- 1二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 19:59:23
- 2二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 20:01:19
デカグラマトン
- 3二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 20:03:07
クックック……己の手で作り上げてもよろしいのですよ?
- 4二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 20:03:36
- 5125/06/03(火) 20:07:50
- 6125/06/03(火) 20:10:15
- 7二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 20:13:43
- 8125/06/03(火) 21:06:57
あざっす!読んできます!
- 9二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:13:20
一年くらい前ならなんかモモユウSSでも書いてたんだけど、今はもう気力が…
- 10二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:14:27
- 11二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:16:04
- 12二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:20:05
- 13二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:27:31
このレスは削除されています
- 14二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:28:36
ユウカは完全にロリコンの変態にされてるからあにまんではそういうのはもう無理でしょ
この構図に文句言った方が荒らし扱いされる始末だからどうにもならない - 15二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:34:25
- 16二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 01:40:02モモイにゃんこですにゃん♡|あにまん掲示板ユウカ様……部費を増やしてほしいにゃん……♡bbs.animanch.com
カオスな展開ながらちゃんとモモユウやりきったスレ
- 17二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 11:21:59
全然伸びずに落ちた一発ネタだけど
【一応エ駄死】あのさユウカ|あにまん掲示板bbs.animanch.com - 18二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 12:54:52
- 19二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 12:56:46
ユウカて結構地味だよな
トキや、何ならリオのがよっぽどモモイと死線を越えて仲良くなってそう - 20二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 19:17:48
- 21二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 19:22:55
誰か最終編でアリスが行くことに慎重になってたモモイがユウカの「私がサポートするから」の一言で急にハイテンションになる画像持ってない?
公式の供給してくれた中、一番尊みが最高になる展開だと思ってるんだけど - 22二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 19:36:47
- 23二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 19:38:24
これだ、ありがとう
- 24二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 19:55:33
なんだかんだモモ→ユウは「ユウカが私(たち)のこと見捨てるなんてありえない!」ってな感じの信頼感のもとに成り立ってる関係性だと思うの
ユウ→モモはちょっと測りかねてるけど - 25二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 19:58:40
そういえば昔ユウカがセミナー辞めて連邦生徒会行ったらモモイたちはどんなリアクションするんだろ…ってスレがあったっけな
わりと早くに落ちちゃったけど、もうちょい掘り下げてみたい概念だった… - 26二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 21:14:11
このレスは削除されています
- 27二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 21:20:26
モモイだからとかそういう感情より
リオと同じでユウカもミレニアム全体を純粋に愛しててその中でって感じするけど
ただ手のかかる子ほどかわいい理論で
モモイやコユキは気にかけてはいそう - 28二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 22:38:24
ユウカがモモイのこと問題児ってこと抜きでそこまで特別視してるかって言われたら確かになんともいえない
べつに情が無いってわけじゃなくて、モモイと同じくらい他の生徒たちのことも日頃から気に掛けてるって意味で
というかユウカがそこまで特別な感情向けてる相手ってミレニアムの中で誰かいるかな? - 29二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 00:39:36
ノア
はこの文脈では若干違うので置いといて
コユキの才能は認めてるしセミナーの内部情報持ってるから、って理由だけじゃなく
純粋にコユキが真面目にやれば素晴らしい成果出せるのに
って意味でかなり気にかけてると思うよ
同じ意味でモモイもゲーム開発部みんなの力だけどちゃんと結果出したし
オカン的にこの子は真面目にやれば出来る子なのに、って思って気にかけてそう
- 30二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 00:57:21
上に先輩しかいない位置で大体の先輩とも触れ合った上で明らかにユウカを特別視してるモモイと上にも下にも人がいるユウカとだと視点が違うから相対的に熱量の差が生じるのも仕方ないというもの
その上で他のキャラを差しおけるほどのアピールポイントがあるってほどでもないからモモイが落とす側で頑張らないといけないやつだと思う - 31二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 09:06:39
話の腰折ってごめんなさい、ここって新しくSSって書いても良い場所ですか?
- 32125/06/05(木) 12:02:26
全然大丈夫です!!!!
- 33二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 16:52:31
〜某日、シャーレ〜
”その始まりを詳しく思い出せないから、きっとその日は、なんて事のない普通の日だったんだと思う。”
”いつも通り書類を捌いて、銃撃戦を諌めて、当番の子と触れ合って……、”
”私は別に、そういう日々に特別不満を抱いてなんかいなかったんだ。”
”でも、その日の当番の子は違った。本当に珍しく、彼女は液晶を見続けるルーティーンに飽きてしまっていたんだ。”
モモ「先生〜暇ぁ。一緒にゲーム……いや、何かやる事無い〜?」
私 ”やる事ならしこたまあるけど……ゲームはしなくて良いの?いや、私が煽動するのもどうかと思うけどさ……。”
モモ「ん〜今ちょっとね、クールタイム入ってるんだよね〜。」
私 “大丈夫?今体温計持ってこようか?”
モモ「発熱してないから!……大きめのRPGクリアした後って他のゲーム手につかなくない?」
私 “人によるんじゃない?”
モモ「とにかく私はそうなの!だから、私と遊ぼ?」
私 “いやぁ、構ってあげたいのは山々なんだけど……。ちょっとこれだけ終わらせてからでも良い?”
モモ「やっぱ暇ぁ〜。」
“普段からミレニアムで液晶を眺めるか、その他で液晶を眺めるか。そんな彼女がローテーションから脱線する事は、一時的に自分が何をするべきか分からなくさせていた。いや、私としては折角ならお仕事手伝って欲しいんだけど……。”
“とにかく彼女は……訂正。やる事を見失った彼女は、ワークデスクの付近をウロチョロしながら、こちらをジッと見つめていた。色んな角度から一貫してジッと見つめていた。”
“五・六回視線は差し向けたが、その度小さく移動してこちらを観察している……。余程退屈なんだと思い、早々に記録を切り上げようとした、その時。”
モモ「……あっ、……そうだ先生!ノート一冊余ってない?!」
私 “ノート?ルーズリーフタイプなら余ってるけど?”
モモ 「頂戴頂戴!あ、マジックも貸してくれる?ふっふふーん♪ここをこうして……。出来た!」
私 “……へえ、交換日記?”
モモ「うん!ここって色んな場所から沢山人が来るでしょ?絶対楽しいと思うんだよね!」 - 34二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 16:52:44
私 “これはまたクラシカルな……、でも良いじゃん。はい鉛筆。”
モモ「うん、ありがとう!何書こっかな〜?」
“個人的には、デジタル化が進んだ現代……とりわけミレニアムの生徒が、アナログの塊みたいな概念で遊び始めた事に少なからず驚いた。”
“でも彼女はシナリオライターだから、きっと調査の過程でそういう世俗の文化に触れる事もあったんだろうと勝手に納得する。当の本人は得意げな顔で一生懸命何か書いているが……。やっぱりアマチュアでも物書きだな、筆が早い。”
“取り敢えず、私は私の仕事に戻る事にした。ずっと眺めていても飽きないが、作業が進まない。”
“そして、十数分後……。”
私 “……恋文?”
モモ「えへっ、へっへへ……やっぱそう思う?」
私 “なんか妙に文が気高いし……パッと見トリニティ生の文章なんだけど……。”
モモ「いやぁ〜途中筆がノッちゃって……。まあでも良いよね!正体隠して文通するのがミソだし、寧ろ良い目隠しになるんじゃない?!」
私 “私はモモイがそれで良いなら良いんだけどね……。じゃあ、これは私は見てないから。”
モモ「うん、そういう体でお願い!どこに設置しよっかな〜♪」
“本人曰く、あくまで交換日記は《二人で》やる物らしい。この件に関して私に介入特権は無いようだった。”
“だから、その後モモイが帰る前どこにノートを隠したのかも知らなかったし、正直に告白すると翌々日にはもう存在を忘れていた。”
“そんなモモイの交換日記が再び私の前に現れたのは、それから2週間後の事である。”
ユウ『えっと……先生、シャーレに訪れるトリニティ生の名簿とかって……ありませんか?』 - 35二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 18:28:58
なんか急にエモそうなSSが始まった…!
- 36二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 18:35:49
ミレニアムであえてアナログな手書きのノート、続き気になるね
それはそれとして、ゲーム開発部ってネルがゲームしにきてるし
ユウカは言わずもがな
ゲーム内で殊更描写なくてもヴェリタスやエンジニア部でも遊びにきててもおかしくないし
部室にゲストノートとかあったら
部員だから本来なら書かなくてもいいアリスが冒険から帰る度になんか書いててそれにつられて
みんないろいろ書きそう感ある - 37二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 22:41:03
なんかモモイらしい発想でいいなあ
- 38二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 23:56:10
続き期待
- 39二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 08:57:43
素晴らしい
- 40二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 12:42:12
- 41二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 20:49:20
〜某日、シャーレ〜
『その始まりを詳しく思い出せないから、きっとその日は、なんて事のない普通の日だったんだと思う。』
『いつも通り課題を捌いて、授業を受けて、会計の仕事を片していって……、』
『私は別に、そういう日々に特別不満を抱いてなんかいなかった。』
『でも、その日からは少し違った。日常の中にほんの一滴だけ混ざる非日常、シャーレで、あのノートを見つけた時からだ。』
私『……交換日記?これまたレトロな趣味ね……。』
『シャーレの二階には、長い間使用されていない自販機が放置されている。蛍光灯の光は節電の為弱々しく、カフェの喧騒も届かない。シンとした、微かにお腹がキュッと張る様な空間。そこへは本当に何の気なく、偶然立ち寄っただけだった。』
『少し言い訳がましいけど……ちょっと、本当にちょっと、自分が確認していないエリアをシャーレから無くしたいという、下心……も無くはないと思う。そうだ、例えばあのゴミ箱に、未発見の領収書がコッソリ隠されているかもしれない!そんな調子で、自分を納得させる材料を並べ立てようとしていた。』
『だが、そこに、在ったのだ。御託が吹き飛ぶような輪廓が、商品取り出し口のその中に!』
私『何これ…っ!先生っ…?!』
『表紙にこれでもかと大きく書かれた【交換日記帳】の文字。成程確かに、ここなら隠し場所として丁度良い。私の事を棚に上げれば、わざわざこんな場所を確認する生徒は居ない。それにもしこれが生徒の物なら、異文化交流の待ち合わせ場所としてシャーレ程適した場所は無い。』
『……一瞬、先生の仕掛けた物かとも考えた。だけど、私が記憶しているその筆跡との乖離を前に、仮説は簡単に打ち砕かれる。抱きかけた興奮を返してほしい。』 - 42二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 20:49:41
私『んん……。』
『パラと、私は改めてそのノートの1ページ目をめくる。この時、他人のプライバシーを閲する好奇心と背徳感を感じたのは認めよう。お世辞にも達筆とは言えない文字だった。でも……内容が、その、自己陶酔的と言うとまた違うけど、歯の浮く様な……。』
私『……私が、なっちゃったのね。第一発見者に……。』
『この文章を上手く形容できる語彙を私は知らない。勿論知った口は利けないけど、こういう文を書いて恥じらいが無いのはトリニティ位のものじゃないかしら。そんな事を考えながら見て見ぬふり、元ある場所へ返そうとしたその時。』
私『……いっか。』
『私はそれを手提げに入れた。』
『誰が向こうに居るのか知らないが、このほんのささやかな非日常に付き合ってみるのも悪くない。』
私『ま、これは計算外だけど……。』
『自分で自分に言い聞かせる。この小っ恥ずかしい決断を少しでも正当化する為に。そして歩く度に少しずつ、辺りの光度は段々と強くなっていった。』 - 43二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 20:54:33
遅くなってごめんなさい、さっき急いで書き上げました。校閲もなんも無いので輪を掛けて駄文ですがもう少々ご辛抱下さると幸いです🙇
- 44二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 23:46:55
保守
ある程度書き溜めておいた方がいいかも
その間は保守するけど - 45二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 07:15:12
保守
- 46二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 14:08:12
わくわく
- 47二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 17:25:30
〜某日、ミレニアム〜
私「はあ……。」
「最初は本当に遊び心だった。いや暇つぶしだった。」
「少し前までプレイしていた神ゲーのラストシーン、主人公が手紙を書く場面。そのスチルと先生が妙に合致して……居ても立ってもられなくなって……。」
回想私「……あっ、……そうだ先生!ノート一冊余ってない?!」
「ゆくりなくも思い付いたアイデア、イメージ的には手紙を瓶詰めして海に流すアレの様な……。返事を期待しない、一方的なメッセージのはずだった。」
「だからあんな文章にしたのに……。」
私「どうして見つかった上返信まで来るのぉーっ?!」
「誰にも見つからない自信がある場所に隠した!あの自販機に立ち寄る人なんて見た事ないから!」
「もし見つかったとしても卒業後とか……私はそこに、誰にも見つからない場所に秘密のアイテムを設置したっていう事実だけで楽しもうと思ってたのに!」
「……今の心境を辞書で探してみようか?ア、ア……あった!“穴があったら入りたい”!」 - 48二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 17:26:49
私「うわぁーーっ!!」
ミド〔お姉ちゃんうるさい!何書いてんの?〕
私「シ、ナ、リ、オーッ!」
「とにかくこのノートは身内にだけは絶ッッッ対に見つけさせない様にする。特にミドリ……いやユウカ!ユウカに見られた暁にはもうアビスに潜ってやる!!」
「……じゃあ何で寮に持って帰ってきたんだろ私、疲れてんのかな……。」
私「え、私この感じでずっと書かなきゃいけないの……?」
ミド〔そりゃそうだよ、役目でしょ!〕
私「あぁや違っ……いや、そうだね……。」
ミド〔……?変なの。〕
「ごめんミドリ今それどころじゃない、お姉ちゃん自分で敷いた風呂敷に攻撃されてるの。」
私「さ、最悪黒歴史になるのだけは回避しないと……。」
ミド〔手遅れでしょ。〕
私「なんか今日辛辣じゃない?!」
「ミドリとは背中合わせで座っているから、振り向いてもその顔は見えない。でも視える、彼女の怪訝そうな表情が私には。」
「……取り敢えずダミーでアイデア帳だけ出しておこうかな、スッと横からアリスとかが飛び出てきたら詰んじゃうし。」
私「……。」
【??『初めまして。文章、拝読させて頂きました。』】
【??『交換日記によるシャーレでの交流というアイデア、私は非常に好意的に見ております。ですので今日、同じく文面にてお返事させて頂きました次第です。』】
【??『これも何かの縁です。今後のお付き合い、何卒宜しくお願い申し上げます。』】
私「……ビジネスメール?」 - 49二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 17:27:42
「確かに、交換日記の応答一言目なんて何書けば良いのか、私にも分からない。分からないけど余りにも淡々としてるというか……、」
「ていうかよく見たら上から目線だなこの人?!マズい、初手が怪文だったせいでナメられたのもあるかも知れない。この文章書いた人絶対周りから“冷淡”って言われてるよ!」
私「……あ、……へへっ。」
「良い事を思い付いた。この文を“私のシナリオを読んだ会社からの連絡”風に改造してスマホに打ち込んで、ミドリに見せてみよう!」
「これが危ない橋なのは分かってる。でも大丈夫、これが交換日記っていう核に繋がる道理は無い。ていうか現状、どういう形でも他人に共有しないとやってらんない!」
私「……っし。ねえミドリ〜、これ見てよ〜。」
ミド〔今度は何……?メール?〕
私「何かすっごい上から目線じゃなーい?」
ミド〔あぁ……会社ねえ。でも褒められてるし、そんなものじゃない?〕
私「そっかー。」
「そうそう、この滑落寸前の道を歩くスリル!最初に仕掛けた時もコレが楽しかったんだよね!」
「私は内心、ニヤニヤが止まらなかった。だがそのせいだ、後ろからぬっと現れた人影に気付かなかったのは。」
ユウ『なーに見てんの?こんな机の上散らかして!』
私「げっ?!」 - 50二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 18:05:18
正体分からなくてもユウカ色々言われてて草
- 51二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 18:38:45
見知らぬ相手との交換日記だとユウカならこんな感じになるか
- 52二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 23:22:31
正体知った時お互いどんなリアクションするか楽しみ
- 53二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 01:22:43
保守
- 54二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 09:18:41
ほ
- 55二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 17:12:17
ユウ『「げっ」て何よ「げっ」て……。』
私「そ、そんな事良いじゃん!私達まだ何もしてないよ?」
ユウ『だから一言余計……、はぁ。まあ良いわ。』
「あっヤバ、勢いで私”達”って言っちゃったからミドリ無言で怒ってる……。そういう事には鋭いんだよね、私お姉ちゃんだから!」
「なんて考えてる場合じゃない。ほんの一瞬ユウカとの目を外し、視線をミドリに向けてしまった。気付いた時にはもう遅い、ユウカの視線がデスクに向きかけているーー!」
私「わーーっ!!!」
「咄嗟に手を伸ばして勢いよくパソコンを閉める!いや、本当に咄嗟の行動だから別に意味なんて無かったけど、今思えばこれはブラフ!下敷きにしている本命には気付かれるまい!気付くな!!」
ミド〔わあぁあ?!何もう……!〕
ユウ『……今何か隠したわね、見せなさい?』
私「な……何も隠してないよー…?」
ユウ『良いから!』
「幸い、さっきのメールっぽい改造文はアプリのメモ機能に打った。このノーパソは同期されてるから、それを見せれば何となく納得してくれるかもしれない!」
「……でもなあ、なーんか私の心のどこかでサイレンが鳴ってる気が、しなくもない。」
私「これ、です……。」
ユウ『何これ、メー……?あれ、コレ……。』
私「そう、メール。何か内容冷たくない?!」
ユウ『そう……ね?』
「心なしか歯切れ悪いけど、誤魔化せてるからヨシ!勝利へのシナリオが見えた!」
「そうだよ、ミドリに見せた時と同じ!この文字列にアレの存在を読み取る情報なんて無いんだもん!」 - 56二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 17:14:12
ユウ『……えぇ、もう良いわ。』
私「あ、冷たい云々はスルーね?」
「よし、冷酷な算術使いの霊圧が消えた。後は適当に雑談しながらお小言貰えば、平気なはず……。」
ユウ『じゃあ、原文見せてみて?』
私「……えっ。」
ユウ『これ、わざわざメモに複写してるじゃない。何か不都合な文を削ったんでしょう?そもそも最初に隠そうとした物を素直に見せる訳ないんだから!』
私「言い草酷くない?!」
「そう言ってユウカは私の机を弄り始めた。あ、流れで整頓してくれてる……じゃない!!」
「何でこの人パソコンの中じゃなくてデスクの方検めてんの?!さっき閉めたのはパソコンなんだから普通データの方に何かあると思うよね?!」
「困った。本命はパソコンの下敷き、アイデア帳のもう一段下。パソコンを退かしてバッと持ち上げられたら……!」
ユウ『どうやったらこんな散らかせるのよ……。』
私「ゆっ、ゆゆユウカ?!片付けなら後でやるからさぁ!」
ユウ『ダメよ、気になる事もあるの。』
「……終わった。机が5分とかからず綺麗になっていく……。」
「私には分かる。ユウカは優……思慮深いからアレを見ても多分『ふぅん』くらいで済ましてくれる……。」
「でもそれが……今の私には一番”効く”ッ!!!」
私「う……」
ユウ『まったく……やろうと思えばこんなに早く片付くんだか……ら?』
私「うわぁーっ!!」
ユウ&ミド『〔?!〕』 - 57二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 17:15:22
「何を思ったか、自分にも分からない。気付いたら体が勝手に膝立ちだったユウカに泣きながらタックルしていた。」
ユウ『痛……ッ!何するのよ?!』
私「もう良いじゃん!粗探しはセミナーでも恥ずかしい事なんだよ!」
ユウ『いや、粗がある方が悪いと思うんだけど……。』
「ダメだ、この冷酷算術妖怪には泣き落としがちょっとしか通じない!ていうか背中さすられてない私?全力でパソコンから遠ざけようと前に力入れてるからよく分からない。」
「さっきからミドリはミドリでいそいそと何か入力してるし、ちょっとは助け舟出してよお!」
ユウ『……はあ、よしよし。じゃあ残りも片すからね。』
私「なんにもしなくて良いからぁ!」
ユウ『ダーメ、最低でもさっき言ってた原本は確認させてもらうからね!』
「そして、ユウカの視線はまた机に向いた。そこに残っているのは、三段重ねのノート・ノート・パソコンだけ……!」
「終わった……。完全に、詰んだ。」
「まあ、でも、先生には見せたんだし、ユウカにも良いかな。そのままミドリにも、ユズにも……。」
ユウ『……あら。』
「アリスには……やっぱり見せたくないなあ……。もちろん悪意無くだけど、一回見せたら話し方に影響するかもしれないしなあ……。」
ユウ『ねえちょっと。』
「みんな善い人だから……無闇にバラさないではくれるよね……。」
ユウ『ねえって。』
「あぁ……ならいっそ今逃げ出して……。」 - 58二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 17:16:32
ユウ『モモイ!』
私「ひゃあ?!」
ユウ『通知来てたわよ。』
「ふと見てみれば、さっきまで開いてたバソコンがスリープしてる。拒否権は既に無かった。どうせ企業の全体送信チャットか何かだろうと思いながらパスコードを打ち込んだ。」
「……そこには。」
私「〜〜ッ!!ミドリッ!!」
「振り向けば、相変わらず無表情で、だけど少し誇らしげな顔をした妹が居た。ありがとう、ありがとう……!!」
「メールの(偽)スクショ、送ってくれて……!!」
【??〔初めまして。文章、拝読させて頂きました。〕】
【??〔今回の選考に関してですが、誠に残念ながら落選という結果と相成りました。〕】
【??〔これも何かの縁です。今後とも弊社のご愛顧、何卒宜しくお願い申し上げます。〕】
ユウ『……なんだ、ただ見栄張ってただけだったのか。』
私「うっ……ぐすっ……。」
ユウ『じゃあ泣かなくて良いじゃない、また頑張れば。』
私「ユウカ〜……。」
「かくして、ユウカにアレがバレるっていう最悪のシナリオ”だけは”、ミドリの機転によって回避出来たのでした!」
「……もちろん、ミドリには話したけどね。」 - 59二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 17:22:08
※本文に書けなかった蛇足補足※
ミドリはユウカが机を片付けている間に
①落選のそれらしい文章をしたため、
②ユズにメールで送り、
③ユズからスクショを送ってもらい、
④アカウント隠してモモイに送り付けています。 - 60二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 19:49:26
よくできた妹だ…
- 61二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 22:44:39
でも先延ばしにするほど傷が深くなる…
- 62二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 08:08:10
保守
- 63二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 18:06:36
ほす
- 64二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 20:45:17
〜某日、シャーレ〜
『そうして月日は流れ、また夏が来た。カンカン照りの太陽がD.Uに並び立つビル群の狭間狭間からチクチクと刺してくる。』
『この交換日記を最初に拾ってから一ヶ月ちょっと。何度か交信して分かった事は、このルーズリーフの向こうにいるその人が、思ったより素直ないい子だという事だ。』
『最初の方は……愉快な文体だったけど、3か4回目にはもう飽きたのか、普通の文章を書くようになった。』
『あの時以降、繕わなくなったら急にお利口さんになって……年相応の文になって……。』
『実を言えば、既に一回くらいなら面会してみても良いかなと思う程にはなっていた。ここ最近は、お相手さんの容姿を推察するのが密かなマイブームなレベルで。』
私『暑っつ…。』
『カフェ目当てだろうか?エントランスだけでも十人弱の生徒が居て、ピッ,ピッっと小気味良い許可音が断続的に響いている。当然、制服も年齢層も十人十色だ。私も学生証を提示して改札をくぐり、階段を登っていく。』
『……今更ながら、このシャーレという一つの建物に、本当にキヴォトス全土から色んな生徒が来ているんだと改めて感じた。』
『なら、その中から一人を当てるというのは出待ちでもしなければ無理なわけで……。流石に私もそこまで暇じゃない。』
『つまり、今出来るのはこの妄s……マイブームを継続することだけだ。』
私『みた感じ年下、かなあ……。だと良いんだけど。』
『誰も居ない階段を登りながら、ふと心の声が漏れている事に気付く。慌てて周囲を確認するが、やっぱり誰も居ない。当然だ、一般生徒は二階に用なんて無いのだから。』
私『ま、まあ見られて困る物では無いし?誰か居ても何て事はないわよね……。』
『今度はわざと小声で、それでもちゃんと意識的に音に出す。見られても別に良い、強く自分に言い聞かせる為だ。』
私『……。』 - 65二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 20:46:29
『でも、私は既に勘付いてしまっている。”見られて困る物では無い”、それは嘘だ。私の事だ、また誤魔化しの嘘をついているに違いない。』
私『……まあ、誰かから聞かれたら見せても良いわよね?』
『半分嘘、半分本気。そうこうしている間に、あの空間へ着く。』
『相変わらず陽も当たらない、シンとした場所……。』
『外の熱気が嘘のように、ここだけは冷ややかな大気で満たされている。梅雨の時とかも思ったけど、夏の間は穴場かも知れないわね此処。避暑地として優秀だ。』
私『ついでに先生にも会いに行k……は、どうでも良いわ。』
『二度目の漏らしかけた本音と、誰かのヒールの靴音が小さく響く。今日は少し生徒数が多かったからかしら、誰かが急いで階段を降りてるみたい。』
『そんな事を考えながら、件の自販機の前へ屈み込みそれを入れようとした時だった。』
ノア《っ、ユウカちゃん!》
私『ノア?!……あっそっか、当番って言ってた……。』
ノア《そんな事は良いんです!人手が足りないので来てくれませんか?!》
私『え、えぇ?』
ノア《説明は後です、さあさぁ!》
私『も、もう!』
『半ば無理やり連れて行かれた私は、納期三十分前の書類を手渡され……。』
『進捗ゼロから、終わらせた。』 - 66二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 20:49:19
私『間に…合っ…た……。』
ノア《…えっと、ごめんね〜ユウカちゃん……?》
先生 ”本当にありがとうね、ユウカ。”
私『全くです!だから書類作業は計画的に進めろとあれ程……っ!』
『一瞬、目の前の大人に猛烈な叱咤を浴びせたくなったが、踏みとどまる。今日私を呼び出したのは先生でなく、ノアだ。』
私『……はぁ、もう良いです。』
『少し投げやりだったかなと反省するが、これくらいは許して欲しい。』
ノア《……あ、そういえば。》
私『?』
ノア《ユウカちゃん、二階の自販機の前で何をやっていたのですか?》
私『!』
ノア《確か、あそこの自販機は随分前に故障していたはずですが……。》
『しまった、どんなに慌てててもこの子視界情報忘れる事無いんだった。』
私『あぁ……、えっとね。』
『一瞬、見せないという選択肢も脳裏を過った。でも、』
回想私『……まあ、誰かから聞かれたら見せても良いわよね?』
『私は手提げからノートを取り出し、なるべく自然に、おもむろにそれを広げる。』 - 67二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 20:51:18
ノア《これは……交換日記、ですか?》
先生 ”……!”
私『そうなの、最近初めてね。』
『やっぱり少し恥ずかしい。ノアは物珍しげにパラパラと内容を見ているし、先生は無言だから、きっと感心しているのだろう。無理もない、ミレニアム生がこんなアナログな交流を密かに行っていたのだから。』
ノア《……あれ、この文字……。》
私『?』
『私の文章をニヤニヤしながら彼女は、相手のページを見た途端少し思考をし始めた。が、数秒後。時が動き出したかの様ににこりと笑い、ノートは返し手渡される。』
ノア《……見せてくれてありがとうございます、ユウカちゃん♪》
私『何か気付いたわね?』
ノア《いえ、何も?》
『その日は、ノア立ち会いのもとで自販機に入れ、二人で帰る。』
私『やっぱり、正直が一番ね。』
ノア《あら、当てつけですか?》
私『当てつけになる何かがあるの?』
ノア《いいえ?》
『既に陽は傾いていて、とても歩きやすい下校路だった。』 - 68二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 23:55:01
ユウカは良くも悪くも素直よね
- 69二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 00:00:04
別に隠す必要ないけど何となく気恥ずかしいからって感じかな
- 70二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 09:45:16
ノアはモモイの字って気づいたな…。
- 71二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 19:18:47
保守
- 72二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 22:03:11
〜しばらくして〜
ノア《あらユウカちゃん、忙しないですね?》
ユウ『日記取りに行かなきゃいけないからね……!』
【ユウ『◯月X日。今日もお疲れ様です!お元気ですか?最近は少し仕事が多くて、ちょっぴり疲れるけど……。この日記だけは、欠かさず書きたいと思っています。』】
ユウ『……ふふっ。』
(ストン)
ミド〔お姉ちゃん!日記取ってきたよ!〕
モモ「遂に持ってくるようになっちゃったの?!」
【モモ「◯月□日。お疲れ様です!大丈夫?体には気をつけてね!」】
ミド〔……短くない?〕
モモ「い、良いの!」
(すとん) - 73二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 22:04:40
ユウ『っ…あ、の、子達は〜〜っ……!!』
ノア《日記、当番ついでに入れてきますね♪》
ユウ『あぁ、ありがとう……。』
【ユウ『△月□日。聞いてください!ウチの後輩がひどいんです!!毎度毎度面倒ごとばっかり起こすのに、補って愛くるしいからもう〜……タチが悪い!!』】
ノア《……可愛いですね♪》
(ストン)
ユウ『モモイ!!何この領収書は!』
モモ「うわあ?!そ、それは必要経費……。」
ユウ『そんな訳ないでしょ?経費で落とさないから!』
モモ「っ、ちょっ!もぉぉ〜!!」
【モモ「△月X日。そっちは後輩なんですね?こっちは先輩がそんな感じ!杓子定規で冷酷な鬼だけど、憎めないの!感謝はしてるけどそれを伝えるのは恥ずいし、癪だし……微妙!」】
ユウ『まったく、少しは感謝して欲しいわ?』
モモ「ぜ〜ったい嫌だね!」
(すとん) - 74二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 22:05:58
ユウ『はぁ……先生、何かネタありません?』
先生 ”それ私に聞くの?”
ユウ『……。』
【ユウ『□月△日。ここだけの話、少し気になってる人との距離感って、どうすれば良いんでしょうか?こういう場所でしか聞けないんです。』】
ユウ『…〜〜っ!』
(ストン)
モモ「うわっ、とうとう恋バナ書かれ出しちゃった!」
ミド〔恋バナ?見せて見せてよ!〕
モモ「うわあー、この人素直じゃないタイプだ〜……。身内みたいに……。」
【モモ「□月◯日。それは……」】
モモ「何て返事しよっかな……。」 - 75二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 02:18:42
SS投稿中だけど、早め保守がてら少しなら概念吐き出してもいいよね。
ユウカよりモモイの方がユウカを好きになるって思ってて、そんなモモイがユウカにアピールする話は読みたい。
いつもの言い合いをしつつも、ユウカに頻繁に連絡取ってみたり、ゲーム開発部で出かけた時に撮った写真をユウカに送ったり、普段あまり行かなかったセミナーにもよく顔を出すようになったりする話
そんな後輩に対して、普通の後輩とは違う可愛さに少しずつ変わっていくユウカとか読みたい - 76二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 09:52:26
あまずっぱいね…
- 77二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 19:07:59
互いに相手に気づいたらどういう反応するんだろうか
- 78二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 19:22:02
〜某日、ミレニアム〜
「日記による連絡が途絶えてから早4日目。当然だ、私が回収してずっと持っているのだから。」
ミド〔じゃあ、当番行ってくるね。〕
私「あぁそっか、行ってらっしゃい!」
ミド〔今日こそは返事、ちゃんと書くんだよ?〕
私「わ、分かってるから……!」
「前回お相手さんから書かれた、突然の恋愛相談。その返事をどうするべきか、ここ三日間私は悩み続けていた。」
「所詮匿名同士の交流……SNSでのそれと本質は何も変わらない。」
「でも何か……そういうのじゃない!この人の顔も名前も声も何も知らないけど、だからせめて悩みだけは、一緒に考えてあげたいと思った。」
私「思ったんだけどなあ……。」
「創作ならいざ知らず、現実のこの手の話は……私たち友達の少ないオタクにとって荷が重すぎる。」
「文字通り三日三晩妹を巻き込んで考えてみたけど……用件が用件なだけに、下手な応答が出来ない!出来なくない?!」
「ここ数ヶ月やり取りをした中で、ここまで返事が遅れるのは最初期の頃以来だ。ちなみに先輩後輩の愚痴で盛り上がった時は、誇張抜きでその日中に書き終えられていた。」
私「相談、するかあ……。」
「でも最初の頃から、考え方は変わっていない。つまり、なるべく日記の内容は口外したくない。」
「ミドリとはこの話の事で、ずっと相談し続けてる。ユズは日記の存在は知ってるけど……。」
私「恋バナ、はまぁ、うん。」
「他に誰か適任者いるかなぁ……。」 - 79二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 19:23:06
「途方に暮れていたら、部室のドアがノックされる。扉の向こうに居たのはユウカだった。少なくともドアを蹴破って入ってこないあたり、穏やかな話だろう。」
ユウ『入るわよ。っと、あれ?ミドリは?』
私「あ、さっき当番行っちゃった。」
ユウ『あらそう……シャーレに行くならついでに頼み事があったんだけど。』
「モモトークで送れば?っと喉元まで出掛かったが、ユウカが考え付かない訳が無いと思い直す。」
「……そうだ、ユウカは相談相手としてどうかな?恋愛経験は無さそうだし頼りにはならないと思うけど、決して無闇矢鱈言い広めるタイプじゃない。日記の内容に近いものを見せた前例もあるし。」
「母数が全生徒なんだから無いとは思うが、口コミで私がこの件を相談しているとお相手さんに伝わる確率は低いはず。よし、分の良い賭けって事で!」
私「ねえ、ちなみにユウカって好きな人いるの?」
「あ、ヤバ……。」 - 80二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 19:24:13
ユウ『な、なっ……?!何よ急に?!』
「完全に初手の聞き方を間違えた。だからこの手の話は嫌いなんだよ、変に緊張するからさあ……!」
私「いやあ、居るとしたら距離感どうやって測ってるのかなーってね?」
ユウ『いや、だから何で急にそんな事……。』
「マッズい、多分今私すごい真顔だぞ?ほらあ!ユウカの顔どんどん赤くなってるじゃん!ていうかさてはこの会計想い人居るな?」
「今ならユウカの思考を当てられるよ多分。数秒前は『何でそんな事言わなきゃいけないの!』だったのが『真剣な顔だし、向き合わなきゃいけないかしら……。』くらいに考えてるよこの人絶対!素直だもん!」
「ここまで考えて尚、私の表情は崩さない。というか崩せない。非常に微妙な時間が、空間を流れている。ユズ居るかな、居たら気まずいな……。」
ユウ『……っ、も、モモイ……。」
「先に口を切ったのは、ユウカだ。ありがたい、進退きわまってたし。さてさて、何を言われるかn……。」
ユウ『あんた……好きな人出来たの?!』
私「……えっ。」
ユウ『えっ?』
「……」
「……!」
「〜〜〜っ?!?!」 - 81二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 19:31:02
ニマニマ
- 82二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 21:44:40
モモユウの絶妙に互いを信頼してる空気感大好き
- 83二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 00:37:38
さてどうなるか
- 84二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 10:12:04
このレスは削除されています
- 85二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 10:18:43
まぁこの利き方だとどう考えてもモモイが好きな人出来て恋愛相談
にしか思えないもんなー - 86二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 18:12:37
巡り巡ってユウカの後継者になりそう…
- 87二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 00:09:55
はてさてモモイはなんて答えるのやら
- 88二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 01:18:38
ほしゅ
- 89二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 09:11:22
続き待機
- 90二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 13:25:49
こりゃあバレた時の反応楽しみだな
- 91二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 20:26:29
生存報告
もう少しお待ちを… - 92二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 20:28:44
- 93二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 05:42:32
保守
- 94二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 15:34:08
ネームドで他に交換日記しそうなのって誰だろ?
- 95二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 20:22:59
カヨアコとか見てみたいな
- 96二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 21:55:43
〜某日、シャーレ〜
私『……。』
ノア《ユウカちゃん、気になるのも分かりますが仕事優先ですよ?》
私『あ、ああそうね……。』
『私はここ数日間、スマホが手放せないでいる。目線にはモモトーク、先生とのチャット欄が表示されていた。』
『以前ならこの様子を見たノアにからかわれても仕方がなかっただろう。だが私の目当てが先生からのメールであって先生では無いと知られている現在、私にかけられたのは冷やかしではなく窘めだった。』
ノア《今回は一段と、遅いですねえ。》
私『そうなのよねえ……、あ〜もう!変な事書かなければ良かった?!』
『先生には二ヶ月程前から、日記の有無を確認して貰っている。多少、というか割と、手間を増やして申し訳なく思っているが向こうから申し出てくれたのだ。』
『じゃあもう先生に直接渡せば?と、そう私もノアも先生も思った。だけど、お相手さんが頑なにOKしてくれないらしい。』
『まあ始めたのも向こうだし、何か矜持が有るのかもね……。そうは思っているが、こう焦らされるとお腹が痛くなってくる。』
『ほぼ意味も無いだろうと自覚しながら、十数秒ごとにアプリは起動しては落とし、更新が無いか確かめている。』
私『はぁ、ほんっと精神衛生に悪いわこの時間……。』
ノア《アナログでのやり取りですし、本来は数日間空くのが正しい状態だと思いますよ?》
私『ミレニアム育ちのレスポンスタイムが仇になってるって事?』
ノア《さあ、私には分かりません。》
私『う〜〜!』
『もう何度目か電源を落とし、画面を伏せて机に置く。どうせ1分後にはまた見てしまうだろうけど。』
『ダメダメ、作業効率が思ったより落ちている。せめて午前分は午前中に終わらせないと、それこそモモイやら先生に合わせる顔が無くなる。よし!』 - 97二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 21:56:53
私『ノア、そっちの資料取って!』
ノア《ユウカちゃん、やる気を出してくれたならスマホはミュートにしておくのが良いですよ?資料置いときました。》
私『ああ、そうね。』
『私は携帯をひっくり返し、浮かんできた時計の数字が丁度1分後を指している事に苦笑する。』
私『通知オフ通知オフ……。』
『モモトークの通知オフは本体設定からしか触れない。飛行機モードの様にホームで切れれば良いのにといつも思う。』
『……やる気を出した時にスマホ触る時間が長引くと妙に焦るの、共感してくれる人居るかしら。まさに今それなんだけど。』
『と、ようやく設定画面を見つけてスイッチを押した。……その瞬間だった。誰かからの連絡バナーが降りてきて、直ぐに引っ込んだのは。』
私『あ……!』
『勿論、今までの鈍臭さとは打って変わった速度でモモトークを開いた。そこには待ち焦がれた人からの通知が先端に表示される。』
先生 ”ユウカ、日記あったよ!”
私『来た!来たってノア!』
ノア《ユ、ウ、カ、ちゃん?》
私『ちょっと行ってk、っあ……。』
『あんまり嬉しかったから椅子のコートを引っ掴んで今すぐにでも飛び出そうとしたが、ノアの圧に気付いて正気に戻った。』
私『っあ……業務終わったら行くわ……。』
ノア《ふふっ、賢明ですね♪》 - 98二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 21:58:02
『それからの流れは、早かった。業務も今まで停滞していたのが嘘みたいに捗ったし、何よりノアが送り出してくれたのだ。』
『私は脇目も振らずシャーレに飛び込んだ。きっと周りの生徒は、私が先生に用あって走っている様に見えたかも知れない。』
『だけど、私の目当ては自分でも意外な事に、一冊のノートだ。』
『まったく、こんなに急いでるのは先生への感情を相談したからなのに。どうして私は本人よりあのノートを今追い求めているのだろう。相手は顔も名前も声も何も知らない、ただの赤の他人なのに。』
『……でも、だから惹かれるのよね。』
私『先生!』
先生 ”ユウカ?ああ、これね。はい。”
私『ありっ、ありがとうございます……。』
先生 ”大丈夫?呼吸荒いけど……。”
私『……いえ、平気です!ふーっ……。』
『正直、割と全速力で来たので平気では無い。赤い空の下で戦った時より気持ち早く走っていたかもしれない。』
『……思考のリソースを七割ほど欠かしてここに来たから、普段より自分が整っていないことを、今になって自覚した。これ普通に先生の元へ直行したけど、メイクとか全然落ちちゃってる……!』
私『しっ、失礼しました!お邪魔します!!』
先生 ”あっ!ちょ……。”
『逃げる様に執務室を後にして、我に帰る。ああ、ちょっと不器用すぎたかな……。今度会う時少し気まずいな……。』
『脳内に残った思考能力の三割、そのほとんどが羞恥で埋まる。』
『……これがいけなかったのかも知れない。私はその状態で見た日記の内容を、上手に理解出来なかった。』
私『あれ……、これ、私がモモイに話した事……。』
『何でそんな答えが弾き出されたんだろう。疲れていた私は、”お相手”の文章が先日モモイに話した内容と酷似している事に動揺した。』
『そして、こう考えた。』 - 99二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 21:59:16
私『モモイ……、さてはこの日記盗み見したわね?!』
- 100二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 22:08:18
おい!!
- 101二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 23:16:28
なんでやねんwwww
- 102二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 09:05:04
モモイの日頃の行いか…
- 103二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 16:01:51
察しが悪い!
- 104二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:27:42
〜某日、ミレニアム〜
【??『なるほど、アドバイスありがとうございます!ところでつかぬことをお聞きしますが、あるミレニアム生に襲われたりした、なんて経験はありませんか?ご無礼を承知で伺ってますから、もしも身に覚えが無ければ聞き流してください!』】
私「えーっと……。」
「何だコレ。恋バナにやっとの思いで応えたら、思ってたのと違う返答が来た。」
「もうすっかり習慣付いて横で覗き見する様になったミドリも、頭の上に三つほど?を浮かべている。」
ミド〔……お姉ちゃん何か余計な事書いたでしょ。〕
私「いっや知らないよ?!どこに脈略あるのかすら分かんないもん!」
ミド〔うーん、“貴女はミレニアム生ですか”じゃなくて“ミレニアム生に襲われてませんか”だもんねぇ……。何コレ怖……。〕
「二人で顔を見合わせ、また日記を眺める。いや本当に、どの角度から見たらそう思ったのかその根拠を書いておいて欲しかった。」
「だってこれ返事次第では私達の身元割れちゃうもんなぁ。前回とは別の意味で下手な事書けなくなっちゃった。」
ミド〔……これお相手さん、先生から何か聞いたかな?〕
私「だとしたら余計意味分からなくない?」
ミド〔考えるだけ無駄かな……。〕
「うん、考えるだけ無駄だわコレ。まあ文中に聞き流して良いよって書いてあるし、知りませんの一言だけ添えて無視しよっかな……。」
「そう考えていた時だった。不意に部室のドアが開く。」
「アリスが帰ってきたのかな?と思い日記をミドリに素早く渡したが、入ってきたのはノア先輩。余計隠して正解だったと思う。」
私「あれ、ノア先輩?何で?」
ノア《こんにちはモモイちゃん、今日は【忠告】に来ただけです♪》
私「ちょっと待ってちょっと待って?!」 - 105二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:28:49
「本当に待って、私何した?ユウカならともかくノア先輩から忠告?え私何した?!」
私「えちょっ……えっ?!」
ミド〔え、またお姉ちゃんが何かやっちゃいました…?!〕
「いや否定しないけどさ、私がトラブルメーカーなのは否定しないけどさ、何故真っ先に私を疑う我が妹よ??」
ノア《ふふふっ、そんなに緊張しないでください。ユウカちゃんが今から殴り込みに来るって事を伝えにきただけです。》
ミド〔?!〕
私「何で?!」
「何で?!?!」
「今日ダメかもしれない。あっちもこっちも困惑する事ばっかりだ。ふと、カレンダー今日の日付を見る。」
「(仏滅)。あぁ、コレ当たる事あるんだな……。」
ノア《まあ、本人からそう聞いた訳では無いので。もし来なかったら、私が間違っていたと思ってください♪それでは。》
私「あっちょっ!行っちゃった……。」
ミド〔えっ、どうする?逃げる?〕
「うーん、お姉ちゃん地味にさっきの発言謝ってほしいんだけどな?いや、そんな事言ってられないか……。」
「どうしよう。本人からは聞いてないとか最後に言い残してったけど、正直ノア先輩がわざわざ言いに来るってよっぽど何か有るよね?遅かれ早かれ殴り込みに来るって事だよね?!」
「あっ、もうミドリ銃担ぎ出してる……。いや確かに、座して待つ必要も無いよね!」
私「と、とにかく逃げよ!ユズ、居るならお留守番お願い!」
「私も銃を担いで叫んだ。視界の端でロッカーがガタッと揺れたからアレは承諾の意だと思う。」
「念の為、日記はミドリが持ち出した。不在の間にアリスとかが悪意無く晒しちゃうかもだから、正しい判断だと思う。」
「そこら中に散らばっているゲームやらお菓子を踏み越え踏み越え、二人で我先にと外に出た。」 - 106二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:30:04
私「あっ。」
ユウ『あっ!』
ミド〔わわっ?!ちょっと急に止まらないでよお姉ちゃんっ……あっ。〕
「刹那、姉妹の思考は完全に一致する。今、私達は脳内に同じ単語を共有している。」
「【逃げろ】!!!」
私「逃げろーっ!!」
ユウ『あっちょ……待ちなさい!!』
「二人でミレニアムの廊下を走りながら、私は意外と余裕のある思考を使って考えていた。」
「あれ?この状況最近どこかで思い浮かべた様な?」
「ん〜〜……っ、あぁ、そうだ!」
【??『つかぬことをお聞きしますが、あるミレニアム生に襲われたりした、なんて経験はありませんか?』】 - 107二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 21:47:48
アンジャッシュ!!
- 108二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 04:20:18
- 109二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 14:14:56
保守
- 110二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 18:42:26
そんなミレニアム生徒に誰かを襲うような子なんて…
- 111二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 21:10:37
ミレニアム生に襲われた?古代史研究会かな?
- 112二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 00:21:39
ドタバタだあ
- 113二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 10:18:16
待ってる