ここだけノエル先生が『一周目の記憶』を引き継いだ世界 10.5

  • 1スレ主25/05/16(金) 22:38:47
  • 2二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:39:32

    久ぶり
    とりあえずうめ

  • 3スレ主25/05/16(金) 22:39:35
  • 4スレ主25/05/16(金) 22:40:01

    このスレのノエル先生
    ・フランス事変後に修道院に隔離されて間もなく『一周目の記憶』を自覚する
    ・隔離後すぐに代行者として就任。この時点でエレイシアに対する報復を決意し復讐者として生きる
    ・エレイシアが目覚めて代行者になるまでの六年半でひたすらに自己研鑽&限界を超えるための代償を払い続ける。その甲斐あって原作とは非にならない強さを得る
    ・人間以上の耐久を得るための一環で左足を聖別化した義足に改造してもらってる
    ・偶然にも手に入れた十四の石を用いて人外と化す。外見の変化は肌が白くなったくらい。完全に適応してからは恐らく瞳孔も十字になってると思われる
    ・幻想種の中で神獣に区分される『白鯨』モビーディックの遺骸を直接的な経口摂取で取り込み、更に肉体の存在規模を拡張させる事に成功している
    ・現時点での強さは少なくともシエルとの連携でなら後継者をも斃せるまでになっている
    ・というよりシエルとの連携の末に二十七祖のクロムクレイに引導を渡すという大快挙を成しえてしまった
    ・↑の功績もあって教会から『焔(ほむら)のノエル』という異名をつけられる
    ・着実に強くなっていってる事と『一周目の記憶』の自分を反面教師にしてる事もあって大分精神が安定している
    ・ただし完全な復讐者として生きているので高い身分だの裕福な生活だのと言った人並みの幸せには全く固執していない。もはや彼女が望んでいるのはロアやシエルに対する復讐のみとなっている
    ・そんなんだからマーリオゥからは『手を焼かせる制御不能の猪』と厄介に思われてる
    ・ここまで復讐鬼に振り切っているものの、無辜の人々が死徒に虐殺されるのを何よりも許せない代行者としての正義感もちゃんとあったりする
    ・実はシエルを誰よりも憎み蔑んでいる一方で、憎んでいる故に誰よりも彼女を気にかけていたりする。シエルの理解者

  • 5スレ主25/05/16(金) 22:42:11
  • 6スレ主25/05/16(金) 22:44:26

    9スレ目で投下された神絵

    この狂気と憎悪と哀しみが滲み出てる顔すき

    https://bbs.animanch.com/arc/img/4717805/133

  • 7スレ主25/05/16(金) 22:48:14

    お久しぶりです皆さん
    最近になってまた時間的な余裕が出来てきたので改めてスレ立てするに至りました
    そういう訳ですので引き続きノエル先生の復讐劇を書いていきますのでよろしくお願いいたします

  • 8スレ主25/05/16(金) 22:50:04
  • 9二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:53:16

    たておつ
    戻ってきてくれて本当に感謝
    スレ主の書くノエル先生がまた見れると思うと嬉しいぜ

  • 10二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:54:48

    たて乙
    シナリオまとめてくれるのありがたいです

  • 11二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:58:37

    しっかしまあ見切り発車だった筈の物語がよくもここまで壮大なボリュームになったもんだなあ
    続き楽しみにしてる

  • 12二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 00:46:59

    この√だとのノエルは復讐を終えたとしても祖との壮絶な相打ちで死亡とかになりそう…
    おそらくそれが最善の最期…

  • 13二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 06:50:06

    前ルートじゃんねそれ

  • 14二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 12:16:42

    というか死徒化なし√の時はどうなるのだろうか

  • 15二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:51:31

    「………やけに、あっさりと要求を聞き入れてくれますね。本当、なんですか?」
    「なに、嘘つきの分際で疑ってるの?まあ、つっても無理もないか。
    でも、この言葉に嘘は無いわ。なんならもう一回言ってあげましょうか?
    私は志貴クンに今後一切手出しはしない。ただこうして椅子に縛り付けて、私がアンタを拷問してるところを見せつけるだけ。
    重ねて言うけどこれに二言は無い。聞き入れてあげる範囲はちゃんと聞き入れた上で有言実行してやるわ。嘘に塗れてるアンタと違ってね!」

    私が厭にお願いを快諾した事に、エレイシアは怪訝そうに顔を顰める。
    ふふふ、そんなに心配しなくたっておまえの志貴クンにはなーんにもしないわよ。
    だって、たった今、もっと“面白いコト”を思いついたんだから!

    「……本当に、お願いしますよ。わたしはどんな事でも受け入れますから、遠野くんには、手を出さないで」
    「ねぇそれさっきも聞いた。わざわざ二度も言わなくたって私はちゃんとそこは自重するわよ。
    それとも、“元”バディの口にする事はそんなに信じられない?」
    「……いえ……そんな、ことは。
    わかりました。ノエル―――あなたの言葉を、信じます」

    それでいい。今のおまえは一方的に私に詰られて嬲られるだけの立場に過ぎないんだから、そうやって私の言葉に大人しく頷いてりゃいいのよ。ったく、愛しい愛しい彼氏を庇う為っつっても何でそれが分からないのかな。

    「うんうん、信じてくれて何よりだわ。腐っても私たちは同じ苦楽を共にした仲だからね。今となっては過去の関係だろうが、一応は互いを信用し合ってこそのバディよ!
    ――――――あー、そういうワケで志貴クン!ごめんね?私の拷問(ふくしゅう)にキミを道具として利用しちゃって。
    許してほしいだなんて厚かましい事はほざかないけど、それはそれとしてこんなヒドい事はもう今回きりにするからさ。
    よぉし、そういうワケで一先ずこれで一件落着かな!じゃ、今日も今日とておまえを好きに甚振るね、エレイシアっ!
    うーんそうだなぁ、今日は全身の骨を適当に砕いてから雑巾みたいに捩り搾ってみよっか!体中の至る所から血が噴水のようにぶしゃぶしゃ飛び散るでしょうねぇぇぇぇぇ?」

    そうして私は、今日も張り切ってエレイシアを存分に弄びにかかる。
    さぁて、これからちょっとだけ色々と準備しておかないとねぇ。

  • 16二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 21:58:57

    一回タガが外れるとやっぱりなぁ…

  • 17二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:00:49

    それから一週間後。

    私は入念に下準備を拵えつつ、任務先で適当にひっ捕らえた死徒たちを使って『試験』を何度か繰り返し、再び故郷の廃教会へと戻った。
    それなりに手間のかかるモノではあったけど、これで十分な筈だ。期待以上の結果になってくれると嬉しいな。

    「ただいまー!大人しくしてた?してたわね?うんうん、ちゃんと大人しくしてくれてるようで何よりだわ!アンタたちがこうしてこの場にいるのがその証左だもの!
    いやぁ、それはそうと一週間も戻れなくてごめんなさいね。ちょっとばかし面白い拷問を行う為の用意に色々と手間取ってたの!」
    「………………」
    「………今度は、何なんですか」

    うん、志貴クンは相も変わらずだんまりね。というよりもう喋る気力も残ってないって感じかしら。
    だからってこの悪魔が死ぬまでは解放してやらないし、それは絶対的な決定事項なのだけど。
    ああ!可哀想に。キミが下手に私たちの関係に深入りして来なければ、こんな目に合わずに済んだってのにさ。
    とまあ、今はそんなことよりも。

    「ええ、よくぞ聞いてくれたわエレイシア!今日は……というより今回は、って言った方が適切かしら?
    まあ、何なのかというと……ほら、これまではアンタの肉体を果てしなく甚振って殺しに殺しまくってたじゃない?
    でも、私としてはちょ~~~~っとだけマンネリを感じてたのよ。いや、アンタの絶叫を聞く分には心地よかったけどそれはそれとしてね?
    だから今度は趣向を変えて、身体じゃなくて精神的に追い詰めて凌辱してみよっかなって考えたの。つっても今までの拷問でも精神的にも甚振っちゃいたけど。
    しかしながらそれは私にとっちゃあくまでついで。今からアンタに与えるのは、アンタの精神を極限まで追い詰める為の責め苦よ。
    つまりどういうコトか。それを口にする前に、まずはコレを見てちょうだい♡」

    「……………っ!!?」

    私は、それまで手元にぶら下げていた革袋の中身を取り出し、エレイシアに見せつける。

    取り出したそれは、中に“大量の死徒の眼球”が詰まっている丸いビーカーだ。

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:50:18

    「見ての通り、この中にあるのは死徒の目玉。そうね、数えてないけどざっと20個ぐらいはあるかしら?
    いやあ本当に大変だったのよ?アンタならそうして見ただけで解るでしょうけど、この眼球の一個一個がⅥからⅦ階梯の奴らのモノなの。
    だから集めるのにも一苦労しちゃってね。低い階梯のゾンビ共ならともかく、そんな高い階梯の死徒なんてそうそうエンカウントしないからマジで虱潰しだったわ。
    おまけに集めなきゃいけない以上は必然的に眼球を一切傷つけずに仕留めなきゃいけなかったし、この一週間はかなりシビアな日々が続いたのよ。
    でも、そんな私の頑張りを主は見てくださっていたのか、こうして十分なぐらいに蒐集する事ができたわ」

    まさに幸運と言えるでしょう。一週間なんて短い期間の中で10体以上も都合よく遭遇し、そして仕留めうるに至れたのは本当に僥倖という他ない。
    これだけあれば、これからやるコトにあたって十二分に役立ってくれるだろう。

    「それで……そんなのを、わたしに見せて……どうするんですか。
    何を考えて、死徒の眼球なんてモノを……?」
    「ふふ、ふふふふふふふふ。そりゃあ、これからアンタに与える拷問に必要だからよ。
    正確には、その拷問を拷問としてより確実に成立させる為の補助具……というべきかしら。
    ほら、死徒の眼球―――言い換えると魔眼は、その名の通りに強力な魔力を秘めてるじゃない?そして、それらは基本的に総じて魅惑で対象を洗脳・催眠する類のモノ。
    あくまで私の推論だけど、ロズィーアンの薔薇の魔眼もこれがより強力かつ歪に変異して、高次元な幻惑を見せる域にまで発現したものだと思うのよ。つまり吸血鬼の魔眼である以上、原理としては元々は同じモノだったんじゃないかなあって」
    「………何が、言いたいんですか……?」
    「まあそう急かさないでよ。うん、要するにね。
    …………いや。アンタは私よりずっと地頭良いんだし、口でわざわざ説明するより目の前で実際にやった方が理解してくれるわよね!
    つまり――――――こういう事っ!!」

    「は――――――?」

    瞬間、ビーカーを思いきり床へと叩き割る。当然、眼球がほんの一瞬宙に飛び散る。
    その一瞬で、宙に舞う眼球たちの向きを秘蹟によって『全て』エレイシアの方へと固定し――――――いつかの礼拝堂で発動させた幻惑の魔術を、再び行使した。

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