- 11主25/05/23(金) 14:32:22
- 2二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 14:33:49
たておつ
大好きなスレだから嬉しい - 31主25/05/23(金) 14:39:32
- 41主25/05/23(金) 14:47:38
「ホークス!」
「ちか…近寄らないでください…」
俺はエンデヴァーさんにカッターの刃を向けたまま後ろに下がる
「落ち着けホークス、俺は殺すつもりは無い」
「嘘だ…じゃ、じゃあなんで来たんですか…」
「お前を助けに来た」
「…な、なんで?俺別に平気ですって…血も赤いですし…」
なんて言えばいいか分からない、言葉がスラスラ出てくる
「薬を飲めホークス」
「も…飲みましたってば…俺元気になりましたから…帰って…ください」
「ホークス!!」
「黙ってください…あぁ…うるさいなぁ!」
俺はエンデヴァーさんにカッターを振り下ろす
正当防衛だ、エンデヴァーさんが俺を殺しに来たんだから
けど、エンデヴァーさんは、カッターの刃を掴んで俺を押し倒してきた
力が強くて抵抗できない…嫌だ…死にたくない死にたくない…
「ホークス、大人しくしてくれ」
「い、今から殺されるのに…落ち着いてられませ…ひっ…」
エンデヴァーさんの手から何かが落ちる
虫?エンデヴァーさんは虫を俺に食わそうとしてる?
わかんない…何が起きるのか何が起きてるのか
全部分かる、エンデヴァーさんが俺を助けようとしてる
あれ…助けようと…して…
「…エンデヴァーさん…ごめんなさい…救急箱は…出したばっかりなので机の上にあります…止血してください」
「ホークス、これは何に見える?」
エンデヴァーさんは俺に見えやすいように錠剤を見せてくる
「…俺の薬です」
「飲めるか?水がいるなら持ってくる」
「すいません…水欲しいです」
「分かった、手荒な真似をしてすまなかった」 - 51主25/05/23(金) 15:03:31
俺はエンデヴァーさんに背中を撫でられながら、薬を飲んだ
薬で静かな空間になって狂った俺には逆効果なのではと言いかけたが、エンデヴァーさんがいるなら…少しは安心できる
「落ち着いたか?」
「…はい」
エンデヴァーさんは、俺が返事したことを確認したあと、手に突き刺さったカッターを引き抜く
血がボタボタ垂れ、俺の血とはまた違った血が溢れ出す
他人の血にはそこまで抵抗は無い
けど、それは痛々しいと思わない訳では無い
「片手で、応急処置は無理ですよね…俺のせいですから手伝います」
「頼んだ」
エンデヴァーさんの手はおっきかった
コットンとピンセットで血を拭き、消毒液で傷口を綺麗にする
かなり深くまで刺さったみたいで、中の肉が少し見える
「ほんと…すいません…エンデヴァーさん」
「何回謝っても返ってくる答えは同じだぞホークス」
「それに俺は…お前の方が心配だ」
「あ、これっすか…別に平気です…エンデヴァーさんに見られたのは恥ずかしいですけど」
「…なぜ恥が先に来る?」
「だって…一人で気持ちよくなって叫んで…恥ずかしくないわけないでしょ?エンデヴァーさん」
「(アドレナリンというより、エンドルフィンが出ていたのだろうか…)」
「今日は俺も泊まる、いきなりだが事態が事態だ」
「え、でも…」
「ジーニストにも、ミルコにも、ラーカーズにも言ってきた」
「迷惑かけっぱなしですね…俺」
「自分のペースでいい」
「そうも言ってられないでしょ…?AFOだって…死柄木だって」
「今は考えなくていい、お前のことだけ考えろ」
それが出来たらどれだけ楽か、あなたは知らないでしょうね - 6二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 15:15:34
ドキドキ埋め
- 71主25/05/23(金) 15:30:22
10までちゃんとした文章で埋めたいけど、そんな早く書けないので
余談を
このスレ建てたのは衝動です
「病みっ子トラブルメーカー」というゲームの実況見て書きたくなりました
正気度1とかになったら、怪文書のようなもの書きたいよねって感じです
でもじっくりしたい、SAN値戻しながらまた削るの繰り返し地獄作りたいなって… - 81主25/05/23(金) 16:07:28
「エンデヴァーさん」
俺は半分無理やりエンデヴァーさんにベットに横になっておけと言われ、ベットに横になっていた
「なんだ?」
俺の怪我の応急処置を済ませたエンデヴァーさんは、救急箱を片付けていたようだった
「エンデヴァーさんは、燈矢くんの夢は見ないんですか?」
「…燈矢の夢は見たことがない」
「エンデヴァーさんが殺してないからですかね」
「…燈矢は死んだ、俺が殺した」
「罪悪感云々の話じゃないですか、実際にあなたは殺してない」
「それに貴方には頼れる家族もいる」
「慰めなぞ要らん」
「慰めてるつもりないですよ、貴方がベットに横になれってうるさいから…暇なんですよ実際今」
「でも、仕事も最低限、未だ行方不明の市民や連合の捜索も俺の今の羽じゃできない」
「止められてるとはいえ、義羽があるのだろう?」
「それに慣れるための訓練もさせて貰えないんですよ」
「今のこの状態じゃ俺は無個性どころか、ヴィランに片足…いや、もうヴィランですよ俺は…お荷物ヴィラン…笑えませんね」
エンデヴァーさんは、横になった俺の頭をわしゃわしゃと撫でる
「そんなこと言わなくてもいい、お荷物なんて思っていない」
「…そうっすか、なら、そのままずっと頭撫でてください…もう少しで寝れそうなので」
「生意気だな…だが…今はゆっくり休め」 - 9二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 16:39:32
今書き込んだら1主さんの文章に割り込んじゃうかなと思いつつもスレ落ちが怖いので一旦保守…
- 10二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 16:51:13
そう、ここ最近安定しないから断腸の思いで保守
- 111主25/05/23(金) 19:31:07
いつレスしても大丈夫ですよ
大体スローペースの私が悪いので
それに、みんなのレスがいっぱい着いたら嬉しいですし - 121主25/05/23(金) 19:31:26
【連合アジト】
「トガ」
「ん?どうしましたか?スピナーくん?」
「いや…お前外で何してんのかなって思って…あんま目立つことするなよ?」
「してませんよ〜、弔くんやAFOさんに迷惑かけるようなことトガはしません」
「なら、何してたんだ?」
「お祈りです」
「…お祈り?」
トガは、何故か嬉しそうに、月を指さした
「あのね、スピナーくん、神様っていると思いますか?」
「いきなりだな…俺はそんな…信じてないけど」
「私は信じてます」
「でもね仁くんは、地獄に居るって…直感でわかるのです」
トガは、ポケットから何かを取り出す
ソレをうっとりと見つめたあとキスを落とす
「それって…トゥワイスの」
「はい、燈矢くんに貰いました」
「あのね、スピナーくんにだけ特別になにお祈りしてるか教えてあげるね」
世界が早く滅びますようにとか、行きやすい世の中になりますようにとかだろうな
「ホークスが早く死にますように」
「って感じなんですけどね、あ、でも他のヒーローを殲滅できますようにとか…あと_」
俺はその一言を聞いた後何も言えなかった
トガがここまで人を憎んだり恨んだりすることは俺が知ってる限りなかった
トガの手の中で小さな瓶に入り揺れる血を見ながら俺は、言い表せようの無い感情になりながら
俺も祈った - 131主25/05/23(金) 19:31:41
「スピナーくんもお祈りですか?」
「トガにも教えてください、一緒の秘密にしましょう」
「いや、みんなに言っても全然いいよ」
「俺はな、みんなの願いが叶いますようにって」
「スピナーくんは優しいね」
「あのね、スピナーくん…私、ずっと後悔してるんだ」
「あの時、私…まだ他にできることがあったんじゃないかって…燈矢くんと一緒に行動してれば良かったんじゃないかって」
「それか私が仁くんの血を飲んで仁くんに…」
「トガ、終わったことじゃなくてこれからを考えようぜ」
「…そう…だね」
慰めの言葉なんて不器用な俺は考えられなかった
ただ、少しでも元気を出してくれればいいなと
ホークスが早く死にますように…か
きっとトゥワイスもそう思ってるよ、トガ
安心しろきっと…
「う”ゥ…あ”ぁぁ…」
「死柄木がまた苦しみだした…行こうトガ」
「はい、今日のことは、弔くんが全てを壊した後にまた話しましょう」
「わかった、約束だな」
「はい、約束なのです」
俺たちの行く先が地獄なら、お前らも連れて行ってやるよ - 14二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 19:32:54
このレスは削除されています
- 151主25/05/23(金) 19:33:53
ホークスは夢を見た
その夢の中にトガの意思は介入する?
1 する
2 しない
dice1d2=1 (1)
- 161主25/05/23(金) 19:53:26
夢かな…多分
だってここは…
「あ!仁くん!」
「お!トガちゃん!」
2人は会った瞬間ハイタッチをする
本当に仲がいいことが伺える
前に分倍河原に、1度聞いたことがある
さすがにJKに恋をするのは不味いのではないかと
そしたら
『トガちゃんのことは好きだけど、それは仲間としてだな』
『けどよ、妹ができたみたいで嬉しいんだ』
って言ってたっけ…
分倍河原は、家族が居ないんだもんな…分倍河原がお兄さんか
「ふふっ…」
「何笑ってんだよホークス〜」
「いえ、なんでもな_」
「なんで仁くんを殺して平気で笑ってるんですか?」
「え?俺を?ホークスが?トガちゃんいきなり何言ってんだ?」
「なんで知って…」
また都合の悪い夢か…?いや…知らないトガが俺の事を恨む理由は分かるが…分倍河原と違ってトガは生きている
俺はトガに対してはあまりなんの感情も湧いていない
「仁くんを返して…」
身体が上手く動かせない…逃げなきゃ…逃げなきゃ…
「仁くんを返してよ…!」
トガが持っていたナイフが俺の脇腹を突き刺す
「か”はっ…」
俺はその場にろくな受け身も取れずに倒れる
「シねよ…ホークス…」
何度も何度も俺の腹目掛けてナイフを振り下ろすトガ
いつの間にか分倍河原は居なくなっていた - 171主25/05/23(金) 19:54:03
「待っ…て…よ…なんで君が…」
「ごはっ…!」
「うるさい黙れ…ホークス…お前は絶対に私が!」
「渡我被身っ…こッ…」
抵抗しようとした俺をもう片方に持っていたのナイフで俺の喉元を掻っ切る
「私はお前を含めたヒーローみんな嫌いだ…大っ嫌い…」
声を出そうにも、出るのは肺から抜ける変な音と、肺に入る地の嫌な音だけだ
本来人はここまでされた時点でシぬ
もう何人も手にかけてきたからわかる
けど俺は…シねない…
殺されたことがないからだろう…いや違う
このトガヒミコは、明確な意志を持ってる
今ここ世界を生きているトガヒミコの意思が何故か俺に伝わって…今こうして俺を…
「仁くんをっ…」
やめろ…やめてくれ…もう、俺は…
「返して…返してよっ…!人殺し!ヒーローなんかじゃない…ヴィランでもない…」
「ねぇ…何のために生まれてきたの?」
トガヒミコは泣いていた
俺の血と涙が混じって零れ落ちた
やっと意識が遠のく…目が覚める…良かったやっと…
「また逃げるんだね、燈矢くん言ってたじゃん…過去は消えないって」
「目を背けてその先に何があるの?」
もう…君も分倍河原も誰か分からなくなってきたよ - 18二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 20:27:11
おお……ダイスの結果にぞわってした…
- 19二次元好きの匿名さん25/05/23(金) 20:50:15
時間そんなに空いてないけど保守・・・・・このスレ本当に大好き
- 20二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 00:23:15
念のため保守
- 211主25/05/24(土) 00:43:23
「はぁっ…はぁっ…」
「ホークス…魘されているのに起こさなくてすまなかった、睡魔を取って欲しかったんだ」
エンデヴァーさんは、俺に水を差し出してくる
この人ずっと起きてたのか…ほんと優しいな…
「すみ…ません…大丈夫では…ないですけど」
俺は水を飲み、先程のリアルすぎる夢の感覚にまだ犯されていた
俺は思わず、自分の腹を触る
大丈夫…血なんてつかないし…傷口だってない
「辛いなら話さなくていいが、どんな夢を見たんだ?」
「トガヒミコに刺し殺される夢です」
「トガに…か」
「でも…俺、分倍河原を殺した後トガのことなんて…仕事以外で一切考えませんでした」
「…不思議な話もあるものだな」
「ていうか、エンデヴァーさん部屋の掃除…してくれてたんですか」
ゴミ箱に入っている、斑な赤黒い模様が着いた雑巾を見る
「あぁ、酷すぎたからな」
「すいません…」
『ねぇ…何のために生まれてきたの?』
妙にその言葉がずっと俺の不安を煽る
何のため…そんなことを言われても答えは直ぐに出るものじゃない
分からない、俺はヒーローに…正しい人になりたかった
生まれてきたこと自体間違ってたのかな
「ホークス、考え事をするな気晴らしになにかするか?」
「…そうですね…何かしたいです」 - 221主25/05/24(土) 00:45:49
生かさず殺さずをやりたいのでSAN値回復イベント
ホークスは何をする?
ちなみに、ホークスはエンデヴァーといると正気度はどこまで回復する?(60以上でほとんどいつものホークスと変わらない)
dice1d70=4 (4)
- 23二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 04:30:41
- 24二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 06:05:10
- 25二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 09:39:06
- 26二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 12:46:25
保守
- 271主25/05/24(土) 16:02:45
「あの、外に出たいって言ったら怒りますか?」
「…貴様一人で行くと言うならダメだが、俺と一緒に行くなら許可しよう」
「ありがとうございます、エンデヴァーさん」
外には人の気配がほとんどない
不気味なほど静かで、でもエンデヴァーさんが居るからかな…落ち着く
「話さないのか?」
「単純に気分じゃないって言うのもありますけど…夜の静かな空気って俺好きです」
「そうか」
終わったこの国で久々に自然というものに感動した
「エンデヴァーさん、俺ってなんのために生まれてきたんでしょうね?」
「それを探すのが人生だろう」
「ありきたりな答えですね、さすがエンデヴァーさん」
「バカにしているのか…」
「ふふっ…頭硬いなーって思っただけですよ」
「やっぱりバカにしているではないか」
「エンデヴァーさんらしくて、あぁ、ここにエンデヴァーさんはちゃんといるんだなって安心しただけですよ」
「居なくならんでね、エンデヴァーさん」
俺はエンデヴァーさんの手を掴む
「…わかった」
「あはは、なーに真剣に受け取ってるんすか…はははっ!」
「もう少し散歩するか?付き合うが」
「なら、もう少しだけ…お願いします」 - 281主25/05/24(土) 16:03:16
ホークスの正気度
6+dice1d30=21 (21)
- 29二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 16:22:09
母親譲りの依存症が始また
- 30二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 18:40:10
☆ゅ
- 311主25/05/24(土) 19:28:19
またまた、余談というか話したいというか…すいません
普通の人から見たり聞いたりすると、鬱状態の方が危険に見えますが、実際危険なのは躁状態です
個人差ありますが、私的には
「今ならなんでも出来る!」「楽しい!」「○○したいな!(危険なこと)」
普段人は無意識にブレーキをかけてます
例えば、赤信号を渡ったらどうなるんだろう?ってなった時などに、本当に渡る人はいませんが
躁状態の時などに本当に渡ってしまう人もいます
ストッパーが無くなると思ってくれたら分かりやすいかもしれません
よりリアリティを追求したかった
ホークスに躁鬱設定を追加してよかった
私の実体験を元に、みんなを楽しませる文章が書ける
こんなクソみたいな病気が誰かの楽しみに変わるなら
私はとっても嬉しいです - 321主25/05/24(土) 19:29:53
だいぶ楽になった
俺はエンデヴァーさんの方を見る
やっぱり、エンデヴァーさんはヒーローだ…
握った手を見る
ぎゅっと握られた手は暖かくて安心する
貴方になら俺を…
『エンデヴァーはお前を助けちゃくれないよ』
『なんで救われたがるんだ?死にたがりのお前が』
『屑人間を助けるヒーローなんて存在しないんだよ』
「っ…」
俺はその場に倒れそうになる
エンデヴァーさんはそんな俺の手を引き、起き上がらせる
「幻覚か?」
「…幻聴です…もう聞こえません」
「薬が効いていないのか?」
俺はエンデヴァーさんの言葉に首を横に振った
薬が効いてないにしてもあまりにもタイミングの都合が良すぎる
俺のせい?
そんな気がした
俺の感情が幻覚や幻聴を作り出したり消したりする…
そんな簡単な話だった…
俺は救われたいと思ってるのに…救われるのが怖い
だから死にたいと考えてしまう
誰も俺を助けられない - 33二次元好きの匿名さん25/05/24(土) 23:07:44
ほしゅ
- 341主25/05/25(日) 02:35:11
死にたくは無いけど、殺して欲しい
矛盾だな…
「ホークス、夜が明けたら俺にどうして欲しい」
「…」
居て欲しい…けど、一人の時間が欲しい
また自傷行為がしたい気持ちよくなりたい
…違うだろ俺、何を
俺は服をめくり自分の手首を見る
包帯なんて巻いてない、あるのは酷い傷跡
もし俺が正常に戻ったとしてもこの傷は残り続けるだろう
まぁいいか、コスチュームだって手袋はめるし、基本長袖だし
なんでこういう時だけ楽観的に考えれるんだろ
「エンデヴァーさんはどうしたいですか…?」
「お前の側にいてやりたいが…お前も知っている通りダツゴクや、避難がまだ済んでいない区域などに俺は、行かなくてはならない」
「なら、エンデヴァーさんはちゃんとヒーローしてください」
「俺のことは心配しなくて大丈夫です」
俺の理解者は居ない
いくら慰めてくれる人がいたとしても、俺の今の気持ちを共有できる人なんて…存在しない
「…ホークス、困ったらいつでも呼べ、お前のスピードに追いついて…いや、追い越して見せよう、お前のヒーローに俺がなる」
とっくになってますよ、なんてセリフは…今は言えないや
「ありがとうございます、かっこいいですねエンデヴァーさん」
嫌だな、エンデヴァーさん居なくなるの
エンデヴァーさんと俺を引き離す人はみんな死んじゃえばいいのに
…うるさいな、そんなこと俺は思ってない
「じゃあ、俺はこのまま帰りますね」
「わかった、あと三日ほどは近くの避難所に泊まる、何かあっても何も無い時でもいい、いつでも呼べ」
「はい、ありがとうございます」 - 35二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 08:36:47
どうなっていくんだろうか…
- 361主25/05/25(日) 12:51:01
朝が来るまであと二時間って所かな
自分の手首を見る
相変わらず…汚い、醜い、気持ち悪い
「はぁ…」
病院からは、薬が効いてるか、今日の症状はどうかって日記つけろって言われてるけど…
思い出したくない、あの人の事なんて
いっその事…この幻聴も幻覚もヴィランの個性だったらどれだけ楽だったんだろうな
それなら怒りの矛先をヴィランに向ければいい、でも、それは筋違か?
貴方のことは今でも好きですよ…それだけは本当です
貴方がいい人だから、優しい人だから、仲間思いだから
何か一つ違えばあなたはヒーローになっていたかもしれない
そして、それは俺にも言える
なにか違えば俺も、ヴィランになっていたかもしれない
もしも俺とあなたが違う世界に生まれたなら、こんな思いしなくて良かったかもしれないですね
今日は何しよう
薬の効果はあとどれぐらいで切れる?
dice1d5=2 (2)
時間
その後ホークスは薬を飲む?
dice1d2=1 (1)
1 飲まない
2 飲む
- 37二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 14:12:15
薬切れても飲まないのか・・・ヒェッ・・・
今日は傷をきれいに治せるように傷跡にワセリンを塗りましょう - 38二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 15:06:11
とりあえず傷口の手当て
- 39二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 15:34:15
傷口の手当した後に、先輩に会いに行く
- 40二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 16:30:31
- 41二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:51:17
ほしゅ
- 42二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 23:35:26
保守
- 431主25/05/26(月) 01:15:36
俺は救急箱から、包帯、絆創膏、ガーゼ、コットン、消毒液を取り出す
表面の血が固まって血が止まっているように見えるだけで、実際まだ血は止まってないだろう
俺は、血を拭き取りながら、ガーゼを皮膚に当て、そのまま包帯を巻く
なんか、典型的な厨二病みたい
「ふっ…」
こんなんで笑うとか…呆れる
俺は、包帯に巻かれた腕を見ながら、服を着替える
特に用事がある訳でもなんでもないが…着替えたらなにか行動を起こしたくなるようなそんな小さな希望を持ちながら
でも、そんな俺の気持ちをわかってくれる人間なんてこの世に存在しない
ヒーローで、人殺しで…それでも社会のために…
『なァ…後輩くん』
『私は心が保たなかった…君はなんでそんな顔でいられる…』
「先輩…?」
この世にたった1人俺の気持ちをわかってくれる人かもしれない
貴方なら…俺の気持ちだって
人殺しでヒーローで…
慰めなんていらない…今はただ、貴方と話したい
俺の気持ちを吐き出したい
でも、それは先輩を利用するのと同じじゃないか?
それは…あの人たちと同じじゃ…
違う、俺は先輩と話をしに行きたい、先輩と話したい
だから今だけ、ほんの今だけは…良くない考えは出てこないでくれ - 44二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 06:48:56
ナガンの反応どうなるかな…
- 45二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 10:26:23
ほしゅ
- 461主25/05/26(月) 13:49:42
俺は急いで病院に向かった
目立たないようにひっそりと
セントラル病院に着いたあと、俺は直ぐに先輩の病室を確認し、俺は病室へと向かった
筒美火伊那…そういえば先輩の名前はそんな名前だったか
確かまだ、完全に意識が戻りきってないんだったか…
俺は病室のドアを開ける
外を見ていた先輩の頭がこちらを向く
「…後輩…くん?」
目は少し座っていて、起きたばかりだということが伺える
俺はベットの近くにあった、椅子に座る
「なんで来たの?お見舞いなら…」
「違うみたいだね」
「!」
俺は先輩の視線が腕に行っていることに気づいた
「…カッター?カミソリ…それはないか、それとも自前の羽?」
「全部お見通しなんですね」
「私が通ってきた道と同じだからだよ…ごほっ…ごほっ…」
「すいません、無理しないで大丈夫ですから…」
「後輩くん…あのね、人間無理しないといけない時があるんだよ…」
「なれるなら…今だけでも後輩くんのヒーローになってあげるよ…」
「なんでも言って大丈夫」
先輩だって、まだ心の整理が付いていないはずなのに、俺にそんなことを場を投げかけてくれる
俺は、声が出なかった
本当に言っていいのかと悩んでいた
けど…この世界で唯一今俺の思いを理解出来るかもしれない人が目の前にいるんだ
俺はゆっくりと話し始めた - 47二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 18:12:11
ホークスには救われてほしいという気持ちとそのまま一生苦しんでほしいという気持ちがある・・・・
好き・・・・ - 48二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 20:18:27
原作の回想にいたナガン、目の下に隈があったはずだからな…もしかしたらどころの話ではなく本当に理解してくれる可能性は高い
- 49二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 23:28:32
保守!!!!
- 501主25/05/27(火) 01:13:14
「…先輩は、その…幻覚や幻聴は…あったりしましたか?」
「任務の後に?」
俺は首を縦に振る
「あったよ、数え切れないぐらい」
「みんな揃いも揃って私の右手を引っ張るんだ、ちぎらそうなぐらい強く」
「そして、「なんで殺した」「俺は何もやってない」「ヒーローなんかじゃない人殺しが」「死にたくない」…そんな言葉がずっと聞こえてきて、今でも耳から離れないよ」
「辛いこと思い出させてすいません」
「いいよ、他に聞きたいことある?」
「俺…任務でスパイをしてたんですよ…そこで、本当にいい人に出会った」
「けど、その人は最も警戒しなきゃダメな人間で…でも、そんなこと忘れそうになるぐらいいい人で」
「でも、先輩もご存知の通り俺はあの人達に逆らえない」
「…変だよな、私たち人はすぐに殺める癖に、自分が死ぬのは怖いなんてさ」
先輩の言葉に、俺は気づいた
先輩は、分かってくれている、俺の辛さを
それだけで少しだけほんの少しだけ心が軽くなる
「ですよね」
「俺…その人のこと殺したんですよ、仲間を守ろうとしてる背中を…俺は」
「一緒に好きに飛ぼうなって、言ってくれたあの人を俺は…」
先輩は、俯く俺の手に優しく手を重ねる
その手は爆発した時の後遺症で、ボロボロだった
そんな手に俺は涙をぽたぽたと垂らしてしまった
「私よりも年下で、ロクでもない人生歩んできたお前が、どうしてここまで苦しまなきゃいけないんだろうな」
ナガン先輩はもう片方の手で、俺の涙を拭いてくれた - 51二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 06:20:40
二人とも…
- 521主25/05/27(火) 11:44:11
「すいません…なんか涙…出ちゃって」
「泣いて大丈夫、後輩くんを責めるつもりも何も無いから」
「こんなこと言われてもなんの慰めにもならないのは分かってるんだけどね、嬉しかったよ」
「私のことをヒーローって言ってくれる後輩くんが」
「こんな私でもヒーローなんだから、後輩くんだって、ずっとヒーローだよ」
「…楽観的なんじゃなかったの?」
「今は…そんなこと言えませんね…情けなか〜…」
「そっか」
先輩は、息を一つ吐いたあと、話し始めた
「こんな世界守る価値なんかないよ」
「とっくに全て終わってんのさ」
俯く俺の背中から、冷や汗が吹き出す
「だってね、後輩くん、私達が人を殺してなにかプラスになったことあったか?」
違う、違う…今目の前にいるのは先輩じゃない
俺は顔を上げ、先輩の方を見る、口なんか開いていないのに、声だけがはっきり聞こえる
「人殺し、同じだね後輩くん…ははっ」
「違う貴方も俺も人殺しじゃ…」
「なら、何?」
冷たい声が病室に響く
「…俺…俺はっ…」
「ヒーロー?正義?全部自分のための言い訳でしかないよ」
やめて…なんで?そんなことを言わないで…
貴方ならわかってくれると思ったのに…なんでなんで…
違うこれは幻聴だ、落ち着け…薬飲まなかったせいだ
「分かった、後輩くん、もう終わらせよっか」
「…え」
先輩はベットから起き上がったかと思ったら、何処から取り出したか分からないナイフで俺を突き刺した
「っか”…ぁ…」
先輩は、瞳孔を開き狂ったように笑っていた - 53二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 12:59:40
嘘でしょナガン...やめてホークスが死んじゃう;;
- 541主25/05/27(火) 13:26:18
「…後輩くん!後輩くん!!」
「おい!」
俺の頬に痛みが走る
俺はその痛みで、ようやく正気に戻る
幻覚だ、幻聴だ…薬を強くしたせいで、薬を飲まなかった時の反動が強くなってる
「…さっき…のは…」
「何見てたか知らねぇけど…いきなり痙攣起こすから…大丈夫か?」
先輩の口はちゃんと動いてる
これは幻聴じゃない、幻覚でもない
「…だいぶやられてんな」
「おい、何を見た」
「先輩…殺され…る…幻覚を」
「後輩くん、今のは私はどう見える?」
「…」
「無言はやめろ、はっきり言え」
責めるような口調に俺は、怯えてしまう
震えが止まらない
「俺が殺してきた…人達みたいな…死体みたいに見えます」
俺の理解できないであろうそんな言葉も先輩は理解してくれた
「死体…ね…薬飲んでなかったの?」
「飲んでませんでした」
「今日はもう帰りな、いつでも来ていいからさ」
『お前はいつも迷惑かけてばっかりだな』
分倍河原…お前のせいで…
『何でもかんでも人のせいにするなよ、ホークス』
『お前のせいで俺が死んだってことを忘れんじゃねぇよ』
「別に死体とか言われたこと怒ってないからさ、本当にいつでも逢いに来て大丈夫だからね、後輩くん」
「私は後輩くんのこと心配だし…一人でいるのは寂しいからさ」
『本音と建前を一緒にするんじゃねぇよ?啓悟』
『あ、都合のいい解釈はお前の得意分野だったな、人殺し』 - 55二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 14:22:19
なんだ幻聴と幻覚か...良かった〜(良くはない)
- 56二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 21:33:37
念のため保守
- 57二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 23:09:42
ほしゅ
- 581主25/05/28(水) 00:33:11
ホークスの正気度
27-dice1d20=15 (15)
楽になるわけが無いんだよホークス
薬を飲んでたら、良かったのにね
- 59二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 01:02:28
きっとダイスくんもホークスが壊れていくところを見たかったんやろな…だから薬飲ませなかったんだよね…同志よ…
- 60二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 06:19:44
結構削ったね
- 61二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 12:12:47
ほ
- 62二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 17:23:59
ナガンという理解者を得てからはどうなるかな
- 631主25/05/28(水) 19:32:49
俺は特に何も考えずに病院を出た
分倍河原の声は聞こえなかった、ラッキーなこともあると、安堵した
俺は本当に何も考えていなかった
近道をしようと暗い路地裏に入った
建物がぐちゃぐちゃで足の踏み場があまり無かったが、それでも俺は何も考えずに、進んだ
だが、肝心なことを思い出した
ここには、まだ…人がいる
ホークスは
1 不良に出くわす
2 怪しい男に出くわす
3 まだ逃げていない一般人に出くわす
dice1d3=3 (3)
- 641主25/05/28(水) 22:57:55
俺はそんな中、40代程の女性と子供を見つける
裸足…逃げてきたのか?
「ここは、危ないですよ…近くの避難所まで案内します」
こんな俺でもまだ身体は動くんだ
親子の元に近寄るが、母親は青ざめ、子供は泣きじゃくる
『あ、あなた…ほ、ホークス…?』
その顔に見覚えがあった
数年前俺が助けた女性だ…確か妊婦の女性で…倒壊するマンションに残ってて…そこを俺が助けた
覚えてるもんだな意外と
『あの時…た、助けてくれたの…今でも感謝してる…でも私テレビで見たんだよ…あなたの…あの…』
母親は、子をぎゅっと抱き寄せ守るような仕草をとる
『近づかないで、この子が怖がってる』
俺が1歩近づくと、母親はぎゅっと目を閉じる
そっか、世間じゃもう俺はヒーローなんかじゃないのか
『もう助けなくていいから…あなたに助けられた人が可哀想よ』
「…すいません、一応避難所はあっちです、俺はもう消えます、姿を見せて、お子さん泣かせてすいませんでした」
俺は来た道を逃げるように走った
こんなんじゃもう…俺は誰の手も握れない
子供を泣かす…か…それはもう父と同じなんじゃないか?
違う、俺はあの人なんかとは違う!
「ホークス、子供泣かすとかサイテーだな!もっとやっちまえよ、嫌われて子供に殺されるってのも惨めでいいな〜、どう思うよ?啓悟」
父のことを考えていた今名前を呼ばれ俺は全身に嫌な汗をかく
「名前で呼ぶなって…言ってるだろうが!分倍河原!」
「あはは、キレんなよ、啓悟、てめぇの責任だろうが」 - 65二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 06:47:41
幻聴と本物の区別が出来なくなってる所に低くなった正気度を感じる、良いですね
- 66二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 06:48:03
保守
- 67二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 08:20:03
こういうときに一切弁明しようとせず、ただ言われたことを受け止めるのがすごく悲しいけどホークスらしいなと思う…まぁ言ったところで信じてもらえないだろうと悟ってるとこもあるんだろうけど…
- 681主25/05/29(木) 13:52:24
「はぁっ…はぁっ…」
飛べない、羽が上手く動かない、動かせない
今何時だ?夕方か?空が曇ってきた
「焦りすぎだっての、ま、車に轢かれる心配ないってのは楽かもな〜つまんねぇな!」
車なんか通るわけが無い、こんなぐちゃぐちゃな道を走るのはあまりにも危険すぎる
でも、雨も何も降ってないのに、なんで俺の足音で水音が鳴るんだ…
俺は、下を向かないようにした、見たくない、何があるかだいたい予想出来てしまったからだ
幻覚、幻聴、幻臭、幻触
五感ほぼ全てが俺を蝕む
さっきから、俺の足を掴もうと必死だな…
助けられなかった命は、もう、誰にも救えない
当たり前の話だ、死んだらそれで終わりなのだから
終わりなら、消えてくれ分倍河原
「俺が死んでると思ってるのはお前だけだったりしてな」
「それとも…」
走っていた俺は、いきなり目の前に現れた人物に、驚き立ち止まる
「俺だけが死んでたりしてたら、面白くないっすか?」
にこやかに笑う人物は、俺だ
困惑と恐怖で、体が動かせない
「ただのジョークだろ、ホークス、何怯えてんだ」
目の前の俺だったものは、分倍河原に変わる
「俺は死んでるからなんでも出来ることを忘れんなよ?ホークス、てめぇが1番嫌がることだってなんでもお見通しだ」
「その怯え顔たまんねぇな、生きてた頃に見れたらもっと良かったんだけどな、誰かさんのせいでもう死んでるから仕方ねぇよな」 - 69二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 20:24:06
ほしゅ
- 70二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 20:36:15
「俺だけが死んでたりしたら、面白くないっすか?」←申し訳ないがめちゃくちゃ興奮した ここ良すぎ!?すみませんとても滾りました
- 71二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 23:30:29
ぞわぞわしてきた…
ホラー感もあって、けどどうなるかわからなくて読むのがやめられない… - 72二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 23:34:10
1スレ目から読んで追いつきました
めちゃ描写が苦しくてリアルな所がゾッてきましたね
もっと読みたいので早めですが保守 - 731主25/05/30(金) 01:54:47
家に帰ってから俺は、隠れるように布団に潜った
少し汚れたエンデヴァーさんのぬいぐるみを持ちながら、俺は縮こまった
ヴー ヴー
着信音が響く、画面をちらりと見ると、文字化けしていてなんと書いてあるか分からない
普段ならこんな電話絶対に出ないが、俺は電話に出た
スマホを耳に当てると、笑い声が聞こえた後に誰かが話し始める
「いやー、本当に出ると思わなかった」
「な?俺」
「違う…お前は俺じゃない…俺は俺だ」
「なんで自分が本物だと思う?意味わかんないこと言わないでくださいよ…全く」
声色、息の吐き方、笑い方、全てが俺だ
俺は俺なのか?電話をかけてきているのは俺?
「あはは!もう過呼吸?早くないっすか?」
「そんなんでよくナンバーツーやれてましたね、俺」
「黙ってろ…偽物」
「普段の口調はどうしたんすか?どっちかって言ったら、今アンタの方が偽物ですよ」
俺は電話を切る
ふざけた電話だ、イタズラだ、声を変える個性を持った俺のことが嫌いなやつが電話をかけてきただけだ
「ま、俺が見てる幻だから、電話切ったくらいじゃいなくならないんだけどね」
俺は後ろを振り返る
「俺と同じ体験しようぜ、ホークス…自分に殺されかけてみるってのも案外面白いかもしれないぜ?」
外見、声、全て俺だ
俺は?俺はなんなんだ?本物?ニセモノ?
「そんなに本物か偽物か知りたいなら、殺してあげますよ」
羽根の刃が俺を突き刺した
「いやだ…もぅ…なんで…こんなっ目に…俺が…」
「許して…許してください…分倍河原…」
目の前の俺がまた分倍河原に変わる
「まだ始まったばっかりだっての、啓悟」 - 74二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 06:19:14
念のため保守
正気が削れていくホークスにちょっと興奮してきた自分がいる… - 75二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 08:33:32
くぅ〜続きが気になる…!!この状態から入れる保険ってあるんですかね…!?ホークスには幸せになってほしいけどもちろんバッドエンドも見たくて心がふたつある…
- 761主25/05/30(金) 13:37:17
「なんにも解決しねぇ薬飲むのか?」
その言葉に薬を持った手が止まる
「俺とこうやって話せるの、本当は好きなんだろ?」
「…」
答えられなかった
貴方が生きていると心のどこかで思えてしまう
こんな悪夢みたいなあなたでもどこかこうなることを望んでいたような気もする
気持ち悪い
気を紛らわせたい…なんでもいい
ホークスは薬を
1 飲む
2 飲まない
dice1d2=1 (1)
- 77二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 17:25:38
音楽を聞く
とりあえず適当に選んでみるとか - 78二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 17:39:45
外でランニング
- 79二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 18:41:41
声を出すと色々発散できると思ってるので、外でorその場で好きな歌を少し歌ってみる ガチな歌唱じゃなくてもオーケー、軽く口ずさむくらいでも良いかも
- 80二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 19:08:31
- 811主25/05/30(金) 21:36:17
薬の容量を守らず、水も飲まずにそのまま薬だけを飲み込む
静寂が任務を遂行したあとの静けさと似ている
俺は掠れた声で歌を口ずさんだ
なんの曲だとか、よく覚えてない
パッと頭に浮かんだ曲を口ずさんだだけだ
多分、旋律も歌詞もぐちゃぐちゃ聞くに絶えないだろう
けど、自分の声が耳に入るだけで安心した
俺は俺だと自覚させてくれて
「ヘッタクソだな」
俺は耳を塞いで目を閉じた
そしてさっきより声を大きく張り上げるように歌った
「現実逃避か?そうやって逃げ続けるんだな?」
俺の歌声に涙声が混じり始める
けど、俺は歌うのをやめなかった
そして、心の中で強く願った
”早く、居なくなってくれ”
そう俺が強く願ったタイミングでどんどん分倍河原の声が小さくなっていく
俺の歌声にかき消されたのかと思った
けど、俺が歌うのを辞めても何も聞こえない
良かった…本当に
スマホで音楽を流しながら、俺は歌った
何かに集中するっていうのは、いい
そのこと以外考えなくていいんだから
明るい歌詞が俺の耳奥を刺激する
こんな明るい未来が来ることを願い続ける俺はきっと馬鹿だ
こんな未来無いかもしれない、それでも
俺は今まで殺めてきた人の分明るい未来を願ってしまう
口ずさんだ声は、音に紛れて消えた - 82二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 06:27:22
ホークスの歌とか聞いてみたい…
- 83二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 12:07:51
保守
- 841主25/05/31(土) 16:21:38
腹痛い…気持ち悪い
空きっ腹に薬一気飲みしたせいで胃が荒れた
水…水が飲みたい…
音楽が嫌なほどガンガン響いてくる
俺はコップいっぱいに水を注ぎそのまま飲んだ
嗚咽を漏らしてしまったが、吐かないように必死に口を抑えた
幻覚幻聴、何も無い
安心するはずなのになんでこんなに胸騒ぎがするんだ?
『俺とこうやって話せるの、本当は好きなんだろ?』
好きなわけないだろ、話せるなら本物がいい
こんな悪夢みたいな幻聴のあなたと話したいなんて思ってない
思ってないはずなのに…あなたの声が恋しい
恨み言を言うあなたの声が恋しい
嘘だろ俺…そんなこと考えて…
俺はゴミ箱に薬を捨てた - 85二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 17:02:37
あぁ・・・薬捨てちゃった・・・・・
- 861主25/05/31(土) 17:52:40
今日も無駄な時間を過ごした
誰かの瞳に哀れで無意味に写るこの時間
構われたい、薬を飲まなくなったらきっとエンデヴァーさん俺に構ってくれる
迷惑だ、なんでそんなことを考える?
エンデヴァーさんが好き、先輩も好き、分倍河原も好き
みんな好きだから、かまって欲しい
俺のそばにいてただいてくれるだけでいい
助けて、俺はもう死んじゃいそうだよ
死なないよ、俺は殺されて死ぬんだ
あはは、面白いな、ひとりで考えてるのにまるで俺の頭の中に何人もいるみたいだ、孤独感なんて一切感じない
今ならなんでも出来そうだ、心地いい気持ちがいい
小さくなったはずの羽が元に戻った気分だ
今なら宇宙だって行ける気がする
誰かを殺して守ってきた羽で空を飛ぶのか?
…ダメかな
俺の人生だ俺の勝手にさせてくれ
汚い手だな
どっちの意味で?
両方、リスカ跡が汚い、人殺しの手だ気持ち悪い
酷いな…俺の腕も俺も
「俺も会話に混ぜてくれよ、啓悟」
なんで分倍河原は俺の名前知ってるんだっけ
そもそもなんで俺は分倍河原の幻覚を見てるんだっけ?
それは俺がトゥワイスを殺したからだ
あぁ、そうだった、忘れてた
正気度12-dice1d12=7 (7)
- 87二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 18:48:47
結構ぎりぎり残ったな…
- 88二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 21:29:40
メンヘラホークスとか需要の塊すぎて好き
- 891主25/06/01(日) 01:00:51
俺はスマホを手に取る
〔助けてくださいエンデヴァーさん、死んじゃいそうです〕
俺はメッセージを送信した後、俺はカッターで自分の手首を切った
もう痛みなんて分からない、早くエンデヴァーさんに会いたい
なんかも何回も切った後俺はその写真を送った
エンデヴァーさんは既読だけ付けた
なんで?大丈夫かの一言も言ってくれないんだ?
エンデヴァーさん俺の事嫌いになった?
嘘だ…エンデヴァーさんは、いつでも呼べって…言ってくれて
呼吸が浅い、涙出てきた
エンデヴァーさん早く来て…俺死んじゃう…
俺は何回も何回も手首を切った
心配されたい、また包帯を巻いてもらいたい
優しいあの暖かくて大きい手で俺に触れて欲しい
逃げんでね、こんな俺を見ても
鍵は開けっ放しだ
ガシャンとドアが閉まる音が聞こえた
「ホークス!」
「…あ…エンデヴァーさん…来てくれた」
俺はエンデヴァーさんに笑顔で接する
「良かった、エンデヴァーさん俺から逃げなくて…」
「何を考えて…」
エンデヴァーさんはチラリとゴミ箱の中を見た
「薬を飲め…」
「なんでですか?一向に良くならない薬を飲んでなんの意味があるんですか?エンデヴァーさんは、心地悪くて吐き気がする静寂を知りませんよね?俺苦しいんです…薬なんて毒でしかない…エンデヴァーさん、もう薬飲めなんて言いませんよね?」
「…腕を見せろ、傷口が開きすぎだ、少し焼くぞ」
エンデヴァーさんが俺のために個性を使ってくれてる
嬉しい…嬉しいな - 90二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 08:12:50
逃げんでね、が出たな
焼いて大丈夫なのかな - 91二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:01:24
保守
- 921主25/06/01(日) 18:28:39
「もう綺麗な手首には戻らん、お前のせいとは言わんが…これを機に学べ、自分をどれだけ苦しめているかを…聞いているのか?ホークス」
まだジンジンする…痛い
でも落ち着く…あの日焼かれた時とはまた違う…痛みが
「タオルを持ってくる、確か洗面所に…」
「行かないで…エンデヴァーさん!」
俺はエンデヴァーさんの服の裾を掴む
俺の手は自分でもわかるほど震えていた
「お願い…お願いします…エンデヴァーさん、居なくなったらまたやっちゃいますから…」
目の端が熱い、エンデヴァーさんがどんな顔してるか見たくない
「分かった、血の匂いや床が汚れているのが気にならないなら俺はお前のそばにいよう」
周りの音が聞こえなくなるほど鳴り響いていた心臓の音がようやく落ち着き、エンデヴァーさんの声がはっきり聞こえるようになった
「…ありがとう…ございます」
「大丈夫だ、俺はホークスの味方だ」
優しいエンデヴァーさんの手が俺の頭に置かれる
エンデヴァーさんを呼んで良かった
でも、エンデヴァーさんは迷惑だと思ってるだろうな
こんな病人に時間を割くなんて無駄だと思ってるだろうな
ナンバーツーの情けない姿見せて申し訳ないな
エンデヴァーさんきっと俺の事嫌いに
いやだ…嫌われたくない
「もうとっくに嫌われてるのに気づいてねぇのか?ホークス」
「可哀想な頭してんなぁ、俺が慰めてやるよ」 - 93二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:13:58
保守!!!!
- 94二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:18:33
保守!続きが楽しみ…
- 95二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 06:08:16
保守
- 96二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 12:14:41
ほしゅ
- 971主25/06/02(月) 12:29:29
「ほら、情けねぇツラ見せてやれよ」
分倍河原は、俺の髪の毛を引っ張り無理やりエンデヴァーさんの方を向かせる
「…や…ぁ…見ないでくださ…」
涙でぐしゃぐしゃになった俺の顔がエンデヴァーさんの前に晒される
「ひでぇ顔だな、お前は人殺しただけなのになんでそんな顔しなきゃいけねぇんだろうな?」
「それは…俺が…貴方を…」
「ホークス…誰と話している」
エンデヴァーさんが俺の肩を掴んだ
声が妙に遠くから聞こえる気がした
「おーい、ナンバーワンヒーローさんよ〜、燈矢を殺したのはお前だって自覚あんのか〜」
「それに目の前のこんな奴を救えないなんてなっさけねぇよな〜」
「うるさい…!うるさいッ!!」
俺はエンデヴァーさんの手を退け、その場にうずくまるように座り込んだ
エンデヴァーさんは、俺の背中に手を置いて優しく撫でてくれた
「大丈夫だ、悪い幻聴だ…俺はここにいる」
その言葉を信じて縋りたいのに、分倍河原がそれを阻止する
「そうだな…お前もう死んじまえよって言ったらお前死ぬのか?あーいや、その言葉に俺はもう出てこないって言ったら多分お前本当に死ぬよな」
顔は見えないが絶対にろくな顔をしてない
なんで優しい貴方が俺をこんな目に…
エンデヴァーさんの優しさも変わっちゃうのかな
俺のことを責め始めるのかな…
嫌だな… - 98二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 18:59:29
正気が削れてるホークスにしかない栄養がある
というか曇ってるホークスに目覚めてる自分がいる
ここからどうなっていくかな - 99二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 20:36:56
保守!1主さんの文章ほま好き...
- 1001主25/06/02(月) 21:39:19
「なぁ、エンデヴァーよぉ」
分倍河原がエンデヴァーさんを挑発し始めたのがわかった
俺は分倍河原に声をかけようと思ったが、口パクパクと勝手に動くだけで声が出ない
「こいつ、今夜もリスカするぜ?見張ってねぇとすぐ切るし、ほっときゃ飛び降りる」
口が…勝手に…
今話してるのは…分倍河原?それとも俺…?
あれ…どっちだ?口を動かしてるだけで俺は話してない
でもこれは俺の本心だ…分倍河原の言う通りのことを俺はするだろう
俺が俺じゃないみたいだ…裂けてしまえ
俺から離れろ
「そのうちアンタのせいにされるぞ、なんで俺を助けてくれなかったんですか?エンデヴァーさん、って遺書に書いてよぉ、首括って死ぬ…楽しみだなぁ」
分倍河原笑っていた
笑い声は俺から漏れていた - 1011主25/06/02(月) 21:42:41
鬱な文章で鬱にならずに最後まで書ける人は尊敬します
保守何回もさせて申し訳ないです
スローペースなのをどうかお許しください - 102二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:20:01
うわっ大好き!!!作者さん気にしないで~!保守保守
- 103二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 00:18:36
- 104二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 06:26:51
1主のペースで大丈夫ですからね
- 105二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 12:40:10
ほしゅ
- 1061主25/06/03(火) 16:56:28
もう俺が誰だが分からない
鷹見啓悟なのか、ホークスなのか、はたまた分倍河原なのか
理解したところで理解できないのだから…そんなこと考えたって…意味が無い
「次切る場所は…そうだな、首とかどうだ?掃除が大変かもな〜…いや、掃除なんてできねぇよ、だってお前は死ぬんだから」
「あーぁ、また泣いたな、泣き虫め!そうやってエンデヴァーに迷惑かけ」
「消えろ、貴様はホークスの幻覚だ」
力ずよく、体の奥まで安心するような声が部屋に響いた
エンデヴァーさんは俺を抱きしめた
「チッ…つまんねーことしやがって…」
「いくら戯言を言おうが…こいつには届かねぇぞ、エンデヴァー」
「それは悪い思い込みだ、ホークス」
「俺は離れない、傍にいよう…だからもう泣かなくていい」
「エンデヴァーさ…俺…」
暖かい…安心する
本当はこんなことしてたらダメなのに
エンデヴァーさんに迷惑かけちゃうのに…
ごめんなさい、エンデヴァーさん…でもあなたに俺はずっと支えられて救われて…
「気にする事はない、今日も泊まっていく、お腹が空いただろう?何か頼もう、そしたら少しは楽になる」
「俺もそのぐらいは知っている」 - 1071主25/06/03(火) 21:49:03
あのね…エンデヴァーさん…
あなたはずっと俺のヒーローで…俺を支えてくれた人で
俺の原点
だから…
「エンデヴァーさん、離れないでください」
「あぁ、離れない」
エンデヴァーさんはより一層俺を強く抱き締めた
「ごめんなさい、エンデヴァーさん」
俺が持っていたカッターの刃は、エンデヴァーさんの背中を突き刺した
俺はその刃を抜き抵抗するエンデヴァーさんの背中に何度も突き刺した
自傷行為以外にカッターは使わないと思っていたのだろうか…
エンデヴァーさんはろくな抵抗をしなかった
血が流れ、何度も刺したせいで深くまで傷ついたのか、エンデヴァーさんの口から血が溢れ出す
死ぬ…直感で分かった
お願い、エンデヴァーさん…もう俺限界なんすよ…
一緒に死んでください…
もう一人で悩むのも抱え込んで、傷を増やすのも嫌だ
1人で死ぬのが怖い、最初からこうしてれば良かった…
分倍河原がなんだ?死んでしまえば全て解決と貴方も言っていた、なら、死んでしまえばいい
心中しよう、ひとりは怖い
エンデヴァーさんの力が抜けたことを確認し、そっとその場に寝かせる
もうすぐ死ぬだろう
「…エンデヴァーさん、大丈夫です…俺も一緒に…」
俺は自分の首にカッターを当てた - 108二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 22:46:49
保守
- 109二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 06:17:48
思わず興奮して口元に手を当ててしまった…
- 110二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 12:06:24
ほしゅ
- 1111主25/06/04(水) 13:12:28
血がぽたぽたと床に落ちる
痛い、思ったよりもずっと、けど、それよりも怖い
「ほら、あと少しだぞ、啓悟」
分倍河原の声が耳元で囁く
それが消えるのも、もうすぐかと思うと、少し寂しいような気もする
震える手で刃を握り直し、喉を狙った
もう怖がるな終わらせろ
その瞬間、熱い衝撃
カッターが宙を舞い、甲高い音を立てて床に落ちた
「…何を考えている」
血を流しながら、まだ俺の前に立っていた
「心中なんて、なんの意味もない、逃げるな、鷹見」
その声が刺さる、胸が痛い
どうせ、もう嫌われた見限られた
なのに
「急所を外したな」
そう、言った
あぁ…感覚に鈍ったな…
「本気で殺す覚悟も、死ぬ覚悟もない、怖いんだろう」
真っ直ぐな青い瞳
まっすぐすぎて、目を逸らしたくなる
俺は、ぐしゃぐしゃに泣きながら、ただうつむいた
エンデヴァーさんは何も言わず、自分の服で俺の首の血を拭き、裂いた布を巻いてくれた
自分の傷の方が酷いのに
火傷しそうな体温
「いいか、俺は離れない何度だって救ってやる」
その言葉に、喉の奥が熱くなる
声にならず、涙だけが零れ落ちた - 112二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 14:59:47
保守
- 113二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 17:06:08
おぉ…エンデヴァー生きてた…
- 1141主25/06/04(水) 23:52:49
俺が刺した、エンデヴァーさんを
急所を外したと言っても、動く度激痛が走るだろう
「ホークス、タオルを取りに行きたい」
「…はい」
エンデヴァーさんについて行く俺
離れない、離れなくない
俺は音を立てずに、羽でカッターを拾った
俺はエンデヴァーさんを刺した
大切なエンデヴァーさんを…
先輩だってこれは擁護できないきっと俺のことを非難する
「啓悟、今死んだら許してやるよ」
俺は…
1そのカッターの刃を自分に突き刺した
2 カッターをそのまま落としてしまった
dice1d2=1 (1)
- 115二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 06:16:07
どこに突き刺したんだ…
- 116二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 12:19:59
保守
- 1171主25/06/05(木) 18:32:47
何回も…何回も経験した嫌な感覚が指先から全身に広がる
だが、そんな気持ち悪さよりも、開放されるという開放感で俺は血を流しながら失禁していた
先程刃先が折れたのか心臓まで届かない
だから、何回も何回も突き刺す
「ホークス!!」
「あはっ…あはは…!!やっと…っ…やっと…開放される」
「分倍河原、今まで…ごめ…んなさい」
「でも俺もう、間違わない…ですから…ちゃんと死にますから…」
エンデヴァーさんは俺を止めようとするが、その手に力は入っていない
傷口のせいだろう、痛みが俺を止めようという気持ちを凌駕してしまっているんだ
「くふっ…ひひっ…あ”ぁぁっ!」
分からない、痛い…
思い返してみればロクな人生じゃなかった
「助けっ…あははっ!誰が助けるんだ?」
両親からは虐待され、その後は公安でキツイ訓練ばっかりで
「もう全部ッ…全部終わりに…!」
殺し屋として、ヒーローとは真逆の道を歩まされて
「分倍河…原…」
おまけに、大切な人を自分の手で殺して
ドサッ…
結局俺は何がしたかったんだろうな
誰か教えて…くれ… - 1181主25/06/05(木) 18:33:56
ホークスの正気度
5-dice1d5=2 (2)
- 119二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 19:03:04
このレスは削除されています
- 1201主25/06/05(木) 19:07:24
こんな人生もアリなのかなとか思ったりする
この世界に…置き去りにしてすいません…先輩
たった一人の理解者が居なくなったら…あなたも…
7連発のリボルバー
ダークブルーとショッキングピンクの夢を見た
血に濡れる貴方をどこかで見たことがあるような気がする
それが、俺の姿と重なった時
あぁ、あなたが人殺しなんだと、理解できた
ねぇ…先輩…来世が存在するとしたらきっと俺達は、殺してきた人の分不幸になって、助けた人の分だけ幸せになります
麗しきレディ・ナガン、どうか鳥籠に閉じ込められている自由とは程遠い鷹を許してください
貴方が笑えて、小さな子供の手を握れるそんな小さな幸せが訪れる未来が来ますように
正気度
3-dice1d1=1 (1)
- 1211主25/06/05(木) 19:08:09
架空は現実に、ヒーローは実在した
ただ、俺の中にある小さなオリジンが
俺を突き動かした
燃え尽きない業火
近づいたら熱くて火傷してしまう、でも眺めるだけの炎も綺麗だ
俺の父親と姿が重なった、俺は少しの絶望と、あなたを助けたいと思ってしまった
人を助けたいと、明るく照らしたいと思う俺が、人を殺した
あなたも傷つけた
きっと、これは俺にとっての罰で、あなたにとっての祝福です
そして、ごめんなさいエンデヴァーさん
この先…俺はもう戦えません
せめて貴方と、貴方の家族が幸せになるように
俺が過去も未来も全てをあなたに捧げ、幸せになる未来を与えて貰えますように
正気度
dice1d1=1 (1)
- 1221主25/06/05(木) 19:09:07
情が湧いたら終わりだと知っていたはずなのに、なんででしょうね
ひたすら…ただ、ひたすらにあなたのことを考えていた気がします
あなたにとっての、人生は…幸せだったんですか?
自分に殺され、精神を病んだ貴方
…なんだか似てますね
自分を殺して、精神を病んだ俺
運がないなんて、誰にも決めつけて欲しくない
自分に言い聞かせるのは、いくらでもしてきた
貴方に会えて良かった
これより幸せな人生があるとしたら、きっと俺は存在しません
さようなら、ごめんなさい
正気度
1-dice1d1=1 (1)
- 123二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 20:49:37
ホークスが…
- 1241主25/06/05(木) 21:18:05
何も無い、俺は死んだ
地獄でも天国でもない、ここで永遠を過ごすんだろう
「ホークス」
後ろから声が聞こえた
不思議と恐怖感は湧かなかった
「…俺は死にましたよ、分倍河原」
「そんなこと聞きに来たんじゃねぇ」
分倍河原は、俺の胸ぐらを掴む
「ホークス…」
分倍河原は見た事ないほどに、悲しい顔をしていた
俺は直感でわかった
この分倍河原は、俺が作りだした幻覚なんかじゃない
本物の分倍河原
「…みんなを…助けてくれ」
情けない声が出た
意味がわからなかった
「お前は人殺しだ、それは変わらない」
「けどよ…俺は知ってるんだ」
「お前の過去を、死んだ後に知った、お前がスパイをしてる理由も知った」
「許さない…それは変わらないけどよ…」
「お前が俺の事を本当に好きでいてくれて…俺のようになりたいって思ってくれてるなら」
「AFOと死柄木を止めてくれ、行き着く先は誰も幸せにならない」
「俺の…ヒーローになってくれ」
「…ははっ…死んでからも…俺に重荷を背負わせるんですね」
「いいですよ、約束しましょうか」
俺は小指を出す、分倍河原もそれに応じてくれる
「お前は死んでない」
「死ぬな、楽になるなホークス、罪を背負って生きていけ」
「そして、地獄に落ちて…落ちて…」
「地獄で俺と飽きるほど話そう」 - 1251主25/06/05(木) 22:01:44
俺は、繝帙?繧ッ繧ケ
ぼんやりと、それだけがわかる
俺は、繝偵?繝ュ繝シ
繝偵?繝ュ繝シは隲ヲ繧√↑縺
『一緒に好きに飛ぼうなホークス』
暖かい、その言葉が俺の中で水の波紋のように優しく揺らめく
笑っちゃいますね、貴方がどれだけ俺に影響を与えてたかって
…貴方のことが好きです、この先あなたに一生呪われようが、嫌われようが、もう俺は揺れません
とっくに俺は正気を失ってるんですから
ホークスは
1 逶ョ繧定ヲ壹∪縺
2 謔ェ螟「縺ォ蝗壹o繧後k
dice1d2=1 (1)
- 1261主25/06/05(木) 22:11:55
目を覚ますと、一定間隔で鳴る電子音が聞こえた
俺は、ベットの上に寝かされていたようで、自分の腕などを触る
点滴が刺さっており、日付も、もう何日も経っていた
寝起きの清々しさだと思っていたものの正体に俺は気づく
分倍河原の声が一切聞こえない、それどころか嫌な考えもほとんど浮かばない
少し痛む胸元の傷以外苦しいところが何も無い
そうだ…俺はホークス
ヒーローは…絶対に諦めない
壁や床、そしてベット…ここは、セントラル病院…
近くにスマホの類はない、ナースコールを押そうとした時
視界の端に、分倍河原が見えたような気がした
けど…その分倍河原は、優しい顔…ホッとしたような顔をしていた
俺はよく分からない感情が溢れ出し、涙が止まらなかった
死んだと思ってた、もう俺に未来は無いと思った
分倍河原が俺を生かしてくれた…俺は…
俺はヒーローだ
ヒーローは絶対に諦めない…もう俺は、あなたのことを恨まない、怖がらない
ただ、今は貴方を救いたい
『鷹見…さ…』
看護師さんと目が合った
…数日経ってるんだ…病院側は慌てるだろうな
もう少しだけ静かさが欲しかったけど、そんな贅沢もう言えないか - 1271主25/06/05(木) 23:21:55
〇〇日後
決戦の日はもうそこまで近づいていた
俺は分倍河原のヒーローになる
そう約束した、もう俺は後ろを向かない
ただ前だけを向いて生きていく
必ず生きて、俺は罪を償う、償いきれない分は貴方と地獄で
俺は分倍河原の墓の前で手を合わせた
「必ず、約束は守ります」
「みんなを助けて、俺は地獄に行く」
「…待っててくださいね」 - 1281主25/06/05(木) 23:25:42
「─哀れな男の死は、1人の少女に”敵意”を生んだ」
「全てを巻き込み、怨恨を晴らしたい男は、そして少女に傾国の一手を与えた」
「さァ、見ようじゃないか、鷹見くん」
「君があの時彼を最優先に処分していなければどうなっていたのか」
俺はもう、迷わない
「そいつを殺せ!!今すぐ!!」
胸の傷がズキリと痛んだ - 1291主25/06/05(木) 23:26:40
これにて終了です
強引な終わらせ方でしたね
ここまで見てくれてありがとうございました
もう少しじっくりやれば良かったと後悔です
次またこんなスレを立てる時はもっと上手くやります
本当にありがとうございました - 130二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 23:28:08
ありがとう、ほんとに面白かった
あとホークス曇らせに目覚めた、そこもありがとう - 131二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 23:50:25
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ良すぎた良すぎた良すぎた最高最高最高最高
1さん乙でした!!!!素敵なスレをありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!!! - 132二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 23:51:58
- 133二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 00:46:29
本当に楽しませてもらいました!1主さんありがとう!!個人的には2も見てみたかったな…でも、他の方も言ってるとおり個人的にとても後味の良い終わり方だったのでよかったです…!
あの、もし良ければこのスレのファンアートなど描いても良いですか…!? - 1341主25/06/06(金) 00:49:59
- 135二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 01:10:46
- 1361主25/06/06(金) 01:50:34
- 137二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 07:55:37
ホークス曇らせ美味しい...新たな扉が開いた...
- 138二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 15:35:35
文字化けを全部復元して読んだら、ゾッとした…とにかくホークスが目覚めてよかった
- 139二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 20:31:53
- 1401主25/06/06(金) 20:35:18
- 141二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 20:58:53
- 142二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 22:38:53
- 1431主25/06/06(金) 22:44:02
- 144二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 22:53:17
またまた褒めていただけて嬉しいです...!!嫉妬しちゃうほど上手い人の絵覚えてるのわかります...私もまだまだだからもっと上手くなりたい...
私があの一言でここまで描けたのは間違いなく1主さんの丁寧で緻密な描写があったからこそですよ!創作意欲が掻き立てられたり、自分も何か描きたい(書きたい)or作りたいと思わせてくれるものはとてもすごいものなのだと思ってます...!1主さんの素敵な文章が大好きです!また何かスレ立てされたときには覗かせてもらいますね!あ、絵は転載禁止ですが保存など個人で楽しむ分にはご自由にどうぞ!
- 145二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 23:22:02
流れぶった斬っちゃうし長文なんですけど、感想書かせてください!
すごい好きなスレでした、1の頃から追ってました!
ホークスが曇ってるのがもう美味しいし、エンデヴァーがホークスを救う流れも、ナガンとの絡みも最高でした…!トゥワイスがホークスのこと助けるシーン読んだ時はうわぁぁぁ!って言ってしまいました!
スレ主さんこんな良SSをありがとうございました!