- 1二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 19:00:46
ミーク「今日は暇だったり・・・・・・しますか・・・・・・?」
トレーナー「うん?今日は担当とのトレーニングもないし別段急いで出すような書類もないから予定は空いてるね」
ミーク「だったらえっと・・・・・・カラオケの練習に付き合って、もらえませんか?」
トレーナー「カラオケの練習?」
ミーク「はい・・・・・・桐生院トレーナーから・・・・・・誘われたんです・・・・・・でも私、そういうのあまり行かなくて・・・・・・」
トレーナー「なるほどね。でも桐生院トレーナーはそんなこと気にしないと思うけどな」
ミーク「でも、普段あんまり遊びに行ったりしないから・・・・・・2人で盛り下げちゃったら間を取り持ってくれる人もいないし・・・・・・」
トレーナー「ふんふん。まあ、そこまで言われたら仕方ないな。一緒に行こうか」
ミーク「いいんですか・・・・・・?」
トレーナー「ただし、約束がある。まず練習はこの1回だけ。それと、歌いたい歌は俺に遠慮せず好きなものを入れること」
ミーク「変な歌でも、笑いませんか?」
トレーナー「ウケを狙った歌じゃないなら俺も彼女も笑わないよ。それに、桐生院トレーナーもきっと取り繕ったミークじゃなくて普段のミークの姿を見たいって思ってるはずだから」
ミーク「・・・・・・ありがとうございます」 - 2二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 19:07:57
何か素晴らしいものが始まろうとしているな?
- 3二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 19:08:04
トレーナー【授業が終わったくらいの時間に校門前で待ってるからね】
ミーク「ミッションクリアー・・・・・・むふー」
ロブロイ「あ、ミークさん。どうも、この前借りたがってた本返ってきてますよ」
ミーク「本当に?・・・・・・・・・じゃあ放課後に」
トレーナー『授業が終わったくらいの時間に】
ミーク「・・・・・・じゃなくて、お昼休みに取りに行く」
ロブロイ「あれ?珍しいですね、お昼は日向ぼっこをしてることが多いのに」
ミーク「今日は・・・・・・放課後に用事がある・・・・・・」
ロブロイ「なるほど、わかりました。ではお昼休み図書室でお待ちしていますね」 - 4二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 19:12:47
ミーク「危なかった・・・・・・予定は未定、ちゃんとメモをしておこう」
ドンッ
ルドルフ「おっと、すまない。大丈夫か?」
ミーク「あっ、はい。大丈夫・・・・・・です」
ルドルフ「ならば良かった。しかし歩きスマホとは感心しないな。周囲への関心がなければ大事故につながるかもしれないよ」
ミーク「以後気をつけます・・・・・・」
ルドルフ「・・・・・・ふむ。やっぱり高度すぎるか?」ボソッ
ミーク「?」
ミーク(歩きスマホはダメ・・・・・・じゃあ今のうちに頭で覚えよう)
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
バンブー「予鈴が鳴ったっスよーー!!!みんな教室に入るっスー!!!」
ミーク「あっ、戻らなきゃ・・・・・・」 - 5二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 19:16:44
─お昼休み─
ミーク「本・・・・・・借りにきました・・・・・・」
ロブロイ「はい、お待ちしてました。こちらですね」
ミーク「これでよし」ムフ-
ロブロイ「返却期限は2週間後です。忘れないようにしてくださいね」
ミーク「うん。メモを・・・・・・?」
ロブロイ「どうしました?」
ミーク「・・・・・・メモするの、忘れてた」
ロブロイ「?」
ミーク「どうしよう・・・・・・時間と場所、えっと」
ロブロイ「あの、大丈夫ですか?」
ミーク「待ち合わせの時間と場所をメモしようと思って、予鈴が鳴って忘れてた・・・・・・」
ロブロイ「待ち合わせ?」 - 6二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 19:18:46
ロブロイ「・・・・・・もしかして、放課後の用事ってそれですか?」
ミーク「そ、そう」
ロブロイ「うーん、急いでないのなら今のうちにもう一度聞くのもいいんじゃないでしょうか?」
ミーク「・・・・・・面倒がられないかな?」
ロブロイ「ミークさんと待ち合わせするって言うくらいですから、ミークさんがのんびり屋さんなのも分かってくれてますよ」
ミーク「そっか・・・・・・ありがとう」
ロブロイ「いえいえ。何をするかは知りませんが、楽しんできてくださいね」
ミーク「うん・・・・・・」 - 7二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 19:23:50
─放課後─
ミーク「お待たせしました・・・・・・」
トレーナー「大丈夫だよ。じゃあ行こうか」
ミーク「はい」
「あっ、ミーク!それとアプリトレーナーさん!」
トレーナー「桐生院トレーナー、こんにちは」
ミーク「トレーナー、こんにちは」
葵「はい!こんにちは!ちょうどミークを探してたんです!」
ミーク「今日、トレーニングでしたっけ・・・・・・?」
葵「いえいえ、違いますよ。えっと、じゃじゃーん!横断歩道で転んじゃったおばあちゃんを助けたらお礼にボウリングのペア半額券もらったんです!」
トレーナー「さすがですね、桐生院トレーナー」
葵「いえいえー、情けは人の為ならずですよ!なのでミーク、一緒に行きませんか?あとアプリトレーナーさんも、来ます?」
トレーナー「えっと、どうする?」
ミーク「えっと・・・・・・・・・・・・」 - 8二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 19:29:03
葵「あれ?もしかして何か先約がありました?だったら大丈夫です!樫本トレーナーを誘ってみます!」
トレーナー「桐生院トレーナーとボウリングなんかしたら樫本トレーナーが死ぬ!」
ミーク「その・・・・・・」
トレーナー「別に俺はまた今度でもいいから、桐生院トレーナーと行ってきたら?」
ミーク「きょ、今日は・・・・・・デート、ですから・・・・・・っ!ごめんなさい」
葵「デー、ト・・・・・・?あ、えーと、あー!そ、そうだったんですね!なるほど!わかりました!では私は樫本トレーナーのとこに行ってきます!それでは!」
トレーナー「あっ、桐生院トレーナー!?えっと、ミーク?」
ミーク「・・・・・・桐生院トレーナーのスコアアベレージ、280です」
トレーナー「あの人ボウリングもできるのか・・・・・・」
ミーク「私は、120くらい・・・・・・」
トレーナー「・・・・・・じゃあ今度はボウリングも練習しようか」
ミーク「・・・・・・!・・・・・・・・・・・・はい」 - 9二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 19:31:13
鬼龍院は育成以外ならなんでも出来るな本当…
- 10◆GiMcqKsVbQ22/03/31(木) 19:34:00
酉付け忘れてた
ミーク「えっと、こういうとき何から歌えばいいですか・・・・・・?」
トレーナー「うーん、好きな歌でいいとは思うけど・・・・・・無難にいきたいならMake debut!とか?楽しくちょっとウケを狙ってみるならバクシンバクシンバクシンシンとかもあるけど」
ミーク「えっと・・・・・・トップバッター、どうぞ」
トレーナー「はいはい。じゃあうまぴょいにしとこうかな」
ミーク「・・・・・・!?」
トレーナー「カラオケもそうだけど、まずは自分が楽しむことが大切だよ。だからこうして歌いたい曲を歌うんだ。『位置について、よーい、どんっ!』」
ミーク「自分が楽しむ・・・・・・」 - 11◆GiMcqKsVbQ22/03/31(木) 19:37:47
トレーナー「うーーーーうまだっち!うーーーうまぴょい!うまぴょい!うーー!すきだっち!うーー!うまぽい!うまうまうみゃうみゃ 3 2 1 Fight!!」
トレーナー「お日様ぱっぱか快晴レース ちょこちょこなにげに」ハイ
ミーク「そーわっ、そーわっ?」
トレーナー「第一第二第三しーごー」
ミーク「だんだんだんだん出番が近づき」
トレーナー「目ん玉ギラギラ出走でーす!」
ミーク「はいっ」
トレーナー「今日もめちゃめちゃはちゃめちゃだっ」
ミーク「ちゃー!」
トレーナー「ガチ追い込み?」
ミーク「糖質カット!」
トレーナー「コメくいてー」
ミーク「でも痩せたーい!」 - 12◆GiMcqKsVbQ22/03/31(木) 19:42:11
トレーナー「どーきどきどきどきどきどきどきどき」
トレーナー「オレの愛バが!」
ミーク 「キミの愛バが!」
ミーク「!?」
トレーナー「ずきゅんどきゅん走り出しー!」
ミーク「・・・・・・あっ、ふっふー」
トレーナー「ばきゅんぶきゅん かけてーゆーくーよー
こんなーレースーはー はーじめてー」
ミーク「3、2、1、ふぁいっ!」
ミーク(そっか歌うのも1人じゃなくていいんだ・・・・・・こうやって合いの手を入れれば一緒に楽しめるんだ・・・・・・)
───
トレーナー「そうだっ あと出しじゃんけんしよー」
ミーク「えっ、じゃ、じゃんけんも?」
トレーナー「だっさなっきゃ負っけよっじゃいけん しょい」
ミーク「しょい!」
ミーク「あっ、勝った」 - 13◆GiMcqKsVbQ22/03/31(木) 19:44:53
- 14◆GiMcqKsVbQ22/03/31(木) 19:49:17
トレーナー「はぁ、はぁ・・・・・・さ、流石にこの歳で踊りながらは、辛いけど・・・・・・楽しかった?」
ミーク「は、はい。とっても」
トレーナー「さっきみたいにノってくれてもいいし、静かに聞いててもいい。待ち時間に次に歌いたい歌を予習しているのもいい。今のカラオケはいろいろ遊びもあるしね」
ミーク「楽器で演奏、機能・・・・・・?」
トレーナー「こんなのでリズムをとってみるのもありだよ。じゃあ次はミークの歌を聴きたいな」
ミーク「う、うん。えっと・・・・・・」
『どんぐりころころ』
トレーナー「・・・・・・なるほど」
ミーク「こんなのでも、いいですか?」
トレーナー「うん。俺もこれは意外だったけど、いいと思う。桐生院トレーナーもきっと楽しんでくれるよ」
ミーク「どんぐりころころどんぐりこー♪おいけにはまってさぁたいへん♪」
トレーナー(あのトレーナーにしてこの担当あり、だな) - 15◆GiMcqKsVbQ22/03/31(木) 19:53:47
- 16◆GiMcqKsVbQ22/03/31(木) 19:57:27
─翌日─
ロブロイ「ミークさん、今日もなんだかご機嫌ですね」
ミーク「うん・・・・・・昨日、楽しかったのを思い出してた・・・・・・」
ココン「あっ、いたいた。ハッピーミーク」
ミーク「・・・・・・?」
ココン「桐生院トレーナーから伝言。今日は病院に行くからトレーニングは無しって」
ミーク「トレーナー、怪我・・・・・・?」
グラッセ「いや、怪我したのはこっちのトレーナー」
ココン「樫本トレーナー、ボウリングのタマ子供用を使ったら指から抜けなくなって無理に引き抜いたら脱臼したって・・・・・・」
グラッセ「それでお見舞いに行くからって話をされたんだ」
ミーク「あー・・・・・・」
ロブロイ「お、お大事に・・・・・・」 - 17◆GiMcqKsVbQ22/03/31(木) 20:00:47
- 18◆GiMcqKsVbQ22/03/31(木) 20:01:23
- 19二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 20:04:50
良い
- 20二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 20:05:12
こういうの好きおじさん「こういうの好き」
- 21二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 20:05:40
あっおっ!あうっ!あああぁ…(浄化)
- 22二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 20:39:49
えがった
- 23二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 20:42:21
善き哉…
- 24二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 00:13:51
ありがとう…こういうのを待ってたのだ…
- 25二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 02:06:42
おいおいここは天国か
- 26二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 02:55:01
その、すごくよかったです!ミークさんの可愛さが、その…あの、とっても、すごくすごかったです!
アプリトレ♂×ミークの純愛ssもっと増えろ…増えろ… - 27二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 14:45:46
普段ぼーっとしてる娘が頑張って攻めていく姿は腸内環境の改善に効く
- 28二次元好きの匿名さん22/04/01(金) 14:58:46
桐生院「トレーナーさん、ミークを泣かしたら許しませんよ」ニッコリ