【オリキャラ🎲】AA-12を持つ少女愛宕アオバPart13

  • 1アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:34:52

    【あらすじ】
    RABBIT小隊と少しずつ打ち解けていくアオバと先生。
    ある日突然カンナが制圧部隊を引き連れRABBIT小隊を捕まえようとする。
    警告もせず武力行使をしようとするカンナを説得しようとするが話を聞いてもらえないアオバはつい衝動的に銃を向けてしまうのだった。

  • 2アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:38:09

    ※少しタイトル変更しました
    理由は同じ名前の生徒「内海アオバ」が実装され紛らわしくなるといけないからです。
    まさかこんな事が…

  • 3アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:39:42
  • 4アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:40:08
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  • 5アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:40:36
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  • 6アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:41:52

    【プロフィール】
    愛宕 アオバ
    160cm
    胸は中の上程度、お尻は小さめ
    黒髪ミディアム(肩にかかる程度)
    一人称 私 本官
    ヴァルキューレ警察学校公安局所属3年生

  • 7アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:43:43
    テイク式女キャラメーカー女の子とか中性的な男の子とか作れます

    非商用、無加工でご利用ください

    NG例

    ・二次配布

    ・画像やキャラメーカー自体の自作発言

    ・トレス/模写した画像の公開

    ・AI生成イラストへの利用

    ・収益化済みの各種アカウントでの利用

    ・加工全般(色の変更、加筆、Live2D化等)

    OK例

    ・収益化なしの各種アカウントのアイコン・ヘッダー画像

    (Twitter, Instagram, LINE, Youtube, pixiv, Twitch, etc.)

    ・配信時のサムネイル

    ・TRPGプレイ時やリプレイ動画の立ち絵

    ・夢絵のコテキャ

    ・他イラストレーター様に依頼をする際の参考資料

    ・一部加工(サイズ変更、トリミング、左右反転、フレーム追加、文字追加のみ)

    ・作成した画像を参考に、「独自の絵柄で」イラストを作成、公開する行為

    (キャラメーカーで作成した探索者を自分の絵柄で描きたい!等を想定) ※トレスはNG

    【お問い合わせ】

    Twitter→ https://twitter.com/anrm_teina

    マシュマロ→ https://marshmallow-qa.com/anrm_teina

    ※パーツ追加依頼は目を通していますが回答はしておりません(追加できるかわからないため)

    ※利用方法に関しては具体的な状況がわからないとお答えできないこともあるため、TwitterのDMにてご連絡ください。

    【更新情報】

    2021/1/27 リリース

    2022/12/7 著者表示をTwitterID「@anrm_teina」からメーカー名「#テイク式女キャラメーカー」に変更

    2023/ 2/7 注意事項表示パーツを追加。注意事項を確認後、著者表示パーツに切り替えるよう仕様変更
    picrew.me


    アオバの外見です

  • 8アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:44:16

    ステータス紹介

    【アオバ能力ステータス】
    主要な部分を載せます
    戦闘力62→89
    持久力35→39
    耐久力71→83
    知力39→42
    腕力47
    機動力65
    政治74
    倫理32(悪党に対して)
    神秘83
    左が初期、右が成長後です。

  • 9二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 22:44:25

    あっ…好き。サンリオ好きそう

  • 10アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:46:01

    使用武器 AA‐12
    【第12号ヴァルキューレ試作散弾銃】
           ⬇️
        【Master Key】
    鍵は完成した。

  • 11アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:52:09

    前パートからの特殊ステータス【影響度】について

    章の最後辺りでアオバが今後のストーリー展開、人間関係に関わる選択をすることになる予定ですが、RABBIT小隊に味方する確率になります。

    数字が高い程アオバがRABBIT小隊に味方する確率が高くなります。


    現在影響度 91

  • 12アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:56:34

    本編再開


    何で私にはなにも話してくれないのか?
    どうして話を聞いてくれないのか?
    黒い感情が私を支配していく、そして衝動的に─

    カンナ「─何をしている?」
    私はカンナ局長に銃を向けてしまった。
    カンナ局長の声を聞いた瞬間これが駄目なことだと理解した、しかしこの衝動は理性では抑えられなかった。
    アオバ「話しを、聞いてください」
    銃を向けたまま一歩近づく、周りが私に向けて銃を構える。
    カンナ「警告する、銃を下ろせ」
    アオバ「これがあなたの正義ですか?!これが正しい行いですか?!」
    トリガーに掛かる指に力が入る。
    カンナ「2回目の警告だ、3度目はないぞ」
    アオバ「だから私の質問に答えてくださいッ!!」


    先生「"ちょっと待ってッ!!"」
    先生が私とカンナ局長の間に割り込む。
    アオバ「先生!?」
    カンナ「先生危険です、そこを離れてください」
    先生「"お互い冷静になって、アオバは銃を下ろして"」
    アオバ「でも─」
    先生「"今ここで暴力で訴えようとすることがアオバにとって正しいことなの?"」
    アオバ「それは…」
    怒りの感情が霧散していく、そして治安組織に所属していながら感情的に上司に銃を向けた事が恥ずべき行為だと私はようやく自覚した。

  • 13アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/09(金) 22:57:08

    先生「"2人とも忙しくて最近話し合えてないよね、一度落ち着いて話し合う時間が必要だよ、今結論を出してしまったらお互い一生後悔することになるかもしれないから"」
    先生の言葉に私も含め全員が銃を下ろす。
    先生「"─カンナ、急すぎて皆冷静な判断が出来ないから、皆が落ち着くまで待ってくれる?"」
    カンナ「─今月末まで待ちます、それまでに立ち退かないようでしたら今日のようになることは覚悟してください」
    カンナ局長が部下に合図を送る。
    アオバ「カンナ局長…」
    カンナ「上司に銃を向けた件、処分は免れないと思え」
    そう言い背を向けて部下を連れて撤収していく、私はその場に立ち尽くすしかなかった。

  • 14二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:09:08

    スレ立て感謝
    屋上行く前にコレやったの夢の所をショートカットした説ありそう…

  • 15二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:10:00

    >>14

    したと言うよりかはできた可能性ならあるかね…

  • 16二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 09:00:31

    保守

  • 17二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 16:48:41

    立て乙
    前スレを完走させられなくてすまない…

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:03:40

    夜ほ

  • 19アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/11(日) 01:26:32

    >>17

    お気遣いありがとうございます!

    あと保守とコメントしてくれる方にも感謝を!

  • 20アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/11(日) 01:27:00

    ヴァルキューレが撤収した後─
    サキ「くそっ、奇襲に対応出来なかった!」
    ヴァルキューレの襲撃、奇襲とは言えあのままでは全滅していたはずのRABBIT小隊、2度目の敗北を味わうこととなった。
    アオバ「カンナ局長…」
    上司の彼女達に対する横暴な行為、そして私の言葉に聞く耳を持たない態度─その事がショックで未だに立ち直れない。

    ミヤコ「前回と違い装備が明らかに良くなっていました、アレは一体どこから供給されたのか、そしてそんな資金があるのか疑問が多いです」
    アオバ「少なくともあれだけの装備を揃える資金はないはずです、母校のお財布事情は言いにくいのですが弾も節約しろと言うくらいなので」
    いつまでも引き摺ってはいられない、会話に参加し情報の共有を行う。
    モエ「にしては消費量激しい銃使ってるよね」
    アオバ「実は先生と行動してるときはシャーレの経費で落としてもらってるんですよ、普段はボックスマガジンなんです」
    20発の弾が数秒で無くなる私の散弾銃、先生の支援があるからこそドラムマガジンでの運用が出来るのだ。
    サキ「弾丸もケチるくらいの組織が私達を制圧するためだけにあれだけの装備を用意するとは思えないな」
    アオバ「そういえば先生を誘拐犯から助ける際、ヴァルキューレが浮浪者の強制的な立ち退きを行っているとその誘拐犯から聞きました」
    モエ「いつも後手なヴァルキューレが強制退去させるのには積極的なんて、もしかしてその件で誰かからお金受け取ってる?」
    母校が言われ放題なのは癪だが、不正があるのではないかと疑いたくなる気持ちも分からなくはない。

  • 21二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 09:56:15

    鋭い

  • 22二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 14:37:22

    さすがモエ

  • 23二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:06:21

  • 24二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:34:58

    このレスは削除されています

  • 25アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/12(月) 02:02:18

    >>24

    期間については原作通りですね

  • 26アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/12(月) 02:05:04

    先生「"─子ウサギタウンの再開発なんだけど、確かカイザーが行ってたよね?"」
    携帯で『子ウサギタウン再開発』で検索する、ネット記事にはカイザーコンストラクションの企業名があった。
    アオバ「そうですね、カイザー系列の企業です」
    先生「"私もかつてとある学校の手助けをしていた時『カイザーPMC』と衝突したことが合って、そういえばカイザーって色々な事業に手を出してたなって思って、兵器製造とかも"」
    モエ「つまりどういう事?」
    先生「"憶測なんだけど、ヴァルキューレはリベートをカイザーから受け取っていたんじゃないかなって思って"」
    アオバ「えっ?」
    リベート、一定の目標達成を条件に利益を一部割り戻しする仕組みの事。

    先生は私を見て申し訳なさそうに続ける。
    先生「"カイザーは子ウサギタウンの再開発の障害になりそうな人達を排除する際、ヴァルキューレに資金提供か武器供与を行って荒事を代わりに行ってもらってたんじゃないかなって思ったんだけど"」
    ミヤコ「…コンストラクションが将来的に得られる利益を依頼者に還元する体で系列会社から武器供与─なるほどあり得るかもしれません」
    サキ「だけど公的機関がコレを受け取るのって良いのか?」
    リベート自体は違法ではない。
    ただしこれが公的な職種─警察がこれに関わるとなると話は違う。
    ミヤコ「金銭や物品の受け取りは職権を用いて便宜を図ったとみなされ違法です」
    PMCのような民間企業ではないのだ、公的機関が私的に動いたとなれば信頼は大きく揺らぐ。

    アオバ「…つまり、カンナ局長は賄賂を受け取っていた…ということですか?」
    私はカンナ局長が何を目指そうとしているのか分からなくなっていた。

  • 27アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/12(月) 02:09:52

    ※訂正
    利益を依頼者に還元する体

    利益を受注者に還元する体

  • 28二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 07:24:04

    まあ後はアオバがカンナの事を理解してるならある程度は…な所までは来たな

  • 29二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 14:35:00

    動くのか、そろそろ…

  • 30二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 14:36:04

    このレスは削除されています

  • 31アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/12(月) 17:14:07

    申し訳ありません、言い訳になりますが時間もなく書き溜めも難しい状態です
    まだコメント保守してくれる人の為にも続けていく気です

  • 32アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/12(月) 17:14:57

    【ストーリー再開】

    ミユ「けど、繋がってるって証拠がないよ…」
    モエ「だよね証拠が無いのに騒いだところでむしろ武力行使が早まるだけかな」
    サキ「正直手詰まりだな…」
    ミヤコ「いえ、一つ解決策があります」
    先生「"それは?"」
    ミヤコ「おそらく書類やデータとして取引記録の保管はされているはずです、ヴァルキューレに潜入しそれを確保するのです」


    私が意気消沈差している横で何やら策を練っているようでミヤコの策に皆が驚いている。
    ヴァルキューレに忍び込み不正の証拠を見つけるとミヤコは言った。
    普段なら反対、なんならここで無理やり止めにでも入っただろうか?

    だけど不正の証拠を突きつければカンナ局長は私の話を聞いてくれるはず─
    アオバ「私も行きます」
    サキ「はぁ!?まだ行くって決まってないんだが…」
    モエ「というか良いのそれ?これから御宅の学校の不正を暴こうとしているのに」
    アオバ「私はカンナ局長の真意を知りたいのです」
    先生「"…アオバ、一度カンナと話し合ったほうが良いよ"」
    アオバ「いえ、このままでは碌な会話にならないと思います─今更元の関係に戻れるとは思いませんし」
    先生「"カンナはアオバが思うほど堕ちてはいないはずだよ"」
    アオバ「たぶん話しに行っても冷静では居られないかもしれません、私も連れて行ってください」

  • 33アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/12(月) 23:02:32

    先生「"アオバ…"」
    ミヤコ「私たちとしても内部を把握している方の助力があるのは心強いです、ただ覚悟はしておいてほしいです」
    アオバ「はい、どんな結果になろうと受け入れるつもりです」
    そして証拠があっても無くても公安局を辞する覚悟はしておく。
    警備局から公安局への異動に関してカンナ局長に取り立ててもらった恩がある、そしてトリニティでは助けに来てくれた。
    カンナ局長を疑って内部告発しようとした時点でその恩を仇で返す行い、そんな事をして公安局に残れるとは思っていない。

    今の地位を捨ててまでしたい事はカンナ局長が何を考えているのか、それを知りたいだけだ。
    夢で見た傷だらけになりながら先生を助けようとしていたカンナ局長、そんな自己犠牲も厭わない正義があの人の中にあるのか知りたかった。
    ミヤコ「ではアオバさんも同行するということで作戦会議を始めたいと思います、その前にアオバさんのコールサインを決めようと思います─」


    『RABBIT5』。
    それが僅かな間RABBIT小隊の一員として作戦に同行する私に与えられたコールサインだった。

  • 34二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:04:10

    91で選択はこっちに傾いたか…

  • 35二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 06:50:07

    新入りウサギだ

  • 36二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 07:35:42

    現地役が4人なの普通に良いだろうな…

  • 37二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 14:51:17

    実質ポイントマン二人体制みたいなもんやしな…

  • 38アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/13(火) 22:14:29

    『クローバー作戦』。
    内容は公安局とカイザーが取引しているであろう証拠『クローバー』を確保すること。

    ミヤコ「時刻は2330ポイントEに到着しました」
    私達は今本館内部に到着し、目的の『クローバー』があるはずの保管庫へとこれから向かう手順となっている。
    もちろん内部には監視カメラが設置され、見張りも居るはずなのだが─
    モエ『カメラはハッキング済み問題ないよ、ただ面倒なセキュリティのせいで30分が限界だからそれまでに済ませて』
    サキ「哨兵は…なし、機密文書を保管している本館なのにこの警備の甘さで敵ながら心配になるな」
    アオバ「うっ…」
    警備システムは簡単に突破され、警備の甘さを指摘されヴァルキューレ所属としてなんだか情けなくなってきた。

  • 39アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/13(火) 22:18:03

    ミユ「…モエちゃんは優秀なので、その…落ち込まなくてもいいかと…」
    アオバ「はい…」
    慰めの言葉も今は痛く感じる。
    ミヤコ「このままポイントSまで移動します」
    サキがポイントマンとして先行し、その少し後ろを私が続く、ポジションはサブのポイントマン。
    屋内の近接戦闘なら私の能力を十分発揮出来る。
    いざという時同校の生徒を撃つ覚悟をして来たのだが、目的の保管庫までは何の問題もなく到達出来た。
    サキ「潜入する側としては楽で良いんだが…同じ治安を守るための組織として情けない、だからヴァルキューレへの編入は嫌だったんだ」
    アオバ「…返す言葉もありません」
    …気を取り直して目の前には頑丈そうな保管庫の扉、物理的に破ろうとすればたちまち見張りが駆け付けるだろう。

    ミヤコ「ポイントSに到着、RABBIT3解錠をお願いします」
    モエ『了解っと、少し時間掛かる─』
    それから3分。
    モエ『解錠完了したよ』
    サキ「3分か、かなり掛かったな」
    モエ『仕方ないでしょ!機密文書の保管庫のセキュリティなんてこんなもんだよ!』
    アオバ「3分で『かなり』なんですね…」
    彼女達が本気を出せばヴァルキューレはおしまいなのでは…そう思わずにはいられなかった。

  • 40二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 23:02:35

    それでもスムーズに出来る辺りではあるのよな、この辺は…

  • 41アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/13(火) 23:21:28

    保管庫の内部へと入る、時間内に『クローバー』を探してここから脱出しなくてはならない。
    ミヤコ「それでは手分けして探しましょう、アオバさんは─」
    アオバ「私も探します、見つけても証拠隠滅はしませんから」
    ミヤコ「…それではお願いします」
    私も彼女達に混ざり『クローバー』探しをする。


    アオバ「…カイザーインダストリー、これかもしれない…」
    サキ「何、見つけたのか?」
    トップシークレット、カイザーインダストリーの単語が書かれた封筒の中から書類を出す。
    そこにはカイザーインダストリーからどの装備をどれだけ取引したかが記されていた。
    そして公安局の文字─カンナ局長がこの件に関わっていることは確実だった。
    アオバ「───」
    私の口から唸るような低いため息が漏れる。
    覚悟はしていた、しかし心に来るものはある。

    ミヤコ「…アオバさん、大丈夫ですか?」
    アオバ「…はい、大丈夫です」
    ここで取り乱さなかったのはカンナ局長への疑念が大きかったからだろう。
    疑念に対しての答えに、やはりそうだったかと思ってしまった。


    では夢で見た先生を助けるあの姿は何だったのだろうか…。

  • 42二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:30:41

    大丈夫か?

  • 43二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 14:45:09

    大丈夫だろう、問題も見つかったし…(フラグ)

  • 44二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 22:58:01

    >>41

    >夢で見た先生を助けるあの姿

    https://bbs.animanch.com/board/4791172/?res=115

  • 45二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 23:08:51

    正夢よ

  • 46二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 23:23:57

    >>45

     >>44のリンク先を見た上で言ってる?

  • 47アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/15(木) 00:03:12

    サキ「私達も先輩の件を知って同じ感じになったからその気持ちわからなくもないが…今は作戦に集中しろ」
    アオバ「…はい」
    ここで悩んでいても仕方ない、早く脱出しないと制限時間になってしまう。
    ミヤコ「こちらRABBIT1、カイザーグループとヴァルキューレの違法取引が記された書類─『クローバー』を確保しました、これよりORP(目標集結地点)に向かいま─」

    ガコンッ!

    大きな音が聞こえた、それは扉の位置からだった。
    何事かと思いそちらを向くとそこには青ざめたミユがいた。
    ミユ「…と、扉閉めちゃった…」
    サキ「なら開ければいいだろ?」
    ミユ「その…ドアノブがないタイプみたいで…」
    この手のタイプは中から開くことを想定していない、閉じ込められた場合外部に連絡する手段はあると思うが窃盗犯が「閉じ込められました助けてください」と連絡する様は向こうからして相当間抜けだろう。

    アオバ「な、なんでこんな事を…」
    ミユ「み、見張りが来ないかと心配で…」
    モエ『はぁ!?それは私がカメラで監視してるから心配要らないのに…』
    サキ「外側からの操作でしか開かないのに全員中に閉じ込められるなんて…」
    ミヤコ「この場合…私達はどうすれば…」
    想定外の事態に私達は大きく動揺していた。

  • 48二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:14:30

    >>47

    この展開も原作通り?

  • 49二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 07:49:27

    確かそう


    >>45についてはアレか?あの時動かなかったらその通りになる、ある意味変えられるタイプの正夢って事では?

    まぁちょっと言葉足らずだが…

  • 50アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/15(木) 08:06:31

    >>48

    閉じ込められるやりとりはそうですね

    アオバの🎲による行動とその影響が及ばない辺りは原作をなぞる感じです

  • 51アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/15(木) 08:09:36

    ミユ「うぅ…ゴミ箱があったら入りたい…」
    アオバ「これで皆仲良く牢屋行きですか…あぁ虚しい…囚人飯って美味しいんですかね…」
    あと少しというところで道が閉ざされ私は現実逃避を始める。

    ミヤコ「落ち込んでいても状況は良くなりません、それよりも外への脱出手段を考えましょう」
    そう言うミヤコの顔にも焦りの表情が見える。
    サキ「そうは言うが何かいい案はないのか?」
    ミヤコ「それは…」
    モエ『もう時間がないよ、早くしないと!』
    サキ「ミヤコ!」

    ミヤコ「…諦めないって決めたのに…私では何も出来ない…私は小隊長失格─」
    先生『"落ち着いてミヤコ"』
    その時先生の声が無線機から聞こえた。
    そういえば今回は危険だからと公園に残ってもらっていた。
    自主性を重んじ今まで特に指示も助言もしなかった先生がミヤコに言う。

    先生『"まだ諦めるには早いよ"』
    ミヤコ「しかし今まで私は碌に指揮が出来なかった…私だけでは公園の浸水をどうにも出来なかった…私に小隊長の資格は…」
    先生『"まだ仲間がいる、仲間と自分を信じてあげて"』

  • 52アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/15(木) 08:09:49

    サキ「こんなシチュエーションの対処法私では思いつかない、どんな指示でも言え、実行するから」
    ミユ「ミヤコちゃんのおかげでここまで来れた…だからこれからもミヤコちゃんを信じる…」
    モエ『私のほうでもやれるだけはやる、でもそこを脱出する策を練るのは小隊長の仕事』
    先生の言葉にRABBIT小隊が続く。

    私も現実逃避している場合じゃない。
    アオバ「何でも言ってください、ここまで来たら一蓮托生ですから」
    皆の言葉を聞きミヤコが数秒目を閉じる、開いた時その瞳には熱意が宿っていた。
    ミヤコ「…皆さんありがとうございます、おかげで策を思いつきました」
    サキ「本当か!?」
    ミヤコ「はい、これより内容を説明します、どうか私を信じて指示に従ってください」
    一拍置いて─
    ミヤコ「必ず『クローバー』を持って私達の公園に戻りましょう」

  • 53二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 14:36:08

    これならあの屋上はもうすぐだな…

  • 54アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/15(木) 21:32:23

    ─けたたましい警報の音が鳴り響く。
    あれから作戦内容の説明でモエの言っていた制限時間を過ぎていた。

    このままでは警報音を聞いた見張りが保管庫に駆け付けてしまう、しかしこれこそミヤコの作戦だった。
    保管庫の扉が開く、私達は息を殺しその時を待つ。

    警備1「さぁて警報に引っ掛かったのはネコかな〜、ネズミだったら嫌だな〜」
    外から保管庫に2人の見張りが入ってくる。
    警備2「やっぱり誤作動かな─ん?」
    警備1「なに?どうし─」ドゴッ 
    駆け付けた見張りの後ろからサキが奇襲、見事な手際で意識を奪う。
    サキ「トラブルが発生した場合、常に最悪の想定をしておけ」
    警備2「なっ!?し、侵入─」ドゴッ
    アオバ「ごめんなさい…」
    相方がやられ慌ててサキの方を向く見張りを私が後ろから殴って眠らせる。

    駆け付けた見張りを制圧し無事に保管庫の外へと出る。
    サキ「わざと警報を作動させて開けてもらうなんて…私じゃ考えつかないな」
    ミユ「けど警報は鳴りっぱなし…」
    ミヤコ「はい、これから押し寄せる警備を突破し回収地点まで向かいます、サキ、アオバさん前衛をお願いします」
    ここから激しい銃撃戦が繰り広げられることとなる。

  • 55アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/15(木) 22:15:39

    サキ「─フラッシュ投擲!」
    前方を遮る警備達の中央に閃光弾が投げ込まれる、強い光に目をやられた警備達に隙が出来る。
    ミヤコ「今ですアオバさん!」
    アオバ「了解!前に出ます!」
    フラッシュで目を潰された警備達を私の銃で薙ぎ払っていく。
    一人また一人と吹き飛んでいく同僚達、これが犯罪者だったら爽快感もあっただろうが、今あるのはとてつもない罪悪感。
    それをアドレナリンが中和してくれるからトリガーを引き続けられる。

    アオバ「リロード!」
    サキ「カバーに入る!」
    ミヤコ「ミユは奥の狙撃手を!」
    ミユ「り、了解!」

    銃を撃ちながら向かってくる私に対して警備達は恐れ慄いていた。
    警備A「どうしてアオバ先輩があっちにいるんだ!?」
    警備B「知るかそんなの!?それよりここも突破されるぞ!?」

    私の銃撃が陣形に穴を開ける、素早く撤退することを求められる状況、火力の高い私がメインのポイントマンを担当することになった。
    私のリロード中はサキが援護、的確な援護をサキがしてくれるおかげでとても仕事がしやすい。
    私の銃撃が届かない位置にいる狙撃手はミユが処理、モエは増援や警備兵の配置を知らせ、ミヤコが的確な指示を出す。
    各個人がポテンシャルを最大限発揮した最強のチームがヴァルキューレ本館を蹂躙していった。

  • 56二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 23:10:05

    今更ながら思ったがアオバの神秘と耐久と攻撃のスペックが準天井クラスなのも考えると今回の描写の様にそれについていける人材としてはラビットとかと組むのが今のところ最適解に感じるな…

  • 57二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 23:45:32

    >>55

    警備兵……

    警備…「兵」…?

  • 58二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 07:34:43

    まあ警備なのは間違い無いから…

  • 59二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 14:23:51

    そこはしゃーなしよ…

  • 60アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/16(金) 21:47:15

    兵ではなかったですね、すみませんでした

  • 61アオバ12◆i0ffLqeiLU25/05/16(金) 21:48:01

    主力である警備局と公安局の生徒が多数やられ、生活安全局の生徒も駆り出されているようだが─

    キリノ「なっ!?なんでアオバ先輩がSRTの生徒と一緒に?!」
    フブキ「私達が加勢したところでSRTとアオバ先輩相手は無理じゃない?」
    私の存在に戸惑う生徒、練度の違いから既に諦めている生徒ばかりだった。

    キリノ「お、大人しく投降してください!撃ちますよ!」
    サキ「素直に従う奴がいるか」
    アオバ「皆さん申し訳ありません!」
    私達は警告を無視し目的地に向かう、キリノさんが銃を発砲するがかすりもしなかった。
    キリノ「えぇ!?あのときは確かに当たったはず…」
    フブキ「まぁ私達は一応抵抗したってことで今回は諦めよっか」
    キリノ「フブキは何もしてませんよね!?」
    特に見向きもされず素通りされ落ち込む生活安全局の生徒達、この屈辱を糧とし強くなって欲しい。
    屈辱を与える側になった私が言うのもなんだが…。



    私達は屋上へと続く階段を登っていく、それを追いかけてくる生徒達。
    階段には多数の罠が仕掛けられ突破は容易ではない。

    私達を追いかける生徒達の中にカンナ局長の姿はなかった。
    夢で見た景色が現実になることは無さそうで私は密かに安堵していた。
    公園では衝動的に銃を向けてしまったが、本気で傷つけたいとは思っていない。
    これで私はあの人と会うことはなく事は終わる。
    そして私とあの人との関係も…。
    そう思うと最後に会って話したかったなとは思う。

  • 62二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 23:15:49

    あの二人はいつも通りやな…

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