- 1二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:47:36
- 2二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:52:09
ちなみに外見は髪の色がピンク色のユメというイメージです。
- 3二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:59:01
おうクローン作って何企んでんだ黒服
- 4二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:37:48
???「昔、ホシノ先輩には私にそっくりな先輩がいたんですって。髪の色が違ったらまんまそっくりな程に似ているそうです!」
セリカ「へー、そうなんだ。にしてもその防弾チョッキ、胸がキツくない?」
???「大丈夫ですよ、セリカさん!普段はこうして開けてますから!」ブルンッ
セリカ「あべしっ!」
アヤネ「ああっ、ボタンが飛んでセリカちゃんの額に!」 - 5二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:51:11
ホシノの後輩(仮)につける名前、今のうちに募集すんかな…
- 6二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:54:44
- 7スレ立て主25/05/11(日) 23:03:09
考えてみりゃ、実質娘みたいなもんか…
- 8二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:06:32
ユメと対称になるようにウツツとか?
- 9二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:04:16
このレスは削除されています
- 10二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:05:08
- 11二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 07:44:08
保守
- 12二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 12:45:47
【先生が来た日】
それは、珍しく風の涼しい日だった。
私、四月一日(わたぬき)ユメノはシロコ先輩と共に、市街地を突っ切ってアビドス高校へ向かっていた。
道中リーゼントに機関砲を仕込んでいたロボットのヤンキー軍団に絡まれかけたけど、私たちは何とか潜り抜けて砂漠の真ん中を通る道を自転車で駆ける。
とその時、道路の真ん中で生き倒れている男の人を見つけた。
「”み、水…“」
「ん、どうぞ」
シロコ先輩は水筒を差し出し、そして私は辺りを見回す。どうやらこの人は初めてアビドスに来たようだった。
「ユメノ、どうする?」
「…取り敢えず、私が運びます」
私はそう言いながら背中に自転車を背負い、両手で男の人を抱き抱えた。
それが、私たちとシャーレの先生との、初めての出会いだった。 - 13二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 13:23:57
おじさんはどういう気持ちなんだろう
3章の暴走は結果次第でわからなくもないけどユメパイの娘を捨てて身売りは最低だよな - 14二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 18:33:09
少なくとも2章後半と3章辺りはかなりストーリーが変わってきそう
- 15二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 18:35:31
- 16二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 18:39:48
- 17二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:10:01
性格と神秘に相互関係はあるのだろうか?
遺伝子に関係なく明るい性格なのか? - 18二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:30:52
待機
- 19二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 00:17:31
- 20二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 07:25:33
【作られた神秘】
カイザーPMC基地
砂漠の真ん中に築かれた軍事基地、その地下に二人の男の姿があった。
「これは素晴らしい…ここまでの生産規模があるのなら、我がグループの野望も達成出来よう」
「お褒めに預かり、光栄の極みです」
幾つも並べられたカプセルの前で、カイザーPMC理事はそう呟く。黒服はその言葉を受け取りつつ、タブレット端末を操作する。
「プレジデントの進める、『カイザー・グループの完全影響下にある学園創設』…ここキヴォトスを支配するための計画には、我がゲマトリアからも大々的な出資が行われています」
「お前たちの仲間の一人である『マダム』からも、だったな。いずれはオートマタ兵士の完全上位互換ともいうべき軍団で、我々はこのキヴォトスを手に入れる。その日が楽しみだ」
カイザーPMC理事は語り、その場を移動し始める。とそこで足を止め、黒服へ話しかけた。
「ところで君、最近になって助手を雇ったそうではないか。昔の小鳥遊ホシノに良く似ているが…彼女は誰だ?」
「クックックッ…それは秘密ということでお願いします」
「そうか…まぁいい、我々の役に立つというのなら誰でもいい。今後も期待しているぞ」 - 21二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 13:17:11
「さて…そちらはどうですか?」
カイザーPMC理事が去った後、黒服は新たに現れた少女に尋ねる。黒いブレザータイプの制服をまとった、緑色の髪の少女は、タブレット端末を操作しながら語る。
「こちらは上々です。マダムは忠実な下僕を手に入れられると大喜びしていますが、本格的な量産化までにはまだ時間がかかるかと。それに、私たちを造るだけでも相当な労力を必要としましたから」
報告を聞き、黒服は無言でカプセルの中へ目を移す。そしてカプセルに手を触れながら言う。
「…かつて、神の存在証明を成すために人工知能を作り、神を人の手で作り上げようとした者たちがいました。私たちはマエストロの研究を元にミレニアムの技術も取り入れ、キヴォトスに暮らす者たちの複製を試みました」
「ですが、マダムは私の求めるものよりも遥かに低俗な目的で、この技術を欲した。私はあくまでも、アビドス最高の神秘の何たるかを知るためにこの技術を作った」
「…この三人は、貴方に預けるとします。幸いにしてユメノとの取引で今のアビドスにいる者たちの遺伝子を回収することが出来ました」
黒服はそう言い、少女へ顔を向ける。
「彼女たちのことは任せましたよ、ウツツ」
- 22二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 13:53:57
ユメ先輩と同じ髪色でウツツって名前見ると
某あにまんブルアカ曇らせ概念欲張りハッピーセットな女先生思い出すな…… - 23二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 14:44:02
プロフィール作りました。
名前・四月一日ユメノ
所属・アビドス高校廃校対策委員会
学年・二年生
年齢・16歳(学籍上での年齢)
誕生日・7月7日(梔子が誕生花となっている日)
武器・アサルトライフル、シールド
ホシノがシロコと拾い、ノノミと共に暮らす様になった頃にやって来た少女。
見た目は本編のユメの髪の色をピンク色にし、髪型もショートカット(一年生頃のホシノに近い)にした感じ。
各種サバイバルキットを仕込んだ防弾チョッキを着ているが、豊満な胸をきつく締め付けるために平時は羽織る程度にしている。 - 24二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 17:31:15
待機
- 25二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 18:13:17
【アルバイト】
ユメノ「学校の借金を返して立て直すために、新たなバイトを始めたいな…」
ユメノ「でも、どのバイトにしようかな?取り敢えずサイコロで決めてみよう!」
1→エンジェル24
2→神社
3→ゲヘナのカフェ
4→ミレニアムの野球場
dice1d4=1 (1)
- 26二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 18:27:47
やっぱりサバイバルキットを持たせたのはホシノなのかな
結露を利用して砂漠で飲料水を得る道具がありそう - 27二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 18:50:51
- 28二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:19:21
ユメノ「ソラ先輩、おはようございます!」
ソラ「おはようございます!早速で悪いんですが、この商品を並べてくれませんか?」
ユメノ「分かりました!」
ユウカ「おはよう、ソラ。あの子新人?」
ソラ「はい!なんでもアビドスからこっちに通ってきてるそうです!」
ユメノ「おはようございます!私は四月一日ユメノと言います!」
ユウカ「ミレニアムのセミナーで会計を務めている早瀬ユウカよ。よろしくね」
ユメノ「ところで、何を買いに来たんですか?」
ユウカ「ああ…文房具を少々ね。このメーカーが売ってるモノはまだあるかしら?」
ユメノ「それでしたら、多分こちらですね」
ソラ「凄い、テキパキとしてる…よく在庫とか分かりますね?」
ユメノ「アヤネさんから在庫整理のコツとか色々と教えてもらっていますので。特にアビドスは無駄遣いが出来ませんから」
- 29二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:27:43
ユメノちゃんは良い子だね
学年は2年生だけどアビドスに加わった時期的には1年生に近い立ち位置なのかな - 30二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:45:30
待機
- 31二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 12:13:39
ユメノ「皆、ただいまー!ってアレ?見かけない人がいる…」
ヒフミ「あっ…こ、こんにちは!私は阿慈谷ヒフミと言います!」
ユメノ「その制服、確かトリニティってところのだったよね?どうしてここにいるの?」
ヒフミ「あ、あはは…それには色々と訳がありまして…」
ホシノ「まぁまぁ、そのことについては後で説明してやるから」 - 32二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 17:41:56
待機
- 33二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 19:28:34
【まがいものの小隊】
アビドス砂漠 カイザーPMC基地近く
「さて、ようやく完成したけど…」
彼女、坂巻ウツツは悩んでいた。
彼女の目前には、開かれたカプセルと、その中にいた三人の少女たち。黒服から預けられた少女たちの名をどうするのか、彼女は真剣に悩んでいた。
「…少しばかり、悩んでみるか」
ウツツはそう呟きながら、タブレット端末を取り出した。 - 34二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 19:34:58
- 35二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 19:46:39
とりあえず待機
- 36二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 21:57:29
- 37二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 22:22:05
成程…名字は独力で考えてみます。
- 38二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 22:41:19
- 39二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 06:58:45
- 40二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 09:15:00
- 41二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 09:24:21
- 42二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 13:24:26
翌日 アビドス砂漠
砂漠の空を、一機のヘリが飛ぶ。そのキャビンにて四人の生徒が銃を手に戦闘配置を整えていた。
『カイザーPMC、HQより報告。デカグラマトンの接近を確認。ウツツ小隊、迎撃せよ』
「ウツツ、了解した。シノとアヤセは私に付いてきて。ノリカはヘリより支援攻撃」
「ん、了解しました」
「任せて、ウツツ姉さん」
「ご武運を、隊長」
三人はホイストで砂漠へ降り立ち、駆け出す。とその先で砂柱が聳え立ち、その中から白い巨体が飛び出す。
「デカグラマトン、ビナーを確認!支援射撃します!」
シノはアサルトライフルを腰溜めに構え、発砲。アヤセも別方向から銃撃を浴びせ、ビナーを牽制する。対するビナーはその巨体をくねらせながら、鬱陶しい敵を吹き飛ばそうと砂を巻き上げる。
「皆、来るよ!回避!」
「は、はい…!」
シノとアヤセは丘陵の向こう側へ飛び込んでビナーの攻撃を躱し、ビナーは首をもたげて口を開く。
が、直後に小柄な人影が飛び掛かり、ビナーの頭にシールドを叩きつける。そうしてよろめいたところに、ヘリから放たれた対戦車ロケット弾が次々と命中。損傷したビナーは身を翻し、その場から去っていった。
「デカグラマトン、ビナーの撤退を確認」
「凄いですね、隊長。砂漠の上であんなに高く跳躍してビナーを殴り飛ばすなんて」
着地を決めたウツツに対してシノが称賛の声をかける中、ノリカの手繰るヘリが降りてくる。砂ぼこりがメインローターの風圧でまき散らされる中、ウツツはインカムで話しかけた。
「皆、基地に帰投するよ。帰ったら反省会としましょう」
- 43二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 13:39:58
「素晴らしい戦闘能力だ。これならプレジデントも喜ばれることだろう」
カイザーPMC基地の司令部にて、ジェネラルは満足げな様子で呟き、その隣に立つカイザーPMC理事も同様に自慢げに見える。
「黒服は我らより研究資金を得るために、この人造人間部隊のデータを提供するといった。我々カイザー・グループの野望も間もなく達成されるであろう」
「ええ。ですが、この人造人間を造るためには相当な費用と資材を必要とします。それに、製造技術の一部も黒服が秘匿している上に、この基地にある設備は黒服の許可無しでは動かせない…いずれはゲマトリアに頼らずに製造出来る様にしなければならないでしょう」
「うむ…」
ジェネラルとカイザーPMC理事はそう話しながら、今後の天望について語り続ける。その裏で黒服は、一人市街地にいた。
「フム…確かにサンプルを頂きました。これにて私と貴方との契約はこれで完了です。後は製造のみです」
「…本当にこれで、借金はどうにかなるんですよね?」
「ええ。ここキヴォトスの神秘の一端は、何百万もの利子にも勝ります。我々はあくまでも研究者であって実業家ではない。貴方を作ったのも、アビドス最高の神秘であるホルスの余興に付き合ってやりつつ、キヴォトスの神秘をより詳しく調べ上げるためのもの」
黒服はそう語り、最後に言った。
「貴方は十分に私の求めるものを成しました。後はお好きな様にどうぞ…四月一日ユメノ」
- 44二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 15:09:28
【カイザー侵攻】
その日の朝、ユメノの住むアパートに携帯の着信音が鳴り響く。
「…何の用ですか?」
ユメノが通話に応じると、相手の声が聞こえてくる。
『何、貴方に伝えておきたいことがありましてね…カイザーが我々との契約を反故にしようとしています』
「反故に…どういう事なの?」
『どうやらカイザーは、我々の協力を抜いて人造人間軍団の製造に取り掛かろうとしている模様です。すでにアビドス砂漠の工場は機能を停止させ、貴方の持ってきた材料も、別のカイザーの息がかかっていない場所に移してありますが…彼らは独自に小鳥遊ホシノさんに接触し、その身柄を確保しようとしている模様です』
その言葉に、ユメノは目を見開く。対する黒服の声は、酷く冷めていた。
『…元々、軍事転用される前提で開発し、実用化した技術ですが、それでもカイザーによって劣化版が作り出されるのを回避するべく、私の制御が届く範囲内で設備を運用出来る様にしてきました。しかし、彼らは目が眩んだ』
「…それで、今度は私に何をしろと?」
『一応、ウツツは別の案件を利用してカイザーの指揮下から外しております。シャーレの先生と真正面から対立するのは我々にとって余りにも下策です。貴方は何時もの様に―アビドス高校のいち学生として、やりたいことをやるといいでしょう』
通話を終え、ユメノはぐっと口を噤む。しかし数秒後に彼女の手は、ハンガーにかけていた防弾チョッキへと伸びていた。 - 45二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 18:49:44
DU市内 某所
「フフフ…これで我々はゲマトリアの連中の手を借りることなく大軍団を作ることができる。その材料となるアビドスの生徒も手に入れた。カイザーPMC理事には感謝しかないな」
DUの高層ビルにある一室で、スーツに身を包んだ男たちは葉巻を吹かしながら語る。そのテーブルの上には、いくつもの書類が並べられていた。
「アビドス砂漠の調査チームはすでに『雷帝の遺産』をいくつか確保し、ここキヴォトスを征服するための軍事力の建設に着手している。敷地も確保済みであるし、我らの野望もまもなく達成できよう」
「しかし、まさかあのような取引に対して素直に応じるとはな。『借金をすべて帳消しにする代わりに、我々の傭兵となれ』という条件に…」
「全く、案外ちょろいものですな。ともあれ、このキヴォトスの住民は我々の野望の礎となる。プレジデントも大喜びになられるでしょう」
男たちはそう話を交わしつつ、紫煙をくゆらせる。その表情は満面の笑みだった。
「そろそろ、カイザーPMCの連中がアビドスの小娘どもを始末してくれることだろう。我々はその吉報を待つのみだ…」
そう呟き、酒の満たされたグラスに手を伸ばしたその時だった。突如として各所から爆発音が響き、彼らのいるビルそのものが揺れる。
「なんだ?近くでガキどもが喧嘩してるのか?」
「にしてはビルがここまで揺れるのはありえない―」
そう呟いた直後、彼らはドアを突き破ってなだれ込んできた業火に呑まれた。
「…カイザー系列企業のビル、破壊を確認しました」
「ついでに、ガス管の異常による事故に偽装してきたわよ。むしろそっちの方が大変だったわ」
「お疲れ、シノ、アヤセ。後はカイザーPMCの方だけど…」
「黒服さんから連絡です。そちらは対策委員会の皆さんと便利屋が何とかするみたいです。私たちはこれからどうするべきでしょうか…」
「決まっているでしょう、皆。黒服は私たちに対して『好きにしなさい』と言った。ならば私たちはその様にふるまうだけだよ」