- 1二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:48:25
”みんなおはよう!”
”今日の当番は……たぶん、面識ない子ばかりだよね?”
”まずは挨拶がてら、簡単な自己紹介をお願いできるかな”
ミノリ「了解した。――あたしはレッドウィンター連邦学園工務部所属、三年生の安守ミノリだ! きみたちが今日踏みしめた道路や見上げたビルたちは、かつて我ら工務部が造り上げたものもあっただろう! 日々の生活は労働者の血と汗に支えられているということを是非忘れないで欲しい! 本日はよろしく頼む!」
フウカ「うるさ(ゲヘナ学園二年生、愛清フウカです。よろしくお願いします)」
モジモジ
レイサ「……お、おはようございます! トリニティからやってきました、宇沢レイサといいます……」シリスボミ - 2二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:49:51
- 3二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:53:23
”ありがと”
”やっぱりミノリは元気がいいね!”
ミノリ「作業の始まりは挨拶からだ。学年や自治区が違えど、今日に至ってあたしたちは、シャーレの業務補助に従事する者たちという点でまったく平等。みんな! 必要な時は遠慮なくあたしに仕事を振ってくれ!」
フウカ「……当番の時はアイツ等からの襲撃がない、唯一の憩いの時間だったんですけど」ジー
”あはは……。今日はメンバー多いけど、そのぶんちょっと忙しくてさ”
”だから例の制度は、今回は昼食じゃなくて夕食に回そう”
”みんな早上がりできるように調整してあるから、帰りはいつも通りの時間だよ”
ミノリ「さすがだな先生! 綿密な計画を組むのは監督者として当たり前のことだ! が、当たり前がゆえそれを怠るものがいることもまた事実。当番自体は先生との時間という無形の報酬が与えられるとはいえ、時間外労働ともなればそれ相応の対価が必要となる! ある者には与え、ある者には与えられな――」
フウカ「……」バシッ
ミノリ「あいたっ。ゲヘナは手が早いというのは本当なんだな……。あたしは! 不当な暴力になど決して屈しない!!」ジョウケン ハンシャ
フウカ「美食研と同じ接し方でいいですね先生。同じ匂いがするんです。あいつらと。ほんとに」 - 4二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:54:49
”あはは……。レイサもごめんね。人多いけど……大丈夫かな?”
レイサ「はいっ。がんばりますっ」
フウカ「レイサちゃんだけが今日の癒やしよ。よろしくね!」
レイサ「こ、こちらこそよろしくおねがいしますっ」
”それじゃあ、今日も一日……ご安全に!” - 5二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:55:34
――……。
――……。
――……。 - 6二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:58:21
夕方
連邦生徒会管理物件 厨房
フウカ「ああ……つっかれた……」
ミノリ「そうか? あたしたちが普段やってる現場はこんなものではないぞ」
フウカ「あんたの相手をするのがって意味よ……。なにあれ。工事現場の人たちみんなあんたの知り合いなの?」
ミノリ「工務部は今日、アビドスの道路保守作業に行っているはずだ。あそこの労働者は知らない奴らだな」
フウカ「じゃあなんで一瞬でまとめ上げてデモ起こせるのよ……。おかげで余計な仕事が山ほど増えたわ」
ミノリ「我々労働者は団結すれば強いが、分断されれば弱い。その弱さを突く薄汚い資本家たちなど掃いて捨てるほど世に充満している。そうとも! 労働者が報われる世界の夜明けまで、あたしは闘争の火を絶やすつもりはない!」 - 7二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:01:00
フウカ「……あんたはそれでいいよ、もう。レイサちゃんも疲れたでしょ。なにしてるの? 冷蔵庫開け閉めして」
レイサ「は、はい。一応食材の確認と……あと……」
フウカ「料理できるんだ? じゃあ私は休憩しちゃおっかなー」グイーッ
レイサ「あぅ、すみません。私はお料理は調理実習でしか。でもここにレシピを――」
ミノリ「働かざる者食うべからず。サボタージュは敗北の始まりだ。聞けばフウカは給食部と言うじゃないか。普段から大量調理をしているんだろ?」
フウカ「ゲヘナ4000人分の食事を二人でね。地獄よ地獄。仕込んだものを勝手に食べちゃうでっかい鼠もいるし。まあ、料理自体は好きだからいいけど」
ミノリ「そうか。もし見合った対価を得られていないというなら連絡してくれ。我々は労働者を不当に扱う人、組織、仕組みを決して許さない。いつでも力を貸すと約束しよう」
フウカ「ほんとにお願いしたいぐらい。まあその分部費は多めに貰ってるし、食材も安くあげればある程度は懐に余裕も持てるから。ジュリ――相方も最近は、ちょっと料理できるようになったしね」
ミノリ「飼い慣らされるのは良くないぞ。例えばこういう話がある。雇用者に娯楽を与えると言って賭場を開いた会社があった。大いに喜んだ雇用者たちだったが、賭け事の胴元は会社であり、その実デヅラが吸い上げられているだけという――」 - 8二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:04:23
レイサ「……」カサッ
レイサ「……」
レイサ「……えと」 - 9二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:06:11
フウカ「はいはい。あんたみたいな手合いの話はまともに聞くと馬鹿を見るって知ってんのよ。で、なに作る? 手軽にパパっと作れるのでいいでしょ。ていうか、あんたは料理できるの?」
レイサ「あっ。こ、これなんて――」
ミノリ「心配するな。実は先生に頼んで、昼休憩の際に仕込みをさせてもらっていたんだ」
フウカ「へぇー。ミノリは料理する側なんだ」
レイサ「(……え)」
ミノリ「現場が街場にあるとは限らない。時には山中で何日も泊まりこむことだってある。弁当作りや、飯場での自炊をする必要だってあるからな、出来て当たり前だ。それに、忙しい一日だと分かっていれば、事前に段取りをしておいてのちの作業の工数を減らすことは当たり前だろう」
レイサ「あはは。へ、へぇ~」 - 10二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:08:00
レイサ「(うう……せめて……!)」
フウカ「で、なに仕込んだの? 玉ねぎのすりおろしと、この匂いなに?」クンクン
ミノリ「ビールだ。特別に先生に用意してもらった。もちろん、一口も飲んでいない」
フウカ「はぁ。また変なモン使うのね……。えっと、中に入ってるのは豚ロース……。あ、とんかつだ」
ミノリ「ああ! 今日はきみたちと気持ちよく仕事ができたからな! こういう日には贅沢だとわかっていても、とんかつが食べたくなるんだ!」
フウカ「いいんじゃない? 揚げるだけだし、ボリュームもあるし。先生好きそうだし」
レイサ「あ、あの!」
フウカ「わっ! びっくりした。どしたの?」
レイサ「これ『もう使わないからどうぞ』って渡されて……貰ってきました!」
ミノリ「……なんだ? これは」 - 11二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:11:03
クンクン
フウカ「――すっごい匂いね」
レイサ「マッシュルーム・ケチャップ、ってものらしくて……。古書館の人なんですけど、『もう使わないのでよかったら使ってください』って……」
フウカ「古書館……? あ! あははわかった! あのセクシーお料理チャンネルの人ね! 動画見たわよ。わー。これがそうなんだ」
ミノリ「あたしは聞いたことがない。調味料でいいのか?」
フウカ「キノコを塩漬けにしたものって言ってたから……。うん。すっごくしょっぱい。酸っぱい……かな? 味付けこれでやってみる? 醤油代わりになると思うよ」
ミノリ「あまり奇抜なことはするものではないが、給食部の人間が言うのならそれを信用しよう。餅は餅屋、調理は調理人だ!」
フウカ「素直に”良いよ”って言いなさいよ。ありがとね。ちょっと気になってたの」
レイサ「あ、でも私が作ったわけではないので……」
ミノリ「では始めるか。今日はただとんかつを揚げるだけではない。せっかくビールも使えたからな。どうせなら余すことなく、食材を使っていこう」
フウカ「ビールを使うなんて普段はできないからね。ちょっとレシピをメモさせてもらうわ。美食研のやつらになんか言われたときの保険に知っときたくて」
ミノリ「もちろんだとも。ビールは手に入らずとも、ビール風の調味液は手に入るはずだからな。今日作るのは……」 - 12二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:12:29
- 13二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:14:57
ミノリ「材料はこうだ!」
フウカ「ま、普通ね。小麦粉、パン粉、三つ葉に卵……。一応、このボウルの中身聞いて良い?」
ミノリ「豚ロースを、ビールとすりおろした玉ねぎで漬けてある。理由はわかるか?」
フウカ「お肉を柔らかくするためでしょ? たまねぎは知ってるけど、ビールっていうのは聞いたことないわね」メモメモ
ミノリ「ビールにも肉をやわらかくする成分があると本で見たんだ。それにのちほどこれも使うから、水分量が増えるのはありがたい」
フウカ「……これを使う?」
ミノリ「仕込みに使ったものも余すことなく使うレシピでな。食べられるものは無駄にしないほうがいいだろ?」
フウカ「それはそう……。あ、だからカツ煮なのね」
ミノリ「フウカ相手だと話が早くていい」 - 14二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:18:00
フウカ「そんじゃ私は油あっためとくわね」トクトクトクトク
ミノリ「よろしく頼む! まず肉を一度水ですすいで……うん。いい感じだ! あらかじめ筋切りをしていたからよく染みているな。……レイサ」
レイサ「えっあっ、は、はい!」
ミノリ「さっきも聞いたかもしれないが、すまない、聞き取れていなかった。レイサは料理が出来るのか?」
レイサ「あ、えと、すみません。実習でやったぐらいでしか」
ミノリ「ありがとう。正直に言ってくれて嬉しい。現場で見栄を張ると、その他の作業を止めてしまうことだってある。各職人たちの工数が大幅に狂う原因になり、工期に影響を及ぼしかねない悪癖だ。よし! では私と一緒にカツの下ごしらえをしよう!」
レイサ「りょ、了解しましたっ」 - 15二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:19:47
- 16二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:21:30
レイサ「小麦粉振って……卵を割っていいん、ですよね?」
ミノリ「ああ、いいぞ。このボウルに割り入れて、軽く溶くんだ」
レイサ「んっ。あっ。殻が……ご、ごめんなさい……」
ミノリ「指先にちょっと水を付けるとすぐ取れる。気にするな。そのぐらい、失敗でもなんでもない」
フウカ「あー。なんか懐かしい。初めて目玉焼き作ったとき、殻が入っちゃっててぼりぼり言わせながら食べたのよね」
ミノリ「私は力を込めすぎて握りつぶした挙句、中身を床に落とした。あれほど自分で自分をゲバルトしたくなったことはない」
レイサ「うう……。授業でやったことあるのにぃ……。――わ。ほんとにすぐとれた」
フウカ「1ヶ月料理しなかったら私も感覚忘れちゃうし、仕方ないわよ。最後に料理したのいつ?」
レイサ「う……。半年以上前です……」
フウカ「元々料理しなくてそんだけ期間空いちゃったらしょうがないしょうがない! はいこれ菜箸。こぼさないようにね」
レイサ「はいっ!」
チャカチャカチャカ - 17二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:23:15
- 18二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:24:47
- 19二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:27:17
- 20二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:29:40
ミノリ「こちらはカツを揚げている間に煮汁を作ろう。手が空いている時間は落ち着かない」
ミノリ「肉を付け込んだ汁をフライパンにあけ、一度沸騰させる」
ミノリ「するとアクが大量に出てくる。アクを取らない派閥もあるようだが、私は取る派だ。見た目が悪くなる」
ミノリ「ある程度取れたら、フウカが作っただし汁をお玉一杯。醤油……ではなく、マッシュルーム・ケチャップか。うぅむ……」
ミノリ「フウカ。この調味料はどのぐらい入れればいいと思う?」
フウカ「ほんとお醤油と同じ感覚で良いと思うわよ。大匙1.5ぐらいで様子みてみたら?」
ミノリ「わかった。では大匙1.5。……一応醤油を小さじ1入れておこう。そしてローリエを一枚入れ、弱火にしておく。あとは揚がるのを待つだけだな」
- 21二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:31:00
レイサ「――出来ました! 切れました、玉ねぎ!」
フウカ「うん、とっても上手! ミノリー、たまねぎここ置いとくからねー」
ミノリ「うむ! ありがとう!」
フウカ「じゃあ次はこれ。出汁にくぐらせた三つ葉を、そうね。ざくざくと5センチ幅ぐらいに切ってくれる?」
レイサ「お任せください!」ザクザクッ
フウカ「切れたらこっちのボウルに入れといて。ええと、かつお節は、と」 - 22二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:33:24
- 23二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:35:40
- 24二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:36:49
フウカ「ん。いい色ね」
ミノリ「レイサ。こいつを切ってくれ。ふふ、主菜だからな。失敗は許されないぞ」
フウカ「あー、気にしなくていいからね。失敗しちゃったら私が食べるから。熱いから気を付けて。まず真ん中を切って、またその真ん中を、って切っていくとキレイに切れるから」
レイサ「だ、大丈夫です! そうなったら私が食べます! うぅ……熱っ」ザクッザクッ
フウカ「そういうときは、包丁の背に手のひらを当てて、ザクッと切っちゃって大丈夫よ!」 - 25二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:39:40
- 26二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:40:39
フウカ「よくできました。レイサちゃん、ちょっと来てくれる? ――はい、これ舐めてみて」
レイサ「? あ、カツの煮汁ですね! いただきます! ……うぇ。に、にがいぃ」
フウカ「あはは。やっぱりレイサちゃんは苦いのダメか」
ミノリ「だし汁を足すか。多少は薄まるはずだ」
レイサ「い、いえ! 大丈夫です! 食べられます!」
ミノリ「そうか? それならこのまま進めるが……。心配せずとも卵でとじれば苦みはさらに薄まる。それこそ、意識しないと感じないほどにな」
レイサ「えへへ……。気を遣って頂いてありがとうございますっ」
ミノリ「……何を言う!」 - 27二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:41:59
ミノリ「せっかく作った料理なのにレイサが嫌な思いをするのなら、私たちがレイサに合わせるに決まっている。一人が嫌な思いをするのなら、快適に過ごせるよう手段を模索するのは当たり前だ。だろう?」
フウカ「いや、そんな大仰な言い方しなくてもいいけど……。普通に煮汁別に作ればいいだけだし」
ミノリ「それはダメだ」
フウカ「あんたの頭の中がわかんないわ」
レイサ「苦いのはちょっと苦手ですけど……。ミノリさんやフウカさんと一緒に作ったって思えば、美味しく食べられる気がするので大丈夫……だと思います! いえ。大丈夫です!」 - 28二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:42:50
フウカ「あーもう、かわいいこと言ってくれるわね! ねね、トリニティ辞めてこっちに転入してこない? お料理いっぱい教えてあげるから!」
レイサ「ふぇえっ!?」
ミノリ「ふん。そうやって独占しようとするのはまったく褒められた考えではないな。週の半分は我らレッドウィンター連邦学園工務部でともに汗を流そう。仕事終わりのご飯は格別だぞ! トリニティのようなブルジョワジーの巣窟では経験できない味と達成感により満たされた食卓を、共に堪能しよう!」
レイサ「あぅあぅ……。ご、ごめんなさい。私は自警団の任務がありますので投げ出すわけには……」
フウカ「ふふ、冗談よ。でも癒し枠がいてくれたらほんと助かるのに。私の精神衛生上!」
ミノリ「我ら工務部は正規の部員でなくとも、作業者はいくらでも募集している。ときおり顔を出しに来てくれ。その時は、荒々しくも人情にまみれた工務部流の歓迎をしてやろう」 - 29二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:43:30
自分も苦いのはダメ。魚のワタも食べれない
- 30二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:45:40
ミノリ「では、レイサが切ったカツと玉ねぎを煮汁に入れ、衣を付けるときに使った卵を垂らし……。落し蓋をしてたっぷり煮込む! 生肉に触れた卵だからな。しっかり、とっぷりだ!」
フウカ「漬け汁に卵に……。確かに、火を通せば使えるから、カツ煮なら捨てちゃう部分は少なくなるわね。……衣サクサク派、卵とろとろ派からしたら、あまりやらない方法だけど」
ミノリ「大量調理できっかり卵をまとわせ切れるのならそれでもいいだろう。だが、少人数ならどうやったって余るからな。これが一番具合がいい」
フウカ「じゃあお吸い物も終わらせちゃおっかなー。もう完成よね」
レイサ「包丁はお任せください! トリニティが誇るスーパースター、宇沢レイサが華麗に刻んでみせましょう!」
フウカ「あはは、なにそれ。でもいいわよ、1分もしないで終わるから。そしたら、お米研いどいてもらおうかな。レンジで炊ける器具があるって言ってたの先生が。ちょっと使ってみたくて」 - 31二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:46:48
レイサ「わかりました! 実習の時はお米研ぐ係でしたから! 今度こそ――」
ミノリ「む、すまん。昼の仕込みの時についでにと炊飯器にセットしてしまった。恐らくそろそろ……」
ピーピーピー♪
ミノリ「炊けた」
レイサ「……あううぅ」グスッ
フウカ「あらら。いいよ、じゃあいっしょにお吸い物つくろっか」ナデナデ
レイサ「!! はいっ!」 - 32二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:47:48
レイサは素直でかわいい
- 33二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:49:27
フウカ「と言ってもほんとすぐ終わるんだけど。白だしを大匙1、塩を一つまみ入れて、一度煮立たせます」
レイサ「大匙で入れて……一つまみ……ってどのぐらいですか?」
フウカ「親指、人差し指、中指で摘まめるくらいね。がっつりじゃなくて、指先で、ぐらいかな」
ミノリ「私は親指と人差し指派だな」
レイサ「そうなんですか? じゃあどっちにすれば……」
フウカ「初心者困らせるようなこと言わない。あっちは気にしなくていいのよ、いろんなやり方あるんだから。ミノリ、手が空いてるなら先生に連絡しといてくれない? こちらに見えるときには、ちょうど出来上がってるだろうから」
ミノリ「ん、承知した」
レイサ「入れられました!」
フウカ「そしたら、三つ葉をさっきのお浸しと同じぐらいの間隔で切って……。あ、葉っぱの部分はちょっともらうわね」モギモギ
レイサ「にゃーですね! ……あと、気を付けながら!」ザクザク - 34二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:51:32
フウカ「沸騰してるところに茎の方を先に入れて、5秒経ったら火を止めて、葉っぱの方を入れる。やってみて?」
レイサ「茎の方を先に入れて……――5秒! 火を止めて、葉っぱ!」
フウカ「はーい完成。すごいじゃない。これでもう、三つ葉のお浸しとお吸い物作れるようになっちゃった!」
レイサ「そ、そうですかぁ?」
フウカ「三つ葉は火を通し過ぎるのも良くないからね。予熱で十分火が通るの。使う野菜によってどのぐらい茹でるとか時間変わってくるけど、基本は一緒。固いとこを先、葉っぱはあと。よかったら向こうでもでもやってみて」
レイサ「はいっ! こ、これならキャスパリーグにだって勝てるかもしれません……!」
ミノリ「先生はあと10分ぐらいで来られるらしい。カツも煮えたからな。配膳してしまおう」
フウカ「よし! じゃあレイサちゃん。手を洗って、最後のお仕事だ!」
- 35二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:53:37
- 36二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:54:55
------
■シェパーズパイ(ポテトグラタン)(カルトフェリナヤ・ザペカンカ←ザペカンカで通じるはず!覚えられません)(ミートパイ←コテージパイのが通じるかも?)
☆材料!
・人参1本、たまねぎ1個
・ラム肉400g←牛肉でも可!
・トマト缶
・ジャガイモ4個
・にんにく2かけ
・小麦粉
・ローズマリー・タイム・キャラウェイシード←苦手なら抜いてよし!
・ウスターソース・マッシュルームケチャップ・バター←マッシュ(略)の作り方聞かれたら別紙参照!
☆作り方
まずラム肉(脂身はいくらか取る!)、人参と玉ねぎをみじん切りにして――……
------ - 37二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:56:32
フウカ「……レシピ?」
ミノリ「どうした?」
フウカ「あ、いや。レイサちゃんのポケットから落ちた紙なんだけど、これ……」
ミノリ「……」
フウカ「……」
ミノリ「……どうやらあたしは、もっとレイサと話をしておくべきだったかもしれない」ウーム
フウカ「あー……。やっぱり? ふふ。でもなんていうか、優しい子なのね。ほんと」
ミノリ「ああ。トリニティ生にしておくにはもったいない真面目さと勤勉さだ」 - 38二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:57:32
- 39二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:58:44
- 40二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:01:48
”ミノリにビールを求められたときはまさかついに、と思ったけど”
”カツ煮が出て来るとは……!”
ミノリ「労働者のお供であるビールとはいえ、利用方法は飲むだけとは限らない。酔っ払いやわめきちらす者を指さして『あれが民衆!』と断じるのは、汚水の入った手桶を見せ『これが大海である!』と言うようなものだ。……いや、もちろん飲んだことはないぞ?」
”へ、へえ。お肉を柔らかくするのに使ったってことでいいのかな……”
”(ぜんぜん意味がわからない……!)”
フウカ「こ、こほん。ミノリの頭の中はともかく、私も勉強になる作り方だったわ。肉を柔らかくするために使ってたものを煮汁にそのまま使うとか。あんまり考えたことないもの」
”私もそういう作り方はしたことないなあ”
”いっつももったいないなとは思っていたけど”
”レイサはどうだった?”
レイサ「はい! 私はですね! このお吸い物と、お浸しと、あとカツも切って――!」ピョンピョン
”おお、いっぱい作ったんだね!”
レイサ「お二人に教えてもらってですけど! ほんと優しく教えていただいて……。おかげで、とても楽しかったです!」
”それはよかった!” - 41二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:03:01
ミノリ「話は食べながらでもいいだろう。卓を囲むというのは憩いの時間。その日その日で現場を渡る労働者も、食事の時間は同じ卓を囲み、一日の疲れや鬱憤を食事と共にかみ砕き、飲み込むものだ」
フウカ「”冷めるから早く食べよう”でいいのよ。いちいち面倒ねほんと」
レイサ「お皿も私が選びました!」
”あんまり種類なかったから大変だったでしょ。でもぴったりだよ! さすが!”ナデナデ
レイサ「むふー!」
”(レイサはわりと人見知りするから心配だったけど)”
”(……よかったぁ)”ホッ
”フウカとミノリの言う通りだね!”
”それじゃあさっそく食べよっか”
レイサ「はい!」
”それじゃ、みんな席に着いて……”
- 42二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:03:29
- 43二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:05:25
――……。
”やわらかいお肉に、煮汁がじゅくじゅくに染みた衣……”
”だめだめ! こんなの、ご飯を飲みものに変えちゃう!”
フウカ「もしかして先生もガッツリ煮る派?」
”それがカツ煮の醍醐味でしょ?”
ミノリ「ほらみろ。さすがは先生だ」
フウカ「べつに私がマイノリティってわけじゃないし……。そんなの好み好み! でも、おろし玉ねぎ。これいいわね。みぞれみたいになるし、お砂糖使わなくても甘みが出てる」
”そういえば、煮汁は再利用したって言ってたけど”
”ってことはこれビールが入ってるってこと?”
ミノリ「ほとんど感じないだろう? 卵のおかげだよ」
”でも普通に煮汁を作るよりもコクが強いね。探せばちゃんとホップも感じる”
”それに味付けもなんというか、煮物なんだけど煮物っぽくないというか……”
フウカ「醤油入れてないんです。レイサちゃんがマッシュルーム・ケチャップっていう、変わった調味料持ってきてくれたので、代わりに入れてみて」
ミノリ「とはいえ実を言うと、少し入れた」
フウカ「あれ、そうなの?」 - 44二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:08:01
ミノリ「ただ、ほぼ色付け程度だな。この分なら入れなくても十分成立したと思う」
フウカ「いいんじゃない? ちょっと入れてくれたおかげでなじみ深い味に寄っているっていうのもあるだろうし。レイサちゃんどう? 苦くない?」
バクバクッ
モグモグモグモギュ
コックン
レイサ「――とっても美味しいです!!」
フウカ「よかったぁ。がんばったもんね。どう? 買って食べるより何倍も美味しいでしょ」
レイサ「はいっ! 自分で作ったら、なんだか苦いのも食べられそうな気がします!」
ミノリ「それが自炊の驚くべきところ。嫌いなものでもなぜか食べられてしまう。自ら手を動かすというのは、認識を変えるんだ。……ふふん。ローリエもわずかに効かせたからな。馴染みを感じつつも伝統から離れた、新しい風を感じられるものになっている」
- 45二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:10:22
”お吸い物も三つ葉の香りがとっても立ってるし”
”お浸しも……”
”口の中が一気にさっぱりするや!”
フウカ「さっきも言ってましたけど、それ。両方ともレイサちゃんがつくったんですよ」
”おお!”
レイサ「でも、フウカさんに教えてもらいながらですから……」
ミノリ「謙遜することはない。言うに易し、するに難しだ」
レイサ「……じゃあ、あと! あと、薄切りの玉ねぎも切りましたし、衣付けも私がしました!」
”ははは、すごいすごい!”
”じゃあ今日は、レイサスペシャルだね!”
レイサ「あ、いえ。それは言いすぎで……むしろ初心者がキッチンに立って邪魔だったかもしれないというか……手間だったかもしれないというか……」
ミノリ「そんなことはない。おかげで大助かりだったぞ」
フウカ「ふふ。いつもの何倍も楽させてもらっちゃった」
レイサ「あぅ……。ありがとうございます。――ひひ」 - 46二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:12:21
フウカ「そういえばレイサちゃん、これ落としてたわよ」
レイサ「? ……あっ。あああっ!」
フウカ「用意してたなら言ってくれればよかったのに」
レイサ「み、見ないでくださいっ!」
フウカ「ざーんねん。もう見ちゃった」
レイサ「ちがっ。違うんですっ」
”なになに、どうしたの?”
レイサ「な、なんでもありま――」
フウカ「今日のためにレイサちゃん、レシピ考えてきてくれてたんですよ」
ミノリ「しかもわざわざ味覚が合わない場合の注釈も添えて、だ。レッドウィンターとゲヘナの伝統にも配慮があった。料理初心者がここまで丁寧にレシピを書いたのなら、かなり下調べをしたはず」
レイサ「ううぅっ」 - 47二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:13:39
フウカ「照れなくていいの。大変だったでしょ。あれがダメとか、これがダメとか。ちゃんとお料理の味知らないと、別の手段って想像もつかないものね」
レイサ「……と、図書館の司書さんにいろいろ手伝ってもらって」
ミノリ「図書館か。あたしもよく利用する。知を求めるのならば、やはり本からだ。だからこそ苦労も理解できる。ありがとう。そして、勝手に進めてしまってすまなかった」
レイサ「いえ、結果として一緒にお料理する楽しさは変わらなかったと思いますし! これはまた、お家で今度――」 - 48二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:15:23
”……三日前までに予約してくれれば”
”制度以外でもここ、自由に使えるから”
”またみんなで集まって、料理してみればいいんじゃないかな!”
ミノリ「ああ。私もそうさせてもらおうと思っていた」
レイサ「で、でも私が勝手に書き換えたレシピで、味見とかしてないので……」
フウカ「ならなおさら作ってみなきゃ。私は見ればだいたいわかるし。シェパーズパイなら作ったこともあるしね。よくできたレシピだったから心配ないと思うわよ、そのまま作っても」
レイサ「ほんとですか!?」
ミノリ「工務部の連中も何人か連れてきてもいいか? どうせならみんなでにぎやかにやった方が、ごはんも美味いからな!」
フウカ「あー……じゃあ、美食研のやつらに声を……。いや、やっぱやめとくわ」
レイサ「あ、ありがとうございますっ!!」 - 49二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:16:45
- 50二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:17:25
――……。
――……。 - 51二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:19:50
後日
ゲヘナ学園 校門前
レイサ「すいませ、すいません……通してくださ……あ! ミノリさん!」
ミノリ「おお、久しぶりだなレイサ! いや、数日ぶりか」
レイサ「こんなにたくさんの人がいて……。あの、なにをするんですか? 急にゲヘナに来てくれって……。なんかみんな息巻いていて怖いんですけど……今日はみんなでご飯作るんじゃ……」
ミノリ「心配せずとも夜に使用許可を取っている。この集会も、夕方あたりには終わるはずだ」
レイサ「集会……って。えと、なんのですか?」
ミノリ「うむ。――ときにレイサ。あたしは、友が苦しんでいる姿にはひどく心を痛めてしまう人間なんだが、同じくわが友であるレイサはどうだ?」
レイサ「ええ? それはもちろん、嫌ですが……?」 - 52二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:21:26
ミノリ「フウカは日々の部活動において不当な扱いをされていると言っていた。給食部は”地獄”だと。あたしはあの時、同じ釜の飯を食べた仲間が苦しんでいるというのなら、出来る範囲で力になりたい。レイサはどうだ?」
レイサ「まあ、私にできることならお手伝いでもなんでもしたいとは思いますけど……。あ。もしかして、ここにいる皆さんで給食部のお手伝いですか? 任せてください! 私あれから、おうちで料理作ってみたりしてるので!」
ミノリ「おお! それはいいことだ! しかしだな。今日私たちが給食部の手伝いをしたとして、毎日それができるわけじゃない。あたしたちが手伝えない日は変わらず、フウカは体と心に鞭を打ち、歯を食いしばって過酷な環境に耐えなければならないんだ。これでは、抜本的な改革とは言えない」
レイサ「それは確かに……。私も今日は自警団のパトロールを早上がりしてきていますし」
ミノリ「レイサ。あたしはレイサの才能を一つ見出している」
レイサ「さ、才能? 私なんかにそんなものはないと思いますけど……」
ミノリ「いいや。その才能は、フウカを救うための最大の武器になる。さあ。このプラカードを持ってくれ。私が夜なべして作ったものだ!」 - 53二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:22:11
レイサ「なんですかこれ。――『万魔殿粉砕!』!? あの、あまり過激なことはちょっと」
ミノリ「レイサ。きみの声は素晴らしい。声質も良く、通りがいい」
レイサ「はぇっ!? こ、声ですか? うるさいと言われたことは何度もありますが、褒められたことなんてなかったんですね……うひひ……ありがとうございます」
ミノリ「そんなことはない。あたしはレイサの声が好きだぞ。それこそ、ずっと隣で聞いていたいぐらいに」
レイサ「そうですかぁ? えへ。ありがとうございます。うぅ……。は、恥ずかしいですねっ」
ミノリ「その素晴らしいレイサの声を――同志フウカを救うために、少し貸してくれないだろうか。万魔殿に対して給食部の待遇を改善してもらうよう、是非、共に声を上げてくれないだろうか!」
レイサ「声を、上げる……」
ミノリ「あたしたちは万魔殿に『お願い』をするんだ。わが友フウカが苦しまないようにしてやってくれと。ただ、想いを伝えるだけ。この声で――レイサの声で」 - 54二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:23:20
レイサ「私の声……」
ミノリ「ああ。どうだ」
レイサ「……」
ミノリ「……」
レイサ「――わかりました。私の声がフウカさんを助けるお力になれるのなら、喜んで! 光を放つトリニティ自警団のトゥインクルスター、宇沢レイサは! フウカさんを助けるため、この大きいだけが取り柄だった声を、いくらでもお貸しいたします!」
ミノリ「よく言った!! 本当にいい声だ。――では」 - 55二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:23:46
- 56二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:24:21
おおー!!
レイサ「お、おおー!!!」
ミノリ「要求が通るまで喉を枯らし、暴虐の嵐になど屈せず! 同志フウカを救え!」
レイサ「おおー!!!」 - 57二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:24:52
- 58二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:26:22
- 59二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:28:23
『給食部に週休5日を約束せよー!!』
『約束せよ―!!』
マコト「もはや休みの方が多いではないか! レッドウィンターとトリニティに抗議の電話を入れろ! 拡声器に街宣車まで持ち出されてはうるさくてかなわん! イブキと一緒に映画を観る時間が潰されたんだぞ!! おい! 虎丸で全員轢いてこいイロハ!」
イロハ「最初からイブキは別のことして遊んでたじゃないですか。映画みてたの先輩だけですよ。あと、虎丸は先輩が機関部にプリンこぼしたせいで整備中です」
マコト「なら抗議だ! あのクソ忌々しいティーパーティに早く騒ぎを納めないと戦争だと言え! 給食部め、厄介な連中を寄越しおって!! 来期の予算は全カットしてやる!!」
イロハ「それやったら全校生徒からクーデター起こされますよ。それに、どう考えてもトリニティの方が主導ではないので意味はないと思いますが……。とりあえず連絡だけはしときます。レッドウィンターよりは話が通じるでしょう、きっと……」 - 60二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:29:28
シスターフッド 大聖堂
サクラコ「……今なんと?」
マリー「はい。『トリニティの制服を着たやつがレッドウィンターのデモ隊に参加し、ゲヘナ学園の校庭で万魔殿に対してシュプレヒコールを叫んでいる。至急ティーパーティに情報共有と対応を求む』と……」
サクラコ「なぜその連絡がシスター・マリーに……?」
マリー「以前の当番の際、万魔殿のイロハさんと連絡先を交換しまして……。で、あの。お手数ですがティーパーティにお取次ぎの方をお願いしたく」
サクラコ「ええ。ええ。もし本当ならかなり危険な案件。早急に対応いたします。ですが、しかし……」
マリー「さ、先に私が現地に行きましょうか? 添付された写真を見る限り、おそらく自警団の宇沢レイサさんだと思うのですけど……」
サクラコ「そうですね……。くっ。混乱して、正常な判断ができているかわかりませんが……」 - 61二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:30:32
- 62二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:38:23
終わりです。お読みいただきありがとうございました!
ミノリ推しとして、いつかSSに出したいと思っていたので書いてて楽しかったです。
上手に書けたかはわからない。イカレっぷりが足りないかもしれん。
でもね……ミノリとフウカに見守られながら料理するレイサが書きたかった……
面倒見いいし、こういう風に見るとお父さんみあるよねミノリ。フウカは言わずもがな。
わたしも嫌い。アユは背中だけ食べる。サンマもワタ残す。でもイワシの梅煮だけは内臓も食べる。パプリカもきらい。
自信のなさが素直さに繋がって、結果いろんな人と仲良くなれそうではあるけど本人引っ込み思案っていうのがすき
感想とか質問とかあればなんでもよろしくお願いします。そのままストレートにスレ落としていただいてかまいません。
ではでは~。
- 63二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:40:03
- 64二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 00:40:46
- 65二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 10:39:14
カツはサクサクもいいけど衣がふやけてるほうが好き、というかだし汁が好き。シェパーズパイもおいしそう
学園を超えた友情や個人的なパイプができてるあたり、交流を深めるという目標は大成功だな(デモからは目をそらす)
ミシュレって革命とか好きだったんだ。フランスの古い歴史家ぐらいにしか知らなかった - 66二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 13:10:10
じゅくじゅくな衣いいですよね……!
肉ではなくもはや衣を食べているぐらいでもいい。カツ煮は魔物。
レイサがシンパとなるかは……おそらく止められますけど。スズミとスイーツ部が全力で保護者する。
人間賛歌おじさん。民主主義側。本人はあくまで支持者ってだけらしいです。むしろ歴史家って知りませんでした(無知)
のちのち左翼思想の運動でリバイバルされたみたいですね。ああ、60年代はミノリの季節。