地怨昔話

  • 1二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 12:36:37

    いにしえの世、中立の郷「出妻乃郷」にて、絵愚座部・織部と申す若武者が、検非違使の輩に睨まれしことありき。

    (色んな出来事を古文風にするスレ)

  • 2二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 12:37:14

    されど、この事の起こりは、地怨の国が条約を冒すに近く、巨なる機動鎧「鬼蓋炉牙」を出妻乃郷に持ち込みしに因る。

  • 3二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 12:38:07

    斯かる不法を咎めんがため、出妻乃郷の者ども、地怨への警告の意を込め、絵愚座部を路地裏に誘い込み、てつはうにて討たんとせしなり。
    絵愚座部は、かつて地怨の武士として些かの咎を負いし身なれど、地位の協約によりその罪は秘され、以後はさしたる悪事を働かざるにもかかわらず、斯様な危難に瀕せり。

  • 4二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 12:39:09

    斯かる折、舎利炙天狗と称される壮士、空よりふわりと風を切り、背に負う鞴の如き道具にて漂い降り来たり。

  • 5二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 12:40:23

    其の者、緑なる山伏の如き装束に身を包み、手中には光を放つ短筒を持ち、神通力によりたちまち検非違使二人を討ち果たして、絵愚座部を危難より救いぬ。

  • 6二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 12:40:57

    舎利炙天狗、かねてより絵愚座部を案じ、密かにその後を追い来たりしものと見ゆ。討ちし検非違使の者どもは、実は基連の忍者隊に属する者なりしが、その亡魂は秘めやかに片付けられ、事無事に収まりぬ。

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