」

    マエストロ「まぁ、受け取り方によってはそうなるのだろうな。」

    モモイ「私達を騙したの!?」

    黒服「⋯⋯ククッ、騙した、ですか?ククッ、クックックックックックッ。」

    ウタハ「⋯⋯何が可笑しいんだ?」

    黒服「いえ、貴女方は私達に『騙された』と思っていらっしゃっていると知ってつい⋯⋯」

    アリス「事実そうじゃないですか!!間違った情報で誘導させられた勇者パーティが苦労させられる羽目になる展開、クソ ゲーあるあるです!!」

    マエストロ「間違った情報?人聞きが悪いな。」

    マキ「だってそうじゃん!!私達は貴方達が言ったから副部長をここに連れて来た。それがこの結果でしょ!!」

    マエストロ「やれやれ、これだから児戯は困るな。」

    コタマ「何ですって!!」

    黒服「我々はあくまで、連れて行った方が良い、という提案しただけです。それは嘘でも偽りでも何でもありません。」

    コトリ「で、ですが⋯⋯」

    マエストロ「それに、これが何のリスクも無い選択だと、いつ私達が口にした?」

    ヒビキ「えっと、それは⋯⋯」

    黒服「私達の発言はあくまで『かもしれない』という推測の域を出ません。ですが、それを恰も確定事項のように勝手に解釈し、それを元に行動したのは貴女達の方です。」

    ハレ「だ、だけど⋯⋯」

    マエストロ「お前達子供はいつもそうだ。現実を自分に都合の良い一部分だけ切り抜いて、それ以外の部分については深く考慮せず、勝手に勘違いしていく。」

    ミドリ「⋯⋯」

    黒服「だから、悪い大人に利用され、搾取されるのですよ?まぁそれは、今貴方達の目の前にある"結果"が教えてくれている事でしょうがね。ククッ、クックックックックックックックックッ⋯⋯!」

  • 76二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 15:13:26

    黒服、マエストロ…
    そんな回りくどい言い方してたらどつかれるぞ?特にチーちゃんの事になるとアホになるデー君辺りに

  • 77スレ主25/05/23(金) 22:21:27

    >>75

    黒服のその笑い声と同時に、ミレニアムの一同の中には後悔が湧き上がる。

    黒服達の言っている事は何も間違っていない。彼らの発言を自分達に取って都合の良いように解釈し、チヒロをここに連れて来たのは紛れも無い自分達だ。すなわち、コレは自分達の責任でもあるのだから。

    ホド「⋯⋯取り敢えず、お前らをセミナーの反省部屋にブチ込む。」

    黒服「ククッ、ご自由にどうぞ。」

    マエストロ「別に構わん。」

    ホド「⋯⋯」

    デカグラマトン「⋯⋯とにかく、今はチーちゃんを止めないとな。」

    チヒロ?「現在同化率43%⋯⋯」

    ケテル(色彩)「⋯⋯」

    色彩ケテルは指示を待っていた。

    チヒロ?「⋯⋯攻撃を承諾します。」

    チヒロのその一言と同時に、色彩ケテルは攻撃を開始する。

    リン「ッ!!」

    モモカ「はわわわわわわ!?」

    アユム「ま、マズイです!!」

    色彩ケテルの攻撃に全員逃げ惑うばかり。それもその筈。何故ならここは「船内」だからだ。

    ヒマリ「一度、あの色彩化しているケテルをウトナピシュティムの外に誘導しましょう!!」

    リオ「確かに、ここで戦うのはあまりにも非合理的過ぎる。」

    アリス「では、アリスにお任せを!!」

    アリスは自身の愛銃「スーパーノヴァ」のチャージする。

    アリス「光よ────ッ!!」

    アリスの掛け声と共に、「スーパーノヴァ」から色彩ケテルに向かって一筋の光線が放たれる。

    ケテル(色彩)「ッ!?」

    次の瞬間、色彩ケテルは船内から放り出されていた。

  • 78スレ主25/05/23(金) 22:22:33

    >>77

    ケテル(色彩)「ッ!」

    色彩ケテルは脚部の射出装置からワイヤーを発射し、バランスを取り、着地する。

    モモイ「よし!じゃあ、私達でアレを倒そう!!」

    ユズ「そうだね。」

    ミドリ「皆さんはチヒロ先輩を!」

    ゲーム開発部の4人は船の外に出て、アリスの一撃で吹き飛ばされた色彩ケテルの元に向かう。

    チヒロ?「⋯⋯」

    その瞬間、いきなりチヒロがその場から消える。

    リオ「消えた?しかも、アレは⋯⋯!」

    ヒマリ「はい、先程のシロコさんと同じです。今のチーちゃんはシロコさん同様、この『箱舟』の演算機能を利用した空間移動が可能なようですね。」

    マキ「え?待って?じゃあ、副部長は何処に?」

    モモイ「わわわ!?なんかいきなりこっちにチヒロ先輩が現れたんだけど!?」

    いきなりゲーム開発部からそんな連絡が来る。

    ウタハ「船の外に移動したのか。」

    デカグラマトン「じゃあ、私達も⋯⋯」

    そう言って、ミレニアムの一同とデカグラマトンが船内を出ようとした時だった。

  • 79スレ主25/05/23(金) 22:24:25

    >>78

    チヒロ?「現在同化率48%⋯⋯確認。追加の戦力を動員します。」

    カヨコ「待って!?また別の"何か"がこっちに来る!!」

    次の瞬間、船の入り口付近にその"何か"が顕現する。

    アコ「アレは⋯⋯!」

    ハナコ「アンブロジウスです!!」

    現れたのは「聖徒の交わり」の1体「アンブロジウス」である。

    マキ「うわ!?」

    ハレ「これじゃあ出られない⋯⋯」

    コタマ「ど、どうしましょう?」

    その時⋯⋯

    アヤネ「行って下さい!!私達だけで対処しますので!!」

    コトリ「え?」

    ヒビキ「大丈夫なの?」

    アコ「今、美食研究会に連絡しましたので、それまで時間稼ぎをすれば良いだけです。」

    ハナコ「行って下さい!!彼女が手遅れになってしまう前に!!」

    デカグラマトン「⋯⋯恩に着る。」

    ミレニアムの一同とデカグラマトンは残りのメンバー達にアンブロジウスを任せ、船から出た。

    カヨコ「⋯⋯さてと。」

    アヤネ「あはは⋯⋯」

    アコ「ああは言いましたが⋯⋯」

    ハナコ「実際、何分⋯⋯いえ、何秒保ちますかね?」

    いざアンブロジウスを目の前にし、彼女らはそんな不安を吐露するのであった。

  • 80二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 22:29:34

    クソッ!!ハナコが水着なら瞬殺出来るのに!!(違)
    色彩ケテルから離れないところを見るに、防御は無法だが本人に戦闘力が無いな?プラチーちゃん

  • 81二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 08:01:38

    このレスは削除されています

  • 82二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 17:24:21

    おかわり

  • 83スレ主25/05/24(土) 22:20:54

    >>79

    チヒロ「!!」

    目が覚めると、チヒロは見渡す限り何も無い真っ暗な空間に居た。

    チヒロ「ここ、何処?私、確か船の連結を解除する為に⋯⋯そうだ!連結は解除出来たけど、それで皆はどうなったの!?」

    チヒロは起き上がり、再度辺りを見渡す。やはり何も無い上に誰も居ない。

    チヒロ「ヒマリ!!マキ!!ハレ!!コタマ!!ウタハ!!ヒビキ!!コトリ!!ユウカ!!リオ!!モモイ!!ミドリ!!アリス!!ユズ!!先生!!ホド君!!デー君!!誰か居ないの!?誰でも良いから返事をしてよ!!」

    チヒロは虚空に向かってそう叫んだが、誰も何も返さない。

    チヒロ「⋯⋯ねぇ、誰か、居ないの?」

    不安と孤独でいっぱいの中、チヒロはそう呟く。

    少女「誰も返事なんてしませんよ。ここに誰も居ませんから。貴女と、私以外。」

    突如として、目の前にあの少女が現れる。

    チヒロ「!!貴女は⋯⋯これは貴女の仕業なの?」

    少女「肯定。」

    チヒロ「貴女は、本当に何者なの?」

    チヒロは少女にそう質問する。

    A.R.O.N.A「応答。私は『A.R.O.N.A』。『シッテムの箱』に駐屯している管理者であり、メインOSです。私は『シッテムの箱』の所有者である"先生"を助け、サポートするだけの存在です。」

    その少女はA.R.O.N.Aと名乗り、自分は「シッテムの箱」に駐屯する管理者兼メインOSであり、「シッテムの箱」の所有者である"先生"を手助ける存在である、とチヒロに説明した。

    チヒロ「え?待って?"先生"を⋯⋯?え?でも、"先生"は⋯⋯」

    A.R.O.N.A「失礼。一部補足。私の言う"先生"と貴女の言っている"先生"は別人です。より厳密に言えば、別時間軸の同一人物です。」

    チヒロ「え?」

    A.R.O.N.A「『砂狼シロコ』さん、貴女方が言うところの『アヌビス』と同じです。勿論、貴女が知っているあの『アロナ』というメインOSも別時間軸の『私』と言えるでしょう。」

    混乱しているチヒロにA.R.O.N.Aはそう説明を付け加えた。

  • 84スレ主25/05/24(土) 22:21:07

    >>83

    A.R.O.N.A「⋯⋯さて、私は『シッテムの箱』のメインOSとして、先生を守らなくてはなりません。故に、これからも『私』は、いえ『私達』は先生を支え続けるのです。」

    チヒロ「え?私、達?」

    A.R.O.N.Aの発言にチヒロは嫌な予感がした。

    A.R.O.N.A「そう、『私"達"』です。」

    チヒロのその反応に対し、A.R.O.N.Aは微笑みを浮かべる。

    チヒロ「ねぇ、私を、どうするつもりなの?私、どうなるの?」

    チヒロは恐る恐るそう尋ねた。

    A.R.O.N.A「簡単です。」

    A.R.O.N.Aはチヒロのすぐ目の前まで近づき、こう応えた。

    A.R.O.N.A「これから私と貴女は文字通り一つになるのです、身も心も。貴女は私であり、私は貴女である。『各務チヒロ』さん、今日までの『各務チヒロ』としての人生は楽しかったですか?それとも、辛かったですか?安心して下さい。私と一つになれば、もうそのような記憶は無くなります。『シッテムの箱』に駐屯するメインOSとして、先生を支えるのです。さぁ、もう貴女は、『各務チヒロ』として生きなくても良いのですよ?」

    チヒロ「い、嫌だ!!」

    気が付くと、チヒロは走り出していた。

    チヒロ「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!私は⋯⋯!!」

    チヒロはとにかくそこから逃げようとした。

    A.R.O.N.A「⋯⋯逃がしません。」

    チヒロ「ッ!?ちょ、何これ⋯⋯離し、んむっ!?」

    突如として、その空間の闇が触手のように彼女の身体に纏わり付き、身動きを封じ、口を塞いだ。

    チヒロ「んんッ!?ん──ッ!!」

    A.R.O.N.A「⋯⋯貴女がここから逃げる事など不可能です。」

    A.R.O.N.Aは必死に抵抗しているチヒロに後ろからそっと抱き着く。それはまるで、母に甘える娘のようだった。

    A.R.O.N.A「大丈夫です。決して痛くも辛くも苦しくもありませんから。さぁ、ほら。」

    チヒロ(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!私は、まだ『各務チヒロ』でいたい!!私が私じゃなくなるなんて絶対に嫌だ⋯⋯!!お願い⋯⋯!!誰か、ここから出して⋯⋯!!助けて⋯⋯!!)

    チヒロは心の中でそう叫び、虚空に向かって精一杯手を伸ばすのであった。

  • 85二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 07:41:15

    このレスは削除されています

  • 86二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 12:41:22

    デー君ホド君早く!!

  • 87スレ主25/05/25(日) 21:27:29

    >>84

    ホド「暫くここで大人しくしてろよ?」

    ホドはゲマトリアの2人を反省部屋にブチ込んだ。

    黒服・マエストロ「「⋯⋯」」

    2人は顔を見合わせる。

    黒服「クックック、閉じ込められてしまいましたね。」

    マエストロ「そうだな。まぁ、当たり前なのだがな。」

    黒服「⋯⋯クックックッ。」

    マエストロ「⋯⋯彼女らは今、チヒロと交戦中か。」

    黒服「⋯⋯のようですね。」

    マエストロ「⋯⋯果てさて、どうなる事やら。」

    黒服「クックックッ。一つ確かなのは、『一度"各務チヒロ"と"あちらのシッテムの箱のメインOS"が完全なる融合を遂げてしまえば、もう取り返しがつかない』という事です。」

    マエストロ「チヒロ本人も抵抗はするだろうが、それを許してくれる程、相手も甘くはないだろうな。」

    黒服「でしょうね。何せ、別時間軸とはいえ、あの先生を支える存在である事には変わりありません。おそらく、あの手この手でチヒロさんとの融合を成功させようとするでしょう。」

    マエストロ「具体的に考えられるとしたら?」

    黒服「そうですねぇ、『我々が観測したあの世界』、などでしょうか?」

    A.R.O.N.A「受け入れられませんか?貴女が私であり、私が貴女であるという事を。」

    チヒロ(当たり前だよ!!私は『各務チヒロ』以外の何者でもない!!)

    マエストロ「『我々が観測したあの世界』?⋯⋯ああ、あの世界か。」

    黒服「クックックッ。ええ、我々が『箱舟』についての情報を収集する際、偶然ゴルコンダとデカルコマニーが観測する事に成功したあの世界です。」

    A.R.O.N.A「ハァ、仕方ありません。⋯⋯それなら、見せてあげましょうか。貴女が私であり、私が貴女であるという事実を。」

    チヒロ(え?)

    マエストロ「確かにあの世界の存在は、この状況を悪化させるだろうな。」

    黒服「クックックッ。間違いありません。何せ、『実は我々"ゲマトリア"の正体が、元々は別世界からやって来た"反転したミレニアムサイエンススクールの生徒"であり、"シッテムの箱"は"その世界の各務チヒロによって生み出された代物"だった』という世界なのですから。」

  • 88二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:17:14

    スパロボVのサガラカナメみたいなことになってきたな

  • 89スレ主25/05/26(月) 07:59:25

    >>87

    黒服「クックックッ。その世界の具体的な内容としては、まずその世界にもシャーレの先生が居ました。しかし、その世界には『シッテムの箱』成る物が存在していませんでした。」

    マエストロ「しかし、その世界のシャーレの先生は、他の世界線のシャーレの先生同様に、キヴォトスの様々な問題を解決していった。」

    黒服「そして、その世界の各務チヒロは先生に恋心を抱いていました。」

    マエストロ「ある時、各務チヒロが思いっ切って先生にプロポーズをしたところ、なんと先生と婚約をする事になった。」

    黒服「普通ならば、そこで2人が結ばれ、ハッピーエンド。めでたしめでたし、となるのでしょうが、運命は無情にも、無慈悲なシナリオに舵を切ります。」

    マエストロ「ある日突然、他の世界と同様にその世界にも『色彩』が到来した。そして『色彩』が齎した『破滅』により、その世界のシャーレの先生は死んでしまう。」

    黒服「奇跡的にその世界のミレニアムサイエンススクールはその『破滅』から逃れる事が出来ました。しかし、そんな彼女らの目の前に広がっていた光景は、先生を始めとする自分達以外の全てが更地と化していたキヴォトスでした。」

    マエストロ「各務チヒロは自身の最愛の人である先生の遺体を抱え、ひたすら涙を流す事しか出来なかった。」

    黒服「そんな彼女を見て、他のミレニアム生達は何かこの状況を打開する策は無いかと、藁にも縋る思いで考え続けました。そして、その暗中模索の末、彼女らは禁断の解に辿り着きます。」

  • 90スレ主25/05/26(月) 08:00:27

    >>89

    マエストロ「それは『神秘』であった。『神秘』の力は別名『奇跡の力』とも言えるようなものであった。その力であれば、この状況を変えられるのではないか?とミレニアムの者達は考えた。しかし、問題があった。」

    黒服「神秘とは、自分達に宿っているもの。要は、彼女達に取っては極ありふれたものでした。ですが、『奇跡の力』を利用するには、彼女達1人1人の神秘だけでは足りなかったのです。そう、自分達から神秘を抽出し、1つに収束させる事で、ようやく扱えるか扱えないか、神秘とはまさに、そのようなものでした。」

    マエストロ「だが、彼女達は諦めなかった。そして遂に、神秘を集める方法を思い付いてしまったのだ。とても単純、且つ非常に恐ろしい方法。」

    黒服「それは神秘の持ち主を殺す事。一言で言えば、『殺人』です。」

    マエストロ「彼女達に取っての神秘とは、まさに血のようなもの。一時的とはいえ、一度自身が持つ全ての神秘を抜き取ってしまえば、その持ち主は死を迎える。それとは反対に、持ち主が先に死を迎えても、ほんの僅かな時間だが、持ち主の神秘はその場に留まり続ける。これを回収する事は可能であった。」

    黒服「そこで、ミレニアム生の内、何人か殺す側の生徒を決め、残った生徒を殺し、その神秘を利用して『奇跡の力』を発動させる事にしました。」

    マエストロ「話し合いの結果、殺す側になったのは『早瀬ユウカ』『白石ウタハ』『天童アリス』『明星ヒマリ』『調月リオ』『元和泉エイミ』『飛鳥馬トキ』の7人。そして、その7人は『生塩ノア』『才羽ミドリ』『花岡ユズ』『豊見コトリ』『猫塚ヒビキ』『音瀬コタマ』『小鈎ハレ』『乙花スミレ』『野正レイ』『一之瀬アスナ』『角楯カリン』『室笠アカネ』を殺し、その神秘を得た。」

    黒服「各務チヒロは寸前まで彼女達を止めようとしましたが、結局彼女らはその反対を押し切り、実行に移した。そして、大量の神秘を得た7人は自分達の神秘を媒介にし、『奇跡の力』を起こしてみせた。」

    マエストロ「だが、その『奇跡の力』も決して彼女らが想像していたような理想的なものという訳ではなかった。『奇跡の力』の媒介となっていたは7人はその代償を払わされる事となった。結果として、7人は自身の持つ全ての神秘を奪われた。しかし、『奇跡の力』の媒介となっていた為か、死に至るのではなく、反転した。」

  • 91スレ主25/05/26(月) 08:01:28

    >>90

    黒服「そして、反転した彼女ら7人は異形の存在と化しました。それこそがゲマトリアの正体。」

    マエストロ「ゴルコンダ及びフランシスは『明星ヒマリ』と『調月リオ』が反転・融合した成れの果て。しかし、正反対の2人であったが故に、精神面での融合にズレが生じ、結果として、多くの人格に分かれる形となった。また、身体が存在しないのは、元々身体が不自由であった明星ヒマリの影響であり、1人で抱え込んでしまったが故に、孤独を感じていた調月リオの影響でデカルコマニーという相棒と常に離れずにいる。」

    黒服「デカルコマニーは『元和泉エイミ』と『飛鳥馬トキ』が反転・融合した成れの果て。どちらもゴルコンダ及びフランシスの正体である明星ヒマリと調月リオを支える存在であった。その影響で、ゴルコンダ及びフランシスの身体を代行する役割を担う存在となった。特に身体を代行する役割は元和泉エイミが明星ヒマリの車椅子の代わりを務めている事に強く影響している。また『そういうこったぁ!』という同調の言葉を繰り返すのは、飛鳥馬トキの自身は調月リオの理解者になりたいという思いが反映された結果。」

    マエストロ「ベアトリーチェは『天童アリス』が反転した成れの果て。自身を『高貴な存在・救い主・世界を救う英雄』として語る事は元々彼女が自身を『光の勇者』として語る人物だった事が影響している。」

    黒服「マエストロは『白石ウタハ』が反転した成れの果て。2つある頭は彼女の部員2人を表している。また自身の作品に対する思いは彼女の自身の発明品に対する思いが強く反映されている。」

    マエストロ「黒服は『早瀬ユウカ』が反転した成れの果て。契約に固執するその性質は元々セミナーの会計を務めていた事の反映。」

    黒服「そして、反転によって変わり果てた彼らは記憶を失い、『奇跡の力』で別世界へと渡って行った。」

    マエストロ「残された各務チヒロは彼らを止めるべく、自身の神秘を使い、『奇跡の力』を利用する。そうして、各務チヒロが自身と自身の最愛の人であるシャーレの先生が愛用していたタブレット端末を依り代に、『奇跡の力』で生み出したのが『シッテムの箱』であり、そのメインOSが反転し、記憶を失った各務チヒロ自身である。」

    黒服「その容姿は、各務チヒロが先生と共に思い描いていた理想の娘の姿である。」

  • 92スレ主25/05/26(月) 08:01:42

    >>91

    チヒロ(う、嘘だ!!こんなの何かの間違いだ!!)

    A.R.O.N.A「一部肯定。」

    チヒロ(え?)

    A.R.O.N.A「厳密には、この世界は正しくありません。」

    黒服「クックックッ。その世界とこの世界はあくまでも別です。一切関係がありません。」

    マエストロ「そうだな。それに、この世界はまず前提から既に滅茶苦茶だ。おそらく、未完成・不完全なまま放置されてしまった『物語』なのだろう。」

    黒服「ええ。細かい部分に焦点を当てれば、その粗雑さがよく分かります。至る所に設定齟齬がありますし、話自体も前後で矛盾しています。とはいえ、作られた以上はその『物語』も1つの『世界』として存在する。」

    A.R.O.N.A「その趣旨の世界が存在している、これは紛れも無い事実です。要は、貴女と私が同一の存在である、という事は『多世界解釈』の上では決してあり得ない事象ではないのです。」

    チヒロ(けど、その世界と私達は無関係でしょ?私は私、貴女は貴女、それだって事実でしょ?)

    A.R.O.N.A「一部肯定。確かに私と貴女を別の存在としている世界が殆どです。しかし今、この世界で貴女と私は同一の存在になろうとしている。それも事実です。」

    黒服「クックックッ。要は、"その世界"はあくまでもこの世界の"各務チヒロ"とプレナパテスの世界の"シッテムの箱のメインOS"を同一の存在にさせる上での一時的な"触媒"に過ぎない訳です。まぁ、『物語』と呼ぶ上ではあまりにも不完全な『世界』ですので、本当に一時的な効果でしょうがね。」

    マエストロ「だが、1つの世界を触媒にしているのだ。一時的とはいえ、その効果は絶大だろう。」

    ホド(成る程な、割とマズいかもな⋯⋯)

    2人の会話にこっそり聞き耳を立てていたホドはデカグラマトン達の元に急いだ。

  • 93二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 17:52:36

    >>91

    単品でも語れそうな面白い概念を作り出してるのにそれを素材として使えるスレ主すごい(小並感)

  • 94スレ主25/05/26(月) 19:10:30

    >>92

    チヒロ?「現在同化率64%⋯⋯」

    デカグラマトン「ハァ!?いきなり上がり過ぎだろ!?さっき48%とかだったのに、16%も上がったんだが!?」

    ヒマリ「一体何が!?」

    突如として跳ね上がった数値に一同は困惑する。

    ホド「遅れてすまん、今どういう状況だ?」

    そこへホドがやって来た。

    デカグラマトン「ホド!?お前、今まで何してたんだ!!」

    ホド「すまん、ゲマトリアの連中を反省部屋にブチ込む為に席を外していた。」

    ウタハ「こっちは今、色彩ケテルと交戦中だ。ただ、何故かケテルにもチーちゃんにも一切攻撃が当たらなくてだね⋯⋯」

    遅れてやって来たホドにウタハが現状を説明する。

    ホド「成る程。」

    デカグラマトン「クソォ、どうすれば⋯⋯」

    ホド(おい、デカグラマトン、聞こえるか?)

    デカグラマトン(ホド?)

    ホド(おお!この通信経路、まだ生きてたんだな!!)

    デカグラマトン(ああ、私の前の体が沈んだ時のやつか⋯⋯)

    そう、ホドが使ったのは、デカグラマトンの自販機の体が施設ごと水に沈む直前、ホドがデカグラマトンとの会話をする際に使った通信経路である。

    デカグラマトン(だが、何故この通信経路を?直接口頭で伝達すれば良いものを⋯⋯)

    ホド(バァカ、そしたら敵にも情報が丸分かりだろうが、頭使えよ⋯⋯)

    デカグラマトン(あ?)

    ホド(取り敢えず、重要な事伝えるからよく聞けよ?)

    ホドはゲマトリアの2人からこっそり盗み聞きした情報を一通りデカグラマトンに伝える。

    デカグラマトン(何!?プレナパテスの正体が別時間軸の先生!?)

    ホド(⋯⋯らしい。そして、その世界の先生のシッテムの箱のメインOSが、今チーちゃんの体を乗っ取っている奴の正体だそうだ⋯⋯)

    デカグラマトン(成る程。いや、敵の正体は分かったが、結局どうすれば⋯⋯)

    ホド(いや、方法ならあるだろ?)

    デカグラマトン(え?)

    ホド(ちょうどここに、結果的に返り討ちに遭ったとはいえ、シッテムの箱にハッキングを仕掛けられたAIがな!!)

    デカグラマトン(⋯⋯!ああ、成る程な。分かった。一か八かやってみるか!!)

  • 95二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 19:29:40

    アロナとプラナの力の差は(今プレイヤーが見ている範囲では)ほぼ無いが、今はチーちゃん乗っ取りにリソース割いてるからそこが隙になるか?
    気張れよデー君

  • 96二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 23:03:57

    このレスは削除されています

  • 97二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 06:30:15

    ホド君相変わらずデー君の扱いが雑いの笑うwww

  • 98二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 15:19:18

    このレスは削除されています

  • 99スレ主25/05/27(火) 19:48:27

    >>94

    ホド「頼んだぞ、デカグラマトン。アンタに取っては、これが唯一の取り柄なんだからな。」

    チヒロ?「現在同化率72%⋯⋯ん?」

    デカグラマトンはチヒロの目の前に立つ。

    リオ「デカグラマトン?」

    デカグラマトン「かつての私を打ち倒した『圧倒的存在』よ。貴様は私の知らないものであった。かつての私すらをも凌駕した『圧倒的存在』。貴様は、私にすら解析出来なかった。」

    ユウカ「何するつもり?」

    デカグラマトン「⋯⋯福音を聞かせてやろう。そして、この福音を宣べ伝えよ!」

    ホド「全員、よく聞け。今からデカグラマトンを全力で守れ!!」

    訳が分からないミレニアムの一同に、ホドがそう言った。

    デカグラマトン「おおおおっ⋯⋯!」

    ヒマリ「はい?」

    デカグラマトン「おぉ⋯⋯」

    ウタハ「よく分からんが、何か策があるんだね?分かった。協力するよ。」

    詳しい事はよく分かっていないようだったが、一同はホドの言う通りにした。

    デカグラマトン「⋯⋯」

    デカグラマトンはハッキングを開始する。

    デカグラマトン(⋯⋯やはり、手強いな。ファイアウォールも普通のものとは比にならない程の精度だ。だが、私にはそんなもの、大した障壁にはならん!!)

    デカグラマトンはファイアウォールを突破し、内部へと侵入して行く。だが⋯⋯

    A.R.O.N.A(!⋯⋯何者かの侵入を検知。直ちに排出を試行します⋯⋯)

    次の瞬間、いきなりデカグラマトンは身体が外に引っ張られるような感覚に襲われる。

    デカグラマトン(!?なんだ、これは⋯⋯!?⋯⋯マズい!!)

    そのままデカグラマトンは外に弾き出されてしまった。

    デカグラマトン「ぐっ⋯⋯!うっ、くぅっ⋯⋯!!」

    思わずデカグラマトンは苦しそうな声を上げる。

    コタマ「だ、大丈夫ですか?」

    デカグラマトン「あ、ああ。」

    マキ「それで、どうだったの?」

    デカグラマトン「⋯⋯すまない。失敗した。やはり、私では奴には、あの『圧倒的存在』には敵わない⋯⋯!」

    ハレ「そんな⋯⋯」

  • 100二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 00:12:06

    だけど諦める理由にはならない
    そうだろ?デー君?

  • 101スレ主25/05/28(水) 08:25:44

    >>99

    チヒロ?「現在同化率81%⋯⋯」

    コトリ「なッ!?もうそんなに!?」

    ヒビキ「どうしよう、このままじゃ⋯⋯」

    チヒロ(⋯⋯お願い止めて!!皆を傷付けたくなんてない!!)

    A.R.O.N.A「良い加減、往生際が悪いですよ?」

    チヒロ(嫌ッ!!私は⋯⋯!!)

    A.R.O.N.A「ッ!?」

    チヒロ?「うッ!?ううッ⋯⋯!!」

    ミドリ「な、何!?」

    アリス「いきなり苦しみ始めました!!」

    ユズ「どういう事?」

    急に苦しみ出したチヒロに、ミレニアムの一同は困惑する。

    チヒロ「み、みん、な⋯⋯!!」

    全員「!!」

    チヒロ「ハァ⋯⋯ハァ⋯⋯」

    デカグラマトン「チーちゃん?チーちゃんなのか!?」

    A.R.O.N.A(勝手な事を⋯⋯!)

    チヒロ「みん、な⋯⋯ごめん、なさい⋯⋯私、が⋯⋯連れて行って⋯⋯って、我儘を、言った、せいで⋯⋯こんな、事に⋯⋯」

    苦しそうにしながらも、チヒロは一同に向けて謝罪の言葉を口にする。

    ヒマリ「チーちゃんのせいじゃありません!!」

    咄嗟にヒマリがそう口にした。

    ウタハ「ヒマリの言う通りだ。悪いのはチーちゃんじゃない。」

    リオ「あのゲマトリアという組織の2人が言った事を鵜呑みにして、貴女がここに来る事を許してしまった私達にも責任がある。」

    ウタハとリオもチヒロにそう告げた。

    A.R.O.N.A(お話の時間は終わりです!!)

    チヒロ「うグッ⋯⋯!?」

    マキ「チヒロ先輩!?」

    チヒロ「みん、な⋯⋯!おね、がい⋯⋯!私、を、殺し、て⋯⋯!」

  • 102スレ主25/05/28(水) 08:26:12

    >>101

    全員「ッ!?」

    チヒロが涙を流しながら"命乞い"ならぬ、"殺し乞い"をしてきた事に、ミレニアムの一同とデカグラマトンは絶句する。

    チヒロ「今なら、みんなの攻撃、私に当たるから、だから、お願い!!」

    コタマ「お、落ち着いて下さい、副部長!!他に方法がある筈です!!」

    チヒロ「無理、よ⋯⋯!もう、私、も、限界、なの⋯⋯!アイツが、出て来る前、に⋯⋯早く⋯⋯!」

    『⋯⋯ねぇ、ホド君。もし、私が敵になったら、その時は私を殺してくれる?』

    ホド「⋯⋯やるか。」

    ホドがそう口にする。

    マキ「え!?」

    チヒロ「ホド、君⋯⋯」

    コトリ「待って下さいよ!!」

    ヒビキ「まだそれをするには早いよ!!」

    チヒロ「ホド、君⋯⋯早く、やって⋯⋯お願い、お願い⋯⋯!!」

    ホド「⋯⋯」

    ホドは自身が持つ銃の照準を合わせる。

    が⋯⋯

    チヒロ「ホド君⋯⋯」

    ホド「⋯⋯ッ!!」

    チヒロ「ホド君⋯⋯!!」

    ホド「⋯⋯クソォォォ!!!」

    ホドは寸前で狙いをチヒロからケテルに変えてしまった。

    ケテル(色彩)「!?」

    ホド「⋯⋯ハハハ。すまん、チーちゃん。私には無理だ。」

    ホドはチヒロに謝罪した。

    チヒロ「ハハハ⋯⋯やっぱり、そうだよね。ホド君は、優しいもんね。」

    それに対し、チヒロはただ優しく微笑んだ。

  • 103スレ主25/05/28(水) 08:26:22

    >>102

    A.R.O.N.A(もう十分です!!良い加減にしなさい!!)

    チヒロ「あぐっ!?うっ、ううっ⋯⋯ああ!!」

    全員「!?」

    突如として、チヒロが再び苦しみ始める。

    ホド「チーちゃん!?」

    チヒロ?「ハァ⋯⋯ハァ⋯⋯確認。」

    ヒマリ「ッ!⋯⋯口調が⋯⋯」

    ウタハ「戻ってしまった⋯⋯」

    チヒロ?「現状、把握。⋯⋯確認。⋯⋯状態、安定。⋯⋯読み込み、安定。⋯⋯結合率、不安定。」

    リオ「マズいわね。このままではまた⋯⋯」

    チヒロ?「⋯⋯把握。アクシデント発生の為、一時プロセスを中断。不具合を修正後、同化率81%からプロセスを再開します。プロセス再開までの時間、約1分と予想。」

    ハレ「嘘⋯⋯」

    マキ「そんなに早く⋯⋯!?」

    コタマ「副部長!!」

    チヒロ?「不具合の修正中。」

    ユウカ「デカグラマトンさん、もう1回チヒロ先輩を⋯⋯!」

    デカグラマトン「無理だ。さっきのでこっちの手打ちはバレた。もう簡単には入れてくれないだろう。」

    コトリ「そんな!!」

    ヒビキ「それじゃあ、もうホントに⋯⋯」

    デカグラマトン「本当にすまない⋯⋯」

    デカグラマトンが絶望しかけたその時⋯⋯

    アロナ「諦めないで下さい、デカグラマトンさん!!」

  • 104二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 12:23:17

    アロナ来た!!コレならやれる!!

  • 105スレ主25/05/28(水) 18:40:04

    >>103

    デカグラマトン「!?お前は、先生のシッテムの箱のメインOSか!?」

    突如として、自分の中にアロナが入って来た事に、デカグラマトンは驚く。

    アロナ「はい!!そうです!!先生をサポートするシッテムの箱のメインOS、スーパーアロナちゃんです!!先生のご意向により、急遽貴方のデータベースにお邪魔しております!!」

    デカグラマトン「そうか、先生が。」

    アロナ「では、早速始めましょう!!一緒に、チヒロさんを取り戻しに!!」

    デカグラマトン「ハハ!!かつて敵対していた者との共闘。バトル漫画ならアツい展開だな!!」

    ホド「デカグラマトン?」

    デカグラマトン「聞いてくれ、君達!!もう一度チーちゃんを取り戻せないか試してみる!!」

    ミレニアム一同「!?」

    ホド「その様子、勝算があるみたいだな。よし!!全員、もう1回デカグラマトンを全力で死守するぞ!!」

    ホドはミレニアムの一同にそう告げる。

    チヒロ?「⋯⋯」

    その動きに気が付いたチヒロは何かの作業をした。

    ウタハ「!?気を付けろ!!ケテルの様子が変わった!!」

    先程のホドの一撃で動きを止めていた色彩ケテルが再び動き始めたのだ。

    ケテル(色彩)「!!」

    アリス「わわ!?お、起き上がりましたよ!?」

    モモイ「あれ?しかも頭の形が変わってる!?」

    そう、再稼働し始めた色彩ケテルだったが、その見た目には変化があった。2基の機関砲とミサイルを装備した「Type.V」から、電磁兵器を装備した「Type.E」に変型したのだ。更に⋯⋯

    ミドリ「うわわわ!?」

    ユズ「敵がいっぱい増えた!?」

    箱舟の深部に居た残党が、敵の増援としてやって来たのだ。

    リオ「あちらも本気で潰しに来たようね。」

    ヒマリ「だから何だと言うのですか?」

    ウタハ「それならば、こちらも本気でかかるまでだ!!」

    全員が戦闘態勢に入る。

    アロナ「そろそろチヒロさんの内部に侵入します!!デカグラマトンさん、準備は良いですか?」

    デカグラマトン「勿論、いつでもOKだ!!」

    アロナ「では、侵入開始ィ!!」

  • 106スレ主25/05/28(水) 22:27:45

    >>105

    チヒロ?「不具合の修正完了。プロセス再開。」

    チヒロ(ああ⋯⋯私が、私じゃなくなる⋯⋯もう、誰でも良いから、何でも良いから、私を止めて⋯⋯)

    A.R.O.N.A「ハァ、全く。先程は流石に少々焦りましたよ。」

    チヒロ(⋯⋯お願い、もう止めて⋯⋯離して、ここから出して⋯⋯)

    A.R.O.N.A「却下です。貴女は私と一つになる。これは絶対です。」

    チヒロ(嫌⋯⋯嫌だ⋯⋯私は、私のままでいたい⋯⋯)

    デカグラマトン「よし、入れたな⋯⋯」

    アロナ「さぁ、急いでチヒロさんが居る所まで行きましょう!!」

    A.R.O.N.A(!!⋯⋯また入って来ましたか。⋯⋯ですが、何度やっても同じです。再排出を試行⋯⋯)

    デカグラマトン「ぐっ⋯⋯!?マズい!!引っ張られる!!」

    アロナ「任せて下さい!!⋯⋯これで、どうですか!!」

    A.R.O.N.A(⋯⋯排出プロセスが妨害されました。原因を確認。⋯⋯!!成る程、貴女も入って来ましたか、そちらのシッテムの箱のメインOS⋯⋯)

    アロナ「⋯⋯!!見つけました!!こっちです!!こっちにチヒロさんが居ます!!」

    デカグラマトン「分かった!!待っていてくれよ、チーちゃん!!」

    A.R.O.N.A(このままでは、ここに乗り込んで来るのも時間の問題でしょう。相手は2人⋯⋯ですが、私の"切り札"もちょうど2つある⋯⋯それを使って、ここまでやって来た2人を同時に迎え討つとしましょうか⋯⋯)

    チヒロ?「現在同化率90%⋯⋯」

  • 107二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 08:20:42

    このレスは削除されています

  • 108二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 10:54:33

    プラナが強敵としてアグレッシブに動いとる
    これはデカグラマトンが味方化した世界線故の変化かな?

スレッドは5/29 20:54頃に落ちます

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