黄昏怪異譚(とわいらいともんすたあている) 作 朽木修羅

  • 1二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 00:56:22

    降り注ぐ夕陽(にっこう)の中、
    恐ろしき怪談家(すとおりいてらあ)が静かにほくそ笑んでいた。
    今宵、愚鈍(おろか)な人々に恐怖(さいやく)を与える。
    爛々と光る眼には悍ましい炎が幻影(ふぁんとむ)として既に見えて始めていた。
    彼女以外は誰一人として気づかないまま。
    全ては彼女の思いの儘。
    誰も逆らえない。
    何故ならば彼女は究極の怪談家なのだから。
    ずるりと静かに怪異をその真っ黒(ぶらっく)の墨(いんく)で描く。
    彼女によって姿(びじょん)を与えられた怪異(もんすたあ)は人里へと降り、人々を恐怖に陥れる。
    そうして奴らは思い知る。
    全てはあの怪談家の掌(ごっどはんど)の上にあるのだと。
    逆らえないと悟った民衆(ぴいぷる)は泣き叫び、崇め、救いを乞うのだ。

  • 2二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 00:57:45

    スレ画がひょうたん型グラフに見えて草なんだ

  • 3二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 00:58:12

    ごめん普通にエミュうますぎてどんな反応すればええんか分からん

  • 4二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:04:48

    あれ、これ本編ママ?

  • 5二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:08:15

    >>1

    「嗚呼、恐ろしき修羅。魔(でびる)を支配(こんとろおる)する魑魅魍魎(ばけもの)の中の魑魅魍魎よ。どうか我らをお許しください……。」

    人々はひれ伏した。

    ふはははははは、と修羅は笑った。

    そして続けて言う

    「お前達が何故私に指図している。」

    そうして指を鳴らすと怪異達が人々に向かって襲いかかる。

    ずがあん。どがあん。

    里は崩れ、人々は恐ろしさのあまり涙を流す。

    「お許しください!修羅様!」

    「どうかお許しを。」

    人々が伏した後、少し考えて答える。

    「寛大な私はお前たちを見逃してやろう……。」

    そうして怪異たちを全て本(しょ)に収める。

    人々は涙を流す。

    なんと寛大で慈悲深い。

    それこそが修羅なのだ。

  • 6二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:08:56

    朽木修羅さんご本人で草

  • 7二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:09:57

    民衆(ぴいぷる)のヤケクソ感好き

  • 8二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:15:51

    >>5

    おお

  • 9二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:16:32

    ルー大柴感

  • 10二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:19:40

    >>8

    おおじゃないが

  • 11二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:27:53

    >>5

    薄暗い闇(だあくねす)に紛れ、人々を切り裂く剣の舞(そおどだんす)。

    それを操る糸使い(るうらあ)は勿論恐ろしき怪談家、修羅であった。

    その剣の舞の前には一騎当千の剣豪(そおどますたあ)さえも無力。

    風の前の塵に同じ。

    銃弾も切り裂き、炎すら断ち切るその神業(ちから)にはもはや誰も太刀打ちできないだろお。

    そこにやってきたは名だたる無名の剣豪。

    しかしその刀一つでは打ち合いすら行えない。

    其れ故、取り出したるは二本目の刀。

    がきぃんがきぃんがきぃんがきぃん

    烈しい攻防の末、夥しい血潮(あか)を撒き散らし無銘の刀は墓標と為った。

    天晴天晴、実に見事な戦いであった。

    しかし一本の指にてその刀を操りし修羅の前に立てば、どれだけ刀を持とうとも無力なのだ。

    その肉体(ぼでぃ)はあらゆる武器を通さず、そして全ての攻撃は受け流される。

    須臾(いっしゅん)にも満たない時間の内に相手は自らの死を感じ取ることすら出来ずに死ぬのだ。

    それが恐ろしき怪談家修羅の力なのだ。

  • 12二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:31:06

    なんでもう既にエミュが出来る奴が現れ始めてるんだよ

  • 13二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:36:16

    朽木さんそろそろ寝ないと身長伸びなくなっちゃうよ

  • 14二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:39:01

    カタカナルビ部分を無くせば読めなくないくらいの感じ

  • 15二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:45:21

    >>12

    怪談家(すとおりいてらあ)はあらゆる大衆文化(ぽっぷかるちゃあ)の中に潜み

    人々の心に憑依す(のりうつ)る時を待っている。

    不良物語(ぴかれすくろまん)。あるいは幻想(ふぁんたじぃ)作品の呪文。


    憶えのある者の思考(こころ)の中に潜み、覚醒(めざめ)の時を待っている。

    そして…


    この文章(ものがたり)を読んでしまいましたね。

    つぎに手前(すとおりいてらあ)となるのは

    貴方かもしれませんよぉ?

  • 16二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:47:43

    明治期のフリーダムすぎるルビ読んでて楽しいからシュロの文章結構好き

  • 17二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 01:51:18

    >>16

    忍者と極道の文章を思い出す混沌(かおす)っぷり。

    これもある種の伝統(とらでぃしょん)なのでしょうね。

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 10:55:24

    微妙に語彙にはセンスを感じなくもないけど内容が主人公無双系すぎる……

  • 19二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 14:26:08

    時間帯的に丑三つ時間近なのでおそらくガチ朽木先生だ

  • 20二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 14:32:30

    朽木先生こんなところに来ちゃ駄目だよ……

  • 21二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 14:36:22

    >>20

    でもあの子趣味ネットサーフィンだし……

  • 22二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 14:42:56

    クソ雑な擬音好き

  • 23二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 14:54:41

    >>11

    これはルビ無くしたら割とマシになるんじゃないか?


    薄暗い闇に紛れ、人々を切り裂く剣の舞。

    それを操る糸使いは勿論恐ろしき怪談家、修羅であった。

    その剣の舞の前には一騎当千の剣豪さえも無力。

    風の前の塵に同じ。

    銃弾も切り裂き、炎すら断ち切るその神業にはもはや誰も太刀打ちできないだろお。

    そこにやってきたは名だたる無名の剣豪。

    しかしその刀一つでは打ち合いすら行えない。

    其れ故、取り出したるは二本目の刀。

    がきぃんがきぃんがきぃんがきぃん

    烈しい攻防の末、夥しい血潮を撒き散らし無銘の刀は墓標と為った。

    天晴天晴、実に見事な戦いであった。

    しかし一本の指にてその刀を操りし修羅の前に立てば、どれだけ刀を持とうとも無力なのだ。

    その肉体はあらゆる武器を通さず、そして全ての攻撃は受け流される。

    須臾にも満たない時間の内に相手は自らの死を感じ取ることすら出来ずに死ぬのだ。

    それが恐ろしき怪談家修羅の力なのだ。

  • 24二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 15:40:05

    無名の名だたる剣豪とは……?

  • 25二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 18:41:49

    >>24

    無名の剣豪として知られている、とかかもしれない

    名も名乗らず旅立っていかれた腕が立つと評判だった剣士様、みたいなニュアンス

  • 26二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 18:45:43

    >>25

    名だたる剣豪であっても階段家修羅の前にはそこらの雑兵と同じっていう修羅先生渾身の表現でしょ

  • 27二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 18:47:13

    >>25

    >>26

    どっちの表現でも割と洒落てて素敵なのがちょっと悔しい

  • 28二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 19:16:58

    解読と考察が始まっちゃった…

  • 29二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 19:17:51

    漆黒(くろ)より出でし暗色(やみいろ)の影(しゃどう)が、
    静かに宵(たそがれ)の闇(だーくねす)に姿を眩ます。
    天地開闢(はじまり)より続く永永無窮(とわ)を埋めるかのように、
    奏でる葬送曲(れくいえむ)は原罪(ぎるてぃい)を背負いし全ての民(ぴいぷる)を絶望(ほおぷれす)に堕とし、
    神出鬼没(ふぁんとむ)、冷酷無比(くるうえる)、夢幻泡影(すぴりっと)の理を受けた我が肉体(ぼでぃ)に、
    背を向ける愚鈍な者共(ひゃっかりょうらん)は、
    黒き抱擁(ですはぐ)を受けるのだ。


    これ加減が分からんくなるしめっちゃ難しい
    これを複数作れるの頭おかしいよ…

  • 30二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 19:28:05

    >>25

    >>26

    >>27

    朽木先生再評価路線……

  • 31二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 19:34:07

    >>30

    再評価ではないぞ

    見解が揺れる表現だなという再確認だ

  • 32二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:42:12

    >>11

    薄暗い雲(つみ)が夕陽を隠し、暗闇(だあくねす)が大地を包む。

    嗚呼良い夜だ。

    こんな夜(よい)には人々を恐怖の宴(ぱれえど)に誘わなくては怪談家としての名が廃るというもの。

    その左目(じゃがん)が妖しく光ると同時に閃光(いなずま)が空から落ちた。

    急な雷に驚く暇もなく、大風(たいふうん)、津波(びっぐうぇえぶ)、噴火(まぐま)、ありとあらゆる災害が起こされた。

    人々はこの恐ろしき力の前にはどうすることも出来ない。

    平和ぼけした人々のおびえた顔はとても滑稽なものだ、とほくそ笑んだ。

    誰もが怯え、伏し、息絶える。

    彼女の前には無力なのだ。

    それこそが修羅の恐ろしさなのだから。

  • 33二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:44:57

    >>23

    あとはがきぃんがきぃんがきぃんがきぃんをいい感じにすれば完璧

  • 34二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 23:48:26

    夕陽(にっこう)とか血潮(あか)とか所々にセンスがある

スレッドは5/26 09:48頃に落ちます

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