- 1五寸釘25/05/26(月) 19:02:56
- 2五寸釘25/05/26(月) 19:13:42
オリキャラちゃん詳細
名前→釘貫 百合(くぎぬき ゆり)
ヒーロー名→ブレッシング(blessing)
個性→>>1参照。
身長→178cm
髪の色→黒。
髪の長さ→前髪ぱっつんでロングで腰ぐらいまでの長さ。
髪質→ウェーブ。
普段は髪を→おろしてる。
顔立ち→美人系。
目は→垂れ目で左青右白のオッドアイで縦長瞳孔。
πは→Bカップ。
制服の露出は→下にタートルネックとかを着込んで控えめ。スカートもほかの子より長くて黒タイツ着用。
変更前ヒーローコスチューム→fateのエリセが着てる貫頭衣みたいな衣装(黒インナーと10分丈スパッツ着用。髪はおろしてる)
変更後ヒーローコスチューム→イレイザーヘッドのコスチュームの全身白バージョン。
彼のものとは違い、ベルト周りにナイフや収納スペースの類いは付いておらず、代わりにベルトの左右両腰の部分に裏側上部から伸び、表側上部でスナップボタンを利用してまとめた鞭を固定する輪っか状の固定部のみが付いており、そこにミッドナイトの『アイノムチ』を左右一本ずつの計二本装備。首周りにはイレイザーヘッドの『捕縛布』を着用。(髪はおろしてる)
普段着は→袖がゆるゆるなネックセーターとロングスカート
両親は→神社の神主夫婦。
料理スキル→カンスト。
好きな花→白い勿忘草。
宝物→大きめのグレーのパーカー・黒のロングスカート・黒のキャップ。
- 3五寸釘25/05/26(月) 19:19:12
- 4五寸釘25/05/26(月) 19:25:10
初回
【オリキャラ・閲覧注意】私の個性は|あにまん掲示板このたびオリキャラスレを作らせていただきましたスレ主です!以降はこの名前で投稿していくのでご支援よろしくお願いします!現在神社の神主夫婦の娘であり、非異形型の個性というとこまで設定しています。以下はこ…bbs.animanch.comと第二回
【オリキャラ・閲覧注意】私の個性は2|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.comと第三回
【オリキャラ・閲覧注意】私の個性は3|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.comと第四回
【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は4|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.comと第五回
【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は5|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.comと第六回(前回)
【オリキャラ・閲注・ちょいちょい⚓️🎲】私の個性は6|あにまん掲示板個性名【呪い】木槌と和釘の五寸釘を出現させ、それを虚空に打ち込むことで呪い返し不可の強力な呪いを対象に叩き込むことができる。しかし呪いにはその分、その恨みやその呪いに関わっている者双方の非の割合と求め…bbs.animanch.comのスレはこちら!
- 5五寸釘25/05/26(月) 19:36:27
これから今日の分を投稿しますね!
- 6二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 19:38:26
たて乙です〜
- 7二次元好きの匿名さん25/05/26(月) 20:23:33
大丈夫だろうけど10埋め保守
- 8五寸釘25/05/26(月) 20:56:52
続き手こずっちゃってるので先に10まで埋めちゃいますね!
- 9五寸釘25/05/26(月) 20:57:39
う
- 10五寸釘25/05/26(月) 20:57:57
め!
- 11五寸釘25/05/26(月) 21:35:46
~~翌日の夜、釘貫家のリビングにて~~
百合が両親と共に夕飯を食べていた際、テレビから『ショッピングモールに雄英生を狙った敵が現れ一時閉鎖になった』というニュースが流れた。
その瞬間、彼女の動きがピタリと止まり、脳裏に葉隠からの連絡内容が過る。
『明日休みだしテスト明けだしってことで、A組みんなで買い物行くことになったんだけど百合ちゃんもどう?』
百合(…嫌な予感がする)
百合「携帯取ってくる!」
彼女はそう言って席を立ち、自身の部屋へ駆け込んでその場で葉隠に電話を掛けた。 - 12五寸釘25/05/26(月) 21:36:03
葉隠『百合ちゃん、どうしたの?』
百合「今、ニュースでショッピングモールに雄英生を狙った敵が現れたというのが流れまして、もしかしたらと…」
葉隠『あー、やっぱりニュースとかで見ちゃうよねぇ…』
百合「ということは…」
葉隠『うん、私達のいた所だよ。でも私も含めてみんな無傷だから大丈夫!』
百合「そうでしたか…無事でよかったです」
百合は彼女の言葉を聞き、ほっとした表情で返す。
葉隠『だね!また終業式で会おうね!』
百合「はい、ではまた」
そうして電話が終わり、彼女はゆっくりとリビングに戻るのであった。 - 13五寸釘25/05/26(月) 23:40:39
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 14二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 07:04:01
☆
- 15二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 13:57:53
守られる立場ってのはみんなの隣にいれなくて知るのが遅くなるでもあるからな……
- 16二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 21:03:46
☆
- 17五寸釘25/05/27(火) 22:06:53
~~翌日、放課後のA組教室にて~~
友人達を心配しながら教室に入った百合は皆の無事を自分の目でも確かめることで安心し、その後一学期終業式も終わったことで教室はわいわいと賑やかになっていく。
そんな中、お茶子はいつものようにパパっと教室から出ていこうとする百合に声を掛けた。
お茶子「あれ?百合ちゃん、もしかして今日も?」
百合「ああはい、訓練があるので行かないと」
梅雨「頑張り屋さんね百合ちゃん。先生がいるから大丈夫だと思うけれど、無理はしちゃダメよ」
百合「はい。では、これで」
そうして百合が教室から出ていくと、この話を聞いていた芦戸がぽつりと呟く。
芦戸「…休ませたい…!」
茶梅「「…」」(無言でこくりと頷く二人)
芦戸「たしか休日もやってるんだったよね?」
お茶子「うん…」
梅雨「百合ちゃんが一日だけでも休めるように作戦会議しましょ。
あとそもそも夏休み中の予定が空いてるかどうかの確認も」
こうしてA組女子一同は八百万の席に集まるのであった。 - 18五寸釘25/05/27(火) 22:09:15
~~八百万の席に集まったあとにて~~
お茶子「夏休みの間、長期の外出を控えろぉ!?」
耳郎「学校側からの要請だって」
八百万「残念ですわ、両親とヴェネチアに旅行に行く予定でしたのに…」
お茶子「ブルジョワやぁ~…!」
芦戸「なぁ~せっかくおにゅーの水着買ったのに~…」
耳郎「仕方ないよ、うちらは一度敵連合に襲われてるし」
芦戸「それでも遊びたいどっか行きたい~!」リョウウデブンブン - 19五寸釘25/05/27(火) 22:09:49
葉隠「釘貫ちゃんも頑張りっぱなしだしなぁ~…
あ!だったら!夏休み、学校のプールに集まらない!?」
梅雨「そうね!学校のプールだったら先生も許可してくれると思うわ」
お茶子「良いねぇ、お金も掛かんないし!」
芦戸「家に閉じ籠ってるよりましだぁ」
八百万「でしたら、私が学校側に許可を貰ってきますわっ」
耳郎「釘貫の訓練が無い日も確認しないとね。あとはそこに合わせよ」
葉隠「そうと決まれば!」✊
芦戸「職員室に突撃だー!」✊
女子一同「おー!」✊ - 20五寸釘25/05/27(火) 22:10:17
~~その後、職員室にて~~
ミッドナイト「あら、どうしたの?」
八百万「相澤先生にプールの使用申請をしに参りました」
ミッドナイト「ああ、書類ね、それだったら…はい!」(自分の仕事机から申請書を取り出して八百万に渡す)
八百万「ありがとうございます」
芦戸「ミッナイ先生~」
ミッドナイト「なーに?」
芦戸「釘貫の訓練って、夏休み中も毎日やる予定なんですか?」
耳郎「うちら、釘貫が休みの日にプール使いたくて…」
ミッドナイト(釘貫ちゃんの話では『毎日やる』って伝えてたんだったわね。
まあ休日は普通に休ませてるし、夏休み中も毎日はやらないけど、釘貫ちゃんが校外に誘われないように合わせないと)
ミッドナイト「うーん、それなら毎日やる予定だったけど、あとで色々やって連絡するわね!」👍
葉芦「「わーい!」」
ミッドナイト「とりあえず、今書けるところだけ書いちゃいなさい」
八百万「はい!」
こうして女子一同は職員室から出ていくのであった。 - 21五寸釘25/05/27(火) 23:30:31
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 22二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 05:27:29
校内ならね、まだ大丈夫なはずだから久しぶりに遊びいよ
- 23二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 13:55:05
☆
- 24五寸釘25/05/28(水) 20:32:34
~~その日の帰り道、ミッドナイトの車内にて~~
ミッドナイト「釘貫ちゃん、前に話してた鞭がそろそろ完成しそうよ」
百合「あー、たしか、専用の鞭って話でしたよね?」
ミッドナイト「そうそう。まだ色々やらないといけないから、お披露目にはもう少し掛かっちゃうけどね。
で、お披露目日は、その色々が終わり次第連絡するんだけど、その日に学校のプールでみんなと遊ばない?」
百合「プールですか?」
ミッドナイト「実は今日、A組の女の子達がプールの使用申請をしたのよ。『釘貫ちゃんが休みの日にプールを使いたい』って」
百合「皆さん…あ、でも、それだと訓練は…」
ミッドナイト「その日は無しにしちゃいましょっか。
お家に帰ったあとはいつも筋トレくらいしかできないでしょ?水泳も体力作りになるし、たっぷり遊んじゃいなさい。
勿論、釘貫ちゃんがよければだけどね」
百合「先生…はい!ぜひ!」
にっこりと微笑む彼女の話に百合も笑みがこぼれるが、直後に訓練への心配を口にする。
しかし、ミッドナイトに背中を押してもらったことで、百合は笑顔でそう答えるのであった。 - 25二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 22:43:49
ゆっくり楽しんでね
- 26五寸釘25/05/28(水) 22:57:42
すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 27二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 06:00:07
☆
- 28二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 14:00:34
ほ
- 29二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 21:12:52
☆
- 30五寸釘25/05/29(木) 21:26:59
~~その後、時は経ち、プールの更衣室前にて~~
お茶子「あ、百合ちゃん!」
百合「皆さん!」
八百万「釘貫さん!お待ちしておりました!」
葉隠「今日はいっぱい遊んじゃおうね!」
百合「はい!」
更衣室前で待ち合わせることになっていた女子組は最後に来た百合を笑顔で迎え、全員で更衣室へと入っていく。
こうしてA組女子だけのプール遊びが始まるのであった。 - 31五寸釘25/05/29(木) 21:29:38
~~プールにて~~
お茶子「いくよー!えい!」
百合「はい!」
芦戸「ほい!」
梅雨「ケロォ!」
耳郎「ん!」
葉隠「それー!」
八百万「はい!」
軽い球を全員でバレーのように打ち上げ、水飛沫を上げながらプール内でパスを回して遊ぶ一同。
今回のプール使用申請の名目は『日光浴』であり、彼女達は使用時間の最初から最後まで遊ぶことができるのだ。 - 32五寸釘25/05/29(木) 21:31:09
~~一方その頃、捕縛布訓練中、休憩時間の演習場にて~~
心操「…そういえば、イレイザー」
相澤「どうした?」
心操「今日、釘貫はどうしたんですか?いつもは一緒に訓練してますよね?」
相澤(『体力作りのためにプールにいる』なんて言ったら、『いつでもできるのになんで今なんだ』となってあいつを護衛してることがバレる可能性がある。従ってここは…)
相澤「今日は体調が悪いようでな、親御さんから連絡が来た」
心操「そうでしたか…」
心操(それなら見舞いにでも…いや、流石に俺が行くのは色々アレだな。てかそもそも住所知らないし休ませてやった方が良いし。
うん、やめとこう)
相澤「んじゃ、続き始めるぞ」
心操「はい!」
こうしてプールと演習場、二ヶ所での時間が流れていくのであった。 - 33五寸釘25/05/29(木) 23:01:40
ちなみにこの世界だと上峰コンビがプール使用日を女子組の使用日に合わせて水着姿を見ようとする原作イベントは起きてません(峰田が女子組のプール使用日を盗み聞きできなかったため)
- 34五寸釘25/05/30(金) 00:31:23
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 35二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 07:11:38
心操くんいい子やなあ
- 36二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 15:10:46
☆
- 37五寸釘25/05/30(金) 19:08:33
これから今日の分投稿しますね!
- 38五寸釘25/05/30(金) 20:32:21
~~その後、プールにて~~
ミッドナイト「みんな!そろそろ時間よ!」
あのあと、一同はそのままボールを使ったり泳いだりと遊び続けていたが、プール使用終了の時刻である17時になったことでミッドナイトが訪れ、彼女達に声を掛ける。
芦戸「え~!まだ遊びたーい!」
ミッドナイト「仕方ないでしょ。ほら、みんな上がってらっしゃい」
芦戸「は~い…」
しょんぼりとしながら返事をする彼女を見て、一同はにこにこと笑みを浮かべながら各々返事をし、皆でプールから上がるのであった。 - 39五寸釘25/05/30(金) 21:07:00
~~更衣室にて~~
百合「皆さん、今日はありがとうございました。すごく楽しかったです」
着替え中、微笑みながらそう告げる百合に彼女達も微笑み、皆の間に穏やかな空気が流れる。
お茶子「またみんなで遊ぼうね!」
百合「はい…!」
笑顔で話す二人に、更衣室は賑やかになっていくのであった。 - 40五寸釘25/05/30(金) 22:09:30
~~その後、更衣室前にて~~
ミッドナイト「鍵閉めちゃうわね。みんな忘れ物はない?」
一同「はーい!」
ミッドナイト「じゃ、気を付けて帰ってね。
ああそうそう、釘貫ちゃんは残ってね」
芦戸「え"」
お茶子「訓練お休みじゃないんですか!?」
更衣室の鍵を閉めた彼女がそう声を掛けると、百合以外の者達は驚き、彼女に問い掛ける。
ミッドナイト「ああ、訓練は休みよ。でも色々やることがあるから、みんなは帰っちゃいなさい」
梅雨「先生、終わるまで待ってちゃ駄目かしら?」
ミッドナイト「ごめんなさいね、かなり長くなっちゃうから、みんなを残らせるわけにはいかないのよ。本来なら生徒が残れない時間だから…」
八百万「そうでしたか…そこまで掛かってしまうのであれば仕方ありませんね…」
百合「すみません、そういうことなので、私はこれで…」
耳郎「仕方ないよ。またね、釘貫」
葉隠「また遊ぼうね!」
百合「はい、また…!」 - 41五寸釘25/05/31(土) 00:01:59
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 42二次元好きの匿名さん25/05/31(土) 08:37:56
寮になれば……寮になればみんなでワイワイ出来るからな……!きっと、多分
- 43五寸釘25/05/31(土) 13:13:46
これから今日の分を投稿しますね!
- 44五寸釘25/05/31(土) 18:00:22
~~解散後、談話室にて~~
パワーローダー「お、来たな。掛けてくれ」
ミッドナイトと百合の二人が部屋に移動すると、そこには彼がソファーに座っており、その目の前のテーブルには布を被すことで隠された何かが置かれていた。
二人は彼の向かいに置かれているソファーに座る。
パワーローダー「布を取ってみな」
百合は彼の言葉に従い、ゆっくりと布を取った。
百合「…これが…」
そこにあった物はミッドナイトの『アイノムチ』と同じく赤い一本鞭。しかしこの鞭はその『アイノムチ』よりも更に太く、それを見た百合は思わずそう呟く。
ミッドナイト「持ってみなさい」
百合「はい。…あ、重すぎるって程ではないですけど、結構重いですね…」
百合はゆっくりと持ち手を掴んで持ち上げると、その鞭の重さに驚いた。
彼はそんな百合の様子を見ながら解説を始める。 - 45五寸釘25/05/31(土) 18:02:06
パワーローダー「革のようにしなやかで頑丈、しかも革よりある程度重い特殊素材で作った。
その素材を複数層に重ね合わせ、それを先端に向かって滑らかに細く絞られたテーパー形状に成形することで与えられる衝撃を極限まで高めた。
ミッドナイトの『アイノムチ』より遥かに重い全体重量、そして素材と形状による先端重量で高威力を実現させた『打ち据えるための鞭』だ。
身体を硬質化させられる個性の相手には流石に効かないが、それ以外の相手なら、ミッドナイトの力でも太い骨を一撃で叩き折れるぞ」
百合「それ打たれた相手死.にませんか?」
パワーローダー「頭と首には絶対当てるなよ」
百合「死.ぬんですね…」
ミッドナイト「最初はワイヤーみたいな硬い素材で作ろうと思ったんだけどねぇ。
釘貫ちゃん、鞭の動画でジュースの缶とかに当てる動画って観たことある?」
百合「あぁはい、綺麗に切断されてますよね」
ミッドナイト「そうなのよ。普通の鞭でさえその威力なのに、そんな素材で作ったら…」
百合「最悪骨ごと切断されますね…」
ミッドナイト「という訳で、流石にそんな危険な物を生徒に使わせられないから企画段階で没にしたの。
自分に誤射してもしなくても危ないし、釘貫ちゃんは捕縛布も使うから素手でしょ?鞭を仕舞うときに素手で巻き取ったら指を切ったりしちゃう可能性もあるから、そうならない素材を使うことで『打撃』に特化させて、誤射した時の危険性を少しでも減らせるようにしたの」
パワーローダー「とはいえ、威力が高い分、誤射した際の危険性は残ったままだ。俺もミッドナイトも、できればこんな物使わせたくないと思ってる。
だが、決めるのはお前だ。釘貫、お前はどうしたい?」 - 46五寸釘25/05/31(土) 18:03:15
その問いに、彼女は掴んでいた鞭を見つめながら答えた。
百合「…私は……使いたいです。
個性が使えない分、それを補う武器だけで、敵を無力化できないといけませんから」
そして、彼女はパワーローダーとミッドナイト、二人の目をゆっくりと交互に見ながら続ける。
百合「…これを、使わせてください」
引き締まった表情でそう告げた彼女の脳裏には、大切な友人達の姿が浮かんでいた。
ミッドナイト「…わかったわ。じゃあ、これからも誤射が起きないよう、全力で教えてあげる!
これを安心して使えるレベルまで上手くなるわよ!
大丈夫!釘貫ちゃんならすぐだから!」
百合「はい!」
パワーローダー「決まりだな。あとはこれをもう一本と、予備に数本だな」
百合「ありがとうございます」
パワーローダー「いいってことよ、これが仕事だからな」
百合「そういえば、この鞭って、ミッドナイト先生の『アイノムチ』みたいな名前はあるんですか?」
パワーローダー「名前は決めてねぇな。そっちで好きに決めていいぞ」
百合「わかりました、考えておきますね」
こうして話が終わり、三人は部屋から出ていくのであった。 - 47五寸釘25/05/31(土) 20:06:19
~~その日の帰り道、ミッドナイトの車内にて~~
百合「…」
ミッドナイト「釘貫ちゃん、今日は楽し…」
百合「…ぁ、すみません、聞き取れなくて…もう一回お願いします…」
運転中の彼女は隣の百合に話し掛けようとするが、うとうととしていた百合はそれを上手く聞き取れず、ぽやぽやとしながら言葉を返す。
そんな百合の様子を見ていた彼女はくすりと笑った。
ミッドナイト「いいのよ、なんでもないから気にしないで。
着いたら起こしてあげるから、そのまま寝ちゃいなさい」
百合「…はぃ…で…は…」
そのまますうすうと寝息を立て始めた百合を見て、ミッドナイトは微笑みながら彼女の頭を撫でる。
彼女の手から伝わる体温と優しい感触に、百合は幸せそうな笑みを浮かべるのであった。
ミッドナイト「おやすみ、釘貫ちゃん」 - 48五寸釘25/05/31(土) 22:30:41
~~翌日、捕縛布訓練中の演習場、休憩時間中にて~~
心操「釘貫、昨日イレイザーから『体調が悪い』って聞いたんだが、もう大丈夫なのか?」
百合「はい、一日寝たら治りました」
心操「そっか、無理はするなよ」
百合「はい」 - 49五寸釘25/05/31(土) 22:30:59
~~その日の訓練後、演習場にて~~
心操「釘貫」
百合「はい、なんでしょう?」
心操「あー…よかったら、一緒に帰らないか?」
百合「すみません…実は、夏休み中もやることがありまして…」
心操「大変そうだな…手伝えることがあったら、いつでも言ってくれ」
百合「ありがとうございます…では、私はこれで…」
心操「ああ、また」
百合「はい!」
百合(すみません心操さん…!)
そんなこんなでプール遊び翌日の誤魔化しも成功し、百合は鞭の訓練に移るのであった。 - 50五寸釘25/06/01(日) 00:08:28
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 51二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 08:32:45
打ち明けられる日が早く来るといいな
- 52五寸釘25/06/01(日) 14:16:52
これから今日の分を投稿しますね!
- 53五寸釘25/06/01(日) 17:13:08
~~翌日の帰り道、ミッドナイトの車内にて~~
百合「先生、あの鞭の名前が決まりました」
ミッドナイト「あら、どんな名前にしたの?」
百合「シンプルですが、『太い骨を一撃で叩き折れる』というところから、『敵の骨を砕き、悪意を砕く鞭』という意味で、漢字にすると『砕く鞭』となるように、カタカナで『サイノムチ』と名付けました」
ミッドナイト「良い名前ね。
…あ、『鎧みたいな分厚い皮膚と太い一本角を持ってる陸上生物』の名前は?」
百合「それは『サイの鞭』って…先生!」
ミッドナイト「あはは!冗談よ!
私の『アイノムチ』からも取ってくれたんでしょ?」
百合「もー、やっぱりわかってるじゃないですか。そう来ると思ってました」
ミッドナイト「ごめんごめん。ほら、機嫌直して」
百合「むぅ…」
彼女の返事にほんの少しだけむすっとした表情でそう言った百合は、笑顔の彼女に頭を撫でられ、機嫌を直すのであった。 - 54五寸釘25/06/01(日) 22:55:44
~~その後、時は経ち、学校にて~~
相澤「雄英校は、一学期を終え、現在、夏休み期間中に入っている。
だが、ヒーローを目指す諸君らに、安息の日々は訪れない。
この林間合宿で更なる高みへ、プルスウルトラを目指してもらう!」
A組一同「はい!」 - 55五寸釘25/06/01(日) 23:02:39
~~バス乗車までの自由時間中にて~~
梅雨「百合ちゃん、合宿楽しみね」
百合「そうですね。ところで…」
梅雨「どうしたの?」
口田「…」ベルトトオストコロニオマモリジャラジャラ
常闇「…」ベルトトオストコロニオマモリジャラジャラ
百合「皆さんお守り着けてますけど、梅雨ちゃんも、今持ってるんですか?」
梅雨「ええ、私もスカートのポケットに入れてるわ」テデポケットポンポン
百合「そうでしたか…皆さんは五個着けてますけど、梅雨ちゃんはいくつ持ってるんですか?」
梅雨「私も五個ね。よかったら、今度一緒に…でも訓練があるんだったわね。どうしようかしら…」
百合「こればっかりは仕方ないので、お構い無く…」 - 56五寸釘25/06/01(日) 23:04:53
お茶子「!」カオマッカアセダラダラ
百合「?お茶子ちゃんが赤く…」
梅雨「あらほんとね、赤いわ」
お茶子「が、合宿だね!がっしゅくがっしゅくがっしゅくがっしゅく!」(出久から素早く離れて赤くなったまま手をペチペチ叩いて踊る)
上芦「「がっしゅくがっしゅくがっしゅくがっしゅく!」」(一緒に踊り始める)
梅雨「踊り始めたわね」
百合「なんか増えましたね」
出久(テンション高いなー麗日さん達…)
物間「え?なになにA組補習いるのー?つまり期末で赤点取った人がいるってことー?え?おかしくないおかしくなーい?A組はB組よりずっと優秀な筈なのにー?あれれれれれれれれ」
バシッ(物間に拳藤の手刀が入る音)
拳藤「ごめんなー」(物間を引きずっていく)
緑谷「…」💧
百合(今の、なに…?)💧 - 57五寸釘25/06/01(日) 23:05:11
柳「物間こわ…」
緑谷「あ、B組の!」
取蔭「体育祭じゃあなんやかんやあったけど、ま、よろしくね、A組!」
小大「うんっ」コクリ
拳藤「バス乗るよー!」
取蔭「はーい」
B組女子一同「~!~!~!」(わいわいとバスに乗っていく)
峰田「A組だけじゃなくB組の女子までぇ…ジュルルッ選り取り見取りかよォ…!」
切島「お前駄目だぞ、そろそろ」(真顔)
飯田「A組のバスはこっちだ!席順に並びたまえ!」ウデブンブン
こうして、A組とB組はバスに乗り込み、合宿の場へと向かうのであった。 - 58五寸釘25/06/02(月) 00:09:14
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 59二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 07:27:55
いざや合宿……
- 60二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 15:03:54
ほ
- 61五寸釘25/06/02(月) 19:21:40
これから今日の分を投稿しますね!
- 62五寸釘25/06/02(月) 20:39:54
~~移動中、バス車内にて~~
相澤「お前ら!一時間後に一回バスを停車させる。その後暫く…」
上鳴「音楽流そうぜー!」
葉隠「しりとりしない!?」
ワイワイガヤガヤ
相澤「…まぁいいか。わいわいできるのも、今のうちだけだ」
百合「…」
賑やかな車内の最後列、その窓際に座ってる百合は、外の景色を見ながら独り考えていた。
百合『誰かが逐一状況を見て…』
梅雨『代償を与えるか否かを…』
常闇『判断しているような…』
百合『これを話したら…皆さんはもう、後戻りできなくなります。
努力とかで物理的にどうにかすることもできません』
百合(…みんなのお守り…梅雨ちゃんも持ってることを考えると、あれはたぶん、全員持ってて、私を安心させようとしてくれてるんだ。
今までの私の話から、『霊的な存在が関わってる』と考えて、私が巻き込んだことを気にしないように…
…でも、) - 63五寸釘25/06/02(月) 20:40:55
瀬呂「釘貫!後ろで一人だけなの暇じゃねぇか?俺、隣に移動しようか?」
百合「!あぁいえ、余っちゃうのはしょうがないですし、お気になさらず」
自身の個性に関わる記憶を思い出しながら考え事をしていた百合に、前の席にいた彼が振り向きながら声を掛ける。
彼女はそれに驚きながらも、笑みを浮かべながら返した。
瀬呂「そうかぁ?ま、もし暇になったらいつでも言ってくれよ!」
瀬呂の隣に座ってる尾白「その時は俺も付き合うよ」
百合「ありがとうございます」
彼女は笑顔で話す二人にそう返すと、再び窓の外を見る。
そして…
百合(…これ以上、話す訳にはいかない。知られる訳にはいかない。
…巻き込む訳には、いかない)
改めて、『絶対に隠し通す』と決意するのであった。 - 64二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:12:05
|q •ㅿ•̀ )シンパイだよ……
- 65五寸釘25/06/03(火) 00:25:16
すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 66二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 08:01:51
☆
- 67二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 15:06:18
ほ
- 68五寸釘25/06/03(火) 19:29:49
これから今日の分を投稿しますね!
- 69五寸釘25/06/03(火) 21:05:23
~~一時間後の停車時、全員降りた直後にて~~
相澤「釘貫」
百合「はい」
相澤「これを着けろ」(いつの間にか持ってたもう一つの捕縛布を差し出しながら)
出入口付近にいたことでそのやり取りを間近で見聞きした緑谷(なんで今!?)
同じく轟(なんかやんのか?)
百合「あっ…このあとの展開が大体わかりました…」💧(捕縛布を受け取って着けながら)
相澤「察しが良くて助かる」
緑谷(わかるんだ!?)
轟(やるんだな)
上鳴「ようやく休憩かぁ~」
峰田「おしっこー!おしっこー!」(バタバタ走り回ってる)
上鳴「つかなにここ、パーキングじゃなくね?」
耳郎「あれ、B組は?」
相澤「なんの目的もなくでは、意味が薄いからな」 - 70五寸釘25/06/03(火) 21:07:28
百合と轟以外のA組一同「?」
峰田「…トイレはぁ…?」
マンダレイ「ようイレイザー!」
相澤「ご無沙汰してます」
マンダレイ「煌めく眼でー!ロックオン!」
ピクシーボブ「キュートにキャットにスティンガー!」
二人「「ワイルドワイルドー!プッシーキャッツ!」」キメポーズババーン
相澤「今回お世話になるプロヒーロー、プッシーキャッツの皆さんだ」
緑谷「有名事務所を構える四名一チームのヒーロー集団!!山岳救助などを得意とするベテランチームだよォ!!」フンスフンス
プッシーキャッツの二人「「うっ!」」
緑谷「キャリアは今年で12年にもなr」
ガシッ(ピクシーボブが出久の顔を掴む音)
ピクシーボブ「心は18ィ!!」
ピクシーボブ「心 は ?」ネコツメキラーン
緑谷「18…!」💧 - 71五寸釘25/06/03(火) 21:09:50
上切((必死かよ…))💧
相澤「お前ら、挨拶しろ」
一同「よろしくお願いします!」
マンダレイ「ここら一帯は、私らの所有地なんだけどね、あんたらの宿泊施設は、あの山の麓ね」(めっちゃ遠い所を指差しながら)
一同(遠!?)
お茶子「え!?じゃあなんでこんな半端な所に?」
梅雨「これってもしかして…」
砂藤「いやいやぁ…」💧
瀬呂「あっはは、バス、戻ろうか、な?早く…」💧
上鳴「そうだな…そうすっか!」💧(口田の肩ポンッ)
芦戸「うん…!」💧
口田「…」💧コクリ - 72五寸釘25/06/03(火) 21:55:39
百合「あそこからですか?」テスリユビサシー
相澤「そうだ」
百合「では行ってきます」スタスタ
相澤「ああ。下で待ってろ」
瀬呂「いや覚悟決めるの早ェな!?いつの間にか装備してるし!!」
マンダレイ「今は午前9時30分、早ければ~12時前後かしら?」
切島「駄目だ…おい!」
芦戸「戻ろう!」
切島「バスに戻れ!早くー!」
マンダレイ「12時半まで掛かったキティは、お昼抜きねー!」
相澤「悪いね諸君、合宿はもう…」
ピクシーボブ「!」(逃げた生徒達の前に着地してニタリとした笑みを浮かべる)
逃げた生徒達「!?」
相澤「始まってる」 - 73五寸釘25/06/03(火) 21:59:25
ピクシーボブの土砂に流される生徒達「うわぁぁぁ!?」
緑谷「土が盛り上がってぇぇ!?」
マンダレイ「おーい!私有地につき、個性の使用は自由だよ!今から三時間、自分の脚で、施設までおいでませー!この、魔獣の森を抜けてェ!」
緑谷「魔獣の森!?」
上鳴「なんだそのドラクエめいた名称は!?」
耳郎「雄英こういうの多すぎだろ…!」
切島「文句言ってもしゃあねぇよ!行くっきゃねぇ!」
百合「皆さん、大丈夫ですか?」(全員の様子を見ながら茶梅耳の三人の所に来る)
お茶子「大丈夫~…」
梅雨「私も大丈夫よ」
耳郎「あれ?釘貫、やけに綺麗…あぁそっか、先に降りてたんだっけ」
百合「はい、土を被らないように、少し離れてました」
梅雨「ケロ、私もそうすれば良かったわ…」
百合「どのみち汚れちゃうでしょうから、あんまり意味ないですけどね」 - 74五寸釘25/06/03(火) 21:59:56
峰田(耐えた!オイラ耐えたぞ!木陰に隠れて…!)ダバダバダバ(尿意に耐えながら走る音)
魔獣「グゥー…!」
百合「!」(捕縛布を構える)
上瀬「「ま!魔獣だー!?」」
峰田「あ…」(魔獣が目の前に現れたことで決壊する)
口田「静まりなさい!獣よ!下がるのです!」
緑谷「!」(峰田を抱えて魔獣の攻撃を避ける)
緑谷(動物を従える口田君の個性が通じてない!?
…!土くれ…そうか!ピクシーボブの個性で!) - 75五寸釘25/06/03(火) 23:24:22
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 76二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 06:30:30
合宿の始まりじゃー!
- 77二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 14:26:26
☆
- 78五寸釘25/06/04(水) 19:14:24
これから今日の分を投稿しますね!
- 79五寸釘25/06/04(水) 19:26:33
~~一方その頃、崖の上にて~~
マンダレイ「しかし無茶苦茶なスケジュールだねぇ、イレイザー」
相澤「まぁ、通常二年の前期から修得予定のものを、前倒しで取らせるつもりで来たので、どうしても無茶は出ます。
緊急時における個性行使の限定許可証、ヒーロー活動認可資格、その仮免。敵が活性化し始めた今、彼らにも…自衛の術が必要だ」 - 80五寸釘25/06/04(水) 21:50:44
~~再び崖下にて~~
緑谷(OFA、フルカウル!)
轟「!」
飯田「レシプロ、バーストォ!」
爆豪「死.ねやァァ!」
緑谷は肉体の出力を上げ、轟が魔獣の足元を凍らせて動きを封じ、飯田と爆豪がエンジンの出力を利用した蹴りと爆破でその両腕を破壊する。
そして…
緑谷「スマァァァァッシュゥゥゥ!!」
超パワーの拳で魔獣は粉砕された。
砂藤「あの魔獣を瞬殺かよぉ!」
瀬呂「やったなぁ!」
木に寄り掛かって泣いてる峰田「やった…オイラやっちまった…」
切島「流石だぜ爆豪!」
爆豪「まだだ!」
切島「?」 - 81五寸釘25/06/04(水) 21:52:20
魔獣「グォ、グォ、グォッ!」
奥から現れた魔獣が大ジャンプで姿を消し、草木の揺れる音が響くことで一同は再び構える。
上鳴「おいおい…一体何匹いるんだよぉ…!」
芦戸「どうする?逃げる?」
砂藤「冗談!12時までに施設に行かなきゃ昼飯抜きだぜ!」
八百万「なら!ここを突破して最短ルートで施設を目指すしかありませんわ!」
梅雨「ケロッ」コクリ
口田「…」コクリ
飯田「よし!行くぞA組ィ!!」
一同「おう!!」
障子「前方から三匹!左右に二匹ずつ!」
耳郎「総数八、来るよ!」
障子の複製した目と耳郎の音による策敵でその数と配置を割り出し、施設までの突破戦が始まった。 - 82五寸釘25/06/04(水) 21:53:47
瀬呂「よっしゃあ!行くぜぇー!」
魔獣「!?グォォゥ!」
彼は飛行する魔獣の翼にテープを巻き付け、翼を拘束することで地面に落下させる。
瀬呂「砂藤!切島ァ!」
砂藤「オォォォォ!!」
切島「ウォォォリャァァァ!!
ウラウラウラウラウラウラウラウラ!!」
砂藤「オォラァァ!!」
砂藤は合図と共に角砂糖を頬張ることで肉体の出力を上げ、切島は落下した魔獣に硬化させた拳によるラッシュを放った。
そして砂藤のアッパーカットによって魔獣は止めを刺される。
常闇「ダークシャドゥ!」
ダークシャドゥ「アイヨォ!」
尾白「青山!今だ!」
青山「止めねェ!☆」
魔獣「!?」 - 83五寸釘25/06/04(水) 21:55:33
二足歩行の魔獣の腕をダークシャドゥが弾き、尾白が脇腹に尻尾をぶつけることでふらつかせ、青山がビームを背中に直撃させることでこちらも撃破された。
峰田「畜生ォォォ!!お前らのせいでズボンビッ.チャビチャじゃねぇかぁぁぁ!!」
上鳴「離れてろ峰田ァ!130万ボルトォォォォ!!」
魔獣「!?」
上鳴「~」👍
峰田が大量のもぎもぎで魔獣の手を樹にくっつけることで拘束し、その背に上鳴が登って放電することで例の顔になりながらも撃破する。
口田「森の鳥達よ!悪しき獣を、ここから排除するのです!」
芦戸「ほいっと!」
葉隠「うわぁぁぁぁ!!大変!!やられちゃうぅぅぅ!!」
八百万「葉隠さん、ナイス囮ですわ…!」
芦戸「ほーらさ!」 - 84五寸釘25/06/04(水) 21:57:36
口田が鳥に襲わせることで動きを止め、その隙に芦戸が酸で脚を溶かし、巨体に膝をつかせた。
そこにもう一体の魔獣を誘き寄せて来た葉隠が合流し、彼女とハイタッチをしながらすれ違った芦戸がその魔獣の脚も溶かし、膝をつかせる。
八百万「皆さん!伏せてください!」
魔獣達「「!?」」
そして大砲を用意していた八百万が二体の顔面に砲弾を直撃させることで撃破した。
芦戸「やったねヤオモモ!」 - 85五寸釘25/06/04(水) 21:59:30
お茶子「…梅雨ちゃん!百合ちゃん!」
梅雨「任せて!」
百合「はい!」
梅雨「ケロォォォォ!!」
百合「せぇ!」
魔獣A「!?」
お茶子「…解除!」
魔獣AB「「!?」」
お茶子が触れることで無重力状態にした二体の魔獣。その片方に百合が捕縛布を巻き付け、持ち上げながら頭上で振り回して地面に叩き付ける。
その間にもう一体の魔獣に舌を巻き付けた梅雨が蔦を使って移動しながら舌で上空に投げ飛ばし、二人が避難したのを見てお茶子が個性を解除。地面に叩き付けられた魔獣に落下した魔獣が直撃することで撃破された。 - 86五寸釘25/06/04(水) 22:13:27
障子「更に多数出現!」
爆豪「でェ!」
爆豪「邪魔すんなよ半分野郎ォ!」
轟「してねぇ」
正面の魔獣の足元を轟が凍らせ、その隙に爆豪が爆破することで撃破する。
撃破後、彼は走りながら轟にそう叫び、轟は静かに返した。
飯田「行くぞ!緑谷君!」
緑谷「うん!…うゥゥゥゥゥゥ!!」
魔獣にOFAの拳が放たれる。
その後もA組生徒達は魔獣と戦い続けるのであった。 - 87五寸釘25/06/04(水) 22:29:18
~~一方その頃、再び崖の上にて~~
マンダレイ「洸太ー、行くよ」
洸太「…くだらん」
洸太(…馬鹿じゃねぇの?ヒーローになりてぇなんて)
洸太と呼ばれた幼い男の子は、そこから森を見下ろし、睨み付けて去っていくのであった。 - 88五寸釘25/06/05(木) 00:20:13
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 89二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 07:17:09
ほしゅ
- 90二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 15:03:34
ほ
- 91五寸釘25/06/05(木) 19:51:29
~~その後、17時20分、宿泊施設前にて~~
ピクシーボブ「…あ、やーっと来たにゃー」
マンダレイ「随分遅かったねぇ~」
A組一同「…」ボロッ
A組一同「はぁ~…」
瀬呂「なにが三時間ですかー!」
マンダレイ「それ、私達ならって意味。悪いねぇ」
砂藤「実力差自慢のためかっ、悲しいなぁ…」
切島「腹へったー!死.ぬー!」
ピクシーボブ「にゅくにゅくにゅくにゅくにゅくっ!
でも正直もっと掛かると思ってた。私の土魔獣が思ったより簡単に攻略されちゃったぁ。
良いよぉ君ら。特に、そこ四人!」(飯出轟爆を指差しながら)
ピクシーボブ「躊躇の無さは経験値によるものかしら~?
…三年後が楽しみ!つーば付けとこー!」ペッペッペッペッペッ
四人「!?」(腕で唾をガードする)
緑谷「な、何を…!」 - 92五寸釘25/06/05(木) 19:52:36
相澤「マンダレイ、あの人あんなでしたっけ…?」ピクシーボブユビサシー
マンダレイ「彼女焦ってるの、適齢期的なあれで」
緑谷「あ、適齢期と言えば!」
ガシッ(ピクシーボブが出久の顔を掴む音)
ピクシーボブ「と言えばって…?」
緑谷「ずっと気になってたんですが、その子は、どなたのお子さんですかぁ?」コウタユビサシー💧
マンダレイ「ああっ違う、この子は、私のいとこの子供だよ。
洸太、ほら挨拶しな。一週間一緒に過ごすんだから」
緑谷「あぁ、えと僕、雄英高校ヒーロー科の緑谷。よろしくね」(洸太に手を差し出す)
洸太「フンッ!」
チーン!(洸太の右ストレートが頑張れって感じのデクに直撃する音)
緑谷「ぉぉぉぉぉぉぉ…!」(真っ白に燃え尽きる)
飯田「緑谷君!」(倒れる出久を抱き止める)
飯田「おのれ獣性!何故緑谷君の陰嚢をォ!」
洸太「ヒーローになりたいなんて連中と、つるむ気はねぇよ!」 - 93五寸釘25/06/05(木) 19:55:22
飯田「つるむぅ!?いくつだ君は!?」
爆豪「マセガキぃ」
轟「お前に似てねぇか?」
爆豪「あァン!?似てねぇよ!つーかテメ喋ってんじゃねぇぞ嘗めプ野郎ォ!」
轟「悪い」
相澤「茶番はいい。バスから荷物を下ろせ。部屋に荷物を運んだら食堂にて夕食、その後入浴で就寝だ。
本格的なスタートは明日からだ。さあ、早くしろ」 - 94五寸釘25/06/05(木) 20:43:22
これから続きを投稿しますね!
- 95五寸釘25/06/05(木) 21:31:05
~~その後、食事中にて~~
瀬呂「へー!じゃ女子部屋は普通の広さなんだなぁ」
耳郎「男子は大部屋なの?」
芦戸「見たーい!ねぇねぇ、あとで見に行っていーい?」
瀬呂「おう!こいこい!」
葉隠「百合ちゃん!ご飯美味しいね!」
梅雨の右隣に座ってる百合「そうですねぇ」
梅雨「それにしても、森の中では大変だったわね」
百合「あの距離であんな数を相手に突破しましたからね…本当に大変でした…」
マンダレイ「あぁ洸太!そのお野菜、運んどいて!」
洸太「…」
彼女にそう言われ、彼は野菜が入っている箱を持ち運ぶ。
そんな彼の姿を、出久は自身の席から見つめるのであった。 - 96五寸釘25/06/06(金) 00:14:03
今日はここまで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 97二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 07:25:39
保守
- 98二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 15:09:11
🍛カレー\c( ॑꒳ ॑ \c) (っ/ ॑꒳ ॑ )っ/ライス🍛
- 99五寸釘25/06/06(金) 19:57:04
~~食事が終わり、入浴時にて~~
芦戸「気持ちいねー!」
耳郎「温泉あるなんて最高だ~」
とろけてるお茶子「星が綺麗だねぇ~…」
その隣でとろけてる百合「そうですねぇ~…」
皆がそうして湯船に浸かっていると、隣の男湯から声が聞こえてくる。
飯田『峰田君!止めたまえ!君のしていることは、己も女性陣も貶める、恥ずべき行為だ!💢』
百合「嫌な予感がしますね。八百万さん、クロスボウは作れますか?」
お茶子「チョイスに殺.意が漏れとるよ百合ちゃん…!」
峰田(この時のため!この時のためにオイラはぁぁぁぁ!…!?)
洸太「💢」
洸太「ヒーロー以前に、人のあれこれから学び直せ💢」ベシッ(峰田の手を叩いて落とす音)
峰田「クソガキィィィィ!!」
ボチャーン!(峰田が飯田の顔に落下して湯船に落ちる音)
百合(峰田さんは本当にこれさえ無ければ…)(複雑そうな表情) - 100五寸釘25/06/06(金) 19:57:47
梅雨「やっぱり峰田ちゃん最低ね!」
芦戸「ありがと洸太くーん!うぇいうぇーい!」
ウワァ~オ❤️(洸太の視界に入る裸の女性陣)
洸太「うわっ!?わっわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
百合「まずッ!」
緑谷「危ない!!」
彼が壁から転落した瞬間、百合は立ち上がり、その直後に出久が彼をキャッチした。
百合は立ったまま男湯の方に声を掛ける。
百合「皆さん!!洸太君は大丈夫ですかー!?」
緑谷「大丈夫!!僕が受け止めたから、このまま運んでくるよ!!」
百合「わかりました!!」
百合(私も一緒に…いや、運ぶだけなら緑谷さんだけで十分か…)
彼女はそう考えると再び湯船に浸かった。
その後、百合は洸太のことを心配しつつも、皆と入浴を楽しむのであった。 - 101五寸釘25/06/06(金) 21:07:51
~~入浴後、施設内にて~~
相澤「よし、全員上がったな。
この後は自由時間だが、就寝時間には部屋に入れよ。以上だ」
芦戸「よーし!早速男子の部屋に突撃だー!」✊
彼がそう告げて解散したあと、彼女はウキウキとした様子で叫ぶ。
相澤「明日は早いからな。あまり羽目を外し過ぎるなよ」
百合「先生」
相澤「どうした?」
百合「洸太君ですが、あの子は大丈夫でしたか?」
相澤「ああ、落下の恐怖で失神しただけだ。無事だよ」
百合「そうでしたか…よかったです」
心配そうに問い掛ける百合に彼がそう答えると彼女は安心し、緩んだ表情で返した。
芦戸「じゃあ、行こっか!」
百合「あぁはい!」
そのやり取りを見ていた彼女に笑顔で手を引かれ、百合は男子部屋を見に行くのであった。 - 102五寸釘25/06/06(金) 22:03:57
~~皆で男子部屋を見に行ったあと、女子部屋にて~~
芦戸「枕投げをしよー!」✊
葉隠「おー!」✊
芦戸「って思ったけど」
葉隠「枕が痛んじゃうからトランプにするね」(荷物からトランプを取り出す)
百合「一瞬『止めなきゃ』と思っちゃいましたよ…」💧
その後、女子一同は就寝時間になるまでトランプを楽しみ、明日に備えて眠るのであった。 - 103五寸釘25/06/07(土) 00:02:59
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 104二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 08:14:20
☆
- 105五寸釘25/06/07(土) 14:30:40
これから今日の分を投稿しますね!
- 106五寸釘25/06/07(土) 15:20:41
~~合宿二日目、宿泊施設前、朝5時30分にて~~
梅雨「…」ポヤポヤ
お茶子「…」ポヤポヤ
相澤「おはよう諸君。本日から本格的に強化合宿を始める。
今合宿の目的は、全員の強化、及びそれによる仮免の取得、具体的になりつつある敵意に立ち向かうための準備だ。心して臨むように。
と言うわけで爆豪、そいつを投げてみろ」(ボールを爆豪に投げ渡す)
爆豪「これ、体力テストの」
相澤「前回の、入学直後の記録は、705.2m。どんだけ伸びてるかな」
芦戸「おおー!成長具合かー!」
瀬呂「この三ヶ月色々濃かったからなー!一キロとかいくんじゃねぇのー!?」
切島「いったれ爆豪ー!」
爆豪「…んじゃァ…よっこらァ…くたばれェェェェ!!」(爆破ボール投げ)
緑谷(…くたばれ)
百合(もうちょっとマシな掛け声ないのか?) - 107五寸釘25/06/07(土) 15:21:33
相澤「…709.6m」
爆豪「!?」
瀬呂「あれっ…思ったより…」
相澤「…入学からおよそ三ヶ月、様々な経験を経て、確かに君らは成長している。だがそれは、あくまでも精神面や技術面、あと多少の体力的な成長がメインで、個性そのものは今見た通りで、そこまで成長していない」
緑谷「!」
相澤「だから今日から君らの個性を伸ばす」
そして、彼はニタリと笑ってこう告げた。
相澤「死ぬほどきついがくれぐれも…死なないように」 - 108五寸釘25/06/07(土) 17:09:15
~~その後、訓練場にて~~
マンダレイ「煌めく眼でー!ロックオン!」
ラグドール「猫の手手助けやってくるぅ!」
虎「どこからともなくゥ、やってくる…!」
ピクシーボブ「キュートにキャットにスティンガー!」
四人「ワイルドワイルドー!プッシーキャッツ!フルバージョン!」キメポーズババーン
ラグドール「みんなの情報と居場所をあちきの【サーチ】で管理!」
ピクシーボブ「私の【土流】で各々の鍛練に見合う場所を形成!」
マンダレイ「そして私の【テレパス】で、一度に複数の人間へアドバイス!」
虎「そこを我が、殴る蹴るの暴行よ。
単純な増強型の者は我の元へ来い」
緑谷「はい!」
相澤「各々移動したらすぐ始めろ」 - 109五寸釘25/06/07(土) 17:10:01
百合(ラグドールさん…!)
あの学校での出来事以来、久し振りに彼女の元気そうな姿を見たことで、百合は自然と笑みが溢れる。
そして、虎に駆け寄った出久以外の者達にラグドール、ピクシーボブ、マンダレイの三人が事前に作っておいた専用の訓練場所を指示していると、ラグドールは百合にこっそりとウィンクをした。
百合「!…」
百合はそれに驚きつつも再び微笑み、残るは百合だけとなる。
ラグドール「釘貫ちゃんはこっちだね。この子の場所はあちきに任せてっ!」
その後、マンダレイとピクシーボブの返事を聞き、ラグドールは百合と相澤の二人と百合の訓練場所まで移動するのであった。 - 110五寸釘25/06/07(土) 19:12:28
これから続きを投稿しますね!
- 111五寸釘25/06/07(土) 22:13:22
~~その後、森の中にて~~
ラグドール「よし、釘貫ちゃんはここね!」
相澤「釘貫、俺はあいつらの方も見てやらないといけないから、今回の合宿で捕縛布の練習に付き合ってやれない。そこで、事前にミッドナイトさんと話し合った結果、お前には鞭の練習をしてもらうことになった」
ラグドールに開けた場所に案内された百合は、そこで彼にヒーローコスチュームを入れている専用鞄を見せられ、彼はそれを開けると一本の『アイノムチ』を取り出し、彼女に手渡した。
百合「わかりました」
相澤「今合宿でのお前の課題は、『連撃のスピードを更に上げること』だ。
ここからはミッドナイトさんからの伝言だが、『もっと上手くなればその分もっと速く打てるようになるから、誤射に気を付けて練習してね』だそうだ。しっかり励めよ」
百合「はい!」
相澤「ではラグドールさん、俺は一旦あいつらを見てくるので」
ラグドール「わかった!」 - 112五寸釘25/06/07(土) 22:14:19
こうして相澤が離れていくと、二人は目配せし合い、笑顔で話し始める。
百合「ラグドールさん!お久し振りです!」
ラグドール「釘貫ちゃん久し振り~!」ユリホッペモチモチ
百合「えふぇふぇ…」
ラグドール「よーし揉んだ揉んだ!」スタスタ
百合「えっ!?もう行っちゃうんですか!?」
ラグドール「うん!私もイレイザー達と一緒にほかの子も見ないといけないから!
大丈夫!あちきの個性で釘貫ちゃんの場所もちゃーんとわかってるから!また見に来るねー!」スタスタスタ
百合「あー!足が早い!」(ラグドールに手を伸ばしながら)
百合「…」ポツン…
百合「…よし!頑張ろう!」
百合はアイノムチを構え、振り始めるのであった。 - 113五寸釘25/06/07(土) 23:00:08
~~その日の訓練後、外の広場にて~~
ピクシーボブ「さあ!昨日言ったね!世話焼くのは今日だけって!」
ラグドール「己で食う飯くらい己で作れー!カレー!」
デン!(堂々と複数のテーブルの上に鎮座してるカレールーと食材)
AB一同「…」(真っ白になってへこんでる)
同じく真っ白な百合(そうだった…忘れてた…)
ラグドール「wwwwww全員全身ブッチブチ!だからげちゃつな猫まんまは作っちゃ駄目ね!wwww」
飯田「!たしかに、災害時など避難先で消耗した人々の腹と心を満たすのも、救助の一環!流石雄英!無駄が無い!
世界一旨いカレーを作ろう!みんな!」
一同「お~…」
相澤(飯田、便利…) - 114五寸釘25/06/08(日) 00:04:50
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 115二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 08:04:39
☆
- 116五寸釘25/06/08(日) 13:56:11
これから今日の分を投稿しますね!
- 117五寸釘25/06/08(日) 15:21:02
~~その後、作業中にて~~
百合「…」(素早く滑らかに食材の下拵えをしている)
隣に座って一緒にやっている梅雨「百合ちゃん上手ね。前に料理の話をしたけど、沢山やってたタイプかしら?」
百合「はい、小さい頃からやってました」
梅雨「上手いわけだわ」
百合の向かいに座ってる葉隠「もはやプロの手つきだね!」
百合「えへへ…ありがとうございます…」
こうして、三人は笑顔で作業を進めるのであった。 - 118五寸釘25/06/08(日) 16:42:52
~~カレー完成後にて~~
一同「いっただっきまーす!」
切島「店とかで出したら微妙かもしれねぇけど!この状況も相まってうめぇー!」ガツガツ
瀬呂「言うなよな野暮だなぁ!」ガツガツ
芦戸「ヤオモモがっつくねぇ~!」
八百万「ええ、私の個性は脂質を様々な原子に変換して創造するので、沢山蓄えるほど沢山出せるのです」
瀬呂「ウンコみてぇ」
八百万「…」チーン(地面にしゃがみこんでへこむ)
耳郎「謝れェ!!」バキィ!(瀬呂の顔面を殴る音)
瀬呂「すいませェん!!」
耳郎の右隣に座ってる百合「あとカレー食べてる時にそれは駄目ですよ瀬呂さん、ツーアウトです」
瀬呂「ほんとすいません…」ボロッ
百合の右隣に座ってる上鳴「でもうめぇなぁ~、身体に染み渡るわ~」
百合「そうですね、美味しいです」
その後も、皆は賑やかに食事を楽しむのであった。 - 119五寸釘25/06/08(日) 21:19:05
~~就寝時間後、担任二人組の部屋にて~~
ブラド「ラグドールはなんと?」
相澤「個性の情報は雄英で会った時と変化無し、居場所に関しても奴からの干渉は受けず、今日の訓練中も問題なく特定し続けられたそうだ」
二人は部屋の窓際に置かれている椅子に座り、小さなテーブルを挟んで静かに話し合う。
その話題は百合の状態に関するものであった。
相澤は携帯に送られてきたラグドールからのメールを元にしてそう話す。
ブラド「そうか…だが現状、我々は対抗手段が無い」
相澤「ああ、迂闊に除霊できないうえ、そもそも効かない可能性すらある。おまけに俺の抹消も効かないとなると、正直八方塞がりだ。
一か八かで除霊を仕掛ける手もあるが、それは避けたい」
ブラド「だな…何も起こらなければいいんだが…」
合宿二日目の夜は過ぎ去り、三日目の朝が訪れるのであった。 - 120五寸釘25/06/08(日) 22:09:53
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 121二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 05:29:03
さてさて誘拐ターゲットはどうなるやら
- 122二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 12:36:43
保守
- 123二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 20:30:51
このレスは削除されています
- 124二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 20:32:11
このレスは削除されています
- 125五寸釘25/06/09(月) 21:05:21
~~合宿三日目の朝、宿泊施設前にて~~
相澤「おはよう諸君、今日も個性伸ばし」
??「おい!!『ゆり』って奴はどいつだ!!」
施設前でA組生徒が集まり、彼が話していると、そこに幼い男の子の怒号が響く。
皆が声のした方向を見ると、そこには初日に『洸太』と呼ばれていた男の子がおり、彼はその顔に強い怒りを浮かべ、生徒達の方へ歩いて来ていた。
緑谷「洸太君!?なにかあったの?」
百合「『ゆり』は私だよ、どうしたの?」
洸太「お前なんなんだよ!!」
集まっている生徒達の前まで来た洸太に二人は近付き、出久は屈み、百合はしゃがんで声を掛けるが、彼は百合に向かって叫ぶ。 - 126五寸釘25/06/09(月) 21:08:48
緑谷「洸太君、落ち着いて…!」
洸太「お前に『恐れるな』って!!そう伝えろって!!『真っ黒な阿修羅みてぇな奴』が夢に出てきたんだよ!!」
百合「ぇ……」
一同「!?」
相澤(まずいッ!)
彼の言葉を聞いた瞬間、百合の表情が消え失せ、そして青ざめた。
それと同時に、彼女の脳裏に『仏様』の姿を父に聞いたあの夜の記憶、初めて相澤に全てを話した日の記憶が過る。
百合『(「私が姿や名前を知るとまずいことになる存在」)』
百合『「その存在が憑いている者。つまり…私がその姿や名前を知ると、まずいことになる存在で…」』
相澤「ッ!釘貫ッ」
お茶子「百合ちゃん!」
そのままふらりと倒れ掛けた彼女を相澤が抱き止め、お茶子を始めとした友人達が必死に声を掛けるが、禁忌を踏まされた彼女の意識は暗闇へ落ちていた。 - 127五寸釘25/06/09(月) 21:10:59
- 128五寸釘25/06/09(月) 23:02:34
~~その日の訓練中にて~~
砂上瀬芦切「…」
相澤「補習組、動き止まってるぞ!」
切島「!うすっ!」
芦戸「すいません、釘貫が心配で…」
はっとした様子で再び動き始めた切島の隣で彼女はそう返した。
彼女の言葉を聞いたことで生徒四人の動きが再び止まる。
砂上瀬芦切「…」
相澤「気持ちはわかる。だが、今はこれに集中しろ。あいつが目覚めたら連絡が来ることになってる。
お前らは個性の強化だけじゃない。何より期末で露呈した立ち回りの脆弱さ」
砂上瀬芦切「うっ!」
相澤「お前らが何故ほかのクラスメイト達より疲れているか、その意味をしっかり考えて動け」
一同「は、はい…」 - 129五寸釘25/06/09(月) 23:04:56
そう、昨晩この五人は午前2時まで期末試験の補習をさせられていたのだ。
そのため、眠気は今朝の騒動で吹き飛んだものの、補習の疲れは残っており、全員くたくたになっているのである。
相澤「麗日青山、お前らもだ。赤点こそ逃れたがギリギリだったぞ。30点がラインだとして、35点ぐらいだ」
青山「!?」
お茶子「げぇ!?ギリギリ…」
青山「心外…」
相澤「気を抜くなよー。みんなもダラダラやるな。
…何をするにも原点を常に意識しとけ。向上ってのはそういうもんだ。なんのために汗かいて、なんのためにこうしてグチグチ言われるか、常に頭に置いておけ」
爆豪(原点…)
轟(原点…)
緑谷(原点…)
緑谷「!そういえば、相澤先生、もう三日目ですが…」
相澤「言ったそばからふらっと来るな」
緑谷「今回オールマイト…いや、ほかの先生方って、来ないんですか?」 - 130五寸釘25/06/09(月) 23:06:56
相澤「合宿前に言った通り、敵に動向を悟られぬよう、人員は必要最低限。そして特に、オールマイトは敵側の目的の一つと推測されている以上、来てもらう訳にはいかん。
良くも悪くも、目立つからこうなるんだあの人は…ケッ」
緑谷(悪くもの割合がデカそう…)💧
緑谷(…そっか、オールマイト、来ないのか…)
ピクシーボブ「ねこねこねこ!それよりみんな!今日の晩はね!クラス対抗、肝試しを決行するよ!
しっかり訓練したあとは、しっかり楽しいことがある!さあ飴と鞭ぃ!」
拳藤「あぁ、忘れてた…」
耳郎「怖いのマジやだ…」シナシナ
常闇「…闇の饗宴…」
鱗「イベントらしいこともやってくれるんだ…」
物間「へ、ヘヘヘッ、対抗ってところが気に入った…」ゲッソリ
ピクシーボブ「というわけで!今は全力で励むのだー!」 - 131五寸釘25/06/09(月) 23:09:04
AB一同「イェッサー…!」✊
緑谷「…原点…オールマイト」
虎「おい」
緑谷「!」
虎「プルスウルトラは?」ゴゴゴゴ
緑谷「はっ!↑、はい!」
こうして、皆は百合を心配しつつも訓練に励むのであった。 - 132五寸釘25/06/10(火) 00:01:58
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 133二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 07:22:51
保守
- 134二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 15:04:56
百合ちゃん大丈夫か……?
- 135五寸釘25/06/10(火) 19:39:08
~~????~~
いつものように教室に入る百合。そんな百合を笑顔の友人達が迎える。
お茶子「百合ちゃん!おはよう!」
梅雨「おはよう百合ちゃん」
緑谷「おはよう釘貫さん!」
飯田「おはよう釘貫君!」🖐️
常闇「おはよう釘貫」
百合「おはようございます」
百合は笑顔で返事をして席に着いた。
すると、前の席に座っていた八百万が振り向き、笑みを浮かべながら百合に話し掛ける。 - 136五寸釘25/06/10(火) 19:45:21
八百万「釘貫さん。林間合宿、楽しみですわね」
百合「そうですねぇ」
百合も笑みを浮かべながらそう返すが、彼女はこの状況に違和感を覚えた。
百合(あれ…この話、どこかで…)
彼女がそう考えた次の瞬間、コーン!という大木に釘を打ち込んだかのような音が響き渡る。
…気が付くと、彼女は机と椅子がなくなった教室の真ん中に立っており、彼女の周囲には相澤を始めとした雄英の教師陣とクラスメイト達が倒れていた。
彼らの胸にはまるで空間ごとくり貫いたかのような綺麗な大穴が開いており、なかには頭部に大穴が開き、顔がなくなっている者もいる。
それを見た百合の表情は絶望に歪み、胸に穴が開いているお茶子を急いで抱き起こした。
しかし、お茶子の顔に生気はない。
百合「やだ…お茶子ちゃん…先生…みんな…」
次の瞬間、再びコーン!という音が響き渡る。
百合は林間合宿の宿泊施設前に立っていた。
彼女の周囲にはお茶子、梅雨、常闇、尾白、相澤、ラグドール、洸太が彼女を取り囲むように立っており、彼らは生気のない無表情で話し出す。 - 137五寸釘25/06/10(火) 19:46:33
梅雨「百合ちゃんがあの時、私達に話さなければ」
常闇「俺達は殺.されなかった」
胸に穴が開いている梅雨と常闇が告げた。
尾白「君があの時黙っていれば」
お茶子「私達は死ななかった」
頭部に穴が開き、顔がなくなっている尾白とお茶子が告げる。
相澤「お前が雄英に来なければ、俺もミッドナイトさん達も死ななかった」
ラグドール「あちきも巻き込まれなかった」
顔がなくなっている相澤と、胸に穴が開いているラグドールが告げた。
洸太「お前がいなければ、みんな死ななかったんだ」
お茶子「貴女なんかと、友達になるんじゃなかった」
顔がなくなっている洸太とお茶子が告げる。
百合はその場にへたり込み、絶望に歪んだ表情で呟いた。
百合「そんなっ、私…嫌…嫌だ……嫌だ!!」 - 138五寸釘25/06/10(火) 21:40:14
~~???にて~~
百合「!」
彼女が叫んだ瞬間、彼女は薄暗い和室で目を覚ます。
冷や汗をかき、荒い呼吸をしながら布団で天井を見つめる百合は、隣から声を掛けられた。
ラグドール「大丈夫?すごく魘されてたよ」
百合「…ラグドぉ…さん…」
百合はゆっくりと視線を動かし、心配そうに微笑む彼女を見て声を出す。
ラグドール「大丈夫、あちきはイレイザーの資料で釘貫ちゃんのこと、全部知ってるから。
あきちも含めてみんな無事だよ。なにも起きてないから安心して」
百合「じゃあ…こっちにいない先生方は…私の、両親は…」
ラグドール「大丈夫、みんな無事だよ」 - 139五寸釘25/06/10(火) 21:42:07
百合「…」
百合はその言葉を聞くと、ゆっくりと上半身を起こしてラグドールに抱きついた。
そして、彼女がゆっくりと百合を抱きしめ返し、背中をさすり始めると、百合は大粒の涙をぽろぽろと流して泣き始める。
百合「…みんなっ、巻き込んじゃいましたっ…
…戻れないところまでっ、巻き込んじゃいましたっ…!」
ラグドール「大丈夫」
百合「…あんなっ!…小さい子までっ…!」
ラグドール「大丈夫、あちきらが絶対解決してあげるからね。
絶対誰も死.なせないし、あちきらも絶対死.なないからね」
百合「…」
その後、この部屋には『ごめんなさい』と言い続け、泣きじゃくる少女の声と、そんな少女を慰める女性の優しい声が響いていた。 - 140五寸釘25/06/10(火) 23:18:06
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 141二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 07:34:44
保守
- 142二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 15:04:17
保守
- 143二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 21:18:23
大丈夫よ、百合ちゃん……ヾ(・ω・`*)
- 144五寸釘25/06/11(水) 21:53:55
すいません!今日は続き出せないので明日出させていただきます!
- 145二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 05:06:41
☆ゅ
- 146二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 12:16:54
保守
- 147五寸釘25/06/12(木) 20:38:04
〜〜その後、和室にて〜〜
ラグドール「…落ち着いた?」
百合「…はい…」
ラグドール「体調は大丈夫?どこか痛かったりしない?」
百合「…はい、大丈夫です…」
二人は互いを抱き締めたまま話し合う。
ラグドール「よかった…じゃあ、釘貫ちゃんには怖いかもしれないけど、今後の話をするね」
百合「!はい…」
彼女の言葉を聞き、百合はびくりとしながら返した。
彼女はそんな百合の頭を撫でながら話を始める。 - 148五寸釘25/06/12(木) 20:41:39
ラグドール「大丈夫。今回は良いこともあったから、落ち着いて聞いて。
…まず、釘貫ちゃんに対する情報規制の話。
あちきらは、釘貫ちゃんがイレイザーに話した通り、その話に出てきた存在の名前とか姿とか、本当に危ない情報、つまり、引き金になりそうな情報が釘貫ちゃんに認識されないようにしてたの。
イレイザーが釘貫ちゃんから聞いた内容から、『どこまでがセーフでどこからがアウトか』っていうのを考えてね。
で、当然あちきもそれを知ってるわけなんだけど、『その情報規制はこれからも続けていくよ』って話。
二つ目の話は今回のことについて。これがさっき言った『良いこと』だよ」
百合「良いこと…」
ラグドール「うん。今まで釘貫ちゃんは、『あの存在の姿や名前を知っちゃいけない』って考えてたでしょ?
それで今日、あんなことが起きちゃったけど、釘貫ちゃんもあちきらも全員無事。ってことはさ、『大まかな姿の情報は知っても問題なかった』ってことだよね?」
百合「!ってことは…」
ラグドール「そう、解決に大きく近づけたってこと。
まあ念の為、追加の情報が釘貫ちゃんに入らないように情報規制は続けるけどね」
そこまで話し終えると、彼女はゆっくりと百合の両肩を掴んで自身から離し、目を合わせてこう言った。
ラグドール「話はこれでおしまい!お腹すいてない!?」 - 149五寸釘25/06/12(木) 23:09:10
~~その後、外の広場にて~~
梅雨「!百合ちゃん!」
片腕でラグドールの腕を抱き締め、もう片方の手でラグドールの手を握っている百合の姿を見た梅雨が二人に駆け寄る。
あの後、百合がラグドールに『皆と会いたい』と言ったことで夕飯を作っているAB二クラスが集まっている広場に向かうことになり、二人はここに来たのだ。
百合「!梅雨、ちゃん…」
梅雨「百合ちゃん、大丈夫…?」
駆け寄ってきた彼女に不安そうな表情でそう呟く百合に、彼女は心配そうにたずねる。
その様子を近くにいた飯田や庄田が心配そうに見守っていると、百合はラグドールの手を握っていた手をゆっくりと放し、梅雨の手を握った。
彼女はそのままゆっくりとラグドールから離れ、梅雨を抱き締める。
そうして彼女を抱き締めていると、百合はぽろぽろと涙を流し、静かに泣き始めた。
梅雨「…大丈夫よ、百合ちゃん。大丈夫だからね」
彼女はそんな百合をゆっくりと抱き締め返し、背中をさするのであった。 - 150五寸釘25/06/13(金) 00:05:57
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 151二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 07:56:12
保守
- 152二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 16:54:09
(´ᗜ`*)キット ダイジョーブ!
- 153五寸釘25/06/13(金) 20:14:35
これから今日の分を投稿しますね!
- 154五寸釘25/06/13(金) 21:05:37
~~外の広場にて~~
百合「…」
百合は自身が泣き止んでから暫くすると、そっと梅雨を放した。
彼女は百合から離れると、百合の目を見ながらゆっくりと手を繋いでこう告げる。
梅雨「行きましょ、百合ちゃん」
百合「…はい…」
微笑みを浮かべている二人を、皆も笑顔で迎えた。
その後、食材の下拵えを手伝おうとする百合が(今の釘貫(今の百合ちゃん)に刃物を…!?)と心配しながら見守られるということもあったが、夕食作りは無事終了し、皆で夕食を食べるのであった。 - 155五寸釘25/06/13(金) 22:01:32
~~その日の夜にて~~
ピクシーボブ「さて、腹も膨れた!皿も洗った!お次は~!」
芦戸「肝を試す時間だ~!」
砂上瀬切「試すぜー!」
相澤「その前に」
五人「!」(ピタッと固まる)
相澤「大変心苦しいが、補習連中はこれから俺と授業だ」
芦戸「う そ だ ろ ー !?」
相澤「すまんなぁ、日中の訓練が思ったより疎かになってたので、こっちを削る」(捕縛布で五人を拘束しながら) - 156五寸釘25/06/13(金) 22:04:04
相澤「あとすまんが、釘貫も少し来てくれ」
百合「私もですか?」
相澤「前に参加できなかった授業があっただろ?あの範囲でわからないところを専用のプリントで勉強してもらうだけだ。
そこまで掛からんから、終わったら肝試し組の方に戻っていいぞ」
百合「わかりました」
八百万「釘貫さん、よろしければ私が…」
百合「あぁいえ、八百万さんは肝試しを楽しんできてください。
専用のプリントなら大丈夫でしょうから」
八百万「そうですか…」
百合「では、少し行ってきますね」
その後、百合は水揚げされた魚のように暴れながら連行される五人の後ろについていく形で補習部屋へ向かうのであった。 - 157五寸釘25/06/13(金) 22:44:41
~~その後、補習組の移動中にて~~
捕縛布で拘束されたまま歩いてる芦戸「あぁ~!私達も肝試ししたかった~…!」
同じく拘束されたまま歩いてる切島「飴と鞭っつったじゃん!飴はぁ!?」
拘束されたまま歩いてる上鳴「サルミアッキでも良い。飴をください先生…!」
相澤「サルミアッキ旨いだろ」
六人の後ろを歩いてる百合「好き嫌いが分かれる味なんでしたっけ…」💧 - 158二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 06:34:21
☆ゅ
- 159二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 14:01:06
好き嫌いが分かれるじゃ済まないかなあ……
- 160五寸釘25/06/14(土) 16:10:16
~~補習組到着後にて~~
相澤「今回の補習では、非常時での立ち回り方を叩き込む。周りから遅れをとったっつー自覚を持たねぇと、どんどん差開いてくぞ。
広義の意味じゃあこれも飴だ。ハッカ味の」 - 161五寸釘25/06/14(土) 16:14:15
百合ちゃんはハッカ味が
dice1d4=3 (3)
1好き
2普通
3苦手
4嫌い
- 162五寸釘25/06/14(土) 17:00:47
切島「ハッカは旨いですよ…」(うなだれながら)
百合(私は苦手なんだよねぇ…食べられないわけじゃないけど…)
物間「あれー?おかしいなぁ。優秀な筈のA組から赤点が六人も?B組は僕一人だけだったのに?」
上鳴「どういうメンタルしてんだお前ェ!!」
相澤が扉を開けた先にはブラドに補習を受けさせられている物間がおり、座ったまま煽ってくる彼に上鳴がツッコミを入れた。
相澤「釘貫は赤点じゃないから違うぞ」 - 163五寸釘25/06/14(土) 17:03:03
切島「昨日も全く同じ煽りしてたぞ」
百合(そうなんだ…)💧
芦戸「心境を知りたい…」
そうして皆が席に着くと、アハハと笑っていた物間がピタリと止まる。
物間「ん?六人…赤点じゃない…君はどうして来たんだい?」
百合「受けられなかった授業がありまして、その範囲でわからないところを専用のプリントで勉強するそうです」
物間「あぁ、期末は終わったし、授業代わりか」
相澤「ブラド、今回は演習やりたいんだが」
ブラド「俺も思っていたぜぇ、言われるまでもなく」
次の瞬間、一同にマンダレイのテレパスが届いた。 - 164五寸釘25/06/14(土) 18:30:57
マンダレイ『みんな!』
切島「マンダレイのテレパス…」
芦戸「これ好き~。びくってする」
上鳴「交信できる訳じゃないから、ちょい困るよなぁ」
相澤「静かに」
マンダレイ『敵二名襲来、ほかにも複数いる可能性あり。動ける者は直ちに施設へ。
会敵しても、決して交戦せず撤退を!』
百合(!?)
彼女の声を聞いた瞬間、百合の脳裏に護衛初日の記憶が過る。
相澤『USJでの襲撃、覚えてるだろ。
あれを指示した黒幕が、お前を狙っている可能性がある』
百合(まさか…!
でも、どうやってここを…)
相澤「ブラド、ここを頼んだ。俺は生徒の保護に出る!」
彼はそう言って部屋を飛び出した。
相澤(…考えたくないな…!) - 165五寸釘25/06/14(土) 18:33:14
彼が建物を出ると、そこには火の粉と煙を上げる森が広がっていた。
相澤(!まずいな…)
??「心配が先に立ったかイレイザー?」
相澤「!?ブラド!」
次の瞬間、いつの間にか隣に立っていた男が相澤に青い炎を放つ。
??「邪魔はよしてくれよプロヒーロー…用があるのはお前らじゃない」 - 166五寸釘25/06/14(土) 22:34:11
すいません!今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 167二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 06:11:20
定期的な更新いつもありがとう!
体調崩しやすい気候なのでお気をつけて - 168二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 15:13:45
保守
- 169五寸釘25/06/15(日) 16:41:07
ありがとうございます!
- 170五寸釘25/06/15(日) 16:42:56
これから今日の分を投稿しますね!
- 171五寸釘25/06/15(日) 17:28:10
~~その頃、マンダレイ達の居場所にて~~
?「ご機嫌よろしゅう雄英高校。我ら敵連合、開闢行動隊!」
尾白「敵連合!?なんでここに…!」
トカゲのような男の言葉に尾白は驚く。
??「この子の頭、潰しちゃおうかしらどうかしら?ねぇ、どう思うぅ?」
倒れているピクシーボブの頭に細い柱のような武器を乗せている男が楽しそうに言った。
虎「させぬわこのッ」
?「待て待て!早まるなマグ姉!虎もだ!落ち着け!
生殺与奪は全て、ステインの仰る主張に沿うか否か」
緑谷(ステイン!)
飯田「奴の思想にあてられた連中か!」
両者の間に立ち、双方の行動を止めたトカゲのよな男に彼はそう返す。
男は言葉を続けた。
?「あーそう!俺は、そうお前、君だよ眼鏡君!保須市でステインの終焉を招いた人物ゥ!
申し遅れた。…俺は、スピナー。彼の夢を紡ぐ者だ」 - 172五寸釘25/06/15(日) 17:29:47
緑谷「!」
スピナーと名乗った男は大量の刃物を纏めた大きな武器を構える。
それを見たマンダレイも緑谷を下がらせて構えた。
虎「…なんでもいいがな貴様らァ…その倒れてる女ピクシーボブは、最近婚期を気にし始めててなぁ、女の幸せ掴もうって…いい歳して頑張ってたんだよ…!
そんな女の顔傷物にしてッ!男がへらへら語ってんじゃないよッ!!」
スピナー「ヒーローが人並みの幸せを夢見るかァァ!」
マンダレイ「虎!指示は出した。ほかの生徒の安否はラグドールに任せよう!私らは二人で、ここを抑える!
みんな行って!いい?決して戦闘はしないこと。委員長引率!」
飯田「承知しました!行こう!」
そうして彼は尾白、峰田、口田、緑谷の四人を連れていこうとするが、何故か止まっている緑谷に振り向き声を掛ける。
飯田「緑谷君!」
緑谷「先に行ってて!」
飯田「なにを!」
緑谷「マンダレイ!」
マンダレイ「!」
緑谷「僕、知ってます!」
彼の言葉に驚く飯田に構わず、彼は彼女にそう告げた。 - 173五寸釘25/06/15(日) 17:58:41
~~その頃、森にて~~
鉄哲「拳藤!」
拳藤「!」
彼女が小大を手で包みながらガスの中を走っていると、そこに意識を失っている塩崎を抱き抱えている彼が現れる。
二人はガスマスクを着けており、彼女はそれについてたずねた。
拳藤「鉄哲、茨!なにそのマスク!」
鉄哲「A組の八百万が近くにいて、作ってもらった。
泡瀬がB組らの待機位置を案内して救助にあたってる。
使え!沢山貰った」
拳藤「ありがとう」
彼女達はマスクを着け、話しを続ける。
拳藤「早く施設へ戻ろ。敵がどこにいるかもわからないし危ない」 - 174五寸釘25/06/15(日) 17:59:59
鉄哲「いや、俺は戦う。塩崎や小大の保護を頼む」
拳藤「はぁ!?交戦は駄目だって…!」
鉄哲「お前はいつも、物間を窘めるが、心のどこかで感じてなかったか?A組との差…」
拳藤「!」
鉄哲「俺は感じてたよ。同じ試験で雄英入って、同じカリキュラム。何が違う…明白だ!奴らにあって俺達に無かった物、ピンチだ!
奴らはそいつをチャンスに変えていったんだ。
釘貫のことだって、奴らはクラス一丸となって戦い続けてる!
当然だ。人に仇なす連中に、ヒーローがどうして背を向けられる!」
拳藤「鉄哲!」
鉄哲「止めるな拳藤。一年B組ヒーロー科、ここで立たねばいつ立てる!
見つけ出して、俺が必ずブッ叩く!」
拳藤「…」
そんな彼を見て、彼女は骨抜と塩崎を介抱している小大、そして意識を失っている二人を心配そうに見つめた。 - 175五寸釘25/06/15(日) 19:18:02
~~崖にて~~
マンダレイ『洸太、洸太!私のテレパス聞いてた!?早く施設に戻って!
私ごめんね、知らないの!貴方がいつもどこへ行ってるか!ごめん洸太!助けに行けない!すぐ戻って!』
マンダレイのテレパスによる声を聞く洸太の前には仮面を着けた大男がおり、洸太は後退ってその男から離れていた。
男は彼に近付きながら話す。
?「見晴らしの良い所を探して来てみればどうも資料に無かった顔だ…
なぁ、ところでセンスの良い帽子だなぁ子供。俺のこのだせぇマスクと交換してくれよ。新参は納期がどうとかってこんな玩具つけられてるの」
洸太は背を向け、悲鳴を上げながら男から逃げ出した。
しかし…
?「あぁおい…」
洸太「!?」
男は仮面を外しながら筋力を利用した高速移動で彼の前に跳び、彼は先回りされてしまう。 - 176五寸釘25/06/15(日) 19:19:51
?「景気付けに一杯やらせろよォ…なァ…!」
洸太「!?」
男の顔が見え、彼は驚く。
男の顔は両親が亡くなった際のニュースでテレビに映し出されていた仇のものだったからだ。
洸太「お前っ…!
…パパ、ママっ…!」
そして、男が拳を振り上げ、振り下ろした瞬間…
緑谷「!」
駆け付けた出久が飛び込みながら洸太を抱き締めることで直撃を免れた。 - 177五寸釘25/06/15(日) 23:10:55
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 178二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 06:27:07
保守
- 179二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 12:19:59
建物にいるし、百合ちゃんは多分無事コース、かな?
本人もしかしてで罪悪感ヤバそうだけど - 180五寸釘25/06/16(月) 19:02:38
洸太「なんで…」
?「ぁ~お前は、リストにあったなァ…」
緑谷(敵と接触させないために来たのに…ピンポイントで敵がいるなんて…!
クソッ、今ので携帯壊れたッ。みんなにここを知らせずに来ちゃった…となると前みたいに増援は望めない…
一人だ…僕一人…一人でなんとかこの敵を…洸太君を守りつつ、やれるかどうか…!)
彼が振り向くと、そこには涙を流しながら自分と敵を見ている洸太がいた。
緑谷(じゃないィ!やるしかないんだ!今、僕一人の力でッ!)
彼は拳を握り締めて洸太に告げる。
緑谷「大…大丈夫だよ洸太君…!
必ず、助けるから!」 - 181五寸釘25/06/16(月) 19:07:15
~~森にて~~
爆豪「クッソ…!」
轟「このガスも敵の仕業か…ほかの奴らが心配だが仕方ねぇ、ゴール地点を避けて施設に向かうぞ。ここは中間地点のラグドールに任せよう」
爆豪「指図してんじゃn!?」
意識を失っている円場を背負って歩く轟と爆豪の視界にあるものが映る。
轟「人…」
爆豪「あれは…!
おい、俺らの前、誰だったァ…?」
轟「常闇と…障子…!」
それは二人に背を向け、地面に両膝をついている黒い服の人物と、切断された誰かの右手であった。
?「綺麗だ、綺麗だよ…駄目だ仕事だ、見惚れてた…ああぁいけない、綺麗な肉めぇ…ああ、もう誘惑するなよ…仕事しなきゃ…」
そして、黒い服の男が立ち上がり、振り向く。
その顔は拘束衣に覆われ、口を開口具で固定されていた。
爆豪「…交戦すんなだァ…?」 - 182五寸釘25/06/16(月) 19:56:59
~~マンダレイ達の居場所にて~~
スピナー「テメェらのような利己的なヒーロー擬きはァ!粛清対象だァ!」
マンダレイは横薙ぎに振られた彼の武器を後方へ跳ぶことで避け、テレパスを送る。
マンダレイ『スピナー、敵ながらカッコいいじゃない。好みの顔してる❤️』
スピナー「えっ❤️」
マンダレイ「なに照れてるの!?ウブね!」
テレパスの言葉によって止まった一瞬の隙を突き、彼女はスピナーに猫爪を振るった。
しかし、彼はギリギリの所でそれを避ける。
スピナー「!?なんて不潔な手を!尻軽女めが!」
そして二人が睨み合っていたその時、彼女の身体が宙に浮き、マグ姉と呼ばれていた男の方へ吸い寄せられていった。
マンダレイ「!?」
マグ姉「おいで飼い猫ちゃ~ん」
マンダレイ「!」
だが、二人があと少しで接触するというタイミングで虎が彼を殴り、それによって吸い寄せが止まったことで彼女は落下する。 - 183五寸釘25/06/16(月) 19:58:51
マグ姉「!?」
虎「そうはして!させぬわ!」
虎は拳を振り抜き続けた。
虎「引石健磁!敵名マグネ!
強盗致傷9件!殺人3件!殺人未遂29件!!
ヌゥゥ!!」
マグネは彼の拳を避け続け、最後のアッパーを両手で受け止める。
マグネ「やだ私有名人…!」
虎「何をしに来た犯罪者ァ…!」
マンダレイ「虎!おかしいよ!まだラグドールの応答が無い!いつもならすぐ連絡寄越すのに!」
虎「!?」
彼女の言葉にマグネはにやけながら返した。
マグネ「さぁ…何故かしらねェ…」 - 184五寸釘25/06/16(月) 21:48:43
~~崖にて~~
?「必ず助けるってェ?」
自身を睨み付ける緑谷に男は笑って続ける。
?「流石ヒーロー志望者って感じだなァ…どこにでも現れて正義面しやがるゥ…」
緑谷「!」
?「緑谷って奴だろォお前…丁度良いよ、お前は率先して殺しとけってお達しだァ。
じっくり甚振ってやっからァ!血を見せろォ!!」
男は上着を脱いで筋繊維を纏わせた右腕で彼に襲い掛かった。
緑谷「クッ!…!?」
彼はその拳を左腕で受けるものの、吹き飛ばされて岩壁に激突する。
?「あいけねぇ。そうそう、知ってたら教えてくれよ。爆豪ってガキと、釘貫ってガキはどこにいる?」
緑谷(!?かっちゃんと釘貫さん!?)
?「一応仕事はしなくちゃァよォ!」
緑谷「!」 - 185五寸釘25/06/16(月) 21:50:18
驚く彼に男は再び拳を振り抜いた。
しかし、出久はギリギリの所でそれを避け、男の拳は岩壁に当たる。
緑谷(目的は、かっちゃんと釘貫さん!?なんで!?)
?「答えは『知らない』で、いいか?いいなァ?
よォしじゃア!遊ぼォ!!」
緑谷「!」
男は拳を避けたことで宙に浮いている彼の腹を蹴り飛ばし、身体を岩壁に激突させた。
その後、地面に落下し、倒れている彼を見て、男は笑いながら言い放つ。
?「血だァ!いいぜこれだよォ!楽しいなァ!
なんだっけェ、必ず助けるんだろォ?なんで逃げるんだよォ!おっかしいぜェお前ェ!」
緑谷(あの筋みたいな個性、なんて速さ!なんて威力!駄目だ、かっちゃんと釘貫さんのことは今は考えるな!集中しろ、目の前の敵に!
スマァァァッシュゥゥゥゥ!!)
彼は立ち上がり、OFAの超パワーによる拳を叩き込んだ。
しかし…
?「なんだァ…それが個性かァ…?
良い速さだが力が足りねェ!!」
緑谷「!?」 - 186五寸釘25/06/16(月) 21:51:50
男は右腕に纏わせた筋繊維でそれを正面から受け止め、薙ぎ払う形で彼をパワー負けさせて吹き飛ばしてしまった。
?「俺の個性は【筋肉増強】!皮下に収まんねぇ程の筋繊維で底上げされる速さ!力ァ!!
何が言いてぇかってェ?自慢だよォォ!!
つまりお前は俺の!完全な劣等型だァ!」
緑谷「!」
男は立ち上がった出久に拳を振り下ろし、出久は後方へ跳ぶことでそれを避ける。
?「わかるかァ俺の気持ちがァ!?笑えて仕方ねぇよォ!!」
出久「!」
だが、男は再びそのスピードで彼に追いつき、彼を殴り飛ばすことで地面に叩き付けた。
男は倒れている彼に言い放つ。
?「必ず助けるゥ?どうやってェ!実現不可の綺麗事宣ってんじゃねぇよォ!!
自分に正直に、生きようぜェェェ!!」
そして、男が彼に拳を振り上げたその時であった。
男の後頭部に小石が当たり、彼は振り向く。
?「?」
洸太「…ウォーターホース…!
パパ、ママも…そんなふうに甚振って、殺.したのか!?」 - 187五寸釘25/06/16(月) 22:51:02
石を投げたのは、一人の幼い男の子であった。
彼は死の恐怖に怯えながらも男に立ち向かう。
緑谷「…!」
?「あァ?マジかよ、ヒーローの子供かよォ。運命的じゃねぇのォ!
ウォーターホース、この俺の左目を義眼にしたあの二人だァ…」
洸太「お前のせいで、お前みたいな奴のせいで!!いつもいつも!!こうなるんだ!!」
男は呆れたように言った。
?「ガキはそうやってすぐ責任転嫁するゥ…」
洸太「!?」
?「よくないぜェ?俺だって別にこの目のこと恨んでねぇぞォ?
俺は人を殺.したかっただけで、あの二人はそれを止めたがった。
お互いやりてぇことやった結果さァ」
洸太「…」
その言葉に洸太は呆然と立ち尽くすが、男は言葉を続ける。
?「悪いのはできもしねぇことをやりたがってたァ!テメェのパパとママさァァァ!!」
男が彼に拳を振り上げながらそう告げた瞬間、男の背後で倒れていた出久が男の方に跳んだ。 - 188五寸釘25/06/16(月) 22:54:23
?「となったらそう来るよな!ボロ雑巾ー!!」
出久「悪いの!お前だろ!!」
彼は振り向いた男が纏っている右肩の筋繊維に左腕を突っ込むことで自身の身体を固定する。
出久「捕まえた!これで速さは関係無い!」
?「でなんだァ?力不足のその腕で殴るのかァァ!?」
出久「できるできないじゃないんだァ!!
ヒーローは!命を賭して!綺麗事実践するお仕事だァァァ!!」
右手を握り締める彼を見て、男は違和感を感じた。
そして… - 189五寸釘25/06/16(月) 22:55:48
?(なんだ?)
出久(OFA、100パーセントォ!!)
?(さっきまでと、様子が…!)
出久(スマァァァァァッシュゥゥゥゥ!!!)
次の瞬間、凄まじい衝撃が二人のいた場所を吹き飛ばした。
洸太「うっ!あぁ!…ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
!…あっ…」
出久「ごめん!吹っ飛ばして!」
その風圧で洸太は吹き飛び、崖から落下しそうになるものの、出久が彼のシャツを歯で噛み締めることによって落下を防ぐのであった。 - 190五寸釘25/06/17(火) 00:16:58
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 191二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 06:40:48
やっぱ百合ちゃんも狙われとる……
- 192二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 15:01:58
保守