- 1二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:13:47
- 2二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:20:45
- 3二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:39:01
慌てて誤魔化すパターンとそこで恋を自覚するパターンが同時に浮かんだ
- 4二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:39:57
- 5二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:44:51
このレスは削除されています
- 6二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:51:46
- 7二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:53:54
ことね「もしかして星南プロデューサーって、プロデューサーさんのこと好きなんです?」
星南「──ッ…そうね、私は先輩のことが好き」
星南「アイドル失格よね…でもどうしようもないくらいあの人が好き、大好き、愛しているのよ」
ことね(可愛いなこの人…) - 8二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 23:56:40
- 9二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 00:06:28
アイドルや初星学園に詳しくて私に理解があってよくサポートしてくれて優れた能力を持っていて心から尊敬できる人が私の好みのタイプだけれどそれはアイドルにとっての好みのタイプであって決して私自身の好みのタイプというわけではなくてそれに先輩のことを指しているわけでもないわ
- 10二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 02:23:20
全部当てはまってませんかぁ〜?
- 11二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 06:40:07
- 121/225/05/29(木) 10:23:39
「星南プロデューサーって、プロデューサーさんのこと好きなんですか?」
思考がフリーズする、とはこのことか。十王星南はその瞬間に初めてそれを理解した。
場所は空き教室兼事務所。といっても星南の、ではない。プロデューサーを目指してはいるものの、今の彼女はあくまでもアイドル……それも初星学園の、いずれは全てのアイドルの頂点に君臨する「一番星」だ。
この場所はそんな彼女のプロデューサーが使用している場所で、しかし肝心の部屋の主は自分の講義が長引いているとかで今ここにはいない。
代わりにいるのは、星南がプロデュースしているアイドル、藤田ことねだった。
担当プロデューサーであると共に自分の将来目指すものの先輩でもある彼に倣い、なるべく冷静で、堂々と、取り乱すことのないように、頼りがいのある「魔法使い」たらんとことねの前では心がけて――実態はともかくそうあろうと努力している彼女だ。今回も同様に、こんな唐突の問いかけに一瞬固まりはしたものの落ち着いて、普段通りに。
「そっそそそそんなことはなっなな、ないわよ? 私っほら、前に言ったじゃない、先輩の意地悪なところが嫌いって」
「いやあたしそれ知らんし。ってか動揺しすぎじゃないです? 顔真っ赤ですよ」
無理だった。声は震えて視線は泳ぎ、にやにやと笑うことねに指摘されるまでもなく顔が熱い。そんな笑い方をしてもやはり可愛いと思わされる反面、こういう時くらいは憎らしく思わせてくれてもいいのにと考えなくもない。
仕切り直しにわざとらしく咳ばらいをして、深呼吸を一度。ようやく少しは気持ちが落ち着いてきたところで改めて、星南は自身の担当アイドルの目をまっすぐに見た。
「あのね、ことね。私も一応、まだ現役アイドルなの。アイドルが恋愛禁止なんていうのはとても当たり前のことで、だから今の質問にはかなり答えづらいというのを理解してほしいわ」
「でも、恋愛しちゃいけないのと、誰かを好きだナーって思う気持ち自体は別じゃないです? そりゃ現役のうちにやることやっちゃったら駄目だけど、遠い将来引退するとか、アイドルから女優やプロデューサーに転向するとかしたときにも一緒にいたいなって思う事まで駄目ってわけじゃないですよね?」 - 132/225/05/29(木) 10:24:33
「まあ、それはそうだけど。でも先輩のことを好きかといわれると、その。意地悪ばかりだけど、私のことを可愛いって言ってくれたり、ずっと支えてくれていたり、単に顔も好みだったりいろいろあるけど、だからといってすぐそういう気持ちに直結するわけでは」
なんだろう、我ながら泣きたくなるほど苦しい言い訳だ。一番星にあるまじき醜態ではないかと自分の頭を叩きなって、よしやろう驚かせないようにことねには一言伝えてお手洗いにでも行ってそこでやろうと決意したその瞬間。
「じゃあ、好きじゃないんですね? あたしが狙ってもいいんですね?」
そんな一言で頭の中身が全部吹き飛んだ。
頭が真っ白になるというのはこのことか。今日は初めて学ぶ感覚が多すぎる。
「いや正直、星南先輩のプロデューサーってめちゃくちゃ優良物件じゃないですか。頭よし器量よし顔よしなうえに将来有望、多分結婚した相手のこともちゃんと大事にしてくれそうだし。一応星南先輩のプロデューサーだし、お互い好き合ってんのかなーって思ってたから遠慮してたんですけど」
「え、あの、ちょっと待って」
「そういうことなら、ことねちゃんの可愛さでプロデューサーさんを篭絡しちゃうってのも――」
「だ、駄目っ! いくらことねでも駄目よ! 先輩は私のなのっ!」
とっさに出た大声でことねが黙る。思わず怒鳴ってしまったことに罪悪感と、その直後の気まずい沈黙への恐怖感を……いやおかしい。
どうしてことねは、また悪戯っ子みたいににやにやと笑っている?
「……ええと。星南さん。先ほどから、廊下まで声が聞こえているのですが」
「ちょっと前から廊下でこっちの様子、見てましたもんね、プロデューサーさん♡」
「どの、あたりから? ことねは、気付いていたの?」
「俺の、意地悪なところが嫌いといわれたところ辺り、でしょうか」
「……っ! そういうところよ、先輩! そういうところが嫌いっ!!!」
穴があったら入りたい、とはこのことか。柄にもなくプロデューサーの肩を叩きながら、そう思い知る星南であった。
- 14二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 10:27:00
- 15二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 10:36:29
- 16二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 10:55:14
- 17二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 12:12:38
- 18二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 12:48:41
- 19二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 18:56:05
- 20二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 19:20:54
だってこれくらい刺激しないと星南先輩ぜんぜん自分から動こうとしないじゃないですか
油断してるとあたしに限らず他のアイドルに搔っ攫われますよ? 莉波先輩とか
もっと危機感持ったほうがいいと思いまーす
- 21二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 19:27:23
- 22二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 02:43:11
なんだこの可愛い空間