- 12M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 00:35:40
- 2二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 00:36:23
たのすぃみ
- 3二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 00:36:28
ほっ…晴れるのか…
- 42M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 00:40:49
コンコンッ
レイサ「先生?入りますよー!居ないんですか〜?」
返事が無い。留守にしてるのだろうか
ガチャッ
レイサ「先生!こんばんは!」
先生「.......」
レイサ「おーい!先生?」
先生「......」
レイサ「先゛生゛!゛こ゛ん゛ば゛ん゛は゛!゛」
先生「!?あっレイサか、こんばんは」
レイサ「先生どうしたんですか?気分でも悪いんじゃ...」
先生「だい...っじょうぶだよ...あ゛っ」
レイサ「え?」
ドンッ
- 52M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 00:50:41
レイサ「せ、先生!?」
目の前には倒れた先生がいる。気絶している
レイサ「だ、大丈夫ですか先生!大丈夫なわけないですよね.....と、取り敢えず救護騎士団さんの所に....」
「で、でもここはシャーレだし...どうすれば.....」
コンコンッ
カズサ「先生いる?入るね〜?」
「あれ?先生は?えっ宇沢?」
レイサ「杏山っカズサっ....せ、先生が急に倒れてっ」
カズサ「!?はっはぁ?と、とりあえず運ばないとじゃん!運ぶよ!」
レイサ「で、でも下手に動かしたらっ先生が苦しむかもですしっ...」
カズサ「そんな事言ってる場合じゃないでしょ!?あと、あんたはヒーローなんでしょ!?救うんだよ!」
レイサ「っ.....はい!」 - 62M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 01:05:18
―数十分後―
そうして私は杏山カズサと協力して先生をトリニティまで運んだ。診察によると過労によるものだったらしい。一段落ついた後私は杏山カズサと話している
カズサ「ふぅ〜疲れた〜」
レイサ「流石に疲れましたね....」
カズサ「今度先生にはお礼貰わないとな〜なんちゃって」
レイサ「そうですね!」
カズサ「まぁ病気とかじゃなくて良かった〜過労か.....きっと今日も徹夜してたんだろうな〜」
レイサ「え?」
カズサ「あぁ説明しちゃっていいのかなこれ。でも仕方ないよね」
レイサ「?」 - 72M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 01:05:32
カズサ「えっとね宇沢、最近先生5/31を開ける為って言って仕事を徹夜して終わらせてやってるみたいなんだ」
レイサ「その日って....私の誕生日」
カズサ「そう。それでプレゼント渡したいらしくて頑張って仕事詰めていたらしいんだよね。」
レイサ「........」
私のせいだ。私が............
カズサ「......その......別に決して宇沢のせいとかじゃないからね?あっスイーツ部からもプレゼントあるから楽しみにしててよね!もうこんな時間だし私は帰るね。」
レイサ「....はい!また今度.....」
カズサ「.....っ!宇沢!」
レイサ「!?はいっ」
カズサ「宇沢は誕生日に貰うプレゼントを楽しみにして、受け取った時に普通に喜べばいいんだからね」
レイサ「ありがとうございます」
カズサ「じゃ、じゃあね」
レイサ「また今度!」
そうして杏山カズサは私の前から立ち去った。
レイサ「はぁ............私のせいじゃないですか.......ヒーローなんて言ってられませんよ......自分からもっと積極的に手伝ったりしていれば....そうしたら先生は傷つかないで....倒れないですんだのかもしれないのに.....私のせいだ........所詮私は正義気取りですかね.......」 - 82M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 01:10:12
―数日後―
スズミ「その....言いづらいのですが.....」
レイサ「どうしました?」
スズミ「最近元気ないですよね...?」
レイサ「そ、そんな事ないですよ!この通り元気ですよ!」
スズミ「そう....ならいいのですが.....困った事があったら言っていいですからね?」
レイサ「はい!ありがとうございます!ただ.....」
スズミ「ただ...?」
レイサ「私は正義になれてるのかな...ヒーローになれてるのかなって.....」
スズミ「なれてると思いますよ。らしくないですね」
レイサ「っ!あっ今のは忘れてください!わ、私はこれから用事があるのでこれでっ!」
スズミ「あっ行ってしまった........どうしたのでしょうか......」 - 92M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 01:14:32
レイサ「はぁ......ああやってまた人を困らせて...迷惑かけて....こんなんじゃヒーローじゃないですよ......」
先生「あっレイサ!いたいた!」
レイサ「っ....!ご、ごめんなさい!私、用事があるので!」
ガシッ
先生が立ち去ろうとする私の腕を掴む
レイサ「は、離してくださいよっ!いくら先生でも捕まえますよ!なんちゃって...」
先生「レイサに捕まえられるなら大歓迎だよ」
レイサ「えっ!?と、とにかく私は用事あるのでっ!」
先生「逃さないよっ!」
レイサ「は、離してください!」
ボコッ - 102M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 01:20:13
先生「大丈夫だよ。あと逃げようとしても離さないからね」
レイサ「で、でもっ先生!顔から血が垂れて....」
先生「私は大丈夫だから。レイサの思ってることを教えてほしいな」
レイサ「っ......だ、大丈夫ですからっ!」
先生「聞かせてほしいな。これは先生としてもだし、一人の大人としても聞かないといけないことだから」
レイサ「.....」
先生「最近スズミからレイサの調子が悪い、元気が無く見えるって相談されたから。ね?」
レイサ「わかりました.....」
先生「レイサのペースでいいからね」
レイサ「その.....まず私、先生が倒れたあの日から自信が無くなってしまって......」
先生「うん」
レイサ「『本当に私はヒーローなのか』『また誰かを傷つけるんじゃないか』って.....人との距離感を間違えてないかとか....」
先生「それで?」
レイサ「....くて....」 - 112M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 01:29:58
先生「ん?」
レイサ「怖くて.....怖いんですよ....あの日あの後杏山カズサと色々話して彼女は私を励ましてくれました。正直嬉しかったですよ....でも、私が気の触る事をしてたりして、傷つけてしまったりしてたら.....ちゃんと笑えているかって」
先生「うん」
レイサ「っ....ごめんなさい.....こんなに話しちゃって」
先生「大丈夫だよ。レイサはもっと人を頼っていいと思うよ」
レイサ「え....?」
先生「レイサはさ、よく考えて行動してるし自警団としても頑張ってるし。第一私は元気なレイサを見て元気をもらえてるから。これだけでも十分ヒーローだと思うよ」
レイサ「っ....!」
先生「私は先生だし、先生じゃいとしてもレイサの思ってる事を打ち明けられる場所、変に気を使わないでいい場所。帰れる場所になりたいんだ」
レイサ「先生...」
先生「だからレイサ。私にもっと頼っていいんだよ」
レイサ「あ、ありがとうございます!....でも」
先生「でも?」 - 122M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 01:39:52
レイサ「本音を打ち明けた時、全てを話した時、相手がどんな顔、どう思うかが怖くて.....勿論先生がそう言ってくれるのは嬉しいんだけですけど....」
先生「じゃあレイサが私に本音を打ち明けれるその時まで、例えその時が来なくても隣にいるよ」
レイサ「それって」
先生「さ、もう夜になっちゃったし帰ろっか」
レイサ「はい!」
私は前を歩く先生に近づく
レイサ「先生!」
先生は私の方に顔を向ける
先生「どうしたの?レイサ」
レイサ「んっ」
ちゅっ
先生「!?」
レイサ「私のなんかが先生にとって嬉しいのかはわかりませんが....私の気持ちですので!先生!ありがとうございます!」
先生「ふふっありがとう」 - 132M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 01:40:48
レイサ「そ、その今日は月が綺麗ですねっ.....///////」
先生「月は見えてないよ?」
レイサ「し、知ってるくせに!」
先生「そうだね、月も綺麗だけど星も綺麗だね」
レイサ「っ!そうですね」
先生「帰ろっか」
レイサ「はい!」
ぎゅっ
先生「れ、レイサ..これって恋人つなぎってやつじゃ....?」
レイサ「そうですよ!!!!!あっまた私距離感を....ごめんなさい....」 - 142M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 01:40:58
先生「ううんそんな事ないよ」
ぎゅっ
先生が私の手を握り返してくれた。
レイサ「っ.....!」
先生「これからよろしくねレイサ」
レイサ「はい!よろくお願いします....♡」 - 152M6IK85AZU58SA25/05/26(月) 01:42:11
これで終わりです。
God Night
レイサの誕生日が近づいてきたのでそろそろ真面目にSSの案を考えようかな。誕生日に書く奴はもっとしっかりしたのを書かなければ。まぁ学校で考えよう。
寝ます