- 1二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:03:01
ニンゲンが地底世界を去った後、モンスターたちはどう過ごしたのか、という物語を安価で作りたい。
もちろん全部ネタバレ注意。
ただし今回はGルートとNはNでもロードしたらPルートに行けるルート(全員と友達ルート)、
そして、既に通ったルートは除く。
過去スレまとめはこちら。
過去スレ一覧&現在までのエンディングリスト | Writeningアンダイン死亡の追放トリエルエンドから、スパゲッティアンドピースな世界になった1スレ目 https://bbs.animanch.com/board/2864876/ 全員生存のアンダイン裏切られエンドから、ある種の『真実』を知ってし…writening.net - 2二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:04:13
Nルートまとめは以下の表の通り。
(参考元:Undertale Japan Wiki
https://undertale.fandom.com/ja/wiki/Undertale_Japan_Wiki
ライセンス:CC-BY-SA)
今回も、まずどのNルートを経たのかを決める。
このニンゲンはトリエルを殺した?見逃した?
- 3二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:24:11
殺した後ロードし逃がした
- 4二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:30:55
- 5二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:37:59
そこそこ殺した
- 6二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:42:04
- 7二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:53:34
みのがした
- 8二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:13:26
- 9二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:14:41
無事だ
- 10二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:15:42
死ななかった
- 11二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:16:06
かなり殺された
- 12二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:18:55
ニンゲンはホットランドやコアのモンスターたちのみを殺したようだ。
彼らはメタトンの生放送を見ずに亡くなったのだろう。
そしてニンゲンは、アズゴア王と出会った。
ニンゲンは、アズゴア王と戦い、そしてフラウィと戦った。
ニンゲンは、フラウィを殺した?見逃した?
- 13二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:27:55
殺した
- 14二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:31:22
ニンゲンはフラウィを殺し、地底を去った。
地下では、トリエル、パピルス、アンダイン、メタトン、サンズが生きている。
地下では、アズゴア、いせきとホットランド、コアのモンスターたちが死んでいる。
サンズは、ニンゲンの携帯電話に、メッセージを残す事にした。 - 15二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:32:58
女王がリーダーとして戻ってきた事、落ちてきたニンゲンには仲間として接するようにおふれを出した事。
しかし、ニンゲンのせいでアズゴアや多くの仲間が死に、集めてあった6人のニンゲンのタマシイも無くしたモンスターたちには受け入れられなかった事。
アズゴアの件で怒り狂ったアンダインを旗頭に、モンスター達が反乱を起こした事。
アンダインは力づくで女王を城から追い出し、彼女自身が女帝として君臨した事。
女王はいせきに追放された事。
アンダインが、本気でニンゲンを滅ぼそうとしている事。
そして、自分とパピルスが、遺跡にいる女王に、たびたび会いに行っている事。
それが、今の地下世界であること。
現状を吹き込み終えると――何やらデジャヴを覚えながら――サンズは電話を切った。
この物語の後日談は、ここから始まる。
まずは誰から後日談を始めようか?
今日は寝ます。
- 16二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:49:08
トリエル
- 17二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 06:40:01
おやすみ
- 18二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 11:17:22
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- 19二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 17:41:38
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- 20二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:27:39
――なんだか、長い夢を見ているような気持ちだった。
実際は、そんなことはないのだが。
でも、あのニンゲンの子どもを――まるでお化けを見たような顔をしたのが気になったが――見送った。
その後、女王に復帰し、そして、すぐに女王の座を追われた。
ずっと慌ただしかったが、また一度いせきに戻ってしまえば、静かな日々だ。
眠っていたわけではないのに、何故か、夢から覚めたような気持ちだ。
そんなことを漠然と考えながら、トリエルはいつものルーティンを行った。
いせきを見回り、きんいろの花に水をやる。ニンゲンの子どもが落ちてきていないかも見る。
――否、いつもの、ではない。
最近はそのルーティンの中に、いせきのモンスターたちの墓参りが加わっている。
いせきを抜けたあの子が屠っていったモンスターたちの、安らかな眠りを祈る。
それが、最近のトリエルのルーティンだった。
いつものようにいせきを歩いていると……
- 21二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:32:56
外からノックの音が聞こえてきた
- 22二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:33:35
クモがドーナッツを売っていた
- 23二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:35:57
なぜかパピルスが黄色い花に水を上げていた
- 24二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:45:32
生き残ったモンスターたちが何かを噂していた
- 25二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:47:03
- 26二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:07:20
- 27二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 01:01:50
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- 28二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 09:48:41
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- 29二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 17:11:37
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- 30二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:08:56
結局、その朝は――やはりというべきか――ニンゲンが来る事はなく、トリエルは普通に自宅へと戻った。
次は何をしようかと考えていると、コン、コン、と誰かがノックする音が聞こえた。
……一体誰だろう?
最近よく遊びに来る「彼ら」だろうか、それとも……
「どちら様ですか?」
トリエルはドアの外に呼びかけた。すると……
- 31二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:54:34
サンズだった
- 32二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:55:03
フロギー
- 33二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:59:28
クモがドーナッツを売りに来た
- 34二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:01:21
生き残ったいせきのモンスターたちだ
- 35二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:03:16
- 36二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:25:17
- 37二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 00:38:13
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- 38二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 08:49:55
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- 39二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 17:10:57
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- 40二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 18:42:07
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- 41二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 21:41:30
「――knock knock」
ノックの音は、地下、スノーフルへと通じる門の方から聞こえてきた。
しかも、口でもノックの音を言う用意周到っぷりだ。
だからトリエルは、いつものように答えた。
「どなたですか?」
「ホネだよ」
「まあ、どんな骨かしら?」
くく、と門越しに、噛み殺したような笑い声が聞こえた。
「不用心だな。こんな時は言ってやらなきゃ。“どこの馬のホネともわからない奴め”ってさ」
今度はトリエルがくすくす笑う番だった。
「その“ホネ”太のジョークが、何よりの自己紹介だわ――いらっしゃい、サンズ」
門を開くと、そこにはいつも通りのにやけ顔をしたサンズが立っていた。
「よ、トリエル。チョーシどお?」
「ええ、おかげさまで。さあ、入ってちょうだい」
トリエルに招き入れられ、サンズは「どーも」と会釈して、家の中に入った。
「パピルスさんは?」
「あー……ちょっと野暮用。元気だよ。昨日とおんなじくらい」
言いながら、2人は階段を登り、自然、リビングに着いた。
トリエルが手早くきんいろの花のお茶を淹れ、焼いてあったバタースコッチパイを取り出した。
そうして、いつものように自然とお茶会が始まった。 - 42二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:05:53
お茶会、といっても、時間的にはもうブランチに近い。
二人とも朝ご飯は食べた上でパイを食べている。
パピルスに見つかったら「お昼ご飯食べられなくなっちゃうよっ!」と注意されるところだろう。
そしてその口にもパイが押し込まれ「ウヒョウ!おいしい!」と自分の注意を秒で忘れるだろう。
なんて話もしながら、お茶会は和やかに進んだ。
そして、周辺の話が尽きれば、話の範囲は、自然と広がる。
すなわち、門の向こう、スノーフルの氷の向こう――ウォーターフェルや、ホットランド、そしてコアやニューホームだ。
「……その件なんだけどな……」
と、サンズは珍しく言葉を濁した。
一体、何を言おうとしているのだろうか……?
- 43二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:16:33
アンダインが何かをしでかすつもりだ
- 44二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:18:54
アルフィーとメタトンがアンダインを止めたがっているらしい
- 45二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:23:54
既視感に陥るモンスターたちが増えている
- 46二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:25:35
またメタトンがコンサートをするようだ
- 47二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:34:37
- 48二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:38:41
- 49二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:52:11
「……まあ、話半分で聞いてほしいんだけどさ、」
ぎし、と椅子にもたれかかりながら、サンズが言った。
「最近、既視感を覚える奴が増えてるらしいんだよ」
「既視感?」
「デジャヴとも言うな。あれ、これ、前にも同じ事があったような……って奴だ」
その感覚には――トリエルも、少し、覚えがあった。
今までニンゲンが7人落ちてきた。
最後の一人が去って行って、その後初めて、サンズやパピルス、アンダイン、
地底に生きているモンスター達と出会った。
そのはずだ。
しかし、何だか、ひっかかる。
もう何度も、ここで一緒にバタースコッチパイを食べた事があるような気がする。
時にはサンズと、時にはパピルスも一緒に。それが何度も、あったような……
「……ま、地底は狭い。突き付けるツラもおんなじメンツだ。そりゃ、おんなじ話だって繰り返すって」
サンズは何てこともないように腕を広げ肩を竦めた。
「だから……あー……アンタもデジャヴを覚えたからって、気にする事はないよ。それを話にきたんだ」
サンズはひらりを手を翻すと、椅子からぽんと降りた。
「ごちそうさん。オイラ、そろそろ帰るよ」
そして、有無を言わせず去っていく。
「……え、ええ。……ごきげんよう」
彼は、今、何かをごまかした。それがわかっても、トリエルには、触れる事が出来なかった。
サンズは門を出て、スノーフルへと帰ってきた。すると……
今日は寝ます。
- 50二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:54:05
パピルスが出迎えてきた
- 51二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 01:39:41
いぬのモンスターたちが何かを噂していた
- 52二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:33:50
グリルビーが何やら騒がしい
- 53二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 16:18:52
ロイヤルガードのモンスターたちが新兵を募っている
- 54二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 16:41:26
- 55二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 18:35:58
- 56二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 22:04:07
スノーフルはいつも通り……というわけにはいかなかった。
ニンゲンの爪跡は深く、みやこから離れたここでも、きな臭さが伝わってくる。
イヌでなくとも、わかるほどには。
もっとも、と、グリルビーズの店先を見ながらサンズは思う。
そのイヌ本人がきな臭さを発している事も、ままある事なのだろう、と。
「今、ロイヤル・ガードでは人員を募集してるッス!」
(我々モンスターの未来の為に、アンダイン女帝陛下の為に、どうか力を貸してほしいサ!)
イヌカップルが、道行くモンスターたちに、チラシを配っていた。
チラシにはアンダインの有志と、「人員募集」の文字が載っているのが見える。
ホットランドやコア……中枢に近い場所にいたモンスターたちは、随分な数が犠牲になったと聞く。
だから人員を募集しているのだろう。きたるニンゲンとの戦争の為に。
数多くの同胞を屠り、地上へ逃げおおせたニンゲンを殺す為に。
サンズはその様を横目で見ながら、通り過ぎようとして、
「――」
誰かに、声を掛けられた。
それは……
- 57二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:02:11
アルフィー
- 58二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:02:55
モンスターキッド
- 59二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:04:04
パピルス
- 60二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:05:34
ワンボー
- 61二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:06:29
- 62二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:08:33
- 63二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:09:00
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- 64二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 17:21:03
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- 65二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 21:53:38
「待て、動くな、いや動いてくれ、見えなくなる」
ビラ配りするイヌの中からはみ出して、ワンボーがサンズに駆け寄ってきた。
「あー……こんな感じ?」
サンズがゆらゆら体を揺らすと、ワンボーは漸く要領を得た、という顔をした。
「あ、サンズだったのか……一応訊くけど、お前もロイヤル・ガードに……」
「向いてないんだよな、そーゆーの」
イヌも食わないケンもほろろ加減だった。
かのアンダイン女帝陛下の協力要請に対して「向いてない」で済ませる辺り、
真の怠け者とはこうなのか、それとも逆に豪胆なのか。
ワンボーも思わず尻尾を垂らして、
「……お前ならそう言うと思ったよ」
と吐き捨てるように言った。
イヌカップルも不満気、というか、よりもっと重い感情が籠った目で、サンズを見ていた。
サンズも肩を竦めて「頑張れよ」とだけ言って、その場を後にした。
T字路を通り過ぎ、図書館を通り過ぎ、そして、我が家にたどり着いた。
「ただいま、パピルス」
パピルスは……
- 66二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:42:21
キッチンでスパゲッティを作っていた
今回は趣向を変えて緑色のバジルソースだ - 67二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:47:34
いぬじんじゃへ奇跡的にたどり着いていた
- 68二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:52:15
花に水をあげる帰りに生き残ったモンスターたちと駄弁っていた
- 69二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:55:22
たらこのスパゲッティを作っていた
- 70二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 23:00:40
- 71二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 23:03:56
- 72二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 01:54:06
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- 73二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 10:22:03
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- 74二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 18:06:26
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- 75二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:19:18
「あっ、兄ちゃんおかえりっ!」
パピルスがフライパンを持ってバタバタと駆け寄ってきた。
中には緑色のソースがくつくつと煮えていて、ハーブ特有の独特な香りが立ち込めている。
「これっ、トリエルさんに教わった奴っ!バジルソースだって!!兄ちゃん、味見してみてっ!」
ウキウキのパピルスを見ながら、サンズはひと匙掬い舐めて……
dice1d5=1 (1)
- 76二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:28:35
「……うまい」
自然とそんな声が漏れた。
バジルとオリーブオイル、ニンニクの香りが混ざり合って、独特な旨味とコクが出ている。
率直に言っておいしい。トリエルが料理を教え始めてしばらく経つが、よくここまで上達したものだ。
来年になれば食べられるものが出来る、とジョークを飛ばしてみたこともあったが、思ったより早く、しかもおいしいソースが作れるなんて。
「おいしい?ウヒョウ!やったぁっ!」
フライパン片手にウキウキと舞い踊りそうなパピルスを諌めると、
「じゃあ、それを昼メシにしようぜ」
とサンズは提案した。
「うんっ!アンダインも一緒に、」
パピルスが口を開けたまま、言葉を止めた。
途端、気まずさ半分、寂しさ半分くらいの調子で、パピルスの肩が落ちる。
「……アンダイン、忙しいもんね。ジョテイヘイカだし。でも、アンダインにも食べてもらいたいなあ」
しかし、それが叶わない事は、パピルスでも知っている。
そもそもアンダインはトリエルをその政策ごと追い出した張本人なのだ。
忙しいのもあるだろうし、いい気もしないだろう。
肩を落とした弟の背中を、兄は優しく撫でた。
そのアンダイン女帝陛下は――
- 77二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:32:20
自分に反感を持つモンスターが増えていることに苛立ちを感じていた
- 78二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:33:28
訓練を指揮していた
- 79二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:45:17
地上への進行計画を練っていた
- 80二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:46:22
ニンゲンと友達になったときの幻視に悩んでいた
- 81二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:47:49
- 82二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 20:25:14
- 83二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:24:45
「剣を取れ!槍を取れ!斧を取れ!」
「イエスマム!」
「集中しろ!魔力を練るんだ!」
「イエスマム!」
「弾幕を張れ!敵を滅せよ!」
「イエスマム!」
みやこの一角にある巨大な訓練所で、アンダインはロイヤル・ガードたちや、候補生たちを訓練していた。
ホットランドやコアには、特に精鋭の兵士たちが集っていた。
だがそれらは皆、あのニンゲンによって、塵に変えられてしまった。
この辺りに住むモンスターたちは、特に危機感も義勇も憎しみも強い。
だからこうして、すぐにアンダインの呼びかけに答えてくれた。
「――よし、10分休憩だ! 水分を取り体を休めろ!」
「イエスマム!」
アンダインの掛け声で、みんな一斉に休憩を取り始めた。しかしその目はぎらぎらとして休まる事はない。
アンダインの隻眼も、また、同様に。
ボトルの水を飲み、汗を拭いながら、アンダインは辺りを睨みつけていた。
――前にも、こんなことをした気がする。
そんな妄想めいた感覚がよぎって、アンダインは首を振った。
その時だった。
「へ、陛下!!」
伝令係がバタバタと訓練所に駆け込んできた。
一体何の報せだろうか……?
- 84二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:30:00
背の高い髑髏のモンスターを目撃したという者がまた出たようだ
- 85二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:33:04
アルフィーが失踪
- 86二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:37:41
人間との戦争を望まない者達が前女王を擁立しよつとしている
- 87二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:38:56
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- 88二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:40:32
- 89二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:45:40
アズゴアカルトという新勢力ができた
- 90二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:52:08
- 91二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 02:02:26
このレスは削除されています
- 92二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 08:52:22
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- 93二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 10:47:52
「どうした、ニンゲンか?」
「い、いえ、違います。また、背の高い髑髏のモンスターを目撃した、という者が……」
伝令係の言葉に、アンダインは目元を歪めた。
――背の高い、髑髏のモンスター。
それは最近、この地底で目撃されているモンスターだ。
初めはパピルスと見間違えたんじゃないのか、と思われていたが、
目撃件数が増えるにつれ、どうも、そうではないらしい事が明らかになってきた。
少なくとも、パピルスではない。もちろん、背丈から言って、サンズでもない。
何よりアンダインの心をかき乱したのは、そのモンスターを見た者が、口を揃えて同じ事を言ったからだ。
――前にも、同じモンスターを見た事ある気がする。
地底は広いが、閉鎖空間だ。
知り合いの知り合い、くらいの距離感でいけば、だいたいのモンスターが繋がる。
その中で、誰の知り合いでもないモンスターが、デジャヴを引き起こしているのは――据わりが悪い。
据わりが悪いし、気分も悪い、何より、気味が悪い。
「……これで15件目か?」
「いえ、16件目です、陛下」
アンダインはため息をつくと、
「しばらく自主練だ。自分のペースで訓練し、自分のペースで休憩しろ。戻ったら練度を見てやる」
と、ロイヤル・ガードとその卵たちに言うと、訓練所を後にした。
アンダインが向かったのは……
- 94二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:41:03
サンズとパピルスの家
- 95二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:41:44
アルフィーの研究所
- 96二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:42:50
ガーソンに何か知らないか尋ねにいく
- 97二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:45:34
かつての自分の家
- 98二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:57:33
- 99二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 17:45:00
- 100二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:26:45
アンダインは、アルフィーのラボへと向かっていた。
以前までなら、彼女の元を訪れると考えただけで、体中の水分が沸騰するような心地だっただろう。
実際ホットランドは暑いが――もちろん、そんな意味ではない。
しかし、今のアンダインにとって、アルフィーは、自分の直属の部下だ。
ロイヤル・ガードの団長だった時から、自分には守るべきものがたくさんあると思っていた。
そして、王冠を奪ったその時から――自分は何て甘かったのだろうと知った。
守るべきものだ。重荷だ。重圧だ。ありとあらゆる。
その中には、もちろん、アルフィーもいる。
そうしてありとあらゆる事を思考しながら、アンダインは、アルフィーのラボのドアを開けた。
「アルフィー、いるか。わたしだ。例のモンスターの件について……」
アルフィーは何をしているだろうか?
今日は寝ます。
- 101二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:41:29
メタトンと何かを話している
やはりあの髑髏のモンスターについてのようだ - 102二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 08:27:25
メタトンの新曲を聞いてる
- 103二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 10:15:47
髑髏のモンスターの正体について調べている
- 104二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 10:19:49
様々な場所に増設しておいた監視カメラの映像を確認している
しかしそこに噂のモンスターの姿なかった - 105二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 12:26:19
- 106二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 15:26:58
- 107二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:02:21
アンダインがラボに踏み込んだ時、アルフィーはコンピュータと向かい合っている所だった。
画面には地底のあらゆる場所が映し出されており、アルフィーはその画面を次々切り替えては、何かを探しているようだった。
やがてアルフィーはアンダインに気付いて、思わず尻尾がびくんと跳ねた。
「あ、ああアンダイン女帝陛下……その、な、何のご用でしょうか……?」
アルフィーのよそよそしい話し方に、アンダインは湧き上がるあらゆる感情に目を瞑り、代わりに当初の予定を果たすことにした。
「またあのモンスターが目撃された。何かわかったことはあるか?」
あのモンスター、で、二人の間では十分通じた。そして通じたからこそ、アルフィーは首を振った。
「そ、それが……その、見つからないんです」
「……見つからない?」
一体どういうことだろうか。
「その、目撃された日時の防犯カメラの映像を確認したんですけど……ぜ、全然、見つからないんです。
そのモンスターを見た、って人は映ってます。びっくりしてるところも。
でも、その髑髏のモンスター自体は映ってなくて……」
ますます気味の悪い話だ。
「……まるで集団幻覚みたいだな」
アンダインがぽつりと漏らした。
「アルフィー、もう少し調べてくれ。このままでは地底の団結が不安定になる。
今こそ、モンスターたちのタマシイの鼓動を一つにしなければならない」
「……わ、わかりました」
頼んだぞ、とアンダインはアルフィーの肩を叩き、再び訓練へと戻っていった。
そして、残されたアルフィーは……
- 108二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:14:06
何者かの視線を感じる
- 109二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:15:22
気晴らしにメタトンの曲をかける
- 110二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:17:45
どこにでも現れる習性とスケルトンの様な見た目からサンズとの関係を疑うアルフィー
- 111二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:41:48
いっそ自分も会って彼が何が目的なのか話をしてみようと外に出るアルフィー
- 112二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:43:01
- 113二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 23:18:50
- 114二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 08:12:50
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- 115二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 16:43:15
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- 116二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:20:29
アルフィーは、目撃されたモンスターの人相書きを見て、ため息をついた。
目撃者の証言から作った人相書きだが……その様は、何とも恐ろしいものだった。
背の高い、髑髏。白い顔に、黒い外套――多種多様なモンスターが住む地底においても、異質な姿。
「…………」
だが――引っかかる。何かが。
何か――アルフィーの中にある、何かが、引っかかっている。
あるいはこれも、最近地下で蔓延しているデジャヴの病なのだろうか?
「…………」
そうしてしばらく人相書きを眺めていたが、アルフィーは首を振り、そして、傍らにあったバッグを手に取った。
このモンスターが、一体どこにいるかなんてわからない。
ただ、これだけのモンスターが目撃しているのだ。
自分も、会えるかもしれない。会って、話を聞けるかもしれない。
普段のアルフィーなら思いつきもしない事だろう。だが、今の彼女は、それを閃いてしまったのだ。
バッグに諸々荷物を積めると、アルフィーはそっとラボを抜け出した。
――さて、まずはどこに向かおう?
- 117二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:27:36
ウォーターフェルの静寂のエリア付近
- 118二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:34:34
ホテル前
- 119二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:35:10
ガラクタ置き場
- 120二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:36:35
クモのドーナッツ屋がある通路
- 121二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:44:57
- 122二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:47:57
- 123二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 01:10:22
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- 124二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 09:51:29
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- 125二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 17:41:55
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- 126二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 21:28:37
やがてアルフィーは、ウォーターフェルのガラクタ置き場にたどり着いた。
何人目かの目撃者であるキャッティは、この近くで例のモンスターを見たという。
しかし、一緒にいたアリゲッティには見えなかった事が、彼女の気を落ち込ませたらしい。
幸い、今でこそだいぶ治ってきて、いつものように友達と商売をしているそうだ。
――ここで、何かを見つけられるだろうか。
勝手知ったるゴミ捨て場だが、今日は――緊張する。
アルフィーは鞄に内蔵したセンサーを起動すると、あちこちにアンテナを向けた。
何か反応があればいいのだが――そう思った、その瞬間だった。
- 127二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 21:49:31
突然マネキンが動き出した
- 128二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 21:51:22
早速反応が来た
- 129二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 21:59:22
背後に誰かいる事に気付くアルフィー
- 130二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:04:20
遠くから噂に聞いた髑髏のモンスターが近づいてきた……と思ったらパピルスだった
- 131二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:22:03
- 132二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:26:29
- 133二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:53:10
その時、不意にセンサーがビープ音を奏でた。
「――ッ」
思わず息を呑む。どこだ。一体、何に反応した……?
慌てて、しかし確実に、アルフィーは反応した方向を探した。
そして。
「ぬおおおおおおっ!!!」
ビープ音が大きくなると同時に、水しぶきをあげ、飛び出してくる物があった。
――マネキンだ。
しかも、怒っている。猛烈に。
一体この、マネキンは、誰に、何で起こっているのだろう……?
今日は寝ます。
- 134二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:54:54
友達は髑髏のモンスターを見たのに自分のところには来ないこと
- 135二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:14:30
- 136二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 22:45:15
「思い出しただけでも腹の立つ!!
あのニンゲン! あのニンゲン!! あのニンゲンめ!!!」
そう叫んで体をガタガタいわせたのは、確かこの近くに住んでいるマネキンだ。
いつも怒っているのでぷんすかマネキンなんて呼ばれてるらしい。
いや、マネキンの名前はともかくだ。
「……ま、待って……?今何て言ったの……?ニンゲン……?」
アルフィーがゴミ陰からおずおず姿を現すと、「あぁ!?」とぷんすかマネキンは声を荒げた。
「ニンゲンだよニンゲン!いせきのいとこの仇を取ってやろうと思ったのに、さんざんおちょくってきて……!
ああ思い出しただけでも腹が立つ!!」
そこまで怒鳴り散らした後、ぷんすかマネキンは改めてアルフィーを見た。
「……誰だキサマはッ!!」
「え、ええ、と。あ、アルフィーです。王宮直属の科学者の……」
王、という言葉に、ぷんすかマネキンは(無い)鼻息を荒げた。
「アンダインの部下か!……いや待て……思い出した!
キサマ、アンダインの家にちょくちょく来てた奴だな!」
「え、ええ、まあ……」
だめだ、このままだと話が長くなりそうだ。
「えっと、そのアンダイン……陛下のお使いで来たんだけど……
あ、あなたは、見なかった?その……背の高い、髑髏の、モンスター……なんだけど……」
ぷんすかマネキンは……
今日は寝ます。
- 137二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 23:05:14
あるぞ、と答えるぷんすかマネキン
- 138二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 07:55:18
- 139二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 12:35:31
知らないようだ
- 140二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 12:37:17
なんとニンゲンに続いてあの髑髏のモンスターにもやられた事があるそうだ
- 141二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 12:39:35
- 142二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 19:31:01
- 143二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 23:09:33
途端、ぷんすかマネキンはまた怒り始めた。さながら瞬間湯沸かし器だ。
「背の高い髑髏のモンスターだとッ!?」
「きゃっ!?」
そのあまりの勢いに、アルフィーは思わず尻餅をついてしまった。
元々濡れてはいた白衣が、更に水分を吸ってびしょびしょになる。
だが目の前のぷんすかマネキンの怒りようと来たら、
そんな水気などあっという間に蒸発させてしまいそうだった。
「ああそうだ、アイツはニンゲンの後にやってきた!
見かけない顔だったから脅かしてやったら!!……やったら……!」
「……やったら?」
アルフィーが思わず問い直すと、ぷんすかマネキンは途端、とてつもなくバツの悪そうな顔をした。
「……」
「……」
辺りには、水音しか聞こえなくなってしまった。
「…………もしかして……その……負けちゃっ」
「うるさいうるさいうるさい!! もういい! あばよ!!」
語るに落ちていた。ぷんすかマネキンはそのままどこぞへと立ち去って行った。
「……あ」
どうしよう。結局、何もわからなかった――アルフィーはしとどに濡れながら、ため息をついた。
いや、一応進展はあったか。
あのモンスターは、どうやら、戦えるらしい。
一方その頃……
今日は寝ます。
- 144二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 23:30:13
珍しくグリルビーにいるパピルスがいぬのモンスターたちから聞き込みをしていた
- 145二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 08:18:59
パピルスが例のモンスターを探しに行っていた
- 146二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 16:17:04
遺跡のモンスターから髑髏のモンスターの噂を聞いて何かを思い出しかけるトリエル
- 147二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 16:18:18
髑髏のモンスターの手配書を配るバガパン
- 148二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 16:20:33
- 149二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 20:42:47
- 150二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 23:02:19
「うーん。この辺りかなっ?」
パピルスはウォーターフェルの草むらに頭を突っ込んでいた。
今でこそアンダインとはなかなか会えていないが、それでもパピルスはアンダインを慕っている。
だから、その彼女が何かを探しているというのなら、それを見つけてやろうと思ったのだ。
まして、その対象が――髑髏のモンスター、とくれば。
「兄ちゃんやボク以外にスケルトンがいたなんて! お友達になれそうっ!」
などと言いながら今度は水に顔を突っ込んだ。ぎょっとした顔でウォシュアが逃げていく。
「おーい! いないのーっ!?」
しかし、声は木霊になって、遠くへ吸い込まれていくだけだった。
「……」
パピルスは、珍しく肩を落とした。
わかっているのだ。これはある種……ただの「トウヒ」という奴ではないか、と。
しかし、パピルスはすぐに首を振って駆け出した。
やってみる事に意味がある。手を伸ばさなきゃ始まらない。
ならば、手を伸ばし続けるまでだ。
すると……
今日は寝ます。
- 151二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 23:24:37
いつの間にか背後にマネキンがあった
「もしやオレさまのファンか!?」 - 152二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 02:15:33
シャイレーンがきた
- 153二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 08:15:11
Gaster Follower 1が背後に立っていた
- 154二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 09:04:08
ガーソンが来た
- 155二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 09:08:46
- 156二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 11:38:04
- 157二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 20:26:57
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- 158二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 22:24:14
そうしてあちこちウロウロしていると……
不意に、わん、と鳴き声が聞こえた。
パピルスは聞き覚えのあるその声に、再び辺りをキョロキョロと見回した。
「だ、だれっ!?」
誰、と言いつつ、パピルスは半ば、その正体に気付いていた。
それは、白いイヌだった。
毎度おなじみの。
例によって例のごとくの。
あの、白いイヌだった。
普段なら何しにきたの!と邪見にするところだが、今日はイヌの手でも借りたい気分だった。
「キサマ、スケルトンがどこにいるのか知ってるの?」
イヌはパピルスの問いに、わん、と鳴いて、そして、走り出した。
「そっちにいるのっ!?」
慌ててパピルスはイヌを追いかけて走る。
果たしてイヌがたどり着いたところは……
- 159二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:09:15
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- 160二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:10:13
アルフィーのところへ来た
- 161二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:11:39
サンズのホットドッグ屋だ
どうやらホットドッグを買って欲しいらしい - 162二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:12:47
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- 163二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:14:44
- 164二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:28:28
- 165二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 08:27:59
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- 166二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 16:59:08
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- 167二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 21:14:45
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- 168二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 21:40:07
イヌはあっという間にウォーターフェルを駆け抜け、ホットランドに突入した。
パピルスもそのパワフルな走りでイヌの足取りに追いつく。
そして、追いついた先で、パピルスは思わず呆気に取られた。
「ここ、ドクターアルフィーのラボじゃないのっ!?」
驚いて素っ頓狂な声をあげるパピルスをよそに、イヌは前足でカリカリと自動ドアをひっかき、あっという間に開けてしまった。
「あっ、こら!ヒトの家に入る時は挨拶しなきゃでしょっ!?」
ロビーに駆け込むイヌを、パピルスは慌てて追いかけ、そして、すぐに見つけた。
イヌは、壁に穿たれた穴の横の、青いドアの匂いを嗅ぎ、またカリカリ引っ掻いていた。
「もう!早く帰るよっ!」
パピルスがイヌを抱き上げようとした、その瞬間。
しゅっと、ドアがスライドした。
「……え?」
そしてパピルスが止める間もなく、イヌはその先へと走っていってしまった。
「あ、ま、待ってっ!」
慌ててパピルスも室内に入る。
そして、瞬間、ドアが閉まった。
「……え?」
パピルスが何をするでもないのに、突然、部屋がカタカタと震え、そして――落下した。
「え……ええええっ!?」
驚くパピルスをよそに、イヌは呑気に尻尾を振っていた。
そして……
- 169二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:02:39
奥にあの日出会ったニンゲンがいると思ったら近付くと消えてしまった
- 170二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:23:45
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- 171二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:29:27
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- 172二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:58:46
- 173二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 23:35:10
- 174二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 02:10:20
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- 175二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 09:23:07
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- 176二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 17:36:04
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- 177二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 23:19:29
やがて部屋の動きが落ち着くと、ドアが開いた。
どうやら、エレベーターに乗り込んでしまったらしい。
そしてエレベーターは落ちて、最下層にたどり着いたのが今……という事のようだ。
イヌは全く意にも介さず、元気に尻尾を振って、自動ドアの外へと駆けていく。
「あっ、だから待てって!」
パピルスも慌ててその後を追った。
そして。
「……え?」
再び、言葉を失った。
ニンゲンだ。
あの日会ったニンゲンだ。
よこじまのシャツを着たニンゲンだ。 - 178二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 23:28:07
「ま、待ってっ!!」
パピルスはニンゲン向かって走った。
訊きたい事がいっぱいあった。
話せるならいくらでもお話したかった。
しかし――近づいた途端、その姿は消えてしまった。あっという間に。初めからいなかったみたいに。
「待って、ニンゲン! かくれんぼしないで! お話しよう!」
だがパピルスは諦めなかった。
「おいイヌ! ニンゲンのニオイがしなかったかっ!?」
呑気に自動販売機の匂いを嗅いでいるイヌを抱き上げると、
パピルスはダウジングよろしく、イヌをあちこちに向けた。
そしてイヌは――
今日は寝ます。
- 179二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 23:55:32
奥に向かって吼え始めた
- 180二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 01:39:56
何かに怯え始める
- 181二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 06:58:45
パピルスから逃げ出した…と見せかけて背後に立っていたガスターフォロワー1から逃げ出した
- 182二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 10:57:08
ニンゲンのいたところに走っていったと思うとそこにガスターがいた
- 183二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 11:00:07
- 184二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 12:30:57
- 185二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 17:26:12
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- 186二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 22:48:44
しかしイヌはパピルスの手からぴょんと飛び降りると、部屋の奥に向かって、わん、と吠えた。
「そっちにニンゲンがいるの?案内してっ!」
イヌはあまり好きではないが、これこそイヌの手も借りたい事態だ。
イヌはぱたぱたと尻尾を振りながら走り出し、パピルスもすぐ後を追った。
薄暗くカビ臭いそこは、どうやら研究所のようだ。
いや、アルフィーの研究所から入ったのだから、研究所には違いないのだろうけど。
何というか……雰囲気が、違う。
あちこちにあるモニターには何やら文字が映っているが、今のパピルスには関係なかった。
そしてパピルスはイヌを追いかけ――思わぬものと、遭遇した。
それは、イヌだった。
それは、顔面に大穴が穿たれた、どろどろと溶けた体で這いずる――イヌだった。
その大きなイヌは、パピルスにとびかかり――
一方その頃……
今日は寝ます。
- 187二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 22:58:00
パピルスが電話にでない事を疑問に思い危機を感じるアンダイン
- 188二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 08:07:51
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- 189二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 08:15:26
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- 190二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 10:05:29
ウォーターフェルに行ってみたらアーロンにからまれてるサンズ
- 191二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 11:37:30
- 192二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 18:24:14
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- 193二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 18:42:55
- 194二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 22:10:29
今日の分の訓練を終え、ロイヤル・ガードはその場から解散した。
アンダインも汗を拭い、ボトルから水を飲みながら、自分の現在の住居――城へと向かって歩き出す。
「…………」
そうやって歩く中、アンダインは不意に、漂ってくる夕餉の香りに、パピルスの事を思い出した。
そういえば最近、彼とはあまり会えていない。
あの兄弟が、あのふざけた事を抜かした元女王とつるんでいる事もあるが、
それ以上に自分にゆとりがなかったように思う。
否、ゆとりなどあってはならないのだ。腑抜けてはならない。
再びニンゲンのタマシイを奪い、そして、ニンゲンに復讐するまでは。
「……」
しかし、パピルスの声を聞きたい、と思ったのも、また事実だった。
気付いた時、アンダインのケータイは、パピルスに電話をかけていた。
プルルルル…
プルルルル…
誰も出ない… - 195二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 22:47:38
「サンズ!! パピルスはどこだ!!」
突然開け放たれたドアにサンズは思わず「ヴ」とソファからずり落ちそうになった。
「……よお、女帝陛下。チョーシど」
「パピルスと電話が通じないんだ! どこにいるか知らないのか!?」
そしてずり落ちる前に胸ぐらを掴まれてぷらんと宙に浮く羽目になった。
スリッパがぱたぱたと床に落ちる。
「……パピルスが?」
しかし、その図とは裏腹に、サンズの目は鋭かった。
「ああ。家にいると思ったんだが、いないのか」
パピルスといえば、少し前に出かけた。用意周到をモットーとする彼が、ケータイの電池を切らすとは思わない。
……となれば……
「……教えてくれてありがとうな、陛下」
いつの間にかアンダインの手から逃れ、サンズは玄関のノブを掴んでいた。
「んじゃ、探しに行こうか――オイラの弟を」
まずはどこから探そう……?
今日は寝ます。
- 196二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:39:19
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- 197二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 08:33:11
いせき
- 198二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 14:20:10
ごみ置き場
- 199二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 14:20:51
ホテル
- 200二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 14:24:33
- 201二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 18:58:21
- 202二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 23:03:43
「……何でゴミ捨て場なんだ?」
アンダインが辺りを見回しながら言った。
そう、ウォーターフェルのゴミ捨て場だ。
「パピルスが言ってたんだよ……ここには何か手がかりがあるかもって」
「手がかり……?」
サンズがあたりのゴミを覗き込みながら言った。
「例の、髑髏のモンスター」
そう聞いた瞬間、アンダインの顔色が変わった。
「まさか、アイツ……」
「ああ。なんか情報掴んだら、アンダインとも話が出来るかも、ってな」
その言葉に、アンダインは黙りこくり、ただ揺れる水面を見る事しか出来なかった。
「……ま、パピルスもその髑髏も、いないみたいだけどな。次探そう。
えーっとパピルスの事だから……」
そうしてサンズが歩き出した、その瞬間――
今日は寝ます。
- 203二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 23:22:57
マネキンが動き出した
- 204二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 06:44:44
ガスターがゴミを持って立っていた
- 205二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 09:17:12
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- 206二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 17:40:29
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- 207二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 17:41:32
- 208二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 18:07:57
- 209二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 21:08:04
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- 210二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 21:36:06
その時、突如水を蹴立て、一つの影がアンダインの前に躍り出た。
「アンダイン! オレだ!!」
それは、訓練用のマネキンだった。
かつてアンダインの家の前にいたそれが、スカダンスでも踊りながら、二人の周りを飛び回っている。
「やっと帰ってきてくれたんだな! さあ! いくらでも訓練に使ってくれ!
オレはいつでも準備できてるぞ!!」
アンダインもさんずも、毒気を抜かれた様子で突っ立っている。
「……? アンダイン? なあ、返事をしてくれよアンダ」
「貴様は」
ようやく、アンダインは絞り出すような声で言った。
「ここで、何か見なかったか? ……例えば……スケルトンとか」
途端、マネキンの機嫌が目に見えて悪くなった。
「アンダインまでその話をするのか!? 知らん! オレは背の高い髑髏なんて知らんぞ!!」
語るに落ちていた。
サンズとアンダインは、思わず顔を見合わせた。
「おい、その背の高い髑髏っていうのは」
「ええい! いくらアンダインでも二度も言わせるな!!
全くツイてない! さっきもあのアンダインの部下にも馬鹿にされたし!」
「待て、わたしの部下だと!?」
素早くアンダインが口を挟む。マネキンはしまった、という顔をしたが、
「なんか、白衣を着たトカゲだ! よくアンダインの家に遊びに来てただろ!?
またどっかに行ったかもしらんがオレは知らんッ!」
と言い捨て、またどこぞへと消えてしまった。
「……アルフィー、ここに来ていたのか」
「どーする? アルフィー探してみる?
ラボの方にいるかもだけど、あの口ぶりだと、まだこの辺ウロウロしてるかもだな」
アンダインは……
- 211二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:02:30
アルフィーを探す
- 212二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:05:36
「(お前までその話を、だと……?アルフィー何か見たのか?)」
マッドダミーの物言いにひっかかるものを感じて詳しい話を聞いてみるアンダイン - 213二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:06:09
辺りを探す
- 214二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:19:01
ラボに向かう
- 215二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:24:19
- 216二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:54:10
- 217二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:56:33
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- 218二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 08:15:14
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- 219二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 16:38:01
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- 220二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 21:35:02
「いや……アルフィーならラボに戻っているだろう。
あの調子でマネキンが驚かせたのなら、きっと尻餅の一つでもついているはずだ」
「なら服がびしょ濡れになったから、家に帰ってるはず、ってことか」
サンズの言葉に、アンダインが頷いた。
「だからラボに行く」
「んじゃ、早い方がいいな」
サンズはアンダインの手を取ると、一歩踏み出した。
「え?おい、お前何を……」
「心配すんなって。オイラちかみち知ってんのさ」
そして気付いた時、2人はもう、ラボの前にいた。
「ほら、もうついた」
「……お前、今、何をしたんだ?」
怪訝な顔をしているアンダインをよそに、サンズはラボのドアを開けた。
「おーいアルフィー、パピルス見なかっ……」
そこで、サンズの言葉が止まった。
そこには、誰もいなかった。 - 221二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 22:34:15
「へえ。まだ帰ってないのかな」
サンズが頭を掻く横で、アンダインは床を見た。
「サンズ、この足跡……」
「足跡?」
アンダインと同じ方を見て、サンズは一瞬、その顔を硬直させた。
それは、パピルスのブーツの足跡だった。
そしてパピルスの足跡の前に、イヌの肉球の足跡が続いている。
イヌの足跡とパピルスの足跡は、壁にぶち明けられた穴の横、ドアに向かって伸びている。
そして、家主の姿は、ない。
「……あー……」
何だか、サイアクな予感がしてきた。確か、このドアの先は……
……さて、どうしよう?
- 222二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 23:07:16
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- 223二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 23:08:10
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- 224二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 23:51:19
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- 225二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 23:53:05
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- 226二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 00:46:33
- 227二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 09:15:32
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- 228二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 09:24:33
- 229二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:47:25
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- 230二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:02:09
「……あー、とりあえず、メタトンか誰かに連絡しないか?
アルフィーの行方を知ってるかもしれ」
ないし、と言う前に、ごきょ、というおおよそ通常では発せえない音がロビーに響いた。
「開いたぞ」
アンダインがドアをこじ開けていた。
呆気に取られるサンズを前に、アンダインはドアの向こうを覗き込んでいる。
「……エレベーターみたいだな。カゴが下に降りてる。
パピルスは下にいるんじゃないか?」
アンダインはそう言いながら、サンズと向かい合った。
「パピルスが例のモンスターを探して行方不明になったんなら、わたしにも責任がある。
この先にパピルスがいるなら、助けに行きたい」
ああ――そうだった。アンダインは、こういう奴だった。
サンズは臀部を掻くと、
「ま、オイラも行くつもりだったけどな」
「お前の弟なんだから当たり前だろ?」
即座にアンダインにつっこまれた。
そうして二人は、ワイヤーを伝い、下へと降りて行った……
一方その頃、パピルスは……
- 231二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:36:20
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- 232二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:37:18
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- 233二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:43:07
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- 234二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:49:41
- 235二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:53:45
- 236二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:35:57
「――もうっ!突然とびかかってきたらビックリするんだからねっ!」
ぷりぷり怒りながら、ハンカチでドロドロを拭うパピルスの後ろを、
これまたドロドロの巨大なイヌらしきものがついてくる。
それは、イヌだった。あきらかにイヌだった。
というか、スケルトンにここまでなつく存在は、イヌ以外ありえない。
さっきホネあげたら、尻尾振ってたしね!
……などとパピルスは思いながら、あたりを探索していた。
前にはここまで導いてきた、小さなイヌがいる。
前にイヌ、後ろにイヌ、真ん中にスケルトン、の奇妙なパーティだ。
やがて前の小さなイヌが走り出し、何かの前でちょこんと座ってみせた。
その何かを見上げながら、へっへと息を吐いている。
「ど、どうしたの……?」
パピルスも近づいて、その見上げている「何か」を確認した。 - 237二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:21:28
どうやらそれはテレビのようだが、画面に映っているのは文字だけだ。
「……なにこれっ……ジッケン……?」
パピルスはその文章を思わず読んだ。
……難しい。はっきり言ってパピルスにはよくわからない内容だ。
しかし、ここに……ドクターアルフィーのラボにあるということは、アルフィーの実験なのだろう。
多分。よくわからないが。
「うーん、兄ちゃんならわかるかもだけど……」
顎骨に手をやり首を傾げるパピルスを見ながら、2匹のイヌも揃って首を傾げた。
その時だった。
今日は寝ます。
- 238二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:35:45
視界の端にてまたもや蠢くニンゲンの影
- 239二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:10:23
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- 240二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 09:24:44
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- 241二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 10:47:08
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- 242二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 10:49:35
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- 243二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 12:46:34
(* >>245まで伸ばします)
- 244二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 13:22:22
サンズが追い付いた
- 245二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 13:24:03
- 246二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 20:29:58
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- 247二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 21:02:39
- 248二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:46:56
「――パピルス」
聞き慣れた声が聞こえ、パピルスは振り返った。
「あっ、兄ちゃん!」
途端パピルスはパッと笑顔になったが、すぐにバツの悪そうな顔になった。
「えっと、兄ちゃん……ごめんなさい。
勝手に入るつもりはなかったんだけど、イヌを追っかけてたら……」
「無事か、パピルス」
しかし、兄の気になる点は、そこではないようだった。
「……う、うん。ボクは大丈夫だよ。……あれ?兄ちゃん、兄ちゃんは何でここに……?」
パピルスが小さいイヌと首を傾げた瞬間だった。
「な、何だそいつは……!?」
見ると、サンズの後ろからアンダインがやってきていた。
そして、アンダインの槍の切先は……大きいイヌに向いていた。
「きさま、パピルスに何をした!?」
「ま、待ってアンダイン!これはイヌだよ!」
パピルスは慌てて前に躍り出た。友達同士を戦わせるわけにはいかなかった。 - 249二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:47:14
「……………………は?」
それに対するアンダインの返事は……呆然としたものだった。
「イヌ……か?この、ドロドロが……?」
「イヌだよ!ホネが大好きだし!とっしんしてくるし!お腹見せてくるし!」
なんなら大きいイヌはアンダインにも尻尾らしき部分を振って、腹らしき部分を見せている。
アンダインも毒気を抜かれたように槍を消し、頭を掻いた。
「……どうなってるんだ一体……そもそもこいつは何なんだ?」
「イヌだよ!」
「いや、イヌはわかった……問題は……」
「あっ、そうだ兄ちゃん!」
アンダインが言うより早く、パピルスはサンズの首根っこを掴むと、さっきのテレビの前にセッティングした。
「兄ちゃん、これ読めるっ?オレさまには難しくて……」
読めるか読めないか、と言われれば、読める。問題なく。なんなら説明も出来る。
しかし、アルフィー……当人不在の上、ここまで深く入り込んで、一体、どうしたものだろうか。
サンズが悩んでいると……
今日は寝ます。
- 250二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:47:51
ふとニンゲンを追いかけていたことを思い出すパピルス
- 251二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 08:31:02
奥からこちら側に誰かが近付いてくる
- 252二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 12:24:03
アルフィーがあわててやってきた
- 253二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 12:24:34
いつの間にか隣にいるガスター
- 254二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 13:03:58
- 255二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 18:54:54
- 256二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:59:18
「あれ、きさまも迷い込んできたのっ?」
突然パピルスがサンズに声をかけ――違う。正確には、サンズの隣だ。
「――っ」
思わず、息を呑んだ。
いきなり、それはいた。
黒衣に身を包んだ、背の高い――髑髏の、モンスター。
「……きさま……最近このあたりを騒がせているモンスターか!?」
真っ先に動いたのはアンダインだった。一度消した槍を再び出して、臨戦態勢を取っている。
サンズも目を見開き、その姿に思わず硬直してしまっていた。
そのモンスターは……
- 257二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:20:32
遠くを指差すとそこにかつてのアルフィーの幻影があった
- 258二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:21:50
サンズたちを案内するかのように奥へと向かっていった
- 259二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:25:23
ニンゲンと友だちだった時の時空の映像を三人に見せるガスター
- 260二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:58:09
「きさまなにをしている……?」
三人を無視して何かの研究を続けるガスター
どうやらこれは過去の映像のようだ - 261二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 00:44:03
- 262二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 07:23:35
- 263二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 15:14:25
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- 264二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:12:37
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- 265二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:13:12
「💧︎♋︎■︎⬧︎」
黒衣のモンスターが、口を開いた。
恐らく、口を開いたのだろう。だが、そのモンスターから聞こえる声らしい音は、おおよそ聞き取れるものではなかった。
……サンズを除いて。
「……」
一体何を言うつもりなんだ、これは。
サンズは、そのモンスターをじっと見つめた。目を、そらせなかった。
再び、黒衣のモンスターが言った。言ったのだろう。恐らく。
「👎︎︎︎⚐︎︎︎🕆︎︎︎✡︎︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎✌︎︎︎ ✌︎︎︎☠︎︎︎⚐︎︎︎ ☠︎︎︎✋︎︎︎☠︎︎︎☝︎︎︎☜︎︎︎☠︎︎︎ ☠︎︎︎⚐︎︎︎ 👍︎︎☟︎︎✋︎︎😐︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎✌︎︎︎ ☟︎︎︎✌︎︎︎
🕈︎︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎☜︎︎︎🕈︎︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎☜︎︎︎ ☠︎︎︎⚐︎︎︎ 💧︎︎︎⚐︎︎︎🕆︎︎︎☪︎⚐︎︎︎🕆︎︎︎ 🕈︎︎︎⚐︎︎︎ ☟︎︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎🕆︎︎︎😐︎︎✌︎︎︎☠︎︎︎✋︎︎︎
🕆︎︎︎🕈︎︎︎✌︎︎︎💣︎︎︎✌︎︎︎🕈︎︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎🕆︎︎︎ ✡︎︎︎⚐︎︎︎🕆︎︎︎👎︎︎︎✌︎︎︎」
「……ニンゲンの、ちから……?」
訝しむようにサンズが呟く。
「……ニンゲンだと? おいサンズ、こいつは一体何を言って……」
アンダインには、その声が、声ともつかない、雑音にしか聞こえなかった。
「❄︎✌︎☠︎😐︎✡︎🕆︎💧︎☟︎✋︎☠︎📬︎📬︎📬︎
✌︎😐︎🕆︎☠︎✌︎😐︎✋︎ 😐︎⚐︎🕆︎😐︎✋︎💧︎☟︎✋︎☠︎📬︎📬︎📬︎
💧︎⚐︎☠︎⚐︎❄︎✌︎💣︎☜︎ ☠︎✌︎☼︎✌︎ ☠︎✌︎☠︎✋︎ 🕈︎⚐︎ 💧︎☟︎✋︎❄︎☜︎💣︎⚐︎ 😐︎✌︎💣︎✌︎🕈︎✌︎☠︎✌︎✋︎ ❄︎⚐︎✋︎🕆︎
❄︎💧︎🕆︎✡︎⚐︎✋︎ 😐︎☜︎❄︎💧︎🕆︎✋︎📬︎📬︎📬︎」
モンスターは身をかがめ、サンズの顔を覗き込んだ。
「😐︎✋︎💣︎✋︎ ☠︎✋︎💣︎⚐︎ ⚐︎👌︎⚐︎☜︎☝︎✌︎ ✌︎☼︎🕆︎☠︎☺︎✌︎ ☠︎✌︎✋︎😐︎✌︎✍︎」
サンズの顔色が変わった。あるいは、目の色が。 - 266二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:24:48
「✌︎☠︎⚐︎ ☠︎✋︎☠︎☝︎☜︎☠︎ ☠︎⚐︎ 😐︎⚐︎🕆︎👎︎⚐︎ ☠︎✋︎ ✡︎⚐︎☼︎✋︎
☺︎✋︎😐︎✌︎☠︎☺︎✋︎😐︎🕆︎ ☟︎✌︎ ⚐︎⚐︎✋︎☠︎✋︎ 😐︎⚐︎☠︎☼︎✌︎☠︎ 💧︎☟︎✋︎❄︎☜︎✋︎☼︎🕆︎
☺︎✋︎❄︎💧︎🕆︎☠︎✋︎ 😐︎✡︎⚐︎💣︎✋︎👌︎🕆︎😐︎✌︎✋︎ ☟︎⚐︎👎︎⚐︎☠︎✋︎」
モンスターは語り続ける。おおよそ名状しがたい声で、語り続ける。
「💧︎⚐︎☠︎⚐︎ ✡︎🕆︎☝︎✌︎💣︎✋︎ ☟︎✌︎
💧︎⚐︎☠︎⚐︎ 😐︎☜︎❄︎💧︎🕆︎✋︎ ☟︎✌︎
🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ 🕈︎⚐︎ ✡︎⚐︎💣︎✋︎☝︎✌︎☜︎☼︎✌︎💧︎☜︎☼︎🕆︎ ☠︎✋︎ ✋︎❄︎✌︎☼︎🕆︎ ☟︎⚐︎👎︎⚐︎ 👎︎✌︎❄︎❄︎✌︎」
「……ッ」
ぎり、とサンズが、普段から噛み締めている歯を、更に噛み締めた。
「勝手に死んでおいて、勝手に蘇った、って?……笑えないジョークだな。悪趣味だ」
サンズの声は、パピルスが今まで聞いたことがないほどに、冷え切っていた。
「😐︎✌︎❄︎❄︎☜︎☠︎✋︎ 👎︎☜︎☟︎✌︎ ☠︎✌︎✋︎
✌︎☠︎⚐︎ ☠︎✋︎☠︎☝︎☜︎☠︎ ☠︎⚐︎ 😐︎⚐︎🕆︎✋︎ ☠︎⚐︎ 😐︎☜︎😐︎😐︎✌︎👎︎✌︎」
「こっちこそ、そういう問題じゃない!」
ついに、サンズが声を荒げた。
ラボ中にサンズの声が響き、大きいイヌも小さなイヌも、ただならぬ様に怯えているようだった。 - 267二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:47:48
「✋︎☪︎🕆︎☼︎☜︎☠︎✋︎ 💧︎☜︎✡︎⚐︎」
モンスターは、サンズの動揺も気にも留めず、サンズ達に背を向け、廊下の奥へと歩き始めた。
歩いている、のだろう。足が見えない為、果たして本当に「歩いて」いるのかすらわからないが。
「🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ ☠︎⚐︎ 😐︎⚐︎☠︎⚐︎ 💧︎⚐︎💧︎☜︎✋︎ ☟︎✌︎
😐︎⚐︎☠︎⚐︎ ☺︎✋︎😐︎✌︎☠︎☺︎✋︎😐︎🕆︎ ☝︎☜︎☠︎❄︎☜︎✋︎ 👎︎✌︎☼︎⚐︎🕆︎
😐︎⚐︎☠︎😐︎✌︎✋︎ ☟︎✌︎ ☠︎✌︎☠︎✋︎💣︎⚐︎☠︎⚐︎ 😐︎✌︎ ☝︎✌︎ 💧︎⚐︎☼︎☜︎ 🕈︎⚐︎ ☠︎⚐︎☪︎⚐︎☠︎👎︎✌︎
👎︎✌︎😐︎✌︎☼︎✌︎ 🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ ☟︎✌︎ 😐︎⚐︎😐︎⚐︎ ☠︎✋︎ ✋︎❄︎✌︎」
「何者かって……」
「😐︎✌︎☠︎💧︎☟︎⚐︎🕆︎ 👎︎✌︎
😐︎✋︎💣︎✋︎☟︎✌︎ 👎︎⚐︎😐︎⚐︎😐︎✌︎ 👎︎☜︎ 💧︎☟︎✋︎❄︎❄︎✌︎ ☟︎✌︎☪︎🕆︎ 👎︎✌︎☼︎⚐︎🕆︎✍︎」
「そういう事を言ってるんじゃない!
お前は、いつも一人で勝手に話して、勝手に完結して……!」
だがモンスターは、更に勝手に奥へと歩いていく。
もはや話は終わったとばかりに。
「✌︎✌︎ 💧︎⚐︎👎︎✌︎」
そして、終わったはずの話を、自分勝手に再開する。
「💧︎✌︎☠︎💧︎
😐︎⚐︎☠︎⚐︎ ☺︎✋︎😐︎✌︎☠︎☺︎✋︎😐︎🕆︎ 🕈︎⚐︎ ⚐︎🕈︎✌︎☼︎✌︎💧︎☜︎❄︎✌︎✋︎ ☠︎✌︎☼︎✌︎
✌︎☼︎🕆︎✋︎☟︎✌︎ ✋︎✋︎ ☜︎☠︎👎︎✋︎☠︎☝︎ 🕈︎⚐︎ ⚐︎💣︎⚐︎✋︎ ❄︎💧︎🕆︎😐︎✌︎☠︎✌︎✋︎ ☠︎✌︎☼︎✌︎」
いつの間にか、そのモンスターは、サンズに囁く距離にいた。 - 268二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:48:44
「🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ 🕈︎⚐︎ ✡︎⚐︎👌︎✋︎☠︎✌︎💧︎✌︎✋︎
☞︎🕆︎👎︎✌︎☠︎ ☟︎✌︎ 🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ 😐︎✌︎☼︎✌︎ ⚐︎🕈︎✌︎☼︎✋︎ 🕈︎⚐︎ ❄︎💧︎🕆︎☝︎☜︎☼︎🕆︎ ☝︎✌︎
😐︎⚐︎☠︎😐︎✌︎✋︎ 😐︎🕆︎☼︎✌︎✋︎ 😐︎✋︎💣︎✋︎ 😐︎✌︎☼︎✌︎ ✡︎⚐︎👌︎✋︎👎︎✌︎💧︎🕆︎ 😐︎⚐︎❄︎⚐︎🕈︎⚐︎ 😐︎✡︎⚐︎😐︎✌︎ 💧︎☟︎✋︎✡︎⚐︎
👎︎☜︎☟︎✌︎ 💧︎✌︎☼︎✌︎👌︎✌︎ 👎︎✌︎」
そして、今度こそ、モンスターは姿を消した。
後に取り残されたのは、サンズたちだけだった。
サンズは、 - 269二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:52:57
🌼<……あれ とまっちゃった?
🌼<……なあんて ね。
🌼<キミたちも しってるでしょ?
🌼<あしたから あたらしい ぼうけんが はじまる。
🌼<あたらしい やみのせかいが ひらく。
🌼<ニンゲンは どうやら……そっちに あそびに いく みたい。 - 270二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:56:41
🌼<そういうわけで どうやら しばらく こっちには こない みたい。
🌼<まあ……じこ でも じぶんでする まえに うっかり しって しまったら……
🌼<きっと つまらない からね。
🌼<かいけつ したら もどってくると おもうよ。
🌼<だから それまで……
🌼<……じゃあね。また こんど。 - 271二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 02:07:06
何て事に……
- 272二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 08:17:08
サンズ大丈夫かな
立ち直れそう? - 273二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 15:36:13
乙テール
- 274二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:39:54
ほし
- 275二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:40:31
ゆ
- 276二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 04:01:50
やはり生きてたか
- 277二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 10:04:13
ホステール