- 1火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:57:37
~~~INTRODUCTION~~~
「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。
世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、2100年代の地球に於いて、太平洋上に浮かぶその鋼鉄製の大地は人類にとって最も主要な生活拠点として機能している。
中央政府による統治、限られた世界の中で日々を暮らす人々、解放を謳う無法者達とそれを取り締まる警察機構。
混沌とした科学技術といつからか人に宿る様になった異能。
ようこそ、セントラルへ。
ようこそ、人類最後のフロンティアへ。
~~~~~~~~~~~~~~
・wiki(「大雑把な世界観」の項目をご一読ください)
ここだけ異能集う海上都市【1/31更新】INTRODUCTION 「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。 世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、2100年代の...w.atwiki.jp【置きレス参加推奨】ここだけ異能集う海上都市part7|あにまん掲示板~~~INTRODUCTION~~~「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、210…bbs.animanch.com - 2火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:58:10
【参加したい方へ】
・新規参加の方はまずは進行中の裏スレにてキャラクターの作成と登録をしましょう!個人が保有出来るキャラクター数に制限はありませんので、まずは自分が一番動かしやすいと思うキャラを一人作ってみることをおすすめします。
・分からないことがあれば裏スレで聞いてください。
・当スレでは『置きレス』形式でのご参加を推奨しています、1日1レス返せれば良いor返って来れば良い、くらいの心持ちで。
・ただし連絡の無いまま待たせ『過ぎる』のは厳禁です、どうしても2日以上返信が滞ってしまいそうな場合は、予め裏スレの方でお相手にご連絡をさしあげてください。
・「私生活があるしリアタイ参加は難しい……」「荒らしとかしてないのにいきなり規制食らったんだけど!?」「スレの速度に着いて行けねぇよ~(涙)」とお悩みの方々、どうぞ一度お立ち寄りください。
・参加者及び参加者各自が保有しているキャラクターを管理する為、参加時には名前にトリップをつけることをお願いしております。
・あにまん管理側による集団規制、また個々の回線の問題などでスレ建て者によるレス削除等の管理が行き届かない場合があります、荒らしには反応せず通報やスルー対応を徹底してください。
・エロシチュグロシチュも許容いたしますが、ディープな描写をする場合はテレグラフを用いるなど削除されない様に対策をお願いします、またお相手がそうした描写を嫌がっているのに無理強いするのもやめましょう。
・次スレ建ては>>190を踏んだ方にお願いします。
- 3火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:58:37
【禁止事項】
・確定ロール、無敵ロール、一般的にこういった遊びで敬遠される行為は同じく禁止です。
・ただしこれら↑をうっかりしてしまう場合もあります、見かけた場合まずはやんわりとした口調で注意をお願いします。
・その他、お相手が「これは嫌だ!」と言う行為も都度対応していただければと思います、円滑な遊びの為にもコミュニケーションを大切にしましょう。
(以下キャラクリ時のお願い)
・当スレはオリスレです、版権キャラ、版権設定のご利用はご遠慮ください。
・舞台を破壊しかねない様な大規模の能力はご遠慮ください(例:「半径数kmに渡って凍結させるor炎上させるぜ!」「島の地面に海まで貫通する巨大な穴を開けられるぜ!」など)
・対処不能、或いは対処法が極端に限られる能力はご遠慮ください(例:「俺が時を止めた……動きたければお前も時の世界に入門するしかないぞ」「俺の質問に答えた奴は問答無用で洗脳されるんでよろしく~」など)
・舞台に単独で多大な影響を及ぼしてしまいかねない権力者キャラはご遠慮ください(例:「俺はフロア・セントラルの航行先を全部決められる船長で……」「俺がこの島の権力の頂点に立つ大統領なんだよね」など) - 4火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:58:53
>>10まで保守
- 5火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:59:08
保
- 6火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:59:24
守
- 7火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:59:38
し
- 8火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:59:52
ま
- 9火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 02:01:48
し
- 10火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 02:02:03
た
- 11火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 02:06:01
(本スレナンバーは8になります、変更ミス申し訳ありません…)
- 12塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 02:43:50
前スレ200
ルイも手を広げて受け入れる姿勢に入る
荒れ荒んだ裏路地に二輪の花が咲こうとしていた
しかし
「ルイ!!」
どこからかハッキリとした声が聞こえる
それは幼い少女の声のようであり、どこか儚くもあった - 13火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 02:48:15
- 14塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 02:51:38
- 15火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 02:56:20
- 16塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 03:00:45
- 17火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 03:04:45
- 18塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 03:09:43
- 19火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 03:16:07
- 20塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 03:22:56
- 21塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 03:43:24
「だから躾直すのだ。あいつは最初のほうでも兄を見捨てて逃げ出した。やはり信用ならなかったな」
少女がそう言い、おかっぱの男は首だけのルイを見た。
そして何やら不気味な笑みを浮かべ、おさげの少女に何かを耳打ちした - 22◆pO7ms4XCRrzA25/06/03(火) 19:46:15
前スレ176
ふふん、恥ずかしいんですか?同じですね〜^ ^
(クスクスと笑う少女は見た目より幼い印象に見える)
セントラルも不便な所はありますからね、早く旅客機の離着陸を許可して欲しいものですね...輸送船だけだと....っとそろそろ着きそうですね。
(少し政治的な話になりかけたが着地に備え話を切り上げた) - 23内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/04(水) 20:10:55
前スレ167
「優しい〜……!でも流石に危ないし、大丈夫。ありがとっ」
【ファンサービス精神溢れる対応に感動しながらも謹んで辞退する】
【この物騒な社会で良く知らない子どもの個人情報を預かるのは、双方にとってリスクが大きすぎる】
【特に、自分のように裏社会とも関わりがある人間が持ってていいものじゃない】
「ストレートも似合う〜!帽子被るとご令嬢って感じ!ナンパされないよう気をつけてね?」
【次々と心からの賞賛を口に出しては、キャアキャアと賑やかに囃し立てる】
【そんな風に眼前の美少女を堪能していると、何やら意味ありげな……それこそ、おねだりの意図を含んだような振る舞いを示された】
「お金かぁ……ん〜、あたしもショッピングしたばかりで手持ちないんだよねぇ……あっ!そうだ!ちょっと待ってて!」
【ガサリ、と両腕にぶら下げた紙袋から大きな音を立てつつ、店主が待つ方へ引っ込む】
【程なくして満面の笑顔を掲げたシェリーと、彼女に腕を組まれて些かげんなりしたケヴィン、あらまあと言ったような表情のアビーがやって来た】
「帽子、取り置きしてくれるって!」
「在庫も十分にあるし、お得意様のシェリーの紹介だもの。構わないわ」
「これが店の番号だ。それと名前を書け。偽名でも構わんが、他人とダブらないようにしろよ。俺は一度しか会っていないやつの顔は覚えない主義なんだ」
【仏頂面で予約用の紙とペンを突き出すケヴィンに、シェリーが「覚えられないの間違いでしょっ」と茶々を入れる】
「ンだと貴様っ!」
「あらまぁ……ごめんなさいね、お嬢さん。帽子は預かるから、サインのほうお願いできる?」
【子犬のじゃれあいのような喧嘩をし始めた二人をよそに、アビーは片腕で器用に帽子を受け取ると、少し申し訳なさそうに記入を勧めた】 - 24火神◆tsGpSwX8mo25/06/05(木) 23:40:06
- 25塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/05(木) 23:44:37
- 26火神◆tsGpSwX8mo25/06/05(木) 23:50:02
- 27塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/05(木) 23:56:30
- 28火神◆tsGpSwX8mo25/06/06(金) 00:00:32
- 29塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/06(金) 00:13:03
- 30火神◆tsGpSwX8mo25/06/06(金) 00:22:24
- 31塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/06(金) 00:25:20
ありがとうございます!楽しかったです!
- 32二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 01:37:45
このレスは削除されています
- 33カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/06/06(金) 20:25:05
そっか~じゃ、ごらんあれぇ
【売り捌いたりはしないだろうし写真くらい良かったのだけれど、リテラシーがしっかりしてる相手のためにスカートを広げるように回ったり帽子を傾けて純度100%の作り物笑顔を見せたり】
…はーい、えっと、「Alice band」…じゃなくて
【おねだりの結果、取り置きとなった帽子を渡しながら内心で白衣の女性へ好意的な印象を持った。ショッピングで持ち合わせがないというのが本当なのか、方便なのか分からないが求めるがままに施すよりも、信用度が高まる。
じゃれ合うような喧嘩をする双頭の店主に促されるままペンを走らせ、自分の名前を記そうしてと手が止まる】
スペルなんだっけぇ、えーとぉ…「Katyusha」?
【バリバリ偽名だが記憶にない本名より付き合いが長いので許してほしいな。頭の髪飾りを表す文字を書き、読み書きできるとこに違和感を持たれないかと思いながら】
仲いいんだねー、そーいうカンケイ?
【腕を組む二人、三人?をからかうように言う。実際はそうとは思ってないし実はどうでもいい。けど、相手の反応や情報を得たがる子供は煽ったりするようなコミュニケーションしか知らない。
あとは媚びるとかへつらうとか】
- 34内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/07(土) 15:03:50
【すらすらと流暢にペン先を走らせる姿や、本名よりも偽名を優先した様子を三人が咎めるそぶりはない】
【明暗が分かれることなく入り混じるニュートラル・ストリートでは、偽名を使う人間など珍しくもないし、個人の識字能力の有無も商売には関係ない】
【むしろ、あった方が余計な手間をかける必要がなくてありがたいくらいだ】
「はい、確かに預かりました。これで帽子は貴方のものよ」
「ご苦労。引き取り日までは五体満足で生きるように」
「ちょっと、ケヴィン……。もう少し柔らかく言えないわけ?」
「包装時の飾り以外にものを繕う気は無い」
【片割れが瀟洒に予約を受けている横で不遜な物言いを続けるケヴィンに、シェリーは白い目を向ける。そして一切表情を変えずに小言を受け流す彼の態度に、呆れたようにため息をついた】
【これで評判良く繁盛しているのだから、アビーの存在の重要性がよくわかる】
「え?……あははっ、マセてるね〜。それはないよー」
「好みじゃない」
「そうね。シェリーさんとはちょっと縁があって、それが今も続いてるの」
【だから、貴方が考えているような関係ではないかな。と、アビーは少し困ったように眉を下げながら答えた】
【その横ではケヴィンの物言いに腹を立てたシェリーが、彼の足をつついている】
- 35火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 00:02:03
【シチュエーション:日常(恋愛・戦闘発展化) 当シチュ内募集人数:先着1名様 使用キャラ:倉間夕夏】
(もうすぐ日が沈む夕暮れ時。セントラル大通りの一角の店に女性が1人)
…ルイ。早く会いたいなぁ。…一週間って結構長いよねェ…はぁ…そろそろ閉めようかな…
(いつもの如くカウンターに突っ伏し、揺ら揺らと紫煙揺らめくタバコを珍しく咥えている。) - 36塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 09:23:48
- 37火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 09:48:56
- 38塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 09:59:27
- 39火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 10:06:46
- 40塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 10:17:12
- 41火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 11:17:30
- 42塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 11:28:50
- 43火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 11:43:04
- 44塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 11:55:29
- 45火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 12:08:45
- 46塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 12:22:00
- 47火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 16:33:23
- 48ストラレン・リヒト号の船員25/06/08(日) 16:38:47
- 49火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 17:04:42
- 50ストラレン・リヒト号の船員25/06/08(日) 17:09:09
- 51火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 17:15:02
- 52塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 17:30:41
- 53火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 18:41:31
- 54ストラレン・リヒト号の船員25/06/08(日) 20:02:37
- 55火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 20:20:06
- 56塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 20:32:58
- 57火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 20:51:25
- 58塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 20:56:38
- 59火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 21:04:08
- 60塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 21:09:21
- 61火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 21:30:24
- 62塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 21:36:38
- 63火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 22:12:28
- 64塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 22:20:39
- 65火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 22:29:47
- 66塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 22:39:54
- 67火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 22:58:05
- 68塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 23:04:16
- 69火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 23:08:26
- 70塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 23:12:32
- 71火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 23:17:03
- 72塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 23:18:40
- 73火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 23:25:51
- 74火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 23:37:03
- 75カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/06/09(月) 19:00:22
【普段は悪漢を釣って小銭を稼いだりしてるのでこの自治による中立地帯はあまり利用しないのだけど、穏当でありながら不可解をそのままにしておく清濁が交流した場所はなんとも居心地と都合がいい。
小さき弱者を食い物として見てこないのは狩ることはできないが普通に売買したいときにはとっても嬉しい。裏でも表でもこの背格好は商売人相手にはマイナスに働きがちなのだ】
…そーだね、帽子のためにサイテーゲン頭だけは残しておかなきゃ
【不穏な言葉には不穏に返す。実年齢よりさらに幼くも見える少女然とした子の四肢が不満足になる可能性の提示。
まともなら不快といった渋い顔や、逆に苦笑や冗談と受け取る乾いた笑いを引き出すのだけれど、彼ないし彼女にはちょうどいいよね】
おねーちゃんたち美人さんだからそーいうこともあるかも、って思ったけど違うんだぁ
じゃ、アタシがまた来店してもおじゃまじゃないね
【ウソとホントはほどよく混ぜよう。美人だと思い、それに繋げて適当に話を展開し、そして邪魔だろうと気にしてないが次の来店の意欲を店主や同伴者に伝えた】
- 76虚◆tsGpSwX8mo25/06/09(月) 20:32:33
【シチュエーション:日常(恋愛・戦闘発展化) 当シチュ内募集人数:先着1名様 使用キャラ:土岐由美香】
(大通りから少し外れ、色欲とネオンで彩られたいわばセントラルの歌舞伎町にて)
「ねぇねぇお姉さん、今1人?ちょっとオレ達と遊ばない?」
「オレ達すっごいイイ店知ってるだよね〜」
……そういうのは…ちょっと……
「え〜!?なんでよ、いいじゃんちょっとぐらい〜。」
(この辺りでは良くあるナンパを受けている女性がいる。表情こそ無表情だが、嫌そうな雰囲気を纏っている) - 77塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/09(月) 21:16:25
「少し…いいですか?」
路地裏の闇の中から、片言気味な声が聞こえてくる
「お止めになりなさい」
その声は片言気味ではあるが、物腰の柔らかい口調だ
声の様子から声の主は男だろう
「なに?連れ?」
男が不機嫌気味に女性へ問う
しかし女性は答えられない。女性も知らない相手なのだ
「カァ」
男性の声と共にカラスの鳴き声が響く
この街でカラスは当たり前だ。殺されかけようが、一心不乱にゴミを漁っているのがたくさんいる。
だがこの鳴き声からは下賎なネオン街のカラスの雰囲気はしない。
人によく馴れているカラスの声だ
「やんまりやると…こうですよ」
そう聞こえた瞬間、近くに転がっていた空き缶がザンッという音と共に真っ二つになった
ギラリと光るナイフと共に現れたのは、黒い髪を肩まで伸ばし、ダボダボのシャツを着た細身の男だった
- 78虚◆tsGpSwX8mo25/06/09(月) 21:37:12
- 79塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/09(月) 21:43:26
- 80虚◆tsGpSwX8mo25/06/09(月) 22:16:16
- 81塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/09(月) 22:21:26
- 82虚◆tsGpSwX8mo25/06/09(月) 22:27:48
- 83塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/09(月) 22:35:38
- 84虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 00:18:19
- 85塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 04:59:02
- 86内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/10(火) 09:43:19
【子どもが零した不穏な言葉】
【三者共にそれに気が咎めたような素振りは無いものの、受け取り方はやはり異なった】
【店主はどちらも特に何も感じてない様子。強いていうなら、ケヴィンの方が少し得意げな顔になったくらいか】
【シェリーの方も驚いてはいない。裏で生きる人間が年相応の経験しか積んでいないとは、端から思っていないからだ】
【それでも、幼子が当たり前のように自らの損傷の可能性を口に出す姿は、医者としては複雑である】
「聞いた?美人だって!ケヴィンも少しは素直に人を褒めたら?」
「俺は服飾師だぞ。美的感性は仕事上で発揮できれば、それで良いだろ」
「本っ当に愛想ないんだから!」
「ええ、是非また足を運んでちょうだい。きっと気にいるものがたくさん見つかるわ」
【が、そんな内心を表に出す必要はない】
【誤魔化すように茶々を入れ、いつもの小競り合い的な漫才を開始する】
【その横ではアビーが来店の意思を示してくれた小さなお客さんに和やかな笑みを向けながら、歓迎の意を告げていた】
- 87虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 18:41:29
- 88塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 18:48:25
- 89虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 19:39:45
- 90塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 19:47:09
- 91虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 22:16:24
- 92塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 22:19:10
- 93虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 22:38:09
- 94塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 22:40:52
- 95虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 22:44:43
- 96塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 22:50:27
- 97虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 23:55:13
- 98塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/11(水) 00:04:31
- 99虚◆tsGpSwX8mo25/06/11(水) 00:08:36
- 100塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/11(水) 00:20:16
- 101虚◆tsGpSwX8mo25/06/11(水) 00:30:55
- 102二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 07:16:18
このレスは削除されています
- 103塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/11(水) 21:58:29
- 104カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/06/11(水) 22:30:12
【特に何も感じてなさそうな双頭の店主、強いていうなら片方はちょっと得意げ?】
にぎやかだね~
【見たところ元気そうな白衣ドレスの女性と店主の片側がまたコントのような言い合い、それは気の置けない仲、ある程度の信頼関係の成せる技だろう。
さて、小競り合いをしていない方の店主は歓迎の意思を見せてくれる。購入を決めたワンピースをヒラリ、裾を摘みながらできるだけ自然に微笑んで】
うん。これもカワイイし、ねぇこれこのまま着ていっていい?
【商品を褒めながら手持ちのお金を渡す。今回の予算以内、決して大金ではないけれど子供が単独で買いに来るにはちょっと多いのも彼女らなら気にしないよね。
所有権の売買行為を終えると、値札の部分を指差してすぐに着られるようにしてほしいと示した。一応、確認は取らなければ。なんか盗難防止に追跡用チップとか入ってるかもだし】
- 105虚◆tsGpSwX8mo25/06/11(水) 23:07:07
- 106塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 08:05:25
- 107内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/12(木) 12:32:09
【渡された紙幣と小銭を店用の財布に仕舞いつつ、スカートの裾を摘んでみせた子どもの提案に快く頷く】
「もちろんよ。それじゃあ、後ろを向いて……ケヴィン、手伝って」
「ああ」
【二人で息を合わせて体を動かし、専用のタグ取り鋏で値札を切る】
【このハサミと値札はニュートラル・ストリートの店全てに支給される特注品だ】
【ハサミ以外で値札は切れず、黙って持ち出すと即、ギルドがすっ飛んでお縄にかけられる】
【どんな仕掛けでそうなっているのかは誰も知らない。結局は、自分たちが損をしなければいいのだ】
【好奇心だけで得がないとわかっている穴に手を突っ込む阿呆は、この商店街には存在しない】
「はい。これで、このワンピースは貴方のモノよ。大事にしてね」
「洗濯と修繕の手順はこの通りにやれ。店に持ってくる場合は染み抜き、ほつれ修理ともに1000からだ」
【片割れが朗らかな笑顔を向ける新たな顧客に、仏頂面からメモが手渡される】
【紙面には服を洗う時の注意点や、揃えやすい道具でできる簡単な修繕の仕方が要点を押さえて記されていた】
「おめでと〜!よく似合ってるよ!それじゃあ、もう帰る?」
【子どもがメモを受け取ったタイミングで拍手を鳴らしながら、シェリーが尋ねる】
【ナチュラルに一緒に出て、ストリートの出口まで保護者代わりをするつもりらしいあたり、さすがというべきか】
【過保護、とケヴィンの口が声なく呟いた】
- 108虚◆tsGpSwX8mo25/06/12(木) 21:13:51
- 109カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/06/12(木) 21:14:36
【大人しく値札を切られる。刃物に対する警戒は皆無、この時点で店主たちをほぼほぼ信用している。
どちらかと言うと興味があるのはそのハサミの方、あの意匠は組合の物だったか。ならば何らかの仕掛けはこの値札とハサミか】
…ありがと~!脱いだの入れる袋もらえる?
【分析は習性。それをほどよい所で止めて、店を出る準備をしよう。衣服を変えた分、外したリボンも一緒になった少女趣味な衣装を纏めて袋に入れる。常に中身は軽くしているけれど、直接触られて違和感を持たれたくはない】
ふむふむ…コインランドリーよりも手洗いの方がいいのかぁ
【柔和な笑みと無骨な顔の店主から渡された紙を見ながら片手に脱いだ服を入れた袋を持ち、わざとらしく頷く。異能の対象じゃない布は手入れが大変だ、馴染みの仲介屋に丸投げしようかとも思ったけれど】
…この仕上がりならお得だし、そのときは頼っちゃうね
【専門家に任せるのが最良、どっかの国の言葉で「餅は餅屋」だったかな。せっかく結んだ関係性を育てたくもあるし、まあ生きてたらだけど】
ありがと…うーん
【褒め言葉に感謝しつつ考える。施しをくれるなら甘えて媚びてすり寄るのだけれど、お人好しながらおねだりすれば無制限というワケではなさそうだし】
うんっ!帰ろうかなぁ
【ここはこのままワンピース着て歩く姿を見せながら別れ、良い関係性を保つのが好手だろう。過保護な懐には素直に入り込む】
- 110塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 21:21:10
- 111虚◆tsGpSwX8mo25/06/12(木) 21:38:23
- 112塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 21:57:55
- 113虚◆tsGpSwX8mo25/06/12(木) 22:06:35
- 114塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 22:11:29
- 115虚◆tsGpSwX8mo25/06/12(木) 22:20:20
- 116塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 22:41:00
- 117緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/06/12(木) 23:06:18
- 118塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 23:12:26
- 119内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/13(金) 21:27:44
「OK!それじゃあ、出口まで送るわね。ありがとう、二人とも!バイバイ!」
【打算的な子どもの考えに気づく様子もなく、シェリーは来たときと同じように子どもと連れ立って店を出た】
【見送りに軒先までやって来た店主の、それぞれの頭に感謝としばしの別れをつげ、陽気に手を振る】
「気をつけてね」
「じゃあな。はしゃぎ過ぎてコケるなよ」
【それに控えめな優しい手と、愛想は無いが律儀な手が応える。添えられたメッセージは形は違えど、二人の無事を祈るものだった】
【ニュートラル・ストリートは中立地帯】
【区別はあれど差別はなく】
【対応に善悪は関係しない】
【大事なのは商売が成立するか否かであって、肯であるなら、どんな相手だろうと無事を祈るくらいの情はあるのだ】
- 120虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 14:05:12
- 121塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 14:19:46
- 122虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 14:27:01
- 123塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 14:32:43
- 124虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 14:37:08
- 125塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 14:39:53
- 126虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 14:43:11
- 127塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 14:47:33
- 128虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 14:58:45
- 129塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 15:07:10
影の中からトライアングルから響いた声が聞こえる
「細川…といいましたね?いいですねぇあなたのその異能!ぜひ…内に」
と言う声だ。
ブォン
と男性の頭を割るようにトライアングルが出現する。
「ルイにも、同じことをしたんですよ」と愉快そうな声が響いた
「まぁ元ボスの時は“あの人”がいたから完璧に行ったんですけどね」
女性の頭からテープ状の記憶が抜き取られていく。
「さて、どうやって返そうか」
「来来?いる?」
ルディアが影にそう問いかけると、影から青い髪がひょっこりと現れた。
「今は近くしか無理ヨ」
「まぁそれでもいいや」
とルディアがふてぶてしく言う
「それじゃ、バイバイネ」
来来の言葉共に女性が影の中に引きずり込まれていった
- 130虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 15:15:59
「ケヒ、異能を取り出そうッてか?そうは行かねェぜ。この異能は"俺の異能じャない"んだからな。」
「ま、脳を弄りたきャ好きにすれば良い。俺のグッチャグチャになッた脳をな。」
「ルサファル。この銃と、俺の写真。カレアに届けてやッてくれ。最期の願いだ。」
〈……承知した。〉
(青年は自身の持つリボルバーを側頭部に当て、撃鉄を起こす。)
………………
(女性は何も答えない。答えられない。現実から逃げているのだ。)
- 131塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 15:23:55
「それでは!遠慮なく!
僕の物になれ!!細川彰宏ぉぉぉ!」
デイビッドの手元にあるトライアングルに細川の脳が露出する。
その脳にデイビッドは“なにか”を押し付けた。
“なにか”を押し付けられた細川は唸り声を上げ、激しく痙攣をする。
しかしデイビッドは手を離すことをやめず、そのまま押し込み続ける。
次第に痙攣は少なくなり、細川はダランと手を下ろした
「ようこそ。細川彰宏。僕の忠実な僕」 - 132緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 15:32:40
- 133塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 15:39:14
- 134虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 15:45:03
- 135塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 15:46:59
- 136虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 15:55:44
- 137塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 16:07:30
- 138虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 19:22:36
- 139塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 19:24:05
- 140虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 20:08:05
- 141カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/06/15(日) 08:33:35
カワイイ服、ありがとね~!
【わざとボールを跳ねさせるような声でふたり分の瞳を持つ店主たちに別れを告げる。嬉しそうに、喜ばしいように、満足した顧客として振る舞えているだろうか。
家なき子は愛想の強弱、むしろ有無の差がある見送りを受けて改めて周囲を見渡した。何かの支配が強い地域、管轄、縄張りは否定的な感情があったためあまり利用したことがなかったけれど、この中立地帯の居心地は悪くない】
あのねぇ、この前、お風呂とかご飯とか連れてってもらってねー
【隣で歩幅を合わせてくれる女性と世間話。という名の情報と反応の擦り合わせ。相手が自分の情報にどういう反応をするのか見て、世間に対する自覚してるズレと無自覚なズレを確認しながら歩く。
この地区は『ギルド』の領域らしい。なんとも分かりやすく、そしてなるほどと思う名だ。ここでは売り買いに真摯であれば区別はあっても差別は無い、確かに商業の組合なのだろう】
工房持ってる人たちにも、あっ双子とかぁ、おにーさんとかぁ
【知ってるなら特定できる程度の。しかし自他に悪影響は無かろう程度の情報を世間話として交える。挙動はわざとらしく、声は甘え、手振りは媚び、庇護欲を煽り倒す。
さて、中立地帯の出口、ここは『表』側に繋がる方だ。帰宅するならちょっと反対方向だけれど、まあどっちにしろ定住する場所は無いのだから構わないね】
今日はありがとーね、おねーちゃんっ
次は、ご飯とかお風呂とかぁ…ねっ
【砂糖を煮詰めた声で首を傾げ、ワンピースの裾をヒラリとする。自分で払うとも言ってないし、相手に施しを寄越せとも言ってない。まぁどういう意図と受け取るかは相手次第だ。これで物乞いと嫌われるならそれはそれ、もしも恵んでくれるならそれはそれだ。
帽子を被るときに下ろしたままの髪を靡かせ、軽い足取りで治安が良い方の町へ消えていく。この格好がどう見られるか、孤児が盗品を身に付けたような不相応さな印象を与えないか確かめに行ったのだ】
- 142内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/15(日) 13:27:10
【隣で爽やかな色をまとい悠々と歩く子どもの話しに、シェリーは楽しげに相槌をうつ。 】
【子どもの振る舞いは端々にわざとらしさが滲むも、それすら愛嬌と受け入れられるほどに似合っていた】
【道ゆく人々にはお洒落にはしゃぐ、背伸びざかりの少女のように映っていることだろう】
【実際、表から来たと思わしき人はすれ違いざまに微笑ましげな目をむけるほどだ】
「親切な人で良かったね〜。でも、お風呂とかは気をつけた方がいいよ?」
【物理的な警戒を解く機会への誘いは、よほど長い間連れ沿った仲でもなければ断ったほうがいい】
【まあ、この子どもからは心配するほど無防備でも、世間知らずでもない強かさを感じるが】
「工房かぁ。……あれ、そのお兄さんってさ……あゝやっぱり!」
【施された妹の手を握り、涙を流して礼を述べる男性の背中が思い出される】
【上手く生活が送れているようで何よりだ。そういえば、もうすぐ鞭のメンテナンスの時期だったか】
【思わぬところで知った知人の近況について安堵の息をもらしたところで、表に繋がる門へと辿りついていたことに気がついた】
「こっちこそ、楽しいショッピングをありがとね!うん、次会った時は美味しい食べ歩きの仕方を教えてあげる!」
【甘えながら、次をねだる子どもに応じて約束をする。奢るかどうかはその時次第だが、こちらを害する気もない子どもの誘いを断るという選択肢は、シェリーには存在しなかった】
【さようならと一時の別れに手を振って、家路に着く。今日の思い出を妹に話したら、どんな反応が返ってくるかしら。そんなことを楽しみにしながら】
【シチュエーション FINE.】
- 143楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/06/17(火) 00:48:01
【シチュエーション:日常(恋愛・戦闘発展可能) 当シチュ内募集人数:先着1名様 使用キャラ:楊翠】
【夜の稲荷神社近くの公園】
チャイナドレスにスニーカー姿の女性が1人、一対のトンファーをくるくると回していたところからぴたっと止めたり、空手家のような蹴りを体の軸を一切ぶれさせることなく虚空に向けて放っていたりと、明らかに「戦える人」の雰囲気を醸し出していた。
「今日のところはこれくらいでいいか。明日も朝早いし。まあここから家で筋トレはするけど。」
(いつも型を自分に落とし込むトレーニングした後は後悔する。ジャージ着た方がいいんだろうなって。でも実際にこの力を使う時はほぼほぼ普段着てる服のチャイナドレス姿だろうからな…)
楊翠はそう言ったり考えたりしながら翠はトンファーを片付けつつ、鞄から水筒を取り出して中の飲み物を飲んでいた。
(こういう日頃のトレーニングがいつかくいなに、稲荷神社に万が一があった時のために役立つんだから…、それこそくいなは前中心街の表通りでの騒動に巻き込まれたんだからな。私が守らないと。)
そんなことを考えつつ水筒の中身を飲み終えて、荷物を鞄に全てまとめて公園を出ようとした。 - 144二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 00:58:02
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- 145白狼王◆tsGpSwX8mo25/06/17(火) 18:03:20
- 146楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/06/17(火) 23:04:30
- 147白狼王◆tsGpSwX8mo25/06/17(火) 23:47:48
- 148楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/06/18(水) 00:28:36
(…え、嫌だ。明日も朝早いしくいなに無駄に心配かけたくないしそもそも騒ぎを起こすことが割に合わないから。でも裏社会の人間ってしつこいんだよな…。もう本当に引かないなら胸を借りてもいいけど)
「…友を失った悲しみはわかりますけど…、その友は無関係の民間人の女性に危害を加えて喜ぶのでしょうか?そもそもこんなところで男女が殴り合ったら警察を呼ばれかねませんよ?」
そんなことを考えた後、できれば平和に立ち去りたいと思って鞄の中の手はトンファーを握ったまま出さずに、犬耳の男に刺さりそうな言い回しを選んで戦意を削ごうとしつつ、万が一戦闘になった際に有利な立ち位置で戦うために犬耳の男と目を合わせつつ気づかれないように男が飛び降りた街灯と男の位置関係を確認し、男の影を見つけた。
(街灯、犬耳、私の並び…、犬耳の影はうっすらとだけどこっち側に伸びてるのは幸いね。)
- 149二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 00:34:18
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- 150白狼王◆tsGpSwX8mo25/06/19(木) 00:21:18
- 151二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 01:01:15
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- 152楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/06/19(木) 01:04:25
「…っ、楊家の方って…、私はいつまで両親の因果に縛られないといけないの?私はっ、裏社会とっ、関わりを持つ気はないのっ。あんな悪行を働いた、その因果が巡って死んだ人たちと一緒にしないで。私はただ友を大切に思ってるだけの古書店店主なの。」
(まさか本当に私を『あの』両親の娘、という目で見てたとは…。仮にも明るみになってから、民間人として生きようと努力して15年も経ってるのよね?)
『裏社会の人間の目線から口に出された』楊家の方、という言い回しに心の急所を突かれたのか、一段声が低くなり、静かな怒りが滲み出た強い口調に変わった。
「いいんですか?さっき警察を呼ばれるなんて言いましたけど、私が呼んでもいいんですよ?嫌なら立ち去るか、せめてその戦う意思がないことを示してください。あんたは知らないですけど、私は必要もないのに力を振るうことはせず、平和に生きていたいの。あくまでもっ、この力は友を守る為の力だから!」
「……、まあ、あんたが楽になるなら、話を聞くくらいならいいですけど…。」
(流石に…、頭に血が上りすぎたな…。落ち着け…。)
怒りが滲み出ているからか、奇襲すれば勝てる事を見落としている様子で強い口調で話しつつ、一段落した時に相手はそういえば友を失った後悔があるんだったなと思い出し、はっと冷静になり、歩み寄りを示そうという思いで提案した。
- 153ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/21(土) 12:12:42
【シチュエーション:日常 当シチュ内募集人数:先着1名様 使用キャラ:ガブリエル&ガブリエラ】
「……ひまだ」『超ひまぁ』
「『けれど何かする気力も起きない』」
【“機械仕掛けの安楽椅子”の上で、同じ方向にごろごろと寝返りを打つ。ガブリエル・ミラー。そしてガブリエラ・G・ミラー。ここ、“パーフェクト・トゥウィンス”の店主。なお今は仕事していない】
【依頼を全て断って、ドルフ・カーペンターへの異能作品を作り終えた日の翌日。それが今日である。久々に依頼が完全に無いオフの日とも言う】
「全速力で急いでも」『間に合った暇は持て余す』
「ジレンマと言わず何と言う」『しかし働くのも嫌だ』
【実際、やるべきことを探せば見つかるだろう。新しく出た技術の論文や報告書を読んでも良い。今までの作品のデータを求めて、知っている元依頼者に行っても良い。それをしないのは、結局二人が労働のあとの怠惰が恋しいからである】
「次の依頼は……いつやって来る?」『今じゃない方が望ましい……』
「『……今日はもう店閉めよう!!』」
【躰のデバイスで、入り口の看板を裏返そうと目を閉じる。その瞬間である】 - 154二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 00:17:52
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- 155パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/22(日) 20:04:21
- 156ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/22(日) 22:34:17
【双子の網膜で、防犯の中枢システムの動きが現れる。正面からの来訪者。“機械仕掛けの砂利”や“機械仕掛けの外灯”が、対象のデータを写しとる。どうやら若い女のようだ】
【驚いている間にドアが開く。データ通りの、スポーティな容貌の女性だった】
「……えぇ」『運の悪い……』
【白いイソギンチャク、もとい機械仕掛けの安楽椅子に寝転がったまま、頭を逆さまに向け女性を見やる。切り揃えられた前髪が地面に向かい、額が露出した】
「俺たち今店閉めようと、思ってたんだが……」『うぅん……。なに?急ぎのご依頼?』
【嫌そうな同一の表情を取り繕うこともせず、じとりと目を細める。仕事が終わった途端に仕事を持ってこられた人間は大体こんな顔をしたいだろう、そんな顔だ】
- 157パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/23(月) 22:58:59
- 158二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:34:41
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- 159ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/24(火) 01:18:36
「夏用ロングコートぉ……?」『……オシャレ着?ここに頼む?』
「『……いや』」
【二人がうつ伏せに寝返り、機械仕掛けの安楽椅子の白い触手が伸びる。触手は脇を抱え、四本の脚が床に降り立った】
「お前が今着ているそれは、はためき方からして防弾プレート入りだ」
『体格に対する重量もかなり大きい』
「コートの重みを差し引いても、携帯するには不便な重さ」
『まぁ異能関係で変な物を持ち歩くなんて、よくあることだけど』
「『この場合は物騒な物だろう?』」
【ゴシックな服をまっすぐに躾けて、応接用らしいソファに向かう。ため息をつきながら、どさりと身を預けた】
「まー防弾コートくらい作れるけど」『暑いなら全身義体にした方が速いよ』
「義体は夏も冬も好きな服を着れて最高」『汗もかかないから超快適』
「『何よりどこに当たっても防弾なんだから』」
【ガブリエルが手招きし、ガブリエラが机を挟んだ向かいのソファを指差す。一応話を聞く気ではあるらしいが、面倒な雰囲気は相変わらず漂わせている】
【彼らはそもそも物作りが好きである。趣味を仕事にした人間である。しかし、趣味を仕事にしても、その仕事全てを好きになれる訳ではない。惰性の月曜日メンタルに持ってこられる依頼としては、正直地味でやる気が起きない。自分の心を隠そうともしないのが、双子の悪い癖であった】
- 160二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 23:46:13
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- 161パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/25(水) 00:19:13
双子のふてぶてしい態度を気にも止めず、彼女は手招きされるがままに部屋に移動し、差されたソファーに腰をかけると話を進める。
「コートのメインカラーはボーン・ブラック。
生地は透湿防水加工──外からの水は通さないが、体から出る汗などの湿気を衣服の外に放湿して蒸れを抑える機能を持った生地を使用で、市販の洗剤や生地を使えるもの。
ポケットの数はサイドと胸ポケットだけでいいわ。
冷却機能は体感温度で25度以下18度以上にできるもので、静音性が高いものを。
コートのデザインは夏向けで他の人から見て違和感がないようにして欲しいから、できるだけ軽くして頂戴。
理想は800グラム以内で、許容範囲は1.2キロぐらいまで。
これが最低限の条件よ。できるかしら?」
最低限の要望を伝えたあと、
「理想といえば防弾・防爆・防刃仕様で、30口径ライフル弾に対しての防弾性能ありだけど、これは無理だと思うから諦めるわ。
なので、防弾・防刃仕様で防弾スペックは50口径クラスの拳銃弾に対しての防弾性能ありぐらいは欲しいわね。
あとマルチプルファイバー・スライムみたい特殊な粘菌を使用する生体繊維系は使わないで。年間通して着るわけじゃなく、夏の間だけ着るものだから」
そう付け加えた。
「それと全身義体はお断りよ。義体の維持管理が面倒過ぎる。
どれだけ高スペックな義体でも、他人に文字通り身体と命を任せるつもりはないわ。
信用が売りの大手企業でさえマルウェア仕込む奴がいるんだから、個人経営の工房──初対面の相手に頼む事なんてできないわね」
全身義体をきっぱりと断った。
- 162ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/25(水) 18:37:48
「『……ほう!』」
【ソファの引力に従っていた首が同時に起き上がる。人工物には見えない瞳が、彼女を捉えた】
「客にしては詳しいな。調べてきたのか?」
『生地を使えるってことは、ある程度自分自身で改造したい人?長く使いたい人?』
「マルチプルファイバー・スライムの性質も知っている」
『まぁアレは有名ではあるけど、義体のリスクも……』
【言葉のトーンも速度も明らかに違う。機嫌が上向きになったことが、嫌でも分かるだろう】
【話が通じて楽というより、物作りの情熱を共有できると思った者への好意である。双子はざっくばらんな注文も好き勝手できるので嫌いでは無いが】
「うんうん出来るぞ!ま、正式に受けるにはもう少し聞く必要があるけど」
『お茶淹れてくるー。紅茶と緑茶と烏龍茶、アップルジュース、あとコーヒーがコロンビアとかブラジルとか。どれが良い?』
【“機械仕掛けの飲料(テイスト・オブ・カフェ)”。浄水薬品の技術を流用したインスタント飲料。それが工業用水によって提供される。独自の浄化装置を通る水を使うため、真水には違いない。なおWANS・Cでは工業用水茶と呼ばれている(発案:黒雲母空子)】
「さて、加工するんなら外側の布全てを市販されてる素材にするか?中に俺たちの異能作品を挟むってことだ。別の生地になるとダサくなるし、俺たちが色々仕込むと加工は難しくなる。ならいっそうちの素材じゃなくても良い。違う生地の素材で手作り感を楽しみたいって奴もいるけど」
- 163パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/25(水) 22:35:34
- 164ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/25(水) 23:55:35
『はーい。ブラック……イタリアンが苦いんだっけ?』
【ガブリエラは戸棚からティーカップと“機械仕掛けの飲料”を取り出した後、作業場のホースでティーカップに水を注ぐ】
【コーヒーの種類は多いが、双子は苦いのが苦手なので大して味は把握していない。ブラックなら苦いのが好きなのだろう、という適当な感覚でイタリアンコーヒーの味を選んだ】
「なら外側は市販のやつで決まりだな。素材今のうちに決めておくか」
【長机の上に空中モニターが、ガブリエルとパティの前に出現する。映っているのは一般的な検索サイトである】
「ポリ系は見た目が涼しいけど、市販の透湿防水はフォーマルに使えるやつは少ないなー。今は破れにくいのが多くて、自由な加工には向いてないし。撥水加工された生地の方が良いかもしれない。ただポリ系よりちょっと暑くなるかも。まぁ内側で温度調節するから、室内の冷房に対して軽い防寒になると考えれば悪くない。見た目の涼しさとフォーマルに使用できるのなら、どっちが優先?」
【ガブリエルが真剣な表情でモニターを操作する。パティのモニターも同様に動いているらしく、生地の画像が映された】
『はいブラックコーヒー』
【そこに、ガブリエラがやって来た。パティの側に水が入ったティーカップを置く。ソーサーに置かれていたシートから錠剤を出し、ティーカップに入れた。たちまち水が黒く染まり、華やかな香りが漂う】
- 165パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/26(木) 22:46:57
「この場合は見た目の涼しさね。基本的にプライベートで着るものだから。
ただ余り奇抜過ぎるのは困るわ。目立つのは好きじゃないから」
そう返答すると、
『はいブラックコーヒー』
相方の少女がやってきた。
水が入ったティーカップを置いて、シートから錠剤を出し、ティーカップに入れた。
(これが話に聞く……)
異能作品による飲み物だ。
水が入ったティーカップがみるみる間にコーヒーになっていき、華やかな香りが漂わせる。
「へえ、面白いわね」
それを見て、パティは感嘆の声を上げた。
わざとではない。実物を目の当たりにして、自然にでてしまったのだ。
「いただくわね」
一口すすり、味と香りをじっくりと味わう。
「見事な深煎り……本格的なイタリアンコーヒーね。お店で飲むとの違いがない味と香りだわ」
好意的に評価した。
- 166ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/27(金) 00:14:43
「オーケー。外側については一旦こんなもので構わないか」
【ガブリエラが錠剤を入れ終える……もといコーヒーを淹れ終えると、丁度ガブリエルがソファの後ろに行った。そのまま背後からガブリエルの頭に自分の顎を乗せて抱きつく】
『ふふん。良い味覚分析装置を内蔵して、色んなカフェを回ったから』
「ふふん。良いカフェを回って、色んな味を分析したから」
「『完璧にお店の味なのです』」
【機械仕掛けの飲料への好意的な評価に、両者ともニンマリと笑った。近い位置に顔があるため、口角から眉の動かし方も違わないのが良く分かる】
「さて肝心の内側だが、正直色々試さないことにはどうにもできん。ここら辺は時間が必要」
『不確定なことを今言っても仕方ないから。試作品ができたら連絡する』
「その時に本格的な契約書を作る。連絡先は?」
『口頭でも良いよ。どうせずっと記録媒体で見返せるし』
【大まかにでも金額が確定しない限り、本格的な契約書は作らない。もっとも、双子が思いの外凝ってしまい、追加料金の請求書が勝手に届くなんてことはザラだが】
- 167パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/27(金) 23:13:33
機嫌良さげな双子に様子を尻目に、コーヒーを飲み進めていると、今後の為に連絡先を聞かれた。
「フルネームはパトリシア・シアーズ。
パティでいいわ。
連絡先は……」
彼女は名前と連絡先を告げた。
裏社会の人間だが、表世界での身分と名前は一通り揃っている。
(最も本名なんて私自身知らないけどね)
物心ついた頃から様々な施設をたらい回しにされ、数多くの家庭に引き取られてきた。
養父母が変わる度に違う名前を与えられたせいで、実の両親が自分に与えた名前なんて覚えていない。
「契約書は試作品ができてからというけど、どのくらいかかりそう?
日数と金額をあらかじめ知っておきたいんだけど」
本格的な契約書を交わしてはいないが、試作品を作ってもらう以上、あらかじめ予算を決めておいた方があとでゴダゴダにならずに済むと思い、尋ねる。
「とりあえず、このぐらいの金額を想定しているわ」
パティは双子に手の平を見せる。指5本分という意味だ。
「おおよそ中古バイク1台分ぐらい……安いかしら?」
防弾・防刃仕様で冷却機能付きの夏向けロングコートという特殊なものであると考え、それに見合うと思われる金額を提示した。
- 168白狼王◆tsGpSwX8mo25/06/27(金) 23:31:03
- 169二次元好きの匿名さん25/06/28(土) 22:17:58
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- 170ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/28(土) 22:19:19
「ええー」『色々試したいんだけどー』
「先に決められるの嫌ぁい……」『制約ありきとかつまんなぁい……』
「色々試して、最適で完璧な異能作品を作りたいもん」
『時間と予算に限りがある物作りなど、ロマンに欠ける』
【日程と予算を聞かれた瞬間、苦虫を噛み潰したような顔をする】
【創作こそが欲望である以上、本音は“人の予算で好き勝手したい”である。同じ顔を見合わせ、やっぱりちゃんとした客は嫌かもしれないと思い直す。理解が無い客が来たら、それはそれで軽蔑するであろうに】
「まーその予算内で収めるのは可能だけれど」
『良い物に近づけるためには実験費が必要でしょう』
「お前はどれほど完璧に、我らの物を求むのか」
『我らがどれほど完璧に、お前に与えうるのかは』
「『ぶっちゃけ余裕にかかってる!』」
【ガブリエルの右手とガブリエラの左手が立体パズルのようにばらけ、細長い工具と化す。工具を関節部で折り曲げ、それぞれ紙幣と時計のように形作る。ハンドジェスチャーのようなものらしい】 - 171パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/29(日) 00:24:39
予算と時間に制約をつける事に難色を示す双子を見て、
(まあ仕様を考えれば、提示した金額はやはり無理よね)
元より提示した金額は安いのを理解している。そこから交渉するつもりだったのだが、
(……交渉はしそうにないわね。とりあえず、こっちの要望だけ伝えておこう)
「日数に関してはおおよそでいいわ。
とりあえず今年の夏頃に完成してくれれば文句はないから。
仕事の関係で急に連絡が来ても対処できないかもしれないし、その時にお互いの時間の調整する方が面倒だから、とりあえず一月後に試作品を完成させて頂戴」
日数に関しての要望を伝えたあと、
「カシミヤ製コートをフルオーダーした時の倍以上の額なんだけど……」
彼女は軽くため息をつくと、
「……もう少しだけ妥協するわ」
今度は指を2本立ててピースサインを作る。
「新車1台分。これが私のだせる額の限界と思って頂戴」
はっきりと言いきった。
- 172楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/06/29(日) 02:05:12
「…私さ。人殺しにはなりたくないんだよね。だから自殺なんかされたら寝覚めが悪いんだけど…。あんた…本当に大丈夫なのか?死ぬなよ?今本当に暗い目をしてるぞ。」
そう真っ直ぐに犬耳の男を見据え、少し考えてから話し始めた。
「私も…両親が死んで、そのそいで所業を知られて親しくしてた人と縁が切れたことがある。復讐する相手も死んでたか捕まってたかだから…、自分の身と両親が遺してた物を守るのに精一杯で生きる理由なんてなかった。だけど…、死体のようにだったけど、確かに4年間、生きてはいたから私は…友が、いや、当時の私にとっての神様が伸ばした手を掴んで、人生をやり直すことができたんだ。だから…、生きてさえいれば、いつか人生が変わるような出逢いを神様に引き合わせてもらえるかもしれないぞ。」
(危なかった。今くいなの名前を出すところだった。流石にくいなの個人情報を出すほどには信頼はできないな。…まあ、裏社会にどっぷり浸かってそうなこの男に対してまともに神様が蜘蛛の糸を垂らすとは思えないけど。死んでほしくないだけだからいいや。)
- 173カニバル◆.2EQ5ae7PI25/06/29(日) 22:25:06
【シチュエーション:日常(戦闘への移行あり) 当シチュ内募集人数:先着1名様 使用キャラ:カニバル&ヒルダ】
派手な音楽が鳴り響き、様々な色のスポットライトが怪しげに踊り、ポールダンスのステージを照らす。
薄暗い間接照明と派手なスポットライトの下、妖艶な肉体を持つ女性達がポールダンスに興じ、側の席に座る男性客達の視線を釘付けにする。
ここはクリミナルズが運営する会員制のナイトクラブの一つだ。卑猥なヤジを飛ばしている男性達もよく見れば高いスーツを着こなし、裕福な人間であるのが一目で分かる。
それらの喧騒から離れるかのように設置された客席で、カニバルはステージの光景をグラス片手にニヤニヤと眺めていた。
彼の隣にはプラチナブロンドヘアーでクラシックなメイド姿の女性がおり、グラスが空になる度に、酒を注ぐ。
涼し気な切れ長の目で、整った容貌と相まってクールな印象を与える。非常に色白な肌をしており、動かずに黙っていると、大理石の彫像のように美しい。
「そろそろかな……」
時計を見て、彼は呟いた。
フロア・セントラルにおいて敵が多い為、できるだけ安全な場所としてここを指定したのだ。 - 174薬師◆tsGpSwX8mo25/06/29(日) 23:16:35
(欲と色と喧騒の中、場にそぐわない薄汚れたコートを着た男性と、静かに彼の後ろに立つこれまた場にそぐわないお子ちゃまが2人ナイトクラブへと入場してくる。)
おぉ〜!見たまえ藍くん!ポールダンスだよポールダンス!
「未成年に向かってポールダンス見ろとか何言ってるんですか…早く行きますよ。」
(薄汚れたコートの男性が楽しそうにしながらポールダンスを指差し、白髪の少年へ何やら喋っている。遠目で見ても白髪の少年は呆れた表情をしている。コートの男性は白髪の少年半ば引き摺られるようにして貴方の方へ近づいてくる。)
やぁ、こんばんは!時間には間に合ってるはずだが…
(手をひらひらと振りながら良い笑顔で貴方の隣の席に座りつつ挨拶する。少年は顔色を変えず彼の後ろに立っている。)
- 175白狼王◆tsGpSwX8mo25/06/29(日) 23:31:10
…死にはしない。いや、死ぬ事ができない…の方が正しいか。
(暗い目をしているものの、自殺を考えるほどではないようだ。もっとも、この先貴方の知らないうちにどこかで殺されている可能性もあるが。)
生きてさえいれば…神が、出逢いを…………シェリー…
(貴女の話をじっ、と聞き、その中で引っかかった一言を俯きながら反芻する。幾らかの間が空き、口を開いたかと思うと誰かの名前を呟く。その名前を呟いた時、多少目が明るくなっていると貴女は感じるだろう。)
貴女は…復讐に人生を費やすのは、おかしいと思うか?
(ふと、白髪の青年は顔を上げると貴女に問いかける。貴女の話を聞き自身の人生の指標が揺らぎ始めたせいだろうか。)
- 176カニバル◆.2EQ5ae7PI25/06/30(月) 00:01:34
- 177薬師◆tsGpSwX8mo25/06/30(月) 00:17:23
- 178ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/30(月) 00:57:51
【二人が思案するように天井を見上げる。普通なら互いの頭をぶつけそうだが、当たることなく同時に首が動く】
【数秒ののち、パティの方に向き直しニンマリと笑った】
「よかろう」『悪くない』
【ガブリエルが立ち上がり、ガブリエラの手の形に戻った工具に手を重ねる。そのまま手を支えにする形で、ソファを飛び越える】
【ガブリエラが彼を抱き抱えるように着地させ、そのままクルクルと社交ダンスのように回り始めた】
「客の中にも生意気に値段交渉をしようとする奴がいるから困る」
『その点今回の客は、中々よく分かっている』
「“良い物を安く手に入れろ”と言っていた人がいるけど、理解できないな」
『素晴らしい物を手に入れるなら、値段など気にするべきではないというのに』
「誰が言ってたっけ」『うーん……』
【春の陽気に歌うかのように嘯く。作法じみた動きから、記憶を辿るにつれ雑多な回転となってゆく。手を繋ぎ、ぐるぐると遠心力に身を任せた】
「『あ、パパとママか』」
【喉の小骨が取れたような顔をした後、舌打ちと共に手を離して機嫌の良かった足を止めてしまう。遠心力に少したたらを踏むも、器用に回転してパティに躰を向けた】
「えー、うちの連絡先はホームページに書いてある奴な」
『たまに丸一日連絡の取れない日があるけどよろしく』
「今はプライベートが最優先なんで」
『一番大切な友達と遊ぶの』
【一番大切な友達とは、“カーペンター工房”のドルフ・カーペンターのことである。先週工房を訪問し、個人的な連絡先を交換して友人となった。今現在、鏡合わせの半身以外で、双子が最大の好感を向ける相手。繰り返すが出会ったのは先週である】
- 179楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/06/30(月) 01:09:01
(復讐に人生を費やす…。急に真面目な質問をされるとは…。…ここは、しっかり、本心で向き合いたい。もし親を殺した人たちが返り討ちも逮捕もされなかったら、そんな仮定を親が殺されてすぐの頃、何回か考えたことがある身として、この人は…、きっと私のもしもの姿だから。それに、くいななら真面目に答えてる。)
「そうだな…。その答えには絶対の正解はないだろうな。実際に私と友とでも意見は違うしな。ただ…、私は復讐をした時に、貴方が大切に思っていた、あるいは貴方を大切に思っていた人はもし生きていたら喜んでいただろうか?というのがひとつの基準になると思ってる。その人は、自分のためとはいえ貴方が消えない罪を背負ってでも仇を討つことをよしとするのか、それともあくまで貴方自身が清らかに、幸せに生きる事を第一に願うのか、それによって変わってくるだろうな。」
(そう、私の両親は…、子供の頃の私の前では忙しくて顔を合わせることが少ないだけの普通の親だった。だから、私は復讐したところで両親が喜ぶかはわからないと感じたんだ。…こんな復讐に人生を費やしたような男とくいなを引き合わせるのは危険だろうな。)
翠は、話しつつ、考えつつ、会話を組み立てていくようなゆっくりとしたペースで話を進めていた。そして、少し開けて、再び口を開いた。
「…ああ、そうだ。そういう質問をする際は、相手を選んだ方がいいだろうな。このセントラルには、復讐なんて考えたこともない、清らかな信念を持った光当たる世界で生きてきた人もいるから。」
(例えば、くいなとか。絶対に間違ってると言うだろうからな。どんな人も誰かから大切に思われてるだろうから、復讐をよしとすると貴方が「復讐」として被害に遭うかもしれない、そうした時に貴方が大切に思う人に命の奪い合いをさせるつもりなのか?ってな。…うん、くいなに命の奪い合いはさせられない。)
- 180パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/30(月) 21:11:41
- 181カニバル◆.2EQ5ae7PI25/06/30(月) 22:30:52
- 182ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/07/01(火) 00:09:27
「『はーい』」
「試作品が一ヵ月で」『完成品は夏までに』
【彼女の心中などつゆ知らず、手を振り返し店を出るのを見送る】
【ティーカップを水を入れた作業場で洗って、別に食器用ではない乾燥機にかけた】
「さて」『どうするか』
「防弾でプレート以外だと、やはりダイラタンシー系素材だろうか」
『冷却装置をどう入れるかも問題になる』
「理想が800グラムと言われると、それ以下を目指したくなるけど」
『薄くしすぎると防弾性能の兼ね合いが難しくなる』
「そこは一旦防弾性能優先にせざるを得ない」
『デザインは黒ならシンプルにしていいかな』
【躰に内蔵されているデバイスの方で、自分たちの記録とネットワークから情報を引っ張り出す。議論をしながらに見えるが、思考回路は幾分もすれ違わない。二つの独り言で思考をまとめてゆく】
「ふふふ、カーペンターの連絡を待つには悪くない依頼だ」
『もしかしたら話の種になるかもしれない』
「『それならやりがいもあるというもの……』」
【“パーフェクト・トゥウィンス”。不変の躰を持つ、完璧な双子。友人により変わりつつある部分も存在するが、容易く変化することは有り得ない。接客態度であったり、孤独への強烈な忌避であったり……。しかし、創り出す作品もまた、不変の輝きを持つのだろう】
(〆でよろしいでしょうか?)
- 183パティ◆.2EQ5ae7PI25/07/01(火) 17:18:31
- 184カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/01(火) 23:08:48
「お待たせしました~♪」
女性スタッフが2つのカクテルを乗せたトレイを片手に、4人の席にやってきた。
女性スタッフは髪を頭上で一つにまとめたきめ細かい褐色の肌の持ち主だ。贅肉のない肢体の持ち主で、その乳房は今踊っているポールダンサーより大きい。恐らくIカップはあるだろう。
ホタテを模したニップレスに、前垂れだけというセクシーな格好で、音を立てながらハイヒールを進ませるたびに、支えのない乳房は柔らかさそのままに揺れ動いて、男性達の視線を誘う。
「前を失礼しまーす♪」
女性は笑みを浮かべながら、最初にコートの男性へアルコールのカクテルを、そして次に白髪の少年へノンアルコールのカクテルを差し出した。
- 185白狼王◆tsGpSwX8mo25/07/03(木) 00:09:54
- 186薬師◆tsGpSwX8mo25/07/03(木) 00:17:52
- 187カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/03(木) 20:28:25
- 188薬師◆tsGpSwX8mo25/07/04(金) 00:03:12
- 189楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/07/04(金) 00:37:26
- 190カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/04(金) 22:36:32
- 191カニバル◆.2EQ5ae7PI25/07/05(土) 00:07:48
- 192カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/07/05(土) 09:29:19
- 193メイ◆9wIDxpGzlg25/07/05(土) 23:58:50
【シチュエーション:日常 当シチュ内募集人数:先着1名様 使用キャラ:メイ・メニア・ドルフィン】
【うららかな休日の午後。日は少し傾き、店の中を優しく照らす。ステンドグラス風の窓ガラスを通った太陽によって、メルヘンな店はさらに幻想的な雰囲気を醸し出している。問題は、残念ながら美しい情景を楽しむものが一人もいないことだ。店内には愛らしい制服とパティシエールの帽子を身に纏った女性だけ】
【彼女はメイ・メニア・ドルフィン。ここ、異能洋菓子店“幸せのコクリコ”の店主であり、現在鳴いている閑古鳥である】
「はー、有り得ない……。どうしてうちにはお客さんが来ないの……」
《そりゃあ売り方が悪いね。こだわりを持ち過ぎると、自分だけの好みになってしまうのは当然さ。万人受けするものを入れなよ》
「お菓子は万人が愛するものでしょ。なに?万人受けって」
《その考えが良くない。そもそも今はダイエットとかでお菓子は敬遠されているだろう?売れているのはノンシュガー製品。これを機に健康食品に総入れ替えを》
「ここは手作りの洋菓子店だし、あたしのお菓子でノンシュガーしたら異能もないんだけど」
《要素を全て分割し消した後に、それを成り立たせている実体が……》
「現れる訳ないでしょ実体で客を呼べるの?人世に相談したあたしがバカだった」
【うだうだと幼馴染と通話していても、店の様子は変わらない。評判が落ちることもない。レビューを書くような人間がいないからだ】
【しかし苛立ちで、ブチリという音が聞こえそうになるほど、幼馴染との通信を唐突に断ち切る】
「やっぱ小説家なんて役に立たない文章書いてる人間に聞いたらダメだね。智兎さんとかに聞こっかな。頭良いし」
【本人が聞いたらまた議論が始まりそうなことを呟き、再びカウンターに項垂れる。今日はうららかな休日である】 - 194塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/07/06(日) 00:18:10
- 195メイ◆9wIDxpGzlg25/07/06(日) 23:40:47
「あー、あたしパティシエールの才能無いのか……な……?」
【入り口からキイと音が鳴る。それは確かに扉が開く音だった。しかし、メイが一瞬信じられなかったのは、自分や業者が出入りする時以外にあまり聞かないからだろう】
【扉の奥から、小さなお客さんが入ってくる。愛らしい洋菓子店にはよく馴染むが、メイの店では滅多に見られない光景だった】
「えっ、ちょっと待って、美味しいお菓子って言った?薬物とか、自白剤とか、そういうんじゃなくって……」
【望外の喜びに手を染めた頬に当てる。しかし、お客さんの前だと気づいて襟を正した。礼儀正しく、けれど柔らかく微笑んで、少女に問いかける】
「いらっしゃいませ!うちは異能洋菓子店“幸せのコクリコ”。美味しいお菓子はたくさんありますよ!ふふ、どんなお菓子が好き?」
- 196塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/07/08(火) 21:05:53
そう問うてきた少女に対して女の子は元気よく
「ケーキ!」と言った
女の子は眩しい笑みを浮かべ、肩にかけているバッグをギュッと握った
曇りなど一つもなさそうな瞳はショーケースに映るお菓子達をしっかりと捕らえていた - 197メイ◆9wIDxpGzlg25/07/08(火) 22:12:01
「ケーキかー。なんのケーキが好き?オススメはやっぱり“幸せのショートケーキ(ライク・スイート)”ですねっ!食べると幸せな気持ちが湧き上がって、その日一日……とはいかないけど、数時間は素敵な気分になれますよ〜」
【ニコニコと笑って、ショーケースの中の苺が乗ったショートケーキを指差す。手書きのポップには看板商品と書かれている。値段は洋菓子店のケーキとしては安い方だろうが、子供がスーパーのお菓子感覚で手にするにはやはり高い】
【小さな子供が一人で買いに来るには少し不思議だ。舞い上がっていたメイも、値段を思い出して疑問を浮かべた】
「そういえば、お父さんとお母さんは?一人で買いに来たの?」
- 198白狼王◆8zHol6NAOo25/07/08(火) 23:15:20
- 199薬師◆8zHol6NAOo25/07/08(火) 23:21:13
- 200薬師◆tsGpSwX8mo25/07/08(火) 23:22:22