- 1ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 18:30:43
- 2ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 18:32:45
- 3ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 18:33:49
- 4ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 18:35:46
SSまとめ
タウ帝国指揮官候補生氏
タウ帝国指揮官候補生氏 | Writening邂逅、そして忠告 https://writening.net/page?jTvtst とても忙しい一日の終わり https://writening.net/page?SFTG4mwritening.net91レス目氏
感想スレ3の91スレ目の人 | Writening我ら再び<戦闘者>とならん https://telegra.ph/%E6%88%91%E3%82%89%E5%86%8D%E3%81%B3%E6%88%A6%E9%97%98%E8%80%85%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%89%E3%82%93-11-21 彼女達の日常 https://telegra.ph/%E5%B…writening.netブラックバイパー候補者氏
ブラックバイパー候補者 | Writeningプロローグ 疑問と消失 https://writening.net/page?WJENfy 出会いと問題 https://writening.net/page?HynfNewritening.netプライマークソードのサーヴィタ
プライマークソードのサーヴィタ<SS置き場> | Writening・キルチーム<カサエラン>の再会 https://writening.net/page?L4NddQ ・<カサエラン>の日常 https://writening.net/page?m4UMHr ・タイタス+対策委員会VSゲヘナ風紀委員会の石頭VSヴァルキューレ警察学…writening.net - 5プライマークソードのサーヴィタ25/06/02(月) 18:38:46
皇帝陛下と万機神の名の下、スレを保守せよ!!
- 6プライマークソードのサーヴィタ25/06/02(月) 18:46:08新任先生:ディメトリアン・タイタス - ハーメルン平穏はない、休息もない、赦しなどあるはずもない 暗黒の遠未来、あるのは戦争のみ 日常がある、休日もある、ケンカした後は仲直り ようこそ、キヴォトスへ これは…syosetu.org
ブラックバイパー候補者がハーメルンで投稿しているSSのリンク
- 7二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 18:50:48
スレ立てありがとうございますブラザー!!!!
皇帝陛下の名の下に祝福あれ!! - 8二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 18:51:17
このレスは削除されています
- 9ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 18:51:42
前スレの大まかなまとめ
・キヴォトス24時inタイタス先生
・ハイランダー生の間で伝わる誇張されすぎたタイタス先生の噂
・手作りピュリティ・シール
・勘違いされるサクラコ様(いつもの)
・元アーバイツ、ヴァルキューレ生概念
・散々なアバンギャルドくんへの感想
・キヴォトス型ターミネイター・アーマー
・成金趣味な服とギラギラデコマシンガン持ちのムチムチ高身長なバッドムーン氏族
・生前と同じ感覚で無茶をする元ドレッドノートと元ヘルブルート
・レマンラス戦車(レプリカ)、ヴァルキューレの正式装備入り
・エデン条約の襲撃で要塞院を損失した時を思い出す元クリムゾンフィスト
・百花繚乱編、元グレイナイトや元エクソシストの出番あり?
・元レッド・コルセア生徒概念 - 10タウ帝国指揮官候補生25/06/02(月) 20:01:43
スレ立て感謝します、ブラザー
- 11プライマークソードのサーヴィタ25/06/02(月) 20:15:42
今、投稿した自分のSSを振り返ってみたんですが………
タイタス先生、大人のカード使うシーンがない!?
カサエランの4人どころか、タイタス先生自身も戦えるばかりに宝の持ち腐れになってる!! - 12二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 20:16:54
新スレ乙の祈祷
- 13ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 20:20:28
プレナバテス戦で向こうの大人のカードに対抗するために使う可能性はあるから……
- 14ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 23:43:35
スレ一覧に前スレのまとめを追加しました
- 15二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 06:50:01
お疲れ様でありますブラザー!
- 16二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 11:58:14
前スレのヴァルキューレ用レマンラスで乗り込んでくるカンナと後に続いて突入してくるアーバイツ
凶悪化した大阪府警みたいになってそう - 17二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 17:43:24
タイタス先生が大人のカードを手に取ったらサイズ感がおかしくなりそう
- 18プライマークソードのサーヴィタ25/06/03(火) 21:23:04
過去スレの続き
BL、SoH生徒たちが出撃に向けて黙々と、しかし激情を秘めながら準備しているのをクロコは見つめていた。
(………わからない)
彼女らのことを知れば知るほど、シャーレの顧問タイタスの事がわからなくなる。
「少し話せるかな?」
ふと、横から敵意のない声を掛けられて振り向く。
そこにはゲヘナ風紀委員の制服を着た黒髪の少女がいた。
「失礼、名乗るほどのものではない、ただ彼女たちを知る者であり、あのデメトリアン・タイタスを知るものだ」
クロコは突然の事に驚いて、目を見開く。
そのクロコをよそに少女はただ語り続ける
「貴方がタイタスを疑うのも最もだ。君が慕う先生とは何もかもが違う」
「…………」
「彼が先生という職務に忠実なのも、私達と交わした冷徹なまでの誓約からだ。そこには情も妥協もない」
「………」
「そしてタイタスはその本文を全うしてきた」
「………その力と厳格さで?」
「その通り」
「………あの男でなければ世界は救えないの?優しさや寄り添う心では世界は救えないの?、ただ全てを破壊する力と厳格な性格でしか世界は救えないの!?」
クロコは胸に秘めた淀みを吐き出すかのように叫ぶ
「先生じゃあ世界を救えなかったのッ!?」 - 19プライマークソードのサーヴィタ25/06/03(火) 21:47:49
「ストップ、ストップ!………いや止まるな!結論を急ぐな!貴方はまだ何も見てないでしょ!」
叫ぶクロコに少女は慌てて手を掲げて静止させる。
「まったくもう、せいては事を仕損じると言うでしょ?言っとくけど、タイタスは力はともかく、その厳格さのせいで、ものすごく振り回されたり、悩んだり、後悔していた!」
「えっ?」
「ミレニアムなんかじゃあ、私達の銀河からきた子達も調子に乗って、終始振り回されっぱなしだったわ!背中のエンジンを盗まれてヒイコラしてたし、大砲で撃ち出されたり、バカデカいウサギの着ぐるみを着せられて潜入任務なんかしたり………ブフッ、思い出したら笑えてきた」
「えっ、着ぐるみ?」
クロコはなにがなんやら理解できないと戸惑う。
「そしてその厳格さは、タイタスに決断を迫り悩ませてきた。とある勇者であり、王女でもある少女の生末に苦悩したり、条約のときに守り切れず撃たれてしまった少女のことで自責の念にかられていた。2個小隊が公園を占拠した時も、悩んでたわ!」 - 20プライマークソードのサーヴィタ25/06/03(火) 22:46:53
「それでもタイタスは先生として成し遂げてきた。力でも厳格さでもない、職務に忠実だったからでもない。それは生徒たちと過ごすうちに芽生えた”優しさ”から。言っとくけど、こっちに来る前のタイタスなら敵対したあなたを見捨てていたわ」
「ッ.......それは私の”先生”も持っていた。でも私の世界とこの世界では違うことがたくさん」
「その通り、この世界とあなたが生きた世界はまったく違う。あなたの”先生”にはこの世界を救えないし、逆にタイタスでもあなたの世界を救えなかったわ」
「それは........残酷........すぎる!」
クロコは声にならないうめき声をあげた。
「そう、世界は残酷だわ........ただ覚えておきなさい」
「?」
その時風紀委員集合のマイクが響いた。
「あなたの”先生”とタイタスは確かに違うところはたくさんあるけど、さっきの”やさしさ”と同じもう一つ共通点がある。それをさがしなさい」
そういうと少女は踵を返す。
「あ、待って」
「はやく行きなさい。言っとくけどこの世界はタイタスだけで救えるほど甘くない。あなたも含めて力を合わせなければ、あなたの世界以上に悲惨なことになるわ」
「ッ!?」
その言葉にクロコは言葉を失う - 21プライマークソードのサーヴィタ25/06/03(火) 23:03:01
そのころ万魔殿
「キキキ、聞いたかイロハ。風紀委員会の連中がまたタイタスの応援を受けたそうだ」
「でしょうね。ここより、風紀委員会の方がタイタス先生のウケがいいですし」
「おおかたヒナはタイタスの要請を受けて小躍りしてるはずだが、そうは問屋が卸さない!この前と同じように停止め」
その時ひとりの生徒会の制服を着た黒髪の生徒が入ってきた。
「あ?なんだ?ノックもなく無作法なやt」
「申し訳ありません!ただ緊急事態ゆえにマコト様に拝見していただきたいものが!」
「あ、なんだ?」
「このゲヘナゴシック計画の応援メールです!」
その言葉を聞いた途端、マコトの目がかっぴらき、イロハが驚愕のあまり椅子から転げ落ちる。 - 22プライマークソードのサーヴィタ25/06/03(火) 23:08:31
「ゴシック建築の良さがわかるマコト様すばらしい!」
「むむ!」
「あの尖塔アーチ痺れる!」
「むむむ!」
「あのステンドグラスナイスチョイス!」
「むむむむ!」
「マコト像見栄えグッジョブ!次は剣を空高く掲げる感じに建てて!」
「キキ、キャハハハ!、そうかそうか!このマコト様のセンスの威容が広がりつつあるな!」
「その通りです。あのゴシック建築をこっちでも見れるとは!ひいてはマコト様!ここに新たなゴシック建築の設計図を持ってきました!さぁすべてを忘れて語り合いましょう!」
そういうとどこからだしたか何十枚もの建築設計図をマコトの前の机にドサッと置く。
マコトはそれを興味心身に眺める。風紀委員会出動のことなんぞ頭からスッポ抜けていた。
(あんな子、万魔殿にいたっけ?)
イロハは椅子に座りなおしながら首を傾げた。
おあとがよろしいので今日はここまで - 23ブラックバイパー候補者25/06/03(火) 23:50:33
SS投稿乙だ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
差異の方が目立つだけでちゃんと同じところはある、か。これを教えてくれたのが誰なのかは分かるからあえて言わないけど、クロコが見えていなかった側面に気付くきっかけになるかな。
ところで勇者兼王女と条約の方はいいとして、公園を占領したのはrabbit小隊以外にもいるのか、この世界……
マコトの方は……持っていないけど、なんか、こう、おだてればあっさり騙されそうなのは分かる - 24二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 23:59:00
素晴しいss投稿ありがとうブラザー!!
- 25タウ帝国指揮官候補生25/06/04(水) 00:09:09
SS投稿感謝します、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ
クロコと会話してたの、もしかしなくてもあのお方かな?
後マコトに入知恵してるのも同一人物だったりして・・・
公園占拠に関しては候補が多すぎる - 26赤き水兵25/06/04(水) 00:31:23
寝る前に前スレの続き。思いつきで書いたものなので間違えがあったらごめんなさい。
海の上の何処かの場所にある一隻の船で・・・
レッド・コルセア生徒「つかれたな〜」
一人の生徒が、甲板にいた。彼女は略奪者としての仕事を終え一休みつけているところである。
レッド・コルセア生徒「まぁついさっき奪った船で帰港できるし、帰ったらクレープ屋でも行って食べよーっと。」
と上機嫌のまま一休みを終えて次の用事を済まそうと移動しようとした所、
レッド・コルセア生徒「ん、あのデケェ青い飛行機は!?「えいゃ!」うわ!?」
一機の青い飛行機を発見した瞬間に、突然スモークグレネードが投げられ、煙が彼女を包んだ。突然の出来事に彼女は混乱しながも冷静に状況を確認しようとするが、自分たちが乗ってる船とは違うエンジン音、空から人が降りている音、複数人が走ってる音、銃声や手錠をはめているような音などが聞こえさらに彼女はすごく焦ってしまった。
レッド・コルセア生徒「おいブラザー!!襲撃だ!手を貸せ!」
彼女は助けを求めてそう叫んだ瞬間に、煙が晴れた。そこに目に映ったのは先程に頭上に先程見かけた青い飛行機〈サンダーホーク〉のほかに、K.S.P.Dと書かれたボート類、小型船や中型船揚げ句に果てには攻撃ヘリまでもが、自分達の船を囲んでいた。またそれだけではなく甲板の周りとそこから見える操縦室には、犬耳の生徒やスモークグレネードを投げであろう白髮の生徒、その横でドーナツ食ってる青髪の生徒そして警察の格好をしている生徒が彼女の周りを囲んでいた。そして奥から彼女にとって憎たらしい紋章を付けている青いアーマーを着ている大男が彼女にこう告げる。
「私は・・・〈シャーレの先生〉であるタイタスだ。たった今我々がこの船を奪い返した。抵抗は無駄だ座れ。」
こうしてレッド・コルセアが奪った船は、レッド・コルセアがついさっきやった強襲の戦術とほぼ同じ方法で奪い返されてしまった。
そして捕まったレッド・コルセア生徒はタイタス先生にこぴっどく叱られるのはまた別の話。 - 27二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 08:01:11
プロトコル・投稿お疲れ様の祈祷
- 28二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 12:28:52
タイタス先生もやることが、やることが多い!って内心呻いてそう
- 29プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 18:07:09
まあスペースマリーンなんて過労死の星に生まれたような存在ですし
- 30プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 18:32:06
- 31二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 18:51:54
急に思い出したけどアストラ・ミリタルムにはエリシア連隊っていう空挺作戦を得意とする部隊もあったな
- 32二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 18:54:13
このレスは削除されています
- 33ブラックバイパー候補者25/06/04(水) 19:48:40
SS投稿乙だ、ブラザー・赤き水兵!
このやり方を伝授したのは前スレの設定にあったヴァルキューレ海警入りしたレッド・コルセアかな。煙幕で視界をつぶして急襲というのはよくある戦法だから自然とたどり着いただけかもしれないけど
- 34プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:00:39
>>22の続き
「せ、先生がカイザーと交戦中、足止めされてます!」
「なんでこんな時にカイザー!?関係ないじゃないの!」
アビドス高校では、アヤネの切迫した報告にセリカは頭を抱える。
「で、でも先生はトリニティとゲヘナにも協力を取り付けてました。しばらくすれば援軍が」
「間に合わない」
アヤネの言葉をホシノは一蹴する。
「みんな……ここからは私に任せて、もう誰も傷つけたくない」
うわ言のように呟いた後、ホシノはドアへ向かう。
「ち、ちょっと待ってください!あの数の敵を相手にするんですか!?流石にタイタス先生でもキツイですよ!」
「私一人ならできる。後のことは気にしなくていいよ、対策委員会にはなんの責任もないから、責任を負うのは私だけでいい。みんなは待っていて」
その言葉を聞いた瞬間、シロコはホシノと扉の間に立ち、銃口を向ける。
「ホシノ先輩が言う、みんなって?」
- 35プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:26:05
アビドスの対策委員会が一種触発の中、タイタスは乗客と乗務員を守りながらデスガード相手に奮戦していた。
ハイランダー生徒達がなんとかタイタスを援護しようとするが、催涙弾の影響で不調をきたし、そのうちに接近してきたデスガード生徒に至近距離からフルオートショットガンを撃たれ気絶する。
だが損害を重ねているのはデスガードも同じだった。タイタスのボルト弾を1〜2発は耐えれても、5発連続で撃たれれば沈黙する。
「損害は………2割といったところか。まぁまぁだな」
デスガードの指揮官は戦況を見極めながら、おもむろに無線を開く。
「ピュートリファイヤーからジェネラルへ、どうぞ」
「ジェネラルだ」
「潮時ね、後退する」
「貴様らならまだ耐えられると思ったが?」
「バーさんを労りなさいな。少なくともまだ総会と列車砲探しが残ってるんじゃないの?ここで消耗しつくすのは聡明なジェネラル殿なら愚策と分かるはず。」
「その手には乗らんぞ」
「バーさんの助言は聞いときなさいなって」
「………デスガードは、後退した後列車砲捜索及び総会防衛のために部隊を再編成しろ」
「了解」
「デスガード諸君、後退する。負傷者に手をかせ!」
ありったけの煙幕弾が半円を描いて打ち上げられる - 36プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:37:59
タイタスは戦闘が終息に向かいつつあるのを感じた。
多重の煙幕が周りを包み、突撃してくるのかと身構えたが、銃声は遠ざかっていきポツポツとマズルフラッシュが消えていった。
(終わったか?)
タイタスは警戒心を維持しながら、うずくまる乗員、乗客を診る。
幸い、催涙の影響はあるがそれ以外に異常をきたしたものはいない。
「ケルストロスからタイタス先生へ、聞こえますか?」
「タイタスだ、聞こえてる」
「今ゲヘナを飛び立ち、急いでそちらへ向かっています」
「了解した。ゲヘナからの増援はどうだ?」
「風紀委員長自ら陣頭指揮をとってアビドスへ向かうそうです。」
「ヒナ委員長がか………かたじけないな」 - 37プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:50:03
カサエランのヘリがタイタスを回収し、アビドス郊外に到達したときには日が上っていた。
「センセー!アビドスから煙が上がってる!数は3つ!」
「煙だと?………攻撃をうけたか!?」
ウルファの報告を聞き、タイタスは開け放たれたハッチからアビドス高を見つめる。
たしかにグラウンドから航空燃料らしき煙が3つ上がっている。
「ダリウス!アビドス高に近づくな。2キロほど離れた場所で俺達を降ろせ!」
「了解」
比較的障害物のない開けた場所を見つけ、ヘリはホバリングし、タイタスとケルストロス、ウルファは降り立ち、アビドスへ向けて駆けていく。
彼らが到着したとき、アビドス高は戦闘が終わりヘリの残骸が炎上しているのみだった
「た、タイタス先生!」
「センセー、アヤネ委員だ!」
アヤネの声を聞き、ウルファとオオカミがその場所へかける。
「なにがあった!?私募ファンドの連中が攻めてきたのか?」
「ほ、ホシノ先輩が暴走しました!」 - 38プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:54:55
みんな、大丈夫
ノノミちゃん、待っててね
もう
過ちは終わらせる
先生には誰も傷つけさせない
おあとがよろしいので今日はここまで - 39プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:57:17
他所のスレに誤爆してしまった
- 40ブラックバイパー候補者25/06/04(水) 23:48:03
SS投稿乙だ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
とうとうホシノが暴走してしまったか。カイザーの時間稼ぎもうまく使われた形だ。これも全て地下籠りの盤上になっているということなのか - 41二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 06:21:42
おぉ……事態が混沌としてきた…
- 42二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 07:50:43
ホルス因子が大暴れするぞ
- 43二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 15:55:10
凶悪なガントレットを振り回したりするんか…
- 44二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 20:08:37
>>38の続き
「………ホシノ先輩は一人で行ってしまいました」
アヤネがタイタスに視線を向けて呟く
「みんなはついてくるなって」
セリカもタイタスに視線を向ける
「特に理由を言わず」
「一人背負い込んで」
「強引に」
カサエランの3人もタイタスに視線を向ける。
「先生を見習って」
シロコもタイタスに視線を向ける。
5人揃ってジト目を向けられ、タイタスはバツが悪そうに顔をしかめる。
「………前にホシノを助けに行くために独断でカイザーの施設へ行った俺が反面教師となってホシノの暴走を招いたのは肯定する」
渋々とタイタスはあの行動が間違いであったと肯定した。
「でも考えたら、先生みたいに戦うより距離を開けてついて行ったほうが良かったかも………私が至らなかった」
「なに落ち込んでるのよ、シロコ先輩らしくないわね。以外と死角が多い先生はともかく、ホシノ先輩なら巻かれるだけ!」
「ん、ありがとうセリカ」
「素直になられても、これはこれでやりづらいわ!」
セリカの「死角が多い」発言にタイタスは「むぅ」と少し呻いた。
- 45プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 21:25:14
ともかく状況を整理することにした対策委員会とチームカサエラン。
「すべてを片付けたら、責任をとって姿を消すと。どうすれば先輩を助けられますか?」
今までの状況を報告したアヤネがタイタスに不安げに呟いた。
(.........これはベレンの時と同じではないか?)
タイタスは不意に違和感を感じ、思考を巡らした。
周囲の状況に追いつめられ、一人孤独に先走り事を成そうとしているホシノは、爆発により弟子を傷つけられ、怒りのあまり暴走し、シスターフッドを攻撃したベレンと重なる。
(まさか...........ティーンチに連なる者か?)
このキヴォトスには混沌の神に仕えるディーモンが生徒化した者たちもいる。
彼らの多くは今の姿と世界を受け入れ信仰を捨てて生活しているが、一方で治安の悪さに乗っかり悪事を働く者も珍しくない。
今回のホシノとベレンの件は裏で手を引いている者がいるのではないか?
タイタスは仮説にたどり着く。
「タイタス先生?」
アヤネの不安そうな声にタイタスは我に返る。
「シロコ、セリカ、アヤネ、覚悟は...........聞くまでもないか」
「あったり前じゃない!このままじゃあBLとSoFのみんなに顔を合わせられない!」
タイタスの言葉にセリカは不敵な表情で返す。
幾度の激戦を潜り抜けてきたアビドス高校は対策委員会、BL、SoHともに強い仲間意識が芽生えていた。
マリーンの彼女たちに留守番を頼まれたのだ、それに応えなければ名折れだ。とセリカのまなざしは訴えていた。 - 46プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:01:52
「まずノノミ先輩を助けなければいけません」
「一人で向かったホシノ先輩を止める必要があります!いくらホシノ先輩が強くても、数で押されれば手も足も出ないはずです」
「そして.......アビドス砂漠のどこかにある「列車砲」を悪い大人たちの手に渡らないようにしなければなりません」
「そのためには、砂漠横断鉄道の問題も解決しないと」
「曖昧になってた”対策委員会”と”生徒会”の扱いも」
「ウーン、ノノミ委員なら私と相棒の鼻が使えるかえら良いとして、ホシノ委員長を止めるのと列車砲を手に入れるのはセンセーに任せればいいけど、鉄道の権利やら生徒会やら、は手に負えないなー」
対策委員会の会話を聞いて、ウルファは呻くように呟く。
「私たちにとって、弱点となる場所ばかり突かれるこの状況は......誰かの執拗な悪意を感じます」
「アヤネ委員の言うとおりだ、俺も何者かからの悪意を感じる」
「え、先生も!?」
アヤネの直感を肯定したタイタスにセリカは少し驚いた - 47プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:14:19
「私にとっての対策委員会と同じように、ホシノ先輩にとってアビドス生徒会は大切な場所。その存在を、先輩自身が否定するのは.........」
「うん、アビドス生徒会もちゃんと残さないと」
「そうだな」
シロコの言葉にセリカとタイタスは頷く。
「ごめん、セリカと先生。私のわがままで.......」
「き、気にしないでください先輩!」
「大丈夫だシロコ、俺たちアスタルテスにとって、居場所を無くすのは言葉で表現できないほどつらいことだ。それに俺は先生として職務に励む誓いを立てた。お前たちのわがままなど軽い奉仕に過ぎない」
このキヴォトスで多くの挫折と悟りを経験したタイタスがツンデるセリカと対照的にほほ笑む。キヴォトスに来た当初はこの表情を人前で見せたことがなかった顔だ。 - 48プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:25:05
「とりあえずアビドス生徒会と対策委員会から解決するぞ」
「エー、一番難しいのからやるの?」
「ウルファッ」
文句をいうウルファにケルストロスが縦一文字に脳天割を食らわせる
「......たしかユメ前委員長が療養により席を外れたあとは空席になってる筈だ。ならばその役職に就くものを決めればいい」
「それって.......」
「補欠選挙」
タイタスの言葉に呆気にとられたアヤネにダリウスがフォローを入れる。
「補欠、選挙..........」
その言葉の真意を理解しアヤネが生徒会長に立候補し、アビドスの全員が賛成ののちアヤネ生徒会長が誕生するのに時間は掛からなかった。 - 49プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:38:47
「これから債権団体総会に乗り込み、ユメ前生徒会長が結んだ契約を維持します!なぜなら私たちにはその正当性がありますから!そして列車砲の権利はネフティスにも私募ファンドにも渡しません!同時にネフティスからノノミ先輩を返してもらうよう要求します!この要求を受け入れなかった場合、敵対行為とみなし実力行使にでます!」
「”シャーレの先生”デメトリアン・タイタスはその声明を支持し、持てるすべての力を行使する!」
「よっしゃ!ノノミ委員の場所はアタシと相棒に任せろ!」
「ヘリの離陸準備に行く!」
「わが母上サングィニスに伝え”ブラッド・エンジェル”の支援を申し出ます!」
「ん、ホシノ先輩は?」
「ホシノ先輩は.........」
その言葉の意味を理解したのか、アヤネはワナワナと怒りで震えだす。
「書記に降格です!」 - 50プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:45:05
「ノノミ先輩を助けホシノ先輩を助けるには、まず私募ファンドを突破しなくてはいけませんが.......」
「ならば俺に作戦がある」
そういってタイタスは地図に指さす。
「今、サングィニス閣下率いるトリニティの”ブラッド・エンジェル”たちがアビドスへ向かってる。彼らを迎えるにはこの駅を確保する必要がある。そのためにはここの全員の力が必要だ!」
「はい!」
おあとがよろしいのできょうはここまで
明日は休みです - 51プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:59:33
ところでエデン条約編の流れはタイタス先生が起こす波紋をもとに物語を描いていますが、”条約のときに守り切れず撃たれてしまった少女”は誰だと思いますか?
- 52ブラックバイパー候補者25/06/05(木) 23:14:48
SS投稿お疲れだ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
ベレンと状況が重なっているというのもあるけど、悪い方へ簡単に転がっていくのも違和感を感じる要因になっているかも。何者かにいつの間にか誘導されるというのはレシディアス星系で経験しているし。……丁度こっちもティーンチの眷属と信奉者だったな
一応参加していたネームドで考えるとナギサ、ヒナ、アコから一択だけど……まさかモブのだれか?
- 53二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 06:21:35
ss投稿お疲れ様でしたの祈祷プロトコル実行
地下ピーはホンマ混沌好みなキャラですよね - 544225/06/06(金) 07:53:21
よく考えるとホシノがテラー化したらブラッドエンジェルも暴走し始めるのでは?
- 55二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 16:50:26
- 56二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 18:08:26
- 57二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 18:59:11
- 58ブラックバイパー候補者25/06/06(金) 19:05:53
ブラッドエンジェルが抱える黒き怒りはサングィニウス閣下由来だから……と言いたいけどそもそも黒き怒りの始まりはホルスが関わっているから否定しにくいな
あとホシノのテラー化でルナーウルフ由来の元マリーン生徒のテクスチャが剥がれそうになるというのを前々から考えたことがある。地球の戦いの最後、大逆派の旗艦『ヴェンジフル・スピリット』で皇帝と戦った時にサイキックを使った描写があるから、サングィニウス閣下の死でブラッドエンジェルの遺伝種子に黒き怒りが広がったように、総主長ホルスの力が顕出するのに合わせてホルスのサイキックの影響で元の姿に戻ろうとする、という感じで。サイキック的な繋がりが総主長とマリーンにあるからこういう事象が起きてしまうと思うんだ
- 59二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 19:06:08
- 60プライマークソードのサーヴィタ25/06/06(金) 20:42:06
- 61プライマークソードのサーヴィタ25/06/06(金) 21:04:50
- 62二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 21:19:04
お化け屋敷(ガチ)だったらメチャクチャ頼りになるな……
- 63ブラックバイパー候補者25/06/06(金) 21:35:36
今日はリオの誕生日、ということで思ったんだけどマリーンたちって誕生日とまではいかなくても同じ誕生月のマリーンをまとめて祝ったりするんだろうか?
ここでいう誕生月は生誕した月ではなくマリーンとして肉体改造が終わった月になると思うけど - 64二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 06:15:38
- 65二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 07:36:06
ヴァルキューレの車両デポにもいるメカニカス生徒、レマンラス戦車も彼女らのツテで導入したとかそんな感じかもしれないし、押収された機械類の検分役かもしれない
- 66二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 13:17:12
美食研が給食部の車両を強奪、アクセルを踏むが動かない
「おかしい…で…すね……」
後ろを見ればタイタス先生が車両後部を持っていて
"車両強盗と誘拐の現行犯だ" - 67ブラックバイパー候補者25/06/07(土) 19:41:49
- 68二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 19:52:27
>>50の続き
攻略法その四「心は予測も制御もできない」
多くの負の感情によって生み出された渾沌があなたの前に立ちふさがるでしょう。
先生、あなたなら知ってるはずだ、ルールに縛られる愚かさを。
このボード台の上は、あなたと私の独壇場。
さぁ、あなたのターンですよ
- 69二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 19:54:01
たまにどころか頻繁に起こりそうで悲しい……
- 70プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 21:02:03
「ウルファからセンセーへ。ノノミ委員の居場所が分かった!場所はアビドス中央駅旧庁舎。繰り返すアビドス中央駅旧庁舎!」
「ん、そこは債権団体の総会が行われる場所」
「二手に分かれるのを想定しましたが、これでホシノ先輩が背負おうとした全ての問題が解決します!」
ウルファの報告にシロコとアヤネが頷きあう。
「やっぱ、先生を含めたマリーンってすごいわね」
「ん、セリカが攫われたときも先生とホシノ先輩、BLとSoHのみんなが頑張ってくれた」
「い、いつの話よ!もう忘れてってば!」
シロコの言葉にセリカは顔を真っ赤にして遮ろうとする。
「思えば、昔の話のようですね」
「ん」
「………ありがとう、みんな」
「礼には及ばん。先生として成すべき事をしただけだ」
タイタスの言葉に対策委員会の3人は明朗な表情を浮かべた。 - 71プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 21:34:36
対策委員会が作戦会議を終えて、駅へ出撃したその頃、アビドス中央駅旧庁舎西地区では、ホシノが私募ファンドの私兵を蹂躙していた。
一つのグループが立ちふさがるたびに、淡々と処理しつつ歩んでいく。
悲鳴じみた応援要請を受け、私兵達はホシノの元へ集まっていく。
その兵士たちをホシノは、ショットガンで撃ち抜き、拳銃の弾丸を脆い部分に撃ち込み、至近距離の敵にシールドを叩き込み数十メートルまで吹っ飛ばす。
「全戦力をホシノに集中しろ!総会が終わるまで中にいれるな!」
押収品競売組合長が、無線越しに怒鳴りつける。
その言葉に触発されたかのように、ホシノの目の前を武装したヘリが立ちふさがる。
「またヘリ?」
他愛もなさそうに呟くホシノへ向けて、ヘリはミサイルを撃ち込むが、ホシノは弾着場所から素早く走り出し、残骸を足場に高く跳躍し、ヘリに乗っかる。
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
ヘリ乗員が叫んだが、既に遅くその顔に銃口が向けられていた。 - 72プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 21:50:45
ホシノが一騎当千の闘いをする中、総会の会場ではネフティスと私募ファンドの間で内輪揉めが起きていた。
「黙れ、ネフティス!」
私募ファンド側が子飼いの兵士たちの銃口をネフティス幹部に向けさせる。
「なんの真似でしょうか?」
「お前たちの企みなど、とっくに分かっている。我々を裏切ろうとしているのだろ?」
私募ファンドの糾弾にネフティス幹部はおもむろに指を鳴らした。
その途端、会場に重装備の生徒達6人がなだれ込む。
その少女達のベストにはカイザーPMCの文字が書かれ、ショルダーアーマーにはデスガードのワッペンが貼られていた。
「か、カイザーPMCのアスタルテスだと!?」
「おやおや思った以上に名が売れてたようね。どうやら老骨に身を打ったかいがあったよ」
私募ファンドの驚愕の叫びに、デスガードのピュートリファイヤーはケラケラと笑う。
そのデスガードたちを後ろに侍らせネフティス幹部は勝ち誇ったように宣告する。
「言葉には気を付けてください。列車砲は私達のものです」 - 73プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 22:22:17
「ゲェーー、シャーレの魔神!」
「たべないでー、美味しくないよー」
ネフティスの裏切りを聞き、急遽横断鉄道の作業を開始したノゾミとヒカリ率いるハイランダーだったが、その前に青いアスタルテスと対策委員会が立ちふさがっていた。
「ハイランダー学園に告ぐ。今すぐアビドス対策委員会の許可を受けてない工事を中断せよ!従わない場合はシャーレの先生である俺が武力行使を行う!」
タイタスの威風堂々とした最後通牒にハイランダー側は渋々と従った。
「ケルストロスは、サングニィウス閣下が到着するまでここを確保、ダリウスはケルストロスの指揮下に入り航空支援を行え」
「了解!もし先生がいない間に何かしようものなら、後悔させてやります」
ケルストロスが強く頷く
「ではアヤネ会長、総会まで出発するぞ」
「はっはい!」
タイタスの言葉にアヤネは返した。 - 74プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 22:42:17
「どうなってるのこれ!?」
多くのスクラップが散乱した戦闘跡にセリカは上ずったように呟く。
「………ホシノ先輩は?」
「待ってください………見つけました、前方700m先に確認。でもドンドン離せれていきます!」
「ん、先生!」
「ペースを上げるぞ、俺が先頭に立つ、シロコとセリカは俺を盾にしろ!」
タイタスはボルターを残存する私募ファンドの私兵達に無駄なく撃ち込みながら前進する。その陰をセリカとシロコが側面を警戒しながら着いていく。
盾持ちノオートマタがタイタスの行く手を塞ぐが、すかさずチェーンソードを振りかざして、盾を払い態勢が崩れたオートマタの体にボルト弾を撃ち込み破壊する。
ブラックマーケットのヘリがタイタスたちの行く手を阻んだが、すぐに破壊したオートマタの盾を掴み、ヘリのエンジン部に投げつける。
勢いよく放たれた盾はヘリのエンジンを突き刺し、出力を大幅に減少させ墜落させる。
一連の戦闘を難なくやって魅せて、それでいて体幹がブレる事なく、ドンドン前進してくる死の巨人に私募ファンドの私兵達は士気が急速に、低下していった。 - 75プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 22:46:18
おあとがよろしいので今日はここまで
- 76ブラックバイパー候補者25/06/07(土) 23:40:50
SS投稿ありがとう、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
同じ無双でも盾持ちだけど基本機動力で翻弄するホシノと正面から叩き潰すタイタス先生で対比になっているな
……後輩たちを見ているようで見ていないホシノとついてこさせる形だけど歩調を合わせているタイタス先生という形でも対比になっているけど - 77プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 09:07:22
オデュッセイア海洋高等学校に所属するマリーンでちょうど良さそうな戦団を見つけたから紹介します。
ホスピタラー戦団
インペリアルフィストの後継戦団でブラックテンペラーと同じく帝国正教を信仰しているけど、ホスピタラーは主に帝国中の交易ルートの保護や巡礼者たちを守ってる異色の戦団。
その名前の通り負傷したマリーン達の治療や負傷者の保護もしていてキヴォトスの救護系とも相性がいい。
キヴォトスに来たホスピタラー戦団の生徒は、オデュッセイア海洋高等学校に所属し航行ルートの保護、および海難事故があればいち早く急行し、負傷者の治療もする。
詳細な紹介は英語だけどここHospitallers"In death is the Emperor's love equally shared." — Brother Raphel of the Hospitallers Space Marines Chapter The Hospitallers is a relatively young Successor Chapter of the Imperial Fists, raised during the 24th Founding a little over two Terran millennia ago. The Hospitallers is a fleet-based Chapter that famously rejected the teachings of the Codex Astartes by which most of its brethren among the Adeptus Astartes abide. The Hospitallers is also one of the few Chapters to recognise the...warhammer40k.fandom.com - 78二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 09:15:06
ss投稿お疲れ様でございます
タイタス先生のパワーは頼り甲斐があるなぁ… - 79プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 10:29:04
>>74の続き
「これで終わりでしょうか?」
デスガードの攻撃で粉砕されたオートマタ達の上に立ちながら、ネフティス幹部は意気揚々と話す。
「ぐぅ………」
完全に主導権を奪われた私募ファンドの債権者達はうめくことしかできない。
「ところで、先程私達が裏切ったという報告はどこから?」
ふと、どこからか情報が漏れた気になった幹部が尋ねる。
「私だ」
「な、スオウさん!?」
こともなげに呟くスオウに、ネフティス幹部は虚をつかれる。
「ま、ま……まさか寝返って」
「いいや、そうじゃない」
二転三転する会場に二人の男が現れた。カイザーのプレジデントとジェネラルだ。
「プ、プレジネント!?」
事態を飲み込めないネフティス幹部がパニックになる中、おもむろにジェネラルは指を鳴らす
「まぁそういうことさ。若造」
ピュートリファイヤーが幹部の額に銃口を向け引き金を絞った
- 80プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 10:53:47
「ッ!」
ホシノを追いかけ、進軍するタイタスと対策委員会3人の前に、発煙弾が次々と投射される。
「ちょっと、なにこれ見えない!」
「デスガードだ!煙に近づくな、催涙にやられるぞ!」
タイタス達が歩みを止めたと同時に、煙の向こうから何十個ものマズルフラッシュが光る。
そのデスガード達へ向けて、ボルトライフルを向けるが、遠方のビルから閃光が走り、ボルトライフルに重量のある弾丸が着弾し、タイタスの手から弾かれ、飛んでいく。
「ぐぉっ!」
「先生!?」
「対戦車ライフルだ、ビルの陰に入れ!」
すかさずボルトピストルをデスガード達に撃ちながら、対策委員会の3人を物陰に誘導する。
タイタスがビルの陰に入る前にもう一発が頭部をかすめたが、大事には至らなかった。
「ん、狙撃手。カラフルなビルの20階ぐらい!」
「距離があり過ぎて、こっちの武器じゃあ届かない!」
「やむを得ない。ルートを変更するぞ」
シロコとセリカの報告を受けて、タイタスが進軍ルートを変更使用もした時、アヤネが切羽詰まった声で報告する。
「先生!、カサエランの二人とハイランダー学園が居る所にカイザーPMCが!?」 - 81プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 11:13:11
「うぉーなにこれー」
「どうなってるの?」
次々と押し寄せるカイザーPMCの兵力にハイランダー生たちはパニックに陥る。
「私募ファンドの兵力を確認。排除する」
PMC兵がおもむろにハイランダー生徒に銃口を向ける。
「ひッ、わ、私達は何も」
だが生徒が言い終わらない内に銃声が鳴り響き、PMC兵が倒れる。
「敵だ!ハイランダー生は応戦しなさい!ダリウスは上空支援を開始して!」
ケルストロスが動揺して動けないハイランダー生達を物陰に隠しながら、発砲する。
「えー、シャーレの命令を受けるのー?」
「ハイランダーは他所の命令は受け付けないよ!」
「痛い目を見たくなかったら、撃ちなさい!」
ノゾミとヒカリの抗議をケルストロスは言葉で押し被せる。
それに吊られてハイランダーの生徒たちも応戦し始める。
「」 - 82プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 11:22:03
「カイザー?」
目の前に現れたカイザーの私兵達にホシノは怪訝そうな表情を浮かべる。
「ふ。見つけたぞ、小鳥遊ホシノ」
ジェネラルはSOFの隊員とデスガードを引き連れ、ホシノの眼の前に立ちふさがった。
ホシノはおもむろに拳銃を握りしめ、目の前を塞ぐ不届き者達に啖呵を切る。
「退いてもらうよ」 - 83プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 11:43:19
「ケルストロス、状況は!?」
「大丈夫です!持ち堪えられます!」
タイタスの呼びかけに、ケルストロスは無線越しに応える。
「ホシノ先輩はカイザーと交戦中です!」
「ホシノは止まったのに、こちらは別のルートを進まねばならないとは………」
「総会まであと、1時間しかありません」
「大丈夫、まだ間に合う!」
焦燥にかられるアヤネを、シロコは落ち着かせる。
とはいえ、状況は悪いほうだ。
総会に到着するのが、優先すべきことだが、ケルストロス
達も心配だ。
タイタスがどちらへ向かうか考えようと決めようとした時
ダリウスの声が無線から響いた。
「アビドス郊外から列車を確認!」 - 84プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 12:05:14
「来た!」
ハイランダー生徒達を纏め上げ、カイザーPMCと銃撃戦を繰り広げている時、遠方から高速で接近する列車を見て歓声を上げる。
その列車から人型の物体を吊るした小型ヘリコプターが2機飛び立ち、カイザーが包囲する外縁側へ向かう。
それに気づいた兵士たちが攻撃するも、吊り降ろした物体から駆動音が鳴り響き、強烈な弾幕が放たれる。
銃撃に怯んだカイザー達の真上をヘリが飛び去る瞬間、物体を吊るしたワイヤーが放たれ、地上に降り立つ。
赤い装甲を身に纏ったそれは、至近距離にいた兵士を大型クローで薙ぎ倒し、距離が離れた敵にガトリングの弾幕を浴びせる。
ブラッドエンジェルのターミネイターアーマーがカイザーPMCを蹂躙していく。
サングニィウス率いる赤きアスタルテスたちが到着したのだ。
ちょっと休憩入ります - 85プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 14:29:12
ブラッドエンジェルがハイランダーの救援に駆けつけた頃、ホシノはデスガードとカイザーSOFの足止めに手間取っていた。
「撃破しなくていい、総会の終了時刻まで持たせろ!」
ジェネラルの命令をデスガード達は忠実に実行していた。
SOF兵士がホシノに撃たれ倒れ込めば、彼女たちはすぐに穴を埋め、さらに負傷した味方の邪魔にならない所に置く。
そしてデスガードの隊員を倒そうにも、重装備の彼女たちはホシノの銃撃でも容易に沈黙しない。
舌打ちしたホシノがシールドに隠れリロードした時、瓶が投げつけられ、地面に落ちて割れたかと思うと尋常じゃない異臭がホシノを襲い、涙が溢れ気力が削られ、シールドの陰にもたれかかる
「どうだ、バーさんお手製の催涙瓶は?」
勝ち誇ったかのようにピュートリファイヤーはフルオートショットガンで集中攻撃する。デスガード達は動けないホシノに弾幕を作りながら包囲していく。
追い詰められたストレスでホシノの思考が鈍る。ホシノは無我夢中で、シールドをデスガードに振るった。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
その時、信じられない事が起こった。
そのデスガードは何か見えない力で殴られたかのように、宙を舞いながら後方へふっとばされた。
ジェネラルとピュートリファイヤーは突然の事に唖然とする。ピュートリファイヤーはふっとばされたデスガードからホシノに目をやりそして凍り付く。
「あ、あれは…………」
涙が流れ、あえぐように息をするホシノはは気づいていなかった。
彼女の左上頭上に朧気ながら、黒いオーラを纏った巨大なメイスが浮かび上がっているのを。
おあとがよろしいので今日はここまで - 86二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 17:15:53
遂に来た
- 87ブラックバイパー候補者25/06/08(日) 17:47:07
SS投稿乙だ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
とうとうホルスの力が顕出してしまったか。ほとんど無自覚で咄嗟に出てきた、という感じだけどホルスを知っていてもおかしくないデスガードからすればとんでもないものを呼び起こしてしまったと思っていそうだ。ジェネラルはそんなことを知らないから攻撃しろって命令するけど、こればかりは拒否されるだろう。目の前の脅威と手元の喧しさなら前者から逃げる方を選ぶしかない状況だから - 88ブラックバイパー候補者25/06/08(日) 18:01:48
あと書き忘れていたけど今のサングィニウス閣下はキヴォトスでその正体が知られているのだろうか?
最終編で自分の正体を明かしてマリーンやミリタルムたちをまとめ上げて防衛にあたってもおかしくないと思うんだ。まあ世間からは我の強い連中をまとめ上げられる人物止まりかもしれないけど - 894225/06/08(日) 18:39:12
- 90タウ帝国指揮官候補生25/06/08(日) 21:23:57
SS投稿感謝します、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ
出たぁ(絶望)
久々にこのスレに来たら最悪の状況になってる・・・
デスガード達が手強いとか考えてたのにそれらが全部吹き飛んでしまっているよ・・・
しかもブラッドエンジェルがここに向かってるからそっちもこの惨状を見て暴走しかねないのもヤバい - 91二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 06:11:04
デスガードの古参とか顔真っ青になってるんだろうなって
- 92二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 06:21:38
SSありがとうございますブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!!!!
そしてホシノの頭上にすんっごい見覚えのある大元帥のワールドブレーカー!!!!!
精神がすり減ってきてるのもあって表に出てきてしまったか
にしてもあのパワーモール、スペースマリーンの胴体並みに大きいから威圧感半端ないだろうなぁ……