- 1二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 08:01:06
あの…何してるんですか…?
T「まずは並走で走り方を見ようかと、その後の方がアドバイスしやすいし」
はぁ…(トレーナーさん…普通のヒトよね…?それなのに私と並走…?バカにされてるのかしら…?)
T「それじゃとりあえず1000m直線で走ろうか。全力で走ってみて?」
…良いでしょう、後悔しないで下さいね?(ふふ、全力…ですか。見ると言っていましたが、目にも止まらないと思いますよ?)
T「それじゃいくよー、よーい…ドン!」
ふっ!(…ふふ、もう居ないじゃないですか。よく並走などと…)
T「おっと、行き過ぎちゃったね。少しスピードを落とすね?」
なっ…!?(前に…!?なぜ…!?全力は出していなくともウマ娘である私を一瞬で抜き去って前に…!?)
T「うーん、ふむふむ。いいね!」
ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!(嘘でしょ!?全力よ!?どうして息も乱れず並走しているの!?しかも走りながら話しかけてくる!?)
あああああああ!!!!
T「お、スパートかけてきたね!!いいねいいね!そう!腕の振りは大きく!!足はしなやかに!!いいよ!!」
うわあああああああ!!!!(お、追いつけない…!追い越せない…!!なんなの!?なんなのよこの人!?) - 2二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 08:05:08
🍑
- 3二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 08:13:25
T「うんうん、お疲れ様!それでね、問題点なんだけどスタート時の加速とスパートで最高速度に到達するまでが少し長いね。速度自体は申し分無いから加速力を重点的に鍛えていこうか!」
ぜぇーぜぇー(1度も抜けなかった…息も乱れてない…化け物よ…)
T「はい、水だよ。息を整えたらパワートレーニングしていこうね!」
あ、ありがとう…ございます…(…ふぅ…生き返る…何…あのタイヤ…ロープ付いてるけど…片手で引っ張ってるしそこまで重くないのかしら…?)
T「回復したかな?それじゃこれ引っ張ってパワートレーニングしようか!」
は、はい…いっ!?(お、重い!?微動だにしないわ!?これ片手で引っ張って来たわよね!?)
T「ん…?ちょっと重かったかな?それじゃ私が少し後ろから押すから歩いてみようか」
ぐ、うううう!んんんんん!!(う、動いた!?でも重い…!なんてハードなの…!?トレーナーさんってみんなこうなの!?中央…すごいわ…!!) - 4二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 08:36:07
T「スズカ!いよいよデビューだね!!」
はい、とても楽しみです。でも練習ではトレーナーさんに1度も追いつけなくて…少し不安ですね…。
T「あはは!そりゃトレーナーだからね!おちおち追いつかれてちゃ面目が無いよ!」
うふふ、ですよね。トレーナーってすごい職業なんですね。
T「そ、そう?へへ、スズカに褒められるとうれしいなぁ!」
うふふ…(可愛いですねトレーナーさん…)
それじゃ、行ってきます。
T「行ってらっしゃい!」
〜
メイクデビュー、きっとみんな早いのでしょうね。ですが私も負けません。きっとトレーナーさんなら…そう、ゲートが開いたと同時に一気に加速して先頭に立ちます。そして中間からスパートをかけて後続をぶっちぎる。私が何度もやられてずっと背中を追い続けきました…そのイメージ、トレーナーさんの走りをイメージして…走ります…!!
『ゲートイン完了!出走準備が整いました!』
ふぅ……。
『ゲート開きました!』
今ッ!!このまま先頭に!!先…と…う…?(…遅い…?いえ、逃げの作戦の子は居るはず…なのに…遅い。乱れたフォーム。回転の遅い足…足を溜めている…?)
『サイレンススズカ早い!!サイレンススズカ早い!!序盤にも関わらず既に大差をつけている!!』
フッ、フッ、フッ(…今は自分の走りに集中しましょう。…もうすぐ中間。…トレーナーさんなら私にピッタリと併走してきて…もうすぐ…そうここ、ここからスパートをかけます。) - 5二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 08:39:36
『…!!…!!!』
(もう…何も聞こえない。まだ、トレーナーさんを抜けない。背中が見える。足が軽い…でも、追いつけない…それなのに……楽しい…!!)
『サイレンススズカ!!後続を20馬身以上離しての圧倒的差で今ゴールイン!!強すぎる!!このウマ娘に勝てる子はいるのでしょうか!!』
T「やったー!やったねスズカ!!」
ふぅ、ふぅ、ふぅー。はい、勝ちました。…ですがトレーナーさんにはまだまだ追いつけませんね。
T「ふふふ!でも勝利は勝利だよ!帰ったらマッサージとお祝いだね!」
うふふ、楽しみですね。
T「足のケアもちゃんとして…人参ハンバーグにする?いっぱい食べて補給もしないと」
わぁ、トレーナーさんの人参ハンバーグ美味しいから楽しみです!(トレーナーさんのマッサージも楽しみです…嘘のように疲れが取れますし…何よりとても気持ちがいいですから…♪) - 6二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 08:52:22
…トレーナーさん、逃げ以外の走りも出来るんですか?
T「うん?出来るよ!それじゃ2000mで私は追い込みで走ってみるね!」
追い込み…ですか…(中盤にかけて体力を温存する走り方…ですよね。もしかしたら私が先頭のまま走り切れるかも…!)
T「それじゃあ、よーいドン!」
ふっ!(す、すごい!初めてトレーナーさんが視界に居ません!!)
T「ふっふっふっ」
ハッ!ハッ!(これなら…!よし、中盤!スパートを…!?)
T「…」ドッドッドッドッドッドッ
嘘…でしょ…!?(15馬身は離したというのに…!?なんてスピードなの…!?プレッシャーも尋常じゃない…!!でも残り400m!!負けられない…!!)
T「どうかな?スパートかけれそう?」
ヒュッ(もう…隣りに…!?息も乱れてない…!?)
T「お先にいくよー」
ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!?(まだスパートをかけるの!?どういうことなの…!?)
T「ふー。お疲れ様スズカ!はい水!」
お、お疲れ様…でした…はぁ…はぁ…(勝てるビジョンが全く浮かびませんでした…強すぎます…!!) - 7二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 08:59:05
スペちゃん、スペちゃんにもトレーナーさんがついたのね。
スペ「はい!自慢のトレーナーさんです!」
そう、トレーナーさんってすごいわよね。とんでもなく早いのよ。
スペ「(家事のことかな?)ですよね!わかります!」
私1度も勝ったこと無いのよ…。
スペ「(やっぱり家事の事だ!)私もなかなか勝てませんけどこの前先に(起きて)勝ちましたよ!」
……嘘でしょ…!?勝てたって言うの…!?
スペ「はい!あの時は完璧に勝ちましたね!」ムッフー
…すごいわスペちゃん…。本当にすごい…!
スペ「えへへへへへへ」
私も…勝ちたい。勝負してくるわ…!!
スペ「あっ、行ってらっしゃいスズカさん!……スズカさんって家事苦手だったんだなぁ…」 - 8二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 09:00:34
そのトレーナーホントにヒトミミ?
- 9二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 09:04:36
先頭の景色は譲らない(トレの背中)
- 10二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 09:05:48
耳4つ付いてそう
- 11二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 18:17:55
人外トレーナー?