- 1◆EW4GPRyFPw25/05/22(木) 21:29:14
フィリップ・K・ディックによる小説、アンドロイドは電気羊の夢を見るか?をブルアカ風にするスレです
あるバカどもに花束を｜あにまん掲示板けえかほおこく1――■月■■日先せいはわたしが考えたこと思いだしたことこれからわたしのまわりでおこたことやおもたことは全ぶかいておいてといった。なぜだかわからないけど黒いひとはこれからわたしの神×をふ…bbs.animanch.com↑このスレから影響を受けました
ベッド脇のムードオルガンから、アラームが送ってきた陽気なサージ電流で、飛鳥馬トキは目を覚ました。びくっとして起きなおり―急に目が覚めるといつもびくっとなる―そして彼女は壁に掛けてある原子時計を確認してから、またデュベに潜り込んだ。かたわらのベッドで寝ていた同居人のヒマリもどうやら目を覚ましたようだ、「どうやらオルガンの調節が弱すぎたようですね」ヒマリはいった。車椅子の駆動音がこちらへ近づいてくる、「今超天才清楚系病弱美少女ハッカーであるこの私がリセットして差し上げましょう、それでちゃんと、目を覚まして―」
「嫌です、まだ寝ていたいです」トキの声色は普段と然程変わらないが少しとげとげしさがこもっている様に思えた。「まだ目を覚ましたくないんです」
ヒマリはトキのベットに腰をかけ、穏やかに言い聞かせた。「ある程度までサージを上げれば、たのしい気分で目覚められるのですよ、えぇ、喩えるのならば崖の上に咲いた、清楚な一輪の花であるこの私が言うのだから間違いありません」トキはこれ以上ヒマリの長すぎる自称を聞く気にはどうしてもなれなく、むぅ…、と唸り声を上げながらベットから渋々起き上がった。