- 1◆qiSeZLXnE.25/05/21(水) 21:20:42
- 2◆qiSeZLXnE.25/05/21(水) 21:22:29
元々リレーSSスレとして立てましたが、安価ダイスの方が盛り上がると思い、作り直しました。
更新はだいたい夜です。
では始めましょう。 - 3◆qiSeZLXnE.25/05/21(水) 21:27:34
──ポケモンたちが暮らす広大なジャングル。ここは力のあるポケモンたちによって一方的に支配されていた。
その中のひとり、アーボック。
町のシンボルである寺院を治める彼は、今でこそ強大な支配者だが、かつては孤児としてこの寺院で暮らしていた。
血のつながった者は誰もいない。
そんなある日……
───
(アーボックが孤児のサルノリ(のちのバチンキー)を育てるようになったきっかけを、下3レスからダイス) - 4二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 21:32:05
寺院の前に物乞いに来ていた
- 5二次元好きの匿名さん25/05/21(水) 21:35:01
気まぐれな良心
- 6◆qiSeZLXnE.25/05/21(水) 23:20:03
- 7◆qiSeZLXnE.25/05/21(水) 23:25:04
護衛のマンキー
「いくらいたって同じだ!帰れ帰れ!」
サルノリ
「…………」
マンキー
「帰れってんのがわからねえのか!」
アーボック
「何事だ!」
マンキー
「あっ…!アーボック様……このガキが食い物くれっつって動かないんですよ…」
アーボック
「…………」(サルノリをじっと見つめ) - 8◆qiSeZLXnE.25/05/21(水) 23:27:28
アーボック
「……寺院の掃除と引き換えに、一食くれてやろう」
サルノリ
「…………!!」
マンキー
「えっ……よろしいので?」
アーボック
「許す。……ついてくるがいい」
サルノリ
「……ありがとう…」
サルノリはパンとスープをもらった後、寺院の広間を一生懸命掃除した。 - 9◆qiSeZLXnE.25/05/21(水) 23:29:33
アーボック
「……ご苦労。上出来だ」
サルノリ
「…………」(ペコリ)
アーボック
「お前は……なぜそのような境遇に至っているのだ?」
サルノリ
「…………オイラ…」
───
(サルノリが孤児な理由を下3レスから) - 10二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 00:00:03
もともと娼婦の子ども
母親がマブと一緒に出て行って取り残された - 11二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 00:22:09
親によって卵を川に流された
- 12二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 05:53:41
飢饉による口減らし
- 13#08825/05/22(木) 05:57:21
- 14◆qiSeZLXnE.25/05/22(木) 06:09:54
聞けば、サルノリはアーボックが治めているエリアとは別の場所から来たらしい。
そこで飢饉が発生し、サルノリは口減らしのため親に捨てられた。それ以来、物乞いやコソ泥をして一日一日を食いつないでいるようだ。
アーボック
「……なるほど。……ならば小僧、この寺院でお前を受け入れてやろう」
サルノリ
「えっ……!?」
アーボック
「我らの神ミュウのため、そして私のために働け。そうすれば食べ物と寝床は与えてやる」
サルノリ
「……ありがとうございますっ!」
それはアーボックの気まぐれか。それともサルノリに幼い頃の自分を重ね合わせたのか。
とにもかくにも、孤独なアーボックは身寄りのないサルノリを子分として育てるようになった。
──年月が流れ、サルノリはバチンキーに進化。今ではアーボックの片腕となっている。
一方アーボックは、バチンキーのことを内心では本当の息子のように思っていた。 - 15◆qiSeZLXnE.25/05/22(木) 06:16:20
そんなある日。町に1体のポケモンがやってくる。
ルカリオ
「……やっと帰ってこれた。町の全てが懐かしく見えるな」
彼はルカリオ。この度、アーボックの寺院の護衛隊長に任命されたポケモンだ。
───
(任命された理由と、それ以前は何をしてたか。下3レスからダイス) - 16二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 09:44:16
何か頼りになりそうだから採用した
以前は民間警備会社にいた - 17二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 17:55:15
かつての住民だったから
かつては配管工 - 18二次元好きの匿名さん25/05/22(木) 17:56:13
実はかつての旧知
かつてはぼんぐり農家 - 19◆qiSeZLXnE.25/05/22(木) 17:57:13
- 20◆qiSeZLXnE.25/05/22(木) 18:04:38
ルカリオはアーボックの寺院に入ろうとする。
マンキー改めオコリザル
「……おい、貴様!止まれ!この寺院に勝手に入るな!」
ルカリオ
「いや、ボクはアーボック様に呼ばれて来たんだ」
オコリザル
「アーボック様にだぁ?その証はあるのか証は!」
アーボック
「ある。手紙をよこした」(オコリザルの背後から)
オコリザル
「ひっ!アーボック様…!これは失礼いたしました…」
ルカリオ
「ふふん……♪」
アーボック
「来たまえ、リオル……いや、ルカリオ」
ルカリオ
「はい、アーボック様。……じゃあな、門番さん♪」
オコリザル
「……チッ!気に入らねえ…」 - 21◆qiSeZLXnE.25/05/22(木) 18:09:45
寺院の応接室。アーボックとルカリオがテーブルを挟んで座っている。
アーボック
「……我が町から旅立った若者が、こうして立派に成長して戻ってきたことは何よりの喜びだ。ところで……キミの都会での仕事は何だったかな」(お茶を啜り)
ルカリオ
「配管工です。なかなか悪くない会社でしたよ」(そう言ってお茶を置き)
ルカリオ
「……あのぅ、アーボック様。この度はボクを護衛隊長に任命していただいたこと、心より感謝しています」
アーボック
「うむ……」
ルカリオ
「しかし……失礼ですが、なぜ配管工のボクなんかを?」
───
(アーボックがルカリオを選んだ理由を下3レスから) - 22二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 00:46:42
頼りになりそう