- 1ロブスター22/04/03(日) 21:49:09
- 2二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 21:49:36
吸いますけどすいません
- 3二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 21:49:46
そうだね、逃走経路だね
- 4シャコ22/04/03(日) 21:50:18
フラッシュの肌荒れはおれが直す!
- 5ロブスター22/04/03(日) 21:51:44
というわけで今日は書き溜めがあるから4個くらい落としていくぞ。
- 6二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 21:52:21
4つも?!やずやでさえ2回なのに?!
- 7二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 21:52:25
今度こそ書いてくれますよね?
- 8二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 21:52:54
このレスは削除されています
- 9ロブスター22/04/03(日) 21:52:59
このような荒れスレの時のために我々は牙を研いできた。
- 10二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 21:53:21
ではssを投稿せよ
- 11二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 22:00:11
ロブスター食われたと思っていたのに
- 12ロブスター22/04/03(日) 22:01:20
「フラッシュ、桜の花弁がついてるよ。」
…私と彼で歩く桜並木。彼は私の頭に手を当てる。それはちょっとした頭についたものを取るだけの作業。去れど彼の手が私の頭部に振れる。それだけで私は少し嬉しい。
「取れたよ。」
彼が私の頭上に落ちていたであろう桜色の花弁を見せてくれる。
「ああ、でもこの時期は毛虫が多いから注意だね?」
「…驚かさないでください。」
…心臓に悪い言葉だ。毛虫は見た目が少し怖い。しかしそれ以上に持つ脅威が一番、私は怖い。
「はは、ごめん。でもここら辺のは駆除されているはずだから大丈夫。」
彼の大きな手が許してほしいと言わんばかりに私に当たる。そして丁寧に動かされる指。…この心地よさは何にも代えがたい。
「スケジュールを予定どおりに進めましょう、トレーナーさん。」
名残惜しいけど、もう行かなくちゃならない。もう少し彼の指を感じていたいけど、このスケジュールは進めなくちゃいけない。
「うん、それじゃあ行こうか。」
彼が先導するように前に出る。そして指の感触を残し、惜しむ私に。手を差しのべて。
「これなら、手でも感じられているだろう?」
…ああ、本当に勝てない。それでも良いと私は笑って彼の手を取った。そのまま進もう。この桜並木を。 - 13シャコ22/04/03(日) 22:11:11
そのまま進んでいけ。
俺は砂糖吐いて消えるわ。 - 14二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 22:21:45
- 15海ぶどう22/04/03(日) 22:23:17
「トレーナーさん」
「何?」
「呼んでみただけです」
彼が「そっか」と笑う。
例え用事がなくても、呼んだらすぐに応えてくれるというのはなんと心地の良いものでしょうか。
「フラッシュ」
「どうしましたか?」
「俺もちょっと呼んでみたくなった」
なんともこそばゆく心地の良い時間がゆっくりと過ぎていく。
彼の背に耳を当てると、少し鼓動が早くなったような気がした。 - 16二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 22:23:24
めちゃくちゃ良かったぞ!
- 17二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 22:23:54
すいませんってなんだよ禁煙宣言かよ
すみませんだろうが - 18二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 22:39:47
- 19二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 22:41:37
さすが海産物。俺たちにできないことを平然とやってのける
- 20二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 22:42:37
荒んだスレの貴重な癒し助かる
- 21二次元好きの匿名さん22/04/03(日) 22:50:56
ありがとう海産物
- 22二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 00:47:29
少し大きめのハマグリはいらんかねー
「困りましたね……」
エイシンフラッシュは理事長室で腕を組んで唸っていた。
目の前には小さな理事長と傍に控えるたずな、そして机の上にはお洒落な包装がなされた瓶。
問題となるその中身は──白ワイン。
品行方正なフラッシュが未成年飲酒などする訳もなく、大人(?)側の2人も困りこそすれ咎める顔はしていない。
「日本では20歳からなのを父が忘れてしまっていたのでしょう」
「ああ、なるほど……ドイツは18歳からでしたね」
添えられたカードには進級を祝うメッセージと、愛娘と同じ年、同じ月に生まれたものであることが興奮気味に書かれていた。
「理解っ!しかし申し訳ないのだが、流石にこれを直接君に渡すわけにはいかんっ!」
「承知しております、理事長。では、誰かに……カフェテリアの厨房に譲るなどはできますか?」
「名案っ!学生に持ち歩かせるのも何だから、私が「理事長」たずなに渡してもらおうっ!」
こうして父からの贈り物の行き先が決まった。 - 23二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 00:47:52
送り返すのは憚られ、誰かに2年保存してもらうにも2年後には日本にはいない。
それならば、いつもお世話になっているカフェテリアに活かされた方がいい。
両親へ連絡することと、酒気を飛ばした空き瓶を返して貰えるよう手筈を整えて退室した。
(……でも、やっぱり惜しいですね)
(トレーナーさんに飲んでもらえたら、なんて)
学生からトレーナーに酒を渡したいなど言い出せる筈もなく、後ろ髪を引かれたフラッシュは少し憂鬱だった。 - 24二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 00:48:47
その日、家族と友人に想いを馳せる時間の直前。
珍しく遅い時間に彼女のトレーナーから電話がかかった。視界の端でルームメイトがニヤニヤしている。
「遅い時間にごめん。少しだけ大丈夫かな?」
「ええ、もちろん。珍しいですね」
「実は、カフェテリアから何故かワインが届けられて」
「え?」
「ドイツ製で君の生まれ年月のものだったから。もしかしたら何か関係ある?」
「ええ、実は──」
「……随分な気の遣われ方だなぁ、そういう風に見えてるんだろうか」
「仲が良いと思われるのは悪い気はしませんが、そこまでの関係に見えるような振る舞いはしていない筈なのですが」
「それで、どうしようか?」
「どうぞ。トレーナーさんが飲んでくれるなら、喜んで」
「うーん」
「ワイン、お嫌いでしたか?」
「これ、預かってていい?君が20歳になるまで」
「……っ!トレーナーさん、その頃には私はドイツに帰っていますよ」
つまり、それでも預かるということは。
「一緒に飲もう」
「……はい。『おあずけ』します」 - 25二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 00:49:08
(よく考えれば、ドイツに行ったならその時点で待たずとも合法でしたね)
少し格好のつかない約束に顔を綻ばせ、5分遅れで目を閉じた。
──明日のスケジュールに、1つ追加を。
日本のお酒を探してみましょう。あの人と同じ土地、同じ年月のものを。
ハマグリおしまい。 - 26二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 00:52:59
サンキューハマグリ
- 27二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 07:39:06
今回もいい出汁だった。
- 28二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 15:23:15
今季の蛤の身はデカい