- 1二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:33:31
「アオバァ!!これ多分接触不良起こしてるぞアオバァ!!基板どこだアオバァ!!」
「今外し……ました!こちらです!『プロフェッサー』さんに症状のほう写真で送りますでしょうか!?」
「流石だアオバァ!!早いぞォ!!……ココ!!今回は俺でもわかるぞ……!錆取って圧着して復活液垂らして……よし出来たぞ戻せアオバァ!!」
「はい!……できました!あとは動作が確認できれば……!」
とある昼下がり。踏切の前で男女二人がけたたましく騒ぐ。かと思えば、弄りまわした古い基板を踏切の装置に戻すと、途端に黙り込んで踏切を見守る。
そして。
「……!来ました!」
「…………動作、ヨシ!」
踏切のバーが下がるのを確認した二人は互いに互いの掌を叩く。
この踏切の修理作業、それが彼等がここにいる理由だった。
「ふぅ……なんとか、間に合ったな……」
「正直、私は列車の通過に間に合うだなんてもうとう考えてもいませんでした……2分もかかりませんでしたね……」
「やっぱ本職の人がいるって心強いね。さすがはハイランダーの現場整備士だ、俺の言う事全部理解して欲することしてくれる」
「はは……それができなきゃ、私たちの立場ってもんがないですけど……」
男の横で疲労を隠さず座り込む白髪もふもふの彼女の名は内海アオバ。ハイランダー学園の2年生であり、貨物輸送管理部に所属している。……貨物輸送管理、という響きから荷物の荷下ろしやら荷物の行き先整理などしているのかと思う人もいるだろうが、しかし実際の彼女の業務は先程の機材の修理から始まり、保守点検、書類仕事、果ては車両自体の修理等、実に多岐にわたる。貨物輸送という一本のパイプをハード面から維持する、それが彼女の業務であった。
が、一般的な生徒ならば自ら進んで行う部活動に対して彼女は酷くドライな___それこそ、憎んでいると思われかねないほどに後ろ向きな感情を向けていた。なんなら学園そのものにもその悪感情は向いていた。 - 2二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:34:09
「てか。何だったんだろうな、『正午の便が通過する前に済ませてくれ』って。そもそもこの辺は人っ子一人いない過疎地域だし、こうも急ぐ必要ってあったのだろうか……?封鎖しておいてくれるだけでも時間に余裕とか空いたんじゃ……」
「はは……そういう頭の足りない事ばっかりするのがハイランダーなんですよ。そういうものと割り切りましょう?期待するだけ無駄ですよ」
「……苦労、してるんだなぁ」
母校に一切の期待を捨てた少女の、随分と濁ってしまった思考に多大な苦労の足跡を垣間見た男はただ率直な感想を呟き苦笑するのみだった。
……うむ。ならば、その苦労に報いなければならんだろう。
「よし、そんじゃ宿直室戻ったら昼飯作ってやる。今日はいつもにも増して豪勢に行かせて貰うぞ?」
「!そ、それは……ありがとう、ございます……!」
献立を考えながら帰路に向かう彼と、その後ろを心なしか軽くなった足取りでついて行くアオバ。彼の作る昼飯に差異はあれど、この光景はもうずいぶんと繰り返されてきたのだった。 - 3二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:34:36
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先輩は、すごい。
他の他校生が頼まれたら絶対に断るだろう線路の点検や列車の修理なんかの作業でも、私なんかの頼みひとつで飛んで来て作業を手伝ってくれる。
作業するにしたって、『プロフェッサー』なる謎の人物の伝手で知恵や妙な道具を拝借し、あっという間に不具合を直してみせる。それどころか幾度もの修羅場を乗り越えて、最近は彼単独で症状の把握から問題箇所の洗い出し、配線修理までやってのけるほどに成長している。
あとは……お料理。先輩の作る料理は絶品だ。これまで適当にコンビニ弁当なりカロリーバーなりで済ませてた私は、初めて先輩にふるまってもらったときに思わず泣いてしまった。
私は、何かに期待することをやめていた。期待しなければ、裏切られることも失望することもないから。
でも___シャーレの『先生』と、その甥っ子である先輩と出会ってから。私は期待してもいいものを知った。
「はい、出来たぞ。天ぷらそばだ。最近は暑くなってきたからな、キンッキンに冷やしてみたんだがどうかな」
「い、いただきます…………っ!おいしっ!?おいしいです……!天ぷらって油ものなのにこんな冷やしても美味しいんですね……!」
「まぁ、揚げても魚介類だからな。油を工夫すれば風味も損なわない。衣がさくさくのうちに食べるのもいいし、水気を吸ってふやけたのもまた乙な食感だと思うぞ?」
「もふ、もぐもぐ、ずぞぞぞ……」
少なくとも、目の前の先輩は期待していい人だ。料理の腕に外れはないし、助っ人に来てくれれば溜まった業務が消化できる。
……それだけだろうか?私は、それだけしか期待していないんだろうか?
「……?」
『だけ』?他人に期待を寄せるだけでも大ごとだというのに、それ『だけ』と言って……?私は、これ以上にいったい何を期待しようとしている?
私は……いったい、彼の何に期待している? - 4二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:35:18
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それは、私が足りない備品の買い出しに出かけていたときのことでした。
街中で、人の行き交う通りの中で。聞き覚えのある青年の声が、確かに私の耳に届きました。
(先輩だ)
聞き間違えじゃないと、妙な確信がありました。いえ、言うほど妙じゃありませんですけど。だって私が先輩の声を聞き間違えるはずがないじゃないですか?
だから、偶然会ったのだから挨拶のひとつぐらいはしないと、そう思って振り返り。
「か弱き子よ。牛肉が安くなっているようです。向かいましょう」
「牛……牛肉かぁ~~~?」
「なんだ人間、お姉さまの意見に異議申し立てるか~?」
とんでもない光景が、網膜に投影されてしまった。
先輩が白大福にサンドイッチされて歩いてるんですけど?
え、何あの白大福。人……ヒト?餅が歩いてる?いや、でも喋ってるし……女性?女性の声?
じゃあ何?あの白大福は……女の人?あの体型で?あんな……先輩と、和気藹々と話してるんですか?
わからない。わからないわからないわからない。あの人がいったいなんであんなぶっくぶくに太ってるのかわからない。なんで周りの人達が誰も気にしてないのかわからない。なんであんなぱんぱんに肥え膨らんだ女性に先輩が熱っぽい視線を向けてるのかわからない。
わからないわからないわかりたくない。世の中にそんな性癖の人がいるのは知ってるけども、それを今思い出したくない。先輩の手元に大量の食材が詰った袋が下がっているのを認識したくない。先輩の隣に私よりも体型の歪んだ人が並んで歩いてるのを見たくない。 - 5二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:35:38
先輩は、違う。そんなのじゃない。まともに美しい人を好いて。少なくとも私よりも綺麗な人と恋愛して。あんな、白大福なんかじゃ。
そっか。私、期待してたんだ。先輩の人間性に。
失望……したくないなぁ。 - 6二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:36:46
- 7二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:37:08
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「っはぁ!?はぁっ、はぁっ、はぁっ……!!」
恐ろしい夢を見ました。私が先輩から性癖を聞き出して、それを修正___直すためにレンチでがんがんに殴る、そんな夢を。
「はぁ、はぁ……ぅ、ぷっ……!!」
正直なことを言えば、同じことを考えていました。狂った性癖を持ってるなら、『私なりのやり方』で直してしまおうと。でも、あの夢を見た後じゃとてもそんなことをしようとは思えない。ヒトは叩いても直らない。
それに……自分の考えをただ一方的に相手に叩きつけるなんて。そんなの、散々憎み恨んできたこの社会の擬人化みたいなものじゃないですか。
「~~~、ふぅ、ふぅ……ぅうぅ……」
そんなことを本気で考えていた自分に心底吐き気がする。
ただ……じゃあ、どうやってあの推定歪んでいるであろう性癖に向き合っていけばいいのか。冴えた答えも見つからず、私は最悪な気分で身支度を整えるのでした。 - 8二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:38:07
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「と、とんでもないことになりました……!」
「?どうしたのさ、お姉さま」
「ソフ……あのか弱き子の周囲に強烈な感情を観測したので、興味本位でその感情の発信源とあの子の間に起こるであろう出来事を、夢を媒介に演算してみたのですが……しょ、傷害事件に発展して……あの子が金属工具で何度も殴打されて……!」
「!!?……!!!??」
「再度の演算……いえ、まずはあの子の保護を最優先に……家の鍵は全て施錠して……!」
「つ、強い感情に、傷害事件……昼ドラってやつ……!?えぇと、とにかく要塞化して襲撃に備えないと……!?」
「どうしたお前ら朝っぱらから部屋が揺れてるぞお前ら!?」 - 9二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:38:43
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先輩と最後に会ってから、もう二週間が過ぎました。以前はそれこそ街中でばったり出くわすほどに遭遇率が高かったのに、あの日あの夢を境にぱったりと見かけなくなってしまいました。
……罰、なんでしょうか。私が勝手に期待して、勝手に失望して。あまつさえ、一人の人間を撲殺しかけた、その罰。
もう会えないのでしょうか。いえ、会えないほうがいいんでしょうか。先輩と私では性的嗜好の規格が違うんです、それでもなお共にあろうとすれば……誤作動を起こして重大インシデントの完成です。
だから……そう。私たちはきっともう、会わない。
これでこの件は解決しました。だから……なのに……どうしても、鏡の向こうの私はこんなひどい顔をして治らないんですけど。
あの悪夢をもう二度と見たくなくて寝付けなくなり、食事も先輩の手料理が思い起こされていまいち喉を通らない。そのせいでずいぶんと痩せて___
___痩せた?
お腹に手をやります。うん、筋肉と皮ばかりの硬いお腹。前まではちょっとぷにってたぐらいだったのに、随分と痩せた。
___こうやって痩せられたのに、なんで太れない道理があるんでしょうか?
そうです。そうでしょう。規格が合わないなら、私が合わせればいい。手を加えればいい。改造すればいい。それこそ、今まで私がさんざんこの学校でやってきたことなんですけど。
そうだ、太ろう。先輩はどのくらいが好みでしょうか。あの白大福くらいでしょうか。それとも雪見だいふくくらいでしょうか。しかしあれ程太るとなると業務に支障をきたすでしょうし、先生にも迷惑が……ひとまずぽっちゃり位で様子見をしてみましょう。
目標設定完了。後は頑張るだけ……なんですけど。 - 10二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:39:28
___
__
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数日後。
「___って、ことで。詳しい内容とかはマニュアルに記載されてると思うから、後ヨロシク~」
「は、はぁ……」
リバウンド計画を立てようとしていた矢先に新しい業務が追加されるとかホント何なんですか?これじゃ全然食事時間とか取れないんですけど……。
ですが、頼まれたからには仕方がありません。業務内容は新型車両の点検です。さっさと済ませてしまいましょう。
「……ミレニアム製、ですか」
真新しい車体に刻印された校章に、以前見た悪夢が頭を過ぎりってつい顔を顰めてしまいます。アレはただの悪夢でしたが、それはそれとしてミレニアム製の品は良くも悪くも多機能なことで知られています。どうやらこの車両もその例に漏れず、画期的な技術を載せているようで。
「……新型燃料。天然物由来の液体燃料で環境に優しい……いや、ガソリンも石炭も天然物由来なんですけど……?」
謳い文句に思わず突っ込んでしまいます。が、続く説明文は私の目を奪うものでした。
「健康にも配慮し、飲用も可……極めて高カロリーなのであっというまに太るので注意……!?」
その文言は今の私のニーズにあまりに合致していました。つまりはこの燃料は流動食としても使えて、そして今私の目の前にはその燃料を収めたタンクが所狭しと並んでる……!
天啓だと思いました。これを飲んでさっさとぷにっとお腹を手に入れるのだという肥の神からの思し召しなのだ、と。
ですがまずは。
「……今は、仕事のほうを済ませてしまいましょう」
新型車両の点検、こちらのほうを済ませてしまいましょうか。事はその後です。 - 11二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:41:27
.
「ん、おいし……!」
一通りの初期確認を終え、後は燃料のほうを充填するという段階。ここで私は燃料のほうを一口掬って飲んでみたのですが、これが想像よりも美味で思わず声が出てしまいました。
い
「脂っこくて甘ったるくて、でも適度に塩味も感じて……なんか、こう、デブの飲み物って感じなんですけど……!」
ついついもう一口頂けば、ジャンクフードな感じの旨味が口いっぱいに広がるではありませんか。成程これは太るな。そう思いながら口惜しくも味見を切り上げ、燃料を車両のほうに充填し___
ガゴッガゴッ
ゴッゴッゴッゴッ
バツン! ブシュゥゥゥゥ
「ひゃあぁっパイプがっ!?」
ようとしたその時、タンクと車両を繋ぐパイプラインの一部が劣化していたのか破裂、中から燃料が噴き出るじゃありませんか。
これも私の対処すべき事柄なのでしょう。が、噴出する燃料を前にふとひとつの考えが脳裏を過ぎり口を突いて出ました。
「あ……勿体ない」
勿体ない。燃料にしては美味しいのに。それがこんな床にぶちまけられて、今もどんどん流出している。
それが勿体なくて勿体なくて、気付けば私は噴水の根本にしゃぶりついていました。 - 12二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:41:53
「~~~!~~~~!」
ごく、ごく、ごく。口いっぱいに広がる脂っこい美味に舌鼓を打ちつつ、その周囲にダクトテープや補修材が無いか探します。ダクトテープは確か机のほうにあったから……届きませんね。他にめぼしいものも同様に手の届かない範囲にあるし、ここは元栓を閉めるのが先決でしょうか。とりあえずこの赤いバルブを閉めて___
ガッガッゴゴゴゴゴ
ごぼぼぼっ!!
「!!?」
嘘、パイプが更に壊れた!?ね、燃料がさっきとは比較にならない速度で流れ込んで……!
お腹、お腹が苦しい……!ど、どんどん膨らんで……~~~!!服が、制服が、前が裂けてお腹が露出してく……!
し、しかも、すごい勢いでカロリーが吸収されて脂肪に変換されてくせいでお腹だけじゃなくて全身がくまなく肥え膨らんで……!ミレニアムはいったいなんてものを作ってくれたんですか!?
あぁ……!だ、駄目……!あっというまに服が破けて、布切れと下着だけの姿に……!もう手足はあの白大福と同じくらいだし、お腹に至ってはそれを越えてアドバルーンに届きそうに……!!わ、私、どれだけ膨らめば……まさか、このタンクの中身全部飲み干すまで開放されないんですか……!?無理、無理無理無理ぃ……!こんなの全部飲み干したら、この部屋の天井にお腹ついちゃいます……!
あ、熱い……!どんどん脂肪が増えていくのに、太っていくのに熱も発生するせいで全身暑くて熱くて、汗がどんどん噴き出て……!まるでサウナみたになってるけど、これ全部私の汗と体温なんですけど……こんなの、恥ずかしすぎるんですけど……!?
だ、誰か、誰か止めて……!! - 13二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:42:36
- 14二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:43:01
しかし、その燃料も今まさに脂肪に変換されており、手足から指の先、首に顎に至るまで膨張しつつあります。
「はぁ……どうしよう……」
無論、身動きなんて取れるはずがありません。誰かに発見されるのを待つのみですが、さりとて今この状況を誰かに見られるのは乙女心が許したくないと言っています。
さて、じゃあどうするかと頭を悩ませていたところに、扉の開閉音が聞こえてくるじゃありませんか。
「アオバ~、近場に寄ったついでに顔を見せに来___なんだコレ!!?」
「~~~~~~~~~~~っ!!?」
次いで聞こえてきた言葉に、声色に、私は自分が今キヴォトスで最も不運な人間であるのだと自覚しました。
「せ、先輩……!?なんで、どうしてよりにもよってこんなタイミングで……!?やだ、見ないでくださいぃ……!!」
「アオバ!?アオバなのかお前!?何があった!?これお前無事なのか!?」
「見ないでって言って、それに汗も酷いし、お願いですから離れて!私を放っておいてくださいぃぃいぃぃ!!」
「アオバ!落ち着こうアオバ!落ち着いてもらわないと俺が判断に困る!深呼吸しようアオバ!その後でいろいろ考えるんだ!」 - 15二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:43:48
.
「なるほど、そんなこともあるのか……大変だったなぁ、アオバ」
「はい……全く、私は以前からここの設備の老朽化は訴えてたし破裂するのも時間の問題だと思ってたんですが……まさかこんな狙いすましたようなタイミングだなんて……」
あの後、先輩の尽力のおかげかなんとか落ち着きを取り戻した私は職場の愚痴を並べていました。それもそうでしょう、今回の騒動の原因はひとえに老朽化した設備の交換を怠った上の連中の落ち度なんですから。パイプそのものの劣化は個人の保守努力じゃなんともできないに決まってるじゃないですか。
……とまぁ、いといと言ってきましたが。大事なのはここじゃありません。
「……」
「…………」
先程から、先輩がこっそり私の風船腹を覆う肉厚な腹肉を揉んでいるんですけど。本人はバレてないつもりみたいですけど。
とはいえ、別に不快とかそういうのじゃなくて。むしろ逆で気持ちよさすら感じますしもっと大きく揉んでほしいのですが、しかし本人は後ろめたいことだと思っているのかどうにも控えめです。 - 16二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:44:04
ですので。
「……先輩?さっきから私のお腹、もちもちしてますよね?まさか気付かないと思ったんですか?」
「___!?」
いや、本当に気付かないと思ったんですか?どうやら先輩は意外にも抜けてる所があるようで、可愛さを感じた私は望む結果を得られるべく、提案をします。
「そんなに好きなら……もっと揉んでもいいんですけど?お腹もそうですし、尻も、頬も……胸も、です」
私の大胆な提案に、息を呑む声が聞こえてきます。そして、少しの間の後、胸元のほうへ足音が近づいてくると、次いで胸に強い感触を感じます。
「はっ、んぅ……っ!」
ぶにゅん。もにゅん。
膨らんでいく身体に比例して肥え膨らんだ巨乳が柔らかく変形し、その内に張り巡らされた神経を刺激します。
甘い刺激に、これまでの脂肪へ変換される過程のものとは違う熱が体内に沸き立ち、さらに室温が上昇するのを感じます。それに従って発汗量も増え、室温も湿度も汗臭さも高く濃くなっていっているはずですが……しかし先輩は嫌な顔一つ見せることなく、一心不乱に私の肥大化した巨乳を揉み回し、撫でくり回します。
「ひ、ぁ、ぁぅ、ぅうっ……!」
ああ、先輩、今の私の身体は汎用性の欠片もない独自規格です。それでも、先輩はそんな私を、いや、そんな私だからこそ、受け入れてくれるんですね。
「……っふぅ、凄いボリュームだ……列車に負けずとも劣らない……」
「せ、せんぱい……!ならっ、ならっ……わたしを、私を整備して、くださいぃ……!ちゃんと、私の、満足いくまでぇ……!」
そう言って大きく口を開きます。もう一人では自慰もできなくなった身体を、その内に宿る熱を帯びたくすぐったさを解消するために。その口の中に注がれるのが何であろうと構いません。どんなものであろうと、今の私には等しく機関を昂らせて欲望の回転数を上げるための燃料も同じです。
ほら、先輩の手が私の頬に伸びて____ - 17二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:51:34
やぁ。いやホント済まないね。スレ主は股間のビナー君が本懐を遂げたことのないタイプの人間で……ここから先は君達の想像に委ねることとするよ。ここまで読み進めてくれたもの好きな諸君には酷な話となるだろうが、まぁ勘弁してくれると助かるということで、ね。
あぁ、そうそう。アオバ君が彼のことを先輩と呼んでいるが、これは別に彼がハイランダーの先輩だからとかじゃなくて、ハイランダーの過酷な労働化で終ぞ頼れる相手を見つけられなかったアオバ君が初めて知った頼れる学生相手、つまり精神的先輩だったからという背景設定だ。
それじゃ前スレを置いておく。素敵な絵やSSも多数レスされているから是非見て行ってくれ
[性癖大回転閲覧]まるまるマルクトお姉さま|あにまん掲示板「か弱き子よ。おやつはまだですか?」そう言って、声の主たる女性は俺を見上げていた。白い髪、白い肌、そして黄色い瞳。彼女の名は『マルクト』。曰く、デカい枕なんちゃらのヨ言者……だそうな。「まぁ……うん、…bbs.animanch.comそれじゃ、良い夢を
- 18二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 03:57:27
ふと起きたら特盛特大のもちもちアオバが居た…最高ですね…好き!
- 19二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 06:51:22
待ってました
- 20二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 11:38:23
おお…気づいたらまるまるマルクトスレの2弾が来てた…
こんなに嬉しいことはない… - 21二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 19:03:13
修理ルート夢オチでよかった…
- 22二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 19:40:08
あのスレのあのレスは伏線だったのか…
いやどこで報告してんねん…
ほんとシチュがいいな… - 23二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 19:59:04
- 24二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 23:46:12
ここのスレ主のSSにはいつも感謝、って感じ
- 25二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 03:58:37
「危ういとことじゃったのぅ、童」
夕焼けに染まる空。見知った和風様式の、しかし常世ならざる雰囲気を醸す建物の奥から女性の声が聞こえる。
「頭を殴打され、そのまま昇天……いやはや、笑えぬ噺じゃ。妾があの小娘に未来を見せていなければ、今頃はその未来も現実となり、過去となっていたろう……いやはや全く、末恐ろしい噺じゃ」
俺はこの声の主を知っている。今さっき思い出した。
「して。妾にかように気を揉ませ、あまつさえ干渉を強いたのじゃ。謝礼の一つ二つ、真心籠めて送られても罰は当たらんと思うての」
コン、と金属音が響くと共に、周囲に食材が現れる。この領域でこんなことが出来るのはただ一人しかいない。
声のする方に顔を向ければ、夕日の中に丸いシルエットが浮かび上がる。
「さ、童よ。今宵も美味な料理、期待しておるぞ?」
白髪にキセルを咥えた、狐耳の女性。この領域の主、クズノハがそこにいた。 - 26二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 03:59:04
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_
始めは、向こうの興味本位だったそうな。
「ほうほう、其方が『しゃーれ』の『先生』、その肉親か」
「……細い。なんて細さだ……」
「ほぇ?……なんじゃあお主、開口一番に言う言葉が逸れか」
「だってキミ……!鏡とか見てないのか!?手も足も枝キレみたいに細い……!ちゃんとご飯食べてるのか!?」
「な、いや、妾は……そうじゃな。この領域に住み着くようになってから食事は取らんくなって、もう随分と経つの……」
「そんな……!?ちょっと待ってろ、台所はどこだ!?なんか作ってやる!」
「…………は。ははっ、ははは……!これは、気まぐれのつもりがとんでもない当たりを引いたようじゃの……!良い、調理場は妾が用意する。其方はただ調理に専念すると良いさ」
睡眠時間すらも削って会う時間も無い『先生』に代わって、気まぐれで呼び寄せた青年。それが俺だった。
しかし当の俺はそんなクズノハの姿を一目見て驚愕した。なんて細さ、なんて肌白さなのだ、と。
細枝の如き痩躯、生気を感じない肌。間違いない、栄養失調だ。俺はこの子を食わせねばならん。礼儀も外聞も捨て、ただ目の前の少女に何か食わせるべく俺は調理場へと向かった。目の前で器具や食材が出現するという怪現象を目の当たりにして「助かる」としか思わない程度には、使命感に突き動かされていた。 - 27二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 03:59:21
「……旨い」
「よかった……口に合ってくれたようで何よりで……」
七草がゆに若干の手入れをした雑炊を口にした彼女は、思わずといった風に目をまるくして呟いた。その言葉に聞いていたこっちも随分と安心したのを覚えている。
その後、あっというまに茶わんの中身を平らげ空にした彼女は、すぐ傍の味噌汁に口をつけ、箸を休める暇が惜しいとばかりにアジの開きに手を付ける。
正直作り過ぎたと思ったし、彼女自身顔を顰めていたほどの大量の料理が、しかし食べ始めてみればみるみるうちに彼女の胃袋に収まっていき、あっという間に完食してしまった。
「ふぅ、ふぅ……くぷっ。失礼……ごちそうさまじゃった」
「おう、お疲れ様。……完食、しちまったな」
「じゃな。正直、妾も驚いておる」
軽く息をつきながら、大きく膨らんだ腹をさするクズノハ。苦しげな様子とは裏腹に、その表情は随分と気持ちよさそうであった。
「しかし、よもやこの領域に至りてなおこんな馳走を堪能できる日が来ようとはの……願ってもいなかったことじゃ」
「……その。明日も会えるか?そんなに気に入ったならまた作りたいし、それにまだまだ全然細いし、キミも……」
「!そうかそうか、よもや其方のほうから提言するか。良かろう、それこそ願ってもない、というモノじゃ。明日またこの領域に連れ込む故、存分に腕を振るってたも」
「おう!期待して待っててくれ!」
これが俺達の初邂逅だった。意外なことに、この時お互いに名乗らないばかりか、そのまま数か月ほどずっと互いに名を知らぬまま関係を続けていたものだ。
お互いに名前を知ったのも、アレな機会だった。 - 28二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 03:59:59
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「童~。妾とまぐわってはみぬかの~?」
「ブボッホォ!?な、何……いきなり何!?」
毎晩……とまではいかなくてもかなりの頻度で料理を作ってやるようになって数週間。目の前の少女が食後の運動的なノリでそんなことを口走るものだから、俺はつい口に含んでいた水を噴き出してしまった。
「いやぁ、なんじゃろうかの?ひどく肉が付いた影響かの、どうも最近の妾は食直後に身体が昂ってのぅ。はしたないことこの上ないからしてずっと我慢してきたのじゃが……どうにも抑えきれんくなってきての。童が良いならいっそ発散してしまおうと思ったんじゃが」
そう言って、上着を着崩し大きな胸元をぷるんとはだけさせる。
……そう、大きな胸元を、だ。
出会った当初のクズノハは、それはもう貧相な体型をしていた。細枝のような手足、血色を感じない白い肌、そして極めて平坦な胴体。
それがどうだろうか、今となっては全身くまなく肉が付き、どこに出しても恥ずかしくない満場一致の肥満体と化していた。
腕は小ぶりな木の幹ほどに太くなり、脚に至っては丸太も同然に成長していた。掌、足の先まで肉がついてぱんぱんになり、よく見れば履いていた靴は一回り大きいものになっている。胴体も丸く肉厚な巨腹を中心に、上にはこれまた大きく肥大化した巨乳が圧し掛かり、下は胴体に負けずとも劣らない大きさに成長した尻が丸太脚と連なって支えている。顎から頬にかけてもずいぶんと肉が付き、細く優雅だったあの頃の面影はもう面影程度にしか残っていない。
……正直、やっちまったと思った。あまりに美味しそうに食べるものだから、つい体重とかカロリーとかそういうの気にせず食べれるだけ食べさせすぎた、と反省していた。
「どうかの?……駄目か?」
「どう、って……いや、駄目だろ……駄目駄目……」
相変わらずとんでもないことを言っているクズノハにやんわりとNOを突き付ける。どうやら彼女は調子が良くないのだろうと席を立とうとした俺は、しかし次に聞こえてきた声に息を呑む。 - 29二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 04:00:26
「……っ。っふ、ぅ……ぃ……っ!」
「___!?」
声の乗った、甘い吐息。思わず目を向ければ、そこには自身の脂肪を揉みしだいて震えるクズノハの姿があった。
「_____」
何か言うべきなのだろう。食直後にやることなのか、とか、目の前に男がいるのにはしたない、とか。だが、そんな言葉たちは彼女の姿を見てたちどころに消えてしまった。
「ひ、ぁ、ぁ……~~っ、ぅぅぅ~~~……!」
苦しそうだったのだ。まるで身を焦がすほどに渇望しているのに手が届かない、自慰では満足にまで手が届かない。そんなもどかしさに悶えるかのようだったのだ。
___ああ、そうか。この子はまだ空腹なんだ。食欲を満たし、満ちることを思い出した少女は次いで性欲への飢餓感を覚えてしまったのだ。
「……そんな辛そうな顔するな。わかった、俺も手伝ってやるからさ」
「!そうか、助かるぞ……今しがた妾の行為を見ておったじゃろう。あれと同様に全身の肉を揉んでいってくりゃれ」
腹が減ってるなら、満たしてやらなければ。それが食欲であれ、性欲であれ。
彼女に言われるがまま、その巨腹に手を押し込む。ぶにゅん、と弾力に富んだ感触が掌に返ってきてドキリと胸が弾むのを覚える。
そして、そのまま掌に力を籠めて、揉んで揉んで揉みしだく。
「柔らかいな、本当に……!」
「あっ、ひっ、ぅお、あぅ、あっあっあっ……!」
ぶにゅぶにゅと肉を揉むたび、彼女の口から甘く可愛らしい喘ぎ声がこぼれ出てくるものだから、こちらの身体にも熱が籠る。
「うっおっ……ひゃん!?む、胸を、あひ、大胆じゃの、ぅおっ!?」
ひとしきり腹を揉んだ次は胸へと手が伸びた。こちらは腹よりは若干弾力が強いような気がするが、ともかく揉み心地は変わらず天にも昇る心地よさだ。俺の中で急速に性癖が壊れていく音が聞こえる。 - 30二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 04:01:00
「な、なひ、なんじゃ、童……ずいぶんと、大胆にがっつくもので、あひゃひっ!?」
興奮そのままに、胸を鷲掴みにしたままもう片手で巨尻に掴みかかる。こちらも脂肪深くまでがっちりホールドし、にぎにぎと握り揉みしだけば、腕の中でクズノハが生娘のような悲鳴を上げる。
「はぁ、はぁ……!お前は、ホント抱き心地良くて……っ!な、名前何て言うんだ!?」
「へ……!?こ、ここで聞くのか!?あぁもう、妾の名はクズノハと言って___!」
「はぁ、クズノハっ!クズノハ……っ!」
「!~~~~~っ!!
名前を呼ばれての行為に何かスイッチが入ったのだろうか。まるで憑かれたかのように一心不乱に彼女の名を呼びながら揉みしだく俺の腕の中で、クズノハはビクリと一際大きく震える。もうすっかり俺が彼女に覆い被さり抱きしめる恰好になってしまい、傍から見れば事案と捉えられかねないが、しかし腕の中のクズノハは嫌がるそぶりを見せないどころか、さらに踏み込んだ提案をしてきた。
「ひ、ひ、ふぅ……!は、はは、童よ……本当に、お熱なようで……もう、いいじゃろ?前戯は……そろそろ本番と、行こうじゃないかの……!」
汗が滴り、息も絶え絶え。そんな彼女がしてきた『本番』の提案。『本番』とは、すなわちそういうことだろう。
その言葉の意味を理解した俺は、理性が急速に戻ってくるのを体感した。だってそうだ。『本番』とは大いなる責任を持って執り行う、今後一生を負う行為なのだから。
そんな俺の困惑と躊躇を察したのか、普段とは違う甘く蕩けるような声で囁く。
「躊躇うことはない……ここは所詮夢の中、今童が見ておるのは醒めれば消える泡沫の淫らかなる夢よ……さ、早うしたもれ?時間も有限故……な?」 - 31二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 04:01:46
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思えば俺はマルクトよりも先にクズノハによって性癖を粉砕されていたのだろう。マルクトの脂肪を初めて揉んで覚えたあの悍ましい感情は、クズノハに植え付けられていたものだったのだろう。全く業の深い狐である。
翻って、現在。
「んん~!やはり童の作る料理は絶品じゃのう!最近はもうこればかりが楽しみで楽しみで……!」
がつがつと白米をかっくらうデブ狐。初めて名前で呼んだあの日からさらに膨張し増量したその身体は、あのマルクトであってもそうそう追い抜かせるものではない。 - 32二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 04:02:13
「でもよ、お前大丈夫なのか?最近百鬼夜行のほうで大変なことがあったし……何かしらアクションは起こさなきゃいけないと思うんだが、その体型で人様の夢枕に立つのは……なぁ?」
「ん?ああ、心配ないぞ。ここは妾の領域故、少々弄るだけで……ほれ!」
俺の疑問に、クズノハがキセルを机にコンと軽く叩く。するとするすると彼女の身体は萎んでいき、あっという間に出会った当初の細っこい身体に戻ったではないか。
「お、おぉお……便利だな本当に……」
「じゃろ……オ!っとぉ……ふぅ疲れた……」
つい感心したところでボヨンと勢いよく元の体型に戻るクズノハ。あ、駄目だこれ持続できないヤツだな?
「……あ、来た来たっ。童、わかっておるな?」
「はいはい、っと……」
ビクリと跳ね、次いで恍惚とした表情でぶるぶる震えるデブ狐。この先は名前を呼び合ったあの初夜の焼き直しだ。
「ほれ、来い……妾の可愛い後輩も、犯罪者共の頭脳気取りも、狐の精鋭崩れも、怪盗を名乗るコソ泥も、無粋な記者も、社畜も、機械人形共も、誰も彼も関係なく……今は妾だけを見てたもれ……♡」
彼女に手を引かれ、そのまま倒れ込む。
いいのだ。全ては目覚めれば忘れ、そして眠れば思い出す泡沫の夢なのだから。 - 33二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 04:05:45
やぁ。いやホント済まないね、ここからは本番シーンにつき保障適応外だ。セルフサービスで勘弁してくれると助かるということで、ね。
ちなみにスレ主としてはアキラでSSを書くつもりだったらしいよ。なんでクズノハになってるんだろうね……?
- 34二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 06:32:26
良きかな
- 35二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 08:18:59
マルクト然りクズノハ然り、未実装生徒を書くのにためらいがない主の精神は見習わなきゃな…
どうしても及び腰になっちゃうわ
あと主は超然とした生徒が好みなのかしら…そういった生徒の肥満化が趣味なら、かなり共感できる - 36二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 16:25:58
ほ
- 37二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:38:25
- 38二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:59:12
うぉでっか……♡
- 39二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:59:35
うおでっか…もはや抱えきれずお腹があふれてるの良き
- 40二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 00:13:26
おお…溢れんばかりの肉…いいですね
- 41二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:30:29
このレスは削除されています
- 42二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 17:24:01
シートが湿ってるので発汗量の多さがわかる
つまりこの空間もそのぐらい熱気があるという事… - 43二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 23:54:58
このレスは削除されています
- 44二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 08:07:40
クズノハもアオバも良いね………
- 45二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 16:23:24
甥っ子くん性癖が歪んでること以外優秀なんよな…
性癖が歪んでること以外は - 46二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:12:22
- 47二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 23:59:39
えっちですよえっち
- 48二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 08:46:41
ほ
- 49二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 17:23:30
今更ながらアキラからクズノハになったの謎すぎて草
- 50二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:55:53
湿りがいい味って感じ
- 51二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 09:00:41
ほ
- 52二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 17:27:06
し
- 53二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 21:00:58
- 54二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 23:54:02
このスレ主割といつも狙い撃ちされてる…
- 55二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 08:43:56
強く生きて…
- 56二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 17:01:22
ほ
- 57二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 21:02:45
- 58二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 04:16:08
なるほどね
- 59二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 11:45:50
曖昧なほど筆が乗るタイプか…
- 60二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 19:48:06
ほ
- 61二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:05:34
一週間も経ってこのスレが建っていたことに今更気づいた
良き……良きSSじゃ…… - 62二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 02:52:16
前スレみたいな有志供給がないのがちょっと悲しみ
いや前スレの速度が異常だったんだけど - 63二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:43:01
「こちら第二班、異常なし。どうぞ」
『こちら本部。指定時刻20秒前。警戒を厳とせよ』
「第二班了解」
無数の物品が整然とショーケースに収められて並ぶ一室。煌びやかな雰囲気のその中を、場違いに無骨な装備に身を固めた警備員たちが仁王立ちする。
『こちら第一班。フロント、異常なし』
『こちら第三班。裏手、異常なし』
手にした無線からはひっきりなしに報告が飛び交っており、彼等の本気度が窺える。
『こちら本部。指定時刻までカウント、5、4、3、2、時刻、今!』
「!」
無線から流れるカウントが今を告げたその瞬間、部屋の照明が消灯する。否、無線から聞こえてくる情報から察するにこの施設全体の電源が落とされたのだろう。
だが、これは想定済みだった。
『復旧、急げ!手筈通りだ!』
『こちら第四班、ただいま予備電源のほうを起こします!』
その声と共にガコンと音を立てて部屋に灯りが戻る。時間にして6秒。世間一般で言えば一瞬と言える短さだろう。
だが、『奴』はその一瞬を逃さなかった。
『第二班、ブツの確認を』
「は、こちら第二班……何!?」
無線からの声に、背後に目を向ければ____一際大きなショーケースの中、先程まで特大の宝石が嵌まったブローチが鎮座していたハズのそこはもぬけの殻となっていた。 - 64二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:43:28
「こちら第二班!やられました!!護衛目標ロスト!!」
『他班!報告!!』
『こ、こちら第一班、自分ら以外見ていません!』
『こちら第三班、こっちだって誰も通してねぇ!』
『馬鹿な、どこから……!?』
どうやらこの布陣を考案した者は相当に自信があったようだ。無線の向こうから心底驚愕した声が漏れ出る。
いったい何処から侵入したのか。あるいはこの部屋にまだ潜伏しているのか。追跡するための手がかりを得ようと視線を右往左往させていると、窓の外、屋根の上に人影が見えた。
キザったらしくはためくマント。間違いない、ヤツだ。
「こちら第二班!ヤツだ、『慈愛の怪盗』だ!!別館の屋根にいる!!」
シルエットの手にはブローチがしかと握られている。あれは陽動などでなく本命と見て間違いないだろう。
が、なればこそ、あそこまで逃げおおせられて追いつけるはずもない。敗北を悟った彼等は苦々しく口元を歪めるのであった。 - 65二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:43:52
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「『ストロベリー・レッド』、確かに預かりました……っと」
慌てふためく警備員を後目に屋根から屋根へと渡り歩く『慈愛の怪盗』。月光を背に純白の衣装をはためかせ、猫の如く天空を駆けて飛び跳ねる様はさぞ美術品にも似て美しかろう_____遠目から見れば。
「……ふぅ、ここまで来れば大丈夫でしょうかね」
とある民家の屋根に降り立つ怪盗。一切の音を立てぬ見事な着地に彼女は体重が存在しないのかと疑いたくなるが、むしろその逆。月光に照らされた彼女の身体は、随分と太っていた。しかしそれでも音の一つも立てずに屋根瓦を踏み進められるのは、ひとえに彼女の技能故のものか。
「さて、と……首尾よく事を終えられましたことですし、予定通りに夜食と、あとは教授と落ち合うとしましょうか」
手首にかけた腕時計をちらりと確認し、次なる目標を定めた怪盗はその身に反して身軽に跳躍し、D.U.の摩天楼の中に消えていった。 - 66二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:44:09
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「ほむ。予定時刻ぴったりですね。さすがは『慈愛の怪盗』と言ったところでしょうか……ねぇ?清澄アキラ」
「おー、お疲れさまだアキラ。お前のぶん、いま出来上がったところだぞ」
慈愛の怪盗___清澄アキラが向かった先は、彼女の根城とするアジトではなくD.U.郊外のただの一般人が借りている一室だった。
だが、室内から漂う香りと言葉がこの部屋の主が彼女を待っていたことを物語る。
「おや、今夜は唐揚げですか。最近は油ものにも慣れてきたところでしたし、嬉しいものですね」
「おう、喜んでもらえるならこっちとしても冥利に尽きるってもんだ。……あれ、もしかして今まで割と我慢してた?」
「まさかそんな。食べたい分だけ食べていましたよ、今までも。同居人たちは……外出中、ということでしたよね?」
「ああ、『街の中を見てくる』って予定通りな。引き籠るよりは外出て運動したほうがいいに決まってるさな。……まぁ、あの巨体で人込みの中を行くのはやや不安なところもあるが……」
「ですが、おかげでこうして私たちのような者が訪ねられるのです。さ、彼女らが帰ってくる前に手早く食べて撤収しますよ、教授」
「ほんむぐむぐむぐ……わかっています、アキラ。ですが、この身が未成熟であるならば一口が小さいのも自ずとわかることでしょう。あまり急かさないで欲しいものですね」
部屋の主と怪盗の両者合意の下の協力関係。それが、この空間への彼女の滞在を制限付きとはいえ許していた。 - 67二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:45:07
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事の始まりは、手違いだった。
「……教授?事前の打ち合わせと場所が違うようですが……説明を要求しても?」
「ほむ。一言でいうならば『お節介に捕まった』とでも言ったところでしょうか」
「子供を一人でほっつき歩かせるわけにはいかないだろ……ほい、昼食できたぞ」
ニヤニヤ教授を名乗る人物から提示された完璧な犯罪計画の受け渡し。それを受け取るために彼女の持つ発信機を追ったアキラは、しかし既に教授が彼に捕まっていたことから同様に彼の居室にあがりこむこととなった。
この出会いを振り返ってもアキラはこれを不幸な出会いだとは思わなかった。何故なら。
「私は……美術品は、真に価値を理解できる者の目に触れるべきであると考えます。無理解な者たちによっていたずらに消費されたり、死蔵されるなどということは厳に避けるべきである、と」
「……なるほど。それで怪盗を」
「気付いて……いたのですね。私の正体に……ええ、そうです。そしていつの日かその価値を真に理解できる者たちが現れるまで、私が保護し続ける。……とはいえ、誠に、誠に遺憾ながら世間一般の目に映る私はただの気取ったコソ泥のようです。……失望、しましたでしょう?」
「いや、別に。なんなら安心したまであるよ。お前が金や名声のためにむやみに人のモノを盗るような下衆いやつじゃなくて」
「……?ですが、私は司法的には窃盗罪に当たる犯罪を幾度も犯している重犯罪者で___」
「路上で手榴弾投げたり飲食店爆破したり銀行強盗計画したりするやつが闊歩してるこの街でそれを言うか?俺からして見ればそうやって一本芯を通して励む姿には好感を持てるぐらいだ。嫌味とかそういうのじゃなくて、心から」
「……理解、してくれるのですか」
「俺だって作った飯が写真とかばっか撮られてろくに口も付けられずに捨てられたらイラっと……いや、それどころじゃないな。普通にキレるし、そんぐらいならちゃんと食べてくれる人に振る舞いたいと思うよ。それと同じだろ?……あれ、同じだよな?」
「何故そこで日和るのですか……ふふっ、大丈夫ですよ。ちゃんと私の信念は貴方に届いているようですから」
幾度かの邂逅と対話の末、思いもよらぬ理解者を得られたのだから。 - 68二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:45:28
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翻って、現在。
「……しかし、なぁ。アキラよ、お前……その……太ったんじゃないか?」
「?えぇ、まぁ、だいぶと体重は増えましたね」
もっしゃもっしゃと唐揚げを口に含んで咀嚼する清澄アキラ。彼女の身体は指摘通り随分と脂肪を貯め込んだものとなっていた。
腹は突き出て胸は膨れ、手足も丸々と肥えてしまっては衣装と相まって白い布に包まれた風船のようだ。キメの細かい良質な生地を使っていたからか光沢まで浮かび上がっているのがより風船感を醸し出している。尤も、中に詰まっているものを考えるとどちらかと言えばハムのほうが近いのだが。元々スレンダーだったゆえに体型の変化が分かりやすい彼女であったが、ここまで太ってしまっては元の面影も体重の僅かなぶれもへったくれも無くなってしまっていた。
怪盗をやっていくなら体重の増量は厳に避けられるべきである……はずだが、彼女はそんなこと知らんと言わんばかりに唐揚げの山を平らげていた。
「大丈夫なのか?その……家業とかさ」
「?何か問題でも?」
「いや、特に困ってないんならいいんだが……いや、良いのか……?」
皿の底のレタスをドレッシングと和えて上品に頂くアキラと、う~む……?と頭を捻る青年。そんな彼等彼女等のやり取りを、ただならぬ視線で眺めていた者がいた。
「……すみません、アキラと二人きりで少々お話ししたいので席を外して頂いて構わないでしょうか?」
ニヤニヤ教授だ。 - 69二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:46:19
.
「アキラ。あなたはいったい何を考えているのですか?」
「……私の体型の件、ですか」
普段の楽しむような声色から一転、警戒心を孕んだ低い声がアキラへと向けられる。
「頭脳仕事の私と違ってあなたは身軽さが命でしょう。肥満のリスクなど、それこそあなたにとっては百も承知のはず……いったい何故そうも太って?」
「……私は、芸術品はその価値を理解する者たちに委ねられるべきであると考えています」
「何を……いえ、続けてください」
唐突に信条を語られても何が何だかと言ったところだが、しかしこれも今の彼女の行動を説明する要因なのだろう。教授は黙って聞くこととした。
「以前彼とお話ししましてね。食事にも同様のことが言えるのではないかと思ったのです。彼の料理もまた、精巧にして美味。価値のわからない輩に食わせてやって良いものではありません。ですが今の私のやり方で保護しようにも、料理はナマモノでありいくら冷凍なり何なりと手を施そうが劣化は防げません。……ならばせめて、最もその価値を引き出せるタイミング、コンディションで食すべきであると考えました」
「ほむ、つまりは『出されたらその場で、残すことも食べすぎることもなく全て頂く』ということですか。……ならば何故、わざわざ脂肪を貯め込むような真似を?体重管理をとうに放棄しているように見えますが」
「いえ、放棄しているのではありません。……私の『価値』を高めているのです」
「……???」 - 70二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:46:37
その単語間の文脈の無さに思わず思考が停止する教授。しかし、そんなこと気にしないとばかりにアキラは自論を続ける。
「美術品は鑑賞するのみであれば消えることはありません。その場に残り続けます。しかし、食事は?どれだけ美味であろうと、どれだけ価値があろうと、食してしまえば消えてしまいます。……ならば、消えた料理は何処へ行ったのでしょうか?答えは明白、ここです」
そう言って、アキラはでっぷりと肥えた腹を掴んで見せる。
「食べた食事は脂肪に変換される。その価値は移動する。それは彼の料理にしても同様です。ならば、彼の料理は、その『価値』は、脂肪という形で私の中に蓄積していく。……私の身体が、一種の芸術品として研ぎ澄まされていくのです」
そして、脇、胸、肘と指先を添わせて這わせ、至高の美術品に触れるかのような恍惚とした表情を見せる。
「故に私は、貴女からの最初の質問に答えましょう。何故、こうも太るのか。それは彼の料理を通して私を芸術品としれ昇華・蓄積。洗練させるためです。ご理解いただけましたでしょうか?」
「…………頭が、痛くなってきますね」
が、その熱弁がニヤニヤ教授の理解に届くことは無かったのであった。 - 71二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:47:49
___
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「今回は随分と警備が薄いことですね。予告状が少々難解に過ぎましたでしょうか?」
誰もいない廊下をコツコツと音を立てて進むデブ……もとい、アキラ。その言動から既に怪盗としての『本番』が始まっているのであろうことは明らかであるが、しかし、盗みの現行犯であるというのにこの堂々とした出で立ちは、彼女の自信や信条もあることながら、今回の獲物に至るまでの警備の手薄さを今ここにいない責任者に戒めるものでもあった。
「これではろくに管理する気も無い、と捉えられても不自然ではありませんよ?……やはり、信用できるのは私を置いて他にないということで___っ!!?」
あまりの警備の杜撰さに自論の正しさを再認識しようとしていたその時であった。
ターゲットとなる美術品へと続く長い廊下の途中、その四方からガスが噴出し、アキラへと襲いかかったのだ。
「ごほっごほっ、これは……まんまと嵌められた、ということでしょうか……!」
目潰し?催涙ガス?麻痺毒という可能性もある。とにかく脚が動くうちにガスの外に出ようと、そう画策して。
ギチギチギチ……!
「___っ!?」
なにやら急に衣装が小さく、キツくなったような感覚が襲い掛かる。あるいはこのガスは衣類の繊維を絞めて着用者の身動きを取れなくしてしまうものなのか。
否、違う。アキラは、この感覚に身に覚えがあった。
「まさか……急速に太ってきて……!?」
彼の食事を腹いっぱいに収めてだらしないことにそのまま眠ってしまったある日の朝、目を覚まして全身に感じたあの圧迫感。それが脳裏によぎり、今自身に起こっている事象を理解できたその時には既に彼女は取り返しのつかないほどにガスを吸引してしまっていた。 - 72二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:48:25
ギチギチギチ……バツン!!バツッブチッビリビリィ!!だ ぷ ん ぶくん!ぶくん!!
「あ、太、太って……ガスが、私の身に……まがいものの、肉が……!!」
みるみるうちに全身至る所の衣装を引き裂いて溢れ出る肌色の餅風船。だが、そんな状況において彼女の考えることはこうだった。
彼と共に築きあげた脂肪に、芸術品に、贋作が混ざって増えていく。
「や、やめ、やめろ!!これは、こんなことが……!出てけ、出ていけぇ!!私の中から、こんな醜い贋作が……こんなこと、許されることであるはずが!!!」
自分の聖域が荒らされていく。それは彼女にとって、強.姦をも超える陵辱だったろう。普段の彼女からは見ないだろう語気の強めた怒号が悲鳴混じりに発せられる。だが、言葉だけで止まるような仕掛けではない。
「とまれ、とまるんだ!!お前たちはいつもこうだ!!モノの価値も理解しようとせず、こうやってぇ……!!く、うぐぅ……!!」
どんどん膨らみ、蹂躙されていく共同作品。その様相に半ば心折れて言葉に涙が混じり始めたアキラは、ターゲットとなる美術品を掴むとガスから逃げるようにぶよぶよに肥え膨らんだ脂肪を揺らしながら廊下を駆け、闇夜の中に消えていった。 - 73二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:48:55
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__
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「どうしたアキ、ラ……!?」
「……ひぐ、ぅぐ……」
時外れのチャイムの音に玄関を開けてみた彼が目にしたのは、最後に見たときよりもまた随分と太り、全身の衣装を引き裂いて隠さなければならない場所の悉くを露出させた、なんとも酷く無様な様相のアキラであった。
いや、それだけならまだ彼女の変装か仕込みを疑えた。が、その顔には泣きはらしたような赤が目元に浮かんでおり、なんなら現在進行形ですすり泣いていることから、ただ事でないことがその身に起きたのだろうことが容易に理解できた。
「アキラ……とにかく家の中入れ。そんで何があったのか、言いたい範疇で教えてくれないか?」
「ぐす……私は、罠にかかって、っう、無理やり太らされて、それで……」
手近にあったタオルで彼女の局部を隠し、部屋の奥へと案内する彼。この日も同居人が揃って外出していたのは不幸中の幸いだろうか。しかし、居間に上がり込んでもなお彼女の様子は落ち着かず、かえって本格的に泣き出す有様だ。
「ごめんなさい、ごめんなさい……!あなたと共に築きあげたこの身体に、こんな紛い物を混ぜて……私の、私の至らぬばかりに……!ぅ、あぁあ……!!」
「だ、大丈夫だよ。そんな気負うことはないって。だって脂肪は脂肪だろ?なら痩せればいいじゃないk___」
「そんなことっ!!!」「
いいじゃないか。そう言おうとして、強烈に肩を掴まれる。どうやら地雷を踏んでしまったようだ。 - 74二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:49:16
「……あなたの作る料理には心が籠っていました。想いが、意志が、真心が!!それが肉となって溜まって膨らんでいくこの身体を鏡越しに眺めるたび、私がどれだけその姿に心奪われたか……っ!!それが!こんな悪意の籠った醜悪でぶよぶよの駄肉とどうして同じと言えるのでしょうか!?」
「え、えぇ……?」
彼女に振る舞った料理がそうも評価されては嬉しいものだが、その後の理論があまりにも常識の斜め上をいくものだから思わず困惑してしまった。しかし、そんな困惑もつゆ知らず、アキラは続ける。
「確かに運動すれば脂肪は燃焼するでしょう。ですが、そうしてあなたから頂いた肉まで削るほどの勇気は、私にはありません……僅かにでも相手方を侮った戒めとして、この先もこの醜い駄肉に包まれて生涯を___」
ぐぅぅぅうぅう。
が、そんな彼女の熱弁を止めたのは、他ならぬ彼女自身の腹の音であった。どうやらさらに太ったことで燃費も悪化してしまったようだ。部屋の中に胃の蠕動運動音が響き渡る中で彼はアキラにかける言葉を探していたが、しかし当のアキラはこの空腹感にひとつの天啓を得ていた。
「……そう、です。食べましょう。食べさせてください。昨日一昨日とは比較にならない量を。あなたの肉で私を覆うのです。もっと多く、もっと大きく、この身にへばりついた駄肉が豆粒に見えるほどに!!」
「そ……そうなるかぁ~~~……!」
最早何故なにと疑問を覚えることを放棄した彼は、柔軟で吹っ飛んだ発想に驚きつつもさりとて空腹児を見過ごすこともできず、キッチンへと向かうのだった。 - 75二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:51:06
___
__
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「……アキラ」
「ぷひゅー、ぷひゅー……ん、なんでしょうかぁ……?」
誰にも知られぬ、D.U.の地下水路を利用したアジト。そこに鎮座する肌色の小山を前に、ニヤニヤ教授は頭を抱えていた。
「なんもかんもあったものでは……本当にどうするのですか?こんな、ろくにその体型に合った家屋も無いからってこんな地下に隠れ住むようになって……そうやって食欲に溺れ肉の海に溺れている間にも芸術が無知な輩によって消費されようとしているのですよ?それをあなたは、こんな……身動きひとつ取れないでしょうに……」
そう言って杖の先でぶにぶにと小山を突けば、そのてっぺんのほう、二つのアドバルーン大の球体の連なったその向こうから「んっぷ」「ぷふぅ!?」と間延びした声と詰まった呼吸音が聞こえてくる。これが慈愛の怪盗と呼ばれたモノだというのだから恐ろしいものである。
___否。今の評はいささか間違いであるか。呼ばれたモノではない、呼ばれているモノなのだ。
「そこはぁ、ご心配なくぅ。……っと」
身体を大きく前後に揺さぶり始めたかと思えば、次の瞬間、フッとその巨尻を浮かせ、難も無く立ち上がるアキラ。圧倒的質量のあまりに軽やかな重心移動と起立に、教授も意表を突かれたといった表情だ。
「慈愛の怪盗はぁ、未だその仮面を取らず、ですぅ」
「……ほむ。どうやら私はあなたという人間を見くびっていたようですね」
数日後、とある豪商の下に難解な予告状が届く。キヴォトスは未だ話題の種に事欠かないようだ。 - 76二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 04:54:16
- 77二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:09:13
鯖が落ちたせいで素晴らしい絵が消えてる…
- 78二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:11:49
- 79二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:27:33
ロルバしたのか……絵の上げ直しは全然構いませんので
- 80二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:33:45
- 81二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:36:08
しかし……良い。陰影が付いたことでもっちもち感が増してとても良い……
- 82二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:39:28
スレ主さん、魚拓あるんですけどいります?
- 83二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:42:06
- 84二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:58:17
- 85二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 04:47:09
ロルバで一定吹き飛ばされたけどまぁしゃあなし
それよりも何度見ても良いSSと絵だぁ… - 86二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 10:56:14
早めのひるほ
- 87二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 17:59:04
教授も飯の魔力から逃れられなかったか…
- 88二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 21:51:38
保守
土日には一本描きたい - 89二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 05:52:54
うおーあさほ
- 90二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 11:09:56
これだけ太ってても動けるとは恐るべしキヴォトス人
- 91二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 18:33:54
ほ
- 92二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 00:02:51
- 93二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 00:03:38
アキラが動けるだけという説
- 94二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 03:45:05
- 95二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 06:50:51
- 96二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 14:03:48
文章量も肉量も特盛でええんやで
- 97二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 19:10:50
- 98二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 21:47:01
えっちにゃ!!
- 99二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:04:00
ほむ…いいね…
- 100二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 08:20:59
アキラの規格外な太り方に、これに比べればまだ大丈夫…と油断する教授好き
アキラの食いっぷりにつられて食事量増えてる教授好き
(幻覚) - 101二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 15:45:15
ほ
- 102二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 00:15:27
スレ主のSSも絵師たちの神絵もすこなんだ…
- 103二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 09:05:56
ほしゅ
- 104二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 17:26:29
ほ
- 105二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 00:31:22
教授それは人のこと言えないんじゃないか()
- 106二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 08:54:53
ほ
- 107二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 17:18:55
このレスは削除されています
- 108二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 01:31:44
- 109二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 09:01:54
意外と気合いとかなのかもしれない
- 110二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 17:17:41
ほ
- 111二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:37:55
あの巨体で盗んでくるのは怪盗…っていうよりなんだ
強盗だろもう - 112二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 08:13:15
ここまで来たらセイアもやっちまおうぜ(?)
- 113二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 16:45:54
ほ
- 114二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 00:18:57
保守
- 115二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 09:28:24
ほ
- 116二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 17:50:44
待機
- 117二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 23:58:11
読み返してたんだけどやっぱ良いSSだわ
- 118二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 01:58:57
間宵シグレは酒飲m……『たまたま発酵したりもすることもある』カンポットの愛飲家であった。
しかしそういう発酵しちゃった系飲料を飲んでいると、なにやら無性に塩気や甘味が恋しくなるのだ。なりほどこれがツマミとやらを大人達が欲する原理か。そう理解したシグレは、とりあえず頼れそうな大人のいるシャーレに突撃することとした。
「せ~んせっ?何かおつまみとか持ってない~?」
“シグレ、めっ”
玉砕。あまりにも瞬殺であった。
「な、なにさ!?まだお酒と併せて楽しもうなんて言ってないじゃん!?」
“でも、そう考えてはいたよね?”
「なっ……むむむ、こういうところは鋭いんだから……」
“生徒のことはよく見てるつもりだからね”
「……はぁ、失敗かぁ」
潔く敗北を認めるシグレ。彼女は引き際を弁えられる人間なのだ。……尤も、あの先生が未成年のアルコール摂取を認めて用立ててくれたほうが解釈違いというものなのでむしろ断ってくれて安心したまであるのだが。
と。
「ん、先生。その弁当は……」
時刻はちょうどお昼ごろであった。それこそ昼食の時間であるが、先生の持ち出した弁当箱が彼女の目に付いた。こういうとき、先生はインスタントかコンビニで買ってくるような準備の簡単なものを食べるとばかり思っていたところに本格的な弁当が現れたので、意外に思ったのだ。
“ああ、これね。私がこっちに来るときに一緒についてきた甥っ子くんが持たせてくれたんだ。料理とか得意でさ”
「……ふぅ~~ん。料理を、ねぇ……」
先生に手料理を……なるほど、強かな人もいたものだと考え……た所で、ひとつアイデアを思いつく。そう、弁当を作れるだけの料理スキルがあるならば……
「……ねぇ先生。その弁当作った人、私に紹介してくれない?ちょっと料理に興味があってさ」 - 119二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 02:02:23
___
__
_
「と、いうことでキミが来たと」
「そういうこと。頼むよ、先生の甥っ子くん?」
「人に教えられるかどうかはわからないけども、出来る限り頑張ってみる所存だよ」
先生から情報を聞き出したシグレは飛ぶようにその部屋に向かった。幸いにも話は先生のほうから通っているため、警戒や余計な詮索は抜きに話が進み、早速本題のほうに入ることができた。
「……で、料理って言っても俺はキミがどこまでできるかわからないからな……とりあえず何か作れるモノとかって……」
「は~い、カンポットが作れま~す。料理のほうは塩分強めの軽い品を希望しま~す」
その言葉に、手元の端末でカンポットについて検索する。
……果実を水と砂糖で煮る、保存食的な側面を持つモノ。ロシア……キヴォトスにおいては目の前の少女の出身たるレッドウィンターに似た文化圏においては飲料として用いられる。……保存状態によってはアルコール化することも。むしろこれを狙って製造する愛飲家も。
「……シグレさん?塩味の強いモノを、って提案だったな?」
「え、うん。そういうのに興味があって___」
「……おつまみ、てこと?」
「……………ココだけの話、レッドウィンターじゃ割と合法なんだよ」
嘘つきオコジョ、爆誕。カンポットの意図的なアルコール化とその飲用はレッドウィンターにおいても危ういものである。
が、目の前の青年がレッドウィンターの法に詳しい訳でもなく。
「そう、か……?いや、レッドウィンターの過酷な環境下じゃガス抜きとかの意もあったりしてそういうの緩いのか……?」
「そうだよそうだよ、そういうことさ。流石は先生の血筋だ、聡明なところはあの人そっくりだ」
あっという間に乗せられてしまった憐れな男と、適当におだてる扇動オコジョ。嘘の知識と誤った解釈で納得してしまった彼に、ようやくここに来た目的が果たせると機体に胸を膨らませるシグレであったが。 - 120二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 02:02:44
「……その、すまん。実は俺、おつまみとかそっちのほうは触れたことないんだ」
「えっ」
その希望は儚くも打ち砕かれることとなった。いや、まぁ、よくよく考えれば未成年者が「おつまみなら任せとけ~」とか言ってきたらそれはそれで問題なのだが。
「……まぁ、うん。それもそっか……お酒飲まないもんね、キミ……」
「そういうことだ、すまんな。ちょっと付き合ってもらうぞ」
「?」
と、完全にお開きムードであったはずだが、どういう訳か彼はまたいたやら包丁やらと調理器具を用意し始めるではないか。これにはシグレも思わず首を傾げ訝しむ。
「えぇと、付き合うって……何を?」
「つまみ作りだ。初めてのジャンルだし、せっかくならソレに合った最高のモノを作ろうじゃないか」
ソレ、とシグレの下げている缶を指し示す。成程、これは当たりを引いたなとシグレは心の中でガッツポーズを決めるのであった。 - 121二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 02:03:20
___
__
_
「エントリーNo.243、トリニティ製市販クラッカー+百鬼製チーズ、ミレニアムのピリ辛ソースを添えて。どうぞ」
「これは当たりでしょ、間違いない……むぐ、んぐ!?おぉ、これだよこれ!ちょっと想像以上だ!!」
「そ、そんなにか!?」
至高のおつまみ探求の旅を続けて1ヶ月と少々。とうとう彼女の舌を満足させてなお足りないほどの傑作を生みだすに至り、ようやく探求に果てを見いだす。
「ん、ホントだこりゃ旨い!」
「いやぁ、根気強く試していった甲斐があったね。こんなの一朝一夕じゃたどり着けなかったでしょ」
「……そうだな。随分と時間をかけて……」
随分と味見に付き合わせてしまったものだ。そう思い、視線を彼女へと___彼女の腹へと向ける。
「……時間を、かけちまったな」
「?……ん~、えっちぃ~♪」
一ヶ月。じつに一ヶ月ものあいだ、おつまみを作っては試食させてを繰り返してきた。その分のカロリーは確実に彼女の身体に蓄積していき、脂肪という形で現れていた。
そう、間宵シグレは今やぽっちゃりをやや逸脱し、肥満児と化していた。
上着はいつのまにやら伸縮性に優れる素材のものに変えたのか、裂けることなく彼女の身体を覆っているが、むしろ伸縮性を得たことで彼女の脇から背中までぼっこりと肥え膨れた腹の輪郭をごまかすことなくくっきりと描写していた。
脚のほうは窮屈なブーツや、ホルダーのベルトが太ももに対して明らかに足りていないせいでまるでハムの如く縛り上げられ、段が出来ていた。
顔の輪郭ももうすっかりまん丸だ。元々くりくりとしたおめめで溌剌とした印象を持っていたからして面影はそう変わらないものだが、そのぶん元の彼女が持っていたミステリアスな神秘さは薄れてしまったように感じる。 - 122二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 02:05:55
「……シグレ。その、健康診断とかって……大丈夫か?」
「?…………ちぇっ、そっちか」
言葉の真意に、自分の身体に魅力よりも心配を覚えられていることに思わず不満が漏れ出るシグレ。……が、確かに今の自身の体型はヤバい。女性としてはかなりヤバい。手軽に痩せる手段があるならば迷わず飛びついて行く所存ではあるが……まぁそんな都合のいい手段が無い以上、堅実に痩せていくほか無かろう。幸いと言っていいかどうか悩むところだがレッドウィンターは過酷な土地だ、食料も乏しい。今回こうして彼の所に入り浸ったからこうも容易く太ったのであって、標準的な生活をしていればそれだけで大自然の荒波に余計な脂肪など削り取られていくだろう、という打算がシグレの頭の中にはあった。
だから、まぁ。今ここで彼の追求から逃れるべく。
「ほら、レッドウィンターって寒いじゃん?脂肪は厚ければ厚いほど暖かくなるから寒波にも耐えられるのよ。立派な生存戦略だよ、生存戦略」
嘘つきオコジョ、再誕。実際のところ太れば暖かくはなるだろうが、慣れないシグレがそれをやっても単純な重量の増加のせいで不便のほうが多かろう。
しかし今は彼の心配を解消させられればそれでいいのだ。それでいい……のだが。しかしそれは藪蛇だった。
「生存戦略……そうか、そんなに厳しい所で生きてるんだな……よしわかった!とびっきり旨くてとびっきり太れるつまみを俺が作ってやる!そんで定期的に送る!それでどうだ!?」
話が斜め上に射出された。
「え、えぇえ……!?悪いよ、そんな……!?」
「今回俺達はひとまず極上のつまみを開発した……だが!出来たのはチーズをクラッカーで挟んでソースで挟んだだけの工程としては極めて簡素なもの!俺の培った料理スキルが発揮しきれてない!もっとこう……塩辛とかそういうじゃっじゃっと作る感じのモノで挑みたいんだ俺は!だから作る!そして送り付ける!!期待して参れ!!」
「えぇ……?えと、じゃあ、期待して……待ってるね……??」
何故そうなるのか。いや理屈はわからんでもない、ようは意地を張っているだけなのだ。だがしかし、そのあまりの勢いと別に断る理由もないということから、酒のみオコジョは思わず受け入れてしまったのであった。 - 123二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 02:07:01
___
__
_
「あ!シグレちゃん、また届いてるよ!」
「お、ホントだ。今度はどう進化してきたかな~♪」
227号特別教室の入り口前。無造作に、しかし中身の崩れないように置かれたその箱を手に天見ノドカはシグレの元に駆け寄る。シグレもその箱を前に目を輝かせ、思わず唾液が零れ落ちそうになっている様子から彼女の寄せる期待度が窺えよう。
___シグレが彼の元を離れて数ヶ月。227号特別教室の面々は、もっちもちに太っていた。そしてそんな中に一人、より一際大きくぶっくりと肥えたデブオコジョが、そこにいた。 - 124二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 02:15:41
やあ、私だ。久しぶりになってしまってすまない、ニヤシナリオが想像をはるかに超えて難産でな。気分転換に他シナリオを進めようとしたらその前提として今回のシナリオが必要になると気付いてね。寄り道のさらに寄り道、という次第だよ。
シグレについては温泉シグレを所有しているし当番にも置いてたまに声を聞いて蕩けてたりするが……しかし悲しきかな、スレ主は通常シグレを持っていないんだ。だから解釈違いが……特に飲酒の点で解釈違いがあれば……まあその時は寛大な心で勘弁してくれると助かるということで、ね。
あ、あと227号の面々はぶっくり肥えた訳だが、この件で例の闘争の星からやってきた系の彼女が特別な権力(特殊ルートからの食料提供)は許さんとやってきたら死力を尽くして弁当を防衛する位には味を占めているぞ
じゃ、良い夢を。
- 125二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 03:02:41
嘘つきが往く善意の道は果たして何処へと向かうのか?
いいSSだ - 126二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 07:19:19
シグレのSSだやったー!
- 127二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 08:09:20
最高
前スレの酒樽オコジョも良かったけどこっちも良いねえ - 128二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 11:23:04
シグレ肥満化少ないからありがたい…寒くても汗かいてそうなもちもちオコジョ良き…
- 129二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 18:44:04
シグレだ…ありがてぇ…
- 130二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 00:27:40
保守
- 131二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 08:23:02
227号の人員もふくめてふくふくになってんのかわいい
- 132二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:00:18
ほ
- 133二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:15:53
オコジョ描いてたけどどうにも決まらなくてラフ量産してたらラフでお絵描き欲満足しちゃった…
- 134二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:11:18
保守しておこう
- 135二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:49:39
- 136二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 00:07:02
ラフでも見てみたくはあるぜ…
- 137二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 08:30:58
ほ
- 138二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 11:20:34
- 139二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 11:34:48
- 140二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 19:09:33
ラフでもわかるでっぷり感良き…弁当のでかさでどれだけの量があるのかわかるし
それに乗っかりそうなお腹の膨らみ具合と弁当に隠れててもわかるおっぱいのでかさもまた好き
もっと大きくしてあげねば(使命感
- 141二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:24:41
お腹にチェリノ書記長乗せて「あなたトトロって言うのね‼」のくだりやってもらいたくなる体型
- 142二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 05:00:39
おっほ、でっか…
寄り道の寄り道って事は更にデカくなるんですかこれ!? - 143二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 12:44:14
ほ
- 144二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 17:53:49
- 145二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 18:05:43
かわいい……手足もしっぽもぶっとくなっててかわいい……
- 146二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:06:52
ほし
- 147二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 23:33:22
- 148二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 23:34:02
やばい…かわいすぎる…
- 149二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 06:51:59
もっちりしてそう
- 150二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 14:29:18
ほ
- 151二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:11:02
ほし
- 152二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 06:13:44
ほ
- 153二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 13:51:06
カワイイカワイイネ…
- 154二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 20:27:12
すごく抱き心地よさそうなもっちりボディ。抱きしめたいなぁ!シグレ!
- 155二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 02:27:22
神絵助かる
- 156二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 11:04:59
美味しそうに食べる顔かわよ。もっとたくさん食べさせてあげなきゃ
- 157二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 18:11:06
このレスは削除されています
- 158二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 22:33:03
ほし
- 159二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 06:33:13
保守
- 160二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 14:45:19
ほ
- 161二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 23:51:56
ほ
- 162二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 07:59:58
- 163二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 16:14:21
ほし
- 164二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 01:08:46
中々続きこないわね
まぁ小説って書くの難しいし気長に待ちますか - 165二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 08:20:50
早めの保守
- 166二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 16:52:00
焦らないで
- 167二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 01:11:21
保守
- 168二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 01:28:37
そういやふと思ったこと。シグレSSでのシグレの立ち位置って相当おいしいところなのでは…?
先生の甥っ子と関りがある、その甥っ子が作った料理が定期的に届けられる、その関係で新作料理も試食しやすくなる(配達でも直接会ってでも)
甥っ子を紹介した手前先生とも関り多くなりやすいと周囲から見るとうらやましがりそうな立ち位置を自然と得てる - 169二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 09:33:47
そうね
(本筋じゃないけど)ミノリ襲来するのも納得である - 170二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 18:02:54
多忙なのかもね
- 171二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 01:12:06
- 172二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 09:20:29
スレ主もお疲れ様です……
気長に待ってます - 173二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 16:51:36
アルバイトは…仕方ないね
- 174二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:28:40
待機
- 175二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:44:58
office365が革命起こしたか…
- 176二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 16:50:21
待機!
- 177二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 22:36:51
主の趣味に合いそうなミステリアスな雰囲気と言えば、バルバラやユスティナ信徒も当てはまる…かもしれない
いやまあ忙しくなってきた人に言う事ではないが - 178二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 01:27:46
- 179二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 01:28:33
OK!(性癖ズドン)
- 180二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 01:39:32
大好き!!!
- 181二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 09:49:30
とんでもねぇ、待ってたんだ
- 182二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:02:22
がんばれー
- 183二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 02:04:59
ほ
というか残りスレ数的に足りる? - 184二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 09:46:17
- 185二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 18:46:29
このレスは削除されています
- 186二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 00:16:49
このスレが立ったときみたいに、SSが主の満足いく仕上がりになったら改めてスレを立ててもらうのもあり
- 187二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 08:28:48
確かに
- 188二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 17:30:52
一応保守
- 189二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 02:04:11
保守
- 190二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 10:22:33
なんなら一旦落として続き待つ?
- 191二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 17:31:18
どっちみち残り9レスだからなぁ
- 192二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 23:49:28
続き待機
- 193二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 08:46:19
このレスは削除されています