- 1二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 23:33:45
- 2二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 23:34:40
ウララお姉ちゃんの中あったいかいね…パンパンパン
- 3二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 23:35:07
イクー!
- 4二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 23:35:50
ワシはこの村の長老じゃが…遥か南より来たりし者が尊い物語を書き記すという言い伝えがあってのう…
- 5二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 23:36:38
お始物
- 6二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 23:37:22
そうしたいのは山々だが私はヒシアマを持っていないッ!エミュがグダグダになり物語を紡ぐ事が出来ない可能性が高いのだッ!
- 7二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 23:46:24
「なんだか悪いね。せっかくの休みなのに子守りなんてさ」
粗方の支度を終えたヒシアマゾンが頭を下げるのへ、
「えへへ。大丈夫ですよ」
すでに彼女の幼き息子と仲良くなり、手遊びを始めたハルウララが笑みを返す。
トレセン学園の生徒であったのは遠い昔…とまではいかないが、地元高知のレース界…ひいては県全土の盛り上りを担うほどのタレントウマ娘となったウララは、先日大きなイベントを終えたばかりで、一週間の休暇を得ていた。
果たしてウララは、その休暇の全てをヒシアマゾンの息子の面倒に費やすことに決めたのだ。
「ヒシアマさんだって、お仕事で忙しいだろうし」
「…堅苦しいね。いつもの調子でいいのに。テレビであんたを見るときは、学園にいた頃の調子だたじゃないか」
「…えへへ」
ウララが照れ臭そうに笑ったとき、掛け時計の時刻がヒシアマゾンの出勤時間を伝える。
「おっと!じゃ、いってくるよ!」
「いってらっしゃい!」
嵐のように家をあとにするヒシアマゾンを、その息子と共にウララは見送った - 8二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 23:47:32
きたああああああああ
- 9二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 23:48:50
感謝⋯ッ!圧倒的感謝⋯ッ!
- 10二次元好きの匿名さん22/03/30(水) 23:59:33
見送ってすぐ、幼子の視線が自身に向けられていることに気がつく。
「どーしたの?」
首をかしげてとうと、
「ほんもののうららちゃんだよね?!」
幼子は目を輝かせてウララに詰め寄る。
高知のアイドルハルウララの知名度は、こんなにも小さな子供にまで及んでいるらしい。
「かーちゃんがいってた!うららちゃんは、とってもえらくてかっこよくてつよいウマムスメなんだって!」
顔をぐんぐん近づけ、腕をブンブン振って興奮気味に語る姿は、かつて学園のファン感謝祭で見た熱心なファンのよう。
もちろん高知でもその熱気を感じないではないが、一対一で受けとると、また違った感覚を覚える。
いつしか学園寮のキングヘイローが、「ファンレターは一対一で応えたいの」と言っていたが、その意味をなんとなく理解できたような気がしたウララだった。
(だったら、わたしも一対一で応えなきゃ!)
大親友の気高き姿に決意を得たウララは、
「まーくんは、なにして遊びたい?」
「うららちゃんとレース!」
間、髪を入れぬ返答にもウララは動じず、
「よし!わかった!」
いつかのどーじょーやぶりを、まさか自分が受けることになるとは…とおかしく思いつつ、幼子を連れて外に飛び出した。 - 11二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 00:01:01
ヒシアマさんとウララの絡みあるイベント教えて
- 12二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 00:06:46
実馬はマーサファームで一緒に暮らしてるんだよね
- 13二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 00:12:33
ヒシアマゾンの子供は、かつて彼女の現役時代を支えた…というよりも半身のような存在であったトレーナーとの間にでき、人間の男の子だ。
故に年上かつウマ娘のウララを負かせる要素はない。だが…。
「はぁ…はぁ…たのしいね!」
半ば鬼ごっこと化しているレース(50メートルを走っては休憩)に一息を入れていると、息を整えつつも幼子はにかりと笑うのだ。
その姿が、かつての自分と重なる。
今だって、毎日を楽しんで生きていないではないし、レースだって高知を盛り上げるイベントレースを主に走っているウララなのだが、やはり青春を費やしたあの頃の情熱には及ばないものがあるようだ。
「よーし!もういっぽん!」
「大丈夫?疲れない?」
「つかれるけど、たのしいから!」
とはいえまだまだ小さな男の子。未成熟のうちから無理を越えた運動は何を引き起こすか知れたものではない。
トュインクル・シリーズを目指すライバルたちの中に、そうして涙を飲んだ友達を何人も見てきた。
するとウララは、ひょいと幼子を肩車し、しっかりと彼の足を持つとゆっさゆっさと歩きだす。
「そーれ。おひさまぱっぱかー!」
「うまぴょいだ!」
すぐさまレースの熱意からウマ娘の肩車の興奮へと切り替わった幼子は、すごいすごいと体を揺らす。
すると、様子を見ていた他の親子連れが、
「…もしかして、ウララちゃん?」
オフの日でも顔を隠すようなことはしないウララは、すぐさま注目の的になった。 - 14二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 00:28:59
それからは公園全体を巻き込んで、非公式のイベントという様相であった。
中にはウマ娘の子供だっていたし、その子達を一編にまきこんで、ウララ一人を追いかける鬼ごっこをしたり、走り方の教室を開いたり。その脚力を活かして、子供たちを背負ったウララが大ジャンプして即席の絶叫マシンになったり。
気がつけば夕方で、子供連れたちは惜しむように帰路についていった。
「たのしかったー!」
「ねー」
ヒシアマゾンの息子を背負ったウララも、帰りの途に。すると、背後からぱしんと背中を叩くものが。
「あっ!ヒシアマさん!」
そこには両手にビニル袋を引っ提げたヒシアマゾンが。
「お仕事、忙しいんでしょ?」
「なぁに。家に持ち帰って続きはやるさ」
それより、さ。と言ってヒシアマゾンはウララの顔を覗き込む。
「うん。あんた、いい顔するようになったよ」
「え?」
「自分じゃ気づかなかったかもしれないけど、あんた結構疲れた顔してたよ。ほんとに仕事も楽しんでやってるから、疲れを感じる暇もないんだろ?」
「そうなのかなぁ」
「それそれ。口調がいつものに戻ってるのが何よりの証拠さ。なにかいいことでもあったんだろ」
満足げに頷いたヒシアマゾンは、そのままビニル袋のひとつを掲げて、
「今日はごちそうだ。ヒシアマ姐さん特性のニンジンハンバーグ!バンズも買ったから、ハンバーガーにも出来るよ」
「ほんと!?やったー!」
ウララの歓喜の声に続き、微かな寝息が聞こえる。
疲れはてたヒシアマゾンの息子は、すでに夢の中のようだ。
「ウララは、もうピクルスは食べられるようになったのかい?」
「…うぅ…まだ苦手ー」
「いいこと聞いた。だったら、分からないようにピクルス入れてやろう」
「えー!?」
おわり。
ごめん。1日分しか出来なかった。
ヒシアマ姐さんは、まだお出迎えできてないからサポカイベントや他ウマ娘の育成ストーリーを参考にしてるから不備があるかも。 - 15二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 00:30:35
素晴らしい物を見た⋯ありがとう⋯ありがとう⋯ッ!
- 16二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 00:31:38
おつおつ!
ありがとう…めっちゃほっこりした
ピクルスまだ食べられないんだね可愛い - 17二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 00:32:44
尊い……しゅき……
- 18二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 03:50:47
永久保存スレに認定だわ
- 19二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 11:12:11
良かった⋯
- 20二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 11:13:37
良い
- 21二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 11:37:14
良い……
- 22二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 23:36:29
テレワーク編も思いついたけど、仕事だから書けんわ…