ここだけ神と妖と人間の乱世4

  • 1???25/05/21(水) 20:34:43

    八百万の神の加護を受ける国『ヤマト』

    神々への信仰によって守られていたこの国だったが、ある時、妖による術によって神々が祟り神へと堕ちていく事件が相次いだ

    それを解決するべく、神たちは自身の依代を神器へと変えて人間たちの土地へと残していった

    しかし神器を独占して我が物としようとするものたちによって現世は乱世へと突入してしまい、荒ぶる神たち、神器を自分勝手に奮う人間たち、暗躍する妖怪たちで熾烈を極めていた……


    1スレ目

    ここだけ神と妖と人間の乱世|あにまん掲示板八百万の神の加護を受ける国『ヤマト』神々への信仰によって守られていたこの国だったが、ある時、妖による術によって神々が祟り神へと堕ちていく事件が相次いだそれを解決するべく、神たちは自身の依代を神器へと変…bbs.animanch.com

    2スレ目

    ここだけ神と妖と人間の乱世2|あにまん掲示板八百万の神の加護を受ける国『ヤマト』神々への信仰によって守られていたこの国だったが、ある時、妖による術によって神々が祟り神へと堕ちていく事件が相次いだそれを解決するべく、神たちは自身の依代を神器へと変…bbs.animanch.com

    3スレ目

    ここだけ神と妖と人間の乱世3|あにまん掲示板八百万の神の加護を受ける国『ヤマト』神々への信仰によって守られていたこの国だったが、ある時、妖による術によって神々が祟り神へと堕ちていく事件が相次いだそれを解決するべく、神たちは自身の依代を神器へと変…bbs.animanch.com
  • 2東国の役人達25/05/21(水) 20:36:43

    君たち、事情に詳しいようだな……お奉行様が出した依頼を受けてくれたのかい?
    【役人の群れが足を止め、その中から一人、身分の高そうな役人が歩み出て来る】

  • 3蛇腹剣の侍25/05/21(水) 20:39:01

    >>2

    そんな感じじゃ

    偶々知り合いから依頼の話を聞いてのう

    天狗退治にやって来たというわけよ

  • 4風神弓使い25/05/21(水) 20:40:31

    >>2

    天狗退治にこの弓を用意したが、生け捕りが好ましいなら痺れ矢を用意している

  • 5東国の役人達25/05/21(水) 20:45:26

    >>3

    それは助かった……今晩もまた奉行所の厠が燃やされてな……。

    幸い怪我人は出なかったが、厠の覆いが焼けてしまい、奉行所が酷い臭いになってしもうだ……。

    【腕組みしつつ、深い深ぁ~いため息をつく役人】


    それで、奴を追いかけてきたところだが……無念、どうやら見失ってしまったようじゃ。

    【依頼を受けた際に受け取った地図の事を思い出すなら、この先の山が天狗の隠れ家だと分かるだろう】


    >>4

    おお、それはもしや噂に聞く神器と言うものか……?初めてお目にかかる、アリガタヤアリガタヤ……【拝んでいる】

    ゴホン、不死山の大天狗様からは討伐のお許しが出ているが、勿論生け捕りにしてくれても構わない。

    何せ相手は天狗、人界の法は通じない相手じゃ……!!

  • 6蛇腹剣の侍25/05/21(水) 20:48:49

    >>5

    そらまあなんちゅうかご愁傷様じゃのう

    地図を見る限り天狗は山に居を構えとるようじゃな

    山に入るにあたって何か警戒しとくこととあるか?

  • 7風神弓使い25/05/21(水) 20:54:41

    >>6

    山に入るのならこの一撃を警戒されないうちに当てたい

    故に蛇腹剣のあんたが先行してくれるか?

  • 8おとなしい九尾25/05/21(水) 20:56:00

    ♪♪
    【散歩してる】

  • 9東国の役人達25/05/21(水) 20:57:04

    >>6

    天狗に気を付けてくれ、と言う事だけだな。

    昔はこの山にも色々な妖怪が居たようだが、今はどうも例の天狗しか居ないようだ。

    理由は良く分からないが、君たちにとっても好都合だろう……。

    【山の上の方を見ながらそう語る役人】


    それでは、某らはお奉行様に依頼の受注者が現れた旨を知らせて参る!

    どうか気を付けて行かれよ……!【役人は部下を取りまとめ、奉行所へ戻っていく】


    (※お、お久しぶりの方!ついでにシレッと合流してもよかですよ!)

  • 10蛇腹剣の侍25/05/21(水) 20:59:42

    >>9

    縄張り争いに負けて追ん出されたんかのう

    まあ横やりが入る心配はないと思っておくか


    >>7

    前衛じゃからそれは構わんが、背後から奇襲されるやもしれんのでそこは気をつけてな

    ほんじゃ山入るぞー

    【先行して山に入っていく】

  • 11???25/05/21(水) 21:06:15

    >>7 >>10

    【山を登ってくと、突然大きな地割れが見えて来た】

    【地割れは大人五人が横になったぐらいの幅があり、古びた吊り橋がかけてある】


    【dice1d100 で周囲探索ダイスを!注意力が高い、夜目が利く等の方は補正盛ってOK!】

    【目標値60以上です!】

  • 12風神弓使い25/05/21(水) 21:08:27

    >>11

    これは…

    【蛇腹剣の侍より後方で見つからないように行動している】

    dice1d100=74 (74)  +20

  • 13蛇腹剣の侍25/05/21(水) 21:09:08

    >>11

    古い橋か…昔はここにも人の手が入っておったんかな

    橋の上で天狗に襲われるとかぞっとせんのう

    (dice1d100=53 (53) +10)

  • 14???25/05/21(水) 21:11:56

    >>12 >>13

    【地割れと、掛かっている古い橋を確認した二人は、気が付くだろう】

    【地割れが口を開いているにしては、谷のそこから風の音も、水の音も、何も聞こえないと言う事を】


    【更に、吊り橋の方へと目を凝らしてみると、吊り橋のあちらこちらに竹細工が吊るされているようだ】

    【所謂、鳴子(なるこ)と言う仕掛けであり……吊り橋を通ろうとすれば、これが鳴る仕掛けのようだ】

  • 15おとなしい九尾25/05/21(水) 21:14:25

    団子美味しいな…そうだ!久しぶりにあそこでも行こうかな…

  • 16蛇腹剣の侍25/05/21(水) 21:15:28

    >>14

    鳴子か…あからさまに罠じゃな

    谷底から何も聞こえんのも気にかかる

    他に道はないんかの

  • 17風神弓使い25/05/21(水) 21:17:09

    >>14

    あれを切って正面から進むか、罠が煩わしいなら遠回りして進むかだな

    どうする蛇腹剣の?

    【懐から短刀を取り出し鳴子を解除する準備はできている】

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 21:17:35

    >>15

    フォッフォッフォ……これは珍しい、妖怪さんがお団子を食べているとは。【通りすがりの爺さんだ】

    なにやらご機嫌な様子、良い事でもありましたかな?

  • 19天狗の山@依頼中25/05/21(水) 21:19:49

    >>16 >>17

    【周囲を警戒する二人の横に、野良オオカミが現れる】

    【そのオオカミは、テクテク歩いて地割れに足を踏み入れ ―― 何事も無い様に空中を歩いていく】

    【空中にオオカミの足跡らしきものが一瞬残り……やがて薄れて消えていくのが見えた】

  • 20蛇腹剣の侍25/05/21(水) 21:22:15

    >>17

    切り落としたら切り落としたで落下音が鳴るかもしれん

    それに谷自体に何かありそう…


    >>19

    …というより"ある"ものを"ない"ように見せかけとったようじゃな

    行くか

    【慎重に地割れに足を踏み入れ、蛇腹剣で足元に地面があるか確認しながら進む】

  • 21おとなしい九尾25/05/21(水) 21:23:40

    >>18

    いやーね今日はまあ故郷に帰ってそこの菓子を食べて帰ってきた〜

  • 22天狗の山@依頼中25/05/21(水) 21:25:25

    >>20

    【蛇腹剣で地割れを突いてみると、明らかに地面の無いハズの場所に、地面の反応が感じられる】

    【なんなら地面に少し堀り跡が残るぐらいだ……そしてまた、時間経過で堀り跡は薄れ、消えていく】

  • 23二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 21:26:29

    >>21

    おや、狐さんの故郷と申すとどこじゃろな……?ヤマトの生まれか、或いは異国ですかなぁ?

  • 24風神弓使い25/05/21(水) 21:27:22

    >>22

    そのへんの砂や土をまいて進むか

    風神弓なら足場が悪くても進めるからな

  • 25蛇腹剣の侍25/05/21(水) 21:29:19

    >>22

    予想通りじゃな

    この調子で先に行こう

    【同じようにしてどんどん先へ進む】

  • 26おとなしい九尾25/05/21(水) 21:37:31

    >>23

    んーまあ異国かな…んー

    【メタ 新しい国の追加していいですか?】

  • 27天狗の山@依頼中25/05/21(水) 21:37:40

    >>24 >>25

    【足元を慎重に確認しながら地割れを渡りきる事に成功する二人、特に危険や罠の類は見つからなかった】

    【吊り橋に結びつけられた鳴子が風に揺れている……ものの、この鳴子が侵入者の存在を知らせる事は無いだろう】


    【更に山を上に向かって進むと、山の一角が切り開かれており、そこに掘っ立て小屋が建てられているのが見える】

    【小屋の中には明かりが灯っており、小さく開けられた窓からは煙が立ち上っている】


    【dice1d100 判定、忍び足で接近するか、遠目から覗き込むか、聞き耳を立ててみるか】

    【忍び足は目標値70、遠目からの確認は70、聞き耳は50、それっぽい道具や技能で補正盛り可】

  • 28二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 21:40:12

    >>26

    ホッ、それはそれは興味深いの!ヤマトの国は荒海に囲まれておるせいで、異国へ行ったことのある者も、異国から来たと言う者も少なくてのー!

    良ければ何か土産話でも聞かせては貰えんかな?


    (※国追加OKです!あんまり設定とか固まってないんでドシドシ突っ込んで行ってくださいな!)

  • 29風神弓使い25/05/21(水) 21:41:28

    >>27

    【聞き耳をたてる】

    dice1d100=27 (27) +15

  • 30おとなしい九尾25/05/21(水) 21:42:05

    >>28

    故郷は妖の国でまあ平和だよ〜 寄りあとは道に龍の国だね〜まあ龍たちの楽園で強い方がいる所〜

  • 31おとなしい九尾25/05/21(水) 21:42:21

    【すいませんが落ちます…】

  • 32蛇腹剣の侍25/05/21(水) 21:43:22

    >>27

    彼奴の根城かな…よし、ここは蛇腹剣くんに偵察してもらおう

    近くまで切先を伸ばして聞き耳を立ててくれるか?

    【『よかろう』と地面に静かに書き、小屋まで切先を伸ばして聞き耳を立てる】


    (聞き耳:dice1d100=80 (80) +20)

  • 33二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 21:48:23

    >>30

    ほうほう……興味深いのう……なるほどなるほど【異国の話に聞き入っている】

    (※お疲れ様ですー!)

  • 34天狗の山@依頼中25/05/21(水) 21:53:24

    >>29 >>32

    【何らかの方法で小屋の中の音を伺うと、上機嫌な鼻歌が聞こえて来るだろう】

    【天狗と聞いてイメージするような、荒修験者の如き声では無く、どちらかと言えば高い声のようだ】


    『~~♪~~♪』


    【そして、暫くたった後……】


    『炊けた、炊けた!掘りたて筍ご飯……いっただっきまーす!』


    【明るく、気の抜けた声と、ご飯茶碗と箸のぶつかり合う音が鳴り始める】(※御飯中で警戒力低し)

  • 35風神弓使い25/05/21(水) 21:56:39

    >>34

    これは…蛇腹剣の、道に迷った者として話をしに行ってくれ

    話次第で天狗を捕まえなくてもよし、小屋から出たならそこを射ればよし

    それでいいか?

  • 36蛇腹剣の侍25/05/21(水) 22:01:08

    >>34

    【『めし食っとる。警戒心薄し』と地面に書いた】

    ふーん…奇襲するのも手っちゃあ手じゃな


    >>35

    ふむん…それじゃあ警戒されんように神器は置いて行こう

    戦闘が避けられんと判断したら指笛で合図を出す故注意していてくれ

    【蛇腹剣を足元に置いて小屋に向かう】


    >>34

    【小屋の戸を叩く】

    もし、もし…誰かおりませぬか?旅の者でござる

    道に迷うてしまいました。申し訳ないが一泊の宿をお借りしたい

  • 37天狗の山@依頼中25/05/21(水) 22:05:55

    >>36

    『……ハァ?』

    【家の中から聞こえていた音が止み、暫くゴソゴソ、ガサガサと音がした後、中から若い男が現れる】

    【年の頃、15~16に見えるその男は、伝統的な山伏装束に身を包み、長い一本歯下駄を履きこなしている】

    【……また、背中には漆黒の鳥の羽根が生えている様だ】


    『え……道に迷った?それでこんな所にまで……?』

    【若い天狗は、蛇腹剣の侍の事を怪しんでいるようで、頭の上からつま先までジーっと眺めまわした後】


    『……ここに来るまでにでっかい地割れ無かったかい?アレどーしたの?』【と聞いてきた】

  • 38蛇腹剣の侍25/05/21(水) 22:11:21

    >>37

    ああ、あの不思議な地割れですか?

    獣が歩いて行ったのでこはなんぞと思い、恐る恐る踏み出してみれば空を歩けるではございませんか

    まるで自分が修験者か何かになったようでしたよははは


    …ちなみにお伺いしますが、あなたはもしや天狗様では?

  • 39天狗の山@依頼中25/05/21(水) 22:18:58

    >>38

    若天狗『お゙ゔゔ……野の獣共が惑わぬように細工したのが仇になったかな、これは……』

    【蛇腹剣の話を聞き、何やら思い当たる節があったようで、頭を掻き掻きぼやいた】


    若天狗『まぁ、そう呼ぶならそうとも言える……少しなら神通力も身に着けておるわい』

    【そう言いながら、家の扉を大きくあけ放つ】


    若天狗『入られよ旅の方、この山に妖怪は居らぬとは言え、熊もオオカミもおるでな』

    若天狗『一般の者には十分危険な山じゃ、下山は朝になったらで良かろ……』

  • 40蛇腹剣の侍25/05/21(水) 22:22:41

    >>39

    かたじけない

    このまま鳥獣の餌食になるのは避けたかったでのう

    【小屋の中に入る】


    この山には妖怪がいないとのことですが、他の天狗様もおられないので?

  • 41天狗の山@依頼中25/05/21(水) 22:29:25

    >>40

    若天狗『頭の固ったい爺様天狗共か!おらん!おらんよ!あんな老害ども!』


    【他の天狗の話題が出ると、途端にしかめっ面になり、手を振りながら罵り始める】


    若天狗『アイツラァ人と妖(あやかし)の境が何だのかんだの抜かして人里近くにはあまり来んからな!』

    若天狗『修行して法力を修めているのは良いが、結局それも自分が成仏したいだけの生臭坊主どもよ!』


    【大きく、大きくため息をつきながら家屋の中に入って行こうとする】

  • 42蛇腹剣の侍25/05/21(水) 22:33:07

    >>41

    ははぁ随分と嫌っておられる…

    山向こうには宿場町があると聞きましたがそれでこの山に居を構えておられるのですな

    とすれば町で人と関わったりもしてらっしゃる?

  • 43天狗の山@依頼中25/05/21(水) 22:40:32

    >>42

    【その言葉を聞いた途端、ものすごく嫌そうな表情になり、押し黙るが】

    【……囲炉裏に薪を投げ込みながら、少しずつ語り始めた】


    若天狗『関わっては居らん、関わっては居らんよ……たまに飯や酒を調達しに里に下りる事はあるが、それだけじゃ!』

    若天狗『それも人の耳目がよそを向いている間にサッと済ませておるので、里の者も天狗の仕業とは気付いとらんハズじゃ!』


    【そう話しながら、力任せに枝を数本へし折る】


    若天狗『むしろ関わったのはこの山の妖怪どもじゃのう!全員国から叩き出してやったわ!!』

    若天狗『中には手強い奴もおったが……天狗の宝の前には妖怪など羽虫のようなもんじゃったわ!!』


    【手にした枝を、力任せに囲炉裏に投げ込んだ】

  • 44蛇腹剣の侍25/05/21(水) 22:46:06

    >>43

    ああ、そうなのですね

    風のうわさで宿場町で悪戯を働く妖が出たと聞いておりましたが…

    なんでも奉行所の厠まで燃やされ、怪我人も大勢出たとか…

    やはりうわさはうわさに過ぎませんな

  • 45天狗の山@依頼中25/05/21(水) 22:52:01

    >>44

    若天狗『何ッ!?奉行所で怪我人が……!?馬鹿な、あり得ん……いやしかし……!!』


    【蛇腹剣の言葉を聞くと同時に、驚愕の表情を浮かべ、すっくと立ちあがった天狗】

    【家の奥に掛かっていた掛け軸の奥に手を突っ込むと、猛禽類の風切り羽根で作られた不思議な団扇を取り出す】


    若天狗『旅のお方は暫しゆるりとして行かれよ、拙僧は少し宿場の様子を見て来る……!』


    【そう言うと、がらりと家の戸を開け、飛び出していこうとする】


    (※メタ的には静止が無い場合、このまま風神弓使いさんの居る方向へ駆け出していきます)

    (※注意が完全に逸れているので、何やっても成功するでしょう、煮るなり焼くなり声かけるなり!)

  • 46蛇腹剣の侍25/05/21(水) 22:54:26

    >>45

    お待ちくだされ

    【立ち上がり、制止する】


    失礼、少々かまをかけさせていただきました

    悪戯の下手人はやはりあなただったのですな

    良ければ事情を伺わせていただけませぬか?何故左様なことをしたのか

  • 47天狗の山@依頼中25/05/21(水) 23:06:51

    >>46

    若天狗『何だと!?人を……謀(たばか)りおったか!』


    【その言葉を聞いて驚くように振り返り、サッと天狗の羽団扇を構える】


    若天狗『何故もこうも無いわ!この乱世に妖怪から民も寺も守れぬ腰抜け侍を脅かし、米と肴を少々頂ただけよ!』

    若天狗『そもそも彼奴らが寺を守れていればワシが修行の半ばに斃れる事も無く、天狗に成る事も無かったのだ!』


    【そして、天狗の羽団扇を見せびらかすように頭上に掲げると、蛇腹剣の侍を睨みつける】


    若天狗『これなるは大天狗の秘宝・天狗の羽団扇!貴様の如き侍一匹にどうこうできる代物では無いぞ!』

    若天狗『今下山するなら見逃しもするが……ワシをどうこうしようと言うのならば、目にもの見せてくれるわ!!』

  • 48蛇腹剣の侍25/05/21(水) 23:18:03

    >>47

    【抵抗する素振りを見せず、言葉を続ける】

    侍への恨みですか…

    されどもあなたは侍を含め、一人の人間も傷つけてはおられない

    わしにはあなたが邪な妖とは思えぬのです


    生前のあなたを守れず、天狗と成したことについては誠に申し訳ない

    侍衆に代わって謝罪申し上げる

    ここは何卒矛を収めてはくださらんか?

    【すっと膝をつき、三つ指ついて頭を下げる】【つまり、土下座だ】

  • 49天狗の山@依頼中25/05/21(水) 23:25:16

    >>48

    若天狗『……ヌ、ヌ、ヌ』


    【こめかみの辺りをピクピクさせながらも、羽団扇は振り下ろさず、そのままの姿勢で立ち尽くす天狗】

    【そのまま数分の時が流れたか ―― と思われた、その時!】


    ???『ピュルルルルルィィ!!』


    【闇を引き裂き、急降下して来る謎の影が!】


    (※影の攻撃対象は天狗であり、他のメンバーに対しては殆ど注意を払っていません)

  • 50蛇腹剣の侍25/05/21(水) 23:27:09

    >>49

    …!?何ぞ!?

    いかぬ、天狗殿下がられよ!

    【咄嗟に若天狗を押しのけて庇おうとする】

  • 51天狗の山@依頼中25/05/21(水) 23:36:34

    >>50

    若天狗『何ッ……ぬォッ!?』


    【突然動いた蛇腹剣の侍に反応し、羽団扇を振りお揃うとした所で、言葉を聞いて目を見開く】

    【直後、若天狗が押しのけられた空間を引き裂いて、黒い影が通り過ぎたが……その凶爪は空を切った】


    雉子?『ピュルルルルルィィ!!』


    【その影は、月明かりに照らされながら上空を旋回し、天狗と蛇腹剣の侍を襲う機会を伺っている】

    【照らされた姿を見た者は、それが人の娘のような上半身と、猛禽類の翼の腕、そして鳥の足を持つ妖怪だと分かる】


    若天狗『おのれ面妖な雉子(きじこ)め……大人しく国を去っていれば命までは絶たなかったものを!』

  • 52蛇腹剣の侍25/05/21(水) 23:40:28

    >>51

    山から追い出された妖が復讐に戻って来たというわけか

    事ここに至っては止むを得ん


    敵は雉の妖ぞ!!出会え出会え!!

    【叫んで合図の指笛を鳴らす】

    【『殿様かなんかかい』と思いながら蛇腹剣が飛んできて侍の手に収まった】

  • 53天狗の山@依頼中25/05/21(水) 23:45:14

    >>52

    若天狗『奴は雉子……だと思う!夜な夜な墓を漁り屍を貪り喰らう下賤な妖よ!』


    【若天狗はそう言っているが、雉子とされた妖怪の姿をよく見た者は、違和感を抱くだろう】

    【その髪は金、その目は蒼、鼻は高く彫りは深く、おおよそヤマトの民には見えぬ姿だ】


    若天狗『以前戦おうた時は他にも数羽居たはずだ……油断めされるな!』


    【そう言って、若天狗が団扇を振ると、その姿が二人、三人、四人と増えていく】


    (※メタ的にはハーピーです)

  • 54蛇腹剣の侍25/05/21(水) 23:48:35

    >>53

    承知!

    ……なんぞ南蛮人のような見目しとるのう

    さしずめ外つ国の妖か!

    【蛇腹剣を伸ばし、上空のハーピーに斬撃を振るう】

  • 55風神弓使い25/05/21(水) 23:51:24

    >>54

    【状況を隠れて見て聞いているが、出る機会を伺っている

    ひとまず矢を通常の物に替えた】

  • 56蛇腹剣の侍25/05/21(水) 23:53:46

    >>55

    ……あれっ

    そういえば弓使い殿がおらんな

    もっかい指笛鳴らすか

    【先ほどより大きめの音を出す】


    敵!上の奴!

    天狗!味方!

  • 57風神弓使い25/05/21(水) 23:54:44

    >>56

    承知!

    【敵の雉子に矢を放った】

  • 58天狗の山@依頼中25/05/22(木) 00:01:56

    >>54

    【伸びて来る蛇腹剣を見て、体を捻り高度を上げてそれを避けた】

    【上空で待機しながら、天狗の方へと視線を向け、誘う様に笑っている】


    若天狗『鳥の妖は空を自在に飛び回る!翼無き者には荷が重い!ここは拙僧が……!』


    【羽団扇を構え、上空の鳥妖怪に向けて飛翔する天狗……だったが、突如、その動きが止まる!】

    【よくよく見ると、細い糸で編まれた、霞のように細かい網目の網が、空中に張られていたのだ!】


    雉子A『ピュルルルルルィィ!!』

    雉子B『ピュルルルルルィィ!!』

    雉子C『ゲッゲッゲッゲッゲ、グゲッゲッゲッゲッゲ!!』


    【その霞網の両端は、新手の二羽の鳥妖怪が掴んでおり】

    【烏天狗の周囲を高速で飛び回ると、たちまちのうちに網でぐるぐる巻きにして、地に落としてしまった】


    若天狗『シマッタ、これは妖封じの網か!妖気と法力が吸われて力が……!』


    >>57

    雉子A『ピュルル……グゲハッ!』


    【網に包まれ、地に落ちる若天狗を見てしこたま笑っていた鳥妖怪に、鋭い矢が飛び来たり、突き刺さる!】

    【天狗にばかり注目していた鳥妖怪にそれを避ける術も、防ぐ術も無く、そのまま地に落ちて動かなくなる】


    雉子B『ピュルルルルルィィ!?』

    雉子C『ザッケンナコラー!!』


    【その光景を見ていた残りの二羽が、咆哮を上げる】

    【一羽(B)は青白く光る雷光を、もう一羽(C)は緑に輝く風を身に纏い、一直線に弓使いへ襲い掛かった!】

  • 59風神弓使い25/05/22(木) 00:04:25

    >>58

    蛇腹剣の、引き寄せるから斬れ!

    【風神弓の力で走力を増して、蛇腹剣の侍の横をすれ違う

    距離を取って振り返り、再び矢をつがえた】

  • 60蛇腹剣の侍25/05/22(木) 00:05:03

    >>58

    いっぱいおる…ていうか今一匹喋っとらんかったか!?

    ええい寄るでないわー!

    【蛇腹剣を振り回し、斬撃圏を構築して接近を阻もうとする】

  • 61天狗の山@依頼中25/05/22(木) 00:13:40

    >>59 >>60

    雉子C『アブネー!!アブネー!!』


    【風神弓使いに向かって、風を纏い一直線に飛び来った鳥妖怪は、蛇腹剣の斬撃圏に打たれ、弾き飛ばされる】

    【大きな手傷は負っては居ないようだが、纏っていた風は剥がれ、大きく体勢を崩した為に速度は明らかに落ちている】


    雉子B『ケルルーケルルーケルピーチュィィ!!』


    【もう一羽の鳥妖怪は、先行した側が迎撃されたのを見て大きく距離を取った状態で旋回すると】

    【大きく翼を振り、帯電した鳥の羽根をまるで手裏剣か何かの様に、蛇腹剣へ目掛けて撃ち出した!】

  • 62風神弓使い25/05/22(木) 00:15:27

    >>61

    こっちはトドメ!

    【Cの雉子に矢を放った】

  • 63蛇腹剣の侍25/05/22(木) 00:20:37

    >>61

    【蛇腹剣で受け止めてしまい、剣を伝って電撃を食らう】

    あがぐ…!

    めちゃくちゃいってえ!!なんじゃこの初めて食らう痛みは!?


    ええい…ならばお返しよ!

    【剣の腹から大量の枝刃を生やし、ハーピーを串刺しにせんと襲い掛かる】

  • 64天狗の山@依頼中25/05/22(木) 00:26:08

    >>62

    雉子C『ハヤサガタリナ……グゲェー!?』


    【急ぎ矢を避けようとする鳥妖怪だったが、高度も速度も失った状態では急機動を行う事は叶わず】

    【飛来した矢に、串に刺される鳥ムネ肉めいて貫かれた後、はらりと地に落ちて動かなくなった】


    >>63

    雉子B『ケルルッピ!?』


    【今までの太刀筋からはとても予想できない、蛇腹剣の枝刃による奇襲を受けた鳥妖怪は】

    【驚きながらもそのスピードを生かし、刃の間を潜り抜けて回避しようと試みる!】


    【dice1d6=5 (5) 1~2ならネギマ、3~5なら墜落しつつも回避、6から回避&反撃】

  • 65蛇腹剣の侍25/05/22(木) 00:28:35

    >>64

    で、電撃のせいか体が痺れ…

    弓使い殿、とどめを頼むぞ!

    【脱皮の力でダメージを回復中】

  • 66天狗の山@依頼中25/05/22(木) 00:29:01

    雉子B『ビビビッ!!』

    【蛇腹剣の枝刃に貫かれそうになった一瞬、これまでより強い青の閃光を放つ鳥妖怪】
    【まるで雷が落ちるかの如き速度で枝刃を逃れたが、かなり無理な姿勢で加速した事が祟り】

    雉子B『チチチ、ピチクリチ!?』

    【付近に生えていた、背の高い樹木の天辺に激突すると、そのまま地面まで転げ落ちて来る】

  • 67風神弓使い25/05/22(木) 00:30:12

    >>64

    >>66

    任された!落ちた獲物を外すか!

    【その矢が落ちた雉子に真っ直ぐ飛ぶ】

  • 68天狗の山@依頼中25/05/22(木) 00:35:11

    雉子B『ビガッ!!』

    【地に落ち、最早回避の術も無い鳥妖怪は、放たれた矢を受け、動かなくなる】

    若天狗『ぐぬぬぬ……なんの……これしき……!』

    【戦いの終わった頃、霞網にて巻き取られていた天狗が、ようやく網を解いて立ち上がる】
    【そして、既に斃れた鳥妖怪達の姿を見て、感嘆の声を上げた】

    若天狗『おぉ……見事、拙僧が依然追い払った時は、天狗の羽団扇を使うて尚、死闘だったものだが!』

  • 69蛇腹剣の侍25/05/22(木) 00:39:59

    >>68

    うむ、なんとかなったな

    …して天狗殿、話の続きだがなんとか矛を収めてはもらえんかのう…

    お主が侍を恨みに思う気持ちもわかるが、悪しき妖でもないお主を討伐するも捕えるも忍びない故…

  • 70風神弓使い25/05/22(木) 00:41:24

    >>68

    俺からも頼む

    忍び込んでいた分際で言える事では無いがな

    【弓と矢をその場に落とした】

  • 71天狗の山@依頼中25/05/22(木) 00:54:14

    >>69 >>70

    若天狗『……成程、その様子だと討伐の依頼が出ておるのだな。依頼主は大天狗様か、将軍家か?』

    若天狗『……マァ、良い。そこまで事が知れたとあればワシも矛を収めて身を隠す事にしよう』


    【二人の様子に、渋々と言った表情ながらも頷き、羽団扇をしまい込む天狗】


    若天狗『それに、今宵は汝らに助けられた事じゃしの……助けが無ければワシが討たれていたやもしれん』

    若天狗『そうなれば、ア奴らがまたこの山を根城に、麓の町を脅かしていたかもしれん……』


    【そう言いながら、天狗は宿場町の夜景をしみじみと見つめている】


    若天狗『きゃつらはしばらく前にこの地に現れた、奇怪かつ面妖な妖怪の中の一種類じゃ』

    若天狗『この町はしばらく前、奴らに手ひどく荒らされての……ワシが小坊主をしていた寺も、その時にな』

    若天狗『……仏陀の御力を借りて死力を尽くしたが、あの数と力、到底かなわんかった』


    若天狗『しかし、仏道を半ばまで納めていた縁であの世行きを免れ、天狗として現世に留まる事になった』

    若天狗『不死山の大天狗様にはその時に世話になったが……聞きたい事があり、それをある時に聞いてみたのじゃ』


    【天狗はそう言いながら、握りこぶしを固く握る】


    若天狗『何故、大天狗様は大きな力を持ちながら、人間を救わず、妖怪達を野放しにしているのか?とな……』

    若天狗『そうしたらば、「天狗たるもの、自らの身を修め成仏するが第一の望み、人間に関わるなど煩悩が増えるだけ」とな』

    若天狗『それで……羽団扇を盗み、この山に舞い戻って……後はご想像の通りじゃよ』

  • 72蛇腹剣の侍25/05/22(木) 00:58:09

    >>71

    左様であったか

    少々不思議ではあったのだ、侍はともかく何故に妖を排したのか

    人を守らんがためだったのだな

  • 73天狗の山@依頼中25/05/22(木) 01:08:52

    >>72

    若天狗『そのつもりではあった……が、どうやらワシは連中の恨みを買ってしまったようじゃ』

    若天狗『あの奇妙な雉子には、他にも多くの妖怪の仲間が居る、雉子が敗れたとなれば次の刺客が出て来よう』

    若天狗『ひとまずは近くの国の荒れ寺にでも身を隠し、神通力の修行に励むとする……宿場町にはもう、手を出さん』


    【そう言って立ち上がり、羽を広げる天狗】


    若天狗『彼奴らがワシを追ってこの地を離れるならば良し、ワシが消えたのを良い事にここに居座るならば』

    若天狗『その時は修行の成果をたっぷりと見せてやることにするわ……』


    【そして、振り返ってニヤリと笑いながら一言】


    若天狗『そういう訳で、依頼主が大天狗様でないならば、よしなに言っておいてくれい』

    若天狗『依頼主が大天狗様だった場合は……何、妖怪共を残らずしばき上げたら返すと説得しておいてくれ!』

  • 74風神弓使い25/05/22(木) 01:11:34

    >>73

    ここを去る前に一つだけ聞かせて欲しい

    この弓、風神弓を強くしたい

    何か風に関する物を知らないだろうか…その羽団扇以外でだが

  • 75蛇腹剣の侍25/05/22(木) 01:16:41

    >>73

    承知いたした

    依頼主の奉行にはもう天狗が悪さをすることは無いと伝えておこう

    この山に邪な妖が現れたら、その時は天狗が守ってくれるともな

  • 76天狗の山@依頼中25/05/22(木) 01:43:59

    >>74

    若天狗『ム、そう言う事なら……世話になったしワシの羽根を何本かくれてやろう』

    若天狗『これでも半ばまで仏道を修めた身、僅かながら法力を宿している筈じゃ!』


    【そう言いながら、背中の黒い翼に手を伸ばし、手櫛でゴシゴシと梳いてみると】

    【長い風切り羽根が5~6本抜け落ち、天狗はそれを集めて差し出した】


    若天狗『後は……あちらに転がっている鳥どもから身包み剝ぐのも良かろう』

    若天狗『それぞれ火、雷、風の油断ならぬ使い手じゃが……神聖さには期待しない方が良い』

    若天狗『逆に妖気を使いたいのであれば、うってつけとも言えるがな』


    【そう付け足し、そっと斃れたハーピー三羽を指さした後、飛び去って行った】


    (※すみません、寝ますー!ご自由に受け取って持ってっちゃってください!)

  • 77蛇腹剣の侍25/05/22(木) 21:15:51

    【茶屋で団子食っている】
    そういうわけで奉行に報告もし終え、街に帰って来たのじゃった
    しかしあれよの、空飛ぶ妖への対抗手段が乏しいのは困りもんよの
    なんかいい感じの技とか開発したいのう

  • 78蛇腹剣の侍25/05/22(木) 21:46:39

    ところで蛇腹剣って刃節あるよね
    背骨みたいな感じで
    あれバラバラになって自立稼働したり…
    【蛇腹剣の切先が伸び『おまえは全身バラバラになって動けるのか?』と地面に書いた】

    まあ無理よのう…
    【『できるけど』】
    できるんかーい

  • 79風神弓使い25/05/22(木) 21:47:57

    >>78

    愉快な話をしてるな蛇腹剣の

    俺はこの天狗の羽をどうするか考えている所だ

  • 80蛇腹剣の侍25/05/22(木) 21:51:08

    >>79

    よ、弓使い殿

    先日の天狗の羽かあ

    うーむ……矢羽根にするという手もあるが、それだと使い切りになりそうじゃの

  • 81反物商の天糸屋25/05/25(日) 21:29:36

    これは随分と気合を入れて当たらねばならなそうなのだ……【難しい顔で城下町を歩いている】

  • 82蛇腹剣の侍25/05/25(日) 21:34:01

    >>81

    よう天糸屋殿久しぶり

    何か情報は見つかったか?

  • 83反物商の天糸屋25/05/25(日) 21:38:31

    >>82

    蛇腹剣殿!情報はバッチリなのだ!例の『無頼坊』やらとらしき魔縁の存在は掴めたのだー!

    船酔いに苦しみながら唐国にまで渡った甲斐があったと言う者なのだ……オエッ【思い出し船酔いで口押さえ】

  • 84蛇腹剣の侍25/05/25(日) 21:40:29

    >>83

    【お茶を差し出す】

    それは重畳。ほれお茶

    船酔いはきつい者は本当にきついと言うからな

    して、件の『無頼坊』とは一体何者であったのだ?

  • 85反物商の天糸屋25/05/25(日) 21:50:51

    >>84

    おお、これはかたじけないのだ、有難く頂くのだ……【そっとお茶を受け取る】


    まず、唐国より西に行くと天竺があるのだが、そこから更に西へ西へと十数国を抜けた先に、

    太古の昔、『ばてれん』達が崇める神が居た国があるそうなのだ。

    【地面に棒でとても大雑把な地図を描きつつ話している】


    その国に、かつて『もれく』或いは『もろく』と呼ばれた大邪神が居たそうなのだ……。

    そやつは大昔に、『ばてれん』の神との争いに敗れてどこかへ落ち延びて行ったらしいのだが、

    どうも天竺から唐国を抜け、海に至った所で……途絶えているのだ。

    【地図に棒で道を引き、ヤマトの国に近い港に、×を付ける】

  • 86蛇腹剣の侍25/05/25(日) 21:53:38

    >>85

    『もろく』……不思議と嫌な感じがする名じゃの

    海に沈んだ…わけはないか。そやつがヤマトに来ているのだな?

    しかしその『もろく』は無頼坊と関係が?

  • 87反物商の天糸屋25/05/25(日) 22:01:16

    >>86

    幾つか怪しい点があるのだー。

    まず『〇〇坊』の名乗りなのだが、こういうのは大体お坊さんが所属するお寺を指すのだ。

    そして、件の邪神の祭壇が昔あった国を……『ぶらい』の国と呼んでいたらしいのだ。

    『ばてれん』の神に追い出された後も、その国を自分の土地だと主張している可能性もあるのだ……。


    後は、唐国ぐらいまで来ると『もろく』と『無頼坊』の両方が活動している記録がある時期があるのだが、

    どちらも人を食ったり、人身御供を要求する牛面人身の存在だと書かれていたのだ……。

    【唐国で買い求めた、魔縁や妖怪に関する本の挿絵を見せる】

  • 88蛇腹剣の侍25/05/25(日) 22:05:21

    >>87

    なるほどのう…つまりもろくは無頼坊と名を変えてヤマトに落ち延びて来たというわけか…

    人身御供を要求とはけったくそ悪い神よのう

    ……そういえば先日の天狗退治に赴いた山にも外つ国の妖が襲ってきよったな

    よもや彼奴等ももろくの手の者なのであろうか?

  • 89反物商の天糸屋25/05/25(日) 22:10:22

    >>88

    あり得ない話では無いのだ、古来よりヤマトの国には大陸や半島から人が渡来した記録があるのだ。

    ぶっちゃけボクのご先祖がそういう一族で、生糸の生産技術と一緒に渡って来たタイプなのだが……。


    それを考えると、古代よりも大分海を渡りやすくなった今の時代に、

    大陸で邪教を奉じていた人間か、或いは妖怪共が邪神と共に海を越えて来る可能性も十分あるのだ。

    【そこまで言って、腕組みしつつ天を睨む】


    それに……悪の妖怪共に大邪神のケツモチが付いていると言う事ならば、

    邪法で八百万の神々を祟り神に堕とす様な大それた真似が出来る事も、少しだけ納得できる気がするのだ。

  • 90蛇腹剣の侍25/05/25(日) 22:16:16

    >>89

    邪神が悪しき妖どもの背後にあることは分かった

    しかして彼奴等の目的は一体何なのであろうか?

    ヤマトの神々を祟り神に堕とし、自らの国にでもする気か?

  • 91反物商の天糸屋25/05/25(日) 22:19:37

    >>90

    単純に考えるなら、ヤマトの国で自分達の勢力を伸ばし、人を気軽に取って喰える国を作る気だと思うのだ

    それなら色々と理解が単純で済むのだ【と、言った所で少し言葉を止める】


    ……ここから先は、半分以上推測交じりになってしまうのだが。

    それでも良いなら、他に考えられる事が無い訳でも無いのだ。

  • 92蛇腹剣の侍25/05/25(日) 22:22:22

    >>91

    ……聞かせてもらおう

    【襟元を正し、半身を寄せて聞く姿勢】

  • 93反物商の天糸屋25/05/25(日) 22:30:11

    >>92

    そも、近頃『ばてれん』共がこの国にやってきた頃から、祟り神化の事件が起こり始めたのは覚えているのだ?

    今まではただの偶然として考えていたのだが……。


    『ばてれん』がヤマトの国で布教すると言う事は、ヤマトの国に『ばてれん』の神の勢力が出来ると言う事なのだ。

    これはきっと、『もろく』にとっては目の上のたん瘤とでも言うべき、厄介な事態だと思うのだー……。


    だから、『もろく』は邪法を用いて八百万の神々を自らの眷属に堕とし、ヤマトの民を支配下に入れた上で……。

    【大きく息を吸い、意を決したような表情になって、続きを話す】


    ヤマトの神々とヤマトの民を兵隊とし、『ばてれん』の神及び、南蛮の国々にぶつけようとしているのでは無いか、

    つまり、三千世界そのものを敵と味方に塗り分けた、かつてない大戦争を目論んでいるのではないかと思えるのだ……!

  • 94蛇腹剣の侍25/05/25(日) 22:33:49

    >>93

    ……それが事実だとしたら大層迷惑な話じゃのう

    自分がばてれんの神に負けたからと言うて他所様の国巻き込んで戦起こそうとは…

    左様なつまらん思惑に乗ってやるわけにはいかんのう

  • 95反物商の天糸屋25/05/25(日) 22:41:41

    >>94

    まぁ、最後の方は当て推量が多いのだ……とは言え無視する訳にも行かない可能性なのだ。


    この一見については左大臣様……噺菊亭執継(はなしきくてい とりつぐ)様にも言上申し上げているのだ。

    左大臣様も大層ご懸念遊ばされていたから、事と次第によっては朝廷で何かしら決まる可能性もあるのだー!

    【かなり得意げに胸を張る】


    とは言え朝廷の腰が重いのはいつもの事だし、動いたとてこの乱世、朝廷には資金力も兵力も不足しているのだ。

    結局……暫くは自衛に徹しつつ、事態が動くのを待つしか無さそうなのだ……【そこまで言って、溜息一つ】

  • 96蛇腹剣の侍25/05/25(日) 22:44:46

    >>95

    なんかすごく話がわかりそうな左大臣様じゃのう

    まあ目的がいずれであるにせよ、彼奴等を野放しにはしておけんのは変わらぬし

    わしは侍として普段通り民草を守るのみよ

    蛇腹剣くんもいることだし何とかなるじゃろ多分

  • 97反物商の天糸屋25/05/25(日) 22:54:04

    >>96

    実際、朝廷の権威とヤマトの秩序を守るべく、民草からも意見を聞いて奮闘されているお方なのだ。

    茶会が好き過ぎて、名物茶器の話を聞くと露骨に欲しがる所以外はまぁ、素晴らしいお方なのだ。

    【ため息を三回ほど】


    今回ボクが唐国に渡航するに辺り、海妖怪避けの為の高僧を紹介してくれたりもしたのだ……。

    あのお方から茶器狂いを抜いた上で、公家衆がみなあのお方を見習ってくれればーとも思うのだー。

    【天を仰ぐ】


    ……愚痴ばっかり言っていても仕方無いのだ、ボクもそろそろ屋敷に帰って明日の事を考えるのだ!

    もし、無頼坊に繋がる新情報があれば教えて欲しいのだ、左大臣様にお渡しすれば、朝廷工作の役に立つかも知れないのだ!

  • 98蛇腹剣の侍25/05/25(日) 22:58:47

    >>97

    色々と世話になっとるのう…間接的にわしもか

    その内礼の一つもせねばならんな…

    今んとこ無頼坊がらみの情報は無いのう…精々先ほど話した外つ国の妖くらいじゃ

    何か掴んだら共有しよう

  • 99反物商の天糸屋25/05/26(月) 22:33:31

    まさか……いや、ただの噂に過ぎないハズなのだ……【街道沿いの茶屋で巻物を読みながら固まっている】

  • 100蛇腹剣の侍25/05/26(月) 22:35:54

    >>99

    どうかしたか天糸屋殿

    もしや無頼坊関係で何か?

    【鍛錬で出来た怪我を手当しながら】

  • 101反物商の天糸屋25/05/26(月) 22:39:26

    >>100

    いや、此度の事件は人間が起こしたらしいのだ……何でも、都の将軍様が謀反人に討たれたとか。

    いやはや、下剋上が世の習いとなり、乱世、乱世と言われて久しい今日この頃なのだが……。

    【長い長い息を吐く】


    それでも都と朝廷と将軍家は続いて来たものなのだ……その一角が……。

  • 102蛇腹剣の侍25/05/26(月) 22:43:55

    >>101

    …そりゃ大事件じゃないか!

    ええー…ウチの殿様関わっとらんよな…?

    この厄介な時に人同士の戦に駆り出されるなんぞごめんじゃぞわしは

  • 103反物商の天糸屋25/05/26(月) 22:50:41

    >>102

    大事件も大事件なのだ、ヤマトの国の根幹が揺るぎかねないのだ……。

    おっと、わーくにの殿様は関わっていない筈なのだ、そこまでの野心家にはとても見えないのだ。

    【巻物をさらに広げ始める】


    下手人は西国の大名、盆葉万太郎(ぼんば まんたろう)なのだ、茶人としても有名なのだ。

    奴は将軍家の直臣で、今まで将軍家を支えて周辺の大名と戦っていた筈なのだ……。

    それが……茶釜を……あのような……【肩を落とす】

  • 104蛇腹剣の侍25/05/26(月) 22:53:39

    >>103

    無関係なら多少安心じゃの…もっとも将軍の後釜を狙う者に戦に動員させられるやもしれんが…

    謀反人は西国大名か…なんか茶釜に火薬詰めて自爆しそうな名前じゃのう

    ……え?やったの?

  • 105反物商の天糸屋25/05/26(月) 23:01:16

    >>104

    良い線行ってるのだ、ただ爆殺した側なのだ……。


    何でも、謀反人は天下の名器と名高い茶釜を所有しており、常々それを自慢していたそうなのだ。

    しかも、主君である将軍様が、城や国を与えるから譲ってくれと頼んでも、突っぱねていたそうなのだ。


    そんなこんなで……ある日、謀反人と将軍様が激しい争いになったそうなのだ。

    そして将軍様が謀反人を追放した所、暫くして使いの者が件の茶釜を献上しに参ったそうなのだ。

    【読んでいた巻物を広げて見せながら、語り続ける】


    喜んだ将軍様は、謀反人を許してやると宣言し、茶釜の蓋を開けたらしいのだが……。

    献上された茶釜は真っ赤な偽物で、中には火薬が詰められており、蓋が空いた瞬間炸裂したらしいのだ。

  • 106蛇腹剣の侍25/05/26(月) 23:04:30

    >>105

    茶器で?争いを?終いには爆殺を?

    茶器じゃぞ?

    大名と将軍が争えばすわ戦となるのじゃぞ?

    ちょっと大丈夫なんかのうヤマトは

  • 107反物商の天糸屋25/05/26(月) 23:13:46

    >>106

    茶器なのだ、たかが茶器なのだ、土を焼いたり鉄を打ち出して作る道具なのだ……【溜息二度】

    これが神器なら、妖怪から領国を守る為に欲しがるのも分かるのだが、茶器は……【溜息三度】


    いや、とはいえ一応天下の名物だから、手に入れれば公家衆や奉公衆に対して大きな顔が出来るし、

    大名級の実力者である盆葉万太郎が、家宝の茶器を将軍様に献じたとなれば、将軍家の声望も高まるのだ。

    だから、武家の名誉が絡んだと言えばそうなのだが……【溜息四度】


    ……一応、盆葉万太郎は将軍家そのものを廃する気は無く、元の将軍様のご親類を新将軍に迎えるとの事なのだ。

    ただ、こんな事があっては誰もそのまますんなり事が収まるとは思っていないのだ……。

  • 108蛇腹剣の侍25/05/26(月) 23:19:22

    >>107

    ……まあ、盆葉の家は十中八九冷や飯を食わされるか理由をつけて切られるじゃろうな

    将軍家もそれを担ぐ武家達も頭首がやられて何もなしとは行くまいて

    そうすることはすなわち将軍家の名誉を地に堕とすと言う事故な…


    戦の匂いがぷんぷんするわ…あー嫌じゃのう嫌じゃのう

  • 109反物商の天糸屋25/05/26(月) 23:28:43

    >>108

    全くなのだ、無頼坊の一件も祟り神化事件もあると言うのに、将軍家がこうも荒れてはたまらないのだ。

    朝廷も将軍家が揺れているとなれば、そちらを安定させるのに力を注ぐしか無いのだ、また対応が後手に回りそうなのだ。

    【巻物をスルスルと巻き取り、懐に突っ込む】


    とは言え、良くも悪くも将軍家の武力が届くのは都の周辺までなのだ、東国・西国の大名は自領の運営で手一杯なのだ。

    東国大名の誰かが軍勢を率いて上洛でも目論まない限り、わーくに周辺に戦火が及ぶ事は無いとは思うのだ。

    【と、言った所でやれやれのポーズ】


    ただ、都周辺の商売は大分面倒な事になりそうなのだ、辛いのだ……。

  • 110蛇腹剣の侍25/05/26(月) 23:33:16

    >>109

    無頼坊というヤマト共通の敵がおっても協調には程遠しか

    戦時の習いではあるが情けないことよのう…

    まあ戦火に巻き込まれないなら不幸中の幸いと言えるが、民草は辛かろうなあ…

  • 111反物商の天糸屋25/05/26(月) 23:43:19

    >>110

    大戦(おおいくさ)が起らなくとも、小競り合いと妖怪の襲撃は良くある話なのだー。

    それが放置されると、結局負担は守りの弱い所、貧しい所に押し付けられるのだ……。


    天下の仕置は都の方々に任せるとしても、わーくにの民草ぐらいは守ってやらにゃーならんのだ。

    そうしないと国の産業が潰えて、巡り巡ってボクらが日干しになる羽目になるのだー。

  • 112蛇腹剣の侍25/05/26(月) 23:46:05

    >>111

    まあ所詮一介の貧乏侍のわしが天下の趨勢を気にしても詮無いことか

    民草が困るならわしが守る、妖や野盗らが襲って来るなら対処する

    結局自分にできることをやる他にないのう

  • 113反物商の天糸屋25/05/26(月) 23:51:16

    >>112

    なのだー……ボクも屋敷に戻って鍛錬に励む事にするのだ!

    それじゃ、またなのだー!【そう言いながら、手を振って歩いていく】

  • 114蛇腹剣の侍25/05/26(月) 23:55:21

    >>113

    うむ、それではまたのう

    わしも鍛錬を続けるとするか

  • 115反物商の天糸屋25/05/27(火) 22:11:46

    【竹藪の中から銃声が響いている】

  • 116蛇腹剣の侍25/05/27(火) 22:16:04

    >>115

    【藪から蛇腹剣】

    なんじゃいな、誰ぞが種子島の練習でもしとるんかい

  • 117反物商の天糸屋25/05/27(火) 22:20:12

    >>116

    天糸屋「おお、蛇腹剣殿これは良い所に……出た、出たのだーっ!!」


    【茂みから駆け出して来た天糸屋が、藪の向こうに続く細い道を指さす……】

    【その先には、紫色の禍々しい気配に包まれた、色黒で、仁王像の様に筋骨隆々の男が立っている】

    【そしてその頭はなんとマグロのものになっている】


    ???『むゥン!』【腕を胸の前で抱え込むように曲げ、筋肉を隆起させるマグロ頭の男】

  • 118蛇腹剣の侍25/05/27(火) 22:22:37

    >>117

    ……

    ………

    失礼しましたー

    【硬直した後藪の中へ】

  • 119反物商の天糸屋25/05/27(火) 22:27:14

    >>118

    天糸屋「おい待ってなのだ、失礼しないで欲しいのだァァ!」


    【後方で天糸屋の家来達が、マグロ頭の男に撃ちかけるが、弾はその頑強な皮膚に弾かれてしまう】

    【そしてマグロ頭の男が腕を振ると、家来達の口に寸分違わぬ神業でワサビが投げ込まれ、倒れ、悶絶していく】


    天糸屋「あれなるは逢魔の魔黒(おうまのまぐろ)!逢魔が時に海に現れると最近噂の魔縁の者なのだー!」


    【天糸屋は、美しいフォームで竹藪の小道を疾走するマグロ頭を指さしてそう叫んだ】

  • 120蛇腹剣の侍25/05/27(火) 22:31:53

    >>119

    いや…野盗や妖ならともかく変態の相手はちょっと…

    ここ海じゃないし多分ただの変態なんじゃないかな

    …戦わなきゃだめかなあ?

  • 121反物商の天糸屋25/05/27(火) 22:40:10

    >>120

    天糸屋「『ふらんき』の直撃を受けて生きてる変態なんて居ないのだ、居たとしたら十分妖怪なのだ!」


    【そう叫ぶ天糸屋の後ろで、最後の鉄砲足軽が倒れ、周囲はまるで戦場後のような光景になっている】


    天糸屋「……とにかく物理攻撃の類は効かないのだ、かと言ってボク一人よぉよぉで立ち向かう勇気なんて無いのだ!」

  • 122蛇腹剣の侍25/05/27(火) 22:43:40

    >>121

    …かくなる上は仕様がないか

    蛇腹剣くん!バチ与えないでね!

    【藪の中から出てくる】


    鮪頭の変態妖怪!わしが相手してやる故かかってくるがいい!

  • 123反物商の天糸屋25/05/27(火) 22:50:02

    >>122

    天糸屋「済まないのだー、今回はボクも出来る限り援護するのだ……!」【ヨーヨーを抜き放ち、振り回し始める】


    【件のマグロ頭の怪人は、神器の抜かれた気配を察すると、歓喜するかのように大胸筋を震わせた】

    【そして上体を命一杯に捻り、その反動で腕を振り下ろした瞬間、手にしたワサビを投げ放つ】


    逢魔黒『シミるねぇ……』


    【―― と同時に疾走、クロスチョップの構えで襲い掛かる!】

  • 124蛇腹剣の侍25/05/27(火) 22:53:39

    >>123

    お前喋るんか!?

    ええい寄るな寄るな!普段の三割増しで牽制するぞ!

    【蛇腹剣を振り回し、ワサビごと迎撃しようとする】

  • 125反物商の天糸屋25/05/27(火) 23:00:24

    >>124

    【投擲されたワサビは蛇腹剣によって切り伏せられ、地に落ちる】

    【更にマグロ頭の男と蛇腹剣がぶつかり合うと、心なしか体の色が一瞬白く変わり、怯んだように見えた】


    天糸屋「怯ませられたのだ、今なのだーッ!!」


    【それを見た天糸屋がヨーヨーを大きく振り回しながら、糸の部分をマグロ頭の男にぶつける】

    【神気の通った糸に縛られたマグロ男の体は、糸の触れた部分だけ白く変わっているようだが……】


    天糸屋「よーし、このまま……」

    逢魔黒『怨ッ!恨ッ!注ゥ!入ゥ!』


    【次の瞬間、両腕から吹き上がる紫色の炎に焼かれ、ヨーヨーの糸が燃え尽きてしまう】

    【更にマグロ頭の男が、燃える両手を眼前で交差すると……邪悪な気配を湛えた火炎が、二人に向けて放射された!】

  • 126蛇腹剣の侍25/05/27(火) 23:05:07

    >>125

    今一瞬何か…?

    いやまずはこの炎に対処せねば!

    変形!

    【前方に剣を構え、刀身から大量の枝刃を生やし、炎への障壁とする】

  • 127反物商の天糸屋25/05/27(火) 23:14:51

    >>126

    【紫色の炎は枝刃に防がれ、飛び散っていく。その火の粉一つ一つから濃密な邪気を感じるだろう】

    【炎を撃ち終えたマグロ頭は、状況を一旦不利と見て、大きく飛び退いた】


    逢魔黒『素晴らしい提案をしよう』


    【その状態で腰を落とし、片足を振り上げ……大きく四股を踏むと】

    【一撃で大地が割れ、その深奥から更なる紫色の炎が吹き上がり、マグロ頭の背に飛び込んでいく】


    天糸屋「あの禍々しさ、なんだか見覚えがある気がするのだ……!」


    【一方、天糸屋は神器の力を使い、擬人化された蚕のような姿への変化を済ませており】

    【先程焼き切られたヨーヨーの糸を、新たに紡いだ退魔の絹糸で再生させていた】

  • 128蛇腹剣の侍25/05/27(火) 23:18:22

    >>127

    随分邪気を滾らせておるのう

    提案?相撲を取ろうとか言うなよ?

    土俵に武器は持ち込めんし

  • 129反物商の天糸屋25/05/27(火) 23:25:27

    >>128

    逢魔黒『侍、貴様ではない……そこな蛇腹剣と勾玉、お前も荒神にならないか』


    【紫色の炎を全身で受け止め、先程よりも遥かに激しく燃え盛るマグロ頭が、喋る】


    逢魔黒『神器とは神の依代、即ち分霊の受け皿、即ち神の一側面であるとも言える』


    【ゆったりと両手を広げ、語り掛けながら、一歩一歩歩み寄るマグロ頭】


    逢魔黒『であれば荒神に成れるのも道理……荒神は良いぞ、自らの肉体を持てる』


    【そして威圧的なボディビルのポーズを取り、僧帽筋を凶悪なまでに盛り上がらせた】

  • 130蛇腹剣の侍25/05/27(火) 23:33:25

    >>129

    【蛇腹剣の切先が伸び、『生憎、我はこの通り自由だ』と地面に書いて見せる】

    【『加えて、我はこの侍に恩義がある。それを仇で返すは神の名折れであろう』と続け】

    【最後に『それに変態の仲間とか普通に嫌』と書いて、刀身から中指を立てた手のように見える枝刃を生やした】


    なんか感動するやらそんなんも生やせるのって困惑するやら…

  • 131反物商の天糸屋25/05/27(火) 23:39:37

    >>130

    逢魔黒『そうか、残念だ……で、あるならば』


    【返答を聞いた次の瞬間、全身を覆っていた紫の炎が両手に圧縮され、ドス黒く燃え盛る】

    【魔縁の者すら恐れ、逃げ出したくなる程の邪気が周囲を満たし、大気が震えあがっている】


    逢魔黒『無理やりにでも我が仲間に引き込んでやろ ―― オォォ!?』


    【そして、大地を疾走し、蛇腹剣へと手を伸ばそうとしたその時、マグロ頭は大きくバランスを崩す】

    【見ると、その足元には銀色の絹糸が引っ掛けられていた】


    天糸屋「ちなみにボクのご先祖様も、蛇腹剣さんと同意見らしいのだー!」【勾玉が、相槌を打つように仄かに光る】

  • 132蛇腹剣の侍25/05/27(火) 23:43:41

    >>131

    うーんやっぱり変態の仲間はみんな嫌じゃよなー

    【『他にもいっぱいあるが』と器用に枝刃で書く】


    というわけで隙ありじゃ!

    【倒れたところに蛇腹剣を振り下ろす】

  • 133反物商の天糸屋25/05/27(火) 23:49:47

    >>132

    逢魔黒『グ……まだ……!!』


    【足を取られ、胴に刃を受けながらも、両手で蛇腹剣目掛けて掴みかかるマグロ頭】

    【一か八か、蛇腹剣を掴み、自身の持つ全ての呪詛の炎を注入するつもりのようだ!】


    天糸屋「いい加減しつこいのだ、さっさと諦めるのだー!」


    【そこにヨーヨーが割込み、先端の銀の分銅がマグロ頭のカマトロの部分を打ち据える】

  • 134蛇腹剣の侍25/05/27(火) 23:55:12

    >>133

    【掴みかかられる瞬間、蛇腹剣の刃節がバラバラに分解され、腕の中からするりと抜け出した】

    【そして宙に浮いた刃節が四方から鮪頭に襲い掛かる】


    こっそり練習しとった返し技…名付けて王噴・月兎!

    【『なんか未来で聞きそうな名前だな』と離れた刃節の一つが地面に書く】

  • 135反物商の天糸屋25/05/28(水) 00:08:32

    >>134

    逢魔黒『グ、グォォォォル!』


    【渾身の呪炎を避けられ、身動きも採れぬ状態で連撃を受け続けたマグロ頭は】

    【やがて、内側から紫色の光を放つと、大爆発を引き起こした】


    天糸屋「や、やったのだ……あれ、何なのだアレは……?」


    【そして、その爆炎の中から、優しい光に包まれた刺身包丁が一振り転がり出ると共に】


    ???『見事なり……人の子らよ、感謝する』


    【優しい光に包まれ、純白の衣装をまとったマグロ頭の神の姿が、半透明に浮かび上がる】

  • 136蛇腹剣の侍25/05/28(水) 00:11:31

    >>135

    あの刺身包丁はもしや神器か?なんか荒神化したようなこと言ってたし

    とするとあの厳かな雰囲気の鮪頭は神さんか…?

    ……服は着てるな、うん

    【『荒神化すると変態になるのかな…』と地面に書いた】

  • 137反物商の天糸屋25/05/28(水) 00:26:17

    >>136

    逢魔黒『如何にも、我は霊刀・備長真黒(びんちょうまぐろ)に宿った神の一カケラ』


    【淡く輝く神の姿が言葉を発する度に、刺身包丁が仄かに明滅している】


    逢魔黒『かつて海を渡り来た邪神を防ぐべく戦いを挑んだが、不覚を取りあのような姿に成り果てた』

    天糸屋「……何か凄い肉体を強調していたようだけれど、アレ何なのだー?」


    【天糸屋も、もう危険は無いと判断し、近くに寄って話しかけている】


    逢魔黒『あれは遥かなる西国の習わしのようだ、着飾らぬ人間の肉体そのものの美を至上とするそうな』

    天糸屋「……無頼坊が西方の出らしいから、その影響でも混入したのだー?」

  • 138蛇腹剣の侍25/05/28(水) 00:30:11

    >>137

    なんか美味しそうな名前の神器じゃのう…

    無頼坊の手によって荒神化させられたのだとすると、しきりに蛇腹剣を荒神化させようとしていたのも頷ける

    しかしあれ西方の習わしか…無頼坊もあんな姿なんじゃあるまいな…

  • 139反物商の天糸屋25/05/28(水) 00:40:31

    >>138

    長真黒『奴は……良くは覚えていなかったが、牛頭の姿をしておった』

    天糸屋「ってなると、案外似た感じなのかも知れないのだー?」

    【そのような話をしている間に、だんだんと神の姿が薄れて来る】


    長真黒『どうやら力を使い過ぎたようだ……暫く表には出てくれなくなるだろう』

    長真黒『だが、我の神器としての力までは消えはせん、持って行き、役立てるが良い』

    【そして、足元から光の粒子が立ち昇り、天へと還るように消え始めるマグロ頭の神】


    天糸屋「力って、どんな力なのだー?」

    長真黒『我で捌いた魚の切り身は、一月経っても鮮度を保ち、喰えば神力が一時的に増す』

    【喋っている間にも、みるみる間に消えて行き、遂に胸から上までになるマグロ頭の神】


    長真黒『奴は恐るべき強さを持つ悪逆無道の神だ……どうかヤマトの未来を頼む……』

  • 140蛇腹剣の侍25/05/28(水) 00:45:15

    >>139

    牛頭か…何処でも牛は神さんになるもんよの

    無頼坊はロクでもない邪神じゃが

    任された。ヤマトの侍として微力ながら力になるぞ


    ……ところでこの神器どうしようかのう

    効果はすごいがわし魚なんて滅多に食えんし

  • 141反物商の天糸屋25/05/28(水) 00:50:06

    >>140

    そういう事ならボクの屋敷で預かるのだ、板前に渡して弁当作って貰うのだー!

    【消えていくマグロ頭の神を見送った後、刺身包丁を拾い上げる】


    今回も助けて貰ってありがとうなのだ、これはいつものなのだー!

    【そして、包丁を鞘に納めてしまい込んだ後、銅銭500貫を差し出した】

  • 142蛇腹剣の侍25/05/28(水) 00:53:25

    >>141

    いつもいつもすまんのう

    最早給金よりも天糸屋殿から貰う報酬の方が多くなっておる程よ…


    ではわしはこれで失礼するよ

    見回りの業務があるでな…

  • 143反物商の天糸屋25/05/28(水) 00:57:28

    >>142

    これでも都で商売をする豪商なのだ、懐の温かさには自信があるのだー!【胸を張る】


    それじゃ、ボクも屋敷に戻って、この包丁を念入りにお祓いしておくのだー!

    食品を切るのだから、ちゃんと清浄にしておかないと怖いのだ!

    【そう言って、手を振ると屋敷に向かって歩いて行った】

  • 144反物商の天糸屋25/05/28(水) 22:30:10

    ツナトリ……一体どうしてそんなものが欲しいのだ……?
    【城下町の居酒屋で、アジの開きをつまみつつ甘酒を飲んでいる】

  • 145蛇腹剣の侍25/05/28(水) 22:34:52

    >>144

    おでんは大根と昆布に限る…

    なんじゃ天糸屋殿ではないか。ツナトリってどちらさん?

    【おでんで一杯やってる】

  • 146風神弓使い25/05/28(水) 22:36:29

    >>144

    どうした天糸屋、手に入れた天狗の羽について相談しようと思ったが

    【焼き鳥を食べながら歩いている】

  • 147反物商の天糸屋25/05/28(水) 22:42:27

    >>145

    これは蛇腹剣殿!いやな、件の左大臣様が相撲取りの頂点に立つ者の「綱」をご所望なのだ。

    天下に名高い茶器狂いではあらせられるが、相撲にまで興味があったとは聞いていないのだ……。

    【手元に置いてある、『大関』が頂点に掛かれている番付表を見せる】


    >>146

    弓使い殿か!東国での戦で活躍なされたと風の噂で聞いたのだ!

    天狗の羽根かー、団扇にする訳にも行くまいし、矢羽根にして撃ち捨てるのも勿体なき事。

    【しばし考えこむ】


    神器の強化に使うか、例の絹糸の弓に使うか、そこら辺は考えてみてるのだー?

  • 148蛇腹剣の侍25/05/28(水) 22:45:45

    >>147

    ツナトリって綱のことかあ…

    普通に偉い人が欲しがってるからくれ!って言うんじゃ駄目なんかいのう

  • 149風神弓使い25/05/28(水) 22:46:21

    >>147

    神器の飾りにしてみるのはどうだろう?弓に根付のように飾ってもいい、何かしらの加護があるかもしれない

  • 150反物商の天糸屋25/05/28(水) 22:55:49

    >>148

    とは言え相撲取りと綱がどう結びつくのか良く分からないのだ……。

    相撲取りが締めると言ったらまわしであって、綱じゃないのだー。

    【そう言いつつ、溜息をつく】(※天糸屋は『横綱』の存在を知りません、『大関』が最高位と思っています)


    >>149

    それも良さそうな気がするのだ、付けるとしたら……丁度矢を番える位置を挟むようにするとかどうなのだ?

    天狗の風の力が放たれる矢に乗りそうで強そうなのだー!

    【懐から紙と筆を出し、サラサラと書いていく】


    或いは弓の一方に固めて羽団扇のように植え込んで、接近されたらそれで仰いで簡易的な術を使う道具にするとかなのだ?

    弓掛けの方に仕込んで、左手で術を使えるようにしつつ、矢に術を纏わせるとかも面白そうなのだー!

    【色んな案を想像しながら、紙に図面を追加で書いていく】 

  • 151蛇腹剣の侍25/05/28(水) 23:01:00

    >>150

    まわしは締めるがすんごい相撲取りは綱も締めるぞ

    かっちょいい前垂れとしめ縄みたいなん着けてる相撲取り見たことない?

    実際の取り組みでは外すんじゃけども

  • 152風神弓使い25/05/28(水) 23:04:53

    >>150

    その図面、借りていいか?職人と相談してどうするかを決めたいのでな

    矢に強い風を纏わせるか、弓自体の加護を強くしてさらに速く地を駆け抜けるのがいいか…

  • 153反物商の天糸屋25/05/28(水) 23:11:22

    >>151

    んん……そう言えば古書に何か書いてあった気がするのだ……【机の上の古書に手を伸ばす】

    何々、『日下開山』……相撲取りの最高位、大関の中で特に力の優れた者に与えられる称号なのだ?

    それらの大関は神の依代として扱われ……アッ!腰にしめ縄を巻く……これなのだ!

    【ガタッと立ち上がった後、暫く硬直、ややあってスッと座る】


    でも確か、今の時代にそんなしめ縄巻いてるような相撲取りは居ないのだー。

    強い相撲取りが現れるまで待っていたらどのぐらいかかるか分からないし……むむむ。


    >>152

    どうぞなのだー、上手く行く事を願っているのだ!【図面を束ねて差し出す】


    火力強化か機動力強化か、悩む所なのだー。

    後衛で安全だから火力を!と言う考え方もアリなような気はするしー、

    咄嗟に敵の攻撃を受け止め辛い弓だからこそ、緊急回避用の機動力!もアリな気はするのだー。

  • 154蛇腹剣の侍25/05/28(水) 23:16:08

    >>153

    横綱はおらぬでも縄はあるのでは?

    昔の横綱が締めたやつとか残ってそうだし

    万一残って無くとも業者に頼むという手もあるぞ

  • 155反物商の天糸屋25/05/28(水) 23:21:03

    >>154

    【再びバン!と立ち上がる】


    そうか……かつての横綱の締めていたしめ縄を探し当てれば良いのだー!

    とは言え、単なる縄となると残っているかどうか……そもそも左大臣様は何故そのようなものを……?


    いやいや、弱気になるより考え込むより、先ずは行動あるのみなのだー!

    と言う事で、つかぬ事を伺うのだが、蛇腹剣殿は偉大なしめ縄とか、相撲の伝説とかには詳しいのだー?

  • 156風神弓使い25/05/28(水) 23:21:36

    >>153

    感謝する、では職人の元へ行ってくる

    【そのまま歩いて行った】

  • 157蛇腹剣の侍25/05/28(水) 23:25:47

    >>155

    フフフ……わからん!

    わからんが…相撲の起源は建御雷神と建御名方神の対決と聞いたことがある

    相撲は古来より神事として扱われておるし、縁の神社を尋ねてみればもしかしたらってこともあるかもしれんのう

  • 158反物商の天糸屋25/05/28(水) 23:31:16

    >>156

    行ってらっしゃいなのだー、良いものが出来ると良いのだ!【見送った】


    >>157

    ふむふむ……その話は確か古事記にも書かれていた気がしたのだ!

    両神と縁が深いと言えば鹿島神宮と諏訪大社かー、ここより大分東国の方にはなるが、行ってみる価値はありそうなのだ!

    【大黒帳を取り出し、その隅に書きつけた】


    左大臣様の思惑は知らないけれど、名高き両神に所以のある綱となればきっと満足いただけると思うのだー!

    これは少ないけれど情報料なのだ、取っておいて欲しいのだ―!【銅銭50貫を取り出した】

  • 159蛇腹剣の侍25/05/28(水) 23:34:25

    >>158

    ちょっと話しただけなのになんかすまんのう

    くれると言うならありがたく貰うが…

    良い綱が手に入るとええのう

  • 160反物商の天糸屋25/05/28(水) 23:39:36

    >>159

    情報は貴重なものなのだ、もっと胸を張って受け取るべきなのだー!

    この一件だって、軒猿共の里に話を持ち込んだなら、今の謝礼の二十倍は取られる所なのだー!

    【そう言いながら、手の前で印を結んでいる。忍者の事を言いたいらしい】

  • 161蛇腹剣の侍25/05/28(水) 23:46:30

    >>160

    あー…忍や草の者らの事はよく知らんが結構油断のならぬ相手と聞くのう

    まあそれで食っとるわけじゃし多少がめつくもなるか?

    ではわしは食うもん食ったしそろそろおいとまさせてもらうかのう

    ついでに蛇腹剣くんに酒買って帰ろ


    それじゃあまたのう

    いい綱見つかるとええなー

  • 162反物商の天糸屋25/05/28(水) 23:52:17

    >>161

    荷を運ぶ商人が利益を乗せるように、連中は情報を運んで利益を乗せるのだー。

    安売りしたらおまんまが食えなくなって里の維持にも影響が出るから、そりゃもう……。

    【少し渋い顔で腕組み、これまでの情報収集でそこそこ取られているらしい】


    またなのだー!こちらも何か進展があったらお知らせするのだー!

    【そう言って見送った後、再度席に座って食後の抹茶とお団子セットを追加注文した】

  • 163反物商の天糸屋25/05/29(木) 22:01:08

    鍋かー……【茶屋の軒先で七輪の上に鍋を乗せ、悩んでいる】

  • 164蛇腹剣の侍25/05/29(木) 22:07:50

    >>163

    鍋食うのか?

    丁度さっき釣って来た川魚としいたけがあるが

    【『酒は無いのか』と蛇腹剣の切先が伸びて地面に書く】

  • 165反物商の天糸屋25/05/29(木) 22:11:53

    >>164

    おっ、蛇腹剣殿!鍋は食べるのだー!お酒はお神酒があるのだー!

    【後ろに控えている家来に手招きして、お神酒の入った徳利を持って来させる】


    昨日教えて貰ったしめ縄の件なのだが、諏訪大社の方へ出した使いが良さそうなのを見つけて来たのだ!

    ただ、そのしめ縄を管理している相撲取りさんが、偉大な先輩の綱だからただでは渡せないと言って来たのだ。

    【土鍋の蓋を開け、お神酒少々、味噌一掬い、ネリモノを幾つか放り込んだ】

  • 166蛇腹剣の侍25/05/29(木) 22:16:59

    >>165

    【『酒!』と露骨に嬉しそうに地面に書く】

    へえー…それは良かったのう

    まあ大事な綱ならタダでとは流石にいかんじゃろうな

    で、そこで鍋ということは美味いちゃんこ鍋でも食わせろとでも言われたんか?

    【綺麗に捌いた魚と椎茸も入れる】

  • 167反物商の天糸屋25/05/29(木) 22:24:18

    >>166

    さっすが話が早いのだー!

    【そっと蓋をして煮えるのを待つ】


    とは言えここからだとかなり距離があるし、諏訪大社のある国は物凄い山奥の方なのだー!

    そこで取れる食材で出来るちゃんことなるとちょっと心当たりが無いのだー!

    【そう言いながら、お神酒の徳利とお猪口を差し出す】

  • 168風神弓使い25/05/29(木) 22:29:03

    【風が吹いたかのように走ってきた人影がその場に泊まった】
    ふむ、小走りならすれ違う人にぶつからずに速く進めるか
    ちょうどいい所に天糸屋と蛇腹剣の、天狗の羽は弓の加護を強化するのに使った
    ここまで走ってきたが、前よりも走るのがずっと楽になったぞ

  • 169蛇腹剣の侍25/05/29(木) 22:30:24

    >>167

    ちゃんこって鶏肉とか入れるんじゃったっけ?

    捌いた後だと流石に腐るじゃろうのう

    うーむ…鶏を生かしたまま連れて行って、現地で捌くとか…

    後はあえて諏訪の地で獲れる魚をつみれにしたりするのはどうじゃろう?


    【お猪口に酒を注いで蛇腹剣の切先の前に差し出す】

    【切先がお猪口に突っ込まれたかと思うと、みるみる内に中身が消えていった】

    【『うまー』と剣の腹から伸ばした枝刃で地面に書いた】

    いつもながらどうやって飲んどるんかのう

  • 170反物商の天糸屋25/05/29(木) 22:36:14

    >>168

    うヮオ!風が吹いたかと思えば弓使い殿なのだ!?

    飛脚や忍者もビックリの駿足だったのだ、風神の名に恥じぬ力なのだー。

    【そっと鍋の蓋を取る】


    速度が上がれば高所に陣取るのも迫る敵を引き離すのにも使えて良さそうなのだ!

    あっ、ものはついでなのだが味噌味海鮮鍋でもどうなのだー?

    【木のレンゲと取り皿を渡す】


    >>169

    鳥なら連れていけそうなのだ!魚……諏訪の地には大きな池があるとは聞いたのだ!

    加工は……現地でやるなら屋敷の板前でも連れて行けば良いのだ……?

    【色々考えつつ、こちらにもレンゲと取り皿を渡す】


    良い呑みっぷりなのだー、ボクもご先祖様にお供えするのだ!

    【そう言ってお猪口に一杯酒を注ぎ、手を合わせると、中の酒が少しずつ減っていく】

  • 171風神弓使い25/05/29(木) 22:38:20

    >>170

    馳走になる…ついでに何か抱えている依頼でも聞こうか

  • 172蛇腹剣の侍25/05/29(木) 22:40:14

    >>168

    おう、弓使いの

    天狗の羽で能力が強化されたのか

    水の上も前より良く走れそうじゃな


    >>170

    神さんってみんなこんな感じで飲むんかいのう…

    どうせなら鳥と魚両方入れてみるのも悪くないかもしれんのう

    あ、そうだ、こないだ鮪頭の神さんから神器もろうたじゃろ、あれ使えば?

    【器とレンゲを受け取り、魚をホフホフと味わっている】

  • 173反物商の天糸屋25/05/29(木) 22:46:40

    >>171

    一つは偉大な相撲取りの綱を手に入れる事なのだ、これはちゃんこを何とかすればいい所まで漕ぎ付けたのだ。

    他には……【小声になる】


    高い声では言えないのだが、左大臣様は西国大名の盆葉万太郎の茶釜も狙っているらしいのだ。

    左大臣様が言うには、周囲の大名から総スカンを喰らった盆葉の奴が、無頼坊を頼りそうであるとの事なのだ。

    その対価として例の茶釜を献上しようとしている気配があるとか何とか……。


    >>172

    あーっ、そう言えばアレ長持ちするようになる効果とかあったのだー!

    アレがあれば海の幸も神器の加護で持ち込めるようになるかもしれないのだ……!

    山奥の国で海の幸は珍しいから、きっと度肝を抜く事が出来るのだ!【大きく頷く】


    それはそれとして鳥と諏訪の魚のちゃんこ鍋も試してみたい気はするのだー。

    流石に毎日海の幸を諏訪大社に贈り続けるとかは厳しいのだ……。

    【自分もレンゲと器を手にし、鍋の中身をよそい食べ始める】

  • 174蛇腹剣の侍25/05/29(木) 22:51:48

    >>173

    海と陸の幸全部盛りのちゃんこか…く…食いたい…

    まあ神器なしじゃ無理か、出来てもとんでもない値段になりそうじゃな

    このちゃんこも美味いが、偉い人はええのう…

    【こちらもお猪口に酒を注いで飲む】

  • 175風神弓使い25/05/29(木) 22:53:24

    >>174

    狩りならば力になれるだろう

    この弓ならば森、山、強くした加護で川や海の獲物も射抜いて狩る事ができるはずだからな

  • 176反物商の天糸屋25/05/29(木) 22:58:47

    >>174

    都に鱧(はも)を届けるのですら結構な銭が入用になったりするのだ……食通の道は険しいのだ。

    ……あれ、いつぞやの刺身包丁の神器、そう考えると金の卵を産む鶏なのだ……!?

    【目がグルグル回転し、銅銭から一朱銀を経て大判小判になる】


    >>175

    それじゃー依頼したいのだ、この周囲で美味しそうな獣なり魚なりを探してきて欲しいのだー!

    捕れたら天糸屋の屋敷に持って来てくれれば家宰……ボクの家の家来で偉い人がお金を支払うのだ!

  • 177蛇腹剣の侍25/05/29(木) 23:01:26

    >>175

    狩についちゃ信頼しとるが、保存は効くんかいの?

    山で狩ったもんが移動時間とか海で狩りしとる間とかに腐ったりしそうじゃない?

    ……あ、腐る前に届けりゃいいのか、足速いものな


    >>176

    保存のために塩漬けにすると新鮮な味わいは無くなってしまうしのう…

    今更ながらにその包丁欲しくなって来た…持ってても活用できそうにないけど

  • 178風神弓使い25/05/29(木) 23:06:03

    >>176

    了解した、仕留めた獲物はすぐに届けてみる

    猪やヤマドリ、魚は矢が当たる大きさの物を中心に狙う事にする

  • 179反物商の天糸屋25/05/29(木) 23:10:03

    >>177

    醤(ひしお)とみりんのタレに付けて干すのも良いけれど、採れたてとは違うのだー。

    神器の話で思い出したけれど、マグロも足が速くて城下町に来る頃には身が真っ黒になるのだが、

    漁師さん達が船の上の賄い料理で食べる時は色が赤くて美味しいらしいのだー!

    【そっと軽くゆでたうどんを鍋の中に投入していく】


    にしても戦いには役に立たない神器も、どれも凄い力を秘めているのだ……。

    山賊や妖怪がよだれを垂らして狙う気持ちも少しだけ分かったのだー!


    >>178

    期待しているのだー!……そう言えば雷神さんとのご縁は出来そうなのだ?

    昨日話題に出た、鹿島神宮辺りも雷神様の居る神社らしいのだー!

    【ふと思い出して聞いてみる】

  • 180蛇腹剣の侍25/05/29(木) 23:14:08

    >>179

    誠に?赤いの?鮪が?

    ず…ずるいぞ漁師…ほんのちょっぴりだが漁師になりたくなったではないか…

    【『卵ない?』と我関せずという感じで地面に書く】

  • 181風神弓使い25/05/29(木) 23:16:47

    >>179

    鹿島神宮、この依頼を終わらせたら行ってみるか

    何かしらの神器ないし縁ある物を受け取れるといいな

  • 182反物商の天糸屋25/05/29(木) 23:18:16

    >>180

    らしいのだ、特に腹の部分は脂が乗っていて、口に入れるととろけるらしいのだ。

    マァボクらの城下町に付く頃にはすっかり駄目になるからお目にかかる機会とかないのだが!

    【ちょっと怒る】


    えっ卵……家来、家来ー?【手招きしてみるが、奥に控えた家来は首を横に振っている】

    流石に今すぐは用意できそうにないのだー、ごめんなのだ!


    >>181

    神社なのだからお札やお守りを買う事でご加護は貰えそうなのだー。

    問題はお札やお守り単体では武器にも防具にもならない事なのだが……。

  • 183蛇腹剣の侍25/05/29(木) 23:21:03

    >>182

    ……わし海の方に仕官しよっかな

    ああでも山の幸も捨てがたいし…

    【蛇腹剣に顔とか無いけど(´・ω・`)という表情に見える】

  • 184反物商の天糸屋25/05/29(木) 23:29:05

    >>183

    ご仕官の理由それで良いのだ!?……でもまぁ、アチラが立てばこちらが立たずなのだ。

    美味しいものが食べたいなら旅をするのも良いと思うのだー、その土地の者を食べるならその土地に行くのが良いのだ!

    【茹で上がり、出汁と味噌が染みたうどんを取り、口に運ぶ】


    とは言え城仕えの身ではそれも中々難しそうなのだー。

    かくいうボクも都までなら良く行くのだが、都から更に西の方には殆ど行ったことが無いのだなー。

  • 185風神弓使い25/05/29(木) 23:32:26

    >>182

    お札やお守り程度ではなく雷神の神器を欲しいと言えば図々しいにも程があるな…

    今の所は弓だけで充分戦えるが、『何がある』かだけは知っておきたい

  • 186蛇腹剣の侍25/05/29(木) 23:33:44

    >>184

    旅かぁ

    ええのう、乱世が落ち着いたら一度ゆっくり旅してみたいのう

    うどんの味も東と西で大分違うと聞くし、もっと西の…なんじゃっけ、し、しま…しづま?とか言う所では牛馬も食うらしいぞ

    色んな所の色んな名産品を食ってみたいのう

    【『地酒も忘れるな』と地面に書いた】

    その楽しみもあるよね

  • 187反物商の天糸屋25/05/29(木) 23:44:30

    >>185

    【古事記を懐から取り出し、ペラペラと捲り始める】


    建御雷神様は雷の他に剣の神でもあるのだ、その剣は布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)と言うとか。

    ちなみに鹿島神宮の他に石上神宮にも納められているらしく、複製品も幾つかあるそうなのだー!


    ま、神の依代となり得るもので、神のご加護が宿っていればそれ即ち神器と言えるので、

    同じ神様が複数の神器を作っている、と言うのも普通にあり得る事だとは思うのだ。


    ……それはそれとして、譲り受けるのは簡単には行かないとは思うのだ。

    余程の手柄を立てるか恩を売るか、神様に気に入られるかでも無いと……。


    >>186

    あー……都から大分離れた……あの……何だっけかー?【都の周辺以外は割と疎い天糸屋】

    噂によると猿の如き叫び声を上げながら敵を切り捨て切腹するらしいのだ、怖いのだ。




    それじゃ、ボクは明日のちゃんこ開発回に向けて策を練っておくのだ!」

    みんなおやすみー、なのだー!

  • 188蛇腹剣の侍25/05/29(木) 23:47:59

    >>187

    猿の叫び声をあげて?斬った後に切腹?なして??

    こわいわー西国武士こわいわー

    しづまとは戦にならんことを祈りたいのう


    おやすみじゃよー

    わしらもうどん食い終わったら帰るかのう

  • 189反物商の天糸屋25/05/30(金) 22:34:01

    長年の修行の成果が実を結んだのだー……フッフッフ【蚕の擬人化のような姿に変化し、空中で指をくるくる回す】

  • 190蛇腹剣の侍25/05/30(金) 22:46:19

    >>189

    おお、飛べるようになったのか…

    羨ましいのう、わしら飛行能力は無いからなあ

    【『羽生やしたら別の神になるからな』と地面に書いた】

  • 191反物商の天糸屋25/05/30(金) 22:52:18

    >>190

    アッ、そっちじゃ無いのだー、これ梯子なのだー!

    【そっと足元を神器の光で照らす。暗がりで分かり辛いが梯子があり、その上に乗っているようだ】


    成果って言うのは……コレなのだー!

    【回していた指で、空中をビシッと摘まむと、もう片方の手を何かを引っ張る様に動かし始める】

    【空中からキラキラと光る何かが引き出され、紡がれ、梯子の下で家来が支えている紡錘に集まる】


    フゥ……空中に浮かぶ雨露を引き出し、紡いで作った糸なのだー!

    ボクの神器は『紡ぎ』の神器だったのだ、単に生糸を吐くだけじゃ無いのだー!

    【雨のような色味の、キラキラ光る糸の束を示して得意げだ】

  • 192蛇腹剣の侍25/05/30(金) 22:55:41

    >>191

    梯子かーい!

    …いやしかしこれはこれですごいな

    雨露を引き出して紡ぐってなんかすごい神さんっぽい…

  • 193反物商の天糸屋25/05/30(金) 23:02:52

    >>192

    でしょー、それにこれ……単にキレイってだけには終わらないのだー!

    ほーら、雨露で紡いだ糸は、こうして蠟燭の炎を近づけても……燃えないのだー!

    【紡錘から引っ張り出した糸を火に翳しても、まったく燃える気配が無い】


    これで織物を作れば、これまでに無い面白い性質の着物が出来そうなのだー!

    他にもなんかこう、良さげなものを探して紡いで見ようと歩いているのだー!

  • 194蛇腹剣の侍25/05/30(金) 23:05:58

    >>193

    燃えない糸かー

    火消しの連中が欲しがりそうじゃのう

    その言い方じゃと雨露以外からも糸を紡げるのか、ひょっとして?

  • 195反物商の天糸屋25/05/30(金) 23:10:19

    >>194

    もちろんなのだー!……とは言え相性的なものはあるみたいなのだがー。

    最初に紡いだのは桑の葉なのだ、指から糸を出してくっつける訓練に桑の木を使ってたら、

    糸を引っ張るときにこう、桑の葉まで解けて来て……!

    【そう言いながら、ちょっと青臭い感じの緑の糸束を取り出す】


    そして、桑から紡いだ糸の特殊能力なのだがー!【ジト目で勿体ぶる】


    ……蚕のエサになるのだ!【そう言って、両手を顔の横に開いてサッパリのポーズ】

  • 196蛇腹剣の侍25/05/30(金) 23:13:50

    >>195

    ああうん、桑だからそうだろうね

    ふーむ、しかしそういう感じで糸になるのか…

    ひょっとしてそれを応用したら敵の武器や具足を糸にしてしまえるのでは?

    雨露を糸にできるならイクチの油もいけそうだし

  • 197反物商の天糸屋25/05/30(金) 23:21:22

    >>196

    えっ……その発想は無かったのだ……でも実現出来たら凄そうなのだー!

    戦闘力サッパリだったボクでも、相手を弱体化させる事が出来るなら……!

    試してみる価値はありそうなのだー!

    【ポンと手を打ち、すっくと立ちあがる】


    家来ー、家来ー!ちょっと藁人形に安物の具足着せて刀持たせてー!

    【背後の方で杭が打たれ、藁人形が組み上がっていく】

  • 198反物商の天糸屋25/05/30(金) 23:22:01
  • 199蛇腹剣の侍25/05/30(金) 23:24:32

    >>197

    お、早速試すのか

    もし本当に可能だったら戦力大幅向上じゃのう

    人形と言うとあの木人を思い出すのう…

    まあ流石に今回はあの時のようにはなるまいが

  • 200反物商の天糸屋25/05/30(金) 23:28:22

    >>199

    あの時は神気を注ぎ込み過ぎたのが原因だったのだ、引っ張りだけなら大丈夫のはず……!

    それじゃ、えーいっと!

    【藁で作られた武者人形へ、指先から絹糸を飛ばし、引っ張って解こうと試みる】

    【dice1d100=23 (23) 数字が高い程相性が良い、60以上で解け、80以上でボロボロになる】

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています