- 1二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:07:36
「麗日さん!?い、いきなり何を…!?」
「じゃーん!プレゼントー!」
緑谷に紙袋を渡すお茶子
「…な、中身みてもいいかな?」
「ええよ!ていうか元からここで見てもらう予定やったし♪」
「…」ガサゴソ
「う、麗日さん、こ、これって!?」
「えへへ、オールマイトパーカー…サイズ合ってなかったら嫌やったから…フリーサイズのやつ買っ…デクくん!?なんで泣いとる!?嫌やった!?」
「違う…違うんだ…麗日さん…このオールマイトパーカー僕買えなくてさ…すごく嬉しいよありがとう!麗日さん!」
「良かった〜♪」
(ホンマに人気やったから…ネット通販で即売り切れでびっくりしたわ…梅雨ちゃん達に手伝ってもらわなかったら…絶対買えんかった)
(でも…)
「すごい、これ春とかちょっと暖かい季節も寒い季節もどっちでも着れる!」
(こんな可愛い笑顔見れるんやったら…苦労して買って正解やったな)
「でも、麗日さん、最初の言葉は誤解するけしからん男子もいるから気をつけてね」
「ちが…そ、それはデクくんだけやから!」
「え、僕だけ…?」
「あ…ぅ…!よ、喜んでもらえてよかった!じゃあねデクくん!ちょっと私やることあったんやった!」
「分かった、本当にありがとうね麗日さん!」 - 2二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:08:38
クソナード、よかったな
- 3二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:16:52
お茶子の部屋
「お!麗日帰ってきた〜!どうだったどうだった!?」
「めっっっちゃ…喜んでもらえたわ…」テレテレ
「ケロケロ♪良かったわねお茶子ちゃん」
芦戸と蛙吹がお茶子の部屋にはいたようだ
2人ともお茶子のことを自分の事のように喜んでいた
「いえーい!このまま、じれったい恋してる子達みんな恋までの道筋発展させてあげよー!」
「えー、それ大丈夫かな…?」
「自分のペースっていうものがあるからね、あんまり無理強いしたらダメよ?」
「分かってるって!それとなく言ってみるからさ!」
「あ、今日もうこんな時間やし、解散やな、2人ともありがとう」
「いいのよ、また何かあったら呼んでねお茶子ちゃん」
「私も読んでね!麗日!」
「うん!」
芦戸は、お茶子の部屋を出たあと少しニヤついていた
「さーてと…どこを進展させたらいいかな♪」
芦戸は誰に狙いを定めた?
1 蛙吹
2 耳郎
3 葉隠
4 八百万
dice1d4=3 (3)
- 4二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:19:54
芦戸本人は良いのか
- 5二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:22:10
「よし、葉隠にしよう!」
自分の部屋に戻り、頭の中で作戦を建てている芦戸
もちろん健全でそれでいて、着実性があるもの
「そういえば…葉隠って、青山と尾白どっちが好きなんだろ…」
「うーん…そこは本人に任せるしか…いや、好みも全然違うと思うからな〜…」
「私は恋とかあんましたことないし…」
芦戸は悩みながらも眠りについた
ちなみに葉隠はどっちが好き?
1 尾白
2 青山
dice1d2=1 (1)
- 6二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:30:19
「葉隠〜!」
「どうしたの?」
「葉隠さ!恋とかしてない?」
「いきなりだね!?」
(恋かー…してないって言った方がいいかな…)
「あのね、葉隠、別に告白しろって言ってるわけじゃないんだよ、最近ね麗日が、緑谷にプレゼントを渡したんだ」
「ええ!?お茶子ちゃんが!?」
「そうそう、それでさ、葉隠も大好きな人にプレゼントとかしてみたらどうかなって」
「プレゼントか〜…」
「いいね!告白とかじゃなくてさ、日頃の感謝って感じのでもいいよね?」
「葉隠がしたいようにすればいいよ!」
「わかった!ちょうど最近買ったものがあってさ!それ渡してくるね!」
「行動力…!?」
「ありがとうね!」
そのまま駆け足で、自分の部屋に戻り、前に芦戸から貰ったラッピングで、よりプレゼントらしくした後、尾白に会いに行った - 7二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:36:13
「尾白くーん!」
「葉隠さん、どうしたの?」
「えへへ!尾白くんってこういうの好きなんでしょー?」
その言葉に少し動揺する尾白だったが、葉隠からプレゼントを渡され、その動揺も収まる
「プレゼント?」
「そうそう!今開けて欲しいな!」
「うん、分かった」
ラッピングを外しプレゼントの中身を確認する尾白
「眼鏡?」
「そうそう!今付けてみて!」
「なんか今日すごい元気だね、葉隠さん」
「ちょっと色々あったんだ〜!早く早く!」
葉隠に急かされ、眼鏡をつける尾白
「別に俺に眼鏡なんて似合わな_」
言いかけたタイミングで尾白は驚き後ずさる
「え、は、葉隠さんが見える!?」
「えへへ、ちょっと特殊なメガネでね!あんまりちゃんと私の姿は見えないだろうけど」
「尾白くんが、前から私の姿が見れたらって言ってたからさ…プレゼントっていうか私が見て欲しかっただけなんだけどね」
「ううん…嬉しいよ、ありがとう葉隠さん、最高のプレゼントだ」
(葉隠さんって…こんな美少女だったのか…仕草からして可愛いのはわかってたけど…実際見ると本当に可愛いな)
「ジロジロ見すぎだよ〜尾白くん!」
「いや…葉隠さん可愛くて」
「えっ…お、お世辞はいいよ〜!」アタフタ
「ふっ…邪魔しちゃ悪いよね…仲睦まじくて輝いてるよ2人とも…」 - 8二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:38:59
それを見ていた芦戸はガッツポーズをする
「よし!なんかいい感じだ!そして次は〜」
ゆっくりと芦戸の方に近づいてくる影があった
「お、プレゼント持ってきたね!麗日も、葉隠も、プレゼント渡したから怪しまれずにプレゼントを渡せるチャンスだよ!」
来た人物とは?
1 蛙吹
2 耳郎
3 八百万
dice1d3=1 (1)
- 9二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:42:46
「別に悪いことをしてる訳じゃないし…怪しまれなくてもいいのだけれど」
「まぁまぁ!梅雨ちゃん!それでそれで!誰に渡すの?」
「常闇ちゃんに…」テレテレ
「いいじゃん!応援してるね!」
「ありがとう♪でも、こんな物で喜んでもらえるかしら…」
「常闇は、だいたい何でも喜んでくれる気がするな〜、特に梅雨ちゃんから貰えるものだったら…ね?」
「それは…さすがに無いわよ」
「もっと自信を持って!梅雨ちゃん!梅雨ちゃんは可愛いから!」
珍しく少し弱気で照れている蛙吹
「ケロっ…私も頑張ってくるわ!」
「その意気だ〜!頑張れ!」
蛙吹は、そのまま常闇が居る所まで向かった - 10二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:50:34
常闇の肩をポンポンと叩く蛙吹
「ん?どうした蛙吹?」
「あのね、常闇ちゃん…そのプレゼントがあるの」
「プレゼント?嬉しいがいきなりだな」
「その、受け取ってくれるかしら?」
常闇は頷く
小さな紙袋を渡す
「食べ物だから…早めに食べてくれると嬉しいわ」
「…フミカゲ!」
「あぁ、分かっている…蛙吹今ここで食べて、感想を聞かせたい、真っ直ぐ目を見て蛙吹に美味しいと伝えたい」
「美味しいかどうかは…食べてみないと」
「蛙吹が作るものなら美味しいに決まっている、それはこの世界が決めた定めだ」
袋の中には水玉模様の紙に包まれたアップルパイが入っていた
常闇は、それを1口かじると、そのまま蛙吹とから目線を逸らした
蛙吹は、気に入って貰えなかったとガッカリしたが次の一言で、笑顔が戻る
「いや…その、すまない…美味しくてつい頬が緩んでしまった…あまりこんな顔見られたくなくて…だな」
少し声が震えており、それが本心だとすぐに蛙吹はわかった
「ふふ…常闇ちゃん、可愛いわね」
「かわっ…ちがっ…そんなのでは」
「フミカゲ食べる手が止まらないな!」
「本当に美味しいからだ…」
「ケロケロ♪喜んでもらえてよかったわ♪」 - 11二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:52:13
「怖いぐらい上手くいくな〜!さてと…まだ時間あるし…何故かみんなプレゼント持ってるし…次は〜」
「あっ!ちょっといいかな!」
その人物の肩を叩く芦戸
それは誰?
1 耳郎
2 八百万
dice1d2=2 (2)
- 12二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 15:57:53
「ヤオモモ〜!」
「あら、芦戸さん、どうしましたの?」
「今ね!女子の間でA組の男子にプレゼントを渡すのが流行ってるんだー!」
「男子のみなさんに?」
「いや、みんなじゃなくて1人だけだよ♪もー、察してよねヤオモモ〜」
「あっ…いや、べ、別に私にそのような人は!」
「いるでしょ〜、ねぇ!轟か飯田どっちが好きなの〜?」
「お、おふたりにそのような感情は…!」
「ならさ、日頃の感謝ってことで渡してみるといいよ!それならいいでしょ?」
「ま、まぁ、確かに…感謝という目的なら…」
「でしょでしょー!」
「あとね、男子が喜ぶ言葉がひとつあってね」
「男の子ってこういうのが好きなんでしょー!って言うと効果絶大だから!」
「…?よく分かりませんが言ってみますわ!」
八百万はどっちが好き?
1 轟
2 飯田
dice1d2=2 (2)
- 13二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 16:00:11
(すぐに準備出来るもの…あった…かしら)
自室に戻り、八百万は自分の荷物を漁っていた
「あ!これなら…!でも…迷惑じゃ」
八百万はソレを軽く握ったあと、決意したように部屋を出て、もう時間が遅くなっていた為、飯田の部屋に向かった - 14二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 16:04:11
「い、飯田さん」
ノックをする八百万
「ん?八百万くん、どうしたんだい?」
「その…お、男の子ってこういうのが好きなんですよね!」
「い、いきなりどうした八百万くん!?」
八百万は、2枚のチケットを差し出す
「…遊園地のチケット?」
「こ、今度の休み…一緒に行きませんか?」
「あぁ、これって…緑谷くん達から聞いていたよ、女性陣が、今プレゼントを渡していると」
「あ…いや…その…迷惑ですよね、一日一緒になんて」
「迷惑とは思っていないよ、むしろ八百万くんとの親交を深められる時間と考えたら嬉しい」
「…優しいんですね、飯田さん」
「む?プレゼントを貰ったら誰でも嬉しくてこんな言葉をかけると思うのだが」
「じゃあ、今度の休みは一緒に遊園地に行こう、楽しみに待っている!」
「はい♪」
飯田の明るさに八百万は、少し頬を赤らめていた
(や、やりましたわ!) - 15二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 16:05:43
おお、珍しいな
- 16二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 16:07:43
「あー、時間的にそろそろ…って…あれ、耳郎ちゃん?」
「っ!あ、芦戸か…良かったびっくりした」
「んー?もしかして〜?」
バッと手に持っていた物を隠す耳郎
「噂聞いちゃった感じ?」
「ご、ごめん…ウチ誰にも相談せずに…勝手にみんなの真似して」
「大丈夫、次耳郎に話そうと思ってたし」
「それで相手は〜?上鳴でしょ?」
「そう…だけど」
「緑谷と麗日…耳郎と上鳴は、A組の公式カプだからね〜!」
「は、はぁ!?い、いつの間にそんなの!?」
「だって周知の事実じゃない?」
「…うー…」
「頑張ってきてね!耳郎」
「う、うん…ウチ頑張る」 - 17二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 16:13:50
「か、上鳴…」
「お、耳郎じゃん?こんな時間にどうした?」
「上鳴って…こういうの好きだったりする?」
耳郎は、上鳴にそこそこ大きめの箱を渡す
「おっ!?なになに!?開けていい!?」
「…いい…けど」
上鳴は、ウキウキした顔で、箱を開ける
「え、待って…耳郎…これ結構お高めのやつじゃない?」
「…アンタの為に買った」
「い、いいの!?貰って…!?だってこれ結構レア物じゃない?ヘッドホンとかあんま詳しくない俺でも知ってるぐらい…有名なやつじゃ」
「実はさ…それ、ウチとお揃いのやつなんだけど…嫌…かな?」
「あのなー…耳郎それ言われて断れる人間存在しねぇのよ…」
「ほんとありがとう!」
箱を片手に持ったまま耳郎にハグをする上鳴
「ちょ!くっつくな!嬉しいのわかったから離れて!?」
「えー、プレゼントしといて照れんなよ〜♪」
「っ…ちが…それとはまた別の話でしょ!?」
「ありがとうな〜耳郎♪」 - 18二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 16:19:58
「よーし、恋愛成就〜♪」
「いい感じに終わったな」
芦戸は、みんなの喜ぶ顔を思い浮かべた
皆幸せそうで、照れていた
「…私もそんな人が居たら…な」 - 19二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 16:20:31
「芦戸!!」
「切島?」
相当焦ってきたようで、息が切れていた
「プレゼント…っ…渡して回ってたんだろ?」
「あ、いや…私持ってないけど…ごめん」
「ちげぇ…俺からのプレゼントだ」
「え?」
「物じゃないけど…よ」
少し間を置いたあと、切島は話し始める
「あのな、芦戸」
「俺、ずっとお前に伝えたいことがあったんだ」
「…伝えたいこと?」
「前からずっと言おうと思ってて…でも、機会が無くて」
切島は、大声で言う
「お前は俺のヒーローだ!」
「っ…ははっ!」
「え、芦戸…?」
「そっか〜…ははっ、そんなに真剣な顔して告白でもするかと思った」
「ありがとうね、切島最高のプレゼントだよ」
にっこり笑顔を切島に向ける芦戸
「…俺も今最高のプレゼント貰った」
「…え?」
芦戸の顔が真っ赤に染った
〜完〜 - 20二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 18:19:04
こういうキャラは大体自分の恋愛に弱い(偏見&個人的性癖)
- 21二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 18:30:27
>>12 委員長ズ推しです。こういう系のスレで飯八あんま見かけないから超嬉しい