【捏造CP・閲覧注意】カドハベ

  • 1二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 18:57:56

    この二人さぁ....良くない?元々相性はそんなに悪くないと思ってたけど奏章Ⅳで結構仲良くやってるの見たら爆発しちまったよ...

  • 2125/05/30(金) 18:58:14

    という訳で書いた

    藤丸と共にダ・ヴィンチへ特異点トラオムと第七異聞帯のレポートを提出し終え、ストーム・ボーダーの廊下を歩いていると、ふと背後からポテポテとぬいぐるみが走るような音が聞こえてきた。

    「あ!?ここに居たのか!まったく、こっちは探したんだぞ〜。」

    振り返ると五十センチ程の身長で特徴的な薄い桃色の帽子を被った女の子が立っていた。⋯やたら気安い感じだが、もしやこいつもサーヴァントなのだろうか。

    「⋯⋯アンタ誰だ。」
    「あれ?ボクのこと知らない?参ったな〜カルデアでは割と名が知れてる方だと思ったんだけど。」

    「まあ、いっか!知らないなら自己紹介、ボクはハベトロット。糸紡ぎの妖精で、花嫁の味方!気軽にハベにゃんて呼んでいいぜ!」
    「⋯まあ、自己紹介をされたのなら僕もするべきか。僕の名前は、「カドック・ゼムルプス、だろ?」...知っていたのか....」

    「そりゃ当然。キミは良い意味でも悪い意味でも有名だからね〜。」

    良い意味でも悪い意味でも、か。まあそれはそうか。僕はカルデアとは敵対した身だしな。生かして貰えるだけ御の字というものだ。多少の噂は気にしても仕方がない。それに、

    「⋯詳しくは聞かないでおくよ、」
    「まっ、あんまりクヨクヨせずに前向きに行こうぜ!これからよろしくな、カドック!」
    「嗚呼、よろしく頼む、ハベトロット。」

    彼女とは、何となく上手くやって行けそうだ。

  • 3125/05/30(金) 18:58:59

    ハベトロットと話して二週間経った後、僕にはある問題が浮上していた。

    「な〜あ〜、聞いてくれよカドック〜。マスターったら酷いんだよ、前までは周回が終わったら褒めたり撫でたりハグもしてくれたのに、最近は撫でるのもあんまりしてくれないんだぜ?ストレスで爆発しちゃいそうだよ〜。」

    彼女がしょっちゅう僕の部屋に来るという事である。僕の何が彼女の琴線に触れたのかは知らないが、毎日の如く、などと生易しいものでは無く、一日に三・四回訪れる。

    別に、ハベトロットの事が嫌いという訳では決して無いが、こう何度も顔を合わせると精神的に疲れる。

    あと部屋のお菓子がほぼ彼女専用になっているのは些か異議を申したい。⋯今君が食べているものは一応藤丸とマシュからの貰い物なんだけどな?

    「⋯本人に言えば良いだろう.....。それに、何故ココ最近僕の部屋に来る。話し相手ならあの女王様が居るだろう?」
    「モルガンにはあんまりそういう事言えないんだよ〜。もし悩みとか言ったら『成程、ならば私が力づくで全て解決すれば良いでしょう』ってなりそうだし。」
    「⋯確かに言いそうだな。」
    「⋯⋯それに、その〜、何というかカドックには話しやすいんだよね。」
    「それは......気が弱そう、ということか?」
    「別にそんなこと言ってないだろ〜!?卑屈だなカドックは!」

  • 4125/05/30(金) 18:59:11

    うるさいな、こういう男なんだよ僕は、等と思い彼女の方に顔を向けると、彼女の右頬に菓子のクリームが付いているのに気がついた。

    「なあ、頬にクリーム付いてるぞ?」
    「え、どこどこ、」
    「いや、そっちじゃなくてもっと右側の....」
    「ん〜わかんないや、」

    こっち?いやこっち?悩ましげに呟く彼女の姿にはどこか老婆心やもどかしさを掻き立てられる。
    仕方が無いと呟き、彼女の幼子のようなまろい頬に手を伸ばし、付着したクリームを拭って口に含んだ。

    「〜〜っ!?か、カドック!?」
    「ん?どうした?」
    「どうした、じゃなくて!!な、何するのさ!?」

    何故、彼女は急に立ち上がり顔を真っ赤に染めているのだろうか?全く検討がつかない。

    「きょ、今日はもうボク帰る!!」
    「ん?そうか、分かった。また今度な。」

    ドタドタと足音を立てながら部屋を出ていく彼女を尻目にティーカップに注がれた紅茶を嚥下する。

    ──やっぱりこの紅茶、甘いな。

  • 5二次元好きの匿名さん25/05/30(金) 19:19:33

    続けて

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