【閲覧注意】広「P、ちょっといい、かな?」

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:17:26

    ※親愛度20までの内容を含む可能性がある、よ。まだ上げ切っていないよ、という方は注意して。

    「P、ちょっと、いい?」
    「はい。なんでしょう」
    「突然だけど、並行世界って信じる?」

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:17:55

     NIAのFINALEで倉本さんに勝利した翌週の日曜の昼下がり。彼女が突然哲学的な問いを投げかけてきた。安価なファミレスにおでかけをしていた我々。既に昼ご飯となるものは胃の中に収納しており、折角時間が空いたので、NIAでの反省会とこれからの方針を決めようとノートPCを起動したところであった。

    「突然な質問ですね。そうですね、俺は信じてません」
    「なんで?」
    「もし存在していたとしても、観測していないからです。俺の中では観測してない物は無いものとして扱ってますので」
    「そうなんだ。でも、私は信じる、よ」
    「意外ですね。広さんは信じてないと思っていました」
    「私、ね。並行世界を見てきたの」
    「はい?」

     突然のカミングアウトに口につけていたコーヒーを吹き出しそうになった。すぐにカップを皿の上に置き、追求を始める。

    「本当ですか?」
    「うん。本当」

     真面目な顔、真剣な表情。ただごとではないというのはすぐに分かった。観測装置を開発した、という話なのだろうか。

    「どのような意図での発言なのか、というのを何故先の質問をしたのかと共に話していただけませんか?」
    「いい、よ。ちょっとだけ待ってね。ふぅ……」

     少し覚悟が要る事なのだろう。彼女が一呼吸置いた。こちらもノートPCを一度閉じ、彼女の話に耳を傾ける。今は、ファミレスの喧騒が嘘のように聞こえなくなった。

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:18:22

    「まず、ね。P。一週間後に、貴方は死ぬ。どんなに頑張っても。私一人の力じゃ、Pを守り切る事が出来なかった。今まで、357回の試行全てが失敗。これで、358回目」
    「ちょっと待ってください。冗談でもそういう事は言ってはいけません」
    「冗談じゃない。私は真面目」

     俺は身を少しだけ乗り出して反論しようとするも、彼女の気迫に押され、乗り出した身を引っ込める。エスプレッソを飲み込み、再び彼女の話に耳を傾ける。

    「すみません。取り乱しました」
    「大丈夫だ、よ。私も信じられていない部分があるから」
    「続けてください」
    「うん。分かった。それで、ね。並行世界を信じるのはその記憶があるから。そして、その記憶が来た理由は、貴方を守りたいから。でも、先に言った通り、私一人じゃPを守る事ができない。だから、ね。P。協力して欲しい。一緒に貴方が助かる方法を模索して欲しい」

     彼女が荒唐無稽とも取れる話を真面目に語ったかと思えば、こちら側に協力を求めてきた。俺はしばしの思案を重ねる。もう、エスプレッソなぞカップの中に存在などしていなかったが、飲むフリをして気を紛らす。時間にして数秒のようだったが、それで答えを出すのは十分であった。

    「すみませんが、やはり俺はその話を信じる事ができません。無かった事にしてもいいでしょうか?」
    「そう……なんだ。ごめん、ね。変な話をしちゃって」
    「構いませんよ。一応、一週間後のこの日は気を付けて過ごしてみますね」
    「うん」
    「では、NIAのFINALEの反省会をしましょう」
    「うん。千奈に勝てたのは結構ギリギリだった」

     こうして、暫くファミレスで反省会をした後、互いに帰路についた。

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:19:52

     翌日、その翌日も、その日が来るまで広さんはこちらに一週間後に注意して欲しい事を分けて話してきた。

    「外に出る時は交通事故に気を付けて。あと、植木鉢で死ぬパターンもある、よ」
    「家に居る時は突然本棚がひっくり返ってきたり、突然下の階から出火して死ぬ、よ。だから、なるべく本棚には近づかないで、ね。あと、避難の準備をするといい、よ」

     若干うんざりする程には様々な注意事項を話してくれた。どれも詳しく聞くと詳細情報が返ってくるのだから驚きだ。信ぴょう性は非常に高いが、やはりどこか信じれない自分がいるせいで、どうにも協力する気が起きない。

  • 5二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:21:02

     広視点

     Pに説得しても信じてもらえないし、協力もしてもらえないのは分かっていた。これまでも、何回か試したけど全てダメだったから。並行世界を観測する装置は、今の私では完成させる事はできない。大学の友人に頼めば作ってくれるであろうけど、今あの人達は夏休み。働かせるわけにはいけない。私のエゴに、付き合わせるわけにはいかない。

     考える。私の脳は久しぶりにフルで回転をしている。こんなのは大学の講義でも経験しなかった事。私が本来望んでいたはずのままならない事。でも、こんなのはちっとも嬉しくない。

     Pが死ぬのが嫌で運命を変えようとしてる私はとってもワガママ。それでも運命を変えられなくて、ままならなくて。ままならないのに嬉しくも楽しくもない。あるのは必死にもがく私とそれをあざ笑う神様たち。でも何回も目の前でPが死ぬ光景を見てきた記憶がある。何も知らないまま翌日に訃報を聞いた記憶がある。頑張って色んな事をしたけど何も結果が変わらなかったのを、苦虫を噛む思いを、心にぽっかり穴が開いた事を、何回も傷ついた事を、色とりどりでカラフルで、それでいて重要な部分がかけた日常を、そしてそれらを変えたい想いがある。私は、諦めるわけにはいかない。

     できる限りの事をした。でも、知ってるのはこれでもダメだという経験。前回、同じような事をした覚えがある。その時は、Pは外に出て目の前でトラックに轢かれて死んだ。私とのおでかけの最中。子供が落としたボールを取ろうとしたところを、トラックが突っ込んできた。同じ行動をとれば、世界は同じ結果を示すというのはこれまでの経験から分かっている。なら、今回も同じ事になるはず。Pが死なないようにするには、ボールを犠牲にするしかない。Pの命が優先。

     でも、もしPがそれでも飛び出してしまったら? 私はどうするのが正解なのだろう。

     考えても、考えても、その答えは出なかった。答えのない問いは、私の心の中を確かに侵食していた。

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:21:16

     運命の日、と広さんが言っている日がやってきた。今日はおでかけをする。天川散策である。彼女は、目に見て分かるほどソワソワしていた。

    「大丈夫ですか?」
    「うん。大丈夫だ、よ」

     全然大丈夫そうには見えない。取り敢えず、近くのファミレスに入っておこうと、彼女を先週も行ったファミレスに連れていこうとした時。

    「あ!!!!!!! ボールが!!!!!!!!」

     子供がそう叫ぶと、道路にボールが飛んできていた。左右に車が居ない事を確認し、急いでボールを取りに行く。その時、彼女が俺に確固たる意志を持って言った。

    「P、行ったら死ぬ。いかないで」

     ふむ。このタイミングか。一応彼女の発言に従いボールを取るのをやめた。

     刹那、突然突き飛ばされる感覚があった。だが、強い衝撃じゃない。俺をよろけさせ、転ばせる程度のものだ。犯人は誰か、一目瞭然であった。篠澤広である。信じなかった俺の事を殺そうとしたのだろうか。怨みを込めた目で見ようと、彼女の方に向いた時、それが誤解であると同時に、とんでもない事態になった事を察知した。

     歩道の上に、トラックが突っ込んできていた。さっき俺達がいた場所をめがけている。世界の時の流れが遅くなる。全てがスローに感じると同時に、彼女の顔だけがはっきりとピントが合って、トラックの音も街の喧騒も何も聞こえなくなって、そこにはこれから死ぬ人と助けられた人だけの世界に思えた。否、そういう世界が在った。

     最期に、彼女が放った言葉は、デシベル数にして決して高くなかったが、俺の頭の中に深く刻み込まれた。

    「エウレカ」

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:21:59

     彼女がトラックに跳ね飛ばされる。頭から血が出ている。背骨が曲がってはいけない方向へ曲がっている。見たら分かる。即死だ。見たくない。でも、目に焼き付いた。これがお前の罪なのだと。怠惰なのだと。神が言っている気がする。彼女が死んだのはお前のせいなのだと。意識が遠のいていく。ああ、ショックで気絶するという事は存在するんだな。視界の暗転と同時に、そう思った。

    ――――

     とても苦い味に目が覚める。辺りを見渡すと、一週間前のファミレスだった。目の前には先程無惨な姿になった担当アイドルが居た。

    「プロデューサー、並行世界って信じる?」

     印象に残っている質問だ。ここからすべてが始まった。俺は、確固たる意志を持って、真面目に答えた。

    「ええ。信じますよ」
    「なら話は早い、ね」
    「俺が死ぬという話ですよね」
    「え?」

     ここから先の話を当てられたのか、彼女は鳩が豆鉄砲を喰らったような表情をしている。

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:22:21

    「プロデューサー、どこまで知ってる、の?」
    「どうあがいても私が死ぬ事まで。一つ前の周回のみを覚えています」
    「確か一つ前の周回の死因は、火事による一酸化中毒死。プロデューサー、苦しかった?」

     疑問が出てきた。俺の記憶では、俺を庇って彼女が死んだ。齟齬が発生している。違いは、広さんが死んだか俺が死んだか。成程、この程度ならすぐに分かる。

    「広さん、よく聞いてください。貴方は、前回俺を庇って死にました」
    「え?」
    「恐らく、死んだらその記憶のみ引き継げないのでしょう」
    「成程。確かに、その可能性が高い。一応仮説としてつけておこう」
    「というわけで、協力しますよ。俺が死ぬのも、貴方が死ぬのも嫌ですから」
    「うん。ありがとう。一緒に頑張ろう、ね」

     飲み終わっているエスプレッソの近くにあった俺のジュースを取ってそれを飲む。口直しが必要だった。

    「それで、疑問なのですが」
    「うん。何?」
    「何故このような状況になっているのですか?」
    「それはね、Pが死んだ後の私に責任がある」
    「広さんが?」

     水を一口飲んで、彼女が話始める。

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:22:48

    「うん。私が原因。Pが死んだ後、アイドルをやめて研究所を設立してタイムリープの研究をした。それの過程で、とある説が出てきた」
    「説、とはなんですか」
    「この世界が造られた世界っていう説。私達は全て創作物で、上位存在、つまり神様が観測しているっていう」
    「また突拍子もない事を言いますね。それで? それは正しかったんですか?」
    「うん。私は神様にコンタクトする事に成功した。そして、私は神様ととある装置を作成する事に成功した」
    「装置、ですか。それがそのタイムリープに関係していると」
    「うん。プロデューサー、デジャヴを感じる事はなかった? 私をプロデュースする時」
    「デジャヴですか。そうですね……確かに。何回、いや。何十回もあります」
    「それは、この装置の影響。実は、プロデュースの過程、NIAも何回もやり直されている」
    「……は?」
    「私とPが歩むあらゆる可能性が内包されたデータを作成して、何回もタイムリープさせてる。それは、主に私がPが死ぬループに入る時の記憶や精神に異常をきたさないかのテストの意味があった。何回ループするか分からないから、ね。でも、それは凄く時間がかかる事だった。だから、色んな人にやらせた。ゲーム『学園アイドルマスター』として発売する事で、ね」
    「そりゃまあ、凄い壮大な話ですね。神様とやらに運命を変えてくれ、と頼めばよかったのでは?」
    「それはできないって言われた。創作物でも、色んな人が望まないと運命は変えられないんだって」
    「難儀ですね。詰みでは?」
    「だから私が300回以上ループしてる」
    「凄い難問だ……」
    「Pが一緒に悩んでくれるだけで嬉しい、よ。背負ってくれる人は多い方が嬉しいから、ね」
    「神様とやらにコンタクトを取る事はできないのですか?」
    「できる、よ。この機械がそのコンタクトを取る機械」

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:23:01

     出してきたのはスマートフォンであった。だが、見た事のない画面が出ている。いや、似た画面は見た事がある。連絡ツールだ。吹き出し方式のものである。直近のメッセージには、こう表示されている。

    『何か質問などがあればいつでも聞いてくれ。私は君の味方だから』

     とても人間らしい神様だ。取り敢えず、どのような事をすればよいか聞いてみよう。

    「広さん、これからの計画を一時的にこれに聞いてみるのはどうでしょう?」
    「いい、ね」

     そうして、メッセージを送信した。

    『これから私達は何をすればいいの?』

     と。

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:24:44

    壮大な前フリが終わりました。ここからはスレの皆さんにも考えてほしいなと考えております。

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:38:52

    いいね、期待

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:39:14

    こういうメタフィクションSF大好き

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:41:48

    「何も来ない、ね」
    「そうですね」

     待つ事数分。本当にメッセージが何も来ない。怠慢なのだろうか。

    「では、私達で探してみましょうか」

     ノートPCを開き、検索エンジンを立ち上げる。

    「P、何を調べるの?」
    「創作の世界なら、物語の展開について学べば、糸口は見つかるかもしれません」
    「成程」

     物語を作る場所は、webの小説投稿サイトや掲示板だろうか。SSという言葉があるし。今の状況はタイムリープモノに分類される筈。

    「P、掲示板に何かサイコロマークがついてる、よ」
    「それはダイスを振る事で物語の展開を決めるものです。正真正銘の神のみぞ知る展開です」
    「ふーん……そうなんだ」

     広さんは、隣に座ってPCをのぞき込んでくる。身体が少し接触するが、そのような事は気にしないで様々な過去の文献から、解決策を探そうとしていた。

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 17:44:27

    何かメッセージを送る事ができます。二人に送りたいメッセージなどはありますか?
    メッセージの内容例
    ・行動指定
    ・何かの提案
    ・今の状況の説明
    etc...

  • 16二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:02:13

    >>15 観測対象を分散させることによるリソースの増大を防ぐため、なるべく2人とも離れないでいるように伝える

  • 17二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:10:21

    お互いの死因を整理して、回避しやすそうな死因をあえて引き寄せてから回避できないか?
    既出の例だとハンドル操作次第でいくらでも追ってくるトラックよりはタイミングと退路さえ覚えておけば火事のほうが避けやすそう

  • 18二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:18:27

     PCで情報を漁っている最中、広さんのポケットから通知音が聞こえてきた。先程しまった動作から、神様からであるのが分かる。

    「あ、なんか来た」
    「なんと?」
    「観測対象を分散させることによるリソースの増大を防ぐため、なるべく2人とも離れないでほしい、ってさ」
    「成程。では、一週間共同生活しましょうか」
    「ふふ……プロデューサー、こういう状況だからって女の子を部屋に連れ込むんだ」
    「手を出さないと誓いましょう。冗談を言える余裕があるんですね」
    「冗談を言わないと、今にも押しつぶされちゃいそう」
    「ええ。俺もアレは二度と経験したくないものでした」

     大切な人が目の前で冷たくなっていくあの感覚。頭の血が引いていく感覚。筆舌しがたい嫌なものであるのは想像に難くない。

     広さんは、すぐに文字を打ち込み始める。

    『ほかに何かある? そちら側の要望にはできるだけ応える、よ』

     そう送信したのは、俺が先に味わったばかりの苦さの蒸し返しがもう一度奥の方に引っ込んだのと同時であった。

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:21:59

    死ぬタイミングは整理しておいたほうがいいかも
    いつまで死の危機があるのかわからないとどうなれば全部回避したのかわからんし

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:23:29

    何か二人に聞きたい事がある時は、最後に書いた部分にレスする形で書いていただければ反応ができます。
    よろしくお願いします。

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:25:41
  • 22二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:26:06

    仮にここからさらにループを繰り返すことになった場合に記録を持ち越す手段はあるのかな
    P広サイドでは物理的な媒体はリセットされるだろうけど観測者サイドを擬似的な外部ストレージに出来ないものか

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:35:18

    1週間後におでかけするのなら、コミュで実装されている通りに過ごしてみるのは?本編だから死なないというメタい考察だけど

  • 24二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:47:22

    「また来た、よ」
    「おお。今度はなんと?」
    「お互いの死因を整理して、回避しやすそうな死因をあえて引き寄せてから回避できないか?
    既出の例だとハンドル操作次第でいくらでも追ってくるトラックよりはタイミングと退路さえ覚えておけば火事のほうが避けやすそう、らしい」
    「広さん、一度死因を整理してみましょう」
    「うん。まず、家に居る時。午前中にPが通るランダムなタイミングで本棚が倒れてくる。午後に通った時は本棚は倒れて来なかった。本棚が倒れて来ない場合、外れ値はあるけど、大体二十時から二十一時の間に火事がある。出火元は固定。Pの部屋の下の人」
    「ほかに死因は?」
    「家に居る場合は大体これが固定。外に出る時は、トラックに轢かれる、上から落ちてきた植木鉢が当たる、電車が脱線する、通り魔に刺される。時間は全てランダム。外に居る限りこのイベントは少なくとも一つ以上は起きる。可能性はかなり低いけど、強盗に襲われる、人体発火現象もある、よ。共通点は昼間に起こるのが多いっていうだけ。発生時刻の正確な予測は不可能」

     本当に様々な死因があるのが分かった。恐らく、外に出るのは危険だ。

    「その日は外に出ないでおくのがいいのでは?」
    「うん。でも、気を付けて欲しいのが、Pがその日で一番長く生きた時が23時台までっていう事。つまり、火事が起きて避難する事に成功したら、三時間の間に必ず一回以上何かしらの要因でPは死ぬ。運命の力は相当強いから、全力であの日をPの命日にしてくる」
    「一難去ってまた一難。どちらに転んでも厳しいですね」
    「うん。どうしよっか」

     俺達は、一度水やコーヒーを飲んだ。糖分が欲しくなってくる。一度、ジュースを取ってこよう。

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:49:15

    人体発火現象は回避不能すぎる

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 18:54:43

    死因に関わらないことに再現性はあるのか

  • 27二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:15:05

    「戻りました」
    「おかえり」
    「広さん、ジュースを注いでる間に考えたのですが」
    「うん」
    「恐らく我々が何かしても無理なのでは?」
    「うん。多分だけど、そう」

     俺が薄々感じてた事である。今の死因を聞いたところ、恐らく23時台の死因は人体発火現象。日付が変わる前に、予測可能回避不能の即死イベントがやってくるのだ。

    「絶対にPは死ぬ。どれだけ回避しようとしても、それは多分変わらないもの」
    「今までの会話に何かヒントがありそうなんですが、詰みの香りが濃厚ですね……」
    「でも、このループは、地獄は、それだと永遠に終わらない。私も、いつまで精神が持つか分からない。多分、あと十回が限界。互いの死んだループの時の記憶は持ち合わせれない、から最悪私がPを庇って死ぬ事もできるけど、それだとPに負担をかける事になっちゃう」
    「どちらにしろ、もう悲しい思いはしたくないですから、このループでケリをつけましょうか」
    「もう一回聞いてみる、ね」

     そうして、もう一度スマホに広さんが質問の文言を入力していた。

    『外部から私達を救う方法はない、かな?』

     と。

  • 28二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:20:06

    多分これメタ的な介入しか突破方法は無さそうだな…
    ダイス?

  • 29二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:20:32

    人体発火確定なの草も生えないな

  • 30二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:23:17

    『創作物でも、色んな人が望まないと運命は変えられないんだって』この辺?

  • 31二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:24:52

    安価とかなら行けるか?

  • 32二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:29:52

    安価にせよダイスにせよそれで何を決定づけることができるかが問題だな

  • 33二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:49:47

    「どうでしょうか? 何かかえって来ましたか?」
    「ううん。特に何も」
    「そうですか……」
    「向こうも忙しいのかも」
    「そういえば話を変えるんですが、『学園アイドルマスター』とはなんですか?」
    「Pが色んな人のアイドルをプロデュースするゲーム。ありえた世界線で許容できるものが実装されてる、よ」
    「ほう。つまり俺が倉本さんをプロデュースする世界線も?」
    「うん。実装されてる」
    「考えられないですね」
    「そう、だね。ところでP、運命を変える方法って、どんなのがあるのかな」
    「そうですね。神であるなら次に何が起こるのかを予め決めておけば抗えるのではないでしょうか?」
    「と、言うと?」
    「安価、という文化があります。それを利用するんです。安価で次に起こる出来事を決めてもらう。安価は絶対という言葉がありますから、それによって運命を捻じ曲げれるのではないでしょうか。掲示板は沢山の人が見ますから、恐らくそれだけの力がある」
    「P、凄い。その案、いいね。じゃあ、早速コンタクトを取ってみる、ね」

     そういうと、彼女は時々顎に手を当てて迷う仕草を見せながら、次の文言を打ち込んだ。

    『掲示板の安価を利用したい。Pが死ぬ日の全ての行動を貴方達の安価で決めたいと思う。大丈夫?』

  • 34二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:53:01
  • 35二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:53:56

    こちら側がその世界を創っているなら、物理法則とかさえも書き換えられるんじゃないかな
    そうすれば発火そのものの阻止とかはできるかもしれない

  • 36二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 19:54:23

    面白い! 良いんじゃないでしょうか

  • 37二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:02:37

    シュタゲを思い出すなぁ…何度やっても必ず同じタイミングで亡くなる
    Dメールを送ることが出来れば…過去に干渉できるかもしれないが…

    とはいえ、この手の問題で解決策は話の中で出ている情報で解決できるはずだから、何か見落としがあるんだろうね
    違ったら申し訳ないが、過去作があったら見たことあるかもしれんな…この文章の書き方

  • 38二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:08:33

     そこからは早かった。一週間、もしもの事がない限り互いに距離を縮め共同生活を送った。


     まさか、広さんがあそこまで料理ができないとは思わなかった。包丁で指を切ったり、卵の殻が入ったり。結婚した時の広さんの旦那は辛そうであるのと、それが未来の自分である可能性があるのがかなり先が思いやられる。


     だが、命日予定日よりも前は特に何も起こらなかった。あったとするなら、千奈さんと佑芽さんからの目がかなり温かいものになったぐらいだろうか。あの目は、新婚の夫婦を見る目であった。


     さて、そんなこんなで運命の日。時刻は朝の八時。身体はまだ生きている。ここからは、四時間本棚の近くを通ってはいけない。


    「プロデューサー、ここからは日付が変わるまで油断は禁物だ、よ」

    「はい。分かっていますよ。広さんこそ、寝ないで下さい」

    「じゃあ、安価でやる事を決める、ね。何がいいかな? 具体的な指示だと助かる」

    >>42

  • 39二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:09:56

    >>37

    実は初めてのSSなのです……

  • 40二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:17:21

    ひとまずksk

  • 41二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:19:14

    学マスコミュの描写に可能な限り沿った動きをしてみるのはどう?
    翌日の描写もあるコミュとかなら死亡する運命よりもコミュどおりに進める運命の方が大きく働くかもしれない

  • 42二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:19:22

    室内の鬼門は本棚と火災か…

  • 43二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:21:43

    もう少し下の方に安価をつけておきます。

    >>47

  • 44二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:24:11

    「起床した2人だったが、特にやる事は思いつかず、何気なくサイコロを振って遊んでいた

    dice1d6=2 (2)

    1-6.その後 広と人生ゲームをして、結局2人が結婚してしまったので引き分けになってしまった」

  • 45二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:24:38

    まあ人体発火は2人でずっとぬるま湯にでも入ってればなんとかなるとして

  • 46二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:31:18

    お腹が空いたので広が料理を作った

    dice1d100=62 (62) (数字が大きいほど美味しい!)

    その後は広とどちらがパズルゲームを早く解けるか競争をして時間を潰した。

    Pの勝利数

    dice1d100=10

  • 47二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:33:10

    安価ならSF作品の鑑賞会

  • 48二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:36:40

    メタ的に考えるなら現在の学マスにNIA編以降の親愛度が無いからループしているんだろうが、解決方法がねえ

  • 49二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:41:07

    うーん、本当にこっちに命運が握らされてる形だな……

  • 50二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:51:40

    「SF作品の鑑賞会、だって」

    「SF作品は今この場にあるのはこれぐらいですかね」


     テレビをつけてDVDを入れて流し始める。内容は、12:00程に人が死ぬのを阻止する映画である。30年程前の映画なのだが、今の状況とかなりマッチしているのか、かなり共感できる部分が多かった。一時間半程は時間が潰せただろう。


    「面白かった、ね。でも、Pが字幕で映画を見るのは意外だった」

    「英語の勉強になりますから」

    「英語なら教えられる、よ?」

    「広さんが先生になるのは遠慮願いたいですね」

    「ふふ……それもとっても楽しそう」


     映画の感想やら雑談やらを言い合っている内に三十分がさらに経過し、時刻は朝十時を指していた。


    「次の安価、やっても、いい?」

    「ええ。いいですよ。待ってる間に少しだけ雑談しましょうか」

    「うん。いい、よ」

    「コントラストの歌詞の部分の、わからない? 向いてない? 方位磁針壊して真っ暗な道を進んでみるの。の部分、俺的に割と好きなんですよね。広さんをイメージした楽曲を作ってほしいと依頼しましたが、まさかあそこまで広さんらしい曲が来るとは思いもしませんでしたよ」

    「あの曲は歌うのが難しくて楽しい」

    「満足していただけてるようで何より」


     そうして、次の安価が来るのを待つ。

    >>54

  • 51二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 20:58:18

    ksk。万一安価なら前後で1番近い方を採用。同数は上優先

  • 52二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:01:46

    本棚には近づかないようにしつつ、お互い学園の課題を消化する

  • 53二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:04:05

    ループするという事は無限に時間があるという事。その事に気づいたPはHIFや今後に向けたプロデュース計画を広と話し合った。
    今後、ループするだけ2人は計画をより緻密に構築出来る。
    …そんな皮算用が破綻する事を、ままならない未来を期待して。

  • 54二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:04:47

    丁度おやつの時間。

    Pと広は部屋の隅にある貰い物のお菓子を食べる。

    お菓子の中身は?

    dice1d3=3 (3)

    1.ゼリー

    2.クッキー

    3.マフィン


    2人は特に問題なくティータイムを楽しんだ

  • 55二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:19:08

    「少し早いですが、おやつの時間にしましょうか」

    「五時間も早い、ね」

    「紅茶にしますか? コーヒーにしますか?」

    「ブラックがいい」

    「分かりました」


     可愛い担当アイドルのために、コーヒーを淹れてマフィンを皿に盛り付ける。広さんが佑芽さん経由でくれた葛城さんのマフィン。どうやらパッケージされていないらしく、彼女が自作したのが分かる。余ったから、と色んな人に配っていたのをもらったのをさらにおすそ分けしてもらったらしい。


     先の映画を見たソファに戻り、広さんと共に優雅にティータイムを過ごす。こうしていると、一応今日死ぬ予定の人間には思えない程の優雅な1日を過ごしているように思える。今日死なない為にも、これから気を引き締めていかなければならない。


    「P、このマフィン美味しい、ね」

    「そうですね。流石、葛城さんお手製と言ったところでしょうか」

    「佑芽も言ってた。リーリヤの作るお菓子は美味しいって。でも、これは想像以上」


     広さんも満足していたようだ。時間も、あっという間にそろそろお昼時、というところである。


    「広さん」

    「うん。次の安価、だね。お願いしておく」


    >>58

  • 56二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:23:59

    昼か〜。ティータイムの後にお昼を食べるか食べないか。それが問題だ。

  • 57二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:26:25

    >>39

    失礼しました、しかし良い文書をかかれますな

    食べたら運動よ、走れ篠澤!

  • 58二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:28:20

    冷蔵庫にある冷凍食品を
    電子レンジで解凍して食べたとかで。
    電子レンジが原因で火災が起こった場合を
    想定して避難グッズは避難場所前に
    置いておくとかをしてくれるとありがたい

  • 59二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:34:26

    なんか謎の緊張感があるな

  • 60二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:38:29

    とても惹かれる文章、テーマなのでこれからが楽しみです!

  • 61二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:43:33

    こういうのめちゃくちゃ好き

  • 62二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:48:20

    「冷食でご飯を食べろ、だって」
    「一応マージンを取って電子レンジが爆発して火災にならないように避難用具等は玄関先に置いておきましょう」
    「分かった。ちょっと待ってて。準備してくる」
    「防災セットはクローゼットの中にあります」
    「分かった。それ取ってくる、ね」

     広さんがクローゼットから防災用具を取り出す間、俺は冷凍庫の中にある冷食を物色していた。成程、作り置きの生姜焼きしかない。仕方がないのでそれを電子レンジに入れてレンチンする。

    「プロデューサー、昼ご飯は何?」
    「生姜焼きです」
    「おお。いいね」

     と、その時だった。ボン、という音と共に電子レンジの中で火が出た。

  • 63二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:48:30

    「危ない。プロデューサー、離れて」

    「広さん、電源プラグを抜いて。俺は毛布を持ってきます」

    「分かった」


     そう言うと、急いでベッドから毛布を持ってきて電子レンジに被せる。少し不格好な形になるが、これで空気を遮断した。火もいずれ収まるはず。


    「危ないところでしたね」

    「毛布に軽く水をかけるといい、よ。吸水性?」

    「分かりました。素材を見る限り水はきちんと吸うみたいですね」

    「なら毛細管現象が使える。スピードを速めるために四隅に水を設置しよう」


     こういう時、広さんの知識量と頭の回転に助けられている感じがして、とても良い。バケツに水を汲んで毛布の隅の方に付けておく。あっという間に水が染みわたり、濡れ毛布の完成である。


    「これで消火できるハズ。でも、お昼ご飯なくなっちゃった、ね」

    「死ぬよりマシです」

    「それもそう、だね」

    「することもなくなりましたし、次の安価でもいきましょうか」

    「うん」

    >>66

  • 64二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:50:57

    ふと思ったが、仮にPと広が同時に死んだ場合はどうなるんだろう?

  • 65二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:54:30

    >>64

    このループが終わるか

    どちらとも記憶を持てずに戻るかかな?

    どちらにしても生産性があまりにもなさそうだし

    本人達はやらなそう

  • 66二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 21:59:33

    残念、お昼ご飯は炭になってしまった。しかし食事を抜くといざという時に対応出来ない可能性がある。そう考えたPと広は危険を承知で外へ食事に出る事にした!

    万一2人にピンチが迫った場合は
    SSDを飲んだスーパー無敵つよつよ佑芽が通りかかり、驚異を全てなぎ倒す。

  • 67二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:21:45

    「仕方ありません。背に腹は代えられないので、外に行きましょう」
    「えっ。大丈夫? 下の階の火災を待たなくて、いい?」
    「育ち盛りの女の子を、それも栄養を管理しなければいけない立場のアイドルのお昼ご飯を抜くわけにはいきません」
    「そう。Pがそこまでいうなら、行こう。外」

     外に出る。まだ平和な日常。でも、この日常が俺を殺しにくると思うと、平穏など薄っぺらいものであるという事を確認させられる。ああ、運命に抗うとはこうも恐ろしい事なのか。彼女は非常に心が強い、という事も再確認することができた。俺の為によくここまでやってくれた、と感謝を言いたい気分になった。

    「細心の注意を払いましょう。目的地は例のファミレスです」
    「うん。分かった」

     そうして、長く辛く険しい平坦な道のり0.7km、地獄のですろーどのスタートラインを踏み越えた。

     のんびりと、そして辺り全てに気を配りながら道を進んでいく。イベントは、今のところ来ていない。

     まだ大丈夫か? などと心の中でフラグが建ってしまったその時、何かが走ってくる音がした。死因の一覧を脳内に出し、絞り込み検索をかけると、一件該当するものがあった。通り魔だ。

     今回も無理だったか……

  • 68二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:21:55

     そう諦めた時だった。

    「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

     通り魔の後ろから、猛スピードで聞きなじみのある音割れショベルカーボイスが聞こえてきた。

    「広ちゃあああああああああああああん! Pさああああああああああああああああああん!」

     通り魔の走るスピードよりも何倍も早く走る姿は、まさにアスリートそのものであった。あまりの勢いに、アスファルトの上なのに土埃が見えるかのようだった。

     颯爽と通り魔を追い越し、我々の前に立つと、正面から通り魔を受け止める。勢いを失った通り魔は、ナイフを構えるのをやめ、地べたに座り込んだ。どうやら、ナイフは刺さってないらしい。

    「佑芽。大丈夫?」
    「そっちこそ大丈夫? ナイフ持った人が走ってくるなんて、災難なんて話じゃないよ」
    「それもそう、だね。佑芽、怪我してない?」
    「してないよ! SSDを飲んで筋肉が一時的に硬化してるから鉄如きじゃ貫通しないんだ!」
    「シェフにお願いしてそのSSDの効能別に数mLずつもらいたい。材料や配合の研究をすればもっとすーぱーなアイドルになれるかもしれない」
    「ほんと? じゃあ帰ったら頼んでみるね!」
    「うん。じゃあ、私達はこれからお昼ご飯食べに行くから、じゃあ、ね」
    「うん! ばいば~い!」

     そうして、なんとかファミレスに着く事ができた。地獄のですろーど、踏破である。

  • 69二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:25:31

    「何を頼みましょう」

    「これも安価で決めてみる?」

    「そうしましょうか」

    Pの料理 >>72

    広の料理 >>74

  • 70二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:26:00

    佑芽つおい…
    この調子で上手く回避していきたいね

  • 71二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:31:26

    (おもしろw ありがとうございます)
    安価ならオムライス!

  • 72二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:33:22

    グラタン

  • 73二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:38:01

    ksk。万一安価なら「ことねちゃんの萌え萌えキュン♡ハンバーグ」

  • 74二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 22:38:14

    ピザ

  • 75二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:08:58

    「グラタンとピザ一つずつ」


     特に何の変哲もないグラタンとピザが届く。平和な時間だ。


    「私、ね。思うんだ。エゴだったんじゃないかって」

    「エゴ、ですか」

    「うん。Pを生かそうとしてたのも何もかも全部私の我儘で、エゴ。その可能性もあった」

    「そうですね。結局人の心の内というのは分からないものですから。エゴでいいんじゃないですか? それがその人にとってプラスに働くのなら」

    「そうだ、ね。元気でた」


     小さいサイズのピザをもきゅもきゅと食べるその仕草は、小動物的な可愛さがあった。にしても、広さんにもそのような心情があったのだな。少々事情が特殊だったとはいえ、寄り添えなかったのはプロデューサーとして失格だな。と自分でも思う。


    「「ごちそうさまでした」」


     暫くの間、ドリンクバーで時間を潰しつつ広さんと話す事に成功した。


     今の時刻は15時。あと九時間である。


     次の行動の安価

    >>78

  • 76二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:15:14

    もきゅもきゅ広カワイイねぇ♡♡
    これどうするのが正解なんだろう

  • 77二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:18:42

    ksk

  • 78二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:27:13

    エゴでもいいじゃん…我儘言ったっていいんだよ

    安価ならそのまま帰路につく
    降りかかってきた危険は傾向を分析していたおかげで察知し、なんとか無傷での回避に成功する

  • 79二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:47:08

    地獄のですろーど、再び!
    広がんばれ〜!!

  • 80二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:53:20

    「では、帰りましょうか」

    「うん。危ないから、ね」


     会計を済ませ、外に出る。夏の終わりの空はまだ眠りに付きたくないらしく、明るい水色を放っている。


     空を眺めていると、突然上の方が暗くなってきた。その黒い点はどんどん大きく、そしてまた黒くなってくる。それが植木鉢であるという事実に気付くのは、時間がかかる事ではなかった。急いで避けようと走り出す。すぐに木の下に逃げ込む事でなんとか事なきを得る事ができた。


    「危ないですね」


     そこの逃げた先にトラックがやってきた。逃げる準備は既にできていた。まさか、連続で来るとは思わなかったが、身構えていれば案外避けれるもので、間一髪なんとか足首をくじくだけで被害を抑える事に成功した。


     広さんを少し離れた場所に置いておく事で、広さんが犠牲になる事はなかった。痛む足首を必死に動かしながら、広さんにすり寄っていく。


    「なんとか、生き残れましたね」

    「うん。プロデューサー、凄い」


     そうして、なんとか家に着く事ができた。現在時刻は16時。


    次の安価

    >>83

  • 81二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:55:36

    ksk

  • 82二次元好きの匿名さん25/06/01(日) 23:57:10

    ksk

  • 83二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 00:02:07

    (もし明確な意志を持ってPの命を狙う神様が存在するなら「Pが本棚に近付いた瞬間、一冊だけ本が落ちて頭に当たる(無傷)」、特に考えてなかったり居ないなら何も起きない)
    その後、2人は人生ゲームをして楽しく過ごす

  • 84二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 00:19:29

    (神様とは我々の事なので明確に命を狙う人はいません。あくまで世界自体の運命によって殺されています)


    「ただいま」

    「おかえりなさい」


     さて、する事が無くなってしまった。


    「次の指示はなんですか?」

    「えーっと、人生ゲームある? 一緒にやろう」

    「はい。ありますよ」


     幼少期の頃にあったものを引っ張りだしてくる。案外懐かしいもので、後片付けが面倒くさそうというのも昔から変わらない感想であった。


    「これ、何分ぐらい?」

    「大体一時間半ぐらいですね」

    「じゃあ、やろう」

    「先行は広さんでお願いします」

    「分かった。じゃあ、先にやる、ね」


     その後、広さんがルーレットで指を痛めたり、様々なアクシデントがありつつなんとか人生ゲームを終える事に成功した。


    「ふふ……借金まみれ」

    「運がなかったですね。まさか支払いマスにしか止まらないとは」

    「ままならないね……」


     案外長引いて二時間程過ぎ去った。今の時刻は大体十八時。あと六時間、何をして過ごそう。

    >>86

  • 85二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 00:42:41

    佑芽が例のSSDのレシピと材料を持って来てくれたので実験をする。
    何が起きるのかは神にも分からないが、ひとまず全員生きたまま実験を終えられる事は間違いない。

  • 86二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 00:44:23

    ksk

  • 87二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 00:47:05

    「広が歌う」
    外が暗くなり始め、Pの心にも不安が過ぎり始める。そんな気持ちを包み込み、心を照らすのはアイドルの光だった!!

  • 88二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:02:17

    (86がkskだから >>85 で書きます)


    外が暗くなり始めた頃、部屋に佑芽さんがやってきた。


    「広ちゃん! お姉ちゃんに頼んでSSDの材料とレシピを持ってきたよ! 効能一覧はこの紙に書かれてるよ!」

    「うん。確かにもらった、よ。ありがとう。佑芽」

    「どういたしまして~! じゃあまた明日学校でね!」

    「うん。また明日、ね」


     そうして、SSDの実験を始める。一つ一つの材料は輝いていないのに、混ぜ合わせると発光し始めるのは何故なのだろう。非常に気になるものだ。


     ミキサーを持ってきたり、道具を用意してレシピを確認しながら作った事で作り終える頃には十九時半を回っていたが、なんとか完成までこぎつけることに成功した。


    「おお。これが伝説の。味もそのまま……でも、何かが違うような」

    「このSSDの効能は筋力強化、滋養強壮、食欲増進、脂肪燃焼の手助けだそうです」

    「ふふ……力がみなぎってくる、ね」


     試飲会をしてるのもよいが、そろそろ時計を確認すると二十時台に突入しようとしていた。


    「さて、例の時間ですか」

    「うん。そろそろ下の階で火事が起こる」


     と、その時であった。窓の外に黒い煙が見えた。


    「いや、もう起こってます。急いで避難しますよ。広さん」

    「今回は外れ値。今回がイレギュラーなのは向こうも承知しているらしい。頑張って逃げる、よ」

  • 89二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:05:50

    通り魔二回目とかがなければ火事から逃げた後は人体発火を躱せばクリアかな?

  • 90二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:09:34

     玄関から逃げると、下の階は既に火の海だった。逃げるなら――


    「上が賢明。119に通報して、今屋上にいる事を伝えよう」

    「ええ。そうですね。おぶりましょうか?」

    「ううん。さっきのSSDで元気出た。今なら屋上までいける、かも」

    「分かりました。無理はしないで下さい」


     そうして階段ダッシュとまではいかないが、それなりの速度で屋上の方へ向かっていく。こういう時は屋外に逃げるのが一番である、というのは定石だが、本当にこの知識を使う羽目になるとは思わなかった。


     屋上に着く頃には広さんはゼェハァと今にも死にそうな息をしていたが、レッスン終わりよりかはマシな状態だったので、すぐに屋上の扉を開く。


     屋上は誰もいない。どうやら俺達だけのようだ。


    「広さん、安価をしましょう」

    「ゼェ……分かっ…………た………………」


     広さんが死にかけながらスマホを差し出してきた。これは、俺がやってくれという事なのだろう。


    『火事の屋上から今すぐ逃げ出す方法を教えて下さい』

    >>93

  • 91二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:13:59

    KSK 見つめる そっと唱える

  • 92二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:17:02

    都内なら消防はすぐ来るはず 屋上の中で火元の部屋から遠い側に離れて待とう

  • 93二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:17:04

    逃げたところでどうせ別の何かで死ぬというのは数百回の試行で立証済み
    そして学Pの代わりに広が死んだことを踏まえれば本当は学Pが死ななくてもいいということがわかる
    学Por広が死ぬことでどちらかがタイムループする
    なので学Por広以外の何かを身代わりにするか…
    学Pの髪の毛と広の髪の毛を人形2つ用意してそれに埋め込んで火事場に投げ込んで燃やすとかかね
    藁人形みたいにとりあえず材料は何であれ五体があればいいので最悪服を結んで人形代わりにできねえか

  • 94二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:34:13

    「様々な意見が出ましたが、藁人形ですか……呪術のような非科学的なものにはあまり頼りたくないですが、ここまでとんでもない展開が来たんです。もうヤケクソでやってやりましょう」

     どこか、気分がおかしくなっていたのかもしれない。俺は、自分のTシャツを脱ぎ、徐に二つにちぎると、そのまま結んでテルテル坊主のようなものにした。

    「失礼、一本いただいても?」
    「うん。いい、よ…………」

     広さんから許可をもらい、髪の毛を一本だけもらう。こちらも、髪の毛を一本抜き取る。

     それを人形の中に入れ、さらにそれを火の方へ投げ入れる。すぐに人形は萌えたが、何かが変わったような気配はない。大人しく、炎から離れて待つ事にしよう。

  • 95二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:34:28

     五分後、消防車が到着し、それから幾ばくかの時が過ぎた後、救助された。その後、念のためと簡易的に検診を受けたが、どこにも異常は見当たらなかった。

    「お二人とも、特にけがはないですね」
    「うん。ある程度の体力も回復した。ありがとう」
    「ありがとうございます。では、俺達はこれで」

     無事、救助された。今の時刻は二十二時半。広さんの体力の回復のための気絶が二時間かかったというのは、恐らくSSDの滋養強壮の効果で身体が無茶していたのだろう。

     さあ、運命の時。一時間半の間に畳みかけるようにくる回避不能の即死イベント。

    「人体発火現象。一番の難関ですね」

    『お願いです。何か、何か術はないのですか』

  • 96二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:39:21

    このレスは削除されています

  • 97二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:39:54

    安価付けてなかった

    >>100

  • 98二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:40:35

    ksk

  • 99二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:41:10

    もしこれで身代わり人形が成立してたと仮定すると
    さっき燃やしたことで学Pの代わりに人形が燃えたので人体発火もすでに施行済みってことになる可能性にかkwるじゃ
    あるいは川にでも飛び込むか

  • 100二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:43:19

    ふふふ名案がある(ない)
    火は空気が無い所では燃えないんだよ。

    だからPと広は特注のヘルメットと酸素ボンベを背負って倉庫へ向かう。

    ソーラーロケット起動して〜♫
    ちょ・ちょ・ちょいのちょいで テレポート♪(宇宙へ)

  • 101二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:49:32

    …しまった。生きて帰ってくるって書いてねぇや。
    まぁ、2人なら大丈夫でしょ。広はいずれ星になる存在だから今お星様になる事はない、よ

  • 102二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 01:56:54

    「ここが指定された倉庫ですか……大きいですね」
    「うん。千奈の家が所有する倉庫。ここにあるらしい」

     先の救助から一転。指示されたのは倉庫へ向かい、そこで宇宙に出ろとの事。本当に大丈夫だろうか? 神というのは案外テキトーな存在なのかもしれない。

    「ソーラーロケット、このヘルメットを着用して乗り込んでください。トリセツによると、G等は考慮しなくていいらしいので安心して乗り込んでください」
    「うん。Pも早く乗り込んで、ね」

     時刻は二十三時を回り、そろそろ人体発火現象が起きるであろう時間に近づいてきた。

     ソーラーロケットの離陸が行われると同時に周りに光が溢れている。

     光が晴れると、そこは宇宙だった。

    「P、宇宙に居るよ」
    「そうですね。宇宙です。確かに、これなら人体発火現象が起きませんね」
    「戻る方法は?」
    「あー……そうですね。トリセツを見てみましょう」

     トリセツにはこう書かれていた。《帰りの機構は作られていません》

  • 103二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:00:15

    や、やべぇええええ!!!
    (星になるのは)待ってて下さいね〜

  • 104二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:01:47

    誰が作ったんだよこんな危ないマシン

  • 105二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:01:57

    「……ないです」
    「え?」
    「帰る手段、ないです」
    「え、えええええええええええええ…………」

     広さんが驚いた声を出した。すぐに真剣な表情になって、俺のヘルメットの後ろの方をいじり始めた。

    「何してるんですか? 広さん」
    「恐らく、座標入力を入れ替えればいい。今の日本の座標は大体ここら辺だから、これでいい、ね。P、メニュー画面を開いてみて」

     案外すぐにいじり終わったらしく、ヘルメットを元に戻す。

    「え? ああ、はい」

     メニュー画面、というのはどうやら視線移動で開かれるものらしい。すぐにバーが出てきた。その中に、一つ。帰還の二文字が下の方にひっそりと輝いていた。

    「帰るボタンがありますね」
    「うん。じゃあ、P、ハグ、しよ?」
    「何故?」
    「私の分は弄れない。私でも難解なこの機構を、Pには解けない。だから、ね。ハグして…………一緒に帰ろ?」

     ヘルメット越しに見える赤面する広さんに、何か心の奥から湧き出る純粋なモノとどす黒いモノがあった。

    「じゃあ、押しますから。これでいいですね」
    「…………!? う、うん。これで大丈夫、だよ」

     そうして、俺は帰るボタンを選択した。時刻は午前零時。俺達の、勝利である。

  • 106二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:05:03

    やったか!?

  • 107二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:05:05

    そ、そっか! テレポートだもんね!
    やった!! 生還だ!!!
    ☆スレ主天才☆

  • 108二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:09:36

     火事の被災によって近くのホテルが解放されているらしく、地球に戻ってきた後はそこで一晩を過ごした。

     先の事が、少しだけ気まずく感じる。今思えば、手を繋ぐだけでよかったのだ。疲れから、様々な判断能力が欠如していたのかもしれない。

     達成感、疲労感、終わったんだという感覚。解放感とはまさにこのことなのだろうか。俺は、布団で碌に寝れなかった。それは広さんも同様。互いに見つめ合っては少し頬を赤らめて目をそらすといった事を続けていた。

     そろそろ四時。寝れない俺達は、少しだけ散歩をすることにした。

    「手、繋いでも、いい?」
    「今日だけ特別に許します。今は、共に死地を通り抜けた間柄ですから」
    「ふふ……Pは優しい。そういうところが……好き」

     広さんの好きのタイミングと同時に朝日が出てきた。俺達の隈のある疲労しきった満足顔が照らされる。ああ、気持ちのいい朝だ。

    「今日は休みましょうか」
    「うん」

     そうして、俺達は紆余曲折ありがならもまた一歩を踏み出す事に成功したのであった。

  • 109二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:12:17

    因みに、あの倉庫のロケットは、大爆発を遂げたらしい。

    ―fin―

    長い間お疲れさまでした!
    これにて完結です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

  • 110二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:13:32

    やったーー!!!! 面白かったです!!
    Pと広が助かって良かったよぉ

  • 111二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:14:49

    あにまんでは初めてのSS、拙文でしたが、ここまで読んで下さりありがとうございました。
    一応pixivでも超絶時折SSを書いております。ほんとに暇な時に思い出したら探しといてください。

  • 112二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:17:21

    需要があるならガチのプロットとかも載せますので、感想はご自由にどうぞ~

  • 113二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:22:47

    >>112

    プロット、もし宜しければ拝見したいです!

    筆も早くてその場の描写やアイディアが面白くて素晴らしかったです

  • 114二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:23:38

    起 P←広 平行世界についての質問をする

    P 信じない派閥
    広 信じる派閥(見てきたから)
    Pの疑問:何故こんな質問をしてきたのか↓

    承 Pが死ぬ運命なのを変えようとしている事を打ち明け、一緒に協力しようと提案する

    P 混乱。
    広 混乱させる事を承知で聞いた。現在の回数は358回目。協力を提案。
    →真面目な目と真剣な表情に押されたが、信じない派閥であるPは拒否。
    →死ぬ日は一週間後。その間も篠澤広は説得を続けるが、その度にPはやんわりと拒否。一応気を付けるか的な心情にはなる。死因はトラックによる事故死。
    ラストの広のセリフ「エウレカ」

  • 115二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:23:50

    転 Pの代わりに篠澤広が死んだ事により、Pの記憶が引き継がれたままタイムリープ。

    最初の場面にタイムリープ。
    P 全てが真実であったという事を受け入れ、広と協力する。
    広 前回の記憶のみ存在しない(死んだから)更なる情報の開示。メタの部分を出す。スレ民に協力要請。スレ民→神様と呼称。
    一週間の間に死因等を追求。篠澤広の記録によれば、どのような方法を取ろうとも必ずPは死ぬらしい。
    正解1:篠澤広のプロデュースをやめる(プロデューサーたちが許さないので却下になる)
    正解2:神様に全ての決定権を持たせる(安価)
    ヒント:ファミレスの値段。(安価なファミレス)
    ヒント:セリフに「私をプロデュースしないPも、勿論居る、よ」と入れる。
    ヒント:創作の場所を示唆する。それと、その方法の特徴。
    ヒント:時折、物語は大衆の意見によって変わる場合がある。という情報を置く。
    ヒント:広「サイアクの場合は神頼みだ、ね」

  • 116二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:24:02

    結 イレギュラー回で決着を着け、二人とも生還

    安価で決めてもらうので未定。最後は篠澤広とPが手を繋いで夕日へ歩いていく描写で終わらせる。


    原因

     Pが死んで、篠澤広が「Pを生きさせたい」と願い、こちら側と接触を図った。
     
    概要

     学園アイドルマスターそのものについての話。Pと永遠に過ごせるように、何回もタイムリープをするように設計させた。
     Pが死ぬタイミングの一週間前に確定で篠澤広にこれまでの記憶を注入し、なんとか阻止する使命を背負わせる。広ルートにのみ存在する為、他のアイドルのルートには存在しない。

  • 117二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:25:01

    これと前フリの文章だけ前々からメモ帳に書いてました。
    あとは全部自分の宗教観だの世界観だの哲学的な部分はその意見を取り入れたり篠澤広の発言から推測して書いてました。

  • 118二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 02:35:37

    >>116

    ありがとうございます! ヒントなども考えた上で書いていらっしゃったのですね。

    安価だから安価なレストラン…なるほど

  • 119二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 10:47:16

    壮大な物語だった
    無事完結したようでなにより
    面白かったです

  • 120二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 18:47:52

    蛇足かもしれませんが…広が轢かれた瞬間に呟いた「エウレカ」って何ですか?
    何かを発見した感嘆符らしいですし「プロデューサーが生きるルート見つけた!」みたいな?

  • 121二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 18:52:57

    >>120

    キャンパスモードの広の固有スキルとかがそんな名前だった気がする

  • 122二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 22:57:50

    >>120

    cm広のスキルカード名がエウレカ!だね

    あとは大昔にアルキメデスが確かお風呂で浮力を発見した時に「エウレカ!」って叫んでたんじゃないっけ?

    だから多分セリフのニュアンス的にはpが死なない方法を見つけたでいいんだと思う、よ

  • 123二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:21:08

    水平思考の話もそうだけど広、ほんとこういうのにあうよな

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