- 1#HGⅣ型25/05/15(木) 18:40:06
- 2#HGⅣ型25/05/15(木) 18:55:26
「最近、山海経で誰も試薬の実験台になって
くれないのだ…どうすれば…」
調合とその予想効果を書いた紙が机に
溜まっていく、いくらボク様が天才でもテストを
しないことにはその効果はわからない。
被検体を募ったりしてるが…どうしても「被検体」
というものに抵抗感があるのか応募者は僅かだ。
頭を悩ませているとあるチラシが目に入る…
出前可能?…そうなのだ、山海経で誰も来ないなら
呼び寄せればいいのだ!我ながらいい考えかも
しれない!
早速行動を…いや、まずは試薬を作ってから…なのだ - 3#HGⅣ型25/05/15(木) 18:57:57
- 4◆fVfDDBcxl625/05/15(木) 19:04:29
夢中で考えた試薬は多いがどれもこれも割と
実用性に欠けたり危ないモノだらけだ…これ全部
ボク様が考えてるんだから無意識って恐ろしい。
『最初だから割と無害そうなのがあればいいけど…
身体が柔らかくなる…いや、前に試してなんか
スライムみたいなことになったっけ…こっちは…
皮膚を硬くする…これ確か動けなくなったヤツだ』
思ったよりも選定が難しい…そもそも飲むまで
副作用も分からない、何故かボク様の薬は
強力な副作用が発生することが多いのだ… - 5◆fVfDDBcxl625/05/15(木) 19:05:05
- 6◆fVfDDBcxl625/05/15(木) 19:24:01
『よし、出来た…これを固めて…錠剤みたいに
すれば完成なのだ。』
すり鉢で作った粉を丁寧に固めて白い塊に…
うーん実に美しい手際とこの形。子供が丁寧に
作った泥団子のような光沢もある…
いや無駄に手を込んでしまったな。
『準備は万端、あとは…(先ほどのチラシを取り
電話番号を打つ…)もしもし、出前を一つ…いや3つ
頼むのだ、錬t…いや、この部室に昼くらいに
お願いするのだ。…はい、居留守はしないから
安心して欲しいのだ。』
よし…これであとは時間が解決する。その時まで
じっくりとまたせてもらうのだ。んー、茶が旨い - 7二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 19:43:41
このレスは削除されています
- 8◆fVfDDBcxl625/05/15(木) 19:52:15
『出前に出てきたはいいけど…山海経遠くない?
もう割と挫けそうなんだけど…』
ピンと立った耳にヘッドセット、緑の瞳をした
少女は重い荷物を持って山海経へ歩く。
普段から重い銃器を抱えて移動はしているが
ここまでの長距離を歩きで向かうのは初めてかも。
『いやはや…有名になってきたとは言えこうなると
出前の方法も考えないといけないかな。
今はこの鍛えた身体を信じるしかないか…
これ昼までに間に合うかな』
山海経へと走って向かうが、中身も崩れないように
しないといけない。神経もすり減らす
大変な仕事だ… - 9◆fVfDDBcxl625/05/15(木) 20:23:52
山海経に入り指定された場所を探す、なんか
ここの生徒に聞いてもなんかはぐらかされたり
「行かない方が良い」って教えて貰えないけど…
『どんだけ危ない場所なんだ…すいません、
この場所行きたいんですが…はい、はい、
ありがとうございます。』
やっと教えてもらえた、小さな子も連れてたし、
あの人が先生から聞いてたココナって子かな。
あの年で教官をしてるなんて凄いと思うね…
『さて、ここが評判の良くない錬丹術研究会の
部室か…。なにが待ってるかは分からないけど…
私なら大丈夫…うん、大丈夫だ…
やっぱり少しだけ勢いつけていこうかな…』
近場のお店で飲み物を買い、喉を潤す - 10二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 20:24:31
ガラケーから書き込んでるのか?みたいな改行してんね
- 11◆fVfDDBcxl625/05/15(木) 20:38:49
- 12◆fVfDDBcxl625/05/15(木) 20:52:27
『どうもー、FOXEatsです。頼まれた稲荷寿司
持って…来ました…。あのー、誰もいませんか?
(部室は暗く静まり返っている)ッスゥー…
FOXEatsで…ね、ネズミ?』
「チュー!」一鳴きするとそのまま奥に向かう
『ついてこい…ってことかな?お邪魔します。』
昼間だというのに足元も見づらい位に暗所だ…
一体どんな人が注文したんだろうかと考えつつ
ネズミの近くへと足を運ぶ
「…ふぁ!?よ、ようこそ錬丹術研究会へ!
君は新入?それとも…(包を見る)あはぁ、
頼んでた出前かぁ」 - 13◆fVfDDBcxl625/05/15(木) 22:41:27
『そうですよ、FOXEatsです。えーと支払いと
受け取りのこれにサインお願いしますね。
…はい、ありがとうございます。では…』
配達を終えてそのまま帰ろうとしたが
「待つのだ、もし良かったら少しだけ…
少しだけ「被検体」として協力してくれない?
も、勿論タダで…というわけじゃないのだ。」
『被検体…?』
「そう、ここ錬丹術研究会では新しい薬を
作ったり試したりしているのだが…最近は
応募も(体験談から)どんどん少なくなって…
今では仲間内も少なくなった訳なのだよ」
『…もしかしてそれを出前で来た私を
「被検体」にしようとして頼んだってことなの?』
「いやまぁ…でも稲荷寿司が食べたかったのは本当!
それで…少しだけでも時間を貰えないだろうか…」 - 14二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 00:23:57
『いいよ、皆には少しだけ遅くなるって
連絡を入れておくから。それに新しい薬なら
世に出回れば少しは貢献できるかもしれないし。』
「おぉ、協力に感謝するのだ…えーと」
『FOXしょ…FOXEatsのオトギだよ』
「オトギだな、えーとそれならこれを読んで
サインしてほしいのだ。」
『何々…被検体として協力…副作用の責任は
問わない…うーん、割と向こう有利だけど…
死にはしないならいいか…(カキコカキコ)』
「ふんふん…これで契約成立なのだ、今から
新薬を持ってくるから少し待つのだ…」
『(副作用って言っても少し痛むとか…熱が上がる
とかそういう緩いものだよね…多分)』 - 15◆fVfDDBcxl625/05/16(金) 01:27:44
仕事前守備表示
- 16二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 06:09:30
サヤが奥の部屋から小さな玉薬を3粒と水を乗せた
お盆を持ってくる…市販の玉薬よりも少し大きい
「これがボク様が作った食欲不振に効く(ハズの)
特製玉薬なのだ。夏とかに使えるぞ。」
『こ、これがねぇ…結構大きいけど、3つも
飲んだら危ないんじゃないかな。いや疑う訳じゃ
無いんだけどさ?』
「大丈夫なのだ、直接的な被害は…まぁ光ったり
ゲーミングになったりするくらいだから安心し
『出来ないよ!?ゲーミングする薬って何さ!?』」
オトギは少し後悔を抱えつつも口にする… - 17二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 06:18:47
8で視点変わってんのかこれ……
ちょっと誰が何してんのかわかんないかも - 18◆fVfDDBcxl625/05/16(金) 08:36:47
オトギは玉薬を口に含み水で流し込む…
『苦い…』そこら辺の草を口に含んだ時の
ようなとても嫌な苦味、なんというか葛根湯とか
そこら辺のほうがまだマシなレベル…
サヤ「すっごい顔が歪んでるのだ、味はもう少し
改良の余地がありそう…効果の程はどうなのだオトギ?」
オトギ『…お昼は控えめにしてたから今ものすごい
お腹空いてきた、何か摘める物無いかな。
(耳も大きいし…あの尻尾…ネズミだよね…)』
サヤ「それならさっき届けてもらった稲荷寿司を
一緒に摘むのだ。評判は良いから楽しみだ。
ちょっとお茶も準備するから待つのだー」
オトギの視線はサヤの揺れる耳をしっかりと
捉えている…そうして決意したようにイスを
離れて音を立てず忍び寄る - 19◆fVfDDBcxl625/05/16(金) 15:41:00
一歩、また一歩と背後から近づく
『ゴメンね、でも止められないんだ…』
「チュゥゥゥーーーッ!!」
ネズ助の聞いたことのない鳴き声に驚き振り向くサヤ
「ど、どうしたの…(振り向き)だぁ~〜ーッ!?」
間一髪でしゃがみ、オトギの抱きつきを避けると
彼女の脚の下を潜って逃げる。
サヤ「なっ…何をするのだオトギ…!?それになんで
背後からこんな真似をするのだ!」
オトギ『…あのネズミ…っ!(ぐぅぅぅぅ…)
っ…いやそれよりも、えっと、あの…
[美味しそうだよね、サヤは]…』
耳を疑った、理解出来ないのだ。ボク様が…?
山海経でも屈指のマッドサイエンティスト
かもしれないボク様が?
変な薬でも飲んだんじゃないのかと聞きたくなる…
いや飲ませたね、あの食欲不振に効く薬。
サヤ「も、もしかして…ボク様をネズミとしか
見えていない…のだ!?」
オトギ『なんでだろうね、その耳と尻尾を
見てたら…なんか心から熱いものが溢れてきてさ。
とっても美味しそうに見えてきたんだ…』
口の端に見える少しだけ垂れた涎…それに
緑の双眸の中に見える小さな赤い光は
捕食者としてサヤを見据えている - 20◆fVfDDBcxl625/05/16(金) 19:06:51
サヤ「これは…本当に不味い事になったのだ。」
あれからこの部室棟で彼女から逃げ回っているが…
逃げ回るボク様に対して最小限の動きで詰め寄る
あの動き…早くもこの部室棟を理解して先読み
されているのか…?
オトギ『狩りってのは動き回ると負けなんだよ、
逃げ回ると体力を使ってしまうからね。』
サヤ「な、なら黙って座ってたら…許して貰え
『いやそれはそれで捕まえるよ?』ですよね。」
いっそ外に出て逃げ回るという考えもあったが…
あの腹ペコキツネを野放しにしてしまえば
手当たり次第に襲いかかる可能性も否定できない。
そうなればボク様がやったことで…考えたくもない。
せめて量を一つにしておくべきだったか…
あのキツネはダクトの中、机の下に物陰…
どこにでも潜んで追い詰めてくる。休まる瞬間
なんてものは存在しない。
サヤ「む、むしろここが安全なのだ…?見通しも
よく背中も…)あ…温かい…?」
オトギ『安全だと思った…?「ぴぃ…」』 - 21二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 19:27:39
このレスは削除されています
- 22◆fVfDDBcxl625/05/16(金) 20:26:06
18Gは良くないって規約にあるからそっちを
求めてたら謝る。ただ指の滑るままに書き殴ってる
だけなんだ - 23◆fVfDDBcxl625/05/16(金) 21:06:59
捕まった…今からボク様になせることは…
助けを呼ぼうにも携帯を出せばはたき落とされる…
大声を出せば一人くらい…いや、犠牲者が増える
だけに過ぎない。そうだ、お薬を適当に…
未知の化学反応したら怖いなぁ。
オトギ『考えるのもそれくらいにしたら?
今からじゃ…お祈りと懺悔くらいしかサヤに
できることは無いよ』
サヤ「まだ…まだ…詰んでないのだ…いっ…!?
(首筋に歯型を残される)な、何するのだ…」
オトギ『味見…私好みかもしれない(腹の音)』
もう駄目だぁ…おしまいなのだぁ、逃げる事も
叶わずに今から…んぶっ…ザラザラ舌が顔面に
当たりボク様の身体は…あぁ、終わったのだ…
オトギ『…んぎっ!?な、なんか…お腹が重い…』
さっきまでの記憶が無い私に重くのしかかる胃痛。
本当に胃痛なのか怪しいけど…イスに腰掛けて
少しでも楽な姿勢を取る…思わず痛みにお腹を
抑えるが…人の形をした何かがある…
『ま、まさかね…(電話を取りサヤへ電話を掛ける)
(お腹から響く着信音)…マジ?』 - 24◆fVfDDBcxl625/05/17(土) 00:51:13
…状況は理解した、あの薬は空腹時に本能を
呼び起こすとかいう…あと何故か獲物を一口サイズに
小さく出来る奇妙な能力まで得られるらしい。
サヤ「何でかは分からないけど呑まれても
全然溶けないことも分かったのだ。」
オトギ『おかげで満腹感だけはずっとあるのよね、
んで…どうやって出せばいいの?…吐く?』
サヤ「それしか無いから…頑張って吐くのだ。
あぁでも、もう少しここに居たいのだ。段々と
この窮屈さと密着感が気持ちよく…おっとぉ?」
オトギが時間を確認する、アレからもう3時間は
サヤが胃袋に入ってる…というか胃痛も引いてきて
この感覚がなんとなく癖になってきている。
出来るならもう少し長く感じてはいたいが…
『(サヤを下から押し上げる)…っぷ!?』
奥から込み上げる不快感…だが今の彼女はそれすらも
嬉々として感じている。
『(あぁ…喉からでて…)っおぇぇ…ぅぇぇ…』 - 25二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 00:54:38
玉薬って火薬では・・・
- 26◆fVfDDBcxl625/05/17(土) 01:34:11
- 27二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 06:06:00
サヤ「あのあとオトギは謝って帰ったけど…
謝るべきはボク様だったかもしれないのだ。
まぁ気にせず次の薬と被検体を探すのだ!」
勿論、遅れるとは連絡したが6時間近くも空けた
オトギは次の日、キヴォトス中へ配送した…
厨房
クルミ『んで、空腹感は大分治まってきたの?』
オトギ『まぁ…でもなんかお腹が物足りないというか』
ユキノ『すっかり癖になってしまったのか…』
ニコ『で、今日は誰か入ってるの?』
オトギ『ミユ』3人『えっ…?』オトギ『霞沢ミユ』
ユキノ『…こういうのから一番縁が無いと思ったんだが』
クルミ『あの子、疲れてるんじゃないの?』
ニコがオトギのお腹に耳を当てる、寝息と
粘性のある音が聞こえてくる。
オトギ『起きたらどうして入りたくなったか
聞いてみるかな…』 - 28二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 13:20:43
「さて…前のFOXEatsは私も変な癖に
目覚めてしまったが次こそは…大丈夫なのだ!
人目につかない所でこっそりとチラシを
貼っておいたからきっと誰かしらは来るのだ。
(危ない人だった時は素直に助けを呼ぼう…)」 - 29二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 19:02:17
『失礼するわよ、ここで薬子サヤって人が
怪しい薬を作って人々を実験台にしてるって
仲間から聞いたわ。でてきなさい!』
サヤ「失礼な!実験台にはしてないのだ…
ちゃんと許可を取って投薬してるのだから。
…ん?もしかして…いや、今日はFOXEatsは
頼んでないのだよ?」
『頼んでなくても私は用があって来たの。
最近眠れないからそのお薬ない?』
金髪のキツネがそう話す
「そうか、睡眠薬なら市販のものでも使えば
それで良いのではないのか?もしかして…
使いすぎて効果が薄くなったのだ?」 - 30二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 19:06:44
丸呑みフェチとは業が深いな!
- 31二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:21:22
ねるまえほ
- 32◆fVfDDBcxl625/05/18(日) 04:59:36
クルミ『恥ずかしながらそうなのよね。寝付きは
いい方、とは言われてたけど…最近ちょっと
アレなことがあってそれから全然眠れないの…』
サヤ「それは大変なのだ。特別につよーい物を…
とはいいたいけど、そのアレを解決しないとずっと
頼りっぱなしの生活にはなりそうなのだ。」
クルミ『分かってるわよ!分かってはいるけど…
ちょっと時期が悪いっていうか、そのなんというか…』
サヤ「(あー…これが面倒臭いタイプなのだ。
無いようなプライドを大切にして時期を逃す。
んでこういうのに限って…)」
クルミ『ちょっと、今私の事面倒とか思ってた
でしょ!?「そらきた、勘が良いのだ。」』
その後ちょっとスネてしまったが…
言葉で撫でてあげたら立ち直ってくれた。
その間に多少強くしすぎたかもしれないが…
睡眠導入薬を錠剤として作り終えた
サヤ「出来たのだ、試薬段階だから一粒でも結構
良い効き目すると思うのだよ。
(副作用はまぁ…なんとかなるかな?前回は
3粒ドドーンとやった結果だし…)」 - 33二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 09:12:04
サヤ「今回は初めての睡眠導入薬だから
勝手もよく分からないのだ。だから異常が
あったら出来るだけ早く、正確に、どんな
副作用が出たか報告して欲しい。」
クルミ『(オトギにあんな性癖植え付けて
次は何をしてくるのかしら…)まぁでも
睡眠導入薬でしょ、悪夢とか夢遊病なら
まだまだなんとかなりそうね。』
サヤ「まぁ特に関係ない風邪薬でも身体が
ゲーミング発光したり下痢止めで頭に
立派な双角が生えたりするから気をつけるのだ」
クルミ『…パルプンテ薬子に改名したらどう?』
サヤ「パルプンテ?なんなのだそれ?
とりあえずなんか凄い良くないことを
言われてるのは分かったのだ」 - 34二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 14:50:36
サヤ「まぁ…身体が爆発したりとかアニマを
暴走したりとかは前例が無いから死にはしないのだ。
そこまでいったら流石に矯正局行きになって
色々と問題も出てくるし…」
クルミ『矯正局も案外良いところよ、面会も
気軽に来るし差し入れも持ってこれるし…
それに運動場もあるから困らないわね。
(ゴネれば携帯ゲーム機とかも渡してくれるし)』
サヤは信じられない様な表情でクルミを見る。
まぁ七囚人を入れてあった場所がそんな快適
だとは誰も思うまい…
クルミ『そうだ、お土産買いたいんだけど…
何処かテイクアウト出来るお店あるかしら?
無ければまぁ…お土産買える所でいいわ。』
サヤ「それなら良いところがあるのだ」 - 35二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:24:57
FOXEats 休憩室
クルミ『たっだいまー、お土産買ってきたわよー!
チャーハンにシュウマイ、餃子とその他色々。
私は、睡眠導入薬も貰えて気分いいわ!』
ユキノ『たくさん買ってきたな…財布が大分
軽くなったんじゃないか…というか睡眠導入薬?
普段使いの睡眠薬は効かなくなったのか』
オトギ『最近、減りが早かったからねぇ…
病気とかじゃなくてよかったよかった。んで
その薬は…あのヤバいところのやつだね?』
ニコ『どんなフェチズムに目覚めるかほんの少し
だけ楽しみにしてるところはあるかも…』
クルミ『ニコ…ニコ!?』
オトギ『ニコが壊れちゃった…』 - 36二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 03:19:48
ユキノ『最近、4人じゃ回せない事も増えてきて、
少しは従業員を雇い入れるのも良いと思ってな…
路頭に迷ってた人達を連k…声をかけてみたんだ
まずはしゃぶしゃぶヘルメット団の河駒風ラブ。
それとなんか路地裏に居た朝霧スオウ。
店の壁にグラフィティしてた小塗マキ。』
ラブ「いや確かに稼ぎどこは欲しかったけど…
半ば強制的だったよな、あとしゃぶしゃぶじゃねぇ」
スオウ「強引だったのはそうだが…こんな私を
雇い入れてくれた事は感謝している」
マキ「いや、味気ない壁に彩りを…ニコさん、
背中にショットガン突きつけるのは違うじゃん…」
オトギ『まぁ、なんというか…賑やかな人達だね。
というかラブちゃん…まだ修理代足りないんだ…
海の家で荒稼ぎしてたと思うんだけど』
ニコ『スオウはなんで店の裏に居たのよ、
え、自主的に離れたんだ。』
ユキノ『グラフィティって言いながら壁を
塗りつぶすのな何回目ですか…』 - 37二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 09:25:56
今回の被害者を決める会
dice1d6=1 (1)
1ユキノ
2ニコ
3オトギ
4ラブ
5スオウ
6マキ
- 38◆fVfDDBcxl625/05/19(月) 14:13:22
クルミ『さて、明日も早いしこの新しい
睡眠導入薬、試してみようかしらね…
どのくらい効果あるのかしら…』
オトギ『まぁ私の前例からして多く飲むと
割と深めの副作用出てきたから一粒で結構な
効き目あると思うよ。もしかしたら目覚めなく
なるなんて事もあるかもねぇ…?』
ユキノ『オトギ、あまり不安にするような事を
言うんじゃないぞ?事実だとしてもふんわり
包んで言ったほうがいい。』
ラブ「えーっと…確かFOX小隊ってSRTの精鋭だった…
とか噂されてたけど」
スオウ「元々有名な小隊だったらしいが、
何がどうなって今は稲荷の出前を…」
マキ「帰ったらダメ…?明日も顔出しは
するからさ…いいでしょ…?」
ニコ『宿直室は厨房の隣にあるわよ、それと
マキちゃんは…帰り道暗いから送っていくけど
それはそれとして部長さんに話を通さないとね…』 - 39◆fVfDDBcxl625/05/19(月) 20:08:07
時刻は深夜をまわり…
『うーん…眩しいぞ、誰が電気なんかつけて…
クルミか…?そこで何をしてるんだ?』
寝室から繋がる部屋の明かりに眩しさを覚えた
ユキノが確認のために部屋を出て行く…
ユキノ『クルミ、そこにいるのは分かってるんだ。
コソコソしてないで、出てくるんだ…………
クルミ、大丈夫か?何かあったのか…?』
呼びかけても無反応を貫くクルミに怪しさを
感じつつも心配が勝り近付いていく…
ユキノ『クルmっ…!?』突如としてクルミに
口を塞がれ、そのまま手足も縛られて
ソファの上に転がされる。
ユキノ『な、なんのつもりだ!?いきなり無言で
こんな事をするなんて…』
クルミ『私ね、ユキノがとっても好きなんだ。
それこそ耳の先から足の先に至るまで全部ね。
ずっと耐えてきたけど…もう我慢出来ない…!』
身動きの出来ないユキノに対して押し倒すように
押さえつける、クルミのその目は若干の狂気を
蓄え深い青に変色している… - 40◆fVfDDBcxl625/05/19(月) 20:27:50
ユキノ『落ち着け…!好きだからってこんな事を
していい理由にはならないんだ!』
クルミ『何か勘違いしてないかしら…私は、
ユキノのその紅い目が好き…私を見つめる
その紅い目…瞳孔…それを覆う瞼…ふふっ、
とってもいいわよ…』
そう言うなりユキノの左目を舌でなぞる…
ユキノ『っー!?やめろっ!いきなり何を…
おい…正気に戻れ!やめろ…やめてくれ…!
うあぁぁ!?い、痛い!!』
クルミ『やめる…?そんなの出来ない、折角
ここまで整えたんだもの…その紅い目、じっくりと
堪能させて欲しいの…拒否権はないけどね…?
(左目の内側へ舌を入れてその綺麗な眼球を転がす)』
ユキノ『ダメだ…やめてくれ、やめてぇ…。
(嗚咽)狂ってる、どうしてなんだクルミ…っ。
お願いだ、もう…痛い!?嫌だ、やめてぇ!!』
痛みや羞恥、複雑な感情が込み上げて目に
涙を蓄えて懇願する
クルミ『なんで?私は…その目が欲しいの。
(唇で眼孔を覆い…吸い出すように力を込める)』 - 41◆fVfDDBcxl625/05/19(月) 23:55:43
ユキノ『やだっ…痛い痛い!!クルミぃ!
お願いだから…お願いですから…ひぐっ…
な、なんで…』
クルミ『っ…小隊長の悲しみと痛みに歪んだ表情…
それに涙を蓄えた目…とても…いい。
もっと…もっと私だけに見せて…?』
蓄えた涙を舐め取り、ユキノの右目へと
標的を変えて…
ユキノ『も、もう嫌だ…なんで…こんなこんな…
クルミ…お願いだから…目を覚まして…』
感情が決壊して大粒の涙をこぼし始めた、
クルミ『(凄い…いけないはずなのにとても
気持ちがいい)そろそろ解放したげる…ウッ…』
ニコ『ユキノ!大丈夫…じゃなさそうね…
今ほどくから待ってて…』 - 42二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 08:05:38
クルミ『本当に、申し訳ない…』
小隊長を拘束して顔面を舐め回して一通り
満足したクルミ、対する小隊長 ユキノの心の
傷は割と深く少し距離を置くようになってしまう。
ユキノ『流石にな、拘束されて何かされるのは
予想は出来てた…でもそれが眼を舐めたり瞼を
甘噛みしたり…果ては涙まではちょっと予想外…』
ニコ『あの薬は流石に返品したほういいんじゃない…?
もう一回使って悪化したら今度は流血沙汰に
なりかねないわよ…』 - 43二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 12:51:50
別話 まるのみキツネ と いねむりウサギ
『ミユも飽きないね…かれこれ6時間くらい
私のお腹の中にいるんだよ?逆に疲れない?』
ミユ「その…柔らかくて密着してくれる…
とってもいい寝床なんです…でも、なんで
溶けたりしないんですか…?」
オトギ『私も気になって試したけど…ダウンサイズ
した個体は消化されないみたいなんだよね。
踊り食いとかは普通に消化出来てるし。』
オトギはミユの居るお腹を優しく撫でて
存在していることを確認する。
ミユ「その…先輩の喉から滑り落ちる感覚…
心音も聞こえる優しい寝袋の中で時折、私を包んで
収縮してくれる時に…私を必要としてくれてるって…
感じてるんです。それに、一番嬉しいのは先輩の近くに
居れるってことですよ?」
オトギ『まぁ…私もミユと一緒にいると気分が
アガるし、庇護欲ってのもなんか満たせるし…
最近は嘔吐するあの気分…お腹の奥から
こみ上げてくる熱いあの感覚がクセになっちゃって…』 - 44二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 16:27:31
ミユ「えっと…今度小隊のみんなで遊びに来ても…
いいですか?」
オトギ『別に許可とかいらないから遊びにおいでよ、
まぁ仕事はしてるかもしれないけどさ。
(場所を移動して…うぅえ…おぇぇっ!!)
はぁ…はぁ…やばいね…癖だわ♡』
ミユ「(そのままシャワーを浴びる)…あの、
今日はここで寝てもいいですか?その…少し
寂しくって…」
オトギ『んぇ…?あー、部屋はあるし大丈夫。
だから朝から着替えとか多めのゴミ箱抱えて
来てたのね、納得。それとコレ、FOXの営業時間と
定休日とか書いてあるから。』
ミユがジャージに着替える
オトギ『そういやもうすぐ夕飯時か…二人で
どこか食べに行っちゃう?』
ミユ「良いんですか…?それなら…一緒に行きます」 - 45二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 23:08:39
サヤの研究室
「出来たのだ、なんでかよく分からないけど
少しばかり似てるものに見た目を変えてしまう薬。
味も甘く出来たしコレなら薬とは誰も思わないのだ。
もう面倒だからFOXに送りつけてヤるのだ!」 - 46二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:26:46
ユキノ『はい、こちらFOXEats…はい、ミレニアムの
ゲーム開発部ですね?数量は3と…
後ほど配達に参ります!(ガチャコン)ニコ、
胡麻入り稲荷3つ追加で!』
ニコ『胡麻入り3つね!厨房、酢飯追加でお願い。
次の注文来たら足りなくなるわ。あとは稲荷の皮も
持ってきてもらえる?』
ラブ「あいよ、ご飯は…オッケー、炊けてるから
これ使って酢飯にしよう。…マキ、稲荷の皮そこに
あるからどんどん持ってけー。」
マキ「ちょ、直接作ってるわけじゃ無いのに…
すっごい重労働なんだけど!コレを毎日やってるの
控えめに言ってすごくない…?」
スオウ「酢飯って混ぜるだけかと思ってたが…
コツとかあるんだな、ちょっとでもムラが出来ると
困ったことになる」
クルミ『じゃ、これシャーレに届けてくるわ。
次の配送決まったらモモトークでお願い!』
オトギ『私は…百鬼夜行の紛争調停委員会か。
あそこの猫さん怖いんだよなぁ…』 - 47二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 21:06:10
サヤ「来ちゃったのだ!今日はお手製の原液薬を
持ってきてから試しでほしいのだ!」
ユキノ『タイミングが悪いな、今は忙しい…
もし用事があるなら昼休憩位の時に
立ち寄ると良い。』
ニコ『配送用の稲荷寿司は完成。あとはこれを
ゲーム開発部に届けるだけね…マキ、お願いね』
マキ「ミレニアムまでか…足腰鍛えられるよ…」
クルミ側…『ちょっと…エレベーター故障中!?
嘘…これを駆け上がらないといけないの…!?』
地獄の階段駆け上がりが始まる…
オトギ側…『な、なんか今日は妖怪が多いなぁ。
何かあってのかな。』 - 48二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 02:13:11
保
- 49二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 09:28:25
ニコ『…で、昼まで居座ってたのね。なんというか…
その根性と製作の努力は凄いわ。方向性は
かなり危ないと思うけど』
サヤ「今回のお薬は割と出来がいいと思うのだ。
自分で言うのも自慢に聞こえるが…見た目以外は
パーフェクト…なのだ!」
ユキノ『見た目でマイナスポイント振り切れてる
から幾ら出してもマイナスなんだが…なんだこの
七色に光り輝く液体…飲むか?』
スオウ「本気で言ってるなら…いや、これは誰も
飲みたくはないな。ミユ、お前なら存在感出るかも
知れないぞ?(ススーッ)」
ミユ「え…怖い…しかも押し付けてきた!?」
ラブ「いらねぇ!こっちに渡すな!…いやフリとか
絶対にないからな?いらないっ!」
ニコ『やるしかないかな…』 - 50二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 16:23:43
- 51二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 17:17:19
- 52二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 20:17:21
- 53二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 21:28:48
ユキノ『ニコ…!?えっ、身体が光って…
だ、大丈夫か!?体調悪いとか…そんな感じの
異常はきたしてないか…?』
ニコ『大丈夫みたい…だけどなんか、この身体は
狐…というより猫が近いのかしら…。
それとなんかミユの小石から声が聞こえる…』
(ルシェ族は猫っぽくあり石の声を聞くことが出来る)
ミユ「石の声…?なんて言ってますか…?」
ラブ「石の声…なかなかロマンチックじゃない?」
スオウ「というかその薬でこんな姿になるとか
ある意味では似た者同士だな…耳、髪色、四肢…
若干元のニコより太いか」
ニコ『それとね、ショットガンがうまく扱えてない…
だから私は剣を持ってでていくね?』 - 54二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 03:31:45
クルミ『ただいま…ってその子誰?なんかニコに
にてるけど…猫っぽくて耳も小さいし。
しかも剣使いなんだ、私はクルミよ。よろしく』
ニコ『…私だよ、ニコなんだよ。またあのネズミの
作った薬を飲んだらこんなになっちゃったのよ。』
ユキノ『…(耳を触る、自分の耳も触る)フワフワ
動くから柔らかいと思ったら結構硬いんだな。
…というかコレ戻れる手立てはあるのか?』
サヤ「そこは時間で解決するから大丈夫なのだ。」
マキ「いや、もし解けなかったらニコさんが
ハルカタさんになりかねないんだから…」
ラブ「この世界にドラゴンは居ないから…
でも私は…ルシェ族って好きなんだよな。」
スオウ「猫カフェ、ならぬルシェカフェか…」
クルミ『まぁ、ここもキツネカフェみたいな
ものだし猫が増えても問題ないでしょ』
オトギ『今度ミレニアムやら山海経でお祭り
あったらそっちでやってみる?お触りカフェ…
割と人気出たりすると思うよ?』 - 55二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 07:28:11
- 56◆fVfDDBcxl625/05/23(金) 08:21:40
- 57二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 11:35:57
サヤ「今回は誰も被害に遭わない大成功なのだ!」
クルミ『いやいや…ニコの姿変わるって
とんでもない被害出してるのよ?なんで成功とか
言って逃げようとするわけ!?』
サヤ「えぇ?苦しむ人も死にかける人も
居ないから大成功なのでは?」
ユキノ『サヤには反省部屋が必要だね…』 - 58二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 16:52:16
オトギ『(べろん…)』
ニコ『オトギ、ステイ。まだサヤを食べるには
早いわ…聞き出せるだけ聞いてから食べて?』
サヤ「た、食べられるのは確定なのだ…?」
カランカラン
ユキノ『はーい、FOXEatsへようこそ…?
初めて見る方ですね…店内でお召し上がりですか?
それともお持ち帰りですか?』
「お持ち帰りにするわ」
クルミ『にしても…今どき三度笠なんて珍しいわね。
どこの人なのかしら…』
オトギ『…(なんであの人ここがわかったんだ…?
私とちょっと話したくらいじゃなかったっけ…)』
ラブ「…なんかあの人怖いな、なんというか…
そう、お化け屋敷のオバケみたいな」
ミユ「もうちょっと無いの…?怒った時の
ニコ先輩もあんな感じだよ…?」
ニコ『ミユちゃん?ちょっとお話しがあるから…
お仕事終わったら公園にいきましょうか?』
スオウ「(なんという圧力…)」 - 59二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 21:14:19
サヤ「ま、待つのだ…本当にあの薬は変身だけで…
後遺症も後味も大丈夫なのだ!だから…だから
丸呑みの刑だけは止めてほしいのだ…止めるのだー!?」
(じゅるっ…ベチャベチャ、ごくっ…)
「(待って…怪異とか無くても人を丸呑み?
私も人の事あまり言えないけど…本当に人間…?)」
オトギ『…入りたい?入りたいなら後でやって
あげるけど…今は無理かな』
クルミ『いつ見ても凄いわね…食べた直後もだけど、
その…「獲物が喉を膨らませて落ちていく」所が
なんというか…とても唆るわね!』
マキ「クルミさんが変な癖に目覚めちゃった。
私的には咥えられて必死にもがいてるところかな?
無駄な抵抗で嗜虐心を駆り立てるだけなのにね。」
ミユ「…私は呑まれてたい」
スオウ「…マトモなのは私だけなのか…?」
ユキノ『…と、とりあえずお持ち帰りの稲荷寿司、
それと出前で使えるクーポンですね。』 - 60二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 01:23:19
- 61◆fVfDDBcxl625/05/24(土) 07:49:48
ニコ『そろそろ稲荷寿司だけじゃなくて新しい
稲荷寿司も開発しないとダメだと思うの。』
オトギ『新しい稲荷寿司って稲荷寿司じゃないの?
一応、酢飯苦手用に普通のご飯入ったのとか
炊き込みとかあった気もするけど』
サヤ「今日は割と短く済んだのだ…」
クルミ『というかまだ居座るの…?そこの薬
飲ませるわよ?(変身薬)』
ミユ「…私は…何になれるんだろ?」
マキ「飲まないでよ?そんな興味持つのは分かるけど
収集とネタがでてこないからやめなよ?」
ユキノ『…たまには、みんなでどこかに出掛ける
のも悪くないと思うんだが…スオウ、君はどう思う?』
スオウ「なんで私なんだ…(周りを見て)いや、
私か…そうだな、百鬼夜行や山海経辺りが
良いと思う。あの辺りは独特な食もあると聞く」
ラブ「愉快な遠足の始まりか?一度は食べてみたい
ものがあるから楽しみだ…」 - 62二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 12:09:57
サヤ(いかんネタが尽きたのだ、変身薬も
割と材料食ったし…そうなのだ、この昔作った
お薬を誰かにプレゼントしてくるのだ…変装は
FOXの人から助言貰ってやればいいのだ)
「そう言えば…あのミユとか言うウサギの仲間は
公園にいると聞いたことがあるのだ。よし、
誰かしら飲んでくれれば御の字御の字。もし
抵抗されればその時はドサクサに紛れて飲ませるのだ。」
子兎公園 地雷敷設エリア
サヤ「なんで公園にこんな物騒な場所が…?
いやまぁ、不法占拠してたとは聞いたことあるけど
こんな本格的に不法占拠してたんだ…しかもテントから
プレハブにパワーアップしてるのだ。うーん
これは中々…一年生なのにタフなのだ。」
サキ「誰だか知らないが…そっちは危ないぞ?
公園入るなら道路に面した通りから…
(爆発音、悲鳴)あーあ、言わんこっちゃない」
サキ「しまった!お薬ガッ!?」
サヤの手から離れて吹き飛んだお薬の瓶は
ミヤコ「さて、そろそろ訓練の…痛っ!?」
お薬はミヤコの頭へ飛んでいき…割れて中身を
被ってしまった! - 63二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 21:41:55
モエ「あー、ミヤコびっしゃびしゃだねぇ…
こりゃ風邪引いちゃうかもしれないね。」
サキ「なんてことを…ってお薬って言ったか?
あの割れた水は…薬なのか」
ミヤコ「な、なんですかいきなり…真上から
こんな液体が…!?(なんだか…熱い!?)」
ミヤコは堪らずテントに飛び込む
サキ「お、おいミヤコ…なぁ、あの薬なんだ?」
サヤ「害が出るものでは無かったのだが…もしや
変な効果でもでてしまったかな?」
モエ「かな…じゃないんだわ。いやまぁ…
それもいいかもしれないけど」
テントに入ったままのミヤコを心配して2人が近寄る
ミヤコ「っ…あの、あんまり寄らないで下さい…!
その、今の私は…私は敏感…なんです!」
サキ「敏感って…それなら尚更看病ならなんなり…」
モエ「サキ…ちょっと待って、ミヤコ?
な、なんで…その、股間を…押さえてるの…?」
サキ「…?そういう効き目じゃないのか?」 - 64二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:36:33
サヤ「まさか…生えてしまったのだ?」
モエ「わーぉ…」サキ「マジか…」
ミヤコ「(耳まで赤くなり俯いてしまう…が、
股間はそそり勃つ)も、もうどうしたらいいか…
こんな姿、見られたくないのに。」
小さくくすんくすんと泣き出してしまう
サキ「夜までになんとかしようか…別に興味が
あるわけじゃない…」
モエ「私は興味あるよ?(ミヤコのスカート下げ)」
ミヤコ「や…やめて…見ないでぇ!」
スカートの下には大きくなったモノがある
サキ「…本当にやるのか?」モエ「やろうよ」
2人は上着をたくし上げて…モノを豊かな
お胸で挟み込む…
ミヤコは声にならない悲鳴を上げるが、
数回上下させると大人しくなる…
サキ「大人しくなったな…」モエ「それなら本番…
しちゃおうか?」
モエの中にミヤコの棒が入り…本能に身を任せて
子兎は交わる…淫らな音と共に揺れる胸…
「はっ…破滅的…かもぉ…んぁっ…」
モエの下腹部が少し膨らんだのがわかった…
サキ「…少し、羨ましい」 - 65二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 05:03:45
モエ「うぅ~…へへへ、中々味わえない…
破滅的な体験だったよ…禁断の交わりって感じ…」
サキ「…ミヤコ、もう少し我慢しろよ?
(ずりっ…ぬるるっ)っ…!!ふーっふーっ…」
ミヤコ「あっ…モエよりも締まりが…っ!」
ゆっくりと交わりあい…サキも夢中にさせる…
サキ「あぉっ…気持ちいい、早くしないと…
頭が真っ白になりそうだ…!ひぎっ!」
ぶりゅりゅ…グリグリ…ずりゅっ
「ヤバい…ミヤコの子供作られちゃう…」
じゅぼっ…じゅぼっ…ぱんばん…
「あ゛っ…ミヤコっ、一回だけ!一回だけ中にッ!」
サキ「マズイのだ…割と色々な薬は盛ったけど
今回特段悪い気がするのだ…ヒッ!?(兎達の手が足に)
ごめんなさい!ごめんなさいなのだ!許し…!?」
ネズミと兎がテントの中でドロドロに交わる…
ミユ「…今日の公園一際イカれてるなぁ(コソコソ)」
テントから離れた所でこっそりお薬を持ち帰る - 66◆fVfDDBcxl625/05/25(日) 12:41:24
オトギ『こんにちは後輩達ー…ウッ、なんだ
この惨状!?(辺りを見回し耳まで赤くしたモエ、
サキと…サヤを観た瞬間に)あぁ…なるほど…』
嫌でも薬が何か起こしたもんだと分かってしまった
サキ「あ、オトギ先輩。そこ危ないですよ?
さっき地雷埋めなおしたので。」
オトギ『うん、知ってる。さっき撤去してきた
「何してくれてんですか!?」』
モエ「うーん、破滅的タイミングの良さ。
オトギセーンパイ…ちょっとテント見てこない?」
オトギ『…嫌、危険な予感がするし。』
サヤ「どうしたのだオトギ、怖いのか?」
オトギ『君が絡んだ時点で嫌な予感と恐怖が
湧いてくるから本当に危ないんだよね?わかる?』
サキ「いや、覗くなら本当に気を付けて…
今のミヤコはちょっと危険だから」
モエ「先輩は破滅するんだろうか…それとも
極楽イッ直線かな…?」
サヤ「ここまで来たらもう巻き添え上等で
誰も彼もヤッていくのだ!」
オトギ『…(なんかサヤが普段と違う…これは
危険な臭いがプンプンするぞ?)』 - 67二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 20:37:35
オトギ『お~い、ミヤコ大丈夫…あれ、テントに
居ない…どこに行ったんだ?それに…(ガサッ)
ん…しまっ!?』
テント近くの落とし穴に身を潜めていたミヤコが
背後から飛びかかり…テントへ押し込んだ!
ミヤコ「…や、やっと捕まえました!」
オトギ『い、いや意味が分からないよ?そもそも
様子を見に来ただけであってさ…(あれ…力強い…)
ちょっと…あれ?ミヤコ、力強くない…?』
前なら余裕で振りほどけた拘束がびくともしない…
そのまま、ミヤコが身体を近づける
ミヤコ「オトギ先輩…キツネとウサギって似てると
思いませんか?」
オトギ『…ついにボケた?何が似てるのさ…
耳があるとこ?それとも獣繋がり?』
ミヤコ「それは…繁殖方法が似てることです。」
オトギ(あっ、これヤバいな…脳内ピンクウサギだ)
『他にも似てるとこありそうだけど!?クッソ…
どうしてこういう時ばかりで力強いんだよ…!?』
ミヤコ「覚悟してください…今の私は…凶暴ですよ
(抵抗するオトギを抑えつけて)」
ミユ「…何をしてるの?(銃振り被り)」 - 68二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 23:47:39
気が付いたらオトギはミユに抱えられてどこかの
高層廃墟の一角に連れ込まれていた…
縛られてはいないものの…強い圧と眼差しを
受けてしまっては逃げるに逃げられない
オトギ「…んで、なんで私はここに連れ込まれて、
ミユはこんなに密着してるの…?寒い?」
ミユ「違います…オトギ先輩は、『私の先輩』なので
ミヤコちゃんにも渡したくないんです…」
オトギ『「私の」…!?もしかして歪んだ愛でも
向けておられる…?(あ、ミユも…薬…)
ふぅぅ…オトギ先輩、私の…私とイッて…?』
幾ら私が悲鳴を上げても…喘いでもここの廃墟じゃ
誰の人目にもつかないし聞こえない。
ミユ「うぅぅ…先輩、私に入れさせて…」
妙に切ない視線を向けてオトギを落としにかかる
オトギ『ミユのそんな目初めてみたよ…まぁ…
別に私ならそれでも良いんだけど』
ミユはその言葉を聞き…先輩と身体を寄せ合う
小さい体で大好きな先輩に交わる… - 69二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 06:25:32
保守
- 70二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 07:59:34
オトギ『ちょっと待って?なんでミユがその薬を!?
しかもちゃっかり生やしてるんじゃ…
嘘…力強すぎだって、あの薬はそっちまで強化が?
キヴォトスガールに腕力掛け合わせたらそりゃ
抵抗出来ないわな!?』
ミユ「…その…独り言はいいですか…?ふふっ…
ウサギに食べられちゃうキツネさん…可愛いね…。
でも、痛いのは最初だけだから…」
癖を拗らせて彼女に依存気味になった上で
お薬を手に入てしまったミユに対抗出来る程
オトギは強くない、が…
「ふぅっ…んっ…先輩、先輩の初めてを…私が
(ぐしょぐしょに…ひんっ…)な、なんで…
私が壁に押し付けられて…んんっ!?」
『一人で気持ちよくなった?ずるいじゃん…
抑える力弱くなって、逆にされる気分はどう?』
「ダメっ…こ、今回は先輩を…気持ちよくっ、
やめっ…てぇ…腰動かさないでぇ!」
『思い通りにいかないと悔しいよね?でも、
それでも気持ちよくはなれるんだ。それに、
こんな気分にさせたんだから…責任は…取るよね?』 - 71二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 08:45:02
ミユ「待って…そんなにっ、わたし耐えられ…
ヤダヤダ!今回は先輩をっ…涙目にさせてぇ…
もっと…イッ、だめぇ…気持ちイイッ!」
オトギ『そうだとしたら…もうちょっと計画的にね…
っつ!…っはぁ、こんなすぐイッてたら世話無いよ?
ちょっと、熱っ…ま、まだ出てる…?』
ナカに熱いものを感じながらミユを優しく抱く、
ちょっと強引にされたのはあったが終わってみると
もう少し…このまま繋がってたい気持ちもある
オトギ『うぅ、なんかお腹の中が気持ち悪い…
丸呑みしてる時とは違う、なんて言えば良いんだろ…』
ミユ「嫌…ですよね…気持ちも考えずに無理やり…
ごめんなさい…私は人の気持ちも考えれない…」
オトギ『いや、無理やりではあったけど…
それはそれとしてミユのあんな表情…うん』
夜も遅くなり高層廃墟は冷え込む…
ミユ「今日は…このままいたい…」
オトギ『…そうだね、今日は二人きりか』 - 72二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 11:44:05
オトギ『…ん、寝る前に一連絡入れておくかな。
「こっちは外泊してきます、心配しないで」と…
ついでにミユも一緒だって入れとくかな。』
ミユ「えへへ、二人きりですね…誰にも邪魔されず…
こんな所で…」
…
ユキノ『ということらしい、なので明日の配達は…
私とマキになる。結構な力仕事になるから
今から覚悟を決めておいてくれ。』
マキ「…休んだらダメ?『駄目です』」
クルミ『となると…私が厨房と受付になるの…
スオウかラブ、どっちか受付してくれない?
私ってこんな性格してるから受付出来るか心配で』
スオウ「…私も私で無表情で無愛想だから、
受付にはかなり向いてない人種だと思うが。
笑顔の練習とかもしておいた方がいいか…?」
ラブ「あー…分かってた、性格キツいキツネと
無愛想な人しか居ないからな。それでも
まぁ頑張りますよ、務めてる以上は役割を
果たして仕事する。」
マキ「こうなったら笑顔の研修でもしてみない?
とりあえず受付として恥じない笑顔をすることから
やってみようよ」 - 73◆fVfDDBcxl625/05/26(月) 17:11:51
サヤ「うぅ…昨日はウサギにいいようにヤラれて
しまったのだ…今日は大人しく頼まれた解熱剤でも
調合して届けに行くのだ…お届け先はゲーム開発部?
問題児集団だとは小耳に挟むが…まぁ、ボク様
以上の問題児はそうそういないのだ!」
効果を高めた解熱剤を調合して袋に包み、
今回も直接手渡しで届けに行く。
誰か使って届けさせる事も考えたが…やはり
効果は目で見て確かめないとね
サヤ「でも遠いのだ…ミレニアムってあのビル群の
とこにあるハイテク学園よな…?うーん、
途端に面倒になってきたのだ、誰か乗り物を…!
そうだ、自分でこの翼を授ける薬を飲めば…」
ポーチから取り出した真黒な液体を飲んで…
「…翼は授からなかったけど元気はでたから、
仕方ないから溢れる元気で突き進むのだ。」
片道約1時間掛けてミレニアムへ歩いていく、
不思議と足取りは軽く久々の運動にもなった
サヤ「ここがミレニアムサイエンススクール…
こっちにラボ借りれば調合も捗りそうなのだ。
お薬届けたらちょっと観光するか…
所でゲーム開発部ってどこなのだ?」 - 74◆fVfDDBcxl625/05/26(月) 19:09:28
サヤ「あまりにも大きすぎて迷子になったのだ…
どこもかしこも同じような廊下で少し…
いやかなり殺風景なのだ…快適だとは思うが
もう少し自然を取り入れてもいいと思うのだ…」
廊下に鉢植えとか…なんなら観葉植物一本でも
あれば彩りが出てくる。
「あれ…ミレニアムにあんな耳の子いたっけ…
ねぇ君、もしかして迷子?」
振り返ると垂れた耳があるお姉さんがいる
サヤ「そうなのだ、ゲーム開発部ってところへ
お薬を届けに来たのだが…ボク様、迷ったのだ」
「ゲーム開発部…それなら案内するよ」 - 75二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 21:27:15
ゲーム開発部 部室前
サヤ「いやー、本当に広かった…おかげで
助かったのだ。えーと…」
「ヒビキでいいよ…」「ボク様はサヤなのだ。」
そのままヒビキと別れて部室をノックする
サヤ「こんにちは、頼まれた薬を持ってきたのだ。
…誰もいないのだ?(カチャ)あ、開いてる」
ドアを開けて入る
サヤ「…あれ、病人がいないのだ?ならなんで
薬なんて頼んできたのか…」
ベッドを確認しても誰も寝ておらずなんなら
水枕や冷えピタも置いてない
サヤ「…とりあえず薬置いて帰るか。誰もいない
部室ってのもなんか怖いのだ」
「あっ!部室に侵入者がいます!」
「ひぇっ!ネズミが入り込んでる、退治しないと!」
「止めなよお姉ちゃん…薬持ってきたんじゃ…」
サヤ「ん、もしかして部室のひとなのだ?」 - 76二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 04:51:18
「あー…えっと、ゲームやりすぎて頭痛くてさ…
それでもしかしたら。って頼んだんだよ。
んでー、いざ少し保健室行ってみたらただ
頭に血がのぼってただけ…」
サヤ「どれだけムキになってたのだ…まぁいいのだ、
お薬は中に置いておいたから…そうだ、
代金の支払いを頼むのだ。」
「わかったー、ミドリ。ちょっと部室探しといて!
無かったら困るからお金取ってくる。」
ミドリ「あー…行っちゃった。」
「アリス知ってます。モモイはきっと大魔王にお金を
借りてくるつもりです!」
ミドリ「それなら今お金を、あれ…なにか
こぼれてる。」
薬の袋が一つだけ開いていてその中身が無い、
そして床には液体と誰かのジャージが落ちてる - 77二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 12:13:07
アリス「ユズ…?なんで服だけ脱ぎ捨ててあるの
ですか?まだそんな気温では…」
ミドリ「ユズ…いなくない?ロッカーも空だし、
銃も携帯もそのままだよ。」
サヤ「ユズって誰なのだ?」
モモイ「ゲーム開発部の部長だよ、引っ込み思案で
いつもならロッカーに引きこもってるんだけど…
どこにいったんだろ…」
サヤは考える…ユズの服…濡れた床…これは…
サヤ「わかったのだ、きっとスライム化した!」 - 78二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 14:43:43
3人「な、なんだってー!?」
サヤ「見てみるのだ、この水はいつの間にか移動して
ロッカーに隠れている。そしてここには…!」
ロッカーを開けるとスライムがサヤに飛びかかる
サヤ「んぼぁ!?や、止めるのだ!たしかに
スライム化はしたのだが副作用だから許して…
いやぁぁ、そんなところに入るななのだー!」
モモイ「今度はコレでゲームのシナリオ作ってみる?
薬の飲み間違いから始まる追放ストーリーみたいな
感じで進めてみない?」
アリス「追放モノよりも下剋上とかのほうが
作りやすい気がします」
ミドリ「そんな事言ってないで助けるよ!
サヤさん、手を出して…!」
ユズライムに取り込まれるサヤがミドリを掴むが…
その圧倒的な吸引力によって一緒に
ユズライムの中に吸い込まれてしまう
サヤ「も、もうスライムはこりごりなのだぁ!」 - 79二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 19:22:08
モモイ「ユズもやりすぎだよ、部室が
スライムまみれになっちゃった。」
アリス「これは…ゲームが壊れてしまいます…。
早く掃除してキレイにしましょう。」
ミドリ「…私もヌルヌルなんだけど…」
サヤ「本当に申し訳ないのだ…」
ユズ「謝るなら私にしてよ…いきなり解熱剤飲んだら
スライムになっちゃうし…というか治るのこれ…」
オレンジ色の半透明スライムとなったユズ…
サヤ「時間が解決してくれるのだ…(たぷん)
止めるのだー!中まで入るななのだ!」
部室を片付けてそのまま治るまで帰してくれなかった… - 80二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 00:44:11
熱を出してたのはユズ?
モモイの頭痛云々は無関係? - 81二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 04:31:12
サヤ「そろそろ薬のネタが切れそう」
最近の調合は副作用が小さく中々理想ではある。
しかしなんとも物足りなく感じている… - 82二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 04:35:34
書いてないけど裏で熱出させてた
- 83二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 11:00:53
サヤがゲーム開発部でスライム責めに遭っていた頃…
クルミ『ねぇ、最近よく聞くようになった百鬼夜行の
北部自治区ってあるじゃない。聞くだけじゃ
よくわからないから行ってみない?』
ニコ『たしか…雪原の向こうにあるのよね、
今の私達は防寒装備なんて無かった気がするし…
いえ、RABBITから受け取った装備にあったね。』
久々に倉庫から引っ張り出してSRTの装備箱を
開いてみる、使わなかった武器、弾薬と板で分けられ
そこに防弾板、寒冷地装備も入っている
クルミ『いつ見てもモコモコ、これ本当に
SRT正式なのかも怪しいけど…刻印も刺繍も
しっかり正式採用のものなのね。』
ニコ『使わないのも勿体ないから今回で心地も
確かめておきましょ?もしアレだったら少し手を
加えてオリジナルにしちゃえばいいし』
会議部屋
ユキノ『…ということだ、今回は百鬼夜行の
北部自治区への遠征となる。長期にはなると
思うのでここで参加、不参加を表明してほしい。
店は管理を業者に一任するので大丈夫だ』 - 84二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 11:33:49
薬ネタか…………
・定番の惚れ薬
・ちょっと趣向を変えて掘れ薬
・性転換薬(ただし、見た目変わらず)
・ネットミーム具現化薬
・セルの尻尾を生やす薬
・人格〇〇薬
何かがぱっと思いつくのですが……… - 85◆fVfDDBcxl625/05/28(水) 16:24:05
- 86◆fVfDDBcxl625/05/28(水) 17:20:42
ミユ「寒冷地…ですか、装備あるといっても…
寒いものは寒いです…それに…1人遭難して…
誰にも知られずに…」
dice1d3=3 (3)
マキ「うぇー…防寒着かぁ、中でムレるから
あんまり好きじゃないんだよなぁ。でもその
北部自治区とやらは行ってみたいし…」
dice1d3=2 (2)
ラブ「防寒着必須な上に長期になるか…あまり
仲間に心配かけるのも悪いしな。あまり気乗りは
しないが…でも雪国か、どんなとこだろうな」
dice1d3=1 (1)
スオウ「ふむ、自分を鍛錬し直すにはいい環境か…
雪がどの程度積もっているかにもよるがな。しかし
防寒着か…替えを含むと大荷物だな…」
dice1d3=3 (3)
1参加 2不参加 3誰か誘うか…
ユキノ『もちろんFOX小隊は全員参加だ、
全員分の防寒具、及び装備の寒冷地対策は
しっかりと済ませてあるからな』
- 87◆fVfDDBcxl625/05/28(水) 18:24:16
- 88◆fVfDDBcxl625/05/28(水) 19:04:53
ユキノ『まぁ…呼んでいいとは言ったからな。
でもヘリまで持ってくるとか聞いてない…
いや、そもそも想定出来たか…』
モエ「防寒着とか面倒だからヘリで行こうよ」
ミユ「あぁ…歩きって伝えとけば良かった…」
クルミ『いや…街に降りてからどうするのよ。
まさかそんな薄着で歩き回るわけ…?』
オトギ『…ってことで、百鬼夜行の北部自治区に
行くってわけなんですよ』
「なるほど、ということは見たことない和菓子とかも
あるかもしれない…ってことね。」
スオウ「いきなり呼び出してしまってすまない…」
ニコ『…とりあえず、ヘリが加わったのは
予想外にいい結果ね…いいのかしら…』 - 89二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:25:58
取り合えず、続きを待って待機です
- 90◆fVfDDBcxl625/05/29(木) 04:06:23
空輸中…
ユキノ『…なんかモエの機嫌悪くないか?』
ニコ『来るにあたってミサイルとかの武装の
大半をキャンプに置いて来させられたみたい。』
ミユ「置いてこないとここもいっぱいいっぱいに
積み上げてあったんだよ…?」
カズサ「…(きもちわるい…はきそう…)」
スオウ「ヘリは初めてか…?(袋を差し出す)」
ラブ「結構な爆音響くし音で頭も痛くなる…
中だとマシ、とかそういうのじゃ無いんだな…」
オトギ(副操縦士枠)
『吹雪いてる訳じゃ無いし、三十分もあれば
着きそうだね。…でも着陸場所あるのかな。』
モエ「あー、忘れてた。でもどこかしらに降りれば
なんとかなるとは思うけどね…あ、誰か歩いてる」
オトギ『どれどれ(ガンカメラ確認)アレって
紛争調停委員会の人達かな…知らない人もいるし。
あ、迷ってるわけでは無さそう』
モエ「じゃ、助けなくても大丈夫だね。目的地まで
あとは真っすぐだよ」 - 91◆fVfDDBcxl625/05/29(木) 09:38:47
モエ「着陸地点到着…雪に埋まってるね、
スノーフォックス、出番だよー。」
ユキノ『よし、スノーフォックス小隊降下!
着陸地点を除雪するぞ。』
ニコ『了解(隊長はりきってるなー、そんなに
名前が気に入ったのかしら)』
クルミ『全く。出先で一番最初にやるのが除雪なんて
ついてないわね!』
ミユ「え、えーっと…FOX4、降下しますー…!」
オトギ『頑張ってねー…こういう時は副操縦士って
楽だから良いんだよねー』
四人がラベリング降下を実施して雪かきをする
カズサ「名前はよく聞いてたけど…
こんな降下方法なんだ」
ラブ「…こういうの見ると普段のコント集団みたいな
動きなのが信じられねぇな」
スオウ「ん…終わったみたいだな。」
モエ「誘導確認ヨシ、着陸するよ」 - 92◆fVfDDBcxl625/05/29(木) 14:27:04
クルミ『さーて、遂にやってきたわ北部自治区。
見た感じ(実在の地名)みたいな感じね、
とりあえず荷物持ったらご飯でも』
ユキノ『その前に駐機所探しておこう、
ここに置いといてもそのうち雪に埋もれるだろうし、
どこかに大きな倉庫でもあればいいが。』
モエ「それならヘリに残ってるよ、そのほうが
メンテナンスも出来るし…」
ミユ「連れてきた意味ッ…!」
ニコ『幸いにも大きな倉庫はたくさんあるから
ここで一つ借りて使うのも手では…』
オトギ『防寒着…防寒着…あったー。(ゴソゴソ)
コレでバッチリモコモコだよ。』
一際モコモコした防寒着を着込むオトギ、
オシャレ意識で制服に多少羽織るだけのクルミ、
長めのロングコートで防寒、マフラーも忘れないニコ、
防寒着とはこれだ、スノーウェアユキノ
スオウ「個性あふれる防寒着だな(普段のコートに
多少ベストを追加)」
ラブ「無理無理…寒すぎるって(オトギと同型の
モコモコ防寒着)」
カズサ「確かに…風邪は引きたくないわ
(田舎の厚着スタイル)」
ミユ(カイロ入れ増設した制服)
モエ(ジャージ重ね着) - 93二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 19:19:53
ユキノ『さて、運良く駐機所を借りれた所で
ご飯にしたいと思うが…まぁそれぞれ食べたい物は
違うだろうしここでチーム分けをする』
クルミ『そうね、私は折角遠くまで来たんだし
こっちの…あの焼き鳥弁当とか肉類が良さそうね!』
スオウ「ふむ、私も同行しよう。寒いときには
温まるものが一番求められる…」
モエ「ふひひ…久々に焼けたお肉食べれると
思うと興奮してきた…!」
ラブ「なら私は海も近くにある事だし海鮮の
お店でも探そうかな、こっちの海も知りたい」
ニコ『普段は焼き魚とか加工品だけど…生魚を
食べれる所があるといいわね。』
ミユ「お寿司…お寿司があるといいな…お店の
あの握り立てのパッケージ寿司美味しかったから…」
カズサ「あまりお昼には良くないけどスイーツ系の
お店でも探してたくさん食べたい」
オトギ『賛成ー、地方で特色あるものもあるし
ここらへんのスイーツはどんなのかも見ておきたい。』
ユキノ『わ、私もスイーツには興味があるが…
ひ、1人では少し入りにくくてな…』
dice1d3=1 (1)
- 94二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 23:42:40
今夜も待機ですかね?
- 95二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 04:38:50
クルミ『んじゃ、私たちは肉物でも探して
行きましょうか…先ずはそこの焼き鳥弁当から
行ってみましょうよ!』
スオウ「焼き鳥弁当…と言う割に写真には
豚串が写っているが。」
モエ「あれ、本当だ。それに隣の串も焼き鳥…
じゃなくてなんだろコレ?」
焼き鳥弁当なのに豚、というのもこの辺りだと
普通なようで…
クルミ『へー、それなら豚と鶏で3つずつ注文して
食べて行かない?この後も移動で体力使うだろうし…
え、食べ過ぎ?』
スオウ「まぁ…歩いてる時に虹色のキラキラを
見せてはくれるなよ?食べ過ぎると…その
大きくなるしな(横に)」
モエ「ふへへ…美味しい。容器に串を抜くための
工夫もしてて手が汚れにくいし、この香りが
たまらない…!」
クルミ『本当ね、あったか…熱っ、んでも美味しい』
モエ「先輩、もう少しゆっくり食べなよ…」
スオウ「(黙々と食べ進める)」 - 96二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 09:55:44
クルミ『うん、満足した。もう少しお店回る予定だった
けど食べすぎたかもしれないね。』
モエ「いやー、これだけ食べたのも久しぶりだねぇ。
鶏肉豚肉…いやー、帰りのお土産もこれにしよ」
スオウ「地方というのは珍しい食形態があって
新たな発見がある…また巡ってみるのも
悪くはないきがするな…」
満足して店を出る三人、先にスイーツを探してた
カズサ達が待っていた
カズサ「あ、きたきた。そっちは良いもの巡り
会えた?」
オトギ『いやー、アレだけ食べれたのも割と
びっくりしたよ。スイスイ進んだし…』
ユキノ『スイーツって一つ食べたら満足する
もんだと思ってた…』
ニコ『あら、みんな集まるの早くない?』
ラブ「へへ、港の方行ったら飯のついでに
海鮮買っちゃったぜ。」
ミユ「巻貝も貰っちゃった…えへへ…」 - 97二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 13:58:35
ユキノ『さて…これから宿に向かうが、その前に
買い物は済ませておこう。飲物だの菓子だの…
夜に食べたい物は買っていこうか。』
モエ「珍しいじゃん、普段なら要らないものは
買わないとか言うのに…まぁ旅行だからか」
クルミ『…みんなで食べれるもの買っておくわ。
夜中まで起きてるだろうし』
ニコ『早く寝る人もいるかもしれないから
程々にね?』
ラブ「そういや宿に冷凍庫は無いよな…?
もしかして天然の冷凍庫を使うとか?」
スオウ「いや、雪だと多少温度が足りないだろう…」
ミユ「宿でそのまま料理してもらうとか…」
カズサ「うーん、アリかもしれないね。でも調理は
自分たちでするのがいいかも」
オトギ『まぁ宿って言ってもキッチンとかも
あるだろうしね、持っていって夜ご飯に
それらを使って食べるのも…いいかも…』 - 98二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 20:40:34
山海経 サヤの研究室
「よーし…飲んだ2人の人格を交換するちょっと
変則的なお薬が出来たのだ。コレを瓶に分けて…
私と誰かが飲めば効果が出るのだ…」
懲りずにお薬を作っていたサヤ、今回はシンプルに
メイン効果を追求したものだ
「うーん、どこに置いておくか。前回行った
ミレニアム…いや、ゲヘナも面白そう…トリニティも
中々…うーん迷ってしまうのだ、あえて生徒会に
薬を放置してくるのも…」
比較的近いのもあり百鬼夜行へ薬を置いてきた…
後はエサに食いつくのを待つだけだ
「ボク様の薬…しっかりと効いてくれるのか?
自分で信じないと何も始まらないのだ…」 - 99二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 22:30:20
やっべぇぇぇぇぇぇい薬やね
- 100二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 04:27:17
サヤ「…そろそろ誰かしらあの怪しい薬を
買っている頃なのだ、大通りの脇にポツンと
ある一点物のお薬…誰も買わないという事は
ぜ〜ったいにありえないのだ!」
ただ値札が付いた薬瓶が机の上にポツンと
一個だけ置かれてる奇妙な光景…
「覚悟を決めろサヤ…絶対に成功するのだ。
さぁ、運命の瞬間…!(ゴクッ)」
中から光が溢れる研究室、これから爆発するような
雰囲気を作り出すが…そのまま光は収まる
「ふ、ふふふ…大成功なのだ!(鏡を見る)」
黒髪…猫耳…二又に別れた先端の青い尻尾…
それに制服と特徴的な青い羽織
「…え、いやなんで…?絶対に飲まなさそうな…
そもそもこの人かなり怖くなかったのだ…?」
サヤは焦った、何がどうなってこの姿になったか…
全く想像もつかなかった - 101二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 13:48:25
サヤ(キキョウの姿)
「と、とりあえずここを離れて身を隠すのだ…
今見つかったらボク様の危険が危ないのだ。
…待てよ?今ボク様がこの姿ってことは…
ボク様の姿は、この人に見られている…詰んだかもしれん」
とりあえず見つかった時はその時にして
今は潜伏することにした。
サヤ(キキョウの姿)
「おぉ、身軽でひょいひょい動ける。他人の身体も
良いものなのだ。(少し高い塀も跳んで越える)
ふ、ふはは!中々楽しくなってきたのだ。」
少し研究室を離れて町中へ…
サヤ「ふぅ…人混みに紛れれば多少は隠れて
移動出来る、後は…この人の話し方なのだが…
遠目から見た程度しかないから情報が無いのだ…」
この時に足元をサヤ(キキョウ)が通ったのだが…
身長差とあまりにも自然にお互いの顔を合わせたので
全く気にしなかった - 102二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 20:35:53
サヤ「この姿なら…逆に百鬼夜行にいたほうが
安全かもしれないのだ、もしバレても素直に
謝れば…いや、多分無理なのだ…」
その頃…サヤの研究室前
「ここがこのネズミのハウス…(ガチャガチャ)
ふん、身の危険を感じて逃げたようね…」
サヤの姿をしているが…中身は百花繚乱の副参謀
である…
キキョウ(サヤ)「全く、面倒な事ばかり…
あのチビは焼鳥に細工するし、
ナグサは気にせず口にしようとする…
もう少し慎重になれないのかしら…
あとこのネズミは危険な薬を作れるようね、
この事に加担したこと…少し懲らしめないと…」
そう考えるも今は自分の身体がどこにあるかも
わからない状態、更にはこの身体だとどうも
信用に欠けているらしい…
「困ったわね…」 - 103二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 21:05:04
サヤ「よしよし…ここで効果が切れるまで逃げてれば
きっと見つからない、そうして逃げ切って
研究室に戻れば…ボク様の勝ちなのだ…!」
―
キキョウ「これは、ここで待ってればその内
帰ってきそうだし…効果切れてもここで捕まえれば
全く問題はないわね…」
サヤの運命は決してしまったがそれを知らない
サヤは百鬼夜行を観光することにした。
サヤ「桜が綺麗なのだ…ここっていつも桜見れて
年中楽しそう、いっそこっちに支店を…いや、
見つかったら絞められるだけじゃ済まなそう…」
「あれ…キキョウ?大丈夫?」
「びぇっ…!?(毛も耳も逆立つ)」
「ご、ごめんね?驚かせるつもりは無かっ…
キキョウじゃないね…誰?」
いかにも幸薄そうな色白で同じ羽織物をした
生徒に声をかけられ、今怪しまれている… - 104二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 23:34:32
待機ですよ待機
- 105二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 06:43:58
サヤ「も、もしかして…この身体の知り合い…?」
「知り合いというか、同じ活動してる仲間。
…やっぱり中身は違う人みたいだね。」
サヤ「ぐぬぬ、ボク様は薬子サヤ。山海経の
錬丹術研究会の部長をしているのだ。」
「私は…(名乗っても大丈夫かな…)ナグサ。
百花繚乱紛争調停委員会の御陵ナグサよ。」
サヤ「…なんとなくナグさんって呼んでもいい?」
ナグサ「…まぁ、いいよ。それよりもサヤって…
あの小さなネズミ耳をした姿の子?」
サヤ「あ、うん…そうなのだ。どこに行ったか
知らない?」
ナグサ「シュロを縛った後この瓶の中身
作った人を探し出して〆るとか言ってたよ」
サヤ「oh」ナグサ「きっと謝れば許してくれる、
私も一緒に行くから逃げたら駄目だよ」 - 106二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 13:25:00
この後、めちゃくちゃシメられた。
サヤ「姿戻る前に土下座したのがマズかった…
せめてこの姿で土下座したら少しは助かったと
思ったのだ…」 - 107二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:19:29
FOX小隊+α側
ユキノ『宿に入ったは良いが…部屋割りは
どうしようか、いつもなら四人一部屋なんだが…』
ニコ『流石にこの人数だから複数借りたけど、
誰かと一緒が良いとかあるかな?』
クルミ『私達は…まぁ要望がなければ纏まって
寝てるから良いんだけど』
オトギ『へへへ、遅くまで起きてるならこっちに
纏まったほうがいいよー』
ミユ(ススス…ぴとっ)
ラブ「…すっかり見慣れたな、このキツネに
くっつくウサギの図。」
スオウ「早く寝るならユキノやニコのとこで
良いのか?明日も色々するだろうしな。」
カズサ「クルミさん?夜にお菓子パでもしない?」
クルミ『良いわね、買ったもの広げてパーッと
やりましょ。お茶も用意しとくわ』
モエ「くひひ…(カロリー的な意味で)破滅的だね」 - 108二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:49:22
待機やね
- 109二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 04:46:52
ユキノ組部屋
ユキノ『そう言えばスオウ、君は以前ハイランダーに
所属していたと聞いたが…』
スオウ「以前はな、そこで問題を起こして
自主退学して街を彷徨ってたんだ」
ニコ『あー、もしかしてあの赤い空の関係?』
オトギ組部屋
オトギ『次のターンで回復と属性防御頼むねー、
この体力だと多分持ちこたえれない。』
ラブ「あいよ…念の為に殿リニューライフで
鼻息対策でも積むか。」
ミユ「夜更かししながらゲーム…たまにはいいよね…」
クルミ組部屋
カズサ「今更だけど、夜更かししながらお菓子とか
大分背徳的な事やってるよね。」
クルミ『やりたいことやってる感じでいいじゃん。
(マシュマロを口に入れてる)』
モエ「いやー、これはデブるかもしれないねぇ。
見てよこのお菓子の袋、いやー破滅破滅。」 - 110二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 11:29:43
翌日 宿の玄関前
オトギ『いやー、昨日は盛り上がったね。迷宮に
カートまで遊んでぐっすりだったよ』
ラブ「それでこの起床の早さだもんな、いや
おかしいじゃん…普通はもっと寝坊するよな?」
ミユ「オトギ先輩はいつもこんな感じだよ…?」
ニコ『本当に寝てるのかしら…いつも一緒だけど
心配にはなるのよね。』
ユキノ『身体に不調さえきたさなければそれで
良いんだが…以前、寝不足で背中撃たれたからな…』
スオウ「…下手すれば怪我じゃ済まないぞそれ…」
モエ「流石に夜ラーメンはやりすぎだと思ってる、
これは反省しないとね…」
クルミ『カズサはお菓子食べてから身支度終えて
寝てたもんね…』
カズサ「いや、ね?お菓子までは良いと思ったの…
ラーメンは流石にないかなーって…」 - 111二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 15:38:59
山海経 サヤの研究室
「出来たのだ、他人の人格を勝手に変えてしまう
化け物みたいなクスリなのだ…!ふふふ、
あまりにも危なくて他人では試せないのだ…。
でも自分で試すのもなんか怖いし…いつもの
お狐達は今旅行だし…どうしよう…」 - 112二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 20:25:14
サヤ「ということでちょっと試してほしいのだ」
サキ「断る!なんでそんな危ない薬のテスターを
私に任せようとするんだ!そもそも前の薬でも
結構な傷になってるんだぞ?」
ミヤコ「本当にそうです、最近サキをそういう
目で見てしまうことが多くなって…ねぇ?」
子兎公園に突撃して2人にテスターを頼んだが
断られてしまう
サヤ「こりゃ参ったのだ、誰かテスターになって
くれる人は居ないのだ…?あ、お巡りさん…!」
「あっ…どうもネズミさん。珍しいですね」
サヤ「ボク様は薬子サヤという名前があるのだ…
えっと、名前なんだったっけ?」
「中務キリノ…キリノって呼んでくれて良いですよ!」
サヤ「いやー、お勤めお疲れ様なのだ。最近暑いから
飲物での水分補給も忘れたらダメなのだよ(お薬渡す)」
キリノ「あ、差し入れですか?ありがとうございます
(何の疑いもなく飲む)」 - 113二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:49:55
キリノは………うん
- 114二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 04:29:17
サヤ「しまった、飲ませるつもりじゃ…」
キリノ「…ありがとうございます。では本官は
これから街のパトロールを…うーん…
なんか急に身体が重くなってきたので帰ります」
サヤ「う、うん…気をつけて帰るのだ…。
あれは、いや、なんの人格が…まだ、効果は
でてないかも…後をつけるのだ…」
キリノの後ろをボク様自慢のスニーキングで
こっそりと追いかける…
サヤ(もし…危ない人格なら、またこのお薬を
ぶち込んで修正しないと…) - 115二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 12:25:20
「(ガチャっ)…」
普段なら帰還報告でもしにいく様なキリノが
無言で席に戻り、そのまま足を机に乗せて
ペットボトルの水を飲む…
フブキ「おぁっ、帰っ…てたんだね…?
き、キリノ…?流石にその格好は行儀悪いよ…」
キリノ「…(スッ)」
一瞬だけフブキに目線を合わせるとそのまま戻して
机からも足を降ろす。
フブキ「(な、なんか急にガラが悪くなった…
このパトロール中に何かあったのかな…)
き、キリノ…何か嫌なことでもあった…?」
キリノ「別に…ちょっとだけ感謝もされずに
パトロールするのが苦痛とかそういうのじゃない。
(拳銃を抜いて机の上で整備を始める)」
フブキ「(いや、絶対に嘘じゃん…!)」
サヤ「おわー…これはとんでもない性格になったのだ…」 - 116二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 19:11:25
キリノ「ん、サヤ。あのドリンク美味しかったよ…
ちょっとだけ滑らかにしてほしかったけど」
サヤ「お、おぅ…ボク様は天才だから次は
しっかりとのどごしも追求するのだ…」
フブキ「へ…いや、いつの間に…!?というか
サヤ…?あのお薬連続犯の…?」
サヤ「なんか不名誉な呼び方なのだ…」
フブキ「というか何してくれてんのよ!キリノが
すっごく話しかけ辛くなったじゃん…!」
当のキリノは全く気にしておらず拳銃の整備を
進めていく、その姿勢は全くの別人だ…
「おーっす、元気に仕事してる?2人に
休憩用のドーナツ、買ってきたッスよ…
キリノ、雰囲気変わった?」
キリノ「え、そうでもないと思う…まぁ、
ちょっとスレてるところはあるかもだけど…」 - 117二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 19:38:37
カンナ「…で、私まで呼ばれた訳だが。確かに
今のキリノは変だ、具体的には性格がまるで
別人のようになっている」
コトカ「いやー、あの目で睨まれた時は背中に
変な汗が流れたッス…ヘビに睨まれたカエルって
あんな感じなんスかね?」
フブキ「そんなのはどうでもいいよ…元のキリノを
返してよ…怖くて一緒に居たくないよ…」
サヤ「アレに関しては…時間が解決してくれるのだ。
時間だから手の施しようがないのだけど…」
キリノは整備をしていて聞く耳持たずなので
少し離れたテーブルに四人が集まる…
カンナ「さて、じゃあどうしてキリノに薬を
飲ませたのか…聞かせてもらおうか?(ギロッ)」
サヤ「ひゅ…実は、今日暑かったから無意識に
飲み物として渡してしまったのだ…」
フブキ「薬を飲み物代わりに渡した…?局長、
流石にこれは逮捕するしかないですよ!」 - 118二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 23:46:58
これはサヤが悪いわな…………
薬の治験は契約した人だけにしておけば……………
あれ?今のサヤのやっていることって……… - 119二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 06:56:49
サヤ「待つのだ…今回は不注意でこんな事を
してしまったのだが。今回だけなのだ…許して
欲しいのだ…(まぁ他にも色々あるけど秘密なのだ)」
カンナとコトカはサヤの事を怪しく思い
背景を洗うことにする。フブキはとりあえず
キリノの近くに行って
フブキ「ね、ねぇ…一緒にドーナツでも食べない?
あ、あまり根を詰めすぎても毒になるよ。」
キリノ「…そうかな?それなら休憩にするか。」
フブキ「(性格は変わっても根っこはそのまま
になってるのかな…)」
サヤは2人に睨まれて全く身動きができない - 120二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 12:06:14
キリノ「…まぁまぁ、確かに薬渡してきたのは
問題だと思うけど案外悪くも無いですよ。
普段抑えつけてた衝動も全部表に出せる、
中々無い体験で本官も楽しいよ。」
フブキ「取ってつけたかのような本官、
私じゃなきゃ聞き逃すね」
キリノ「いいじゃあないか…というかフブキも
次のパトロール、一緒に行くぞ。拒否は…しないよな?」
フブキ「ヒュッ…わ、分かったよ。た…たまには…
いいかもしれないね…?」
ドーナツを手に取り、口に放り込む
サヤ(オトギを思い出す大口なのだ…いや、あの人は
なぜかサイズ変えれるんだけど…)
コトカ「喉、詰まらせるッスよ?(ペットボトルの
お茶を投げて渡す)」
キリノ「ん…ありがとう副局長」 - 121二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 14:22:02
キリノ「んじゃ、フブキと一緒に害虫共の
一掃に行ってきます。それ食べたら行くよ。」
フブキ「…!?う、うん…(害虫…!?)」
カンナ「害虫…」コトカ「害虫…」サヤ「害虫…」
キリノはさっさと外に行って車両を準備する
フブキ「ねーぇ!キリノが怖すぎる!」
カンナ「流石に害虫呼びは…あまりにもだな」
コトカ「一体中にどんな人格が入り込んでるんだろ…」
サヤ「自分で作っておいてだけど…これは危険なのだ…」
フブキは助手席に乗って気まずい車内での
沈黙を過ごす、話しかけても会話を繋げれる
気がしない
キリノ「…」フブキ
キリノ「珍しく害虫が静かだったな」
フブキ「…あのさ、害虫呼びは止めなよ。
同じ人なんだからさ…」
キリノ「…そうか」 - 122二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 18:07:54
サヤ「…なんてこともあったのだ、そしてまだボク様は
矯正局から出してもらえないのだ!?」
コトカ「当然ッス、背後を色々と洗わせて貰ったら
どうやら色んな人に『お薬』与えてたらしいッスね?」
サヤ「待って欲しいのだ!殆どの人は許可と
お薬の約束書を貰ってあるのだ!」
コトカ「その貰ってないとこが多いから
ぶち込んであるんすよ!」
貰ってない被害
ミヤコ(生やす薬)
ニコ(姿が変わる薬)
キリノ(性格が変わる薬)
キキョウ(姿が入れ替わる薬)
モブ(絆ストのアレ)
サヤ「うーん妥当!ボク様反論できない!」
カンナ「まぁ短期間だ、しっかり反省して
この様な事態を起こさないように。」 - 123二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 20:54:00
特別編
アイン「何の脈絡も無いけどこの本で見た人を
風船みたいにすることをやってみようと思います…」
マルクト「唐突ですね、誰か協力者でもいるのですか?
…まさか私達を膨らませるという事は」
アイン「それはないです、そしてここには
誘拐した七度ユキノを実験に使います」
ユキノ「くっ、きつねうどんを人質(?)に
使うとは…卑怯者め…」
アインは慣れた手つきでホースをユキノの口へ
突っ込んで水を入れる
マルクト「…(生身の人って膨らむのかな、いや
破裂するだろうなぁ)」
アイン「凄い凄い、どんどん水が入っていきますよ」
ユキノ「待って…!もう無理…溺れる!!
やめてくれえ!助っ…(溺れる様な悲鳴)」
マルクト「…ところでその風船本はどんな結末を?」
アイン「晒し者にされて終わりです」
ソフ「ところでさっきから実験体に動きが
無くなったのですが?」
オウル「これ内側から壊れたんじゃない…?」 - 124二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 23:54:32
待機しておきますね
- 125二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 05:52:39
マルクト「…あ、これダメですね。実験は中止、
今から緊急オペを始めます。…人の内臓をさわれる
機会があるなんてこれはうれしい誤算」
ユキノを逆さにして体内の水を排出、その後に
口からロボットカメラと治療の為のアームを
入れて内臓を確かめる
オウル「あー…水の内圧に耐えられずに肺が
傷ついていますねぇ、やっぱり本と現実は
違うということでしょうか。」
ソフ「…でも苦しんでるあの姿、中々刺さるものが
ありましたねぇ。アレだけ強い人もこの拷問?
には勝てないということですか。」
アイン「拷問したわけじゃなかったんだけど…」
マルクト「とりあえず、人は脆い。内臓も脆い。
あまり本を参考にした癖はよろしくない。…
まぁ、私は人体を詳しく知れて楽しい訳ですが。」
ユキノ「三途の川の向こう岸で緑の髪の人が
手を降ってた…」 - 126二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 12:59:02
ユキノ『人は風船にはなりません、破裂するか
窒息するかのどちらかですので。(喀血)うー…
しばらくは血の味と付き合うことになりそうだ…』
マルクト「生きてる証拠ですよ(適当)そして
お詫びとしてこの私達と同じような服を
お渡ししておきます」
ユキノ「かなり露出に不安のある服だな…
なんで前開きなんだコレ…」
とりあえず元の場所に送り返してもらった - 127二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 19:54:31
北部自治区 二日目
オトギ『いや寒い…思ったより冷え込んでる、
もうちょっと厚着したい…』
ラブ「今日は、ちょっと宿に籠もってたい気分…
というか本当に恐ろしいな、見てよ地面…ツルツル」
ミユ「ひゅっ!?(頭を転んでぶつける音)ふえぇ…」
ニコ『どうしようユキノちゃん、もう挫けそうな
人達もいるよ。ユキノちゃん?』
ユキノ『いや、本当に寒いのはそうだな…あとは
少しだけ私も体調が悪いことだ(喀血)』
スオウ「少しだけじゃないな、宿でゆっくりと
休んだほうがいい。喀血するって何したんだ…」
クルミ『…(オシャレ度外視でスカート+ジャージ)
むっちゃクチャ寒い!カズサも着たら…?』
カズサ『(同じ格好)スイーツどころじゃないわね…
足から冷え切って折れそう。』
モエ「カイロガン積みで耐えるしか無いね」 - 128二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 23:33:55
待機します!!!
- 129二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 08:47:27
さて、どうなる?
- 130二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 12:18:03
ユキノ『そ、そうだな…今日は宿班と外班で
分けよう…うぇっ、あーもう…なんで喀血なんか…』
ニコ『それじゃあ、お出かけする人はしっかりと
防寒準備…それとお買い物もしにいくわよ。』
オトギ『寒い以上にいろんなご飯を見に行ける
のが楽しみなんだよね…これも旅行の醍醐味?』
スオウ「まぁ…そうだな、旅行でなくともあちこち
流浪しながらその場で飯を探すのも悪くない」
カズサ「それも良いわね。あ、これ宿組からの
買い物メモだってさ。」
ユキノ『まさか私がこっち側になるとは…体調管理も
しっかりしていたはずなんだが…』
クルミ『そうね…喀血なんてそうそうなるものじゃ
無いと思うのよ。心当たりある?』
モエ「破滅的症状ではあるんだけど破滅するのは
やめてよ?まだ若いんだから。」
ミユ「うぅ…頭痛いよぉ…」
ラブ「よしよし…冷やしておくから泣くな、
というかこっち見事にSRT組だな…」
どうでもいいけど最近暑すぎて扇風機から
離れられない、でも寝る前には切っておこう。
頭痛くて辛くなるぞ - 131◆fVfDDBcxl625/06/06(金) 18:03:51
ニコ『さて…昨日は各自別行動してたけど、
今日はとりあえず朝市から回ってみるわよ。
新鮮な海の幸が水揚げされてるらしいじゃないの。』
カズサ「海の幸か、これだけ寒い海なら何が
取れるのかしらね。あっちの海とも違う…いや
全然違うね、ここまで波立つ事無いし…」
オトギ『すっごい波…これ海の方に出れてるの?』
スオウ「見にくいが…沖合に明かりが見えるな、
あっちの方が静かみたいだ」
朝市の中
オトギ『おぉ、茹でてないカニってあまり
鮮やかな色をしてないんだぁね。』
カズサ「ふーん…確かにあまりパッとしない
色合いね。(茹で毛ガニを見て)うん、やっぱり
こっちの方がよく見るね。」
スオウ「…3人にこれでも贈っておくか。
(アキアジを1尾買って郵送してもらう)」
ニコ『ふぅん…鮮度良いわね。これならどれを
買っても…(頭を下げた拍子に耳を挟まれる)
いぃっだぁい…耳がぁ!?』 - 132二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 22:58:37
まつよ
- 133二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 04:54:01
…
ニコ『離れないので買ってきました、コレが
生の毛ガニです、そして私は怪我人です。』
スオウ「うむ、怪我人だな。そのハサミを…
いや、力強い…み゛っ!?(指を挟まれる)」
カズサ「コレがキヴォトスデスシザーズ…」
オトギ『何いってんのキヴォトス基準の毛ガニに
決まってるでしょ…キヴォトス基準とは?』
ニコの耳から離れない毛ガニはそのまま購入、
人目を集めながら朝市から出てくる。
オトギ『似合ってると思うよ?』
ニコ『あら、そうかしら。じゃあお裾分けね?』
スオウ「くっ…このカニめ…ダメだ、離れない…」
カズサ「…あのカニ本当に恐ろしいわね、
もしかして水槽越しに私達の耳も狙ってたり?」
この後、毛ガニはバラバラにされて食卓に
並ぶことになる - 134二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 07:40:59
オトギ『そういや私達いないけどサヤはまだ
あの怪しい薬の実験とかしてるんだろか?
頭の片隅にあって割と嫌な思い出なんだけど』
ニコ『私はそれよりもこの毛ガニが離れない
のがとても苦しいんだけど…いつまで
耳とスオウの指を挟んでるのかしら…』
スオウ「そろそろ指先が痛みを失ってきて
ゾーンに入る頃だ。ハイにはなれないが…」
カズサ「(毛ガニを掴もうとして…)いたたた…
足を巧みに使って手を刺してくるんだけど!」
オトギ『ハサミ2本だけだしもう安心だね
(耳を近づけて)ほれほれ、ハサミは無いから
掴めないだろー(両耳ギュッ)みゃぁぁぁぁ!?』
ニコとスオウからハサミを離した毛ガニがオトギの
両耳を根本から掴む
ニコ『良かったじゃない、好かれてるみたい
』 - 135二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 13:51:42
サヤの研究室
サヤ「ようやっと帰ってこれたのだ…あの狐が
矯正局の壁に穴を開けてくれて助かったのだ…
と、言うわけで!今度はボク様が身を守る用の
護身薬と惚れ薬を作ってワクワクするのだ!」
「まずは護身薬、自分に有利な効果を残して
極力デメリットを削除していくのだ…味は〜
メロンソーダくらいがいいのだ。」
護身薬(身体がフワフワになる)
「そして惚れ薬!これは…どの程度がいいのかな…
まぁ良いや、ランダムダイス調合するのだ!
(効力dice1d10=)大きければ強くなる!
最低保障は手を繋いで街に出れるレベルだ」
「今回の相手は…dice2d162=」
(旅行組がいた場合dice4d162=104 34 89 65 (292)
を補充要員として空きスロットに割り当て)
- 136二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 13:53:28
あんれ、うまく出力出来てないな
dice1d10=9 (9)
dice2d162=77 105 (182)
- 137二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 19:30:24
サヤ「今日のお薬の実験台はどこにいるのだ〜、
…おっ、アレは救護騎士団の注射を何度も
刺してくる子なのだ。なんて言ったっけ、ハナエ?」
ハナエ「あっ、ネズミさんこんにちは!」
サヤ「ネズミさんじゃなくてボク様はサヤなのだ、
前に血液検査した時に腕を真っ赤にしたこと
許してないのだ。」
ハナエ「あ、あの時は本当にごめんなさい…
悪気はないんです、ただ刺しても血が採れないだけで…」
すぐにチェーンソー取り出したり切り落とそうと
したりする辺りすごく怖い印象が拭えないのだ
サヤ「それだけで…んぉ?喧嘩かぁ、珍しいのだ」
ハナエ「け、怪我人は居ませんか…?」
「あっ…す、すいません!お手を
貸してもらえませんか!」
サヤ「んぉ、ミモリちゃん!?どうして」
モブ「ゲェーッ、サヤ!?」「逃げろ!溶かされる!」
「ひいっ…お助けぇ!?」「救護騎士団…あの女がなぜ」
サヤ「悪評と悪印象でここまで怖がられる…?」 - 138二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 22:49:23
サヤ「大丈夫だったのだ?酷い奴等なのだ、
ミモリに寄って集って暴力を振るうなんて」
ハナエ「大変です、今治療しますね!
(グラインダーとチェーンソーを取り出す)」
ミモリ「ちょ、ちょっと待ってください!?
そのような物騒な物を使わなくても大丈夫です…!」
ハナエ「あ…あはは、ごめんなさい。(サヤの腰元の
薬を消毒薬として綿に染み込ませる)消毒して
絆創膏貼っておきますね?」
サヤ「さて…これにて一件落着なのだ。ボク様は
これで失礼するのだ。ふふふ、誰にしようかなー…」
腰の薬を取られた事も知らずにサヤは街へと
繰り出していく…
ハナエ「ちょん…ちょんっと、これで消毒完了です。
あとは絆創膏を…(ぎゅっ…左腕をミモリに掴まれる)
んー、どうかしましたか…?」
ミモリ「あの…お礼をしたいので、少し部屋に
来てくれませんか…?」 - 139二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 06:20:35
サヤ「ふふーん…誰がこの薬を使ってくれるひと…
ん、無い!?ボク様のあのお薬がない!
ど、どこに落としたのだ!?いや、それなら
割れた音もするしボク様も気づくはず…一体
どこで無くしたのだ!?」
先程不良達と会った場所に戻る、そこには
空っぽになった空き瓶と液体が転がっていた。
サヤ「まさか…いやそんな、医療関係者ぞ?
そんな怪しい薬をホイホイ塗りたくるわけが…
ハナエー、どこに行ったのだ〜?」
…
ハナエ「そうなんですか、花嫁修行を…でも
これは普通のデート、とは違うんですか?」
ミモリ「そうかも知れませんね、でもここから
手応えをつかめる、いえ掴んでみせます。」
ハナエは困惑しながらも花嫁修行…とは名ばかりの
デートに乗る - 140二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 13:57:11
サヤ「まずいかもしれないのだ…あの惚れ薬は
結構強めに出来上がったから監視をしないと…
今度こそボク様が…ひぃぃぃ!?」
絶対に危険ラインを超えそうになったら止める
という決意を固めて探しに回る、
なら作るな?それはそう
ミモリ「(ふふふ、ただのデートになっていますが…
花嫁修行よりもなんか充実してますね…)」
ハナエ「(どうしよう、花嫁修行になってるかな…
今のところただのデートに…)あ、もうこんな時間…」
ミモリ「あ、そんなに経っていたのですね…
あの、ハナエさん…これ、食べてもらえますか…?」
花嫁修行の途中で買った串焼き…一本だけだが
それを手渡す。
ハナエは何の迷いもなく受け取り一口…そのまま
ミモリに支えられながらどこかへ行く
サヤ「まーずぃっ…」 - 141二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 16:59:18
サヤ「あれからボク様のスニーキングスキルで
こっそりと付けまわった結果、この空き家に
入っていったのだ…もしもハナエに危険が及ぶなら
この身を傷付けてでも守らなければなるまい…」
覚悟を決めて天井裏からのぞき込む…
中には目を覚まして縛られてる事を感じ取り
困惑するハナエと嬉々として眺めてるミモリがいる…
ハナエ「あっ、あのっ…私なんで縛られて?
それにもう救護騎士団の集合時間を過ぎて…」
ミモリ「私、気がついてしまいました。
花嫁だけがいい子にしていても…貴女は離れて
行ってしまう。それなら…離れれないように
閉じ込めておけば…幸せになれると。」
サヤ「ここまで性格も変わる惚れ薬、流石ボク様…
じゃないな、これ相当まずい気がするのだ…」
ハナエ「そんな…無理矢理閉じ込めては相手の
気持ちも考えないと幸せは(ドスッ)みっ…モリさん?」
ミモリ「なんでそんな事を言うのですか…?」
ハナエ「あっ…えっ…そのっ…なんでもないです…」
一瞬だけ感じた本物のドス黒い気迫に気圧される… - 142二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 23:41:16
待機ですな
- 143二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 08:14:18
サヤ「おおっとぉ、これは流石に割って入るしか…
(いやでも刺される…ここは覚悟、覚悟なのだ…)
ちょぉっと待つのだ!」
ミモリ「貴女、あの時の…邪魔をしないで下さい!
この泥棒猫!」
サヤ「ボク様は猫では無いのだ、ネズミなのだ!」
ハナエ「そんな事良いですから助けて下さいー」
ミモリ「…この泥棒鼠!」ハナエ「言い直したぁ!?」
サヤ「正気に戻るのだ!この…冷え切った水でぇ!」
瓶に詰めた氷水をミモリに浴びせてハナエを
担いで、担い…で…?
サヤ「ごめん、重いのだ…」ハナエ「待って、今は
物凄くマズイですよ!?お願いだから持ち上げて
逃げてくださいよぉ!」
ミモリ「許しません…許し…クシュン!(ふるるっ)
ぜ、絶対に許しませんよっ!!ケホケホ…」
サヤ「ぬぉぉぉ…今だけ持ってくれ私の腕ぇぇ!!」
ハナエを持ち上げて逃げ出した - 144二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 11:07:50
サヤ「ふーっ…ふーっ…も、もう限界なのだ…
あ、あとは自力で逃げてくれなのだぁ…」
ハナエ「え、えぇ!?そ、それなら足のロープを
解いて下さいよ!このままじゃ仲良く
女体盛り(18G規制)されてしまいます!」
サヤ「はっ…!わ、分かったのだ…ハナエだけでも
たすかるのだ、私を置いて先に…」
ハナエ「いえ、サヤさんも持っていきます!」
ミモリ「これが…愛の逃避行?そこに私がいないのは
解せませんが、勉強になりますね…」
妙に落ち着きを取り戻したミモリは2人を影から
観察する… - 145二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 18:22:39
サヤ「に…逃げ切ったのだ…?ひぃ!?」
ハナエ「も、もうダメです…オシマイです…!」
先回りしたミモリの前に出てしまい2人は
膝をつき、慄く
ミモリ「ここでその鼠を…クシュン、うぅ…
な、なぜ私はここに…それに頭が…」
ハナエ「…もしかして、効果が消えた…?」
サヤ「なのだ…?助かったのだ!」
このあとハナエはミモリを看病してサヤは
風邪薬を作って与えた、副作用は無かったみたいだ - 146二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 22:41:58
北部自治区編
ニコ『え、ヘリが故障して帰れなくなった…!?
やっぱり整備に来なかったから…?』
モエ「いや、都度抜け出して整備してたんだよ。
そして今日になっていきなりエンジンパイプが
外れてるんだ。」
ミユ「そんな…一体誰が、それにここなんて…」
ユキノ『…今日一日はここで警備しながらの
宿泊か、各自火種と薪を組んで篝火を。』
オトギ『すっごい雰囲気でるじょん、これなら
ネズミ一匹見逃すことはないね。』
クルミ『けど、なんか嫌な予感が拭えないのよね…』
スオウ「壊さずに故障だけさせる…?理解に苦しむ」
ラブ「普通は完璧に壊したり使えなくしたり
するものだと思うんだけど…」
カズサ「とりあえず、1日空いた、ってことで良いのよね」 - 147二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 05:36:18
「あら…皆さんお揃いでどうしたのですか?」
ニコ『あら、前にお店に来てくれた…』
クルミ『あの人ね…ここの出身だったのかしら』
オトギ『ごめんねー、今は旅行中だから
出前は受けてないんだよ、ごめんね~』
ユキノ『それよりも…隠しきれないその油の
臭いは、私達には隠し通せないぞ?』
「あら、流石に獣の生徒は騙せませんか…
その通り、ヘリに少し細工をしましたわ。」
ミユ「ひゅっ…(ラブを盾にする)」
ラブ「ちゃっかり人を盾にするのやめて?」
カズサ「(顔怖っ)」スオウ「敵か?」
「まぁ、事を荒げるつもりは無いです。その狐達に
少し用事があるだけですから…」
ユキノ『…なら、いいだろう(ニコを同行させて
倉庫の一室へ)で、用事とは?』 - 148二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 13:44:46
ニコ「土生アザミ、百鬼夜行連合学院の
花鳥風月部所属…でいいのかしら。」
アザミ「調べがついているなら…この姿で話す
意味もありませんか。(笠ポイー)」
ユキノ『本性を現したね?…着痩せしてたのか、
なんて凶悪な本性をしてるんだ…』
アザミ「あぁ、持たざるものですもんね。」
ニコ『…すぞ』ユキノ『聞くだけ聞いて断るぞ?』
アザミ「…久し振りに背筋が冷えましたわ。
と、とりあえず…百鬼夜行の内情を知りたいので
そっちに雇いなさ『断る』…早すぎる。」
ニコ『持たざる者と持つ者は相容れない存在…』
ユキノ『社員には甘く、部外者には厳しく』
アザミ「…くっ、煽ったのが間違いでしたか。
すいません…雇って下さい…(土下座)」
アザミ「ここで土下座を披露することになるとは…」
オトギ『あ、土生…(シュルシュル…キュッ)
ぐぇっ…(ガブッ)いひぃ!?(ビリビリ)』
アザミ「どじょう じゃない。ハブだ。」 - 149二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 21:52:13
- 150二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 23:55:46
こりねぇサヤなのであった
- 151二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 02:01:31
待機
- 152二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 06:23:12
サヤ「この人は…護衛の2人が殺しに来そう。
風紀委員、うーんこの人も後始末が怖い。
狙い目はこのメガネの子とシズコ…
うーん…どうしようか…」 - 153二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 10:00:51
サヤ「ふむふむ、ヴェリタスのコタマか…
どうにかしてこっちに呼んで…いや、こちらから
堂々と出向いて用件伝えるかぁ!
そのほうが早いしその後の解決も楽なのだ!
そうと決まれば…早速ミレニアムへ出発!」
研究室の扉を開けると…
「どこへ行こうとしてるのかしら…?」
サヤ「oh…き、桐生キキョウさん…なぜここに
居るのだ?百鬼夜行に戻ったはずでは…」
キキョウ「忘れ物を取りに来ただけよ、それよりも…
その怪しい飲み物、一体なんなのかしら?」
サヤ「こ、これは…ビタミン液なのだ。だから
特に怪しいものでも無いのだ…!」
キキョウ「…なら、この場で飲んでみなさい。
『えっ』飲んでみなさい。ビタミン液なら
戸惑うことないでしょう?」
マズイのだ、このまま無視するわけにも
飲むわけにもいかない…これがチェックメイト…
詰みというものなのだ…!? - 154二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 18:16:50
サヤ「くっ、これが身から出たワサビって
やつなのだ…仕方ない、これでも食らうのだ!
(ぼふんっ…モクモク)煙玉なのだっ!」
キキョウ「こんな目眩ましにわた…っ!?」
(鼻腔を突く匂いに思わず距離を取る)
マタタビ煙玉…!?なんて手の込んだ物を…」
煙が晴れた時には既にサヤの姿は無かった、
キキョウは反吐をした
サヤ「ふふふ、嗅覚に優れた参謀でも本能には
抗えないのだ…!流石のボク様なのだ…さて、
あのコタマという人にはどう接触しようか…」
全力でキキョウから離れて公園の植え込みに隠れる
サヤ「おや、今日は兎達も大人しくしてるのだ…」
静かな公園を駆け抜けてミレニアムへと急ぐ - 155二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 23:49:09
…………そろそろとんでもないしっぺ返しが来そうなサヤだな
- 156二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 05:37:44
サヤ『ミレニアムに着いたぞ!…とは言っても
あの子の所属してるとこはどこにあるのだ?』
モモイ『ん…あの時のネズミさん?おひさー、
今日は何しに来たの?面白い薬品?』
ミドリ『薬品とは限らないんじゃない?ガスとか
あの手にした怪しい瓶で人を…』
サヤ『なんかボク様の印象がテロリストっぽいのだ。
違うのだせめてマッドサイエンティストと…
そういえばあのユズ、という子は大丈夫なのだ?』
モモイ『ユズならあの体使いこなして隠密ライフを
満喫してるよ、隠れるのに便利なんだって』
ミドリ『というかスライム化してから戻りません、
半透明なのは戻りましたけど…』
サヤ『まぁ、気にするななのだ…それよりも
今は、コタマという人を探しているのだ。
2人とも何か知らないのだ?』 - 157二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 15:27:06
モモイ『それならマキちゃんが詳しいと思うよ、
今ならどこかに壁にグラフィティしてると思う』
ミドリ「壁への落書きは止めよう、って
毎回言われてるんだけどね…」
サヤ「マキ…もしかして赤い髪した小さい子なのだ?」
モモイ「うん、知り合い?」
サヤ「最近バイト行ってたところで偶然会ったのだ」 - 158二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 20:19:33
サヤ「ってな事で、マキちゃんよろしくなのだ」
マキ「え、嫌なんだけど…なんで片棒を担ぐ真似を
しないといけないのさ、先輩に報告しとくから」
サヤ「くそぅ…予定外だが仕方ないのだ…」
ヴェリタス部室前
マキ「はぁ…どうしてあのネズミは怪しい薬を
諦められないのかな…」
サヤ「(ヌッ)それはね、君がグラフィティを
止められないのと一緒なんだ。」
マキ「…!?いつの間に…はぅっ…」
サヤ「安心するのだ、少し眠ってて貰うぞ。」
部室へ侵入するサヤ…どうやらコタマはシャーレの
生活音を聞いているようだ。
そしてコップの飲み物をお薬と取り替える…
サヤ「…どこまでロリになるのか楽しみなのだ」 - 159二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 23:34:19
待機っス
- 160二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 03:01:21
サヤ「ロリになったけどそんなに変わらないのだ?」
コタマ「油断したよ、まさか直接盛りに来るなんて。
とは言っても服がダボダボになったくらいだから
そんなに被害は無かった。残念だね。」
マキ「このネズミめ…後ろを付けてくるなんて
どこの蛇なんだよ。しかも普通に気が付かなかったし…」
チヒロ「…エンジニア部と引き合わせて
キヴォトス1のトラブルメーカーにしようかしら…」