- 1二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 08:57:24
- 2二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 08:58:04
スレ画はその一例。
- 3二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 08:58:09
VACならともかくコジマやコーラルが関わってるのはあかんでしょ
- 4二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 09:04:45
【牙を拾った日】
本編の一年ぐらい前
シロコ「ん、スクラップ業者のおじさんのバイトしに行ってきた」
ホシノ「お疲れ、シロコちゃん。ところでそのトレーラーは?」
ノノミ「あと、何か機械みたいなものを載せていますが…」
シロコ「ん、スクラップヤードに兵器の残骸があって、その中から持って帰ってもいいものはあるかどうか聞いたの。で、それを貰ってきた」
ホシノ「うへ、この前の勝手に盗んできたのから随分と成長したなぁ」
ノノミ「それで、どうするんですか…?」
シロコ「ん、ちゃんと使える様にする」 - 5二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 09:08:16
コジマは…まずい…
- 6二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 10:27:57
ノノミ「ある程度、パーツはアルバイトの合間に拾ったりして集まりましたが…これ、確かカイザー・グループが販売し始めているという機動兵器ですよね…」
シロコ「ん、それを私たちも使える様にする。足りないものもアルバイトで稼いだお金で買えるし、何より最近は抗争とかデカグラマトン?って奴との戦闘で結構な量のスクラップが出ているから、至る所で拾えるって廃品回収業者のおじさんが言ってた」
ホシノ「どうりで最近、見回りをしている最中に変な兵器の残骸を見るようになった訳だね…」
シロコ「それと、実はこれにつける名前も決まってるの」
ノノミ「名前、ですか…?」
シロコ「『デサート・ファング』…砂漠の牙って意味だよ」
- 7二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 10:31:24
マルクトお姉様がアイビスシリーズっぽい
- 8二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 10:41:15
一年後 アビドス自治区
シロコ「準備よし。行こう」
???「キュルル…」
シロコ「ん?…ああ、バルチャーか。そういえば今日は『ファング』に乗って帰ったんだっけ。見回りをしつつ登校しようか」
バルチャー「キュルル!」
シロコ「『ファング』に乗ってると風は感じられないけれど、砂ぼこりを被らずに済むのは有り難いね。そうでしょ、バルチャー」
バルチャー「キュルルル…」
シロコ「ん、誰か倒れてるって?降りてみよう」
???「み、水…」
シロコ「…生き倒れかけてるね。助けようか」
- 9二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 10:53:04
アリーナ風解説
砂狼シロコ
アリーナ・ランク圏外ミグラント
AC『デサート・ファング』
アビドス高校廃校対策委員会に所属するミグラント。
アビドス高校でたった二名しかいない二年生の一人で、サイクリングを趣味としている。
アビドス高校唯一の三年生である小鳥遊ホシノに拾われた彼女は、スクラップヤードでのアルバイト中に一つのACの残骸を拾った。
企業間抗争の中で廃棄された機体を修復し、自身の相棒とした彼女は、アビドスで唯一のACパイロットとして他のミグラントや武装勢力の襲撃から母校を守っている。 - 10二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 10:59:45
AC『デサート・ファング』
見た目は『アーマードコアV』に出てくるUCR‐10フレームの中量二脚型AC。
ライフルとハウザーをメイン武装にしており、近接装備として実体ブレード『ムラクモ』を装備している。
UCR‐10自体はカイザー・グループが発売を開始した第一世代型の旧型ACであり、一般的な不良生徒や武装勢力が用いているMTとサイズ面では大差がない。
しかしアルバイトの報酬で買った新規製造パーツや内装によってチューンアップが施されており、中近距離戦を得意としている。
- 11二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 12:25:17
【アビドスの渡り鳥】
人々の日常を神秘と硝煙が彩る世界、キヴォトス。そこには大きく分けて、三つの戦士がいる。
一つは、企業や学園の雇われとして戦地へ飛び、戦う烏『レイヴン』。
一つは、学園に身を置き、首輪につながれる事と引き換えに強大な力を得た山猫『リンクス』。
一つは、貧しき立場になることを受け入れ、自由気ままに飛び、戦う渡り鳥『ミグラント』。
ACと呼ばれる鋼鉄の肉体を手に入れた彼女らは、利益や母校の名声、あるいは自由のために戦場を駆けていた。
うちアビドスの砂漠の中にあるアビドス高校。そこに通う砂狼シロコは、連邦生徒会から傭兵としての承認を受けていないミグラントだった。 - 12二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 13:32:37
非合法の独立傭兵しかいない、寂れた高校。そこをアジトの拠点として欲する武装勢力の数は少なくなく、この日もヘルメット団の勢力が攻め込んできていた。
『簡潔にブリーフィングを始めるよ。今攻めてきているのはカタカタヘルメット団のMT。幸いにしてACは確認されてないけど、数は厄介だから注意して』
『デサート・ファング』のコックピット内に、連邦生徒会特別捜査部『シャーレ』から来たという、先生の声が響く。シロコはそれを聞きつつ、目前のタッチパネルを操作する。
『ホシノたちはMT以外の戦力に対して対応して。アヤネはドローンでシロコとホシノたちを支援。私も出来る限りサポートするから』
「ん、分かった。ホシノ先輩たちも気をつけて」
『うへへ、任せてよ。んじゃ、いっちょ始めますか』
ブリーフィングを終え、シロコは操縦桿を握り締める。それと同時に、ノイズの混じった電子音声が響く。
『メインシステム、戦闘モード起動』
- 13二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 17:09:07
「行くぞお前ら、このアビドス高校をアタシたちヘルメット団のアジトにしてやるんだ!」
ヘルメットをかぶり、ゴーグルとマスクで顔を隠した赤ジャージの少女はそう怒鳴り、自ら四脚型MTに乗って先陣を切る。その後にバイクヘルメットをかぶった少女たちの操縦するMTや、ジープに乗って進む少女たちが続く。
「この規模で攻めるんだ、いくらアビドスの連中が強くても太刀打ちできねーだろ!」
「いいぞ親分、どんどんいったれー!」
声がさらに賑やかになり、士気も最高潮に達する。がその時だった。
突如として真横より砲撃が飛来し、MTの一機に直撃。MTは瞬く間に崩れ、黒煙を噴き出す。さらに地面から火柱が噴き上がり、MTの何機かが転倒する。
「な、なんだ!?」
「トラップだと!?連中、いつの間にこんな―」
突然の事態に行き足が止まり、一人が周囲をサーチし始める。がそこにアサルトライフルの狙撃が襲い掛かった。
- 14二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 21:06:36
「命中、対戦車部隊クリア!シロコ先輩、今よ!」
『ん、ナイスタイミング』
セリカが歩兵戦力を狙撃で倒し、ホシノとノノミが牽制を仕掛けたタイミングで、『テザート・ファング』はMTへ急接近。その中の一機を蹴飛ばす。そして着地する瞬間に目前の二機目へハウザーを撃ち、一瞬のうちに二機のMTをスクラップへと変えた。
「て、敵襲!」
「くそ、アビドスのミグラントだ!距離をとーギャッ!」
MTは即座に距離を取ろうとするが、そこに一機の巨大な鳥型の機械が遅いかかる。それを目の当たりにしたヘルメット団の少女たちは血相を青くする。
「す、スカベンジャー!?なんで自律兵器がいんだよ!」
「逃げろ、レーザーで焼かれるぞ!」
ここアビドス砂漠において恐怖の象徴である自律兵器の出現に、ヘルメット団は統率を失っていく。それと引き換えに対策委員会はヘルメット団に対して攻勢を強めた。
- 15二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:18:40
- 16二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:27:52
- 17二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:31:31
【SS・三人の狼】の奴を書いてた人ですハイ。
- 18二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 23:11:12
『シロコ、お疲れ様』
稼働可能なMT全てを失ったヘルメット団が撤退していく中、先生は無線で話しかけてくる。シロコはホルダーに入れていたペットボトルを取り出しつつ、息をついた。
『しばらく、連中は私たちに喧嘩を売ることなどしてこないでしょうね!』
『そうですね。バルチャーちゃんも大活躍してました♪』
『キュルルル』
『いやー、若いっていいねぇ。おじさん皆についていくのがやっとだったよ』
『一人でしれっとMT一機撃破してる人の言う事ですかそれ…?』
目前で繰り広げられる、賑やかな光景。そして締めに、電子音声が告げた。
『作戦目標クリア。システム、通常モードに移行します』
- 19二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 06:46:28
待機
- 20二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 10:04:00
××××との邂逅やいかに…
- 21二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 10:35:01
この各学園にACが当たり前にある世界線だと、確実に互換性や整備面考えて規格統一されてそうだな。流石にコジマとコーラルの同時使用とかはやらんだろうが・・・それらのどっちかとオーバードウェポンの併用は各学校最強格の切り札で用意されてるかも
- 22二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 11:24:47
【便利屋参上】
ブラックマーケット某所 高層ビル
カイザーPMC理事「そうか…カタカタヘルメット団の連中は壊滅したな。約束通り報酬を支払うとしよう」
黒服「おや、例の便利屋は仕事を終えましたか。実力は伊達では無い様ですね」
カイザーPMC理事「ああ…それに、奴らには例の『試作品』を与えている。現状は各学園自治区の企業が新型ACの開発で我々カイザーグループに追いつきつつある。それを再び引き離すためのものだ」
黒服「確か、この基地で作られた最初の『強化人間』でしたね。このアビドスの砂漠の下に、理想的な物質が埋蔵されていたとは…確か、この計画には他の組織も関与していると聞きましたが」
カイザーPMC理事「ああ。連邦生徒会はACを用いる独立傭兵…『レイヴン』を適切に管理するために、傭兵支援システムなるものを防衛室傘下で設置したそうだ。そのシステム開発者の協力だよ」
黒服「フム…それは興味深い」 - 23二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 12:04:44
アビドス市街地 ラーメン柴関
先生「取り敢えずは、シロコを正式にミグラントにすれば、弾薬費と修理費に関しては連邦生徒会へ経費として申請できる様になるから、それで借金への負担を軽くするとしよう」
シロコ「ん、それが最適だね」
ホシノ「あとバルチャーのメンテも何とかしていかないとねぇ」
セリカ(アルバイト)「ん?いらっしゃいませー」
ノノミ「あら?見たこと無い人たちが五人も来ました」
???「マスター、私は食事など不要です。わざわざ連れてこなくても…」
アル「そう意地を張らないの!あとマスターじゃなくて社長と呼びなさい」
ムツキ「くふふ、やっとまともなお昼ごはんにありつけるんだから、一緒に楽しもうよ!」
カヨコ「はぁ…余り欲を張らない様にね」
ハルカ「と、取り敢えず注文致しましょう…」
- 24二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 12:23:00
- 25二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 12:54:06
セリカ(アルバイト)「またのお越しをお待ちしていまーす!」
アル「中々に優しい人たちだったわね、皆」
スミカ「ええ、マスター。何故かラーメンも大盛りにされてましたし」
カヨコ「ところで社長、彼女たちのことまだ気づいてないの?」
アル「?彼女たちがどうしたの?」
ムツキ「アビドスの対策委員会の奴らだよ?」
アル「そう…なななな、なっ、何ですってぇー!?」
スミカ「…マスター、気づいていなかったんですか…しっかり学生証もあったというのに…」
ハルカ「よ、よければ今のうちにやっつけてしまいますか!?」
カヨコ「いや、ちゃんと準備を整えて行きましょう」
- 26二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 16:42:31
待機
- 27二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 18:45:44
【対策委員会対便利屋】
翌日 アビドス高校
「さて、皆これを見て。昨夜に少しヘルメット団の使っていたMTを解析したところ、正規ルートで購入したものも含まれているのが分かってきたんだ」
対策委員会の部室にて、先生は一同に説明する。それを聞いたシロコはホシノと顔を見合わせる。
「ということは、ヘルメット団を裏で支援している連中がいるのかな?」
「かもね。正規品はすごい高いし、かといって中古やデッドコピー程度で『ファング』の相手にならないことは割と知られているからね。何かしらの手は入れられてる可能性は考えた方がいいかもね」
そう話し合っていたその時、アヤネのタブレット端末から警報が鳴り響き、アヤネは即座に確認する。そして目を見開いた。
「皆さん、敵襲です!正門方向より複数のMTを確認!さらにその中に…見たことのないACがいます!」
「AC?ただの武装勢力ではなさそうだな…」
先生たちがいぶかしむ中、シロコは席から立ち、アヤネへ声をかける。
「ん、先にガレージに行ってる。とにかく今は迎撃しよう。考えるのはその時」 - 28二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 22:15:29
たいき
- 29二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 22:26:49
「こちらスミカ、準備完了しました」
砂に覆われた街並みを、一機のACが進む。赤色の巨体はマシンガンを片手に進み、その足元を四人の少女が乗った車が追う。
「社長、そろそろ会敵するよ。気を引き締めて」
「久々の大きな仕事なんだからさ、切り替えて行こう!」
車内でカヨコとムツキは言い、アルは大きくため息をつく。とその時、真上から砲撃が降り注いだ。
「っ、回避!」
カヨコの指示に従い、MTは散らばる。スミカも後ろへ飛び退き、直後に目前に一機のACが現れる。
「…!」
『ん、ここから先は通さない』
目前に現れたACは、即座にハウザーを構える。スミカは真横へ飛び、マシンガンを撃つ。
「スミカ!」
「社長、敵ACは彼女に任せよう。私たちはアビドス高校へ迫るよ」
無線からアルたちの声が流れる中、スミカは愛機『コーラルスター』の左腕に装備してあるパルスブレードを展開した。
- 30二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 07:31:15
いよいよ直接対決が!
- 31二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 15:45:10
「ん、見たこと無い武装…でも!」
シロコは操縦桿を引き、バックステップを踏む様に後退。ライフルを撃ちながら下がり、しかしスミカは跳躍して回避し、同時に距離を詰める。
「当たらなければ、どうということはない」
青い光の刃が振り下ろされ、『デサート・ファング』のライフルが切り落とされる。が、直後にシロコは手放し、タックルを仕掛ける。
『コーラルスター』より一回り小さい筈の『デサート・ファング』のタックルが相手を吹き飛ばし、激突したビルは音を立てて崩れていく。
「ぐっ…!」
「ん、飛び道具一つ潰されたけど…まだやれる」
シロコは呟き、ウエポンハンガーを跳ね上げる。空中に飛ばしたハウザーを右腕でキャッチし、左腕は即座に実体ブレードに持ち替える。
武装を変えたシロコは一気にブーストを焚き、突進。アビドス高校へ攻撃を加えるMTの一機を後ろから蹴り潰した。
- 32二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 20:44:28
「くそっ、アビドスのミグラントが来やがった!」
「自律兵器の方にも気をつけろ!体当たりだけでも十分に潰れるぞ!」
傭兵たちが喚く中、シロコは一機ずつハウザーとブレードでMTを撃破していく。とそこにバルチャーが飛んできて、両足で掴んでいたものを落としてくる。
それは、予備のライフルだった。それを受け取り、『デサート・ファング』はさらに多くのMTを屠っていく。地上ではホシノたちが便利屋を名乗る少女たちの率いる歩兵戦力と対峙し、先生の指示もあって拮抗していた。
『皆、間もなくアルバイト傭兵が帰り始める時間だ。それまでに出来る限り多くのMTを撃破して!』
「ん、分かってる」
シロコは先生からの指示に応じる。とアラートが鳴り響き、即座に近くのMTを掴んで引き寄せる。直後にMTにミサイルが命中し、火柱が聳え立つ。
それは、先程ビルの瓦礫に埋まっていた筈の敵ACだった。背部のミサイルランチャーを向け、ブースターが破損したのかジリジリと迫ってくる。
とそこで、MT部隊に動きが見られた。
「皆、定時だ!」
「急いで撤収するぞ!」
律儀にも定時に合わせて撤退し始めた傭兵たちを見て、シロコは小さくため息をつく。とその時、相手ACより一人の少女が現れた。
- 33二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:28:10
ここでもひと悶着かな
- 34二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 07:38:21
「…あの子、便利屋と一緒にいた…」
シロコがそう呟く中、敵ACの少女はその赤色の瞳を向け、大声で言った。
「アビドスのミグラント!今、貴方たちの学校はあらゆる者たちから狙われています!それに気付かぬうちはずっと攻撃に晒される事となります!」
「…」
そう言った少女は再びACの中に戻り、そして踵を返す。シロコたちはそれを見送るだけだった。
「…便利屋、撤退を開始」
「フム…やはり対AC戦では真人間に対する適応能力に課題がありますね。帰投後調整をしましょう」
「しかし、『井戸』なら今ある地点だけで十分だろう?ここの地点に埋蔵されている分も欲しいとは、強欲だな」
「大人とは、得てして強欲なものです。これからも引き続き協力してもらいますよ…クックックッ…」
- 35二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 07:56:34
待機
- 36二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 08:33:15
待機
- 37二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 09:56:23
アリーナ風解説
長沢スミカ
アリーナ・ランク圏外ミグラント→ランク圏内下位レイヴン
AC『コーラルスター』
ゲヘナの非合法部活『便利屋68』に所属する強化人間。
キヴォトスの某組織が企業からの要求に従って開発した強化人間で、アビドスで発見された新物質により反応速度を強化している。
かつては名の知られぬ自治区出身といい、事実上の人身売買を経て組織で改造され、そのテストモデルとして便利屋68に譲り渡された。
彼女は『備品』として使い潰される運命を受け入れていたが、便利屋では『新たな社員』として望外の待遇とされている。 - 38二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 10:04:07
- 39二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 10:05:56
ACキャラも全員生徒にしよう女の子にな
- 40二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 10:22:23
- 41二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 11:06:36
コジマ粒子とかで生徒みんな精神汚染されそうだなって思う
- 42二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 13:02:42
【ある生徒の追想】
どうして、こうなってしまったのでしょうか?
私、阿慈谷ヒフミはペロロ様のレアグッズを手に入れるためにブラックマーケットに来ました。そうしたら、突如として不良の集団に追われ、お金を取られそうになっちゃいました…。
その後、たまたまブラックマーケットを訪れていたアビドスの生徒さんたちに助けられて何とかなりましたが、大変なのはこの後でした。
なんと、アビドスの人たちはカイザーローンから借金をしており、しかも利息の一部はカイザーローンが支援している武装勢力へ報酬として支払われていたのです!
この証拠を得るために私は、アビドスの人たちの悪事に加担してしまいました…。しかも『ファウスト』と呼ばれて強盗団のリーダーにされてしまいました…はうう…。 - 43二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 13:08:16
アビドス高校に来て、私は多くの驚きを得ました。
まず、シロコさんはACで戦うミグラントだということ。彼女はキヴォトスでも危険な兵器だと言われている自律兵器『スカベンジャー』を飼い慣らしていること。そしてカイザーローンは、以前からティーパーティーが危惧していた通り、違法行為に手を染めていたということ。
私はアビドスの皆さんが少しでも楽になる様に、そしてトリニティのためになる様に、ナギサ様に報告する事となりました。帰る際、私はシロコさんが『バルチャー』と名付けている『スカベンジャー』に乗せてもらいました。わずか10分の空の旅でしたが、それなりに楽しかったなぁ。
あと一つ。ブラックマーケットで彷徨っていた時に大きな昆虫みたいなものに懐かれて、アビドスの一件以降も一緒に付いてきてるんですが、何でしょうかこれ…?
- 44二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 13:31:20
- 45二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 13:33:17
そんな簡単に再現したり開発出来たりするもんか?
- 46二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 14:13:18
修復自体はネット(出所不明の情報とか)を頼りに出来るんじゃないかな?そもそも『デサート・ファング』自体がスクラップをかき集めて使える部品を組み合わせての修復だし
- 47二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 14:22:53
【アビドス対ゲヘナ】
アヤネ「皆さん、朗報です!先生のご協力によって、新たに大型ヘリを買う事が出来る様になりました!」
みんな「おおー!」パチパチパチ
アヤネ「それも、ACを輸送可能なサイズのモノです!これまではバルチャーに掴まってでしたが、これからはバルチャーに余り負担をかけずに輸送する事が可能となります!」
バルチャー「キュルッ!?」
シロコ「ん、大丈夫。誰も貴方はいらないなんて言ってないから」
先生「今後、シロコには色々と手伝ってもらう事が多くなるからね。輸送手段はしっかり整えないと」
セリカ「まさか、こんな大きな買い物が出来るまでになるとは思ってもみなかったわ。ともあれこれで、私たちは遠いところにも行ける様に—」
ノノミ「…ん?爆発音?それも市街地の方から…?」
アヤネ「えっ…?少し、調べてみます…」
アヤネ「…!?ら、ラーメン柴関に砲弾が着弾しました!しかも、撃ってきたのは…ゲヘナです!」 - 48二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 14:23:31
ACVD-LINKくらいは見たほうがいいと思う
特にSecret Report #1
実は思ったよりもスカベンジャーとへんなのは配備されてんのかいってなる - 49二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 14:42:45
先生「シロコ、先に現場へACで向かってくれ!私たちは車で追いかける!」
シロコ「ん、分かった。バルチャーはお留守番頼むね」
バルチャー「キュルル…」
先生「アロナ、解析頼む」
アロナ「はい、先生!」
アロナ「解析、完了しました!先程の爆発はグレネード…ワイルドハントに拠点を置く企業『メリニット』で開発されたグレネード砲『イヤーショット』の砲撃によるものです!」
先生「メリニット?ゲヘナの攻撃なのに?」
アロナ「メリニットは主に、ゲヘナを拠点とする企業『ベイラム・グループ』のACが用いる武装を製造しています。過去、ベイラム・グループはGA(ゲヘナ・アーマメンツ)やシュナイダー社との勢力争いで優位に立った事があり、それ以降メリニット社と親密な関係にあるそうです!」
先生「ベイラム、か…」
- 50二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 14:55:21
アビドス市街地
「あ、アル様!アル様!」
黒煙がたなびく市街地の中に、ハルカの声が響く。瓦礫の中から這い出る様に出てきたカヨコは、頭を振りながら辺りを見回した。
「っ、アレはゲヘナの風紀委員会…いや、ベイラムに身を置くリンクス集団『レッドガン』…!」
「レッドガン…!?」
カヨコの言葉に、スミカは目を丸くする。やがて彼女たちの真上に一機のACが現れ、その目前に着陸した。
『シロコさん、見えますか!?アレは風紀委員会のエリート部隊としても名高いAC部隊、レッドガンのACです!』
『レッドガンって、ベイラムって会社がスポンサーについている風紀委員会のACよね!?どうしてこんなところに…!』
「ベイラム…レッドガン…」
シロコは呟く。とモニターに幾つものウィンドウが表示された。
『皆様、失礼致します。私はゲヘナ風紀委員会にて行政官を務めております、天雨アコと申します』
ウィンドウに姿を現した、アコなる少女は語る。
『現在、ここアビドス自治区にはゲヘナの指名手配犯でおる便利屋68がいるとお聞きしました。その身柄確保のために、こうして馳せ参じました』
『こちら、対策委員会の奥空アヤネです。今貴方たちは我が校の敷地内に対して勝手に侵入しております!私たちは貴校の行いに対して抗議致します!』
『ほう、そのためならば我が校とも対立することも厭わないと?どうやらそちらには、古臭いACを駆るミグラントが一機のみの様ですが…私たちのことを軽んじてもらっては困りますね』
- 51二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 17:39:49
『っ、シロコ!来るよ!』
先生の呼びかけに、シロコは咄嗟に反応する。直後、真横を数発のグレネード弾が通過した。
『最初の砲撃を躱すとは、やるじゃねぇか』
『まぐれだ、まぐれ!さっさとくず鉄にするぞ!』
相手AC二機はそう話し合いながら、『デサート・ファング』を挟み込む形で位置取る。マシンガンとグレネードの雨が降り注ぎ、シロコは爆炎の中を跳ねる。
「ん…強い!」
砲撃が飛び交う最中、シロコは建物を陰にして砲撃を躱しつつ、ハウザーで曲射。しかし相手もブーストを吹かして動き回り、距離を詰めてくる。
『どうした野良犬、コソコソと逃げ回ってんじゃねーぞ!』
『イグアス、熱くなりすぎるなよ!コイツはチビな分小回りが利く!』
二機のACはミサイルにマシンガンといった、火力の高い兵器で押し通り、ビルを崩しながら迫ってくる。シロコも応戦するが、中量二脚型はパルスシールドを前に立てて攻め、タンク型と連携して攻め寄せる。そして遂にシロコは、三方をビルで囲まれた袋小路へと追い詰められる。
『ようやく追い詰めたぜ、野良犬…とっととくたばりな!』
- 52二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 18:55:39
- 53二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 21:30:39
二機のACが倒された後、風紀委員会を待ち構えていたのは、暴力の嵐だった。
「べ、便利屋の『コーラルスター』だ!」
「撃て撃て!応戦しろ!」
風紀委員会のMTや戦車が砲撃を見舞う中、二機のACは高く跳躍し、圧倒的な機動力で翻弄。ライフルとサブマシンガンが唸る。
さらに地上でも、セリカたちや便利屋の面々が風紀委員会と対峙し、攻勢を仕掛けていく。
「アコちゃん、ヤバい!イグアスもヴォルタもやられた!」
「これ以上は耐えきれません!後退指示を!」
『まさか、対策委員会と便利屋が手を組むとは…!』
イオリとチナツが助けを求め、アコは形相を険しくする。そして判断に困っていたその時だった。
「貴方たち、随分と派手にやっているわね」
『貴様ら、勝手に他校の敷地内で遊び呆けているとは随分とご立派な様だな!』
『…!?』
一同は顔を見あげる。そこには一機の四脚型ACの姿があった。
- 54二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:20:08
ホシノ「うへ、これは一体どういう状況なのかな?」
ヒナ「単に、ウチの部下たちのバカ騒ぎよ。申し訳ないわね」
???「アビドスの生徒会副会長どのとここで会うとはな。我々レッドガンの役立たず共が迷惑をかけた」
先生「すみません、貴方は?」
???「ん?おお、アンタが噂のシャーレの先生か!私はゲヘナ風紀委員会AC部隊『レッドガン』隊長のミシガンだ。風紀委員会と共にアビドスへ足を踏み入れたと聞いてな、このバカ騒ぎを止めに来た」
イグアス「だからってコックピットから引き摺り出した上で殴り飛ばすのはねぇだろ!」
ヴォルタ「いってぇ…顎の骨外れてねぇよな?」
シロコ「ん、人が殴られて文字通り空を飛ぶの、初めて見た」
ミシガン「ともかく貴様ら!帰ったら反省文の後でしっかりしばき倒すからな!覚悟しておけ、役立たず共!」
セリカ「うっわ、声がデカい…」
先生「あ、あはは…」
- 55二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 23:08:06
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- 56二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 23:16:18
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- 57二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 07:14:20
ヒナ「そうそう、先生。貴方には一つ伝えておきたい事があるの」
先生「私に?」
ヒナ「ええ…今、カイザー・グループはアビドス砂漠で『何か』を掘り出しているわ。わざわざ資源が無い筈の砂漠を掘り起こしているもの、用心はしておいた方がいいわよ」
先生「…何か、か…」
- 58二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 07:25:45
【夢のチカラ】
ヒナの情報を頼りにカイザーPMC基地を訪れ、カイザーPMC理事からアビドス残骸での『事業』を聞かされた対策委員会は、真正面からの衝突は無理だとして撤退した。
そしてその夜、アビドス高校の校舎屋上では、シャーレの先生が一人、星空を眺めていた。
「…アロナ」
「はい、先生」
『シッテムの箱』にある教室の一角で、先生はアロナに尋ねる。
「カイザーPMC基地を訪れた際、解析出来た?」
「出来ましたよ、先生。あの基地の中央からは、全く未知の物質が検出されました。どうやらカイザーPMCは、その未知の物質を採掘している模様です」
「未知の物質…」 - 59二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 12:16:34
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- 60二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 13:46:00
星空を見上げる中、先生は呟く。
「…私は無力だ。私は彼女たちの様に頑丈な身体じゃないし、戦場で撃ち合う度胸もない。その中で私は、ACという兵器に乗って危険な戦いに身を投じるシロコや、それを支える対策委員会の皆に頼ってばかりだよ」
「そんな風に僻まなくても大丈夫だよ、先生」
不意に声が聞こえる。顔を上げるとそこには、ホシノの姿があった。
「先生も先生で、ACを整備するためのお金とか、連邦生徒会からの補助を引き出すための手回しとか色々してくれてる。おじさんにとっては大助かりだよ」
「そんな…私はただ、そういう仕事しか出来ないだけだから」
謙遜を崩さない先生に対し、ホシノは隣に立つ。
「それにしても、あの砂漠の地下の『お宝』って…一体何を探しているんだろうね…」
「…少し調べてみたんだけど、何か未知の物質を掘り出しているみたい。それが一体何なのか、もう少し調べてみるよ」
「…頑張ってね、先生」
- 61二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 14:21:31
似たようなスレが乱発してると同じ人が立てたのかと思ってしまうよ
- 62二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 16:37:29
すみません、実はとあるスレのリメイク(というかリベンジ)のつもりで建てたスレなので…(ネタバレになるのでそのスレを貼るのはまだ無理ですが…
- 63二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 17:25:23
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- 64二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 22:06:04
待機
- 65二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:14:38
待機
- 66二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 20:29:30
待機
- 67二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 22:37:25
保守
- 68二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 07:31:41
…ほんとにどうした
- 69二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 08:41:33
【カイザー侵攻】
翌朝 アビドス高校
先生「ふぁ、眠い…昨日はオフィスに戻って徹夜で資料作ってたからまだ眠いな…ん?」
アヤネ「あっ、先生…大変です、ホシノさんが!」
先生「そんな…ホシノ、どうして…」
セリカ「勝手にカイザーと契約結んで退学だなんて…どういう事なのよ…!?」
ノノミ「…」
アヤネ「皆さん、大変です!カイザーPMCが市街地に侵攻してきました!相当数のMT及びLC機体を確認!」
シロコ「ん、悩むのは後で。直ぐに迎撃に向かうよ」 - 70二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 16:52:47
「ふはは、進め進め!小鳥遊ホシノを失ったアビドスなど恐るるに足らず!」
何十機ものMTに、それより一回り大きなLC機体が列を成して進む市街地に、カイザーPMC理事の声が響く。その上空にはPMCで運用が開始されたばかりの大型武装ヘリコプターの姿もあった。
「これだけの大兵力、AC単機のみで相手できるものでもあるまい!それにこちらには、砂漠で発掘したもの解析して作った新兵器もある!勝利は確実だ!」
鼓舞する様に、理事は言う。ここまでの大兵力を前に、アビドス対策委員会など鎧袖一触だろう。それは確信そのものだった。
「理事、前方よりACが単機で接近中!」
「ふん…来たな。この手で捻り潰してくれるわ!」
- 71二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 21:42:18
『シロコさん、MTは市街地の各所にまんべんなく展開しています!バルチャーと連携して攻撃を…』
『デサート・ファング』のコックピット内で、アヤネが説明を行う。シロコも顔をしかめながら、侵攻してきた敵をモニター越しに見つめる。
そして着地するその直前、別の通信が入ってきた。
『…随分と、無茶な戦いに身を投じるみたいですね』
「ん…その声は…!?」
その時だった。突如としてMTの真上に大量のミサイルが降り注ぎ、回避し遅れたMTが次々と爆破されていく。
「っ、何事!?」
上空を飛んでいた大型武装ヘリは、センサーで以て周囲を捜索。しかしその結果がパイロットにもたらされる前に、目前に一つの影が現れた。
刹那、空中で白い光が瞬く。強力なパルス放射を全方位へ放つアサルトアーマーが大型武装ヘリに痛打を与え、直後にパルスブレードがメインローターを切り裂いた。
『ひ、被弾した!被弾した!』
パイロットの絶叫と共に、大型武装ヘリは墜ちていく。そして数秒後、市街地の中央に火柱が聳え立った。
- 72二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 06:41:42
待機
- 73二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 13:58:44
- 74二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 17:56:20
『くそ、速い!LC、対応してくれ!』
『こっちも無理だ、自律兵器に襲われてる!』
無線に兵士たちの悲鳴が響き、それを各所から響く爆発音が掻き消していく。ビルを足場に跳躍する二機のACは数頼みのMTを瞬く間に蹴散らしていき、その場に大量のスクラップが散らばっていく。さらに対策委員会と便利屋68が移動型砲台を利用して支援射撃を行い、圧倒的優勢だった筈のカイザーPMCを圧していた。
『こ、こっちに来るな!やめ―』
『た、助け―おあーっ!?』
「り、理事!我が方の被害は拡大しております!さらに便利屋のしわざと思しき破壊工作により、増援も間に合いません!」
「おのれ…『虎の子』を持ってこい!今すぐにだ!」
- 75二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 21:44:05
待機
- 76二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 22:39:03
ほしゅ
- 77二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 07:58:34
朝待機