- 1二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:03:01
ニンゲンが地底世界を去った後、モンスターたちはどう過ごしたのか、という物語を安価で作りたい。
もちろん全部ネタバレ注意。
ただし今回はGルートとNはNでもロードしたらPルートに行けるルート(全員と友達ルート)、
そして、既に通ったルートは除く。
過去スレまとめはこちら。
過去スレ一覧&現在までのエンディングリスト | Writeningアンダイン死亡の追放トリエルエンドから、スパゲッティアンドピースな世界になった1スレ目 https://bbs.animanch.com/board/2864876/ 全員生存のアンダイン裏切られエンドから、ある種の『真実』を知ってし…writening.net - 2二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:04:13
Nルートまとめは以下の表の通り。
(参考元:Undertale Japan Wiki
https://undertale.fandom.com/ja/wiki/Undertale_Japan_Wiki
ライセンス:CC-BY-SA)
今回も、まずどのNルートを経たのかを決める。
このニンゲンはトリエルを殺した?見逃した?
- 3二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:24:11
殺した後ロードし逃がした
- 4二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:30:55
- 5二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:37:59
そこそこ殺した
- 6二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:42:04
- 7二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:53:34
みのがした
- 8二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:13:26
- 9二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:14:41
無事だ
- 10二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:15:42
死ななかった
- 11二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:16:06
かなり殺された
- 12二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:18:55
ニンゲンはホットランドやコアのモンスターたちのみを殺したようだ。
彼らはメタトンの生放送を見ずに亡くなったのだろう。
そしてニンゲンは、アズゴア王と出会った。
ニンゲンは、アズゴア王と戦い、そしてフラウィと戦った。
ニンゲンは、フラウィを殺した?見逃した?
- 13二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:27:55
殺した
- 14二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:31:22
ニンゲンはフラウィを殺し、地底を去った。
地下では、トリエル、パピルス、アンダイン、メタトン、サンズが生きている。
地下では、アズゴア、いせきとホットランド、コアのモンスターたちが死んでいる。
サンズは、ニンゲンの携帯電話に、メッセージを残す事にした。 - 15二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:32:58
女王がリーダーとして戻ってきた事、落ちてきたニンゲンには仲間として接するようにおふれを出した事。
しかし、ニンゲンのせいでアズゴアや多くの仲間が死に、集めてあった6人のニンゲンのタマシイも無くしたモンスターたちには受け入れられなかった事。
アズゴアの件で怒り狂ったアンダインを旗頭に、モンスター達が反乱を起こした事。
アンダインは力づくで女王を城から追い出し、彼女自身が女帝として君臨した事。
女王はいせきに追放された事。
アンダインが、本気でニンゲンを滅ぼそうとしている事。
そして、自分とパピルスが、遺跡にいる女王に、たびたび会いに行っている事。
それが、今の地下世界であること。
現状を吹き込み終えると――何やらデジャヴを覚えながら――サンズは電話を切った。
この物語の後日談は、ここから始まる。
まずは誰から後日談を始めようか?
今日は寝ます。
- 16二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:49:08
トリエル
- 17二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 06:40:01
おやすみ
- 18二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 11:17:22
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- 19二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 17:41:38
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- 20二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:27:39
――なんだか、長い夢を見ているような気持ちだった。
実際は、そんなことはないのだが。
でも、あのニンゲンの子どもを――まるでお化けを見たような顔をしたのが気になったが――見送った。
その後、女王に復帰し、そして、すぐに女王の座を追われた。
ずっと慌ただしかったが、また一度いせきに戻ってしまえば、静かな日々だ。
眠っていたわけではないのに、何故か、夢から覚めたような気持ちだ。
そんなことを漠然と考えながら、トリエルはいつものルーティンを行った。
いせきを見回り、きんいろの花に水をやる。ニンゲンの子どもが落ちてきていないかも見る。
――否、いつもの、ではない。
最近はそのルーティンの中に、いせきのモンスターたちの墓参りが加わっている。
いせきを抜けたあの子が屠っていったモンスターたちの、安らかな眠りを祈る。
それが、最近のトリエルのルーティンだった。
いつものようにいせきを歩いていると……
- 21二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:32:56
外からノックの音が聞こえてきた
- 22二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:33:35
クモがドーナッツを売っていた
- 23二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:35:57
なぜかパピルスが黄色い花に水を上げていた
- 24二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:45:32
生き残ったモンスターたちが何かを噂していた
- 25二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:47:03
- 26二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:07:20
- 27二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 01:01:50
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- 28二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 09:48:41
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- 29二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 17:11:37
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- 30二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:08:56
結局、その朝は――やはりというべきか――ニンゲンが来る事はなく、トリエルは普通に自宅へと戻った。
次は何をしようかと考えていると、コン、コン、と誰かがノックする音が聞こえた。
……一体誰だろう?
最近よく遊びに来る「彼ら」だろうか、それとも……
「どちら様ですか?」
トリエルはドアの外に呼びかけた。すると……
- 31二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:54:34
サンズだった
- 32二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:55:03
フロギー
- 33二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:59:28
クモがドーナッツを売りに来た
- 34二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:01:21
生き残ったいせきのモンスターたちだ
- 35二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:03:16
- 36二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:25:17
- 37二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 00:38:13
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- 38二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 08:49:55
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- 39二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 17:10:57
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- 40二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 18:42:07
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- 41二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 21:41:30
「――knock knock」
ノックの音は、地下、スノーフルへと通じる門の方から聞こえてきた。
しかも、口でもノックの音を言う用意周到っぷりだ。
だからトリエルは、いつものように答えた。
「どなたですか?」
「ホネだよ」
「まあ、どんな骨かしら?」
くく、と門越しに、噛み殺したような笑い声が聞こえた。
「不用心だな。こんな時は言ってやらなきゃ。“どこの馬のホネともわからない奴め”ってさ」
今度はトリエルがくすくす笑う番だった。
「その“ホネ”太のジョークが、何よりの自己紹介だわ――いらっしゃい、サンズ」
門を開くと、そこにはいつも通りのにやけ顔をしたサンズが立っていた。
「よ、トリエル。チョーシどお?」
「ええ、おかげさまで。さあ、入ってちょうだい」
トリエルに招き入れられ、サンズは「どーも」と会釈して、家の中に入った。
「パピルスさんは?」
「あー……ちょっと野暮用。元気だよ。昨日とおんなじくらい」
言いながら、2人は階段を登り、自然、リビングに着いた。
トリエルが手早くきんいろの花のお茶を淹れ、焼いてあったバタースコッチパイを取り出した。
そうして、いつものように自然とお茶会が始まった。 - 42二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:05:53
お茶会、といっても、時間的にはもうブランチに近い。
二人とも朝ご飯は食べた上でパイを食べている。
パピルスに見つかったら「お昼ご飯食べられなくなっちゃうよっ!」と注意されるところだろう。
そしてその口にもパイが押し込まれ「ウヒョウ!おいしい!」と自分の注意を秒で忘れるだろう。
なんて話もしながら、お茶会は和やかに進んだ。
そして、周辺の話が尽きれば、話の範囲は、自然と広がる。
すなわち、門の向こう、スノーフルの氷の向こう――ウォーターフェルや、ホットランド、そしてコアやニューホームだ。
「……その件なんだけどな……」
と、サンズは珍しく言葉を濁した。
一体、何を言おうとしているのだろうか……?
- 43二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:16:33
アンダインが何かをしでかすつもりだ
- 44二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:18:54
アルフィーとメタトンがアンダインを止めたがっているらしい
- 45二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:23:54
既視感に陥るモンスターたちが増えている
- 46二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:25:35
またメタトンがコンサートをするようだ
- 47二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:34:37
- 48二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:38:41
- 49二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:52:11
「……まあ、話半分で聞いてほしいんだけどさ、」
ぎし、と椅子にもたれかかりながら、サンズが言った。
「最近、既視感を覚える奴が増えてるらしいんだよ」
「既視感?」
「デジャヴとも言うな。あれ、これ、前にも同じ事があったような……って奴だ」
その感覚には――トリエルも、少し、覚えがあった。
今までニンゲンが7人落ちてきた。
最後の一人が去って行って、その後初めて、サンズやパピルス、アンダイン、
地底に生きているモンスター達と出会った。
そのはずだ。
しかし、何だか、ひっかかる。
もう何度も、ここで一緒にバタースコッチパイを食べた事があるような気がする。
時にはサンズと、時にはパピルスも一緒に。それが何度も、あったような……
「……ま、地底は狭い。突き付けるツラもおんなじメンツだ。そりゃ、おんなじ話だって繰り返すって」
サンズは何てこともないように腕を広げ肩を竦めた。
「だから……あー……アンタもデジャヴを覚えたからって、気にする事はないよ。それを話にきたんだ」
サンズはひらりを手を翻すと、椅子からぽんと降りた。
「ごちそうさん。オイラ、そろそろ帰るよ」
そして、有無を言わせず去っていく。
「……え、ええ。……ごきげんよう」
彼は、今、何かをごまかした。それがわかっても、トリエルには、触れる事が出来なかった。
サンズは門を出て、スノーフルへと帰ってきた。すると……
今日は寝ます。
- 50二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:54:05
パピルスが出迎えてきた
- 51二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 01:39:41
いぬのモンスターたちが何かを噂していた
- 52二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:33:50
グリルビーが何やら騒がしい
- 53二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 16:18:52
ロイヤルガードのモンスターたちが新兵を募っている
- 54二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 16:41:26
- 55二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 18:35:58
- 56二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 22:04:07
スノーフルはいつも通り……というわけにはいかなかった。
ニンゲンの爪跡は深く、みやこから離れたここでも、きな臭さが伝わってくる。
イヌでなくとも、わかるほどには。
もっとも、と、グリルビーズの店先を見ながらサンズは思う。
そのイヌ本人がきな臭さを発している事も、ままある事なのだろう、と。
「今、ロイヤル・ガードでは人員を募集してるッス!」
(我々モンスターの未来の為に、アンダイン女帝陛下の為に、どうか力を貸してほしいサ!)
イヌカップルが、道行くモンスターたちに、チラシを配っていた。
チラシにはアンダインの有志と、「人員募集」の文字が載っているのが見える。
ホットランドやコア……中枢に近い場所にいたモンスターたちは、随分な数が犠牲になったと聞く。
だから人員を募集しているのだろう。きたるニンゲンとの戦争の為に。
数多くの同胞を屠り、地上へ逃げおおせたニンゲンを殺す為に。
サンズはその様を横目で見ながら、通り過ぎようとして、
「――」
誰かに、声を掛けられた。
それは……
- 57二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:02:11
アルフィー
- 58二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:02:55
モンスターキッド
- 59二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:04:04
パピルス
- 60二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:05:34
ワンボー
- 61二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:06:29
- 62二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:08:33
- 63二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:09:00
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- 64二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 17:21:03
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- 65二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 21:53:38
「待て、動くな、いや動いてくれ、見えなくなる」
ビラ配りするイヌの中からはみ出して、ワンボーがサンズに駆け寄ってきた。
「あー……こんな感じ?」
サンズがゆらゆら体を揺らすと、ワンボーは漸く要領を得た、という顔をした。
「あ、サンズだったのか……一応訊くけど、お前もロイヤル・ガードに……」
「向いてないんだよな、そーゆーの」
イヌも食わないケンもほろろ加減だった。
かのアンダイン女帝陛下の協力要請に対して「向いてない」で済ませる辺り、
真の怠け者とはこうなのか、それとも逆に豪胆なのか。
ワンボーも思わず尻尾を垂らして、
「……お前ならそう言うと思ったよ」
と吐き捨てるように言った。
イヌカップルも不満気、というか、よりもっと重い感情が籠った目で、サンズを見ていた。
サンズも肩を竦めて「頑張れよ」とだけ言って、その場を後にした。
T字路を通り過ぎ、図書館を通り過ぎ、そして、我が家にたどり着いた。
「ただいま、パピルス」
パピルスは……
- 66二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:42:21
キッチンでスパゲッティを作っていた
今回は趣向を変えて緑色のバジルソースだ - 67二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:47:34
いぬじんじゃへ奇跡的にたどり着いていた
- 68二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:52:15
花に水をあげる帰りに生き残ったモンスターたちと駄弁っていた
- 69二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:55:22
たらこのスパゲッティを作っていた
- 70二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 23:00:40
- 71二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 23:03:56
- 72二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 01:54:06
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- 73二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 10:22:03
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- 74二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 18:06:26
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- 75二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:19:18
「あっ、兄ちゃんおかえりっ!」
パピルスがフライパンを持ってバタバタと駆け寄ってきた。
中には緑色のソースがくつくつと煮えていて、ハーブ特有の独特な香りが立ち込めている。
「これっ、トリエルさんに教わった奴っ!バジルソースだって!!兄ちゃん、味見してみてっ!」
ウキウキのパピルスを見ながら、サンズはひと匙掬い舐めて……
dice1d5=1 (1)
- 76二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:28:35
「……うまい」
自然とそんな声が漏れた。
バジルとオリーブオイル、ニンニクの香りが混ざり合って、独特な旨味とコクが出ている。
率直に言っておいしい。トリエルが料理を教え始めてしばらく経つが、よくここまで上達したものだ。
来年になれば食べられるものが出来る、とジョークを飛ばしてみたこともあったが、思ったより早く、しかもおいしいソースが作れるなんて。
「おいしい?ウヒョウ!やったぁっ!」
フライパン片手にウキウキと舞い踊りそうなパピルスを諌めると、
「じゃあ、それを昼メシにしようぜ」
とサンズは提案した。
「うんっ!アンダインも一緒に、」
パピルスが口を開けたまま、言葉を止めた。
途端、気まずさ半分、寂しさ半分くらいの調子で、パピルスの肩が落ちる。
「……アンダイン、忙しいもんね。ジョテイヘイカだし。でも、アンダインにも食べてもらいたいなあ」
しかし、それが叶わない事は、パピルスでも知っている。
そもそもアンダインはトリエルをその政策ごと追い出した張本人なのだ。
忙しいのもあるだろうし、いい気もしないだろう。
肩を落とした弟の背中を、兄は優しく撫でた。
そのアンダイン女帝陛下は――
- 77二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:32:20
自分に反感を持つモンスターが増えていることに苛立ちを感じていた
- 78二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:33:28
訓練を指揮していた
- 79二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:45:17
地上への進行計画を練っていた
- 80二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:46:22
ニンゲンと友達になったときの幻視に悩んでいた
- 81二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:47:49
- 82二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 20:25:14
- 83二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:24:45
「剣を取れ!槍を取れ!斧を取れ!」
「イエスマム!」
「集中しろ!魔力を練るんだ!」
「イエスマム!」
「弾幕を張れ!敵を滅せよ!」
「イエスマム!」
みやこの一角にある巨大な訓練所で、アンダインはロイヤル・ガードたちや、候補生たちを訓練していた。
ホットランドやコアには、特に精鋭の兵士たちが集っていた。
だがそれらは皆、あのニンゲンによって、塵に変えられてしまった。
この辺りに住むモンスターたちは、特に危機感も義勇も憎しみも強い。
だからこうして、すぐにアンダインの呼びかけに答えてくれた。
「――よし、10分休憩だ! 水分を取り体を休めろ!」
「イエスマム!」
アンダインの掛け声で、みんな一斉に休憩を取り始めた。しかしその目はぎらぎらとして休まる事はない。
アンダインの隻眼も、また、同様に。
ボトルの水を飲み、汗を拭いながら、アンダインは辺りを睨みつけていた。
――前にも、こんなことをした気がする。
そんな妄想めいた感覚がよぎって、アンダインは首を振った。
その時だった。
「へ、陛下!!」
伝令係がバタバタと訓練所に駆け込んできた。
一体何の報せだろうか……?
- 84二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:30:00
背の高い髑髏のモンスターを目撃したという者がまた出たようだ
- 85二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:33:04
アルフィーが失踪
- 86二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:37:41
人間との戦争を望まない者達が前女王を擁立しよつとしている
- 87二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:38:56
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- 88二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:40:32
- 89二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:45:40
アズゴアカルトという新勢力ができた
- 90二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:52:08
- 91二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 02:02:26
このレスは削除されています
- 92二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 08:52:22
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- 93二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 10:47:52
「どうした、ニンゲンか?」
「い、いえ、違います。また、背の高い髑髏のモンスターを目撃した、という者が……」
伝令係の言葉に、アンダインは目元を歪めた。
――背の高い、髑髏のモンスター。
それは最近、この地底で目撃されているモンスターだ。
初めはパピルスと見間違えたんじゃないのか、と思われていたが、
目撃件数が増えるにつれ、どうも、そうではないらしい事が明らかになってきた。
少なくとも、パピルスではない。もちろん、背丈から言って、サンズでもない。
何よりアンダインの心をかき乱したのは、そのモンスターを見た者が、口を揃えて同じ事を言ったからだ。
――前にも、同じモンスターを見た事ある気がする。
地底は広いが、閉鎖空間だ。
知り合いの知り合い、くらいの距離感でいけば、だいたいのモンスターが繋がる。
その中で、誰の知り合いでもないモンスターが、デジャヴを引き起こしているのは――据わりが悪い。
据わりが悪いし、気分も悪い、何より、気味が悪い。
「……これで15件目か?」
「いえ、16件目です、陛下」
アンダインはため息をつくと、
「しばらく自主練だ。自分のペースで訓練し、自分のペースで休憩しろ。戻ったら練度を見てやる」
と、ロイヤル・ガードとその卵たちに言うと、訓練所を後にした。
アンダインが向かったのは……
- 94二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:41:03
サンズとパピルスの家
- 95二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:41:44
アルフィーの研究所
- 96二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:42:50
ガーソンに何か知らないか尋ねにいく
- 97二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:45:34
かつての自分の家
- 98二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:57:33
- 99二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 17:45:00
- 100二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:26:45
アンダインは、アルフィーのラボへと向かっていた。
以前までなら、彼女の元を訪れると考えただけで、体中の水分が沸騰するような心地だっただろう。
実際ホットランドは暑いが――もちろん、そんな意味ではない。
しかし、今のアンダインにとって、アルフィーは、自分の直属の部下だ。
ロイヤル・ガードの団長だった時から、自分には守るべきものがたくさんあると思っていた。
そして、王冠を奪ったその時から――自分は何て甘かったのだろうと知った。
守るべきものだ。重荷だ。重圧だ。ありとあらゆる。
その中には、もちろん、アルフィーもいる。
そうしてありとあらゆる事を思考しながら、アンダインは、アルフィーのラボのドアを開けた。
「アルフィー、いるか。わたしだ。例のモンスターの件について……」
アルフィーは何をしているだろうか?
今日は寝ます。
- 101二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:41:29
メタトンと何かを話している
やはりあの髑髏のモンスターについてのようだ - 102二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 08:27:25
メタトンの新曲を聞いてる
- 103二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 10:15:47
髑髏のモンスターの正体について調べている
- 104二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 10:19:49
様々な場所に増設しておいた監視カメラの映像を確認している
しかしそこに噂のモンスターの姿なかった - 105二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 12:26:19
- 106二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 15:26:58
- 107二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:02:21
アンダインがラボに踏み込んだ時、アルフィーはコンピュータと向かい合っている所だった。
画面には地底のあらゆる場所が映し出されており、アルフィーはその画面を次々切り替えては、何かを探しているようだった。
やがてアルフィーはアンダインに気付いて、思わず尻尾がびくんと跳ねた。
「あ、ああアンダイン女帝陛下……その、な、何のご用でしょうか……?」
アルフィーのよそよそしい話し方に、アンダインは湧き上がるあらゆる感情に目を瞑り、代わりに当初の予定を果たすことにした。
「またあのモンスターが目撃された。何かわかったことはあるか?」
あのモンスター、で、二人の間では十分通じた。そして通じたからこそ、アルフィーは首を振った。
「そ、それが……その、見つからないんです」
「……見つからない?」
一体どういうことだろうか。
「その、目撃された日時の防犯カメラの映像を確認したんですけど……ぜ、全然、見つからないんです。
そのモンスターを見た、って人は映ってます。びっくりしてるところも。
でも、その髑髏のモンスター自体は映ってなくて……」
ますます気味の悪い話だ。
「……まるで集団幻覚みたいだな」
アンダインがぽつりと漏らした。
「アルフィー、もう少し調べてくれ。このままでは地底の団結が不安定になる。
今こそ、モンスターたちのタマシイの鼓動を一つにしなければならない」
「……わ、わかりました」
頼んだぞ、とアンダインはアルフィーの肩を叩き、再び訓練へと戻っていった。
そして、残されたアルフィーは……
- 108二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:14:06
何者かの視線を感じる
- 109二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:15:22
気晴らしにメタトンの曲をかける
- 110二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:17:45
どこにでも現れる習性とスケルトンの様な見た目からサンズとの関係を疑うアルフィー
- 111二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:41:48
いっそ自分も会って彼が何が目的なのか話をしてみようと外に出るアルフィー
- 112二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:43:01
- 113二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 23:18:50
- 114二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 08:12:50
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- 115二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 16:43:15
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- 116二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:20:29
アルフィーは、目撃されたモンスターの人相書きを見て、ため息をついた。
目撃者の証言から作った人相書きだが……その様は、何とも恐ろしいものだった。
背の高い、髑髏。白い顔に、黒い外套――多種多様なモンスターが住む地底においても、異質な姿。
「…………」
だが――引っかかる。何かが。
何か――アルフィーの中にある、何かが、引っかかっている。
あるいはこれも、最近地下で蔓延しているデジャヴの病なのだろうか?
「…………」
そうしてしばらく人相書きを眺めていたが、アルフィーは首を振り、そして、傍らにあったバッグを手に取った。
このモンスターが、一体どこにいるかなんてわからない。
ただ、これだけのモンスターが目撃しているのだ。
自分も、会えるかもしれない。会って、話を聞けるかもしれない。
普段のアルフィーなら思いつきもしない事だろう。だが、今の彼女は、それを閃いてしまったのだ。
バッグに諸々荷物を積めると、アルフィーはそっとラボを抜け出した。
――さて、まずはどこに向かおう?
- 117二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:27:36
ウォーターフェルの静寂のエリア付近
- 118二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:34:34
ホテル前
- 119二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:35:10
ガラクタ置き場
- 120二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:36:35
クモのドーナッツ屋がある通路
- 121二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:44:57
- 122二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:47:57
- 123二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 01:10:22
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- 124二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 09:51:29
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- 125二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 17:41:55
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- 126二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 21:28:37
やがてアルフィーは、ウォーターフェルのガラクタ置き場にたどり着いた。
何人目かの目撃者であるキャッティは、この近くで例のモンスターを見たという。
しかし、一緒にいたアリゲッティには見えなかった事が、彼女の気を落ち込ませたらしい。
幸い、今でこそだいぶ治ってきて、いつものように友達と商売をしているそうだ。
――ここで、何かを見つけられるだろうか。
勝手知ったるゴミ捨て場だが、今日は――緊張する。
アルフィーは鞄に内蔵したセンサーを起動すると、あちこちにアンテナを向けた。
何か反応があればいいのだが――そう思った、その瞬間だった。
- 127二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 21:49:31
突然マネキンが動き出した
- 128二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 21:51:22
早速反応が来た
- 129二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 21:59:22
背後に誰かいる事に気付くアルフィー
- 130二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:04:20
遠くから噂に聞いた髑髏のモンスターが近づいてきた……と思ったらパピルスだった
- 131二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:22:03
- 132二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:26:29
- 133二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:53:10
その時、不意にセンサーがビープ音を奏でた。
「――ッ」
思わず息を呑む。どこだ。一体、何に反応した……?
慌てて、しかし確実に、アルフィーは反応した方向を探した。
そして。
「ぬおおおおおおっ!!!」
ビープ音が大きくなると同時に、水しぶきをあげ、飛び出してくる物があった。
――マネキンだ。
しかも、怒っている。猛烈に。
一体この、マネキンは、誰に、何で起こっているのだろう……?
今日は寝ます。
- 134二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:54:54
友達は髑髏のモンスターを見たのに自分のところには来ないこと
- 135二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:14:30
- 136二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 22:45:15
「思い出しただけでも腹の立つ!!
あのニンゲン! あのニンゲン!! あのニンゲンめ!!!」
そう叫んで体をガタガタいわせたのは、確かこの近くに住んでいるマネキンだ。
いつも怒っているのでぷんすかマネキンなんて呼ばれてるらしい。
いや、マネキンの名前はともかくだ。
「……ま、待って……?今何て言ったの……?ニンゲン……?」
アルフィーがゴミ陰からおずおず姿を現すと、「あぁ!?」とぷんすかマネキンは声を荒げた。
「ニンゲンだよニンゲン!いせきのいとこの仇を取ってやろうと思ったのに、さんざんおちょくってきて……!
ああ思い出しただけでも腹が立つ!!」
そこまで怒鳴り散らした後、ぷんすかマネキンは改めてアルフィーを見た。
「……誰だキサマはッ!!」
「え、ええ、と。あ、アルフィーです。王宮直属の科学者の……」
王、という言葉に、ぷんすかマネキンは(無い)鼻息を荒げた。
「アンダインの部下か!……いや待て……思い出した!
キサマ、アンダインの家にちょくちょく来てた奴だな!」
「え、ええ、まあ……」
だめだ、このままだと話が長くなりそうだ。
「えっと、そのアンダイン……陛下のお使いで来たんだけど……
あ、あなたは、見なかった?その……背の高い、髑髏の、モンスター……なんだけど……」
ぷんすかマネキンは……
今日は寝ます。
- 137二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 23:05:14
あるぞ、と答えるぷんすかマネキン
- 138二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 07:55:18
- 139二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 12:35:31
知らないようだ
- 140二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 12:37:17
なんとニンゲンに続いてあの髑髏のモンスターにもやられた事があるそうだ
- 141二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 12:39:35
- 142二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 19:31:01
- 143二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 23:09:33
途端、ぷんすかマネキンはまた怒り始めた。さながら瞬間湯沸かし器だ。
「背の高い髑髏のモンスターだとッ!?」
「きゃっ!?」
そのあまりの勢いに、アルフィーは思わず尻餅をついてしまった。
元々濡れてはいた白衣が、更に水分を吸ってびしょびしょになる。
だが目の前のぷんすかマネキンの怒りようと来たら、
そんな水気などあっという間に蒸発させてしまいそうだった。
「ああそうだ、アイツはニンゲンの後にやってきた!
見かけない顔だったから脅かしてやったら!!……やったら……!」
「……やったら?」
アルフィーが思わず問い直すと、ぷんすかマネキンは途端、とてつもなくバツの悪そうな顔をした。
「……」
「……」
辺りには、水音しか聞こえなくなってしまった。
「…………もしかして……その……負けちゃっ」
「うるさいうるさいうるさい!! もういい! あばよ!!」
語るに落ちていた。ぷんすかマネキンはそのままどこぞへと立ち去って行った。
「……あ」
どうしよう。結局、何もわからなかった――アルフィーはしとどに濡れながら、ため息をついた。
いや、一応進展はあったか。
あのモンスターは、どうやら、戦えるらしい。
一方その頃……
今日は寝ます。
- 144二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 23:30:13
珍しくグリルビーにいるパピルスがいぬのモンスターたちから聞き込みをしていた
- 145二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 08:18:59
パピルスが例のモンスターを探しに行っていた
- 146二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 16:17:04
遺跡のモンスターから髑髏のモンスターの噂を聞いて何かを思い出しかけるトリエル
- 147二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 16:18:18
髑髏のモンスターの手配書を配るバガパン
- 148二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 16:20:33
- 149二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 20:42:47
- 150二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 23:02:19
「うーん。この辺りかなっ?」
パピルスはウォーターフェルの草むらに頭を突っ込んでいた。
今でこそアンダインとはなかなか会えていないが、それでもパピルスはアンダインを慕っている。
だから、その彼女が何かを探しているというのなら、それを見つけてやろうと思ったのだ。
まして、その対象が――髑髏のモンスター、とくれば。
「兄ちゃんやボク以外にスケルトンがいたなんて! お友達になれそうっ!」
などと言いながら今度は水に顔を突っ込んだ。ぎょっとした顔でウォシュアが逃げていく。
「おーい! いないのーっ!?」
しかし、声は木霊になって、遠くへ吸い込まれていくだけだった。
「……」
パピルスは、珍しく肩を落とした。
わかっているのだ。これはある種……ただの「トウヒ」という奴ではないか、と。
しかし、パピルスはすぐに首を振って駆け出した。
やってみる事に意味がある。手を伸ばさなきゃ始まらない。
ならば、手を伸ばし続けるまでだ。
すると……
今日は寝ます。
- 151二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 23:24:37
いつの間にか背後にマネキンがあった
「もしやオレさまのファンか!?」 - 152二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 02:15:33
シャイレーンがきた
- 153二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 08:15:11
Gaster Follower 1が背後に立っていた
- 154二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 09:04:08
ガーソンが来た
- 155二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 09:08:46
- 156二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 11:38:04
- 157二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 20:26:57
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- 158二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 22:24:14
そうしてあちこちウロウロしていると……
不意に、わん、と鳴き声が聞こえた。
パピルスは聞き覚えのあるその声に、再び辺りをキョロキョロと見回した。
「だ、だれっ!?」
誰、と言いつつ、パピルスは半ば、その正体に気付いていた。
それは、白いイヌだった。
毎度おなじみの。
例によって例のごとくの。
あの、白いイヌだった。
普段なら何しにきたの!と邪見にするところだが、今日はイヌの手でも借りたい気分だった。
「キサマ、スケルトンがどこにいるのか知ってるの?」
イヌはパピルスの問いに、わん、と鳴いて、そして、走り出した。
「そっちにいるのっ!?」
慌ててパピルスはイヌを追いかけて走る。
果たしてイヌがたどり着いたところは……
- 159二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:09:15
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- 160二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:10:13
アルフィーのところへ来た
- 161二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:11:39
サンズのホットドッグ屋だ
どうやらホットドッグを買って欲しいらしい - 162二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:12:47
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- 163二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:14:44
- 164二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:28:28
- 165二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 08:27:59
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- 166二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 16:59:08
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- 167二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 21:14:45
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- 168二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 21:40:07
イヌはあっという間にウォーターフェルを駆け抜け、ホットランドに突入した。
パピルスもそのパワフルな走りでイヌの足取りに追いつく。
そして、追いついた先で、パピルスは思わず呆気に取られた。
「ここ、ドクターアルフィーのラボじゃないのっ!?」
驚いて素っ頓狂な声をあげるパピルスをよそに、イヌは前足でカリカリと自動ドアをひっかき、あっという間に開けてしまった。
「あっ、こら!ヒトの家に入る時は挨拶しなきゃでしょっ!?」
ロビーに駆け込むイヌを、パピルスは慌てて追いかけ、そして、すぐに見つけた。
イヌは、壁に穿たれた穴の横の、青いドアの匂いを嗅ぎ、またカリカリ引っ掻いていた。
「もう!早く帰るよっ!」
パピルスがイヌを抱き上げようとした、その瞬間。
しゅっと、ドアがスライドした。
「……え?」
そしてパピルスが止める間もなく、イヌはその先へと走っていってしまった。
「あ、ま、待ってっ!」
慌ててパピルスも室内に入る。
そして、瞬間、ドアが閉まった。
「……え?」
パピルスが何をするでもないのに、突然、部屋がカタカタと震え、そして――落下した。
「え……ええええっ!?」
驚くパピルスをよそに、イヌは呑気に尻尾を振っていた。
そして……
- 169二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:02:39
奥にあの日出会ったニンゲンがいると思ったら近付くと消えてしまった
- 170二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:23:45
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- 171二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:29:27
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- 172二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:58:46
- 173二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 23:35:10
- 174二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 02:10:20
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- 175二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 09:23:07
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- 176二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 17:36:04
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- 177二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 23:19:29
やがて部屋の動きが落ち着くと、ドアが開いた。
どうやら、エレベーターに乗り込んでしまったらしい。
そしてエレベーターは落ちて、最下層にたどり着いたのが今……という事のようだ。
イヌは全く意にも介さず、元気に尻尾を振って、自動ドアの外へと駆けていく。
「あっ、だから待てって!」
パピルスも慌ててその後を追った。
そして。
「……え?」
再び、言葉を失った。
ニンゲンだ。
あの日会ったニンゲンだ。
よこじまのシャツを着たニンゲンだ。 - 178二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 23:28:07
「ま、待ってっ!!」
パピルスはニンゲン向かって走った。
訊きたい事がいっぱいあった。
話せるならいくらでもお話したかった。
しかし――近づいた途端、その姿は消えてしまった。あっという間に。初めからいなかったみたいに。
「待って、ニンゲン! かくれんぼしないで! お話しよう!」
だがパピルスは諦めなかった。
「おいイヌ! ニンゲンのニオイがしなかったかっ!?」
呑気に自動販売機の匂いを嗅いでいるイヌを抱き上げると、
パピルスはダウジングよろしく、イヌをあちこちに向けた。
そしてイヌは――
今日は寝ます。
- 179二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 23:55:32
奥に向かって吼え始めた
- 180二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 01:39:56
何かに怯え始める
- 181二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 06:58:45
パピルスから逃げ出した…と見せかけて背後に立っていたガスターフォロワー1から逃げ出した
- 182二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 10:57:08
ニンゲンのいたところに走っていったと思うとそこにガスターがいた
- 183二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 11:00:07
- 184二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 12:30:57
- 185二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 17:26:12
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- 186二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 22:48:44
しかしイヌはパピルスの手からぴょんと飛び降りると、部屋の奥に向かって、わん、と吠えた。
「そっちにニンゲンがいるの?案内してっ!」
イヌはあまり好きではないが、これこそイヌの手も借りたい事態だ。
イヌはぱたぱたと尻尾を振りながら走り出し、パピルスもすぐ後を追った。
薄暗くカビ臭いそこは、どうやら研究所のようだ。
いや、アルフィーの研究所から入ったのだから、研究所には違いないのだろうけど。
何というか……雰囲気が、違う。
あちこちにあるモニターには何やら文字が映っているが、今のパピルスには関係なかった。
そしてパピルスはイヌを追いかけ――思わぬものと、遭遇した。
それは、イヌだった。
それは、顔面に大穴が穿たれた、どろどろと溶けた体で這いずる――イヌだった。
その大きなイヌは、パピルスにとびかかり――
一方その頃……
今日は寝ます。
- 187二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 22:58:00
パピルスが電話にでない事を疑問に思い危機を感じるアンダイン
- 188二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 08:07:51
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- 189二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 08:15:26
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- 190二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 10:05:29
ウォーターフェルに行ってみたらアーロンにからまれてるサンズ
- 191二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 11:37:30
- 192二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 18:24:14
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- 193二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 18:42:55
- 194二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 22:10:29
今日の分の訓練を終え、ロイヤル・ガードはその場から解散した。
アンダインも汗を拭い、ボトルから水を飲みながら、自分の現在の住居――城へと向かって歩き出す。
「…………」
そうやって歩く中、アンダインは不意に、漂ってくる夕餉の香りに、パピルスの事を思い出した。
そういえば最近、彼とはあまり会えていない。
あの兄弟が、あのふざけた事を抜かした元女王とつるんでいる事もあるが、
それ以上に自分にゆとりがなかったように思う。
否、ゆとりなどあってはならないのだ。腑抜けてはならない。
再びニンゲンのタマシイを奪い、そして、ニンゲンに復讐するまでは。
「……」
しかし、パピルスの声を聞きたい、と思ったのも、また事実だった。
気付いた時、アンダインのケータイは、パピルスに電話をかけていた。
プルルルル…
プルルルル…
誰も出ない… - 195二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 22:47:38
「サンズ!! パピルスはどこだ!!」
突然開け放たれたドアにサンズは思わず「ヴ」とソファからずり落ちそうになった。
「……よお、女帝陛下。チョーシど」
「パピルスと電話が通じないんだ! どこにいるか知らないのか!?」
そしてずり落ちる前に胸ぐらを掴まれてぷらんと宙に浮く羽目になった。
スリッパがぱたぱたと床に落ちる。
「……パピルスが?」
しかし、その図とは裏腹に、サンズの目は鋭かった。
「ああ。家にいると思ったんだが、いないのか」
パピルスといえば、少し前に出かけた。用意周到をモットーとする彼が、ケータイの電池を切らすとは思わない。
……となれば……
「……教えてくれてありがとうな、陛下」
いつの間にかアンダインの手から逃れ、サンズは玄関のノブを掴んでいた。
「んじゃ、探しに行こうか――オイラの弟を」
まずはどこから探そう……?
今日は寝ます。
- 196二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:39:19
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- 197二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 08:33:11
いせき
- 198二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 14:20:10
ごみ置き場
- 199二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 14:20:51
ホテル
- 200二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 14:24:33
- 201二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 18:58:21
- 202二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 23:03:43
「……何でゴミ捨て場なんだ?」
アンダインが辺りを見回しながら言った。
そう、ウォーターフェルのゴミ捨て場だ。
「パピルスが言ってたんだよ……ここには何か手がかりがあるかもって」
「手がかり……?」
サンズがあたりのゴミを覗き込みながら言った。
「例の、髑髏のモンスター」
そう聞いた瞬間、アンダインの顔色が変わった。
「まさか、アイツ……」
「ああ。なんか情報掴んだら、アンダインとも話が出来るかも、ってな」
その言葉に、アンダインは黙りこくり、ただ揺れる水面を見る事しか出来なかった。
「……ま、パピルスもその髑髏も、いないみたいだけどな。次探そう。
えーっとパピルスの事だから……」
そうしてサンズが歩き出した、その瞬間――
今日は寝ます。
- 203二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 23:22:57
マネキンが動き出した
- 204二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 06:44:44
ガスターがゴミを持って立っていた
- 205二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 09:17:12
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- 206二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 17:40:29
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- 207二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 17:41:32
- 208二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 18:07:57
- 209二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 21:08:04
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- 210二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 21:36:06
その時、突如水を蹴立て、一つの影がアンダインの前に躍り出た。
「アンダイン! オレだ!!」
それは、訓練用のマネキンだった。
かつてアンダインの家の前にいたそれが、スカダンスでも踊りながら、二人の周りを飛び回っている。
「やっと帰ってきてくれたんだな! さあ! いくらでも訓練に使ってくれ!
オレはいつでも準備できてるぞ!!」
アンダインもさんずも、毒気を抜かれた様子で突っ立っている。
「……? アンダイン? なあ、返事をしてくれよアンダ」
「貴様は」
ようやく、アンダインは絞り出すような声で言った。
「ここで、何か見なかったか? ……例えば……スケルトンとか」
途端、マネキンの機嫌が目に見えて悪くなった。
「アンダインまでその話をするのか!? 知らん! オレは背の高い髑髏なんて知らんぞ!!」
語るに落ちていた。
サンズとアンダインは、思わず顔を見合わせた。
「おい、その背の高い髑髏っていうのは」
「ええい! いくらアンダインでも二度も言わせるな!!
全くツイてない! さっきもあのアンダインの部下にも馬鹿にされたし!」
「待て、わたしの部下だと!?」
素早くアンダインが口を挟む。マネキンはしまった、という顔をしたが、
「なんか、白衣を着たトカゲだ! よくアンダインの家に遊びに来てただろ!?
またどっかに行ったかもしらんがオレは知らんッ!」
と言い捨て、またどこぞへと消えてしまった。
「……アルフィー、ここに来ていたのか」
「どーする? アルフィー探してみる?
ラボの方にいるかもだけど、あの口ぶりだと、まだこの辺ウロウロしてるかもだな」
アンダインは……
- 211二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:02:30
アルフィーを探す
- 212二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:05:36
「(お前までその話を、だと……?アルフィー何か見たのか?)」
マッドダミーの物言いにひっかかるものを感じて詳しい話を聞いてみるアンダイン - 213二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:06:09
辺りを探す
- 214二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:19:01
ラボに向かう
- 215二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:24:19
- 216二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:54:10
- 217二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:56:33
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- 218二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 08:15:14
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- 219二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 16:38:01
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- 220二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 21:35:02
「いや……アルフィーならラボに戻っているだろう。
あの調子でマネキンが驚かせたのなら、きっと尻餅の一つでもついているはずだ」
「なら服がびしょ濡れになったから、家に帰ってるはず、ってことか」
サンズの言葉に、アンダインが頷いた。
「だからラボに行く」
「んじゃ、早い方がいいな」
サンズはアンダインの手を取ると、一歩踏み出した。
「え?おい、お前何を……」
「心配すんなって。オイラちかみち知ってんのさ」
そして気付いた時、2人はもう、ラボの前にいた。
「ほら、もうついた」
「……お前、今、何をしたんだ?」
怪訝な顔をしているアンダインをよそに、サンズはラボのドアを開けた。
「おーいアルフィー、パピルス見なかっ……」
そこで、サンズの言葉が止まった。
そこには、誰もいなかった。 - 221二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 22:34:15
「へえ。まだ帰ってないのかな」
サンズが頭を掻く横で、アンダインは床を見た。
「サンズ、この足跡……」
「足跡?」
アンダインと同じ方を見て、サンズは一瞬、その顔を硬直させた。
それは、パピルスのブーツの足跡だった。
そしてパピルスの足跡の前に、イヌの肉球の足跡が続いている。
イヌの足跡とパピルスの足跡は、壁にぶち明けられた穴の横、ドアに向かって伸びている。
そして、家主の姿は、ない。
「……あー……」
何だか、サイアクな予感がしてきた。確か、このドアの先は……
……さて、どうしよう?
- 222二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 23:07:16
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- 223二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 23:08:10
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- 224二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 23:51:19
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- 225二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 23:53:05
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- 226二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 00:46:33
- 227二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 09:15:32
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- 228二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 09:24:33
- 229二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:47:25
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- 230二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:02:09
「……あー、とりあえず、メタトンか誰かに連絡しないか?
アルフィーの行方を知ってるかもしれ」
ないし、と言う前に、ごきょ、というおおよそ通常では発せえない音がロビーに響いた。
「開いたぞ」
アンダインがドアをこじ開けていた。
呆気に取られるサンズを前に、アンダインはドアの向こうを覗き込んでいる。
「……エレベーターみたいだな。カゴが下に降りてる。
パピルスは下にいるんじゃないか?」
アンダインはそう言いながら、サンズと向かい合った。
「パピルスが例のモンスターを探して行方不明になったんなら、わたしにも責任がある。
この先にパピルスがいるなら、助けに行きたい」
ああ――そうだった。アンダインは、こういう奴だった。
サンズは臀部を掻くと、
「ま、オイラも行くつもりだったけどな」
「お前の弟なんだから当たり前だろ?」
即座にアンダインにつっこまれた。
そうして二人は、ワイヤーを伝い、下へと降りて行った……
一方その頃、パピルスは……
- 231二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:36:20
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- 232二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:37:18
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- 233二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:43:07
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- 234二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:49:41
- 235二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:53:45
- 236二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:35:57
「――もうっ!突然とびかかってきたらビックリするんだからねっ!」
ぷりぷり怒りながら、ハンカチでドロドロを拭うパピルスの後ろを、
これまたドロドロの巨大なイヌらしきものがついてくる。
それは、イヌだった。あきらかにイヌだった。
というか、スケルトンにここまでなつく存在は、イヌ以外ありえない。
さっきホネあげたら、尻尾振ってたしね!
……などとパピルスは思いながら、あたりを探索していた。
前にはここまで導いてきた、小さなイヌがいる。
前にイヌ、後ろにイヌ、真ん中にスケルトン、の奇妙なパーティだ。
やがて前の小さなイヌが走り出し、何かの前でちょこんと座ってみせた。
その何かを見上げながら、へっへと息を吐いている。
「ど、どうしたの……?」
パピルスも近づいて、その見上げている「何か」を確認した。 - 237二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:21:28
どうやらそれはテレビのようだが、画面に映っているのは文字だけだ。
「……なにこれっ……ジッケン……?」
パピルスはその文章を思わず読んだ。
……難しい。はっきり言ってパピルスにはよくわからない内容だ。
しかし、ここに……ドクターアルフィーのラボにあるということは、アルフィーの実験なのだろう。
多分。よくわからないが。
「うーん、兄ちゃんならわかるかもだけど……」
顎骨に手をやり首を傾げるパピルスを見ながら、2匹のイヌも揃って首を傾げた。
その時だった。
今日は寝ます。
- 238二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:35:45
視界の端にてまたもや蠢くニンゲンの影
- 239二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:10:23
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- 240二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 09:24:44
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- 241二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 10:47:08
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- 242二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 10:49:35
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- 243二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 12:46:34
(* >>245まで伸ばします)
- 244二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 13:22:22
サンズが追い付いた
- 245二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 13:24:03
- 246二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 20:29:58
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- 247二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 21:02:39
- 248二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:46:56
「――パピルス」
聞き慣れた声が聞こえ、パピルスは振り返った。
「あっ、兄ちゃん!」
途端パピルスはパッと笑顔になったが、すぐにバツの悪そうな顔になった。
「えっと、兄ちゃん……ごめんなさい。
勝手に入るつもりはなかったんだけど、イヌを追っかけてたら……」
「無事か、パピルス」
しかし、兄の気になる点は、そこではないようだった。
「……う、うん。ボクは大丈夫だよ。……あれ?兄ちゃん、兄ちゃんは何でここに……?」
パピルスが小さいイヌと首を傾げた瞬間だった。
「な、何だそいつは……!?」
見ると、サンズの後ろからアンダインがやってきていた。
そして、アンダインの槍の切先は……大きいイヌに向いていた。
「きさま、パピルスに何をした!?」
「ま、待ってアンダイン!これはイヌだよ!」
パピルスは慌てて前に躍り出た。友達同士を戦わせるわけにはいかなかった。 - 249二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:47:14
「……………………は?」
それに対するアンダインの返事は……呆然としたものだった。
「イヌ……か?この、ドロドロが……?」
「イヌだよ!ホネが大好きだし!とっしんしてくるし!お腹見せてくるし!」
なんなら大きいイヌはアンダインにも尻尾らしき部分を振って、腹らしき部分を見せている。
アンダインも毒気を抜かれたように槍を消し、頭を掻いた。
「……どうなってるんだ一体……そもそもこいつは何なんだ?」
「イヌだよ!」
「いや、イヌはわかった……問題は……」
「あっ、そうだ兄ちゃん!」
アンダインが言うより早く、パピルスはサンズの首根っこを掴むと、さっきのテレビの前にセッティングした。
「兄ちゃん、これ読めるっ?オレさまには難しくて……」
読めるか読めないか、と言われれば、読める。問題なく。なんなら説明も出来る。
しかし、アルフィー……当人不在の上、ここまで深く入り込んで、一体、どうしたものだろうか。
サンズが悩んでいると……
今日は寝ます。
- 250二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:47:51
ふとニンゲンを追いかけていたことを思い出すパピルス
- 251二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 08:31:02
奥からこちら側に誰かが近付いてくる
- 252二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 12:24:03
アルフィーがあわててやってきた
- 253二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 12:24:34
いつの間にか隣にいるガスター
- 254二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 13:03:58
- 255二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 18:54:54
- 256二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:59:18
「あれ、きさまも迷い込んできたのっ?」
突然パピルスがサンズに声をかけ――違う。正確には、サンズの隣だ。
「――っ」
思わず、息を呑んだ。
いきなり、それはいた。
黒衣に身を包んだ、背の高い――髑髏の、モンスター。
「……きさま……最近このあたりを騒がせているモンスターか!?」
真っ先に動いたのはアンダインだった。一度消した槍を再び出して、臨戦態勢を取っている。
サンズも目を見開き、その姿に思わず硬直してしまっていた。
そのモンスターは……
- 257二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:20:32
遠くを指差すとそこにかつてのアルフィーの幻影があった
- 258二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:21:50
サンズたちを案内するかのように奥へと向かっていった
- 259二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:25:23
ニンゲンと友だちだった時の時空の映像を三人に見せるガスター
- 260二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:58:09
「きさまなにをしている……?」
三人を無視して何かの研究を続けるガスター
どうやらこれは過去の映像のようだ - 261二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 00:44:03
- 262二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 07:23:35
- 263二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 15:14:25
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- 264二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:12:37
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- 265二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:13:12
「💧︎♋︎■︎⬧︎」
黒衣のモンスターが、口を開いた。
恐らく、口を開いたのだろう。だが、そのモンスターから聞こえる声らしい音は、おおよそ聞き取れるものではなかった。
……サンズを除いて。
「……」
一体何を言うつもりなんだ、これは。
サンズは、そのモンスターをじっと見つめた。目を、そらせなかった。
再び、黒衣のモンスターが言った。言ったのだろう。恐らく。
「👎︎︎︎⚐︎︎︎🕆︎︎︎✡︎︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎✌︎︎︎ ✌︎︎︎☠︎︎︎⚐︎︎︎ ☠︎︎︎✋︎︎︎☠︎︎︎☝︎︎︎☜︎︎︎☠︎︎︎ ☠︎︎︎⚐︎︎︎ 👍︎︎☟︎︎✋︎︎😐︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎✌︎︎︎ ☟︎︎︎✌︎︎︎
🕈︎︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎☜︎︎︎🕈︎︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎☜︎︎︎ ☠︎︎︎⚐︎︎︎ 💧︎︎︎⚐︎︎︎🕆︎︎︎☪︎⚐︎︎︎🕆︎︎︎ 🕈︎︎︎⚐︎︎︎ ☟︎︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎🕆︎︎︎😐︎︎✌︎︎︎☠︎︎︎✋︎︎︎
🕆︎︎︎🕈︎︎︎✌︎︎︎💣︎︎︎✌︎︎︎🕈︎︎︎✌︎︎︎☼︎︎︎🕆︎︎︎ ✡︎︎︎⚐︎︎︎🕆︎︎︎👎︎︎︎✌︎︎︎」
「……ニンゲンの、ちから……?」
訝しむようにサンズが呟く。
「……ニンゲンだと? おいサンズ、こいつは一体何を言って……」
アンダインには、その声が、声ともつかない、雑音にしか聞こえなかった。
「❄︎✌︎☠︎😐︎✡︎🕆︎💧︎☟︎✋︎☠︎📬︎📬︎📬︎
✌︎😐︎🕆︎☠︎✌︎😐︎✋︎ 😐︎⚐︎🕆︎😐︎✋︎💧︎☟︎✋︎☠︎📬︎📬︎📬︎
💧︎⚐︎☠︎⚐︎❄︎✌︎💣︎☜︎ ☠︎✌︎☼︎✌︎ ☠︎✌︎☠︎✋︎ 🕈︎⚐︎ 💧︎☟︎✋︎❄︎☜︎💣︎⚐︎ 😐︎✌︎💣︎✌︎🕈︎✌︎☠︎✌︎✋︎ ❄︎⚐︎✋︎🕆︎
❄︎💧︎🕆︎✡︎⚐︎✋︎ 😐︎☜︎❄︎💧︎🕆︎✋︎📬︎📬︎📬︎」
モンスターは身をかがめ、サンズの顔を覗き込んだ。
「😐︎✋︎💣︎✋︎ ☠︎✋︎💣︎⚐︎ ⚐︎👌︎⚐︎☜︎☝︎✌︎ ✌︎☼︎🕆︎☠︎☺︎✌︎ ☠︎✌︎✋︎😐︎✌︎✍︎」
サンズの顔色が変わった。あるいは、目の色が。 - 266二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:24:48
「✌︎☠︎⚐︎ ☠︎✋︎☠︎☝︎☜︎☠︎ ☠︎⚐︎ 😐︎⚐︎🕆︎👎︎⚐︎ ☠︎✋︎ ✡︎⚐︎☼︎✋︎
☺︎✋︎😐︎✌︎☠︎☺︎✋︎😐︎🕆︎ ☟︎✌︎ ⚐︎⚐︎✋︎☠︎✋︎ 😐︎⚐︎☠︎☼︎✌︎☠︎ 💧︎☟︎✋︎❄︎☜︎✋︎☼︎🕆︎
☺︎✋︎❄︎💧︎🕆︎☠︎✋︎ 😐︎✡︎⚐︎💣︎✋︎👌︎🕆︎😐︎✌︎✋︎ ☟︎⚐︎👎︎⚐︎☠︎✋︎」
モンスターは語り続ける。おおよそ名状しがたい声で、語り続ける。
「💧︎⚐︎☠︎⚐︎ ✡︎🕆︎☝︎✌︎💣︎✋︎ ☟︎✌︎
💧︎⚐︎☠︎⚐︎ 😐︎☜︎❄︎💧︎🕆︎✋︎ ☟︎✌︎
🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ 🕈︎⚐︎ ✡︎⚐︎💣︎✋︎☝︎✌︎☜︎☼︎✌︎💧︎☜︎☼︎🕆︎ ☠︎✋︎ ✋︎❄︎✌︎☼︎🕆︎ ☟︎⚐︎👎︎⚐︎ 👎︎✌︎❄︎❄︎✌︎」
「……ッ」
ぎり、とサンズが、普段から噛み締めている歯を、更に噛み締めた。
「勝手に死んでおいて、勝手に蘇った、って?……笑えないジョークだな。悪趣味だ」
サンズの声は、パピルスが今まで聞いたことがないほどに、冷え切っていた。
「😐︎✌︎❄︎❄︎☜︎☠︎✋︎ 👎︎☜︎☟︎✌︎ ☠︎✌︎✋︎
✌︎☠︎⚐︎ ☠︎✋︎☠︎☝︎☜︎☠︎ ☠︎⚐︎ 😐︎⚐︎🕆︎✋︎ ☠︎⚐︎ 😐︎☜︎😐︎😐︎✌︎👎︎✌︎」
「こっちこそ、そういう問題じゃない!」
ついに、サンズが声を荒げた。
ラボ中にサンズの声が響き、大きいイヌも小さなイヌも、ただならぬ様に怯えているようだった。 - 267二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:47:48
「✋︎☪︎🕆︎☼︎☜︎☠︎✋︎ 💧︎☜︎✡︎⚐︎」
モンスターは、サンズの動揺も気にも留めず、サンズ達に背を向け、廊下の奥へと歩き始めた。
歩いている、のだろう。足が見えない為、果たして本当に「歩いて」いるのかすらわからないが。
「🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ ☠︎⚐︎ 😐︎⚐︎☠︎⚐︎ 💧︎⚐︎💧︎☜︎✋︎ ☟︎✌︎
😐︎⚐︎☠︎⚐︎ ☺︎✋︎😐︎✌︎☠︎☺︎✋︎😐︎🕆︎ ☝︎☜︎☠︎❄︎☜︎✋︎ 👎︎✌︎☼︎⚐︎🕆︎
😐︎⚐︎☠︎😐︎✌︎✋︎ ☟︎✌︎ ☠︎✌︎☠︎✋︎💣︎⚐︎☠︎⚐︎ 😐︎✌︎ ☝︎✌︎ 💧︎⚐︎☼︎☜︎ 🕈︎⚐︎ ☠︎⚐︎☪︎⚐︎☠︎👎︎✌︎
👎︎✌︎😐︎✌︎☼︎✌︎ 🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ ☟︎✌︎ 😐︎⚐︎😐︎⚐︎ ☠︎✋︎ ✋︎❄︎✌︎」
「何者かって……」
「😐︎✌︎☠︎💧︎☟︎⚐︎🕆︎ 👎︎✌︎
😐︎✋︎💣︎✋︎☟︎✌︎ 👎︎⚐︎😐︎⚐︎😐︎✌︎ 👎︎☜︎ 💧︎☟︎✋︎❄︎❄︎✌︎ ☟︎✌︎☪︎🕆︎ 👎︎✌︎☼︎⚐︎🕆︎✍︎」
「そういう事を言ってるんじゃない!
お前は、いつも一人で勝手に話して、勝手に完結して……!」
だがモンスターは、更に勝手に奥へと歩いていく。
もはや話は終わったとばかりに。
「✌︎✌︎ 💧︎⚐︎👎︎✌︎」
そして、終わったはずの話を、自分勝手に再開する。
「💧︎✌︎☠︎💧︎
😐︎⚐︎☠︎⚐︎ ☺︎✋︎😐︎✌︎☠︎☺︎✋︎😐︎🕆︎ 🕈︎⚐︎ ⚐︎🕈︎✌︎☼︎✌︎💧︎☜︎❄︎✌︎✋︎ ☠︎✌︎☼︎✌︎
✌︎☼︎🕆︎✋︎☟︎✌︎ ✋︎✋︎ ☜︎☠︎👎︎✋︎☠︎☝︎ 🕈︎⚐︎ ⚐︎💣︎⚐︎✋︎ ❄︎💧︎🕆︎😐︎✌︎☠︎✌︎✋︎ ☠︎✌︎☼︎✌︎」
いつの間にか、そのモンスターは、サンズに囁く距離にいた。 - 268二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:48:44
「🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ 🕈︎⚐︎ ✡︎⚐︎👌︎✋︎☠︎✌︎💧︎✌︎✋︎
☞︎🕆︎👎︎✌︎☠︎ ☟︎✌︎ 🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ 😐︎✌︎☼︎✌︎ ⚐︎🕈︎✌︎☼︎✋︎ 🕈︎⚐︎ ❄︎💧︎🕆︎☝︎☜︎☼︎🕆︎ ☝︎✌︎
😐︎⚐︎☠︎😐︎✌︎✋︎ 😐︎🕆︎☼︎✌︎✋︎ 😐︎✋︎💣︎✋︎ 😐︎✌︎☼︎✌︎ ✡︎⚐︎👌︎✋︎👎︎✌︎💧︎🕆︎ 😐︎⚐︎❄︎⚐︎🕈︎⚐︎ 😐︎✡︎⚐︎😐︎✌︎ 💧︎☟︎✋︎✡︎⚐︎
👎︎☜︎☟︎✌︎ 💧︎✌︎☼︎✌︎👌︎✌︎ 👎︎✌︎」
そして、今度こそ、モンスターは姿を消した。
後に取り残されたのは、サンズたちだけだった。
サンズは、 - 269二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:52:57
🌼<……あれ とまっちゃった?
🌼<……なあんて ね。
🌼<キミたちも しってるでしょ?
🌼<あしたから あたらしい ぼうけんが はじまる。
🌼<あたらしい やみのせかいが ひらく。
🌼<ニンゲンは どうやら……そっちに あそびに いく みたい。 - 270二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:56:41
🌼<そういうわけで どうやら しばらく こっちには こない みたい。
🌼<まあ……じこ でも じぶんでする まえに うっかり しって しまったら……
🌼<きっと つまらない からね。
🌼<かいけつ したら もどってくると おもうよ。
🌼<だから それまで……
🌼<……じゃあね。また こんど。 - 271二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 02:07:06
何て事に……
- 272二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 08:17:08
サンズ大丈夫かな
立ち直れそう? - 273二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 15:36:13
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- 274二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:39:54
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- 275二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:40:31
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- 276二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 04:01:50
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- 277二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 10:04:13
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- 278二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 17:52:15
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- 279二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 02:05:35
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- 280二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 10:07:05
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- 281二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 17:46:13
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- 282二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 21:19:36
🌼<……どうやら あのニンゲン……
🌼<やみのせかいから かえってきたみたいだね。
🌼<どうやら さっそく つづきをはじめるみたいだよ。
🌼<……いちおう またせたことは わるいって おもってるみたい。
🌼<ボク? すくなくとも こんかいの じかんじくでは いきてないよ。
🌼<……キミたちが そう のぞんだからね。
- 283二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 21:22:23
🌼<さあ はじまるよ。
🌼<ボクは がくやから みてるだけ だけどね。
🌼<……あのゴミやろう どうするつもりかな。
🌼<だれよりも リセットされるのが いやなのに……
🌼<……まさか この じかんじくを おわらせる けんりを もらうなんてね!
🌼<ハハハ……
🌼<ま それを えらばせるのも キミたちの “かんしょう” しだいだけど! - 284二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 21:42:04
サンズは――
「に、兄ちゃん? どうしたのっ?」
「お、おいサンズ……?」
そこで、はたと我に返った。
そばにはパピルスとアンダインがいる。イヌと、でかくてとろけたイヌらしき存在がいる。
モンスターの姿は、もう、どこにもない。
「おい、アイツは……」
サンズが振り返ると、パピルスもアンダインも、不思議そうな、怪訝そうな顔をした。
「……アイツ?」
「兄ちゃん……ここに来たの、兄ちゃんとアンダインだけだよ……?」
瞬間、サンズの脊髄に、二種類の感情が走った。
戸惑い、そして……苛立ち。
――あの一瞬を、この時間軸から消したな。
そして、自分しか覚えていないようにした。
アイツにとってはそれくらい、造作もないことだろう。
そして――サンズは、ポケットの中のケータイを握り締めた。
――わざわざオレにだけ、こんな置き土産を残す為に。
サンズが立ち尽くしていると……
- 285二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 22:55:12
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- 286二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 22:57:28
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- 287二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 23:25:51
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- 288二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 02:34:49
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- 289二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 08:38:37
- 290二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 10:06:33
- 291二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 12:19:09
その時。
不意に、ぺた、と、物音がした。
ぺた、ぴた、と、何かが這いずるような……滴り落ちるような、そんな、不気味な音だった。
その音はどんどん、どんどん近づいてきて……
アンダインがヒレを立て、隻眼で音のした方を睨みつける。
パピルスは思わず小さなイヌを抱きしめ、大きなイヌにのしかかられてベタベタになっていた。
そしてサンズは、やっと体勢を整えて、そちらを見た。
白いドロドロたちが、いた。
鶴のような形と、目なのか口なのかわからない部位を持つもの。
楕円の頭と魚の体、筋骨隆々な腕を持つもの。
「……何だアレは!」
アンダインが吠えた。
あるいはそれは、この大きなイヌにも似ていた。だからといって目の前のドロドロが、イヌに似ているというわけではない。
それはつまり、いくらこの大きいイヌをイヌと言い繕っても、結局それは、イヌっぽい何かでしかない、という事を逆説的に証明していた。
一触即発の雰囲気だが……どうする?
- 292二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 16:49:39
いつものジョークを言ってみる
- 293二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 16:51:20
いったん距離を取る
- 294二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 16:55:45
パピルスとアンダインを下がらせると、おもむろにケータイを取り出すサンズ
- 295二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 17:09:52
どこからかハンバーガーやフライドポテトやホットドッグを出すと彼らに勧めるサンズと
それを見てスパゲッティをもってきてないことを悔しがるパピルス - 296二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 17:26:36
- 297二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 21:52:00
- 298二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 22:59:27
「……とりあえず、ちょっと離れようぜ。ほら、パーソナルスペースってあるだろ?」
サンズはいつもの様子を取り繕って言った。
しかし相手はじりじりと近づいてくる。
「向こうはこっちに来たがっているぞ?……舐められたものだな!」
アンダインも闘志をじりじり燃やしながら、ず、と足を進める。
「何でアルフィーの研究所にいるのか知らないが、こちらに手を出すなら容赦は――」
その時だった。
「ま、待って……待って……!!」
突然、そんな疲れ果てて掠れた声が、乱入してきた。
誰だ、なんて、問うまでもない。
アンダインの体は誰よりも先に動いていた。
まるでそれこそ槍投げの槍みたいに、声の主めがけて突っ込んでいく。
その体を抱き上げ、着地し、振り返って槍をドロドロ達に突き付けた。
「……おい。こいつに指一本でも触れてみろ。即刻貫いてやる」
アンダインの腕の中には――アルフィーがいた。 - 299二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 23:29:44
あの後……
アルフィーはびしょびしょの白衣を引きずりながら、何とかウォーターフェルからホットランドに帰ってきた。
そして、自分の隠していたラボの扉が破壊されている事を発見し、血の気が引いてひっくり返った。
おまけにエレベーターは胡椒していて、カゴが下まで落ちてしまっている。
止む無く非常用の手段を使い下に降り……今に至る、というわけだ。
さて……アルフィーはアンダインに抱えられながら、考えていた。
……一体どこまで、どう説明すべきだろう。
今日は寝ます。
- 300二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 01:52:57
覚悟を決めて全てをありのままに話す
- 301二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 08:50:06
アマルガムたちは正真正銘自分達の仲間だと打ち明けて戦いを止めさせようとする
- 302二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 12:56:35
あれを作ったのは自分だと話し説得するためにアマルガムのもとにもう一度連れていってほしいと語るアルフィー
- 303二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 12:58:13
自分が関与している事を欠落させて過去の研究を話すアルフィー
- 304二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 13:00:59
- 305二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 19:25:45
- 306二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 22:20:45
ともあれこのままでは、うっかり相手を串刺し、という事態になりかねない。
まして、その相手は……
「ま、待って、待って、アンダイン……」
アルフィーが何とか声をあげると、アンダインは腕の中の彼女を睨んだ、あるいは見つめた。
「何だアルフィー!?」
「ちが、違うの、あれは……そ、そう、仲間なの、わたしたちの……」
アンダインが複雑な顔をした。理解しかねる、しかしアルフィーの言う事だ、だが……という表情だ。
「と、とにかく……ち、ちゃ、ちゃんと、せ、説明させてほしい、です」
吃音しながら喘ぎ喘ぎ言うアルフィーに、アンダインはやっと、彼女を解放した。
「説明してくれ」
アルフィーはようやく息を吸い、吐き、そして、皆と改めて向き合った。
「……と、とりあえず……この子たちに、ご飯をあげてからでいい?」 - 307二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 22:40:16
かりかり、ぺたぺた、と、そのドロドロ達がドッグフードを咀嚼する音が、ラボに静かに響いている。
パピルスをここに導いたイヌもご相伴に預かり、イヌっぽいドロドロの横で尻尾を振りながら貪り食っていた。
アンダイン、サンズ、パピルスは、その咀嚼音を聞きながら、アルフィーの前に立ち、話を聞く姿勢だった。
「――どこから、説明したらいいのかな」
アルフィーはメガネをはずし、目頭を揉みながら、呟くように言った。
「ええと……アズゴアが、う、動かなくなったモンスターたちを、お城に連れてくるように言ったのは、覚えてる……?」
「……ああ。それで、ロイヤル・ガードのイヌ達の親や、シャイレーンの姉が運ばれた」
アルフィーの問いかけに、アンダインが頷いた。
「そう、それで……ええと……」
アルフィーはちらとドロドロの方を見て、そのうち一人を指し示した。
「あの子……が……その……そう、なの」
「そうって?」
パピルスが無邪気半分神妙半分な調子で尋ねる。
もはや隠し通せないことはわかっている。それでも、口に出すのは勇気が要った。
「……シャイレーンの、お姉さんなの。あの子は」
そしてアルフィーは、ついにそう言った。 - 308二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 23:18:14
そして、アルフィーは全てを話した。
タマシイ、ケツイ、そして――その結果の、アマルガムたち。
かつてアズゴアが命じ、そして、アルフィーが実行したことを、全て話した。
みんな、その話を聞いた。
サンズも、パピルスも、そして、もちろんアンダインも。
みんなが、その話を聞いた。
その話を聞いた、みんなは――
今日は寝ます。
- 309二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 01:43:59
悲しみつつも受け入れた
- 310二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 08:44:22
生きていてくれただけでも嬉しいと思うみんな
- 311二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 11:20:28
アルフィーとアズゴアを責めだした
- 312二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 13:20:05
アマルガムたちをもとに戻す方法を探そうとする
- 313二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 13:22:33
- 314二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 20:54:07
- 315二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 22:47:45
アンダインは、しばし目を伏せた後、やがて、シャイレーンの姉のアマルガム……レモンパンと呼ばれる個体に近付いた。
「……そうか。ずっと、ここにいたんだな」
アンダインがそっと撫でてやると、微かにレモンの香りと共に、レモンパンの筋肉が震えた。
よく見るとその腕はアーロンの腕だ。どうやら、これも融合してしまった結果らしい。
レモンパンは、それが誰かわかっているのか、喜んでいるのか、じっとしていた。
誰も、何も言わなかった。
パピルスも神妙な面持ちで、そのふれあいを見ていた。
サンズも、何も言わなかった。
ややあって、アンダインが顔を上げた。
「……アルフィー」
突然名前を呼ばれ、アルフィーの尻尾が跳ねた。
「な、ななな、なに……?」
アルフィーがともすれば更に白衣が湿りそうなほど汗をかく中、アンダインは静かに言った。
「彼女たちを……家族の元に、帰してあげよう。きっと、心配しているだろうから」 - 316二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:06:14
――結局、そんな話になった。
皆を運ぶには、まず、エレベーターを修理しなければならない。
一同は揃って制御室へと向かっていた。
アルフィーが歩く。アンダインが歩く。レモンパンが這いずり後を追う。
サンズが歩く。パピルスが歩く。イヌが歩く。大きいイヌ……わんさいぼうがべちゃべちゃついてくる。
やはり、誰も何も言わなかった。
沈黙は、重く、苦しく、闇の底を這うようだった。
だが、アンダインの体は、何より物を言っていた。
神経質な靴音と、握り締められ、ぎり、と音を立てる拳。
彼女は、変わってしまった者たちを思いながら――別種の怒りに、震えていた。
――ニンゲン。
――ニンゲンさえいなければ。
――ニンゲンが、我らを閉じ込めなければ。
――アズゴアも、アルフィーも、こんな実験なんてすることはなかったのに。
――彼女たちも、こんな目に遭わなかったのに。
そんな彼女の怒りを、サンズは、骨身で感じていた。
そして……
今日は寝ます。
- 317二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 02:12:41
アマルガムの家族もまた現実を受け入れた
- 318二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 09:26:41
地上への侵攻計画を早めるアンダイン
- 319二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 09:29:29
変わり果てた姿でも再会を喜ぶ家族たち
- 320二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 15:49:42
あれからガスターの幻影を見ることは無くなったが代わりにニンゲンに殺される幻覚を見る者が増えた
- 321二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 15:50:47
地上へ出る計画を後回しにしてアマルガムたちを元に戻す計画をアルフィーを中心に始めるモンスターたち
- 322二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 15:56:14
- 323二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 19:15:53
- 324二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 22:30:51
かくしてアマルガムたちは、家族と再会することが出来た。
遺族も、初めはどんな顔をしていいかわからない様子だったが、
やがてちょっとした仕草や、匂いや、そんなよすがを頼りに、ようやく本人だと納得出来たようだった。
あのロイヤル・ガードのイヌたちですら、久しぶりに少し緩んだ顔をして、尻尾を振っていた。
それはギスギスしていた地底世界を、ほんの少しだけ、明るくすることが出来た。
出来た、はずだったのだ。
“それ”が起こったのは、アマルガム達と家族が再会して、しばらく経った後の事だった。
「……陛下……これは……」
「……ああ」
伝令係が持ってきた資料を広げながら、アンダインは苦々しく目元を歪めた。
――私は、ニンゲンに殺される幻覚を見た。
そんな事を言い出すモンスターが、突然急増したのだ。 - 325二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 22:58:38
殴り殺される者、斬り殺される者、蹴り殺される者、叩き殺される者、撃ち殺される者……
ニンゲンからもたらさせる、あらゆる暴力を以て“殺される”者が増えた。
幻覚だから本当に死んだわけではないが、そのあまりにリアルな幻覚は、
タマシイにショックを与えるには十分すぎる。
まるで、あの髑髏のモンスターの幻覚と入れ違いになるように、“死”を幻視している。
その数は日々増加の一途を辿り、アンダインを悩ませ、そして――それ以上に、怒りを呼び起こした。
そうだ。全ては、ニンゲンのせいだ。
ニンゲンさえいなければ、ニンゲンが我々を閉じ込めなければ、わたしは、モンスター達は――!!
そう。事態は、何も解決していない。
確かに、地底は少し明るくなったかもしれない。
しかし、それで、アンダインのニンゲンに対する怒りが消えるわけでは決してなかった。
女帝が怒りを燃やす中、一方、元皇后のトリエルは……
今日は寝ます。
- 326二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 23:06:57
それは幻覚にすぎないと皆に訴える
- 327二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 23:49:23
遺跡にこもったままだ
- 328二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:08:41
自らもまたニンゲンに殺される幻覚に苦しむ
- 329二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:30:57
幻覚の内容に何か既視感があった
- 330二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:31:57
- 331二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 16:10:42
ホステール
- 332二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 18:22:52
- 333二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 23:11:10
――いせきの中の雰囲気がおかしい。
トリエルはそう直感した。
直感、というより、もはやそれは事実でしかなかった。
生き残ったフロギーやナキムシたちが、突然悲鳴を上げて震えだしたり、
何かから身を守るように身を縮こませたりするようになった。
皆怯え、憔悴し、眠るのすら恐ろしいようだった。
当然だろう。皆、ニンゲンに殺される幻覚を見る、と言うのだから。
そして――トリエルにも、その幻覚に、覚えがあった。
バタースコッチパイを焼いている時、花に水やりをしている時、読書している時、眠っている時――
突然、胸部を“けさがけ”に斬られる幻覚を見るようになった。
余りに鋭い痛み。文字通り身を斬るような――
否、身だけじゃない、タマシイ、心までをも引き裂く、そんな痛みがトリエルの全身を襲う。
そして次の瞬間、胸部を撫でた時にはもう、痛みも何もなくなっている。
そして、その犯人は――あの、よこじまのシャツを着た、あの子なのだ。 - 334二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 23:37:03
「……」
いつのまにか空っぽになっていたジョウロを手に、トリエルは家に帰る事にした。
きんいろのはなの香りの中、モンスターたちの不安な囁き声の中、トリエルは歩く。
――わたしは、今、生きている。
トリエルは心の中でそう呟く。生きているから歩けるし、水やりだって出来る。帰ってパイを焼く事も出来るだろう。
しかし。
その幻覚には――既視感があった。
まるで、もう何度か「あの子」に殺された事があるような、そんな既視感が、トリエルのタマシイにまとわりついて離れない。
そんなことが、あるわけないのに。
そういえば、とトリエルは思い出す。
いつかサンズが言っていた。既視感を覚えても気にするな、と。
しかし、これは。この、既視感は――
その時だった。
今日は寝ます。
- 335二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 01:27:19
クモがドーナツを売りにきた
- 336二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 08:34:50
過去の世界線の記憶を思い出すトリエル
- 337二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 08:37:07
サンズがきた
- 338二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 09:04:52
別の次元の記憶なのかと推測したとき、かつてガスターがケツイと平行して別世界の研究もしていたことを思い出すトリエル
「まさか彼が生きていて何かを私たちに伝えようと……?」 - 339二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 09:37:39
- 340二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 12:46:30
- 341二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:05:22
ホステール
- 342二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:37:38
「――knock knock」
トリエルはその音と声に、思わず身を竦ませた。
わかっている。あのドアの向こうに、誰が立っているのか、トリエルは知っている。
あの口でもノックの音を言う用意周到さは、もう、彼しかいない。
知っているからこそ――トリエルは思わず、答えるのを躊躇した。
「――knock knock」
再びドアがノックされる。
「……どちらさまですか?」
トリエルはドア越しに答える。声の震えを隠しながら。
「……メールだよ」
「……どんなメールかしら」
「アンタの気が滅入ってるんじゃないかと思ってさ」
そこで、トリエルは観念したように、ドアを開けた。
そこには、やはり、サンズがいた。
一体サンズは何をしに来たのだろうか……?
- 343二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:55:16
ホットドッグをもってきたようだ
「ほっと一息つかないか?」 - 344二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:58:13
みんなが見てる幻覚に苦しんでないか心配して来たようだ
- 345二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 23:00:10
図書館から本を持ってきたようだ
- 346二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 00:03:12
- 347二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 08:54:28
- 348二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 16:56:20
ホステール
- 349二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 22:19:32
「よ。一息つかないか?ドッグ持ってきたぜ」
サンズがいつもの笑顔のまま、ビニール袋を持ち上げた。
「ど、ドッグ……?」
「そ、ドッグ。ホットドッグを略したんだ。逆さにしたらグッドだな」
入っていいか?と、相変わらずいつもの調子で言うものだから、トリエルも頷かざるを得なかった。
「……お茶淹れるわ、ちょっと待っててちょうだい」
「ほーい」
ドアが閉まり、二人で階段を上がる。ぱたん、ぱたん、と、サンズのスリッパの足音が響く。
そうして二人でリビングに着くと、サンズがテーブルにビニール袋を置いた。
席に着くその間に、トリエルはお茶の準備をすることにした。
……どうして、こんなに気が重いのだろう。
トリエルは静かに、気付かれないように嘆息した。
そしてすぐに、客人に向かって失礼だ、と思い直す。
やがて、お茶が沸いた。 - 350二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 22:43:44
ホットドッグをお皿に移して、横にきんいろのはなのお茶で満たしたカップを添える。
そうして、二人で食べ始めた。
「……あら、おいしい」
「グッドだろ?」
そして、また黙りこくる。
時折ホットドッグを食べる音と、お茶を啜る音だけが響く。
今日はパピルスもいない。二人きりだ。二人で、無言で、ホットドッグを食べている。
――どうしてこんな雰囲気になったのかしら。
――でも、ダメよ、ちゃんとお話ししないと。
「ねえ」
「なあ」
同時に声を発し、そして、同時に黙った。
「……その、あなたからどうぞ?」
「いやいや、お先にどーぞ?」
そうして迷った結果、
dice1d2=1 (1)
(1:サンズ 2:トリエル)から話す事にした。
一体何を言うつもりなのだろう?
今日は寝ます。
- 351二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 23:47:05
あの髑髏のモンスターに気をつけてくれ
- 352二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 09:11:18
ニンゲンの幻影に苦しんでないか?
- 353二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 09:28:08
いせきの向こうの側で起きてる事について伝える
- 354二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 11:44:14
スノーフルに移住しないかと誘う
- 355二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 11:57:16
- 356二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 15:23:40
- 357二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 23:31:54
「……あー……その、何だ。……アンタも知ってるよな?」
何を、とは、トリエルは尋ねなかった。
今、この地底において、「知っている」といえば、もう、あの事しかない。
「……アンタには気にすんなって言ったけどさ。オイラもさ、最近、感じるんだよ」
ここを、と、サンズは己の胸部をなぞった。ちょうど、“けさがけ”の形に。
「返す刀で、スッパリと。どういう状況かはわからないけど。
オイラ、骨抜きにされちまったよ。……いや、骨切りか?」
まるでいつものジョークでも言うような調子だった。
「……サンズ」
「なあ、トリエル」
そして、急に真剣な声色になった。
「オイラ、約束嫌いだけどさ。でも、アンタには一つ、貸しがあるよな」
約束、貸し、という言葉に、トリエルは思わず、唾を飲み込んだ。
「もしオイラが、この幻覚みたいに、マジで骨切りされるような事になったらさ」
そして、何気なく彼は言った。
「パピルスの事、よろしく頼むぜ」
トリエルは……
今日は寝ます。
- 358二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 23:49:18
もちろんよ
- 359二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 01:16:00
そうならないように祈るわ
- 360二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 01:45:03
あなたは強いから大丈夫よ
- 361二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 10:24:23
そうならないように気を付けましょう
- 362二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 10:27:50
- 363二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 18:33:31
あげ
- 364二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 18:58:26
- 365二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 20:39:43
「……ええ、わかったわ。パピルスは……わたしが守ります」
トリエルが静かに頷くと、サンズはほんの少しだけ、目元を緩めた。
「ありがとうな、安心したよ」
いつの間にかサンズはホットドッグを食べ切っていて、カップも空っぽになっていた。
椅子から飛び降り、「んじゃ、オイラそろそろ行くからさ」とサンズはいつものように去ろうとする。
その姿にトリエルは、言いようのない不安を覚えた。
……今日のサンズはおかしい。いや、わたしがおかしいから、そう見えるだけ……?
「なあ」
そして、いつものように唐突に、サンズは足を止めた。
「もし、世界を終わらせる権利を持ってるとしたら、さ。
……アンタなら、いつ終わらせたい?」
- 366二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 21:09:10
考えたこともないわね
でも何でいきなりそんなことを? - 367二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 21:10:59
私ならその権利を遣わないわ
ずっとね - 368二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 21:25:00
使いたくない
けれど仮に使わなければならないとするならみんなが全員幸せな最後を迎えてからね - 369二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 21:27:43
自分独りしかいなくなったとき
- 370二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 21:33:37
- 371二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 21:52:24
- 372二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 22:26:38
このレスは削除されています
- 373二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 22:28:06
「……わたしは、使いたくないわ」
トリエルの口から、自然と、そんな答えが漏れた。
「わたしに、世界を終わらせる資格なんてないし、いらないわ」
けれど、と、トリエルは言葉を繋げた。
「仮に使わなければならないとするなら――みんなが全員、幸せな最後を迎えてからね」
その言葉を聞いたサンズは、ふ、と、まるで毒気を抜かれたような顔をした。
そして。
「……ああ、そうだ。そうだよな。普通、出来ないよな、そんなこと」
へへ、といつものように笑った。
「ありがとうな、おかげで、気分が晴れたよ。当たり前、がわかった気がする」
そしていつものように、ごちそうさん、と言って、
「……じゃあな」
と、出て行った。
そうしてリビングには、トリエルだけが取り残された。
……何故サンズは、あんなことを訊いたんだろう。
しかし、どうやら、彼の悩みも晴れたようだった。
それはきっといいことなのに、トリエルは何故か、妙な胸騒ぎを感じていた。
そうして、サンズは一人、スノーフルを歩く。
「みんなが全員、幸せな最後を迎えてから、か」
暗い洞窟の天井を見上げ、呟く。
「……そんな最後、いつ来るんだろうな」
ポケットの中にはケータイを感じる。
ケータイは、鳴る事はない。
ケータイは、鳴らされる事を待っている。
物語は、終わりの時を待っている。
一体、どのような終わりがもたらされるのだろうか――
- 374二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 01:44:31
必死で日常へ戻ろうとするアマルガムの家族たちであった
- 375二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 08:35:19
アマルガムなちと過ごす内に感じつつも日常に戻っていった
- 376二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:31:32
このレスは削除されています
- 377二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:33:26
地上への進攻計画を一旦中止してアマルガムたちを元に戻すための研究が始まる
- 378二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:37:16
- 379二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 19:12:53
- 380二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:08:43
みんなの、幸せな最後。
元女王が願ったそれは、しかし、決して来る事はなかった。
あれから、ニンゲンは来ない。一度も。いせきにさえ来もしない。
それでも、モンスターたちは、ニンゲンの幻覚を見続けた。
何度も何度も何度も何度も、来たはずのない死を、何度も何度も何度も何度も追体験させられた。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
来もしないニンゲンによってもたらされる、来たはずの死を。
何度も何度も、追体験した。
そんな状況で、正気を保てる者など、そういなかった。
地底には、少しずつ、気の触れてしまった者が増え始めた。
それから、何年か後。
アンダインが、崩御した。
最後までニンゲンを憎み、憎んで憎んで憎んで憎んで、そして、憤死した。
必ずニンゲンに報いを――それが遺言だった。 - 381二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:10:32
櫛の歯が欠けるように、モンスターたちは亡くなっていった。
ある者は寿命で、ある者は嘆きで、ある者は怒りで、ある者は憔悴で。
数年が過ぎた。
数十年が過ぎた。
数百年が過ぎた。
*しかし だれもこなかった。 - 382二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:18:57
トリエルは生きていた。生き続けていた。
息子を亡くしてから、ボスモンスターである彼女の時間は、止まったままだ。
この地底で誰よりも長生きし、そして、取り残される事が宿命づけられていた。
例え何千回と斬り付けられる幻覚を見ても、それは、やはり、幻覚だった。
幻覚で、死ぬ事はない。死ぬ事は、出来ない。
だからトリエルは、もう何千回目かの“けさがけ”に、胸をさすりながら立ち上がるだけだった。
ジョウロを置く。花畑は静かだ。空はこの数百年と同じように青い。
いせきのモンスターたちも、もう、すっかり見かけなくなってしまった。
花の世話をするのは、もう、トリエルだけだ。
「……あの時……」
トリエルは、独り言を口にした。
誰も聞く者のいない、本当の独り言だ。
「……サンズは、どうして……あんな事を聞いたのかしら……」
世界を終わらせるタイミング。トリエルはそれに、みんなが幸せな最後を迎えてから、と答えた。
そして――
「😐︎☜︎😐︎😐︎✡︎⚐︎😐︎🕆︎ 😐︎✌︎☼︎☜︎ ☟︎✌︎ ☜︎☼︎✌︎👌︎✌︎☠︎✌︎😐︎✌︎❄︎❄︎✌︎ ✡︎⚐︎🕆︎👎︎☜︎💧︎🕆︎☠︎☜︎」 - 383二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:29:11
その声に――音ともつかないような不可思議な声に、トリエルは振り返った。
黒衣で背の高い、髑髏のモンスターが立っていた。
「⚐︎☟︎✋︎💧︎✌︎💧︎☟︎✋︎👌︎🕆︎☼︎✋︎ 👎︎☜︎💧︎🕆︎ ☺︎⚐︎⚐︎🕆︎ ☟︎☜︎✋︎😐︎✌︎」
そのモンスターは、長身をお辞儀のごとく折り曲げ、トリエルに会釈した。
「――あ、あなた、は、」
トリエルの声が、震えた。
知っている。トリエルは、このモンスターを知っている。
何故なら、このモンスターは、彼は――
「💧︎☜︎✋︎😐︎✌︎😐︎🕆︎ ☠︎✋︎☟︎✌︎ ☜︎☼︎✌︎👌︎☜︎☠︎✌︎😐︎✌︎❄︎❄︎✌︎ ❄︎⚐︎ ✋︎🕆︎ ☟︎⚐︎☝︎✌︎ ❄︎☜︎😐︎✋︎💧︎☜︎❄︎💧︎🕆︎ 👎︎☜︎💧︎☟︎⚐︎🕆︎😐︎✌︎」
しかし、トリエルの動揺もよそに、モンスターは喋り続けている。
トリエルには、彼の言っている事が、何故か理解できた。理解できてしまった。
「……選べなかった……? それは、どういう意味ですか?」
「💧︎☜︎😐︎✌︎✋︎ 🕈︎⚐︎ ⚐︎🕈︎✌︎☼︎✌︎💧︎☜︎☼︎🕆︎ ❄︎✋︎💣︎✋︎☠︎☝︎ 👎︎☜︎💧︎🕆︎✡︎⚐︎
😐︎☜︎😐︎😐︎✡︎⚐︎😐︎🕆︎ 😐︎✌︎☼︎☜︎☟︎✌︎ 💣︎⚐︎☠︎⚐︎☝︎✌︎❄︎✌︎☼︎✋︎ ☠︎⚐︎ ⚐︎👍︎☟︎✋︎ 🕈︎⚐︎
⚐︎💣︎⚐︎✋︎❄︎💧︎🕆︎😐︎✌︎☠︎✌︎✋︎ 💣︎✌︎💣︎✌︎ 👍︎☟︎✋︎☼︎✋︎ ❄︎⚐︎ 😐︎✌︎💧︎☟︎✋︎❄︎✌︎ ✡︎⚐︎👎︎☜︎💧︎🕆︎☠︎☜︎」
トリエルは怪訝に眉間を歪めた。
「……世界を終わらせるタイミング、ですって? 物語のオチ……塵……? 一体、何のことを、」
「💧︎✌︎☠︎💧︎ ☠︎⚐︎ 😐︎⚐︎❄︎⚐︎👎︎☜︎💧︎🕆︎」
今、彼は、何と―― - 384二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:37:06
「……あなた……サンズに何をしたの?」
トリエルのタマシイが、揺れ動いていた。震えていた。
数百年ぶりの、感情を覚えた。
「😐︎✌︎☼︎☜︎ ☠︎✋︎ 😐︎⚐︎☠︎⚐︎ ☺︎✋︎😐︎✌︎☠︎☺︎✋︎😐︎🕆︎ 🕈︎⚐︎ ⚐︎🕈︎✌︎☼︎✌︎💧︎☜︎☼︎🕆︎ 😐︎☜︎☠︎☝︎☜︎☠︎ 🕈︎⚐︎ ✌︎❄︎✌︎☜︎💣︎✌︎💧︎☟︎✋︎❄︎✌︎
💧︎☟︎✋︎😐︎✌︎💧︎☟︎✋︎ 💧︎⚐︎☠︎⚐︎ 😐︎☜︎☠︎☝︎☜︎☠︎ 🕈︎⚐︎ ❄︎💧︎🕆︎😐︎✌︎🕆︎ 💣︎✌︎☜︎☠︎✋︎ 😐︎✌︎☼︎☜︎☟︎✌︎ ✋︎☠︎✌︎😐︎🕆︎☠︎✌︎❄︎❄︎✌︎ ✡︎⚐︎👎︎☜︎💧︎🕆︎☠︎☜︎」
「時間軸を終わらせる権限、ですって――」
ああ、そうだ、サンズが言っていた。
――もし、世界を終わらせる権利を持ってるとしたら。
彼は、本当に持っていたのだ。世界を終わらせる権利を。権限を。
そして、自分は何と答えた?
使いたくないと言った。それでも使うなら、みんなが全員、幸せな最後を迎えてから、と言った。
そして、彼はその権限を使わなかった。
世界は終わらない。
続いていく。
ニンゲンが来なくとも。
皆が次々動かなくなっても。
世界は終わらない。
続いていく。
続いていってしまう。
その最果てが、今、ここだった。 - 385二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:49:44
「✌︎☼︎🕆︎ ✋︎💣︎✋︎ 😐︎✌︎☼︎☜︎ ☼︎✌︎💧︎☟︎✋︎✋︎ 😐︎☜︎❄︎💧︎🕆︎💣︎✌︎❄︎💧︎🕆︎ 👎︎✌︎❄︎⚐︎ ⚐︎💣︎⚐︎✋︎💣︎✌︎💧︎🕆︎」
モンスターは神妙そうな声色……らしい音を発した。
「彼らしい……?彼らしい、ってどういう事? あなたは、一体彼の何を知っていると言うの……?」
「💧︎🕆︎👌︎☜︎❄︎☜︎ 🕈︎⚐︎」
モンスターの答えは簡潔だった。トリエルが思わず言葉を失う程度には。
「☺︎✋︎😐︎😐︎☜︎☠︎❄︎✌︎✋︎ 💣︎⚐︎ 😐︎✌︎☠︎💧︎✌︎❄︎💧︎🕆︎ ❄︎✌︎✋︎💧︎☟︎⚐︎ 💣︎⚐︎ ✋︎☠︎✌︎😐︎🕆︎☠︎✌︎❄︎❄︎✌︎ 💧︎☜︎😐︎✌︎✋︎ 👎︎☜︎☟︎✌︎
😐︎✌︎☠︎💧︎⚐︎😐︎🕆︎ 💧︎🕆︎☼︎🕆︎ 💣︎⚐︎☠︎⚐︎💣︎⚐︎ ☠︎✌︎✋︎」
観測するものが、無い。無い、ならば……?
「……何をするつもり?」
「💧︎✌︎✋︎🕈︎✌︎✋︎ 😐︎✌︎☼︎☜︎ ☠︎✋︎ 🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎❄︎✌︎ 😐︎☜︎☠︎☝︎☜︎☠︎ ☟︎✌︎ ✋︎💣︎✌︎
🕈︎✌︎❄︎✌︎💧︎☟︎✋︎ ☠︎✋︎ 😐︎✌︎☜︎❄︎❄︎☜︎ 😐︎✋︎❄︎☜︎ ✋︎💣︎✌︎💧︎🕆︎」
彼の手に握られていたものを見て、トリエルは息を呑んだ。
――ボロボロに錆びついた、彼のケータイだ。
「ねえ、待――」
一体何を待つというのか。これ以上何を待つというのか。
トリエルにもわからないまま、そんな言葉が口をついて出た。
「💧︎☟︎✋︎💣︎🏱︎✌︎✋︎ ☠︎✌︎💧︎✌︎☼︎✌︎☠︎✌︎✋︎👎︎☜︎ 😐︎🕆︎👎︎✌︎💧︎✌︎✋︎ ☺︎⚐︎⚐︎🕆︎💧︎✌︎💣︎✌︎」
モンスターは、いっそ慈悲すら感じさせるような音で、そう言った。
「❄︎💧︎🕆︎☝︎✋︎ ☠︎⚐︎ ☺︎✋︎😐︎✌︎☠︎☺︎✋︎😐︎🕆︎ 👎︎☜︎ 💣︎✌︎❄︎✌︎ 😐︎✌︎☼︎☜︎☠︎✋︎ ✌︎☜︎💣︎✌︎💧︎🕆︎✡︎⚐︎」
彼は、ケータイを操作し、そして、 - 386二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:51:05
「⚐︎🕈︎✌︎☼︎✋︎👎︎☜︎💧︎🕆︎」
- 387二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:52:58
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むかしむかし ちきゅうには
ニンゲンと モンスターという
―――
――
―
Exiled Queen Ending(Empress Undyne)→The never-ending story Ending
そしてニンゲンは、次のNルートを周回する事にした。 - 389二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 23:00:08
🌼<……
🌼<…………
🌼<………………
🌼<……………………
🌼<ぜんめつ エンド でさ……ふつうに じゅみょうで しぬ ケースって あるんだ……
🌼<…………
🌼<えっと ボク もうねるね……
🌼<また あした……? - 390二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 23:38:09
このレスは削除されています
- 391二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 06:59:50
このレスは削除されています
- 392二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 08:21:56
このレスは削除されています
- 393二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 16:43:54
このレスは削除されています
- 394二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 21:55:10
リーダーレスの方がナンボかマシじゃねえか!
- 395二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 21:58:25
- 396二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 21:59:13
アマルガムたちはどうしたんだろう
- 397二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 22:01:36
- 398二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 22:04:56
- 399二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 22:09:49
- 400二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 22:17:32
たておつ した
- 401二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 22:21:07
あの殺戮の幻影はニンゲンがGルートを直前で放棄したときの世界の映像か?
- 402二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:10:27
そういえばスレとは大して関係ないが裏切られたアンダインからロードでも不殺かつ水あげてればP行けるんだよね
RTAの時短テク
友情については描いても仕方ないからかそもそもその世界が持続し無さそうだからかな - 403二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 08:22:11
アルフィー王エンドを越えてる
- 404二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 15:20:40
モンスターたち滅亡エンドか
- 405二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 17:49:00
キャラが出るまでもなく滅ぶとはな……
- 406二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:06:14
前回からの落差がひどいな
パピルスはあとは現行のとパピルスエンド以外では確定死
そうなった世界が楽し・・・怖いね