【SS】カーディアス・ビスト「ならばこれを持っていけ」

1二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 21:53:37

　
ﾊﾞﾅｰｼﾞ「えっ……」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「お前を相応しい乗り手と判断すれば、ユニコーンは無二の力を与える。ラプラスの箱への道も開くだろう……」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「ラプラスの箱……？」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「それと……」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「えっ」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「お前名義の通帳と印鑑だ」ｽｯ

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「あ、どうも……」
　

22/1025/05/25(日) 21:55:16

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「自分で自分の金を降ろすためのたった一つのものだ、無くすなよ？」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「それは、もちろん……」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「これが実家の鍵だ。中のものは好きに持っていけ」ｶﾁｬ

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「あの、ラプラスの箱というのは」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「本当はお前のためにスーツの一着でも仕立ててやりたかったんだがな……」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「あの」

>>24

3二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 21:56:17

宇宙世紀でも印鑑なのか・・・

>>6

43/1025/05/25(日) 21:57:44

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「免許は？」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「え？」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「プチモビの免許は持っているようだが、スペースランチは？」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「いや、えっと」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「８番ドッグへ行けば、そこのものはすべて私名義だ、自由に使っていいぞ」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「あ、はい。ありがとうございます……」

54/1025/05/25(日) 22:00:38

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「それと……」ｶﾞｻｺﾞｿ

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「すいませんそろそろ」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「これはお前が子どものとき抱いてなければ眠れなかった1/100ザクレロ人形だ」ﾄﾞｻｯ

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「うわなつかし」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「それにフォンブラウンのお菓子。お前好きだったよな？」ﾄﾞｻ

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「いまはそうでもないんですけど」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「そうか、これも持っていけ。アナハイムからお中元でもらった果物の缶詰だ」ﾄﾞｻﾄﾞｻ

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「その」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「連邦からビールも貰ったんだが……ああ、まだ飲めないか。でもまあ、こういう時ぐらいはいいだろう」ﾄﾞｻﾄﾞｻ

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「えぇ……」

>>9

6二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:01:12

>>3

何だかんだ物理は強いよ

>>7

7二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:01:53

>>6

ビスト神拳も物理だったもんな

85/1025/05/25(日) 22:03:13

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「今のうちに本を読め。漫画じゃないぞ、活字になれておけ。教養の付き方が変わる」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「一度地球か火星に行くのもいいな、視野が広がる」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「冠婚葬祭用の礼服一式は先に買っておけ、いつ来るかわからんのだから」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「友人といえどお金の貸し借りだけは絶対にするな。絶対だぞ」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「保険は今のうちに入っておくんだ。ガン保険な」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「食事はバランスよく、運動も適度にやるんだ。若いうちからの積み重ねが、老いてからの差になるんだ」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「目と歯と腰の不調はすぐにクリニックへ行け、一生ものだからな」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「…………」

9二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:03:57

>>5

実家の親やばあちゃんが昔好きだったものを今でもくれるやつ・・・

10二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:04:51

一緒に脱出して病院に担ぎ込めば充分助かるな、さすがご当主

11二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:05:31

お父さん今までろくに世話してやれなかったからって一気に取り返そうとしないで
もっとこうゆっくり時間かけてやって

126/1025/05/25(日) 22:06:31

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「ﾌｩｰ…………」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「…………」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「…………」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「…………あｎ」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「お前、結婚についてどう考えている？」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「え、いや何も」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「そうか、まだ考えていないか……」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「今ですいま。いま考えている余裕がないんです」

13二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:07:57

久々に会った時のおばあちゃん感エグい

14二次元好きの匿名さん25/05/25(日) 22:09:49

打ち切り漫画みたいなたたみ掛け方

157/1025/05/25(日) 22:09:53

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「あのミコットというお嬢さんな、お前にお似合いだと思うぞ？」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「急に知り合いの名前を出さないでほしいです」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「お前の年頃ならまだ遊びたい盛りだろうが、避妊だけはしっかりしろ」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「急に生々しい話をしないでほしいです」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「ﾌｯ、理事長が公私混同をするなんてと思っているのだろう？」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「いまそんな話している場合なんですかと思ってます」

168/1025/05/25(日) 22:12:12

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「お前は……今日ここへ連れてきた彼女に必要とされたいだけだと言ったが……個人的には、あの娘はやめてほしいかな……」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「いや別にそういうわけでは」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「彼女もまた、呪縛に取り込まれているのだ……アンナはお前をその呪縛に取り込ませたくないと、私の前から……！」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「…………っ！」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「だが……これも運命の為せる業、かもしれんな…………！」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「運、命…………？」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「ああ……聞きたいか……？」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「聞きたいですけど……いまそんな状況じゃ……！」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「私がアンナと出会ったのはインダストリアル７の公園で」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「すいません聞きたいのはそっちの話じゃないです」
　

179/1025/05/25(日) 22:13:59

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「あの時、木にひっかかった帽子をジャンプして取った……

　　　　届くとは思わなかった……！

　　　　まだやれるなと思った……！

　　　　筋トレとジョギングは続けていてよかった……！」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「ええ……？」

ｶｰﾃﾞｨｱｽ「お前も恐れるな……自分の中の可能性を信じて、力を尽くせば……イイ感じの雰囲気まで持っていける……！」

ﾊﾞﾅｰｼﾞ「ええ……？？」