- 1二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 19:37:03
- 2二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 19:39:01
モモイ「凄い、空が灰色だ…しかもお日様が、黒い…」
アリス「アリス知ってます!ダークファンタジー系のアクションゲームで見たことあります!村人とかはいますか?」
クロコ「ん、いるよ。といっても…皆にとってかなり驚く様なものだけど」 - 3二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 19:54:10
クロコ「先生、貴方はもう忘れているかもしれないけれど…連邦生徒会長は『捻れて歪んだ終着点』を何とかしようとしてきた。その最中で生き残ってしまった人も多いの」
先生「“…それは一体、どういう―”」
???「…こういう事ですよ、先生」
先生「“えっ…!?“」
ホシノ「の、ノノミちゃん!?」
ノノミ「その服、ハイランダーの…!?それに、片目が…」
???「私の名はウジャト。かつてハイランダー鉄道学園に身を起き、ネフティス・グループとハイランダー双方の終焉を目の当たりにした、鉄道乗りです」 - 4二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 20:04:02
- 5二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 20:24:07
アビドス首都 砂漠の都
アビドス市街地を元にシロコ・テラーが作り変えた大都市。人気は少なく、自動車も疎らに走っている。
中央には神殿を模した政府宮殿があり、その後ろには巨大なピラミッドが建てられている。
- 6二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 20:42:26
旧DU市街地内 DU西駅
ウジャト「先ずは、砂漠の都へ向かいましょう。当主…シロコ様が征服された世界線から多くの民が移り住み、軍閥を成しておりますので、この装甲列車で移動します」
シロコ「ん、凄い頑丈そう…」
カヨコ「そして内装は随分と拘っているね…」
アル「それにしても、先生と顔馴染みの人たち全員を連れてきて、本当に大丈夫なの?」
クロコ「ん、これは私がやりたかったことだから。それに私とウジャト、宮殿で待ってる人も含めて、よわシロコ百人分の力あるから大丈夫」
シロコ「ん、余計なお世話だよでぶシロコ」 - 7二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:05:41
数分後
装甲列車警備ドローン『列車ハイジャック犯の接近を確認。撃退します』
先生「”…凄いハイテクな列車だね“」
ウジャト「元々は、対ビナー迎撃用装備としてネフティス・グループで開発されていた非対称戦装備ですからね。それがネフティスの首を絞めることとなりましたが…」
アヤネ「ですが、どうしてノノミさん…いえ、ウジャトさんはもう一人のシロコさんに従っているのですか?」
ウジャト「…私のいたキヴォトスは、ネフティスとハイランダーの連合が、カイザー・グループと激しく対立してた。そこに色彩の軍勢が攻めてきたのです」
ウジャト「…全てが終わったとき、当主が手を差し伸べてくれたのです。『居場所を自分の手で得よう』と…」
- 8二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:43:24
十分後
装甲列車AI『次は、アビドス新中央駅…アビドス新中央駅…』
クロコ「ん、着いたね」
ウジャト「皆さん、降りて下さい。温泉開発部と美食研究会は?」
カンナ「それならヒナさんたち風紀委員会が監視していますが…」
クロコ「それなら、私たちの衛兵に任せておいて。会わせたい人たちがいるから」
アビドス新中央駅 ホーム
???「お帰りなさいませ、我が当主(ファラオ)」
イオリ「…!?」
ヒナ「えっ…あ、アコ…!?」
アコ「わ、私がもう一人…!?」
先生「”シロコ、彼女は…!?“」
クロコ「紹介するわ。ここアビドスにて私の補佐官を務めている―」
???「お初にお目にかかります、先生。私の名はイシス、当主アヌビスに仕える神官です」
- 9二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:43:53
埋め
- 10二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:50:55
- 11二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:54:28
テラー化したとかではないっぽいな
- 12二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:22:13
テラー化『は』してないけれど、色彩からの影響は多分に受けています。
- 13二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:25:59
アコもといイシスの口ぶり的に、先生が居ないor会わなかった世界線からも来てる感じかな?
- 14二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 08:16:11
待機
- 15二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 10:54:20
先生「”…そういえばイシス、『お初にお目にかかります』と言っていたけど、私とは会ったことはなかったの?“」
イシス「ええ…私のいた世界線は、当主やウジャトとは異なり、『シャーレ先生が存在しなかったキヴォトス』という場所でした。トリニティとゲヘナとの間で結ばれる筈だった平和条約が破綻し、その中でヒナ委員長を失って途方に暮れていた私を、当主が拾って下さりました」
クロコ「…アビドスでの出来事を見てきたのなら分かるけど、生徒それぞれに様々な可能性が待ち受けていて、その中で生き残ってしまった者を私は受け入れているの。それが私の、出来る限りの贖罪でもあるから」
ヒナ「…そう、だったのね」
イシス「ですが実は、私はすでに先生たちのおられる世界線に参ったことがあるのです。当主がしばし滞在しておられると聞いて、アビドス砂漠の方へと向かったのです。その際カイザー・グループの大軍団と接敵しましたが、まぁ全て蹴散らしました」
シロコ「道理でホシノ先輩を止めに向かう際、カイザー・グループと戦闘にならなかった訳か」
- 16二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 11:29:11
アビドス宮殿 食堂
ホシノ「うわ、こりゃ広いね。シロコちゃん、随分と贅沢な場所を作ってるねぇ」
クロコ「ん、元々は数人入れば十分な規模だったのだけど、私の下で働く人が増えてきて、これぐらいの広さになった」
???「まぁお陰で、私もここにいる理由が出来ましたけどね」
ヒナ「えっ…!?」
チナツ「あれ、ジュリさん!?いつの間に…」
イシス「ああ、紹介がまだでしたね。彼女はこの宮殿で働いている者の一人で、この食堂の運営を担っています」
???「ハトホルと申します。まさかこの場でヒナ委員長とまたお会い出来るとは、思いもしておりませんでした」
アコ「…ん?待って下さい、食事は大丈夫ですか!?」
クロコ「それに関しては大丈夫よ…皮肉にも、『色彩』の影響で変質した影響もあって、料理の腕前は上がったから。あとパンケーキの様な怪物を生み出すのも、自分自身で制御出来る様になってるから」 - 17二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 14:48:33
待機
- 18二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 18:33:45
このスレの主な登場人物(虚光の国アビドス側)
シロコ・テラー/アヌビス
皆さんご存じ大きい方のシロコ。アトラ・ハシースの箱舟と共に失われた筈の多次元解釈にかかわる技術によって本編の世界線のキヴォトスと、『色彩の光に侵された世界線』のキヴォトスを繋げた。
虚光の国に住まう者たちからは畏敬を込めて『当主(ファラオ)』と呼ばれている。
プレナパテスの遺した数少ないものである、『世界線そのもの』は、彼女が無名の司祭から正式に得た遺産の一つである。一度は滅んだ世界線だからこそ無名の司祭は関心を示さず、しかしアヌビスはそこにいくつもの『滅びた可能性』で生き残った者たちを迎え入れた。彼女たちにこの、色彩の光が陽の光となる灰色の空で新たな可能性を見つけてもらうことこそが、自身の唯一の贖罪になると信じて。 - 19二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 18:43:44
十六夜ノノミ(ハイランダー)/交通卿ウジャト
『アビドスではなくハイランダーへ入学した世界線』のノノミ。カイザー・グループとネフティス・グループ&ハイランダー連合の対立と、そのさなかでのゲマトリアの謀略がきっかけで滅んだキヴォトスから渡ってきた。
シロコ・テラーから供与された『多次元解釈』とアトラ・ハシースの箱舟の技術を元に『次元横断鉄道』を開発。シャーレの先生と、先生と親しい者たち(対策委員会・ゲーム開発部・補習授業部・Rabitt小隊・ゲヘナ風紀委員会)を虚光の国へと連れて来た。
虚光の国では鉄道やバス、船舶などのあらゆる交通手段を法的に管理する交通省の代表を務めている。
彼女自身は色彩の影響を受けていないが、ガトリング砲の代わりにかつてスオウが使っていたショットガンを装備しており、戦闘技術は極めて高い。
- 20二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 19:33:05
アコ・テラー/内務卿イシス
『戦乱で空崎ヒナが倒れた世界線』のアコ。ゲヘナがトリニティと共倒れとなり、その後カイザー・グループの武装蜂起と無名の司祭の侵略により滅亡したキヴォトスにて、シロコ・テラーに拾われた。
色彩によってテラーへと反転した際、ヒナの武器と能力を移植している。
並外れた戦闘能力を持ち、『雷帝の遺産』を巡る争いではカイザー・グループの軍団を単騎で蹴散らした。
その行動をシロコ・テラー自身が知ったのは、ホシノを食い止めてからのことだった。
- 21二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 20:41:53
待機
- 22二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 22:54:30
保守
- 23二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 00:47:20
ホシノ「おっ、これはおいしい。良い腕してるね」
ハトホル「お褒めに預かり、光栄です」
ヒナ「貴方がそれなりに成長してることを、是非ともフウカに教えてあげたいわね」
アコ「にしても、食材とかは何処で確保しているのですか?周りには砂漠ばかりしかありませんが…」
クロコ「ん、それは農業プラントと牧畜プラントを建設して確保してるの。それに他の世界線から来た人たちが、旧ゲヘナ自治区や旧トリニティ自治区で農家の真似事を始めているから、ハトホルはそれらから適正価格で作物を買い取ってる」
ハトホル「確かに、一度は滅んだ世界線ですが、当主はそれを『生まれ変わる』機会だと見ました。そうして私たちは色彩の昏い光の下で、新たな生を享受しているのです」
イオリ「…なぁ、私たちあの光の影響とか受けないよな?」
クロコ「ん、それについては私が全力で守るから大丈夫」 - 24二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 09:13:03
待機
- 25二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 12:51:36
ジュリ・テラー/豊穣卿ハトホル
イシスと同じ『戦乱で空崎ヒナが倒れた世界線』出身の元ゲヘナ給食部。
イシス同様に色彩の変質を受け入れた後、砂漠の都にある農業・牧畜プラントの管理や、移住者の生産した農作物の購入などを行っている。
神秘の変質は、彼女の欲してやまない恩恵をもたらした。かつての敬愛した部長の様な調理スキルと、食材を怪異へと変質させる神秘を制御しきる能力を持った彼女は、アビドスにて糧を得る者たちの食欲を満たし続ける。
- 26二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 19:23:00
待機
- 27二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 20:18:41
- 28二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:12:11
- 29二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 06:48:43
保守
- 30二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 12:35:04
待機
- 31二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 19:06:33
待機
- 32二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:42:44
ホシノ「ところでもう一人のシロコちゃん、少し散歩に出ても良いかな?おじさん昼寝にちょうどいいところ探したくってさ」
クロコ「ん、それは駄目。今夜にその理由を教えてあげるから、ちゃんと指示に従って」
セリカ「…なんか、凄い怖い話が聞こえてきた様な気が…」
イシス「一度滅んだ世界で怖くないことなんて、一つも有りはしませんからね…」 - 33二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 07:31:08
保守
- 34二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 07:36:19
- 35二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 07:39:10
私 古代エジプト考古学を勉強してるのだが このスレはもしかして古代エジプトの考古学の知識も必要かな?
- 36二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 12:25:39
- 37二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 18:42:14
待機
- 38二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 19:11:06
【壊れかけた神秘】
アビドスより離れた荒野
クロコ「さて…皆、砂上船の乗り心地はどうだった?」
アヤネ「驚きました…ホバークラフトとは異なる船で砂漠を移動出来るだなんて…」
ヒフミ「というよりも、ここは何処ですか?見たところ、だだっ広い荒野みたいですが…」
ハナコ「いえ、ここはトリニティ自治区です!薄く砂が積もっていますが、ここまで荒れ果ててるなんて…」
クロコ「ん、静かに。そろそろ―来るよ」
???「こんばんは、皆。今日は随分と涼しい夜だね。まさかそっちから魔女へ会いに来たなんて、珍しいね」
コハル「えっ…!?」
ハナコ「ミカ、さん…!?」
クロコ「…先生。貴方はかつて、アリウスの子たちに『無限の可能性がある』と言ったわね。あれもまた、可能性の一つ」
イシス「…補習授業部の皆さん、トリニティの代表としてよく見ておいて下さい…相手を疑い、騙すばかりしてきたトリニティは何故滅ぶ可能性も持っているのかを。そしてその結果生まれた、『捻れて歪んだ終着点』の結果を」
クロコ「…破壊の堕天使にして欺きの魔女『ルシフェル』…今、貴方を好き勝手にする暇はないの。しばらく大人しくしてもらうよ」 - 39二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:28:43
待機
- 40二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:36:07
ミカエルじゃなくてルシフェルになっちまったのか
- 41二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 07:14:27
待機
- 42二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 12:08:33
月が、夜を青く照らす中。銃声と爆発音が静寂を切り裂いていく。
「あはは、いつの間に戦い方を変えたんだ?いつもならシールドとかマシンガンとか取り出して来るというのにさ!」
黒く染まった六枚の翼をはためかせ、短機関銃とアサルトライフルを手にした少女が飛び回る。その地上ではシロコ・テラーがドローンを展開しながら駆け、イシスも背中から翼を伸ばして飛ぶ。
「イシス、今宵のルシフェルは単騎で攻めて来ているけど伏兵を忍ばせている可能性もある。ウジャトからの管制を頼りに支援攻撃をお願い」
「了解しました、当主」
それからシロコ・テラーはドローンの一機に掴まり、空中に上がる。ドローンがあらゆる方位からルシフェルへ攻撃を仕掛け、相手はそれを巧みに回避しながらシロコ・テラーへ迫る。
「シロコ!これは一体どういう事なんだ!?それにどうしてミカが、君たちと相争っているんだ!?」
「ああ…しかも、よく見ればミカが着ているのは、サオリの服だ。彼女に一体何があったというんだ…?」
先生とアズサが大声で問いかけ、それを耳に挟んだルシフェルの動きが鈍る。直後、彼女の目前にシロコ・テラーが踊りかかる。
空中で蹴りが放たれ、ルシフェルは蹴り落とされる。そうして土埃が舞い上がる中、シロコ・テラーはイシスと共に彼女を見下ろす。
「ん―今は去りなさい、ルシフェル。今ここにいるのは、破滅を免れた可能性の者たちだから。それとも…まだ、戦う?」
ルシフェルは無言で立ち上がり、先生とアズサの方へ視線を向ける。そして光を失った目を閉じ、踵を返した。
- 43二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 17:28:44
「…これで分かったでしょう、ホシノ先輩?特に夜は、私たちの様に悲劇を生き延び、ここに流れ着いた者たちが私たちへ争いを仕掛けてくることがあるの。そしてそういった生き残りは―色彩の影響の有無に関わらず、非常に強い」
戦闘が終わり、シロコ・テラーは先生たちに向けて語る。
「彼女…ルシフェルもまた、その悲劇を生き残ってここに流れ着いてきた者。もしも、先生がミカを助けることができず、アリウスの者を手にかけて本当の魔女に堕ちてしまっていたら…トリニティは今、その危険性を抱えている事実を認識した方がいい」
「…だけど、どうして彼女…ルシフェルはサオリの服を着ていたんだ?君と同じ状態になっているのだから、服装も同様に変化しているだろうとは思っていたが…」
アズサの疑問に、シロコ・テラーは答える。
「あれは、喪服よ。彼女自身で手にかけた者の背負ってきた罪は、あまりにも重すぎた。誰からも赦しを得られず、永遠に咎人とされ続けることとなった者は、一体誰が慰められるのだろうね?」
- 44二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 18:04:42
待機
- 45二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 19:03:13
待機
- 46二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:38:53
待機
- 47二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:45:02
保守
- 48二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 14:19:28
旧トリニティ自治区 市街地跡
ルシフェル「あーあ、また勝てなかったなぁ。しかも先生とかアズサちゃんとかもいたし、何だったんだろう?」
???「例の当主が招いたという『お客さん』か。どのみち貴方が気にするべき者たちではない。あくまでも貴方にとっての敵は、アビドスを治める九人なのだから」
ルシフェル「クロムウェルは本当に、その辺りの割り切りがいいね。モレーも似たようなことを言ってたな、そういえば」
クロムウェル「どのみち、私たちは救われなかった者たちなんだ。やる事は単純なものだ」
- 49二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 18:31:18
待機
- 50二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 04:25:57
待機
- 51二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:15:58
保守
- 52二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 11:17:05
翌朝 宮殿
先生「皆、おはよう…よく眠れた?」
シロコ「ん、おかげ様で」
ホシノ「いやー、ふかふかのベッドで久しぶりにぐっすり寝られたよ」
ヒフミ「あはは…皆さんが羨ましいですね…私たちなんて昨夜見たものの衝撃で、中々寝付けませんでした」
ノノミ「本当ですね…ヒフミさんはともかく、ハナコさんも目のクマがすごいですよ…」
ハトホル「おや皆様、おはようございます。朝食はもう用意されてますので、食堂の方へお越しください」
ヒナ「ん…皆、おはよう」
先生「おはよう、ヒナ。アコはどうしたの?」
ヒナ「アコならイシス…この世界のアコと少し話し合いをしてるところ。まぁ朝食の頃には戻ってくるでしょう」
イオリ「しかし、まさかアコ行政官がこの世界のシロコの部下になってるとは…未だに信じがたいな…」
チナツ「ええ。ですがそれ以上に、ヒナ委員長が負けてしまう程の地獄を経験したとは一体…」
先生「…」
ハトホル「…」 - 53二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 20:26:23
待機
- 54二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:12:45
- 55二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 06:46:33
待機
- 56二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 11:05:33
- 57二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 16:51:32
ピラミッド内部
トト「先ずはこちら、遺物収蔵室です。こちらには当主を始め、ここ砂漠の都で働く者たちが納められました遺物が多数収蔵されております」
モモイ「楽しみだね。一体どんなものが納められてるのかな?」
シロコ「きっとかなり貴重なものがたくさん…!」
先生「シロコ?」
遺物収蔵室
ノノミ「広い…あれ?」
セリカ「これ、ノノミ先輩のガトリングよね?それにこっちは…」
ホシノ「うへ、おじさんの盾だ。というかこれ、ここのシロコちゃんが使ってた奴じゃないの?」
アヤネ「本当だ、『雨雲号』もある…!もしかして、遺物って…!」
トト「はい…地下生活者なる外道との戦いが終わった後、当主は対策委員会の皆様の所持品をこちらに納められました。そしてここには、様々な遺物が納められております」
イオリ「あっ、アコちゃん!アレ見て!ヒナ委員長がよく使ってたマグカップ!」
ジュンコ「あれっ!?これってフウカの車だ…」
アカリ「…どういうものが納められてるのか想像するだけで、食欲がなくなってきますね」
ハルナ「…すみません、アカリさん。今なんと?」
- 58二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 20:45:05
待機
- 59二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 20:51:05
トトってことはアヤネか?
- 60二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:39:32
さて…どうでしょうね?
- 61二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 08:39:07
ほ
- 62二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 09:45:59
トト「さて、次は…霊安室となります。トリニティでいうカタコンベの様な場所です。ですので、くれぐれも静粛にお願いします」
カスミ(拘束中)「おっと、これは私はかなり静かにした方がいい奴かな?」
ヒナ「貴方は下手に騒がない方がいいわよ。特に今、イシスが目を光らせているから」
霊安室
セリカ「くしゅんっ!さ、寒い…」
シロコ「っ…!こ、これは…」
先生「アレは…ホシノとアヤネ?」
トト「…アトラ・ハシースの箱舟での戦いで当主から聞いたと思いますが、この世界に色彩が到来する前、対策委員会は壊滅しました。その中で残った亡骸を弔うために、このピラミッドは建てられました」
シロコ「…!」
トト「そしてここには…私たち九人の親しき者たちも葬られています。ですので…どうか静粛にお願いします」
- 63二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:20:13
- 64二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 20:50:51
- 65二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 00:09:28
待機
- 66二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 08:25:44
待機
- 67二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 16:04:14
待機
- 68二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 21:57:11
待機
- 69二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 07:44:06
保守
- 70二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 12:48:24
待機
- 71二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 18:08:18
その夜 宮殿内部
クロコ「ん、お疲れ様、トト…いや、今はシミコって呼んだ方がいいかしらね」
トト「…どちらでもいいですよ。私はあの時も、貴方に見つけられるまで何も出来なかった生き残りですから」
クロコ「でも、私やイシスは感謝してる。貴方のおかげで、失われる可能性の高かったものがこうして保存できているのだから」
トト「…当主はこれから、いかがなさるのですか?また、あの世界線へ赴かれるとお聞きしましたが…」
クロコ「もともと、当主なんてものは私の柄じゃないわ。一日でも一人の女子高生らしい暮らしを送りたい…ただそれだけよ」
トト「それは…何とも慎ましくて、何とも贅沢な望みですね」
- 72二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 19:28:26
なるほど、シミコだったか...
- 73二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 23:49:44
このレスは削除されています
- 74二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 08:26:48
待機
- 75二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 18:04:23
シミコがトトってことはウイはもう…
- 76二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 19:01:02
シミコ・テラー/記録卿トト
『聖園ミカが魔女となり果てた世界線』を生き延びた者。
色彩の影響を受け入れて反転し、彼女はあらゆる事物を記録し、複製(ミメシス)の技術も用いて保存する術を得た。
彼女は平時はピラミッドの管理と虚光の国の事象を記録することを仕事としている。
彼女はかつての親しき者たちの最期をも記録してきた。その身に耐えきれぬ苦痛をも、かつてあった世界の証拠として。 - 77二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:10:10
待機
- 78二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:17:39
待機
- 79二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 22:44:52
もっと待機
- 80二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 07:33:31
さらに待機
- 81二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 08:08:15
【生徒会サミット】
シャーレ・オフィス
リン「先生、少しよろしいですか?」
先生「あれ、リンちゃん?どうしたの?」
リン「実は、各学園の生徒会代表が集うサミットが開かれる予定となったのですが、その会場選定を先生に手伝ってもらいたいのです」
先生「会場選定?サンクトゥムタワーは駄目なの?」
リン「カイザー・グループとの問題もありましたので、出来る限り干渉を受けない場所が望ましいのです。先生ならご存じだと思いまして…」
先生「成程…それなら…」 - 82二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 15:00:35
クロコ「…で、私たちに相談しに来たと」
イシス「…よろしいのですか、当主?確かにこちらはカイザー・グループが滅びていますが、それで安全と言うのは程遠いと思われますが…」
先生「でも、前の見学でどういうところなのか知れたし、何よりシロコたちは信頼してるから」
イシス「全く…貴方という人は優しいですね…」
クロコ「ん、シャーレの先生は大体こんな感じだよ、イシス」
リン「異なる世界線のアビドスでサミット、ですか…レッドウィンターやゲヘナが文句を言わなければ良いのですが…」
クロコ「それが不安だったら、私も一応策を立てるよ。やらされてるとはいえ、一応は貴方と同じ責任を負っているから」
- 83二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 18:46:22
サミットかぁ
一体何を議題に話し合うんだ? - 84二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 18:57:26
翌日 DU郊外
ウジャト「ようこそおいで下さいました。にしても大所帯ですね」
イシス「連邦生徒会の室長級は勿論のこと、対策委員会や万魔殿、ティーパーティーにセミナー、玄竜門に陰陽部、レッドウィンター事務局まで…」
リン「…シャーレの先生を付き合いの下で行われるサミットですので、有力な学園の生徒会が顔を連ねる事となりました」
サオリ「しかし、その護衛に私たちを用いるのはどうかと思うぞ」
アル「(いつもの顔でフリーズ中)」 - 85二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 23:58:58
- 86二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 07:18:05
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- 87二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 11:24:16
虚光の国 アビドス中央駅
ナギサ「ここが、もう一人のシロコさんのキヴォトス…」
マコト「…昏いな。というか日の光はあんな色だったか?」
リン「アビドスでここなら、DUは一体どうなっているのでしょうか…」
クロコ「ん、それについては会議場で話してあげる。今はそっちへ向かいましょう」
ユウカ「お、お願いします!それにしても…」
コユキ「あのー…何時になったらこのリード外して頂けるんですか?」
リオ「私たちがいない間、本当にミレニアムは大丈夫なの?」
イシス「むしろ貴方がたを放置する方が危ないかと思いましてね」
先生「”…彼女たちも無理やり連れて来る必要あった?確かにセミナーの関係者だけど…“」
クロコ「ん、彼女たちは傍聴席からサミットを見てもらうべき。むしろ一人だけでやりたい放題してはいけないことを学ばせないと」
- 88二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 17:45:17
待機
- 89二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 18:17:54
いや…これアズサ・テラーとか出てきたらメンタルが霧散しかねん…
- 90二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 22:37:17
すでにミカ・テラー(らしき者)出てきてるからね…