【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(10)

[1 マコトに関する経過報告書く人 25/05/16(金) 08:11:05]

逆にマコトを監禁して無理矢理乱暴しようとする様子を生配信したら、どんな反応や対応があると思う？

10スレ目だ。9.5スレ目も変な所で落ちてしまったが、まあ小数点で続けるのも収まりが悪いからな。

落ちてから少し経ってしまったが、どうせなら完結するまで続けたいだろう？

2スレ目で負傷した時、妙な傷だと思ったが、議長も治りが悪いとはな。今更ながら、厄介な任務を受けてしまったものだ。

まあ私はもう完治したからそれは良い。彼女の方はまだ尾を引いていると聞いたが……大丈夫だろうか？

議長の顔写真はまだ何枚かストックがあるからスレ落ちで立て直しても大丈夫だ（落とすな）。

現スレ主のSSスレと化してるが、現SS以外の概念やSSも待ってるからな。

[2 マコトに関する経過報告書く人 25/05/16(金) 08:11:36]

1スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど｜あにまん掲示板

2スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(2)｜あにまん掲示板

3スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(3)｜あにまん掲示板

4スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(4)｜あにまん掲示板

5スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(5)｜あにまん掲示板

6スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(6)｜あにまん掲示板

7スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(7)｜あにまん掲示板

8スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(8)再建｜あにまん掲示板

8.5スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(8.5)｜あにまん掲示板

9スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(9)｜あにまん掲示板

9.5スレ目

【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(9.5)｜あにまん掲示板

[3 マコトに関する経過報告書く人 25/05/16(金) 08:12:35]

現行SSのまとめ兼過去スレリンク置き場

って事になってる奴。最近更新が滞っている。

「羽沼マコトに関する経過報告書」/「虚言術士φ外道＠燕石彼岸花代表」のシリーズ [pixiv]

微修正した物を纏めていますが基本的に話の流れに影響はありません。

[4 マコトに関する経過報告書く人 25/05/16(金) 08:12:52]

前回まで出た概念
・傷心マコト（SSの原点）
・妊娠マコト（SSの経過）
・生贄を要する遺産破壊に『使った』マコト（SSの主題）
・監禁暴行組織万魔殿
・総員ふたなり万魔殿
・乱入系風紀委員空崎ヒナ
・精神崩壊マコト
・お通夜モードゲヘナ
・男先生におびえるマコト
・アンジャッシュ

[5 マコトに関する経過報告書く人 25/05/16(金) 08:13:46]

前回までのあらすじ
ふざけ倒す先生から、ミレニアムでの最新臓器置換手術の治験の話を貰いました。

[6 二次元好きの匿名さん 25/05/16(金) 08:38:43]

縦乙、お久しぶりです

[7 マコトに関する経過報告書く人 25/05/16(金) 08:48:36]

マコトに関する経過報告：調月リオの場合

　ミレニアム、セミナーが抱える応接間。頻繁に利用している生徒が一名、普段はまず来る事が無い生徒が三名。
「すみませんね。本来ならば、セミナー会長が応対すべきなのですが。あのげす」
「部長」
　車椅子の少女は、小さく咳払い。
「……んん、あの女は一時的に校舎を離れておりまして」
「ああ、聞き及んでいるさ」
「その為に事実上の副会長格である早瀬ユウカがこちらにいる訳ですが。事が事ですから、責任者としての三年生が必要かと思いまして、私明星ヒマリが参った次第です」
「成程」
　マコトは万魔殿の長として、当然ヒマリの事を知っている。先の色彩との戦いでは空飛ぶ戦艦に乗り込み、情報戦に於いて主戦力として働いたとか。
「天才様がお出迎え頂けるとは、随分な歓待だな？」
「可愛い後輩達の研究材料として手伝って頂いてるのですから、この位は当然です。ああ、それと。ここに通っている子達は、皆何らかの天才ですよ。私が全てに於いて特別秀でた完璧にして十全な大天才だと言うのは間違いありませんが」
「部長」
　凄まじい自己肯定感だな、と感心してしまうマコト。自分もかなり自信はある方だと自負しているが、流石にここまででは無い。
「……ごめんね？　ちょっと自信満々過ぎるけど、ちゃんと優秀だから」
「ちゃんととは何ですかちゃんととは」
　マコトは、やけに布地の少ない服を纏う生徒を眺めていた。空崎ヒナ、とまでは言うまいが、銀鏡イオリ辺りに匹敵する猛者の様に見受けられる。これで一年生だと言うのだから末恐ろしい。全身に貼られた湿布などを鑑みるに、恐らく自身の限界を超えて稼働する術を身に着けているのだろう。
　ただの介護では無く懐刀か、そう判断した。
「そろそろ本題に入っても良いですか？」
「あ、ごめんね。どうぞ」
「はい。では議長、こちらの資料をご覧下さい」
　青髪の少女、早瀬ユウカが書類を取り出す。マコトがシャーレで見た物によく似ているが、どうやら完成版として所々が改められている様だ。

[8 二次元好きの匿名さん 25/05/16(金) 10:27:29]

待ってました

[9 マコトに関する経過報告書く人 25/05/16(金) 12:00:20]

もう落とさない様にもうちょっと投稿ペース上げようと思ってます（思ってるだけ）

[10 二次元好きの匿名さん 25/05/16(金) 12:19:23]

了解しました
応援します

[12 二次元好きの匿名さん 25/05/16(金) 12:45:05]

良いね…好きだ…

[13 二次元好きの匿名さん 25/05/16(金) 22:20:20]

楽しみにしてます

[14 二次元好きの匿名さん 25/05/17(土) 08:07:31]

保守

[15 マコトに関する経過報告書く人 25/05/17(土) 08:29:43]

>>7

「研究グループを代理して私から説明致します……の予定でしたが、先生から大枠は説明済みだと伺いました」

「ああ。これの一つ前のバージョンまでは目を通している」

「承知しました。でしたら、手術の内容は私の専門外ですので、注意が必要な手続き上の点に絞ってご説明致します」

「では、事務的な手続きをしてまいりますので、少々お待ち下さい。研究グループの方からも詳細な悦明をする筈なんですけど……すみません、何かトラブルがあった様で……すぐ着くと思うのですが」

「何、急ぐ用事も無いからな。ゆっくり待たせて貰うさ」

「そう言って頂けるとありがたいです。お客様を放置するのは大変心苦しいんですけど、手続きの為に一旦失礼しますね」

　ヒマリとエイミは、何やらスマホに届いた通知に対して酷く苦々しい顔をしながら、急ぐ様に退出していた。

「気にするな。少し休憩させて貰うよ」

「分かりました。では、また後程。失礼します」

　セミナー会計が部屋を後にする。

「お邪魔します！」

「ちょ、ちょっとアリスちゃん……！」

「こんにちはー！　ゲヘナの議長さん？」

「如何にも、私こそゲヘナの最高権力者たる羽沼マコトだが」

「悪魔の王とエンカウントしました！」

「悪魔の王？」

　聞き馴染みの無い称号に首を捻るが、目の前のアリスと呼ばれた少女の瞳の輝きを見るに、決して悪い意味では無いと言う事は理解出来た。

「マコトさん急にごめんなさい。悪魔の子が沢山通ってる学校の生徒会長が来てるって聞いて、アリスちゃんが、会いたいですって言って聞かなくて」

「ごご、ごめんなさいごめんなさい……！」

「成程」

　暫し顎に手を当て考えると、マコトは口を大きく歪ませ意味深な笑みを浮かべる。

「そうとも、遍く悪魔を統べる王とはこの羽沼マコト様の事だ！　世界を滅ぼす力の器にして光の剣に選ばれし勇者、アリスよ。良くぞ参ったな！」

　少女の瞳が見開かれ、輝きが煌きに変わった。

[16 二次元好きの匿名さん 25/05/17(土) 15:29:42]

アリスの無邪気さが救いか…

[17 二次元好きの匿名さん 25/05/17(土) 22:15:23]

夜ほ

[18 二次元好きの匿名さん 25/05/18(日) 08:14:10]

保守

[19 マコトに関する経過報告書く人 25/05/18(日) 08:14:35]

あさほ

[20 マコトに関する経過報告書く人 25/05/18(日) 17:48:16]

>>15

「はい、初めまして、悪魔の王！　私はアリス、勇者です！　こちらはモモイ、ミドリ、ユズです」

「こんちは！」

「お騒がせしてすみません」

「は、初めまして……」

「ほう、勇者パーティーに相応しい顔触れじゃないか」

「ありがとうございます！　大切な仲間達です」

　規律を重んじるマコトにとっては、他者との対話に於けるヘッドカノンやドグマ、即ち共有された前提条件も例外では無い。マコトが全くの無知であれば無視も出来たのであろうが、天童アリスと言う生徒の人となりについて把握してしまっている以上、完全な素通りは出来ない。しかも彼女自身が誇りとする万魔殿議長と言う肩書が招いた呼称であれば、梯子を外す選択肢は無かった。

「悪魔の王はどうしてミレニアムにいらしたのですか？」

「ん？　そうだな……勇者アリスよ、お前は何の為に戦っている？」

「アリスは真の勇者になる為に冒険しています。成長にはクエスト達成による経験値獲得が不可欠です！」

「ふむ。では、クエストを選ぶ基準は何だ？」

「基準、ですか？」

「ああ。クエストなら何でも受注すると言う訳では無いだろう。莫大な経験値が得られるからと言って、世界を滅ぼす手助けをするか？　美甘ネルの様な絶対的強者が重傷で治療中の所を不意打ちするか？」

「しません！　勇者は常に正義の味方ですから！」

　元気良く首をブンブン振るアリスに、マコトはイブキとはまた違った純真さと幼さを感じた。通りでセミナーの面子や空崎ヒナが絆される訳だ、そう合点する。

「そうだろう。それと同じ様に、私にも追い求めるべき正義があってな。それは自由と言う名で知られている」

　全員キョトンとしているが、構わず続ける。

「この世界は常に不自由だ。力、流れ、あらゆる物に人は縛られている。だがそれで良いのか？　勇者よ、お前はどうだ？　生まれ持った魔王の素質に従うしか無い世界を認められるか？」

「いいえ、アリスはなりたい自分になれる世界が良いです！」

[21 二次元好きの匿名さん 25/05/19(月) 03:47:03]

読み返しておこう

[22 二次元好きの匿名さん 25/05/19(月) 12:27:27]

マコトが魔王のような賢者のような存在になっとる

[23 二次元好きの匿名さん 25/05/19(月) 22:03:22]

保守

[24 二次元好きの匿名さん 25/05/20(火) 07:43:56]

魔王の貫禄がある

[25 二次元好きの匿名さん 25/05/20(火) 17:02:25]

これは良いマコアリ

[26 二次元好きの匿名さん 25/05/20(火) 17:08:39]

マコトはアリスの勇者ロールを気に入りそうだよね

[27 二次元好きの匿名さん 25/05/20(火) 21:29:52]

夜保守

[28 二次元好きの匿名さん 25/05/21(水) 20:20:43]

ロールバックしたみたいです。

[29 マコトに関する経過報告書く人 25/05/21(水) 20:43:41]

保守感謝です！
鯖落ちでアクセス出来なくて焦りました。

[30 マコトに関する経過報告書く人 25/05/22(木) 06:43:27]

ho

[31 マコトに関する経過報告書く人 25/05/22(木) 06:52:28]

>>20

「そうだろう、同志よ。だが、その意志を貫くのが困難である事も知っているな？　我々もそうだ。自由と正義の為に戦えば、時に疲れ、傷付き、助けを求める事もある。今日はミレニアムのある生徒達に助けを求めて参ったのだ」

「そうでしたか」

　何に納得したのかは分からないがとても満足気な表情のアリス。扉から覗き込むユズは、実はユウカから「モモイとアリスちゃんが突撃とかしない様に見張っててね。外交問題になっちゃうから」と言い付けられていたのに失敗してしまいビクビクしていたのだが、当のゲヘナ要人自身が何やら丸く収めてくれそうで若干安堵している。

　マコトはスマホを確認すると、小さく溜息を吐いてからゲーム開発部の面々に向き直った。

「どうやら、私の協力者達は到着までもう暫く掛かるらしい。どうだ、退屈凌ぎに、お前達のこれまでの冒険について話してくれないか？」

「はい！　アリス、冒険の書を開きます！」

「あ、アリス！　製品発表配信始まっちゃうよ！」

「そんな時間ですか！　すみません悪魔の王、もう帰らなくてはいけません」

　スマホを確認したモモイとアリスが俄に立ち上がる。

「そうか、勇者の前途に光のあらん事を」

「ありがとうございます！　悪魔の王も、早く完治して、なりたい自分になれます様に！」

　僅かに眉を上げるマコトに対し、アリスは先程と同じ満面の笑みを向ける。

「では失礼します！」

「……ああ」

　慌しく応接間を後にする四人だが、扉が半開きのせいで廊下の反響が聞こえて来る。

「アリスちゃん、マコトさんの怪我の事どこで聞いたの……？」

「何も聞いてません！」

「え、ユズも何か知ってるの？　先に言ってよー！」

「悪い事しちゃったかな……」

　思い返してみれば、勢い良く入って来た割には、最初の挨拶以外はそこそこ控えめであった。今の扉の隙間も、開けっ放しで走って行った結果では無く、行き掛けにそっと閉めようとして閉まり切らなかった様である。

「……案外食えない奴かもな」

[32 マコトに関する経過報告書く人 25/05/22(木) 06:53:02]

ギリギリで投稿しようとしたらホスト規制食らってて焦りました……

[33 二次元好きの匿名さん 25/05/22(木) 15:06:56]

保守

[34 二次元好きの匿名さん 25/05/22(木) 22:40:14]

夜保

[35 二次元好きの匿名さん 25/05/23(金) 08:17:18]

ほし

[36 二次元好きの匿名さん 25/05/23(金) 12:40:50]

マコトは長々と演説したりするからやたら語彙力に富んでそう

[37 二次元好きの匿名さん 25/05/23(金) 20:21:15]

アリスたちってマコトの事情はどこまで知ってるんだ？