- 1二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 03:45:24
Part1スレ
何かあった未来のイブキ(17)がやってきたが|あにまん掲示板スレンダー高身長、傷んだ金髪ロング、隻眼、傷痕の目立つ顔、ボロボロの万魔殿制服、風紀委員の腕章装備、戦闘スタイルは右手のサーベルと左手の短機関銃(MP5Kみたいなやつ)のコンビネーション、性格は皮肉屋…bbs.animanch.com前スレ
何かあった未来のイブキ(17)がやってきたがPart4|あにまん掲示板初代スレhttps://bbs.animanch.com/board/4587758/Part2スレhttps://bbs.animanch.com/board/4672525/前スレhttps://…bbs.animanch.com時系列
何かあった未来のイブキ(17)がやってきたが 時系列 | Writeningスレ・レス番号は描写があったところを指しています。 間違い等あれば訂正します。 また、日付の描写がないところは推測と辻褄合わせのみで埋めています。 漂着1日目 未来イブキ主観時間より-6年に転移。ひど…writening.net申し訳ないことに前スレ主でも初代主でも無いのですが、このシリーズが本当に好きなのでスレ立てさせて頂きました。
カテをミスってしまったので再度立てました。教えてくださった方ありがとうございます。
画像は初代スレの方のを拝借させて頂きました。
- 2二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 03:46:10
保守だけして落ちます。
カテミスったのを教えてくださった方改めてありがとうございます - 3二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 03:46:39
1
- 4二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 03:47:11
2
- 5二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 03:47:23
3
- 6二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 03:47:34
4
- 7二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 03:47:44
5
- 8二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 03:48:10
ksk
- 9二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 04:13:53
九十九里浜
- 10二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 04:14:27
ベン10
- 11二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 05:10:30
- 12二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 12:30:18
懐かしい、続き見たいけど忙しそうだったし厳しいかな
ミカは服とかは傷んだものが多いけど清潔感は保ってそう - 13二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 13:57:01
クロコvsミカの戦闘を中断する方法はあるのだろうか
- 14二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 14:58:53
いつか思い出して続き書いてくれたら嬉しいな
- 15二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 21:03:14
サキは小さい子から貰ったものを小さな箱に入れて大切にしてそう。
- 16二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:52:12
- 17二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 23:16:12
ほ
- 18二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 01:20:16
太陽光発電はありそう
- 19二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 10:32:57
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 10:34:10
メガソーラー作れる分の土地はあるだろうし、カイザーも何か滅びてるみたいしな…
- 21二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 18:46:02
改めて思ったけどさ、別のスレに出てくる、大人になってシャーレの先生になった元生徒の助けが必要なタイプよなこのスレのイブキ…
- 22二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 22:38:20
待機
- 23二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 00:11:27
未来世界、青春をちゃんと終わらせられず必要に迫られて大人になっているって印象
それでもまあ、元のキヴォトスもそんなとこあったからどうにかノウハウがあるというか - 24二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 07:26:50
待機
- 25二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 10:04:55
(SS書いてた者です。リアル生活が先月からずっと地獄ですが、たまたま覗いたら新しいスレ立ってて驚きました。)
- 26二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 11:04:53
- 27二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 12:57:29
(では少しですが書き溜めあるので後で貼ります)
- 28二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 17:34:32
【Part3 193より継続】
「へえ、じゃあゲヘナから迷子を探しに?」
ふわふわとした体毛を揺らしてラーメンを作るその獣人種は、しかしその愛らしい姿に反して人生の酸い甘いを知る壮年期の男性が出す重厚な声音を声帯から奏で出す。
場所は砂漠の侵入を許していないアビドス中心部の一隅、小さいが素朴な移動式屋台である。
「迷子といえば迷子ですね。アビドスの皆さんに御協力を頂きまして絶賛捜索中です。」
それに対して人の身ながら豊かでウェーブした長い頭髪を湛えた少女が応える。
獣人種の男は豪快に笑い声を上げた。
「ハハハッそうかいそうかい!そいつはしっかり精を付けて頑張らねえとな!はいよお待ちどお!」
目の前に置かれる幾つかの器。
そこからは空腹を訴える胃袋を刺激し耐え難い食欲を誘う香りが立ち上る。
満々と湛えられた熱いスープの中には縮れた茹で麺が入り、その上から叉焼に煮卵にメンマ、刻んだネギなどが載せられている。
「大将のラーメンは本当に美味しいんだから!」
と誇らしげに屋台の店長である柴大将を褒める店員。あるいはアビドス対策委員会の一人、黒見セリカは胸を張る。
目前にラーメンの器を並べられたゲヘナの少女達…棗イロハ•丹花イブキ両名とその護衛達は割り箸を割って勢いよく麺を啜り始めた。 - 29二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 17:39:42
おおよそ滞在する日数は後続の捜索隊が到着するまでの一週間を予定していた。
顔を出して二日くらいイブキの気分転換に付き合いすぐ帰るという手もあったが、他校に無理くり協力を要請しておいて「顔は出したから後はよろしく」などという外交上あまりに馬鹿げた態度を取れるわけがない。
『面倒事はサボる』を基本姿勢とするイロハではあったが、ここを放り出せば後で外交問題でも起きて更なる面倒ごとに発展しかねない。
いけない。それは実に面倒だ。こんな砂だらけの土地に一週間というのも業腹な話ではあるが万魔殿の幹部として、面倒事を忌避する博愛の徒としては致し方ない事だろう。
そしてそれだけ長く滞在するからには懸念材料は早いうちに取り除かねばならない。
これもまた致し方ない事だ。
「イブキ、スケッチブックの事ですけど……」
「んぐ?」
問われたイブキは疑問の音階を表すように数本の麺を口から垂れ伸ばし、次いで勢いよく啜り上げる。
彼女は先ほどまでの不機嫌が嘘のように満面の笑顔でラーメンを食していた。
子供の興味関心は移ろいやすい。特に美味しい食べ物なんて興味を逸らさせるには絶好のものだろう。
店据え付けのペーパーナプキンを2枚ほど取り、彼女の口を拭ってやり質問を続ける。
「明日はまた色んな所に行くと思いますけど、どんなものをイブキは描きたいですか?」 - 30二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 17:40:27
不機嫌の元凶を話題に出すのは逆効果かもしれないが、話題に出すたびに顔を曇らせるイブキは何度も見たくはないので今のうちに工夫が必要だ。
ならば彼女の目線と指針を未来へ向ける。
明日はどうしよう?何をしよう?という未知への期待は老若男女を問わない全人類の特権だ。
殊、未来を期待する時間の多いイブキならば抱く期待の総量は過去への不満を過不足なく埋め立てる筈だ。
「えっと、じゃあねじゃあね、お外にすっごく広い砂場があったでしょ?あれ描きたい!」
「砂漠ですか…?大きく出ましたね。じゃあ、あるかは分かりませんけど砂色のクレヨンか色鉛筆を帰りに買い込みましょうか。絶対に一本じゃ足りませんから。」
…明日の面倒事が増えたが策は見事にハマったらしい。
だが一手間で滞在期間が良いものになるなら安い買い物だ。
イブキはすっかり上機嫌で最近の絵のことを語り、護衛達も微笑みながら相槌を打っている。
我らが議長が居なくてもウチのアイドルはもう大丈夫だろう。
そう思った時だった。
「あ〜やっぱダメだな。セリカちゃん、お願いできるかい?」
「はいはーい、も〜何なんですかねほんと!」 - 31二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 17:40:55
イロハが目線を上げると、大将がスマホを片手にセリカに声を掛けている。
「…ネットだけじゃなくて電話もですか?」
イロハの問いに困り顔で振り向いた大将が応える。
「そうなんだよ、全部不通。昨日頼んだ仕入れ業者とも連絡取れなくてね。セリカちゃんにひとっ走り頼まないといけないし困ったもんさ。」
駆け出すセリナを見送りつつ、イロハも自身のスマホを取り出し画面を見る。
起動はできる。しかし本来表示されるべきアイコンが幾つか表示されず、全回線の不通を示していた。
アビドス到着から数時間後に起こった異常。キヴォトス全域における電波通信障害。
今朝から人海戦術で各都市に号外新聞という形で情報を届けているクロノス曰く、衛星経由の連絡すらも途絶しておりキヴォトス全域が完全に麻痺状態に陥っているとの事だ。
情報共有のため万魔殿や先生と連絡を取ろうにも、モモトークも砂漠に入った時点で止まっていて新しい通知はない。
「もしかしてまた何かに先生が巻き込まれたりしてるんでしょうかね。」
今この段階で考えても埒もない事だと思考を切り捨て、僅かに滲む不安を呟きと共に麺とスープで飲み下す。
やっぱり美味しい。絶品だ。
アビドスに来た甲斐を器の中の小宇宙に感じつつ、この寂れた土地から大将をゲヘナに招けないだろうかと新たに生まれた不埒な未来に思考を巡らせるイロハであった。 - 32二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 21:32:40
一体アビドスで何が起きてるんだ…
- 33二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 23:52:49
続きありがたい……かんしゃあ~
行き違いまくっている状況で連絡途絶しているのは厳しいな…
未来世界と繋がりかかっているのが何か悪さしているのかね