【置きレス参加推奨】ここだけ異能集う海上都市part7

  • 1火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:57:37

    ~~~INTRODUCTION~~~

    「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。

    世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、2100年代の地球に於いて、太平洋上に浮かぶその鋼鉄製の大地は人類にとって最も主要な生活拠点として機能している。

    中央政府による統治、限られた世界の中で日々を暮らす人々、解放を謳う無法者達とそれを取り締まる警察機構。

    混沌とした科学技術といつからか人に宿る様になった異能。

    ようこそ、セントラルへ。

    ようこそ、人類最後のフロンティアへ。

    ~~~~~~~~~~~~~~

    ・wiki(「大雑把な世界観」の項目をご一読ください)

    ここだけ異能集う海上都市【1/31更新】INTRODUCTION 「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。 世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、2100年代の...w.atwiki.jp

    【置きレス参加推奨】ここだけ異能集う海上都市part7|あにまん掲示板~~~INTRODUCTION~~~「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、210…bbs.animanch.com
  • 2火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:58:10

    【参加したい方へ】

    ・新規参加の方はまずは進行中の裏スレにてキャラクターの作成と登録をしましょう!個人が保有出来るキャラクター数に制限はありませんので、まずは自分が一番動かしやすいと思うキャラを一人作ってみることをおすすめします。

    ・分からないことがあれば裏スレで聞いてください。

    ・当スレでは『置きレス』形式でのご参加を推奨しています、1日1レス返せれば良いor返って来れば良い、くらいの心持ちで。

    ・ただし連絡の無いまま待たせ『過ぎる』のは厳禁です、どうしても2日以上返信が滞ってしまいそうな場合は、予め裏スレの方でお相手にご連絡をさしあげてください。

    ・「私生活があるしリアタイ参加は難しい……」「荒らしとかしてないのにいきなり規制食らったんだけど!?」「スレの速度に着いて行けねぇよ~(涙)」とお悩みの方々、どうぞ一度お立ち寄りください。

    ・参加者及び参加者各自が保有しているキャラクターを管理する為、参加時には名前にトリップをつけることをお願いしております。

    ・あにまん管理側による集団規制、また個々の回線の問題などでスレ建て者によるレス削除等の管理が行き届かない場合があります、荒らしには反応せず通報やスルー対応を徹底してください。

    ・エロシチュグロシチュも許容いたしますが、ディープな描写をする場合はテレグラフを用いるなど削除されない様に対策をお願いします、またお相手がそうした描写を嫌がっているのに無理強いするのもやめましょう。


    ・次スレ建ては>>190を踏んだ方にお願いします。

  • 3火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:58:37

    【禁止事項】
    ・確定ロール、無敵ロール、一般的にこういった遊びで敬遠される行為は同じく禁止です。
    ・ただしこれら↑をうっかりしてしまう場合もあります、見かけた場合まずはやんわりとした口調で注意をお願いします。
    ・その他、お相手が「これは嫌だ!」と言う行為も都度対応していただければと思います、円滑な遊びの為にもコミュニケーションを大切にしましょう。
    (以下キャラクリ時のお願い)
    ・当スレはオリスレです、版権キャラ、版権設定のご利用はご遠慮ください。
    ・舞台を破壊しかねない様な大規模の能力はご遠慮ください(例:「半径数kmに渡って凍結させるor炎上させるぜ!」「島の地面に海まで貫通する巨大な穴を開けられるぜ!」など)
    ・対処不能、或いは対処法が極端に限られる能力はご遠慮ください(例:「俺が時を止めた……動きたければお前も時の世界に入門するしかないぞ」「俺の質問に答えた奴は問答無用で洗脳されるんでよろしく~」など)
    ・舞台に単独で多大な影響を及ぼしてしまいかねない権力者キャラはご遠慮ください(例:「俺はフロア・セントラルの航行先を全部決められる船長で……」「俺がこの島の権力の頂点に立つ大統領なんだよね」など)

  • 4火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:58:53

    >>10まで保守

  • 5火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:59:08

  • 6火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:59:24

  • 7火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:59:38

  • 8火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 01:59:52

  • 9火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 02:01:48

  • 10火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 02:02:03

  • 11火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 02:06:01

    (本スレナンバーは8になります、変更ミス申し訳ありません…)

  • 12塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 02:43:50

    前スレ200
    ルイも手を広げて受け入れる姿勢に入る
    荒れ荒んだ裏路地に二輪の花が咲こうとしていた
    しかし
    「ルイ!!」
    どこからかハッキリとした声が聞こえる
    それは幼い少女の声のようであり、どこか儚くもあった

  • 13火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 02:48:15

    >>12


    …誰の声…?お義兄さん…って感じの声質じゃないしねぇ…


    (一旦抱きつこうとするのを止め、辺りを見回して)

  • 14塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 02:51:38

    >>13

    女性が見渡した先にはエメラルドグリーンの髪を両サイドでお団子にしている少女と黒いチーパオを着たおかっぱ頭の男がいた

    「ボス…これh「言い訳無用」」

    ルイの言葉を遮るように少女が話す

    女性はおかっぱ頭の男に見覚えがある。ルイの隣によく張られている指名手配、デイビッド・フラン・ノトワールだ!

  • 15火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 02:56:20

    >>14


    わ〜…指名手配犯勢揃い、ってとこかい?


    (流石の倉間も2人以上の指名手配犯と鉢合わせたことはなかったようだ。多少緊張しているようで)

  • 16塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 03:00:45

    >>15

    「おや、君は…この犬の恋人なのかな?残念だけど、彼とはここでお別れだ…。少し私と話をするのだからね」

    少女がそう話すと、おかっぱの男は手を三角形の形にした。

    すると三角形がピンク色に発光しだし、実体を帯びて出現したのだ!

    「《神秘陣(トライアングル)》」

    そう少女が言うと、トライアングルが女性の足元まで移動しそのまま女性に合わせて肥大化した!

    「っ!待ってくれボス!」

    「黙れ犬が」

    少女の発言と共にルイの頭部にトライアングルが現れ頭に覆い被さってしまった

    「さぁ行こうか」

    女性はそのままトライアングルの中へ吸い込まれていった

  • 17火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 03:04:45

    >>16


    …ま、よく分からないけどねぇ…ルイの事傷つけたら絶対にブチ殺す。


    (吸い込まれていく瞬間、凶悪犯ですら底冷えするような膨大な殺意と狂気を秘めた視線をおかっぱ頭と少女の2人へと投げかける。)

  • 18塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 03:09:43

    >>17

    女性が吸い込まれた先は何かの施設のような場所だった

    人の気配は殆どなく、あるとしても子供程度の大きさだった

    「いらっしゃい。おねーさん」

    女性の前に現れたのは先ほどの少女に似ている別の少女だった。

    おさげの三つ編みにピンク色のワンピースを着ている少女はあるテーブルへ近付くと布をバッと引き離した


    そこにいたのは首だけの状態のルイだ。

    先ほど転送された頭はここへ着ていたのだ

    「ようこそ。旧TENEBREへ」

    あのおかっぱ男が現れた。お団子の少女を連れて

  • 19火神◆tsGpSwX8mo25/06/03(火) 03:16:07

    >>18


    …こりゃご丁寧にどーも。…は?…いや、生きてる…


    (いつでも銃を抜けるようにしていると、首だけの状態のルイを見て一瞬絶句するも顔色が死人の顔色ではないので安堵したようだ。)


    闇…ね。また大層な名前だこと。


    (おかっぱ頭へ敵意剥き出しの表情で睨み付けて)

  • 20塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 03:22:56

    >>19

    「ごめんなさいね。ルイさん今日お仕事サボっちゃったの。だからお仕置きとして一週間離そうかね?ってなっちゃって」

    とおさげの少女が話した

  • 21塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/03(火) 03:43:24

    「だから躾直すのだ。あいつは最初のほうでも兄を見捨てて逃げ出した。やはり信用ならなかったな」
    少女がそう言い、おかっぱの男は首だけのルイを見た。
    そして何やら不気味な笑みを浮かべ、おさげの少女に何かを耳打ちした

  • 22◆pO7ms4XCRrzA25/06/03(火) 19:46:15

    前スレ176

    ふふん、恥ずかしいんですか?同じですね〜^ ^
    (クスクスと笑う少女は見た目より幼い印象に見える)
    セントラルも不便な所はありますからね、早く旅客機の離着陸を許可して欲しいものですね...輸送船だけだと....っとそろそろ着きそうですね。
    (少し政治的な話になりかけたが着地に備え話を切り上げた)

  • 23内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/04(水) 20:10:55

    前スレ167

     「優しい〜……!でも流石に危ないし、大丈夫。ありがとっ」

    【ファンサービス精神溢れる対応に感動しながらも謹んで辞退する】
    【この物騒な社会で良く知らない子どもの個人情報を預かるのは、双方にとってリスクが大きすぎる】
    【特に、自分のように裏社会とも関わりがある人間が持ってていいものじゃない】

     「ストレートも似合う〜!帽子被るとご令嬢って感じ!ナンパされないよう気をつけてね?」

    【次々と心からの賞賛を口に出しては、キャアキャアと賑やかに囃し立てる】
    【そんな風に眼前の美少女を堪能していると、何やら意味ありげな……それこそ、おねだりの意図を含んだような振る舞いを示された】

     「お金かぁ……ん〜、あたしもショッピングしたばかりで手持ちないんだよねぇ……あっ!そうだ!ちょっと待ってて!」

    【ガサリ、と両腕にぶら下げた紙袋から大きな音を立てつつ、店主が待つ方へ引っ込む】
    【程なくして満面の笑顔を掲げたシェリーと、彼女に腕を組まれて些かげんなりしたケヴィン、あらまあと言ったような表情のアビーがやって来た】

     「帽子、取り置きしてくれるって!」
     「在庫も十分にあるし、お得意様のシェリーの紹介だもの。構わないわ」
     「これが店の番号だ。それと名前を書け。偽名でも構わんが、他人とダブらないようにしろよ。俺は一度しか会っていないやつの顔は覚えない主義なんだ」

    【仏頂面で予約用の紙とペンを突き出すケヴィンに、シェリーが「覚えられないの間違いでしょっ」と茶々を入れる】

     「ンだと貴様っ!」
     「あらまぁ……ごめんなさいね、お嬢さん。帽子は預かるから、サインのほうお願いできる?」

    【子犬のじゃれあいのような喧嘩をし始めた二人をよそに、アビーは片腕で器用に帽子を受け取ると、少し申し訳なさそうに記入を勧めた】

  • 24火神◆tsGpSwX8mo25/06/05(木) 23:40:06

    >>20>>21


    一週間?一週間もルイと会えない?アタシ耐えれる気がしないよ?…いっそのこと腕もちぎって持って帰る…いや目玉…


    (一週間離すと言われた瞬間目の光が消えブツブツと何やら呟き始める。)

  • 25塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/05(木) 23:44:37

    >>24

    「おや怖い…。ジェルド!」

    お団子の少女がそう叫ぶとおさげの少女が女性の前に出てきた

    それを見たルイは

    「待って!待ってくださいボス!」と叫んだ

    この場にいる女性を除いた全てのものがデイビッドがしようとしていることを理解した

    おさげの少女が女性の頭に手を掲げてこう言う

    「《メモリーズ》」

    【《メモリーズ》ジェルドの異能。対象の記憶を消すことが出来る】

    瞬間、女性の頭からカセットテープのテープのようなものが飛び出てきた

  • 26火神◆tsGpSwX8mo25/06/05(木) 23:50:02

    >>25


    あ?なにすんだい?……ん…?……なんか、大事なことを思い出せない…?


    (テープが抜き取られると一瞬ボーッとした顔になるがすぐに戻り、きょとんとする。)


    …そのテープ、なんか。大事な気がする。返してもらえないかい?


    (…どうやら記憶は消えても心には残っているようだ。)

  • 27塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/05(木) 23:56:30

    >>26

    「すみません。これは預かっておきますゆえ。お帰りなさい」

    そう言った少女の横で男性が手を三角の形にして浮き出てきた三角を女性の足元までスワイプした

    「一週間…それぐらい我慢なさい。思い出せたら交際を許しましょう」

    少女はそう感情のない声で言い放った

  • 28火神◆tsGpSwX8mo25/06/06(金) 00:00:32

    >>27


    一週間…?あ、ちょっと待っ…


    (女性は何か言おうとしたが、三角形のゲートに吸い込まれていく)


    …あの首だけの銀髪の人…名前、なんだったっけか?…ちっと調べてみるかね。


    (飛ばされた地点にて少し何かを呟くと、歩き出す)

  • 29塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/06(金) 00:13:03

    >>28

    「……ボス」

    「恨むな。一週間、よーく考えろ」

    威圧感のある声色でルイに話しかけた少女はキャラキャラと笑いながらおさげの少女と何処かへ行ってしまった


    うなだれるルイに対してメイドが

    「一週間我慢したら後は幸せですよ!頑張りましょう!」と励ました

  • 30火神◆tsGpSwX8mo25/06/06(金) 00:22:24

    >>29


    (〆、ですかね。ありがとうございました!)

  • 31塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/06(金) 00:25:20

    >>30

    ありがとうございます!楽しかったです!

  • 32二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 01:37:45

    このレスは削除されています

  • 33カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/06/06(金) 20:25:05

    >>23

    そっか~じゃ、ごらんあれぇ

    【売り捌いたりはしないだろうし写真くらい良かったのだけれど、リテラシーがしっかりしてる相手のためにスカートを広げるように回ったり帽子を傾けて純度100%の作り物笑顔を見せたり】


    …はーい、えっと、「Alice band」…じゃなくて

    【おねだりの結果、取り置きとなった帽子を渡しながら内心で白衣の女性へ好意的な印象を持った。ショッピングで持ち合わせがないというのが本当なのか、方便なのか分からないが求めるがままに施すよりも、信用度が高まる。

    じゃれ合うような喧嘩をする双頭の店主に促されるままペンを走らせ、自分の名前を記そうしてと手が止まる】


    スペルなんだっけぇ、えーとぉ…「Katyusha」?

    【バリバリ偽名だが記憶にない本名より付き合いが長いので許してほしいな。頭の髪飾りを表す文字を書き、読み書きできるとこに違和感を持たれないかと思いながら】

    仲いいんだねー、そーいうカンケイ?

    【腕を組む二人、三人?をからかうように言う。実際はそうとは思ってないし実はどうでもいい。けど、相手の反応や情報を得たがる子供は煽ったりするようなコミュニケーションしか知らない。

    あとは媚びるとかへつらうとか】

  • 34内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/07(土) 15:03:50

    >>33

    【すらすらと流暢にペン先を走らせる姿や、本名よりも偽名を優先した様子を三人が咎めるそぶりはない】

    【明暗が分かれることなく入り混じるニュートラル・ストリートでは、偽名を使う人間など珍しくもないし、個人の識字能力の有無も商売には関係ない】

    【むしろ、あった方が余計な手間をかける必要がなくてありがたいくらいだ】


     「はい、確かに預かりました。これで帽子は貴方のものよ」

     「ご苦労。引き取り日までは五体満足で生きるように」

     「ちょっと、ケヴィン……。もう少し柔らかく言えないわけ?」

     「包装時の飾り以外にものを繕う気は無い」


    【片割れが瀟洒に予約を受けている横で不遜な物言いを続けるケヴィンに、シェリーは白い目を向ける。そして一切表情を変えずに小言を受け流す彼の態度に、呆れたようにため息をついた】

    【これで評判良く繁盛しているのだから、アビーの存在の重要性がよくわかる】


     「え?……あははっ、マセてるね〜。それはないよー」

     「好みじゃない」

     「そうね。シェリーさんとはちょっと縁があって、それが今も続いてるの」


    【だから、貴方が考えているような関係ではないかな。と、アビーは少し困ったように眉を下げながら答えた】

    【その横ではケヴィンの物言いに腹を立てたシェリーが、彼の足をつついている】

  • 35火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 00:02:03

    【シチュエーション:日常(恋愛・戦闘発展化) 当シチュ内募集人数:先着1名様 使用キャラ:倉間夕夏】

    (もうすぐ日が沈む夕暮れ時。セントラル大通りの一角の店に女性が1人)

    …ルイ。早く会いたいなぁ。…一週間って結構長いよねェ…はぁ…そろそろ閉めようかな…

    (いつもの如くカウンターに突っ伏し、揺ら揺らと紫煙揺らめくタバコを珍しく咥えている。)

  • 36塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 09:23:48

    >>35

    そう思い出していた瞬間、ドアが物凄い勢いで破壊され外から似たような服を着た二人組が現れた

    「押すなと言っただろう!!なぜ押した!」

    「早く入れって言ったんじゃん!もぅ!」


    「押すな」と叫んだ男は銀髪に黄色い目をした男、「もぅ!」と言った男はピンクの髪に左目に眼帯をしていた。

    銀髪の男はどこか見たことのある顔をしていた

  • 37火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 09:48:56

    >>36


    おわっ!?…ドアがぁあ!!


    (飛び起きると最近買い替えたばっかりなのにぃ〜!と言わんばかりの形相で貴方達を見つめて)


    警察官?私なんかやらかし……ルイ?


    (制服を見て一瞬固まり、なにかやった事がバレたか?などと考えていたが、銀髪の警官の方を見た瞬間、顔に笑顔が広がり)

  • 38塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 09:59:27

    >>37

    「ルイ…君、それはルイ・シルバー・ザ・ハートのことかね?」

    銀髪の警察官は疑問の表情で女性に尋ねた

  • 39火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 10:06:46

    >>38


    そうだけど、それがどうかしたのかい?


    (よく見るとルイに似ている別人だと分かり、少し残念そうにする。そういえばルイは脱獄犯だったな…と思い出したのかバレないようにガソリンの入った小瓶をポケットから取り出そうと)

  • 40塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 10:17:12

    >>39

    「その子は…私の息子だ」

    銀髪は男は絞り出すように声を出した

    ピンク頭の男はそれを聞いてニヤニヤしながら

    「そーそー。こいつ犯罪者の父親なんだよね~」と嫌味ったらしく言った

  • 41火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 11:17:30

    >>40


    ルイが息子…つまり貴方は私のお義父さん…?


    (なるほどねぇ…だからこんなに似てるのか…などと心で呟く。なお心の声と今口に出している言葉は逆転してしまっているようだ)

  • 42塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 11:28:50

    >>41

    「…お、おとうさん?(私と彼女はいつ親子になったのだ??)」

    「あーね」

    銀髪の警察官は困惑したような顔をし、女性を見た。

    ピンク頭の警察官は何かを察したような顔をし、二人から目を逸らした。


    「んっん…っ!聞きたいことがあるのだが、この付近でルイに似ている男がいるという通報が入っているのだ。何か知らんかね?」

    「あのね~通報者に聞いたんだけど“知らない”ってさ。怪しくね?」

  • 43火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 11:43:04

    >>42


    ん〜、ルイは一回ここの店に来たけど…結局あの後行方分かんないからねぇ…悪いけど、私からは大したことは分からないと思うよ。

    (TENEBREって組織の拠点がどこにあるか分からないし、下手に言って混乱させるのもあれだよねぇ…ま黙っとくか)


    (何か隠したのか貴方達から軽く瞳が逸れる)

  • 44塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 11:55:29

    >>43

    「そうか…」

    そう言った銀髪の警察官の声は少し残念そうだった

    「ご協力、感謝する」

    「じゃあ~ね~」

    くるりと背を向け、カツカツと外に出ていく銀髪の警察官とヒラヒラと手を振るピンク頭の警察官


    銀髪の警察官はふと思い出したのか、懐から札束を取り出し「これで足りるか?」と聞いた

    おそらくドアの修理費なのだろう

  • 45火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 12:08:45

    >>44


    修理費は要らないよ。ルイと同棲するつもりだからどうせこの店引き払うしね。


    (さらっとドデカ爆弾を投下しつつ札束は要らない、と言って)

  • 46塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 12:22:00

    >>45

    「どう…せい?ルイは今すぐにでも逮捕し、セントラル地下刑務所に収監する。収監されれば、即刻処刑となる。同棲は難しいぞ」

    銀髪の警察官は厳しい口調でそう言い放つ。

    その目には敵意が滲んでいる

    女性をルイの共犯者だと認識したのかもしれない。

  • 47火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 16:33:23

    >>46


    へぇ…だからどうしたってんだい?要するにあんたらに捕まえさせなきゃ良いって訳だろ?


    (目に宿った敵意を感じ取ったのか狂犬のような雰囲気を醸し出し、ガソリンの入った小瓶を左足へとぶち撒け、マッチを擦る)


    ルイはこんなアタシの事を好きだと言ってくれたんだ…アタシの邪魔ァすんなら、警察だろうが、殺すよ。


    (左足へ躊躇いなくマッチを落とし、左足へと火が引火する)

  • 48ストラレン・リヒト号の船員25/06/08(日) 16:38:47

    >>47

    「…そうか。」

    銀髪の警察官が空へ手を掲げた瞬間、ピンク頭の警察官が眼帯を外し、女性を見据えた

    「《狂気の瞳》!!」

    【《狂気の瞳》彼の異能であり、相手を狂わせることが可能】

    それに続けて警察官は言った

    「《ルナティック・アイ》」

    そう言うと左目の赤い瞳からレーザーを発射した!

  • 49火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 17:04:42

    >>48


    こりゃ、まずいかなッ!?


    (眼帯を外した瞬間、非常に大きな嫌な予感を感じた為なんとか目を逸らしたが、異能が発動する前に目を逸らすことが出来たかは微妙な所だ)


    おわぁッ!あっぶねぇ!!


    (ギリギリの所で回避しようとするも、右耳の一部がレーザーで削り取られて)


    お返しだよコノヤロー!【陽炎】!!


    (レーザーを発射してきたピンク髪の方へとレーザー状の炎の奔流を放とうと)

  • 50ストラレン・リヒト号の船員25/06/08(日) 17:09:09

    >>49

    「警察への公務執行妨害!それに加えて威力業務妨害だぞ!《天誅光(ギガンティックギルティ)》!!」

    銀髪の警察官がそう言いながら上を見上げ、手を空高く掲げた瞬間、女性の頭上から眩い光が放射された

  • 51火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 17:15:02

    >>50


    ッア゛ア゛ア゛ァ…!


    (光の奔流に飲み込まれ苦しみの声をあげて焼かれる女性)

  • 52塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 17:30:41

    >>51

    「…一応だ。連れていこう」

    「連行?」

    「あぁそうだ」

    銀髪の警察官が女性へ手を伸ばす

    ピンク頭の警察官の手には手錠とピストルが握られていた


    と、その時

    「《メモリーズ》」

  • 53火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 18:41:31

    >>52


    ゲホッ…ゲホッ…捕まってたまるかってんだ…


    (足の炎が大きく揺らめき、何かしようとするが)


    …メモリーズって…あん時の…


    (以前聞いたことのある少女の声が彼女の耳に届く)

  • 54ストラレン・リヒト号の船員25/06/08(日) 20:02:37

    >>53

    女性が聞き覚えのある声に耳を傾けている間に警察官二人の頭からテープのような記憶が抜け出し、その場に力なく落ちた

    「任務完了」

    それだけ言ったのはおさげの少女…ジェルドだ

    そう言った彼女の肩には漆黒のカラスが止まっていた

  • 55火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 20:20:06

    >>54


    はぁ、助けられるとはザマァないね…つッ…


    (電流のせいか背中と右腕が火傷のように焼け爛れていて)


    …傷跡増えちまったよ、クソッ…


    (なんとか体を起こし、壁に寄りかかる。傷が増えたことに、そして増やしてしまった自分に苛立っているようだ。)

  • 56塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 20:32:58

    >>55

    「助けたのではありません。邪魔であったため静かにしただけです」

    「カァ」

    ジェルドの言葉には嘘も何もなく、本当に純粋に邪魔だと思ったから消したのだろう。

    肩のカラスはただ力なく一声鳴いた

    「こちらを」

    ジェルドはバッグから取り出した手紙をあなたへ手渡した

  • 57火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 20:51:25

    >>56


    …おっそろしい子供だねぇ…最近の子ってのはみんなこんな感じなのかい…?


    (ボソボソと何か呟きつつ手渡された手紙の封を切り、中身を見ようとする)

  • 58塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 20:56:38

    >>57

    『一週間経てば交際を認めると言ったな?

    あれは嘘だ!認めるわけないだろバカ女!

    そんなホイホイ知らない女に弟やれるか!逆さまにされたくなかったら諦めろ!  byルディア』

  • 59火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 21:04:08

    >>58


    なぁ…コイツの居場所どこか今すぐ言いな…絶対ブチ殺す…


    いくら逆さまにされようが酸素がありゃ物は燃えるんだよ。消し炭にしてやる…


    (手紙がぐしゃぐしゃになるほどの力で手紙を握り、さながら悪鬼羅刹を思わせる殺意と狂気を持ってジェルドへと"優しく"尋ねる。)

  • 60塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 21:09:21

    >>59

    「出来かねます。それにルディア様の異能は地上にいる人を逆さまの状態へ上空へ浮遊させるもの…。過去もこの異能で子供を殺し、収監されていました」

    ジェルドが鬼気迫るかのような声色で話す

    どうやらルディアを恐れているようだ


    「それに、あたしの仕事はこれだけじゃないの」

    ジェルドがそう言うと、ピンク頭の警察官のポケットから青い髪の少女が現れた

    「オメーの記憶消して証拠隠滅するのも仕事だヨ!」

  • 61火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 21:30:24

    >>60


    だからなんだッてんだい…?アタシがぶち殺してェ相手の異能なんか知ったこっちゃねェよ…燃やしちまえばこっちの勝ちなんだよ…


    (自身が標的にした者は必ず殺す。そう言った鬼のような気配を纏い、不気味に微笑む)


    アタシの記憶消すッてんならお前ら2人…特にそっちの記憶を消せる方から殺すよ。


    (にこやかに笑うが鬼のような気配は未だ消えておらず、懐からベレッタ92を抜き、ジェルドの方へと銃口を向ける。)

  • 62塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 21:36:38

    >>61

    「おやおや…倉間様…どうか静まってくださいな」

    どす黒い、闇も食らうような声が建物中に響く

    その声と同時に女性の手足を縛るように三角形が出現し、女性の手足を別の場所へ繋げてしまった


    「お久しぶりです。名は伏せましょうか?んん?」

    不快感を与えるような煽るような声色だ

    ジェルドや来来、肩に乗っているカラスが不意に怯んだ

    「…ボス、なぜ来たノ?」

    来来が怯えながら声に問う。ジェルドも同調するように頭を縦に振っている。

    「何故って……お前達の仕事が遅いからだろうがァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

    威圧するような怒号が響く。その声が原因なのか、ピンク頭の警察官の指がピクッと動いた

  • 63火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 22:12:28

    >>62


    チッ、腹立つ声だなコノヤロー…


    (手足を別の場所へ繋がれてしまった為苛立っているのか悪態をついて)

  • 64塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 22:20:39

    >>63

    「さ、ジェルド。やれ」

    「……今日は記憶を返すと…」

    「気が変わった。盗れ」

    「…はい」

    俯いたまま返事をしたジェルドは恐る恐る女性へ近付き、手を頭へかざした

    「…《メモリーズ》」

  • 65火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 22:29:47

    >>64


    …盗られる前に一つだけ言っておくがな。憎悪ってのは記憶にも心にも残る。


           






    お前ら、覚えとけよ?


    (最後に一言残すと記憶が頭からフィルム状になって飛び出す)

  • 66塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 22:39:54

    >>65

    「おや…ルイめ。なかなか面倒臭い女を捕まえたな」

    「これで何度めだろーね」

    恐ろしい声に重ねるように調子のいい声が響く

    ルイの兄、ルディアのものだ


    「これはもう最終兵器を投入しちゃう?」

    「まぁ…それはまた後だ。今はルイへの調教だ」

    「またあれやるの?脳イジイジ」

    「フッ知っているのか」

    「へへへ」


    二人の軽快な声がだんだんと聞こえなくなっていく。

    完全に聞こえなくなったころ、女性の拘束が解かれた。

    それを見守ったジェルドと来来はそそくさと店を後にし、その場には女性と記憶を抜き取られた警察官二人が残っていた。

  • 67火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 22:58:05

    >>66


    ッア゛ァ゛…なんで怪我してんだアタシ?…まいっか…


    …なぁんか、痛みよりすげェ気分悪ィ方が勝ってるわ。


    (その場に胡座をかいて座ると、狂気に染まった瞳でゴキリ、と大きく首を鳴らして)


    …とりあえずこの気分悪ィ原因見つけてぶッ殺してやる。


    ッとその前に、なんでか知らんが寝てる警察官起こしてやらなきゃな。おい、お〜い?


    (ユサユサとピンク髪の警察官をゆすって)

  • 68塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 23:04:16

    >>67

    「う…ん。あれ?ここどこ?」

    ピンク頭の警察官が目覚めたと同時に飛び上がり、キョロキョロと辺りを見渡した。

    近くにいた女性を見付けると、ピンク頭の警察官は怪訝な顔で「お宅は…ここの店主?」と聞いてきた。



    「……ルイ」

    【銀髪の警察官は二人には聞こえないトーンである人物の名前を言った】

  • 69火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 23:08:26

    >>68


    あぁ、そうだよ。なんでか分からないけど屋根壊れてるしドア壊れてるしカウンターも壊れてるし…


    挙げ句の果てにャまた火傷してるし。踏んだり蹴ったりさ。しかもすっごい気分悪ィし。


    (今日は厄日だよクソが…と呟き首を横に振る。)

  • 70塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 23:12:32

    >>69

    「…これを」

    銀髪の警察官は札束を三つ女性に差し出した

    「謝礼金だ。NOとは言わせない。受けとれ」

  • 71火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 23:17:03

    >>70


    あ?なんだい急に…私は何も仕事してないんだけどねぇ。


    まぁNOって言えないんだったら貰うしかないんだけども。


    (渋々と言ったように札束三つを受け取る。)


    …アンタ、どっかでアタシと会った事ないかい?


    (急に貴方に顔を近づけると突拍子もない事を言って)

  • 72塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/08(日) 23:18:40

    >>71

    「?今日ではじめましてだぞ?」

    銀髪の警察官は頭にハテナを浮かべた

  • 73火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 23:25:51

    >>72


    …そうかい、変なこと聞いて悪かったね。んじゃ、お仕事頑張って。


    (顔を貴方から離すと、カウンターにもたれ掛かり、ギリギリ壊れていないところに置いてあったタバコを取り出すとマッチを擦り、タバコに火をつける。)


    …ってかアタシもしかして異能使った?足が焼け焦げてるって方はそういう事なんだろうけど…

  • 74火神◆tsGpSwX8mo25/06/08(日) 23:37:03

    >>73


    …んまぁ、良いか。とっとと包帯巻いて今日は寝よ…妙に疲れたよ…


    (ググ、と伸びをすると店を出て家へと歩いて行く。その背中には少しの切なさが乗っていた。)


    【〆】

  • 75カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/06/09(月) 19:00:22

    >>34

    【普段は悪漢を釣って小銭を稼いだりしてるのでこの自治による中立地帯はあまり利用しないのだけど、穏当でありながら不可解をそのままにしておく清濁が交流した場所はなんとも居心地と都合がいい。

    小さき弱者を食い物として見てこないのは狩ることはできないが普通に売買したいときにはとっても嬉しい。裏でも表でもこの背格好は商売人相手にはマイナスに働きがちなのだ】


    …そーだね、帽子のためにサイテーゲン頭だけは残しておかなきゃ

    【不穏な言葉には不穏に返す。実年齢よりさらに幼くも見える少女然とした子の四肢が不満足になる可能性の提示。

    まともなら不快といった渋い顔や、逆に苦笑や冗談と受け取る乾いた笑いを引き出すのだけれど、彼ないし彼女にはちょうどいいよね】


    おねーちゃんたち美人さんだからそーいうこともあるかも、って思ったけど違うんだぁ

    じゃ、アタシがまた来店してもおじゃまじゃないね

    【ウソとホントはほどよく混ぜよう。美人だと思い、それに繋げて適当に話を展開し、そして邪魔だろうと気にしてないが次の来店の意欲を店主や同伴者に伝えた】

  • 76虚◆tsGpSwX8mo25/06/09(月) 20:32:33

    【シチュエーション:日常(恋愛・戦闘発展化) 当シチュ内募集人数:先着1名様 使用キャラ:土岐由美香】

    (大通りから少し外れ、色欲とネオンで彩られたいわばセントラルの歌舞伎町にて)

    「ねぇねぇお姉さん、今1人?ちょっとオレ達と遊ばない?」

    「オレ達すっごいイイ店知ってるだよね〜」

    ……そういうのは…ちょっと……

    「え〜!?なんでよ、いいじゃんちょっとぐらい〜。」

    (この辺りでは良くあるナンパを受けている女性がいる。表情こそ無表情だが、嫌そうな雰囲気を纏っている)

  • 77塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/09(月) 21:16:25

    >>76

    「少し…いいですか?」

    路地裏の闇の中から、片言気味な声が聞こえてくる

    「お止めになりなさい」

    その声は片言気味ではあるが、物腰の柔らかい口調だ

    声の様子から声の主は男だろう


    「なに?連れ?」

    男が不機嫌気味に女性へ問う

    しかし女性は答えられない。女性も知らない相手なのだ

    「カァ」

    男性の声と共にカラスの鳴き声が響く

    この街でカラスは当たり前だ。殺されかけようが、一心不乱にゴミを漁っているのがたくさんいる。

    だがこの鳴き声からは下賎なネオン街のカラスの雰囲気はしない。

    人によく馴れているカラスの声だ


    「やんまりやると…こうですよ」


    そう聞こえた瞬間、近くに転がっていた空き缶がザンッという音と共に真っ二つになった

    ギラリと光るナイフと共に現れたのは、黒い髪を肩まで伸ばし、ダボダボのシャツを着た細身の男だった

  • 78虚◆tsGpSwX8mo25/06/09(月) 21:37:12

    >>77


    「ひッ…!?おい、これマジでやばいって!逃げるぞ!」


    「なんでナンパしたら殺されかけるんだよクソがっ!」


    (どうやらナイフを見て怖気付いたのか、ダサい捨て台詞を吐いてどこかへと走っていく。)


    ……ありがとう……ございます……


    (ナンパしてきた男達が何処かへ走り去るのを見届けると、貴方へ向かってお辞儀を一つし、感謝の意を伝える。しかし相変わらずの無表情である。)

  • 79塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/09(月) 21:43:26

    >>78

    「いえ、人助けは当たり前です」

    死人のような顔色に似つかわしくない朗らかな笑みを見せた男は、肩に乗っているカラスに向かって

    「これでよかった?」と小さく聞いた

    それに対してカラスは大きく頭を振った

  • 80虚◆tsGpSwX8mo25/06/09(月) 22:16:16

    >>79


    ………では……


    「おい、土岐ィ。お前これ忘れてンぞ。お前異能ねェんだからもう少し危機感持ッてくれよ…」


    (ボーッと虚ろな目で貴方達2人を見つめた後、もう一度お辞儀し、去ろうするが、緑髪の男に呼び止められ立ち止まる。その緑髪の男はいかにもガラの悪そうな男で、背中に刀を担いでいる。)

  • 81塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/09(月) 22:21:26

    >>80

    「ギャアッ」

    カラスが緑髪の男が怖かったのか、変な悲鳴を上げた

    男はそんなカラスを見てゲラゲラと笑いだした

  • 82虚◆tsGpSwX8mo25/06/09(月) 22:27:48

    >>81


    「ンだァ?このカラス…俺の事見てビビったのか?まァいいわ、とりあえずこれ」


    ……ありがとう、彰宏………この人達…助けてくれた……


    「またナンパされたのかよ…良い加減お前は自分の顔の良さを自覚しやがれ…悪ィな、ウチのもんが迷惑かけちまッたみたいでよ。」


    (見た目に反して意外と礼儀正しいようで、女性に刀を手渡すと軽く頭を下げる。)

  • 83塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/09(月) 22:35:38

    >>82

    「いえいえ、オレの方こそこのレイヴが…」

    そう言いながら男はカラスの頭を半ば無理矢理下げさせようとした

    だがカラスがジタバタと暴れだしたため、失敗に終わったようだ

    「ワガママなニンゲン…もぅ!」

    と男が呟いた

  • 84虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 00:18:19

    >>83


    「…おい、一つお前に聞きたいことがある。お前、人間か?それとも、獣か?」


    …彰宏……睨んじゃダメ……お顔怖いよ……


    (貴方の呟いた一言を聞き逃さず、鬼も逃げ出す形相で隣の女性に諌められながらも貴方を睨み付ける。)

  • 85塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 04:59:02

    >>84

    「…ニンゲンだよ」

    男は少し間を置いてからそう答えた

    肩にいるカラスもうんうんと頭を振っている

  • 86内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/10(火) 09:43:19

    >>75

    【子どもが零した不穏な言葉】

    【三者共にそれに気が咎めたような素振りは無いものの、受け取り方はやはり異なった】


    【店主はどちらも特に何も感じてない様子。強いていうなら、ケヴィンの方が少し得意げな顔になったくらいか】

    【シェリーの方も驚いてはいない。裏で生きる人間が年相応の経験しか積んでいないとは、端から思っていないからだ】


    【それでも、幼子が当たり前のように自らの損傷の可能性を口に出す姿は、医者としては複雑である】


     「聞いた?美人だって!ケヴィンも少しは素直に人を褒めたら?」

     「俺は服飾師だぞ。美的感性は仕事上で発揮できれば、それで良いだろ」

     「本っ当に愛想ないんだから!」


     「ええ、是非また足を運んでちょうだい。きっと気にいるものがたくさん見つかるわ」


    【が、そんな内心を表に出す必要はない】

    【誤魔化すように茶々を入れ、いつもの小競り合い的な漫才を開始する】

    【その横ではアビーが来店の意思を示してくれた小さなお客さんに和やかな笑みを向けながら、歓迎の意を告げていた】

  • 87虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 18:41:29

    >>85


    「…昔殺した異能犯罪者に獣になれる奴がいてなァ。あれは獣の中に人の気配があッたンだがよ。」


    「お前はその逆の気配を感じるンだよ。…それとな。お前、死の"匂い"がこびり着いてるぞ。お前自身から匂うわけじャあねェがよ。」


    ……この人………裏の人……?


    「そンな"匂い"がするッてだけだ。確証はねェ。」


    (どうやらこの緑髪の青年は貴方の異能、そしてどういう"所"にいるかが多少勘づいたようだ。)

  • 88塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 18:48:25

    >>87

    「う、うぐぅ……」

    男が変な声を出しながら後ずさる

    と、その時カラスが突然飛び立った

    「あ、おい!裏切り者ーー!!!!オマエのせいなのにーーー!!!」

    と男がカラスが飛んでいった空に向かって叫ぶ

    しかしカラスはすでに夜の闇の中に消えてしまったようだ

  • 89虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 19:39:45

    >>88


    …あ………逃げた……


    「逃げるッつー事は当たりッてことで良いか?そんじゃ残ったお前にちっと聞きてェ事があるけど良いか?」


    (やれやれ、と言ったような表情で烏が飛んでいくのを見届けた後、残った人間の体の貴方へ青年が質問しようとする)

  • 90塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 19:47:09

    >>89

    「オレは被害鳥だぁ……」

    と男が絞り出すように言った



    男曰く、15年ほど前にゴミを漁っていた頃にいきなり人間と入れ替わったこと

    なぜ入れ替わったのかはわからないが、レイヴという少年が群れで問題を起こしまくって元の体に戻れても群れにはもう帰れないことや、そもそも入れ替わり自体意図的ではないと言った


    その間男はグスグスと泣いており、顔をしわくちゃにさせていた。

    どうやらこの男の言っていることは嘘ではないらしい

    話している間も恋しそうに空を眺めていた

    「美味しい飯とか…あったかい風呂に入れるのは嬉しいけど…一緒に寝れないし、なにより好きだった子(鴉)と話せないし…うぅ」

  • 91虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 22:16:24

    >>90


    ……………可哀想………


    「マジでただの被害者なのかよお前…なンか、可哀想だな。」


    (目の前の男女2人は貴方へと憐憫の眼差しを向けている。)


    「ンで、だ。お前の今所属してる所はどこだ。」


    (それはそれとして、という事だろうか。すぐに表情が切り替わると貴方の所属している組織を尋ねる。)

  • 92塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 22:19:10

    >>91

    「……TENEBRE」

    男は現在所属している組織の名を間を開けて言い放った

    「ここなら元に戻してもらえると思ってさ…まぁ戻してくれるって言ってた肝心の研究者は死んじまったけど」

  • 93虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 22:38:09

    >>92


    「…俺の知り合いに異能を強制解除できる奴が居る。今度会った時に紹介してやるよ。ンまァ、そん時にそいつが生きてるかどうかは知らねェがな。」


    「…悪ィ、ちッと電話する。土岐、少し待ッててくれ……俺だ。カレア、見つけたぞ……」


    (青年は"カレア"と言う名前の誰かに少し離れた場所で電話をかけ始める。)


    ………彰宏が…怖がらせてごめんね……ほんとは…優しい人なんだ…お顔はちょっと…怖いけど……


    (残された女性は今誰かに電話をかけている青年が貴方達を怖がらせた事について謝罪する。)

  • 94塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 22:40:52

    >>93

    「いやいや、大丈夫です。あ、そうか…戻れるのか…それなr」

    なにかを言いかけた元カラスの足元に三角形のポータルが現れ、男は残像を残しながらどこかへ落下していってしまった

  • 95虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 22:44:43

    >>94


    ……彰宏…嫌な予感……


    「分かッてる。俺も嫌な空気を感じた。」


    (落下していくのを見て女性は刀を構え、男性はハチェットを抜き手首、首を斬りつける。どうやら戦闘体制は万全のようだ。)

  • 96塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/10(火) 22:50:27

    >>95

    「はいここで最強𝑃𝑂𝑊𝐸𝑅《メモリーズ》」

    「もはや!お約束!!」

    「よっ!十八番!」

    不愉快さを感じさせる声と陽気な男の声と少し控えめな男の声が辺りに響く


    その声は元カラスが消えたトライアングルの中から聞こえているようだ


    突如として二人の頭上に同じような小さな三角形が現れる。その中から華奢な子供の腕が伸びてきてこう言った

    「《メモリーズ》」

  • 97虚◆tsGpSwX8mo25/06/10(火) 23:55:13

    >>96


    …………?………


    「左肺機能を犠牲にして異能力に一分間抵抗。…それとよ、受け取れ。」


    (女性の方はすぐに記憶が消去され、フィルムテープが飛び出す。が、青年の方はレイジング・ブルを素早く抜いて左肺を撃ち抜き異能を使用して抵抗し、およそ一分の間(2ロール程度)記憶消去が効かなくなるよう強化を自身の体に施す。そして被害鳥が消えて行ったトライアングルへ催涙スプレーを投げ込むと同時に催涙スプレーを撃ち抜き、催涙効果のあるガスを貴方達のいる場所へぶち撒けようとする。)

  • 98塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/11(水) 00:04:31

    >>97

    「あちょっと待ってルイ!!」

    「えなに??ファ?」

    トライアングルの中で二人が何かを言い合っている。

    そんなことお構い無しにあなたが催涙スプレーを吹き掛けると、トライアングルの中から甲高い悲鳴が聞こえてきた。

  • 99虚◆tsGpSwX8mo25/06/11(水) 00:08:36

    >>98


    「ルイ…ルイ…ルイ…!異能犯罪者見ィィィィッけェ…!!」


    (ルイ、と言う名前を聞いた瞬間に目付きが頂点捕食者のそれになり、肝臓を撃ち抜いて異能に対する抵抗時間を延長(残り2ロール)し、トライアングルの中へと飛び込む。)


    ……あっ…彰宏…?…待って…置いてかないで……


    (どうやら呆けていた女性も来るようだ)

  • 100塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/11(水) 00:20:16

    >>99

    「キャッ(σ≧▽≦)σ怖い♪」

    入り込んできた細川の背後にカナヅチを握りしめ、それを振りかぶっているデイビッドがいた

    デイビッドはふざけた物言いで細川目掛けて思い切りカナヅチを振り下ろした。

  • 101虚◆tsGpSwX8mo25/06/11(水) 00:30:55

    >>100


    ………貴方……殺す………『異能解放:虚』……


    「悪ィ、土岐。カバーは頼んだ。…さァて、ルイくゥン…まずはお前から殺す。」


    (素早く女性が抜刀し、すんでのところでカナヅチを受け止める。と同時に異能が解放され、刀身が紫のひび割れのような光を放つと、カナヅチの頭が発生した小型ブラックホールに吸い込まれていく。青年は目の前にいるルイに狙いを定めたようだ。)

  • 102二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 07:16:18

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  • 103塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/11(水) 21:58:29

    >>101

    「っ!!《スーパーデビル》!!」

    そう言ったルイの体はみるみる異形の姿へ変わっていった。

    真っ黒な角や翼を悪魔へとルイは変貌を遂げたのだ

  • 104カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/06/11(水) 22:30:12

    >>86

    【特に何も感じてなさそうな双頭の店主、強いていうなら片方はちょっと得意げ?】

    にぎやかだね~

    【見たところ元気そうな白衣ドレスの女性と店主の片側がまたコントのような言い合い、それは気の置けない仲、ある程度の信頼関係の成せる技だろう。

    さて、小競り合いをしていない方の店主は歓迎の意思を見せてくれる。購入を決めたワンピースをヒラリ、裾を摘みながらできるだけ自然に微笑んで】


    うん。これもカワイイし、ねぇこれこのまま着ていっていい?

    【商品を褒めながら手持ちのお金を渡す。今回の予算以内、決して大金ではないけれど子供が単独で買いに来るにはちょっと多いのも彼女らなら気にしないよね。

    所有権の売買行為を終えると、値札の部分を指差してすぐに着られるようにしてほしいと示した。一応、確認は取らなければ。なんか盗難防止に追跡用チップとか入ってるかもだし】

  • 105虚◆tsGpSwX8mo25/06/11(水) 23:07:07

    >>103


    「お前も悪魔か…いいぜ、やってやろうじャねェか。…ルサファル。身体能力強化、脚部筋肉増強。ついでに治癒能力大幅向上。」


    〈…承知した。妾が主人に強化を付与。〉


    ………覚悟して……首を刎ねるから………


    (青年は目の前の異能犯罪者が変身するのを見届けると、ハチェットを自身の腹に突き刺し、身体能力を向上させ、異能抵抗の時間を再び増やす(2ロール)。段々と失血で足がおぼつかなくなってきているが、目だけは爛々と妖しく輝きを放っている。女性はどうやらデイビットの首を刎ねる事にしたようだ。)

  • 106塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 08:05:25

    >>105

    「…クフフ。さぁこの状態のボクはもう死なない!!」

    「全部…壊し尽くしてやる」

    そう言ったルイは近くに置いてあった巨大なハンマーを片手で持ち上げ、空気を押し潰しながらブォンブォンという音をかき鳴らし振り回し始めた。

    【スーパーデビルの効果1:超怪力】


    「ルイがそうするなら…ごめんね♪お嬢さん」

    そうルディアが言うと、女性へ手をかざした

    「《分数の逆ウェディングケーキ現象》!」

    「《ひっくり返ったパンケーキ》♡」

  • 107内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/12(木) 12:32:09

    >>104

    【渡された紙幣と小銭を店用の財布に仕舞いつつ、スカートの裾を摘んでみせた子どもの提案に快く頷く】


     「もちろんよ。それじゃあ、後ろを向いて……ケヴィン、手伝って」

     「ああ」


    【二人で息を合わせて体を動かし、専用のタグ取り鋏で値札を切る】

    【このハサミと値札はニュートラル・ストリートの店全てに支給される特注品だ】

    【ハサミ以外で値札は切れず、黙って持ち出すと即、ギルドがすっ飛んでお縄にかけられる】


    【どんな仕掛けでそうなっているのかは誰も知らない。結局は、自分たちが損をしなければいいのだ】

    【好奇心だけで得がないとわかっている穴に手を突っ込む阿呆は、この商店街には存在しない】


     「はい。これで、このワンピースは貴方のモノよ。大事にしてね」

     「洗濯と修繕の手順はこの通りにやれ。店に持ってくる場合は染み抜き、ほつれ修理ともに1000からだ」


    【片割れが朗らかな笑顔を向ける新たな顧客に、仏頂面からメモが手渡される】

    【紙面には服を洗う時の注意点や、揃えやすい道具でできる簡単な修繕の仕方が要点を押さえて記されていた】


     「おめでと〜!よく似合ってるよ!それじゃあ、もう帰る?」


    【子どもがメモを受け取ったタイミングで拍手を鳴らしながら、シェリーが尋ねる】

    【ナチュラルに一緒に出て、ストリートの出口まで保護者代わりをするつもりらしいあたり、さすがというべきか】


    【過保護、とケヴィンの口が声なく呟いた】

  • 108虚◆tsGpSwX8mo25/06/12(木) 21:13:51

    >>106


    「ケヒヒッ…いいじャねェか、それでこそ異能犯罪者…!…絶対にブチ殺してやるよ、クソボケ。」


    (青年はニヤ、と白く鋭い犬歯を見せつけつつ笑うと、ハチェットを構え直し、貴方の隙をじッと伺う。)


    ……!………せめて……一矢報いる……


    「ルサファル!受け止めろ!」


    〈…代わりに血は貰うぞ。〉

    (女性は逆さになると少し驚いた雰囲気になるが、すぐに元の雰囲気に戻ると自身を逆さにした男性へと刀を鋭く、早く投擲する。【某鬼殺の痣持ち男の子が参に向かって刀を投げたような感じと思っていただければありがたいです】青年は悪魔に受け止めるように指示した為少しの隙ができる。)

  • 109カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/06/12(木) 21:14:36

    >>107

    【大人しく値札を切られる。刃物に対する警戒は皆無、この時点で店主たちをほぼほぼ信用している。

    どちらかと言うと興味があるのはそのハサミの方、あの意匠は組合の物だったか。ならば何らかの仕掛けはこの値札とハサミか】

    …ありがと~!脱いだの入れる袋もらえる?

    【分析は習性。それをほどよい所で止めて、店を出る準備をしよう。衣服を変えた分、外したリボンも一緒になった少女趣味な衣装を纏めて袋に入れる。常に中身は軽くしているけれど、直接触られて違和感を持たれたくはない】


    ふむふむ…コインランドリーよりも手洗いの方がいいのかぁ

    【柔和な笑みと無骨な顔の店主から渡された紙を見ながら片手に脱いだ服を入れた袋を持ち、わざとらしく頷く。異能の対象じゃない布は手入れが大変だ、馴染みの仲介屋に丸投げしようかとも思ったけれど】

    …この仕上がりならお得だし、そのときは頼っちゃうね

    【専門家に任せるのが最良、どっかの国の言葉で「餅は餅屋」だったかな。せっかく結んだ関係性を育てたくもあるし、まあ生きてたらだけど】


    ありがと…うーん

    【褒め言葉に感謝しつつ考える。施しをくれるなら甘えて媚びてすり寄るのだけれど、お人好しながらおねだりすれば無制限というワケではなさそうだし】

    うんっ!帰ろうかなぁ

    【ここはこのままワンピース着て歩く姿を見せながら別れ、良い関係性を保つのが好手だろう。過保護な懐には素直に入り込む】

  • 110塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 21:21:10

    >>108

    「ごめぴ♪ルイっ!!」

    「は?ふぁ?」

    ルディアが側にいたルイの腕を引き、自身の前に持ってくる。

    ルディアがルイを盾にしたちょうど後に女性の刀がルイの腹部に突き刺さった。

    「ガハッ」

    「すまぴ♡でもこれで刀はもう使えないねぇ…!!

    《アマノジャク・ウォール》!!」

    【宙に浮いていた女性が叩きつけられるように地面に落下する】

  • 111虚◆tsGpSwX8mo25/06/12(木) 21:38:23

    >>110


    ……かわいそ………でも…貴方も…近いよ……?


    〈…危うい女子よの…死をなんとも思わんのか…〉

    (刀が突き刺さった箇所から徐々に肉が、血潮が刀身へと吸い込まれていく。そして宙に浮いていた女性が手を挙げると、ルディアの眼前に小型のブラックホールが生成される。どうやら刀身の半径一メートル以内にブラックホールが生成されるようだ。そのまま女性は地面へと落下していくが、ギリギリ悪魔が受け止めてくれたようだった。)

  • 112塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 21:57:55

    >>111

    「なんてこったパンナコッタ」

    ルディアは軽い冗談を言いながら、ルイから刀を引き抜き女性の方へ投げつけた。

    引き抜く際にルイが「あ゛あ゛ぁぁ」と唸ったが、ルディアには聞こえなかったようだ。


    「さて…」

    ルディアは目の前のブラックホールをどうしようかと頭をフル回転させた。

    そしてある答えにたどり着く。

    「たぁぁぁぁぁすけてぇぇぇぇぇ!!!デイビッド様!!」

  • 113虚◆tsGpSwX8mo25/06/12(木) 22:06:35

    >>112


    ………ブラックホール……意外と痛い……


    (刀をあえて左手に貫通させて受け止める。徐々に手が刀身に吸い込まれていくがすぐに引き抜き立ち上がって刀を構え直す。)


    「叫んでねェでとッととくたばれ。」


    (青年はレイジング・ブルを抜くとルディアに向けて残った4発の弾丸全てを撃ち込む)

  • 114塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 22:11:29

    >>113

    「おっと…いけない」

    弾丸の軌道にピンク色のトライアングルが現れる

    さらに青年の影から青い髪の10歳ほどの少女まで現れた

    弾丸はトライアングルに吸い込まれるように消え、トライアングルはすぐに閉じてしまった。


    「食らうヨ!てやー!!」

    少女が青年の首目掛けて重い蹴りをいれようとしている。

    それを見ていたルディアは女性へ対して

    「もう少し!ね?」

    と上目遣いで何かを懇願してきた後に

    「《ひっくり返ったパンケーキ》!!」

    を行った

  • 115虚◆tsGpSwX8mo25/06/12(木) 22:20:20

    >>114


    「ンまァ、そう簡単には行かねェか。」


    (口に溜まった血を吐き捨てるとウザそうに呟いて)


    「…舐めんじャねェぞ。クソガキ。」


    (蹴りを入れようとする足に合わせてハチェットを構え、自身は体を逸らして回避行動をとる。このままいけば、少女の足は勢いのままハチェットに当たり、足が切り落とされるだろう。)


    ……また……逆さ………


    〈…この男を先に始末してしまう方が良いかもしれぬの〉


    (再び女性が逆さまになると、悪魔はルディアの方が危険度が高いと考えたのか、彰宏の携帯を手元に引き寄せると、なにやら小細工を仕掛ける。)

  • 116塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 22:41:00

    >>115

    「おやそこの小僧!!なにをしている!」

    デイビッドの声が辺りに響く。デイビッドはトライアングルを青年の真後ろに展開させ、そこから…

    「《ホワイトホール》」

    先ほどの弾丸を発射した!


    「っ!《シャドーハウス》」

    青い髪の少女は咄嗟に体を捻り、武器と服の隙間の影に逃げ込んだ。

  • 117緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/06/12(木) 23:06:18

    >>116


    …ッケヒヒ…ありがとよォ、弾ァくれて。

    〈妾が主人に筋力増強、動体視力向上、治癒能力大幅向上を付与〉


    (四発全てが腕、肩、胴体に当たり風穴が空くが気にする様子もなく、むしろ不気味に笑っている。)


    さァて、次はこッちの番だ。


    (ハチェットを軽く構え直すと、人とは思えない速度でデイビットの懐に潜り込み腹にハチェットを深々と突き刺そうとする。)

  • 118塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/12(木) 23:12:26

    >>117

    「おや、悪手だったか」

    そう言いながらデイビッドが刃が向かっている先にトライアングルを繋げた。

    【トライアングルの先に繋がっているのは女性の後頭部だ!】


    デイビッドのトライアングルが女性の耳元に展開する

    「女ぁ…なにやってる…」

    地獄から響くような不気味な囁き声が女性の耳に侵入し、脳にまで入り込んできた。

  • 119内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/13(金) 21:27:44

    >>109

     「OK!それじゃあ、出口まで送るわね。ありがとう、二人とも!バイバイ!」


    【打算的な子どもの考えに気づく様子もなく、シェリーは来たときと同じように子どもと連れ立って店を出た】

    【見送りに軒先までやって来た店主の、それぞれの頭に感謝としばしの別れをつげ、陽気に手を振る】


     「気をつけてね」

     「じゃあな。はしゃぎ過ぎてコケるなよ」


    【それに控えめな優しい手と、愛想は無いが律儀な手が応える。添えられたメッセージは形は違えど、二人の無事を祈るものだった】


    【ニュートラル・ストリートは中立地帯】

    【区別はあれど差別はなく】

    【対応に善悪は関係しない】

    【大事なのは商売が成立するか否かであって、肯であるなら、どんな相手だろうと無事を祈るくらいの情はあるのだ】

  • 120虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 14:05:12

    >>118


    「ッ!土岐!頭ァ動かせ!」


    ……なに………この声………!


    (トライアングルから聞こえる声に夢中で回避が遅れ、耳の上辺りを深々と切る。)


    〈…早く来ぬか、狼王よ。それとも来れぬのか…?〉

  • 121塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 14:19:46

    >>120

    「あっははは。さぁチェックメイトと行きましょうか?」

    そう言うとデイビッドは男性の頭上にトライアングルを出現させ、自身は小さなトライアングルに乗り距離を離した


    ズッ


    という音が廊下中に響く

    トライアングルの中からは工事に使われる鉄骨が顔を覗かせていた。

    「ナイスアシストですよ。来来」

  • 122虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 14:27:01

    >>121


    「ケヒヒッ…!鉄骨たァまた良い趣味してるじャねェか、え?おかげで肉が弾け飛びそうだよコノヤロー。」


    (彼もタダでは潰れない。限界まで強化した筋力をフルパワーで使用してなんとか鉄骨を受け止めようとする。)

  • 123塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 14:32:43

    >>122

    「コンニチワ」

    【男性の足元の影から来来が現れた?!】

    ガシッと男性の足を掴んだ来来はそのまま男性の足を影の中へ引きずり込んだ!


    「ほぉら女!!くたばれ!」

    ルディアがルイの腕を引きちぎり、その鋭い爪を武器のようにし大きく振り上げ切り裂こうとしてきている

    対するルイは瞬時に腕を再生し、ルディアと共に女性にラリアットをいれようとしている!

  • 124虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 14:37:08

    >>123


    「ア゛?…クソが!」


    (一言叫ぶとそのまま影の中へと引き摺り込まれていく。)


    ………「黒穴生成」……


    (刀を前へ突き出すと、自身の体がどうなるかなど気にせず無数のブラックホール壁のように生み出す。)

  • 125塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 14:39:53

    >>124

    「おっとぉ…《ひっくり返ったパンケーキ》!」

    【ルディアが女性を逆さまにし、宙へ吊るす】

    「よぉし、ぶっ殺してやるからな!!」

    荒々しい口調で女性を睨むルディアをルイが制し、女性へ提案をした。

    「ボクは君を殺すつもりはない。まぁ殺すつもりで行ったけど……今日のことを大人しく忘れるなら家に返してやる。どうする?」

  • 126虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 14:43:11

    >>125


    ……彰宏が…死なずに帰ってくるなら……私はそれで良い……


    (どうやらただただ仲間のために戦っていたようだ。感情も何もない目で貴方達2人を見つめる。)

  • 127塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 14:47:33

    >>126

    「そうか…だが」

    ルイはちらりと後ろを見る

    とその瞬間に男性がいる影に鉄骨が落下した。

    ゴシャンと影に落ちた音なのか、男性を潰した音なのかよくわからない音が響く。


    「まぁもう選択肢はなかったよね」

    ルイはそう言いながらルディアが連れてきたおさげの少女に異能を使うように指示をする

    少女は少し躊躇いながらも「《メモリーズ》」を発動した

  • 128虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 14:58:45

    >>127


    ………ぁ……


    (肉が潰れる嫌な音を聞くと同時に、視界が暗転する。)


    「……ッケヒ。まァ、やれるだけやッたさ。ゴフッ…カレアにャ死ぬほど迷惑かけちまうなァ。」


    (影の中で腰から脇腹にかけてを鉄骨で押し潰されている。)

  • 129塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 15:07:10

    >>128

    影の中からトライアングルから響いた声が聞こえる

    「細川…といいましたね?いいですねぇあなたのその異能!ぜひ…内に」

    と言う声だ。


    ブォン


    と男性の頭を割るようにトライアングルが出現する。

    「ルイにも、同じことをしたんですよ」と愉快そうな声が響いた

    「まぁ元ボスの時は“あの人”がいたから完璧に行ったんですけどね」



    女性の頭からテープ状の記憶が抜き取られていく。

    「さて、どうやって返そうか」

    「来来?いる?」

    ルディアが影にそう問いかけると、影から青い髪がひょっこりと現れた。

    「今は近くしか無理ヨ」

    「まぁそれでもいいや」

    とルディアがふてぶてしく言う

    「それじゃ、バイバイネ」

    来来の言葉共に女性が影の中に引きずり込まれていった

  • 130虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 15:15:59

    >>129


    「ケヒ、異能を取り出そうッてか?そうは行かねェぜ。この異能は"俺の異能じャない"んだからな。」


    「ま、脳を弄りたきャ好きにすれば良い。俺のグッチャグチャになッた脳をな。」


    「ルサファル。この銃と、俺の写真。カレアに届けてやッてくれ。最期の願いだ。」


    〈……承知した。〉


    (青年は自身の持つリボルバーを側頭部に当て、撃鉄を起こす。)


    ………………


    (女性は何も答えない。答えられない。現実から逃げているのだ。)

  • 131塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 15:23:55

    「それでは!遠慮なく!






    僕の物になれ!!細川彰宏ぉぉぉ!」
    デイビッドの手元にあるトライアングルに細川の脳が露出する。
    その脳にデイビッドは“なにか”を押し付けた。
    “なにか”を押し付けられた細川は唸り声を上げ、激しく痙攣をする。
    しかしデイビッドは手を離すことをやめず、そのまま押し込み続ける。
    次第に痙攣は少なくなり、細川はダランと手を下ろした
    「ようこそ。細川彰宏。僕の忠実な僕」

  • 132緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 15:32:40

    >>131


    (押し付けられるその刹那)


    …今までありがとう。ごめん。さよなら、カレア。


    (一瞬顔が昔の優しい青年の顔に戻る。細川彰宏 享年24。)





    ……そうか。細川は逝ったか。……すまないな…彰宏…


    (彼の前へと転移してきた一体の悪魔から彼の遺品であるリボルバーと写真、そして"契約"を受け取る一匹の狼の王。)

  • 133塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 15:39:14

    >>132

    「さて、土岐さんここだヨ」

    来来が人通りの多い街の路地裏へ女性を連れていった

    「じゃあバイバイネ。もう会わないようにしようネ」

    来来はそう言いながら再び影の中へ帰っていった


    「う”ぁ…あぁ」

    言葉にもならない声をあげる細川をデイビッドは乱雑にある部屋を投げ入れた

    「マイシー。新入りだよ仲良くしてやってくれ」

    「……はい」

    虚ろな目、赤い服。マイシーという男こそ、デイビッドとその愉快な仲間に洗脳され、ボスの座を奪われた隠れマフィアだ

    「また次に会おう。忠実な死体よ」

  • 134虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 15:45:03

    >>133


    ………彰宏…彰宏……彰宏…


    (路地裏で蹲り、細川の名前をただ呼び続ける。)


    「あ゛…ぅ゛…」


    (虚ろな目で何か唸っている)

  • 135塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 15:46:59

    >>134

    「あの~お姉さん?カラス見てません?」

    女性の目の前にあの男“レイヴ”に乗っ取られたカラスが現れた

    「すごいふてぶてしい顔してると思うんですけど…って大丈夫ですか??!!」

  • 136虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 15:55:44

    >>135


    ……彰宏…彰宏…彰宏彰宏彰宏彰宏…


    (貴方の話は聞こえておらず、ただただ"誰か"名前を呼び続ける。)

  • 137塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 16:07:30

    >>136

    「あ、あの…大丈夫ですか…?本当に大丈夫?」

  • 138虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 19:22:36

    >>137


    「由美香。大丈夫か。」


    (音もなく貴方の背後に現れる、怒り狂う狼を幻視させるような雰囲気を纏う犬耳の青年。)


    ……ぁ…カレ…ア……


    (バッ、と顔を上げると珍しく感情が顔に宿っている。悲しみの感情が。)

  • 139塩salt◆PHSa.T8eWbhl25/06/14(土) 19:24:05

    >>138

    「うわっびっくりした」

    元カラスは驚いた顔をし、白狼の気圧に驚いたのか

    「ぶ、無事みたいなのでこれで…」

    と言い素早く走り去って行った

  • 140虚◆tsGpSwX8mo25/06/14(土) 20:08:05

    >>139


    「…獣か。私の気配であれほど怖気付くとは。…一度、帰ろう。由美香。」


    ……ぅ…ん……


    (狼の王に背負われ、その場から去っていく二つの人影。その影には、悲しみと怒りが滲んでいた。)

  • 141カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/06/15(日) 08:33:35

    >>119

    カワイイ服、ありがとね~!

    【わざとボールを跳ねさせるような声でふたり分の瞳を持つ店主たちに別れを告げる。嬉しそうに、喜ばしいように、満足した顧客として振る舞えているだろうか。

    家なき子は愛想の強弱、むしろ有無の差がある見送りを受けて改めて周囲を見渡した。何かの支配が強い地域、管轄、縄張りは否定的な感情があったためあまり利用したことがなかったけれど、この中立地帯の居心地は悪くない】


    あのねぇ、この前、お風呂とかご飯とか連れてってもらってねー

    【隣で歩幅を合わせてくれる女性と世間話。という名の情報と反応の擦り合わせ。相手が自分の情報にどういう反応をするのか見て、世間に対する自覚してるズレと無自覚なズレを確認しながら歩く。

    この地区は『ギルド』の領域らしい。なんとも分かりやすく、そしてなるほどと思う名だ。ここでは売り買いに真摯であれば区別はあっても差別は無い、確かに商業の組合なのだろう】

    工房持ってる人たちにも、あっ双子とかぁ、おにーさんとかぁ

    【知ってるなら特定できる程度の。しかし自他に悪影響は無かろう程度の情報を世間話として交える。挙動はわざとらしく、声は甘え、手振りは媚び、庇護欲を煽り倒す。

    さて、中立地帯の出口、ここは『表』側に繋がる方だ。帰宅するならちょっと反対方向だけれど、まあどっちにしろ定住する場所は無いのだから構わないね】


    今日はありがとーね、おねーちゃんっ

    次は、ご飯とかお風呂とかぁ…ねっ

    【砂糖を煮詰めた声で首を傾げ、ワンピースの裾をヒラリとする。自分で払うとも言ってないし、相手に施しを寄越せとも言ってない。まぁどういう意図と受け取るかは相手次第だ。これで物乞いと嫌われるならそれはそれ、もしも恵んでくれるならそれはそれだ。

    帽子を被るときに下ろしたままの髪を靡かせ、軽い足取りで治安が良い方の町へ消えていく。この格好がどう見られるか、孤児が盗品を身に付けたような不相応さな印象を与えないか確かめに行ったのだ】

  • 142内科医シェリー◆nzp.1RH2vE25/06/15(日) 13:27:10

    >>141

    【隣で爽やかな色をまとい悠々と歩く子どもの話しに、シェリーは楽しげに相槌をうつ。 】


    【子どもの振る舞いは端々にわざとらしさが滲むも、それすら愛嬌と受け入れられるほどに似合っていた】

    【道ゆく人々にはお洒落にはしゃぐ、背伸びざかりの少女のように映っていることだろう】

    【実際、表から来たと思わしき人はすれ違いざまに微笑ましげな目をむけるほどだ】


     「親切な人で良かったね〜。でも、お風呂とかは気をつけた方がいいよ?」


    【物理的な警戒を解く機会への誘いは、よほど長い間連れ沿った仲でもなければ断ったほうがいい】

    【まあ、この子どもからは心配するほど無防備でも、世間知らずでもない強かさを感じるが】


     「工房かぁ。……あれ、そのお兄さんってさ……あゝやっぱり!」


    【施された妹の手を握り、涙を流して礼を述べる男性の背中が思い出される】

    【上手く生活が送れているようで何よりだ。そういえば、もうすぐ鞭のメンテナンスの時期だったか】


    【思わぬところで知った知人の近況について安堵の息をもらしたところで、表に繋がる門へと辿りついていたことに気がついた】


     「こっちこそ、楽しいショッピングをありがとね!うん、次会った時は美味しい食べ歩きの仕方を教えてあげる!」


    【甘えながら、次をねだる子どもに応じて約束をする。奢るかどうかはその時次第だが、こちらを害する気もない子どもの誘いを断るという選択肢は、シェリーには存在しなかった】


    【さようならと一時の別れに手を振って、家路に着く。今日の思い出を妹に話したら、どんな反応が返ってくるかしら。そんなことを楽しみにしながら】


    【シチュエーション FINE.】

  • 143楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/06/17(火) 00:48:01

    【シチュエーション:日常(恋愛・戦闘発展可能) 当シチュ内募集人数:先着1名様 使用キャラ:楊翠】
    【夜の稲荷神社近くの公園】
    チャイナドレスにスニーカー姿の女性が1人、一対のトンファーをくるくると回していたところからぴたっと止めたり、空手家のような蹴りを体の軸を一切ぶれさせることなく虚空に向けて放っていたりと、明らかに「戦える人」の雰囲気を醸し出していた。
    「今日のところはこれくらいでいいか。明日も朝早いし。まあここから家で筋トレはするけど。」
    (いつも型を自分に落とし込むトレーニングした後は後悔する。ジャージ着た方がいいんだろうなって。でも実際にこの力を使う時はほぼほぼ普段着てる服のチャイナドレス姿だろうからな…)
    楊翠はそう言ったり考えたりしながら翠はトンファーを片付けつつ、鞄から水筒を取り出して中の飲み物を飲んでいた。
    (こういう日頃のトレーニングがいつかくいなに、稲荷神社に万が一があった時のために役立つんだから…、それこそくいなは前中心街の表通りでの騒動に巻き込まれたんだからな。私が守らないと。)
    そんなことを考えつつ水筒の中身を飲み終えて、荷物を鞄に全てまとめて公園を出ようとした。

  • 144二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 00:58:02

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  • 145白狼王◆tsGpSwX8mo25/06/17(火) 18:03:20

    >>143

    立ち去ろうとする貴方へ、一陣の涼しく、どこか切なげな風が吹く。)


    ……虚しいな。友を失うというのは。


    (先程までは何もいなかった街灯の上で、キセルから煙を立ち昇らせ、なにやら独り言を呟くチャイナ服の青年。普通の人間なら分からないだろうどこか闇を抱えたような気配。まるで裏社会の人間のような気配だ。それに、どこか獣を彷彿とさせる気配を貴方は感じるだろう。)


    …貴女も、そうは思わないか?楊さん。


    (スタ、と街灯の上から飛び降り、綺麗に着地すると犬耳の生えた顔を貴女の方へ動かし、獣のような鋭い視線を貴女の方へと向ける。)

  • 146楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/06/17(火) 23:04:30

    >>145

    (恐らく…、目の前の男が裏社会の人間なのは確定。とりあえず私の名前が知られてることはいいや。悪い意味で有名人なのはわかってる。…では、今更そんな世界の人間が何の用だ?両親の資産はほとんどないぞ?)

    そんなことを考えながら、警戒心で飽和した目線を目の前の犬耳の男に向ける。

    「…今更15年前の古傷を振り返るほど変化のない人間ではないので。それとも、私が友を失う、という予言をしてくれているのかしら?」

    そう言いながら、鞄の中に手を入れて、中にしまったトンファーをこっそりと握った。

  • 147白狼王◆tsGpSwX8mo25/06/17(火) 23:47:48

    >>146


    …別に貴女の友人を奪うつもりはない。…少し…八つ当たりをさせて欲しいのだ。


    (よく彼の瞳を見てみれば、彼の瞳の中には怒りと後悔、そして大きな悲しみを湛えている。)


    いや、八つ当たりというのは良くないな。言い方を変えよう。


    …楊 翠殿。手合わせ願いたい。


    (青年は右手を拳にし、そこに左手を掌を立てた。いわゆる抱拳の姿勢を取る。)

  • 148楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/06/18(水) 00:28:36

    >>147

    (…え、嫌だ。明日も朝早いしくいなに無駄に心配かけたくないしそもそも騒ぎを起こすことが割に合わないから。でも裏社会の人間ってしつこいんだよな…。もう本当に引かないなら胸を借りてもいいけど)

    「…友を失った悲しみはわかりますけど…、その友は無関係の民間人の女性に危害を加えて喜ぶのでしょうか?そもそもこんなところで男女が殴り合ったら警察を呼ばれかねませんよ?」

    そんなことを考えた後、できれば平和に立ち去りたいと思って鞄の中の手はトンファーを握ったまま出さずに、犬耳の男に刺さりそうな言い回しを選んで戦意を削ごうとしつつ、万が一戦闘になった際に有利な立ち位置で戦うために犬耳の男と目を合わせつつ気づかれないように男が飛び降りた街灯と男の位置関係を確認し、男の影を見つけた。

    (街灯、犬耳、私の並び…、犬耳の影はうっすらとだけどこっち側に伸びてるのは幸いね。)

  • 149二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 00:34:18

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  • 150白狼王◆tsGpSwX8mo25/06/19(木) 00:21:18

    >>148

    …確かにそう、だが…祖父から聞かされていた楊家の方と手合わせしたいのもまた事実…


    …しかし…警察が来るのもまた厄介…


    (言葉の槍が彼にしっかりと刺さったのだろうか、戦意は段々と削がれて行っている。もう一押しすれば完全に戦意を失わす事は可能だろう。)


    …こう言う時は、どうすれば良いのだ……?


    (顎に手を当て、むむ…と無防備に考えている。奇襲を仕掛けるのならば、今が絶好のチャンスだろう。)

  • 151二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 01:01:15

    このレスは削除されています

  • 152楊翠◆X8YCQtJ5qr5e25/06/19(木) 01:04:25

    >>150

    「…っ、楊家の方って…、私はいつまで両親の因果に縛られないといけないの?私はっ、裏社会とっ、関わりを持つ気はないのっ。あんな悪行を働いた、その因果が巡って死んだ人たちと一緒にしないで。私はただ友を大切に思ってるだけの古書店店主なの。」

    (まさか本当に私を『あの』両親の娘、という目で見てたとは…。仮にも明るみになってから、民間人として生きようと努力して15年も経ってるのよね?)

    『裏社会の人間の目線から口に出された』楊家の方、という言い回しに心の急所を突かれたのか、一段声が低くなり、静かな怒りが滲み出た強い口調に変わった。

    「いいんですか?さっき警察を呼ばれるなんて言いましたけど、私が呼んでもいいんですよ?嫌なら立ち去るか、せめてその戦う意思がないことを示してください。あんたは知らないですけど、私は必要もないのに力を振るうことはせず、平和に生きていたいの。あくまでもっ、この力は友を守る為の力だから!」

    「……、まあ、あんたが楽になるなら、話を聞くくらいならいいですけど…。」

    (流石に…、頭に血が上りすぎたな…。落ち着け…。)

    怒りが滲み出ているからか、奇襲すれば勝てる事を見落としている様子で強い口調で話しつつ、一段落した時に相手はそういえば友を失った後悔があるんだったなと思い出し、はっと冷静になり、歩み寄りを示そうという思いで提案した。

  • 153ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/21(土) 12:12:42

    【シチュエーション:日常 当シチュ内募集人数:先着1名様 使用キャラ:ガブリエル&ガブリエラ】

    「……ひまだ」『超ひまぁ』
    「『けれど何かする気力も起きない』」

    【“機械仕掛けの安楽椅子”の上で、同じ方向にごろごろと寝返りを打つ。ガブリエル・ミラー。そしてガブリエラ・G・ミラー。ここ、“パーフェクト・トゥウィンス”の店主。なお今は仕事していない】
    【依頼を全て断って、ドルフ・カーペンターへの異能作品を作り終えた日の翌日。それが今日である。久々に依頼が完全に無いオフの日とも言う】

    「全速力で急いでも」『間に合った暇は持て余す』
    「ジレンマと言わず何と言う」『しかし働くのも嫌だ』

    【実際、やるべきことを探せば見つかるだろう。新しく出た技術の論文や報告書を読んでも良い。今までの作品のデータを求めて、知っている元依頼者に行っても良い。それをしないのは、結局二人が労働のあとの怠惰が恋しいからである】

    「次の依頼は……いつやって来る?」『今じゃない方が望ましい……』
    「『……今日はもう店閉めよう!!』」

    【躰のデバイスで、入り口の看板を裏返そうと目を閉じる。その瞬間である】

  • 154二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 00:17:52

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  • 155パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/22(日) 20:04:21

    >>153

     店のドアが開き、一人の女性が入ってきた。

     年齢は30手前。動きやすいパンツスタイルの格好で、サマーコートを羽織っている。黒髪を長めのボブにしており、どこか冷めた目が印象的だ。

    「仕事を頼みたい。今いいかしら?」

     女性は単刀直入に話に入った。

  • 156ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/22(日) 22:34:17

    >>155

    【双子の網膜で、防犯の中枢システムの動きが現れる。正面からの来訪者。“機械仕掛けの砂利”や“機械仕掛けの外灯”が、対象のデータを写しとる。どうやら若い女のようだ】

    【驚いている間にドアが開く。データ通りの、スポーティな容貌の女性だった】


    「……えぇ」『運の悪い……』


    【白いイソギンチャク、もとい機械仕掛けの安楽椅子に寝転がったまま、頭を逆さまに向け女性を見やる。切り揃えられた前髪が地面に向かい、額が露出した】


    「俺たち今店閉めようと、思ってたんだが……」『うぅん……。なに?急ぎのご依頼?』


    【嫌そうな同一の表情を取り繕うこともせず、じとりと目を細める。仕事が終わった途端に仕事を持ってこられた人間は大体こんな顔をしたいだろう、そんな顔だ】

  • 157パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/23(月) 22:58:59

    >>156

    「別に急ぎの仕事じゃないわ。ただ夏に向けて作って欲しいものがあるだけよ」

     パティは双子の態度を気にする素振りも見せずに話を進める。


    「夏用のロングコートを依頼したいのだけど、できないというのなら諦めるわ」

  • 158二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:34:41

    このレスは削除されています

  • 159ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/24(火) 01:18:36

    >>157

    「夏用ロングコートぉ……?」『……オシャレ着?ここに頼む?』

    「『……いや』」


    【二人がうつ伏せに寝返り、機械仕掛けの安楽椅子の白い触手が伸びる。触手は脇を抱え、四本の脚が床に降り立った】


    「お前が今着ているそれは、はためき方からして防弾プレート入りだ」

    『体格に対する重量もかなり大きい』

    「コートの重みを差し引いても、携帯するには不便な重さ」

    『まぁ異能関係で変な物を持ち歩くなんて、よくあることだけど』

    「『この場合は物騒な物だろう?』」


    【ゴシックな服をまっすぐに躾けて、応接用らしいソファに向かう。ため息をつきながら、どさりと身を預けた】


    「まー防弾コートくらい作れるけど」『暑いなら全身義体にした方が速いよ』

    「義体は夏も冬も好きな服を着れて最高」『汗もかかないから超快適』

    「『何よりどこに当たっても防弾なんだから』」


    【ガブリエルが手招きし、ガブリエラが机を挟んだ向かいのソファを指差す。一応話を聞く気ではあるらしいが、面倒な雰囲気は相変わらず漂わせている】

    【彼らはそもそも物作りが好きである。趣味を仕事にした人間である。しかし、趣味を仕事にしても、その仕事全てを好きになれる訳ではない。惰性の月曜日メンタルに持ってこられる依頼としては、正直地味でやる気が起きない。自分の心を隠そうともしないのが、双子の悪い癖であった】

  • 160二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 23:46:13

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  • 161パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/25(水) 00:19:13

    >>159

     双子のふてぶてしい態度を気にも止めず、彼女は手招きされるがままに部屋に移動し、差されたソファーに腰をかけると話を進める。

    「コートのメインカラーはボーン・ブラック。

     生地は透湿防水加工──外からの水は通さないが、体から出る汗などの湿気を衣服の外に放湿して蒸れを抑える機能を持った生地を使用で、市販の洗剤や生地を使えるもの。

     ポケットの数はサイドと胸ポケットだけでいいわ。

     冷却機能は体感温度で25度以下18度以上にできるもので、静音性が高いものを。

     コートのデザインは夏向けで他の人から見て違和感がないようにして欲しいから、できるだけ軽くして頂戴。

     理想は800グラム以内で、許容範囲は1.2キロぐらいまで。

     これが最低限の条件よ。できるかしら?」


     最低限の要望を伝えたあと、


    「理想といえば防弾・防爆・防刃仕様で、30口径ライフル弾に対しての防弾性能ありだけど、これは無理だと思うから諦めるわ。

     なので、防弾・防刃仕様で防弾スペックは50口径クラスの拳銃弾に対しての防弾性能ありぐらいは欲しいわね。

     あとマルチプルファイバー・スライムみたい特殊な粘菌を使用する生体繊維系は使わないで。年間通して着るわけじゃなく、夏の間だけ着るものだから」


     そう付け加えた。


    「それと全身義体はお断りよ。義体の維持管理が面倒過ぎる。

     どれだけ高スペックな義体でも、他人に文字通り身体と命を任せるつもりはないわ。

     信用が売りの大手企業でさえマルウェア仕込む奴がいるんだから、個人経営の工房──初対面の相手に頼む事なんてできないわね」


     全身義体をきっぱりと断った。

  • 162ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/25(水) 18:37:48

    >>161

    「『……ほう!』」


    【ソファの引力に従っていた首が同時に起き上がる。人工物には見えない瞳が、彼女を捉えた】


    「客にしては詳しいな。調べてきたのか?」

    『生地を使えるってことは、ある程度自分自身で改造したい人?長く使いたい人?』

    「マルチプルファイバー・スライムの性質も知っている」

    『まぁアレは有名ではあるけど、義体のリスクも……』


    【言葉のトーンも速度も明らかに違う。機嫌が上向きになったことが、嫌でも分かるだろう】

    【話が通じて楽というより、物作りの情熱を共有できると思った者への好意である。双子はざっくばらんな注文も好き勝手できるので嫌いでは無いが】


    「うんうん出来るぞ!ま、正式に受けるにはもう少し聞く必要があるけど」

    『お茶淹れてくるー。紅茶と緑茶と烏龍茶、アップルジュース、あとコーヒーがコロンビアとかブラジルとか。どれが良い?』


    【“機械仕掛けの飲料(テイスト・オブ・カフェ)”。浄水薬品の技術を流用したインスタント飲料。それが工業用水によって提供される。独自の浄化装置を通る水を使うため、真水には違いない。なおWANS・Cでは工業用水茶と呼ばれている(発案:黒雲母空子)】


    「さて、加工するんなら外側の布全てを市販されてる素材にするか?中に俺たちの異能作品を挟むってことだ。別の生地になるとダサくなるし、俺たちが色々仕込むと加工は難しくなる。ならいっそうちの素材じゃなくても良い。違う生地の素材で手作り感を楽しみたいって奴もいるけど」

  • 163パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/25(水) 22:35:34

    >>162

    (ま、予想通りね)

     異能作品による飲み物を客に提供する事は、事前にリサーチ済みだ。

    (問題なのは余り平然としてると、なんだこいつと不審がられる事ね)


     できるだけスムーズに物事を進めたい彼女は、

    「私はブラックコーヒーでお願い」

     手短に返答すると、


    「そうね。外側全てが既存のものの方が自分でリフォームできるから楽だわ。直したい時に、お店が休みとかは困るし」

     依頼の話に戻り、会話を進めていく。

  • 164ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/25(水) 23:55:35

    >>163

    『はーい。ブラック……イタリアンが苦いんだっけ?』


    【ガブリエラは戸棚からティーカップと“機械仕掛けの飲料”を取り出した後、作業場のホースでティーカップに水を注ぐ】

    【コーヒーの種類は多いが、双子は苦いのが苦手なので大して味は把握していない。ブラックなら苦いのが好きなのだろう、という適当な感覚でイタリアンコーヒーの味を選んだ】


    「なら外側は市販のやつで決まりだな。素材今のうちに決めておくか」


    【長机の上に空中モニターが、ガブリエルとパティの前に出現する。映っているのは一般的な検索サイトである】


    「ポリ系は見た目が涼しいけど、市販の透湿防水はフォーマルに使えるやつは少ないなー。今は破れにくいのが多くて、自由な加工には向いてないし。撥水加工された生地の方が良いかもしれない。ただポリ系よりちょっと暑くなるかも。まぁ内側で温度調節するから、室内の冷房に対して軽い防寒になると考えれば悪くない。見た目の涼しさとフォーマルに使用できるのなら、どっちが優先?」


    【ガブリエルが真剣な表情でモニターを操作する。パティのモニターも同様に動いているらしく、生地の画像が映された】


    『はいブラックコーヒー』


    【そこに、ガブリエラがやって来た。パティの側に水が入ったティーカップを置く。ソーサーに置かれていたシートから錠剤を出し、ティーカップに入れた。たちまち水が黒く染まり、華やかな香りが漂う】

  • 165パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/26(木) 22:46:57

    >>164

    「この場合は見た目の涼しさね。基本的にプライベートで着るものだから。

     ただ余り奇抜過ぎるのは困るわ。目立つのは好きじゃないから」


     そう返答すると、

    『はいブラックコーヒー』

     相方の少女がやってきた。

     水が入ったティーカップを置いて、シートから錠剤を出し、ティーカップに入れた。


    (これが話に聞く……)

     異能作品による飲み物だ。

     水が入ったティーカップがみるみる間にコーヒーになっていき、華やかな香りが漂わせる。

    「へえ、面白いわね」

     それを見て、パティは感嘆の声を上げた。

     わざとではない。実物を目の当たりにして、自然にでてしまったのだ。


    「いただくわね」

     一口すすり、味と香りをじっくりと味わう。

    「見事な深煎り……本格的なイタリアンコーヒーね。お店で飲むとの違いがない味と香りだわ」

     好意的に評価した。

  • 166ガブガブ兄妹◆9wIDxpGzlg25/06/27(金) 00:14:43

    >>165

    「オーケー。外側については一旦こんなもので構わないか」


    【ガブリエラが錠剤を入れ終える……もといコーヒーを淹れ終えると、丁度ガブリエルがソファの後ろに行った。そのまま背後からガブリエルの頭に自分の顎を乗せて抱きつく】


    『ふふん。良い味覚分析装置を内蔵して、色んなカフェを回ったから』

    「ふふん。良いカフェを回って、色んな味を分析したから」

    「『完璧にお店の味なのです』」


    【機械仕掛けの飲料への好意的な評価に、両者ともニンマリと笑った。近い位置に顔があるため、口角から眉の動かし方も違わないのが良く分かる】


    「さて肝心の内側だが、正直色々試さないことにはどうにもできん。ここら辺は時間が必要」

    『不確定なことを今言っても仕方ないから。試作品ができたら連絡する』

    「その時に本格的な契約書を作る。連絡先は?」

    『口頭でも良いよ。どうせずっと記録媒体で見返せるし』


    【大まかにでも金額が確定しない限り、本格的な契約書は作らない。もっとも、双子が思いの外凝ってしまい、追加料金の請求書が勝手に届くなんてことはザラだが】

  • 167パティ◆.2EQ5ae7PI25/06/27(金) 23:13:33

    >>166

    機嫌良さげな双子に様子を尻目に、コーヒーを飲み進めていると、今後の為に連絡先を聞かれた。


    「フルネームはパトリシア・シアーズ。

     パティでいいわ。

     連絡先は……」

     彼女は名前と連絡先を告げた。

     裏社会の人間だが、表世界での身分と名前は一通り揃っている。


    (最も本名なんて私自身知らないけどね)

     物心ついた頃から様々な施設をたらい回しにされ、数多くの家庭に引き取られてきた。

     養父母が変わる度に違う名前を与えられたせいで、実の両親が自分に与えた名前なんて覚えていない。


    「契約書は試作品ができてからというけど、どのくらいかかりそう? 

     日数と金額をあらかじめ知っておきたいんだけど」

     本格的な契約書を交わしてはいないが、試作品を作ってもらう以上、あらかじめ予算を決めておいた方があとでゴダゴダにならずに済むと思い、尋ねる。


    「とりあえず、このぐらいの金額を想定しているわ」

     パティは双子に手の平を見せる。指5本分という意味だ。

    「おおよそ中古バイク1台分ぐらい……安いかしら?」

     防弾・防刃仕様で冷却機能付きの夏向けロングコートという特殊なものであると考え、それに見合うと思われる金額を提示した。

  • 168白狼王◆tsGpSwX8mo25/06/27(金) 23:31:03

    >>152


    ッ…!?…これは、失礼した。…気分を害してしまったなら、すまない。


    (自身に降り掛かる怒りの滲んだ言葉の数々に自身の発した言葉の失礼さを痛感しただろうか、たじたじとなりながら謝罪の意を貴方に伝える。)


    …友を、守る為の、力……


    (貴方の発した、「友を守る為の力」と言う言葉。その言葉は、復讐の為に己の力を振るい、そして友を失ってしまった彼にとって酷く堪えたようだ。)


    …いや、大丈夫だ。…此度の失言、とても申し訳ないと思っている。本当に…すまなかった。


    (自分にこの人と戦う、ましてや話す資格などないと考えたのか自身の失言を酷く暗い瞳で詫びる。)

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