ここだけサオリが・・・

  • 1一般先生25/05/09(金) 22:57:48

    自分探しの一環として自身の「親」を探しに行く話、という物を書いてみようかなと思っているのですが・・・需要はあるでしょうか?

  • 2二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:06:15

    おもろいとは思うよ
    ただキヴォトス中の「親が確認されない」という謎に触れることになるだろうから書くのは大変だと思う
    けど絶対に面白くなるから書いてみてもいいかもね

  • 3二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:09:47

    俺は見てみたい
    頻繁に使われている題材じゃなさそうだし
    需要なんて後からいくらでも出来るよ

  • 4二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:25:58

    いいんじゃないかな

  • 5一般先生25/05/10(土) 00:01:01

    少し勇気を頂くことが出来ました。

    では、私は紡ぐとしましょう。瞬く奇跡の一筋の光を。

    開演まで、しばらくお待ちください。

  • 6一般先生25/05/10(土) 02:00:52

    泡沫の夢。
    深く、深く。そして、暖かく沈み込むような、そんな夢だった。
    目の前にいる、見知っているような、
    しかし知らぬような態度を見せるその存在の顔は、
    暖かい笑顔であった。

    「━━━━━━━」

    私を呼ぶ声がする。
    暖かい。

    ━━━━━━━━━━━

    「…はっ」
    私は今見た夢を振り返り、そして一抹の不安を抱えた。
    私の名は錠前サオリ。 "先生"にあの絶望から救ってもらい。
    あの空虚を、振り切ることが出来た..."生徒"の一人。
    「...嫌に、変な夢だった」
    私に支配のための空虚を植え付け、大切な人さえ糧にしようとした、あの宿敵。
    その姿によく似た、とても似ていたあの姿からは―――
    何故か、とてもとても暖かい。柔らかで、聖母のような…そんな雰囲気を感じたのだ。
    「まあ、いい。…確か、今の所持金は」
    昨日はパンを2つと必要な弾薬を1セット購入したのだったか。…節制をしているつもりだったが…
    「この程度か…」
    1つの札と2つの硬貨のみが財布の中に鎮座している。二日程度は持つだろうか。
    朝食の為残しておいたパンを口に運ぶ。…水分が欲しい。携行している水筒の重さを確認し、パンを嚥下したのち一口だけ水を口に含む。
    出来るだけ口の中で転がし、口の中を湿らせたのちに、それを飲み込む。
    ああ、私は今日も生きている。少なくとも、道具では無い、"錠前サオリ"として。
    「…何か仕事を見つけなくては」
    周辺を歩く。

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